JP2005022875A - 画像形成装置及びその制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 割り込みモードで画像形成を行った記録紙を別のトレイに排出する。又、ジャム・メモリフルが発生したときに排出される白紙を別のトレイに排出する。
【解決手段】 記録媒体である記録シートを積載するトレイである少なくとも1つ以上の排紙トレイと記録シートを積載するトレイである予備トレイとジョブを一時中断して、中断したジョブとは異なるジョブである割り込みジョブを開始する手段とを備え、割り込みジョブで画像形成した記録シート、あるいは所望した画像形成を行うことができなかった記録シートを予備トレイに排出し、予備トレイに排出しない記録シートは排紙トレイに排出する手段を有することを特徴とする画像形成装置。
【選択図】 図1

Description

本発明は、画像データに基づいてシートに画像形成を行う画像形成装置及びその制御方法に関するものである。
従来の画像形成装置では、現在の画像形成ジョブを中断して他の画像形成ジョブを行う際に、現在のジョブを一時中断した後に他のジョブを行なう割り込みモードで画像形成した記録シートとジョブを中断する前に画像形成した記録シートを同一のトレイに排出するようにしている。
また、ジャムなどでジョブを中断したあとにジョブを再開した場合に、正常に画像形成が行なうことができなかった記録シートとジョブを中断する前に画像形成した記録シートを同一のトレイに排出するようにしている。
しかしながら、上記のような従来の画像形成装置においては、ジョブを一時中断した後に他のジョブを行なう割り込みモードで画像形成した記録シートとジョブを中断する前に画像形成した記録シートを同一のトレイに排出するため、ジョブを中断するまえに排出した記録シートとジョブを再開した後に排出した記録シートの間に割り込みモードで画像形成した記録シートが積載されてしまうので割り込みモードで画像形成した記録シートがどれであるかわからなくなってしまうという問題点があった。
また、ジャムなどでジョブを中断したあとにジョブを再開した場合に、正常に画像形成が行なうことができなかった記録シートとジョブを中断する前に画像形成した記録シートを同一のトレイに排出するため、ジョブを中断するまえに排出した記録シートとジョブを再開した後に排出した記録シートの間に正常に画像形成が行なうことができなかった記録シートが積載されてしまうことがあり不要な記録シートが混載されてしまう可能性があるという問題点があった。
本発明は、上記のような問題点を解決するためになされたものであり、所望の画像形成が行われたシートを確認する手間がかかることのない画像形成装置及びその制御方法を提供することにある。
本発明の画像形成装置及びその制御方法並びに記憶媒体は次のように構成したものである。
画像データに基づいてシート上に画像形成を行う画像形成装置において、画像形成後のシートを排出する第1の排出部及び第2の排出部と、前記第1の排出部と第2の排出部への切り替え排出動作を制御するCPUを備え、前記CPUは、画像形成する部数が単数であるか複数であるかにかかわらず画像形成されたシートを前記第1の排出部に排出し、所定の画像形成が行われなかったシートは前記第2の排出部に排出させるようにした。
また、画像データに基づいてシート上に画像形成を行う画像形成装置の制御方法において、画像形成後のシートを排出する第1の排出部及び第2の排出部を設けておき、画像形成する部数が単数であるか複数であるかにかかわらず画像形成されたシートを前記第1の排出部に排出させる制御を行うとともに、所定の画像形成が行われなかったシートは前記第2の排出部に排出させる制御を行うようにした。
以上説明したように、本発明によれば、画像形成後のシートを排出する第1の排出部及び第2の排出部を備え、画像形成する部数が単数であるか複数であるかにかかわらず画像形成されたシートを前記第1の排出部に排出させる第1の制御手段と、画像形成ジョブの実行中に他の画像形成ジョブを割り込み処理したときにその割り込み処理したシートを前記第2の排出部に排出させる第2の制御手段とを有するようにしたため、割り込み処理したシートとその割り込み前の画像形成ジョブによるシートを容易に区別することができるという効果がある。
また、所定の画像形成が行われなかったシートは前記第2の排出部に排出させる第2の制御手段を有するようにしたため、不要のシートと容易に区別することができるという効果がある。
また、ジャムの発生により画像形成が行われなかったシートを前記第2の排出部に排出させる第2の制御手段とを有するようにしたしたため、上記同様不要のシートと容易に区別することができるという効果がある。
また、画像形成ジョブの中断により画像形成が行われなかったシートを前記第2の排出部に排出させる第2の制御手段とを有するようにしたため、上記同様不要のシートと容易に区別することができるという効果がある。
図1は本発明の一実施例による画像形成装置の全体構成を示す断面図である。
同図において、100および200は、それぞれ装置本体を構成する画像入力装置および画像出力装置であり、画像入力装置(以下、リーダ部と称する)100は原稿を画像データに変換し、画像出力装置(以下、プリンタと称する)200は複数種類の記録紙カセットを有し、プリント命令により画像データを記録紙上に可視像として出力する。300は循環式自動原稿送り装置(以下RDFと称す)、400はシート後処理装置(以下、ソートと称す)である。
250はリーダ部100と電気的に接続された外部装置である。この外部装置250は各種の機能を有し、ファックス部、ファイル部、ファイル部と接続されている外部記憶装置、コンピュータと接続するためのコンピュータインターフェイス部、コンピュータからの情報を可視像とするためのフォーマッタ部、リーダ部からの情報を蓄積したり、コンピュータから送られてきた情報を一時的に蓄積するためのイメージメモリ部、及び上記各機能を制御するコア部等を備えている(不図示)。
RDF300上に積載された原稿は、1枚ずつ順次プラテンガラス面102上に搬送される。原稿がガラス面102の所定位置へ搬送されると、リーダ部100のランプ103が点灯、かつスキャナ・ユニット104が移動して原稿を照射する。原稿からの反射光は、ミラー105,106,107、レンズ108を介してCCD(イメージ・センサ)109に入力される。
そして、CCD109に照射された原稿の反射光は、ここで光電変換等の電気処理が行われ、通常のデジタル処理が施される。このようにして得られた画像信号はプリンタ部200に入力される。プリンタ部200に入力された画像信号は、露光制御部201にて変調された光信号に変換されて感光体202を照射する。照射光によって感光体202上に作られた潜像は現像器203によって現像される。
上記現像された像の先端とタイミングを合わせて転写紙積載部204、もしくは205より各々のサイズの転写紙が搬送され、転写部206に於て、転写紙上に上記現像された像が転写される。転写された像が定着部207にて転写紙に定着された後、排紙部208より装置外に転写紙が排出される。そして、排紙部208から出力された転写紙は、ソータ400であらかじめ指定された動作モードに応じて、仕分け、綴じ等が行われる。
続いて、順次読み込む画像を1枚の出力用紙(転写紙)の両面に画像形成する方法について説明する。定着部207で定着された出力用紙を、一度、排紙部208まで搬送後、用紙の搬送向きを反転して、搬送方向切り替え部材209を介して再給紙用被転写紙積載部210に搬送する。次の原稿が準備されると、上記プロセスと同様にして原稿画像が読みとられ感光体202上に潜像が形成されるが転写紙は再給紙用被転写紙積載部210より給紙されるので、結局、同一出力紙の表面および裏面に各々別の原稿画像を出力することができる。
次にRDF300について説明する。図2は図1のRDF300の構成を示す断面図である。
図2示すように、RDF300には、原稿束Sをセットする第一の原稿トレイとしての積載トレイ310が装備されている。
また、積載トレイ310には、原稿給送手段の一方の部分を構成する給送手段が装備されている。この給送手段は、半月ローラ331と、分離搬送ローラ332と、分離モータ(SPRMTR)(不図示)と、レジスト・ローラ335と、全面ベルト336と、ベルト・モータ(BELMTR)(不図示)と、搬送大ローラ337と、搬送モータ(FEEDMTR)(不図示)と、排紙ローラ340と、フラッパ341と、リサイクルレバー342と、給紙センサ(ENTS)、反転センサ(TRNS)、排紙センサ(EFTS)(不図示)等から構成されている。
ここで、半月ローラ331と分離搬送ローラ332は、分離モータ(SRPMTR)により回転して、積載トレイ310上の原稿束Sの最下部から原稿を1枚ずつ分離する。また、レジスト・ローラ335と全面ベルト336は、ベルトモータ(BELTMTR)により回転して分離された原稿をシートパスa,bを介してプラテンガラス面102上の露光位置(シートパスc)まで搬送する。また、搬送大ローラ337は搬送モータ(FEEDMTR)により回転してプラテンガラス面102上の原稿をシートパスcからシートパスeに搬送する。このシートパスeに搬送された原稿は、排紙ローラ340により積載トレイ310の原稿束上に戻される。
また、リサイクルレバー342は、原稿の一循環を検知するもので、原稿給送開始時にリサイクルレバー342を原稿束の上部に載せ、原稿が順次給送され、最終原稿の後端がリサイクルレバー342を抜ける時に自重で落下したことで原稿の一循環を検知する。
上記給送手段では、両面原稿時に、原稿を一旦シートパスa,bからcに導き、次いで搬送大ローラ337を回転し、フラッパ341を切り換えることで原稿の先端をシートパスdに導き、次いでレジストローラ335によりシートパスbを通し、この後全面ベルト336で原稿をプラテンガラス面102上に搬送して停止することで原稿を反転させている。すなわち、原稿をシートパスc〜d〜bの経路で反転させている。なお、原稿束の原稿を1枚づつシートパスa〜b〜c〜d〜eを通して、リサイクルレバー342により一循環したことが検知されるまで搬送することによって、原稿の枚数をカウントすることができる。
次に操作部、表示部について説明する。
図3は上述の画像形成装置本体に設けた操作・表示パネルの配置構成例を示す説明図であり、操作・表示パネルは、キーとキー/表示できるLCDディスプレイとを有する。
同図において、503は複写開始キー(コピースタートキー)であり、複写を開始するときに押す。504はクリア/ストップキーであり、待機(スタンバイ)中に押すとクリアキー、複写記録中はストップキーの機能を有する。このクリアキーは、設定した複写枚数を解除するときに押す。
502はテンキーであり、複写枚数を設定するときに押す。505は複写濃度キーであり、複写濃度を手動で調節するときに押す。506はAEキーであり、原稿の濃度に応じて、複写濃度を自動的に調節するときに、またはAE(自動濃度調節)を解除して濃度調節をマニュアル(手動)に切り換えるときに押す。
508はカセット選択キーであり、上段カセット、中段カセット、下段ペーパーデッキを選択するときに押す。また、RDF300に原稿が載っているときには、このキー508によりAPS(自動用紙選択)が選択できる。APSが選択されたときには、原稿と同じ大きさの複写紙のカセットが自動選択される。
509は等倍キーであり、等倍(原寸)の複写をとるときに押す。511はズームキーであり、64〜142%の間で任意の倍率を指定するときに押す。510および512は定形変倍キーであり、定形サイズの縮小・拡大を指定するときに押す。また、515はソータの動作モードを選択するキーであり、排紙方法(ステイプル、ソート、グループ)、記録後の用紙をステイプルで綴じることのできるステイプラが接続されている場合はステイプルモード/ソートモード、記録済用紙の折り(断面Z形/断面V形)、の選択および解除ができる。
さらに拡張機能キー513、画像処理キー514により、さまざまな処理を設定できる。例えば、両面モード、綴じ代設定、写真モード、多重処理、ページ連写、2in1モード等である。501はさまざまなメッセージを表示するLCDディスプレイであり、複写に関する情報を表示するものである。
次に上述の画像形成装置のシステム構成について説明する。
図4は一実施例の画像形成装置のシステム構成を示すブロック図であり、同図において、1はリーダ部、2はプリンタ部、3は外部機器20やコンピュータ21及びファクシミリとの通信を制御するコントロール部であり、バスあるいはシリアル通信等によりデータのやりとりを行い、同期をとっている。
ここで、本体よりDHに送信するデータは、DHに積載されている原稿の給紙を促す給紙信号、プラテンガラス上の原稿の排紙を促す排紙信号、及び原稿の給排紙の形態を決める給排紙モードであり、又本体よりフィニッシャであるシート後処理装置400に送信するデータは、画像形成モード、フィニッシャに収納するモード、収納されるシートサイズ、タイミング信号等である。そして動作を行っている場合には、通信コントロール部3のどの機能を使った動作なのかを示すデータが、リーダ部1、プリンタ部2よりそれぞれDH、フィニッシャに通信を使って伝えられる。
また、通信コントロール部3はリーダ部1とケーブルで接続され、通信コントロール部3内のコア部10で信号の制御や、各機能の制御を行う。通信コントロール部3内には、ファクス送受信を行うファクス部4、各種原稿情報を電気信号に変換し光磁気ディスク(外部記憶装置6)に保存するファイル部5、コンピュータ21からのコード情報をイメージ情報に展開するフォーマッタ部8とコンピュータ21とのインターフェイスを行うコンピュータインターフェイス部7、リーダ部1からの情報を蓄積したり、コンピュータ21から送られてきた情報を一時的に蓄積するためのイメージメモリ部9、及び上記各機能を制御するコア部10からなる。なお、11はマンマシンインターフェイス部、11aはハードディスク、11bはキーボード、11cはディスプレイである。
次にリーダ部1について説明する。
図5は上記のリーダ部1の信号処理構成を示す回路ブロック図であり、以下、リーダ部1の構成および動作について説明する。
CCD109に照射された原稿の反射光は、ここで光電変換され、レッド、グリーン、ブルーの各色の電気信号に変換される。CCD109からのカラー情報は、次の増幅器110R,110G,110BでA/D変換器111の入力信号レベルに合わせて増幅される。A/D変換器111からの出力信号は、シェーディング回路112に入力され、ここでランプ103の配光ムラや、CCD109の感度ムラが補正される。シェーディング回路112からの信号は、Y(輝度)信号生成・色検出回路113及び外部I/F切り替え回路119に入力される。Y信号生成・色検出回路113は、シェーディング回路112からの信号に対して下記の式で演算を行いY信号を得る。
Y=0.3R+0.6G+0.1B
さらに、回路113は、R,G,Bの信号から7つの色に分離し各色に対する信号を出力する色検出回路を有する。Y信号生成・色検出回路113からの出力信号は、変倍・リピート回路114に入力される。スキャナユニット104の走査スピードにより副走査方向の変倍を、変倍・リピート回路114により主走査方向の変倍を行う。また変倍・リピート回路114により複数の同一画像を主走査方向に出力することが可能である。
輪郭・エッジ強調回路115は、変倍・リピート回路114からの信号の高周波成分を強調することによりエッジ強調および輪郭情報を得る。輪郭・エッジ強調回路115からの信号は、マーカエリア判定・輪郭生成回路116とパターン化・太らせ・マスキング・トリミング回路117に入力される。マーカエリア判定・輪郭生成回路116は、原稿上の指定された色のマーカペンで書かれた部分を読みとりマーカの輪郭情報を生成し、つぎのパターン化・太らせ・マスキング・トリミング回路117でこの輪郭情報から太らせやマスキングやトリミングを行う。また、Y信号生成・色検出回路113からの色検出信号によりパターン化を行う。
パターン化・太らせ・マスキング・トリミング回路117からの出力信号は、レーザドライバ回路118に入力され各種処理された信号をレーザを駆動するための信号に変換する。レーザドライバ回路118の出力信号は、プリンタ部2に入力され可視像として画像形成が行われる。
次に、通信コントロール部との通信を行う外部I/F切り替え回路119について説明する。
外部I/F切り替え回路119は、リーダ部1から画像情報を外部に出力する場合、パターン化・太らせ・マスキング・トリミング回路117からの画像情報をコネクタ120を介して通信コントロール部3に出力する。また、通信コントロール部3からの画像情報をリーダ部1に入力する場合、外部切り替え回路119は、コネクタ120からの画像情報をY信号生成・色検出回路113に入力する。
上記の各画像処理は、CPU122の指示により行われ、かつCPU122によって設定された値によりエリア信号生成回路121は、上記画像処理に必要な各種のタイミング信号を生成する。さらにCPU122に内蔵されている通信機能を用いて通信コントロール部3との通信を行う。SUB・CPU123は、操作部(表示部)124の制御を行うと共にSUB・CPU123に内蔵されている通信機能を用いて通信コントロール部3との通信を行う。
次にコア部10について説明する。
図6は上述のコア部10の詳細構成を示すブロック図である。
同図において、131はコネクタであり、リーダ部1のコネクタ120とケーブルで接続されている。コネクタ131を介して、4種類の信号により通信が行われ、信号187は、8bit多値のビデオ信号である。信号185は、ビデオ信号を制御する制御信号である。信号181は、リーダ部1内のCPU122と通信を行う。信号182は、リーダ1内のSUB・CPU123と通信を行う。信号181と信号182は、通信用IC132で通信プロトコル処理されCPUバス183を介してCPU133に通信情報を伝達する。
信号187は、双方向のビデオ信号ラインであり、リーダ部1からの情報をコア部10で受け取ることや、コア部10からの情報をリーダ部1に出力することが可能である。信号187は、バッファ140に接続され、ここで双方向信号から片方向の信号188と信号170に分離される。
信号188は、リーダ部1からの8ビット多値のビデオ信号であり次段のLUT141に入力される。LUT141では、リーダ部1からの画像情報をルックアップテーブルにより所望する値に変換する。LUT141からの出力信号189は二値化回路142または、セレクタ143に入力される。二値化回路142には、多値の信号189を固定のスライスレベルで二値化する単純二値化機能、スライスレベルが注目画素の回りの画素の値から変動する変動スライスレベルによる二値化機能、および誤差拡散法による二値化機能を有する。
二値化された情報は0の時00H、1のときFFHの多値信号に変換され、次段のセレクタ143に入力される。セレクタ143は、LUT141からの信号か、または二値化回路142の出力信号かを選択する。セレクタ143からの出力信号190は、セレクタ144に入力される。
セレクタ144は、ファクス部4、ファイル部5、コンピュータインターフェイス部7、フォーマッタ部8、イメージメモリ部9からの出力ビデオ信号をそれぞれコネクタ135,136,137,138,139を介してコア部10に入力した信号194と、セレクタ143の出力信号190とをCPU133の指示により選択する。セレクタ144の出力信号191は、回転回路145、またはセレクタ146に入力される。回転回路145は入力した画像信号を+90度,−90度,+180度に回転する機能を有する。回転回路145は、リーダ部1から出力された情報を二値化回路142で2値信号に変換された後、回転回路145にリーダ部1からの情報として記憶する。
次にCPU133からの指示により回転回路145は、記憶した情報を回転して読み出す。セレクタ146は、回転回路145の出力信号192と、回転回路145の入力信号191のどちらかを選択し、信号193として、ファクス部4とのコネクタ135、ファイル部5とのコネクタ136、コンピュータインターフェイス部7とのコネクタ137、フォーマッタ部8とのコネクタ138、イメージメモリ部9とのコネクタ139とセレクタ147に出力する。
信号193はコア部10からファクス部4、ファイル部5、コンピュータインターフェイス部7、フォーマッタ部8、イメージメモリ部9へ画像情報の転送を行う同期式8ビットの片方向ビデオバスである。信号194は、ファクス部4、ファイル部5、コンピュータインターフェイス部7、フォーマッタ部8、イメージメモリ部9からの画像情報の転送を行う同期式8ビットの片方向ビデオバスである。
上記の信号193と信号194の同期式バスの制御を行っているのがビデオ制御回路134であり、ビデオ制御回路134からの出力信号186によって制御を行う。コネクタ135〜コネクタ139には、ほかに信号184がそれぞれ接続される。信号184は、双方向の16ビットCPUバスであり、非同期式によるデータ・コマンドのやり取りを行う。ファクス部4、ファイル部5、コンピュータインターフェイス部7、フォーマッタ部8、イメージメモリ部9とコア部10との情報の転送は、上記の2つのビデオバス193,194とCPUバス184によって可能である。
ファクス部4、ファイル部5、コンピュータインターフェイス部7、フォーマッタ部8、イメージメモリ部9からの信号194は、セレクタ144とセレクタ147に入力される。セレクタ144は、CPU133の指示により信号194を次段の回転回路145に入力する。セレクタ147は、信号193と信号194をCPU133の指示により選択する。セレクタ147の出力信号195は、パターンマッチング148とセレクタ149に入力される。
パターンマッチング148は、入力信号195を予め決められたパターンとパターンマッチングを行いパターンが一致した場合、予め決められた多値の信号を信号ライン196に出力する。パターンマッチングで一致しなかった場合は、入力信号195を信号196に出力する。セレクタ149は信号195と信号196をCPU133の指示により選択する。
セレクタ149の出力信号197は、次段のLUT150に入力される。LUT150は、プリンタ部2に画像情報を出力する際にプリンタの特性に合わせて入力信号197を変換する。セレクタ151は、LUT150の出力信号198と信号195とをCPU133の指示により選択する。セレクタ151の出力信号199は次段の拡大回路152に入力される。
拡大回路152は、CPU133からの指示によりX方向、Y方向に拡大倍率を設定することが可能である。拡大方法は、1次の線形補間方法である。拡大回路152の出力信号170は、バッファ140に入力される。バッファ140に入力された信号170は、CPU133の指示により双方向信号187となりコネクタ131を介しプリンタ部2に送られプリントアウトされる。以下、コア部10と各部との間の信号の流れを説明する。
コア部10の動作をファクス部4に情報を出力する場合について説明する。
CPU133は、通信IC132を介して、リーダ部1のCPU122と通信を行い、原稿スキャン命令を出す。リーダ部1は、この命令により原稿をスキャナユニット104がスキャンすることにより、画像情報をコネクタ120に出力する。
リーダ部1と通信コントロール部3は、ケーブルで接続されており、リーダ部1からの情報は、コア部10のコネクタ131に入力される。また、コネクタ131に入力された画像情報は、多値8bitの信号187のラインを通ってバッファ140に入力される。バッファ140はCPU133の指示により双方向信号187を片方向信号として信号188のラインを介してLUT141に入力する。LUT141ではリーダ部1からの画像情報をルックアップテーブルを用いて所望する値に変換する。例えば、原稿の下地を飛ばすことなどが可能である。LUT141の出力信号189は次段の二値化回路142に入力される。
二値化回路142は8bit多値信号189を二値化信号に変換する。二値化回路142は、二値化された信号が0の場合00H、1の場合FFHと2つの多値の信号に変換する。二値化回路142の出力信号は、セレクタ143、セレクタ144を介し回転回路145または、セレクタ146に入力される。回転回路145の出力信号192もセレクタ146に入力され、セレクタ146は、信号191か、信号192のどちらかを選択する。信号の選択は、CPU133がCPUバス184を介してファクス部4と通信を行うことにより決定する。セレクタ146からの出力信号193は、コネクタ135を介してファクス部4に送られる。
次にコア部10の動作をファクス部4からの情報を受け取る場合について説明する。
ファクス部4からの画像情報はコネクタ135を介して信号194のラインに伝送される。信号194は、セレクタ144とセレクタ147に入力される。CPU133の指示によりプリンタ部2にファクス受信時の画像を回転して出力する場合には、セレクタ144に入力した信号194を回転回路145で回転処理する。回転回路145からの出力信号192はセレクタ146、セレクタ147を介してパターンマッチング148に入力される。CPU133の指示によりファクス受信時の画像をそのままプリンタ2に出力する場合には、セレクタ147に入力した信号194をパターンマッチング148に入力する。
パターンマッチング148は、ファクス受信した際の画像のガタガタを滑らかにする機能を有する。パターンマッチングされた信号は、セレクタ149を介してLUT150に入力される。LUT150は、ファクス受信した画像をプリンタ部2に所望する濃度で出力するために、LUT150のテーブルはCPU133で変更可能となっている。LUT150の出力信号198は、セレクタ151を介して拡大回路152に入力される。
拡大回路152は、2つの値(00H,FFH)を有する8bit多値を、1次の線形補間法により拡大処理を行う。拡大回路152からの多くの値を有する8bit多値信号は、バッファ140とコネクタ131を介してリーダ部1に送られる。リーダ部1は、この信号をコネクタ120を介し外部I/F切り替え回路119に入力する。外部I/F切り替え回路119は、ファクス部4からの信号をY信号生成・色検出回路113に入力する。Y信号生成・色検出回路113からの出力信号は、前記したような処理をされた後、プリンタ部2に出力され出力用紙上に画像形成が行われる。
次にコア部10の動作をファイル部5に情報を出力する場合について説明する。
CPU133は、通信IC132を介して、リーダ部1のCPU122と通信を行い、原稿スキャン命令を出す。リーダ部1は、この命令により原稿をスキャナユニット104がスキャンすることにより、画像情報をコネクタ120に出力する。リーダ部1と通信コントロール部3は、ケーブルで接続されておりリーダ部1からの情報は、コア部10のコネクタ131に入力される。
コネクタ131に入力された画像情報は、バッファ140によって片方向の信号188となる。多値8bitの信号である信号188はLUT141によって所望する信号に変換される。LUT141の出力信号189は、セレクタ143、セレクタ144、セレクタ146を介してコネクタ136に入力される。即ち二値化回路142および回転回路145の機能を用いずに8ビット多値のままファイル部5に転送する。
CPU133のCPUバス184を介してファイル部5との通信により二値化信号のファイリングを行う場合には、二値化回路142、回転回路145の機能を使用する。二値化処理および回転処理は、上記したファクスの場合と同様なため略す。
次にコア部10の動作をファイル部5からの情報を受け取る場合について説明する。
ファイル部5からの画像情報はコネクタ136を介し、信号194としてセレクタ144かセレクタ147に入力される。8bit多値のファイリングの場合はセレクタ147へ、2値のファイリングの場合には、セレクタ144または、147に入力することが可能である。2値のファイリングの場合は、ファクスと同様な処理のため説明を略す。
多値のファイリングの場合セレクタ147からの出力信号195をセレクタ149を介してLUT150に入力する。LUT150では、所望するプリント濃度に合わせてCPU133の指示によりルックアップテーブルを作成する。LUT150からの出力信号198は、セレクタ151を介して拡大回路152に入力される。拡大回路152によって所望する拡大率に拡大した8bit多値信号170は、バッファ140、コネクタ131を介してリーダ部1に送られる。リーダ部1に送られたファイル部の情報は、上記したファクスと同様に、プリンタ部2に出力され出力用紙上に画像形成が行われる。
次にコンピュータ・インターフェイス部7の情報によるコア部10の動作を説明する。
コンピュータ・インターフェイス部7は、通信コントロール部3に接続されるコンピュータとのインターフェイスを行う。コンピュータ・インターフェイス部7は、SCSI,RS232C,セントロニクス系との通信を行う複数のインターフェイスを備えている。コンピュータ・インターフェイス部7は、上記の3種類のインターフェイスを有し、各インターフェイスからの情報は、コネクタ137とデータバス184を介しCPU133に送られる。CPU133は、送られてきた内容から各種の制御を行う。
次にフォーマッタ部8の情報によるコア部10の動作を説明する。
フォーマッタ部8は、上に述べたコンピュータインターフェイス部7から送られてきた文書ファイルなどのコマンドデータをイメージデータに展開する機能を有する。CPU133は、コンピュータ・インターフェイス部7からデータバス184を介して送られてきたデータが、フォーマッタ部8に関するデータであると判断すると、コネクタ138を介しデータをフォーマッタ部8に転送する。フォーマッタ部8は、転送されたデータから文字や図形などの様に意味のある画像としてメモリに展開する。
次にフォーマッタ部8からの情報を受け取り出力用紙上に画像形成を行う手順について説明する。
フォーマッタ部8からの画像情報はコネクタ138を介して、信号194のラインに2つの値(00H,FFH)を有する多値信号として伝送される。信号194は、セレクタ144、セレクタ147に入力される。CPU133の指示によりセレクタ144および147を制御する。以後、上記したファクスの場合と同様なため説明を略す。
次にイメージ・メモリ部9に情報を出力する場合のコア部10の動作について説明する。
CPU133は、通信IC132を介して、リーダ部1のCPU122と通信を行い、原稿スキャン命令を出す。リーダ部1は、この命令により原稿をスキャナユニット104がスキャンすることにより、画像情報をコネクタ120に出力する。リーダ部1と通信コントロール部3は、ケーブルで接続されておりリーダ部1からの情報は、コア部10のコネクタ131に入力される。コネクタ131に入力された画像情報は、多値8bitの信号187のライン、バッファ140を介してLUT141に送られる。
LUT141の出力信号189は、セレクタ143,144,146、コネクタ139を介してイメージメモリ部9へ、多値画像情報を転送する。イメージメモリ部9に記憶された画像情報は、コネクタ139のCPUバス184を介してCPU133に送られる。CPU133は、上に述べたコンピュータインターフェイス部7にイメージメモリ部9から送られてきたデータを転送する。コンピュータインターフェイス部7は、上記した3種類のインターフェイス(SCSI,RS232C,セントロニクス)のうちで所望するインターフェイスでコンピュータに転送する。
次にイメージメモリ部9からの情報を受け取る場合について説明する。
まず、コンピュータインターフェイス部7を介してコンピュータから画像情報がコア部10に送られる。コア部10のCPU133は、コンピュータ・インターフェイス部7からCPUバス184を介して送られてきたデータが、イメージメモリ部9に関するデータであると判断すると、コネクタ139を介しイメージメモリ部9に転送する。次にイメージメモリ部9は、コネクタ139を介して8bit多値信号194をセレクタ144、セレクタ147に伝送する。セレクタ144または、セレクタ147からの出力信号は、CPU133の指示により、上記したファクスと同様に、プリンタ部2に出力され出力用紙上に画像形成が行われる。
次にRDF制御装置について説明する。
図7は、本実施例のRDF300の制御装置の回路構成を示すブロック図であり、図7に示す中央演算処理装置(CPU)901、読み出し専用メモリ(ROM)902、ランダムアクセスメモリ(RAM)903、出力ポート904、入力ポート905等によりRDF300の制御装置が構成されている。ROM902には制御プログラムが格納され、RAM903には入力データや作業用データが記憶されている。
また出力ポート904には仕切り部材モータ906、分離モータ907、反転モータ908、ベルトモータ909、排紙モータ910、トレイ揺動モータ917等の各種モータや分離クラッチ911、給紙クラッチ912、ストッパSL(ソレノイド)913、ウエイトSL914、反転フラッパSL915、排紙フラッパ916、ジョギングSL918、ブレーキ919が接続されている。
入力ポート905にはシート材長さ検知手段920、入口センサ921、出口センサ922、反転センサ923、第1排紙センサ924、第2排紙センサ925、第3排紙センサ926、分離クロック927、ベルトクロック928、反転クロック929、排紙クロック930、上部リミットSW(スイッチ)931、下部リミットSW932、仕切りセンサ933が接続されである。そして、CPU901がROM902に格納された制御プログラムに従ってバスを介して接続された各部を制御する。また、CPU901はシリアルインターフェース機能を備えており、リーダ部1のCPU122とシリアル通信を行い、リーダ部1との間で制御データの授受を行っている。DHよりリーダ部1に送信されるデータは、原稿のプラテンガラス上への給紙完了を示す給紙完了信号等である。
次にシート後処理装置1000について説明する。
図8は本実施例のシート後処理装置400の制御装置の回路構成を示すブロック図である。シート後処理装置400の制御装置は、図8に示す制御部1061を備えており、該制御部1061は、中央演算処理装置(CPU)1062、該CPU1062をコントロールする制御プログラムを格納したROM1063、そして主記録装置たるRAM1065からなり、メインモータ等の負荷に制御信号を出力する出力インターフェイス1066、各センサからの検知信号を入力する入力インターフェイス1067、と接続されている。
また、複写機本体及び原稿自動給送装置300の各負荷及び各センサ等も同様に図示しない各インターフェイスを介して接続されている。そして、該出力インターフェイス1066には、束搬送モータM1、揺動モータM2、ステッピングモータ482、ステイプラモータM3、トレイ昇降モータM4及び搬送モータM5が接続されており、入力インターフェイス1067には、シート検知センサS5,S6、幅寄板ホームポジション(HP)センサS7、シートレベルセンサ415及びマイクロスイッチ497が接続されている。
以上の説明を踏まえた上で、本出願に係る発明を特徴づけている排紙部及び制御について図1を用いて説明する。
前述したように画像形成が行われたシートは排紙部208を通過しシート後処理装置400に搬送される。シート後処理装置400ではフラッパ403をソレノイドの駆動によって上下に可動することが可能であるので、シートを排紙トレイ(第1の排出部)401に排出するか予備トレイ(第2の排出部)402に排出するかによってフラッパ403を可動してシートの搬送経路を切り替えている。
フラッパ403による切り替えにより搬送経路が予備トレイ402側になっている場合、排紙部208から排紙されたシートは予備トレイ側ローラ404まで搬送され予備トレイ側ローラ404の駆動により予備トレイ402に排出される。また、フラッパ403による切り替えにより搬送経路が排紙トレイ401側になっている場合、排紙部208から排紙されたシートは排紙トレイ側ローラ405まで搬送され、排紙トレイ側ローラ405の駆動により排紙トレイ401に排出される。
次に、上記構成により割り込みジョブが開始された場合の排出処理について説明する。
複数の画像形成動作を行なう連続動作中はフラッパ403を切り替えて、排紙トレイ401へ搬送経路を切り替えておく。これによって画像形成されたシートは順次排紙トレイ401へ積載されてゆく。このような連続動作中に操作部上の割り込みキーの押下が行われた場合、中断処理を行なう。まず用紙カセット204及び205からの給紙を停止する。転写紙への定着が済んでいる排紙部208近傍に存在しているシートは排紙トレイ401への排出を行なう。
用紙カセット204及び205からの給紙が開始されていて転写・定着が行われていないシートについては転写部206へ搬送し転写を行い、次に定着部207へ搬送し定着を行なう。次に排紙部208まで搬送する。さらにシート後処理装置400では排紙トレイ401への排出を行なう。給紙された全てのシートを排出した後、搬送経路を予備トレイ402側へ切り替える。次にコピースタートが押下され割り込みジョブが開始した後に画像形成されたシートは予備トレイ402へ排出される。割り込みジョブ終了後に操作部上の割り込みキーが押下されると「スタートキーを押して下さい」の文字をLCDディスプレイに表示を行なって、さらにコピースタートキーの押下を待つ。コピースタートキーが押下された場合はフラッパ403を切り替えて、排紙トレイ401へ搬送経路を切り替え、給紙動作を開始して中断していたジョブを再開する。搬送経路は排紙トレイ401へ切り替えられているので再開されたジョブで画像形成を行なったシートは排紙トレイ401へと順次排紙されてゆく。
次に、所望の画像形成が行われなかったり、ジャムが発生した場合の処理について説明する。
複数の画像形成動作を行なう連続動作中にRDF300でジャムが検知された場合は、まず用紙カセット204及び205からの給紙を停止する。転写紙への定着が済んでいる排紙部208近傍に存在しているシートは排紙トレイ401への排出を行なう。用紙カセット204及び205近傍で給紙が開始されたシートについては転写部206へ搬送する。ただしジャムが発生しているため正常に画像を読み取れていない可能性があるので転写は行なわない制御とする。次に定着部207へ搬送する。転写が行われていないため定着部207での定着は行なわない制御とする。次に排紙部208まで搬送する。さらにシート後処理装置では、予備トレイ402へ排出するよう搬送経路を切り替える。これによってシートは予備トレイ側ローラ404へ搬送され、予備トレイ402に排出される。
次に、読み取りを中断した場合の処理について説明する。
複数の画像形成動作を行なう連続動作中にRDF300で画像読み取りを行ない画像メモリへ順次、画像信号を蓄積している時、画像メモリの空き容量が少なくなり画像信号の蓄積が不可能となった場合に中断を行なう。まず用紙カセット204及び205からの給紙を停止する。転写紙への定着が済んでいる排紙部208近傍に存在しているシートは排紙トレイ401への排出を行なう。用紙カセット204及び205近傍で給紙が開始されたシートについては転写部208へ搬送する。ただしジャムが発生しているため正常に画像を読み取れていない可能性があるので転写は行なわない制御とする。
次に定着部207へ搬送する。転写が行われていないため定着部207での定着は行なわない制御とする。次に排紙部208まで搬送する。さらにシート後処理装置では、予備トレイ402へ排出するよう搬送経路を切り替える。これによってシートは予備トレイ側ローラ404へ搬送され、予備トレイ402に排出される。
上述した排出トレイ401、予備トレイ402への切り換え排出動作はCPU(第1、第2の制御手段)1062により行われる。
図9のフローチャートを用いてジョブ実行中の排紙制御の例について説明する。なお、図9の排紙制御動作はROM1063にあらかじめ格納されたプログラムラムに基づいてCPU1062の指示で行われる。
ステップS1では使用者によって行われる部数、コピーモード等の操作部設定を受け付けるよう動作する。ステップS2ではコピースタートキーの状態を検知してコピースタートキーが押下されたことを検知すればステップS3へ、そうでなければステップS1へ進む。ステップS3では設定された部数が単数であるか複数であるかにかかわらず図1で示すフラッパ403を切り替えて記録シートが排紙トレイ401へ排出されるよう搬送経路の制御を行なう。次にフラッパ403を切り替える制御が行われるまで搬送経路の状態は保持される。
ステップS4では用紙カセット204からの給紙を開始し、ジョブする終了まで所定の時間毎に給紙が行われる。ステップS5では画像形成動作を開始する。ステップS4で給紙された記録シートが転写部206に搬送されると前述したように転写・定着が行われ記録シート上に画像形成を行なって排紙部208へ記録シートを搬送して記録シートを順次排出する。ステップS5の状態では搬送経路は排紙トレイ401側へ設定されているので画像形成された記録シートが排紙トレイ401へ排出される。
ステップS6ではジャムの発生を検知してジャムが発生すればステップS7へ、ジャムが発生していなければステップS13へ進む。ステップS7では原稿給紙装置と通信することによってジャムが原稿給紙装置で発生しているかを判断する。原稿給紙装置でジャムが発生していればステップS8へ、原稿給紙装置以外でジャムが発生していればステップS11へ進む。ステップS8では定着が行われていて排紙部208まで搬送された画像形成されている記録シートを機外へ排出する。
ステップS8の状態ではステップS3で搬送経路を排紙トレイ401に設定しているので、排紙トレイ401に記録シートを排出する。
ステップS9では図1で示すフラッパ403を切り替えて記録シートが予備トレイ402へ排出されるよう搬送経路の切り替えを行なう。次にフラッパ403の切り替えが行われるまで搬送経路の状態は保持される。ステップS10では搬送経路上の記録シートを機外へ排出する。ステップS10の状態ではステップS9で搬送経路を予備トレイ402に設定しているので、予備トレイ402に記録シートを排出する。
ステップS11はジャムリカバリ処理を行なう。給紙動作、画像形成動作を中止し、操作部上のLCDディスプレイには「紙を取り除いて下さい」等の表示を行なって使用者にジャムの解除を促す。使用者によってジャムの原因となる記録シートが排除された場合にステップS12に進む。ステップS12では操作部上LCDディスプレイには「スタートキーを押して下さい」等の表示を行う。
コピースタートキーの状態を検知しコピースタートキーが押下されればステップS3へ進む。ステップS13では操作部上に配置された割り込みキーの状態を検知し割り込みキーが押下されていればステップS15へ進み、押下されていなければステップS14へ進む。ステップS14ではステップS1で操作部に設定した部数の画像形成が行われたかを判断して設定した部数の画像形成が行われていればジョブを終了する。ジョブが終了していればフローを終了し、ジョブが終了していなければステップS6へ進む。
ステップS15では給紙動作を停止し、給紙が行われた記録シートへは画像形成を行なって機外へ排出するといった割り込み移行処理を行なう。ステップS15の状態ではステップS3で搬送経路を排紙トレイ401に設定しているので、排紙トレイ401に記録シートを排出する。ステップS16では割り込みジョブで行なう画像形成の部数等の使用者による操作部の設定を受け付ける。ステップS17では割り込みキーの状態を検知して割り込みキーが押下されていればジョブを再開するためステップS3へ進み、押下されていなければステップS18へ進む。
ステップS18ではコピースタートキーの状態を検知してコピースタートキーが押下されていればステップS19へ進み、押下されていなければステップS16へ進む。ステップS19ではフラッパ403を切り替えて記録シートが予備トレイ402へ排出されるよう搬送経路の制御を行なう。次にフラッパ403を切り替える制御が行われるまで搬送経路の状態は保持される。ステップS20では用紙カセット204からの給紙を開始し、ジョブが終了するまで所定の時間毎に給紙が行われる。ステップS21では画像形成動作を開始する。
ステップS20で給紙された記録シートが転写部206に搬送されると前述したように転写・定着が行われ記録シート上に画像形成を行なって排紙部208へ記録シートを搬送して記録シートを順次排出する。ステップS21の状態では搬送経路は予備トレイ402側へ設定されているので画像形成された記録シートは予備トレイ402へ排出される。ステップS22では操作部で設定した枚数の画像形成が行われたかを判断し、設定した枚数の画像形成が行われていれば割り込みジョブが終了したと判断する。割り込みジョブが終了すればステップS16へ進む。
上述した制御により、通常の画像形成が行われたシートは常に排紙トレイ401に排出されるので、使用者は排紙トレイ401に排出されたシートだけを取り出せばよく、ジャムなどの発生により画像形成が行われなかったシートは予備トレイ402に排出されるので、使用者が取り出そうとする排紙トレイ401上のシート束の中に混入することがない。
また、割り込みジョブのシートは予備トレイ402に排出されるので、それぞれのジョブのシートが混ざり合うことがない。そしてこのような構成であるから、OA機器に不慣れな使用者に関しては普通の画像形成を行わせることがほとんどなので、このような不慣れな使用者は排紙トレイ401に排出されたシートを常に取り出すようにすればよく、どのトレイから取り出せばよいのかわからないといったことがない。なお、本実施例では装置として説明したが、上述した排出方法またはそれを実現させるためのプログラムを格納した記憶媒体として実施してもよい。
このように本実施例では、記録媒体である記録シートを積載するトレイである少なくとも1つ以上の排紙トレイと記録シートを積載するトレイである予備トレイとを備え、ジョブを一時中断して、中断したジョブとは異なるジョブである割り込みジョブを開始する際に、割り込みジョブで画像形成した記録シート、あるいは所望した画像形成を行なうことができなかった記録シートを予備トレイに排出し、予備トレイに排出しない記録シートは排紙トレイに排出するようにしたので、ジョブを一時中断した後に他のジョブを行なう割り込みモードで画像形成した記録シートとジョブを中断する前に画像形成した記録シートをそれぞれ別のトレイに排出するので割り込みモードで画像形成した記録シートがどれであるかわからなくなってしまうことがなくなる。
また、ジャムなどでジョブを中断したあとにジョブを再開した場合に、正常に画像形成が行なうことができなかった記録シートとジョブを中断する前に画像形成した記録シートをそれぞれ別のトレイに排出するので、ジョブを中断するまえに排出した記録シートとジョブを再開した後に排出した記録シートの間に正常に画像形成が行なうことができなかった記録シートが積載されてしまうことなくなり不要な記録シートが混載されてしまう可能性がなくなる。
さらに、予備トレイに排出するのは割り込みモードの時と、正常に画像形成が行なうことができなかった記録シートだけであるので、予備トレイは最大積載枚数の少ない簡素な構成とすることができる。
また、記録媒体である記録シートを積載するトレイである少なくとも1つ以上の排紙トレイと記録シートを積載するトレイである予備トレイとを備え、割り込みジョブで画像形成した記録シート、あるいは記録シート搬送路上以外でジャムが発生したことを検出した場合に記録シート搬送路上の記録シートで画像形成が行われていない記録シートを予備トレイに排出し、予備トレイに排出しない記録シートは排紙トレイに排出する手段を有しているので、ジョブを一時中断した後に他のジョブを行なう割り込みモードで画像形成した記録シートとジョブを中断する前に画像形成した記録シートをそれぞれ別のトレイに排出するので割り込みモードで画像形成した記録シートがどれであるかわからなくなってしまうことがなくなる。
また、ジャムの発生によってジョブを中断したあとにジョブを再開した場合に、画像形成が行われていない記録シートとジョブを中断する前に画像形成した記録シートをそれぞれ別のトレイに排出するので、不要な記録シートが混載されてしまう可能性がなくなる。
さらに、予備トレイに排出するのは割り込みモードの時と、画像形成が行なわれていない記録シートだけであるので、予備トレイは最大積載枚数の少ない簡素な構成とすることができる。
また、記録媒体である記録シートを積載するトレイである少なくとも1つ以上の排紙トレイと記録シートを積載するトレイである予備トレイとを備え、割り込みジョブで画像形成した記録シート、あるいは読み取り動作の中断が行われた時に記録シート搬送路上の記録シートで画像形成が行われていない記録シートを予備トレイに排出し、予備トレイに排出しない記録シートは排紙トレイに排出するようにしたので、ジョブを一時中断した後に他のジョブを行なう割り込みモードで画像形成した記録シートとジョブを中断する前に画像形成した記録シートをそれぞれ別のトレイに排出するので割り込みモードで画像形成した記録シートがどれであるかわからなくなってしまうことがなくなる。
また、例えば原稿を読込み中に画像メモリの空き領域がなくなった場合に発生するメモリフル中断などが起きた場合などでも、読み取り中断手段によってジョブを中断したあとにジョブを再開した場合に、画像形成が行われていない記録シートとジョブを中断する前に画像形成した記録シートをそれぞれ別のトレイに排出するので、不要な記録シートが混載されてしまう可能性がなくなる。
さらに、予備トレイに排出するのは割り込みモードの時と、画像形成が行なわれていない記録シートだけであるので、予備トレイは最大積載枚数の少ない簡素な構成とすることができる。
また、記録媒体である記録シートを積載するトレイである少なくとも1つ以上の排紙トレイと記録シートを積載するトレイである予備トレイとを備え、割り込みジョブで画像形成した記録シートは予備トレイに排出し、予備トレイに排出しない記録シートは排紙トレイに排出する手段を有しているので、ジョブを一時中断した後に他のジョブを行なう割り込みモードで画像形成した記録シートとジョブを中断する前に画像形成した記録シートをそれぞれ別のトレイに排出するので割り込みモードで画像形成した記録シートがどれであるかわからなくなってしまうことがなくなる。
さらに、予備トレイに排出するのは割り込みモードの時だけであるので、予備トレイは最大積載枚数の少ない簡素な構成とすることができる。
本発明の一実施例による画像形成装置の全体構成を示す断面図 図1の循環式自動原稿送り装置の構成を示す断面図 一実施例の操作・表示パネルの配置構成を示す説明図 一実施例の画像形成装置のシステム構成を示すブロック図 図4のリーダ部の信号処理構成を示すブロック図 図4のコア部の詳細構成を示すブロック図 一実施例の循環式自動原稿送り装置の制御装置の構成を示すブロック図 一実施例のシート後処理装置の制御装置の構成を示すブロック図 一実施例の排紙制御動作を示すフローチャート
符号の説明
1 リーダ部
2 プリンタ部
10 コア部
100 画像入力装置(リーダ部)
200 画像出力装置(プリンタ)
300 循環式自動原稿送り装置(RDF)
400 シート後処理装置(ソータ)
401 排紙トレイ(第1の排出部)
402 予備トレイ(第2の排出部)
403 フラッパ
404 予備トレイ側ローラ
405 排紙トレイ側ローラ

Claims (4)

  1. 画像データに基づいてシート上に画像形成を行う画像形成装置であって、
    画像形成後のシートを排出する第1の排出部及び第2の排出部と、
    前記第1の排出部と第2の排出部への切り替え排出動作を制御するCPUを備え、
    前記CPUは、画像形成する部数が単数であるか複数であるかにかかわらず画像形成されたシートを前記第1の排出部に排出し、
    所定の画像形成が行われなかったシートは前記第2の排出部に排出させることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記所定の画像形成がシートに行われないのは、原稿給送装置でジャムが発生したことにより画像形成が行われなかった場合であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記所定の画像形成がシートに行われないのは、画像メモリの空き容量に応じて原稿給送装置で読み取りを中断したことにより画像形成が行われなかった場合であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 画像データに基づいてシート上に画像形成を行う画像形成装置の制御方法であって、
    画像形成後のシートを排出する第1の排出部及び第2の排出部を設けておき、
    画像形成する部数が単数であるか複数であるかにかかわらず画像形成されたシートを前記第1の排出部に排出させる制御を行うとともに、
    所定の画像形成が行われなかったシートは前記第2の排出部に排出させる制御を行うことを特徴とする画像形成装置の制御方法。
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