JP2003096246A - 粒状ポリオレフィン樹脂用添加剤組成物の製造方法 - Google Patents

粒状ポリオレフィン樹脂用添加剤組成物の製造方法

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JP2003096246A
JP2003096246A JP2001295828A JP2001295828A JP2003096246A JP 2003096246 A JP2003096246 A JP 2003096246A JP 2001295828 A JP2001295828 A JP 2001295828A JP 2001295828 A JP2001295828 A JP 2001295828A JP 2003096246 A JP2003096246 A JP 2003096246A
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Japan
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polyolefin resin
additive composition
group
butyl
granular
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JP2001295828A
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Chiaki Kamioka
千明 上岡
Masahide Ishikawa
雅英 石川
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New Japan Chemical Co Ltd
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New Japan Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 核剤特性及び分散性に優れ、取り扱い容易な
ジベンジリデンソルビトール類(DBS類)含有ポリオ
レフィン樹脂用添加剤組成物の製造方法を提供する。 【解決手段】 ジベンジリデンソルビトール類粉末及び
ポリオレフィン樹脂用添加剤を含有する粉末状混合物と
常圧下の沸点が150℃以下のアルコール類、エステル
類、エーテル類及び水からなる群から選ばれる少なくと
も1種の溶媒を、該粉末状混合物の総重量を基準として
1〜45重量%混合し、得られる該溶媒を含有した混合
物を粒状に成形した後、該成形物を乾燥することにより
粒状ポリオレフィン樹脂用添加剤組成物が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、粒状ポリオレフィ
ン樹脂用添加剤組成物の製造方法及び該方法により製造
された粒状化物、並びに該粒状化物を含むポリオレフィ
ン樹脂組成物及びその成形体に関する。
【0002】
【従来の技術】ジベンジリデンソルビトール類(以下
「DBS類」と略記する。)は、ポリオレフィン樹脂、
特にポリエチレン、ポリプロピレン等のホモポリマー又
はエチレン又はプロピレンを主たるコモノマーとするコ
ポリマーの核剤として工業的に極めて有用な化合物であ
る。特に、DBS類は、透明性を向上させる効果に優
れ、透明性が要求される各種容器等の成形分野の樹脂添
加剤として広く用いられている。
【0003】これまでのDBS類の市販形態は、通常、
嵩高い微粉末である。そのため、ポリオレフィン樹脂を
加工する際、DBS類は空気中に飛散しやすく、取り扱
いや連続自動計量が不便であるという作業性に関する問
題点を有している。また、これらDBS類を使用する
際、一般にDBS類の粉体流動性が悪いため、配管や供
給ホッパー内においてブリッジングを起こす傾向にあ
り、その結果、ポリオレフィン樹脂へのDBS類の供給
が一定しないという問題点がある。更に、貯蔵中にブロ
ッキング(粒子が相互に凝集して塊状となる現象)を起
こしやすい傾向が見られるという問題点を抱えている。
【0004】このため、これら問題点のない粒状形態の
DBS類が求められている。しかしながら、DBS類
は、一般に高い自己凝集性を有し、しかも高融点を有し
ているために、溶融樹脂に対して均一に溶解または分散
させることは工業的に容易ではない。また、DBS類
は、ポリオレフィン樹脂の透明化剤としても使用される
が、その用途において、DBS類が溶融樹脂に均一に溶
解又は分散しない場合は、得られる成形体に白点が生
じ、外観及び透明性を損なうという問題がある。そのた
め、DBS類の溶融樹脂への均一溶解ないし分散のレベ
ルは、他の添加剤に比し、遙かに高いレベルが要求され
る。かかるDBS類を粒状化物にすれば、作業面や環境
面での上記問題点は解消されることが予想されるが、該
粒状化物を樹脂に対して均一に溶解又は分散させること
はさらに困難になると考えられる。
【0005】これまで、作業環境の改善、粉体流動性の
改善等を目的として、難燃剤、酸化防止剤等のポリオレ
フィン用添加剤を粒状化する方法として、バインダーを
用いる方法(特開平9−324071、US45308
800)、添加剤の一部を溶かす方法(特開平5−17
9056、特開平6−91152、特開平8−3334
77)、溶媒を使用する方法(US6056898)等
が報告されている。前記方法の溶媒を用いてポリオレフ
ィン用添加剤を粒状化する方法において、塩化メチレ
ン、クロロホルム、トルエン、アセトン、メチルエチル
ケトン、キシレン、シクロヘキサン、スチレン、メチル
シクロヘキサン、ヘキサン等の溶媒が提案されている。
【0006】しかしながら、これら報告は、DBS類を
用いた粒状化については何ら記載されておらず、これら
技術がDBS類の粒状化に適用できるかどうか、適用で
きたとしても、粒状化されたDBS類が溶融樹脂へ高度
に均一分散ないし溶解し得るかどうかについては何ら示
唆していない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、DBS類粉
末及びポリオレフィン樹脂用添加剤粉末を溶媒を用いて
粒状化することにより、DBS類の有する核剤特性やポ
リオレフィン樹脂に対する溶解性や分散性を損なうこと
なく、成形加工時の易計量性、防塵・防爆などの安全
性、貯蔵安定性に優れ、粉塵発生のない取り扱い容易な
粒状ポリオレフィン樹脂用添加剤組成物の製造方法及び
該方法により製造された粒状化物、並びに該粒状化物を
含むポリオレフィン樹脂組成物及びその成形体を提供す
ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記問題
点を解決すべく鋭意検討を行った結果、必須成分DBS
類、及びポリオレフィン樹脂の成形加工の際に通常添加
されるフェノール系酸化防止剤、リン系酸化防止剤、制
酸剤及び滑剤からなる群から選ばれる少なくとも1種の
ポリオレフィン樹脂用添加剤粉末を含む粉末状混合物
と、常圧下の沸点が150℃以下のアルコール類、エス
テル類、エーテル類及び水からなる群から選ばれる少な
くとも1種の溶媒を混合し、得られる該溶媒を含有した
混合物を粒状に成形した後、該成形物を乾燥することに
より、該溶媒に溶解したポリオレフィン樹脂用添加剤成
分が、溶媒の除去後もバインダーとして働いて、粉末状
の成分を相互に結合するため、作業性や作業環境が改善
され、貯蔵安定性が良好な粒状ポリオレフィン樹脂用添
加剤組成物が得られることを見い出した。しかも、驚く
べきことには、このバインダーを含まない粒状添加剤組
成物は、ポリオレフィン樹脂への溶解性や分散性が良好
であることも明らかになった。
【0009】本発明は、かかる知見に基づいて完成され
たものである。即ち、本発明は、次の粒状ポリオレフィ
ン樹脂用添加剤組成物の製造方法及び該方法により製造
された粒状化物、並びに該粒状化物を含むポリオレフィ
ン樹脂組成物及びその成形体を提供するものである。
【0010】項1 一般式(1) [式中、R及びRは同一又は異なって、それぞれ、
炭素数1〜5のアルキル基、炭素数1〜5のアルコキシ
基又は塩素原子を表す。m,nは0〜3の整数を表
す。]で表される少なくとも1種のジベンジリデンソル
ビトール類(A)及びポリオレフィン樹脂用添加剤
(B)の少なくとも1種を含有する粉末状混合物と、常
圧下の沸点が150℃以下のアルコール類、エステル
類、エーテル類及び水からなる群から選ばれる少なくと
も1種の溶媒を、該粉末状混合物の総重量を基準として
1〜45重量%混合し、得られる該溶媒を含有した混合
物を粒状に成形した後、該成形物を乾燥することを特徴
とする粒状ポリオレフィン樹脂用添加剤組成物の製造方
法。
【0011】項2 (A)成分が、1,3:2,4−ジ
ベンジリデンソルビトール、1,3:2,4−ジ(p−
メチルベンジリデン)ソルビトール、1,3:2,4−
ジ(o−メチルベンジリデン)ソルビトール、1,3:
2,4−ジ(p−エチルベンジリデン)ソルビトール、
1,3:2,4−ジ(3,4−ジメチルベンジリデン)
ソルビトール及び1,3:2,4−ジ(2,4,5−ト
リメチルベンジリデン)ソルビトールからなる群から選
ばれる少なくとも1種である上記項1に記載のポリオレ
フィン樹脂用添加剤粒状物の製造方法。
【0012】項3 (B)成分が、フェノール系酸化防
止剤、リン系酸化防止剤、制酸剤及び滑剤からなる群か
ら選ばれる少なくとも1種である上記項1又は2に記載
の粒状ポリオレフィン樹脂用添加剤組成物の製造方法。
【0013】項4 フェノール系酸化防止剤が、2,6
−ジ−t−ブチル−4−メチルフェノール、4,4’−
ブチリデン−ビス−(3−メチル−6−t−ブチルフェ
ノール)、2,2’−メチレン−ビス−(4−メチル−
6−t−ブチルフェノール)、1,1,3−トリス−
(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−t−ブチルフェノ
ール)ブタン、3,9−ビス−{2−[3−(3−t−
ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)プロピ
オニルオキシ]−1,1−ジメチルエチル}−2,4,
8,10−テトラオキサスピロ[5,5]ウンデカン、
2,2’−メチレン−ビス−(4−エチル−6−t−ブ
チルフェノール)、トリエチレングリコール−ビス[3
−(3−t−ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチルフェ
ニル)プロピオネート]、テトラキス[3−(3,5−
ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオニ
ルオキシメチル]メタン、n−オクタデシル−3−
(3’,5’−ジ−t−ブチル−4’−ヒドロキシフェ
ニル)プロピオネート、1,3,5−トリス(3,5−
ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)イソシアヌ
レート及び1,3,5−トリス(3,5−ジ−t−ブチ
ル−4−ヒドロキシベンジル)−2,4,6−トリメチ
ルベンゼンからなる群から選ばれる少なくとも1種であ
る上記項3に記載の粒状ポリオレフィン樹脂用添加剤組
成物の製造方法。
【0014】項5 リン系酸化防止剤が、トリス(2,
4−ジ−t−ブチルフェニル)ホスファイト、ジステア
リルペンタエリスリトールジホスファイト、テトラキス
(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)−4,4’−ビフ
ェニレン−ジ−ホスホナイト、ビス(2,4−ジ−t−
ブチルフェニル)ペンタエリスリトールジホスファイ
ト、ビス(2,4−ジクミルフェニル)ペンタエリスリ
トールジホスファイト、ビス(2,6−ジ−t−ブチル
−4−メチルフェニル)ペンタエリスリトールホスファ
イト及び2,2−メチレン−ビス−(4,6−ジ−t−
ブチルフェニル)オクチルホスファイトからなる群から
選ばれる少なくとも1種である上記項3又は4に記載の
粒状ポリオレフィン樹脂用添加剤組成物の製造方法。
【0015】項6 制酸剤が、炭素数8〜32の飽和若
しくは不飽和高級脂肪酸金属塩及びハイドロタルサイト
からなる群から選ばれる少なくとも1種である上記項3
〜5のいずれかに記載の粒状ポリオレフィン樹脂用添加
剤組成物の製造方法。
【0016】項7 制酸剤が、パルミチン酸リチウム、
パルミチン酸ナトリウム、パルミチン酸カリウム、パル
ミチン酸マグネシウム、パルミチン酸カルシウム、ステ
アリン酸リチウム、ステアリン酸ナトリウム、ステアリ
ン酸カリウム、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン
酸カルシウム、及びハイドロタルサイトからなる群から
選ばれる少なくとも1種である上記項6に記載の粒状ポ
リオレフィン樹脂用添加剤組成物の製造方法。
【0017】項8 滑剤が、炭素数8〜22の飽和若し
くは不飽和高級脂肪酸アミド 及び炭素数8〜22の飽
和若しくは不飽和高級脂肪酸のグリセリンエステルから
なる群から選ばれる少なくとも1種である上記項3〜7
のいずれかに記載の粒状ポリオレフィン樹脂用添加剤組
成物の製造方法。
【0018】項9 滑剤が、ステアリン酸アミド、オレ
イン酸アミド、エルカ酸アミド、グリセリンモノラウリ
ン酸エステル、グリセリンモノステアリン酸エステル及
びグリセリンジステアリン酸ジエステルからなる群から
選ばれる少なくとも1種である上記項8に記載の粒状ポ
リオレフィン樹脂用添加剤組成物の製造方法。
【0019】項10 アルコール類が、メチルアルコー
ル、エチルアルコール、n−プロピルアルコール、イソ
プロピルアルコール、t−ブチルアルコール及びsec
−ブチルアルコールからなる群から選ばれる少なくとも
1種である上記項1〜9のいずれかに記載のポリオレフ
ィン樹脂用添加剤粒状物の製造方法。
【0020】項11 エステル類が、炭酸ジメチル、炭
酸ジエチル、ギ酸エチル、酢酸メチル、酢酸エチル、酢
酸プロピル、酢酸イソプロピル、酢酸ブチル、プロピオ
ン酸メチル及びプロピオン酸エチルからなる群から選ば
れる少なくとも1種である上記項1〜10のいずれかに
記載の粒状ポリオレフィン樹脂用添加組成物の製造方
法。
【0021】項12 エーテル類が、イソプロピルエー
テル、エチルブチルエーテル、メチルセルソルブ、ジエ
チルセルソルブ、セルソルブ、エチレングリコールジメ
チルエーテル、1,4−ジオキサン、テトラヒドロフラ
ン、テトラヒドロピラン、ジオキソラン及びメチルジオ
キソランからなる群から選ばれる少なくとも1種である
上記項1〜11のいずれかに記載の粒状ポリオレフィン
樹脂用添加剤組成物の製造方法。
【0022】項13 断面の直径の平均値が1〜5m
m、長さの平均値が1〜10mmの円柱状であるか、直
径の平均値が1〜5mmの球状であるか、または長径の
平均値が1〜10mm、短径の平均値が1〜5mm、厚
さの平均値が0.1〜3mmの板状である上記項1〜1
2のいずれかに記載の粒状ポリオレフィン樹脂用添加剤
組成物の製造方法。
【0023】項14 上記項1〜13のいずれかに記載
の方法により製造された粒状ポリオレフィン樹脂用添加
剤組成物。
【0024】項15 上記項14記載の粒状ポリオレフ
ィン樹脂用添加剤組成物を含有してなることを特徴とす
るポリオレフィン樹脂組成物。
【0025】項16 上記項15記載のポリオレフィン
樹脂組成物を成形することにより得ることができるポリ
オレフィン樹脂成形体。
【0026】
【発明の実施の形態】(A)成分:DBS類 本発明で使用する一般式(1) [式中、R及びRは同一又は異なって、それぞれ水
素原子、炭素数1〜5のアルキル基、炭素数1〜5のア
ルコキシ基又は塩素原子を表す。m、nは1〜3の整数
を表す。]で表されるDBS類(A)としては、現在ポ
リオレフィン樹脂用核剤として知られている各種のジベ
ンジリデンソルビトール類粉末であって、特に限定され
るものではない。
【0027】かかる(A)成分の置換基R及びR
置換位置は、オルト位、メタ位、パラ位のいずれでもよ
く、特に限定されない。炭素数1〜5のアルキル基とし
ては、直鎖又は分岐のもの、例えば、メチル基、エチル
基、イソプロピル基、n−ブチル基、n−ペンチル基等
が例示され、これらのうちでも、特に炭素数1〜3のア
ルキル基が推奨される。また、炭素数1〜5のアルコキ
シ基としては、直鎖又は分岐のもの、例えば、メトキシ
基、エトキシ基、n−プロポキシ基、イソプロポキシ
基、n−ブトキシ基等が例示され、これらのうちでも、
特に炭素数1〜3のアルコキシ基が推奨される。ハロゲ
ン原子としては、塩素、臭素が例示される。
【0028】(A)成分の具体例としては、1,3:
2,4−ジベンジリデンソルビトール、1,3:2,4
−ジ(p−メチルベンジリデン)ソルビトール、1,
3:2,4−ジ(o−メチルベンジリデン)ソルビトー
ル、1,3:2,4−ジ(p−エチルベンジリデン)ソ
ルビトール、1,3:2,4−ジ(p−クロルベンジリ
デン)ソルビトール、1,3:2,4−ジ(p−メトキ
シベンジリデン)ソルビトール、1,3:2,4−ジ
(2,4−ジメチルベンジリデン)ソルビトール、1,
3:2,4−ジ(3,4−ジメチルベンジリデン)ソル
ビトール及び1,3:2,4−ジ(2,4,5−トリメ
チルベンジリデン)ソルビトール等の同種の置換又は非
置換ベンジリデン基を有する化合物が例示され、これら
のうち、特に、1,3:2,4−ジベンジリデンソルビ
トール、1,3:2,4−ジ(p−メチルベンジリデ
ン)ソルビトール、1,3:2,4−ジ(o−メチルベ
ンジリデン)ソルビトール、1,3:2,4−ジ(p−
エチルベンジリデン)ソルビトール、1,3:2,4−
ジ(3,4−ジメチルベンジリデン)ソルビトール及び
1,3:2,4−ジ(2,4,5−トリメチルベンジリ
デン)ソルビトールが推奨される。
【0029】更に、使用できる(A)成分として、1,
3−ベンジリデン−2,4−p−メチルベンジリデンソ
ルビトール、1,3−p−メチルベンジリデン−2,4
−ベンジリデンソルビトール、1,3−ベンジリデン−
2,4−p−エチルベンジリデンソルビトール、1,3
−p−エチルベンジリデン−2,4−ベンジリデンソル
ビトール、1,3−ベンジリデン−2,4−(3,4−
ジメチルベンジリデン)ソルビトール、1,3−(3,
4−ジメチルベンジリデン)−2,4−ベンジリデンソ
ルビトール、1,3−ベンジリデン−2,4−(2,4
−ジメチルベンジリデン)ソルビトール、1,3−
(2,4−ジメチルベンジリデン)−2,4−ベンジリ
デンソルビトール等の異種の非置換又は置換ベンジリデ
ン基を有する化合物等が例示される。本発明において、
一般式(1)で表されるDBS類は、1種単独で又は2
種以上適宜組み合わせて用いられる。
【0030】また、本発明の範囲には日本国特許第21
11253号及び日本国特許第2826152号に記載
のジベンジリデンソルビトール組成物が含まれる。
【0031】上記DBS類は、公知で入手容易なもので
あるか、或いは特公昭48−43748号、特開昭53
−5156号、特開昭57−185287号、特開平2
−231488号等の公知の方法に従い製造できる。こ
れらの結晶形態も、本発明の効果が得られる限り特に限
定されず、六方晶、単斜晶、立方晶など任意の結晶形の
ものが使用できる。
【0032】(A)成分の量は、当該粉末状混合物の総
重量を基準として、20〜80重量%が好ましい。この
範囲を外れると、ポリオレフィン樹脂への溶解性や分散
性が悪くなる傾向にある。
【0033】使用する(A)成分の粒度は、広い範囲か
ら選択できるが、一般には、d97粒子径が150μm
以下、好ましくは100μm以下である。d97が15
0μmを越えると、ポリオレフィン樹脂に対する分散性
良好な粒状化物が得られにくくなる傾向がある。
【0034】(B)成分:ポリオレフィン樹脂用添加剤 本発明で使用するポリオレフィン樹脂用添加剤(B)
は、フェノール系酸化防止剤、リン系酸化防止剤、制酸
剤及び滑剤から選ばれる少なくとも1種であり、いずれ
も公知で、単独又は種々の混合物として市販されてお
り、容易に入手できるものである。かかる(B)成分と
しては、例えば、ポリオレフィン等衛生協議会編「ポジ
ティブリストの添加剤要覧 改訂第2版」(1995年
1月)に記載されている各種添加剤が推奨される。
【0035】これら添加剤は、通常入手される粉末状で
使用され、そのメジアン径としては、5〜500μm、
特に5〜300μmであるのが好ましい。
【0036】フェノール系酸化防止剤 本発明に係るフェノール系酸化防止剤としては、ポリオ
レフィン樹脂分野で使用されているものが広く使用で
き、本発明の効果を損なわない限り限定されることはな
い。具体的には、2,6−ジ−t−ブチル−4−メチル
フェノール、4,4’−ブチリデン−ビス−(3−メチ
ル−6−t−ブチルフェノール)、2,2’−メチレン
−ビス−(4−メチル−6−t−ブチルフェノール)、
1,1,3−トリス−(2−メチル−4−ヒドロキシ−
5−t−ブチルフェノール)ブタン、3,9−ビス−
{2−[3−(3−t−ブチル−4−ヒドロキシ−5−
メチルフェニル)プロピオニルオキシ]−1,1−ジメ
チルエチル}−2,4,8,10−テトラオキサスピロ
[5,5]ウンデカン、2,2’−メチレン−ビス−
(4−エチル−6−t−ブチルフェノール)、トリエチ
レングリコール−ビス[3−(3−t−ブチル−4−ヒ
ドロキシ−5−メチルフェニル)プロピオネート]、テ
トラキス[3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロ
キシフェニル)プロピオニルオキシメチル]メタン、n
−オクタデシル−3−(3’,5’−ジ−t−ブチル−
4’−ヒドロキシフェニル)プロピオネート、1,3,
5−トリス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシ
ベンジル)イソシアヌレート及び1,3,5−トリス
(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)
−2,4,6−トリメチルベンゼンなどが例示される。
なかでも特に、テトラキス[3−(3,5−ジ−t−ブ
チル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオニルオキシメ
チル]メタンが好ましい。
【0037】リン酸系酸化防止剤 本発明に係るリン系酸化防止剤としては、ポリオレフィ
ン樹脂分野で使用されているものが広く使用でき、本発
明の効果を損なわない限り限定されることはない。具体
的には、トリス(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)ホ
スファイト、ジステアリルペンタエリスリトールジホス
ファイト、テトラキス(2,4−ジ−t−ブチルフェニ
ル)−4,4’−ビフェニレン−ジ−ホスホナイト、ビ
ス(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)ペンタエリスリ
トールジホスファイト、ビス(2,4−ジクミルフェニ
ル)ペンタエリスリトールジホスファイト、ビス(2,
6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェニル)ペンタエリ
スリトールホスファイト及び2,2−メチレン−ビス−
(4,6−ジ−t−ブチルフェニル)オクチルホスファ
イトなどが例示される。なかでも特に、トリス(2,4
−ジ−t−ブチルフェニル)ホスファイトが好ましい。
【0038】制酸剤 本発明に係る制酸剤としては、炭素数8〜32の飽和若
しくは不飽和高級脂肪酸金属塩及びハイドロタルサイト
等のポリオレフィン樹脂分野で使用されているものが広
く使用できる。上記飽和若しくは不飽和高級脂肪酸金属
塩としては、例えば、オクタン酸、カプリン酸、ラウリ
ン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、イソステアリン
酸、ステアリン酸、オレイン酸、12−ヒドロキシステ
アリン酸、エイコサン酸、ベヘン酸、リノール酸、リノ
レン酸、リシノール酸、モンタン酸等のアルミニウム
塩、カルシウム塩、マグネシウム塩、亜鉛塩、バリウム
塩、カリウム塩、ナトリウム塩、又はリチウム塩などが
例示される。
【0039】また、ハイドロタルサイトとしては、6M
gO・Al・CO・12H O、4MgO・A
・CO・12HO、6MgO・Al
・CO・12HO、又はZnO・6MgO・Al
・CO・8−9HOなどの天然又は合成ハイド
ロタルサイトが例示される。市販されているハイドロタ
ルサイトとして、例えば、協和化学工業社製、商品名D
HT−4Aが挙げられる。
【0040】これら制酸剤のなかでも、特に、パルミチ
ン酸リチウム、パルミチン酸ナトリウム、パルミチン酸
カリウム、パルミチン酸マグネシウム、パルミチン酸カ
ルシウム、ステアリン酸リチウム、ステアリン酸ナトリ
ウム、ステアリン酸カリウム、ステアリン酸マグネシウ
ム、ステアリン酸カルシウム及びハイドロタルサイトが
好ましい。上記の制酸剤は、単独で又は2種以上を適宜
組み合わせて用いられる。
【0041】滑剤 本発明に係る滑剤としては、炭素数8〜22の飽和若し
くは不飽和高級脂肪酸アミド、炭素数8〜22の飽和若
しくは不飽和高級脂肪酸グリセリンモノ又はジ又はトリ
エステル等のポリオレフィン樹脂分野で使用されている
ものが広く使用できる。上記炭素数8〜22の飽和若し
くは不飽和高級脂肪酸アミドとしては、具体的には、ミ
リスチン酸アミド、パルミチン酸アミド、ステアリン酸
アミド、オレイン酸アミド、エルカ酸アミド、エイコサ
ン酸アミドなどが例示される。中でも特に、ステアリン
酸アミド、オレイン酸アミド及びエルカ酸アミド等が例
示される。
【0042】また、炭素数8〜22の飽和若しくは不飽
和高級脂肪酸グリセリンエステルとしては、具体的に
は、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレ
イン酸、エルカ酸、エイコサン酸等の脂肪酸とグリセリ
ンとのモノ又はジ又はトリエステル及びこれらの混合物
が例示される。
【0043】これら滑剤のなかでも、特に、ステアリン
酸アミド、オレイン酸アミド、エルカ酸アミド、グリセ
リンモノラウリン酸エステル、グリセリンモノステアリ
ン酸エステル及びグリセリンジステアリン酸ジエステル
が好ましい。上記滑剤は、単独で又は2種以上を適宜組
み合わせて用いられる。
【0044】溶媒 本発明に係る溶媒は、常圧下の沸点が150℃以下のア
ルコール類、エステル類、エーテル類及び水からなる群
から選ばれる少なくとも1種の溶媒であり、(B)成分
から選ばれる少なくとも1種のポリオレフィン用添加剤
に対する溶解性を有していることが重要である。かかる
溶媒としては、上記溶媒100重量部に対して、(B)
成分の量が、室温から該溶媒の沸点以下の温度範囲で、
1重量%以上、好ましく5重量%以上、更に好ましくは
10重量%以上溶解する溶媒であればよい。(B)成分
の量が、1重量%未満しか溶解しない溶媒では、粒状化
しにくくなる傾向が認められる。
【0045】(B)成分が、1重量%以上溶解し、且つ
常圧下の沸点150℃以下の溶媒としては、次のアルコ
ール類、エステル類、エーテル類及び水が例示される。
アルコール類としては、具体的には、メチルアルコー
ル、エチルアルコール、n−プロピルアルコール、イソ
プロピルアルコール、t−ブチルアルコール、sec−
ブチルアルコールなどが例示される。中でも特に、メタ
ノール、エタノールが好ましい。
【0046】エステル類としては、具体的には、炭酸ジ
メチル、炭酸ジエチル、ギ酸エチル、酢酸メチル、酢酸
エチル、酢酸プロピル、酢酸イソプロピル、酢酸ブチ
ル、プロピオン酸メチル及びプロピオン酸エチルなどが
例示され、中でも特に、酢酸メチル、酢酸エチル、炭酸
ジメチルが好ましい。
【0047】エーテル類としては、具体的には、イソプ
ロピルエーテル、エチルブチルエーテル、メチルセルソ
ルブ、ジエチルセルソルブ、セルソルブ、エチレングリ
コールジメチルエーテル、1,4−ジオキサン、テトラ
ヒドロフラン、テトラヒドロピラン、ジオキソラン、メ
チルジオキソランなどが例示される。上記アルコール
類、エステル類、エーテル類及び水のなかから選択され
る溶媒は、1種単独で又は2種以上組み合わせて使用す
ることもできる。
【0048】かかる溶媒の使用量は、室温〜沸点以下の
温度範囲で、(A)成分及び(B)成分を含む粉末状混
合物の総重量を基準として、1〜45重量%、好ましく
は2〜30重量%である。この範囲を外れると、粒状化
工程での粒状化が困難となる傾向が認められる。
【0049】US6056898号公報に開示されてい
るシクロヘキサン、メチルシクロヘキサン等の脂環族炭
化水素類及びトルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類
の場合は、(B)成分に対する溶解性は有するものの、
得られる粒状添加剤組成物のポリオレフィン樹脂に対す
る溶解性や分散性が悪くなる傾向が認められる。
【0050】粒状添加剤組成物 本発明に係る粒状添加剤組成物は、必須成分であるDB
S類及び(B)成分から選ばれる少なくとも1種からな
り、(B)成分の少なくとも1種がバインダーとして働
き、該バインダー以外の粒子を相互に結合するため、粒
状の形態を保持する。かかる(B)成分を選択するに当
たっては、本発明の効果が得られる限り特に限定されな
いが、ポリオレフィン樹脂用添加剤の少なくとも1種
が、常圧下の沸点が150℃以下のアルコール類、エス
テル類、エーテル類及び水からなる群から選ばれる少な
くとも1種の溶媒に対して、該溶媒100重量部を基準
として、1重量%以上溶解することが重要である。
【0051】 かかる該溶媒に対
して1重量%以上溶解する(B)成分としては、本発明
の効果が得られる限り特に限定されるものではなく、前
記のフェノール系酸化防止剤、リン系酸化防止剤、制酸
剤及び滑剤のなかから選択できる。これらのなかでも、
テトラキス[3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒド
ロキシフェニル)プロピオニルオキシメチル]メタン、
n−オクタデシル−3−(3’,5’−ジ−t−ブチル
−4’−ヒドロキシフェニル)プロピオネート、トリス
(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)ホスファイト、ス
テアリン酸アミド、オレイン酸アミド、エルカ酸アミ
ド、グリセリンモノステアリン酸エステルやグリセリン
ジステアリン酸ジエステル及びその混合物などが好まし
く、更に好ましくは、テトラキス[3−(3,5−ジ−
t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオニルオ
キシメチル]メタン、n−オクタデシル−3−(3’,
5’−ジ−t−ブチル−4’−ヒドロキシフェニル)プ
ロピオネートである。これらの(B)成分は、1種単独
で使用してもよく、また、2種以上を組み合わせて使用
することもできる。
【0052】(B)成分から選ばれる少なくとも1種の
添加剤の使用量合計は、本発明添加剤組成物の総重量の
20〜80重量%程度であるのが好ましい。かかるポリ
オレフィン樹脂用添加剤の使用割合は、使用する樹脂組
成物の要求性能、樹脂成形物の最終用途、要求性能等に
応じて、適宜決定すればよい。
【0053】本発明に係る粒状ポリオレフィン樹脂用添
加剤組成物の形態としては、本発明の効果が得られる限
り限定されるものではなく、円柱状、球状、板状或いは
それに類似した形態等を有する粒状化物が例示できる。
推奨される形態の具体例として、円柱状の場合、その断
面の直径の平均値が、1〜5mm、特に1.5〜4mm
であるのが好ましく、長さの平均値が1〜10mm、特
に1.5〜5mmであるのが好ましい。直径の平均値5
mm又は長さの平均値が10mmを越えると溶解性や分
散性が悪くなり、樹脂中に均一に分散しにくくなり、ま
た直径又は長さの平均値が1mm未満だと粉塵が発生し
易くなる傾向が認められる。また、球状の場合は、直径
の平均値が1〜5mm、特に1.5〜3mmであるのが
好ましい。板状の場合は、長径の平均値が1〜10m
m、特に1.5〜5mm、短径の平均値が1〜5mm、
特に1.5〜3mm、厚さの平均値が0.1〜3mm、
特に0.2〜2mmであるのが好ましい。
【0054】また、本発明の粒状添加剤組成物の硬度と
しては、本発明の効果が得られる限り特に限定されない
が、好ましくは15〜100kg/cm、より好まし
くは20〜80kg/cmである。この範囲では、移
送の際に壊れにくく、また溶融ポリオレフィン樹脂に対
する溶解性や分散性が良好で成形物中の白点数も抑制さ
れる。尚、必要に応じて、本発明に係る粒状ポリオレフ
ィン樹脂用添加剤組成物には、使用目的やその用途に応
じて適宜、前記(B)成分以外の従来公知のポリオレフ
ィン樹脂用改質剤を本発明の効果を損なわない範囲で併
用することができる。具体的には、顔料、染料、紫外線
吸収剤、帯電防止剤、充填剤、抗菌剤などの改質剤が例
示される。
【0055】粒状ポリオレフィン樹脂用添加剤組成物の
製造方法 本発明に係る粒状のポリオレフィン樹脂用添加剤組成物
は、例えば、以下のようにして製造できる。(A)成分
粉末及びフェノール系酸化防止剤、リン系酸化防止剤、
制酸剤及び滑剤から選ばれる少なくとも1種のポリオレ
フィン用添加剤粉末、並びに必要に応じて上記成分以外
のポリオレフィン樹脂用添加剤を、粒状化工程前に予め
混合し、好ましくは均一に混合して粉末状混合物を調製
する。例えば、ナウタミキサー、ヘンシェルミキサー、
Vブレンダー、リボンブレンダー等を用いて均一に混合
することができる。
【0056】次に、均一に混合された該粉末状混合物と
常圧下の沸点が150℃以下のアルコール類、エステル
類、エーテル類及び水からなる群から選ばれる少なくと
も1種の溶媒を、該粉末状混合物の総重量を基準とし
て、1〜45重量%、万能攪拌機等の従来公知の混合装
置を用いて混合する。混合条件は、本発明の効果が得ら
れる限り特に限定されることはないが、通常、混合温度
は、室温〜該溶媒の沸点以下の範囲、好ましくは室温〜
50℃であり、混合時間は、1〜60分、好ましくは1
〜10分である。
【0057】次に均一に混合された上記溶媒含有混合物
を、一軸又は二軸スクリュー型押出機を用い、ダイプレ
ートの混合物の温度が室温〜該溶媒の沸点以下の範囲の
温度で、例えば、直径1〜5mmの孔を通してストラン
ド状に押し出す。ダイプレートまでの押出機内(シリン
ダ部分)の該溶媒含有混合物の温度は、特に限定される
ものではなく、必要に応じて室温〜該溶媒の沸点以下の
範囲の温度、好ましくは室温〜50℃の温度範囲となる
よう調整すればよい。
【0058】この様な押出工程を経て得られる押出物を
粒状に加工するには、例えば、次の方法を採用できる。
例えば、押し出された紐状のストランドを必要に応じて
室温まで冷却し、約1〜10mmの長さに切断して円柱
状の溶媒含有ペレットとすることができる。また、均一
に混合された該溶媒含有混合物をディスク・ペレッタ
ー、ギヤ・ペレタイザー等の圧縮造粒機を用いて、約1
〜10mmの円柱状ペレットとすることもできる。
【0059】この様に製造された溶媒含有ペレットの乾
燥方法は、特に限定されるものではなく、通常当該分野
で知られている従来公知の方法を採用できる。例えば、
箱型棚段式乾燥機、振動乾燥機、流動層乾燥機、二重式
回転ドラム型乾燥機等などを用いることにより乾燥ペレ
ットとすることができる。乾燥温度は、ペレット同士の
融着を防止するため、ポリオレフィン樹脂用添加剤のう
ち最も低い融点又は軟化点を有する化合物の融点又は軟
化点以下に設定する必要がある。通常、室温〜100
℃、好ましくは、室温〜80℃の範囲であり、減圧度
は、常圧〜0.5kPa、好ましくは0.5〜50kP
aの範囲である。また、乾燥時間は、乾燥温度、減圧
度、使用溶媒(種類、量)、及びペレット形状などによ
り適宜設定することができる。
【0060】球状のペレットを製造するには、上記方法
で製造される溶媒を含有した円柱状ペレットを整粒機を
用いて丸め、球状とすればよい。また、板状のペレット
を得るには、ダイから、厚さ0.1〜3mmの板状に押
し出して前記所定サイズの板状となるようにカッティン
グするか、又は該溶媒含有混合物を常温又は加熱圧縮し
た板状成形物を粗砕し、乾燥してもよい。また、予め該
板状成形物を乾燥し、粗砕してもよい。
【0061】押し出されたストランド、ダイからの押出
物又は溶媒含有混合物の常温若しくは加熱圧縮物は冷却
することなく、直ちに、上記乾燥方法により乾燥するこ
とができる。乾燥後のペレットの冷却方法は、通常工業
的に用いられている公知の方法が適用できる。例えば、
室温又は室温以下に冷却された空気、窒素、アルゴン等
のガスを用いる方法が挙げられ、好ましくは空気による
方法が推奨される。
【0062】以上のようにすることにより、常圧下の沸
点が150℃以下のアルコール類、エステル類、エーテ
ル類及び水からなる群から選ばれる少なくとも1種の溶
媒に溶解した(B)成分が、バインダーとして働き、粉
末状を保持している他の成分の粒子を結合するため、ダ
ストの発生が抑制され、配管やホッパーを通しての移送
性が向上し、自動連続計量が可能で、取り扱いが容易で
あり、しかも、成形加工時の溶解性や分散性にバラツキ
のない良好な粒状添加剤組成物が得られる。
【0063】ポリオレフィン樹脂組成物 ポリオレフィン樹脂組成物は、本発明方法によって製造
される粒状ポリオレフィン樹脂用添加剤組成物をポリオ
レフィン樹脂に常法に従って配合することにより得られ
る。例えば、ポリオレフィン樹脂(粉末又はフレー
ク)、粒状ポリオレフィン樹脂用添加剤組成物、及び必
要に応じてポリオレフィン樹脂用改質剤を、慣用の混練
り機、例えば一軸又は二軸の押し出し機等を用いて、所
望の温度で溶融混練し、押し出されたストランドを、冷
却し、得られたストランドを切断することでペレットタ
イプとする方法を例示できる。また、予め粒状添加剤組
成物に上記のポリオレフィン樹脂用改質剤を含む粒状添
加剤組成物マスタ−バッチも使用できる。
【0064】粒状ポリオレフィン樹脂用添加剤組成物の
配合量は、所望のDBS類の核剤効果が得られる限り特
に限定されるものではなく、適宜選択することができ
る。通常、ポリオレフィン樹脂100重量部に対して、
DBS類換算で0.01〜5重量部、好ましくは0.0
5〜3重量部配合される。これらの範囲内で配合するこ
とにより所望のDBSの核剤効果を得ることができる。
【0065】かかるポリオレフィン樹脂としては、ポリ
エチレン系樹脂、ポリプロピレン系樹脂及びポリブテン
系樹脂が例示され、より具体的には、高密度ポリエチレ
ン、中密度ポリエチレン、直鎖状ポリエチレン、エチレ
ン含量50重量%以上のエチレンコポリマー、プロピレ
ンホモポリマー、プロピレン50重量%以上のプロピレ
ンコポリマー、ブテンホモポリマー、ブテン含量50重
量%以上のブテンコポリマー、メチルペンテンホモポリ
マー、メチルペンテン含量50重量%以上のメチルペン
テンコポリマー、ポリブタジエン等が例示される。上記
コポリマーはランダムコポリマーであってもよく、ブロ
ックコポリマーであってもよい。これらの樹脂の立体規
則性は、アイソタクチックでもシンジオタクチックでも
よい。
【0066】上記コポリマーを構成し得るコポリマーと
して、具体的にはエチレン、プロピレン、ブテン、ペン
テン、ヘキセン、ヘプテン、オクテン、ノネン、デセ
ン、ウンデセン、ドデセン等のα−オレフィン、1,4
−エンドメチレンシクロヘキセン等のビシクロ型モノマ
ー、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エ
チル等の(メタ)アクリル酸エステル、酢酸ビニル等が
例示できる。
【0067】かかる重合体を製造するために適用される
触媒としては、一般に使用されているチーグラー・ナッ
タ型触媒はもちろん、遷移金属化合物(例えば、三塩化
チタン、四塩化チタン等のチタンのハロゲン化物)を塩
化マグネシウム等のハロゲン化マグネシウムを主成分と
する担体に担持してなる触媒と、アルキルアルミニウム
化合物(トリエチルアルミニウム、ジエチルアルミニウ
ムクロリド等)とを組み合わせてなる触媒系やメタロセ
ン触媒も使用できる。
【0068】かかるポリオレフィン樹脂の推奨されるメ
ルトフローレート(以下「MFR」と略記する。JIS
K 7210−1976)は、その適用する成形方法
により適宜選択されるが、通常、0.01〜200g/
10分、好ましくは0.05〜100g/10分であ
る。
【0069】なお、必要に応じて、かかるポリオレフィ
ン樹脂組成物には、使用目的やその用途に応じて適宜、
従来公知のポリオレフィン樹脂用改質剤を本発明の効果
を損なわない範囲で併用することができる。
【0070】かかるポリオレフィン樹脂用改質剤として
は、例えば、ポリオレフィン等衛生協議会編「ポジティ
ブリストの添加剤要覧 改訂第2版」(1995年1
月)に記載されている各種添加剤が挙げられ、より具体
的には、紫外線吸収剤(ベンゾフェノン系化合物、ベン
ゾトリアゾール系化合物など)、界面活性剤、充填剤
(タルク、マイカ、ゼオライト、パーライト、珪藻土、
炭酸カルシウム、ガラス繊維など)、発泡剤、発泡助
剤、ポリマー添加剤の他、可塑剤、架橋剤、架橋促進
剤、帯電防止剤、アンチブロッキング剤、防曇剤、ポリ
マーアロイ成分(ブロックSBR若しくはランダムSB
R及びそれらの水素化物などのゴム類やポリスチレンな
ど)、難燃剤、分散剤、有機又は無機の顔料又は染料、
加工助剤などの各種添加剤が例示される。
【0071】成形体 かくして得られたポリオレフィン樹脂組成物を成形する
に際しては、射出成形、押出成形、ブロー成形、圧空成
形、回転成形、フィルム成形等の従来公知の成形方法の
いずれをも採用できる。成形条件も、従来から慣用され
ている条件がいずれも使用できる。
【0072】上記ポリオレフィン樹脂組成物は、従来、
DBS類を核剤として配合してなるポリオレフィン樹脂
組成物が用いられてきたと同様の分野において適用さ
れ、より具体的には、熱や放射線等により滅菌されるデ
ィスポーザブル注射器、輸液・輸血セット、採血器具等
の医療用器具類;放射線等により滅菌される食品・植物
等の包装物;衣料ケースや衣料保存用コンテナ等の各種
ケース類;食品を熱充填するためのカップ、レトルト食
品の包装容器;電子レンジ用容器;ジュース、茶等の飲
料用、化粧品用、医薬品用、シャンプー用等の缶、ビン
等の容器;味噌、醤油等の調味料用容器及びキャップ;
水、米、パン、漬物等の食品用ケース及び容器;冷蔵庫
用ケース等の雑貨;文具;電気・機械部品;自動車用部
品等の素材として好適である。
【0073】
【実施例】以下、実施例及び比較例を掲げ、本発明を詳
しく説明する。下記の実施例及び比較例では次の化合物
を使用している。 (1)DBS類 1,3:2,4−ジベンジリデンソルビトール:商品名
「ゲルオールD」、新日本理化(株)製 1,3:2,4−ジ(p−メチルベンジリデン)ソルビ
トール:商品名「ゲルオールMD」、新日本理化(株)
製 1,3:2,4−ジ(3,4−ジメチルベンジリデン)
ソルビトール:商品名「Millad3988」、Mi
lliken社製 (2)フェノール系酸化防止剤 テトラキス[3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒド
ロキシフェニル)プロピオニルオキシメチル]メタン:
商品名「Irganox1010」、チバスペシャルテ
ィーケミカルズ社製 (3)リン系酸化防止剤 トリス(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)ホスファイ
ト:商品名「Irgafos168」、チバスペシャル
ティーケミカルズ社製 (4)制酸剤 ステアリン酸カルシウム:商品名「カルシウムステアレ
ートCP−S」、日東化成工業社製 ハイドロタルサイト:商品名「DHT−4A」、協和化
学工業製 (5)滑剤 グリセリンモノステアレートおよびジステアレート混合
物:商品名「リケマールS−100」、理研ビタミン社
【0074】また、本発明のポリオレフィン用粒状添加
剤組成物の粉塵発生度、硬度、直径及び長さ、分散性、
流動性、貯蔵安定性及びDBS類粉末の粒子径d97
は、以下のとおり測定した。
【0075】粉塵発生度 粒状ポリオレフィン樹脂用添加剤組成物50gを内径1
5cm、目開き50メッシュのふるい上にのせ、振とう
ふるい器で30分間振とうした。ふるい下の粉化物の重
さを量り、粉塵発生度とした。値が小さいほど粉塵の立
ちにくいものとなる。
【0076】硬度 木屋式硬度計KHT−20(木屋製作所製)を用いて粒
状ポリオレフィン樹脂用添加剤組成物の硬度を測定した
後、単位面積当たりの値に換算し、その10回の平均値
(kg/cm)を算出した。
【0077】直径及び長さ 得られた円柱状の粒状ポリオレフィン樹脂用添加剤組成
物10個について、直径及び長さを測定し、各々の平均
値を求めた。
【0078】分散性 40mm×70mm×2mmのポリオレフィン樹脂成形
体10枚中の未分散ジベンジリデンソルビトール類に基
づく白点の数を目視にて数え、1枚あたりの平均値とし
て求めた。値が小さいほど分散性に優れている。
【0079】流動性(安息角) 長さ17cm(Lcm)、幅13cm、深さ1cmの清
浄な表面のステンレス製バットの一端に試料4gをフラ
ットに置く。 試料を置いたバットの一端を1cm刻み
で上昇させ、次いで30秒間静止する。この操作を繰り
返し、試料のほぼ全量が落下したときのバットの一端の
水平面からの高さを計測する。同じ操作を3回繰り返
し、その平均値(Hcm)を算定する。安息角θは下記
式に従い算出した。安息角θが小さいほど流動性は良好
である。 θ=sin−1(H/L)
【0080】貯蔵安定性試験 粒状ポリオレフィン樹脂用添加剤組成物を、製造直後に
100gの量で、ポリ袋に入れ、全体に1kg/cm
の負荷をかけて、80℃の恒温槽に2週間放置した。
その後、オーブンから取り出して、室温まで冷却し、ブ
ロッキングの有無を目視にて判定した。ブロッキングが
認められなかった場合を○とし、認められた場合を×と
した。
【0081】ジベンジリデンソルビトール類粉末の粒子
径d97 レーザー回折/散乱式粒度分布測定装置(「LA−91
0」(商品名)、堀場製作所製)を用い、分散媒に蒸留
水、分散剤にポリエチレングリコールモノ−p−イソオ
クチルフェニルエーテルを用いて測定し、累積分布値9
7%に対応する粒子径を求めた。
【0082】本発明に係る粒状ポリオレフィン樹脂用添
加剤組成物の調製方法及びポリオレフィン樹脂組成物の
調製方法と成形方法は以下の方法を用いた。粒状ポリオレフィン樹脂用添加剤組成物の調製方法 所定量のDBS類粉末と所定量のポリオレフィン樹脂用
添加剤粉末を2Lヘンシェルミキサーに入れ、非加熱条
件下で回転速度750rpmで3分間撹拌混合した。得
られた粉末状添加剤組成物1gをHPLCで分析した結
果、均一に混合していることを確認した。次に、粉末状
添加剤組成物を5L万能攪拌機(ダルトン社製)に入
れ、所定量の溶媒を添加し、室温で1分間混合した。
【0083】得られた溶媒含有混合物を長さ255m
m、直径25mmの二軸スクリュー型押出機(栗本鉄工
所製S1 KRCニーダ)によりスクリュ−回転速度4
0rpmで、100g/minの割合で供給し、押出温
度室温にて直径2mmの孔9個を有するダイから押し出
し、紐状のストランドを得た。これを長さ約2mmに切
断して円柱状ペレット形態とし、乾燥温度80℃、減圧
度2kPaにて減圧乾燥して粒状添加剤組成物を得た。
尚、「押出温度」とは、ダイプレートにおける該添加剤
組成物の温度を指す。
【0084】ポリオレフィン樹脂組成物の調製と成形方
エチレン含有量3.0重量%のアイソタクチックランダ
ムポリプロピレン樹脂(MFR=20g/10分、以下
「r−PP」と略記する。)100重量部に対してペレ
ット状樹脂添加物をDBS類の添加量が0.2重量部と
なるように配合し、3分間手で混合した。樹脂温度24
0℃に設定した直径25mmの一軸押出機で溶融混練し
てペレット化した。さらにペレットを同じ条件で2回繰
り返し溶融混練りした。得られたペレットを樹脂温度2
40℃、金型温度40℃の条件下で射出成形し、40m
m×70mm×2mmのポリオレフィン樹脂成形体を得
た。
【0085】実施例1 粒子径d97が100μmの1,3:2,4−ジ(p−
メチルベンジリデン)ソルビトール180g、テトラキ
ス[3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフ
ェニル)プロピオニルオキシメチル]メタン 45g、ト
リス(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)ホスファイト
45g、及びステアリン酸カルシウム45g、メタノ
ール105gを上記「粒状ポリオレフィン樹脂用添加剤
組成物の調製方法」に従って、直径及び長さがそれぞれ
約2mmの円柱状ペレットを得た。得られた円柱状ペレ
ットの硬度は、75kg/cm で、安息角θは21
度であった。さらに、得られた粒状化物の粉塵発生度、
及び貯蔵安定性試験の評価結果を表1に記載した。
【0086】次に、得られた粒状ポリオレフィン樹脂用
添加剤組成物を用いて、ポリオレフィン樹脂組成物の調
製と成形方法に従って、ポリオレフィン樹脂成形体を得
た。得られたポリプロピレン樹脂成形体の分散性の評価
結果を表1に記載した。表1に示したように前記核剤の
分散性が良好であることを認めた。
【0087】尚、表1において、各略号は次の意味を表
す; 「DBS」:1,3:2,4−ジベンジリデンソルビト
ール 「Me−DBS」:1,3:2,4−ジ(p−メチルベ
ンジリデン)ソルビトール 「3,4−DMDBS」:1,3:2,4−ジ(3,4
−ジメチルベンジリデン)ソルビトール
【0088】実施例2〜9 メタノールを表1記載の溶媒及び溶媒量に代えた他は実
施例1と同様の操作を行った。得られた粒状化物の粉塵
の発生度及び貯蔵安定性並びにポリプロピレン成形体の
分散性を評価した。その評価結果を表1に記載した。
【0089】実施例10 1,3:2,4−ジ(p−メチルベンジリデン)ソルビ
トールを1,3:2,4−ジベンジリデンソルビトール
に代えた他は実施例1と同様の操作を行った。得られた
粒状化物の粉塵の発生度及び貯蔵安定性並びにポリプロ
ピレン成形体の分散性を評価した。
【0090】実施例11 1,3:2,4−ジ(p−メチルベンジリデン)ソルビ
トールを1,3:2,4−ジ(3,4−ジメチルベンジ
リデン)ソルビトールに代えた他は実施例1と同様の操
作を行った。得られた粒状化物の粉塵の発生度及び貯蔵
安定性並びにポリプロピレン成形体の分散性を評価し
た。
【0091】実施例12 ステアリン酸カルシウムをハイドロタルサイトに代えた
他は実施例1と同様の操作を行なった。得られた粒状化
物の粉塵の発生度及び貯蔵安定性並びにポリプロピレン
成形体の分散性を評価した。
【0092】実施例13 1,3:2,4−ジ(p−メチルベンジリデン)ソルビ
トール160g、テトラキス[3−(3,5−ジ−t−
ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオニルオキシ
メチル]メタン 40g、トリス(2,4−ジ−t−ブチ
ルフェニル)ホスファイト 40g、及びステアリン酸
カルシウム 40g、グリセリンモノステアレートおよ
びジステアレート混合物 40g、メタノール107g
を実施例1と同様の操作で粒状化物を得た。得られた粒
状化物の粉塵の発生度及び貯蔵安定性並びにポリプロピ
レン成形体の分散性を評価した。
【0093】比較例1 メタノールに代えてシクロヘキサンとした他は実施例1
と同様の操作を行った。得られた粒状化物の粉塵の発生
度及び貯蔵安定性並びにポリプロピレン成形体の分散性
を評価した。その評価結果を表1に記載した。
【0094】比較例2 酢酸エチルに代えてトルエンとした他は実施例4と同様
の操作を行った。得られた粒状化物の粉塵の発生度及び
貯蔵安定性並びにポリプロピレン成形体の分散性を評価
した。その評価結果を表1に記載した。
【0095】
【0096】注)表1において、a〜eは、次の添加剤
を指す。 a:テトラキス[3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−
ヒドロキシフェニル)プロピオニルオキシメチル]メタ
ン b:トリス(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)ホスフ
ァイト c:ステアリン酸カルシウム d:ハイドロタルサイト e:グリセリンモノステアレートおよびジステアレート
混合物 また、表1において、D及びLは、それぞれ、得られた
円柱状ペレットの直径と長さの平均値を示す。溶媒の添
加量は、粉末状添加剤組成物の総重量を基準とする重量
%を示す。
【0097】
【発明の効果】本発明によれば、DBS類及びポリオレ
フィン用添加剤粉末を含む粉末状添加剤組成物を粒状化
することが可能となった。その結果、DBS類の有する
核剤特性やポリオレフィン樹脂に対する溶解性や分散性
を損なうことなく、成形加工時の易計量性、防塵・防爆
などの安全性、配管やホッパーにおける移送性、貯蔵安
定性などに優れ、粉塵の発生のない取り扱い容易な粒状
ポリオレフィン樹脂用添加剤組成物が得られる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4F071 AA14 AC04 AC06 AC09 AC10 AC15 AC19 AE05 AE11 AE22 AH19 4J002 AC031 BB001 BB021 BB111 BB161 BP001 DE288 EC039 ED029 EG028 EG038 EH009 EH019 EJ027 EL116 EP019 EW067 FD077 FD179 FD206 FD208 GB00 GC00 GE00 GN00

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(1) [式中、R及びRは同一又は異なって、それぞれ、
    炭素数1〜5のアルキル基、炭素数1〜5のアルコキシ
    基又は塩素原子を表す。m,nは0〜3の整数を表
    す。]で表される少なくとも1種のジベンジリデンソル
    ビトール類(A)及びポリオレフィン樹脂用添加剤
    (B)の少なくとも1種を含有する粉末状混合物と、常
    圧下の沸点が150℃以下のアルコール類、エステル
    類、エーテル類及び水からなる群から選ばれる少なくと
    も1種の溶媒を、該粉末状混合物の総重量を基準として
    1〜45重量%混合し、得られる該溶媒を含有した混合
    物を粒状に成形した後、該成形物を乾燥することを特徴
    とする粒状ポリオレフィン樹脂用添加剤組成物の製造方
    法。
  2. 【請求項2】 (A)成分が、1,3:2,4−ジベン
    ジリデンソルビトール、1,3:2,4−ジ(p−メチ
    ルベンジリデン)ソルビトール、1,3:2,4−ジ
    (o−メチルベンジリデン)ソルビトール、1,3:
    2,4−ジ(p−エチルベンジリデン)ソルビトール、
    1,3:2,4−ジ(3,4−ジメチルベンジリデン)
    ソルビトール及び1,3:2,4−ジ(2,4,5−ト
    リメチルベンジリデン)ソルビトールからなる群から選
    ばれる少なくとも1種である請求項1に記載のポリオレ
    フィン樹脂用添加剤粒状物の製造方法。
  3. 【請求項3】 (B)成分が、フェノール系酸化防止
    剤、リン系酸化防止剤、制酸剤及び滑剤からなる群から
    選ばれる少なくとも1種である請求項1又は2に記載の
    粒状ポリオレフィン樹脂用添加剤組成物の製造方法。
  4. 【請求項4】 フェノール系酸化防止剤が、2,6−ジ
    −t−ブチル−4−メチルフェノール、4,4’−ブチ
    リデン−ビス−(3−メチル−6−t−ブチルフェノー
    ル)、2,2’−メチレン−ビス−(4−メチル−6−
    t−ブチルフェノール)、1,1,3−トリス−(2−
    メチル−4−ヒドロキシ−5−t−ブチルフェノール)
    ブタン、3,9−ビス−{2−[3−(3−t−ブチル
    −4−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)プロピオニル
    オキシ]−1,1−ジメチルエチル}−2,4,8,1
    0−テトラオキサスピロ[5,5]ウンデカン、2,
    2’−メチレン−ビス−(4−エチル−6−t−ブチル
    フェノール)、トリエチレングリコール−ビス[3−
    (3−t−ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチルフェニ
    ル)プロピオネート]、テトラキス[3−(3,5−ジ
    −t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオニル
    オキシメチル]メタン、n−オクタデシル−3−
    (3’,5’−ジ−t−ブチル−4’−ヒドロキシフェ
    ニル)プロピオネート、1,3,5−トリス(3,5−
    ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)イソシアヌ
    レート及び1,3,5−トリス(3,5−ジ−t−ブチ
    ル−4−ヒドロキシベンジル)−2,4,6−トリメチ
    ルベンゼンからなる群から選ばれる少なくとも1種であ
    る請求項3に記載の粒状ポリオレフィン樹脂用添加剤組
    成物の製造方法。
  5. 【請求項5】 リン系酸化防止剤が、トリス(2,4−
    ジ−t−ブチルフェニル)ホスファイト、ジステアリル
    ペンタエリスリトールジホスファイト、テトラキス
    (2,4−ジ−t−ブチルフェニル)−4,4’−ビフ
    ェニレン−ジ−ホスホナイト、ビス(2,4−ジ−t−
    ブチルフェニル)ペンタエリスリトールジホスファイ
    ト、ビス(2,4−ジクミルフェニル)ペンタエリスリ
    トールジホスファイト、ビス(2,6−ジ−t−ブチル
    −4−メチルフェニル)ペンタエリスリトールホスファ
    イト及び2,2−メチレン−ビス−(4,6−ジ−t−
    ブチルフェニル)オクチルホスファイトからなる群から
    選ばれる少なくとも1種である請求項3又は4に記載の
    粒状ポリオレフィン樹脂用添加剤組成物の製造方法。
  6. 【請求項6】 制酸剤が、炭素数8〜32の飽和若しく
    は不飽和高級脂肪酸金属塩及びハイドロタルサイトから
    なる群から選ばれる少なくとも1種である請求項3〜5
    のいずれかに記載の粒状ポリオレフィン樹脂用添加剤組
    成物の製造方法。
  7. 【請求項7】 制酸剤が、パルミチン酸リチウム、パル
    ミチン酸ナトリウム、パルミチン酸カリウム、パルミチ
    ン酸マグネシウム、パルミチン酸カルシウム、ステアリ
    ン酸リチウム、ステアリン酸ナトリウム、ステアリン酸
    カリウム、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸カ
    ルシウム及びハイドロタルサイトからなる群から選ばれ
    る少なくとも1種である請求項6に記載の粒状ポリオレ
    フィン樹脂用添加剤組成物の製造方法。
  8. 【請求項8】 滑剤が、炭素数8〜22の飽和若しくは
    不飽和高級脂肪酸アミド及び炭素数8〜22の飽和若し
    くは不飽和高級脂肪酸のグリセリンエステルからなる群
    から選ばれる少なくとも1種である請求項3〜7のいず
    れかに記載の粒状ポリオレフィン樹脂用添加剤組成物の
    製造方法。
  9. 【請求項9】 滑剤が、ステアリン酸アミド、オレイン
    酸アミド、エルカ酸アミド、グリセリンモノラウリン酸
    エステル、グリセリンモノステアリン酸エステル及びグ
    リセリンジステアリン酸ジエステルからなる群から選ば
    れる少なくとも1種である請求項8に記載の粒状ポリオ
    レフィン樹脂用添加剤組成物の製造方法。
  10. 【請求項10】 アルコール類が、メチルアルコール、
    エチルアルコール、n−プロピルアルコール、イソプロ
    ピルアルコール、t−ブチルアルコール及びsec−ブ
    チルアルコールからなる群から選ばれる少なくとも1種
    である請求項1〜9のいずれかに記載のポリオレフィン
    樹脂用添加剤粒状物の製造方法。
  11. 【請求項11】 エステル類が、炭酸ジメチル、炭酸ジ
    エチル、ギ酸エチル、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸プ
    ロピル、酢酸イソプロピル、酢酸ブチル、プロピオン酸
    メチル及びプロピオン酸エチルからなる群から選ばれる
    少なくとも1種である請求項1〜10のいずれかに記載
    の粒状ポリオレフィン樹脂用添加組成物の製造方法。
  12. 【請求項12】 エーテル類が、イソプロピルエーテ
    ル、エチルブチルエーテル、メチルセルソルブ、ジエチ
    ルセルソルブ、セルソルブ、エチレングリコールジメチ
    ルエーテル、1,4−ジオキサン、テトラヒドロフラ
    ン、テトラヒドロピラン、ジオキソラン及びメチルジオ
    キソランからなる群から選ばれる少なくとも1種である
    請求項1〜11のいずれかに記載の粒状ポリオレフィン
    樹脂用添加剤組成物の製造方法。
  13. 【請求項13】 断面の直径の平均値が1〜5mm、長
    さの平均値が1〜10mmの円柱状であるか、直径の平
    均値が1〜5mmの球状であるか、または長径の平均値
    が1〜10mm、短径の平均値が1〜5mm、厚さの平
    均値が0.1〜3mmの板状である請求項1〜12のい
    ずれかに記載の粒状ポリオレフィン樹脂用添加剤組成物
    の製造方法。
  14. 【請求項14】 請求項1〜13のいずれかに記載の方
    法により製造された粒状ポリオレフィン樹脂用添加剤組
    成物。
  15. 【請求項15】 請求項14記載の粒状ポリオレフィン
    樹脂用添加剤組成物を含有してなることを特徴とするポ
    リオレフィン樹脂組成物。
  16. 【請求項16】 請求項15記載のポリオレフィン樹脂
    組成物を成形することにより得ることができるポリオレ
    フィン樹脂成形体。
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