JP2003095837A - グラスアイオノマーセメント用ガラス粉末 - Google Patents
グラスアイオノマーセメント用ガラス粉末Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 従来のグラスアイオノマーセメント用ガラス
粉末と比較して歯質に対する接着力を向上させる効果が
あり、特にペースト状のグラスアイオノマーセメント組
成物に好適なグラスアイオノマーセメント用ガラス粉末
にを提供する。 【解決手段】 メルカプト基,アミノ基,エポキシ基の
中から選ばれる1種の基を少なくとも1つ有するシラン
カップリング剤の1種以上で表面処理するか、又はメル
カプト基,アミノ基,エポキシ基の中から選ばれる1種
の基を少なくとも1つ有するシランカップリング剤の1
種以上とビニル基又は(メタ)アクリロイル基を有する
シランカップリング剤の少なくとも1種以上とで表面処
理して、グラスアイオノマーセメント用ガラス粉末とす
る。
粉末と比較して歯質に対する接着力を向上させる効果が
あり、特にペースト状のグラスアイオノマーセメント組
成物に好適なグラスアイオノマーセメント用ガラス粉末
にを提供する。 【解決手段】 メルカプト基,アミノ基,エポキシ基の
中から選ばれる1種の基を少なくとも1つ有するシラン
カップリング剤の1種以上で表面処理するか、又はメル
カプト基,アミノ基,エポキシ基の中から選ばれる1種
の基を少なくとも1つ有するシランカップリング剤の1
種以上とビニル基又は(メタ)アクリロイル基を有する
シランカップリング剤の少なくとも1種以上とで表面処
理して、グラスアイオノマーセメント用ガラス粉末とす
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、医学、特に歯科に
おいて用いられるグラスアイオノマーセメント用のガラ
ス粉末に関するものである。更に詳しくは、従来のグラ
スアイオノマーセメント用ガラス粉末と比較して歯質に
対する接着力を向上させる効果があり、特にペースト状
のグラスアイオノマーセメント組成物に好適なグラスア
イオノマーセメント用ガラス粉末に関するものである。
おいて用いられるグラスアイオノマーセメント用のガラ
ス粉末に関するものである。更に詳しくは、従来のグラ
スアイオノマーセメント用ガラス粉末と比較して歯質に
対する接着力を向上させる効果があり、特にペースト状
のグラスアイオノマーセメント組成物に好適なグラスア
イオノマーセメント用ガラス粉末に関するものである。
【0002】
【従来の技術】グラスアイオノマーセメントは、ポリカ
ルボン酸等の酸とグラスアイオノマーセメント用ガラス
粉末とを水の存在下で反応させ硬化させることで使用さ
れる。このグラスアイオノマーセメントは、生体に対す
る親和性が極めて良好であることや硬化体が半透明であ
り審美性に優れていること,エナメル質や象牙質等の歯
質に対して優れた接着力を有していること,更にはガラ
ス粉末中にフッ素を含有させておくとそのフッ素により
抗齲蝕作用があること等の特徴を有しているため、歯科
分野では齲蝕窩洞の充填,クラウン・インレー・ブリッ
ジや矯正用バンドの合着,窩洞の裏層,根管充填用シー
ラー,支台築造や予防填塞等に広く使用されている歯科
用材料である。
ルボン酸等の酸とグラスアイオノマーセメント用ガラス
粉末とを水の存在下で反応させ硬化させることで使用さ
れる。このグラスアイオノマーセメントは、生体に対す
る親和性が極めて良好であることや硬化体が半透明であ
り審美性に優れていること,エナメル質や象牙質等の歯
質に対して優れた接着力を有していること,更にはガラ
ス粉末中にフッ素を含有させておくとそのフッ素により
抗齲蝕作用があること等の特徴を有しているため、歯科
分野では齲蝕窩洞の充填,クラウン・インレー・ブリッ
ジや矯正用バンドの合着,窩洞の裏層,根管充填用シー
ラー,支台築造や予防填塞等に広く使用されている歯科
用材料である。
【0003】更に今日では、グラスアイオノマーセメン
トに重合可能なレジン成分を添加することにより、従来
からグラスアイオノマーセメントの短所と言われていた
初期硬化時における水分による脆弱化を防止し、機械的
強度や歯質への接着性等の物性を向上させ、これに加え
て歯科用金属,レジン,ポーセレン等への優れた接着性
を有するレジン強化型グラスアイオノマーセメントなる
ものも開発されている。更に、重合可能なレジン成分を
重合させる触媒として光重合触媒を使用し、可視光線で
急速に硬化させることができるグラスアイオノマーセメ
ントも開発されており、より一層用途が拡大している。
トに重合可能なレジン成分を添加することにより、従来
からグラスアイオノマーセメントの短所と言われていた
初期硬化時における水分による脆弱化を防止し、機械的
強度や歯質への接着性等の物性を向上させ、これに加え
て歯科用金属,レジン,ポーセレン等への優れた接着性
を有するレジン強化型グラスアイオノマーセメントなる
ものも開発されている。更に、重合可能なレジン成分を
重合させる触媒として光重合触媒を使用し、可視光線で
急速に硬化させることができるグラスアイオノマーセメ
ントも開発されており、より一層用途が拡大している。
【0004】このようにグラスアイオノマーセメントは
様々な特徴を有していると共に様々な形態で上市されて
いるが、一般的な歯科用グラスアイオノマーセメントは
粉成分と液成分とで構成されており、計量及び練和等の
操作の煩雑さが短所の一つになっている。そのため、グ
ラスアイオノマーセメント用ガラス粉末と重合性モノマ
ー(又は水と増粘材)とを主成分とするペーストと、ポ
リカルボン酸と水(又は重合性モノマー)とを主成分と
するペーストとの2つのペーストから成り、重合性モノ
マーの重合方法に応じた重合開始剤を便宜配合したペー
スト状のグラスアイオノマーセメント組成物が開発され
た。
様々な特徴を有していると共に様々な形態で上市されて
いるが、一般的な歯科用グラスアイオノマーセメントは
粉成分と液成分とで構成されており、計量及び練和等の
操作の煩雑さが短所の一つになっている。そのため、グ
ラスアイオノマーセメント用ガラス粉末と重合性モノマ
ー(又は水と増粘材)とを主成分とするペーストと、ポ
リカルボン酸と水(又は重合性モノマー)とを主成分と
するペーストとの2つのペーストから成り、重合性モノ
マーの重合方法に応じた重合開始剤を便宜配合したペー
スト状のグラスアイオノマーセメント組成物が開発され
た。
【0005】しかし、このようなペースト状のグラスア
イオノマーセメントは混合時の操作性に優れているが、
従来の粉と液とを混合して使用するグラスアイオノマー
セメントと比較して歯質に対する接着力が不充分であっ
た。
イオノマーセメントは混合時の操作性に優れているが、
従来の粉と液とを混合して使用するグラスアイオノマー
セメントと比較して歯質に対する接着力が不充分であっ
た。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記のような
ペースト状のグラスアイオノマーセメントの欠点を克服
し、歯質への接着力が高いグラスアイオノマーセメント
硬化体を得ることができるグラスアイオノマーセメント
用ガラス粉末を提供することを課題とする。
ペースト状のグラスアイオノマーセメントの欠点を克服
し、歯質への接着力が高いグラスアイオノマーセメント
硬化体を得ることができるグラスアイオノマーセメント
用ガラス粉末を提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは前記課題の
解決を目的としてペースト状のグラスアイオノマーセメ
ントに関して検討を進めた結果、ペースト状のグラスア
イオノマーセメントは優れた操作性を有しながらグラス
アイオノマーセメントとして必要な強度を維持するため
グラスアイオノマーセメント用ガラス粉末をできるだけ
多く組成中に含むことが必要であるのでペーストの歯面
に対する濡れ性が低下して歯質に対する接着力が不充分
となっていたことに着目し、特定のシランカップリング
剤を用いてグラスアイオノマーセメント用ガラス粉末の
表面処理を行うと濡れ性が向上し、結果としてグラスア
イオノマーセメントの歯質に対する接着力を向上させる
ことができることを究明して本発明を完成したのであ
る。
解決を目的としてペースト状のグラスアイオノマーセメ
ントに関して検討を進めた結果、ペースト状のグラスア
イオノマーセメントは優れた操作性を有しながらグラス
アイオノマーセメントとして必要な強度を維持するため
グラスアイオノマーセメント用ガラス粉末をできるだけ
多く組成中に含むことが必要であるのでペーストの歯面
に対する濡れ性が低下して歯質に対する接着力が不充分
となっていたことに着目し、特定のシランカップリング
剤を用いてグラスアイオノマーセメント用ガラス粉末の
表面処理を行うと濡れ性が向上し、結果としてグラスア
イオノマーセメントの歯質に対する接着力を向上させる
ことができることを究明して本発明を完成したのであ
る。
【0008】即ち本発明は、メルカプト基,アミノ基,
エポキシ基の中から選ばれる1種の基を少なくとも1つ
有するシランカップリング剤の1種以上で表面処理され
ていることを特徴とするグラスアイオノマーセメント用
ガラス粉末であり、未表面処理グラスアイオノマーセメ
ント用ガラス粉末100重量部に対してメルカプト基,
アミノ基,エポキシ基の中から選ばれる1種の基を少な
くとも1つ有するシランカップリング剤の1種以上0.
1〜10重量部で表面処理されているか、未表面処理グ
ラスアイオノマーセメント用ガラス粉末100重量部に
対してメルカプト基,アミノ基,エポキシ基の中から選
ばれる1種の基を少なくとも1つ有するシランカップリ
ング剤の1種以上0.1〜10重量部と、ビニル基又は
(メタ)アクリロイル基を有するシランカップリング剤
の少なくとも1種0.1〜10重量部とで同時に表面処
理されていることが好ましいのである。
エポキシ基の中から選ばれる1種の基を少なくとも1つ
有するシランカップリング剤の1種以上で表面処理され
ていることを特徴とするグラスアイオノマーセメント用
ガラス粉末であり、未表面処理グラスアイオノマーセメ
ント用ガラス粉末100重量部に対してメルカプト基,
アミノ基,エポキシ基の中から選ばれる1種の基を少な
くとも1つ有するシランカップリング剤の1種以上0.
1〜10重量部で表面処理されているか、未表面処理グ
ラスアイオノマーセメント用ガラス粉末100重量部に
対してメルカプト基,アミノ基,エポキシ基の中から選
ばれる1種の基を少なくとも1つ有するシランカップリ
ング剤の1種以上0.1〜10重量部と、ビニル基又は
(メタ)アクリロイル基を有するシランカップリング剤
の少なくとも1種0.1〜10重量部とで同時に表面処
理されていることが好ましいのである。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明に係るグラスアイオノマー
セメント用ガラス粉末に使用されるメルカプト基,アミ
ノ基,エポキシ基の中から選ばれる1種の基を少なくと
も1つ有するシランカップリング剤として、メルカプト
基を少なくとも1つ有するシランカップリング剤として
はγ−メルカプトプロピルトリメトキシシランを例示で
き、アミノ基を少なくとも1つ有するシランカップリン
グ剤としてはN−β(アミノエチル)γ−アミノプロピ
ルメチルジメトキシシラン、N−β(アミノエチル)γ
−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−β(アミノ
エチル)γ−アミノプロピルトリエトキシシラン、γ−
アミノプロピルトリメトキシシラン、γ−アミノプロピ
ルトリエトキシシラン、N−フェニル−γ−アミノプロ
ピルトリメトキシシランを例示でき、エポキシ基を少な
くとも1つ有するシランカップリング剤としてはγ−グ
リシドキシプロピルトリメトキシシラン、γ−グリシド
キシプロピルメチルジエトキシシラン、γ−グリシドキ
シプロピルトリエトキシシラン、β−(3,4エポキシ
シクロヘキシル)エチルトリメトキシシランを例示する
ことができる。
セメント用ガラス粉末に使用されるメルカプト基,アミ
ノ基,エポキシ基の中から選ばれる1種の基を少なくと
も1つ有するシランカップリング剤として、メルカプト
基を少なくとも1つ有するシランカップリング剤として
はγ−メルカプトプロピルトリメトキシシランを例示で
き、アミノ基を少なくとも1つ有するシランカップリン
グ剤としてはN−β(アミノエチル)γ−アミノプロピ
ルメチルジメトキシシラン、N−β(アミノエチル)γ
−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−β(アミノ
エチル)γ−アミノプロピルトリエトキシシラン、γ−
アミノプロピルトリメトキシシラン、γ−アミノプロピ
ルトリエトキシシラン、N−フェニル−γ−アミノプロ
ピルトリメトキシシランを例示でき、エポキシ基を少な
くとも1つ有するシランカップリング剤としてはγ−グ
リシドキシプロピルトリメトキシシラン、γ−グリシド
キシプロピルメチルジエトキシシラン、γ−グリシドキ
シプロピルトリエトキシシラン、β−(3,4エポキシ
シクロヘキシル)エチルトリメトキシシランを例示する
ことができる。
【0010】本発明に係るグラスアイオノマーセメント
用ガラス粉末における、メルカプト基,アミノ基,エポ
キシ基の中から選ばれる1種の基を少なくとも1つ有す
るシランカップリング剤による表面処理は、未表面処理
グラスアイオノマーセメント用ガラス粉末100重量部
に対してメルカプト基,アミノ基,エポキシ基の中から
選ばれる1種の基を少なくとも1つ有するシランカップ
リング剤から成る表面処理剤1種以上0.1〜10重量
部で表面処理されていることが好ましい。0.1重量部
未満であると表面処理を行っても効果を得難く、10重
量部を超える量で表面処理を行うとグラスアイオノマー
セメント用ガラス粉末としての酸と反応する機能が劣る
傾向がある。
用ガラス粉末における、メルカプト基,アミノ基,エポ
キシ基の中から選ばれる1種の基を少なくとも1つ有す
るシランカップリング剤による表面処理は、未表面処理
グラスアイオノマーセメント用ガラス粉末100重量部
に対してメルカプト基,アミノ基,エポキシ基の中から
選ばれる1種の基を少なくとも1つ有するシランカップ
リング剤から成る表面処理剤1種以上0.1〜10重量
部で表面処理されていることが好ましい。0.1重量部
未満であると表面処理を行っても効果を得難く、10重
量部を超える量で表面処理を行うとグラスアイオノマー
セメント用ガラス粉末としての酸と反応する機能が劣る
傾向がある。
【0011】本発明に係るグラスアイオノマーセメント
用ガラス粉末における表面処理前のグラスアイオノマー
セメント用ガラス粉末は、シリカとアルミナとを主成分
としたガラス粉末であり、具体的には特開平8−269
25号公報に開示されているようなシリカとアルミナを
主成分とし、それにフッ化カルシウム,フッ化アルミニ
ウム,リン酸アルミニウム等を混合したフルオロアルミ
ノシリケートガラス等を挙げることができる。このよう
なフルオロアルミノシリケートガラスの中でも特にその
成分としてAl3+:10〜21重量%とSi4+:9〜2
1重量%とF-:1〜20重量%とを含み、更にSr2+
とCa2+の合計10〜34重量%含む歯科用のフルオロ
アルミノシリケートガラス粉末が好ましい。その他、表
面処理前のグラスアイオノマーセメント用ガラス粉末と
しては、シリカとアルミナを主成分とし、酸と反応する
ガラス粉末であれば本発明に使用することが可能であ
り、シリカとアルミナを主成分とし、それに五酸化リン
等を混合したアルミノシリケートガラス粉末等も使用可
能である。
用ガラス粉末における表面処理前のグラスアイオノマー
セメント用ガラス粉末は、シリカとアルミナとを主成分
としたガラス粉末であり、具体的には特開平8−269
25号公報に開示されているようなシリカとアルミナを
主成分とし、それにフッ化カルシウム,フッ化アルミニ
ウム,リン酸アルミニウム等を混合したフルオロアルミ
ノシリケートガラス等を挙げることができる。このよう
なフルオロアルミノシリケートガラスの中でも特にその
成分としてAl3+:10〜21重量%とSi4+:9〜2
1重量%とF-:1〜20重量%とを含み、更にSr2+
とCa2+の合計10〜34重量%含む歯科用のフルオロ
アルミノシリケートガラス粉末が好ましい。その他、表
面処理前のグラスアイオノマーセメント用ガラス粉末と
しては、シリカとアルミナを主成分とし、酸と反応する
ガラス粉末であれば本発明に使用することが可能であ
り、シリカとアルミナを主成分とし、それに五酸化リン
等を混合したアルミノシリケートガラス粉末等も使用可
能である。
【0012】本発明に係るグラスアイオノマーセメント
用ガラス粉末は、未表面処理グラスアイオノマーセメン
ト用ガラス粉末100重量部に対して、メルカプト基,
アミノ基,エポキシ基の中から選ばれる1種の基を少な
くとも1つ有するシランカップリング剤の1種以上0.
1〜10重量部と、ビニル基又は(メタ)アクリロイル
基を有するシランカップリング剤の少なくとも1種0.
1〜10重量部とで同時に表面処理されていてもよい。
この少なくとも2種類のシランカップリング剤で表面処
理された状態にすることによって硬化体の物性の低下を
抑えることができ、その結果被着体との界面の物性も向
上して歯質との接着力の向上につながるのである。この
表面処理に使用される重合可能なビニル基又は(メタ)
アクリロイル基を有するシランカップリング剤として
は、例えばビニルトリメトキシシラン,ビニルトリエト
キシシラン,γ―メタクリロキシプロピルトリメトキシ
シラン,γ―メタクリロキシプロピルメチルジメトキシ
シラン,ビニルトリクロロシラン,ビニルトリス(2−
メトキシエトキシ)シランなどのビニル系シランカップ
リング剤、メタクリル酸,アクリル酸,マレイン酸など
の不飽和カルボン酸などを用いることができる。
用ガラス粉末は、未表面処理グラスアイオノマーセメン
ト用ガラス粉末100重量部に対して、メルカプト基,
アミノ基,エポキシ基の中から選ばれる1種の基を少な
くとも1つ有するシランカップリング剤の1種以上0.
1〜10重量部と、ビニル基又は(メタ)アクリロイル
基を有するシランカップリング剤の少なくとも1種0.
1〜10重量部とで同時に表面処理されていてもよい。
この少なくとも2種類のシランカップリング剤で表面処
理された状態にすることによって硬化体の物性の低下を
抑えることができ、その結果被着体との界面の物性も向
上して歯質との接着力の向上につながるのである。この
表面処理に使用される重合可能なビニル基又は(メタ)
アクリロイル基を有するシランカップリング剤として
は、例えばビニルトリメトキシシラン,ビニルトリエト
キシシラン,γ―メタクリロキシプロピルトリメトキシ
シラン,γ―メタクリロキシプロピルメチルジメトキシ
シラン,ビニルトリクロロシラン,ビニルトリス(2−
メトキシエトキシ)シランなどのビニル系シランカップ
リング剤、メタクリル酸,アクリル酸,マレイン酸など
の不飽和カルボン酸などを用いることができる。
【0013】本発明に係るグラスアイオノマーセメント
用ガラス粉末において、未表面処理グラスアイオノマー
セメント用ガラス粉末をメルカプト基,アミノ基,エポ
キシ基の中から選ばれる1種の基を少なくとも1つ有す
るシランカップリング剤で処理をする方法は、従来のシ
ランカップリング処理方法で行うことが可能である。例
えば、エタノール等の溶液にシランカップリング剤を溶
解させグラスアイオノマーセメント用ガラス粉末中に添
加し分散させた後に90〜160℃程度の温度で0.5
〜5時間加熱して熱処理を行い放置冷却する方法があ
る。この方法でエタノールに溶解させるシランカップリ
ング剤の濃度は1〜20重量%であることが好ましく、
1重量%未満ではシランカップリング剤を加えた効果が
得難く、20重量%を超えるとシランカップリング剤同
士の縮合が始まり分散し難い傾向がある。また、メルカ
プト基,アミノ基,エポキシ基の中から選ばれる1種の
基を少なくとも1つ有するシランカップリング剤とビニ
ル基又は(メタ)アクリロイル基を有するシランカップ
リング剤とで表面処理する場合には、エタノールに一緒
に混ぜて同時にシラン処理を行う方法や、どちらもエタ
ノール等の溶液に溶解させ同時に添加して分散する方法
がある。
用ガラス粉末において、未表面処理グラスアイオノマー
セメント用ガラス粉末をメルカプト基,アミノ基,エポ
キシ基の中から選ばれる1種の基を少なくとも1つ有す
るシランカップリング剤で処理をする方法は、従来のシ
ランカップリング処理方法で行うことが可能である。例
えば、エタノール等の溶液にシランカップリング剤を溶
解させグラスアイオノマーセメント用ガラス粉末中に添
加し分散させた後に90〜160℃程度の温度で0.5
〜5時間加熱して熱処理を行い放置冷却する方法があ
る。この方法でエタノールに溶解させるシランカップリ
ング剤の濃度は1〜20重量%であることが好ましく、
1重量%未満ではシランカップリング剤を加えた効果が
得難く、20重量%を超えるとシランカップリング剤同
士の縮合が始まり分散し難い傾向がある。また、メルカ
プト基,アミノ基,エポキシ基の中から選ばれる1種の
基を少なくとも1つ有するシランカップリング剤とビニ
ル基又は(メタ)アクリロイル基を有するシランカップ
リング剤とで表面処理する場合には、エタノールに一緒
に混ぜて同時にシラン処理を行う方法や、どちらもエタ
ノール等の溶液に溶解させ同時に添加して分散する方法
がある。
【0014】本発明に係るグラスアイオノマーセメント
用ガラス粉末に使用する未表面処理グラスアイオノマー
セメント用ガラス粉末は、シランカップリング剤による
表面処理に先立って、従来のグラスアイオノマーセメン
ト用粉末と同様の方法によりその表面を酸やフッ化物で
処理してもよく、酸やフッ化物で表面処理することによ
りセメント泥の流動性が増加して操作性が向上し、更に
硬化をシャープにすることができる。処理に使用する酸
としては、例えばリン酸,塩酸,ピロリン酸,酒石酸,
クエン酸,グルタル酸,リンゴ酸,酢酸等を挙げること
ができ、酸性物質である第1リン酸塩や第2リン酸塩等
も含まれる。また、処理に使用するフッ化物としては、
フッ化アルミニウム,フッ化亜鉛,フッ化錫,フッ化ジ
ルコニウム,酸性フッ化ソーダ,酸性フッ化カリウム等
を挙げることができる。
用ガラス粉末に使用する未表面処理グラスアイオノマー
セメント用ガラス粉末は、シランカップリング剤による
表面処理に先立って、従来のグラスアイオノマーセメン
ト用粉末と同様の方法によりその表面を酸やフッ化物で
処理してもよく、酸やフッ化物で表面処理することによ
りセメント泥の流動性が増加して操作性が向上し、更に
硬化をシャープにすることができる。処理に使用する酸
としては、例えばリン酸,塩酸,ピロリン酸,酒石酸,
クエン酸,グルタル酸,リンゴ酸,酢酸等を挙げること
ができ、酸性物質である第1リン酸塩や第2リン酸塩等
も含まれる。また、処理に使用するフッ化物としては、
フッ化アルミニウム,フッ化亜鉛,フッ化錫,フッ化ジ
ルコニウム,酸性フッ化ソーダ,酸性フッ化カリウム等
を挙げることができる。
【0015】本発明に係るグラスアイオノマーセメント
用ガラス粉末は、従来からグラスアイオノマーセメント
に使用されているポリカルボン酸と水を介して反応し硬
化するので、従来のグラスアイオノマーセメント用ガラ
ス粉末と同様にグラスアイオノマーセメント組成物中に
特に限定されることなく使用することができる。従っ
て、従来の歯科用グラスアイオノマーセメント組成物に
使用されている公知のポリカルボン酸,ポリフォスフォ
ン酸、例えばポリアクリル酸,ポリマレイン酸,ビニル
フォスフォン酸やこれらの共重合体等と共に使用するこ
とができる。
用ガラス粉末は、従来からグラスアイオノマーセメント
に使用されているポリカルボン酸と水を介して反応し硬
化するので、従来のグラスアイオノマーセメント用ガラ
ス粉末と同様にグラスアイオノマーセメント組成物中に
特に限定されることなく使用することができる。従っ
て、従来の歯科用グラスアイオノマーセメント組成物に
使用されている公知のポリカルボン酸,ポリフォスフォ
ン酸、例えばポリアクリル酸,ポリマレイン酸,ビニル
フォスフォン酸やこれらの共重合体等と共に使用するこ
とができる。
【0016】本発明に係るグラスアイオノマーセメント
用ガラス粉末は、従来の粉と液とを混合して重合する従
来型グラスアイオノマーセメント組成物や、重合性モノ
マーと化学重合触媒や光重合触媒を配合したレジン強化
型グラスアイオノマーセメントにも使用できることは勿
論であり、これらの場合でもグラスアイオノマーセメン
ト硬化体の歯質への接着力を向上させる効果がある。な
お、本発明に係るグラスアイオノマーセメント用ガラス
粉末には必要に応じて通常用いられる顔料等を適宜配合
することもできる。
用ガラス粉末は、従来の粉と液とを混合して重合する従
来型グラスアイオノマーセメント組成物や、重合性モノ
マーと化学重合触媒や光重合触媒を配合したレジン強化
型グラスアイオノマーセメントにも使用できることは勿
論であり、これらの場合でもグラスアイオノマーセメン
ト硬化体の歯質への接着力を向上させる効果がある。な
お、本発明に係るグラスアイオノマーセメント用ガラス
粉末には必要に応じて通常用いられる顔料等を適宜配合
することもできる。
【0017】
【実施例】<接着強さ試験>牛歯下顎前歯の歯根部を切
断し、抜髄後#600のSiCペーパーを用いて被着エ
ナメル質を露出させた。このエナメル質に対して直径3
mmの孔を穿設したマスキングテープを貼り付け、その穿
設位置にシリコーン製の内径5mm×高さ1mmの型を載せ
てその中に第1ペースト2gと第2ペースト1gとを混
合したペースト状のグラスアイオノマーセメント、又は
粉2gと液1gとを混合したグラスアイオノマーセメン
トを充填した。充填したグラスアイオノマーセメントが
光硬化型の場合には、セルロイド板で表面を圧接してタ
ングステンハロゲンランプを有する可視光線照射装置
(商品名:GCニューライトVL−II,ジーシー社製)
により40秒間光照射して硬化させた後に温度37℃,
湿度100%の恒温槽に入れた。充填したグラスアイオ
ノマーセメントが光硬化型でない場合には、セルロイド
板で圧接して硬化後に温度37℃,湿度100%の恒温
槽に入れた。恒温槽で24時間経過後に、万能試験機
(商品名:オートグラフ,島津製作所社製)によりクロ
スヘッドスピード1mm/minの速度で引っ張り接着強度試
験を行い、8個の検体による平均値と標準偏差とを求め
た。結果を表1に纏めて示す。
断し、抜髄後#600のSiCペーパーを用いて被着エ
ナメル質を露出させた。このエナメル質に対して直径3
mmの孔を穿設したマスキングテープを貼り付け、その穿
設位置にシリコーン製の内径5mm×高さ1mmの型を載せ
てその中に第1ペースト2gと第2ペースト1gとを混
合したペースト状のグラスアイオノマーセメント、又は
粉2gと液1gとを混合したグラスアイオノマーセメン
トを充填した。充填したグラスアイオノマーセメントが
光硬化型の場合には、セルロイド板で表面を圧接してタ
ングステンハロゲンランプを有する可視光線照射装置
(商品名:GCニューライトVL−II,ジーシー社製)
により40秒間光照射して硬化させた後に温度37℃,
湿度100%の恒温槽に入れた。充填したグラスアイオ
ノマーセメントが光硬化型でない場合には、セルロイド
板で圧接して硬化後に温度37℃,湿度100%の恒温
槽に入れた。恒温槽で24時間経過後に、万能試験機
(商品名:オートグラフ,島津製作所社製)によりクロ
スヘッドスピード1mm/minの速度で引っ張り接着強度試
験を行い、8個の検体による平均値と標準偏差とを求め
た。結果を表1に纏めて示す。
【0018】<未表面処理グラスアイオノマーセメント
用ガラス粉末の準備>酸化アルミニウム22g,無水硅
酸43g,フッ化カルシウム12g,リン酸カルシウム
15g及び炭酸ストロンチウム8gを充分混合し、12
00℃の高温電気炉中で5時間保持し熔融させた。しか
る後、冷却し、ボールミルを用い10時間粉砕し、20
0メッシュ(ASTM)ふるいを通過させた粉を未表面
処理グラスアイオノマーセメント用ガラス粉末とした。
用ガラス粉末の準備>酸化アルミニウム22g,無水硅
酸43g,フッ化カルシウム12g,リン酸カルシウム
15g及び炭酸ストロンチウム8gを充分混合し、12
00℃の高温電気炉中で5時間保持し熔融させた。しか
る後、冷却し、ボールミルを用い10時間粉砕し、20
0メッシュ(ASTM)ふるいを通過させた粉を未表面
処理グラスアイオノマーセメント用ガラス粉末とした。
【0019】<実施例1〜14のシラン処理方法>
実施例1
未表面処理グラスアイオノマーセメント用ガラス粉末1
00gに対してγ―アミノプロピルトリメトキシシラン
5%のエチルアルコール溶液20gを加え乳鉢中で充分
混合し、蒸気乾燥器を用いて表1に記載の温度条件で乾
燥しシラン処理を行った。
00gに対してγ―アミノプロピルトリメトキシシラン
5%のエチルアルコール溶液20gを加え乳鉢中で充分
混合し、蒸気乾燥器を用いて表1に記載の温度条件で乾
燥しシラン処理を行った。
【0020】実施例2,実施例9
未表面処理グラスアイオノマーセメント用ガラス粉末1
00gに対してγ―アミノプロピルトリメトキシシラン
10%のエチルアルコール溶液20gを加え乳鉢中で充
分混合し、蒸気乾燥器を用いて表1に記載の温度条件で
乾燥しシラン処理を行った。
00gに対してγ―アミノプロピルトリメトキシシラン
10%のエチルアルコール溶液20gを加え乳鉢中で充
分混合し、蒸気乾燥器を用いて表1に記載の温度条件で
乾燥しシラン処理を行った。
【0021】実施例3,実施例10
未表面処理グラスアイオノマーセメント用ガラス粉末1
00gに対してγ―アミノプロピルトリメトキシシラン
20%のエチルアルコール溶液20gを加え乳鉢中で充
分混合し、蒸気乾燥器を用いて表1に記載の温度条件で
乾燥しシラン処理を行った。
00gに対してγ―アミノプロピルトリメトキシシラン
20%のエチルアルコール溶液20gを加え乳鉢中で充
分混合し、蒸気乾燥器を用いて表1に記載の温度条件で
乾燥しシラン処理を行った。
【0022】実施例4,実施例11
未表面処理グラスアイオノマーセメント用ガラス粉末1
00gに対してγ―アミノプロピルトリメトキシシラン
10%とビニルトリエトキシシラン10%のエチルアル
コール溶液20gを加え乳鉢中で充分混合し、蒸気乾燥
器を用いて表1に記載の温度条件で乾燥しシラン処理を
行った。
00gに対してγ―アミノプロピルトリメトキシシラン
10%とビニルトリエトキシシラン10%のエチルアル
コール溶液20gを加え乳鉢中で充分混合し、蒸気乾燥
器を用いて表1に記載の温度条件で乾燥しシラン処理を
行った。
【0023】実施例5,実施例12
未表面処理グラスアイオノマーセメント用ガラス粉末1
00gに対してγ−グリシドキシプロピルトリメトキシ
シラン20%のエチルアルコール溶液40gを加え乳鉢
中で充分混合し、蒸気乾燥器を用いて表1に記載の温度
条件で乾燥しシラン処理を行った。
00gに対してγ−グリシドキシプロピルトリメトキシ
シラン20%のエチルアルコール溶液40gを加え乳鉢
中で充分混合し、蒸気乾燥器を用いて表1に記載の温度
条件で乾燥しシラン処理を行った。
【0024】実施例6,実施例13
未表面処理グラスアイオノマーセメント用ガラス粉末1
00gに対してγ−グリシドキシプロピルトリメトキシ
シラン5%とγ−メタクリロキシプロピルメチルジメト
キシシラン5%とのエチルアルコール溶液20gを加え
乳鉢中で充分混合し、蒸気乾燥器を用いて表1に記載の
温度条件で乾燥しシラン処理を行った。
00gに対してγ−グリシドキシプロピルトリメトキシ
シラン5%とγ−メタクリロキシプロピルメチルジメト
キシシラン5%とのエチルアルコール溶液20gを加え
乳鉢中で充分混合し、蒸気乾燥器を用いて表1に記載の
温度条件で乾燥しシラン処理を行った。
【0025】実施例7,実施例14
未表面処理グラスアイオノマーセメント用ガラス粉末1
00gに対してβ―(3,4エポキシシクロヘキシル)
エチルトリメトキシシラン10%のエチルアルコール溶
液20gを加え乳鉢中で充分混合し、蒸気乾燥器を用い
て表1に記載の温度条件で乾燥しシラン処理を行った。
00gに対してβ―(3,4エポキシシクロヘキシル)
エチルトリメトキシシラン10%のエチルアルコール溶
液20gを加え乳鉢中で充分混合し、蒸気乾燥器を用い
て表1に記載の温度条件で乾燥しシラン処理を行った。
【0026】実施例8
未表面処理グラスアイオノマーセメント用ガラス粉末1
00gに対してγ―メルカプトプロピルトリメトキシシ
ラン20%のエチルアルコール溶液40gを加え乳鉢中
で充分混合し、蒸気乾燥器を用いて表1に記載の温度条
件で乾燥しシラン処理を行った。
00gに対してγ―メルカプトプロピルトリメトキシシ
ラン20%のエチルアルコール溶液40gを加え乳鉢中
で充分混合し、蒸気乾燥器を用いて表1に記載の温度条
件で乾燥しシラン処理を行った。
【0027】<ペースト系グラスアイオノマーセメント
組成物A(実施例1〜8)>ヒドロキシエチルメタクリ
レート10重量%,グリシジルメタクリレート15重量
%,2−ヒドロキシ−1−アクリロキシ−3−メタクリ
ロキシプロパンジ−2−メタクリロキシエチル−2,
2,4−トリエチルヘキサメチレンジカルバメート15
重量%,本発明に係るグラスアイオノマーセメント用ガ
ラス粉末60重量%を混合して第1ペーストとした。一
方、重量平均分子量が25000のアクリル酸重合体2
5重量%,蒸留水30重量%,平均粒径2μmの微粉末
硅砂100gに対してビニルエトキシシラン10%のエ
チルアルコール溶液20gを加え乳鉢中で充分撹拌した
後に110℃で2時間乾燥し作製したシラン処理硅砂粉
末43重量%,ベンゼンスルフィン酸ナトリウム2重量
%を混合して第2ペーストとし、ペースト系グラスアイ
オノマーセメント組成物Aとした。
組成物A(実施例1〜8)>ヒドロキシエチルメタクリ
レート10重量%,グリシジルメタクリレート15重量
%,2−ヒドロキシ−1−アクリロキシ−3−メタクリ
ロキシプロパンジ−2−メタクリロキシエチル−2,
2,4−トリエチルヘキサメチレンジカルバメート15
重量%,本発明に係るグラスアイオノマーセメント用ガ
ラス粉末60重量%を混合して第1ペーストとした。一
方、重量平均分子量が25000のアクリル酸重合体2
5重量%,蒸留水30重量%,平均粒径2μmの微粉末
硅砂100gに対してビニルエトキシシラン10%のエ
チルアルコール溶液20gを加え乳鉢中で充分撹拌した
後に110℃で2時間乾燥し作製したシラン処理硅砂粉
末43重量%,ベンゼンスルフィン酸ナトリウム2重量
%を混合して第2ペーストとし、ペースト系グラスアイ
オノマーセメント組成物Aとした。
【0028】<ペースト系グラスアイオノマーセメント
組成物B(実施例9〜11)>第1ペーストの2−ヒド
ロキシ−1−アクリロキシ−3−メタクリロキシプロパ
ンジ−2−メタクリロキシエチル−2,2,4−トリエ
チルヘキサメチレンジカルバメートを14重量%とし、
カンファーキノン1重量%を加えた以外はペースト系グ
ラスアイオノマーセメント組成物Aと同様にしてペース
ト系グラスアイオノマーセメント組成物Bを作製した。
組成物B(実施例9〜11)>第1ペーストの2−ヒド
ロキシ−1−アクリロキシ−3−メタクリロキシプロパ
ンジ−2−メタクリロキシエチル−2,2,4−トリエ
チルヘキサメチレンジカルバメートを14重量%とし、
カンファーキノン1重量%を加えた以外はペースト系グ
ラスアイオノマーセメント組成物Aと同様にしてペース
ト系グラスアイオノマーセメント組成物Bを作製した。
【0029】<グラスアイオノマーセメント組成物(実
施例12〜14)>本発明に係るグラスアイオノマーセ
メント用ガラス粉末3.0gに市販のグラスアイオノマ
ーセメント硬化液(商品名:フジIILCの液体,株式会
社ジーシー製)1.0gの割合で混合して硬化するグラ
スアイオノマーセメント組成物とした。
施例12〜14)>本発明に係るグラスアイオノマーセ
メント用ガラス粉末3.0gに市販のグラスアイオノマ
ーセメント硬化液(商品名:フジIILCの液体,株式会
社ジーシー製)1.0gの割合で混合して硬化するグラ
スアイオノマーセメント組成物とした。
【0030】比較例1
グラスアイオノマーセメント用ガラス粉末として市販の
グラスアイオノマーセメントガラス粉末(商品名:フジ
IILCの粉,株式会社ジーシー製)を用いた以外はペー
スト系グラスアイオノマーセメント組成物Aと同様のペ
ースト系グラスアイオノマーセメント組成物を作製し
た。
グラスアイオノマーセメントガラス粉末(商品名:フジ
IILCの粉,株式会社ジーシー製)を用いた以外はペー
スト系グラスアイオノマーセメント組成物Aと同様のペ
ースト系グラスアイオノマーセメント組成物を作製し
た。
【0031】比較例2
グラスアイオノマーセメント用ガラス粉末として未表面
処理グラスアイオノマーセメント用ガラス粉末を用いた
以外はペースト系グラスアイオノマーセメント組成物A
と同様のペースト系グラスアイオノマーセメント組成物
を作製した。
処理グラスアイオノマーセメント用ガラス粉末を用いた
以外はペースト系グラスアイオノマーセメント組成物A
と同様のペースト系グラスアイオノマーセメント組成物
を作製した。
【0032】
【表1】
【0033】
【発明の効果】以上に詳述したように、本発明に係るグ
ラスアイオノマーセメント用ガラス粉末は、表面処理を
行っていないグラスアイオノマーセメント用ガラス粉末
を用いたグラスアイオノマーセメントと比較して優れた
歯質への接着力を有するものであり、医学分野に貢献す
る価値の非常に大きなものである。
ラスアイオノマーセメント用ガラス粉末は、表面処理を
行っていないグラスアイオノマーセメント用ガラス粉末
を用いたグラスアイオノマーセメントと比較して優れた
歯質への接着力を有するものであり、医学分野に貢献す
る価値の非常に大きなものである。
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フロントページの続き
(72)発明者 宅野 誠人
東京都板橋区蓮沼町76番1号 株式会社ジ
ーシー内
Fターム(参考) 4C089 AA06 BA04 BA08 BA10 BA12
BA14 BA16 BC13 CA03
4G062 AA08 AA09 AA10 BB06 DA03
DA04 DB04 DC01 DD01 DD02
DE01 DF01 EA01 EA10 EB01
EC01 ED01 EE01 EE02 EE03
EE04 EE05 EF01 EF02 EF03
EF04 EF05 EG01 FA01 FA10
FB01 FC01 FD01 FE01 FF01
FG01 FH01 FJ01 FK01 FL01
GA01 GA10 GB01 GC01 GD01
GE01 HH01 HH03 HH05 HH07
HH09 HH11 HH13 HH15 HH17
HH20 JJ01 JJ03 JJ05 JJ07
JJ10 KK01 KK03 KK05 KK07
KK10 MM08 MM13 MM20 NN40
PP13
4J037 AA17 AA25 AA29 CB23 CC12
CC16 DD11 EE02 FF15
Claims (3)
- 【請求項1】 メルカプト基,アミノ基,エポキシ基の
中から選ばれる1種の基を少なくとも1つ有するシラン
カップリング剤の1種以上で表面処理されていることを
特徴とするグラスアイオノマーセメント用ガラス粉末。 - 【請求項2】 未表面処理グラスアイオノマーセメント
用ガラス粉末100重量部に対して、メルカプト基,ア
ミノ基,エポキシ基の中から選ばれる1種の基を少なく
とも1つ有するシランカップリング剤の1種以上0.1
〜10重量部で表面処理されている請求項1に記載のグ
ラスアイオノマーセメント用ガラス粉末。 - 【請求項3】 未表面処理グラスアイオノマーセメント
用ガラス粉末100重量部に対して、メルカプト基,ア
ミノ基,エポキシ基の中から選ばれる1種の基を少なく
とも1つ有するシランカップリング剤の1種以上0.1
〜10重量部と、ビニル基又は(メタ)アクリロイル基
を有するシランカップリング剤の少なくとも1種0.1
〜10重量部とで表面処理されている請求項1に記載の
グラスアイオノマーセメント用ガラス粉末。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001297339A JP2003095837A (ja) | 2001-09-27 | 2001-09-27 | グラスアイオノマーセメント用ガラス粉末 |
US10/263,845 US20040067359A1 (en) | 2001-09-27 | 2002-10-04 | Glass powder for glass ionomer cement |
EP02022338A EP1408016A1 (en) | 2001-09-27 | 2002-10-08 | Glas powder for glas ionomer cement |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001297339A JP2003095837A (ja) | 2001-09-27 | 2001-09-27 | グラスアイオノマーセメント用ガラス粉末 |
US10/263,845 US20040067359A1 (en) | 2001-09-27 | 2002-10-04 | Glass powder for glass ionomer cement |
EP02022338A EP1408016A1 (en) | 2001-09-27 | 2002-10-08 | Glas powder for glas ionomer cement |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003095837A true JP2003095837A (ja) | 2003-04-03 |
Family
ID=32738553
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001297339A Pending JP2003095837A (ja) | 2001-09-27 | 2001-09-27 | グラスアイオノマーセメント用ガラス粉末 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US20040067359A1 (ja) |
EP (1) | EP1408016A1 (ja) |
JP (1) | JP2003095837A (ja) |
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KR101193326B1 (ko) | 2011-12-06 | 2012-10-19 | 곽상운 | 유리분말이 결합된 복합수지 및 이를 포함하는 복합수지 조성물 |
JP2014201559A (ja) * | 2013-04-08 | 2014-10-27 | 山本貴金属地金株式会社 | 歯科用フィラーおよび歯科用組成物 |
WO2019187351A1 (ja) * | 2018-03-29 | 2019-10-03 | 株式会社ジーシー | 歯科用充填材及び歯科用重合性組成物 |
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US20070254998A1 (en) * | 2006-04-27 | 2007-11-01 | Orlowski Jan A | Two-part glass ionomer composition |
KR101647954B1 (ko) * | 2014-11-27 | 2016-08-12 | (주)스피덴트 | 치과용 글라스 아이오노머 조성물 및 이의 제조방법 |
JP6971247B2 (ja) * | 2016-02-25 | 2021-11-24 | スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー | ペーストタイプのグラスアイオノマーセメントを製造するためのパーツキット、その製造方法及び使用 |
Family Cites Families (10)
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JPS638307A (ja) * | 1986-06-26 | 1988-01-14 | Lion Corp | 歯科用材料 |
JPS63230611A (ja) * | 1987-03-18 | 1988-09-27 | Lion Corp | 歯科用接着組成物 |
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US5098304A (en) * | 1990-05-15 | 1992-03-24 | Jonathan Scharf | Dental materials and process utilizing etched silanated glass fiber |
JP2697466B2 (ja) * | 1992-02-21 | 1998-01-14 | 学校法人松本歯科大学 | 熱収縮性チューブ用シリコーンゴム組成物及び熱収縮性チューブ |
JPH11228327A (ja) * | 1998-02-18 | 1999-08-24 | Gc Corp | 歯科用ペースト系グラスアイオノマーセメント組成物 |
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TWI262795B (en) * | 1999-05-31 | 2006-10-01 | Kuraray Co | Adhesive composition and method for producing it |
-
2001
- 2001-09-27 JP JP2001297339A patent/JP2003095837A/ja active Pending
-
2002
- 2002-10-04 US US10/263,845 patent/US20040067359A1/en not_active Abandoned
- 2002-10-08 EP EP02022338A patent/EP1408016A1/en not_active Withdrawn
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