JP2003084545A - 帯電装置・帯電方法・画像形成装置 - Google Patents

帯電装置・帯電方法・画像形成装置

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JP2003084545A
JP2003084545A JP2001279796A JP2001279796A JP2003084545A JP 2003084545 A JP2003084545 A JP 2003084545A JP 2001279796 A JP2001279796 A JP 2001279796A JP 2001279796 A JP2001279796 A JP 2001279796A JP 2003084545 A JP2003084545 A JP 2003084545A
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JP
Japan
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light
latent image
charging device
image carrier
electrode
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Application number
JP2001279796A
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English (en)
Inventor
Yoichiro Miyaguchi
耀一郎 宮口
Yutaka Ebi
豊 海老
Hajime Koyama
一 小山
Takeshi Takemoto
武 竹本
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 感光体の要部改変を要することなく、無オゾ
ン化もしくは究極的低オゾン化、400V未満レベルの
大幅な低電圧帯電が可能で、環境、電気的安全性、電力
コストの観点から十分に寄与できるようにする。 【解決手段】 帯電装置3は、電荷発生層に電荷を発生
させる光を発する光源17と、該光源17からの光が通
過可能な光通過性電極16と、該光通過性電極16にバ
イアス電圧を印加するバイアス電圧印加手段18を有
し、感光体ドラム2の一定領域に対して光通過性電極1
6を介して光源17からの光を照射しながら該光通過性
電極16にバイアス電圧を印加し、感光体ドラム2の移
動方向における光照射領域の下流側を帯電状態に維持す
る。該帯電状態の表面に露光ユニット4により静電潜像
を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光エネルギーを受
けて電荷を発生させる電荷発生層を有する感光体等の潜
像担持体を帯電させる帯電装置、該帯電装置を有する複
写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置、及び
帯電方法に関する。
【0002】
【従来の技術】複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画
像形成装置では、潜像担持体としての感光体の表面を帯
電装置により一様に帯電させた後、光書き込み手段によ
り画像情報に基づいて潜像を形成し、該潜像を現像装置
によりトナー像として可視像化し、該トナー像を転写装
置により記録材に転写した後、定着装置により画像を記
録材に定着するようになっている。帯電装置としては、
一般に放電現象を利用したコロナ帯電方式(非接触方
式)のものが知られているが、多量のオゾンが発生する
ことによる環境劣化の問題、放電生成物により画像が劣
化する問題、1〜3kV程度の高圧電源が必要であるた
めに電力コストが高くつくという問題等があった。
【0003】このような問題に鑑み、近年においては感
光体に帯電部材(電極)を接触させて帯電を行う接触方
式が採用されており、低オゾン化、低電力化が図られて
いる。特開平10−31321号公報には、接触帯電部
材から感光体に直接電荷を注入する電荷注入方式が記載
されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】接触帯電方式では、コ
ロナ帯電方式に比べて低オゾン化、低電力化を図ること
ができるが、原理的には接触帯電部材と感光体間の微小
間隙を介した放電現象によって帯電がなされるため、少
量ではあるがオゾンの発生は避けられず、感光体の帯電
開始電圧よりも高い帯電電圧(バイアス電圧)を印加す
る必要がある。電荷注入方式では、感光体に電荷注入層
を設ける必要があるとともに、帯電ムラ対策が必要であ
り、感光体の感光層等の要部改変及びその精度を要求さ
れる。
【0005】本発明は、感光体の要部改変を要すること
なく、無オゾン化もしくは究極的低オゾン化、400V
未満レベルの大幅な低電圧帯電が可能で、環境、電気的
安全性、電力コストの観点から十分に寄与できる帯電装
置、該帯電装置を有する画像形成装置、及び帯電方法の
提供を、その目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】光照射により電荷発生層
で発生した電荷を分離するためにバイアス電圧を印加
し、潜像担持体を何れかの極性に帯電させ、潜像担持体
の移動(例えば回転)に伴う、帯電領域が光照射領域か
ら外れることによる暗抵抗の増加によって電荷移動を拘
束し、書き込み領域への帯電状態を維持する。これが、
本発明の趣旨である。具体的には、請求項1記載の発明
では、光エネルギーを受けて電荷を発生させる電荷発生
層を有する潜像担持体を帯電させる帯電装置において、
上記電荷発生層に電荷を発生させる光を発する光源と、
該光源からの光が通過可能な光通過性電極と、該光通過
性電極にバイアス電圧を印加するバイアス電圧印加手段
を有し、該潜像担持体の一定領域に対して該光通過性電
極を介して該光源からの光を照射しながら該光通過性電
極にバイアス電圧を印加し、該潜像担持体の移動方向に
おける光照射領域の下流側を帯電状態に維持する、とい
う構成を採っている。
【0007】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
帯電装置において、上記光通過性電極が、上記潜像担持
体に対して接触して設けられている、という構成を採っ
ている。
【0008】請求項3記載の発明では、請求項1又は2
記載の帯電装置において、上記光通過性電極が、光が透
過可能な透明部材で形成されている、という構成を採っ
ている。
【0009】請求項4記載の発明では、請求項1又は2
記載の帯電装置において、上記光源からの光がビーム状
をなす、という構成を採っている。
【0010】請求項5記載の発明では、請求項1又は2
記載の記載の帯電装置において、上記光源からの光が、
上記潜像担持体の移動方向における上記光通過性電極の
後端から上流部位にも同時に照射される、という構成を
採っている。
【0011】請求項6記載の発明では、請求項1又は2
記載の帯電装置において、上記光源からの光が、高エネ
ルギーの光ビームである、という構成を採っている。
【0012】請求項7記載の発明では、請求項6記載の
帯電装置において、上記高エネルギーの光ビームが、上
記潜像担持体の移動方向における光照射領域の下流側で
形成される潜像を形成するための露光光を兼ねる、とい
う構成を採っている。
【0013】請求項8記載の発明では、請求項1又は2
記載の帯電装置において、上記光通過性電極が、光通過
領域と、該光通過領域の周囲を囲む光遮蔽領域を有して
いる、という構成を採っている。
【0014】請求項9記載の発明では、請求項8記載の
帯電装置において、上記光通過性電極が光が透過可能な
透明部材で形成され、上記光遮蔽領域が該透明部材を光
遮蔽材料で被覆することによって形成されている、とい
う構成を採っている。
【0015】請求項10記載の発明では、請求項8又は
9記載の帯電装置において、上記光通過性電極が、上記
光通過領域とは別に上記潜像担持体の移動方向における
光照射領域の下流側で形成される潜像を形成するための
露光光の通過領域を有している、という構成を採ってい
る。
【0016】請求項11記載の発明では、請求項1又は
2記載の帯電装置において、上記光通過性電極が、光が
透過しない導電性材料で形成され、光を通す開口部を有
している、という構成を採っている。
【0017】請求項12記載の発明では、請求項11記
載の帯電装置において、上記光通過性電極が、光を通す
上記開口部とは別に上記潜像担持体の移動方向における
光照射領域の下流側で形成される潜像を形成するための
露光光の通過領域を有している、という構成を採ってい
る。
【0018】請求項13記載の発明では、請求項3記載
の帯電装置において、上記光源の周囲が、光照射用の開
口部を有する光遮蔽部材で覆われている、という構成を
採っている。
【0019】請求項14記載の発明では、請求項1又は
2記載の帯電装置において、上記光源からの光を光導波
路により上記光通過性電極へ導く、という構成を採って
いる。
【0020】請求項15記載の発明では、請求項14記
載の帯電装置において、上記光導波路の先端部周囲が光
遮蔽材料で被覆されている、という構成を採っている。
【0021】請求項16記載の発明では、請求項14又
は15記載の帯電装置において、上記光導波路に、上記
潜像担持体の移動方向における光照射領域の下流側で形
成される潜像を形成するための露光光を導く露光光導入
部材が一体に設けられている、という構成を採ってい
る。
【0022】請求項17記載の発明では、請求項16記
載の帯電装置において、上記露光光導入部材が、光ファ
イバーアレイである、という構成を採っている。
【0023】請求項18記載の発明では、請求項16記
載の露光光導入部材が、集束性光ファイバーレンズアレ
イである、という構成を採っている。
【0024】請求項19記載の発明では、請求項14又
は15記載の帯電装置において、上記光導波路に、上記
潜像担持体の移動方向における光照射領域の下流側で形
成される潜像を形成するための画像信号に基づいて直接
電荷注入して書き込みを行う接触電極アレイが一体に設
けられている、という構成を採っている。
【0025】請求項20記載の発明では、請求項14乃
至19の何れかに記載の帯電装置において、上記光導波
路の先端部に、上記潜像担持体の移動方向における上記
光通過性電極の上流側で該潜像担持体にカウンター接触
するクリーニング部が形成されている、という構成を採
っている。
【0026】請求項21記載の発明では、請求項1記載
の帯電装置において、上記光通過性電極が導電性ブラシ
であり、該導電性ブラシは上記潜像担持体に接触して設
けられている、という構成を採っている。
【0027】請求項22記載の発明では、請求項21記
載の帯電装置において、上記導電性ブラシが、光が透過
可能な透明部材で形成されている、という構成を採って
いる。
【0028】請求項23記載の発明では、請求項1記載
の帯電装置において、上記光通過性電極が、上記潜像担
持体の表面の曲率に沿った対向面を有している、という
構成を採っている。
【0029】請求項24記載の発明では、光エネルギー
を受けて電荷を発生させる電荷発生層を有する潜像担持
体を帯電装置により帯電させ、帯電した該潜像担持体に
画像信号に基づいて潜像を形成し、該潜像を現像装置に
より可視像化する画像形成装置において、上記帯電装置
が、請求項1乃至23の何れかに記載のものである、と
いう構成を採っている。
【0030】請求項25記載の発明では、光エネルギー
を受けて電荷を発生させる電荷発生層を有する潜像担持
体を帯電装置により帯電させ、帯電した該潜像担持体に
画像信号に基づいて潜像を形成し、該潜像を現像装置に
より可視像化する画像形成装置において、上記潜像担持
体が内方から外方に向かって光が通過可能な基体を有
し、上記帯電装置が、該潜像担持体の内方に設けられ上
記電荷発生層に電荷を発生させる光を発する光源と、該
潜像担持体の外方における該光源の対向部位に設けられ
た電極と、該電極にバイアス電圧を印加するバイアス電
圧印加手段を有し、該潜像担持体の一定領域に対して該
光源からの光を照射しながら該電極にバイアス電圧を印
加し、該潜像担持体の移動方向における光照射領域の下
流側を帯電状態に維持する、という構成を採っている。
【0031】請求項26記載の発明では、請求項25記
載の画像形成装置において、上記電極が上記潜像担持体
に接触状態に設けられている、という構成を採ってい
る。
【0032】請求項27記載の発明では、請求項26記
載の画像形成装置において、上記電極が導電性弾性材料
で形成され且つ該電極の先端が上記潜像担持体にカウン
ター接触する、という構成を採っている。
【0033】請求項28記載の発明では、請求項25乃
至27の何れかに記載の画像形成装置において、上記基
体が、光が透過可能な透明部材で形成されている、とい
う構成を採っている。
【0034】請求項29記載の発明では、請求項27記
載の画像形成装置において、上記光源の周囲が、光照射
用の開口部を有する光遮蔽部材で覆われている、という
構成を採っている。
【0035】請求項30記載の発明では、請求項28記
載の画像形成装置において、上記基体の内面が、光照射
領域を除いて光遮蔽されている、という構成を採ってい
る。
【0036】請求項31記載の発明では、請求項28記
載の画像形成装置において、帯電のための光照射領域と
は別に上記潜像担持体の移動方向における該光照射領域
の上流側に光アニールのための光照射領域が設けられ、
これらの光照射領域を除いて上記基体の内面が光遮蔽さ
れている、という構成を採っている。
【0037】請求項32記載の発明では、請求項24乃
至31の何れかに記載の画像形成装置において、上記現
像装置が、静電搬送方式のものである、という構成を採
っている。
【0038】請求項33記載の発明では、請求項24乃
至32の何れかに記載の画像形成装置において、上記電
荷発生層が無機材料で形成されている、という構成を採
っている。
【0039】請求項34記載の発明では、請求項24乃
至32の何れかに記載の画像形成装置において、上記潜
像担持体が強誘電体で形成されている、という構成を採
っている。
【0040】請求項35記載の発明では、光エネルギー
を受けて電荷を発生させる電荷発生層を有する潜像担持
体を帯電させる帯電方法において、上記電荷発生層に電
荷を発生させる光を照射しながら該光照射領域でバイア
ス電圧を印加し、上記潜像担持体の移動方向における該
光照射領域の下流側を帯電状態に維持する、という手順
を採っている。
【0041】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施形態を
図1乃至図4に基づいて説明する。まず、図1に基づい
て本実施形態における画像形成装置としての複写機1の
全体構成の概要を説明する。複写機1は、潜像担持体と
しての感光体ドラム2を有しており、感光体ドラム2の
周りには、時計回り方向に順に、帯電装置3、露光ユニ
ット4、現像装置5、転写手段としての転写ローラ6、
クリーニングユニット7、除電ランプ8等が設けられて
いる。感光体ドラム2は矢印で示すように時計回り方向
に回転駆動される。感光体ドラム2の下方には給紙装置
9が設けられている。給紙装置9は、記録材としての用
紙Pが積載収容される給紙カセット10と、積載された
用紙Pを最上のものから順に1枚ずつ給紙する給紙コロ
11と、搬送ローラ対12と、レジストローラ対13等
を有している。転写ローラ6の下流側には、用紙搬送手
段14、定着装置15等が設けられている。
【0042】帯電装置3は、感光体ドラム2の表面に非
接触状態に設けられた光通過性電極16と、後述する感
光体ドラム2の電荷発生層に電荷を発生させる波長の光
(感応光)を発する光源17と、光通過性電極16にバ
イアス電圧を印加するバイアス電圧印加手段としてのバ
イアス電源18を有している。ここで、光通過性とは、
光が固体等の物質中を透過する場合と単に空気中を通過
する場合の双方の概念を含むものとする。
【0043】上記構成に係る複写機1のコピー動作を簡
単に説明する。まず、帯電装置3により感光体ドラム2
の表面が一様に帯電され、帯電された感光体ドラム2の
表面に画像情報に基づいて露光ユニット4により露光光
(レーザー光)Lbが照射され、潜像(静電潜像)が形
成される。感光体ドラム2の回転により潜像は現像装置
5の位置に達し、ここでトナー像として可視像化され
る。給紙装置9から用紙Pが給紙され、給紙された用紙
Pレジストローラ対13で一旦停止され、斜めずれを修
正された後、感光体ドラム2上のトナー像の先端と所定
位置とが一致するタイミングでレジストローラ対13に
より転写部位へ送られる。転写部位では図示しない電源
により転写ローラ6に転写バイアスが印加され、用紙P
にトナー像が静電転写される。トナー画像を転写された
用紙Pは用紙搬送手段14により搬送され、定着装置1
5へ送られる。定着装置15では熱と圧力によりトナー
が溶融定着される。定着を終えた用紙Pは図示しない排
紙トレイに排出・スタックされる。
【0044】光通過性電極16は、図2及び図3に示す
ように、感光体ドラム2と同等の曲率の対向面を有する
とともに感光体ドラム2の軸方向に延びる形状の透明電
極基板19と、透明電極基板19の上面において光源1
7による光照射領域を除く領域にコーティングされた光
遮蔽機能を有するメタル膜20を有している。透明電極
基板19だけで構成してもよいが、メタル膜20により
光遮蔽することにより、迷光や反射光がカットされ、光
源17による帯電のための光照射領域が正確に区画され
る。これにより光照射に係るS/N値を大きくすること
ができる。スリット19aの幅は任意に設定することが
できる。透明電極基板19の材料としては、In23
SnO2等を採用できる。
【0045】次に、図4に基づいて帯電装置3による帯
電メカニズムを説明する。感光体ドラム2は、その内側
から順に、アルミニウム等の導電性のドラム基体2A
(電極)と、光エネルギーを受けて電荷を発生させる電
荷発生層2Bと、電荷の移動を担う電荷輸送層2Cを有
している。電荷発生層2Bは、光半導体で形成されてお
り、光源17から発せられる光は光半導体に対して電荷
を発生させ得る感応光である。図4(a)に示すよう
に、光源17からの光が透明電極基板19を透過して電
荷発生層2Bに当たると、正負の電荷が発生する。電荷
が発生すると、ドラム基体2A以外の感光層の抵抗は1
5〜106Ω/cm程度に小さくなる。すなわち、光照
射による低抵抗化現象が生じる。
【0046】光源17による光照射と共に、バイアス電
源18により透明電極基板19にバイアス電圧が印加さ
れると、図4(b)に示すように、正負の電荷は各電極
の極性に対応して分離され、帯電状態となる。この光照
射領域(帯電装置3による帯電領域)では低抵抗化状態
にあるため、電荷の移動しやすい状態、すなわち、帯電
状態が崩れやすい状態にあるが、感光体ドラム2の回転
によって移動することにより、図4(c)に示すよう
に、光照射領域から外れて暗中に移行する。これは実質
的に光照射の停止又は遮断となり、感光層の抵抗は10
12〜1014Ω/cm程度に上昇する。抵抗が上昇すると
電荷は移動しにくくなり、露光ユニット4による書き込
み領域において帯電状態が維持されることになる。但
し、ホール輸送材の場合はバイアス電圧の+、−が逆と
なる。
【0047】このように、感光体ドラム2に感応光を照
射しながらバイアス電圧を印加することにより帯電状態
を得ることができ、この領域から感光体ドラム2が移動
することにより帯電状態が維持される。本実施形態にお
けるバイアス電圧は、電荷発生層2Bの電荷を分離する
ことを主目的とするため、オゾンを発生させないレベル
は勿論のこと、50〜360V程度でも良好な帯電状態
を得ることができ、大幅な低電圧化、大幅な電力コスト
ダウンを実現できる。
【0048】感光層の材料としては、有機材料(光伝導
性有機結晶薄膜)、無機材料のいずれでもよい。有機材
料ではバインダの高抵抗性で分離した後の電荷を保持し
やすい特性があり、アモルファスシリコンやセレンなど
の無機半導体材料では、表面に酸化物を形成して分離さ
れた電荷を保持しやすい特性を有している。分離した正
負の電荷を長時間帯電状態に維持させる要因は、誘電率
と暗抵抗(光が無い状態での抵抗)であり、これらの値
が大きいほどよい。通常、ε=3以上、暗抵抗は1×1
10Ω/cm以上が要求される(以下の他の実施形態に
おいて同じ)。
【0049】第1の実施形態では、光源17からの光を
帯電領域のみに当てる構成としたが、図2に二点鎖線で
示すように、感光体ドラム2の移動方向(回転方向)に
おける光通過性電極16の後端から上流部位にもオーバ
ーラップして同時に照射されるようにしてもよい(第2
の実施形態)。このようにすれば、上流部位では光照射
により電荷が再結合して残留電荷が低減する。すなわ
ち、帯電前の感光体ドラム2の表面を光アニールでき、
除電ランプ8の機能(感光体ドラム2の表面電位の初期
化)を帯電装置3で兼ねることができる。なお、以下の
各実施形態では、上記実施形態と同一部分は同一符号で
示し、特に必要がない限り既にした構成上及び機能上の
説明は省略する。また、要部のみ説明する。
【0050】図5に示すように、帯電領域への照射光を
半導体レーザー21による光ビームとしてもよく、さら
にこの場合、同一のビームで帯電のための光スキャニン
グと、光デジタル信号による書き込みを行ってもよい。
書き込みでは、画像信号の強弱による可変光量照射で潜
像を形成する(第3の実施形態)。また、図6に示すよ
うに、光半導体の材料によっては高エネルギー発光素子
22による高エネルギーの光ビームとする。潜像形成は
異なる光ビーム素子23で行う(第4の実施形態)。
【0051】図7及び図8に第5の実施形態を示す。本
実施形態における光通過性電極24は、光が透過しない
導電性材料としての金属板で形成され、光を通す開口部
(スリット)24Aを有している。金属板であるので、
スリット24Aの周囲は光遮蔽機能を有する。また、本
実施形態における光通過性電極24は、スリット24A
とは別に、感光体ドラム2の移動方向(回転方向)にお
ける光照射領域の下流側で形成される潜像を形成するた
めの露光光の通過領域としてのスリット24Bを有して
いる。
【0052】上記各実施形態では、光照射に係るS/N
値を光通過性電極16の光遮蔽構成によって確保した
が、図9に示すように、光源17の周囲を、光照射用の
開口部を有する光遮蔽部材25で覆う構成とし、光源1
7側で確保するようにしてもよい(第6の実施形態)。
図10に第7の実施形態を示す。本実施形態では、光源
17と光通過性電極16との間が光導波路26で連絡さ
れている。これにより、光源17から発せられた光は光
導波路26の透明ガイド材料で案内され、光損失が少な
い状態で光通過性電極16へ達する。光導波路26のハ
ッチング表示した先端部周囲26Aは、メタル膜等の光
遮蔽材料で被覆されており、光導波路26の先端部にお
ける光拡散と光干渉の防止がなされている。
【0053】図11に第8の実施形態を示す。本実施形
態では図10で示した構成に加え、感光体ドラム2の移
動方向(回転方向)における光照射領域の下流側、すな
わち書き込み領域で形成される潜像を形成するための露
光光を導く露光光導入部材としての光ファイバーアレイ
27が一体に設けられている。光ファイバーアレイ27
は、露光装ユニット4に接続された多数のファイバー2
7aから構成され、各ファイバー27aは、その光出射
口を揃えられて光導波路26の下流側側面に並設されて
いる。本実施形態では帯電後すぐに各ファイバー27a
から画像情報に対応した光信号が出射され、高精度の書
き込みがなされる。
【0054】図12に第9の実施形態を示す。本実施形
態では、光導波路26の下流側側面に露光光導入部材と
しての集束性光ファイバーレンズアレイ28が一体に設
けられている。集束性光ファイバーレンズアレイ28
は、日本板ガラス社製のセルフォックレンズで構成され
ている。照明ランプ29で照明された原稿30の画像情
報が集束性光ファイバーレンズアレイ28の一方から入
射され、他方において感光体ドラム2に直接書き込みが
なされる。すなわち、集束性光ファイバーレンズアレイ
28は露光ユニットとして機能する。本実施形態におい
ても高精度の書き込みが可能となる。
【0055】図13乃至図15に第10の実施形態を示
す。本実施形態では、図13に示すように、光導波路2
6の下流側に、画像信号に基づいて感光層に直接電荷注
入する接触電極アレイ31が設けられている。接触電極
アレイ31は、接触電極アレイ本体32と、該接触電極
アレイ本体32を支持する支持体33を有している。接
触電極アレイ本体32は、図14及び図15に示すよう
に、フレキシブル基板34と、該フレキシブル基板34
に固定された複数の接触電極35を有している。接触電
極35は微細加工により形成され、高さは1〜50μm
であり、100から2400dpiの解像度を実現でき
る。支持体33を設けずにフレキシブル基板34を直接
光導波路26の下流側側面に固定するようにしてもよ
い。
【0056】図16及び図17に第11の実施形態を示
す。本実施形態では、光導波路26先端部に、感光体ド
ラム2の移動方向(回転方向)における光通過性電極1
6の上流側で感光体ドラム2にカウンター接触するクリ
ーニング部26Bが一体に形成されている。本実施形態
によればクリーニング部26Bによって感光体ドラム2
の表面に残留したトナーを除去することができるので、
図1で示したクリーニングユニット7を兼ねることがで
きる。図18に第12の実施形態を示す。本実施形態で
は、光通過性電極としての導電性ブラシ36を有してお
り、該導電性ブラシ36は感光層に直接電荷を注入可能
に感光体ドラム2に接触状態に設けられている。ブラシ
間には隙間が存在するのでブラシ材が光透過性を有して
いなくても光源17による光照射は可能であるが、ブラ
シを透明導電性材料で形成するのが望ましい。透明導電
性ブラシ材料としては、SnO、SnO−sb、M
gInO 等の無機材料で溶融繊維状態のものやウイス
カー状態(針状結晶等)のものを採用できる。また、ポ
リアニリン等の有機導電材料を使用でき、さらに、有機
導電材料と無機導電材料の混合繊維状のもの、無機導電
性材料の粉末を有機材料をバインダーとして成型、繊維
状にしたもの等も使用できる。導電性ブラシ36はトナ
ークリーナーとしても機能し、掻き取られたトナーはガ
イド38に受け止められた後、図示しないエアー吸引装
置により吸引される。
【0057】図19に第13の実施形態を示す。上記各
実施形態では光源が感光体ドラム2の外側に設けられて
いたが、本実施形態では光源17が感光体ドラム2の内
方に設けられている。これに対応して、感光体ドラム2
のドラム基体2A'は透明電極材料で形成されている。
本実施形態では、バイアス電圧を印加するための電極3
9は透明性は必要ではないが、反射光による光照射の不
均一さを無くす観点から透明電極が望ましい。図20に
第14の実施形態を示す。本実施形態では、図19に示
した実施形態に比べて電極40が感光体ドラム2の表面
に接触しており、且つ、感光体ドラム2の回転方向に湾
曲した形状を有している。電極40の機能については電
極39と同様である。
【0058】図21に第15の実施形態を示す。本実施
形態では、光源17の周囲を、光照射用の開口部を有す
る光遮蔽部材42で覆う構成を有しているとともに、電
極43は感光体ドラム2の表面にカウンター接触する構
成を有している。電極43はトナークリーナーの機能を
兼ねることができる。また、電極43は導電性弾性材料
で形成されており、トナークリーナーの機能を長期に亘
って良好に維持することができる。光遮蔽部材42で覆
う構成によって、光照射におけるS/N値を大きくする
ことができる。図22に第16の実施形態を説明する。
本実施形態では、光源17の周囲を光遮蔽部材で覆うこ
とに代えて、ドラム基体2A'の内面に金属等の光遮蔽
板44を設けられており、該光遮蔽板44には光照射領
域に対応して光通過用の開口部44aが形成されてい
る。電極45の機能については電極39と同様である。
【0059】図23に第17の実施形態を説明する。本
実施形態では、図22で示した構成に加えて、帯電のた
めの光照射領域である開口部44aとは別に、感光体ド
ラム2の移動方向(回転方向)における該開口部44a
の下流側に光アニールのための光照射領域としての開口
部44bが設けられている。開口部44bに対応する上
流部位では光照射により電荷が再結合して残留電荷が低
減する。すなわち、帯電前の感光体ドラム2の表面を光
アニールでき、除電ランプ8の機能(感光体ドラム2の
表面電位の初期化)を兼ねることができる。
【0060】図24に第18の実施形態を示す。本実施
形態では、図1で示した現像装置5に代えて、静電搬送
方式の現像装置56を有している。簡単に説明すると、
現像装置56は図示しない現像剤供給ローラからトナー
を受け取って静電搬送する搬送基板58を有している。
搬送基板58は、直線部と湾曲部を有しており、湾曲部
でトナーポンピングが生じて感光体ドラム2の潜像に供
給される。符号57は、リサイクル用のトナー受けを示
している。
【0061】静電搬送は、後述するように、帯電したト
ナーを静電力でジャンピングさせながら搬送するので、
帯電量の整ったトナーを現像剤供給ローラから受け取る
段階で選別する機能を有し、すなわち、異物や逆帯電ト
ナー、未帯電トナーを分離除去できる機能を有し、現像
機能を高めることができる。トナーのポンピング高さに
は電圧依存性があり、ポンピング高さの調整によって低
い電圧で現像を行うことができる。従って、上述した帯
電装置3による低電圧機能との組み合わせにより、画像
形成装置全体の低電圧化を実現できる。
【0062】以下に静電搬送の構成及び機能を詳細に説
明する。但し、搬送基板58は直線的に表示して説明す
る。図24では示さなかったが、搬送基板58の一部に
対向するように共通電極板59が設けられ(図27)、
該共通電極板59にトナーの帯電極性と同極性の電圧を
印加する電源60と、搬送基板58の電極に対してトナ
ー搬送及びトナーポンピングのための駆動波形(5〜1
00V程度)を印加する第1駆動回路61、第2駆動回
路62等を有している。感光体ドラム2と搬送基板58
との間にはDC電源63より、現像バイアス電圧である
DCバイアス(100〜200V程度)が印加される
(図30)。
【0063】搬送基板58は、図25に示すように、感
光体ドラム2の軸方向で該感光体ドラム1と略同じ幅を
有する支持基板64と、該支持基板64の上に設けられ
た多数の電極65と、該電極65の表面を覆う薄肉の絶
縁層66と、該絶縁層66の表面に設けられた表面コー
ト層67を有している。各電極65は、図26に示すよ
うに、感光体ドラム2の軸方向に延びており、感光体ド
ラム2の軸方向と直交する搬送方向において所定の間隔
で配設されている。表面コート層67はトナーとの接触
を低減するために設けられている。支持基板64として
は、ガラス基板、樹脂基板あるいはセラミック基板等の
絶縁性材料からなる基板、あるいは、SUSなどの導電
性材料からなる基板にSiO等の絶縁膜を成膜したも
のを用いることができる。電極65は、支持基板64上
にAl、Ni−Cr等の導電性材料を0.1〜0.2μ
m厚で成膜し、これをフォトリソ技術等の半導体技術を
用いて電極形状にパターン化している。各電極65の間
隔はトナー径の2〜10倍であることが良好な搬送速度
と搬送量を確保するために好ましい。また、搬送方向に
おける電極65の幅はトナー径の1〜3倍であることが
良好な搬送速度と搬送量を確保するために好ましい。
【0064】絶縁層66としては、例えばSiO、S
iON、TiN、Taなどを厚さ0.1μm以下
で成膜して形成している。絶縁層66として比誘電率の
大きな材料を用いることによって、駆動電圧の低電圧化
を図ることができるとともに、粒子(トナー)の駆動反
跳と搬送速度が大きくなる。表面コート層67は、搬送
面と帯電トナー界面との接触抵抗の低減を図る機能を有
する膜であり、例えばPTFE、PFAなどのフッ素系
樹脂材料を0.1〜0.3μm厚でコートして形成して
いる。
【0065】駆動電源としての第1駆動回路61は、図
28に示すように、搬送基板58の主としてトナー搬送
を行う領域68の3本の電極65,65,65を1セッ
トとして、各電極65に複相(ここでは3相)のパルス
状駆動電圧(駆動波形)Va1、Vb1、Vc1をそれ
ぞれ印加する。同じく駆動電源としての第2駆動回路6
2は、搬送基板58の主としてトナーポンピングを行う
領域69の3本の電極65,65,65を1セットとし
て、各電極65に複相(ここでは3相)のパルス状駆動
電圧(駆動波形)Va2、Vb2、Vc2をそれぞれ印
加する。第1駆動回路61、第2駆動回路62によるパ
ルス状駆動電圧は、例えば6相としてもよい。
【0066】第1駆動回路61は、パルス状駆動電圧
(駆動波形)Va1、Vb1、Vc1を第1駆動周波数
f1で出力し、第2駆動回路62はパルス状駆動電圧
(駆動波形)Va2、Vb2、Vc2を第1駆動周波数
f1よりも高いトナーがポンピングを生じる第2駆動周
波数f2(f2>F1)で出力する。具体的には、第1
駆動周波数f1は1KHz〜20KHzの範囲内で、第
2駆動周波数f2は18KHz〜45KHzの範囲内
で、使用するトナー径の範囲、求める搬送速度、ポンピ
ングの程度などに応じて選択することが好ましい。
【0067】共通電極板59は、図27に示すように、
搬送基板58の主としてトナー搬送を行う領域68を覆
うように設けられており、図示しないが、搬送基板58
と同様の支持基板と、該支持基板の搬送基板58との対
向面全体に設けられた電極を有している。
【0068】次に、図28乃至図30に基づいて、静電
搬送によるトナーの搬送及びポンピング動作を説明す
る。まず、図28に示すように、グランドGと正の電圧
+との間で変化するパルス状駆動波形Va、Vb、Vc
をタイミングをずらして印加する。このとき、図29に
示すように、搬送基板58上に負帯電したトナーTがあ
り、搬送基板58の連続した複数の電極65にで示す
ようにそれぞれ「G」、「G」、「+」、「G」、
「G」が印加されたとすると、トナーTは「+」の電極
65上に位置する。
【0069】次のタイミングで複数の電極65にはに
示すようにそれぞれ「+」、「G」、「G」、「+」、
「G」が印加され、トナーTには図中左側の「G」の電
極65との間で反発力が、右側の「+」の電極65との
間で吸引力がそれぞれ作用する。このため、トナーTは
「+」の電極65側に移動する。さらに次のタイミング
で複数の電極65にはに示すようにそれぞれ「G」、
「+」、「G」、「G」、「+」が印加され、トナーT
には同様に反発力吸引力が作用するので、トナーTはさ
らに「+」の電極65側に移動する。
【0070】このように電極65に印加する駆動波形の
電位を変化させて見かけ上駆動波形を移動させることに
よって、トナーTは「+」の電極65側に引かれながら
移動するので、搬送基板58の搬送面に沿ってトナーT
が搬送される。なお、正帯電トナーの場合には駆動波形
の変化パターンを逆にすることで搬送できる。
【0071】搬送基板58の電極65に印加するパルス
状駆動波形の駆動周波数を高くするに従って、トナーの
移動速度(搬送速度)も速くなるが、トナーTが「+」
の電極65に移動しようとするときにその電極65が
「G」に変化すると、トナーTはその電極65のさらに
次の電極65に移動しようとして飛び跳ねるポンピング
現象が発生する。実験によると、パルス状駆動波形の駆
動周波数が1KHz〜20KHzの範囲内ではトナーT
は主として搬送され、18KHz〜45KHzの範囲内
では、トナーTのポンピング現象が大きくなった。この
場合、駆動周波数の一部が重複しているのは、ポンピン
グ現象の発生がトナー粒径、駆動電圧などにも影響され
るためである。
【0072】本実施形態では、第1駆動回路61から搬
送基板58の主としてトナー搬送を行う領域68の電極
65,65,65・・・に対しては1KHz〜20KH
zの第1駆動周波数f1のパルス状駆動電圧(駆動波
形)Va1、Vb1、Vc1をそれぞれ印加することに
より、トナーTを搬送基板58の搬送面に沿って感光体
ドラム8の近傍に搬送する。第2駆動回路62から搬送
基板58の感光体ドラム1の近傍の領域69(現像部)
の電極65,65,65・・・に対しては18KHz〜
45KHzの第2駆動周波数f2のパルス状駆動電圧
(駆動波形)Va2、Vb2、Vc2をそれぞれ印加す
ることで、図30に示すように、感光体ドラム8の近傍
でトナーTをポンピングさせる。
【0073】ポンピングするトナーTの中には、トナー
Tの進行方向に対して逆反跳するトナーTもあるが、全
体として搬送方向にゆっくりと搬送される。実験による
と、ポンピングしているトナーは、50μm〜300μ
m程搬送基板58上でポンピング現象しているが、さら
に感光体ドラム8と搬送基板58との間のDCバイアス
により、ポンピングしているトナーが加速されて500
μm〜1mmまでポンピングが拡散することを確認して
いる。なお、図30では共通電極板59を省略してい
る。
【0074】上記各実施形態では画像形成装置への適用
例を示したが、本発明は、画像技術関係以外の光感応半
導体の低電圧帯電法としても有効であり、光感応半導体
の帯電容量を光量で制御する技術等にも応用できるもの
である。
【0075】
【発明の効果】請求項1、2、3、4、6、21、22
又は24記載の発明によれば、光エネルギーを受けて電
荷を発生させる電荷発生層を有する潜像担持体を帯電さ
せる帯電装置において、上記電荷発生層に電荷を発生さ
せる光を発する光源と、該光源からの光が通過可能な光
通過性電極と、該光通過性電極にバイアス電圧を印加す
るバイアス電圧印加手段を有し、該潜像担持体の一定領
域に対して該光通過性電極を介して該光源からの光を照
射しながら該光通過性電極にバイアス電圧を印加し、該
潜像担持体の移動方向における光照射領域の下流側を帯
電状態に維持する構成としたので、大幅な低電圧化を実
現でき、オゾン抑制による環境性の向上、安全性の向
上、電力コストの低減を図ることができる。
【0076】請求項5又は24記載の発明によれば、請
求項1又は2記載の記載の帯電装置において、上記光源
からの光が、上記潜像担持体の移動方向における上記光
通過性電極の後端から上流部位にも同時に照射される構
成としたので、帯電前の光アニールを同時に行うことが
でき、除電ランプ等の光アニール用の部材を別途設ける
必要がなく、構成の簡易化を図ることができる。
【0077】請求項7又は24記載の発明によれば、請
求項6記載の帯電装置において、上記高エネルギーの光
ビームが、上記潜像担持体の移動方向における光照射領
域の下流側で形成される潜像を形成するための露光光を
兼ねる構成としたので、露光ユニットを別途設ける必要
がなく、構成の簡易化を図ることができる。
【0078】請求項8、9又は24記載の発明によれ
ば、請求項1又は2記載の帯電装置において、上記光通
過性電極が、光通過領域と、該光通過領域の周囲を囲む
光遮蔽領域を有している構成としたので、迷光や反射光
をカットすることができ、帯電に必要な光照射量を精度
良く得ることができる。
【0079】請求項10又は24記載の発明によれば、
請求項8又は9記載の帯電装置において、上記光通過性
電極が、上記光通過領域とは別に上記潜像担持体の移動
方向における光照射領域の下流側で形成される潜像を形
成するための露光光の通過領域を有している構成とした
ので、帯電前の光アニールを同時に行うことができ、除
電ランプ等の光アニール用の部材を別途設ける必要がな
く、構成の簡易化を図ることができる。
【0080】請求項11又は24記載の発明によれば、
請求項1又は2記載の帯電装置において、上記光通過性
電極が、光が透過しない導電性材料で形成され、光を通
す開口部を有している構成としたので、迷光や反射光を
カットすることができ、帯電に必要な光照射量を精度良
く得ることができる。
【0081】請求項12又は24記載の発明によれば、
請求項11記載の帯電装置において、上記光通過性電極
が、光を通す上記開口部とは別に上記潜像担持体の移動
方向における光照射領域の下流側で形成される潜像を形
成するための露光光の通過領域を有している構成とした
ので、露光ユニットを別途設ける必要がなく、構成の簡
易化を図ることができる。
【0082】請求項13又は24記載の発明によれば、
請求項3記載の帯電装置において、上記光源の周囲が、
光照射用の開口部を有する光遮蔽部材で覆われている構
成としたので、迷光や反射光をカットすることができ、
帯電に必要な光照射量を精度良く得ることができる。
【0083】請求項14又は24記載の発明によれば、
請求項1又は2記載の帯電装置において、上記光源から
の光を光導波路により上記光通過性電極へ導く構成とし
たので、光損失の少ない光照射を行うことができ、帯電
に必要な光照射量を精度良く得ることができる。
【0084】請求項15又は24記載の発明によれば、
請求項14記載の帯電装置において、上記光導波路の先
端部周囲が光遮蔽材料で被覆されている構成としたの
で、光の拡散を防止でき、帯電に必要な光照射量を精度
良く得ることができる。
【0085】請求項16、17、18又は24記載の発
明によれば、請求項14又は15記載の帯電装置におい
て、上記光導波路に、上記潜像担持体の移動方向におけ
る光照射領域の下流側で形成される潜像を形成するため
の露光光を導く露光光導入部材が一体に設けられている
構成としたので、帯電後直ちに潜像形成の書き込みを行
うことができ、精度の高い潜像を形成することができ
る。
【0086】請求項19又は24記載の発明によれば、
請求項14又は15記載の帯電装置において、上記光導
波路に、上記潜像担持体の移動方向における光照射領域
の下流側で形成される潜像を形成するための画像信号に
基づいて直接電荷注入して書き込みを行う接触電極アレ
イが一体に設けられている構成としたので、精度の高い
潜像を形成することができる。
【0087】請求項20又は24記載の発明によれば、
請求項14乃至19の何れかに記載の帯電装置におい
て、上記光導波路の先端部に、上記潜像担持体の移動方
向における上記光通過性電極の上流側で該潜像担持体に
カウンター接触するクリーニング部が形成されている構
成としたので、クリーニングユニットを別途設ける必要
がなく、構成の簡易化を図ることができる。
【0088】請求項23又は24記載の発明によれば、
請求項1記載の帯電装置において、上記光通過性電極
が、上記潜像担持体の表面の曲率に沿った対向面を有し
ている構成としたので、光照射の無駄な広がりを防止で
きる。
【0089】請求項25、26又は28記載の発明によ
れば、光エネルギーを受けて電荷を発生させる電荷発生
層を有する潜像担持体を帯電装置により帯電させ、帯電
した該潜像担持体に画像信号に基づいて潜像を形成し、
該潜像を現像装置により可視像化する画像形成装置にお
いて、上記潜像担持体が内方から外方に向かって光が通
過可能な基体を有し、上記帯電装置が、該潜像担持体の
内方に設けられ上記電荷発生層に電荷を発生させる光を
発する光源と、該潜像担持体の外方における該光源の対
向部位に設けられた電極と、該電極にバイアス電圧を印
加するバイアス電圧印加手段を有し、該潜像担持体の一
定領域に対して該光源からの光を照射しながら該電極に
バイアス電圧を印加し、該潜像担持体の移動方向におけ
る光照射領域の下流側を帯電状態に維持する構成とした
ので、大幅な低電圧化を実現でき、オゾン抑制による環
境性の向上、安全性の向上、電力コストの低減を図るこ
とができる。
【0090】請求項27記載の発明によれば、請求項2
6記載の画像形成装置において、上記電極が導電性弾性
材料で形成され且つ該電極の先端が上記潜像担持体にカ
ウンター接触する構成としたので、クリーニングユニッ
トを別途設ける必要がなく、構成の簡易化を図ることが
できる。また、弾性によりクリーニング機能を長期に亘
って良好に維持することができる。
【0091】請求項29記載の発明によれば、請求項2
8記載の画像形成装置において、上記光源の周囲が、光
照射用の開口部を有する光遮蔽部材で覆われている構成
としたので、迷光や反射光をカットすることができ、帯
電に必要な光照射量を精度良く得ることができる。
【0092】請求項30記載の発明によれば、請求項2
8記載の画像形成装置において、上記基体の内面が、光
照射領域を除いて光遮蔽されている構成としたので、迷
光や反射光をカットすることができ、帯電に必要な光照
射量を精度良く得ることができる。
【0093】請求項31記載の発明によれば、請求項2
8記載の画像形成装置において、帯電のための光照射領
域とは別に上記潜像担持体の移動方向における該光照射
領域の上流側に光アニールのための光照射領域が設けら
れ、これらの光照射領域を除いて上記基体の内面が光遮
蔽されている構成としたので、除電ランプ等の光アニー
ル用の部材を別途設ける必要がなく、構成の簡易化を図
ることができる。
【0094】請求項32記載の発明によれば、請求項2
4乃至31の何れかに記載の画像形成装置において、上
記現像装置が、静電搬送方式のものである構成としたの
で、画像形成装置全体の低電圧化を実現できる。
【0095】請求項33記載の発明によれば、請求項2
4乃至32の何れかに記載の画像形成装置において、上
記電荷発生層が無機材料で形成されている構成としたの
で、電荷の保持特性によって良好な帯電状態を維持する
ことができる。
【0096】請求項34記載の発明によれば、請求項2
4乃至32の何れかに記載の画像形成装置において、上
記潜像担持体が強誘電体で形成されている構成としたの
で、良好な帯電状態を長時間維持でき、潜像形成の精度
を均一にできる。
【0097】請求項35記載の発明によれば、光エネル
ギーを受けて電荷を発生させる電荷発生層を有する潜像
担持体を帯電させる帯電方法において、上記電荷発生層
に電荷を発生させる光を照射しながら該光照射領域でバ
イアス電圧を印加し、上記潜像担持体の移動方向におけ
る該光照射領域の下流側を帯電状態に維持することとし
たので、大幅な低電圧化を実現でき、オゾン抑制による
環境性の向上、安全性の向上、電力コストの低減を図る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態における画像形成装置
としての複写機の概要正面図である。
【図2】光通過性電極の断面図である。
【図3】光通過性電極の斜視図である。
【図4】帯電メカニズムを示す図である。
【図5】第3の実施形態における要部正面図である。
【図6】第4の実施形態における要部正面図である。
【図7】第5の実施形態における要部正面図である。
【図8】第5の実施形態における光通過性電極の斜視図
である。
【図9】第6の実施形態における要部正面図である。
【図10】第7の実施形態における要部斜視図である。
【図11】第8の実施形態における要部斜視図である。
【図12】第9の実施形態における要部正面図である。
【図13】第10の実施形態における要部正面図であ
る。
【図14】第10の実施形態における接触電極アレイ本
体の斜視図である。
【図15】第10の実施形態における接触電極アレイ本
体の断面図である。
【図16】第11の実施形態における要部正面図であ
る。
【図17】第11の実施形態におけるトナーのクリーニ
ング作用を示す図である。
【図18】第12の実施形態における要部正面図であ
る。
【図19】第13の実施形態における要部正面図であ
る。
【図20】第14の実施形態における要部正面図であ
る。
【図21】第15の実施形態における要部正面図であ
る。
【図22】第16の実施形態における要部正面図であ
る。
【図23】第17の実施形態における要部正面図であ
る。
【図24】第18の実施形態における要部正面図であ
る。
【図25】搬送基板の概要断面図である。
【図26】搬送基板の概要平面図である。
【図27】搬送基板の電気的接続関係を示す図である。
【図28】駆動波形の印加に係るタイミングチャートで
ある。
【図29】トナーの静電搬送原理を示す図である。
【図30】トナーの静電搬送及びポンピング状態を示す
図である。
【符号の説明】 2 潜像担持体としての感光体ドラム 2B 電荷発生層 16 光通過性電極 17 光源 18 バイアス電源 26 光導波路 27 ファイバーレンズアレイ 28 集光性ファイバーレンズアレイ 31 接触電極アレイ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03G 15/08 507 G03G 21/00 350 2H200 21/00 345 15/00 116 350 21/00 312 21/08 342 21/10 15/08 507E (72)発明者 小山 一 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内 (72)発明者 竹本 武 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内 Fターム(参考) 2H029 AA06 AB03 AB04 AB10 AC05 2H035 AA09 AA11 AA24 AB03 AB06 BA01 BA07 CA07 CB02 CB03 2H076 AA02 AA14 AA45 AB05 AB51 AB52 AB61 EA04 EA05 2H077 AB14 AB15 AB23 AC13 AD04 AD35 AD37 BA08 CA01 EA11 EA20 GA19 2H134 GA01 GB02 HB01 HB03 HB16 HB19 HD01 HD03 HD05 HD14 HF12 JA03 KD03 KD12 KF03 KF05 KG01 KG02 KG08 KH06 KH08 KH11 2H200 FA07 FA11 FA15 GA16 GA17 GA18 GA23 GA28 GA32 GA34 GA46 GA54 GA56 GB12 GB13 GB25 GB36 HA02 HA14 HA16 HA28 HB08 HB14 HB23 HB39 HB45 HB46 HB47 LA11 MA04 MA05 MA20 MB01 MC01 MC20 NA02 NA09

Claims (35)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光エネルギーを受けて電荷を発生させる電
    荷発生層を有する潜像担持体を帯電させる帯電装置にお
    いて、 上記電荷発生層に電荷を発生させる光を発する光源と、
    該光源からの光が通過可能な光通過性電極と、該光通過
    性電極にバイアス電圧を印加するバイアス電圧印加手段
    を有し、該潜像担持体の一定領域に対して該光通過性電
    極を介して該光源からの光を照射しながら該光通過性電
    極にバイアス電圧を印加し、該潜像担持体の移動方向に
    おける光照射領域の下流側を帯電状態に維持することを
    特徴とする帯電装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の帯電装置において、 上記光通過性電極が、上記潜像担持体に対して接触して
    設けられていることを特徴とする帯電装置。
  3. 【請求項3】請求項1又は2記載の帯電装置において、 上記光通過性電極が、光が透過可能な透明部材で形成さ
    れていることを特徴とする帯電装置。
  4. 【請求項4】請求項1又は2記載の帯電装置において、 上記光源からの光がビーム状をなすことを特徴とする帯
    電装置。
  5. 【請求項5】請求項1又は2記載の記載の帯電装置にお
    いて、 上記光源からの光が、上記潜像担持体の移動方向におけ
    る上記光通過性電極の後端から上流部位にも同時に照射
    されることを特徴とする帯電装置。
  6. 【請求項6】請求項1又は2記載の帯電装置において、 上記光源からの光が、高エネルギーの光ビームであるこ
    とを特徴とする帯電装置。
  7. 【請求項7】請求項6記載の帯電装置において、 上記高エネルギーの光ビームが、上記潜像担持体の移動
    方向における光照射領域の下流側で形成される潜像を形
    成するための露光光を兼ねることを特徴とする帯電装
    置。
  8. 【請求項8】請求項1又は2記載の帯電装置において、 上記光通過性電極が、光通過領域と、該光通過領域の周
    囲を囲む光遮蔽領域を有していることを特徴とする帯電
    装置。
  9. 【請求項9】請求項8記載の帯電装置において、 上記光通過性電極が光が透過可能な透明部材で形成さ
    れ、上記光遮蔽領域が該透明部材を光遮蔽材料で被覆す
    ることによって形成されていることを特徴とする帯電装
    置。
  10. 【請求項10】請求項8又は9記載の帯電装置におい
    て、 上記光通過性電極が、上記光通過領域とは別に上記潜像
    担持体の移動方向における光照射領域の下流側で形成さ
    れる潜像を形成するための露光光の通過領域を有してい
    ることを特徴とする帯電装置。
  11. 【請求項11】請求項1又は2記載の帯電装置におい
    て、 上記光通過性電極が、光が透過しない導電性材料で形成
    され、光を通す開口部を有していることを特徴とする帯
    電装置。
  12. 【請求項12】請求項11記載の帯電装置において、 上記光通過性電極が、光を通す上記開口部とは別に上記
    潜像担持体の移動方向における光照射領域の下流側で形
    成される潜像を形成するための露光光の通過領域を有し
    ていることを特徴とする帯電装置。
  13. 【請求項13】請求項3記載の帯電装置において、 上記光源の周囲が、光照射用の開口部を有する光遮蔽部
    材で覆われていることを特徴とする帯電装置。
  14. 【請求項14】請求項1又は2記載の帯電装置におい
    て、 上記光源からの光を光導波路により上記光通過性電極へ
    導くことを特徴とする帯電装置。
  15. 【請求項15】請求項14記載の帯電装置において、 上記光導波路の先端部周囲が光遮蔽材料で被覆されてい
    ることを特徴とする帯電装置。
  16. 【請求項16】請求項14又は15記載の帯電装置にお
    いて、 上記光導波路に、上記潜像担持体の移動方向における光
    照射領域の下流側で形成される潜像を形成するための露
    光光を導く露光光導入部材が一体に設けられていること
    を特徴とする帯電装置。
  17. 【請求項17】請求項16記載の帯電装置において、 上記露光光導入部材が、光ファイバーアレイであること
    を特徴とする帯電装置。
  18. 【請求項18】請求項16記載の露光光導入部材が、集
    束性光ファイバーレンズアレイであることを特徴とする
    帯電装置。
  19. 【請求項19】請求項14又は15記載の帯電装置にお
    いて、 上記光導波路に、上記潜像担持体の移動方向における光
    照射領域の下流側で形成される潜像を形成するための画
    像信号に基づいて直接電荷注入して書き込みを行う接触
    電極アレイが一体に設けられていることを特徴とする帯
    電装置。
  20. 【請求項20】請求項14乃至19の何れかに記載の帯
    電装置において、 上記光導波路の先端部に、上記潜像担持体の移動方向に
    おける上記光通過性電極の上流側で該潜像担持体にカウ
    ンター接触するクリーニング部が形成されていることを
    特徴とする帯電装置。
  21. 【請求項21】請求項1記載の帯電装置において、 上記光通過性電極が導電性ブラシであり、該導電性ブラ
    シは上記潜像担持体に接触して設けられていることを特
    徴とする帯電装置。
  22. 【請求項22】請求項21記載の帯電装置において、 上記導電性ブラシが、光が透過可能な透明部材で形成さ
    れていることを特徴とする帯電装置。
  23. 【請求項23】請求項1記載の帯電装置において、 上記光通過性電極が、上記潜像担持体の表面の曲率に沿
    った対向面を有していることを特徴とする帯電装置。
  24. 【請求項24】光エネルギーを受けて電荷を発生させる
    電荷発生層を有する潜像担持体を帯電装置により帯電さ
    せ、帯電した該潜像担持体に画像信号に基づいて潜像を
    形成し、該潜像を現像装置により可視像化する画像形成
    装置において、 上記帯電装置が、請求項1乃至23の何れかに記載のも
    のであることを特徴とする画像形成装置。
  25. 【請求項25】光エネルギーを受けて電荷を発生させる
    電荷発生層を有する潜像担持体を帯電装置により帯電さ
    せ、帯電した該潜像担持体に画像信号に基づいて潜像を
    形成し、該潜像を現像装置により可視像化する画像形成
    装置において、 上記潜像担持体が内方から外方に向かって光が通過可能
    な基体を有し、上記帯電装置が、該潜像担持体の内方に
    設けられ上記電荷発生層に電荷を発生させる光を発する
    光源と、該潜像担持体の外方における該光源の対向部位
    に設けられた電極と、該電極にバイアス電圧を印加する
    バイアス電圧印加手段を有し、該潜像担持体の一定領域
    に対して該光源からの光を照射しながら該電極にバイア
    ス電圧を印加し、該潜像担持体の移動方向における光照
    射領域の下流側を帯電状態に維持することを特徴とする
    画像形成装置。
  26. 【請求項26】請求項25記載の画像形成装置におい
    て、 上記電極が上記潜像担持体に接触状態に設けられている
    ことを特徴とする画像形成装置。
  27. 【請求項27】請求項26記載の画像形成装置におい
    て、 上記電極が導電性弾性材料で形成され且つ該電極の先端
    が上記潜像担持体にカウンター接触することを特徴とす
    る画像形成装置。
  28. 【請求項28】請求項25乃至27の何れかに記載の画
    像形成装置において、 上記基体が、光が透過可能な透明部材で形成されている
    ことを特徴とする画像形成装置。
  29. 【請求項29】請求項28記載の画像形成装置におい
    て、 上記光源の周囲が、光照射用の開口部を有する光遮蔽部
    材で覆われていることを特徴とする画像形成装置。
  30. 【請求項30】請求項28記載の画像形成装置におい
    て、 上記基体の内面が、光照射領域を除いて光遮蔽されてい
    ることを特徴とする画像形成装置。
  31. 【請求項31】請求項28記載の画像形成装置におい
    て、 帯電のための光照射領域とは別に上記潜像担持体の移動
    方向における該光照射領域の上流側に光アニールのため
    の光照射領域が設けられ、これらの光照射領域を除いて
    上記基体の内面が光遮蔽されていることを特徴とする画
    像形成装置。
  32. 【請求項32】請求項24乃至31の何れかに記載の画
    像形成装置において、 上記現像装置が、静電搬送方式のものであることを特徴
    とする画像形成装置。
  33. 【請求項33】請求項24乃至32の何れかに記載の画
    像形成装置において、 上記電荷発生層が無機材料で形成されていることを特徴
    とする画像形成装置。
  34. 【請求項34】請求項24乃至32の何れかに記載の画
    像形成装置において、 上記潜像担持体が強誘電体で形成されていることを特徴
    とする画像形成装置。
  35. 【請求項35】光エネルギーを受けて電荷を発生させる
    電荷発生層を有する潜像担持体を帯電させる帯電方法に
    おいて、 上記電荷発生層に電荷を発生させる光を照射しながら該
    光照射領域でバイアス電圧を印加し、上記潜像担持体の
    移動方向における該光照射領域の下流側を帯電状態に維
    持することを特徴とする帯電方法。
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