JP2003084504A - 現像方法及び現像装置、画像形成装置、プロセスカートリッジ - Google Patents

現像方法及び現像装置、画像形成装置、プロセスカートリッジ

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JP2003084504A JP2002174092A JP2002174092A JP2003084504A JP 2003084504 A JP2003084504 A JP 2003084504A JP 2002174092 A JP2002174092 A JP 2002174092A JP 2002174092 A JP2002174092 A JP 2002174092A JP 2003084504 A JP2003084504 A JP 2003084504A
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一 小山
So Kai
創 甲斐
Katsuhiro Aoki
勝弘 青木
Takashi Hodoshima
隆 程島
Yasuo Miyoshi
康雄 三好
Ichiro Kadota
一郎 門田
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 現像剤担持体上に担持されたトナーの帯電電
荷量(q/m)の変化を抑制して、残像現象を抑制して均
一な濃度の画像を形成することができる現像装置を提供
すること。 【解決手段】 現像ローラ402と感光体ドラム1の表
面との電位差が0Vであるときの、現像ローラと感光体
ドラムとの対向領域通過直後のトナーの平均帯電電荷量
をQ1、現像ローラに現像バイアスが印加され、感光体
ドラムの表面の電位が非画像部電位であるときの、現像
ローラと感光体ドラムとの対向領域通過直後のトナーの
平均帯電電荷量をQ2とした場合に、|Q2|−|Q1
|/|Q1|≦±0.45の関係を満足する条件下で現
像を行う。これにより、現像ローラの表面に担持された
トナーの帯電電荷量q/mの変化率が45%以下、残像
率Rが2%以内になって残像現象が抑制され、トナー像
のトナー濃度変化が許容できる範囲になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリンタ、ファッ
クス、複写機等の画像形成装置における現像方法及び装
置、画像形成装置、プロセスカートリッジに関し、詳し
くは、現像剤担持体と像担持体とが対向する現像領域
(現像ニップ領域)で、該像担持体上に形成した静電潜
像を、該現像剤担持体上に担持した現像剤により現像し
て、該像担持体上にトナー像を形成する現像方法、該現
像方法を実施するための現像装置、該現像装置を用いた
画像形成装置、該現像装置を搭載したプロセスカートリ
ッジに関するするものである。
【0002】
【従来の技術】従来、上記現像ニップ領域において、像
担持体上の静電潜像を現像する方式として、トナーと磁
性粒子とを含む二成分現像剤を用いて該静電潜像を現像
する二成分現像方式と、トナーのみの一成分現像剤を用
いて該静電潜像を現像する一成分現像方式とが知られて
いる。
【0003】上記二成分現像方式は、磁石を内臓した現
像剤担持体の表面にトナーと磁性粒子とからなる二成分
現像剤をブラシ状に担持して磁気ブラシを形成し、上記
該現像剤担持体と像担持体とが対向する現像領域(現像
ニップ領域)において、該像担持体上に形成した静電潜
像に上記磁気ブラシ中のトナーのみを付着させて、該像
担持体上にトナー像を形成するものである。この2成分
現像方式は、トナー像の転写性や温度・湿度に対する現
像特性が安定且つ良好な優れた現像方式として知られて
いる。
【0004】一方、上記一成分現像方式は、現像剤担持
体の表面にトナーのみの一成分現像剤を均一に薄層化し
て担持し、この現像剤担持体の表面に担持したトナー
を、該トナー担持体と像担持体とが対向する現像領域
(現像ニップ領域)において、像担持体上に形成した静
電潜像に接触又は非接触状態で対向させ、該静電潜像に
トナーを付着させて、該像担持体上にトナー像を形成す
るものである。この一成分現像方式は、画像の高画質化
や高解像度化に有利な現像方式として知られている。つ
まり、この一成分現像方式では、前記二成分現像方式の
現像剤のような磁性粒子を用いないので、磁気ブラシが
像担持体の表面に当たって現像ムラなどが生じる不具合
がなく、上記静電潜像に忠実な現像を行うことができ
る。
【0005】また、上記二成分現像方式と一成分現像方
式の各長所を組み合わせた現像方式を採用したものとし
て、二成分現像剤からなる磁気ブラシを表面に形成した
トナー供給部材としての現像剤担持体を用い、該トナー
供給部材上の磁気ブラシによりトナーのみの一成分現像
剤をトナー担持体としての現像剤担持体に供給して担持
させる現像装置が提案されている(例えば、特開昭56
−40862号公報、特開昭59−172662号公報
参照)。
【0006】これらの現像装置では、現像装置内で二成
分現像剤を攪拌し、トナー供給部材(例えば、磁気ロー
ラ、磁気ブラシ形成体など)上に二成分現像剤を担持し
て磁気ブラシを形成する。この磁気ブラシ中のトナーは
磁性粒子との摩擦により所定極性に帯電される。そし
て、このトナー供給部材上の磁気ブラシから所定極性に
帯電されたトナーのみが、トナー担持体(例えば、現像
ローラ、トナー層保持体など)上に移動して担持され
る。
【0007】この現像装置においては、上記トナー担持
体やトナーへのストレスが上記一成分現像方式に比して
少なくなると共に、現像が一成分現像方式で行われるの
で一成分現像方式と同等の高画質が得られる。
【0008】しかし、上記従来の現像装置においては、
何れの現像方式のものにおいても、次のような課題があ
った。すなわち、像担持体上の静電潜像を現像(顕像
化)した後の現像剤担持体上の現像剤層は、該静電潜像
の画像部に対応して該顕像化によりトナーが消費された
トナー消費層と、該静電潜像の非画像部に対応してトナ
ーが未消費のまま残留しているトナー未消費層とに別れ
る。
【0009】従って、このような現像装置においては、
上記トナー消費層とトナー未消費層との間で、現像剤担
持体の表面のトナー担持量に差ができる。この現像剤担
持体上のトナー担持量の差を解消するためには、該現像
剤担持体の周回により該トナー消費層に、その消費量に
応じて新たなトナーを供給すればよい。しかし、実際に
は、周回する現像剤担持体の表面のトナー消費層のみに
新たなトナーを供給することは困難であり、このような
新規トナーを単に供給するだけの方法では、現像剤担持
体上のトナー担持量の差を無くすことはできなかった。
このため、このような現像装置では、その現像剤担持体
上のトナー担持量の差が、次の現像時の画像上に濃度差
として現れる残像(ゴースト)等の所謂履歴現象が生じ
てしまうことがあった。
【0010】このような履歴現象を解消するためには、
上記像担持体上の静電潜像を顕像化(現像)した後の現
像剤担持体上の現像剤を該現像剤担持体の表面から一旦
除去し、この現像剤が除去された現像剤担持体の表面に
新たな現像剤を供給して、上述のような現像剤担持体の
表面のトナー担持量の差を解消することが有効である。
【0011】このような現像剤を除去・供給する方法を
実施するための現像装置においては、その現像剤担持体
上に担持されている現像剤を交換するための現像剤交換
手段が必要になる。しかし、この現像剤交換手段とし
て、例えば、ブレードやスクレーパ又はブラシローラ等
のように、現像剤担持体の表面に当接して該現像剤担持
体上の全ての現像剤を機械的に除去する手段を用いた場
合には、該現像剤担持体の表面の経時的な磨耗により現
像剤の搬送性や担持性が変化したり、除去時のストレス
によってトナーがスペント化したりする不具合を招く。
また、この場合には、現像剤担持体の周囲に、上記ブレ
ードやスクレーパ又はブラシローラ等を設置するための
設置スペースを確保する必要があるため、現像装置本体
が大型化してしまうことがある。
【0012】このような機械的な現像剤交換手段を用い
ることによって生じる不具合を解消する方法として、上
記現像剤担持体部内に配置した磁石の磁極配置によっ
て、該現像剤担持体上の現像剤を磁力により除去する方
法がある。しかし、この方法は、上記二成分現像方式の
現像装置や、磁性トナーを用いた一成分現像方式の現像
装置においては有効であるが、非磁性トナーを用いた一
成分現像方式の現像装置には適用することができない。
【0013】また、上記機械的な現像剤交換手段や磁石
などを用いずに現像剤担持体上の現像剤(トナー)を除
去するものとして、特開平6−67546号公報に示す
「現像装置」が提案されている。この現像装置は、上記
二成分現像方式と一成分現像方式の各長所を組み合わせ
た現像方式を採用したもので、現像剤担持体とトナー担
持体間に形成される電界を、間欠的にトナーがトナー担
持体から現像剤担持体側へ移行するように切り換える電
界切換手段等を備えている。この現像装置では、上記電
界切換手段により、トナーを担持するトナー担持体の表
面やトナーに大きな機械的圧力を与えずに、トナー担持
体上のトナーを除去することができ、上記履歴現象の発
生がなく信頼性の高い現像装置を提供することができる
としている。しかし、この現像装置では、その構成や、
上記電界切替手段自体の構成が複雑になり、コストも高
くなるという欠点がある。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記履歴現
象の発生原因は、一般的に、現像後の現像剤担持体の表
面に担持されているトナー消費層とトナー未消費層との
間で、現像剤担持体の表面のトナー担持量に差ができる
ためであるとされている。
【0015】ところが、前記従来の現像装置では、その
現像剤担持体の表面のトナー担持量が、上記静電潜像を
現像するのに過不足のない十分な量であるにも関らず、
上記履歴現象が原因であると思われるような残像が発生
してしまうことがあった。具体的には、例えば、図3
(a)に示すように、先端側の左方部分に黒ベタ画像部
A、先端側の右方部分に非画像部(又は白画像部)B、
後端側の部分に低コントラスト画像部Cを有する原稿画
像を用いて画像形成を行った場合に、現像剤担持体の表
面に十分な量のトナーが担持されているにも関らず上記
残像が発生することがあった。つまり、上記原稿画像を
用いて画像形成を行った場合の正常なプリント画像は、
図3(b)に示すように、上記低コントラスト画像部C
に対応する低コントラストプリント画像cの画像濃度が
均一な濃度になるはずである。ところが、実際に得られ
るプリント画像は、図3(c)に示すように、上記低コ
ントラスト画像部Cに対応する低コントラストプリント
画像のうち、上記非画像部Bに対応する白紙画像bの直
下の部分の低コントラストプリント画像c2の画像濃度
が、上記黒ベタ画像部Aに対応する黒ベタプリント画像
aの直下の部分の低コントラストプリント画像c1の画
像濃度よりも濃くなってしまう現象(以下、この現象を
「残像現象」という)が発生することがあった。
【0016】そこで、本発明者は、このような現象が発
生する原因を究明するために、種々の実験を行って調査
した結果、次のようなことが明らかになった。すなわ
ち、上記原稿画像のような非画像部Bを有する原稿画像
の場合には、上記像担持体に形成される静電潜像の、該
非画像部Bに対応する部分の電位が、該像担持体の地肌
部電位と等しくなっている。このため、上記低コントラ
ストプリント画像c2を形成するための現像剤担持体上
のトナーが、上記像担持体表面の非画像部Bに対応する
部分に対向した際に、該トナーを担持している現像剤担
持体から該トナーへの電荷注入が発生する。これは、上
記非画像部Bに対応する像担持体の表面電位と、上記現
像剤担持体に印加されている逆極性の現像バイアスとの
間の電位差が大きくなることによる。
【0017】これにより、上記低コントラストプリント
画像c2を形成するための現像剤担持体上のトナーの帯
電電荷量(q/m)が低下する。そして、このトナーの
帯電電荷量の低下により、現像剤担持体の表面に対する
該トナーの付着力が低下して、上記非画像部Bに対応す
る白紙画像bの直下の部分の低コントラストプリント画
像c2の静電潜像により多くのトナーが付着するように
なる。この結果、上記低コントラストプリント画像c2
の画像濃度が、上記黒ベタ画像部Aに対応する黒ベタプ
リント画像aの直下の部分の低コントラストプリント画
像c1の画像濃度よりも濃くなってしまう。
【0018】本発明は以上の背景に鑑みなされたもので
あり、その目的とするところは、現像剤担持体上に担持
されたトナーの帯電電荷量(q/m)の変化を抑制して、
残像現象を抑制して均一な濃度の画像を形成することが
できる現像方法、該現像装置を用いた画像形成装置、該
現像装置を搭載したプロセスカートリッジを提供するこ
とである。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、トナーを含む現像剤を表面に担
持して搬送するための現像剤担持体と、表面に静電潜像
が形成される像担持体とが対向する現像領域で、該像担
持体上に形成した静電潜像を、該現像剤担持体上に担持
した現像剤により現像して、該像担持体上にトナー像を
形成する現像方法において、上記現像剤担持体と上記像
担持体表面との電位差が0Vであるときの、現像剤担持
体と該像担持体との対向領域通過直後のトナーの平均帯
電電荷量をQ1、該現像剤担持体に現像バイアスが印加
され、像担持体表面の電位が非画像部電位であるとき
の、現像剤担持体と像担持体との対向領域通過直後のト
ナーの平均帯電電荷量をQ2とした場合に、|Q2|−
|Q1|/|Q1|≦±0.45の関係を満足する条件
下で現像を行うことを特徴とするものである。
【0020】この現像方法においては、上記現像剤担持
体の表面に担持されたトナーの帯電電荷量q/mの変化
率が、45%以下になる。このような変化率の場合に
は、残像率Rが2%以内になり、前述したような残像現
象が抑制され、上記トナー像のトナー濃度変化が許容で
きる範囲になる。ここで、トナーの帯電電荷量q/mの
変化率とは、該トナーへの前記電荷注入前後の変化率を
いう。また、残像率Rは、前記低コントラストプリント
画像c2の光反射率ID2と、前記低コントラストプリ
ント画像c1の光反射率ID1とに基いて、次式、R=
{(ID1−ID2)/(ID1+ID2)}×100%
により算出した比率をいう。
【0021】請求項2の発明は、トナーを含む現像剤を
表面に担持して搬送するための現像剤担持体と、該現像
剤担持体の表面に現像剤の薄層を形成するための現像剤
薄層形成手段と、該現像剤担持体の表面に担持されるト
ナーを帯電させるためのトナー帯電手段とを備え、該現
像剤担持体と表面に静電潜像が形成される像担持体とが
対向する現像領域で、該像担持体上に形成した静電潜像
を、該現像剤担持体上に担持した現像剤により現像し
て、該像担持体上にトナー像を形成する現像装置におい
て、上記現像剤担持体と上記像担持体表面との電位差が
0Vであるときの、現像剤担持体と該像担持体との対向
領域通過直後のトナーの平均帯電電荷量をQ1、該現像
剤担持体に現像バイアスが印加され、像担持体表面の電
位が非画像部電位であるときの、現像剤担持体と像担持
体との対向領域通過直後のトナーの平均帯電電荷量をQ
2とした場合に、|Q2|−|Q1|/|Q1|≦±
0.45の関係を満足するように、上記トナーの帯電電
荷量q/mを制御するトナー帯電電荷量制御手段を有し
ていることを特徴とするものである。
【0022】この現像装置においては、上記現像剤担持
体の表面に担持されたトナーの帯電電荷量q/mの変化
率が45%以下になり、上記像担持体上に、残像率Rの
絶対値|R|が2%以内の、上記残像現象が抑制された
均一な濃度のトナー像が形成されるようになる。
【0023】請求項3の発明は、請求項2の現像装置に
おいて、上記現像剤担持体の表面に担持された現像後の
一部の現像剤を一旦除去し、該現像剤が除去された現像
剤担持体の表面に新たな現像剤を供給するための現像剤
交換手段を有していないことを特徴とするものである。
【0024】請求項2で述べたように、上記残像現象を
抑制して均一な濃度のトナー像を形成することによっ
て、現像後の現像剤担持体の表面に担持されているトナ
ー消費層とトナー未消費層との間のトナー担持量の差は
少なくなる。従って、この現像装置においては、上記現
像剤交換手段を有していなくても、現像後の現像剤担持
体の表面に担持されているトナー消費層とトナー未消費
層との間のトナー担持量の差を原因とする履歴現象を解
消することが可能になる。これにより、上記現像剤交換
手段を設置するための設置スペースを確保する必要がな
くなり、現像装置本体を小型に構成することが可能にな
る。
【0025】請求項4の発明は、請求項2の現像装置に
おいて、上記現像剤担持体の表面に担持された現像後の
一部の現像剤を一旦除去し、該現像剤が除去された現像
剤担持体の表面に新たな現像剤を供給するための現像剤
交換手段を有していることを特徴とするものである。
【0026】上述のように、上記残像現象を抑制して均
一な濃度のトナー像を形成することによって、現像後の
現像剤担持体の表面に担持されているトナー消費層とト
ナー未消費層との間のトナー担持量の差は少なくなる。
しかし、このトナー担持量の差が著しく大きい場合に
は、上記残像現象を抑制しても、上記履歴現象を解消す
ることが難しくなる。そこで、この現像装置において
は、上記現像剤交換手段により、上記現像剤担持体の表
面に担持された現像後の一部の現像剤を一旦除去する。
そして、該現像剤が除去された現像剤担持体の表面に新
たな現像剤を供給する。これにより、現像後の現像剤担
持体の表面に担持されているトナー消費層とトナー未消
費層との間のトナー担持量の差を確実に解消することが
でき、該トナー担持量の差が原因となって現れる履歴現
象を確実に解消できるようなる。また、このような残像
現象を抑制できる構成の現像装置においては、上記現像
剤担持体の表面に担持された現像後の全ての現像剤を交
換しなくても、上記履歴現象を解消することが可能であ
る。これにより、上記現像剤交換手段として、前述した
ような、ブレードやスクレーパ又はブラシローラ等のよ
うに、現像剤担持体の表面に当接して該現像剤担持体上
の現像剤を機械的に除去する手段を用いる場合でも、該
現像剤交換手段の現像剤担持体表面への当接圧力を大き
な圧力に設定する必要がなく、該圧力による現像剤担持
体表面の磨耗や、トナーのスペント化を回避できるよう
になる。
【0027】請求項5の発明は、請求項2、3又は4の
現像装置において、上記現像剤担持体上のトナーが、上
記像担持体の表面の地肌部含む非画像部と接触又は非接
触で対向した際の、該現像剤担持体に印加される印可バ
イアス電圧のDC成分実効値Vbと、該像担持体の表面
の非画像部電位Vgとの差の絶対値|Vg−Vb|が、
該像担持体の表面の画像部電位Viと、該現像バイアス
Vbとの差の絶対値の最大値|Vi−Vb|(MAX)よ
り小さいことを特徴とするものである。
【0028】図5に示すように、上記像担持体の帯電電
位VD=−700V、露光後電位VL=−50とする
と、現像バイアスVbの絶対値|Vb|が375V以下
で、q/m変化率の絶対値が45%を超え、図6に示す
ように、残像率の絶対値が2%以上の状態になる。そこ
で、この現像装置においては、|Vg−Vb|≧|Vi
−Vb|とする(但し、VD=Vg、VL=Vi)。こ
れにより、上記現像剤担持体の表面に担持されたトナー
の帯電電荷量q/mの変化率が45%以下、残像率Rの
絶対値|R|が2%以内となり、上記像担持体上に残像
現象が抑制された均一な濃度のトナー像が形成されるよ
うになる。
【0029】請求項6の発明は、トナーを含む現像剤を
表面に担持して搬送するための現像剤担持体と、該現像
剤担持体の表面に現像剤の薄層を形成するための現像剤
薄層形成手段と、該現像剤担持体の表面に担持されるト
ナーを帯電させるためのトナー帯電手段とを備え、該現
像剤担持体と表面に静電潜像が形成される像担持体とが
対向する現像領域で、該像担持体上に形成した静電潜像
を、該現像剤担持体上に担持した現像剤により現像し
て、該像担持体上にトナー像を形成する現像装置におい
て、現像後の上記現像剤担持体の表面に担持されている
トナー層に対して接触する、DC成分電位が現像剤担持
体と同電位に保たれた抵抗が10Ω以下の導電性部材
を有していることを特徴とするものである。
【0030】この現像装置においては、上記現像後の上
記現像剤担持体の表面に担持されているトナー層が上記
導電性部材に接触する。これにより、該像担持体から該
トナーに注入された電荷が、該導電性部材を通して消失
されて、該電荷注入により低下したトナーの帯電電荷量
が、低下以前の帯電電荷量に復帰される。これにより、
上記像担持体上に、上記残像現象が抑制された均一な濃
度のトナー像が形成されるようになる。
【0031】請求項7の発明は、請求項2、3、4、5
又は6の現像装置において、上記現像剤担持体の表面に
担持される担持トナー量(m/a)の現像直前の単位面積
当りの最少トナー量Mminに、該現像剤担持体と上記
像担持体との線速比Xを乗じた値(Mmin・X)が、
該現像直前の最多トナー量Mmaxで現像したときの、
単位面積当りの現像トナー量の80%以上になるよう
に、該現像剤担持体へのトナーの供給量、該トナー層の
層厚、及び現像バイアスのパラメータ条件を設定したこ
とを特徴とするものである。
【0032】この現像装置においては、上記現像剤担持
体の表面に担持される担持トナー量(m/a)の変化が抑
制されるようになり、上記残像現象及び履歴現象の発生
が抑制されるようになる。
【0033】請求項8の発明は、請求項2、3、4、
5、6又は7の現像装置において、上記現像剤担持体の
表面に担持されている現像剤に摺擦接触して、該現像剤
を均すための現像剤均し部材を有していることを特徴と
するものである。
【0034】この現像装置においては、上記現像剤均し
部材により上記現像剤担持体の表面に担持されている現
像剤が摺擦されて該現像剤が均される。これにより、該
現像剤担持体の表面に担持される担持トナー量(m/a)
のムラが低減されるようになり、上記残像現象及び履歴
現象の発生が抑制されるようになる。
【0035】請求項9の発明は、請求項5の現像装置に
おいて、上記トナーの比誘電率を3以上、体積固有抵抗
を1010Ω・cm以上としたことを特徴とすることを
特徴とするものである。
【0036】トナー誘電率E=3.5、体積固有抵抗R
=1010Ω・cmでは、Log(RE)=10.54
で、残像率が1.5%になるが、トナー誘電率E=3.
8、体積固有抵抗R=10Ω・cmでは、Log(R
E)=9.58で、残像率が4.0%になってしまう。
このように、上記トナーの抵抗が低いと、低い電位差で
トナーに電荷注入が起りやすくなる。そこで、この現像
装置においては、このトナーの比誘電率を3以上、体積
固有抵抗を1010Ω・cm以上として、該トナーへの
電荷注入を抑制する。これにより、該トナーが上記像担
持体の表面の非画像部に対向した際の、静電誘導や電荷
注入による該トナーの帯電電荷量の変化が起り難くな
り、該静電誘導や電荷注入を原因とする残像現象の発生
を抑制できるようになる。
【0037】請求項10の発明は、請求項6の現像装置
において、上記トナーの比誘電率を4以下、体積固有抵
抗を1015Ω・cm以下としたことを特徴とすること
を特徴とするものである。
【0038】トナー誘電率E=4、体積固有抵抗R=1
15Ω・cmでは、Log(RE)=15.60で、
残像率が1.5%になるが、トナー誘電率E=3、体積
固有抵抗R=1016Ω・cmでは、Log(RE)=
16.48で、残像率が4.0%になってしまう。これ
は、上記REが大きいと、トナーの帯電立ち上げ又は立
下り時に、トナーの帯電電荷が安定するまでに、時間が
長くかかってしまうためと考えられる。そこで、この現
像装置においては、上記トナーの比誘電率を4以下、体
積固有抵抗を1015Ω・cm以下とする。これによ
り、上記トナーが上記像担持体の表面の非画像部に対向
した際の、静電誘導や電荷注入による該トナーの帯電電
荷量の変化が、現像後の上記現像剤担持の表面に担持さ
れた現像剤が上記現像領域に至る前に低減されるように
なり、該静電誘導や電荷注入を原因とする残像現象の発
生が抑制されるようになる。
【0039】請求項11の発明は、請求項6の現像装置
において、上記導電性部材のDC成分電位が、現像バイ
アスVbと上記像担持体の非画像部電位Vgとの差の絶
対値|Vg−Vb|の電位差以下に保たれていることを
特徴とするものである。
【0040】図6に示すように、|Vg−Vb|=|−
300V|のときの残像率は1.5%であった。この電
位をVrとすると、上記請求項6の導電部材を設けるこ
とにより、|Vr−Vb|=|Vg−Vb|−10%で
は、残像率が1.2%と更に下がった。一方、|Vr−
Vb|=|Vg−Vb|+10%に高めた場合には、残
像率が5%まで上がってしまった。そこで、この現像装
置においては、上記導電性部材のDC成分電位を、現像
バイアスVbと上記像担持体の非画像部電位Vgとの差
の絶対値|Vg−Vb|の電位差以下に保つようにす
る。これにより、上記トナーが上記像担持体の表面の非
画像部に対向した際の、静電誘導や電荷注入による該ト
ナーの帯電電荷量の変化が、現像後の上記現像剤担持の
表面に担持された現像剤が上記現像領域に至る前に低減
されるようになり、該静電誘導や電荷注入を原因とする
残像現象の発生が抑制されるようになる。
【0041】請求項12の発明は、請求項7の現像装置
において、上記現像剤担持体と上記像担持体との線速比
Xが1.1倍以上、該現像剤担持体の表面のトナー被覆
率がトナー一層最密被覆レベル以上であることを特徴と
するものである。
【0042】上記トナーの見かけ上の嵩密度(空隙を含
む)は、高々、トナーの真比重の40%程度である。タ
ッピングしてトナーが変形や溶融を起さない程度に嵩を
詰めると、球形トナー等の流動性の優れたトナーは、そ
の真比重が50%レベルまで高まる。ここでは、このよ
うな状態を「最密被覆レベル」という。つまり、トナー
の真比重が1.2のとき、トナーの最密被覆レベルは、
0.6(g/cm)になる。従って、例えば、トナー
の体積平均粒径が7μmのときは、上記「トナー被覆率
がトナー一層最密被覆レベル」とは、0.6×0.7=
0.42(mg/cm)を示している。ところで、ト
ナーの被覆状態が上記トナー一層最密被覆レベル0.6
×0.7=0.42(mg/cm)を示し、図6に示
す残像率が1.5%になる条件であっても、図7に示す
現像ローラ402と磁気ブラシローラ403との間隙
を、0.4mmから0.5mmに広げて、上記トナー一
層最密被覆レベルを0.32(mg/cm)と少なく
すると、残像率が5%になってしまった。そこで、この
現像装置においては、上記現像剤担持体と上記像担持体
との線速比Xを1.1倍以上、該現像剤担持体の表面の
トナー被覆率をトナー一層最密被覆レベル以上とする。
これにより、上記現像剤担持体の表面に担持されるトナ
ー量が、最高濃度画像部で現像不足が生じないレベルに
なり、濃度不足のないトナー像を形成できるようにな
る。
【0043】請求項13の発明は、請求項8の現像装置
において、上記現像剤均し部材は、上記現像剤担持体の
表面への当接により、該現像剤均し部材の表面が該現像
剤担持体の表面形状に沿って変形可能な部材からなる回
転部材で構成されていることを特徴とするものである。
【0044】この現像装置においては、上記現像剤均し
部材が、上記現像剤担持体の表面形状に沿って変形して
回転するので、該現像剤担持体や該現像剤に過大なスト
レスを与えることなく、該現像剤担持体の表面に担持さ
れる担持トナー量(m/a)のムラを低減できるようにな
る。
【0045】請求項14の発明は、磁性粒子を含む現像
剤を担持搬送する現像剤担持体と、該現像剤担持体に対
向配置されたトナー担持体とが対向するトナー受渡領域
で、該トナー受渡領域に対向するように配置したトナー
受渡磁極により、該現像剤担持体上の現像剤を穂立ちさ
せて、該現像剤担持体により担持搬送される現像剤中の
トナーを該トナー担持体上に受け渡した後、このトナー
担持体上に受け渡されたトナーにより、該トナー担持体
に対向するように配置された像担持体上の静電潜像を、
該トナー担持体と該像担持体とが対向する現像領域で、
可視像化する構成の現像装置において、上記現像剤担持
体と上記像担持体表面との電位差が0Vであるときの、
現像剤担持体と該像担持体との対向領域通過直後のトナ
ーの平均帯電電荷量をQ1、該現像剤担持体に現像バイ
アスが印加され、像担持体表面の電位が非画像部電位で
あるときの、現像剤担持体と像担持体との対向領域通過
直後のトナーの平均帯電電荷量をQ2とした場合に、|
Q2|−|Q1|/|Q1|≦±0.45の関係を満足
するように、上記トナーの帯電電荷量q/mを制御する
トナー帯電電荷量制御手段を有していることを特徴とす
るものである。
【0046】この現像装置においては、上記トナー担持
体の表面に担持されたトナーの帯電電荷量q/mの変化
率が45%以下になり、上記像担持体上に、残像率Rが
2%以内の、上記残像現象が抑制された均一な濃度のト
ナー像が形成されるようになる。
【0047】請求項15の発明は、像担持体と、該像担
持体の表面に潜像を書き込む潜像書込み手段と、該潜像
書込み手段により像担持体上に書き込まれた潜像をトナ
ー像化する現像手段と、該現像手段により像担持体上に
形成されたトナー像を転写材上に転写する転写手段とを
有する画像形成装置において、上記現像手段として、請
求項2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、1
2、13又は14の現像装置を用いることを特徴とする
ものである。
【0048】この画像形成装置においては、上記現像手
段として、請求項2、3、4、5、6、7、8、9、1
0、11、12、13又は14の現像装置が用いられる
ので、上記残像現象や履歴現象の少ない高画質の画像を
形成することができるようになる。
【0049】請求項16の発明は、像担持体と、該像担
持体の表面を均一に帯電する帯電手段と、該帯電手段に
より均一に帯電された像担持体の表面を露光して該像担
持体の表面に静電潜像を形成する光学系と、現像剤を担
持搬送する現像剤担持体を備えた現像手段と、現像剤担
持体と該像担持体とが対向する現像領域に現像バイアス
を印加する現像バイアス印加手段と、該現像手段により
像担持体上に形成されたトナー像を転写材上に転写する
転写手段とを有する画像形成装置において、上記現像手
段として、請求項2、3、4、5、6、7、8、9、1
0、11、12、13又は14の現像装置を使用し、上
記像担持体の表面の暗部電位をVD、該像担持体の露光
後の表面電位をVL、上記現像バイアスをVBとしたと
き、0<|VD|−|VB|<|VD−VL|<400
Vの関係を満たすことを特徴とするものである。
【0050】この画像形成装置においては、この画像形
成装置においては、上記関係が満たされることにより、
上記像担持体上に低電位コントラストの高精細な潜像を
形成して、画質の良好な画像を形成することができ、該
像担持体の表面の静電ハザードを低減できる画像形成装
置を提供することができるようになる。
【0051】請求項17の発明は、像担持体と、該像担
持体の表面を帯電する帯電手段と、該帯電手段により帯
電された像担持体の表面に潜像を書き込む潜像書込み手
段と、該潜像書込み手段により像担持体上に書き込まれ
た潜像をトナー像化する現像手段と、該現像手段により
像担持体上に形成されたトナー像を転写材上に転写する
転写手段と、該トナー像を転写材上に転写した後の像担
持体上の残留トナーを除去するクリーニング手段とを有
する画像形成装置で用いられるプロセスカ−トリッジで
あって、画像形成装置本体に対して着脱自在に構成さ
れ、且つ上記像担持体と、上記現像手段と、上記帯電手
段、転写手段、クリーニング手段のうちの少なくとも1
つの手段とを一体化して支持するプロセスカートリッジ
において、上記現像手段として、請求項2、3、4、
5、6、7、8、9、10、11、12、13又は14
の現像装置を用いることを特徴とするものである。
【0052】このプロセスカ−トリッジにおいては、そ
の現像手段として、請求項2、3、4、5、6、7、
8、9、10、11、12、13又は14の現像装置が
用いられる。これにより、画質の良好な画像を形成する
ことができ、上記像担持体の表面の静電ハザードを低減
できるプロセスカートリッジを提供することができるよ
うになる。特に、請求項3の現像装置を用いた場合に
は、上記現像剤交換手段を有していないので、該現像装
置の小型化及び低廉化を図ることが可能になり、小型で
低コストなプロセスカートリッジを提供することができ
るようになる。
【0053】
【発明の実施の形態】以下、本発明を、画像形成装置で
あるプリンタに適用した一実施形態について説明する。
なお、本実施形態は、プリンタ以外に、複写機やファク
シミリなどにも適用することができる。まず、本実施形
態の説明に先立って、本発明が適用されるプリンタにつ
いて説明する。このプリンタの主要部の概略構成を図1
に示す。
【0054】図1において、像担持体である感光体ドラ
ム1の周囲には、感光体ドラム1の表面を一様帯電する
帯電手段としての帯電ローラ等の帯電装置2、この帯電
装置2で一様帯電処理された感光体ドラム1の表面にレ
ーザ光線Lにより静電潜像を形成する図示しない露光装
置、この露光装置により感光体ドラム1上に形成された
静電潜像に対して帯電トナーを付着させることでトナー
像を形成する現像手段としての現像装置4、感光体ドラ
ム1上に形成されたトナー像を転写材としての記録紙に
転写する転写手段としての転写装置5、転写後に感光体
ドラム1上に残った転写残トナーを除去するクリーニン
グ手段としてのクリーニング装置7、クリーニング後の
感光体ドラム1上の残留電位を除去する除電手段として
の除電ランプ8が配置されている。上記転写装置5とし
ては、転写ベルト、転写ローラ、転写チャージャ等を利
用することができる。
【0055】感光体ドラム1は、図1の矢印方向に回転
駆動されて表面が移動する。この感光体ドラム1の表面
には、帯電装置2によって該表面が一様に帯電された
後、レーザ光線Lによって静電潜像が形成される。この
静電潜像は、感光体ドラム1の回転により、現像装置4
に設けられる現像剤担持体としての現像ローラ41との
対向位置である現像領域において、該現像装置4から供
給される現像剤中の帯電トナーによりトナー像化され
る。
【0056】このようにして感光体ドラム1上に形成さ
れたトナー像は、感光体ドラム1の回転により、上記転
写装置5との対向位置まで移動し、図示しない給紙トレ
イから搬送された記録紙上に転写される。このトナー像
が転写された記録紙は、上記転写ベルト5により定着装
置6に向けて搬送され、該定着装置6によって転写され
たトナー像が定着される。一方、該記録紙に転写されず
に感光体ドラム1上に残った転写残トナーは、上記クリ
ーニング装置7によって回収される。これにより、表面
がクリーニングされた感光体ドラム1は、上記除電ラン
プ8により、該表面上の残留電荷が除去されて初期化さ
れて、次の画像形成プロセスに供されることになる。
【0057】図2に、上記現像装置4の一例として、一
成分現像方式の現像ローラ上にトナーを供給するための
トナー供給手段として、二成分現像方式の磁気ブラシロ
ーラを用いた一成分現像装置400を示す。図2におい
て、一成分現像装置400のケーシング401の内部に
は、感光体ドラム1側から、現像剤担持体(トナー担持
体)としての現像ローラ402、トナー供給部材として
の磁気ブラシローラ403、攪拌・搬送部材404、4
05が配設されている。ケーシング401内のトナーと
磁性粒子(キャリア)とを含む二成分現像剤(以下「現
像剤」という。)は、攪拌・搬送部材404、405で
攪拌され、その一部が、磁気ブラシローラ403上に担
持される。磁気ブラシローラ403上の現像剤は、現像
剤規制部材としての規制ブレード406で層厚が規制さ
れた後、トナー供給領域A2で現像ローラ402に接触
する。このトナー供給領域A2で磁気ブラシローラ40
3上の現像剤中のトナーのみが、キャリアから分離され
て現像ローラ402に供給される。
【0058】上記トナーは、ポリエステル、ポリオ−
ル、スチレンアクリル等の樹脂に帯電制御剤(CC
A)、色剤を混合し、その周りにシリカ、酸化チタン等
の物質を外添することでその流動性を高めている。添加
剤の粒径は、通常0.1〜1.5(μm)の範囲であ
る。色剤としては、カ−ボンブラック、フタロシアニン
ブル−、キナクリドン、カ−ミン等を挙げることができ
る。帯電極性は、本実施形態では負帯電とした。また、
上記トナーは、場合によってはワックス等を分散混合さ
せた母体トナーに上記種類の添加剤を外添しているもの
も使用することができる。このトナーの体積平均粒径の
範囲は、3〜12μmが好適であるが、本実施形態では
7μmとし、1200dpi以上の高解像度の画像にも
十分対応することが可能である。
【0059】上記キャリアとしては、金属もしくは樹脂
をコアとしてフェライト等の磁性材料を含有し、表層が
シリコン樹脂等で被覆されたものを用いている。キャリ
アの粒径は、20〜50μmの範囲が良好である。また
抵抗はダイナミック抵抗で10〜10Ωの範囲が最適
である。但し測定方法は磁石を内包したローラに坦持し
て、幅50mm、長さ1mmの面積の電極を当接させ、
耐圧上限レベル(高抵抗シリコンコートキャリアでは4
00Vから低抵抗鉄粉キャリアでは数V)の印加電圧を
印加した時の測定値である。
【0060】上記磁気ブラシローラ403は、非磁性の
回転可能なスリーブ407の内部に、複数の磁極を有す
る磁石ローラ408を配設して構成されている。磁石ロ
ーラ408は、固定されており、現像剤が所定の場所を
通過するときに、該現像剤に磁力を作用するようになっ
ている。本実施形態では、上記スリーブ407の直径を
φ18とし、その表面は、サンドブラスト処理により、
表面粗さが10〜20μmRZの範囲に入る粗さに処理
されている。
【0061】磁石ローラ408は、規制ブレード406
の箇所から、磁気ブラシローラ403の回転方向に、N
1、S1、N2、S2の4磁極を有する。この磁石ロー
ラ408によりスリーブ407の表面に担持されたトナ
ーとキャリアは、現像剤として磁気ブラシローラ403
上に坦持され、トナーがキャリア5と混合されることで
規定の帯電量を得る。本実施形態におけるトナーの帯電
量は、−10〜−40[μC/g]の範囲が好適である。
上記現像ローラ402は、磁気ブラシローラ403上に
現像剤の磁気ブラシを形成する磁石ローラ408の磁極
S1側の領域に、磁気ブラシローラ403上の現像剤の
磁気ブラシと接触するようにして対向し、且つ像坦持体
としての感光体ドラム1に対向して配設されている。
【0062】上記規制ブレード406は、磁気ブラシロ
ーラ403との対向部で、磁気ブラシローラ403上に
形成された現像剤による磁気ブラシと接触している。現
像ローラ402及び磁気ブラシローラ403は、図1の
矢印に示した方向にそれぞれ回転する。ここで、磁気ブ
ラシローラ403は図示の回転方向と逆の方向でも使用
可能である。
【0063】上記現像ローラ402は、感光体ドラム1
に当接して、感光体ドラム1上の静電潜像を現像する。
感光体ドラム1としては、アルミ等の素管に感光性を有
する有機感光体を塗布し、感光層を形成したものが一般
的であるが、厚みの比較的薄いポリエチレンテレフタレ
ート(PET)、ポリエチレンナフタレート(PE
N)、ニッケル等に感光層を形成したベルト感光体も使
用することが可能である。
【0064】次に、上記一成分現像装置400の動作を
説明する。ケーシング401に収容された現像剤は、上
記攪拌・搬送部材404、405や、磁気ブラシローラ
403の回転力、磁石ローラ408の磁力によって攪拌
される。これにより、現像剤中のトナーとキャリアとが
混合・攪拌され、トナー6にキャリアとの摩擦帯電によ
り電荷が付与される。一方、磁気ブラシローラ403上
に坦持された現像剤の一部は、規制ブレード406によ
って規制される。これにより、磁気ブラシローラ403
上に坦持された現像剤のうち、一定量の現像剤が印加バ
イアス電圧により現像ローラ402に転移し、残りの現
像剤がケーシング401内に戻される。
【0065】本実施形態では、上記規制ブレード406
と磁気ブラシローラ403との間の最近接部に於ける間
隔が500μmに設定され、また、規制ブレード406
に対向した磁石ローラ408の磁極N1が、規制ブレー
ド4−6よりも磁気ブラシローラ403の回転方向上流
側に数度傾斜して位置している。これにより、現像剤の
循環流を容易に形成することができる。
【0066】また、本実施形態では、上述したように、
像担持体としてアルミ素管をベースとした剛体の感光体
ドラム1を想定しているので、現像ロ−ラ402として
は、ゴム材料が良好で、硬度は10〜70HS・JIS
−Aの範囲が良好である。また、本実施形態で用いる現
像ロ−ラ402としては、直径が10〜30mm、表面
を適宜あらして粗さRz(十点平均粗さ)1〜4[μm]
としたものを用いている。この値はトナーの体積平均粒
径に対して13〜80(%)となり、現像ロ−ラ402
表面に埋没することなくトナーが搬送される。ここでゴ
ム材料として使用できるものとしてシリコン、ブタジエ
ン、NBR、ヒドリン、EPDM等を挙げることができ
る。
【0067】また、上記像担持体として、いわゆるベル
ト感光体を使用した場合には、現像ローラ402の硬度
を低くする必要が無いので、現像ローラ402として金
属ローラ等も使用可能である。ここで、現像ロ−ラ40
2表面には、経時品質を安定化させるために適宜コ−ト
材料を被覆することが好ましい。本実施形態における現
像ローラ402は、トナーを坦持する機能だけを有して
いればよい。従って、この現像ローラ402は、従来の
一成分現像装置の現像ローラのようにトナーとの摩擦帯
電によりトナーに帯電電荷を付与する必要が無いので、
現像ローラ402としては電気抵抗、表面性、硬度と寸
法精度を満たせば良く、材料の選択幅が格段に増える。
【0068】上記現像ローラ402の表層コート材料
は、帯電がトナーと逆極性でも良いし、同極性でも良
い。前者では表層にシリコン、アクリル、ポリウレタン
等の樹脂、ゴムを含有する材料を、また後者ではフッ素
を含有する材料を挙げることができる。フッ素を含んだ
いわゆるテフロン(登録商標、以下同じ)系材料は表面
エネルギーが低く、離型性が優れるているので、経時に
おけるトナーフィルミングが極めて発生しにくい。一般
的な樹脂材料としては、ポリテトラフルオロエチレン
(PTFE),テトラフルオロエチレン−パーフルオロ
アルキルビニールエーテル(PFA),テトラフルオロ
エチレン/ヘキサフルオロプロピレン重合体(FE
P)、ポリクロロトリフルオロエチレン(PCTF
E)、テトラフルオロエチレン/エチレン共重合体(E
TFE),クロロトリフルオロエチレン/エチレン共重
合体(ECTFE)、ポリビニリデンフルオライド(P
VDF)、ポリビニルフルオライド(PVF)等を挙げ
ることができる。
【0069】これに導電性を得るために適宜カーボンブ
ラック等の導電性材料を含有させることが多い。更に、
均一に現像ローラ402にコートできるように他の樹脂
を混ぜ合わせることもある。電気抵抗に関してはコート
層を含めてバルクの体積固有抵抗を設定するもので、1
03〜108Ω・cmに設定できるようにベース層の抵
抗と調整を行う。本実施例で使用するベース層の体積固
有抵抗は103〜105Ω・cmなので表層の体積固有
抵抗は少し高めに設定することがある。
【0070】上記コ−ト層の厚みは5〜50μmの範囲
が良好で、50μmを越えるコート層の硬度とベース層
の硬度差が大きい場合で応力が発生したときに、ひび割
れ等の不具合が生じやすくなる。また5μmを下回ると
表面磨耗が進むとベース層の露出が発生してトナーが付
着しやすくなる。
【0071】上記磁気ブラシローラ403への電圧印加
による電界効果で現像ローラ402上に転移したトナー
は、感光体ドラム1上に形成された静電潜像を、現像ロ
ーラ402に印加された現像バイアスにより現像する。
これにより、感光体ドラム1上にトナー像が形成され
る。ちなみに、本実施形態では、感光体ドラム1の線速
を200mm/s、現像ローラ402の線速を、1.1倍以
上の300mm/sとしている。また、感光体ドラム1
の直径を50mm、磁気ブラシローラ403の直径を1
8mm、現像ロ−ラ402の直径を16mmとして、現
像行程が行われる。感光体ドラム1上に形成されたトナ
ー像は、その後、転写、定着工程を経てプリント画像と
して完成される。
【0072】ところで、上述のような構成の現像装置に
おいては、従来の条件で現像を行うと、図3(a)に示
す原稿画像のように、先端側の一部に黒ベタ画像Aと、
非画像部(又は白画像部)Bとを有し、後端側の部分に
低コントラスト画像部Cを有する場合に、前記履歴現象
が原因であると思われるような残像が発生してしまうこ
とがあった。具体的には、図3(c)に示すように、上
記低コントラスト画像部Cに対応する低コントラストプ
リント画像のうち、上記非画像部Bに対応する白紙画像
bの直下の部分の低コントラストプリント画像c2の画
像濃度が、上記黒ベタ画像部Aに対応する黒ベタプリン
ト画像aの直下の部分の低コントラストプリント画像c
1の画像濃度よりも濃くなって、著しい画像劣化をきた
すことがあった。
【0073】そこで、上記従来の現像条件による残像状
態での残像率を、次式、R={(ID2−ID1)/
(ID2+ID1)}×100%により計算したとこ
ろ、残像率Rが−2%より小さくなって、補給不良状態
のネガ残像を示した。この時使用したトナーの粒径は7
μm径、キャリア径は50μmである。また、シリコン
コートでダイナミック抵抗は10Ωであり、トナーT
Cは5wt%であった。また磁気ブラシローラ403の
現像ローラ402に対する回転線速比;αSu=2,供
給電位差は400Vであった。
【0074】また、この場合の画像形成条件は、感光体
ドラム1の表面の帯電電位VD=−450V、露光後電
位VL=−60V、現像バイアスVB=−310Vであ
り、非画像部(地肌部)のポテンシャル(VD−VB)
は−140V、画像部(ベタ埋まり部)の現像ポテンシ
ャル(VL−VB)は+250Vに設定している。即ち
|VL−VB|≧|VD−VB|となっている。
【0075】図4に示すように、トナーの体積固有抵抗
R(Ω・cm)と比誘電率Eを乗じた値REの常用対数
値LogREが11と比較的大きな値の場合には、|V
L−VB|=|VD−VB|でも、現像ローラ402上
トナーの感光体ドラム1の非画像部との接触による帯電
量低下が、たかだか45%に収まっていて、上記残像率
Rも許容限界レベルに収まっている。これに対し、Lo
gREが10と比較的小さい場合は、|VD−VB|が
170Vレベルと明らかに|VL−VB|より小さな値
で、上記残像率Rが許容限界レベルである2%を超えて
しまう場合がある。
【0076】このように、この種の現像装置では、上記
残像率Rが0.5%以下で最良画質の画像が得られ、残
像率Rが0.5%〜2%で許容できる良好な画像が得ら
れる。従って、この残像率Rが2%よりも大きくなる
と、残像により著しい画像劣化をきたす。なお、ここで
いう残像率Rは何れも絶対値である。
【0077】このような残像現象の発生原因を調べた結
果、上記低コントラストプリント画像c2を形成するた
めの現像剤担持体上のトナーが、上記像担持体表面の非
画像部Bに対応する部分に対向した際に、該トナーを担
持している現像剤担持体から該トナーへの電荷注入が発
生することが原因であることをつきとめた。この電荷注
入は、上記非画像部Bに対応する像担持体の表面電位
と、上記現像剤担持体に印加されている逆極性の現像バ
イアスとの間の電位差が大きくなることによって生じ
る。
【0078】つまり、上述のような電荷注入が起ると、
上記低コントラストプリント画像c2を形成するための
現像剤担持体上のトナーの帯電電荷量(q/m)が低下
する。そして、このトナーの帯電電荷量の低下により、
現像剤担持体の表面に対する該トナーの付着力が低下し
て、上記非画像部Bに対応する白紙画像bの直下の部分
の低コントラストプリント画像c2の静電潜像により多
くのトナーが付着するようになる。この結果、上記低コ
ントラストプリント画像c2の画像濃度が、上記黒ベタ
画像部Aに対応する黒ベタプリント画像aの直下の部分
の低コントラストプリント画像c1の画像濃度よりも濃
くなってしまう。
【0079】そこで、上記現像装置における、感光体ド
ラム1の地肌ポテンシャルと、現像剤担持体と像担持体
表面との電位差が0Vであるときの、現像剤担持体と像
担持体との対向領域通過直後のトナーの平均帯電電荷量
(q/m)に対する、現像剤担持体に現像バイアスが印
加され、像担持体表面の電位が非画像部電位であるとき
の、現像剤担持体と像担持体の対向領域通過直後のトナ
ーの平均帯電電荷量(q/m)の変化率(q/m変化
率)との関係、及びq/m変化率と上記残像率Rとの関
係について調べた。ここで、現像剤担持体と像担持体表
面との電位差が0Vであるときの、現像剤担持体と像担
持体との対向領域通過直後のトナーの平均帯電電荷量
(q/m)は、供給前の現像剤中の帯電電荷量が20μ
C/gで、現像ローラ上の現像剤担持体と像担持体表面
との電位差が0Vであるときの、現像剤担持体と像担持
体との対向領域通過直後のトナーの平均帯電電荷量が2
3μC/gであった。また、感光体ドラムの線速は18
0mm/sec、該感光体ドラムと現像ローラとの線速
比は1.5、現像ローラと磁気ブラシローラとの線速比
は2、現像ポテンシャルは100V、供給ポテンシャル
は100Vとした。
【0080】この結果、表1に示すようなデータが得ら
れた。なお、表1では、上述の現像剤担持体と像担持体
表面との電位差が0Vであるときの、現像剤担持体と像
担持体との対向領域通過直後のトナーの平均帯電電荷量
をA(q/m)、現像剤担持体に現像バイアスが印加さ
れ、像担持体表面の電位が非画像部電位であるときの、
現像剤担持体と像担持体の対向領域通過直後のトナーの
平均帯電電荷量をB(q/m)として表示した。
【表1】
【0081】表1に示すデータに基いて得た、上記プリ
ンタで用いられるトナーの帯電電荷量(q/m)の変化
率と、感光体ドラムの地肌ポテンシャル(V)との関係
を示すグラフを図5に示す。また、上記現像装置により
形成される残像現象が発生したプリント画像の残像率
と、上記プリンタで用いられるトナーの帯電電荷量(q
/m)の変化率との関係を示すグラフを図6に示す。図
6に示すグラフから明らかなように、現像剤担持体と像
担持体表面との電位差が0Vであるときの、現像剤担持
体と像担持体との対向領域通過直後のトナーの平均帯電
電荷量(q/m)に対する、現像剤担持体に現像バイア
スが印加され、像担持体表面の電位が非画像部電位であ
るときの、現像剤担持体と像担持体の対向領域通過直後
のトナーの平均帯電電荷量(q/m)の変化率(q/m
変化率)の絶対値が、45%以下の場合に、上記残像率
R(絶対値)が2%以下になって、残像が抑制された良
好な画像を得られるようになる。
【0082】このような現像装置においては、例えば、
図7に示すように、現像領域を通過した後の現像ローラ
402上のトナーに接触させるように、所定レベルの電
圧(本例では現像ローラ402と同電位)を印可した導
電性部材からなる低抵抗ローラ(抵抗;10Ω以下)
を配置する。これにより、現像領域を通過する際に受け
たトナーの帯電電荷量q/mの変化を軽減することがで
きる。なお、このような効果を得るには、トナーの体積
固有抵抗Rと比誘電率Eを乗じた値の常用体数値Log
REは、15以下が応答時間を長くしないために有効で
ある。
【0083】また、本実施形態の現像装置では、現像直
前のトナーの平均帯電量q/m(絶対値)を10μC/
g以上に保つことが感光体ドラム1の地肌部へのトナー
付着を抑える上で好適である。
【0084】更に、上記感光体ドラム1の暗部電位をV
D、露光後電位をVL、現像バイアス電圧をVBとし
て、0<|VD|−|VB|<|VD−VL|<400
Vに設定した場合は、感光体ドラム1の長寿命化が図れ
る。
【0085】また、上記現像装置の供給ポテンシャルΔ
VSuを現像ポテンシャルの1.5倍より小さい値(本
例では100V)に設定したところ、未現像時にも変化
の少ない安定したトナー薄層が形成でき、残像の発生し
ない均一な画像が得られた。
【0086】本実施形態の上記現像装置で使用される現
像剤のキャリアに対するトナーの被覆率は40%以上が
好適である。一般にキャリアに対する被覆率Tnは、ト
ナーTCの関数であり、以下の式で算出できる(被覆す
るトナー層は1層)。
【数1】 ここで、C:TC[wt%]、r:トナー粒子半径、R:
キャリア粒子半径、ρr:トナーの真比重、ρC:キャ
リアの真比重50μm径のキャリア、7μm径のトナー
の組合せで、TC=5wt%では被覆率は36.7%,
5.5wt%では40.6%,6wt%では44.5%
である。3種類の条件で画像を比較したところ、5.5
wt%以上、すなわち被覆率が40%以上の時は問題無
く均一な画像が得られた。反対に、5.5wt%より小
さいときはベタ消費直後の低コントラスト画像の濃度が
低くなった。
【0087】キャリアに対するトナーの被覆率の寄与は
如何にトナーを高効率で現像できるのかという点と考え
る。また被覆率の規定はトナー粒径等が変化した場合で
も適用可能である。ここでトナー粒径を6μm、5μm
とした場合を考え比較を行う。上記式1を使用して比較
すると、現状の7μm径のトナーではTCの下限が5.
5wt%であったのが、6μm径のトナーでは4.6w
t%,5μm径のトナーに至っては3.8wt%が下限
となり、トナー粒径を小さくすることで被覆率を維持し
つつトナーTCを下げることが可能となり、トナー飛散
等の悪影響が抑えることが可能である(図3(c)参
照)。被覆率が40%を下回ったときは、トナー帯電量
の変化が50%以下の場合でもベタ消費直後の現像能力
が低減するために残像が発生してしまい、画像品質が劣
化したものとなる。
【0088】ここで、二成分現像方式の現像装置におけ
るトナー供給時の現像剤7中のトナーTC(トナーのキ
ャリアに対する重量比)と画像品質との関係を述べる。
2成分現像方式の場合、本実施例で使用している現像剤
7(トナー+キャリア)ではトナーのキャリアに対する
トナーTCが5〜8wt%となっている。使用しているト
ナー粒径は7μm、キャリア粒径は50μmである。現
像スリーブと感光体ドラムとの間隔を0.6mmとして
現像ポテンシャルを550[V]とすると均一な画像が得
られ、残像(ゴースト)と呼ばれる異常画像は発生し難
い。
【0089】これに対し、図2に示した一成分現像装置
400では、上記磁気ブラシローラ403のほかに、更
に現像ローラ402を配設している。ここで、2成分現
像装置の現像スリーブに相当する磁気ブラシローラ40
3と現像ローラ402との間隔は、0.6mmに設定さ
れており、それぞれの間には印加バイアス電圧の差によ
る供給電位差を設定している。その値は現像ポテンシャ
ル250Vの1.5倍以下で、本例では100[V]であ
る。更に現像剤7に於けるトナーTCを5wt%とする
と、ベタ消費直後の低コントラスト画像の濃度はベタ消
費無しのものと比較して低くなる。ここでは、上述した
ような残像現象が発生する。ところが現像剤7に於ける
トナーTCを5.5wt%としたものは、ベタ消費直後
でもトナーが十分供給され画像に於いても残像の発生は
見られなかった。
【0090】また、上記磁気ブラシローラ403の現像
ローラ402に対する回転線速比は、本例では2成分現
像装置に現像ローラ402を非接触で配設させたもので
あるが、現像ローラ402の表面に担持されているトナ
ーを、該現像ローラ402の表面から剥離(除去)する
ための前記現像剤交換手段に相当する部材の当接は一切
無い。
【0091】また、現像ローラ402と磁気ブラシロー
ラ403との間には、両者に印加したバイアス電圧によ
る電位差で電界が形成される。この供給電位差がΔVS
u=VSu−VB=150V以下で供給を行わないと、
未現像状態で現像ローラ402を作動させた際に現像ロ
ーラ402上のトナー付着量が増加してしまう。その場
合、必然的にベタ消費後の現像ローラ402へのトナー
供給能力は低下する。
【0092】このようなトナー供給能力の低下を補うた
めには、磁気ブラシローラ403の現像ローラ402に
対する回転線速比を高めることが有効である。なお、こ
こで使用したトナーの粒径は7μm径、キャリアは50
μm径でシリコンコートでダイナミック抵抗は10Ω
以下であり、トナーTCは5〜8wt%であった。また
同一条件で回転線速比のみを変化させた場合の残像の発
生状態を残像率で比較したところ磁気ブラシローラ40
3の現像ローラ402に対する回転線速比;αSu>
2.0の範囲で問題の無いレベルであった。該磁気ブラ
シローラ403の磁気ブラシは、剤溢れしないレベルで
現像ローラ402に当接させている。
【0093】上記磁気ブラシローラ403による未現像
時の現像ローラ402への付着量を安定化する条件を設
定した場合に、必然的にベタ消費後の現像ローラ3への
トナー供給能力は低下する。その場合の補填方法とし
て、磁気ブラシローラ403上の現像剤中のキャリアの
抵抗を10Ω以下とする。印加電圧は数Vのレベルで
ある。使用したトナーの粒径は7μm径、キャリアは5
0μm径であった。またトナーTCは5wt%であり、磁
気ブラシローラ403の現像ローラ402に対する回転
線速比αSuは2倍であった。
【0094】なお、本実施形態に係るプリンタにおける
現像装置は、カラー画像形成装置の現像装置として用い
ることができる。また、この現像装置は、プロセスカー
トリッジの現像装置として使用することができる。図8
に、低電位プロセスによる現像装置4を搭載したプロセ
スカ−トリッジ100の概略構成を示す。このプロセス
カートリッジ100は、図8に示すように、上述の感光
体ドラム1、帯電装置2、現像装置4、及びクリ−ニン
グ装置7等の各作像機器が、カートリッジケース101
内に一体化されて配設されている。このプロセスカート
リッジ100は、複写機やプリンタ等の画像形成装置本
体に対して着脱自在に装着される。
【0095】上記プロセスカートリッジ100を有する
画像形成装置は、その感光体ドラム1が所定の周速度で
回転駆動される。感光体ドラム1は、その回転過程にお
いて、上記帯電装置2によりその表面に、正または負の
所定電位の均一帯電を受ける。次いで、スリット露光や
レーザービーム走査露光等の像露光手段からの画像露光
光Lにより、感光体ドラム1の表面に静電潜像が形成さ
れる。感光体ドラム1の表面に形成された静電潜像は、
上記現像装置4の現像ローラ41から供給される現像剤
中のトナーにより現像される。このようにして、感光体
ドラム1の表面に形成されたトナー像は、給紙部から感
光体ドラム1と転写装置5の転写ローラとの間に、感光
体ドラム1の回転と同期して給送された転写紙に転写さ
れる。像転写を受けた転写紙は、感光体ドラム1の表面
から分離され、図示しない定着装置へ導入されて像定着
された後、複写物(コピ−)として装置外へプリントア
ウトされる。上記像転写後の感光体ドラム1の表面は、
上記クリ−ニング装置7によって転写残トナ−の除去を
受けて清浄面化され、更に除電装置8により除電された
後、繰り返し画像形成に使用される。
【0096】このようなプロセスカートリッジ100
は、画像形成装置本体から独立して取り外しが可能であ
る。上記感光体ドラム1、及び現像装置4は、上述した
ように、上記現像装置4を使用することにより、ともに
寿命を延ばすことが可能である。しかし、必ずしも両者
の寿命が一致するとは限らない。このプロセスカートリ
ッジ100は、このような場合に、感光体ドラム1と現
像装置4とを、それぞれ別々に容易に交換することが可
能となる。また、感光体ドラム1と現像装置4とを独立
して配設できるので、簡単な機構を追加することで、非
現像時に現像ローラ41を感光体ドラム1から退避させ
ることが可能となり、現像ローラ41のトナーフィルミ
ングの促進が低減され、現像装置4の寿命を更に延ばす
ことができる。
【0097】図9に、上記プリンタの現像装置として使
用可能な二成分現像装置4の一例の概略構成を示す。図
9において、現像ローラ41は、感光体ドラム1に近接
するようにして配置されており、両者の対向部分に現像
領域が形成されるようになっている。上記現像ローラ4
1は、アルミニウム、真鍮、ステンレス、導電性樹脂な
どの非磁性体からなる円筒状に形成された現像スリーブ
43と、この現像スリーブ43の表面上に現像剤を穂立
ちさせるように磁界を形成する磁界発生手段としての磁
石ローラ44とで構成されている。なお、上記現像領域
とは、現像スリーブ43上の磁気ブラシが感光体ドラム
1と接触している範囲をいう。
【0098】上記現像スリーブ43は、図示しない回転
駆動機構によって矢印方向(時計回り方向)に回転自在
となるように支持されており、上記磁石ローラ44は、
該現像スリーブ43内に固定状態で配設されている。こ
れにより、現像装置4の現像ケーシング46内の現像剤
中の磁性キャリアが、磁石ローラ44からでる磁力線に
沿うようにして、現像スリーブ43上にチェーン状に穂
立ちする。そして、このチェーン状に穂立ちした磁性キ
ャリアに現像剤中の帯電トナーが付着して、現像スリー
ブ43の表面上に磁気ブラシが形成される。
【0099】この現像スリーブ43の表面上に形成され
た磁気ブラシは、現像スリーブ43の回転に伴って、現
像スリーブ43と同方向すなわち時計回り方向に搬送さ
れる。この現像剤の搬送方向における現像領域の上流側
部分には、現像剤チェーンの穂の高さ、すなわち現像剤
の量を規制する現像剤規制部材としてのドクターブレー
ド45が設置されている。さらに、感光体ドラム1に対
向する現像ローラ41の後方領域には、現像ケーシング
46内の現像剤を撹拌させながら現像ローラ41側に汲
み上げるスクリュー47が設置されている。
【0100】上記現像装置において、現像時、現像ロー
ラ41には、図示しない電源により現像バイアスとし
て、直流電圧に交流電圧を重畳した振動バイアス電圧が
印加される。背景部電位と画像部電位は、上記振動バイ
アス電位の最大値と最小値の間に位置している。これに
よって、上記現像領域に向きが交互に変化する交互電界
が形成される。この交互電界中で現像剤のトナーとキャ
リアとが激しく振動し、トナーが現像ローラ41および
キャリアへの静電的拘束力を振り切って感光体ドラム1
に飛翔し、感光体ドラム1の静電潜像に対応して付着す
る。
【0101】上記振動バイアス電圧の最大値と最小値の
差(ピーク間電圧)は、0.5〜5KVが好ましく、周波
数は1〜10KHzが好ましい。また、振動バイアス電
圧の波形は、矩形波、サイン波、三角波等が使用でき
る。振動バイアスの直流電圧成分は、上記背景部電位と
画像部電位の間の値であるが、画像部電位よりも背景部
電位に近い値である方が、背景部電位領域へのかぶりト
ナーの付着を防止する上で好ましい。
【0102】ここで、上記振動バイアス電圧の波形が矩
形波の場合、デューティ比を50%以下とすることが望
ましい。ここでデューティ比とは、振動バイアスの1周
期中でトナーが感光体ドラム1に向おうとする時間の割
合である。このようにすることにより、トナーが感光体
に向おうとするピーク値とバイアスの時間平均値との差
を大きくすることができるので、トナーの運動がさらに
活発化し、トナーが潜像面の電位分布に忠実に付着して
ざらつき感や解像力を向上させることができる。またト
ナーとは逆極性の電荷を有するキャリアが感光体ドラム
1に向おうとするピーク値とバイアスの時間平均値との
差を小さくすることができるので、キャリアの運動を沈
静化し、静電潜像の背景部にキャリアが付着する確率を
大幅に低減することができる。
【0103】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、現像剤担持体
の表面に担持されたトナーの帯電電荷量q/mの変化率
が45%以下になるので、トナー像のトナー濃度変化が
許容できる残像率Rが2%以内になり、画像の残像現象
の発生が抑制されるという優れた効果がある。
【0104】請求項2、3、4、5、7、8、9、1
0、11、12、13、14の発明によれば、現像剤担
持体の表面に担持されたトナーの帯電電荷量q/mの変
化率が45%以下になり、像担持体上に、残像率Rが2
%以内の、上記残像現象が抑制された均一な濃度のトナ
ー像が形成されるようになるという優れた効果がある。
【0105】請求項6、7、8、9、10、11、1
2、13、14の発明によれば、現像後の現像剤担持体
の表面に担持されているトナー層が上記導電性部材に接
触することにより、該像担持体から該トナーに注入され
た電荷が、該導電性部材を通して消失されて、該電荷注
入により低下したトナーの帯電電荷量が、低下以前の帯
電電荷量に復帰されるので、像担持体上に、上記残像現
象が抑制された均一な濃度のトナー像が形成されるよう
になるという優れた効果がある。
【0106】請求項15及び16の発明によれば、像担
持体上に形成した静電潜像が、請求項1、2、3、4、
5、6、7、8、9、10、11、12、13又は14
の現像装置を用いてトナー像化されるので、残像現象が
抑制された均一な濃度の画質の良好な画像が形成される
ようになるという優れた効果がある。
【0107】特に、請求項16の発明によれば、像担持
体上に低電位コントラストの高精細な潜像を形成して、
画質の良好な画像を形成することができ、該像担持体の
表面の静電ハザードを低減できる画像形成装置を提供す
ることができるようになるという優れた効果がある。
【0108】請求項17の発明によれば、現像手段とし
て、請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、1
0、11、12、13又は14の現像装置が用いられる
ので、画質の良好な画像を形成することができ、像担持
体の表面の静電ハザードを低減できるプロセスカ−トリ
ッジを提供することができるようになるという優れた効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されるプリンタの概略構成図。
【図2】本発明が適用されるプリンタの現像装置を示す
概略構成図。
【図3】(a)は、上記プリンタでプリントする原稿画
像の一例を示す概略平面図。(b)は、上記プリンタに
より形成される正常なプリント画像を示す概略平面図。
(c)は、上記プリンタにより形成される異常なプリン
ト画像を示す概略平面図。
【図4】上記プリンタで用いられるトナーの帯電電荷量
(q/m)の変化率と、感光体ドラムの非画像部ポテン
シャル(V)との関係を示すグラフ。
【図5】上記プリンタで用いられるトナーの帯電電荷量
(q/m)の変化率と、感光体ドラムの地肌ポテンシャ
ル(V)との関係を示すグラフ。
【図6】上記現像装置により形成される残像現象が発生
したプリント画像の残像率と、上記プリンタで用いられ
るトナーの帯電電荷量(q/m)の変化率との関係を示
すグラフ。
【図7】本発明の実施形態に係る現像装置の一例を示す
概略構成図。
【図8】本発明の他の実施形態に係る現像装置を搭載し
たプロセスカートリッジの一例を示す概略構成図。
【図9】本発明の他の実施形態に係る二成分現像装置の
概略構成図。
【符号の説明】
1 感光体ドラム 2 帯電装置 4 現像装置 5 転写装置 6 定着装置 7 クリーニング装置 8 除電ランプ 41 現像ローラ 41a 回転軸 41b 軸受 43 現像スリーブ 44 磁石ローラ 45 ドクターブレード 100 プロセスカートリッジ 400 一成分現像装置 401 ケーシング 402 現像ローラ 403 磁気ブラシローラ 404,405 攪拌・搬送部材 406 規制ブレード 407 スリーブ 408 磁石ローラ 500 低抵抗ローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03G 15/08 507 G03G 15/08 507A 507E (72)発明者 青木 勝弘 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 程島 隆 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 三好 康雄 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 門田 一郎 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 Fターム(参考) 2H005 AA00 EA01 2H073 AA01 BA02 BA04 BA13 BA23 BA43 CA02 CA03 2H077 AB02 AB18 AC02 AC04 AC12 AC13 AC16 AD02 AD13 AD14 AD17 AD18 AD23 AD31 AD35 AD36 AE06 BA09 EA01 EA03 EA11 FA22 FA27

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】トナーを含む現像剤を表面に担持して搬送
    するための現像剤担持体と、表面に静電潜像が形成され
    る像担持体とが対向する現像領域で、該像担持体上に形
    成した静電潜像を、該現像剤担持体上に担持した現像剤
    により現像して、該像担持体上にトナー像を形成する現
    像方法において、 上記現像剤担持体と上記像担持体表面との電位差が0V
    であるときの、現像剤担持体と該像担持体との対向領域
    通過直後のトナーの平均帯電電荷量をQ1、該現像剤担
    持体に現像バイアスが印加され、像担持体表面の電位が
    非画像部電位であるときの、現像剤担持体と像担持体と
    の対向領域通過直後のトナーの平均帯電電荷量をQ2と
    した場合に、|Q2|−|Q1|/|Q1|≦±0.4
    5の関係を満足する条件下で現像を行うことを特徴とす
    る現像方法。
  2. 【請求項2】トナーを含む現像剤を表面に担持して搬送
    するための現像剤担持体と、該現像剤担持体の表面に現
    像剤の薄層を形成するための現像剤薄層形成手段と、該
    現像剤担持体の表面に担持されるトナーを帯電させるた
    めのトナー帯電手段とを備え、該現像剤担持体と表面に
    静電潜像が形成される像担持体とが対向する現像領域
    で、該像担持体上に形成した静電潜像を、該現像剤担持
    体上に担持した現像剤により現像して、該像担持体上に
    トナー像を形成する現像装置において、 上記現像剤担持体と上記像担持体表面との電位差が0V
    であるときの、現像剤担持体と該像担持体との対向領域
    通過直後のトナーの平均帯電電荷量をQ1、該現像剤担
    持体に現像バイアスが印加され、像担持体表面の電位が
    非画像部電位であるときの、現像剤担持体と像担持体と
    の対向領域通過直後のトナーの平均帯電電荷量をQ2と
    した場合に、|Q2|−|Q1|/|Q1|≦±0.4
    5の関係を満足するように、上記トナーの帯電電荷量q
    /mを制御するトナー帯電電荷量制御手段を有している
    ことを特徴とする現像装置。
  3. 【請求項3】請求項2の現像装置において、 上記現像剤担持体の表面に担持された現像後の一部の現
    像剤を一旦除去し、該現像剤が除去された現像剤担持体
    の表面に新たな現像剤を供給するための現像剤交換手段
    を有していないことを特徴とする現像装置。
  4. 【請求項4】請求項2の現像装置において、 上記現像剤担持体の表面に担持された現像後の一部の現
    像剤を一旦除去し、該現像剤が除去された現像剤担持体
    の表面に新たな現像剤を供給するための現像剤交換手段
    を有していることを特徴とする現像装置。
  5. 【請求項5】請求項2、3又は4の現像装置において、 上記現像剤担持体上のトナーが、上記像担持体の表面の
    地肌部含む非画像部と接触又は非接触で対向した際の、
    該現像剤担持体に印加される印可バイアス電圧のDC成
    分実効値Vbと、該像担持体の表面の非画像部電位Vg
    との差の絶対値|Vg−Vb|が、該像担持体の表面の
    画像部電位Viと、該現像バイアスVbとの差の絶対値
    の最大値|Vi−Vb|(MAX)より小さいことを特徴
    とする現像装置。
  6. 【請求項6】トナーを含む現像剤を表面に担持して搬送
    するための現像剤担持体と、該現像剤担持体の表面に現
    像剤の薄層を形成するための現像剤薄層形成手段と、該
    現像剤担持体の表面に担持されるトナーを帯電させるた
    めのトナー帯電手段とを備え、該現像剤担持体と表面に
    静電潜像が形成される像担持体とが対向する現像領域
    で、該像担持体上に形成した静電潜像を、該現像剤担持
    体上に担持した現像剤により現像して、該像担持体上に
    トナー像を形成する現像装置において、 現像後の上記現像剤担持体の表面に担持されているトナ
    ー層に対して接触する、DC成分電位が現像剤担持体と
    同電位に保たれた抵抗が10Ω以下の導電性部材を有
    していることを特徴とする現像装置。
  7. 【請求項7】請求項2、3、4、5又は6の現像装置に
    おいて、 上記現像剤担持体の表面に担持される担持トナー量(m
    /a)の現像直前の単位面積当りの最少トナー量Mmi
    nに、該現像剤担持体と上記像担持体との線速比Xを乗
    じた値(Mmin・X)が、該現像直前の最多トナー量
    Mmaxで現像したときの、単位面積当りの現像トナー
    量の80%以上になるように、該現像剤担持体へのトナ
    ーの供給量、該トナー層の層厚、及び現像バイアスのパ
    ラメータ条件を設定したことを特徴とする現像装置。
  8. 【請求項8】請求項2、3、4、5、6又は7の現像装
    置において、 上記現像剤担持体の表面に担持されている現像剤に摺擦
    接触して、該現像剤を均すための現像剤均し部材を有し
    ていることを特徴とする現像装置。
  9. 【請求項9】請求項5の現像装置において、 上記トナーの比誘電率を3以上、体積固有抵抗を10
    10Ω・cm以上としたことを特徴とする現像装置。
  10. 【請求項10】請求項6の現像装置において、 上記トナーの比誘電率を4以下、体積固有抵抗を10
    15Ω・cm以下としたことを特徴とすることを特徴と
    する現像装置。
  11. 【請求項11】請求項6の現像装置において、 上記導電性部材のDC成分電位が、現像バイアスVbと
    上記像担持体の非画像部電位Vgとの差の絶対値|Vg
    −Vb|の電位差以下に保たれていることを特徴とする
    現像装置。
  12. 【請求項12】請求項7の現像装置において、 上記現像剤担持体と上記像担持体との線速比Xが1.1
    倍以上、該現像剤担持体の表面のトナー被覆率がトナー
    一層最密被覆レベル以上であることを特徴とする現像装
    置。
  13. 【請求項13】請求項8の現像装置において、 上記現像剤均し部材は、上記現像剤担持体の表面への当
    接により、該現像剤均し部材の表面が該現像剤担持体の
    表面形状に沿って変形可能な部材からなる回転部材で構
    成されていることを特徴とする現像装置。
  14. 【請求項14】磁性粒子を含む現像剤を担持搬送する現
    像剤担持体と、該現像剤担持体に対向配置されたトナー
    担持体とが対向するトナー受渡領域で、該トナー受渡領
    域に対向するように配置したトナー受渡磁極により、該
    現像剤担持体上の現像剤を穂立ちさせて、該現像剤担持
    体により担持搬送される現像剤中のトナーを該トナー担
    持体上に受け渡した後、このトナー担持体上に受け渡さ
    れたトナーにより、該トナー担持体に対向するように配
    置された像担持体上の静電潜像を、該トナー担持体と該
    像担持体とが対向する現像領域で、可視像化する構成の
    現像装置において、 上記現像剤担持体と上記像担持体表面との電位差が0V
    であるときの、現像剤担持体と該像担持体との対向領域
    通過直後のトナーの平均帯電電荷量をQ1、該現像剤担
    持体に現像バイアスが印加され、像担持体表面の電位が
    非画像部電位であるときの、現像剤担持体と像担持体と
    の対向領域通過直後のトナーの平均帯電電荷量をQ2と
    した場合に、|Q2|−|Q1|/|Q1|≦±0.4
    5の関係を満足するように、上記トナーの帯電電荷量q
    /mを制御するトナー帯電電荷量制御手段を有している
    ことを特徴とする現像装置。
  15. 【請求項15】像担持体と、該像担持体の表面に潜像を
    書き込む潜像書込み手段と、該潜像書込み手段により像
    担持体上に書き込まれた潜像をトナー像化する現像手段
    と、該現像手段により像担持体上に形成されたトナー像
    を転写材上に転写する転写手段とを有する画像形成装置
    において、 上記現像手段として、請求項2、3、4、5、6、7、
    8、9、10、11、12、13又は14の現像装置を
    用いることを特徴とする画像形成装置。
  16. 【請求項16】像担持体と、該像担持体の表面を均一に
    帯電する帯電手段と、該帯電手段により均一に帯電され
    た像担持体の表面を露光して該像担持体の表面に静電潜
    像を形成する光学系と、現像剤を担持搬送する現像剤担
    持体を備えた現像手段と、現像剤担持体と該像担持体と
    が対向する現像領域に現像バイアスを印加する現像バイ
    アス印加手段と、該現像手段により像担持体上に形成さ
    れたトナー像を転写材上に転写する転写手段とを有する
    画像形成装置において、 上記現像手段として、請求項2、3、4、5、6、7、
    8、9、10、11、12、13又は14の現像装置を
    使用し、上記像担持体の表面の暗部電位をVD、該像担
    持体の露光後の表面電位をVL、上記現像バイアスをV
    Bとしたとき、0<|VD|−|VB|<|VD−VL
    |<400Vの関係を満たすことを特徴とする画像形成
    装置。
  17. 【請求項17】像担持体と、該像担持体の表面を帯電す
    る帯電手段と、該帯電手段により帯電された像担持体の
    表面に潜像を書き込む潜像書込み手段と、該潜像書込み
    手段により像担持体上に書き込まれた潜像をトナー像化
    する現像手段と、該現像手段により像担持体上に形成さ
    れたトナー像を転写材上に転写する転写手段と、該トナ
    ー像を転写材上に転写した後の像担持体上の残留トナー
    を除去するクリーニング手段とを有する画像形成装置で
    用いられるプロセスカ−トリッジであって、 画像形成装置本体に対して着脱自在に構成され、且つ上
    記像担持体と、上記現像手段と、上記帯電手段、転写手
    段、クリーニング手段のうちの少なくとも1つの手段と
    を一体化して支持するプロセスカートリッジにおいて、
    上記現像手段として、請求項2、3、4、5、6、7、
    8、9、10、11、12、13又は14の現像装置を
    用いることを特徴とするプロセスカ−トリッジ。
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