JP2003060219A - 薄膜太陽電池とその製造方法 - Google Patents

薄膜太陽電池とその製造方法

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JP2003060219A
JP2003060219A JP2001389287A JP2001389287A JP2003060219A JP 2003060219 A JP2003060219 A JP 2003060219A JP 2001389287 A JP2001389287 A JP 2001389287A JP 2001389287 A JP2001389287 A JP 2001389287A JP 2003060219 A JP2003060219 A JP 2003060219A
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solar cell
film solar
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JP2001389287A
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Takuro Ihara
卓郎 井原
Shinji Fujikake
伸二 藤掛
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Fuji Electric Co Ltd
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Fuji Electric Corporate Research and Development Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成および製造方法により、有効発電
面積の増大を図った薄膜太陽電池とその製造方法を提供
する。 【解決手段】 基板71の表面に第1電極層74,光電
変換層75,透明電極層76を順次積層してなる光電変
換部と、基板の裏面に形成した接続電極層としての第3
電極層73および第4電極層79とを備え、前記光電変
換部および接続電極層を互いに位置をずらして単位部分
5にパターニングしてなり、光電変換層形成領域内に形
成した接続孔78ならびに集電孔77を介して、前記表
面上の互いにパターニングされて隣合うユニットセルを
電気的に直列に接続してなる薄膜太陽電池において、透
明電極層76は、前記光電変換部の単位部分全幅にわた
って形成し、かつ接続孔近傍の領域と前記集電孔を含む
他の領域とを電気的に分離する領域分離ライン41を設
けてなるものとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ユニットセルを
複数個直列接続する薄膜太陽電池およびその製造方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】現在、環境保護の立場から、クリーンな
エネルギーの研究開発が進められている。中でも、太陽
電池はその資源(太陽光)が無限であること、無公害で
あることから注目を集めている。
【0003】同一基板上に形成された複数の太陽電池素
子が、直列接続されてなる太陽電池(光電変換装置)の
代表例は、薄膜太陽電池である。
【0004】薄膜太陽電池は、薄型で軽量、製造コスト
の安さ、大面積化が容易であることなどから、今後の太
陽電池の主流となると考えられ、電力供給用以外に、建
物の屋根や窓などにとりつけて利用される業務用,一般
住宅用にも需要が広がってきている。
【0005】従来の薄膜太陽電池はガラス基板を用いて
いるものが一般的であった。近年、軽量化、施工性、量
産性においてプラスチックフィルムを用いたフレキシブ
ルタイプの太陽電池の研究開発が進められ実用化されて
いる。さらに、フレキシブルな金属材料に絶縁被覆した
フィルム基板を用いたものも開発されている。このフレ
キシブル性を生かし、ロールツーロール方式やステッピ
ングロール方式の製造方法により大量生産が可能となっ
た。
【0006】上記の薄膜太陽電池は、電気絶縁性フィル
ム基板上に第1電極(以下、下電極ともいう)、薄膜半
導体層からなる光電変換層および第2電極(以下、透明
電極ともいう)が積層されてなる光電変換素子(または
セル)が複数形成されている。ある光電変換素子の第1
電極と隣接する光電変換素子の第2電極を電気的に接続
することを繰り返すことにより、最初の光電変換素子の
第1電極と最後の光電変換素子の第2電極とに必要な電
圧を出力させることができる。
【0007】例えば、インバータにより交流化し商用電
力源として交流100Vを得るためには、薄膜太陽電池
の出力電圧は100V以上が望ましく、実際には数10
個以上の素子が直列接続される。最近では、200Vを
一枚の基板上で構成することも容易となっている。
【0008】このような光電変換素子とその直列接続
は、電極層と光電変換層の成膜と各層のパターニングお
よびそれらの組み合わせ手順により形成される。上記太
陽電池の構成および製造方法の一例として、本願出願人
により、いわゆるSCAF(Series Connection throug
h Apertures on Film )型の薄膜太陽電池が提案されて
おり、例えば特開平10−233517号公報や特開2
000−223727号公報に記載されている。
【0009】図5は、上記特開平10−233517号
公報に記載された薄膜太陽電池の一例を示し、(a)は
平面図、(b)は(a)における線ABCDおよびBQ
Cに沿っての断面図であり、(c)は(a)におけるE
E断面図を示す。
【0010】電気絶縁性でフレキシブルな樹脂からなる
長尺のフィルム基板上に、順次、第1電極層、光電変換
層、第2電極層が積層され、フィルム基板の反対側(裏
面)には第3電極層、第4電極層が積層され、裏面電極
が形成されている。光電変換層は例えばアモルファスシ
リコンのpin接合である。フィルム基板用材料として
は、ポリイミドのフィルム、例えば厚さ50μmのフィ
ルムが用いられている。
【0011】フィルムの材質としては、他に、ポリエチ
レンナフタレート(PEN)、ポリエーテルサルフォン(P
ES)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、またはア
ラミド系のフィルムなどを用いることができる。
【0012】次に、製造工程の概要につき以下に説明す
る。
【0013】先ず、フィルム基板にパンチを用いて、接
続孔h1を開け、基板の片側(表側とする)に第1電極
層として、スパッタにより銀を、例えば100nmの厚
さに成膜し、これと反対の面(裏側とする)には、第3
電極層として、同じく銀電極を成膜する。接続孔h1の
内壁で第1電極層と第3電極層とは重なり、導通する。
【0014】電極層としては、銀(Ag)以外に、Al,C
u,Ti等の金属をスパッタまたは電子ビーム蒸着等によ
り成膜しても良く、金属酸化膜と金属の多層膜を電極層
としても良い。成膜後、表側では、第1電極層を所定の
形状にレーザ加工して、下電極l1〜l6をパターニン
グする。下電極l1〜l6の隣接部は一本の分離線g2
を、二列の直列接続の光電変換素子間および周縁導電部
fとの分離のためには二本の分離線g2を形成し、下電
極l1〜l6は分離線により囲まれるようにする。再度
パンチを用いて、集電孔h2を開けた後、表側に、光電
変換層pとしてa-Si層をプラズマCVDにより成膜す
る。マスクを用いて幅W2の成膜とし、レーザ加工によ
り二列素子の間だけに第1電極層と同じ分離線を形成す
る。なお、前記幅W2は、接続孔h1にまたがってもよ
い。
【0015】さらに第2電極層として表側に透明電極層
(ITO層)を成膜する。但し、二つの素子列の間とこ
れに平行な基板の両側端部にはマスクを掛け接続孔h1
には成膜しないようにし、素子部のみに成膜する。透明
電極層としては、ITO(インシ゛ウムスス゛オキサイト゛)以外に、Sn
O2、ZnOなどの酸化物導電層を用いることができる。
【0016】次いで裏面全面に第4電極層として金属膜
などの低抵抗導電膜からなる層を成膜する。第4電極の
成膜により、集電孔h2の内壁で第2電極と第4電極と
が重なり、導通する。表側では、レーザ加工により下電
極と同じパターンの分離線を入れ、個別の第2電極u1
〜u6を形成し、裏側では第3電極と第4電極とを同時
にレーザ加工し、接続電極e12〜e56、および電力
取り出し電極o1,o2を個別化し、基板の周縁部では
表側の分離線g3と重なるように分離線g2を形成し、
隣接電極間には一本の分離線を形成する。
【0017】全ての薄膜太陽電池素子を一括して囲う周
縁、および二列の直列接続太陽電池素子の隣接する境界
には(周縁導電部fの内側)分離線g3がある。分離線
g3の中にはどの層も無い。裏側では、全ての電極を一
括して囲う周縁、および二列の直列接続電極の隣接する
境界には(周縁導電部fの内側)分離線g2がある。分
離線g2の中にはどの層も無い。
【0018】こうして、電力取り出し電極o1−集電孔
h2−上電極u1、光電変換層、下電極l1−接続孔h
1−接続電極e12−上電極u2、光電変換層、下電極
l2−接続電極e23−・・・−上電極u6、光電変換
層、下電極l6−接続孔h1−電力取出し電極o2の順
の光電変換素子の直列接続が完成する。
【0019】なお、第3電極層と第4電極層は電気的に
は同一の電位であるので、以下の説明においては説明の
便宜上、併せて一層の接続電極層として扱うこともあ
る。
【0020】図6は、構造の理解の容易化のために、薄
膜太陽電池の構成を簡略化して斜視図で示したものであ
る。図6において、基板61の表面に形成した単位光電
変換素子62および基板61の裏面に形成した接続電極
層63は、それぞれ複数の単位ユニットに完全に分離さ
れ、それぞれの分離位置をずらして形成されている。こ
のため、素子62のアモルファス半導体部分である光電
変換層65で発生した電流は、まず透明電極層66に集
められ、次に該透明電極層領域に形成された集電孔67
(h2)を介して背面の接続電極層63に通じ、さらに
該接続電極層領域で素子の透明電極層領域の外側に形成
された直列接続用の接続孔68(h1)を介して上記素
子と隣り合う素子の透明電極層領域の外側に延びている
下電極層64に達し、両素子の直列接続が行われてい
る。
【0021】上記薄膜太陽電池の簡略化した製造工程を
図7(a)から(g)に示す。プラスチックフィルム71
を基板として(工程(a))、これに接続孔78を形成
し(工程(b))、基板の両面に第1電極層(下電極)
74および第3電極層(接続電極の一部)73を形成
(工程(c))した後、接続孔78と所定の距離離れた
位置に集電孔77を形成する(工程(d))。工程(c)
と工程(d)との間に、第1電極層(下電極)74を所
定の形状にレーザ加工して、下電極をパターニングする
工程があるが、ここではこの工程の図を省略している。
【0022】次に、第1電極層74の上に、光電変換層
となる半導体層75および第2電極層である透明電極層
76を順次形成するとともに(工程(e)および工程
(f))、第3電極層73の上に第4電極層(接続電極
層)79を形成する(工程(g))。この後、レーザビ
ームを用いて、基板71の両側の薄膜を分離加工して図
6に示すような直列接続構造を形成する。
【0023】なお、図7においては、集電孔h2内にお
ける透明電極層76と第4電極層79との接続をそれぞ
れの層を重ねて2層で図示しているが、前記図6におい
ては、電気的に一層として扱い、1層で図示している。
【0024】図4は、この発明の説明の便宜上、従来の
上記SCAF構造の薄膜太陽電池の構成をさらに簡略化
し、特に、前記接続孔を含む薄膜太陽電池の端部に着目
した模式図を示す。図4の(a)は平面図、(b),
(c)はそれぞれ、側断面図を示す。図4において、図
7(または図5,図6)に示す部材と同一機能を有する
部材には、同一番号を付して説明を省略する。
【0025】図4に示す薄膜太陽電池のこの発明の説明
に関わる構成上のポイントは、以下のとおりである。即
ち、透明電極層76形成時に、メタルマスクを用いて
接続孔78(h1,68)近傍に透明電極層76が付着
しない非発電領域SAを形成すること。光電変換部
を、図示の例では、多数個の集電孔77(h2,67)
を含む4つの単位部分5に分割し、これと対応して前記
単位部分と位置をずらして、接続電極層(73および7
9)をレーザビーム等により複数の単位部分に分割する
ことである。
【0026】上記構成により、前述のように、各電極形
成時に、接続孔78(h1,68)内では第1電極層7
4と接続電極層とが、また、集電孔77(h2,67)
内では透明電極層76と接続電極層とが各々電気的に接
続し、結局、透明電極層76が接続電極層を介して隣接
するユニットセルの第1電極層74と電気的に接続され
て直列接続構造が形成される。
【0027】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記SCA
F構造の薄膜太陽電池とその製造方法においては、下記
のような問題があった。
【0028】前述のように、メタルマスクを用いて接続
孔78(H1,68)近傍に透明電極層76が付着しな
い非発電領域SAを設ける理由は、接続孔78(H1,
68)中において透明電極層76と第1電極層74とが
接触することを防止するためである。なぜならば、同一
ユニットセル内で透明電極層76と第1電極層74とが
接触すると太陽電池が短絡状態となり電力が生じないか
らである。
【0029】ところが、このようにメタルマスクを用い
て前記領域SAを形成する場合、ユニットセル面積に対
して領域SAの面積が無視し得ない割合を占める。アモ
ルファス半導体(光電変換層)が透明電極層76と第1
電極層74とに挟まれた領域が発電領域となり、透明電
極層76が被着しない領域SAは発電しない領域、即
ち、非発電領域となるため有効発電面積が減少する。
【0030】この発明は、上記のような問題点を解消す
るためになされたもので、この発明の課題は、簡単な構
成および製造方法により、有効発電面積の増大を図った
薄膜太陽電池とその製造方法を提供することにある。
【0031】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
め、請求項1の発明によれば、電気絶縁性を有する基板
の表面に下電極層としての第1電極層,光電変換層,透
明電極層(第2電極層)を順次積層してなる光電変換部
と、前記基板の裏面に形成した接続電極層としての第3
電極層および第4電極層とを備え、前記光電変換部およ
び接続電極層を互いに位置をずらして単位部分にパター
ニングしてなり、前記光電変換層形成領域内に形成した
接続孔ならびに集電孔を介して、前記表面上の互いにパ
ターニングされて隣合う単位光電変換部分(ユニットセ
ル)を電気的に直列に接続してなる薄膜太陽電池におい
て、前記透明電極層は、前記光電変換部の単位部分全幅
にわたって形成し、かつ前記接続孔近傍の領域と前記集
電孔を含む他の領域とを電気的に分離する領域分離ライ
ンを設けてなるものとする。
【0032】また、前記請求項1記載の薄膜太陽電池に
おいて、前記透明電極層の領域分離ラインは、前記単位
部分にパターニングするユニットセル分離ラインと略4
5度の傾斜角度を有するものとする(請求項2の発
明)。
【0033】上記請求項1または2の発明により、透明
電極層の形成領域の拡大に伴い有効発電領域が増大す
る。特に、請求項2の発明によれば、ユニットセルを長
方形とする通常の太陽電池パターンの場合、45度程度
の角度を付けて三角形の非発電領域を形成することによ
り、同一辺長を有する矩形の非発電領域を形成する場合
に比べて、非発電領域の面積がより低減する。
【0034】さらに、前記薄膜太陽電池の製造方法とし
ては、請求項3の発明が好適である。即ち、請求項1ま
たは2に記載の薄膜太陽電池の製造方法であって、以下
の1)〜6)の工程を含むこととする。 1)基板に接続孔を開け、基板表面に第1電極層を形成
し、裏面に第3電極層を形成する工程。 2)前記基板に集電孔を開ける工程。 3)第1電極層ならびに接続孔および集電孔内面上に、
光電変換層を形成する工程。 4)前記領域分離ラインを形成すべき所定位置に、所定
幅を有する線状のマスクを形成した後、光電変換層の上
ならびに接続孔および集電孔内面の光電変換層上に、透
明電極層を形成する工程。 5)第3電極層の上ならびに接続孔内面の光電変換層上
および集電孔内面の透明電極層上に、第4電極層を形成
する工程。 6)基板表面の光電変換部と基板裏面の接続電極層と
を、一括して単位部分にパターニング加工する工程。
【0035】また、前記請求項3記載の薄膜太陽電池の
製造方法において、前記線状のマスクは、前記単位部分
にパターニングするユニットセル分離ラインと略45度
の傾斜角度を有し、かつ前記マスクは、隣接する単位部
分に延長して複数個の単位部分にわたって設けることと
する(請求項4の発明)。これにより、図6に示すよう
に、太陽電池の端部に対向して接続孔を設ける場合に、
上下端部の分離ラインが一括形成でき製造が容易とな
る。
【0036】さらにまた、製造容易化の観点から、下記
請求項5の発明のような製造方法とすることもできる。
即ち、請求項3記載の薄膜太陽電池の製造方法におい
て、前記領域分離ラインを形成すべき所定位置に、所定
幅を有する線状のマスクを形成することにより前記領域
分離ラインを形成することに代えて、前記透明電極層形
成後に、パターニングにより領域分離ラインを形成する
こととする。
【0037】この場合、光電変換層を損傷しないように
透明電極層をパターニングする必要がある。そのために
は、例えば、エッチングによりパターニングする方法が
好ましい。
【0038】さらに、前記接続孔近傍の非発電領域の面
積を低減して有効発電領域を増大させる薄膜太陽電池と
その製造方法としては、下記請求項6および請求項7の
発明も好ましい。
【0039】即ち、請求項1記載の薄膜太陽電池におい
て、前記領域分離ラインを設けてなる透明電極層に代え
て、前記接続孔近傍の島状の領域をマスクし、このマス
クした島状領域を除いて前記光電変換部の単位部分全幅
にわたって透明電極層を形成してなるものとする(請求
項6の発明)。また、前記請求項6記載の薄膜太陽電池
の製造方法において、前記島状領域は、複数個の前記島
状領域に対応するマスクユニットを支持体上に備えた薄
膜形成用マスクのマスクユニットを基板表面に当接して
形成する(請求項7の発明)。
【0040】前記マスクユニットを備えた薄膜形成用マ
スクとこれを用いた薄膜太陽電池の製造方法に関して
は、同一出願人により、特願2001−305123号
により出願しており、前記請求項6および7の発明にお
ける島状領域ならびにマスクユニットを用いた製造方法
ついての詳細は、後述する。
【0041】
【発明の実施の形態】図面に基づき、本発明の実施例に
ついて以下に述べる。
【0042】図1は、この発明に関わる薄膜太陽電池と
その製造方法に関わる実施例を示す模式図で、図4に相
応する図である。図1において、図4に示す薄膜太陽電
池と同一の機能部材には、同一番号を付して説明を省略
する。
【0043】図1に示す薄膜太陽電池おいて、光電変換
層75形成までの工程および第4電極層79形成以降の
工程は、基本的には図7に示す工程と同一である。下記
実施例においては、使用材料等を含め、全工程の概要を
以下に述べる。即ち、 まず、膜厚50μmのポリイミドフィルムを基板71
として準備した。 フィルム基板上にパンチ打抜き装置により直径2mm
の接続孔78(h1,68)を形成した。 フィルム基板の両面にそれぞれ、第1電極層74およ
び第3電極層73としてのAg膜を、スパッタ法により
300nmの厚さで順次形成した。これにより、第1電
極層74と第3電極層73は接続孔78(H1,68)
の内部で接触し、電気的に接続された。 パンチ打抜き装置により直径1mmの集電孔77(h
2,67)を複数個形成した。 プラズマCVD装置により光電変換層となるアモルフ
ァス半導体層75を約1μmの厚さに形成した。 次に、細い線状のマスクを、同一ユニットセル内の接
続孔78(h1,68)と集電孔77(h2,67)が
分離されるように、図1の領域分離ライン41の位置に
密着させた状態で、透明電極層76を形成した。透明電
極層76の材料はITO(インジウムスズオキサイド)
とし、スパッタ法により形成した。線状のマスクは、マ
スクの下部に透明電極層76が形成されることを防ぎ、
ユニットセル内の透明電極層76を、接続孔78(h
1,68)を含む接続電極領域(TA)と集電孔77
(h2,67)を含む領域(TB)とに分離する。
【0044】接続電極領域TAは、直列接続を行うため
の領域で発電には寄与しない領域となる(透明電極層7
6、第1電極層74、接続電極層がすべて電気的にショ
ート状態となるため)。したがって、接続電極領域TA
の面積割合を減らすことが有効発電面積を増加させ太陽
電池出力の増加をもたらすこととなるため、ユニットセ
ルを長方形とする通常のパターンの場合、図1に示すよ
うに、ユニットセル分離ライン31に対して45度程度
の角度を付けて、領域TAとTBとを分離する。
【0045】透明電極層76形成後は、再び従来例と同
様に以下のプロセスにより直列接続型太陽電池を製作し
た。 第4電極層79としてNi膜をスパッタ法により形成
した。 フィルム基板の表側(光電変換層側)をレーザビーム
によりスクライブして、ユニットセル分離ライン31を
形成し、ユニットセルのパターニングを行なった。 フィルム基板の裏面側の接続電極層(第3電極層73
および第4電極層79)をレーザビームにより分割し、
分離ライン32を形成してパターニングを行なった。接
続電極層の分離ライン32は、ユニットセルの分離ライ
ン31と位置をずらして形成した。
【0046】なお、本実施例においては、1つのユニッ
トセル内で前記領域TAとTBとを分離する領域分離ラ
イン41が隣接するユニットセルの領域TB内に延長し
て、TB内の透明電極層76を分離する例を示したが、
分離された各々の領域において透明電極層76は集電孔
77(H2,67)を介して接続電極層と電気的に接続
しているため、直列接続構造を形成する上で問題が生ず
ることはない。
【0047】前記領域分離ライン41は、隣接するユニ
ットセルまで延長することなく、各ユニットセル内に留
めるように形成することもできるが、太陽電池の端部に
対向して接続孔を設ける場合には、図1のように延長し
て形成し、上下端部の接続孔近傍の分離ラインを一括し
て形成すれば、製造が単純化する利点がある。
【0048】次に、請求項6および7の発明に関わる実
施例について、図2および図3に基づき、以下に述べ
る。図2は、図1(a)に相当し図1とは異なる薄膜太
陽電池の平面図を示し、単位光電変換部分(ユニットセ
ル)が行列状に合計9個ある場合の実施例を示す。図2
において、ハッチングをした平面部分76は透明電極層
を示し、また、SAで示す略正方形に近い矩形状の島状
領域は、図1においてTAで示す接続電極領域(非発電
領域)を示す。なお、図2において、部番31はユニッ
トセル分離ライン、77および78は、それぞれ接続孔
および集電孔を示す。
【0049】次に、図2に示す薄膜太陽電池の製造方法
について説明するが、図2における前記島状領域SAを
有する透明電極層の薄膜を、後述するマスクを用いて形
成する以外は、前述の薄膜太陽電池の製造プロセスと同
様であるので、島状領域を有する薄膜の形成方法に関し
てのみ、以下に述べる。
【0050】前述のように、前記マスクユニットを備え
た薄膜形成用マスクとこれを用いた薄膜太陽電池の製造
方法に関して、同一出願人により、特願2001−30
5123号により出願している。図3は、同号に記載さ
れた薄膜形成用のマスクを示す模式図で、図3(a)は
平面図、図3(b)は側断面図である。
【0051】図3に示す薄膜形成用マスクは、マスクユ
ニット1とそれを支持する支持体2とから構成される。
図3において円形状断面を有するマスクユニット1を、
前記矩形状の島状領域に合わせて矩形状断面を有するも
のとし、その配置も島状領域の配置にあわせて、島状領
域SAを有する薄膜を形成することにより、製造プロセ
スの簡略化が可能となり、同時に、ピンホール等の欠陥
の発生が抑制され歩留まりも向上する(前記マスクユニ
ットを備えた薄膜形成用マスクの詳細については、前記
特願2001−305123号参照)。
【0052】前述のように、図2に示す実施例において
は、略正方形のユニットセルを直列接続し、接続孔78
の周囲の島状領域SAのみをマスクして、透明電極層を
製膜する構成とした。一例として、5cm×5cmの正
方形のユニットセルにより128直列(8列×16行)
の薄膜太陽電池を作製した場合、各マスクユニットの寸
法は、0.6cm×0.6cmで十分であり、マスクユ
ニット128個による非発電領域の面積は46.1cm
2となる。この場合の発電領域の有効面積の面積ロスを
試算すると、1.4%となる。従来の図4の構成の場合
には、前記面積ロスは約6%であり、図2の実施例によ
れば、非発電領域の面積は、大幅に低減できる。
【0053】
【発明の効果】この発明によれば、前述のような製造方
法によって、電気絶縁性を有する基板の表面に下電極層
としての第1電極層,光電変換層,透明電極層(第2電
極層)を順次積層してなる光電変換部と、前記基板の裏
面に形成した接続電極層としての第3電極層および第4
電極層とを備え、前記光電変換部および接続電極層を互
いに位置をずらして単位部分にパターニングしてなり、
前記光電変換層形成領域内に形成した接続孔ならびに集
電孔を介して、前記表面上の互いにパターニングされて
隣合う単位光電変換部分(ユニットセル)を電気的に直
列に接続してなる薄膜太陽電池において、前記透明電極
層は、前記光電変換部の単位部分全幅にわたって形成
し、かつ前記接続孔近傍の領域と前記集電孔を含む他の
領域とを電気的に分離する領域分離ラインを設けてなる
ものとし、もしくは、前記領域分離ラインを設けてなる
透明電極層に代えて、前記接続孔近傍の島状の領域をマ
スクし、このマスクした島状領域を除いて前記光電変換
部の単位部分全幅にわたって透明電極層を形成してなる
ものとしたので、透明電極層の形成領域の拡大に伴い、
有効発電領域が増大する効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例に関わる薄膜太陽電池の模式
【図2】この発明の異なる実施例に関わる薄膜太陽電池
の平面図
【図3】図2の実施例の製造に用いる薄膜形成用のマス
クを示す模式図
【図4】従来の薄膜太陽電池の模式図
【図5】SCAF型薄膜太陽電池の構成の一例を示す図
【図6】SCAF型薄膜太陽電池の概略構成を示す斜視
【図7】SCAF型薄膜太陽電池の製造工程の概略を示
す図
【符号の説明】
5:単位部分、31:ユニットセル分離ライン、32:
接続電極層の分離ライン、41:領域分離ライン、7
1:基板、73:第3電極層、74:第1電極層、7
5:光電変換層、76:透明電極層、77:集電孔、7
8:接続孔、79:第4電極層、SA:島状領域、T
A:接続電極領域、TB:集電孔を含む領域。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5F051 AA05 BA12 CA15 CB15 CB27 EA02 EA09 EA10 EA11 EA20 FA04 FA06 GA05

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気絶縁性を有する基板の表面に下電極
    層としての第1電極層,光電変換層,透明電極層(第2
    電極層)を順次積層してなる光電変換部と、前記基板の
    裏面に形成した接続電極層としての第3電極層および第
    4電極層とを備え、前記光電変換部および接続電極層を
    互いに位置をずらして単位部分にパターニングしてな
    り、前記光電変換層形成領域内に形成した接続孔ならび
    に集電孔を介して、前記表面上の互いにパターニングさ
    れて隣合う単位光電変換部分(ユニットセル)を電気的
    に直列に接続してなる薄膜太陽電池において、 前記透明電極層は、前記光電変換部の単位部分全幅にわ
    たって形成し、かつ前記接続孔近傍の領域と前記集電孔
    を含む他の領域とを電気的に分離する領域分離ラインを
    設けてなることを特徴とする薄膜太陽電池。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の薄膜太陽電池において、
    前記透明電極層の領域分離ラインは、前記単位部分にパ
    ターニングするユニットセル分離ラインと略45度の傾
    斜角度を有することを特徴とする薄膜太陽電池。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の薄膜太陽電池
    の製造方法であって、以下の1)ないし6)の工程を含
    むことを特徴とする薄膜太陽電池の製造方法。 1)基板に接続孔を開け、基板表面に第1電極層を形成
    し、裏面に第3電極層を形成する工程。 2)前記基板に集電孔を開ける工程。 3)第1電極層ならびに接続孔および集電孔内面上に、
    光電変換層を形成する工程。 4)前記領域分離ラインを形成すべき所定位置に、所定
    幅を有する線状のマスクを形成した後、光電変換層の上
    ならびに接続孔および集電孔内面の光電変換層上に、透
    明電極層を形成する工程。 5)第3電極層の上ならびに接続孔内面の光電変換層上
    および集電孔内面の透明電極層上に、第4電極層を形成
    する工程。 6)基板表面の光電変換部と基板裏面の接続電極層と
    を、一括して単位部分にパターニング加工する工程。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の薄膜太陽電池の製造方法
    において、前記線状のマスクは、前記単位部分にパター
    ニングするユニットセル分離ラインと略45度の傾斜角
    度を有し、かつ前記マスクは、隣接する単位部分に延長
    して複数個の単位部分にわたって設けることを特徴とす
    る薄膜太陽電池の製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項3記載の薄膜太陽電池の製造方法
    において、前記領域分離ラインを形成すべき所定位置
    に、所定幅を有する線状のマスクを形成することにより
    前記領域分離ラインを形成することに代えて、前記透明
    電極層形成後に、パターニングにより領域分離ラインを
    形成することを特徴とする薄膜太陽電池の製造方法。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の薄膜太陽電池において、
    前記領域分離ラインを設けてなる透明電極層に代えて、
    前記接続孔近傍の島状の領域をマスクし、このマスクし
    た島状領域を除いて前記光電変換部の単位部分全幅にわ
    たって透明電極層を形成してなることを特徴とする薄膜
    太陽電池。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の薄膜太陽電池の製造方法
    において、前記島状領域は、複数個の前記島状領域に対
    応するマスクユニットを支持体上に備えた薄膜形成用マ
    スクのマスクユニットを基板表面に当接して形成するこ
    とを特徴とする薄膜太陽電池の製造方法。
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