JP2003051352A - コネクタ及びリテーナ操作用治具 - Google Patents

コネクタ及びリテーナ操作用治具

Info

Publication number
JP2003051352A
JP2003051352A JP2001237490A JP2001237490A JP2003051352A JP 2003051352 A JP2003051352 A JP 2003051352A JP 2001237490 A JP2001237490 A JP 2001237490A JP 2001237490 A JP2001237490 A JP 2001237490A JP 2003051352 A JP2003051352 A JP 2003051352A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
retainer
jig
locking position
connector
female
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001237490A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Tsuji
健司 辻
Hideto Nakamura
英人 中村
Ryotaro Ishikawa
亮太郎 石川
Osamu Kawase
治 川瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority to JP2001237490A priority Critical patent/JP2003051352A/ja
Publication of JP2003051352A publication Critical patent/JP2003051352A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Manufacturing Of Electrical Connectors (AREA)
  • Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 リテーナの戻し作業を簡単に行う。 【解決手段】 雌ハウジング20の底面には、リテーナ
30が抜き差しされるリテーナ挿入口25が開口され、
リテーナ30が本係止位置に至ると、係止突部33が雌
側端子金具10のアゴ部15に係止して二重に抜け止め
する。リテーナ30の前後両面の下端には、治具40の
先端を差し込み可能な係合孔38が形成されるととも
に、リテーナ挿入口25の前後の口縁には、一対の治具
挿入口28が斜めに切り欠き形成される。前または後の
治具挿入口28に治具40を差し込んで、リテーナ30
の前面または後面の係合孔38に引っ掛け、治具40を
てこのように操作すると、リテーナ30が仮係止位置に
戻され、リテーナ30による係止が解除される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リテーナ付きのコ
ネクタ並びにリテーナ操作用治具に関する。
【0002】
【従来の技術】いわゆるサイドリテーナ式のコネクタと
して、図16に示すものが知られている。このものは、
キャビティ1が設けられたコネクタハウジング2の底面
に、リテーナ3が挿入されるリテーナ挿入口4がキャビ
ティ1を横切るようにして形成されている。リテーナ3
はまず、図16(A)に示すように、係止突部5がキャ
ビティ1の下方に退避した仮係止位置に保持され、係る
状態でキャビティ1内に端子金具6が挿入されてランス
7により一次係止される。次に同図(B)に示すよう
に、リテーナ3が本係止位置に押し込まれて保持される
と、係止突部5がキャビティ1内に突入して端子金具6
の被係止部6Aに係止することで、端子金具6が抜け止
め状に二重係止されるようになっている。
【0003】一方、メンテナンス等において端子金具6
をコネクタハウジング2から抜く場合は、同図(B)に
示すにように、リテーナ挿入口4の口縁に設けられた治
具挿入口8に治具Jを差し込んで、リテーナ3に設けら
れた係合孔9に引っ掛け、治具Jをてこのように操作す
ることでリテーナ3を仮係止位置に戻す。これによりリ
テーナ3による係止が解除され、次にランス7を別の治
具で強制的に撓み変形させることにより一次係止が解除
され、引き続いて端子金具6を後方に引っ張ることでキ
ャビティ1から引き抜くことができるようになってい
る。なお、この種のコネクタは、特開平5−14449
9号公報に記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかるに従来のもので
は、リテーナ3の戻し操作用の治具Jを差し込むための
治具挿入口8が、リテーナ挿入口4の前後のいずれか一
方の口縁に1個設けられているに過ぎなかったため、例
えば手に持った場合のコネクタハウジング2の向きによ
っては、治具Jの差し込みさらには戻し操作がやり難
く、コネクタハウジング2の向きを変えて改めて治具J
を差し込まねばならない場合があった。本発明は上記の
ような事情に基づいて完成されたものであって、その目
的は、リテーナの戻し作業を簡単に行うところにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの手段として、請求項1の発明は、端子金具が挿入さ
れるキャビティを設けたコネクタハウジングの一側面に
は、リテーナを出し入れ可能なリテーナ挿入口が前記キ
ャビティを横切って開口され、前記リテーナは、前記端
子金具が前記キャビティへ挿抜されることを許容する仮
係止位置と、これより奥に進入して端子金具を抜け止め
する本係止位置とでそれぞれ保持可能とされたコネクタ
において、前記リテーナ挿入口における前後の口縁に
は、前記リテーナと係合してこのリテーナを前記本係止
位置から前記仮係止位置に戻し操作すべく治具を挿入可
能な治具挿入部がそれぞれ設けられている構成としたと
ころに特徴を有する。請求項2の発明は、請求項1に記
載のものにおいて、前記リテーナは、前後反転させた向
きで前記リテーナ挿入口に挿入可能とされているところ
に特徴を有する。請求項3の発明は、請求項2に記載の
ものにおいて、前記リテーナを前記仮係止位置及び前記
本係止位置に保持する手段が、前記リテーナ挿入口内に
おける前後方向の中間位置に設けられているところに特
徴を有する。
【0006】請求項4の発明に係るリテーナ操作用治具
は、端子金具が挿入されるキャビティを設けたコネクタ
ハウジングの一側面には、リテーナを出し入れ可能なリ
テーナ挿入口が前記キャビティを横切って開口され、前
記リテーナは、前記端子金具が前記キャビティへ挿抜さ
れることを許容する仮係止位置と、これより奥に進入し
て端子金具を抜け止めする本係止位置とでそれぞれ保持
可能とされ、かつ前記リテーナ挿入口の前後の口縁には
それぞれ治具挿入部が設けられたコネクタにおいて、前
記リテーナを前記本係止位置から前記仮係止位置に戻し
操作するために用いる治具であって、柄の先端側に、前
記両治具挿入部から臨んで前記リテーナを挟持可能な一
対の挟持アームが設けられているところに特徴を有す
る。
【0007】
【発明の作用及び効果】<請求項1の発明>コネクタハ
ウジングを持ったときの向きに拘わらず、いずれか一方
の治具挿入部を利用してそのままリテーナの戻し操作を
行うことができる。 <請求項2の発明>雄側のコネクタハウジングと雌側の
コネクタハウジングとで、同じリテーナを前後向きを反
転させて共用できるようにしたものにおいて、仮にリテ
ーナの前後いずれか一方の面のみに治具が引っ掛けられ
る係合孔が開口されている場合であっても、それぞれの
コネクタハウジングにおいてリテーナ挿入口の前後の両
口縁に治具挿入部が設けられていれば、いずれのコネク
タハウジングでもリテーナの戻し操作を行うことができ
る。 <請求項3の発明>簡単な構造でもって、反転したリテ
ーナを仮係止位置と本係止位置とにそれぞれ保持するこ
とができる。
【0008】<請求項4の発明>柄を持って両挟持アー
ムの先端を対応する両治具挿入部に臨ませると、両挟持
アームによりリテーナが挟持され、続いて柄を引っ張る
と、リテーナが仮係止位置に戻される。一対の治具挿入
部を利用してリテーナを簡単にかつ能率良く戻し操作す
ることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を添付図
面に基づいて説明する。 <第1実施形態>本発明の第1実施形態を図1ないし図
8によって説明する。この実施形態では雌コネクタFを
例示しており、図1及び図2に示すように、雌側のコネ
クタハウジング20(以下、雌ハウジングという)と、
この雌ハウジング20に収容される雌側端子金具10
と、雌側端子金具10を抜け止め状に二重係止するため
のリテーナ30とから構成されている。雌側端子金具1
0は導電性に優れた金属板により形成され、接触片を収
容した角筒形の接続部11を備えており、その後方に設
けられたバレル12をかしめることで電線Wの端末に固
着されている。接続部11における背面から見た左側面
の下縁には、逆挿入防止等に機能するスタビライザ13
が垂設されている。
【0010】雌ハウジング20は、合成樹脂材によって
ブロック状に形成されており、その内部には、前後方向
を向いた4個のキャビティ21が格子状の配置で設けら
れている。各キャビティ21の入口側の底面には、その
背面から見た左端位置に、雌側端子金具10のスタビラ
イザ13を摺動案内するガイド溝22が形成されている
とともに、先端側の底面には、雌側端子金具10のラン
ス孔14に係止可能なランス23が撓み変形可能に形成
されている。
【0011】雌ハウジング20の底面には、各キャビテ
ィ21を上方に貫通するようにしてリテーナ挿入口25
が形成され、このリテーナ挿入口25内にリテーナ30
が抜き差し可能に挿入されるようになっている。リテー
ナ30は同様に合成樹脂製であって、上記したキャビテ
ィ21の入口側にほぼ倣った断面形状をなす4個の窓孔
31が、同じく格子状に配されて形成されている。各窓
孔31の底面における背面から見た左端には、雌側端子
金具10のスタビライザ13の摺動を許容する逃がし溝
32が形成されているとともに、その右側の部分が、雌
側端子金具10のアゴ部15に係止可能な係止突部33
となっている。
【0012】リテーナ挿入口25の左右両側面の上端部
には、図2に示すように、保持突部27が突設されてい
るとともに、リテーナ30の左右の側面の上端部には、
仮係止溝35とその下方に本係止溝36とがそれぞれ形
成されている。リテーナ30がリテーナ挿入口25内に
下方から挿入され、図6に示すように、保持突部27が
上側の仮係止溝35に嵌まったところで、リテーナ30
は仮係止位置に保持され、この仮係止位置では、図4に
示すように、リテーナ30の各係止突部33が対応する
キャビティ21の下方に退避し、キャビティ21への雌
側端子金具10の挿抜を許容し得るようになっている。
リテーナ30がさらに上方に押し込まれ、図7に示すよ
うに、保持突部27が下側の本係止溝36に嵌まったと
ころで、リテーナ30は本係止位置に保持され、この本
係止位置では、リテーナ30の各係止突部33が対応す
るキャビティ21内に突入するようになっている。
【0013】一方、メンテナンス等において雌側端子金
具10を雌ハウジング20から外す場合は、治具40
(図5参照)を利用してリテーナ30を仮係止位置から
本係止位置に戻すようになっている。そのため、リテー
ナ30における前後両面の下端位置には、治具40の先
端を差し込み可能な係合孔38が形成されている。ま
た、雌ハウジング20におけるリテーナ挿入口25の前
後の口縁には、一対の治具挿入口28が設けられてい
る。この治具挿入口28は斜めに切り欠かれていて、リ
テーナ30が本係止位置にある場合において、前後両面
に設けられた係合孔38が治具挿入口28を通して外部
に開口され、言い換えると、治具40の先端を治具挿入
口28を通して係合孔38に導入可能となっている。
【0014】続いて、本実施形態の作用を説明する。組
み付けに当たっては、リテーナ30をまず図4に示す仮
係止位置に保持し、この状態でキャビティ21内に雌側
端子金具10を後方から挿入する。雌側端子金具10
は、スタビライザ13をガイド溝22並びにリテーナ3
0の逃がし溝32に沿わせ、またランス23を撓み変形
させつつ押し込まれ、正規位置まで押し込まれると、ラ
ンス23が復元変形しつつランス孔14に嵌まって一次
係止される。すべての雌側端子金具10がキャビティ2
1内に挿入されたら、リテーナ30を押し込んで、図5
に示す本係止位置に保持する。これにより、リテーナ3
0の係止突部33が対応するキャビティ21内に突入
し、雌側端子金具10のアゴ部15の後方に係止するこ
とで、雌側端子金具10が抜け止め状に二重係止され
る。
【0015】一方、メンテナンス等において雌側端子金
具10を雌ハウジング20から外す場合は、例えば図5
の実線に示すように、リテーナ挿入口25の前側の口縁
に設けられた治具挿入口28に治具40を差し込んで、
リテーナ30の前面に設けられた係合孔38に引っ掛
け、治具40をてこのように操作すると、図8に示すよ
うに、リテーナ30が仮係止位置に戻される。これによ
りリテーナ30による係止が解除され、次に雌ハウジン
グ20の前面に設けられた別の治具挿入口29から別の
治具を挿入してランス23を強制的に撓み変形させる
と、ランス23による一次係止も解除されるから、引き
続いて電線Wを後方に引っ張ると、雌側端子金具10を
キャビティ21から引き抜くことができる。ここでリテ
ーナ30を本係止位置から仮係止位置に戻す場合に、図
5の鎖線に示すように、治具40を後側の治具挿入口2
8に差し込んで、リテーナ30の後面に設けられた係合
孔38に引っ掛け、てこのように操作することでも、同
様に戻し操作することができる。
【0016】この第1実施形態によれば、リテーナ30
の両面に係合孔38を設けるとともに、リテーナ挿入口
25の前後の口縁に治具挿入口28を設けたから、リテ
ーナ30の戻し操作を行う場合に、例えば雌ハウジング
20を持ったときの向きに拘わらず、いずれか一方の治
具挿入口28に治具40を差し込んでそのままリテーナ
30の戻し操作を行うことができる。リテーナ30の戻
し操作、ひいては雌側端子金具10の外し操作を能率良
く行うことができる。
【0017】<第2実施形態>図9ないし図11は、本
発明の第2実施形態を示す。この第2実施形態では、両
方の治具挿入口28を利用してリテーナ30を本係止位
置から仮係止位置に戻し操作する場合を例示している。
そのため、図9に示すような治具45を備えている。こ
の治具45は合成樹脂製であって、先端に内方に屈曲さ
れた掛止部47を設けた一対のアーム46の途中位置
が、連結部48で連結された構造となっている。この治
具45によれば、図10に示すように、両アーム46の
基端側を摘んで先端を弾性的に開いた状態とし、両掛止
部47を治具挿入口28に入れて摘み状態を解除する
と、両アーム46が復元変形して両掛止部47がリテー
ナ30の前後両面の係合孔38に嵌まる。続いて、両ア
ーム46の基端部を持って引っ張ることで、図11に示
すように、リテーナ30は仮係止位置に戻される。リテ
ーナ30の戻し操作がより簡単に行える。
【0018】<第3実施形態>図12ないし図14は本
発明の第3実施形態を示す。この第3実施形態では、別
の治具50が例示されている。この治具50は金属製で
あって、図12に示すように、先端に内方に向けて屈曲
された掛止部52を設けた一対のアーム51を備えてい
る。両アーム51の基端側に寄った位置にはそれぞれピ
ン53が立てられ、連結板54に形成された山形の溝5
5の裾側にそれぞれ嵌合されているとともに、両アーム
51の基端の間にコイルばね56が装着されている。ま
た、一方のアーム51の基端からは柄57が延びて形成
されている。
【0019】この治具50の使用方法は以下のようであ
る。図12に示すように、柄57を持って両アーム51
の掛止部52をリテーナ30の底面に押し付けると、図
13に示すように、アーム51が開いて両掛止部52が
治具挿入口28に差し込まれ、続いてコイルばね56の
弾力で閉じつつ、両掛止部52がリテーナ30の係合孔
38に嵌まる。続いて柄57を持って引っ張ると、図1
4に示すように、ピン53が溝55の斜面を下るように
して両アーム51をさらに閉じながら、先端の掛止部5
2が係合孔38に嵌まりつつリテーナ30を前後両側か
ら強固に挟持し、この状態で仮係止位置まで戻される。
この第3実施形態の治具50によれば、リテーナ30の
保持力が相対的に大きい場合でもスムーズにリテーナ3
0の戻し操作を行うことができ、また、自動化にも対応
することが可能である。
【0020】<第4実施形態>次に、本発明の第4実施
形態を図15に基づいて説明する。この第4実施形態
は、雌コネクタFと雄コネクタMとにリテーナ30Aを
共用する場合を例示している。雌コネクタFを構成する
雌ハウジング20Aの基本的な構造は、上記第1実施形
態に示したものと同様である。雄コネクタMは、雄側の
コネクタハウジング70(以下、雄ハウジングという)
と、これに挿入される雄側端子金具60とから構成さ
れ、雄側端子金具60は、角筒形の本体部61の先端に
タブ62が突設され、後端側に設けられたバレル63を
かしめることで電線Wの端末に固着されている。スタビ
ライザ64は、雌側端子金具10とは逆に、本体部61
における背面から見た右側面の下縁に垂設されている。
【0021】雄ハウジング70は、ハウジング本体71
の前面に雌ハウジング20Aを嵌合可能なフード部72
が設けられた形状であって、ハウジング本体71の内部
には4個のキャビティ73が雌ハウジング20Aと対応
して設けられ、その入口側の底面には背面から見た右端
位置にガイド溝74が形成されている。そして雄側端子
金具60は、スタビライザ64をガイド溝74に沿わせ
つつキャビティ73内に後方から挿入され、正規位置ま
で挿入されたところで、ランス(図示せず)がランス孔
65に嵌まることにより、タブ62をフード部72内に
突出させた状態で一次係止されるようになっている。
【0022】ここで両ハウジング20A,70には、端
子金具10,60を二重係止するためのリテーナ30A
が共用して備えられている。このリテーナ30Aは、第
1実施形態に例示したと同様に、4個の窓孔31が格子
状に配されて形成され、各窓孔31の底面における背面
から見た左端には逃がし溝32が形成され、右側の部分
が係止突部33とされている。相違点は、リテーナ30
Aの前面における正面から見た左側縁にリブ39が立て
られ、治具40が差し込まれる係合孔38は、前面の下
縁にのみ形成されている。
【0023】リテーナ30Aの上記構造に対応して、雌
ハウジング20Aの底面に開口されたリテーナ挿入口2
5Aは、その前面の右側縁に、リブ39が挿入される挿
入溝26が形成されている。一方、雄ハウジング70の
ハウジング本体71の底面にも同様にリテーナ挿入口7
6が形成されているが、こちらのリテーナ挿入口76で
はその後面の左側縁にリブ39の挿入溝77が形成され
ている。その結果リテーナ30Aは、雌ハウジング20
Aとは前後反転した姿勢でのみリテーナ挿入口76内に
挿入可能とされ、リテーナ30Aの窓孔31の逃がし溝
32は、キャビティ73のガイド溝74と対応して、背
面から見た右端位置に来るようになっている。そして、
雌雄のハウジング20A,70のリテーナ挿入口25
A,76において、その前後両口縁に治具挿入口28が
形成されている。
【0024】この第4実施形態では、リテーナ30Aが
前後反転した姿勢で雌雄のハウジング20A,70のリ
テーナ挿入口25A,76にそれぞれ挿入され、ともに
仮係止位置に保持されたところで、雌雄の端子金具1
0,60が対応するキャビティ21,73内に挿入さ
れ、続いて本係止位置に押し込まれて保持されたところ
で雌雄の端子金具10,60をそれぞれ二重係止する。
一方、端子金具10,60を外すべくリテーナ30Aを
仮係止位置に戻す場合は、いずれのハウジング20A,
70についても、リテーナ挿入口25A,76の前後両
口縁に治具挿入口28が設けられていて、前後いずれか
の治具挿入口28はリテーナ30Aの係合孔38と対応
しているから、該当する治具挿入口28から治具40を
差し込んでリテーナ30Aの戻し操作を行えばよい。な
おリテーナ30Aについて、第1実施形態と同様に、前
後両面に係合孔38を開口しておけば、第2、第3実施
形態に示した一対のアーム46,51を備えた治具4
5,50を用いて戻し操作することができる。
【0025】<他の実施形態>本発明は上記記述及び図
面によって説明した実施形態に限定されるものではな
く、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に
含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内
で種々変更して実施することができる。 (1)本発明は、リテーナがコネクタハウジングの左右
の側面あるいは上面から抜き差しされる形式のものにも
同様に適用可能である。 (2)またリテーナは、ランスの撓み空間に突入してラ
ンスの撓み規制をすることで端子金具を間接的に二重係
止する形式のものであってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る雌コネクタの分解
斜視図
【図2】その分解縦断面図
【図3】雌ハウジングの底面図
【図4】リテーナが仮係止位置に装着された状態の縦断
面図
【図5】リテーナが本係止位置に装着された状態の縦断
面図
【図6】リテーナが仮係止位置に装着された状態の横断
面図
【図7】リテーナが本係止位置に装着された状態の横断
面図
【図8】リテーナが仮係止位置に戻された状態の縦断面
【図9】本発明の第2実施形態に係るリテーナを戻し操
作する前の縦断面図
【図10】治具のアームを開いてリテーナに引っ掛ける
動作を示す縦断面図
【図11】リテーナが仮係止位置に戻された状態の縦断
面図
【図12】本発明の第3実施形態に係るリテーナを戻し
操作する前の縦断面図
【図13】治具のアームが開いてリテーナに引っ掛かる
動作を示す縦断面図
【図14】リテーナが仮係止位置に戻された状態の縦断
面図
【図15】本発明の第4実施形態に係る雌雄のコネクタ
の分解斜視図
【図16】従来例の縦断面図
【符号の説明】
F…雌コネクタ 10…雌側端子金具 15…アゴ部 20…雌ハウジング 21…キャビティ 25…リテーナ挿入口 27…保持突部 28…治具挿入口(治具挿入部) 30…リテーナ 33…係止突部 35…仮係止溝 36…本係止溝 38…係合孔 40…治具 45…治具 46…アーム 50…治具 51…アーム 57…柄 20A…雌ハウジング 25A…リテーナ挿入口 M…雄コネクタ 60…雄側端子金具 70…雄ハウジング 76…リテーナ挿入口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石川 亮太郎 三重県四日市市西末広町1番14号 住友電 装株式会社内 (72)発明者 川瀬 治 三重県四日市市西末広町1番14号 住友電 装株式会社内 Fターム(参考) 5E063 KA06 XA20 5E087 EE02 EE14 FF08 FF13 GG26 GG32 GG37 HH02 HH04 MM05 RR25

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端子金具が挿入されるキャビティを設け
    たコネクタハウジングの一側面には、リテーナを出し入
    れ可能なリテーナ挿入口が前記キャビティを横切って開
    口され、前記リテーナは、前記端子金具が前記キャビテ
    ィへ挿抜されることを許容する仮係止位置と、これより
    奥に進入して端子金具を抜け止めする本係止位置とでそ
    れぞれ保持可能とされたコネクタにおいて、 前記リテーナ挿入口における前後の口縁には、前記リテ
    ーナと係合してこのリテーナを前記本係止位置から前記
    仮係止位置に戻し操作すべく治具を挿入可能な治具挿入
    部がそれぞれ設けられていることを特徴とするコネク
    タ。
  2. 【請求項2】 前記リテーナは、前後反転させた向きで
    前記リテーナ挿入口に挿入可能とされていることを特徴
    とする請求項1記載のコネクタ。
  3. 【請求項3】 前記リテーナを前記仮係止位置及び前記
    本係止位置に保持する手段が、前記リテーナ挿入口内に
    おける前後方向の中間位置に設けられていることを特徴
    とする請求項2記載のコネクタ。
  4. 【請求項4】 端子金具が挿入されるキャビティを設け
    たコネクタハウジングの一側面には、リテーナを出し入
    れ可能なリテーナ挿入口が前記キャビティを横切って開
    口され、前記リテーナは、前記端子金具が前記キャビテ
    ィへ挿抜されることを許容する仮係止位置と、これより
    奥に進入して端子金具を抜け止めする本係止位置とでそ
    れぞれ保持可能とされ、かつ前記リテーナ挿入口の前後
    の口縁にはそれぞれ治具挿入部が設けられたコネクタに
    おいて、前記リテーナを前記本係止位置から前記仮係止
    位置に戻し操作するために用いる治具であって、 柄の先端側に、前記両治具挿入部から臨んで前記リテー
    ナを挟持可能な一対の挟持アームが設けられていること
    を特徴とするリテーナ操作用治具。
JP2001237490A 2001-08-06 2001-08-06 コネクタ及びリテーナ操作用治具 Pending JP2003051352A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001237490A JP2003051352A (ja) 2001-08-06 2001-08-06 コネクタ及びリテーナ操作用治具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001237490A JP2003051352A (ja) 2001-08-06 2001-08-06 コネクタ及びリテーナ操作用治具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003051352A true JP2003051352A (ja) 2003-02-21

Family

ID=19068566

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001237490A Pending JP2003051352A (ja) 2001-08-06 2001-08-06 コネクタ及びリテーナ操作用治具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003051352A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005340217A (ja) * 2004-05-28 2005-12-08 Tyco Electronics Corp 電気コネクタ
JP2007115614A (ja) * 2005-10-24 2007-05-10 Yazaki Corp コネクタ
JP2007188783A (ja) * 2006-01-13 2007-07-26 Yazaki Corp コネクタ
JP2013258087A (ja) * 2012-06-13 2013-12-26 Panasonic Corp 速結端子装置
US11101590B2 (en) 2017-10-24 2021-08-24 Autonetworks Technologies, Ltd. Connector, jig and method for assembling terminal to connector
WO2022255068A1 (ja) * 2021-06-02 2022-12-08 株式会社オートネットワーク技術研究所 コネクタ

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005340217A (ja) * 2004-05-28 2005-12-08 Tyco Electronics Corp 電気コネクタ
JP4577894B2 (ja) * 2004-05-28 2010-11-10 タイコ・エレクトロニクス・コーポレイション 電気コネクタ
JP2007115614A (ja) * 2005-10-24 2007-05-10 Yazaki Corp コネクタ
JP4616150B2 (ja) * 2005-10-24 2011-01-19 矢崎総業株式会社 コネクタ
JP2007188783A (ja) * 2006-01-13 2007-07-26 Yazaki Corp コネクタ
US7347732B2 (en) 2006-01-13 2008-03-25 Yazaki Corporation Connector
DE102007001489B4 (de) * 2006-01-13 2011-12-29 Yazaki Corp. Stecker
JP2013258087A (ja) * 2012-06-13 2013-12-26 Panasonic Corp 速結端子装置
US11101590B2 (en) 2017-10-24 2021-08-24 Autonetworks Technologies, Ltd. Connector, jig and method for assembling terminal to connector
WO2022255068A1 (ja) * 2021-06-02 2022-12-08 株式会社オートネットワーク技術研究所 コネクタ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4356567B2 (ja) コネクタ
JP2921639B2 (ja) 二重係止コネクタ及びその係止解除構造
JPH07114134B2 (ja) 端子係止具付コネクタ
EP0711005B1 (en) Connector
JPH11260475A (ja) コネクタ
JP4304474B2 (ja) コネクタ
JP2003051352A (ja) コネクタ及びリテーナ操作用治具
EP1162704B1 (en) A connector and a method for detaching housings thereof
JP2001160448A (ja) コネクタ
JP3674948B2 (ja) コネクタ
JP3687537B2 (ja) 分割コネクタ
JP3988424B2 (ja) コネクタ
JP2001160447A (ja) コネクタ
JP3864801B2 (ja) コネクタ
JP2003068387A (ja) コネクタ
JP3591621B2 (ja) コネクタ
JPH11167950A (ja) コネクタ
JP2000068003A (ja) 嵌合検知コネクタ
JP3562487B2 (ja) コネクタ
JP2004200074A (ja) コネクタ
JP4258146B2 (ja) コネクタ
JP3606104B2 (ja) コネクタ
JP4341465B2 (ja) コネクタ
JP3449909B2 (ja) コネクタ
JP2006185872A (ja) 電気コネクタ

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20060926

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20061019