JP2003041703A - 天井板固定枠及びその固定枠を使用した天井構造 - Google Patents

天井板固定枠及びその固定枠を使用した天井構造

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康博 田中
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成人 伊澤
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雅之 佐藤
Shinya Inokuchi
伸也 井ノ口
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】天井板の下地材への取り付けが簡単で、天井板
の厚さの違いにも同一枠材で対応できる天井板固定枠を
提供するものである。また、当該同一の天井板固定枠に
より厚手の天井板と薄手の天井板とを併設したり、取り
替えたり自由にできる天井構造を提供するものである。 【解決手段】下地部材2への取り付け部、該取り付け部
より延出している吊り部材4及び該吊り部材4の先端部
に取り付かれている天井板係止部材5とより構成され、
該天井板係止部材5は、その断面形状が逆T字型形状と
され、フランジ部の先端部を全ての板厚に対応できる天
井板8の取付部としてなることを特徴とする天井板固定
枠1を特徴とする。また、天井板係止部材5の露出面
と、適宜厚さの天井板8の表面との間に、一定の段差を
有し、該露出面を天井板間の溝としたことを特徴とする
天井板固定枠1を使用した天井構造を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、肉厚天井板及び肉
薄天井板のどちらにも対応できる天井板固定枠及びその
固定枠を使用した天井構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、岩綿吸音板、各種繊維板、珪
酸カルシウム板、石膏ボード等の比較的厚手の天井板を
天井面に取り付けるには、その天井面に形成された天井
板固定枠に該天井板の端部を載置していた。他方、鋼板
製、アルミニューム製、ステンレス製等よりなる金属製
の薄手の天井板を天井面に取り付ける場合には、該薄手
の金属板を取り付けるための上記厚手の天井板とは異な
る形状の天井板固定枠を天井面に予め形成していた。上
記のように、天井板の板厚の違いにより各々別個の天井
板固定枠が採用されており、天井板を岩綿吸音板等から
金属板へと取り替える場合或いはその逆の場合に於いて
も、同時に、その天井板固定枠をも取り替える必要があ
った。
【0003】他方、上記天井板固定枠を共有化するため
に、岩綿吸音板等の端部に金属製の天井板固定枠用取付
金具等を取着し、上記金属製の天井板と同様な取り付け
手段を採用している。しかし、この場合は、別途、その
取付金具を取り付けるための作業が必要となること、比
較的軟質な天井板への取り付けとなるため、施工後に外
れてしまうおそれがあること等の欠点があった。
【0004】また、上記同様に天井板固定枠を共有化す
るために、天井板の端部構造を岩綿吸音板等の厚手のも
のと金属製の薄手のものとで、その端部の形状を同一の
断面形状としていた。しかし、この場合は、金属板の特
徴である天井板固定枠の下方より天井板を取り付けるこ
とができず、該天井板固定枠の上方より下方へと落とし
込んで天井板を取り付ける必要があった。
【0005】更に、従来のシステム天井にあっては、パ
ネル方式の場合は、各種設備が組み込まれたパネルを採
用しているので、当該設備を分配配置することは困難で
あり、また、重量があり運搬や取り付けが大変であっ
た。且つ、重量が集中的にかかるので、天井板固定枠等
に負担がかかり、天井面全体の重量配置バランスが悪か
った。また、天井構造の完成後に、当該天井構造が形成
された同一スパン内に於いて、間仕切壁の設置位置を変
更する必要が生じることがある。その場合、該間仕切壁
の天井面側及び床面側を構造材へ取り付けて所定の強度
を得る必要があり、該天井面に於いては、構造材と直接
或いは構造材と固定された吊り具や野縁等へ天井側の間
仕切ランナーを取り付けていた。従って、完成している
天井板を取り外して下地材を露出させ、構造材或いは該
構造材と固定されている何等かの下地材に天井面側の間
仕切ランナーを取り付けていた。また、完成している天
井板固定枠の露出部分にドリル等を使用して適宜孔を形
成し、該孔を利用して該天井側間仕切ランナーを取り付
け、間仕切壁を形成していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来の
天井板固定枠は、板厚の異なる天井板に対応できる汎用
性が無く、該天井板の厚さを変更する場合、当該天井板
固定枠も取り替える必要があり、大規模な工事が必要と
なった。また、間仕切壁の位置を変更する場合も、天井
板を取り外したり、天井板固定枠の位置をずらしたり、
孔を明けたりする必要があり、大規模な工事となってい
た。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために成されたもので、天井板の天井板固定枠へ
の取り付けが簡単で、天井板の厚さの違いにも同一の枠
材で対応できる天井板固定枠を提供するものである。ま
た、上記天井板固定枠により、厚手の天井板と薄手の天
井板とを併設したり、取り替えたり自由にできる天井構
造を提供するものである。更に、比較的小さなグリット
単位の正方形格子天井とすることができるので、各単位
の天井板が軽量となり、且つ、各種設備パネルを必要と
なる最適箇所へ分散配設することができるので、合理的
な天井面を提供するものである。また、間仕切壁の設置
位置を変更する場合の天井側間仕切ランナーの取り外し
及び取り付けが、天井板を移動すること無く極めて簡単
に行える天井板固定枠を提供するものである。
【0008】その具体的手段として、下地部材への取り
付け部、該取り付け部より延出している吊り部材及び該
吊り部材の先端部に取り付けられている天井板係止部材
とより構成され、該天井板係止部材は、その断面形状が
逆T字形状とされ、フランジ部の先端部を全ての板厚の
天井板に対応できる取付部としてなる天井板固定枠を特
徴とする。
【0009】また、上記天井板係止部材のフランジ部
に、間仕切ランナー取り付けのための取付孔を形成して
なる天井板固定枠を特徴とする。
【0010】更に、上記天井板係止部材の露出面と、適
宜厚さの天井板の表面との間に、一定の段差を有し、当
該露出面を天井板間の溝とした天井板固定枠を使用した
天井構造を特徴とする。
【0011】また、上記天井板係止部材のフランジ部に
形成してなる取付孔を、取付金具の挿入配設孔とし、該
取付金具により間仕切ランナーを固定してなる天井板固
定枠を使用した天井構造を特徴とする。
【0012】更に、断面略U字型形状で、基盤の両端部
側の側縁部より各々立設片が形成され、該立設片の先端
には、同一方向に突起部が形成されてなる取付金具とし
た天井板固定枠を使用した天井構造を特徴とする。
【0013】また、上記天井板固定枠を、正方形格子状
に組んで形成してなる天井板固定枠を使用した天井構造
を特徴とする。
【0014】更に、上記正方形格子状の天井板固定枠内
に、厚手の天井板、薄手の天井板及び各種設備を組み込
んだパネル等のいずれかを適宜配設してなる天井板固定
枠を使用した天井構造を特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の天井板固定枠及び該天井
板固定枠を使用した天井構造を、その実施例に沿って以
下に説明する。
【実施形態1】図1は、天井板固定枠1を使用した天井
構造を示し、図2は、その天井板固定枠1を使用した天
井構造の分解斜視図を示している。天井板固定枠1は、
天井裏となる位置の適宜下地部材2に取り付けられてい
る。下地部材2としては、木製のもの、C型チャンネル
等の軽量鉄骨材等が使用され、上部の床、梁、壁、柱等
の構造材に固定される。上記構造材が直接下地部材2と
なることも多い。上記下地部材2に取り付けられた天井
板固定枠1は、該下地部材2への取り付け部3、該取り
付け部3より延出している吊り部材4、該吊り部材4の
先端部に形成されている天井板係止部材5とより構成さ
れている。
【0016】上記取り付け部3は、螺着、溶着、鋲着、
釘着、係着、装着等の適宜手段により、下地部材2に取
り付けられる。その際、受け材等を介して下地部材2に
取り付けることも可能である。吊り部材4は、上記取り
付け部3と一体或いは別体で形成され、吊りボルト等の
棒状体のもの、或いは本実施例のように、板部材を折り
曲げ加工した板状体のもの等が使用される。
【0017】天井板係止部材5は、上記棒状体或いは板
状体と一体或いは別体として形成され、その断面形状
は、逆T字型形状としている。該フランジ6の両先端部
は、厚みのある膨出部7として形成し、その上面側を平
坦とし、天井板との接触面積を少なくしている。上記接
触面積を少なくすることにより、湿気等により両者が接
着することや汚れの防止、及び天井板係止部材5より生
じる錆等の天井板への付着等の影響を極力防止すること
ができる。また、部材の製造誤差や反り等による影響も
少なくすることができる。
【0018】図2の本実施例の天井構造の分解斜視図に
示す通り、天井板係止部材5のフランジ6の吊り部材4
側となる外面側に、岩綿吸音板等の比較的厚手の天井板
8の端部9を該フランジ6の膨出部7上に載置すること
になる。該天井板8は、天井板係止部材5の上方部から
載置する。天井板の端部9は、相欠きとなるように切り
欠き部が形成され、その突起部10側をフランジ6の膨
出部7上へ載置する。
【0019】上記天井板8の切り欠き部により、該フラ
ンジ6の露出面と天井板8の表面との間に一定の段差H
を形成することができ、その段差Hは切り欠き部の切り
欠き高さにより変化させることができる。上記段差Hに
より、フランジ6の露出面が連続した溝となり、天井構
造に凹凸のある優れた天井面を形成することが可能とな
った。
【0020】該天井板係止部材5のフランジ6には、係
止長孔11が形成される。本実施例では、係止長孔11
として2個を併設し、近接位置に同じく2個を併設し、
4個一組みとして取付孔12としての役割をしている。
上記取付孔12は、該フランジ6に所定間隔を有して形
成される。該取付孔12は、間仕切ランナー13を取り
付ける取付金具14の係止手段とされる。該取付金具1
4は、断面略U字型形状で、基盤15の両端部側の側縁
部より各々立設片16、16’、17、17’が形成さ
れ、該立設片16〜17’の先端には、同一方向に突起
部18、18’、19、19’が延出され係止部とされ
る。
【0021】該取付金具14は、各々の立設片16〜1
7’をフランジ6の取付孔12へ挿入し、突出部18〜
19’側へ移動させることにより、該突出部18〜1
9’の底縁部20、20’、21、21’がフランジ6
の裏側面に載置され、係止することになる。
【0022】該取付金具14には、予めボルト22が基
盤15に螺着させているので、取付金具14を取付孔1
2へ挿入係止すると、該ボルト22の先端側は下方へ突
出することになる。他方、間仕切ランナー13は、断面
略コ字型形状とし、そのウェッブ23を天井板8の表面
側へ当接するようにして開口部24を下方にし、ウェッ
ブ23に形成された孔25に、上記ボルト22の先端側
を挿入し、開口部24側よりナット26により螺着させ
ることにより取り付けることができる。適宜間隔毎に該
取付金具14を配設することにより、該間仕切ランナー
14を天井面へ強固に取り付けることが可能となる。
【0023】
【実施形態2】図3は、天井構造の他の実施例を示して
いる。天井板固定枠31は、下地部材32への取り付け
部33、該取り付け部33より延出している吊り部材3
4、該吊り部材34の先端部に取り付けられている天井
板係止部材35とより構成されている。
【0024】上記取り付け部33は、直接下地部材32
に取り付けられる。また、受け材等を介して下地部材3
2に取り付けることもできる。吊り部材34は、上記取
り付け部33と一体或いは別体で形成され、吊りボルト
等の棒状体のもの、或いは本実施例のように、板部材を
折り曲げ加工した板状体のもの等が使用される。
【0025】図3に示すように、天井板係止部材35
は、上記棒状体或いは板状体と一体或いは別体として形
成され、その断面形状は、上記実施形態1と同様、逆T
字型形状をし、フランジ36の先端部は、厚みのある膨
出部37としている。
【0026】本実施例では、図4の(a)、(b)に示
すように、上記天井板係止部材35のフランジ36の吊
り部材34側となる外面側に、鋼板製、アルミニューム
製、ステンレス製等よりなる金属製の薄手の天井板38
を係止する例を示している。該天井板38は、図4
(b)に示すように、その端縁部に突出部39及び所定
幅折り返えす折り返し部40が形成されている。上記突
出部39と折り返し部40間には、断面略L字型形状
の、立設部41の下片部が挿入され、かしめ等によって
固定され、他片側は立設形成されている。
【0027】上記立設部41は、上記のように金属製の
天井板38と別体でも良いし、一体的に形成しても良
い。該立設部41は、その適宜間隔に弾性状の弾撥突起
42が形成され、該弾撥突起42の突起部が外方に向け
て突出形成され、当該部分がフランジ36に係止するこ
とになる。従って、本実施例の天井板38は、下方部か
ら押し上げて天井板係止部材35に係着させることにな
る。
【0028】上記立設部41より外方側へ突出する突出
部39の突出幅Xは、上記フランジ36の表面側を、そ
の端部より被覆することになり、フランジ36の露出面
は突出部39、39間の間隔幅Wとなる。上記突出部3
9の突出長を調節することにより、上記幅Wを変えるこ
とが可能となる。上記フランジ36の幅Wとなる露出部
は、天井構造を下方より見ると、天井面に連続した所定
幅を有する溝が可視できることになる。
【0029】図5は、上記金属製の薄手の天井板38を
正方形格子状に組んだ天井板係止部材35へ係止させた
状態を示す下方から見上げた斜視図で、天井板38、3
8間には、連続した幅Wの正方形の溝が形成され、奥行
きのある天井構造が形成されることになる。
【0030】本実施例も上記実施形態1と同様、天井板
係止部材35のフランジ36に取付孔が形成され、他
方、間仕切ランナー13を取り付ける断面略U字型形状
の取付金具が形成され、両者により該間仕切ランナー1
3を、天井板38に強固に取り付けることが可能とな
る。
【0031】
【実施形態3】上記実施例の比較的厚手の天井板及び薄
手の天井板を取り付ける天井板固定枠は、長尺のもの
で、それらを組んで天井板の固定枠を形成し、該固定部
間に天井板を取り付けることになる。図5、6に示す天
井は、グリット天井と呼ばれるもので、該天井板固定枠
を正方形格子状に組んで形成している。
【0032】上記グリット天井は、そのグリット単位を
天井板固定枠間の縦、横の間隔として600mm×60
0mm、640mm×640mm等とした様々な大きさ
のものが採用されるが、当該グリット天井では、上記通
常の天井板8、38の他、照明器具を組み込んだ照明器
具用パネル43、空調用吹出し口用パネル44、空調用
吸込み口用パネル45、防災スピーカー用パネル46、
感知器用パネル47等の各種設備機器が組み込まれた設
備パネルよりなる天井板が取り付けられる。天井面に、
従来のパネル式システム天井のように、様々な設備を組
み込んだ特別に大きな設備パネルを形成するのとは異な
り、その大きさを通常の天井板8、38と同一の規格寸
法となる設備パネルを天井板として採用することがで
き、また、組立式システム天井のように、現場に於いて
各種設備のための特別な枠組み施工をする必要が無く、
同一の間隔を有する固定枠をそのまま採用して各種設備
機器が組み込まれた設備パネルを天井板として取り付け
ることができる。
【0033】また、上記実施態様1、2で示した比較的
厚手の天井板と金属製の薄手の天井板とのいずれの天井
板をも、このグリット天井に採用することができる。更
に、該グリット天井では、そのグリット単位が狭いの
で、天井板固定枠が縦横方向に多数存在することにな
り、その位置に合わせて間仕切ランナーを取り付けるこ
とが可能となるので、間仕切壁の立設位置の自由度が一
段と上昇する。また、図6に示すように、同一のスパン
内に於いて、間仕切壁の位置を自由に変更することがで
きる他、岩面吸音板等の厚手の天井板と金属板等の薄手
の天井板とを、同一の天井板固定枠に取り付けて併設さ
せることが可能となり、天井面の構成を変化に富んだも
のとすることが容易となった。
【0034】
【発明の効果】上記構成より成る本発明は、同一断面形
状の天井板固定枠に、岩綿吸音板等よりなる比較的厚手
の天井板と金属製の薄手の天井板とのいずれの天井板を
も取り付けることが可能となった。また、天井板相互の
継手部となる天井板間に溝が形成され、天井面全体に凹
凸のある天井構造を得ることが可能となった。
【0035】更に、従来のシステム天井にあっては、パ
ネル方式の場合は、各種設備が組み込まれたパネルを採
用しているので、当該設備を分散配置することは困難で
あり、また、重量があり運搬や取り付けが大変であっ
た。且つ、重量が集中化するので、天井板固定枠等に負
担がかかり、天井面全体の重量配置バランスも悪かった
が、本発明は、比較的小さなグリット単位の正方形格子
天井とすることができるので、各単位の天井板が軽量と
なり、且つ、各種設備パネルを必要となる最適箇所へ分
散配設することができるので、合理的な天井面を提供す
ることが可能となった。
【0036】また、上記天井板固定枠の構造を、天井側
の間仕切ランナーを取着する取付金具を簡単に取り付け
ることが可能な形状としているので、該天井板固定枠の
取り付け位置に沿って間仕切壁を配設すれば、天井板固
定枠や天井板を移動することなく該間仕切壁を完成する
ことができる。更に、間仕切壁の取り付け位置も天井板
固定枠に沿って同一スパン内に於いて自由に変更するこ
とが可能となった。上記のように、本発明の天井板固定
枠及びその固定枠を使用した天井構造は、施工性が向上
し、工期の短縮が図れ、専門家を必要としなくとも天井
面を完成することが可能となった。また、現場作業での
各種部材の切断や取り壊し作業が無いので、騒音や廃材
の発生が極めて少なくなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の天井板固定枠を使用して天井板を取り
付けた天井構造の断面図。
【図2】本発明の天井板固定枠を使用して天井板及び間
仕切ランナーを取り付ける天井構造の分解斜視図。
【図3】本発明の天井板固定枠を使用して天井板を取り
付けた他の実施例の天井構造の断面図。
【図4】(a)本発明の天井板固定枠を使用して薄手の
天井板を取り付けた状態を示す天井構造の断面図。 (b)本発明に使用する薄手の天井板の断面図。
【図5】本発明の天井板固定枠を使用した天井構造の斜
視図。
【図6】本発明の天井板固定枠を使用した天井構造の平
面図。
【符号の説明】
1、31・・・天井板固定枠 2、32・・・下地部材 3、33・・・取り付け部材 4、34・・・吊り部材 5、35・・・天井板係止部材 6、36・・・フランジ 7、37・・・膨出部 8、38・・・天井板 9・・・端部 10・・・突起部 11・・・係止長孔 12・・・取付孔 13・・・間仕切ランナー 14・・・取付金具 15・・・基盤 16、16’、17、17’・・・立設片 18、18’、19、19’・・・突起部 20、20’、21、21’・・・底縁部 22・・・ボルト 23・・・フランジ 24・・・開口部 25・・・孔 39・・・突出部 40・・・折り返し部 41・・・立設部 42・・・弾撥突起 43・・・照明器具用パネル 44・・・空調用吹出し口用パネル 45・・・空調用吸込み口用パネル 46・・・防災スピーカー用パネル 47・・・感知器用パネル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊澤 成人 東京都千代田区霞が関3丁目3番2号 コ クヨオフィスシステム株式会社内 (72)発明者 佐藤 雅之 東京都千代田区霞が関3丁目3番2号 コ クヨオフィスシステム株式会社内 (72)発明者 井ノ口 伸也 東京都文京区後楽2丁目1番3号 日建設 計マネジメントソリューションズ株式会社 内 (72)発明者 安原 直義 東京都文京区後楽2丁目1番3号 日建設 計マネジメントソリューションズ株式会社 内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下地部材への取り付け部、該取り付け部よ
    り延出している吊り部材及び該吊り部材の先端部に取り
    付けられている天井板係止部材とより構成され、該天井
    板係止部材は、その断面形状が逆T字型形状とされ、フ
    ランジ部の先端部を全ての板厚に対応できる天井板の取
    付部としてなることを特徴とする天井板固定枠。
  2. 【請求項2】天井板係止部材のフランジ部に、間仕切ラ
    ンナー取り付けのための取付孔を形成してなることを特
    徴とする請求項1に記載の天井板固定枠。
  3. 【請求項3】請求項1、2に記載の天井板係止部材の露
    出面と、適宜厚さの天井板の表面との間に、一定の段差
    を有し、該露出面を天井板間の溝としたことを特徴とす
    る天井板固定枠を使用した天井構造。
  4. 【請求項4】請求項1、2に記載の天井板係止部材のフ
    ランジ部に形成してなる取付孔を、取付金具の挿入配設
    孔とし、該取付金具により間仕切ランナーを固定してな
    ることを特徴とする請求項3に記載の天井板固定枠を使
    用した天井構造。
  5. 【請求項5】断面略U字型形状で、基盤の両端部側の側
    縁部より各々立設片が形成され、該立設片の先端には、
    同一方向に突起部が形成されてなる取付金具としたこと
    を特徴とする請求項4に記載の天井板固定枠を使用した
    天井構造。
  6. 【請求項6】請求項1に記載の天井板固定枠を、正方形
    格子状に組んで形成してなることを特徴とする請求項3
    ないし5に記載の天井板固定枠を使用した天井構造。
  7. 【請求項7】正方形格子状の天井板固定枠内に、厚手の
    天井板、薄手の天井板及び各種設備を組み込んだパネル
    等のいずれかを適宜配設してなることを特徴とする請求
    項6に記載の天井板固定枠を使用した天井構造。
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