JP2767545B2 - 建物の構造面へのパネルの取付方法及び建物の構造面への取付用パネル - Google Patents

建物の構造面へのパネルの取付方法及び建物の構造面への取付用パネル

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JP2767545B2
JP2767545B2 JP6057953A JP5795394A JP2767545B2 JP 2767545 B2 JP2767545 B2 JP 2767545B2 JP 6057953 A JP6057953 A JP 6057953A JP 5795394 A JP5795394 A JP 5795394A JP 2767545 B2 JP2767545 B2 JP 2767545B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建物の構造面へのパネ
ルの取付に関し、新装パネルの取付はもとより、外装材
や内装材などとして既存の老朽化した壁にパネルを取付
けて壁面を新しくする場合に適した、パネルの取付方法
及びその取付けに用いるパネルに関する。
【0002】
【発明の背景】一般的に、建物の外壁、内壁、間仕切り
壁、天井、床面などの構造面は、老朽化して見栄えが悪
くなった場合などに、既存の壁面等へ大理石等で製作し
たパネルを貼り重ねて、比較的安価に壁面を更新する方
法がある。
【0003】
【従来の技術】このパネルの貼り重ねる従来の方法とし
ては、既存の壁面の適当箇所に接着剤を盛り付け、この
接着剤を介してパネルを既存の壁面に貼り重ねて固定す
ることにより、パネルを取付る方法があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の取付方法で
は、盛り付けた接着剤が硬化するまでの間に流動し易い
ことから、パネルの取付け位置を精確に位置決めするこ
とが困難であった。このため、既存壁面に取付けたパネ
ルは、面一状にしたり、互いの間隔を均一にしたりする
ことができず、更新した壁面に歪みを生じ易い問題があ
った。
【0005】これらの問題点を解消するため、可能な限
り大形のパネルを既存壁面に取付る方法がある。しかし
この場合には、一枚のパネル自体が反りや撓みにより歪
み易い。しかも、石材などで形成した大形のパネルは、
重く嵩張るのできわめて取扱い難く、施工が面倒である
うえ、工期が長期化するという問題があった。本発明
は、取扱いの容易なパネルを、簡単な施工で建物の構造
面に確りと取付けでき、しかも壁面の仕上がりを見栄え
良くできる、パネルの取付方法及びそのパネルを提供す
ることを技術的課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
の手段を、実施例を示す図面に基づいて以下に説明す
る。即ち、本発明1は、所定形状に形成したパネル(10)
の裏面に、固定片(22)と嵌合片(24)とを有する取付部材
(16)を固定し、長さ方向の略全長に亘って嵌合部(4)を
設けた取付用レール(2)を建物の構造面(1)に固定し、
この取付用レール(2)の嵌合部(4)に、上記取付部材(1
6)の嵌合片(24)をレール長さ方向へ略全長に亘って移動
可能に嵌合し、パネル(10)をレール長さ方向に移動させ
て所定位置に位置決めした後、上記取付部材(16)の固定
片(22)を取付用レール(2)に固定することを特徴とす
る、建物の構造面へのパネルの取付方法である。
【0007】本発明2は、上記発明1において、パネル
(10)の端寄り部のうち、レール長さ方向で他のパネル(1
0)と対向する一方の端寄り部(13)に位置決め部材(18)を
固定し、このパネル(10)とレール長さ方向で隣接する他
のパネル(10)の、上記端寄り部(13)と対向する端寄り部
(14)に受止め部材(19)を固定し、この受止め部材(19)に
上記位置決め部材(18)を係合させて、レール長さ方向で
隣接したパネル(10・10)同士を位置決めするものであ
る。
【0008】本発明3は、所定形状に形成したパネル(1
0)の裏面に、固定片(22)と嵌合片(24)とを有する取付部
材(16)を固定し、この取付部材(16)の嵌合片(24)を、建
物の構造面(1)に固定した取付用レール(2)の嵌合部
(4)に、レール長さ方向へ略全長に亘って移動可能に嵌
合し、上記取付部材(16)のうち少なくとも固定片(22)を
正面視でパネル(10)の側方に突出させ、この固定片(22)
を取付用レール(2)に固定可能に構成したことを特徴と
する、建物の構造面への取付用パネルである。
【0009】本発明4は、上記発明3において、パネル
(10)の端寄り部のうち、レール長さ方向で他のパネル(1
0)と対向する一方の端寄り部(13)に位置決め部材(18)を
固定し、上記端寄り部(13)と対向する他の端寄り部(14)
に受止め部材(19)を固定したものである。
【0010】本発明5は、上記発明3又は発明4におい
て、上記取付部材(16)の嵌合片(24)を、取付用レール
(2)に形成した挿入孔(6)から挿入して取付用レール
(2)の嵌合部(4)に係合可能に構成するとともに、レー
ル長さ方向に移動可能に構成し、この挿入孔(6)以外の
部位では取付用レール(2)の嵌合部(4)から離脱不能に
構成したものである。
【0011】ここで、建物の構造面とは、外壁、内壁、
間仕切り壁、天井、床等のほか、扉などの可動部を含
む。またこれらの構造面は、必ずしも既存の構造面に限
定されず、取付用レールを固定できればよいものであっ
て、新規に製作した下地面や、網目状の構造面等も含
む。
【0012】
【作用】(1) 本発明1及び発明3では、取付用レールの
略全長に亘って設けられた嵌合部に取付部材の嵌合片を
嵌合することにより、レール長さ方向のいずれの部位に
あっても、建物の構造面に沿って面一状にパネルが配置
されるうえ、取付用レールとの直交方向のパネルの取付
位置が精確に位置決めされる。
【0013】一方、嵌合片はレール長さ方向に略全長に
亘って移動可能であるので、取付用レールの長さ方向に
沿って移動させ、隣接するパネルと接当させる等によ
り、レール長さ方向の所望の位置に位置決めされる。
【0014】また本発明3では、取付部材の固定片を正
面視でパネルの側方に突出しているため、パネルの正面
側からの操作で固定片が取付用レールに固定される。こ
れにより、位置決めされたパネルが取付用レールを介し
て構造面に固定される。
【0015】(2) 本発明2及び発明4では、レール長さ
方向に沿ってパネルを隣接するパネル側へ移動させる
と、一方のパネルの端寄り部に固定した位置決め部材が
他方のパネルに固定した受止部材に係合する。また両パ
ネルは、直接接当せずに位置決め部材および受止部材を
介して接当した状態で位置決めされる。
【0016】(3) 本発明5では、取付用レールの嵌合部
に係合させた取付部材の嵌合片を、レール長さ方向に移
動させて所定の取付位置に位置させると、嵌合片は嵌合
部から離脱不能となる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて述べ
る。図1は外装材としてのパネルを既存壁へ取付ける方
法を示す正面図であり、図2は図1のA部の破断斜視図
であり、図3は図1のB−B線矢視断面図であり、図4
は図1のC部を破断した分解斜視図である。
【0018】図1に示すように、建物の構造面である壁
面(1)には、アルミ押出製品からなる上下方向に配設し
た取付用レール(2)を一定間隔ごとに固定してあり、こ
の取付用レール(2)を介してパネル(10)を壁面(1)に取
付けてある。
【0019】壁面(1)に固定した上記取付用レール(2)
には、図2に示すように、レール長さ方向に沿って正面
にねじ止め溝(3)とその両側に嵌合溝(4)が略全長に亘
って設けてある。また、各嵌合溝(4)の正面側の前側壁
(5)には一定間隔ごとに挿入孔(6)を設けてある。この
挿入孔(6)を通して操作することにより、嵌合溝(4)の
中間壁(7)にレール固定ネジ(8)をねじ込んで、取付用
レール(2)を壁面(1)に確りと固定するように構成して
ある。上記挿入孔(6)を設ける間隔は、パネル(10)の上
下幅にパネル(10)間の目地空間(20)の幅を加えた寸法が
望ましく、これにより取付用レール(2)の挿入孔(6)に
対して常にほぼ一定の相対位置でパネル(10)を取付ける
ことができる。
【0020】なお、取付用レール(2)の中間壁(7)に
は、レール固定ネジ(8)を取付る部分に凹溝(9)を設け
てあり、図3に示すように、嵌合溝(4)に取付たレール
固定ネジ(8)の頭部が嵌合溝(4)内に突出しないように
構成してある。
【0021】各パネル(10)は、図2に示すように、表面
側の石板(11)と裏面側のアルミハニカム板(12)とを貼り
合わせた複合板からなり、正面視が一辺90cmの正方形
に形成してある。パネル(10)の裏面には、左右両端寄り
部のそれぞれ上下2カ所に取付部材であるアルミ製金具
(16)がリベット(17)で固定してある。また、図1に示す
ように、各パネル(10)の下端寄り部(13)には位置決め金
具(18)が、上端寄り部(14)には受止め金具(19)がそれぞ
れ固定してある。
【0022】上記取付金具(16)は、基部(21)の一端に固
定片(22)を延設し、基部(21)の一方の片面に位置決め片
(23)が、他方の片面に嵌合片(24)がそれぞれ突設してあ
る。上記パネル(10)は、アルミハニカム板(12)の幅を石
板(11)よりも小さくして段落ち状に形成してあり、この
段落ち部(15)に取付金具(16)の位置決め片(23)を接当さ
せて、取付金具(16)を所定位置に固定してある。また、
段落ち寸法は位置決め片(23)の肉厚と同じ寸法に形成し
てある。これにより、取付金具(16)は固定片(22)のみが
正面視でパネル(10)の側方に突出し、他の部分はパネル
(10)の裏面側に隠れる。
【0023】パネル(10)の側方に突出した固定片(22)
は、図1に示すように、隣接するパネル(10)の対向側部
から突出する固定片(22)と突出位置が重ならないよう、
取付金具(16)の取付位置をパネル(10)の左右で上下方向
にずらせてある。これにより、隣接するパネル(10)同士
間に形成される目地空間(20)を小さくできる。
【0024】一方、取付金具(16)の嵌合片(24)は基部(2
1)からカギ形に突出させて形成してあり、取付用レール
(2)の嵌合溝(4)の前側壁(5)に開口した前記挿入孔
(6)から嵌合溝(4)内へ挿入して、図3に示すように、
嵌合溝(4)へ係合できるように構成してある。この係合
した状態では、嵌合片(24)をレール長さ方向に、上記パ
ネル(10)が既設の他のパネルに受け止められるまでは、
レールの略全長に亘って移動できる。また上記嵌合片(2
4)は挿入孔(6)以外の部位では嵌合溝(4)から離脱させ
ることはできず、このため、パネル(10)は嵌合片(24)を
介して取付用レール(2)に支持される。
【0025】つぎに、上記パネルの取付方法を説明す
る。まず、複数の取付用レール(2)を、パネル(10)の幅
に目地空間(20)の幅を加えた間隔で離隔して壁面(1)に
レール固定ネジ(8)で固定する。そして、パネル(10)の
両端寄り部に固定した取付金具(16)の嵌合片(24)を、挿
入孔(6)から挿入して嵌合溝(4)に係合させ、レール長
さ方向に沿って下方へ移動させる。
【0026】下方へ移動させた上記パネル(10)には、下
端寄り部(13)に位置決め具(18)が固定してあり、この位
置決め具(18)を、既に壁面(1)へ取付てある下側のパネ
ル(10)の上端寄り部(14)から突出した受止め金具(19)に
係合し、これにより上側のパネル(10)を所定位置に位置
決めする。なお、受止め金具(19)は、受止め片(25)の肉
厚を前記パネルの段落ち部(15)の段落ち寸法よりも大き
く形成してあるので、上側のパネル(10)の位置決め金具
(18)を受止めると上下のパネル(10・10)間に目地空間(2
0)が形成される。
【0027】パネル(10)を所定位置に位置決めすると、
取付金具(16)の固定片(22)を取付用レール(2)のねじ止
め溝(3)に締結ネジ(26)で固定する。これにより、パネ
ル(10)は前記嵌合片(24)とともに、この固定片(22)でも
取付用レール(2)に固定される。取付けた各パネル(10)
の周囲の目地空間(20)には、紐状のバックアップ材を充
填し、さらにシリコン充填剤を充填しておく。
【0028】なお、壁面最上段のパネルは天井面との間
を覆う形状に形成し、上下に移動させて位置決めする必
要がないので、嵌合片を有しない取付部材を用いて取付
用レールに固定する。
【0029】上記実施例では、正方形のパネルを用いた
が、パネル形状は構造面を敷き詰めて覆う形状であれば
よく、図5に示す変形例のように、六角形のパネル(10)
や、長方形、台形などでもよく、さらに複数種類のパネ
ルを組み合わせて用いてもよい。また、パネル表面は必
ずしも平滑な平面に限らず、多少の凹凸があったり曲面
を形成していてもよい。
【0030】また、上記実施例のように、嵌合片(24)を
嵌合溝(4)に係合させると、パネル(10)を固定片(22)と
嵌合片(24)とで確りと支持できるが、嵌合片はレール長
さ方向に移動可能であればよく、例えば図6に示す変形
例のように、嵌合片(24)に形成した嵌合溝(27)を取付用
レール(2)の嵌合突条(4)に係脱可能に嵌合させてもよ
い。
【0031】上記実施例では、平行に固定した一対の取
付用レール(2・2)間にパネル(10)を配置してあるの
で、構造面(1)との間隔を一定に維持してパネル(10)を
両持ち支持でき、簡単に面一状に取付けできる。しかし
本発明ではこれに代えて、パネルを一本の取付用レール
に固定し、パネルの他の部分を構造面に直接固定して両
持ち支持状態にすることもできる。
【0032】一方、一枚のパネルに固定した取付部材
は、一本の取付用レールについて1個のみ固定したもの
であってもよいが、上記実施例のように、複数箇所で固
定すると、レール長さ方向へ円滑に移動することがで
き、しかも、パネルの支持強度を高くできる。さらに、
取付部材は嵌合片と固定片とを備えておればよく、嵌合
片と固定片とが別体であっても一体であってもよい。
【0033】また、上記実施例では、パネル(10)を石板
とアルミハニカム板との複合板で構成したので、パネル
が軽く、取り扱い易い。しかし、全体を石板で構成して
もよく、また、金属や、陶板などのセラミックス、石膏
ボード、木、合成樹脂等、他の材料を用いてもよい。
【0034】一方、取付用レール(2)としては軽量で寸
法精度に優れるアルミ押出品を用いたが、パネルを固定
支持するに必要な強度と寸法精度があれば、他の金属や
木などの材料を用いることができる。この取付用レール
の構造面に対する固定方法は上記実施例のようなねじ止
め方法に限らず、材質に応じて溶接や接着等の方法を用
いてもよい。
【0035】さらに、取付部材(16)、位置決め部材(18)
及び受止め部材(19)は、本実施例で用いたアルミ製の金
具に限らず、必要な取付強度等の性能があれば他の金属
や合成樹脂材料等で形成してもよい。なお、取付部材の
パネルや取付用レールに対する固定方法は、上記実施例
のようにリベットや締結ネジで固定する方法に限定され
ず、パネル材質などに応じて溶接などの方法を適宜用い
ることができる。
【0036】また、上記実施例は外装材として用いたパ
ネルを建物の外壁面に固定する方法について説明した
が、建物の内壁や間仕切り壁、天井、扉、床など、他の
構造面に取付る場合も同様に適用できることはいうまで
もない。ただし、パネルの裏面側には取付用レール間に
空間が形成されるため、床面に適用する場合には載置物
などの荷重に耐えるように、この空間に取付用レールと
同じ厚さの補強材を介装することが望ましい。
【0037】
【発明の効果】(1) 本発明1及び発明3では、取付部材
の嵌合片を取付用レールの略全長に亘って設けられた
合部に嵌合することにより、レール長さ方向のいずれの
部位であっても建物の構造面に沿って面一状に配置で
き、しかも、取付用レールとの直交方向及びレール長さ
方向にそれぞれ精確に位置決めできるので、構造面を歪
みなく更新でき、壁面等の仕上がりを見栄え良くするこ
とができる。
【0038】(2) また、取付部材の嵌合片を取付用レー
ルの嵌合部に嵌合し、レール長さ方向へ任意に移動させ
て固定するだけの簡単な操作で所望の位置へ精確に位置
決めでき、しかも、パネルを取扱いの容易な寸法形状に
形成できるので、きわめて簡単な施工でパネルを建物の
構造面へ取付けることができ、工期を短縮できる。
【0039】(3) さらに本発明3では、取付部材の固定
片をパネルの正面側から操作して取付用レールに固定で
きるので、取付位置を確認しながらパネルを建物の構造
面に簡単かつ確実に取付ることができる。また、パネル
の側方に突出した固定片は、取付用レールに固定できる
寸法があればよいので、隣接するパネルとの間に形成し
た目地空間内に収めることができる。しかも、取付部材
の他の部分は正面から見えないようにパネルの裏面に配
置できるので、更新した構造面を見栄え良くすることが
できる。
【0040】(4) 本発明2及び4では、位置決め部材と
受止部材とが互いに係合することから、隣接するパネル
同士の位置関係を一層精確に位置決めできる。しかも、
隣接するパネル同士が、位置決め部材および受止部材を
介して接当することから、両部材の接当面をパネルの端
寄り部から側方へ離隔させることにより、パネル同士間
に一定寸法の目地間隙を形成することができる。
【0041】(5) 本発明5では、取付部材の嵌合片を取
付用レールの嵌合部に係合させるだけの簡単な操作で、
パネルはレール長さ方向にのみ移動可能となるので、パ
ネルのレール長さ方向への移動がきわめて容易となるう
え、所定の位置へ精確に位置決めすることができる。し
かも、パネルの所定の取付位置では、嵌合片が嵌合部か
ら離脱不能であり、固定片での固定に加えてこの嵌合片
でもパネルを支持できる。この結果、取付用レールを介
してパネルを建物の構造面に確りと取付ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示し、外装材としてのパネル
を既存壁へ取付ける方法を示す正面図である。
【図2】図1のA部の破断斜視図である。
【図3】図1のB−B線矢視断面図である。
【図4】図1のC部を破断した分解斜視図である。
【図5】本発明の実施例の変形例を示す、図1相当図で
ある。
【図6】図5のD部を破断した分解斜視図である。
【符号の説明】
1…構造面、 2…取付用レール、 4…嵌合部(嵌合溝、嵌合突条)、 6…挿入孔、 10…パネル、 13…パネルの一端寄り部(下端寄り部)、 14…パネルの一端寄り部(上端寄り部)、 16…取付部材(取付金具)、 18…位置決め部材(位置決め金具)、 19…受止め部材(受止め金具)、 22…固定片、 24…嵌合片。

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定形状に形成したパネル(10)の裏面
    に、固定片(22)と嵌合片(24)とを有する取付部材(16)を
    固定し、 長さ方向の略全長に亘って嵌合部(4)を設けた取付用レ
    ール(2)を建物の構造面(1)に固定し、この取付用レー
    ル(2)の嵌合部(4)に、上記取付部材(16)の嵌合片(24)
    をレール長さ方向へ略全長に亘って移動可能に嵌合し、 パネル(10)をレール長さ方向に移動させて所定位置に位
    置決めした後、上記取付部材(16)の固定片(22)を上記
    付用レール(2)に固定することを特徴とする、建物の構
    造面へのパネルの取付方法。
  2. 【請求項2】 パネル(10)の端寄り部のうち、レール長
    さ方向で他のパネル(10)と対向する一方の端寄り部(13)
    に位置決め部材(18)を固定し、 このパネル(10)とレール長さ方向で隣接する他のパネル
    (10)の、上記端寄り部(13)と対向する端寄り部(14)に受
    止め部材(19)を固定し、 この受止め部材(19)に上記位置決め部材(18)を係合させ
    て、レール長さ方向で隣接したパネル(10・10)同士を位
    置決めする、請求項1に記載の建物の構造面へのパネル
    の取付方法。
  3. 【請求項3】 所定形状に形成したパネル(10)の裏面
    に、固定片(22)と嵌合片(24)とを有する取付部材(16)を
    固定し、 この取付部材(16)の嵌合片(24)を、建物の構造面(1)に
    固定した取付用レール(2)の嵌合部(4)に、レール長さ
    方向へ略全長に亘って移動可能に嵌合し、上記 取付部材(16)のうち少なくとも固定片(22)を正面視
    でパネル(10)の側方に突出させ、この固定片(22)を上記
    取付用レール(2)に固定可能に構成したことを特徴とす
    る、建物の構造面への取付用パネル。
  4. 【請求項4】 パネル(10)の端寄り部のうち、レール長
    さ方向で他のパネル(10)と対向する一方の端寄り部(13)
    に位置決め部材(18)を固定し、 上記端寄り部(13)と対向する他の端寄り部(14)に受止め
    部材(19)を固定した、請求項3に記載の建物の構造面へ
    の取付用パネル。
  5. 【請求項5】 上記取付部材(16)の嵌合片(24)を、取付
    用レール(2)に形成した挿入孔(6)から挿入して取付用
    レール(2)の嵌合部(4)に係合可能に構成するととも
    に、レール長さ方向に移動可能に構成し、この挿入孔
    (6)以外の部位では取付用レール(2)の嵌合部(4)から
    離脱不能に構成した、請求項3又は請求項4に記載の建
    物の構造面への取付用パネル。
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