JP2003040128A - ステアリング制御装置 - Google Patents

ステアリング制御装置

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JP2003040128A JP2001229685A JP2001229685A JP2003040128A JP 2003040128 A JP2003040128 A JP 2003040128A JP 2001229685 A JP2001229685 A JP 2001229685A JP 2001229685 A JP2001229685 A JP 2001229685A JP 2003040128 A JP2003040128 A JP 2003040128A
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政弘 木全
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    • B62D5/00Power-assisted or power-driven steering
    • B62D5/04Power-assisted or power-driven steering electrical, e.g. using an electric servo-motor connected to, or forming part of, the steering gear
    • B62D5/0457Power-assisted or power-driven steering electrical, e.g. using an electric servo-motor connected to, or forming part of, the steering gear characterised by control features of the drive means as such
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高速操舵時のモータ出力トルクの低下を軽減
できるステアリング制御装置を得る。 【解決手段】 モータ5と、このモータに対する電流指
令値を生成するモータ電流指令値生成手段100a,1
00bと、モータ5に流れる電流を検出するモータ電流
検出手段102a,102bとを備え、少なくともモー
タ5を流れる電流と上記電流指令値とに基づいてモータ
5を駆動するステアリング制御装置であって、上記モー
タ電流指令値生成手段は、モータ5の界磁を制御する電
流指令値を補正する補正手段100bを有し、操舵速度
が速い時にモータ5の界磁を制御するための電流指令値
を補正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ステアリング制
御装置に関し、特に、少なくとも操舵トルクと車速とに
基づいてハンドル操舵時のアシスト力を制御する電動式
パワーステアリング制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】車速と操舵軸に作用する操舵トルクとを
検出し、この検出車速および検出トルクに応じて定めた
駆動電流を操舵軸にアシスト力を付与するモータに通流
させ、このモータを駆動し、自動車の操舵に要する力を
モータの回転力により補助し、運転者に快適な操舵感覚
を提供する電動パワーステアリング装置が開発されてい
る。
【0003】従来、操舵軸にアシスト力を付与するモー
タとしてブラシ付き直流電動機が用いられてきた。直流
電動機では界磁制御が行えないため、従来の電動式パワ
ーステアリング制御装置では界磁を制御するための目標
電流値を生成する手段を備えていなかった。
【0004】また、操舵軸にアシスト力を付与するモー
タとしてブラシ付直流電動機に代わりブラシレスモータ
を用いたものが考えられる。このようにすれば、電動モ
ータ内にブラシが存在しないので、モータ自身に異常が
発生することはほとんどなくなるとともに、従来行えな
かった界磁制御が可能となる。
【0005】ブラシレスモータ制御装置は、指令トルク
に基づくdq軸目標電流の演算、モータの各相の電流検
出(例えば、u相,v相)、電流のdq変換、電流偏差
演算、指令電圧値演算、dq逆変換、PWM制御パター
ン出力の各演算を行うようになっている。検出された各
相電流がdq変換され、そのd軸成分とq軸成分とが、
各軸の目標電流に等しくなるよう電流がフィードバック
制御されている。電流のd軸成分は無効電流を意味し、
q軸成分はモータが同期モータであり励磁磁界の大きさ
が一定である場合には、モータのトルクに比例する。従
って、一般的に電流のフィードバック制御は、同期モー
タの場合には、検出された電流のd軸成分が零となり、
q軸成分が出力トルクの目標値に等しくなるように制御
される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】車両重量の大きい車に
対してステアリング制御装置を装着する場合、大きなモ
ータ出力トルクが必要であるが、モータ特性を高トルク
低回転型の特性とした場合、急操舵時にモータ出力トル
クが急激に下がるという問題がある。これにより、電動
式パワーステアリング制御装置の場合には、急操舵時に
急激に操舵が重くなるという問題が生じ、ステアバイワ
イヤの場合には、急操舵時にステアリング操舵角に実舵
角が追従しないという問題が生じる。しかしながら、モ
ータ特性を低トルク高回転型の特性とした場合、モータ
出力トルクを大きくするためにはモータ電流を大きくす
る必要があり、消費電力の大きい大型のモータが必要と
なってしまう。限られたスペースに設置するステアリン
グ装置においては、モータの消費電力を低く抑え、モー
タを小型化することが重要となる。
【0007】この発明は、上記の課題を解決するために
成されたものであり、モータを大型化することなく高速
操舵時のモータ出力トルクの低下を軽減できるステアリ
ング制御装置を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係るス
テアリング制御装置は、モータと、該モータに対する電
流指令値を生成するモータ電流指令値生成手段と、上記
モータに流れる電流を検出するモータ電流検出手段とを
備え、少なくとも上記モータを流れる電流と上記電流指
令値とに基づいて上記モータを駆動するステアリング制
御装置であって、上記モータ電流指令値生成手段は、上
記モータの界磁を制御する電流指令値を補正する補正手
段を有し、操舵速度が速い時に上記モータの界磁を制御
するための電流指令値を補正するものである。
【0009】請求項2の発明に係るステアリング制御装
置は、界磁電流の方向をd軸方向に、このd軸と直交す
る方向をq軸方向に持つ二相回転磁束座標系で記述され
得るベクトル制御によりトルク指令に応じて上記モータ
のトルク制御を行うモータ制御手段を備え、上記補正手
段は、q軸電流指令値とq軸電流検出値との偏差が所定
値以上となった場合にd軸電流が上記モータの界磁を弱
めるような所定値となるようにd軸電流指令値を補正す
るものである。
【0010】請求項3の発明に係るステアリング制御装
置は、上記補正手段は、少なくともq軸電流の偏差の関
数として上記d軸電流指令値を補正するものである。
【0011】請求項4の発明に係るステアリング制御装
置は、上記補正手段は、少なくとも上記q軸電流の偏差
をパラメータとして予め作成したテーブルを参照するこ
とにより上記d軸電流指令値を補正するものである。
【0012】請求項5の発明に係るステアリング制御装
置は、上記補正手段は、上記q軸電流の偏差が第1の所
定値以上の場合には上記モータの界磁を弱める負のd軸
電流指令値を増加させ、第2の所定値以下の場合には上
記モータの界磁を弱める負のd軸電流指令値を減少させ
るものである。
【0013】請求項6の発明に係るステアリング制御装
置は、上記d軸電流指令値を予め設定した最小値に制限
するものである。
【0014】請求項7の発明に係るステアリング制御装
置は、上記d軸電流指令値を予め設定した最大値に制限
するものである。
【0015】請求項8の発明に係るステアリング制御装
置は、上記d軸電流指令値を予め設定された最大電流ベ
クトル値からq軸電流値をベクトル減算した値に制限す
るものである。
【0016】請求項9の発明に係るステアリング制御装
置は、上記q軸電流の偏差に代わり該q軸電流の偏差を
積分した値を用いるものである。
【0017】請求項10の発明に係るステアリング制御
装置は、q軸電流指令値から固定子の各相電流指令値を
生成する固定子相電流指令値生成手段を備え、上記q軸
電流の偏差に代わり、上記少なくとも1つの固定子相電
流指令値と実際の固定子相電流値との偏差に基づいて上
記界磁を制御するための電流指令値を補正するものであ
る。
【0018】請求項11の発明に係るステアリング制御
装置は、上記モータの界磁を弱めるか否か判定するため
の基準操舵トルクを生成する基準操舵トルク生成手段を
さらに備え、上記補正手段は、操舵トルクが上記基準操
舵トルク以上となった場合に上記電流指令値を上記モー
タの界磁を弱めるような所定の値となるように補正する
ものである。
【0019】請求項12の発明に係るステアリング制御
装置は、上記補正手段は、少なくとも操舵トルクと上記
基準操舵トルクとの差の関数として上記電流指令値を補
正するものである。
【0020】請求項13の発明に係るステアリング制御
装置は、上記補正手段は、少なくとも操舵トルクと上記
基準操舵トルクとの差をパラメータとして予め作成した
テーブルを参照することにより上記電流指令値を補正す
るものである。
【0021】請求項14の発明に係るステアリング制御
装置は、上記基準操舵トルク生成手段は、上記基準操舵
トルクを予め定めた一定の値として生成するものであ
る。
【0022】請求項15の発明に係るステアリング制御
装置は、上記基準操舵トルク生成手段は、少なくとも車
速の関数として上記基準操舵トルクを生成するものであ
る。
【0023】請求項16の発明に係るステアリング制御
装置は、上記基準操舵トルク生成手段は、少なくとも車
速をパラメータとして予め作成したテーブルを参照する
ことにより上記基準操舵トルクを生成するものである。
【0024】請求項17の発明に係るステアリング制御
装置は、上記モータの回転速度を検出する速度検出手段
をさらに備え、上記補正手段は、上記モータの回転速度
が所定値以上となった場合に上記電流指令値をモータの
界磁を弱めるような所定の値となるように補正するもの
である。
【0025】請求項18の発明に係るステアリング制御
装置は、ステアリング操舵速度を検出する操舵速度検出
手段をさらに備え、上記界磁を制御する電流指令値の補
正は、ステアリング操舵速度が所定値以上となった場合
に上記電流指令値をモータの界磁を弱めるような所定の
値となるように補正するものである。
【0026】請求項19の発明に係るステアリング制御
装置は、上記モータの回転速度を検出する速度検出手段
をさらに備え、上記補正手段は、上記モータの回転速度
が所定値以上となった場合に該モータの界磁を弱めるよ
うな所定の値となるように上記電流指令値を補正するも
のである。
【0027】請求項20の発明に係るステアリング制御
装置は、上記補正手段は、少なくとも上記モータの回転
速度の関数として上記電流指令値を補正するものであ
る。
【0028】請求項21の発明に係るステアリング制御
装置は、上記補正手段は、少なくとも上記モータの回転
速度をパラメータとして予め作成したテーブルを参照す
ることにより上記電流指令値を補正するものである。
【0029】請求項22の発明に係るステアリング制御
装置は、上記モータの回転速度に代わりに、ステアリン
グ操舵速度を用いるものである。
【0030】請求項23の発明に係るステアリング制御
装置は、界磁電流の方向をd軸方向に、このd軸と直交
する方向をq軸方向に持つ二相回転磁束座標系で記述さ
れ得るベクトル制御により、トルク指令に応じて上記モ
ータのトルク制御を行うモータ制御手段と、上記モータ
の回転速度を検出する速度検出手段と、上記モータの印
加電圧に対する電圧制限値を生成する電圧制限値生成手
段とを備え、上記補正手段は、少なくとも上記モータの
回転速度とq軸電流指令値と固定子巻線抵抗と固定子巻
線リアクタンスとモータ逆起電圧定数とに基づいて、電
圧制限円上に動作点を設定するd軸電流値を演算により
求め、該演算により求めたd軸電流値がd軸電流指令値
よりも界磁を弱める電流値である場合には、上記演算に
より求めたd軸電流値が上記d軸電流指令値となるよう
補正するものである。
【0031】請求項24の発明に係るステアリング制御
装置は、電源電圧を検出する電源電圧検出手段をさらに
備え、上記電圧制限値生成手段は、電源電圧に所定の係
数を掛けた値を電圧制限値として生成するものである。
【0032】請求項25の発明に係るステアリング制御
装置は、上記補正したd軸電流指令値を予め設定された
最大電流ベクトル値からq軸電流値をベクトル減算した
値に制限するものである。
【0033】請求項26の発明に係るステアリング制御
装置は、上記モータとして、永久磁石同期電動機を用い
るものである。
【0034】請求項27の発明に係るステアリング制御
装置は、上記モータとして、誘導電動機を用いるもので
ある。
【0035】請求項28の発明に係るステアリング制御
装置は、上記モータとして、界磁巻線式モータを用いる
ものである。
【0036】請求項29の発明に係るステアリング制御
装置は、上記モータとして界磁巻線式モータを用い、ト
ルク指令に応じてモータのトルク制御を行うモータ制御
手段を備え、電機子電流指令値と電機子電流検出値との
偏差が所定値以上となった場合に界磁巻線電流指令値を
補正するものである。
【0037】請求項30の発明に係るステアリング制御
装置は、少なくとも上記電機子電流の偏差の関数として
上記界磁巻線電流指令値を補正するものである。
【0038】請求項31の発明に係るステアリング制御
装置は、少なくとも上記電機子電流の偏差をパラメータ
として予め作成したテーブルを参照することにより上記
界磁巻線電流指令値を補正するものである。
【0039】請求項32の発明に係るステアリング制御
装置は、上記電機子電流の偏差が第1の所定値以上の場
合には上記界磁巻線電流指令値を減少させ、第2の所定
値以下の場合には上記界磁巻線電流指令値を増加させる
ように補正するものである。
【0040】請求項33の発明に係るステアリング制御
装置は、上記界磁巻線電流指令値を予め設定した最小値
に制限するものである。
【0041】請求項34の発明に係るステアリング制御
装置は、上記補正後の界磁巻線電流指令値の最大値を補
正前の界磁巻線電流指令値に制限するものである。
【0042】請求項35の発明に係るステアリング制御
装置は、上記電機子電流の偏差に代わりに該電機子電流
の偏差を積分した値を用いるものである。
【0043】請求項36の発明に係るステアリング制御
装置は、上記補正手段は、車速が所定値以上の場合のみ
上記界磁を制御するための電流指令値を補正するもので
ある。
【0044】請求項37の発明に係るステアリング制御
装置は、上記補正手段は、操舵トルクが所定値以上の場
合のみ上記界磁を制御するための電流指令値を補正する
ものである。
【0045】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を、
電動式パワーステアリング制御装置に適用した場合を例
に取り、図面を参照しながら説明する。実施の形態1.
本実施の形態は、q軸電流の偏差の関数としてd軸目標
電流を補正することにより、電圧飽和によりq軸電流の
偏差が増大する高速操舵時に界磁を弱め、高速操舵時の
操舵トルクの増加を軽減するものである。
【0046】図1は、この発明の実施の形態1に係る電
動式パワーステアリング制御装置を示す構成図である。
図において、操舵アシストトルクを発生するモータ5は
減速ギア4を介してステアリングシャフト2の一端に接
続されており、ステアリングシャフト2の他端にはステ
アリングホイール1が接続されている。また、ステアリ
ングシャフト2にはステアリングホイール1の操舵トル
クを検出するトルクセンサ3が接続されている。
【0047】コントローラ100はトルクセンサ3のト
ルク検出値と車速センサ6の車速検出値とに基づいて操
舵アシストトルクを決定し、モータ5を駆動することに
よりステアリングホイール1の操舵をアシストする。バ
ッテリ7はイグニッションキー8とコントローラ100
に接続される。
【0048】図2は、この発明の実施の形態1に係る電
動式パワーステアリング制御装置の操舵アシストモータ
としてPMブラシレスモータを用いた例を機能的に示し
ている。
【0049】図中、100は操舵補助制御を行うマイク
ロコンピュータであり、マイクロコンピュータ100内
にはそのソフトウェア構成を機能ブロックで表してあ
る。図2において、マイクロコンピュータ100は、q
軸目標電流演算部100aと、補正手段としてのd軸目
標電流補正部100bと、位置演算部100cと、dq
変換部100dと、電流制御部100eと、固定子相電
流指令値生成手段としてのdq逆変換部100fと、電
圧利用効率改善部100oと、デッドバンド補正部10
0pと、速度検出手段としての角速度演算部100q
と、非干渉制御部100rと、電流検出オフセット補正
部100sとを備える。なお、ここで、q軸目標電流演
算部100aとd軸目標電流補正部100bはモータ電
流指令値生成手段を構成する。
【0050】q軸目標電流演算部100aは、操舵トル
クを検出するトルクセンサ3のトルク検出信号および車
速を検出する車速センサ6の車速検出信号とに基づき所
定の演算を行って、PMブラシレスモータ5を駆動する
ためのq軸目標電流値(Iq*)を決定し、決定したq
軸目標電流値を電流制御部100eに供給する。
【0051】位置演算部100cは、位置センサ103
の位置検出信号に基づき、電気角θを演算により求め、
この電気角θを角速度演算部100qとdq変換部10
0dとdq逆変換部100fとに供給する。角速度演算
部100qは、電気角θに基づき、モータ回転角速度ω
を演算により求め、非干渉制御部100rに供給する。
【0052】電流検出オフセット補正部100sは、電
流センサ102a,102bにより検出した相電流値か
ら各相オフセット量を減算することにより各相検出電流
(Iu,Iv)を求め、Td補正部100pとdq変換
部100dとに供給する。dq変換部100dは検出し
た相電流値(Iu,Iv)と上記電気角θとに基づきd
q変換を行い、変換後のdq軸電流(Id,Iq)を非
干渉化制御部100rと電流制御部100eとに供給す
る。
【0053】図3は、d軸目標電流補正部100bで行
われる処理を説明するためのフローチャートである。ス
テップS1において、車速センサ6で検出した車速が所
定値以上か否か判定し、所定値未満である場合にはステ
ップS5でd軸目標電流(Id*)を補正後d軸目標電
流(Id**)として採用し、所定値以上である場合に
は、ステップ2の処理に進む。次に、ステップS2にお
いて、トルクセンサ3で検出した操舵トルクが所定値以
上か否か判定し、所定値未満である場合にはステップS
5でd軸目標電流(Id*)を補正後d軸目標電流(I
d**)として採用し、所定値以上である場合には、ス
テップ3の処理に進む。ステップS3では、q軸電流偏
差(ΔIq)が所定値以上か否か判定し、所定値未満で
ある場合にはステップS5でd軸目標電流(Id*)を
補正後d軸目標電流(Id**)として採用し、所定値
以上である場合には、ステップ4の処理に進む。ステッ
プS4において、d軸目標電流(Id*)からq軸電流
偏差(ΔIq)の関数として求まる補正電流値(f(Δ
Iq))を減算することにより、d軸目標電流を補正
し、補正後のd軸目標電流(Id**)を電流制御部1
00eに供給する。
【0054】電流制御部100eは、dq軸目標電流
(Id**,Iq*)と検出したdq軸電流(Id,I
q)との偏差に基づきPI制御を行い、dq軸目標印加
電圧(Vd*,Vq*)を生成する。非干渉化制御部1
00rは、dq軸検出電流(Id,Iq)とモータ角速
度ωとに基づき非干渉化電圧を求め、dq軸目標印加電
圧(Vd*,Vq*)を補正したdq軸目標印加電圧
(Vd**,Vq**)を生成しdq逆変換部100f
に供給する。
【0055】dq逆変換部100fは、dq軸目標印加
電圧(Vd**,Vq**)と上記電気角θとに基づい
てdq逆変換を行い、三相目標印加電圧(Vu*',V
v*',Vw*')を電圧利用効率改善部100oに供給
する。電圧利用効率改善部100oは、電圧利用効率を
改善するため、三相目標印加電圧(Vu*',Vv*',
Vw*')を空間電圧ベクトル変調し、変調後三相目標
印加電圧(Vu*'',Vv*'',Vw*'')Td補正部
100pに供給する。図4に、変調前後の波形例を示
す。図4において、縦軸は三相目標印加電圧の値、横軸
はモータの回転位置を表している。
【0056】Td補正部100pは、変調後三相目標印
加電圧(Vu*'',Vv*'',Vw*'')に対し、検出
した電流値(Iu,Iv,Iw)に基づきデッドバンド
補償を行い、補償後三相目標印加電圧(Vu*,Vv
*,Vw*)を駆動部101に供給する。
【0057】以上の如き構成の電動式パワーステアリン
グ制御装置では、d軸目標電流補正部100bを設けた
ので、電圧飽和によりq軸電流偏差が増大する高速操舵
時に界磁を弱めることにより、急操舵時の操舵アシスト
モータの出力トルク低下を軽減することができ、急操舵
時の操舵トルクの増加を軽減することができる。
【0058】なお、本実施の形態においては、電動式パ
ワーステアリング制御装置を例としたが、ステアバイワ
イヤとしてもよい。このステアバイワイヤの場合には、
d軸目標電流補正部100bを設けたので、電圧飽和に
よりq軸電流偏差が増大する高速操舵時に界磁を弱める
ことにより、急操舵時のモータ出力トルクの低下を軽減
することができ、急操舵時のステアリング操舵角に対す
る実舵角の追従性が向上する。
【0059】実施の形態2.本実施の形態は、q軸電流
の偏差をパラメータとして予め作成したテーブルを参照
することにより得られた電流値でd軸目標電流を補正す
ることにより、電圧飽和によりq軸電流の偏差が増大す
る高速操舵時に界磁を弱め、高速操舵時の操舵トルクの
増加を軽減するものである。
【0060】図5は、この発明の実施の形態2に係る電
動式パワーステアリング制御装置の操舵アシストモータ
として誘導電動機を用いた例を機能的に示している。図
5において、図2と対応する部分には同一符号を付して
説明する。
【0061】図5において、100は操舵補助制御を行
うマイクロコンピュータであり、マイクロコンピュータ
100内にはそのソフトウェア構成を機能ブロックで表
してある。マイクロコンピュータ100は、dq軸目標
電流演算部100aと、d軸目標電流補正部100b
と、すべり角周波数演算部100lと、すべり角周波数
ωsと速度センサ104により検出した誘導電動機5a
のモータ回転速度ωrとから電源角周波数を演算する電
源角周波数演算部100mと、電源角周波数から角度θ
を算出する積分器100nと、dq変換部100dと、
電流制御部100eと、dq逆変換部100fとを備え
る。
【0062】図6は、この発明の実施の形態2に係る電
動式パワーステアリング制御装置のd軸目標電流補正部
100bで行われる処理を説明するためのフローチャー
トである。ステップS1において、車速センサ6で検出
した車速が所定値以上か否か判定し、所定値未満である
場合にはステップS5でd軸目標電流(Id*)を補正
後d軸目標電流(Id**)として採用し、所定値以上
である場合には、ステップ2の処理に進む。次に、ステ
ップS2において、トルクセンサ3で検出した操舵トル
クが所定値以上か否か判定し、所定値未満である場合に
はステップS5でd軸目標電流(Id*)を補正後d軸
目標電流(Id**)として採用し、所定値以上である
場合には、ステップ3の処理に進む。
【0063】ステップS3では、q軸電流偏差(ΔI
q)が所定値以上か否か判定し、所定値未満である場合
にはステップS5でd軸目標電流(Id*)を補正後d
軸目標電流(Id**)として採用し、所定値以上であ
る場合には、ステップ6の処理に進む。ステップ6にお
いて、q軸電流偏差(ΔIq)をパラメータとして予め
作成したテーブルを参照して補正電流値(Ida)を決
定する。ステップS4において、d軸目標電流(Id
*)から補正電流値(Ida)を減算することにより、
d軸目標電流を補正し、補正後のd軸目標電流(Id*
*)を電流制御部100eに供給する。
【0064】実施の形態3.本実施の形態は、d軸目標
電流値をq軸電流偏差の積分値が所定値1以上の場合に
は減少させ、所定値2以下の場合には増加させるよう補
正することにより、電圧飽和によりq軸電流の偏差が増
大する高速操舵時に界磁を弱め、高速操舵時の操舵トル
クの増加を軽減するものである。
【0065】図7は、この発明の実施の形態3に係る電
動式パワーステアリング制御装置の操舵アシストモータ
としてPMブラシレスモータを用いた例を機能的に示し
ている。図7において、図2と対応する部分には同一符
号を付し、その詳細説明を省略する。
【0066】図8は、dq軸目標電流補正部100gで
行われる処理を説明するためのフローチャートである。
ステップS10において、ΔIqの積分処理を行い、ス
テップS11において、ΔIqの積分値が所定値1以上
か否か判断し、所定値1以上の場合にはステップS12
でd軸電流補正量Idaを増加させると共に、ステップ
S13にて予め定めた最大補正値Ida_maxに補正
値を制限する。また、ΔIqの積分値が所定値1未満の
場合には、ステップS14でΔIqの積分値が所定値2
以下か否か判断し、所定値2以下の場合にはステップS
15でd軸電流補正量Idaを減少させると共に、ステ
ップS16にて予め定めた最小補正値Ida_minに
補正値を制限する。ステップS17ではd軸目標電流
(Id*)からd軸電流補正値(Ida)を減算するこ
とにより補正後d軸目標電流値(Id**)を求める。
【0067】ステップS20で予め定めた最大電流ベク
トル値(Ia)からq軸目標電流値(Iq*)をベクト
ル減算することにより、最大目標d軸電流(Id_ma
x)を求める。ステップS21で補正後d軸目標電流値
(Id**)が最大目標d軸電流(Id_max)より
大きいか否か判断し、大きい場合にはステップS22で
最大目標d軸電流(Id_max)を補正後d軸目標電
流値(Id**)として採用する。
【0068】実施の形態4.本実施の形態は、操舵トル
クが所定のトルク以上となった場合、界磁を弱めるうよ
うd軸目標電流を補正することにより、電圧飽和により
操舵アシストトルクが低下する高速操舵時に界磁を弱め
て高速操舵時の操舵トルクの増加を軽減するものであ
る。
【0069】図9は、この発明の実施の形態4に係る電
動式パワーステアリング制御装置の操舵アシストモータ
としてPMブラシレスモータを用いた例を機能的に示し
ている。図9において、図2と対応する部分には同一符
号を付し、その詳細説明は省略する。
【0070】図9において、モータ角速度演算部100
iは、位置演算部100cからの電気角θに基づき、モ
ータ回転角速度ωを演算により求め、d軸目標電流補正
部100bに供給する。
【0071】図10は、この発明の実施の形態4に係る
電動式パワーステアリング制御装置のd軸目標電流補正
部100bで行われる処理を説明するためのフローチャ
ートである。
【0072】ステップS30において、モータ角速度ω
が所定値以上か否か判定し、所定値未満である場合には
ステップS36でd軸目標電流(Id*)を補正後d軸
目標電流(Id**)として採用し、所定値以上である
場合には、ステップ31の基準トルクTs_ref演算
処理に進む。ステップS31の基準トルクTs_ref
演算処理は、車速センサ6の検出車速の関数として、ま
たは上記検出車速をパラメータとして予め作成したテー
ブルを参照して、あるいは予め定めた一定値として基準
トルクTs_refを求める(基準操舵トルク生成手
段)。ステップS32ではトルクセンサ信号(Ts)と
基準トルク(Ts_ref)を比較し、トルクセンサ信
号(Ts)が基準トルク(Ts_ref)以下である場
合にはステップS36でd軸目標電流(Id*)を補正
後d軸目標電流(Id**)として採用し、大きい場合
にはステップS33の処理に進む。
【0073】ステップS33ではトルクセンサ信号(T
s)から基準トルク(Ts_ref)を減算したΔTs
を求める。ステップS34の補正電流Ida演算処理
は、上記ΔTsの関数として、あるいは上記ΔTsをパ
ラメータとして予め作成したテーブルを参照して補正電
流Idaを演算する。ステップS35ではd軸目標電流
(Id*)から補正電流(Ida)を減算することによ
り補正後d軸目標電流(Id**)を求め、補正後のd
軸目標電流(Id**)を電流制御部100eに供給す
る。
【0074】実施の形態5 本実施の形態は、モータ回転速度が所定値以上の場合に
は界磁を弱めるような所定の値となるように界磁を制御
する電流指令値を補正することにより、高速操舵時に界
磁を弱め、高速操舵時の操舵トルクの増加を軽減するも
のである。
【0075】図11は、この発明の実施の形態5に係る
電動式パワーステアリング制御装置の操舵アシストモー
タとしてPMブラシレスモータを用いた例を機能的に示
している。なお、図11において、図2および図9と対
応する部分には同一符号を付し、その詳細説明を省略す
る。
【0076】図12は、d軸目標電流補正部100bで
行われる処理を説明するためのフローチャートである。
ステップS40において、モータ角速度ωが所定値以上
か否か判定し、所定値未満である場合にはステップS4
3でd軸目標電流(Id*)を補正後d軸目標電流(I
d**)として採用し、所定値以上である場合には、ス
テップ41の補正電流Ida演算処理に進む。ステップ
S41の補正電流Ida演算処理は、モータ角速度ωの
関数として、あるいはモータ角速度ωをパラメータとし
て予め作成したテーブルを参照して補正電流Idaを演
算する。ステップS42ではd軸目標電流(Id*)か
ら補正電流(Ida)を減算することにより補正後d軸
目標電流(Id**)を求め、補正後のd軸目標電流
(Id**)を電流制御部100eに供給する。
【0077】実施の形態6 本実施の形態は、ステアリング操舵速度が所定値以上の
場合には界磁を弱めるような所定の値となるように、界
磁を制御する電流指令値を補正することにより、高速操
舵時に界磁を弱め、高速操舵時の操舵トルクの増加を軽
減するものである。
【0078】図13は、この発明の実施の形態6に係る
電動式パワーステアリング制御装置の操舵アシストモー
タとして界磁巻線式モータを用いた例を機能的に示して
いる。なお、図13において、図2と対応する部分には
同一符号を付し、その詳細説明を省略する。図13にお
いて、9は操舵角センサ、100jは操舵角センサ9の
出力に基づいてステアリング操舵角速度ω'を求める操
舵速度検出手段としての操舵角速度演算部、100tは
目標電流演算部であって、操舵トルクを検出するトルク
センサ3のトルク検出信号および車速を検出する車速セ
ンサ6の車速検出信号とに基づき所定の演算を行って、
界磁巻線式モータ5bを駆動するための目標電機子電流
値(Ia*)と目標界磁巻線電流値(If*)を決定
し、決定した目標電機子電流値(Ia*)を電流制御部
100cに供給すると共に、決定した目標界磁巻線電流
値(If*)を後述の目標界磁巻線電流補正部100g
に供給する。
【0079】図14は、目標界磁巻線電流補正部100
hで行われる処理を説明するためのフローチャートであ
る。ステップS50において、ステアリング操舵角速度
ω'が所定値以上か否か判定し、所定値未満である場合
にはステップS53で目標界磁巻線電流(If*)を補
正後目標界磁巻線電流(If**)として採用し、所定
値以上である場合には、ステップ51の補正電流Ifa
演算処理に進む。ステップS51の補正電流Ifa演算
処理は、ステアリング操舵角速度ω'の関数として、あ
るいはステアリング操舵角速度ω'をパラメータとして
予め作成したテーブルを参照して補正電流Ifaを演算
する。ステップS52では目標界磁巻線電流(If*)
から補正電流(Ifa)を減算することにより補正後目
標界磁巻線電流(If**)を求め、この補正後の目標
界磁巻線電流(If**)を電流制御部100eに供給
する。
【0080】実施の形態7 本実施の形態は、モータ回転速度検出値とq軸電流指令
値と固定子巻線抵抗と固定子巻線リアクタンスとモータ
逆起電圧定数とに基づいて、電圧制限円上に動作点を設
定するd軸電流値(Ida)を演算により求め、上記演
算により求めたd軸電流値(Ida)がd軸電流指令値
(Id*)よりも界磁を弱める電流値である場合には、
上記演算により求めたd軸電流値(Ida)がd軸電流
指令値となるようd軸電流指令値を補正することによ
り、高速操舵時に界磁を弱め、高速操舵時の操舵トルク
の増加を軽減するものである。
【0081】図15は、この発明の実施の形態7に係る
電動式パワーステアリング制御装置の操舵アシストモー
タとしてPMブラシレスモータ用いた例を機能的に示し
ている。なお、図15において、図2と対応する部分に
は同一符号を付し、その詳細説明を省略する。
【0082】この発明の実施の形態7に係る電動式パワ
ーステアリング制御装置は、実質的に上記実施の形態1
に加え、電源電圧検出手段としての電源電圧センサ10
と電圧制限値生成手段としての電圧制限値生成部100
kとモータ角速度演算部100iを備える。電圧制限値
生成部100kは電源電圧センサ10により検出した電
圧に所定の係数を掛けることにより電圧制限値(V_l
im)を生成し、d軸目標電流補正部100bに供給す
る。
【0083】ここで、弱め界磁制御について下記の式
(1)および図16を用いて簡単に説明する。PMブラ
シレスモータ5の基礎式(下記の式(1))は公知であ
る。
【0084】 V2=(φω+Riq−ωLdd2+(Rid+ωLqq2 (1)
【0085】なお、上記式(1)において、Vはモータ
に供給される端子電圧を示し、ωはモータの角速度を示
し、Rは1相当たりの固定子巻線抵抗を示し、Φは単位
速度での無負荷誘起電圧を示し、Ld、Lqはd軸、q
軸の相インダクタンスを示し、Idはd軸電流を、Iq
はq軸電流を示している。
【0086】図16は、d−q回転座標軸を示すベクト
ル図である。PMブラシレスモータ5の回転速度ωを上
昇させると、誘起電圧が大きくなる。図16(a)に示
すように、誘起電圧ωφ、Riq、およびωLqqをベ
クトル加算した電圧値Vが電圧制限円に達すると、PM
ブラシレスモータ5は電圧値Vが電圧制限円に達した時
の回転速度ω以上に回転速度を上げることができなくな
る。
【0087】しかし、電動式パワーステアリング制御装
置においては、PMブラシレスモータ5の回転速度ωは
ステアリング操舵速度に追従しており、ステアリング高
速操舵時にはPMブラシレスモータ5は自らの回転速度
性能以上に高回転で回されることとなる。
【0088】このとき、図16(b)に示すように、電
圧値Vの制約上、誘起電圧ωφの増加によりRiqが低
下する。その結果、PMブラシレスモータ5の出力トル
クが低下し、操舵アシストトルク低下により操舵トルク
が増加することとなる。ここで、界磁を弱めるd軸電流
を流すと、図16(c)に示すように、Rid、および
ωLddにより電圧余裕が発生する。
【0089】この結果、図16(d)に示すように、図
16(b)と同じ回転速度で、図16(a)と同じq軸
電流を流すことが可能となる。以上説明した通り、弱め
界磁制御を行うと、高回転時のモータ出力トルク低下を
軽減でき、高速操舵時の操舵トルクの増加を軽減でき
る。
【0090】図17は、d軸目標電流補正部100bで
行われる処理を説明するためのフローチャートである。
ステップS60において、車速が所定値以上か否か判定
し、所定値未満である場合にはステップS66でd軸目
標電流(Id*)を補正後d軸目標電流(Id**)と
して採用し、所定値以上である場合には、ステップ61
のIda演算処理に進む。ステップS61のIda演算
処理は、検出したモータ回転速度ωと、電圧制限値(V
_lim)と、q軸電流指令値と、予め与えた固定子巻
線抵抗と、予め与えた固定子リアクタンスと、予め与え
たモータ逆起電圧定数とに基づいて、電圧制限上に動作
点を設定するd軸電流指令値(Ida)を所定の演算式
に基づき演算する。ステップS62では、予め定めた最
大電流ベクトル値(Ia)からq軸検出電流値(Iq)
をベクトル減算することにより、最大目標d軸電流(I
d_max)を求める。
【0091】ステップS63ではステップS61で算出
した電圧制限上に動作点を設定するd軸電流指令値(I
da)が最大目標d軸電流(Id_max)より大きい
か否か判断し、大きい場合にはステップS64で最大目
標d軸電流(Id_max)を補正後d軸目標電流値
(Id**)として採用し、小さい場合にはd軸電流指
令値(Ida)を補正後d軸目標電流値(Id**)と
して採用する。以上のステップにより求めた補正後d軸
目標電流(Id**)を電流制御部100eに供給す
る。
【0092】実施の形態8 本実施の形態は、電機子電流の偏差(ΔIa)の関数と
して界磁巻線電流指令値を補正することにより、電圧飽
和により電機子電流の偏差が増大する高速操舵時に界磁
を弱め、高速操舵時の操舵トルクの増加を軽減するもの
である。
【0093】図18は、この発明の実施の形態8に係る
電動式パワーステアリング制御装置の操舵アシストモー
タとして界磁巻線式モータを用いた例を機能的に示して
いる。。なお、図18において、図2および図13と対
応する部分には同一符号を付し、その詳細説明を省略す
る。
【0094】図18において、界磁目標電流演算部10
0tは、トルクセンサ3と車速センサ6の検出信号と電
機子電流偏差(ΔIa)が所定値以上のとき、電機子電
流の偏差(ΔIa)をパラメータとして予め作成したテ
ーブルを参照することにより得られた電流値で界磁を弱
めるよう界磁電流指令(If*)を補正し、補正後の界
磁電流指令値(If**)を電流制御部100eに供給
する。
【0095】図19は、この発明の実施の形態8に係る
電動式パワーステアリング制御装置の目標界磁巻線電流
補正部100hで行われる処理を説明するためのフロー
チャートである。ステップS60において、車速センサ
6で検出した車速が所定値より大きいか否か判定し、所
定値より小さい場合にはステップS65で界磁電流指令
値(If*)を補正後界磁電流指令値(If**)とし
て採用し、所定値より大きい場合には、ステップ61の
処理に進む。次に、ステップS61において、トルクセ
ンサ3で検出した操舵トルクが所定値より大きいか否か
判定し、所定値より小さい場合にはステップS65で界
磁電流指令値(If*)を補正後界磁電流指令値(If
**)として採用し、所定値より大きい場合には、ステ
ップ62の処理に進む。
【0096】ステップS62では、電機子電流の偏差
(ΔIa)が所定値より大きいか否か判定し、所定値よ
り小さい場合にはステップS65で界磁電流指令値(I
f*)を補正後界磁電流指令値(If**)として採用
し、所定値より大きい場合には、ステップ63の処理に
進む。ステップ63において、電機子電流の偏差(ΔI
a)をパラメータとして予め作成したテーブルを参照し
て補正電流値(Ida)を決定する。ステップS64に
おいて、界磁電流指令値(If*)から補正電流値(I
da)を減算することにより、界磁電流指令値を補正
し、補正後の界磁電流指令値(If**)を電流制御部
100eに供給する。
【0097】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、モータの出力トルクが低下する高速操舵時に界磁を
弱めるように電流が制御されるため、モータ出力トルク
の低下を軽減できる。また、電動式パワーステアリング
制御装置の場合には、例えば図20に示すように高速操
舵時の操舵トルクの増加を軽減できる。また、ステアバ
イワイヤの場合には、高速操舵時の操舵角に対する実舵
角の追従性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1を示す構成図であ
る。
【図2】 この発明の実施の形態1を示すブロック図で
ある。
【図3】 この発明の実施の形態1におけるd軸目標電
流補正処理のフローチャートである。
【図4】 この発明の実施の形態1における変調前後の
波形例を示す図である。
【図5】 この発明の実施の形態2を示すブロック図で
ある。
【図6】 この発明の実施の形態2におけるd軸目標電
流補正処理のフローチャートである。
【図7】 この発明の実施の形態3を示すブロック図で
ある。
【図8】 この発明の実施の形態3におけるd軸目標電
流補正処理のフローチャートである。
【図9】 この発明の実施の形態4を示すブロック図で
ある。
【図10】 この発明の実施の形態4におけるd軸目標
電流補正処理のフローチャートである。
【図11】 この発明の実施の形態5を示すブロック図
である。
【図12】 この発明の実施の形態5におけるd軸目標
電流補正処理のフローチャートである。
【図13】 この発明の実施の形態6を示すブロック図
である。
【図14】 この発明の実施の形態6におけるd軸目標
電流補正処理のフローチャートである。
【図15】 この発明の実施の形態7を示すブロック図
である。
【図16】 この発明の実施の形態7における弱め磁束
制御を説明するためのdq軸ベクトル図である。
【図17】 この発明の実施の形態7におけるd軸目標
電流補正処理のフローチャートである。
【図18】 この発明の実施の形態8を示すブロック図
である。
【図19】 この発明の実施の形態8における界磁電流
指令値補正処理のフローチャートである。
【図20】 この発明の効果を示す操舵速度ー操舵トル
ク特性図である。
【符号の説明】 3 トルクセンサ、5 PMブラシレスモータ、5a
誘導電動機、5b 界磁巻線式モータ、6 車速セン
サ、9 操舵角センサ、10 電源電圧センサ、100
コントローラ、100a q軸目標電流演算部、10
0b d軸目標電流補正部、100c 位置演算部、1
00d dq変換部、100e 電流制御部、100f
dq逆変換部、100h 目標界磁巻線電流補正部、
100iモータ角速度演算部、100j 操舵角速度演
算部、100k 電圧制限値生成部、100l すべり
角周波数演算部、100o 電圧利用効率改善部、10
0p デッドバンド補正部、100q 角速度演算部、
100r 非干渉制御部、100s 電流検出オフセッ
ト補正部、100t 目標電流演算部、1002a、1
002b 電流センサ、103 位置センサ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 木全 政弘 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 3D032 CC08 CC48 DA15 DA23 DB12 DC02 DC03 DC33 DD01 DD05 DD17 DE02 EB11 EC23 FF10 GG01 3D033 CA13 CA16 CA20 CA21

Claims (37)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータと、該モータに対する電流指令値
    を生成するモータ電流指令値生成手段と、上記モータに
    流れる電流を検出するモータ電流検出手段とを備え、少
    なくとも上記モータを流れる電流と上記電流指令値とに
    基づいて上記モータを駆動するステアリング制御装置で
    あって、 上記モータ電流指令値生成手段は、上記モータの界磁を
    制御する電流指令値を補正する補正手段を有し、操舵速
    度が速い時に上記モータの界磁を制御するための電流指
    令値を補正することを特徴とするステアリング制御装
    置。
  2. 【請求項2】 界磁電流の方向をd軸方向に、このd軸
    と直交する方向をq軸方向に持つ二相回転磁束座標系で
    記述され得るベクトル制御によりトルク指令に応じて上
    記モータのトルク制御を行うモータ制御手段を備え、上
    記補正手段は、q軸電流指令値とq軸電流検出値との偏
    差が所定値以上となった場合にd軸電流が上記モータの
    界磁を弱めるような所定値となるようにd軸電流指令値
    を補正することを特徴とする請求項1記載のステアリン
    グ制御装置。
  3. 【請求項3】 上記補正手段は、少なくともq軸電流の
    偏差の関数として上記d軸電流指令値を補正することを
    特徴とする請求項2記載のステアリング制御装置。
  4. 【請求項4】 上記補正手段は、少なくとも上記q軸電
    流の偏差をパラメータとして予め作成したテーブルを参
    照することにより上記d軸電流指令値を補正することを
    特徴とする請求項2記載のステアリング制御装置。
  5. 【請求項5】 上記補正手段は、上記q軸電流の偏差が
    第1の所定値以上の場合には上記モータの界磁を弱める
    負のd軸電流指令値を増加させ、第2の所定値以下の場
    合には上記モータの界磁を弱める負のd軸電流指令値を
    減少させることを特徴とする請求項2記載のステアリン
    グ制御装置。
  6. 【請求項6】 上記d軸電流指令値を予め設定した最小
    値に制限することを特徴とする請求項5記載のステアリ
    ング制御装置。
  7. 【請求項7】 上記d軸電流指令値を予め設定した最大
    値に制限することを特徴とする請求項5記載のステアリ
    ング制御装置。
  8. 【請求項8】 上記d軸電流指令値を予め設定された最
    大電流ベクトル値からq軸電流値をベクトル減算した値
    に制限することを特徴とする請求項2〜7のいずれかに
    記載のステアリング制御装置。
  9. 【請求項9】 上記q軸電流の偏差に代わり該q軸電流
    の偏差を積分した値を用いることを特徴とする請求項2
    〜8のいずれかに記載のステアリング制御装置。
  10. 【請求項10】 q軸電流指令値から固定子の各相電流
    指令値を生成する固定子相電流指令値生成手段を備え、
    上記q軸電流の偏差に代わり、上記少なくとも1つの固
    定子相電流指令値と実際の固定子相電流値との偏差に基
    づいて上記界磁を制御するための電流指令値を補正する
    ことを特徴とする請求項2〜9のいずれかに記載のステ
    アリング制御装置。
  11. 【請求項11】 上記モータの界磁を弱めるか否か判定
    するための基準操舵トルクを生成する基準操舵トルク生
    成手段をさらに備え、上記補正手段は、操舵トルクが上
    記基準操舵トルク以上となった場合に上記電流指令値を
    上記モータの界磁を弱めるような所定の値となるように
    補正することを特徴とする請求項1記載のステアリング
    制御装置。
  12. 【請求項12】 上記補正手段は、少なくとも操舵トル
    クと上記基準操舵トルクとの差の関数として上記電流指
    令値を補正することを特徴とする請求項11記載のステ
    アリング制御装置。
  13. 【請求項13】 上記補正手段は、少なくとも操舵トル
    クと上記基準操舵トルクとの差をパラメータとして予め
    作成したテーブルを参照することにより上記電流指令値
    を補正することを特徴とする請求項11記載のステアリ
    ング制御装置。
  14. 【請求項14】 上記基準操舵トルク生成手段は、上記
    基準操舵トルクを予め定めた一定の値として生成するこ
    とを特徴とする請求項11〜13のいずれかに記載のス
    テアリング制御装置。
  15. 【請求項15】 上記基準操舵トルク生成手段は、少な
    くとも車速の関数として上記基準操舵トルクを生成する
    ことを特徴とする請求項11〜13のいずれかに記載の
    ステアリング制御装置。
  16. 【請求項16】 上記基準操舵トルク生成手段は、少な
    くとも車速をパラメータとして予め作成したテーブルを
    参照することにより上記基準操舵トルクを生成すること
    を特徴とする請求項11〜13のいずれかに記載のステ
    アリング制御装置。
  17. 【請求項17】 上記モータの回転速度を検出する速度
    検出手段をさらに備え、上記補正手段は、上記モータの
    回転速度が所定値以上となった場合に上記電流指令値を
    モータの界磁を弱めるような所定の値となるように補正
    することを特徴とする請求項11〜16のいずれかに記
    載のステアリング制御装置。
  18. 【請求項18】 ステアリング操舵速度を検出する操舵
    速度検出手段をさらに備え、上記界磁を制御する電流指
    令値の補正は、ステアリング操舵速度が所定値以上とな
    った場合に上記電流指令値をモータの界磁を弱めるよう
    な所定の値となるように補正することを特徴とする請求
    項11〜16記載のステアリング制御装置。
  19. 【請求項19】 上記モータの回転速度を検出する速度
    検出手段をさらに備え、上記補正手段は、上記モータの
    回転速度が所定値以上となった場合に該モータの界磁を
    弱めるような所定の値となるように上記電流指令値を補
    正することを特徴とする請求項1記載のステアリング制
    御装置。
  20. 【請求項20】 上記補正手段は、少なくとも上記モー
    タの回転速度の関数として上記電流指令値を補正するこ
    とを特徴とする請求項19記載のステアリング制御装
    置。
  21. 【請求項21】 上記補正手段は、少なくとも上記モー
    タの回転速度をパラメータとして予め作成したテーブル
    を参照することにより上記電流指令値を補正することを
    特徴とする請求項19記載のステアリング制御装置。
  22. 【請求項22】 上記モータの回転速度に代わりに、ス
    テアリング操舵速度を用いることを特徴とする請求項1
    9〜21のいずれかに記載のステアリング制御装置。
  23. 【請求項23】 界磁電流の方向をd軸方向に、このd
    軸と直交する方向をq軸方向に持つ二相回転磁束座標系
    で記述され得るベクトル制御により、トルク指令に応じ
    て上記モータのトルク制御を行うモータ制御手段と、上
    記モータの回転速度を検出する速度検出手段と、上記モ
    ータの印加電圧に対する電圧制限値を生成する電圧制限
    値生成手段とを備え、上記補正手段は、少なくとも上記
    モータの回転速度とq軸電流指令値と固定子巻線抵抗と
    固定子巻線リアクタンスとモータ逆起電圧定数とに基づ
    いて、電圧制限円上に動作点を設定するd軸電流値を演
    算により求め、該演算により求めたd軸電流値がd軸電
    流指令値よりも界磁を弱める電流値である場合には、上
    記演算により求めたd軸電流値が上記d軸電流指令値と
    なるよう補正することを特徴とする請求項1記載のステ
    アリング制御装置。
  24. 【請求項24】 電源電圧を検出する電源電圧検出手段
    をさらに備え、上記電圧制限値生成手段は、電源電圧に
    所定の係数を掛けた値を電圧制限値として生成すること
    を特徴とする請求項23記載のステアリング制御装置。
  25. 【請求項25】 上記補正したd軸電流指令値を予め設
    定された最大電流ベクトル値からq軸電流値をベクトル
    減算した値に制限することを特徴とする請求項23また
    は24記載のステアリング制御装置。
  26. 【請求項26】 上記モータとして、永久磁石同期電動
    機を用いることを特徴とする請求項1〜25のいずれか
    に記載のステアリング制御装置。
  27. 【請求項27】 上記モータとして、誘導電動機を用い
    ることを特徴とする請求項1〜25のいずれかに記載の
    ステアリング制御装置。
  28. 【請求項28】 上記モータとして、界磁巻線式モータ
    を用いることを特徴とする請求項1、11〜22のいず
    れかに記載のステアリング制御装置。
  29. 【請求項29】 上記モータとして界磁巻線式モータを
    用い、トルク指令に応じてモータのトルク制御を行うモ
    ータ制御手段を備え、電機子電流指令値と電機子電流検
    出値との偏差が所定値以上となった場合に界磁巻線電流
    指令値を補正することを特徴とする請求項1記載のステ
    アリング制御装置。
  30. 【請求項30】 少なくとも上記電機子電流の偏差の関
    数として上記界磁巻線電流指令値を補正することを特徴
    とする請求項29記載のステアリング制御装置。
  31. 【請求項31】 少なくとも上記電機子電流の偏差をパ
    ラメータとして予め作成したテーブルを参照することに
    より上記界磁巻線電流指令値を補正することを特徴とす
    る請求項29記載のステアリング制御装置。
  32. 【請求項32】 上記電機子電流の偏差が第1の所定値
    以上の場合には上記界磁巻線電流指令値を減少させ、第
    2の所定値以下の場合には上記界磁巻線電流指令値を増
    加させるように補正することを特徴とする請求項29記
    載のステアリング制御装置。
  33. 【請求項33】 上記界磁巻線電流指令値を予め設定し
    た最小値に制限することを特徴とした請求項32記載の
    ステアリング制御装置。
  34. 【請求項34】 上記補正後の界磁巻線電流指令値の最
    大値を補正前の界磁巻線電流指令値に制限することを特
    徴とした請求項32記載のステアリング制御装置。
  35. 【請求項35】 上記電機子電流の偏差に代わりに該電
    機子電流の偏差を積分した値を用いることを特徴とする
    請求項29〜34のいずれかに記載のステアリング制御
    装置。
  36. 【請求項36】 上記補正手段は、車速が所定値以上の
    場合のみ上記界磁を制御するための電流指令値を補正す
    ることを特徴とする請求項1〜35のいずれかに記載の
    ステアリング制御装置。
  37. 【請求項37】 上記補正手段は、操舵トルクが所定値
    以上の場合のみ上記界磁を制御するための電流指令値を
    補正することを特徴とする請求項1〜35のいずれかに
    記載のステアリング制御装置。
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