JP2002543937A - 共通遠位ルーメンを具備する単独術者交換式胆道カテーテル - Google Patents
共通遠位ルーメンを具備する単独術者交換式胆道カテーテルInfo
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Abstract
Description
g Device and Method」の名称で1998年5月18日に出
願された米国特許出願第09/080520号の一部継続出願であり、前記特許
出願は「Single Operator Exchange Biliary
Catheter」の名称で1997年9月9日に出願された米国特許出願第
08/926200号の一部継続出願であって、「Single Operat
or Exchange Biliary Catheter」の名称で199
6年9月13日に出願された米国仮出願第60/025235号の優先権を主張
するものであり、上記関連出願の全開示を参照によりここに援用する。本出願は
、「Guidewire Insertion and Re−inserti
on Tools and Methods of Use」の名称で1999
年5月14日に共存出願された米国特許出願第09/312438号に関連し、
この全開示を参照によりここに援用する。
ワイヤ及び内視鏡と共に使用するカテーテルに関する。 (発明の背景) 消化管系及び胆道系(胆管、肝管及び膵管を含む)内の異常
病巣部を処置する内視鏡法は、その数を増してきている。内視鏡は、映像を直に
見ながら所望の体内管がある大まかな領域に到達することを可能にするものであ
る。しかしながら、管自体には、蛍光透視法とガイドワイヤとを併用するカテー
テルを使用して到達しなければならない。
。胆道系へ到達する胆道カテーテルを使用してカテーテル法を実施するための公
知方法及び装置は、Weaverらによる米国特許第5397302号及びKa
rpielによる米国特許第5320602号に開示されており、これら全開示
を参照によりここに援用する。一般に、患者の胆道系内の異常病巣部を処置する
ためには、まず内視鏡を患者の口に挿入する。該内視鏡は近位端と遠位端とを含
んでなり、該近位端と遠位端との間で長手方向に延びるルーメンを有してなる。
該内視鏡は、その遠位端の開口部が被処置領域に近接するまで患者の消化管内を
誘導される。この時点において、内視鏡を使用してカテーテル等の他の要素を目
的領域に到達させることが可能である。
通じるファーター乳頭に近接して配置される。カテーテルは、その遠位先端が内
視鏡遠位端の開口部から突出するまで内視鏡のルーメン内を誘導される。
端は、総胆管及び膵管に通じるファーター乳頭(オッディ括約筋の間に位置する
)に至るまでオリフィス内を誘導される。胆道系内の所望位置への到達を容易に
するためにカテーテルと共にガイドワイヤを使用することができる。ガイドワイ
ヤはカテーテルの近位端にある開口部から挿入されて、カテーテルの遠位端から
突出するまでカテーテル内で誘導される。
テーテルは、既に記載したようにその遠位端が総胆管内の所望位置に到達するま
でガイドワイヤを伝って前進させる。ここでカテーテルは、総胆管内の解剖学的
詳細を蛍光透視法的に視覚化するための造影剤を送達するように配置される。ガ
イドワイヤを目的領域に対して適位に配置した後、カテーテル交換手技を含むそ
の後のカテーテル法の間、前記ガイドワイヤ位置を維持することが非常に好まし
い。
胆道膵管造影、内視鏡的逆行性括約筋切開、再生バルーンを具備するバルーンカ
テーテルの使用、並びに他の治療及び診断法を含んでなる。既に概説したように
、これら現行の胆道内視鏡法は、ガイドワイヤ法を利用して実施される。上記方
法において使用される現行装置は、通常は少なくとも長さ150cmの内視鏡内
を通過するので、少なくとも180cmの長さがある。従ってカテーテルの全長
にわたって延びるガイドワイヤルーメンを具備する標準的なカテーテルを使用す
る場合、当該術中に使用されるガイドワイヤの長さは、胆道系内の位置を確保し
たまま別装置への交換を実施するためには、少なくとも400cmの長さが必要
である。400cmを超える装置の交換は、所要時間が長い上に煩雑である。
に少なくとも二人の助手を必要する。一般的に、一人の助手は患者と装置関連の
事項を担当し、もう一方の助手はガイドワイヤを担当する。ガイドワイヤが長い
ために助手が必要となる結果、相対的に所要時間が長く、コスト高な処置となる
。
有し、目標とする解剖学的領域、例えば胆道系等に届くように消化管内で好適に
使用しうる交換式カテーテルがあることが望ましい。短いガイドワイヤと共に使
用することができ、胆道法の実施に多くの人間を必要としない胆道交換式カテー
テルがあることが望ましい。カテーテルが伝い進まなけれなならないガイドワイ
ヤ量の少ない胆道交換式カテーテルがあることが望ましい。
道交換式カテーテルがあることも望ましい。ガイドワイヤから容易に取り外し可
能で、消化管内で使用される大抵のカテーテル装置と併用可能な胆道交換式カテ
ーテルがあることが望ましい。また、多様な解剖学的形状に適合し、他の形状や
寸法では到達が難しい要治療部位への到達を可能にする多様な形状や寸法での実
現が可能な小輪郭の遠位部分を有する胆道交換式カテーテルがあれば好ましい。
を縮小してなる単独術者交換式胆道カテーテルを提供するものである。一態様例
において、本発明は、補助ルーメンを画定してなる近位部分と、ガイドワイヤル
ーメンと補助ルーメンとの共通ルーメンを確定する遠位部分とを有してなる細長
いシャフトを含んでなる胆道カテーテルを提供するものである。前記細長いシャ
フトは、単独術者による使用を容易にするために、該シャフトの近位端と遠位ガ
イドワイヤポートとの間に位置してなる近位ガイドワイヤポートを含んでなる。
。好ましくは該シールは流体シールであり、その中にガイドワイヤを配置してい
てもいなくてもよい。該シールは広範な種類のものを採用することができ、例え
ば一方向弁型シールを挙げることができるが、これに限定されない。
i−lumen)近位部分とを含んでなる。該シャフトの前記シングルルーメン
遠位部分は、先細又は球状に成形された遠位先端を含んでいてもよい。前記バイ
ルーメン近位部分は、近位ガイドワイヤルーメンへの出入口となる長手方向のチ
ャネルを含んでいてもよい。
ルルーメン部分との間にフードを設けてもよい。また近位ガイドワイヤポートへ
のガイドワイヤ挿入を容易にするために、該近位ガイドワイヤポートに隣接して
拘束管を配置してもよい。
なる図面においても同様の要素は同一番号を付してある。図面は必ずしも縮尺図
面ではなく、選択された好適な態様を描いたものであり、発明の範囲又は精神を
限定するためのものではない。
アセンブリ30は、消化管を通して目的とする解剖学的領域に到達させるカテー
テル法に使用される。本発明は、単独術者によるカテーテルの迅速な交換を可能
にする特徴を有してなる。本発明のカテーテルにより、従来よりも短いガイドワ
イヤの使用が可能になり、そのことにより必要とされる医療スタッフの数が減少
し、所要時間及びコストの削減が実現する。加えて本発明は、消化管内でのカテ
ーテル法に使用される大抵のカテーテル装置に適合可能である。
4とを含んでなり、該カテーテルの一部にはガイドワイヤ36が貫通している。
カテーテル34はシャフト38を含んでなり、該シャフトは概説すれば近位端4
0、U字状チャネル42、遠位先端領域44、遠位端46及び以下詳細に説明す
る各種ルーメンを有している。カテーテルハブアセンブリ32は、シャフト38
の近位端40に操作可能に接続されている。カテーテルハブアセンブリ32は、
シャフト38内のルーメンへの出入を可能にする補助装置と結合するような形状
であることが好ましい。
を有している。シャフト38は、内視鏡(非図示)のルーメン内を摺動するよう
な寸法に構成することができる。シャフト38は、押出成形法により製造される
ことが好ましい。シャフト38は、押出成形されたポリマー材料で構成すること
ができる。一態様において、好適なポリマー材料はポリテトラフルオロエチレン
、ポリエーテルブロックアミド、ナイロン、又は前記化合物の組み合わせ若しく
は混合物である。想定されるカテーテルは、カニューレ、括約切開刀、細胞診用
装置、並びに採石又はステント留置のための装置を含むが、これらに限定されな
い。
細となる遠位テーパー48を含んでなる。加えて、前記先端領域44は、高対比
色で識別された遠位マーカー50を含むものであってよい。最後に、カテーテル
法の間、遠位先端領域44を蛍光透視法により視覚化するために、遠位端46を
放射線不透性としてもよい。
ャネル遠位端54との間に延びている。U字状チャネル42は、チャネル近位端
52とチャネル遠位端54との間にガイドワイヤ36を収容するためのものであ
るが、必ずしも拘束機能を有する必要はない。「U字状チャネル」という用語は
、該チャネル42からガイドワイヤ36を半径方向に取り出すことを可能にする
チャネル形状を表したものであり、厳密にU字形状である必要はない。好適な態
様においてチャネル42は、該チャネル42からガイドワイヤ36を半径方向に
支障なく取出すに十分大きいものである。更に、チャネル壁及び放射状開口部は
、以下で詳細に記載するガイドワイヤルーメンの直径と実質等しいか、それより
若干大きい。チャネル近位端52をシャフト38近位端40より遠位方向の任意
位置に設けてもよいことは明白であるが、チャネル遠位端54はカテーテルシャ
フト38の遠位端46から10乃至40cmの範囲に設けることが好ましい。
8の断面図である図1Aに示されるように、シャフト38は補助ルーメン56、
補助ルーメン58及びガイドワイヤルーメン60を含んでなる。
端46との間を長手方向に延びている。補助ルーメン56及び補助ルーメン58
は、高対比媒体流動特性を備えることにより、気泡を排除した不透明化を可能に
し、所望の解剖学的領域の良質な画像をもたらすための注入ルーメンとすること
ができる。それに加えて、あるいは代替的に、補助ルーメン56及び/又は補助
ルーメン58は、カッティングワイヤルーメンや再生バルーンルーメンのような
他の補助装置用途に、あるいはそのような装置の一部として使用することができ
る。
0と遠位端46との間を長手方向に延びている。更に、ガイドワイヤルーメン6
0は、ガイドワイヤ36を収容しうる寸法に構成されている。ガイドワイヤルー
メン60は、カテーテルシャフト38と一体に押出成形された管状要素とするこ
とができ、あるいは代替的にガイドワイヤルーメン60はカテーテルシャフト3
8に結合される独立の管状要素とすることもできる。好適な一態様において、ガ
イドワイヤルーメン60はカテーテルシャフト38の遠位端46の近位に位置す
る管状要素であるが、ガイドワイヤルーメン60はシャフト38沿いの任意の位
置に形成可能であり、シャフト38の延長部分として遠位端46に結合されてい
てもよく、あるいはガイドワイヤルーメン60はシャフト38の全長にわたって
設けられていてもよいことは明らかである。
る。ガイドワイヤ38は、チャネル遠位端54の近位点においてガイドワイヤル
ーメン60に進入することができる。ガイドワイヤ36はチャネル遠位端54ま
でチャネル42内を延びており、続いてガイドワイヤルーメン60内を遠位先端
領域44まで延び、遠位端46の開口部から突出している。
示されている。図示の態様は、補助ルーメン56及び58も含んでいる。チャネ
ル近位端52より近位側とチャネル遠位端54より遠位側のシャフト38の断面
は、U字状チャネル42と連通するガイドワイヤルーメン60を含んでなる。一
態様において、U字状チャネル42は、ガイドワイヤルーメン60の形状と実質
同一の側面閉鎖型内部形状を有している。更に、ガイドワイヤ36がU字状チャ
ネルに対して自由に出入できるように、U字状チャネル42壁はガイドワイヤ3
6の直径よりも広い間隔を有している。
とは独立に画定されるように構成することができる。この方法によれば、ガイド
ワイヤルーメン60は二つの部分に分割され、第一部分はシャフト38の近位端
40とチャネル近位端52との間に延びて、第二部分はチャネル遠位端54とシ
ャフト38の遠位端の間に延びることになる。代替的に、シャフトは、シャフト
38の近位端40と遠位端46との間で長手方向に延びるガイドワイヤルーメン
60を画定するように構成できる。代替的な一態様において、チャネル近位端5
2とチャネル遠位端54との間で、ガイドワイヤルーメン60はU字状チャネル
42と一体化されてなる。換言すれば、U字状チャネル42の外壁間の間隔がガ
イドワイヤルーメン60の直径と等しくなるように、ガイドワイヤルーメン60
がU字状チャネル42の一部分を画定する。ガイドワイヤルーメン60及びU字
状チャネルがどのように画定されるかに関らず、U字状チャネル42はチャネル
遠位端54においてガイドワイヤルーメン60への進入口を具備してなる。この
点に関し、より簡単にガイドワイヤ36をガイドワイヤルーメン60内に挿入す
るように、チャネル遠位端54を拡大することも可能である。
替カテーテルが必要な場合に、カテーテルアセンブリ30の迅速な交換を可能に
するものである。ガイドワイヤ36はシャフト近位端40及びハブアセンブリ3
2を通らずに、近位端40より相当遠位に位置するU字状チャネル42において
カテーテルシャフト38を出るので、より短いガイドワイヤを使用することがで
きる。本発明による独創的なカテーテル構造によれば、一人の術者がカテーテル
装置交換を比較的容易且つ迅速に実施しうるので、カテーテルを使用する治療及
び診断法に要する時間を削減しうるものである。従来のガイドワイヤ(約400
cm)において目的とする解剖学的領域内の位置を確保するために必要とされた
助手と時間とが不要となり、この術法における総体的なコストを削減することが
できる。
断片の断面図である。詳述すれば、図1Dはまさに図1Cに図示されたシャフト
38断片の断面図であり、図1Eは図1Cに図示されたシャフト38断片の代替
態様の断面図である。図1Dを参照すると、前述のように、カテーテルシャフト
38は、U字状チャネル42、第一補助ルーメン56及び第二補助ルーメン58
を含んでいる。この態様において、U字状チャネル42は集合的に、ガイドワイ
ヤルーメンと、該ガイドワイヤルーメンへの入口となる開口部とを画定してなる
。同様に、図1Eに図示の態様において、C字状チャネル43は集合的に、ガイ
ドワイヤルーメンと、該ガイドワイヤルーメンへの出入を可能にする狭い開口部
とを画定してなる。C字状チャネル43の狭い開口部は、その寸法が約0.01
8×0.002インチであり、その内部にガイドワイヤを好適に収容するように
設計されてなる。C字状チャネル43は、より大径のルーメンを具備する内視鏡
を使用する際に、独立した交換式シースを不要にするものである。
76の断面図が示されている。図2A乃至2Dに図示の例において、作業チャネ
ル内径70、72、74及び76は、それぞれ2.8mm、3.2mm、3.8
mm及び4.2mmである。図2Aは、補助ルーメン54及び56並びにU字状
チャネル42を具備し、該U字状チャネル42内にガイドワイヤ36を具備して
なるカテーテルシャフト38を図示している。更に、シャフト38は、第一寸法
内視鏡作業チャネル70内に図示されている。図2Aにおいて、ガイドワイヤ3
6は、U字状チャネルを密接に取り巻く小径の作業チャネル70により効果的に
半径方向の拘束力を受けている。
2内に収容されたカテーテルを図示している。図2Bにおいて、ガイドワイヤ3
6は、U字状チャネル42から、破線で示される位置80まで移動可能である。
図2Cは、更に大きな第三寸法の作業チャネル74内に収容されたシャフト38
を示している。ガイドワイヤ36は、U字状チャネル42から、破線で示される
位置82まで完全に逸脱可能である。最後に、図2Dは、第四寸法作業チャネル
76内のカテーテルシャフト38を示している。この相当に大きな寸法の作業チ
ャネル内において、ガイドワイヤ36は、相当に大きな断面積内に位置しており
、図2Dにおいて破線84で示される位置まで移動することが可能である。
ドワイヤ36がU字状チャネル42から滑り出す可能性は、ガイドワイヤ36が
挟み込まれる可能性を増加させ、ガイドワイヤ36及びカテーテルシャフト38
双方に所望される動きを制限することになる。この理由にから、より大径の内視
鏡作業チャネルを使用する場合には、好適な態様において、ガイドワイヤの動き
をカテーテルのU字状チャネル42内に制限するに十分小さい径を持つ交換シー
スを使用する。一般に、好適な一態様における内視鏡交換シースは、内視鏡に円
形断面を与えて、カテーテルと内視鏡作業チャネルとの間にガイドワイヤが挟ま
れる問題を解消する一方で、カテーテルの長手方向沿いに延びるガイドワイヤを
半径方向に出入可能にするものである。
換シースアセンブリ100が示されている。前記シース104は、ルーメン10
6と遠位端108とを含んでなる。図3Aは、カテーテルを収容するルーメン1
06を具備するシースの一部104を示している。基本的に、図1においてカテ
ーテル34は、シース104がU字状チャネル42内のガイドワイヤ36を包み
込むように、シース104のルーメン106に挿入される。シース104は、内
視鏡作業チャネル内に配置されるように構成されており、従ってガイドワイヤ3
4(図1)をU字状チャネル50(図1)に押さえ付ける周囲の内視鏡作業チャ
ネルの径よりも小径のチャネルを設けてなり、図2C及び2Dで示される潜在的
問題を軽減するものである。
ースアセンブリ110は、ツーピース型ハブアセンブリ112とシース114と
を含んでなり、該シースはルーメン116を画定し、また、その全長にわたって
長手方向に延びて遠位端120で終結するスリット118を有してなる。シース
114のスリット118は、図4Bにおいて詳細に示されている。
122と遠位ハブ部分124とを有してなり、各部分はそれぞれ近位スリット1
26、遠位スリット128を有している。シーススリット118は、ハブスリッ
ト126及び128と連通しており、シースアセンブリ110に対するガイドワ
イヤ(非図示)の半径方向の出入を可能にするものである。近位部分122は図
4においてロックされていない状態(状態A)で示されており、ハブ近位スリッ
ト126がハブ遠位スリット128及びシーススリット118と揃っており、シ
ースアセンブリ110に対するガイドワイヤの半径方向の出入を可能にする連続
スリットを形成してなる。近位ハブ部分122は図4Aにおいてロックされた状
態(状態B)で示されており、従って、近位ハブスリット126は遠位ハブスリ
ット128に対して回転し、ハブアセンブリ112内のガイドワイヤ(非図示)
が該ハブアセンブリ112から半径方向に逸脱することを防いでなる。ガイドワ
イヤの半径方向の動きが望まれない場合、近位ハブ部分122は状態B(図4A
)にされている。
36を有する代替態様シース130の一部分を示している。ガイドワイヤ(非図
示)は、シース壁開口部134内に挿入し、重なり部分136を通過させてシー
ス130のルーメン132から滑出させることができる。
鏡交換シースアセンブリ110内に挿入された状態で示されている。より具体的
には、カテーテル34が、スリット付きシースアセンブリ110内に挿入され、
シース遠位端120から、より遠位方向に突出している。ガイドワイヤ36(図
5においてその一部が示されている)はガイドワイヤルーメン60(図1B)に
沿ってカテーテル34のU字状チャネル42内に位置しており、シャフト遠位端
46から突出している。更に、ガイドワイヤ36はハブアセンブリ112と係合
してなる。より具体的には、ガイドワイヤ36はハブアセンブリ112の近位ス
リット126及び遠位スリット128と係合し、それらの内部を通過している。
近位スリット122を具備するシース近位ハブ部分122は、遠位スリット12
8を持つシース遠位ハブ部分124に対してロックされた状態で示されている。
このようにロックされた状態において、シースアセンブリ110のハブアセンブ
リ112は、カテーテル34のU字状チャネル42に挿入されてなるガイドワイ
ヤ36がチャネル近位端52の遠位から半径方向に引き抜かれることを防止する
ものである。
テルシャフト34を含んでなり、更に該カテーテルシャフトはガイドワイヤ36
をU字状チャネル42内に維持してなる。図示のように、シース114は、シー
ス114が例えば図2C及び2Dで示されるような大径の内視鏡作業チャネル内
にある場合に、U字状チャネル42からのガイドワイヤ36の逸脱を防止しうる
ものである。重要な点は、図6に示されるシース114態様は、カテーテルシャ
フト38及び内視鏡シース114からのガイドワイヤ36の抜出を可能にする長
手方向のスリット118を含んでいる点である。換言すれば、前述の通り、ガイ
ドワイヤ36をU字状チャネル42から半径方向に取り外すことができるように
、U字状チャネル42はガイドワイヤ36よりも大きな寸法に構成されている。
シース114は、通常の操作状況下においてガイドワイヤ36がU字状チャネル
から不用意に外れることを防止するものである。しかしながら、術者により十分
な半径方向の力がガイドワイヤ36に加えられると、ガイドワイヤ36はスリッ
ト118沿いにシース114から分離し、シース114及びU字状チャネル42
からガイドワイヤ36が取り出される。
された状態で示されており、該カテーテルアセンブリは図4に係る内視鏡シース
アセンブリ110内に挿入されており、該内視鏡シースアセンブリは内視鏡15
0内に挿入されている。シースアセンブリ110は、スリット118を有するシ
ース114と、ロック状態B(図4Aも参照のこと)で示されるツーピース型ハ
ブアセンブリ112とを含んでなる。ハブアセンブリ112をロック状態にする
ことにより、ガイドワイヤ36がスリット118を介してシース114から半径
方向に外れることを防止するものである。ハブアセンブリ112に対してガイド
ワイヤ36を指圧することにより、ガイドワイヤ36の長手方向の動きを制限す
ることができる。
テル抜出後のカテーテルアセンブリ30未挿入状態で示されている。シースハブ
アセンブリ112は、ロックされていない状態A(図4も参照のこと)で示され
ている。ハブアセンブリをロックされていない状態にすることにより、スリット
118を介してシース114からガイドワイヤを半径方向に外すことができるが
、この動きを一本の指でシース114外側に対してガイドワイヤ36を押さえつ
けて制限することにより、カテーテル交換中のガイドワイヤ36制御を容易にす
ることができる。
の口内に挿入され、患者の消化管の中に進められる。具体的には、内視鏡150
は、食道まで押し進められ、胃を通り、胃の幽門括約筋を通過して十二指腸に入
る。内視鏡150は、その近位端と遠位端との間を長手方向に延びるルーメンを
有してなる。
目的領域に近接するまで消化管中を誘導される。内視鏡的胆道法において、内視
鏡150は、内視鏡150遠位端における開口部がファーター乳頭に近接するま
で十二指腸内を誘導される。ファーター乳頭はオッディ括約筋の間に位置してお
り、総胆管、肝管及び膵管に通じている。内視鏡150の近位端(図7及び7A
に図示)は、患者の口外に残されて延びている。
30が該内視鏡内に挿入されるよう準備される。まず、ガイドワイヤ36がシャ
フト38のガイドワイヤルーメン60(図1A乃至1C)に挿入される。より具
体的には、ガイドワイヤ36の遠位端がチャネル近位端52より遠位側でU字状
チャネル内に挿入される。続いてガイドワイヤ36がチャネル遠位端54(図1
)に続いてガイドワイヤルーメン60に送られる。最後に、ガイドワイヤ36は
シャフト38を介して遠位先端領域40(図1)へ送られる。一方法においては
、続いてカテーテル32が内視鏡150作業チャネル内に直接挿入される。この
方法は、図2Aの場合のようにシースがなくともガイドワイヤ36の動きを制限
しうる十分小さなチャネル内径を持つ内視鏡の場合に実施される。
6が通されたカテーテルアセンブリ30は、シースアセンブリ110に挿入され
て、ガイドワイヤ36がU字状チャネル42から半径方向に滑脱することが防止
される。より具体的には、カテーテル34は内視鏡150作業チャネルに挿入さ
れるが、チャネル近位端52はシースハブアセンブリ112の近位側に残ってお
り、チャネル近位端52から延びるガイドワイヤ36の一部も同様に残っている
。特に、シースハブアセンブリ112は、ガイドワイヤ36の一部を受け入れる
ハブスリット126及び128を含んでなる。このように好適な一態様において
、ハブアセンブリ112はロックされ、ガイドワイヤ36の望まれない半径方向
の動きを防止するものである。好適な一方法において、カテーテルシャフト38
へのガイドワイヤ38の装填及びシースアセンブリ110へのカテーテルシャフ
ト38の装填は、内視鏡150を患者(非図示)へ挿入する前に実施される。
業チャネル内に挿入される。内視鏡シース114は、U字状チャネル42のほぼ
全長にわたってガイドワイヤ36の半径方向の動きを制限するためのものである
。カテーテルシャフト38及びシース114は、共に内視鏡150の遠位端(非
図示)近傍に至るまで、内視鏡150に共に挿入される。カテーテルシャフト3
8及びシース114のどちらか一方又は両方は、内視鏡150の遠位端を出るま
で進められる。
又は膵管を含む)の目的領域内に配置されるまで進められる。例えば、ガイドワ
イヤ36の遠位先端は、胆道系に到達するようにファーター乳頭に続くオリフィ
ス内を誘導される。続いてカテーテル遠位先端領域40(図1)が内視鏡150
の遠位端を出て所望の管内に配置されるまで、カテーテルシャフト38がカテー
テルアセンブリ30に追従するガイドワイヤ36沿いに進められる。他の一方法
において、ガイドワイヤ36及びカテーテルアセンブリ30は、カテーテル遠位
端42(図1)が目的領域に配置されるまで共に進められる。またカテーテルを
まず目的領域近傍まで進めた後、更にカテーテルを先へ進める必要があればガイ
ドワイヤを挿入することも可能であることは明らかである。
対比媒体を補助ルーメン56又は58(図1A乃至1C)を介して総胆管へ注入
して管を視覚化することを含むカテーテル法を実施しうる。所望のカテーテル法
を完了した後、他のカテーテル法の為にガイドワイヤ36をその場に残したまま
、カテーテルアセンブリ30を交換し、内視鏡150から取り出すことができる
。またカテーテルアセンブリ30とシースアセンブリ110とを一緒に取り出す
こともできる。
示されるようなスリット型又は重なり型の内視鏡シース114、あるいは図3乃
至3Aに示されるようなスリットを持たないシース114のいずれかを使用する
ことができる。この方法を使用することにより、図7に最も解り易く示されるよ
うにカテーテル34が内視鏡シース114(又は104)内に引き戻される間、
ガイドワイヤ36は長手方向に移動しないように維持される。ガイドワイヤ36
を患者体内の定位置に残したままカテーテル34を引き戻すことは、ガイドワイ
ヤ36取出用の放射状開口部を設けてなるU字状チャネル42をカテーテルシャ
フト36に設けることにより可能となる。カテーテルを引き戻すことにより、チ
ャネル遠位端54(図1)をシースハブアセンブリ112の近位点まで移動させ
ると、チャネル遠位端54からカテーテルシャフト38の遠位端46(図1)に
かけてガイドワイヤ36の比較的短い部分のみがカテーテル34内に残る。一人
の術者は、まず(ガイドワイヤ36を定位置に維持したまま)カテーテルアセン
ブリ30をシースアセンブリ110(又は100)から僅かに引き戻して、ガイ
ドワイヤ36の一部をカテーテル遠位端46より遠位側で接触可能にすることに
より、ガイドワイヤ36の残りの部分をカテーテル34から取り外すことができ
る。換言すれば、ガイドワイヤ36の僅かな部分は、カテーテル34の遠位端4
6とシースアセンブリ110の遠位ハブ部分124との間で接触可能となる。次
いでカテーテル34の残りの部分をガイドワイヤ36沿いに完全に引き抜く間、
ガイドワイヤ36の接触可能部分が術者により押さえられる。一代替態様におい
て、内視鏡の遠位端は、カテーテルを抜出する間、ガイドワイヤの遠位端を定位
置に固定するために使用できる挺子を設けてなることも可能である。
ントがシース114で収容しうるよりも大きな外径を有してなる場合、内視鏡シ
ースアセンブリ110を交換することが好ましい。内視鏡シースアセンブリ11
0を交換する一方法は、シース114が図4Bのようにスリットを有してなる場
合又は図4Cのシース130のように重なり部分を持つ場合に採用できる。図7
Aを参照すると、ツーピース型ハブアセンブリ112がロックされていない状態
A(図4にも図示)になっている。ガイドワイヤ36はシースハブアセンブリ1
12からシース114のスリット118を介して半径方向に引き出される。次い
でガイドワイヤ36が好ましくは内視鏡150のある部分に対して固定されて、
患者体内の定位置からガイドワイヤ36が外れることが防止される。シース11
4は内視鏡150から引き出され、ガイドワイヤ36は、シース114から引き
剥がされる。シースの引き出しは、シース114が完全に内視鏡150から外れ
ガイドワイヤ36から離れるまで続けられる。この時点で、ガイドワイヤ36は
内視鏡150作業チャネル内にあり、ステント、カテーテル及び内視鏡シースは
、ガイドワイヤ36伝いに進むことができる。
他の一方法は、シース114が図4Bのようにスリットを有するものであるか、
図4Cのシース130のように重なり部分を有するものである場合に採用できる
。図7及び7Aを参照すると、ツーピース型ハブアセンブリ112はロックされ
ていない状態A(図7)になっている。ガイドワイヤ36はカテーテル34のU
字状チャネル42、ハブアセンブリ112、並びにシース114のスリット11
8から半径方向に引き出される。次いでガイドワイヤ36が好ましくは内視鏡1
50のある部分に対し固定されて、ガイドワイヤ36が患者体内の定位置から外
れることが防止される。シース114及びカテーテル34は内視鏡150から引
き出され、そのときガイドワイヤ36はシース114から引き剥がされる。シー
スアセンブリ110及びカテーテルアセンブリ30の引き出しは、シース114
及びカテーテル34が完全に内視鏡150から外れ、ガイドワイヤ36から離れ
るまで続けられる。この時点において、ガイドワイヤ36は内視鏡150及び患
者内の定位置に残っている。一人の術者は、カテーテルアセンブリ30をガイド
ワイヤ36から完全に取り外すまでの間、カテーテル34の遠位端46(図1)
の間でガイドワイヤ36の短い一部分に触れることによりガイドワイヤ36を定
位置に固定することができる。
112を含んでなるものとして説明されてきたが、他のアセンブリを使用するこ
ともできる。例えば、図8には代替的なシースアセンブリ160が示されている
。シースアセンブリ160は、導入器162、取着手段164及びシース166
を含んでなる。前述の態様と同様に、シース166はルーメン(非図示)を画定
してなり、その全長にわたって長手方向に延びて遠位端170で終結するスリッ
ト168を含んでなる。シース166は前述のシース104及び114と概ね同
一である。導入器162は、取着手段164によりシース166に取り付けられ
、そのことによりシース166のルーメン(非図示)が導入器162の内部と流
体連通状態となる。好適な一態様において、取着手段164はシース166を導
入器162に密着させる可撓性要素である。代替的に、導入器162とシース1
66との接着又は摩擦嵌めのような他の取着態様もまた有用である。
置であり、ホーン172とネック174とを含んでなる。好適な一態様において
、ホーン172及びネック174は単体として一体成形される。
は内部空間を画定し、ホーン172の近位端182近傍に設けられたガイドワイ
ヤ収容ノッチ180を含んでなる。ガイドワイヤ収容ノッチ180は好ましくは
J字形状であり、進入端184及び固定端186を含んでなる。図8Aに示され
るように、進入端184は、ホーン172の近位端182で開放してなる。これ
とは逆に固定端は閉鎖している。
8は、ホーン172の内部空間と流体連通状態となるように構成される。好適な
一態様において、ホーン172及びネック174はプラスチック材料で構成され
る。代替的に、他の半硬質又は硬質な外科用材料も使用できる。
はシースアセンブリ160に挿入される。より具体的には、ガイドワイヤ36(
図1)を含んでなるカテーテルシャフト38(図1)の遠位端46(図1)が、
導入器162のホーン172内に配置される。ホーン172の円錐形状は、ガイ
ドワイヤ36を含んでなるカテーテルシャフト38の遠位端46をネック174
の通路188内に誘導することを容易にするものである。カテーテルシャフト3
8の遠位端46がシース166の遠位端170から突出するまで、カテーテルシ
ャフト38はシース166のルーメン(非図示)内において前進を続ける。
の近位端はガイドワイヤ収容ノッチ180内に維持される。より具体的には、ガ
イドワイヤ36の一部は術者によりガイドワイヤ収容ノッチ180の進入端18
4に通され、同ノッチ180の固定端186内に収容される。この点に関し、固
定端186は好ましくはガイドワイヤ36よりも僅かに小さな径を有してなる。
従って固定端186はガイドワイヤ36を摩擦により固定するものである。一方
、ガイドワイヤ36を固定端186から滑らせて進入端184から外すことによ
り、ガイドワイヤ36をガイドワイヤ収容ノッチ180から容易に解放すること
ができる。このようにシースアセンブリ160は、前述のシースアセンブリ10
0及びシースアセンブリ110とある意味極めて類似して機能する。
192、ネック194及びバルブ196を含んでなる。前述の態様と同様に、ホ
ーン192及びネック194は好ましくは単体として一体成形される。ホーン1
92は、ガイドワイヤ収容ノッチ198とバルブ収容スロット200とを画定す
る外壁197を含んでなる。バルブ196は、ホーン192の外壁197と嵌合
する寸法に構成されたバルブ本体202を含んでなる。更にバルブ196は、バ
ルブ本体202から突出してなるリブ204を含んでなる。リブ204は好まし
くはホーン192のバルブ収容スロット200内に嵌合する寸法に構成される。
従ってバルブ196は、リブ204とバルブ収容スロット200との相互作用に
よりホーン192内に維持される。この点に関し、バルブ収容スロット200は
好ましくはネック194の近位でホーン192沿いに位置してなる。バルブ19
6は好ましくはゴム系材料で製造される。
めて類似して機能する。しかしながらそれに加えて、バルブ196はカテーテル
シャフト38(図1)周囲にシールを形成する。従って人体への挿入時、バルブ
196は胆汁等の体液がシースアセンブリを介して逆流することを防ぐものであ
る。加えて、必要があればバルブ196は吸引にも対応可能である。
入器190(図9A)と極めて類似している。この点に関し、導入器206はホ
ーン208、ネック210及びバルブ212を含んでなる。ホーン208は好ま
しくはネック210と一体に成形され、ガイドワイヤ収容ノッチ216とバルブ
収容スロット218とを画定する外壁214を含んでなる。バルブ196(図9
A)と同様に、バルブ212はバルブ本体220とリブ222とを含んでなる。
リブ222は、ホーン208のバルブ収容スロット218内に嵌合する寸法に構
成されてなる。この点に関し、バルブ収容スロット218は、ホーン208の近
位端224の近傍に位置してなる。バルブ212を含んでなる導入器206は、
前述の導入器190(図9A)とある意味極めて類似して機能する。
能であることは明らかである。例えば、図9Cには代替態様の導入器226が示
されている。導入器226はホーン228、ネック230及びOリング232を
含んでなる。ホーン228及びネック230は好ましくは一体に成形される。好
ましくはホーン228は、前述のものと同様のガイドワイヤ収容ノッチ(非図示
)と、内部スロット234とを含んでなる。内部スロット234は、好ましくは
ネック230近傍に位置してなり、Oリング232を維持する寸法に構成されて
なる。代替的に、内部スロット234をネック230内に設けることも可能であ
る。
32は、ホーン228及びネック230の内径よりも若干小さな内径を有してな
る。従って使用中、Oリング232はカテーテルシャフト38(図1)周囲にシ
ールを形成し、胆汁等の体液がホーン228内に侵入するのを防ぐものである。
タウヒー−ボルスト(touhey−borst)装置に類似しており、上部ホ
ーン部分238、下部ホーン部分240及びグロメット242を含んでなる。上
部ホーン部分238は外壁244を含んでなり、該外壁は近位端246、グロメ
ット収容フランジ248及び遠位端250を画定してなる。ホーン部分238の
近位端246は好ましくは、前述のものに類似のガイドワイヤ収容ノッチ(非図
示)を含んでなる。遠位端250は螺刻されており、下部ホーン部分240の一
部を受け入れる寸法に構成された通路252を含んでなる。
258及び遠位端260を画定してなる。内部通路266は通路252と連通す
るように構成され、近位端256から遠位端260まで延びている。最後に、近
位端256は、上部ホーン部分238の遠位端250と螺合する寸法に構成され
た螺刻スロット262を含んでなる。
の近位端256に当接するとき、上部ホーン部分238のグロメット収容フラン
ジ248内に収まる寸法に構成されてなる。
グロメット242を配置することにより組み立てられる。次いで上部ホーン部分
238の遠位端250が、下部ホーン部分240の近位端258に対して螺合固
定される。上部ホーン部分238が下部ホーン部分240に螺合固定されるとき
、下部ホーン部分240の近位端256は、上部ホーン部分238のグロメット
収容フランジ248内でグロメット242を圧縮する。使用中、導入器236は
、前述のものとある意味極めて類似して機能する。この点に関し、グロメット2
42はカテーテルシャフト38(図1)周囲にシールを形成するものである。更
に、必要があれば、上部ホーン部分238に対して下部ホーン部分240を緩め
ることにより吸引が可能となる。
6は、ホーン268、ネック270及びバルブ272を含んでなる。好ましくは
ホーン268、ネック270及びバルブ272は単体として一体成形される。こ
の点に関し、バルブ272は、ホーン268及びネック270を成形する間、ネ
ック270の遠位端274に制御下のフラッシュを配分することにより成形され
る。
ブ272はカテーテルシャフト38(図1)周囲にシールを形成し、そのことに
より胆汁等の体液がホーン268内に逆流することを防止するものである。
ホーン278、ネック280及びバルブ282を含んでなる。ホーン278及び
ネック280は単体として一体成形されることが好ましい。この点に関し、ホー
ン278及びネック280は外壁284によって画定される。外壁284は、ガ
イドワイヤ収容ノッチ286及び外部スロット288を形成してなる。ガイドワ
イヤ収容ノッチ286は、前述のものに類似している。外部スロット288はネ
ック280沿いに位置しており、バルブ282の一部を維持する寸法に構成され
てなる。代替的に、外部スロット288をホーン278沿いに設けることも可能
である。
4によって画定されてなるゴム系ソックスである。好ましくは上部リブ290は
、ネック280の外部スロット288内に収まる寸法に構成されてなる。側壁2
92は、ネック280沿いに伸張するように可撓性であることが好ましい。最後
に、好ましくはショルダー294は、ネック280の遠位端298に当接するよ
うに構成されてなる。この構成によれば、バルブ282はネック280の遠位端
298を覆うように装着されて、ショルダー294が遠位端298と接触する。
バルブ282の好適な可撓性に起因して、側壁292は、上部リブ290がネッ
ク280の外部スロット288内に収まるまで伸張される。
4がカテーテルシャフト38周囲にシールを形成するように導入器276を介し
て配置される。従ってバルブ282は胆汁等の体液の望まれない逆流を防ぐもの
である。
装置の斜視図である。代表的ロック装置は総括的に符号320で示されており、
本体要素322を含んでなる。該本体要素322はその一端に、ロック装置を内
視鏡のシャフト又は類似のもの(図11)に取り付けるための一又は複数のフッ
ク要素324を含んでなる。本体要素322はもう一方の端に、ガイドワイヤ又
はカテーテルをロック装置に固定するための固定機構を含んでなる。
に示されるように互い違いに設けられてもよい。いずれの場合も、フック要素3
24はロック装置を内視鏡のシャフト又は類似のものに対して把持固定するよう
に構成されてなる。
好ましい。図示の態様において本体要素322は、ガイドワイヤ窓326及びカ
テーテル窓332を含んでなる。ガイドワイヤ窓326は、図8Aのガイドワイ
ヤ収容ノッチ180に類似している。ガイドワイヤ窓326は好ましくはJ字形
状であり、好ましくは進入スロット328と固定スロット330とを含んでなる
。カテーテル窓332はブーツ形状であり、やはり好ましくは進入スロット33
4と固定スロット336とを含んでなる。
くなるように構成されてなる。ガイドワイヤ窓326の固定スロット330は、
ガイドワイヤの径よりも幾分小さくなるように構成されてなる。従ってガイドワ
イヤ窓326の進入スロット328を介してガイドワイヤの一部を固定スロット
330に挿入することにより、ガイドワイヤを本体要素322に固定することが
できる。固定スロット330は、ガイドワイヤを本体要素322に対して摩擦に
より固定するものである。
きくなるように構成されてなる。カテーテル窓332の固定スロット336は、
カテーテル径よりも幾分小さくなるように構成されてなる。従ってカテーテル窓
332の進入端334を介して固定スロット336内にカテーテルの一部を挿入
することにより、カテーテルを本体要素322に固定することができる。固定ス
ロット336は、カテーテルを本体要素322に対して摩擦により固定するもの
である。
た代表的ロック装置の部分側面図である。内視鏡は総括的に符号350で示され
ており、内部を貫通するルーメンを有してなるメインシャフト352を含んでな
る。サイドポート356は、ある角度でメインシャフト352から側方に延びて
いる。サイドポート356は、メインシャフト352のルーメンへの出入口とな
るものである。従ってガイドワイヤ及び/又はカテーテルは、サイドポート35
6を介してメインシャフト352のルーメンに出入できる。
開口部は、メインシャフト352とサイドポート356との間の交差角度に起因
してメインシャフト352から側方に隔たっている。サイドポート開口部354
は、連結管355を介してメインシャフト352のルーメンと流体連通状態にあ
る。連結管355は、図示のようにある角度でメインシャフト352の側壁と交
差している。
に握着された状態で示されている。本体要素360は、ロック装置をメインシャ
フト352に取り付けるための多数のフック要素358を含んでなる。二つのフ
ック要素が図11中に描かれている。フック要素358は、図10に関して前述
したフック要素324に類似している。
遠ざかるように延びてなる。図11中の本体要素は、メインシャフト352及び
サイドポート356の影に隠れて不明瞭となっている。本体要素360は、サイ
ドポート開口部354を越えて上方に延びており、固定機構が設けられている。
好ましくは固定機構はJ字形のガイドワイヤ窓362である。
イヤが前進する間、その近位端を、ガイドワイヤ窓362の進入スロット内にあ
る第一位置364に移動させることができる。ガイドワイヤが体内の所望の位置
に到達すると、ガイドワイヤをガイドワイヤ窓362の固定スロット内にある第
二位置366に移動させることができる。ガイドワイヤ窓362の固定スロット
は、ガイドワイヤを本体要素360に対して摩擦により固定するものである。
型カテーテル窓も示されている。内視鏡のサイドポートは符号356で示されて
おり、ロック装置の本体要素は符号360で示されている。サイドポート開口部
354の近位にはガイドワイヤ窓362及び大型カテーテル窓370が位置して
いる。前述のように、ガイドワイヤ窓はJ字形状であり、進入スロット及び固定
スロットを含んでなる。従ってガイドワイヤをガイドワイヤ窓362の進入スロ
ット内にある第一位置364に移動させることができる。ガイドワイヤが体内の
所望位置に配置されると、ガイドワイヤをガイドワイヤ窓362の固定スロット
内にある第二位置366に移動させることができる。ガイドワイヤ窓362の固
定スロットは、ガイドワイヤを本体要素360に摩擦により固定するものである
。
カテーテル372の長手方向の動きは制限しない寸法に構成されてなる。本体要
素に対してガイドワイヤを固定しうるガイドワイヤ窓と、単にカテーテル372
の横方向の動きを制限するための大型カテーテル窓とを設けることは、カテーテ
ル交換手技を実施する場合に特に有用である。例えば、カテーテル交換手技の間
、ガイドワイヤ窓によりガイドワイヤの位置を維持しうる。カテーテルを引き出
す際、大型カテーテル窓370によって、カテーテルをガイドワイヤから分離し
うる。第一及び第二カテーテルは、交換中、ガイドワイヤへの接触を可能にする
単独術者交換式カテーテルであるべきである。
図10に示される態様と類似しているが、フック要素が揃わず側方にずれている
。例えば、フック要素380はフック要素382から距離Dだけ側方に離れてい
る。この構成は、カテーテルシャフトに本体要素を取り付けるための取着機構の
別例である。
符号400で示されており、一端に取着機構402、他端に固定機構404を有
してなる本体要素401を含んでなる。取着機構402は第一フック要素406
及び第二フック要素408を含んでなる。第一フック要素406及び第二フック
要素408は、内視鏡のシャフト又は類似のものの実質部分を取り巻くように構
成されてなる。従って第一フック要素406及び第二フック要素408は、本体
要素401を所望のシャフトに握着させることができる。
ル窓412とを含んでなる。J字形状ガイドワイヤ窓410は、前述のものと類
似している。フラップ型カテーテル窓412は、本体要素401からカテーテル
窓412を切り出すことにより形成されたフラップ414を有してなる。該フラ
ップ414は好ましくはチャネル416を形成するように湾曲しており、チャネ
ル416の端部418は本体要素401の表面近傍まで折り返している。この構
成において、本体要素401から延びるフラップを湾曲させてなるチャネル41
6内にカテーテル又はガイドワイヤを選択的に挿入することができる。従ってフ
ラップ412はガイドワイヤ又はカテーテルと本体要素401との間に力を与え
てガイドワイヤ又はカテーテルを本体要素401に効果的に固定するものである
。
500は内視鏡502のメインシャフト506とサイドポート504との間に設
置されてなる。ロック装置は、ストラップ512を利用してメインシャフト50
6に取着してなる本体要素510を含んでなる。好ましくはストラップ512は
、メインシャフト506の全周を取り巻いてなる。更に、本体要素510は、図
示の如くガイドワイヤ窓514と一又は複数のカテーテル窓516とを含んでい
てもよい。
カテーテルアセンブリ800の側面図である。ここで特に説明する以外は、カテ
ーテルアセンブリ800はその機能と形態において、前述のカテーテルアセンブ
リ30と同一である。カテーテルアセンブリ800は、細長いシャフト804の
近位端に接続された標準ハブアセンブリ802を含んでなる。細長いシャフト8
04は、近位部分806と遠位部分808とを含んでなる。好ましくは近位シャ
フト部分806は、バイルーメン又はトリルーメン管構成のようなマルチルーメ
ン押出成形品からなる。また好ましくは遠位シャフト部分808は、シングルル
ーメン押出成形品からなる。細長いシャフト804の近位部分806の断面図が
、図17に示されている。同様に、細長いシャフト804の遠位部分808の断
面図が、図18に示されている。近位シャフト部分806と遠位シャフト部分8
08との間の接合部の各種態様は、図19A乃至19Cを参照してより詳細に説
明する。加えて、遠位シャフト部分808の各種遠位先端818態様は、図23
A乃至23Cを参照してより詳細に説明する。各態様に共通する特徴は、図16
、17及び18を参照して詳細に説明する。
てなる遠位ガイドワイヤポート810を含んでなる。近位ガイドワイヤポート8
12は、遠位シャフト部分808の近位端に隣接して配置されてなる。近位ガイ
ドワイヤポート812は、ハブアセンブリ802より遠位側であって遠位ガイド
ワイヤポート810より近位側においてシャフト804の任意部分沿いに配置す
ることができる。好ましくは近位ガイドワイヤポート812は、共に使用するガ
イドワイヤ(非図示)の所要長が最小となるように、細長いシャフト804の遠
位端のより近くに配置される。
ワイヤルーメン820への入口となるチャネル814も含んでなる。図1D及び
1Eに関して説明したような形状を採りうるチャネル814は、近位ガイドワイ
ヤポート812から近位チャネル端816まで延びてなる。該チャネル814は
、任意の好適な長さとすることができ、単独術者による交換機能を維持しうるの
であれば省略することも可能である。
0と補助ルーメン822とを含んでなる。単一の補助ルーメン822が図示され
ているが、個別の医療用途に応じて任意数の補助ルーメンを使用することができ
る。図18を参照すると、遠位シャフト部分808は、ガイドワイヤルーメンと
補助ルーメンとの共通ルーメン824を含んでなる。該共通ルーメン824は、
細長いシャフト804の遠位部分808の内部を貫通するガイドワイヤ(非図示
)を収容し、更に近位シャフト部分806の補助ルーメン822からの流体通路
を収容するものである。従って共通ルーメン824は、ガイドワイヤルーメン8
20と補助ルーメン832両方と連通してなる。
ン824を設けることにより、遠位シャフト部分808は、歪曲及び/又は小径
の体内管路に出入するに好適な小輪郭を有することが可能となる。特に、独立し
たガイドワイヤルーメンと補助ルーメンとが共通ルーメン824によって不要と
なるため、分離層が不要となる。分離層が不要になることに比例して、遠位シャ
フト部分808の外形が縮小する。
止するために、近位ガイドワイヤポート812に隣接してシール830を設ける
ことが好ましい。好ましくはシール830は、その内部にガイドワイヤを含む場
合又は含まない場合に流体シールをもたらすものである。シール830は、近位
シャフト部分806の遠位端と遠位シャフト部分808の近位端との間の接合部
に設けてもよい。
ガイドワイヤ長さの極一部分がシール830の近位でガイドワイヤルーメン内に
拘束されるようにすることも可能である。シール830の近位でガイドワイヤを
拘束することは、柔軟なガイドワイヤを使用する場合及び/又はガイドワイヤが
シール830において摩擦を生ずる場合に有用である。ガイドワイヤを拘束する
ことにより、ガイドワイヤがシール830内に挿入される際にガイドワイヤが歪
む可能性が減少する。またガイドワイヤは、近位ガイドワイヤポート812から
近位方向に僅かに延びる独立した短管を設けることにより拘束することも可能で
ある。
能動型シールは、加圧又は力の伝達等により使用者が活性化させる必要がある。
例えば、ある能動型シールは、膨張して近位ガイドワイヤ出口ポートをシールす
る可膨張性バルーンからなる。対して受動型シールは使用者による活性化を必要
としない。
限定されない。ギャップ型シールは、流体流出を阻害するに十分小さな寸法に構
成された隙間を設けてなる。ガイドワイヤ周囲を密封するためには、あるギャッ
プ型シールは、該シールとガイドワイヤとの間に隙間をもたらす寸法に構成され
、その隙間は流体流出を阻害するに十分小さな寸法に構成されるが、ガイドワイ
ヤを自由に移動させうる程度に十分大きなものである。例えば、ギャップ型シー
ルは、ガイドワイヤの外径よりも若干大きな内径を持つ管により構成することが
できる。
ある。例えばガイドワイヤ周囲を密封するためには、ある干渉型シールは、ガイ
ドワイヤの外径よりも若干小さな内径を持つ弾性管により構成され、その弾性管
はその内部を通過するガイドワイヤに対応して拡張する。好ましくは弾性管の内
径は、ガイドワイヤを自由に移動させるために、滑らかな表面又は被覆を含んで
なる。
形状の対向ポリマーフラップからなる。ダックビル型シールは、その内部にガイ
ドワイヤを含む場合又は含まない場合にシールを形成しうる。ガイドワイヤ周囲
の密封に使用される場合、該フラップは容易に撓んで、ガイドワイヤの自由な動
きを可能にするものである。
を含む状況下又は含まない状況下において効果的な流体シールを提供するという
利点を有してなる。加えてダックビル型弁は、流体を一方向(例えば遠位方向)
に移動させうるが、他方向(例えばガイドワイヤポート812に向かう近位方向
)への移動を防止する一方向弁を形成する。実質的に任意型のシールを使用する
ことができるが、明瞭化と説明とを目的として、ここではガイドワイヤ周囲を密
封することのできるダックビル型一方向弁830を説明する。
ト部分808との間の接合部の第一態様を示す詳細な側面図である。図20A乃
至22Aは、図19における線分20A−20A、21A−21A、22A−2
2Aそれぞれに沿った断面図である。図20Aに詳細に図示されているように、
シール830は近位ガイドワイヤポート812に隣接して配置されている。この
態様例において、シール830はダックビル型一方向弁である。しかしながらシ
ール830は、前述した種類のいずれでも構成しうる。
分806と遠位シャフト部分808との間の接合部でガイドワイヤルーメン内に
配置された硬質管832に取り付けられている。弾性管831は扁平な遠位部分
を有してなるか、管状構造物の壁に二つの対向するスリットを切り込むことによ
り自身の遠位端に対向フラップを設けてなる管状構造物からなるものとすること
ができる。硬質管832は、ガイドワイヤを内部に収容するに好適な内径を有す
るステンレス鋼ハイポチューブ又は他の類似材料で構成することができる。弾性
管831は、エラストマー又は他の好適な弾性材料で構成することができる。弾
性管831及び硬質管832双方とも、ガイドワイヤの摩擦を軽減するために滑
らかな被覆を内部に有していてもよい。好ましくはダックビル型弁830は、そ
の内部にガイドワイヤが配置されているか否かに関らず、流体型シールを形成し
てなる。説明を目的として、内部にガイドワイヤ(非図示)を配してなる場合に
見られる弾性管831のフラップが開かれた状態で、シール830が図示されて
いる。ガイドワイヤが内部に配されていない場合は、当然にフラップは流体密封
シールを形成するように閉じている。
位端に挿入してもよい。近位シャフト部分806及び遠位シャフト部分808の
端部は、好適な接着剤又は熱融着により固定しうる。代替的に、遠位シャフト部
分808の近位端は、遠位シャフト部分808の拡張近位端にスエージ加工又は
クリンプされる金属環を利用することにより、近位シャフト部分806の遠位端
と接続しうる。近位シャフト部分806と遠位シャフト部分808とを熱手段に
より結合する場合、異なる接着特性を持つ異なる材料でシャフトの一部を構成す
る程度に応じて結合層を採用することができる。
ト部分808との間の接合部の第二態様を示す詳細な側面図である。ここで説明
することを除いては、19Bに図示の態様は、図19Aに図示の態様と機能及び
形状において同一である。図20B乃至22Bは、図19Bにおける線分22B
−22B、21B−21B、22B−22Bそれぞれに沿った断面図である。
に近位ガイドワイヤポート812に隣接してフード840が設けられてなる。フ
ード840は拡張近位部分842を含んでなり、該拡張近位部分は小径が近位シ
ャフト部分806の径にほぼ等しく、大径が近位シャフト部分806よりも実質
的に大きい楕円形状であることが好ましい。近位部分842は、近位ガイドワイ
ヤポート812の径よりも実質的に大きな径を持ち、その中にガイドワイヤを容
易に挿入しうる入口846を画定してなる。遠位シャフト部分808の近位端は
、フード840からの円滑な移行を実現するフレア状に拡張した部分844を含
んでいてもよい。
ト部分808との間の接合部の第三態様を示す詳細な側面図である。ここで説明
することを除いて、図19Cに図示の態様は、図19Aに図示の態様と機能及び
形状において同一である。加えて、図示はしていないが図19Bに関して説明し
たフード840を、図19Cに図示の態様に採用することも可能である。図20
C乃至22Cは、図19Cにおける線分20C−20C、21C−21C、22
C−22Cそれぞれに沿った断面図である。
位シャフト部分806の無芯部分に挿入される点で前述の態様と異なる。特に、
近位シャフト部分806の遠位端は芯が刳り抜かれるか中空になっており、単一
壁の外形と共に円形の内部空間を画定してなる。遠位シャフト部分808の近位
端は近位シャフト部分806の前記無芯遠位端に挿入され、接着剤又は熱融着等
の好適な手段によって該遠位端に固定される。
するために、遠位シャフト部分808の近位端にフード850が設けられてなる
。フード850は、フレア状近位部分852と遠位部分854とを含んでなり、
該遠位部分854は遠位シャフト部分808の共通ルーメン824に挿入されて
なる。フード850のフレア状部分852は、シール830から共通ルーメン8
24へのガイドワイヤの円滑な挿入を容易にするものである。
遠位先端818における数種の態様を示す側面図である。図24A乃至24Cは
、図23A乃至23Cそれぞれにおける線分24A−24A、24B−24B、
24C−24Cそれぞれに沿った断面図である。遠位先端818は、図23Aに
示されるような鈍テーパー型先端818Aを有していてもよく、図23Bに示さ
れるような漸減テーパー型先端818Bを有していてもよく、あるいは図23C
に示されるようなボール状先端818Cを有していてもよい。直線的な形状を有
するものを図示したが、遠位シャフト部分808は、カテーテル800遠位端の
誘導及び操縦を容易にする湾曲又は他の外形を有していてもよい。先端818の
所望形状は、個別の医療用途と、誘導されるべき個別の体内管路とに基づいて選
択しうる。図23A乃至23Cに図示された先端形状は単なる例示であり、多様
な形状及び寸法を採用することができる。
てもよく、その際、先端818の輪郭又は形状に影響を与えないように先端81
8の内側に設けることが好ましい。放射線不透性マーカーバンド860はカテー
テル800遠位端の蛍光透視による視覚化を容易にするものである。図示されて
はいないが、内視鏡(非図示)に対するカテーテル800の正確な長手方向の配
置を容易にするために、遠位シャフト部分808及び遠位先端818は、長さ、
色及び位置が予め定められた縞模様を含んでいてもよい。
用することができる。当然、主な相違点は、カテーテル800がガイドワイヤと
、補助ルーメンからの流体移送のための共通遠位ルーメンを採用することにある
。共通遠位ルーメンの使用は、ここに記載したように近位ガイドワイヤポートに
おけるシールの使用を必要とするが、カテーテル800は、カテーテル30と実
質同様に動作及び機能する。性能における主な相違点は、遠位シャフト部分80
8に関連する。特に、遠位シャフト部分808は従来よりも小さな輪郭を有して
なる。さらに、シングルルーメン形状により、遠位シャフト部分808及び遠位
先端818を、色々な形状、湾曲及び寸法に形成することが可能となる。
態で具現可能であることを理解しうるものである。従って形態及び細部における
変更は、添付の請求項に記載の本発明の精神及び範囲から逸脱することなく為し
うるものである。
。
−B沿いの断面図である。
る。
テーテルを示す断面図である。
テーテルを示す断面図である。
テーテルを示す断面図である。
テーテルを示す断面図である。
シースアセンブリを示す斜視図である。
分斜視図である。
シースアセンブリをロックされていない状態で示した斜視図である。
図である。
示す拡大部分斜視図である。
ース部分を示す拡大部分斜視図である。
ーテルを示す斜視図である。
収容してなる内視鏡シース部分を示す斜視図である。
図1に係るカテーテルの内部にあるガイドワイヤを示す部分斜視図である。
た状態を示す斜視図である。
図である。
ク装置を示す部分側面図である。
。
ロック装置を示す部分側面図である。
である。
。
。
。
ある。
ある。
ある。
Claims (27)
- 【請求項1】 ガイドワイヤ及び内視鏡と共に使用する胆道カテーテルであ
って、近位端と、遠位端と、内部を貫通して延びるルーメンとを有してなる細長
いシャフトからなり、該ルーメンが近位部分と遠位部分とを有してなり、該近位
部分が補助ルーメンを画定してなり、該遠位部分がガイドワイヤルーメンと補助
ルーメンとの共通ルーメンを画定してなり、更に前記細長いシャフトが前記シャ
フトの遠位端に隣接して配置された遠位ガイドワイヤポートと、前記シャフトの
近位端と前記遠位ガイドワイヤポートとの間に配置された近位ガイドワイヤポー
トとを有してなる胆道カテーテル。 - 【請求項2】 近位ガイドワイヤポートに隣接して配置されたシールを更に
含んでなる請求項1に記載の胆道カテーテル。 - 【請求項3】 シールが、その内部に配置されたガイドワイヤの周囲に流体
シールをもたらしてなり、そのことにより近位ガイドワイヤポートを密封してな
る請求項2に記載の胆道カテーテル。 - 【請求項4】 シールが、その内部にガイドワイヤを配置していない状態で
流体シールをもたらしてなり、そのことにより近位ガイドワイヤポートを密封し
てなる請求項3に記載の胆道カテーテル。 - 【請求項5】 シールが一方向弁である請求項4に記載の胆道カテーテル。
- 【請求項6】 シールが共通ルーメン内に配置されてなる請求項3に記載の
胆道カテーテル。 - 【請求項7】 シールが能動型シールである請求項3に記載の胆道カテーテ
ル。 - 【請求項8】 シールが受動型シールである請求項3に記載の胆道カテーテ
ル。 - 【請求項9】 シールがギャップ型シールである請求項8に記載の胆道カテ
ーテル。 - 【請求項10】 シールが干渉型シールである請求項8に記載の胆道カテー
テル。 - 【請求項11】 シールが複数のフラップからなる請求項10に記載の胆道
カテーテル。 - 【請求項12】 シールが扁平な管からなる請求項10に記載の胆道カテー
テル。 - 【請求項13】 遠位ガイドワイヤポートが開放してなる請求項2に記載の
胆道カテーテル。 - 【請求項14】 シャフトがシングルルーメン遠位部分を含んでなる請求項
13に記載の胆道カテーテル。 - 【請求項15】 シャフトのシングルルーメン遠位部分が遠位先端を含んで
なる請求項14に記載の胆道カテーテル。 - 【請求項16】 遠位先端が先細形状を有してなる請求項15に記載の胆道
カテーテル。 - 【請求項17】 遠位先端が球状に成形されてなる請求項15に記載の胆道
カテーテル。 - 【請求項18】 シャフトがバイルーメン近位部分を含んでなる請求項14
に記載の胆道カテーテル。 - 【請求項19】 バイルーメン近位部分が近位ガイドワイヤルーメンを含ん
でなる請求項18に記載の胆道カテーテル。 - 【請求項20】 近位ガイドワイヤルーメンが長手方向のチャネルを含んで
なる請求項19に記載の胆道カテーテル。 - 【請求項21】 前記ガイドワイヤルーメン及びチャネルがU字形状の断面
を有してなる請求項20に記載の胆道カテーテル。 - 【請求項22】 前記ガイドワイヤルーメン及びチャネルがC字形状の断面
を有してなる請求項20に記載の胆道カテーテル。 - 【請求項23】 前記チャネルが、その内部にガイドワイヤを維持する手段
を含んでなる請求項20に記載の胆道カテーテル。 - 【請求項24】 シャフトが、ガイドワイヤの通過を容易にするために近位
バイルーメン部分と遠位シングルルーメン部分との間に配置されたフードを含ん
でなる請求項18に記載の胆道カテーテル。 - 【請求項25】 シャフトが、近位ガイドワイヤポートへのガイドワイヤ挿
入を容易にするために近位ガイドワイヤポートに隣接して配置された拘束管を含
んでなる請求項18に記載の胆道カテーテル。 - 【請求項26】 内視鏡を準備する工程と、 ガイドワイヤを準備する工程と、 胆道カテーテル、但し該カテーテルが近位端と遠位端と内部を貫通して延びるル
ーメンとを有してなる細長いシャフトを含んでなり、該ルーメンが近位部分と遠
位部分とを有してなり、該近位部分が補助ルーメンを画定してなり、該遠位部分
がガイドワイヤルーメンと補助ルーメンとの共通ルーメンを画定してなり、前記
細長いシャフトが、該シャフトの遠位端に隣接して配置された遠位ガイドワイヤ
ポートと、該シャフトの近位端と該遠位ガイドワイヤポートとの間に配置された
近位ガイドワイヤポートとを有してなり、更に前記細長いシャフトが、前記近位
ガイドワイヤポートに隣接して配置されたシールを含んでなるものである胆道カ
テーテルを準備する工程と、 前記内視鏡を患者に挿入する工程と、 前記カテーテルを前記内視鏡に挿入する工程と、 前記ガイドワイヤを前記近位ガイドワイヤポートに挿入し前記シールを通過させ
る工程とからなる胆道カテーテルの利用方法。 - 【請求項27】 前記胆道カテーテルの前記近位端において前記補助ルーメ
ン内に流体を注入し、前記シールを通過させ、前記遠位ガイドワイヤポートから
流出させる工程を更に含んでなる請求項26に記載の胆道カテーテルの利用方法
。
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