JP2002524377A - ゼオライトおよびその製法 - Google Patents

ゼオライトおよびその製法

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JP2002524377A JP2000570098A JP2000570098A JP2002524377A JP 2002524377 A JP2002524377 A JP 2002524377A JP 2000570098 A JP2000570098 A JP 2000570098A JP 2000570098 A JP2000570098 A JP 2000570098A JP 2002524377 A JP2002524377 A JP 2002524377A
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ザ ビー.エフ.グッドリッチ カンパニー
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、ゼオライトおよびその製法に関するものである。さらに、本発明は酸性種に対する反応性を維持したままで含水量が低減した改質ゼオライトに関するものである。その含水量は衝撃焼きなまし処理またはコーティングによって低減される。この改質ゼオライトは、ハロゲン含有ポリマー用の安定化剤として有用である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 発明の技術分野 本発明は、平均粒径が小さく、粒径分布も狭い、粒径の小さなゼオライトに関
するものである。さらに、本発明は、含水量が低減された改質ゼオライトに関す
るものである。この改質ゼオライトは、狭い粒径分布を有する粒径の小さなゼオ
ライトと同様に、狭い粒径分布を有する粒径の大きなゼオライトから形成される
。最小限の水分吸収を示すにもかかわらず、HClのような酸性種に対する反応
性を保持するこれらの改質ゼオライトは、ハロゲン含有ポリマーにおける安定化
剤として特に有用である。さらに本発明は、改質ゼオライトに関すると同様に、
粒径の小さなゼオライトを調整する方法に関するものである。
【0002】 発明の背景 ゼオライトは4原子が配位結合したアルミニウム原子を含有する結晶性の高い
物質であり、これらのアルミニウム原子の各々は、結晶性マトリックス中で、4
つの酸素原子を介して隣接するシリコン原子と繋がっている。これらのゼオライ
トは大きな粒径を持つ傾向がある。例えば、市販のゼオライト4Aは、約3〜約
6ミクロンの粒径を持つ。さらに、ゼオライトは多孔質構造を有するため、水分
を吸収する。従って、ゼオライトは吸収剤として用いられることが多い。さらに
、ゼオライトは触媒としても用いられる。
【0003】 種々の方法がゼオライトを形成するのに用いられてきた。例えば、米国特許第
3,528,615号には、結晶性ゼオライトの粒径を小さくする方法が記載さ
れている。この方法では、ゼオライトは高温で加熱される。この温度は、結晶性
が失われる温度よりも低い温度である。次に、加熱されたゼオライトは、前記高
温度よりも低い温度に維持された液体媒体中で冷却される。この熱衝撃によって
ゼオライトが割れ、その結晶性の重大な低下を引き起こすことなしにより小さな
結晶が生成する。
【0004】 ゼオライトについて従来技術による方法の別の例が、米国特許第4,581,
214号に記載されている。この特許は衝撃カ焼法を開示している。この方法 によれば、ゼオライトは、比較的低い温度で前もってカ焼される。次に、このゼ
オライトを、比較的短い時間で比較的高いカ焼温度にまで加熱する。これは、ゼ
オライトを高温度に長時間曝すと、ゼオライトの本来の構造が破壊されてしまう
からである。特許権者は、鉱物化反応がこの急速な加熱工程によって起こらない
ようにすることは非常に重要であると述べている。それからゼオライトは急速に
冷却される。米国特許第4,581,214号に記載されている方法は、ゼオラ
イトの表面の酸性度を変化させる。そして、このゼオライトは触媒として用いら
れる。
【0005】 ゼオライトは、ハロゲン含有ポリマーに対する効果的な酸捕捉剤であり、ハロ
ゲン含有ポリマーの熱安定性を向上させる。酸捕捉剤は、一般に化学的に不活性
である化合物を形成するために、酸と反応する化合物である。しかし、ハロゲン
含有ポリマー化合物における安定化剤あるいは酸捕捉剤としてのゼオライトの使
用は、いくつかの理由のために制限されてきた。第1にゼオライトは、一般に約
3〜約6ミクロンの範囲にある、大きな粒径を一般に持つ。大きなゼオライト粒
子は、そのようなポリマーから作られた最終製品の仕上げにおいて表面を傷付け
るだけでなく、そのようなポリマーの物理的特性を低下させる。さらに、加熱の
間にゼオライトから水が発生するために、加工の際にゼオライトを含有するポリ
マーが加熱されるとき、しばしばガスの発生が起こる。
【0006】 ハロゲン含有ポリマーは、加工の際に、分解したり、劣化したりする傾向があ
る。一般に、加工温度と分解温度の差は非常に小さい。従って、これらのハロゲ
ン含有ポリマーを加工する際に、それらのポリマーが分解する危険性がある。こ
のようなポリマーが分解すると、ポリマーからハロゲン化酸が発生すると考えら
れている。この酸は加工装置の部品を腐食する。また、この酸はさらに、ポリマ
ーの脱離反応および二次的な分解に触媒作用を及ぼす。
【0007】 安定化剤は、このような分解を妨げるのを助けるために開発された。例えば、
有機化合物が一般に用いられる。場合によっては、ゼオライトもまた安定化剤と
して用いられている。
【0008】 米国特許第4,000,100号には、熱安定化および光安定化ポリ塩化ビニ
ル樹脂が開示されている。組成物に用いられる安定化剤は、不活性なゼオライト
Aモレキュラーシーブあるいは本質的にゼオライトAと同じ孔径範囲である不活
性な天然モレキュラーシーブ、および慣用の無機、有機金属あるいは有機の安定
化剤である。不活性なゼオライトモレキュラーシーブは吸収した水分子を持つ。
特許権者によれば、不活性なゼオライトと慣用の安定化剤との組み合わせは、2
つの安定化剤のいずれか一方を個々に用いて生成した化合物と比較して、伝えら
れるところによれば改良された安定性を有する化合物を生成する。
【0009】 同様に、米国特許第4,338,226号には、ポリ塩化ビニルの安定化の方
法および安定化剤組成物について開示されている。この特許には、粒径の小さい
(好ましくは0.1〜20ミクロン)のアルミノケイ酸ナトリウム、脂肪酸のカ
ルシウム塩、脂肪酸の亜鉛塩、ポリオールと脂肪酸の部分エステル、ポリオール
とポリ塩化ビニルのチオグリコール酸エステルまたは塩化ビニルのコポリマーを
混ぜ合わせることが記載されている。使用できるアルミノケイ酸塩は、結晶性の
ナトリウムゼオライトAである。この組成物は、混合物を成型するのに用いられ
る。
【0010】 米国特許第4,371,656号には、金属置換されたゼオライトをハロゲン
含有樹脂に対する安定化剤として用いることが記載されている。この安定化剤は
、アルミノケイ酸塩に含有されている周期表第1族(M)の金属イオンを、第I
I族または第IVA族に属する金属原子のイオンで置換した結晶質のアルミノケ
イ酸塩から成る。また、この安定化剤は、残りの第I族金属イオンから成るM2
Oを10重量%以下の量で含有していなければならない。特許権者によれば、安
定化剤、ゼオライトAは、8重量%以下の水分濃度を持つことが主張されている
。また、この特許には、ゼオライト粒子の空隙を被覆するための有機物質の使用
と、水分の再吸収を防ぐことが開示されている。
【0011】 安定化された塩化物含有樹脂は、米国特許第5,004,776号にも記載さ
れている。安定化剤は本質的に次のものを含有する。:(a)超塩基アルカリ土
類金属カルボキシレートあるいはフェノレート錯体;(b)ゼオライト;(c)
水酸化カルシウム;および(d)過塩素酸ナトリウム、過塩素酸マグネシウム、
過塩素酸カルシウムおよび過塩素酸バリウムから成る群から選択された少なくと
も一つの金属過塩素酸塩と、多価アルコールおよびそれらの誘導体から成る群か
ら選択された少なくとも一つの化合物との錯体。この安定化剤は、樹脂が熱成型
を受けたり、長時間高温雰囲気下に曝されたりした際、熱分解の結果として生じ
る塩素含有樹脂の物理的特性における変色や劣化を防ぐように見える。
【0012】 ハロゲン含有ポリマーに用いるための安定化剤組成物は、米国特許第5,21
6,058号にも記載されている。この安定化剤組成物は、ハイドロタルサイト
とモレキュラーシーブゼオライトから成る。このモレキュラーシーブゼオライト
は第IA族または第IIA族アルミノケイ酸塩から成る。
【0013】 この様に、粒径が小さく、粒径分布の狭いゼオライトが現在必要とされている
。さらに、減少させた水分量を有する一方で、酸性種との反応性を保持している
改質ゼオライトも必要とされている。この含水量は10重量%よりも少ないこと
が好ましい。改質ゼオライトは、平均粒径が1.5ミクロンよりも大きくて狭い
粒径分布を有するゼオライト、あるいは平均粒径が1.5ミクロンよりも小さく
て狭い粒径分布を有するゼオライト、あるいはこれらの混合物で構成され得る。
加えて、安定化作用が維持されたままである改質ゼオライトも必要とされている
。さらに、そのような粒径の小さなゼオライトおよび改質ゼオライトを形成する
ための方法も必要とされている。
【0014】 発明の開示 本発明は、新規な粒径の小さいゼオライトから成る。粒径の小さなゼオライト
は、約0.25〜約1.5ミクロンの範囲にある平均粒径を有し、約0.30〜
約3.0ミクロンの粒径値は<90%である(粒子の90重量%は、約0.30
〜約3.0ミクロンの範囲の粒径を持つ)。本発明の別の態様は、そのような粒
径の小さなゼオライトを調製するための方法である。
【0015】 本発明のさらなる態様は、改質ゼオライトである。改質ゼオライトは、狭い粒
径分布を持つ粒径の小さなゼオライト、あるいは狭い粒径分布を持つ粒径の大き
なゼオライト、あるいはこれら二種類の粒子の混合物から成る。次に、これらの
粒子は、HClのような酸性種に対して反応する改質ゼオライトを生成するため
に、衝撃焼きなまし処理かコーティング処理のいずれかを受ける。ハロゲン含有
化合物に用いられる場合、これらのゼオライトは、その化合物の物理的特性を悪
い方向に減衰させずに、その加工安定性を向上させる。
【0016】 詳細な説明 ゼオライトはよく知られている。ゼオライトは、基本的に、SiO4とAlO4 四面体の3次元構造から成る。この四面体は、酸素原子のアルミニウム原子とシ
リコン原子の合計に対する比が2に等しくなるように酸素原子の共有を介して架
橋結合されている。この関係は、O/(Al+Si)=2のように表される。ア
ルミニウムとシリコンとを含有する四面体のイオン原子価は、カチオンを含める
ことによって結晶内でバランスがとられる。例えば、カチオンはアルカリ金属イ
オンまたはアルカリ土類金属イオンでもよい。カチオンは、アルミノケイ酸塩ゼ
オライトの最終的な使用法に依存して、別のものに交換され得る。アルミノケイ
酸塩ゼオライトの四面体の間の空間は、通常、水で占められている。ゼオライト
は天然のものでも人工のものでもよい。
【0017】 すべてのアルミノケイ酸塩ゼオライトの基本的な式は、以下のように表される
【化1】 M2/nO:[Al23x:[SiO2y:[H2O]z ここでMは金属を表し、nは金属の価数を表し、そしてXとYとZは個々の特定
のアルミノケイ酸塩ゼオライトに対して変化する。本質的に、本発明によるアル
ミのケイ酸塩ゼオライトはハロゲン含有化合物における安定化剤として用いられ
ることができると考えられていて、このようなアルミノケイ酸塩ゼオライトにお
けるシリコンのアルミニウムに対する比は3.0よりも小さく、アルミノケイ酸
塩ゼオライトをハロゲン含有ポリマーの中へ組み入れることができるものを与え
る。アルミノケイ酸塩ゼオライトにおけるシリコンのアルミニウムに対する比は
1.5よりも小さいことが好ましく、その比が約1.0であるのが最も好ましい
【0018】 さらに、本発明に用いることができる以下のゼオライトは、これらに限定され
るものではないが、米国特許第2,822,243号に記載されるゼオライトA
、米国特許第2,822,244号に記載されるゼオライトX、米国特許第3,
130,007号に記載されるゼオライトY、ベルギー特許第575,117号
に記載されるゼオライトL、米国特許第2,996,358号に記載されるゼオ
ライトF、米国特許第3,008,803号に記載されるゼオライトB、米国特
許第2,991,151号に記載されるゼオライトQ、米国特許第2,995,
423号に記載されるゼオライトM、米国特許第3,010,789号に記載さ
れるゼオライトH、米国特許第3,011,869号に記載されるゼオライトJ
、および米国特許第3,102,853号に記載されるゼオライトWであると考
えられている。
【0019】 好ましいゼオライトは、単独のもの、あるいはアルミニウムの別の第1属金属
の水和ケイ酸塩、即ちNa2O・xAl23・ySiO2・zH2O型の、ナトリウム
が組み入れられた水和ケイ酸塩との組み合わせを含む。これらの好ましいゼオラ
イトとして、ゼオライトA、ゼオライトXおよびゼオライトYが挙げられる。最
も好ましいゼオライトは、ゼオライト4Aである。ゼオライト4Aは下記式を有
することが好ましい。
【化2】 M2/nO:[AlO212:[SiO212:[H2O]27 ここでMはナトリウムである、
【0020】 ゼオライトの平均粒径が1.5ミクロンより小さく、約0.30〜約3ミクロ
ンの<90%粒径値を有するような、小さな粒径のゼオライトを形成するために
どんな方法でも用いることができる。
【0021】 粒径の小さなゼオライトの最終的な使用法によって、粒径の小さなゼオライト
を合成するのに用いた金属とは異なる活性な金属を組み入れることが好ましい。
これは、例えば、イオン交換、注入、共沈、共ゲル化のような多数の手段によっ
て達成され得る。あるいは、金属は合成の際に加えられてもよい。
【0022】 本発明の粒径の小さなゼオライトを調製するには、比較的簡単な方法が用いら
れる。まず、ゼオライトを合成する。厳密な合成法は使用される特定のゼオライ
トによって変化するが、この合成法は、当該技術分野において、慣用技術のうち
の一技術の十分に範囲内である。一般に、どんな方法によっても、Na2O、A
23、SiO2およびH2Oのような酸化物の混合物として表わされる材料の水
溶液の混合物は、約45〜約2,000分間、約50〜約100℃の範囲内の温
度で反応させられる。あるいは、反応物の混合物を結晶化工程の前に周囲の条件
で、約0.1〜48時間熟成させる。反応温度は約50〜約80℃であることが
好ましく、反応は約60〜420分間実施されることが好ましい。反応温度が6
0℃〜70℃であり、反応時間が90〜300分間であることが最も好ましい。
この反応の結果として、平均粒径が約0.25〜1.5ミクロンの範囲にあるゼ
オライトが得られる。<90%粒径値は、0.30〜3.0ミクロンの範囲であ
る。
【0023】 粒径の小さなゼオライトは、形成された後に洗浄される。粒径の小さなゼオラ
イトは、脱イオン水で洗浄されることが好ましい。例えば、粒径の小さなゼオラ
イトを脱イオン水で4回洗浄する。次に、洗浄した粒径の小さなゼオライトを濾
過し、100〜200℃で乾燥させる。空気乾燥を含むどんな手段でも粒径の小
さなゼオライトを乾燥するのに用いることができる。乾燥した後に、粒径の小さ
なゼオライトは約250〜約500℃で脱水される。炉内脱水に限定するもので
はないが、炉内脱水を含む利用可能なあらゆる手段を用いて、粒径の小さなゼオ
ライトを脱水させることができる。粒径の小さなゼオライトは、ハロゲン含有ポ
リマーの中へ組み入れられたとき、乾燥された状態であるならばより反応性に富
むと考えられている。炉内脱水する場合、所望の温度に達せられれば、あらゆる
好適な炉を用いることができる。一般に、炉内脱水する場合、上記ゼオライトは
約2〜6時間、約250〜500℃の範囲内で加熱される。あるいは、上記粒径
の小さなゼオライトを約200℃の真空中で約2〜約6時間脱水することもでき
る。
【0024】 本発明に従って形成された粒径の小さなゼオライトは、粒径の小さなゼオライ
トが求められるあらゆる用途に用いることができる。例えば、これらの粒径の小
さなゼオライトは、吸着剤、吸収剤、または増粘剤として用いることができる。
さらに、これらの粒径の小さなゼオライトは、ハロゲン化ポリマーの所望の物理
的性質を維持したままで前記ポリマーの熱安定性を高めるために用いることもで
きる。
【0025】 本発明の他の実施態様において、ゼオライト粒子は改質される。改質ゼオライ
ト粒子は、10重量%よりも少ない水分量を有する。これらのゼオライト粒子は
、それらの表面を化学的に変質させることによって、または衝撃焼きなまし処理
することによって、またはコーティングすることによって、または衝撃焼きなま
し処理とコーティングとを組み合わせることによって改質させることができる。
【0026】 改質ゼオライト粒子を形成するのに用いられるゼオライト粒子は、狭い粒径分
布を有する小さなサイズのゼオライト粒子、あるいは狭い粒径分布を有する大き
なサイズのゼオライト粒子のいずれか一方である。改質ゼオライト粒子を形成す
るのに用いられる粒径の小さなゼオライトは、約0.25〜約1.5ミクロンの
範囲にある平均粒径を持ち、約0.30〜約3.0ミクロンの範囲で<90%粒
径値を持つものである。小さなサイズのゼオライト粒子は、前述の方法、または
所望の大きさと粒径分布が得られる他のいかなる方法でも形成することができる
。小さなサイズのゼオライト粒子は、上記方法で形成されることが最も好ましい
。同様に、改質ゼオライトに用いられる粒径の大きなゼオライトについて、これ
らの粒子は、1.5ミクロン以上の平均粒径を有し、下限でメディアンの1/4
倍、上限でメディアンの2倍によって表わされる限界内に約90%の分布を持つ
【0027】 さらに、これらの改質ゼオライトは、ハロゲン含有化合物に添加された場合、
その物理的特性を悪い方向に減衰させずに、この化合物に加工安定性を与えるは
ずである。改質は、ゼオライト粒子が水を吸収しないようにするが、加工の際、
ハロゲン含有ポリマーの分解あるいは劣化に関係する酸とゼオライト粒子とが反
応するのは依然としてそのままである。
【0028】 コーティングがゼオライト粒子の改質に用いられる方法である場合、以下の特
性を有するという条件で、有機、無機、あるいは低分子量(<10,000)の
被膜または被膜混合物が用いられる。第1に、無機被膜の場合、酸化還元反応に
活性でない。即ち、その電子配置はd殻が満たされていなければならない。第2
に、被膜は水溶性あるいは透水性でない。第3に、被膜はハロゲン化酸に対して
反応性あるいは透過性がなければならない。第4に、被膜はルイス酸であっては
ならない。用いられる被膜は、ハロゲン含有ポリマーと混和できることが好まし
い。好適な被膜の例として、酸化マグネシウムの如き酸化物、パラフィンワック
ス、ステアリン酸カルシウムの如き低分子量有機マトリックス、シロキサンの如
き高分子量マトリックス、およびメタクリレートポリマーの如きアクリルポリマ
ーが挙げられる。この被膜はジブチルスズチオグリコレートまたはポリジメチル
シロキサンのどちらかであることが好ましい。市販されているジブチルスズチオ
グリコレートは、Witco Chemical社のMark292である。市
販されているポリジメチルシロキサンはSF100であり、GE Plasti
cs社から手に入れることができる。
【0029】 被膜は、ゼオライト粒子を形成している間に調整するか、あるいは別の工程で
ゼオライト粒子に塗布する。別の工程で塗布する場合には、凝集を避けるのに注
意を払うのと同様に、被膜のむらのない塗布を確保するのに注意を払うべきであ
る。さらに、被膜は厚すぎても薄すぎてもならず、それゆえ、低い吸水率を確保
する一方で酸捕捉剤としてのゼオライト粒子の活性を保持するように、バランス
が得られなければならない。
【0030】 あるいは、ゼオライト粒子は、粒子を衝撃焼きなまし処理することによって改
質される。ゼオライト粒子についての衝撃焼きなまし工程の使用により、相転移
がゼオライト粒子殻の外表面で起こる。相転移は、外表面でゼオライト構造の崩
壊を引き起こすと考えられている。衝撃焼きなましはゼオライトの相転移温度よ
りも高い温度で起こり、その後、ゼオライトは急速に冷却される。衝撃焼きなま
し処理は、粒子の外側の表面に崩壊を引き起こすのに妥当な時間行われる。しか
しながら、この相転移温度よりも高い温度に曝される時間は、熱エネルギーの体
積吸収率を最小限にするために、かつ、相転移をゼオライト粒子の外表面だけに
留めるために制限される。衝撃焼きなまし処理の間にゼオライトが加熱される温
度は、衝撃焼きなまし処理される特定のゼオライトに依存する。衝撃焼きなまし
処理の時間と同様温度は、当該技術分野において、慣用技術のうちの一技術の十
分に範囲内である。
【0031】 例えば、衝撃焼きなまし処理に対する1つのアプローチとして、ゼオライト粒
子は衝撃焼きなまし処理工程において炉の中に置かれる。粒子は、石英や、高温
の鉄あるいはアルミニウムの酸化物から作られる余熱されたるつぼの中に置かれ
ることが好ましい。粒子を入れたるつぼは、マッフル炉に戻される。所望の温度
に達することができるものであれば、どの炉を用いてもよい。最も好ましい実施
態様では、粒径の小さなゼオライトの入った酸化アルミニウムのるつぼは、これ
らの粒径の小さなゼオライトが添加される前に、約700〜1,200℃まで予
熱される。
【0032】 一旦ゼオライトが添加されると、このゼオライトは、約700〜1,200℃
の範囲の温度で約1〜約30分間加熱される。これらの粒子は、加熱された後に
急速に冷却される。冷却手段は、温度がものの数秒もすると相転移温度より低い
温度、例えばゼオライト4Aでは約600℃に冷やされるのであればどんなもの
であってもよい。これらの粒子は、空気、水、二酸化炭素または液体窒素で冷却
することができる。この手順の結果、改質ゼオライトが形成される。
【0033】 改質ゼオライトは、吸湿性はないが酸に対する反応性はあるようなゼオライト
が所望されるあらゆる用途に用いることができる。例えば、これらの粒子は、ハ
ロゲン含有ポリマーのための安定化剤として、およびポリオレフィンのための酸
捕捉剤として用いることができる。改質は、アルミノケイ酸塩ゼオライトが水分
を吸収しないようにする一方で、粒子がハロゲン含有ポリマーの分解あるいは劣
化に関係した酸と反応するのをそのままにしておく。塩素化したポリ塩化ビニル
がハロゲン含有ポリマーである場合、改質アルミノケイ酸塩ゼオライトの含水量
は8重量%よりも少ないことが好ましい。本発明に従って形成されたゼオライト
は、ハロゲン含有化合物における安定化作用を維持する。
【0034】 以下の限定的でない実施例は、さらに本発明をより詳細に示すのに役立つ。
【0035】 実施例I ゼオライト4Aの粉末を、以下の溶液:ケイ酸ナトリウム溶液;アルミン酸ナ
トリウム溶液;および水酸化ナトリウム溶液を個別に調製することによって合成
した。
【0036】 ケイ酸ナトリウム溶液を、255.6グラムのNa2SiO3・9H2Oを650
グラムの水に溶かすことによって調製した。アルミン酸ナトリウム溶液を、27
0.0グラムのNaAlO2を320グラムの水に溶かすことによって調製し、
そこに、500グラムのNaOHを650グラムの水に添加することによって水
酸化ナトリウム溶液を調整した。さらに、10.0グラムのZnCl2と90.
0グラムの水との溶液も調整した。すべての溶液を、すべての固形物が溶液に溶
けた後に、約55℃に維持した。次に、水酸化ナトリウム溶液を、再び攪拌しな
がらアルミン酸ナトリウム溶液に添加した。得られたアルミン酸ナトリウム/水
酸化ナトリウム溶液を、攪拌しながら、塩化亜鉛溶液と一緒にケイ酸ナトリウム
溶液に添加した。反応温度は、60℃で2時間に維持された。その後、得られた
溶液を濾過し、洗浄した。
【0037】 Coulter LS粒径分析装置を用いて測定したときのゼオライトA粉末
の平均粒径は0.9μm、<90%値は1.8μmであった。
【0038】 350℃で脱水された試料は、周囲条件に曝されたため、2日後には22%の
重量増加を示した。一般に、市販のゼオライト4Aは、48時間以内に約18〜
約22重量%の範囲で水分を吸収する。
【0039】 ASTM D 2532に従って測定されたTempRite(登録商標)3
104CPVC化合物の動的熱安定性(DTS)(ザビーエフグッドリッチカン
パニー(The B.F.Goodrich Company)から市販されて
おり、TempRiteはザビーエフグッドリッチカンパニーの登録商標である
)を、上記ゼオライトA有りと無しで、ボウル温度208℃、35rpmおよび
荷重70グラムに設定されたブラベンダートルクレオメーターを用いて測定した
。TempRite(登録商標)3104CPVC対照のDTS時間は13分で
あった。実施例Iに従って調整されたゼオライト4Aを100樹脂(phr)当
たり3部、TempRite(登録商標)3104CPVC化合物に添加すると
、この化合物のDTS時間が36分に伸びた。本実施例は、対照値と比較して1
57%の増加を示す。このDTSの増加は
【数1】 として規定される。DTS時間が長いほど化合物の安定性が高いことを示してい
る。
【0040】 実施例II 実施例Iに従って調製された無水ゼオライトの20グラム分を、1時間かけて
840℃まで徐々に加熱することによってカ焼し、真空下で室温まで徐々に冷却
した。得られた材料を周囲条件に500時間曝しても、水分の吸収による重量の
増加は実質的に認められなかった。TempRite(登録商標)3104CP
VC対照のDTS時間は、3phrのカ焼ゼオライトを添加しても変わらなかっ
た。(対照のDTS値と比較して0%の増加ということは、ゼオライトがこれら
のカ焼条件下において反応性を喪失していることを示している。)
【0041】 実施例III 100mlのAl23のるつぼをマッフル炉内で840℃まで加熱した。この
るつぼを炉から取り出し、実施例Iに従って調製された無水ゼオライトの20グ
ラム分をこのるつぼに投入してからるつぼを炉に戻して15分間加熱した。そし
て、加熱されたゼオライト粉末をマッフル炉から取り出した直後に、室温で別の
るつぼに投入した。
【0042】 100mlのAl23のるつぼをマッフル炉内で840℃まで加熱した。この
るつぼを炉から取り出し、実施例Iに従って調製された無水ゼオライトの20グ
ラム分をこのるつぼに投入してからるつぼを炉に戻して15分間加熱した。そし
て、加熱されたゼオライト粉末をマッフル炉から取り出した直後に、室温で別の
るつぼに投入した。得られた材料は、周囲の条件に晒されたことによる水分吸収
のために、48時間後には0.7%の重量増加を示した。TempRite(登
録商標)3104CPVC対照のDTS時間は、3phrの衝撃焼きなまし処理
されたゼオライトを添加すると、13分から30分(対照のDTS値に対する増
加率は131%)にまで伸びた。本実施例は、吸湿性ではないがポリマー安定化
剤としては活性であるゼオライトの合成を示すものである。
【0043】 実施例IV−XX 別のゼオライト4Aの粉末を、以下の溶液:(1)ケイ酸ナトリウム溶液;(
2)アルミン酸ナトリウム溶液;および(3)水酸化ナトリウム溶液を個別に調
製することによって合成した。ケイ酸ナトリウム溶液は、255.6グラムのN
2SiO3・9H2Oと10グラムのC1123COOHとを650グラムの水に溶
かすことによって調製された。アルミン酸ナトリウム溶液は、270.0グラム
のNaAlO2を320グラムの水に溶かすことによって調製され、水酸化ナト
リウム溶液は、500グラムのNaOHを650グラムの水に添加することによ
って調製された。さらに、10.0グラムのZnCl2と90.0グラムの水と
の溶液もまた調製した。すべての溶液は、すべての固形物が溶液に溶けた後に、
約55℃に維持された。次に、水酸化ナトリウム溶液を、攪拌しながらアルミン
酸ナトリウム溶液に添加した。得られたアルミン酸ナトリウム/水酸化ナトリウ
ム溶液を攪拌しながら塩化亜鉛溶液と一緒にケイ酸ナトリウム溶液に添加した。
反応温度は、約60℃で2時間維持された。生成物を濾過し、洗浄した。
【0044】 100mlのAl23のるつぼをマッフル炉内で840℃まで加熱した。この
るつぼを炉から取り出し、実施例Iに従って調製された無水ゼオライトの20グ
ラム分をこのるつぼに投入してからるつぼを炉に戻して15分間加熱した。それ
から、加熱されたゼオライト粉末をステンレススチールカップの中に入れ、そし
て、マッフル炉から取り出した後すぐに、ドライアイスで冷却した。得られた材
料は、周囲の条件に晒されたことによる水分吸収のために、48時間後には0.
4%の重量増加を示した。TempRite(登録商標)3104CPVC化合
物対照のDTS時間は、上記のように調製された衝撃焼きなまし処理されたゼオ
ライトAを3phr添加すると、14分から29分(対照のDTS値と比較して
107%の増加)にまで伸びた。同様に調製されたゼオライトを、下記の一覧表
に記入したパラメータに従って衝撃焼きなまし処理した。CO2(s)の下付き文字
である(s)は、二酸化炭素が固体であることを意味している。
【0045】
【表1】
【0046】 これらの実施例は、反応性(DTS)とH2Oの吸収率(%)のバランスは、様
々な条件(温度、時間、冷却条件)によってとることができるということを示し
ている。
【0047】 実施例XXI−XXXII ゼオライト4Aのもう一つの系列は、以下の溶液、(1)ケイ酸ナトリウム溶
液;(2)アルミン酸ナトリウム溶液;および(3)水酸化ナトリウム溶液を個
別に調製することによって合成した。ケイ酸ナトリウム溶液は、255.6グラ
ムのNa2SiO3・9H2Oを650グラムの水に溶かすことによって調製された
。アルミン酸ナトリウム溶液は、270.0グラムのNa2AlO3を320グラ
ムの水に溶かすことによって調製され、水酸化ナトリウム溶液は、500グラム
のNaOHを650グラムの水に添加することによって調製された。すべての溶
液は、すべての固形物が溶液に溶けた後に、約55℃に維持された。さらに、1
0.0グラムのZnCl2と90.0グラムの水との溶液を調製し、下記の表に
示すように用いた。さらに、10グラムのC1123COOHを、下記の表IIに
示すようにケイ酸ナトリウム溶液に添加した。次に、水酸化ナトリウム溶液を、
攪拌しながらアルミン酸ナトリウム溶液に添加した。得られたアルミン酸ナトリ
ウム/水酸化ナトリウム溶液を、再び攪拌しながら、ケイ酸ナトリウム溶液に、
(用いられている場合)塩化亜鉛溶液と同時に添加した。反応温度は60℃で2
時間維持し、その後、得られた溶液を濾過し、洗浄した。
【0048】 一部の実験では、衝撃焼きなまし処理を用いた。100mlのAl23のるつ
ぼをマッフル炉内で840℃まで加熱した。このるつぼを炉から取り出し、それ
に応じて調製された無水ゼオライトの20グラム分をこのるつぼに投入してから
るつぼを炉に戻して15分間加熱した。加熱されたゼオライト粉末は、それから
室温でAl23のるつぼに入れられ、炉から取り出された後、すぐに冷却された
。得られた材料は周囲の条件に曝されることによる水分吸収のために、48時間
後には以下の一覧表に表わした重量増加を示した。TempRite(登録商標
)3104CPVC対照のDTS時間は、3phrの各ゼオライトを添加すると
、14分から下記表に示される値にまで伸びた。
【0049】
【表2】
【0050】 実施例#28においては、明示した条件下ではゼオライトは形成されなかった
。上記各実施例において用いられた市販のゼオライトは、Aldrich社から
入手可能な製品番号23,366−8(ロット番号03024JQ)で識別され
る、粒径が約5ミクロンであるモレキュラーシーブゼオライト4Aであった。
【0051】 この一連の実施例は、ゼオライトの反応性とH2Oの吸収とのバランスに対す
る粒径分布にZnCl2、C1123COOHおよび衝撃焼きなまし処理が及ぼす
影響を調べるために立案されたものである。さらに、これらの実験は、前記化合
物の動的熱安定性に衝撃焼きなまし処理が及ぼす影響を示すために立案された。
衝撃焼きなまし処理の条件は、これらの実施例のために最適化はされていなかっ
た。
【0052】 実施例XXXIII もう一つのゼオライト4Aの粉末は、以下の溶液;ケイ酸ナトリウム溶液、ア
ルミン酸ナトリウム溶液および水酸化ナトリウム溶液を個別に調製することによ
って合成した。ケイ酸ナトリウム溶液は、195グラムのNa2SiO3・5H2
と1.5グラムのラウリル硫酸ナトリウムとを525グラムの水に溶かすことに
よって調製された。アルミン酸ナトリウム溶液は、115グラムのNaAlO2
を415グラムの水に溶かすことによって調製され、その中に210グラムのN
aOHを420グラムの水に溶解することによって調製されたNaOH溶液が加
えられた。得られたアルミン酸ナトリウム/水酸化ナトリウム溶液を、室温で攪
拌しながら、ケイ酸ナトリウム溶液に添加した。直後に濃いゲルが形成された。
均一な混合物が得られるまで数分間攪拌を続けた。この系を室温で約16時間熟
成させた。この熟成期間が終了した時点で再び攪拌を始め、系を60℃まで加熱
した。この反応温度を3時間維持した。そして、得られた溶液を濾過し、洗浄し
た。
【0053】 X線回折によって確認されるように、この方法によって形成されたゼオライト
4A粉末は、Coulter LS粒径分析装置を用いて測定すると、0.35
ミクロンの平均粒径と0.5ミクロンの<90%値を有する。
【0054】 350℃で脱水された試料は、周囲の条件に曝された4日後、22.6%の重
量増加を示した。(ザビーエフグッドリッチカンパニーから市販されている)T
empRite(登録商標)3104CPVC化合物のASTM D 2532
に従って測定されたDTSは、ボウル温度208℃、35rpmおよび荷重70
グラムに設定されたブラベンダートルクレオメーターを用い、上記ゼオライト4
Aの有りと無しで測定された。TempRite(登録商標)3104CPVC
対照のDTS時間は20分であった。100樹脂(phr)当たり3部の本実施
例に従って調製されたゼオライト4Aを添加すると、前記DTS時間が35分に
伸びた。CPVC化合物へのゼオライト4Aの添加は、対照と比べて熱的安定性
を75%増加させる結果となった。
【0055】 実施例XXXIV 市販のゼオライト4A粉末(Aidrich社製品番号23,366−8、ロ
ット番号03024−JQ)は、Coulter LS粒径分析装置を用いて測
定すると、下記の粒径分布を有する。:平均粒径2.5μm、メディアンの粒径
2.4μmおよび<90%値4.6μm。350℃で脱水された試料は、周囲の
条件に曝されて2日後、21%の重量増加を示した。
【0056】 100mlのAl23のるつぼをマッフル炉内で840℃まで加熱した。この
るつぼを炉から取り出し、前述の脱水した市販のゼオライトの20.0グラム分
をこのるつぼに投入してからるつぼを炉に戻して15分間加熱した。次に、加熱
されたゼオライト粉末は、炉から取り出した後すぐに、室温でもう一つのるつぼ
の中に入れられた。得られた材料は、周囲の条件に曝すことによる水分吸収のた
めに、48時間後に1.0%の重量増加を示した。TempRite(登録商標
)3104CPVC対照のDTS時間は、3phrの衝撃焼きなまし処理された
ゼオライトを添加すると、16分から31.5分(DTSで97%の増加)にま
で伸びた。
【0057】 実施例XXXV 市販のゼオライト4A粉末(Aidrich社製製品番号23,366−8、
ロット番号03024−JQ))は、Coulter LS粒径分析装置を用い
て測定すると、以下の粒径分布を持つ。:平均粒径2.5μm;メディアンの粒
径2.4μm;および<90%値4.6μm。350℃で脱水された試料は、周
囲の条件に曝すことにより、2日後に21%の重量増加を示した。
【0058】 100mlのAl23のるつぼをマッフル炉内で820℃まで加熱した。この
るつぼを炉から取り出し、前述の脱水した市販のゼオライトの20.0グラム分
をこのるつぼに投入してからるつぼを炉に戻して15分間加熱した。次に、加熱
されたゼオライト粉末は、炉から取り出された後すぐに、ドライアイスで冷やさ
れたステンレススチールカップの中に入れられた。得られた材料は、周囲の条件
に曝すことによる水分吸収のために、48時間後に3.2%の重量増加を示した
。TempRite(登録商標)3104CPVC対照のDTS時間は、3ph
rの衝撃焼きなまし処理されたゼオライトを添加すると、13分から25分(D
TSで92%の増加)にまで伸びた。
【0059】 実施例XXXVI 衝撃焼きなまし処理された市販のゼオライト4A粉末(Aldrich社製品
番号23,366−8、ロット番号03024−JQ))の3phrを、市販の
CPVC化合物(TempRite(登録商標)3104CPVC)に添加した
。このゼオライトは、Coulter LS粒径分析装置を用いて測定したとき
に、以下の粒径分布、すなわち、2.5μmの平均粒径、2.4μmのメディア
ンの粒径および4.6μmの<90%値を有していた。350℃で脱水された同
じ試料は、周囲の条件に曝すことによって、2日後に21%の重量増加を示した
。TempRite(登録商標)3104CPVC対照のDTS時間は、3ph
rの市販のゼオライトを添加すると、13分から33分(DTSで154%の増
加)にまで伸びた。しかしながら、TempRite(登録商標)3104CP
VCから調製された3/4インチのSDRIIパイプから押し出して測定したと
きに、22.8℃での段階的落下衝突値(staircase drop im
pact)は52%低下し(対照:25ft.lb.に対し、ゼオライト4Aを
含有する化合物:12ft.lb.)、82.2℃での周応力(hoop st
ress)は16%低下した(対照:4,900psiに対し、ゼオライト4A
を含有する化合物:4,120psi)。
【0060】 実施例XXXVII 衝撃焼きなまし処理された市販のゼオライト4A粉末(840℃で15分間衝
撃焼きなまし処理されたAldrich社のゼオライト4A(製品番号23,3
66、ロット番号03024−JQ))の3phrを、市販のCPVC化合物(
TempRite(登録商標)3104CPVC)に添加した。この衝撃焼きな
まし処理されたゼオライトの粒径分布は、Coulter LS粒径分析装置を
用い、以下のように決定された。:平均粒径3.1μm;メディアンの粒径3.
1μm;および<90%値5.7μm。衝撃焼きなまし処理された試料は、周囲
の条件に曝すことにより、2日後に<2%の水分吸収のために重量増加を示した
。TempRite(登録商標)3104CPVC対照のDTS時間は、16分
から33分まで伸びた(DTSで106%の増加)。しかしながら、TempR
ite(登録商標)3104CPVCから調製された3/4インチのSDRII
パイプから押し出して測定したときに、22.8℃での段階的落下衝突値(st
aircase drop impact)は44%低下し(対照:25ft.
lb.に対し、衝撃焼きなまし処理されたゼオライトを含有する化合物:14f
t.lb.)、82.2℃での周応力(hoop stress)は9%低下し
た(対照:4,900psiに対し、衝撃焼きなまし処理されたゼオライトを含
有する化合物:4,460psi)。
【0061】 実施例XXXVIII ザゲオンカンパニー(The Geon Company)製のPVC103
EPF76樹脂を用いた2種類の化合物を以下の方法で作った。原料を3500
rpmで15分間、ヘンシェル(Henschel)ミキサーの中で混ぜ合わせ
た。(幅2インチ、厚さ0.035インチの)細片を、ハーク(Haake)コ
ニカル二軸スクリュー押出機を介して、200℃で押し出した。このときに用い
たゼオライトは、実施例XXXIIIで説明された手順で調製され、使用前に4
50℃の炉で乾燥された。特性は、以下の表にまとめた。その細片の可変高衝撃
試験(VHIT)値を測定し、衝撃特性を定量化した(ASTM D4226)
【0062】 下記の配合表を用いた。
【0063】
【表3】
【0064】 以下の結果が得られた。
【0065】
【表4】
【0066】 本実施例は、水分濃度が低減された粒径の小さなゼオライトが、PVC細片の
VHIT値によって示されるように、良好な衝撃特性をもたらすことを示してい
る。
【0067】 まとめると、新規で、容易には考えつかない改質されたゼオライトについて、
このようなゼオライトを形成する工程と同様に述べてきた。特定の実施態様と実
施例がこの中で開示されてきたが、これらは説明および実例として提供されてき
たものであって、本発明はこれらによって限定されないことに留意すべきである
。もちろん、当該技術分野の範疇にある修正は、以下の請求の範囲によって規定
されるような本発明の範囲に属するものであると考えられる。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成12年11月8日(2000.11.8)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 キャロル・エイ・レピルア アメリカ合衆国 オハイオ州 44333 ア クロン、レイク・オブ・ザ・ウッズ 560 (72)発明者 アーサー・エル・バックマン アメリカ合衆国 オハイオ州 44141 ブ レックスビル、ホワイトウッド・ロード 8361 (72)発明者 デビッド・エル・ミレニウス アメリカ合衆国 オハイオ州 44116 ロ ッキー・リバー、バッキンガム・ロード 85 Fターム(参考) 4G073 BA04 BA52 CZ01 CZ02 CZ04 CZ05 CZ08 CZ10 CZ26 DZ08 FB04 FB26 FC01 FC27 FD23 FE04 GA11

Claims (41)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ゼオライト粒子を合成しそしてそのゼオライト粒子を改質す
    ることによって形成される、酸性種に対する反応性を維持したままで10重量%
    よりも少ない含水量を有するゼオライト。
  2. 【請求項2】 前記ゼオライト粒子が衝撃焼きなまし処理によって改質され
    ている、請求項1に記載のゼオライト。
  3. 【請求項3】 前記ゼオライト粒子の水分の吸収を防ぐために、被膜で粒子
    をコーティングすることによってゼオライト粒子が改質されている、請求項1に
    記載のゼオライト。
  4. 【請求項4】 衝撃焼きなまし処理を行っている間にゼオライト粒子の外表
    面で相転移が熱的に誘発される、請求項1に記載のゼオライト。
  5. 【請求項5】 前記衝撃焼きなまし処理を行っている間に、ゼオライト粒子
    が約700℃〜約1,200℃の範囲の温度まで急速に加熱される、請求項2に
    記載のゼオライト。
  6. 【請求項6】 急速加熱の後に、ゼオライト粒子がそのゼオライト粒子の相
    転移温度よりも低い温度に急速に冷却される、請求項5に記載のゼオライト。
  7. 【請求項7】 前記被膜が有機被膜である、請求項3に記載のゼオライト。
  8. 【請求項8】 前記被膜が無機被膜である、請求項3に記載のゼオライト。
  9. 【請求項9】 前記被膜が低分子量被膜である、請求項3に記載のゼオライ
    ト。
  10. 【請求項10】 前記ゼオライト粒子が、狭い粒径分布を有する小さなサイ
    ズの粒子、狭い粒径分布を有する大きなサイズの粒子、またはこれらの混合物で
    ある、請求項1に記載のゼオライト。
  11. 【請求項11】 前記小さなサイズのゼオライト粒子は、約0.25〜約1
    .5ミクロンの範囲にある平均粒径を有する、請求項10に記載のゼオライト。
  12. 【請求項12】 前記小さなサイズのゼオライト粒子は、約0.30〜約3
    .0ミクロンの範囲にある<90%粒径値を有する、請求項11に記載のゼオラ
    イト。
  13. 【請求項13】 前記大きなサイズのゼオライト粒子は、1.5ミクロンよ
    りも大きな平均粒径と、 下限でメディアンの粒径の1/4倍、上限でメディアンの粒径の2倍で表わさ
    れる境界内に約90%の狭い粒径分布とを有する、請求項10に記載のゼオライ
    ト。
  14. 【請求項14】 ゼオライト粒子を合成する工程と、酸性種に対する反応性
    を維持したままで含水量を低減するためにゼオライト粒子を改質する工程とを具
    備する、改質ゼオライト粒子を形成する方法。
  15. 【請求項15】 前記ゼオライト粒子は、酸性種に対する反応性を維持した
    ままで水分吸収を最小限にするために、ゼオライト粒子を衝撃焼きなまし処理す
    ることによって改質される、請求項14に記載の方法。
  16. 【請求項16】 前記ゼオライト粒子は、酸性種に対する反応性を維持した
    ままで水分吸収を最小限にするために、ゼオライト粒子に被膜を導入することに
    よって改質される、請求項14に記載の方法。
  17. 【請求項17】 衝撃焼きなまし処理を行っている間にゼオライト粒子の外
    表面で相転移が熱的に誘発される、請求項15に記載の方法。
  18. 【請求項18】 衝撃焼きなまし処理を行っている間に、前記ゼオライト粒
    子が約700℃〜約1,200℃の範囲の温度にまで急速に加熱される、請求項
    15に記載の方法。
  19. 【請求項19】 急速加熱の後に、ゼオライト粒子がそのゼオライト粒子の
    相転移温度よりも低い温度に冷却される、請求項18に記載の方法。
  20. 【請求項20】 ケイ酸ナトリウム溶液を調製する工程と、 ケイ酸アルミニウム溶液を調製する工程と、 水酸化ナトリウム溶液を調製する工程と、 水酸化ナトリウム溶液をアルミン酸ナトリウム溶液に添加する工程と、 水酸化ナトリウム/アルミン酸ナトリウム溶液をケイ酸ナトリウム溶液に添加
    して得られた混合溶液を結晶化工程の前に0.1〜48時間熟成させる工程とを
    具備する、 狭い粒径分布を有する小さなサイズのアルミノケイ酸塩ゼオライトを形成する
    方法。
  21. 【請求項21】 前記ゼオライト粒子を濾過して乾燥する、請求項20に記
    載の方法。
  22. 【請求項22】 ゼオライトを合成する工程と、 ゼオライト粒子を脱水する工程と、 酸性種に対する反応性を維持したままで含水量を低減させるために、ゼオライ
    ト粒子を改質する工程とを具備する、改質ゼオライト粒子を形成する方法。
  23. 【請求項23】 前記ゼオライトが、酸性種に対する反応性を維持したまま
    で水分吸収を最小限にするために、ゼオライト粒子を衝撃焼きなまし処理するこ
    とによって改質される、請求項22に記載の方法。
  24. 【請求項24】 前記ゼオライトが、酸性種に対する反応性を維持したまま
    で水分吸収を最小限にするために、ゼオライト粒子に被膜を導入することによっ
    て改質される、請求項22に記載の方法。
  25. 【請求項25】 衝撃焼きなまし処理を行っている間に前記ゼオライト粒子
    の外表面で相転移が熱的に誘発される、請求項23に記載の方法。
  26. 【請求項26】 衝撃焼きなまし処理を行っている間に、ゼオライト粒子が
    約700℃〜約1,200℃の範囲の温度まで急速に加熱される、請求項23に
    記載の方法。
  27. 【請求項27】 急速加熱の後に、ゼオライト粒子がそのゼオライト粒子の
    相転移温度よりも低い温度に急速に冷却される、請求項26に記載の方法。
  28. 【請求項28】 ゼオライト粒子を合成しそして酸性種に対する反応性を維
    持したままで含水量を低減させるために、ゼオライト粒子を改質することによっ
    て形成された、10重量%よりも少ない含水量を有するゼオライト。
  29. 【請求項29】 前記ゼオライト粒子が衝撃焼きなまし処理によって改質さ
    れる、請求項28に記載のゼオライト。
  30. 【請求項30】 前記ゼオライト粒子が酸性種に対する反応性を維持したま
    までゼオライトの水分吸収を妨げるために、被膜でゼオライト粒子をコーティン
    グすることによって改質されている、請求項28に記載のゼオライト。
  31. 【請求項31】 衝撃焼きなまし処理を行っている間にゼオライト粒子の外
    表面で相転移が熱的に誘発される、請求項29に記載のゼオライト。
  32. 【請求項32】 衝撃焼きなまし処理を行っている間に、ゼオライト粒子が
    約700℃〜約1,200℃の範囲の温度まで急速に加熱される、請求項31に
    記載のゼオライト。
  33. 【請求項33】 急速加熱の後に、ゼオライト粒子がそのゼオライト粒子の
    相転移温度よりも低い温度に冷却される、請求項32に記載のゼオライト。
  34. 【請求項34】 前記被膜が有機被膜である、請求項30に記載のゼオライ
    ト。
  35. 【請求項35】 前記被膜が無機被膜である、請求項30に記載のゼオライ
    ト。
  36. 【請求項36】 前記被膜が低分子量被膜である、請求項30に記載のゼオ
    ライト。
  37. 【請求項37】 前記ゼオライト粒子が、狭い粒径分布を有する小さなサイ
    ズの粒子、狭い粒径分布を有する大きなサイズの粒子、またはこれらの混合物で
    ある、請求項28に記載のゼオライト。
  38. 【請求項38】 前記小さなサイズのゼオライト粒子は、約0.25〜約1
    .5ミクロンの範囲にある平均粒径を有する、請求項37に記載のゼオライト。
  39. 【請求項39】 前記小さなサイズのゼオライト粒子は、約0.30〜約3
    .0ミクロンの範囲にある<90%粒径値を有する、請求項37に記載のゼオラ
    イト。
  40. 【請求項40】 前記大きなサイズのゼオライト粒子は、1.5ミクロンよ
    りも大きな平均粒径と、 下限でメディアンの粒径の1/4倍、上限でメディアンの粒径の2倍によって
    表わされる境界内に約90%の狭い粒径分布とを有する、請求項37に記載のゼ
    オライト。
  41. 【請求項41】 ケイ酸ナトリウムの溶液を調製する工程と、 ケイ酸アルミニウムの溶液を調製する工程と、 水酸化ナトリウムの溶液を調製する工程と、 塩化亜鉛の溶液を調製する工程と、 水酸化ナトリウムの溶液をアルミン酸ナトリウム溶液に添加する工程と、 水酸化ナトリウム/アルミン酸ナトリウム溶液を塩化亜鉛溶液と共に、ケイ酸
    ナトリウム溶液に添加して得られた混合溶液を混合せずに結晶化工程の前に0.
    1〜48時間熟成させる工程とを具備する方法によって形成された、小さな粒径
    のアルミノケイ酸塩ゼオライト。
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