JP2002371018A - 重質芳香族の転化法 - Google Patents

重質芳香族の転化法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 重質のアルキル芳香族化合物を触媒活性、触
媒寿命に悪影響を与えることなく不均化させベンゼン、
トルエン、キシレン等に転化する。 【解決手段】 重質のアルキル芳香族化合物、特にC8
〜C12の範囲のものをより高価値の芳香族であるベンゼ
ン、トルエン及びキシレンに、ニッケル、パラジウム又
は白金−変性モルデン沸石触媒を含有するトルエン不均
化反応装置を使用して転化する方法が提供される。同方
法により触媒活性又は触媒寿命に悪影響を与えることな
くこれらの重質アルキル芳香族化合物を大量に処理する
ことが可能となる。これは重質アルキル芳香族化合物を
一定の反応厳密性条件下に反応器に導入しそしてこれら
の条件を転化の間維持することにより達成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】技術分野 本発明は一般に重質芳香族供給流(heavy aro
matic feedstreams)の転化(con
version)、そしてより特定的にはC8+アルキル
芳香族炭化水素を含有する供給流のモルデン沸石(mo
rdenite)触媒の使用による転化に関する。 背景 トルエンの不均化(disproportionati
on)はよく知られているアルキル交換(transa
lkylation)反応、即ちトルエンが下記反応
【0002】
【化1】
【0003】に従ってベンゼンとキシレンに転化する反
応を包含する。反応(1)は穏やかな発熱反応である。
【0004】モルデン沸石はアルキル芳香族化合物のア
ルキル交換に有用な数多くのモレキュラーシーブ触媒の
一つである。モルデン沸石は結晶構造中においてシリコ
ンとアルミニウム原子が酸素により内部的に結合されて
いるネットワークを示す結晶性アルミノシリケートゼオ
ライトである。モルデン沸石触媒の一般的な記述につい
てはKirk−Othmer、Encyclopedi
a of Chemical Technology、
第3版、1981年において「モレキュラーシーブ」と
いう表題で、15巻、638〜643頁に記載されてお
り、それは参照することにより本明細書に包含される。
モルデン沸石は自然界に見いだされるものも自然に産出
されたゼオライトを再現して合成したものも典型的には
約10以下の比較的低いシリカのアルミナに対するモル
比を示す。しかしながら実質的により低いアルミナ含有
量を示すモルデン沸石もまた知られている。これらのア
ルミニウムの不足した(aluminum defic
ient)モルデン沸石触媒は10より大きく約100
までにわたる、シリカのアルミナに対する比率を示し、
そして例えばサンド(Sand)に付与された米国特許
第3436174号に開示されたように直接合成するか
又はブールヒース(Voorhies)に付与された米
国特許第3480539号に開示されたようにより一般
的に製造されたモルデン沸石の酸抽出により製造するこ
とができる。典型的なモルデン沸石及びアルミニウムの
不足したモルデン沸石の両方ともトルエンの不均化に有
用であることが知られている。
【0005】トルエン原料の不均化に関連する一般的な
操作条件には約200℃乃至約600℃又はそれ以上の
温度、及び大気圧乃至おおよそ100気圧又はそれ以上
の範囲の圧力が含まれる。しかしながらある特定の触媒
は触媒活性及びエージング(aging)特性に関して
反応温度に制限が課せられることがある。一般に先行文
献では高アルミニウムモルデン沸石(低いシリカ対アル
ミナ比率)を使用する場合は比較的高い温度を使用しそ
して低アルミナモルデン沸石を使用する場合はいくらか
より低い温度を使用することを示唆している。従って高
いシリカ対アルミナ比率を示すモルデン沸石触媒をアル
キル芳香族のアルキル交換に使用する場合には温度範囲
の下限近くで処理を行うことが一般であった。
【0006】しかしながら、バトラー(Butler)
に付与された米国特許第4665258号は370℃乃
至500℃の温度範囲を含むアルミニウムの不足したモ
ルデン沸石触媒を用いたトルエン不均化方法を開示す
る。そこにおいて記載されるモルデン沸石触媒は少なく
とも30そしてより好ましくは40〜60の範囲のシリ
カ/アルミナ比を示す。トルエンの重量時間当りの空間
速度(weight hourly space ve
locity)(WHSV)は1より大きいことができ
る。水素は反応領域に3乃至6の範囲の水素/トルエン
モル比で500psi以上の圧力で供給される。
【0007】バトラーの第4665258号特許は不均
一反応の開始前に反応領域に熱いプレフラッシュガス
(preflush gas)である窒素又は水素を通
過させることもまた開示する。プレフラッシュガスはト
ルエンの供給が開始される時点までに触媒を実質的に脱
水するのに充分な温度に加熱される。この方法により不
均化プロセスを最初はいくらかより低い温度でそしてト
ルエンの転化率の減少なしに行うことが可能である。不
均化が進行するにつれてトルエンの転化が所望量、典型
的には理論量の約80%を維持するために温度は斬新的
に上昇する。
【0008】メナード(Menard)に付与された米
国特許第4723049号はバトラーに付与された前述
の特許において開示されたタイプのアルミニウムの不足
したモルデン沸石触媒を用いて370℃乃至500℃の
反応領域温度で行われるトルエンの不均化を開示する。
メナードの第4723049号特許はトルエンの反応領
域への供給は中断される一方、水素の供給が継続される
中断方法を採用している。この操作方法は触媒のエージ
ングクオリティーを増強しそして対応するトルエン転化
率の減少を伴わずに反応領域温度の低下を示す。
【0009】触媒的に活性な金属含量を用いてアルミニ
ウムの不足したモルデン沸石触媒を促進する(prom
ote)こともまた一般的に行われる。例えばブランデ
ンブルグ(Brandenburg)に付与された米国
特許第3476821号は10乃至100の範囲そして
好ましくは約20乃至60の範囲のシリカ/アルミナ比
を有するモルデン沸石触媒を用いた不均化反応を開示す
る。モルデン沸石は第VIII族金属から選択される金属の
硫化物を混入することにより変性される。特に好適な硫
化第VIII族金属は0.5〜10重量%の濃度で存在する
コバルト及びニッケルである。ブランデンブルグの第3
476821号特許は約400゜F〜750゜Fの温度
範囲を開示する。金属促進剤は数時間又は数日にわたる
長期の実験により示されるように実質的に活性及び触媒
寿命を増大すると言われている。
【0010】前述のように水素が通常トルエンと共に反
応領域に供給される。不均化反応は(1)水素の化学的
消費を伴わなず、共に供給される水素の使用は一般に例
えば前述のブランデンブルグの第3476821号特許
に記述されるように有効な触媒寿命を延長させると考え
られる。通常水素/トルエンモル比として測定される、
供給される水素量は一般に先行文献において温度が上昇
するにつれて増加するものと示される。
【0011】バビカッティ(Bhavikatti)の
「Toluene Disproportionati
on Over Aluminum−Deficien
tand Metal−Loaded Mordeni
tes.1.Catalytic Activity
and Aging」、Ind Eng.Chem.P
rod. Res.Dev.1981年、20、102
〜105、は大気圧下で1の空間速度(WHSV)で1
2乃至61の範囲のシリカ/アルミナモル比を有するモ
ルデン沸石触媒上で400℃でのトルエンの不均化を開
示する。バビカッティはシリカ/アルミナモル比が増加
すると触媒の活性が減少する一方、エージングクオリテ
ィーが上昇する(即ち、エージング速度が低下する)。
触媒の劣化はまたモルデン沸石にニッケルを負荷するこ
とにより抑制された。
【0012】ミッシェ(Mitsche)に付与された
米国特許第3562345号はトルエンの不均化におけ
るモルデン沸石触媒のようなモレキュラーシーブの使用
を開示する。触媒は約6乃至約12のシリカ/アルミナ
モル比、約3乃至約18Åの細孔及び触媒的に活性な金
属材料、特に第VIB族及び第VIII族の金属、例えばモリ
ブデン、タングステン、クロム、鉄、ニッケル、コバル
ト、白金、パラジウム、ルテニウム、ロジウム、オスミ
ウム、及びイリジウムを酸化又は還元状態での混入を特
徴とする。ミッシェの第3562345号特許は約20
0℃乃至約480℃の温度でのアルキル交換を開示しそ
して420℃乃至約450℃の温度でのトルエンのアル
キル交換の特定の実施例を与えている。
【0013】ミッシェの米国特許第3677973号は
トルエンの不均化における約10乃至約30のシリカ/
アルミナモル比を与えるアルミナ塩を用いて構成される
モルデン沸石触媒の使用を開示する。ミッシェの第36
77973号特許において提案されている反応条件は前
述のミッシェの第3562345号特許において記述さ
れたものと類似するように見られそして前述の特許と同
様にミッシェの第3677973号は触媒への第VIB族
及び第VIII族金属の混入(incorporatin
g)を開示する。
【0014】マーシリー(Marcilly)に付与さ
れた米国特許第4151120号は10乃至100の範
囲のシリカ/アルミナモル比を有するモルデン沸石触媒
にコバルト、ニッケル、銀又はパラジウムを混入するこ
とを含んでなる炭化水素転化触媒の製造方法を開示す
る。モルデン沸石への金属の混入に続いて触媒は乾燥さ
れそして水分含有量が1%未満の不活性ガス又は酸化ガ
スの存在下に300℃〜700℃の範囲の温度での乾燥
焼成過程に付される。マーシリーの第4151120号
特許は420℃、30バール、5の空間速度(WHS
V)、そして水素/炭化水素モル比5の反応条件下のト
ルエンの不均化(dismutation)の様々な例
を開示する。
【0015】デュフレスン(Dufresne)に付与
された米国特許第4723048号は金属の混入(in
clusion)により変性されたゼオライト触媒を用
いたトルエンの不均化方法を開示する。触媒は所謂「広
細孔(wide pore)」モルデン沸石に似た、即
ち主たる細孔が7〜10Åの直径を示すモルデン沸石又
は「狭細孔(small pore)」モルデン沸石、
即ち主な細孔が4〜6Åの直径を示すモルデン沸石であ
るナトリウム−含有モルデン沸石として記述される。モ
ルデン沸石はナトリウムイオンが1重量%以下、そして
好ましくは0.5重量%以下になるようにモルデン沸石
からナトリウムを抽出する処理をされる。
【0016】前述の参考文献の中のいずれも他の重質芳
香族化合物、例えばトリメチルベンゼン及びエチルトル
エンを含有するトルエン原料の不均化又は転化を教示も
示唆もしていない。改質方法においてはより重質の芳香
族化合物、即ちC8以上の芳香族化合物がしばしば生成
し、それらは他のより軽質の芳香族化合物、例えばベン
ゼンやキシレンよりも価値が低い。典型的にはこれらの
より重質の芳香族改質物はトルエンと共にガソリンのブ
レンドに使用される。しかしながらより高級なガソリン
を製造することが可能となるためにガソリンプール(p
ool)中のこれらの重質の芳香族を減少することが有
利である。加えてもしこれらの重質の芳香族をより商業
的に価値のある生成物、例えばベンゼン、トルエン及び
キシレンに転化することができれば非常に有利である。
【0017】シャムショーム(Shamshoum)に
付与された米国特許第5475180号はニッケル促進
化(promoted)モルデン沸石触媒を使用したト
ルエンの不均化の間の重質芳香族の転化を開示する。特
にこの参考文献はトルエンの転化量を維持しそして触媒
活性及びエージングクオリティーに悪影響を与えないで
トルエンの不均化の間に純粋なトルエンと共に重質芳香
族フィードを導入することを開示する。シャムショーム
の第5475180号特許は重質の芳香族化合物の転化
を開示する一方、処理することができる重質の芳香族の
量は制限されている。シャムショームの第547518
0号特許はトルエンの定常的な転化に関心があるために
トルエンがフィードの主要量を構成しなければならな
い。シャムショームの第5475180号特許は大量の
重質芳香族からなる供給流、又はこのような重質の芳香
族から主に又は全て構成される供給流の処理は開示しな
い。かくしてトルエンの不均化に使用するための重質芳
香族化合物を大量にそして触媒活性に悪影響を及ぼさず
又は触媒寿命を減少することなしに転化する方法を提供
することは有益であろう。 要約 C8+アルキル芳香族化合物から主として構成される重質
の芳香族のフィードを転化してベンゼン、トルエン及び
キシレンの生成物を製造する方法が提供される。これは
モルデン沸石触媒を含有する反応領域を用意することに
より達成される。モルデン沸石触媒を使用して実質的に
純粋なトルエンの不均化の間に所望の転化を得るのに必
要とされる反応領域条件に基づく選択された条件下にフ
ィードがモルデン沸石触媒に接触するようにフィードを
反応領域に導入する。
【0018】反応領域は最初はある選択された条件下に
ある一方、反応領域内のフィードの転化はフィードのあ
る確立された転化率を与えるように進行させることがで
きる。反応器条件は一般的にある確立された転化率でフ
ィードの転化が維持されるように必要に応じて調整され
る。転化生成物は反応領域から除去される。ある特定の
実施の態様において、モルデン沸石触媒はニッケル、パ
ラジウム又は白金−含有モルデン沸石触媒であることが
できる。
【0019】他の具体的態様において、連続法において
トルエンの不均化に使用するための触媒の活性を実質的
に減少することなく、C8+アルキル芳香族化合物から主
として構成される重質の芳香族のフィードからベンゼ
ン、トルエン及びキシレンを製造するための実質的に純
粋なトルエンを不均化のためのトルエン不均化反応装置
中でのフィードの転化方法が提供される。これは実質的
に純粋なトルエンの不均化のためのニッケル−含有モル
デン沸石触媒、白金−含有モルデン沸石触媒及びパラジ
ウム−含有モルデン沸石触媒からなる群から選択される
触媒を含有する反応装置の反応領域を用意することによ
り達成される。
【0020】触媒を使用して実質的に純粋なトルエンの
不均化の間の所望の転化率を得るのに必要な反応領域条
件に基づくある選択された条件下にフィードを触媒と接
触させるようにフィードを反応領域に導入する。反応領
域は最初はある選択された条件に設定される一方、反応
領域内のフィードの転化はフィードのある確立された転
化率が与えられるように進行される。反応器条件は一般
にある確立された転化率でフィードの転化を維持するの
に必要とされるように調整される。転化生成物は反応領
域から除去される。
【0021】トルエンフィードは重質芳香族フィードと
共に反応領域に導入することができる。このような場
合、重質芳香族は反応領域に導入されるフィードの全重
量の少なくとも15%、25%、35%、50%又は7
5%を構成することができる。重質芳香族は反応領域に
導入される実質的にすべてのフィードを構成することが
できる。
【0022】さらに他の具体的態様において連続法にお
いて主としてC8+のアルキル芳香族化合物から構成され
る重質芳香族のフィードからベンゼン、トルエン及びキ
シレンを製造するための実質的に純粋なトルエン不均化
反応のためのトルエン不均化反応装置中でのフィードの
転化方法であって、重質芳香族がフィードの全重量の少
なくとも35重量%を構成しフィードの残りはトルエン
であり、そして実質的に純粋なトルエンの不均化に使用
するための触媒の活性を実質的に減少することがない方
法が提供される。これは実質的に純粋なトルエンの不均
化のためのニッケル−含有モルデン沸石触媒、白金−含
有モルデン沸石触媒及びパラジウム−含有モルデン沸石
触媒からなる群から選択される触媒を含有する反応装置
の反応領域を用意することにより達成される。
【0023】触媒を使用して実質的に純粋なトルエンの
不均化の間の所望の転化率を得るのに必要な反応領域条
件に基づくある選択された条件下にフィードを触媒と接
触させるようにフィードを反応領域に導入する。反応領
域は最初はある選択された条件に設定される一方、反応
領域内のフィードの転化はフィードのある確立された転
化率が与えられるように進行される。反応器条件はある
確立された転化率で一般的にフィードの転化が維持され
るのに必要とされるように調整されそして転化生成物は
反応領域から除去される。
【0024】ニッケル−含有モルデン沸石触媒が使用さ
れる特定の態様において、触媒は約0.5乃至約1.5
重量%のニッケルを含有することができる。パラジウム
−含有触媒を使用する場合、約0.1乃至約0.5重量
%のパラジウムを含有することができる。そして白金−
含有モルデン沸石触媒を使用する場合、約0.1乃至約
0.5重量%の白金を含有することができる。触媒は約
10:1乃至約60:1のシリカ対アルミナ比を有する
ことができる。
【0025】反応領域は約250乃至約500℃の温度
でそして少なくとも約150psigの圧力で操作する
ことができる。ある確立された転化率でのフィードの転
化を維持するための反応器条件の調整は反応領域の温度
を調整することにより達成することができる。
【0026】本発明は上記方法により製造される転化生
成物もまた包含する。
【0027】本発明及びその利点のより完全な理解のた
めに添付図面と関連する下記の記述が参照される。 詳細な説明 トルエンの不均化に有用なモルデン沸石触媒の使用によ
り重質芳香族化合物をより望ましい化合物を製造するた
めに処理することができることが見いだされた。特に本
発明は主としてC8+のアルキル芳香族からなる重質芳香
族化合物に対しての用途がある。これらはナフサ改質器
から得られる重質の芳香族改質物留分又はトルエンの不
均化から得られる重質の副生成物であることができる。
重質アルキル芳香族をC8乃至C12の範囲のものに特に
限定することは望ましいであろう。これは沸点分留によ
り達成することができ、これは当業者にはよく知られて
いる。このような化合物にはエチルベンゼン、オルトキ
シレン含量が多いキシレン混合物、トリメチルベンゼ
ン、エチルトルエン、n−プロピルベンゼン、クメン、
ジエチルベンゼン、テトラメチルベンゼン、ジメチルエ
チルベンゼン、並びにC10乃至C12の範囲の他のアルキ
ル芳香族が含まれる。
【0028】このような化合物はトルエンの不均化によ
りベンゼン、トルエン及びキシレンを製造するために使
用されるのと同一の反応領域で処理することができる。
重質の芳香族はトルエン原料と共に反応領域中に導入す
るか又は単独で反応領域中に導入することができる。本
発明は反応領域に導入されるフィードの全重量の少なく
とも15%を構成する重質芳香族を処理するのに特別な
用途があり、フィードの全重量の少なくとも約25%、
35%、50%、75%及び100%さえも構成する重
質芳香族も容易に処理可能である。多くの場合、フィー
ドの全重量の少なくとも約40%という大量の重質芳香
族を処理することが望ましいであろう。これはトルエン
の不均化に使用するための触媒の活性に悪影響を及ぼさ
ずまた触媒の寿命を減少することなしに達成することが
できる。
【0029】本発明において金属で促進されたモルデン
沸石触媒を含有する反応領域が使用される。反応領域は
250℃乃至500℃の温度範囲及び約150psig
乃至約800psigの圧力を含む不均化条件下に操作
される。液体時間当りの空間速度は典型的には約0.1
/時間乃至約10/時間の範囲であり、約1/時間乃至
約5/時間が好適である。同時に水素環境を与えるため
に水素を反応領域に供給(cored)する。水素は典
型的には約0.2乃至約2.5stdm3/kg液体フ
ィードの量で反応器に供給される。
【0030】本発明に使用されるモルデン沸石触媒は金
属水素化成分の混入により変性される。特にこれらはニ
ッケル、パラジウム及び白金の第VIIIB族金属を含有す
る。このようなモルデン沸石触媒の変性は触媒活性及び
エージングを増強し、そしてトルエンの不均化において
比較的低温でそして低い割合の触媒失活を伴って約30
%乃至約55%、好ましくは約42%乃至約48%のト
ルエンの転化率が得られる。本発明において用いられる
モルデン沸石触媒は好ましくは、限定するものではない
が約10:1乃至約60:1のシリカ対アルミナモル比
を示し、16:1乃至約29:1が好適な範囲である。
金属含有量に関して、これらニッケル含有モルデン沸石
触媒は好ましくは0.5%乃至約1.5重量%のニッケ
ルを含有し、約1.0重量%の量のニッケルが特に好適
である。これらのパラジウム含有モルデン沸石触媒は好
ましくは約0.1乃至約0.5重量%のパラジウムを含
有し、そしてこれらの白金含有モルデン沸石触媒は好ま
しくは約0.1乃至約0.5重量%の白金を含有する。
パラジウム又は白金−含有モルデン沸石触媒を使用する
場合、反応領域内の圧力は通常芳香族環の飽和を減少さ
せるために通常低減されることを指摘すべきである。ニ
ッケル含有モルデン沸石触媒のための反応器圧は通常約
400乃至800psigに保たれる一方、パラジウム
又は白金含有モルデン沸石触媒の反応器圧は通常約15
0乃至約600psigに維持される。
【0031】本発明は特に重質の芳香族をトルエンの不
均化装置に連続的なプロセスで循環させるのに用途を有
し、それによりナフサの改質又はトルエンの不均化プロ
セスにおいて製造される所望の芳香族生成物の数と量を
増加させる。好適な態様において重質芳香族の転化は金
属変性モルデン沸石触媒を含有するトルエン不均化装置
の反応領域中に上述の所望の反応器条件下に最初に実質
的に純粋なトルエン原料を導入することにより行う。反
応条件、特に温度は実質的に純粋なトルエンの所望の転
化率を達成するのに必要とされるように調整される。ト
ルエンの典型的に目標となる転化率は約30乃至55
%、より特定的には42乃至48%である。
【0032】実質的に純粋なトルエンの所望量の転化率
が一旦達成されると、好ましくはC 8乃至C12アルキル
芳香族からなる転化されるべき重質の芳香族成分がトル
エン不均化装置の反応領域に供給される。重質の芳香族
の流れは20重量%までのC 6乃至C8芳香族を含有して
いてもよい。これは所望のトルエンの不均化の目標レベ
ルを達成するために、純粋なトルエンの不均化のために
選択された条件を維持しながら行われる。重質芳香族の
反応領域中への導入は重質の芳香族と純粋なトルエン原
料を所望の割合で組み合わせて又は独立して重質芳香族
を反応領域中に導入することにより遂行することができ
る。
【0033】一旦重質芳香族が反応領域に導入されそし
て選択された条件下にモルデン沸石触媒と接触すると重
質の芳香族の転化が進行しそして転化生成物が反応領域
から除去される。重質の芳香族の転化は主としてベンゼ
ン、キシレン及びトルエンを生成するアルキル交換/脱
アルキル化反応からなる。トルエンがまた共供給物とし
て使用される重質芳香族の転化においてトルエンは重質
芳香族の転化から製造される生成物のひとつであるため
トルエンの正味の転化率は減少するかもしれない。した
がってトルエンの転化率の減少は触媒の失活に起因する
のではなく下記の反応により説明することができる。
【0034】 トルエンの不均化(TDP)=トルエン ⇔ ベンゼン+キシレン (2) C9の脱アルキル化 = C9 → ベンゼン+トルエン+キシレン+ガス ( 3) C7/C9アルキル交換 = C7 + C9 ⇔ 2C8 (4) 式2に見られるようにトルエンの不均化は平衡により移
動する可逆反応である。C8+芳香族が原料中に存在する
とき、それらは式3及び4に見られるとおりベンゼン、
トルエン及びキシレンが生成するアルキル交換/脱アル
キル化反応が進行する。混合流において製造されたベン
ゼンとキシレンがトルエンの不均化反応を左方向に移動
させる。さらにトルエンはC9流から製造される。従っ
て重質芳香族フィードが導入された後これらの効果によ
りトルエンの正味の転化率は減少する。
【0035】最初に重質芳香族は転化しそして除去され
るために、反応器は純粋なトルエンの不均化のためのあ
る選択された条件に維持される一方、フィードの転化率
はモニターされる。これにより重質の芳香族を含有する
新たなフィードに対してある確立された転化率を与え
る。平衡のために個々の成分の転化率はフィードの組成
に依存する。フィードの組成の変化に関して反応が定常
状態に達した後に個々の成分の転化率が一定に維持され
るようなプロセス条件により一定の反応の厳密性(se
verity)が維持される。これらの一定の転化率を
維持するために一以上のプロセス変数、例えば温度を徐
々に進行する触媒の失活を補償するように調整する。反
応の厳密性は純粋なフィード、即ちトルエンを使用する
ことにより容易にチェックすることができる。この場
合、もしフィードが純粋なトルエンに切り替えられたな
らば、転化率は目標値に達しているであろう。一旦この
新規の転化率が決定されたならば、反応器条件は重質芳
香族を含有する反応器フィードのある確立された転化率
が維持されるように一般に転化率を一定に維持されるか
又は反応の厳密性が維持されるように調整する。ほとん
どの場合重質芳香族の転化率は反応器の温度を増加的に
(incrementally)上昇させることにより
維持することができる。
【0036】重質芳香族を転化する間反応の厳密性を一
定に維持することにより純粋なトルエンの不均化の間の
起るであろう触媒の失活の速度を維持することができる
ことが見いだされた。かくして触媒の寿命は通常のトル
エンの不均化操作の間に起るであろうよりも大きな度合
いで短くなることはない。このことはモルデン沸石含有
不均化反応器中に重質の芳香族フィードを導入すること
により純粋なトルエンの不均化を中断し、そこでは重質
の芳香族フィードの転化が一定の反応の厳密性で行われ
そして次に反応器を純粋なトルエンの不均化に再び切り
替えられるという実験により確認された。このような実
験においては反応器が純粋なトルエンの不均化に切り替
えられる場合トルエンの転化率は一般に重質芳香族フィ
ードによる中断以前の最初のトルエンの不均化のときの
転化率と一致した。
【0037】このように100%重質芳香族までを含む
大量の重質芳香族は触媒活性又は触媒寿命に悪影響を及
ぼすことなくトルエン不均化装置を使用して転化するこ
とができる。不均化装置は純粋なトルエンの不均化と重
質芳香族の転化率の間を、共フィード(co−fee
d)若しくは重質芳香族のみからなるフィードとして使
用して容易に切り替えたり戻したりすることができる。
このような重質芳香族をトルエンの不均化操作に顕著な
障害を与えずに大量に転化することができる能力は大き
な利点である。加えて本方法により価値の低い重質芳香
族化合物をより高価値の芳香族生成物であるベンゼン、
トルエン及びキシレンに転化することができる。これら
の転化方法は重質芳香族化合物の転化をトルエンを共供
給して又はすることなしに可能とする。以下の実施例は
本発明をよりよく例証するために供される。
【0038】
【実施例】実施例1 100%重質芳香族化合物フィードをモルデン沸石触媒
を含有するトルエン不均化反応器に導入した。開始準備
の間に反応器はまず窒素を充填し(packed)そし
てパージされた。水素を次に1L/分の流量で導入しそ
して圧力は600psigに上昇した。温度を50℃/
時間の傾斜で200℃(390°F)に上昇させそして
一晩維持した。次に温度を同じ速度で250℃(485
°F)に上昇させそして2時間維持した。純粋なトルエ
ンフィードの供給を1.5mL/分で開始しそして水素
を開始相として炭化水素比1:1で反応器に供給した。
温度を次にトルエンの転化率47%(53%流出物)を
達成するように調整した。非芳香族化合物の選択率が1
%以下に低下したときH2/HCモル比が2:1に上昇
した。温度を次にトルエンの転化率が45〜47%に達
するように調整した。
【0039】モルデン沸石触媒は753〜817°F
(400〜436℃)及び500〜800psigの温
度及び圧力条件下にニッケル含有量約1.0%のニッケ
ルで促進されたモルデン沸石触媒であった。水素を約2
500SCF/BBLのフィードの速度で反応器に供給
しそしてフィードストック液の時間当りの空間速度(L
HSV)は約2/時間であった。操作70日目において
フィードを実質的に純粋なトルエンフィードから重質芳
香族化合物フィードに切り替えた。重質芳香族化合物フ
ィード流は重量で約76.1%C9アルキルベンゼン、
約6.7%C10芳香族、約5.6%C11+芳香族、及び
約11.0%キシレン及び約1.0%トルエンを含有し
た。表1に重質芳香族フィードの詳細な組成及び典型的
な生成物を列挙した。
【0040】
【表1】
【0041】エチルトルエンの約2/3、TMBの1/
4及びDEBの1/2が転化された。生成物はトルエ
ン、キシレン、少量のベンゼン、EB及び非芳香族化合
物であった。殆どすべてのn−プロピルベンゼン及びク
メンは転化された。トルエン、キシレン及びトリメチル
ベンゼンは(アルキル)鎖が短すぎて同等の脱アルキル
化速度を有しない。より高い圧力は転化率を増加させる
一方、より低い圧力は転化率を減少させることが観察さ
れた。
【0042】反応器流出物組成はまたトルエンと重質芳
香族フィードを比較しながら容積%基準で再計算され
た。結果を表2に示し、そして重質芳香族の転化は単通
反応において6.1%の容積の膨張及び45.8SCF
/bbl燃料ガスを有した。ガス及び非芳香族化合物収
率はまた脱アルキル化から予期されるようにTDPのそ
れよりも高かった。
【0043】
【表2】
【0044】実施例2 重質芳香族フィードをトルエンと共に重質芳香族成分を
混合物の重量の0%、15%、25%、35%、50%
及び75%の量に変化させてモルデン沸石触媒を含有す
るトルエン不均化装置中に導入した。重質芳香族フィー
ドの組成は実施例1の表1に列挙されたものと同一であ
った。約0.93重量%のニッケルを含有するニッケル
変性モルデン沸石触媒を触媒として使用した。実験のス
タートアップの方法は実施例1に記載されたものと同様
であった。
【0045】約2週間の純粋なトルエンフィード(即ち
重質芳香族化合物=0%)の不均化の後、25重量%の
重質芳香族化合物と75重量%のトルエンの混合物を純
粋なトルエンのときと反応条件を同一に保ちながら反応
器に供給した。平衡による制限のためにトルエンと他の
成分の転化率はフィードを変更した後は異った。この新
しい転化率は新規のフィード組成物のための新規の転化
率を確立するためにモニターされた。反応温度は次にこ
の確立された転化率に基づいて一定の転化率を維持する
ように調整された。フィード組成物を次に代えたときに
同様の手順が行われた。反応条件は新規の確立された転
化率を決定するために最初はその前のフィードと同一に
維持された。
【0046】図1はトルエン、エチルトルエン及びトリ
メチルベンゼンの重質芳香族フィードの関数としての転
化率を示す。トルエンの転化率は反応条件を維持しなが
ら25重量%の重質芳香族化合物を導入したときに4
6.3%から38.7%に低下した。C8が反応物流中
の主な生成物であった。フィード中50重量%までの重
質芳香族化合物を用いた場合、キシレン混合物の収率に
は僅かな変化しか見られなかった。これはトルエンのよ
り低い転化率とC9芳香族のより高い転化率の結果であ
った。重質の芳香族フィードが増加するとベンゼンの収
率は劇的に減少した。エチルベンゼン、非芳香族化合物
及びC10+重質物は僅かに変化した。
【0047】トルエンの転化率はより多量の重質芳香族
がフィード中に存在する場合継続して低下した。重質芳
香族化合物75%において消費されるトルエンの量は生
成するトルエンの量と同一であった。ET及びTMBの
転化率はそれぞれ52.5%と26.2%であった。フ
ィードは正味の生成物として主にキシレンとベンゼンに
転化した。フィードの変更の各段階は触媒の失活率を得
るために2週間継続された。「一定の厳密性(cons
tant severity)」の概念を確認するため
に12週間後にフィードをトルエンに戻した。トルエン
転化率は46.8%であった。TDPモードとフィード
中の異なる量の重質芳香族化合物の間において触媒の失
活率に変化はなかった。 実施例3 トルエンを用いた異なるフィード割合における重質芳香
族フィードをモルデン沸石触媒を含有するトルエン不均
化装置に供給した。重質の芳香族成分は混合物の重量の
0%、15%及び25%に変化させた。重質芳香族フィ
ードは下記表3に示す組成を有した。
【0048】
【表3】
【0049】使用された触媒は0.93重量%のニッケ
ルを含有するニッケル−変性モルデン沸石触媒であっ
た。スタートアップ手順は実施例1のものと同様であっ
た。
【0050】純粋なトルエンフィード(重質芳香族0
%)を3週間行った後、フィードは15重量%の重質芳
香族と85重量%のトルエンの混合物に純粋なトルエン
のときの反応条件と同一の条件を維持しながら切り替え
た。平衡による制限のためにトルエンと他の成分の転化
率はフィードが変更された後は異った。この新しい転化
率は新規のフィード組成物のための新規の転化率を確立
するためにモニターされた。反応温度は次にこの確立さ
れた転化率に基づいて一定の転化率が維持されるように
調整された。フィード組成物を次に25重量%の重質芳
香族と75重量%のトルエンの混合物に変更したときに
同様の手順が行われた。
【0051】表4はTMB、ET及びトルエンの転化率
をフィード中の重質芳香族の重量%の関数として列挙す
る。フィードは正味の生成物として主にキシレン及びベ
ンゼンに転化した。データは少なくとも10のデータ点
の平均であった。
【0052】
【表4】
【0053】本発明はその幾つかの形態のみについて示
されたが、このように限定されるものでなく本発明の視
野から逸脱することなく様々な変更や修正をうけること
は当業者には明らかであろう。従って、添付するクレー
ムは広くそして本発明の範囲と一致する方法で解釈され
ることが適切である。
【0054】本発明の主な構成と態様は以下の通りであ
る。
【0055】1.主としてC8+アルキル芳香族化合物を
含んでなる重質の芳香族フィードを転化してベンゼン、
トルエン及びキシレン生成物を製造する方法であって、
モルデン沸石触媒を含有する反応領域を用意し、モルデ
ン沸石触媒を使用して実質的に純粋なトルエンの不均化
の間に所望の転化率を得るのに必要とされる反応領域条
件に基づいて選択された条件下にフィードがモルデン沸
石触媒と接触するようにフィードを反応領域中に導入
し、反応領域を最初は選択された条件下におく一方、フ
ィードの確立された転化率を与えるように反応領域内の
フィードの転化を進行させ、確立された転化率で一般に
フィードの転化を維持するのに必要な反応器条件を調整
し、そして反応領域から転化生成物を除去することを含
んでなる方法。
【0056】2.トルエンフィードがまた重質芳香族フ
ィードと共に反応領域中に導入される1記載の方法。
【0057】3.重質芳香族が反応領域中に導入される
フィードの全重量の少なくとも15%を構成する2記載
の方法。
【0058】4.重質芳香族が反応領域中に導入される
フィードの全重量の少なくとも25%を構成する2記載
の方法。
【0059】5.重質芳香族が反応領域中に導入される
フィードの全重量の少なくとも35%を構成する2記載
の方法。
【0060】6.重質芳香族が反応領域中に導入される
フィードの全重量の少なくとも50%を構成する2記載
の方法。
【0061】7.重質芳香族が反応領域中に導入される
フィードの全重量の少なくとも75%を構成する2記載
の方法。
【0062】8.重質芳香族が反応領域中に導入される
フィードの実質的に全てを構成する1記載の方法。
【0063】9.モルデン沸石触媒がニッケル、パラジ
ウム又は白金−含有モルデン沸石触媒である1記載の方
法。
【0064】10.モルデン沸石触媒のシリカ対アルミ
ナモル比が約10:1乃至約60:1である1記載の方
法。
【0065】11.モルデン沸石触媒がニッケルを約
0.5重量%乃至約1.5重量%含有するニッケル−含
有モルデン沸石触媒である1記載の方法。
【0066】12.モルデン沸石触媒がパラジウムを約
0.1重量%乃至約0.5重量%含有するパラジウム−
含有モルデン沸石触媒である1記載の方法。
【0067】13.モルデン沸石触媒が白金を約0.1
重量%乃至約0.5重量%含有する白金−含有モルデン
沸石触媒である1記載の方法。
【0068】14.反応領域が約250乃至約500℃
の温度そして少なくとも約150psigの圧力で操作
される1記載の方法。
【0069】15.反応領域の温度を調整することによ
り反応器条件の調整を行う1記載の方法。
【0070】16.1記載の方法に従って製造される転
化生成物。
【0071】17.トルエンの不均化に使用するための
触媒の活性を実質的に低減させることなしに実質的に純
粋なトルエンを不均化するためのトルエン不均化反応装
置中で連続法でベンゼン、トルエン及びキシレンを主と
してC8+アルキル芳香族化合物からなる重質の芳香族フ
ィードから製造するためのフィード転化方法であって、
該方法は、実質的に純粋なトルエンを不均一するための
ニッケル−含有モルデン沸石触媒、白金−含有モルデン
沸石触媒及びパラジウム−含有モルデン沸石触媒からな
る群から選択される触媒を含有する反応装置の反応領域
を用意し、触媒を使用して実質的に純粋なトルエンの不
均化の間に所望の転化率を得るのに必要とされる反応領
域条件に基づいて選択された条件下にフィードが触媒と
接触するようにフィードを反応領域中に導入し、反応領
域を最初は選択された条件下におく一方、フィードのあ
る確立された転化率を与えるように反応領域内のフィー
ドの転化を進行させ、確立された転化率で一般にフィー
ドの転化を維持するのに必要な反応器条件を調整し、そ
して反応領域から転化生成物を除去することを含んでな
る方法。
【0072】18.トルエンもまた重質芳香族フィード
と共に反応領域中に導入される17記載の方法。
【0073】19.重質芳香族が反応領域中に導入され
るフィードの全重量の少なくとも50%を構成する18
記載の方法。
【0074】20.重質芳香族が反応領域中に導入され
るフィードの全重量の少なくとも75%を構成する18
記載の方法。
【0075】21.反応領域が約250乃至約500℃
の温度そして少なくとも約150psigの圧力で操作
される17記載の方法。
【0076】22.反応領域の温度を調整することによ
り反応器条件の調整を行う17記載の方法。
【0077】23.17記載の方法に従って製造される
転化生成物。
【0078】24.フィードの全重量の少なくとも35
%が重質芳香族から構成されそしてフィードの残量がト
ルエンであり、そして実質的に純粋なトルエンの不均化
に使用するための触媒の活性を実質的に低減させること
なしに、実質的に純粋なトルエンを不均化するためのト
ルエン不均化反応装置中で連続法で主としてC8+アルキ
ル芳香族化合物からなる重質の芳香族フィードからベン
ゼン、トルエン及びキシレンを製造するためのフィード
の転化方法であって、該方法は、実質的に純粋なトルエ
ンを不均化するためのニッケル−含有モルデン沸石触
媒、白金−含有モルデン沸石触媒及びパラジウム−含有
モルデン沸石触媒からなる群から選択される触媒を含有
する反応装置の反応領域を用意し、触媒を使用して実質
的に純粋なトルエンの不均化の間に所望の転化率を得る
のに必要とされる反応領域条件に基づいて選択された条
件下にフィードが触媒と接触するようにフィードを反応
領域中に導入し、反応領域を最初は選択された条件下に
おく一方、フィードのある確立された転化率を与えるよ
うに反応領域内のフィードの転化を進行させ、確立され
た転化率で一般にフィードの転化が維持されるように必
要に応じて反応器条件を調整し、そして反応領域から転
化生成物を除去することを含んでなる方法。
【0079】25.24記載の方法に従って製造される
転化生成物。
【図面の簡単な説明】
【図1】ニッケル−変性モルデン沸石触媒を使用した異
なるフィード比率における重質芳香族とトルエンの混合
フィードの関数としてのトルエン、エチルトルエン及び
トリメチルベンゼンの転化率のプロットである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C07C 15/073 C07C 15/073 15/08 15/08 // C07B 61/00 300 C07B 61/00 300 (72)発明者 ジエイムズ・アール・バトラー アメリカ合衆国テキサス州77598ウエブス ター・ガルブストンロード15902・アパー トメントナンバー1616 Fターム(参考) 4H006 AA02 AC27 BA09 BA21 BA25 BA26 BA30 BA62 BA63 BA71 BE20 DA10 4H039 CG50 CJ30

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主としてC8+アルキル芳香族化合物を含
    んでなる重質の芳香族フィードを転化してベンゼン、ト
    ルエン及びキシレン生成物を製造する方法であって、 モルデン沸石触媒を含有する反応領域を用意し、 モルデン沸石触媒を使用して実質的に純粋なトルエンの
    不均化の間に所望の転化率を得るのに必要とされる反応
    領域条件に基づいて選択された条件下にフィードがモル
    デン沸石触媒と接触するようにフィードを反応領域中に
    導入し、 反応領域を最初は選択された条件下におく一方、フィー
    ドの確立された転化率を与えるように反応領域内のフィ
    ードの転化を進行させ、 確立された転化率で一般にフィードの転化を維持するの
    に必要な反応器条件を調整し、そして反応領域から転化
    生成物を除去することを含んでなる方法。
  2. 【請求項2】 トルエンの不均化に使用するための触媒
    の活性を実質的に低減させることなしに実質的に純粋な
    トルエンを不均化するためのトルエン不均化反応装置中
    で連続法でベンゼン、トルエン及びキシレンを主として
    8+アルキル芳香族化合物からなる重質の芳香族フィー
    ドから製造するためのフィード転化方法であって、該方
    法は、 実質的に純粋なトルエンを不均一するためのニッケル−
    含有モルデン沸石触媒、白金−含有モルデン沸石触媒及
    びパラジウム−含有モルデン沸石触媒からなる群から選
    択される触媒を含有する反応装置の反応領域を用意し、 触媒を使用して実質的に純粋なトルエンの不均化の間に
    所望の転化率を得るのに必要とされる反応領域条件に基
    づいて選択された条件下にフィードが触媒と接触するよ
    うにフィードを反応領域中に導入し、 反応領域を最初は選択された条件下におく一方、フィー
    ドのある確立された転化率を与えるように反応領域内の
    フィードの転化を進行させ、 確立された転化率で一般にフィードの転化を維持するの
    に必要な反応器条件を調整し、そして反応領域から転化
    生成物を除去することを含んでなる方法。
  3. 【請求項3】 フィードの全重量の少なくとも35%が
    重質芳香族から構成されそしてフィードの残量がトルエ
    ンであり、そして実質的に純粋なトルエンの不均化に使
    用するための触媒の活性を実質的に低減させることなし
    に実質的に純粋なトルエンを不均化するためのトルエン
    不均化反応装置中で連続法で主としてC8+アルキル芳香
    族化合物からなる重質の芳香族フィードからベンゼン、
    トルエン及びキシレンを製造するためのフィードの転化
    方法であって、該方法は、 実質的に純粋なトルエンを不均化するためのニッケル−
    含有モルデン沸石触媒、白金−含有モルデン沸石触媒及
    びパラジウム−含有モルデン沸石触媒からなる群から選
    択される触媒を含有する反応装置の反応領域を用意し、 触媒を使用して実質的に純粋なトルエンの不均化の間に
    所望の転化率を得るのに必要とされる反応領域条件に基
    づいて選択された条件下にフィードが触媒と接触するよ
    うにフィードを反応領域中に導入し、 反応領域を最初は選択された条件下におく一方、フィー
    ドのある確立された転化率を与えるように反応領域内の
    フィードの転化を進行させ、 確立された転化率で一般にフィードの転化を維持するの
    に必要な反応器条件を調整し、そして反応領域から転化
    生成物を除去することを含んでなる方法。
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