JP2002362448A - 自動二輪車の盗難対策装置設置構造 - Google Patents

自動二輪車の盗難対策装置設置構造

Info

Publication number
JP2002362448A
JP2002362448A JP2002021277A JP2002021277A JP2002362448A JP 2002362448 A JP2002362448 A JP 2002362448A JP 2002021277 A JP2002021277 A JP 2002021277A JP 2002021277 A JP2002021277 A JP 2002021277A JP 2002362448 A JP2002362448 A JP 2002362448A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
theft device
motorcycle
case
installation structure
theft
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002021277A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4189154B2 (ja
Inventor
Ken Kojika
兼 小鹿
Akihiko Yamashita
明彦 山下
Motoharu Okumura
元晴 奥村
Seiichi Yamashita
誠一 山下
Atsushi Hatayama
淳志 畑山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Honda Access Corp
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Honda Access Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd, Honda Access Corp filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2002021277A priority Critical patent/JP4189154B2/ja
Priority to EP20020252239 priority patent/EP1247706B1/en
Priority to ES02252239T priority patent/ES2262757T3/es
Priority to DE2002611245 priority patent/DE60211245T2/de
Priority to US10/112,489 priority patent/US7034665B2/en
Publication of JP2002362448A publication Critical patent/JP2002362448A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4189154B2 publication Critical patent/JP4189154B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R25/00Fittings or systems for preventing or indicating unauthorised use or theft of vehicles
    • B60R25/10Fittings or systems for preventing or indicating unauthorised use or theft of vehicles actuating a signalling device
    • B60R25/102Fittings or systems for preventing or indicating unauthorised use or theft of vehicles actuating a signalling device a signal being sent to a remote location, e.g. a radio signal being transmitted to a police station, a security company or the owner
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R25/00Fittings or systems for preventing or indicating unauthorised use or theft of vehicles
    • B60R25/20Means to switch the anti-theft system on or off
    • B60R25/2009Antitheft state indicator
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R25/00Fittings or systems for preventing or indicating unauthorised use or theft of vehicles
    • B60R25/30Detection related to theft or to other events relevant to anti-theft systems
    • B60R25/33Detection related to theft or to other events relevant to anti-theft systems of global position, e.g. by providing GPS coordinates
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R2325/00Indexing scheme relating to vehicle anti-theft devices
    • B60R2325/20Communication devices for vehicle anti-theft devices
    • B60R2325/205Mobile phones
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R2325/00Indexing scheme relating to vehicle anti-theft devices
    • B60R2325/30Vehicles applying the vehicle anti-theft devices
    • B60R2325/304Boats
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R2325/00Indexing scheme relating to vehicle anti-theft devices
    • B60R2325/30Vehicles applying the vehicle anti-theft devices
    • B60R2325/306Motorcycles
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60WCONJOINT CONTROL OF VEHICLE SUB-UNITS OF DIFFERENT TYPE OR DIFFERENT FUNCTION; CONTROL SYSTEMS SPECIALLY ADAPTED FOR HYBRID VEHICLES; ROAD VEHICLE DRIVE CONTROL SYSTEMS FOR PURPOSES NOT RELATED TO THE CONTROL OF A PARTICULAR SUB-UNIT
    • B60W2556/00Input parameters relating to data
    • B60W2556/45External transmission of data to or from the vehicle
    • B60W2556/50External transmission of data to or from the vehicle of positioning data, e.g. GPS [Global Positioning System] data

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Radar, Positioning & Navigation (AREA)
  • Remote Sensing (AREA)
  • Burglar Alarm Systems (AREA)
  • Traffic Control Systems (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Alarm Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動二輪車において盗難対策のための装置を
施錠ができ且つ人目に付かない位置に防振及び防水を施
して設置する。 【解決手段】 GPSやPHS測位システムを利用して
盗難車輌の位置を報知する盗難対策装置20を、シート
6を施錠可能な開閉蓋としたヘルメット収納ボックス5
内に設置することにより、開錠しなければ他人が容易に
見付けられず、所有者は蓋を開けることによって容易に
インジケータ21を確認ができ、雨水の浸入を防止でき
る位置に設ける。盗難対策装置20はケース30に収容
して設け、より一層の防振及び防水を図るとともに、窓
55の設けてインジケータ21の視認性を確保する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、少なくとも識別情
報を無線送信して現在位置を報知する機能を通した通信
装置(盗難対策装置)を自動二輪車に設置するための構
造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、車両の盗難に対処するため
に、種々な発明が提案されている。特開昭61―304
50号公報には、車輛に盗難検知手段と送信手段とを設
け、持ち主が携帯する表示器で車輛から盗難検知信号を
受信して表示し、また、表示器側から信号を送信して車
輛に設けた警報機を起動させる車輛用盗難防止装置が提
案されている。また、特許第2665478号公報に
は、車輛に盗難検出器と位置検出器を設け、検出器が盗
難を検出したことに応じて位置検出器を起動させて、そ
の後の位置情報を自動的に送信する車輛盗難対策装置が
提案されている。
【0003】近年、衛星を用いた測位システム(GP
S:Global Positioning System)が広く実用に供せら
れ、衛星からの電波を受信することで現在位置の情報を
正確に検出することができる。また、近年の無線通信シ
ステムの発展により、PHS(パーソナルハンディーフ
ォンシステム)を利用した測位サービスが実施されてお
り、何処の基地局装置の無線通信サービスエリアに存す
るかによって当該PHS通信端末の位置を割り出すこと
ができるようになっている。
【0004】すなわち、GPSを利用するのであればG
PSで取得した現在位置情報と自己の識別情報とを無線
送信し、PHSを利用するのであれば自己の識別情報と
を無線送信すると言ったように、通信端末装置から少な
くとも識別情報を無線送信することにより、遠隔の所有
者や管理者に現在位置を報知することができる。したが
って、このような通信端末装置を盗難対策装置として自
動二輪車に搭載設置しておけば、自動二輪車が盗難され
た場合には、盗難対策装置からの報知によっていち早く
盗難車を発見することが可能となる。
【0005】なお、本願出願人は、特願2001―90
71号として、車輛が盗難された場合に、車輛のメーカ
ー名、車種、車体の色などといった当該車輛自体の属性
も特定できるようにした車両の盗難対策に適したシステ
ムを提案した。また、本願出願人は、特開2000―1
96529号公報に記載されるように、Gセンサにより
盗難を検出して使用者へ通知する機能を有した携帯電話
機を、自動二輪車のシート下部に設けたトランク内に保
持させ、駐車中などはシートをトランクの蓋として施錠
しておくことで、携帯電話機の盗難を防止することがで
きる発明も提案した。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来に
おいては、盗難対策のための装置の設置構造として特に
自動二輪車に適したものが未だ実現されていなかった。
すなわち、車両が盗難された事態を無線通報する盗難対
策装置は、犯人にそれ自体が車両から取り外されてしま
わないように、犯人が容易に見付けることができないよ
うに設置する必要がある。しかしながら、ドアーを施錠
できる自動車であればこのような設置場所は容易に得る
ことができるが、車体のほとんどの部分が剥き出しな自
動二輪車にあっては施錠ができ且つ人目に付かない場所
を確保するのが極めて困難である。
【0007】また、盗難対策装置は無線通信機能を有す
ることから、正常に電力が供給されているか、正常に動
作しているかなどといった作動状態を表示するインジケ
ータを備えており、人目に付かない場所に設置したとし
ても、使用者が必要に応じて容易にインジケータ確認が
できるようにする必要がある。また、自動二輪車は車体
のほとんどの部分が剥き出しな状態であることから、雨
水などに対する盗難対策装置の防水を図る必要があり、
また、自動二輪車は自動車などに較べて走行中の振動が
大きいことから、盗難対策装置の故障を惹起させないよ
うに防振を図る必要もあり、このような要求を合理的に
満足させ得る設置構造が未だ実現されていなかった。
【0008】本発明は上記従来の事情に鑑みなされたも
ので、上記要求を合理的に満足させて、盗難に対する通
報を無線送信する装置を自動二輪車に設置する構造を提
供することを目的とする。なお、本発明の更なる目的は
以下の説明において明らかなところである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、少なくとも識
別情報を無線送信して位置を報知する機能を有した盗難
対策装置を、自動二輪車に設置する構造であって、自動
二輪車に開閉可能な蓋を有し且つ当該蓋を施錠可能な物
入れ部を形成し、当該物入れ部内に盗難対策装置を設置
したことを特徴とする。したがって、GPSやPHS測
位システムを利用して盗難車輌の位置を報知する盗難対
策装置を、例えば、シートを施錠可能な開閉蓋としたシ
ート下のヘルメットボックスや小物入れ、カウルに設け
た施錠可能な蓋を有する物入れなどの中に設置すること
により、開錠しなければ他人が容易に見付けられず、所
有者は蓋を開けることによって容易にインジケータ確認
ができ、雨水の浸入を防止できる位置に盗難対策装置を
設置することができる。
【0010】更に、本発明では、盗難対策装置はケース
に納めて設置され、当該ケースは、少なくとも車体側へ
の取付け部位が防振材により形成され、盗難対策装置に
設けられたインジケータを透視させる透明部位を有する
ことを特徴とする。したがって、ケースに納めて取り付
けることにより盗難対策装置を振動からより確実に保護
することができ、しかも、インジケータの視認性を確保
することができる。
【0011】更に、本発明は、盗難対策装置はケースに
納めて設置され、当該ケースは、車体側へ取付けられる
ホルダと、ホルダに防水構造をもって取り付けられるカ
バーとから構成され、 ホルダは少なくともその車体側
への取付け部位が防振材により形成され、カバーは盗難
対策装置に設けられたインジケータを透視させる透明部
位を有することを特徴とする。本発明において、ケース
は筒状であってもよいが、このようにホルダとカバーと
に分離できる構造とすることにより、盗難対策装置のケ
ースへの収納及び取出しが容易となってメンテナンス作
業性が向上するとともに、例えば、ホルダを防振ゴムに
より成形し、カバーを透明樹脂により成形するといった
ように、防振性の高い材料と透視性の高い材料とをそれ
ぞれの性能を活かして使い分けることができ、ケースの
製作が容易となる。
【0012】更に、本発明は、ケースの車体に面する部
位には、緩衝材が設けられていることを特徴とする。例
えば、ケースと車体(物入れ部の内壁など)との間に、
防振ゴム、シリコングリス、ゲル状防振剤などを設けて
おくことにより、盗難対策装置を振動からより確実に保
護することができる。
【0013】更に、本発明は、盗難対策装置と自動二輪
車に搭載されたバッテリとを接続するコードがケースか
ら引き出されており、当該コードはケースに設けた係止
部に掛け回されてバッテリ側へ延設されていることを特
徴とする。本発明で、盗難対策装置は内蔵バッテリのみ
を電源としたものであってもよいが、車輌に搭載された
バッテリからコードを介して直接電力を受ける或いは内
蔵バッテリを充電することにより、長時間にわたって盗
難対策装置を動作させることできる。そして、このよう
にコード接続した場合、コードに何らかの引張り力がか
かったときには、例えば、コードと盗難対策装置側との
接続不良、ケースのコード引き出し部に雨水を浸入させ
てしまうような隙間の形成などが懸念されるが、コード
を係止部に掛け回すことによって、引っ張り力が係止部
から盗難対策装置側の部分に作用するのを防止すること
ができる。
【0014】更に、本発明は、盗難対策装置は、物入れ
部の内壁と、当該内壁を覆う内装シートとの間に設置さ
れることを特徴とする。また更に、本発明は、物入れ部
内に凹部を形成し、盗難対策装置は、物入れ部の凹部内
に納めて設置し、当該凹部を覆う蓋部材で覆ったことを
特徴とする。本発明において、盗難対策装置の設置態様
は種々考えられるが、特に上記の2つの態様は、自動二
輪車において期間や電装品などの配置に制約を受けずに
容易に設置スペースを確保することができ、施錠及び人
目からの秘匿性を確保でき、使用者による視認性やメン
テナンス生を確保できる好ましい構造を得ることができ
る。
【0015】なお、自動二輪車と略同様な構成で後輪を
2輪とした自動三輪車が知られているが、本発明に言う
自動二輪車にはこのような自動三輪車も包含される。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明を図に示す実施例に基づい
て具体的に説明する。図1には本実施例に係るスクータ
型の自動二輪車の全体を示し、図2及び図3にはその物
入れボックスの周辺を示してある。この自動二輪車に
は、車体フレーム1の略中央部にエンジン2を取り付
け、エンジン2に上下スイング自在に取り付けた動力伝
達機構3で後輪4を駆動するものであり、車体フレーム
1の後部(後輪4の上部)にヘルメットH1、H2など
を収納する物入れボックス5が取り付けられ、物入れボ
ックス5の上にシート6をその先端部をヒンジ7として
開閉可能に取り付け、物入れボックス5の上面開口を開
閉できるようになっている。
【0017】なお、物入れボックス5の後端部にはロッ
ク機構8が設けられており、当該ロック機構8によって
シート6を物入れボックス5を閉じた状態で施錠するこ
とができ、また、キーを用いて当該ロック機構8を開錠
して物入れボックス5を開けることができるようになっ
ている。また、エンジン2の上部でシート6の下部の空
所にはエアクリーナ9などの補器類が設けられており、
当該空所にはエンジン電装及び後述する盗難対策装置用
の電源となるバッテリ10も設けられている。
【0018】この自動二輪車は、車体前部を覆うカウル
状のフロントカバー12、車体中央部を覆うセンタカバ
ー13、車体後部を覆うリヤカバー14などからなるボ
ディカバーで車体フレーム1を覆ったものである。
【0019】ここで、図3及び図4に例示するように、
本発明に係る盗難対策装置20は物入れボックス5内に
設けられ、この設置態様では好ましい一例としては、物
入れボックス5の車輌前後方向の略中央の側部に盗難対
策装置20を設ける。図1に示すような2人乗り可能な
自動二輪車にあっては物入れボックス5内に2つのヘル
メットH1、H2を収納する場合もあり、このような位
置に盗難対策装置20を設ければ、2つのヘルメットの
間に形成される空所を利用することができ、物入れボッ
クス5内にヘルメット収納スペースを確保した状態で盗
難対策装置20の設置を行うことができる。なお、この
ような位置への設置は図13を参照して後述する設置態
様において有効である。
【0020】図5には本例の盗難対策装置20を示して
ある。盗難対策装置20は、例えば特願2001―90
71号として提案したような異常通報端末装置であり、
少なくとも車輌を特定するための識別情報を無線送信す
る機能を有し、GPSやPHSの測位システムを利用し
て、盗難の際には使用者や管理センタなどに現在位置を
把握できるように自動的に通報を行う装置である。
【0021】例えば、盗難対策装置20は、車輌に設け
られたGセンサなどの盗難検出手段からの盗難情報と、
メモリに記憶された車輌を一意に特定するための識別情
報と、メモリに記憶された車輌自体の色や車種などの属
性を示す属性情報と、車輌の現在位置を示す位置情報と
を互いに関連付けた異常通報を無線送信する機能を有し
た端末装置である。
【0022】また、例えば、盗難対策装置20は、複数
の基地局装置を備えた無線通信システムによる通信サー
ビスを利用する端末装置であって、車輌に設けられた盗
難検出手段からの盗難情報と、メモリに記憶された車輌
を一意に特定するための識別情報と、メモリに記憶され
た車輌自体の属性を示す属性情報とを互いに関連付けた
異常通報を、異常通報に含まれる識別情報に基づいてい
ずれの基地局装置にサービスエリアに存するかによって
割り出される当該異常通報の送信元の位置情報を取得す
る機能を有する管理装置に受信させるために、無線送信
する機能を有する端末装置である。
【0023】また、例えば、盗難対策装置20は、車輌
に設けられた盗難検出手段からの異常情報と、メモリに
記憶された車輌を一意に特定するための識別情報と、車
輌の現在位置を示す位置情報とを互いに関連付けた異常
通報を、異常通報に含まれる識別情報に基づいて車輌自
体の属性情報を記憶したデータベースから当該異常通報
の送信元の属性情報を取得する機能を有する管理装置に
受信させるために、無線送信する機能を有する端末装置
である。
【0024】また、例えば、盗難対策装置20は、車輌
に生じた異常を通報するために車輌に搭載され、複数の
基地局装置を備えた無線通信システムによる通信サービ
スを利用する端末装置であって、車輌に設けられた盗難
検出手段からの盗難情報と、メモリに記憶された車輌を
一意に特定するための識別情報とを互いに関連付けた異
常通報を、受信した異常通報に含まれる識別情報に基づ
いていずれの基地局装置にサービスエリアに存するかに
よって割り出される当該異常通報の送信元の位置情報を
取得する機能及び車輌自体の属性情報を記憶したデータ
ベースから当該異常通報の送信元の属性情報を取得する
機能を有する管理装置に受信させるために、無線送信す
る機能を有する端末装置である。
【0025】盗難対策装置20にはリチウム電池などの
充電可能なバッテリが電源として内蔵されており、当該
内蔵バッテリは盗難対策装置20にコネクタ25で接続
されたコード26を介して車載充電器27に接続され、
車載充電器27がコード28を介してコネクタ29によ
り車載バッテリ10側に接続されて、盗難対策装置20
が自動二輪車に設置搭載された状態ではその内蔵バッテ
リは車載バッテリ10によって充電されるようになって
いる。なお、盗難対策装置20にはその充電状態や作動
状態をLEDなどの発光で表示するインジケータ21が
設けられている。
【0026】そして、盗難対策装置20は、物入れボッ
クス5のように施錠可能な物入れ部内に設置すれば、日
常的な防水性や施錠及び人目からの秘匿性を確保できる
が、本例では、より一層の秘匿性や防水性、更には防振
性をもって設置するために、盗難対策装置20をケース
に収納した状態で設置し、また、その設置構造にも工夫
を凝らしている。図6及び図7には盗難対策装置20を
収納するケース30を示し、図8〜図12にはケース3
0に納めた盗難対策装置20を示してある。
【0027】ケース30は図6に示すホルダ40と図7
に示すカバー50との半割構成であり、ホルダ40とカ
バー50とを水密構造で嵌合させて一体化することによ
り、ケース30の内部に盗難対策装置20及びコネクタ
25を防水構造にて収納し、更に後述するように物入れ
ボックス5内などの車体側に防振構造で取り付けられ
る。
【0028】ケースのホルダ40は弾性及び防水性を有
する材料(本例では、ゴム)により形成されており、底
板部41の周縁を立壁部42で囲った船形となってい
る。そして、底板部41には盗難対策装置20に係合し
て位置決めするリブ43及びコネクタ25に係合して位
置決めするリブ44が数箇所設けられており、また、立
壁部42の一端にはコネクタ25から延びるコード26
を通すための円筒部45が設けられている。
【0029】また、立壁部42の略中央部にはカバー5
0と結合させるための一対の門型耳部46及び車体側に
取付けるための一対の門型耳部47が形成されており、
更に、立壁部42の内面には連続した周溝48が形成さ
れている。
【0030】図7に示すカバー50はインジケータ21
を透視することができように透明な樹脂により形成され
ており、その略中央部には門型耳部46に係合する一対
の鉤部51が設けられている。そして、カバー50の上
面にはコード26を掛け回すための爪溝52が設けられ
ており、更に、カバー50の周縁には周溝48に嵌合す
る連続したフランジ53が形成されている。
【0031】すなわち、全体外観を表す図8、そのカバ
ー側からの透視平面で表す図9、そのA−A矢視断面を
表す図10、そのB−B矢視断面を表す図11、円筒部
45側から見た外観を表す図12に示すように、盗難対
策装置20とコネクタ25とはケース30内に収容さ
れ、コード26が円筒部45を通して外部に引き出され
て爪溝52に係合させて掛け回されている。なお、図8
には、図7と異なって、インジケータ21を透視させる
透明樹脂からなる窓55が設けられたカバー50を示し
てある。他の部分は図7に示したものと同じであるが、
このようにカバー50の一部分を透明とすることでイン
ジケータ21の視認性を確保するようにしてもよい。
【0032】そして、門型耳部46に鉤部51を係合さ
せることによりカバー50はホルダ40に取り付けられ
るが、周溝48内にフランジ53をゴムの弾性を利用し
て密着して係合させることにより、カバー50とホルダ
40との合わせ面での水密が図られている。更に、円筒
部45の内面には突条45aが形成されており、コード
26の表面を被覆しているゴムやビニールなどの弾性材
が突条45aに噛み合って変形密着し、コード26を引
き出している円筒部45においても水密性が図られてい
る。
【0033】したがって、盗難対策装置20はケース3
0に納めることによって確実な防水が図られている。そ
して、円筒部45から引き出したコード26を爪溝52
に掛け回しているため、コード26に何らかの引っ張り
力がかかった場合でも、爪溝52によってこの引っ張り
力を支持することができるので、円筒部45内のコード
26が動いて水密性を損なうような隙間が形成されてし
まう事態を防止し、更に、コネクタ25との接触不良が
生じてしまう事態を防止している。
【0034】図8に示すように、例示のケース30は車
体側に設けた取付け具60に嵌合させることにより取り
付けられ、取付け具60の一対の鉤部に一対の門型耳部
47を嵌合させることにより車体側への取り付けがなさ
れる。ここで、門型耳部47はホルダ40と共に弾性ゴ
ムなどにより形成されているため、車体側からの振動に
対して防振効果を得ることができる。
【0035】上記のようなケース30に納めた盗難対策
装置20(或いは、ケースに納めない状態の盗難対策装
置)は自動二輪車に設けられた施錠可能な物入れ可能な
部位に取付け設置されるが、例えば物入れボックス5を
車幅方向で断面して表す図13〜図15に示すような構
造で自動二輪車に設置される。
【0036】図13に示す例では、物入れボックス5内
の低部の隅に盗難対策装置20を取付け設置し、物入れ
ボックス5の内面を覆う内装シート61によって盗難対
策装置20を覆っている。なお、この例では、図3及び
図4に示したように、物入れボックス5の車輌前後方向
の略中央の側部に盗難対策装置20を設けるのが好まし
い。したがって、シート6により施錠閉止することがで
きる物入れボックス5内に設置することで他人による取
外し防止や日常的な防水が図られ、更に、内装シート6
1で覆うことにより秘匿性を得ることができる。しか
も、使用者であれば、解錠して物入れボックス5を開
け、内装シート61を捲って盗難対策装置20のインジ
ケータ21を目視確認することが容易にできる。
【0037】図14に示す例では、物入れボックス5内
の低部に凹部5aを形成し、当該凹部5a内に盗難対策
装置20を納めて取付け設置し、物入れボックス5の内
面を覆う内装シート61によって盗難対策装置20を覆
っている。したがって、上記の例と同様に、物入れボッ
クス5内に設置することで他人による取外し防止や日常
的な防水が図られ、更に、内装シート61で覆うことに
より秘匿性を得ることができ、しかも、使用者によるイ
ンジケータ21の目視確認を容易に行わせることができ
る。そして更に、本例では、物入れボックス5内の低部
をフラットな状態とすることができ、物入れボックス5
の使い勝手の良さを維持することができるとともに盗難
対策装置20の設置場所を他人には判り難くすることが
できる。
【0038】図15に示す例では、物入れボックス5と
リヤカバー14との間の空所に盗難対策装置20を取付
け設置しており、物入れボックス5はネジプラグ5bな
どの手作業で容易に着脱できる締結具によって車体フレ
ームに取り付けられている。したがって、、物入れボッ
クス5とリヤカバー14との間の空所に設置することで
他人による取外し防止や日常的な防水が図られ、更に、
秘匿性を得ることができ、しかも、ネジプラグ5bを外
して物入れボックス5を取外すという簡単な作業で、使
用者によるインジケータ21の目視確認を容易に行わせ
ることができる。
【0039】なお、本発明においては、盗難対策装置2
0を取付け設置位置として上記以外にも施錠ができる場
所であれば種々採用することができ、例えば、フロント
カバー12やセンタカバー13などに設けた施錠可能な
蓋付きの物入れボックス、車体に対して施錠可能なシー
トと車体との間に形成された工具などの小物を収容して
物入れ空間などに盗難対策装置20を取付け設置しても
よい。
【0040】ここで、上記のようにケースのホルダ40
を弾性材で形成し、このホルダ40側で車体側への取り
付けを行うことにより、ホルダ40の弾性によって内部
の盗難対策装置20の防振を図ることができ、更には、
図8に示したような取付け具60を用いることによって
より振動伝播経路を間接的にするとともに弾性を高めて
一層の防振効果を得ることができるが、更なる弾性体を
利用した防振構造を採用することにより防振効果をより
一層高めることができる。
【0041】例えば、ホルダ40の側面視を表す図16
(a)、その底面視を表す同図(b)、ホルダ40の底
面と物入れボックス5の内壁面とを拡大して表す同図
(c)に示すように、ホルダ40の底面に円錐状の弾性
突起49を多数設け、形状的に変形し易くなった弾性突
起49の先端部が物入れボックス5の内壁面に接触して
変形することで、ケース30(すなわち、盗難対策装置
20)への振動伝達を低減させるようにする。この場
合、円錐状の弾性突起49の基部に環状溝部49aを設
ければ、弾性突起49の変形がより一層容易となるため
振動伝達の低減効果を増すことができる。
【0042】また、上記のようにホルダ立壁部42の内
周に形成した周溝48にカバー50に形成したフランジ
53を密着嵌合させ、円筒部45に形成した突条45a
とコード26の被覆をと噛み合わすことにより、洗車な
どの非日常的な水の浸入に対してもケース30内部への
水の侵入を防止することができるが、例えば図17に示
すような防水構造とすることにより、ケース内部の結露
を防止することができる。
【0043】すなわち、ホルダ立壁部42の端面に周溝
48aを形成し、当該周溝48aの内面に段違いの突起
48bを複数形成する。そして、カバー50の周縁を当
該周溝48a内に挿し込んで突起48bと密着させ、ホ
ルダ立壁部42の端面(すなわち、周溝48aの開口端
面)にフランジ53を当てて、ホルダ40にカバー50
を取付ける。これにより、フランジ53が軒となって周
溝48a内への水の浸入を防止し、段違いの突起48b
及び壁54の適所に設けた切欠きによって形成されるラ
ビリンス通路によってケース30内の湿気が外部に放出
される。
【0044】図18には自動二輪車に搭載される盗難対
策装置20に適した車載充電器27の構成の一例を示し
てある。盗難対策装置20の内蔵バッテリ71は内蔵変
圧器72を介してコード26により車載充電器27に接
続され、車載充電器27はコード28を介して車載バッ
テリ10に接続され、車載充電器27に内蔵された変圧
器73で車載バッテリ10の電圧を変換し(例えば、1
2Vを5.2Vへ)、更に、内蔵変圧器72で電圧を変
換して(例えば、5.2Vを4.2Vへ)、内蔵バッテ
リ71を充電する。
【0045】ここで、内蔵バッテリ71へ常時充電電圧
を印加すると盗難対策装置20の制御回路(マイコンな
ど)が定期的な休止(スリープ)状態つまり低消費電力
状態に入らず連続動作して消費電力が増大し、結果とし
て、車載バッテリ10の電力消耗が促進されてしまうと
言う懸念があるが、車載バッテリ10の容量が比較的小
さい自動二輪車にあっては大きな問題となる。また、内
蔵バッテリ71としてリチウムイオン電池を用いる場合
では40℃以上の高温環境や零下5℃以下の低温環境で
充電すると、電池71の耐久性に影響を及ぼすことにな
るため、内蔵変圧器72にその様な温度環境下では充電
しない機能を備えてある。しかし、自動二輪車の使用環
境及び保管環境を考えればこのような高温又は低温環境
となっている可能性が高い。
【0046】そこで、盗難対策装置20との接続をオン
・オフするスイッチ74を車載充電器27に設け或る時
間間隔でスイッチ74をオンさせて内蔵バッテリ71の
充電状態をチェックし、これ以外の時にはスイッチ74
をオフさせる制御機能手段75を車載充電器27に設
け、スイッチ74がオフの間は盗難対策装置20の制御
回路が休止状態に入れるようにすることで車載バッテリ
10の浪費を防止する。また、環境温度を検出して所定
の温度範囲を外れる時はスイッチ74をオンさせない制
御機能手段を車載充電器27に設け、内蔵バッテリ71
の許容温度以外での充電を防止してもよい。
【0047】更に、制御機能手段75による制御によっ
て、内蔵バッテリ71の充電状態チェックを通常のイン
ターバル(例えば、36時間間隔)で行い、これら充電
状態チェックにおいて所定回数(例えば、3回)連続し
て内蔵バッテリ71が充電不要状態であった場合は、充
電状態チェックインターバルを短くし(例えば、6時間
間隔)で行い、これら充電状態チェックにおいて所定回
数(例えば、5回)連続して内蔵バッテリ71が充電不
要状態であった場合には、内蔵バッテリ71や盗難対策
装置20自体の故障と判断して、インジケータ21から
異常通報表示を行ったり、通報オンを鳴動させる制御機
能を設けるようにしてもよい。1日24時間に対し36
時間のインターバルとすることにより、今回の充電状態
チェックが真夏の昼の高温下であったとしても、次回の
充電状態チェックは涼しい朝に行うようにすることがで
き、状態チェック及び充電が適切な温度環境下で行われ
る機会を増すことができる。
【0048】ここで、内蔵バッテリ71が充電可能か否
かをチェックする上記の充電状態チェックインターバル
の制御処理について、更に詳しく説明する。上記の処理
は、所定のプログラムによって制御処理を行うマイクロ
コンピュータなどから構成される制御機能手段75の制
御によって、充電状態チェックを予め設定したインター
バルで行うバッテリ充電方法又はバッテリ充電器の発明
として把握することができる。この充電状態チェックの
インターバル及びその制御方法は種々な態様で設定する
ことが可能であり、以下にそれらについて説明する。
【0049】まず、一つの態様としては、バッテリ充電
状態チェックを所定のインターバルで定期的に行うバッ
テリ充電方法又はバッテリ充電器において、当該インタ
ーバルは毎回の充電状態チェック動作が前回のチェック
動作の時刻と異なった時刻に行われるように24時間
(一日)に対して所定のずれ時間として設定されてお
り、当該インタバールでチェック動作を複数回繰り返し
行うことにより、当該ずれ時間が累積して以前のチェッ
ク動作時刻に戻るようにした、方法又は制御機能手段で
制御する充電器である。
【0050】このずれ時間(すなわち、インターバル)
は、種々な時間として設定することが可能である。しか
しながら、バッテリは環境温度の変動によって充電効率
が変動する温度依存性があるため(特に、リチュームイ
オン電池である場合には顕著)、例えば充電効率が最も
悪い時間帯だけで繰り返しチェックを行って適切な充電
状態が検出されない事態を防止するため、例えば24時
間(一日)を2以上の自然数で除した値(12、8、
6、・・・)とするのが好ましく、特に、インターバル
は6時間とするのが好ましい。
【0051】ここで、一日の気温変動は一般的に、早朝
の日の出前が最も低く、その後は気温が上昇し、真昼か
ら午後2時にかけてが最も高くなり、そして、午後2時
を過ぎると宵の口にかけて気温が低下し、更に、この気
温の低下は早朝の日の出前まで続く。これを気温変動の
観点からみると、一日を、朝、真昼、夕方、深夜の4つ
に区分した時間帯として捉えることができ、各時間帯の
間隔は6時間となる。したがって、上記のような一日を
2以上の自然数で除した値をインターバルとして設定す
ることにより、時間帯を異ならせてチェック動作を実行
することができ、バッテリの温度依存性に基づく偏りの
ないチェック動作を行うことができる。
【0052】なお、この場合、インターバルを各時間帯
の間隔である6時間より短くする場合には温度差がそれ
ほど大きくない同じ時間帯でチェック動作を繰り返すこ
とにもなり、チェック動作の度に盗難対策装置の通信機
能が休止(スリープ)状態から通常の動作状態に起動さ
れて、動作電力の消費が多くなって車載バッテリの電力
消費を大きくしてしまうと言う懸念を生じてしまう。こ
のような観点及び特徴的な温度状態となる各時間帯での
チェックが実施できると言う利点から、インターバルは
6時間とするのが好ましい。
【0053】他の態様としては、インターバルは、バッ
テリの電力がもつ所定の日数分の時間(24時間×日
数)に対して24時間未満の時間だけずらすことにより
チェック動作を行う時間帯が毎回ずれていくようにする
ことができるとともに、複数回のチェック動作を1セッ
トとして以前の時間帯に戻ってチェック動作を行うこと
ができる。そして、更には、同日のうちの4つの時間帯
全てでチェック動作を繰り返し行わずともよい場合に
は、同日の4つの時間帯のうちのいずれか少なくとも1
つでチェック動作を行うようにすればよい。このような
場合には、6時間の自然数倍づつずれるようにインター
バルを設定するのが好ましい。
【0054】更に他の態様としては、インタバールを、
24時間の自然数倍を除く時間とする、或いは、24時
間の除数を除く時間とするようにしてもよく、このよう
にすれば、繰り返されるチェック動作がそれぞれ異なる
時刻になされ、時間帯による温度依存性への偏りを防止
することができる。なお、制御機能手段の構成によって
は、或いは、激しい温度変化にさらされる車輌への搭載
態様によっては、当該制御機能手段自体(例えば、タイ
マ回路)の温度依存性によってインタバール自体にずれ
が生ずる場合もあり、このような場合には、上記のよう
に24時間の除数にインタバールを設定した場合でも、
同様なチェック動作時刻の変更がなされる。
【0055】また、上記のチェック動作は、充電可能な
状態を検出したときにはバッテリへの充電動作を伴う
が、この充電動作においては、バッテリの電圧値や電流
値を監視して満充電となるまで行ってもよく、或いは、
チェック動作のインターバル時間に消費される電力と略
等しい電力を充電するようにしてもよく、或いは、チェ
ック動作のインターバル複数回分に相当する時間に消費
される電力と略等しい電力を充電するようにしてもよ
い。なお、インターバル時間に消費される電力と略等し
い電力を充電する場合に較べ、複数回分に相当する時間
に消費される電力と略等しい電力を充電するようにすれ
ば、充電動作時の温度が高温や低温といったように不適
切なために満足な充電が行えないことがあっても、次の
インターバルまでにバッテリの電力が切れてしまう自体
を防止することができる。
【0056】更に、インターバルを通常の時間とそれよ
り短い時間の複数種類に設定する幾つかの態様につい
て、図19を参照してより具体的に説明する。まず、同
図中に実施例[1]として示すように、通常のインター
バルを36時間に設定した場合、1日(24時間)に対
して12時間(半日)長いので、インターバル1回目の
36時間(1日半)後で前回の動作時刻に対するずれが
12時間となり、チェック動作のインターバル2回目の
72時間(3日間)後にチェック動作の時刻が元に戻
る。
【0057】ここで、チェック動作にともなって行われ
る充電に際して、バッテリの電圧や電流値を検出して充
電が充分に行えたか否かを検出し、この検出結果を制御
機能手段75に通知するようにし、制御機能手段75
は、最後に充電可能であった回以降、充電不可或いは充
分に充電できないとの判断を所定のインターバル回数
(本例では2回であるが、これ以上の回数であってもよ
い)連続した場合は、短いインターバルに変更して以後
のチェック動作を行う。なお、この短いインターバル
は、前述のように6時間が好ましい。
【0058】そして更に、この短いインターバルでのチ
ェック動作により、充電不可或いは充分に充電できない
との判断を所定の回数(本例では5回であるが、これ以
外の回数であってもよい)連続した場合は、制御機能手
段75は、前述のように内蔵バッテリ71や盗難対策装
置20自体の故障と判断してその措置をとるようにする
とよい。なお、短いインターバルでのチェック動作の繰
り返しの当該所定回数に至らない何回目かで充電が可能
或いは十分に充電ができた場合、制御機能手段75は、
通常のインターバル(36時間)でのチェック動作に復
帰するのが好ましい。
【0059】次に、図19中に実施例[2]として示す
ように、通常のインターバルを30時間に設定した場
合、1日(24時間)に対して6時間(1/4日)長い
ので、インターバル2回目の60時間(2日半)後で前
回の動作時刻に対するずれが12時間となり、チェック
動作のインターバル4回目の120時間(5日間)後に
チェック動作の時刻が元に戻る。
【0060】ここで、上記と同様に、制御機能手段75
は、最後に充電可能であった回以降、充電不可或いは充
分に充電できないとの判断を所定のインターバル回数
(本例では4回であるが、これ以上の回数であってもよ
い)連続した場合は、短いインターバルに変更して以後
のチェック動作を行う。なお、この短いインターバル
は、前述のように6時間が好ましい。そして更に、この
短いインターバルでのチェック動作により、充電不可或
いは充分に充電できないとの判断を所定の回数連続した
場合は、制御機能手段75は、前述のように内蔵バッテ
リ71や盗難対策装置20自体の故障と判断してその措
置をとるようにするとよく、また、短いインターバルで
のチェック動作の繰り返しの当該所定回数に至らない何
回目かで充電が可能或いは十分に充電ができた場合、制
御機能手段75は、通常のインターバル(30時間)で
のチェック動作に復帰するのが好ましい。
【0061】次に、図19中に実施例[3]として示す
42時間、或いは、実施例[4]として示す18時間よ
うに、通常のインターバルを設定した場合についても、
制御機能手段75の制御により上記と同様な動作が行わ
れる。ここで、盗難対策装置20の無線通信機の暗電流
値やバッテリの容量などの条件によっては、6時間を3
倍した18時間を1日24時間に加えた42時間という
比較的長いインターバルに設定してもよい。また、24
時間から6時間を減じて18時間という比較的短いイン
ターバルに設定することも可能である。
【0062】なお、上記では、盗難対策装置を例にとっ
て本発明を説明したが、本発明は車輌に搭載されるバッ
テリ電源の無線通信機に広く適用することができるもの
であり、特に、上記の充電状態チェックインターバルに
係る発明は、当該無線通信機の電源バッテリを車輌に搭
載した他のバッテリで充電する方式を採用した場合に、
当該他の車載バッテリの電力浪費を防止して車輌本来の
性能を損なうことを防止することができると言う効果が
ある。
【0063】上記のチェック動作制御は、例えば、更に
次のような発明として捉えることができる。バッテリ充
電状態のチェック動作(充電可否の判定及び充電動作を
含む)を所定のインターバルで繰り返し実施する方法又
は充電器であって、当該動作を制御する制御手段に、1
日24時間を4等分する6時間毎を1単位とした第1か
ら第4までの区分時間帯を設定し、区分時間帯の複数単
位(例えば、6単位)毎に1回のチェック動作を行う第
1のモードと、第1のモードより少ない区分時間帯単位
(例えば、1単位)毎に1回のチェック動作を行う第2
のモードとを設定し、制御手段は、前回のチェック動作
にて充電可(充電が正常に行われた正常状態)と判定し
た場合又は正常状態でないと判定した連続した以前の動
作回数が第1の所定回数未満であると判定した場合には
第1のモードで制御を行い、正常状態でないと判定した
連続した以前の動作回数が第1の所定回数以上であると
判定した場合には第2のモードで制御を行う。
【0064】更には、上記の方法又は充電器の発明にお
いて、制御手段は、第2のモードへ変更した後のチェッ
ク動作により、正常状態でないと判定した回数が第2の
所定回数以上となった場合には、充電対象装置(バッテ
リや通信機)の不良と判定する。更には、上記の方法又
は充電器の発明において、制御手段は、チェック動作に
て充電可と判定した時には、バッテリを満充電する、或
いは、連続した複数回のインターバルで消費されると略
等しい電力をバッテリに充電する。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
他人によって発見されて取外されてしまわないように盗
難対策装置を自動二輪車に設置することができ、しか
も、防振や防水を図って盗難防止装置の故障を防止する
ことができ、自動二輪車の限られたスペースを合理的且
つ有効に利用して、盗難対策装置の機能を発揮させるこ
とができる。また、本発明によれば、バッテリの充電を
効率的に行うことができ、特に車載バッテリによって無
線通信機のバッテリを充電する場合、車載バッテリの浪
費を防止すること、無線通信機のスリープモードを無用
に解除してそのバッテリ電力を浪費させてしまいことを
防止すること、無線通信機のバッテリを適切に充電する
こと等を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を適用した自動二輪車の一例を示す側
面図である。
【図2】 その自動二輪車の物入れ部分を示す側面図で
ある。
【図3】 その自動二輪車の物入れ部分を示す斜視図で
ある。
【図4】 その自動二輪車の物入れ部分を示す平面図で
ある。
【図5】 本発明の一例に係る盗難対策装置及び電力供
給系を示す斜視図である。
【図6】 本発明の一例に係るケースのホルダを示す斜
視図である。
【図7】 本発明の一例に係るケースのカバーを示す斜
視図である。
【図8】 本発明の一例に係る盗難対策装置を納めたケ
ースを示す斜視図である。
【図9】 本発明の一例に係る盗難対策装置を納めたケ
ースを透視して示す平面図である。
【図10】 図9中のA−A矢視断面図である。
【図11】 図9中のB−B矢視断面図である。
【図12】 図9中の円筒部側から正面図である。
【図13】 本発明の一例に係る盗難対策装置の設置構
造を示す断面図である。
【図14】 本発明の他の一例に係る盗難対策装置の設
置構造を示す断面図である。
【図15】 本発明の他の一例に係る盗難対策装置の設
置構造を示す断面図である。
【図16】 ケースホルダの防振構造を説明する図であ
る。
【図17】 ケースの防水構造の他の一例を説明する図
である。
【図18】 盗難対策装置20から車載バッテリに至る
電気系を説明する回路図である。
【図19】 充電状態チェックのインターバルを説明す
る図である。
【符号の説明】
5:物入れボックス、 5a:凹部、6:シート(物入
れボックスの蓋)、 8:施錠機構、10:車載バッテ
リ、 20:盗難対策装置、21:インジケータ、 2
6:コード、30:ケース、 40:ケースホルダ、4
5:円筒部、 48、48a:周溝、49:弾性突起、
50ケースカバー、52:爪溝、 53:フランジ、
55:窓、 61:内装シート、
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04B 7/26 H04B 7/26 E H04Q 7/34 106A (72)発明者 山下 明彦 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 奥村 元晴 埼玉県新座市野火止8丁目18番4号 株式 会社ホンダアクセス内 (72)発明者 山下 誠一 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 畑山 淳志 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 Fターム(参考) 5C087 AA02 AA03 BB20 BB65 BB74 DD05 DD13 EE08 EE18 FF17 GG10 GG66 5H180 AA05 BB04 BB05 BB08 CC12 FF05 FF27 5K067 AA32 BB21 BB41 DD17 FF03 JJ52 JJ56 KK05 KK17

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも識別情報を無線送信して位置
    を報知する機能を有した盗難対策装置を、自動二輪車に
    設置する構造であって、 自動二輪車に開閉可能な蓋を有し且つ当該蓋を施錠可能
    な物入れ部を形成し、当該物入れ部内に盗難対策装置を
    設置したことを特徴とする自動二輪車の盗難対策装置設
    置構造。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の自動二輪車の盗難対策
    装置設置構造において、 盗難対策装置はケースに納めて設置され、 当該ケースは、少なくとも車体側への取付け部位が防振
    材により形成され、盗難対策装置に設けられたインジケ
    ータを透視させる透明部位を有することを特徴とする自
    動二輪車の盗難対策装置設置構造。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の自動二輪車の盗難対策
    装置設置構造において、 盗難対策装置はケースに納めて設置され、 当該ケースは、車体側へ取付けられるホルダと、ホルダ
    に防水構造をもって取り付けられるカバーとから構成さ
    れ、 ホルダは少なくともその車体側への取付け部位が防振材
    により形成され、カバーは盗難対策装置に設けられたイ
    ンジケータを透視させる透明部位を有することを特徴と
    する自動二輪車の盗難対策装置設置構造。
  4. 【請求項4】 請求項2又は請求項3に記載の自動二輪
    車の盗難対策装置設置構造において、 ケースの車体に面する部位には、緩衝材が設けられてい
    ることを特徴とする自動二輪車の盗難対策装置設置構
    造。
  5. 【請求項5】 請求項2乃至請求項4のいずれか1項に
    記載の自動二輪車の盗難対策装置設置構造において、 盗難対策装置と自動二輪車に搭載されたバッテリとを接
    続するコードがケースから引き出されており、 当該コードはケースに設けた係止部に掛け回されてバッ
    テリ側へ延設されていることを特徴とする自動二輪車の
    盗難対策装置設置構造。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至請求項5のいずれか1項に
    記載の自動二輪車の盗難対策装置設置構造において、 盗難対策装置は、物入れ部の内壁と、当該内壁を覆う内
    装シートとの間に設置されることを特徴とする自動二輪
    車の盗難対策装置設置構造。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至請求項5のいずれか1項に
    記載の自動二輪車の盗難対策装置設置構造において、 物入れ部内に凹部を形成し、 盗難対策装置は、物入れ部の凹部内に納めて設置し、当
    該凹部を覆う蓋部材で覆ったことを特徴とする自動二輪
    車の盗難対策装置設置構造。
JP2002021277A 2001-04-02 2002-01-30 自動二輪車の盗難対策装置設置構造 Expired - Fee Related JP4189154B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002021277A JP4189154B2 (ja) 2001-04-02 2002-01-30 自動二輪車の盗難対策装置設置構造
EP20020252239 EP1247706B1 (en) 2001-04-02 2002-03-27 Anti-theft device installation structure for motorcycle
ES02252239T ES2262757T3 (es) 2001-04-02 2002-03-27 Estructura de instalacion de dispositivo antirrobo para motocicleta.
DE2002611245 DE60211245T2 (de) 2001-04-02 2002-03-27 Anordnungsstruktur einer Diebstahlsicherung für Motorräder
US10/112,489 US7034665B2 (en) 2001-04-02 2002-05-21 Anti-theft device installation structure for motorcycle

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001103082 2001-04-02
JP2001-103082 2001-04-02
JP2002021277A JP4189154B2 (ja) 2001-04-02 2002-01-30 自動二輪車の盗難対策装置設置構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002362448A true JP2002362448A (ja) 2002-12-18
JP4189154B2 JP4189154B2 (ja) 2008-12-03

Family

ID=26612945

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002021277A Expired - Fee Related JP4189154B2 (ja) 2001-04-02 2002-01-30 自動二輪車の盗難対策装置設置構造

Country Status (5)

Country Link
US (1) US7034665B2 (ja)
EP (1) EP1247706B1 (ja)
JP (1) JP4189154B2 (ja)
DE (1) DE60211245T2 (ja)
ES (1) ES2262757T3 (ja)

Cited By (24)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005119420A (ja) * 2003-10-15 2005-05-12 Honda Motor Co Ltd 軽車両用リモコン装置
EP2180544A1 (en) 2008-10-24 2010-04-28 Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha Motorcycle
EP2180332A1 (en) 2008-10-24 2010-04-28 Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha Motorcycle
EP2180545A1 (en) 2008-10-24 2010-04-28 Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha Straddle-type vehicle
EP2180333A1 (en) 2008-10-24 2010-04-28 Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha Motorcycle
JP2010105630A (ja) * 2008-10-31 2010-05-13 Honda Motor Co Ltd 自動二輪車
JP2010111185A (ja) * 2008-11-04 2010-05-20 Honda Motor Co Ltd 自動二輪車の盗難対策装置
JP2010116128A (ja) * 2008-11-14 2010-05-27 Honda Motor Co Ltd 自動二輪車の盗難対策装置
JP2010155531A (ja) * 2008-12-26 2010-07-15 Honda Motor Co Ltd 自動二輪車
JP2011020603A (ja) * 2009-07-17 2011-02-03 Honda Motor Co Ltd 自動二輪車
JP2011020604A (ja) * 2009-07-17 2011-02-03 Honda Motor Co Ltd 自動二輪車
JP2011031717A (ja) * 2009-07-31 2011-02-17 Honda Motor Co Ltd 自動二輪車
JP2011031723A (ja) * 2009-07-31 2011-02-17 Honda Motor Co Ltd 自動二輪車
EP2412588A1 (en) 2010-07-26 2012-02-01 Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha Motorcycle and theft reporting device installed in the motorcycle
JP2012030612A (ja) * 2010-07-28 2012-02-16 Honda Motor Co Ltd 鞍乗り型車両
JP2012106731A (ja) * 2011-11-21 2012-06-07 Honda Motor Co Ltd 自動二輪車
JP2012176755A (ja) * 2012-06-18 2012-09-13 Honda Motor Co Ltd 自動二輪車の盗難対策装置
JP2012176754A (ja) * 2012-06-18 2012-09-13 Honda Motor Co Ltd 自動二輪車の盗難対策装置
JP2012192926A (ja) * 2012-07-11 2012-10-11 Honda Motor Co Ltd 自動二輪車
JP2013052790A (ja) * 2011-09-05 2013-03-21 Suzuki Motor Corp 自動二輪車
JP2013067389A (ja) * 2013-01-21 2013-04-18 Honda Motor Co Ltd 自動二輪車の盗難対策装置
JP2013100098A (ja) * 2013-01-21 2013-05-23 Honda Motor Co Ltd 自動二輪車の盗難対策装置
JP2013129268A (ja) * 2011-12-20 2013-07-04 Honda Motor Co Ltd 自動2輪車の盗難対策装置配置構造
JP2014148223A (ja) * 2013-01-31 2014-08-21 Honda Motor Co Ltd 鞍乗り型車両における通信ユニットの配置構造

Families Citing this family (31)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2842493B1 (fr) * 2002-07-18 2005-09-09 De Meder Laurent Bourgine Procede et dispositif de securite pour vehicule deux roues et similaires
BRPI0403948A (pt) * 2003-02-14 2005-02-09 Honda Motor Co Ltd Veìculo equipado com etiqueta de ic e sistema de gerenciamento do mesmo
US7252171B2 (en) * 2003-11-12 2007-08-07 Augustine Jr James J Contoured rear fender storage container for a motorcycle
JP4184256B2 (ja) 2003-12-25 2008-11-19 本田技研工業株式会社 商品管理システム
JP2005242659A (ja) * 2004-02-26 2005-09-08 Honda Motor Co Ltd タグ取付方法及びタグ付金属部品
JP4989539B2 (ja) * 2008-03-28 2012-08-01 本田技研工業株式会社 車両の盗難防止装置
CN102341281B (zh) * 2009-03-06 2013-10-09 本田技研工业株式会社 异常检测和车辆追踪装置
JP5287587B2 (ja) * 2009-08-07 2013-09-11 本田技研工業株式会社 盗難防止装置及び盗難防止方法
JP5486966B2 (ja) * 2010-03-10 2014-05-07 本田技研工業株式会社 鞍乗り型車両
JP5470104B2 (ja) * 2010-03-10 2014-04-16 本田技研工業株式会社 鞍乗り型車両
JP5558981B2 (ja) * 2010-09-13 2014-07-23 株式会社東海理化電機製作所 車両用通信システム
EP2724902B1 (en) * 2011-06-23 2016-02-10 Honda Motor Co., Ltd. Vehicle anti-theft device
ES2560630T3 (es) * 2011-06-23 2016-02-22 Honda Motor Co., Ltd. Dispositivo antirrobo de vehículo
BR112013032350B1 (pt) * 2011-06-23 2020-08-25 Honda Motor Co., Ltd. estrutura à prova d'água para dispositivo eletrônico
EP2615002B1 (en) * 2012-01-13 2014-04-30 Denso Corporation Theft tracking device
JP5882803B2 (ja) * 2012-03-22 2016-03-09 本田技研工業株式会社 鞍乗り型車両
CN103048665A (zh) * 2012-11-26 2013-04-17 精功镇江汽车制造有限公司 纯电动汽车的蓄电池gps定位***
USD746760S1 (en) 2014-08-15 2016-01-05 Technologies Bewegen Inc. Bicycle basket
USD730780S1 (en) 2014-08-15 2015-06-02 Technologies Bewegen Inc. Bicycle
USD766138S1 (en) 2014-08-15 2016-09-13 Technologies Bewegen Inc. Base station for a bicycle sharing system
USD730779S1 (en) 2014-08-15 2015-06-02 Technologies Bewegen Inc. Electric bicycle
USD730781S1 (en) 2014-08-18 2015-06-02 Technologies Bewegen Inc. Electric bicycle
USD738276S1 (en) 2014-08-18 2015-09-08 Technologies Bewegen Inc. Bicycle handlebar
USD776576S1 (en) 2014-08-18 2017-01-17 Technologies Bewegen Inc. Electric bicycle
WO2016085931A1 (en) 2014-11-26 2016-06-02 London Justin Multi-modal tracking locator alarm system
JP2018090175A (ja) 2016-12-06 2018-06-14 ヤマハ発動機株式会社 鞍乗型車両および鞍乗型車両への追跡装置の取付方法
US11753101B2 (en) 2018-04-27 2023-09-12 FUELL Inc. Electric saddle type vehicle with storage areas
US11654996B2 (en) 2018-04-27 2023-05-23 FUELL Inc. Electric saddle type vehicle
US11299229B2 (en) 2018-04-27 2022-04-12 FUELL Inc. Electric saddle type vehicle chassis
WO2020150646A1 (en) * 2019-01-17 2020-07-23 FUELL Inc. Electric saddle type vehicle with storage areas
CN115497245B (zh) * 2022-11-16 2023-03-10 合肥松果智造智能科技有限公司 防盗监管方法、装置、计算机设备和存储介质

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4322714A (en) * 1980-11-17 1982-03-30 Martek Products, Inc. Vehicle anti-theft alarm
US4641124A (en) * 1982-09-13 1987-02-03 Davis Dwin S Vehicle security alarm
JPS6130450A (ja) 1984-07-20 1986-02-12 Yamaha Motor Co Ltd 車両用盗難防止装置
JP2665478B2 (ja) 1987-02-13 1997-10-22 本田技研工業株式会社 車輌盗難対策装置
DE3839959A1 (de) * 1988-10-06 1990-04-12 Bosch Gmbh Robert Notrufeinrichtung fuer ein fahrzeug
US5147077A (en) * 1990-01-25 1992-09-15 Suzuki Kabushiki Kaisha Storage box compartment means for a motorcycle
US5629693A (en) * 1993-11-24 1997-05-13 Trimble Navigation Limited Clandestine location reporting by a missing vehicle
US5534847A (en) * 1994-11-23 1996-07-09 Mcgregor; Gerald C. Bicycle alarm system
WO1999008909A1 (fr) * 1997-08-20 1999-02-25 Locus Corporation Systeme de positionnement et dispositif de communication mobile
US5894810A (en) * 1998-04-22 1999-04-20 Orr; John D. Personal watercraft having a hood assembly with a base piece for mounting a stereo system
US6459426B1 (en) * 1998-08-17 2002-10-01 Genesis Microchip (Delaware) Inc. Monolithic integrated circuit implemented in a digital display unit for generating digital data elements from an analog display signal received at high frequencies
US6028507A (en) * 1999-03-30 2000-02-22 John Banks Security system for motor vehicles
JP2001009071A (ja) 1999-06-25 2001-01-16 Mizuno Corp アイアンゴルフクラブヘッド、アイアンゴルフクラブ及びアイアンゴルフクラブセット
JP2001196529A (ja) 2000-01-17 2001-07-19 Mitsubishi Electric Corp 半導体装置及びその配線方法

Cited By (26)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005119420A (ja) * 2003-10-15 2005-05-12 Honda Motor Co Ltd 軽車両用リモコン装置
EP2180544A1 (en) 2008-10-24 2010-04-28 Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha Motorcycle
EP2180332A1 (en) 2008-10-24 2010-04-28 Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha Motorcycle
EP2180545A1 (en) 2008-10-24 2010-04-28 Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha Straddle-type vehicle
EP2180333A1 (en) 2008-10-24 2010-04-28 Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha Motorcycle
EP2421091A1 (en) 2008-10-24 2012-02-22 Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha Straddle-type vehicle
JP2010105630A (ja) * 2008-10-31 2010-05-13 Honda Motor Co Ltd 自動二輪車
JP2010111185A (ja) * 2008-11-04 2010-05-20 Honda Motor Co Ltd 自動二輪車の盗難対策装置
JP2010116128A (ja) * 2008-11-14 2010-05-27 Honda Motor Co Ltd 自動二輪車の盗難対策装置
JP2010155531A (ja) * 2008-12-26 2010-07-15 Honda Motor Co Ltd 自動二輪車
JP2011020603A (ja) * 2009-07-17 2011-02-03 Honda Motor Co Ltd 自動二輪車
JP2011020604A (ja) * 2009-07-17 2011-02-03 Honda Motor Co Ltd 自動二輪車
JP2011031723A (ja) * 2009-07-31 2011-02-17 Honda Motor Co Ltd 自動二輪車
JP2011031717A (ja) * 2009-07-31 2011-02-17 Honda Motor Co Ltd 自動二輪車
EP2412588A1 (en) 2010-07-26 2012-02-01 Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha Motorcycle and theft reporting device installed in the motorcycle
JP2012030612A (ja) * 2010-07-28 2012-02-16 Honda Motor Co Ltd 鞍乗り型車両
US8648701B2 (en) 2010-07-28 2014-02-11 Honda Motor Co., Ltd. Saddle riding vehicle
JP2013052790A (ja) * 2011-09-05 2013-03-21 Suzuki Motor Corp 自動二輪車
JP2012106731A (ja) * 2011-11-21 2012-06-07 Honda Motor Co Ltd 自動二輪車
JP2013129268A (ja) * 2011-12-20 2013-07-04 Honda Motor Co Ltd 自動2輪車の盗難対策装置配置構造
JP2012176755A (ja) * 2012-06-18 2012-09-13 Honda Motor Co Ltd 自動二輪車の盗難対策装置
JP2012176754A (ja) * 2012-06-18 2012-09-13 Honda Motor Co Ltd 自動二輪車の盗難対策装置
JP2012192926A (ja) * 2012-07-11 2012-10-11 Honda Motor Co Ltd 自動二輪車
JP2013100098A (ja) * 2013-01-21 2013-05-23 Honda Motor Co Ltd 自動二輪車の盗難対策装置
JP2013067389A (ja) * 2013-01-21 2013-04-18 Honda Motor Co Ltd 自動二輪車の盗難対策装置
JP2014148223A (ja) * 2013-01-31 2014-08-21 Honda Motor Co Ltd 鞍乗り型車両における通信ユニットの配置構造

Also Published As

Publication number Publication date
JP4189154B2 (ja) 2008-12-03
US7034665B2 (en) 2006-04-25
EP1247706A2 (en) 2002-10-09
ES2262757T3 (es) 2006-12-01
EP1247706B1 (en) 2006-05-10
DE60211245D1 (de) 2006-06-14
US20040036609A1 (en) 2004-02-26
DE60211245T2 (de) 2007-03-08
EP1247706A3 (en) 2004-02-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2002362448A (ja) 自動二輪車の盗難対策装置設置構造
US20020113491A1 (en) Anti-theft device installation structure for motorcycle
US5694335A (en) Secure personal applications network
US20040239502A1 (en) Storage battery loaded onto vehicle
WO2008058222A2 (en) Power management systems for automotive video event recorders
US7595719B2 (en) Method and apparatus for securing car against theft via wireless sensor
US20090147427A1 (en) Battery disconnect device
BG112621A (bg) Водозащитен и удароустойчив gps tracker
US10807475B2 (en) Rechargeable battery pack for electric or hybrid vehicles
CN113212609A (zh) 一种车辆智能警报方法、***及电动车
CN103958294A (zh) 保安***
CN204196850U (zh) 汽车防盗***及汽车
US10513188B2 (en) Rechargeable battery pack for electric or hybrid vehicles comprising a communication interface
CN1214941C (zh) 机动两轮车被盗对策装置的设置结构
CN101812946B (zh) 一种防盗摄像锁
CN201240351Y (zh) 带独立电源的汽车防盗报警器
CN215245232U (zh) 一种车辆智能警报***及电动车
JP2002193074A (ja) 自動車用盗難防止装置内蔵型バッテリ
CN201405819Y (zh) 一种报警方向盘锁
JP3674785B2 (ja) 警報システムおよび電源供給装置
RU176571U1 (ru) Устройство сигнализации для оповещения удаленно находящегося автовладельца о запуске двигателя автомобиля и о попытке его эвакуации или угона
CN211789345U (zh) 一种基于物联网的电动车电池
CN218241051U (zh) 基于单片机的电动车防盗报警***
CN205601788U (zh) 一种车载智能监控报警器
WO2024127288A1 (en) Smart electric bicycle

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041102

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20061130

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061212

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070126

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20071010

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20071010

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20071010

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071218

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080131

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080527

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080711

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20080806

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080902

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080912

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110919

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110919

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120919

Year of fee payment: 4

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120919

Year of fee payment: 4

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120919

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130919

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140919

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees