JP2002358297A - 表組み作成プログラム、表組み指定方法および編集レイアウト装置 - Google Patents

表組み作成プログラム、表組み指定方法および編集レイアウト装置

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JP2002358297A
JP2002358297A JP2001165176A JP2001165176A JP2002358297A JP 2002358297 A JP2002358297 A JP 2002358297A JP 2001165176 A JP2001165176 A JP 2001165176A JP 2001165176 A JP2001165176 A JP 2001165176A JP 2002358297 A JP2002358297 A JP 2002358297A
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Akira Matsumura
明 松村
Katsuhiro Sakaino
勝浩 境野
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】簡単な操作で表組み指定を行う方法、文字デー
タと表組み指定に従って自動的に表として組まれたドキ
ュメントデータを生成する表組み作成手段を提供するこ
とを課題とする。 【解決手段】表計算ソフトウエアを用いて複雑な表組み
の指定を対話的に画面で確認しながら行うことことで、
表組み指定における作業者の負荷を軽減する。また、セ
ル文字列を並べた第1のテキストデータと、第1のテキ
ストデータを編集レイアウトソフトを用いてテキスト部
分に関して仕上がり体裁で組版したドキュメントデータ
と、セルの結合指定または背景色指定を意味するフラグ
文字で構成したテキストデータの3種類のデータファイ
ルを入力して、表として組版されたドキュメントデータ
を自動作成する表組み作成プログラムにより上記課題を
解決する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】いわゆるDTPで行う印刷物
の編集レイアウト作業で表組みの作成に用いる表組み作
成プログラム、表組み指定方法、これらを搭載した編集レ
イアウト装置に関する。
【0002】
【従来技術】従来DTPレイアウトソフトで表組みを作
成する場合は、手作業で作成する必要があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】手作業で表組みを行う
場合、表を構成するセルの結合やセルの背景色の指定を
行う必要があり、初校作成においても直し作業を行う場
合においても作業者の負荷が高かった。本発明はこのよ
うな問題点を考慮してなされたものであり、簡単な操作
で表組み指定を行う方法、文字データと表組み指定に従
って自動的に表として組まれたドキュメントデータを生
成する表組み作成手段を提供することを課題とする。尚
ドキュメントデータとは使用する編集レイアウトソフト
のネイティヴ形式のデータファイルのことであり、文字
を表す文字ボックスオブジェクト、各種図形を表す各種
図形オブジェクト等を含んで構成される。
【0004】
【課題を解決するための手段】課題を解決するための第
1の発明は、表中の1つのセルに表示させる文字列であ
るセル文字列の間に区切り文字を挿入して作成した第1
のテキストデータと、文字編集レイアウトソフトを用い
て、仕上がりの書式設定を施した幾つかのダミー文字を
セルに置き、必要な罫線を描画して作成される組版した
表の一部または全体に相当するドキュメントデータであ
る値組みパターンと、の2種類のデータファイルを入力
して、表として組版されたドキュメントデータを自動的
に作成する表組み作成プログラムである。前記第1のテ
キストデータは、通常、2種類の区切り文字を区別して
用いる等して、決められた数のセル文字列から成る一つ
のグループが複数グループ集まったものとして作成され
る。この時、1グループを構成するセル文字列の数を列
数、グループの個数を行数と呼ぶ。前記表組み作成プロ
グラムは、前記値組みパターンと前記第1のテキストデ
ータの列数に従って表の罫線を描画し、ダミー文字ボッ
クスオブジェクトに指定された書式設定に従って第1の
テキストデータのセル文字列を組版する。書式設定とは
書体、フォントサイズ、文字色、スタイル、文字飾り等
の文字の属性である。
【0005】前記表組み作成プログラムのより望ましい
第2の態様は、前記第1のテキストデータと、第1のテ
キストデータ中のセル文字列を、セル同士の結合を指定
するフラグ文字に置き換えた第2のテキストデータと、
文字編集レイアウトソフトを用いて、仕上がりの書式設
定を施した幾つかのダミー文字をセルに置き、必要な罫
線を描画して作成される組版した表の一部または全体に
相当するドキュメントデータである値組みパターンと、
の3種類のデータファイルを入力して、前記第2のテキ
ストデータに指示されたセル結合を施した表として組版
されたドキュメントデータを自動的に作成する表組み作
成プログラムである。
【0006】前記第1のテキストデータを与えられた作
業者は、セルの結合指定のためのテキストデータの準備
と、値組みパターンを準備するための編集レイアウト作
業の二つの単純な作業だけを行えばよいため、作業負荷
が軽減される。尚、前記第1のテキストデータと前記第
2のテキストデータを、セル文字列と対応するセルの結
合を指定するフラグの関係が混同されないように一定の
並ベ方で合成したテキストデータにして表組み作成プロ
グラムに入力させるものであってもよい。
【0007】前記表組み作成プログラムの第3の態様
は、表の1つのセルに表示させる文字列であるセル文字
列の間に区切り文字を挿入して作成した第1のテキスト
データと、第1のテキストデータ中のセル文字列を、セ
ルの背景色を指定するフラグ文字に置き換えた第2のテ
キストデータと、編集レイアウトソフトを用いて作成し
た値組みパターンと、の3種類のデータファイルを入力
して、前記第2のテキストデータに指示されたセルの色
分けを施した表として組版されたドキュメントデータを
作成する表組み作成プログラムである。
【0008】前記第1のテキストデータを与えられた作
業者は、セルの背景色指定のためのテキストデータの準
備と、値組みパターンを準備するための編集レイアウト
作業の二つの単純な作業だけを行えばよいため、作業負
荷が軽減される。尚、前記第1のテキストデータと前記
第2のテキストデータを、セル文字列と対応するセルの
背景色を指定するフラグの関係が混同されないように一
定の並ベ方で合成したテキストデータにして表組み作成
プログラムに入力させるものであってもよい。
【0009】前記表組み作成プログラムの第4の態様
は、表の1つのセルに表示させる文字列であるセル文字
列の間に区切り文字を挿入して作成した第1のテキスト
データと、第1のテキストデータ中のセル文字列を、セ
ル同士の結合を指定するフラグ文字に置き換えた第2の
テキストデータと、第1のテキストデータ中のセル文字
列を、セルの色分けを指定するフラグ文字に置き換えた
第3のテキストデータと、編集レイアウトソフトを用い
て作成した値組みパターンと、の4種類のデータファイ
ルを入力して、第2のテキストデータに指示されたセル
結合と第3のテキストデータに指示された色分けを施し
た表として組版されたドキュメントデータを作成する表
組み作成プログラムである。
【0010】前記第1のテキストデータを与えられた作
業者は、表組み指定のためのテキストデータの準備と、
値組みパターンを準備するための編集レイアウト作業の
二つの単純な作業だけを行えばよいため、作業負荷が軽
減される。尚、前記第1、第2および第3のテキストデ
ータを、セル文字列と対応する2種類のフラグの関係が
混同されないように一定の並ベ方で合成したテキストデ
ータにして表組み作成プログラムに入力させるものであ
ってもよい。
【0011】前記表組み作成プログラムの第5の態様
は、第2の態様または第4の態様の表組み作成プログラ
ムにおいて、行結合優先指定または列結合優先指定を事
前に指定することにより、行結合優先または列結合優先
のセル結合を施した表として組版されたドキュメントデ
ータを作成することが可能な表組み作成プログラムであ
る。
【0012】課題を解決する第2の発明は、第1の発明
の表組み作成プログラムが搭載された編集レイアウト装
置である。
【0013】課題を解決する第3の発明は、第1の発明
の表組み作成プログラムに入力させる前記第1のテキス
トデータを表計算ソフトウエアに読込ませて、表計算ソ
フトウエアのシート上のセルにセル文字列を表示させ、
表計算ソフトウエアに具備されている対話的なセルへの
色づけ、セルへの文字入力機能を利用してセル文字列を
表示しているセルに対して色指定を行い、使用した色と
その色に対応するフラグ文字を同シート上に設定するこ
とにより、セル結合またはセルの色分けのフラグ指定を
行い、さらに表計算ソフトウエアに具備されているマク
ロ定義機能を利用して、シート上に設定されたセルデー
タを自動処理するマクロを定義し、これを利用して、セ
ルの結合指定を意味するフラグ文字で構成されるテキス
トデータおよびセルの背景色指定を意味するフラグ文字
で構成されるテキストデータまたはそれらを合成したテ
キストデータを作成する表組み指定方法である。
【0014】市販の表計算ソフトウエアを利用すること
により、セルの結合およびセルの背景色のフラグ指定を
対話的に画面で確認しながら行うことができるため表組
み指定作業が容易になる。しかも表計算ソフトウエアに
備えられているマクロ定義機能を利用して、シート上の
セルに設定されたデータを扱う一連の簡単な手順をマク
ロとして定義して利用することで、表組み指定を自動的
に出力させることが可能となる。
【0015】課題を解決する第2の発明のより好ましい
第2の態様は、第1の発明の表組み作成プログラムと、
第3の発明である表組み指定方法を実現するマクロ機能
を備えた表計算ソフトウエアと、を備えた編集レイアウ
ト装置である。
【0016】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施形態であ
る編集レイアウト装置1の構成を示すブロック図であ
る。10は、グラフィックディスプレイ11、キーボー
ドおよびマウス12、ハードディスク20が接続された
コンピュータ本体である。コンピュータ本体10には、
編集レイアウトソフトウエア100、表組み作成手段1
10、表組み指定手段120、の各ソフトウエアプログ
ラムが備えられている。表組み作成手段110は編集レ
イアウトソフト100に組込まれた形でインストールさ
れており、編集レイアウトソフト100のメニューから
呼出されることにより動作する。200はオリジナルデ
ータ(タブ区切りテキスト)ファイルである。
【0017】図2は、本発明の編集レイアウト装置1を
用いた表組み作業の流れを説明するフローチャートであ
る。以下図2に従って表組み作業の流れを説明する。ま
ず、オリジナルデータ200を入手または作成する(S
01)。オリジナルデータは、作成される表のセル毎に
表示されるセル文字列をタブ区切りのテキストデータと
して行単位に構成した(1行のデータのまとまり毎に改
行文字を入れた)テキストデータである。次に、作業者
は、編集レイアウトソフトによりダミー文字と罫線を用
いて表の一部の組版編集を行うことにより1つのドキュ
メントファイルを作成する(S02)。図11は、その
ように組版編集した表の一部のイメージを示す図であ
る。図11で「A」、「B」、・・のセル文字はダミー
文字である。文字「A」、「B」、「C」が配置される
3つのセルで構成される1行をタイトル行、文字
「D」、「E」、「F」が配置される3つのセルで構成
される1行をデータ行と呼ぶことにする。このドキュメ
ントファイルは後のステップで、表組みに現れるセル文
字列の基本レイアウトを指定する値組みパターン201
として使用する。つまりこのパターン上でダミー文字に
設定した書式設定が表組みのセル文字に適用される。ま
た値組みパターン201のレイアウト形状(タイトル
行、データ行それぞれの1行の高さ、各列の幅等)が後
で作成される表のセルの大きさの基準となる。
【0018】作成しようとする表に、セルの結合あるい
はセルの色指定のいずれもない場合は、作業者は表組み
作成手段110を用いて表を作成する(S03)。これ
を出力して(S04)作業を終了する。作成しようとす
る表に、セルの色指定またはセルの結合指定又はその両
方が存在する場合はステップS13〜S17の処理を行
う。まず、オリジナルデータ200を表組み指定手段1
20に読込ませ、表組み指定手段120が表示する複数
のシート上のセルに、オリジナルデータ200に含まれ
るセル文字列を表示させる(S13)。オリジナルデー
タ200に含まれるセル文字列は、表組み指定手段12
0が提供する元データを表示する元データシート、色指
定のための色指定シート、結合指定のための結合指定シ
ートにそれぞれ読込まれ表示される。
【0019】図3は、セル文字列が表組み指定手段12
0に表示されたところを示している。次に色指定を行な
う必要がある場合は、前記色指定シート上のセルにセル
単位で色指定し、この色を色指定のフラグとして指定す
る(S14)。図4が色指定が終わった状態の表組み指
定手段120の色指定シートを示す。また、結合指定を
行なう必要がある場合は、前記結合指定シート上の結合
されるべきセルに特定の色をつけ、この色を結合指定の
フラグとして指定する(S15)。図5は結合指定が終
わった状態の表組み指定手段120の結合指定シートを
示す。
【0020】次に、表組み指定手段120において予め
処理手順が設定されている表組み指定作成マクロを起動
させて色指定フラグまたは結合指定フラグまたはその両
方を記録した表組み指定202をテキストファイルとし
て出力する(S16)。表組み指定作成マクロは元デー
タシート、色指定シートおよび結合指定シートから各セ
ルに設定されたデータまたは属性値(セル文字またはセ
ルの色またはフラグ文字)を読取り、セルの色を対応す
るフラグ文字に変換して並び順を維持したまま別のシー
トのセルにコピーして図6に示す書き出しシートを構成
する。この内容をタブ区切りのテキストファイルとして
出力したものが表組み指定202である。
【0021】次に、表組み作成手段110を起動させ、
準備として、色指定の設定、結合指定の設定を行なう
(S17)。色指定の設定とは、表組み作成手段110
に対して使用されている色指定フラグの名前とそのcm
yk網点面積率の指定を行なうことである。結合指定の
設定とは、表組み作成手段110に対して使用されてい
る結合指定フラグの名前の指定を行なうことである。
【0022】全ての準備が整ったので、表組み作成手段
110を起動し、表組み指定202、色指定の設定、結
合指定の設定と値組みパターン201に基づいて表組み
を作成する。作成される表組みは編集レイアウトソフト
100のドキュメントデータである(S03)。これを
イメージセッター等の出力装置に出力して表組みの原版
を得る(S04)。
【0023】図7は、図6に示した書き出しシートから
得られる表組み指定202から作成される表の形を示し
たものである。実際には図7に現れる各セル文字列がス
テップS02で作成された値組みパターン201にした
がった体裁で表組みされる。
【0024】以上、編集レイアウト装置1を用いた表組
み作成作業の流れを説明した。表組み指定手段120
は、1つ以上の表形状のシートを提供して、各シート上
の各セルにマニュアルで文字入力、色指定ができ、か
つ、タブ区切りテキストファイルを読込んで、タブで区
切られた文字列を前記シートの複数のセルにデータとし
て設定することができ、またはシート上の表形状のセル
文字をその表の行と列の並びに沿ってタブ区切りテキス
トファイルとして出力できるプログラムである。従って
市販の表計算ソフトウエアを表組み指定手段120とし
て用いてもよい。その場合には表計算ソフトウエアに備
えられているマクロ定義機能を利用して、シート上のセ
ルに設定されたデータを扱う一連の簡単な手順をマクロ
として定義することで前記表組み指定作成マクロを簡単
に用意できる。
【0025】図8は本発明の表組み作成手段110の動
作を説明するフローチャートである。以下図8、図9に
基づいて表組み作成手段110の働きを詳細に説明す
る。表組み作成において最も重要なのはセルの結合をど
う処理するかである。ここでは一実施例としてセルの結
合状態を記述する結合配列を用いて処理する。結合配列
(i,j,k)は3次元の配列でi,jはシートのセル
(結合される前のセル)の位置(行,列)を示す。kの
深さは3で、(i,j,$FLAG)は、そのセルが先頭
(左上隅)のセルかどうか、(i,j,$END列)は、そ
のセルが先頭の場合、そのセルを先頭とする結合セルの
右端の列を、(i,j,$END行)は、そのセルが先頭の
場合、そのセルを先頭とする結合セルの下端の行を示
す。初期段階ではセル(i,j)は全て先頭で(i,
j,$END列)=j、(i,j,$END行)=iである。セ
ルが結合され先頭でなくなると(i,j,$FLAG)には
無効フラグが設定される。
【0026】ステップS40では、上記のような結合配
列の初期化を行う。すなわち最初は全てのセルが先頭で
ある。結合指定がないときはステップS52にジャンプ
する。結合指定があるときは表組み指定202から結合
フラグを2次元の配列Flag(i,j)に読込む(S4
4)。Flag(i,j)は結合される前のセル(i,j)
に応じてそのセルに指定された結合フラグの値を保持す
る。次に行優先指定の場合は、行優先指定による結合配
列作成処理(S48)を、列優先の指定がある場合は列
優先指定による結合配列作成処理(S50)を実行す
る。
【0027】行結合優先と列結合優先の意味は図10に
示す通りである。商業印刷物で扱う通常の表ではL字型
の結合やT字型の結合は行わないので、これを回避する
ためには、行結合優先か列結合優先のいずれかを事前に
指定しておく必要があるのである。行結合優先の結合配
列作成処理(S48)の詳細は図9のフローチャートで
説明する。
【0028】さて、結合配列が作成し終えると、オリジ
ナルデータ200中に存在する個々のセル文字列データ
に、値組みパターン201の対応するダミー文字に設定
されている書式設定を施して、それぞれの位置に配置
し、必要な罫線を描いて表を組版してゆく。まずタイト
ル行を組版し、オリジナルデータの行数に応じてデータ
行を繰り返し作成する。この時、値組みパターン201
に定められた1行の高さ、各列の幅、罫線に基づいて実
際の表のセルサイズが決定される。結合指定がないとき
は、初期状態の結合配列に従って表組みする。結合指定
があるときは、結合配列に従って、セル文字列データを
値組みパターン201から導き出される結合セルの位置
に配置し、結合セルに応じた必要な罫線を描く(S5
2)。このステップと後のステップS56では、編集レ
イアウトソフト100で生成されたドキュメントデー
タ、すなわち編集レイアウトソフト100が扱う文字図
形オブジェクトデータを直接扱う。つまりそれらオブジ
ェクトデータのコピー、プロパティ値の設定等を行うわ
けである。
【0029】次に、色指定があるかどうかを検査して
(S54)、色指定がある場合は、表組みされたドキュ
メントデータにセルの背景色設定を加える(S56)。
こうして結合指定、色指定された表組みのドキュメント
データが得られる。以上が図8に示した表作成処理の概
要である。
【0030】図9に従って行結合優先処理のアルゴリズ
ムを説明する。ステップS70〜S76は行単位(表の
横一列毎)に行う繰り返し処理である。開始行から最後
の行まで、その行の中で結合フラグが等しく、かつセル
文字列が等しい隣接するセルがあればこれらを結合する
(S72)。すなわち、そのような結合することができ
るセルについて、その一方の端(例えば左端すなわち最
も列番号の小さいセル)を先頭セルとして、他の結合さ
れるすべてのセルを先頭でないセルとする。そして先頭
セル(i,j)に関して、結合配列(i,j,$END列)
にセル結合されるものの右端の列番号を設定する。
【0031】ステップS78〜S88は列毎(表の縦一
列毎)に行う繰り返し処理である。ステップS82で
は、その列(j列)の中で結合条件を満たす隣接するセ
ルまたはセルの帯があるかどうかを判定する。結合条件
は、 1)結合配列(i,j,$FLAG)=結合配列(i+1,
j,$FLAG)=先頭 2)結合配列(i,j,$END列)=結合配列(i+1,
j,$END列) 3)FLAG(i,j)=FLAG(i+1,j) 4)それぞれのセルに対応するセル文字列が等しい の4条件が満たされることを意味する。この結合条件を
満たす縦方向に隣接するセルの対、または縦方向に一続
きの3個以上のセルの集合は、ステップS84にて、セ
ル(k,j)を先頭とするセル帯を、セル(i,j)を
先頭とするセル帯に結合する。例えば、j列の中でi行
からq行まで結合できるときは、結合配列(k,j,$F
LAG)を更新して先頭でないセルとし、結合配列(i,
j,$END行)=q と更新する。ただしi+1<=k<
=q。
【0032】図8の列結合優先指定による結合配列作成
処理(S50)は、図9に示した行結合優先指定による
結合配列作成処理の行と列を置き換えた同様の処理を行
えばよい。すなわち、図9のステップS70〜S76と
同様な処理を列毎(表の縦一列毎)に繰り返し、その後
で、ステップS78〜S88と同様な処理を行毎(表の
横一列毎)に繰り返し処理する。
【0033】尚、図8、図9のフローチャートで示した
セルの結合処理の手順は、実現方法の一例を示したもの
である。表組み指定202と値組みパターン201か
ら、行結合優先または列結合優先の指定にしたがって所
望の表組みドキュメントデータを得ることができるので
あれば、図8、図9のフローチャートで示した結合配列
を用いて行う手順と異なるものであってもよい。
【0034】以上表組み作成手段110と表組み指定手
段120を備えた編集レイアウト装置1を詳しく述べ
た。表組み指定として表組み作成手段110に入力され
るテキストデータは、1ファイルに統合されていてもよ
いし、オリジナルデータ、結合指定のフラグデータ、セ
ルの背景色指定のフラグデータがそれぞれ別テキストフ
ァイルで表組み作成手段110に入力される仕様であっ
てもよい。
【0035】
【発明の効果】表組み指定手段として表計算ソフトウエ
アを用いると複雑な表組みの指定を対話的に画面で確認
しながら行うことができるため作業者の負荷が大幅に軽
減されるという顕著な効果を奏する。また、表組み作成
手段は、セルの結合とセルの背景色を指定する表組み指
定と、セル文字の体裁だけを組版した値組みパターンか
ら自動的に所望の体裁の表組みされたドキュメントデー
タを生成できる。作業者は表組み指定のためのテキスト
データの準備と、値組みパターンを準備するためのセル
文字列だけの編集レイアウト作業の二つの単純な作業だ
けを行えばよいため、作業者の負荷が大幅に軽減される
という顕著な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の表組み作成手段と表組み指定手段を
搭載した編集レイアウト装置の全体構成図である。
【図2】 編集レイアウト装置1の運用手順を説明する
流れ図である。
【図3】 元データを表組み指定手段120に読込んだ
状態である。
【図4】 表組み指定手段120で色指定を行った状態
である。
【図5】 表組み指定手段120で結合指定を行った状
態である。
【図6】 表組み指定手段120で表組み指定の内容を
確認している状態である。
【図7】 作成される表のイメージを示した図である。
【図8】 表作成手段110の働きを説明するフローチ
ャートである。
【図9】 行結合優先処理部分の処理を詳細に説明する
フローチャート。
【図10】行結号優先と列結合優先を説明する図。
【図11】 値組みパターンファイルの組版イメージを
示した図である。
【符号の説明】
1 編集レイアウト装置 10 コンピュータ本体 11 グラフィックディスプレイ 12 キーボードおよびマウス 20 ハードディスク 100 編集レイアウトソフトウエア 110 表組み作成手段 120 表組み指定手段 200 オリジナルデータファイル 201 値組みパターンファイル 202 表組み指定テキストファイル

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表組みのために、表中の1つのセルに表
    示させる文字列であるセル文字列の間に区切り文字を挿
    入して作成した第1のテキストデータと、編集レイアウ
    トソフトを用いて、仕上がりの書式設定を施した幾つか
    のダミー文字をセルに置き、必要な罫線を描画して作成
    される組版した表の一部または全体に相当するドキュメ
    ントデータと、の2種類のデータファイルを入力して、
    表として組版されたドキュメントデータを作成する表組
    み作成プログラム。
  2. 【請求項2】 表組みのために、表中の1つのセルに表
    示させる文字列であるセル文字列の間に区切り文字を挿
    入して作成した第1のテキストデータと、第1のテキス
    トデータ中のセル文字列を、セル同士の結合を指定する
    フラグ文字に置き換えた第2のテキストデータと、編集
    レイアウトソフトを用いて、仕上がりの書式設定を施し
    た幾つかのダミー文字をセルに置き、必要な罫線を描画
    して作成される組版した表の一部または全体に相当する
    ドキュメントデータと、の3種類のデータファイルを入
    力して、第2のテキストデータに指示されたセル結合を
    施した表として組版されたドキュメントデータを作成す
    る表組み作成プログラム。
  3. 【請求項3】 表組みのために、表中の1つのセルに表
    示させる文字列であるセル文字列の間に区切り文字を挿
    入して作成した第1のテキストデータと、第1のテキス
    トデータ中のセル文字列を、セルの背景色を指定するフ
    ラグ文字に置き換えた第2のテキストデータと、編集レ
    イアウトソフトを用いて、仕上がりの書式設定を施した
    幾つかのダミー文字をセルに置き、必要な罫線を描画し
    て作成される組版した表の一部または全体に相当するド
    キュメントデータと、の3種類のデータファイルを入力
    して、第2のテキストデータに指示されたセルの色分け
    を施した表として組版されたドキュメントデータを作成
    する表組み作成プログラム。
  4. 【請求項4】 表組みのために、表中の1つのセルに表
    示させる文字列であるセル文字列の間に区切り文字を挿
    入して作成した第1のテキストデータと、第1のテキス
    トデータ中のセル文字列を、セル同士の結合を指定する
    フラグ文字に置き換えた第2のテキストデータと、第1
    のテキストデータ中のセル文字列を、セルの色分けを指
    定するフラグ文字に置き換えた第3のテキストデータ
    と、編集レイアウトソフトを用いて、仕上がりの書式設
    定を施した幾つかのダミー文字をセルに置き、必要な罫
    線を描画して作成される組版した表の一部または全体に
    相当するドキュメントデータと、の4種類のデータファ
    イルを入力して、第2のテキストデータに指示されたセ
    ル結合と第3のテキストデータに指示された色分けを施
    した表として組版されたドキュメントデータを作成する
    表組み作成プログラム。
  5. 【請求項5】請求項2または請求項4のいずれかに記載
    の表組み作成プログラムにおいて、行結合優先指定また
    は列結合優先指定を事前に指定することにより、行結合
    優先または列結合優先のセル結合を施した表として組版
    されたドキュメントデータを作成することが可能な表組
    み作成プログラム。
  6. 【請求項6】 請求項1から請求項5に記載のいずれか
    の表組み作成プログラムが搭載された編集レイアウト装
  7. 【請求項7】 表組みのために、表中の1つのセルに表
    示させる文字列であるセル文字列の間に区切り文字を挿
    入して作成した第1のテキストデータを表計算ソフトウ
    エアに読込ませて、表計算ソフトウエアのシート上のセ
    ルにセル文字列を表示させ、表計算ソフトウエアに具備
    されている対話的なセルへの色づけ機能とセルへの文字
    入力機能を利用して、セル文字列を表示しているセルに
    対して色指定を行い、使用した色とその色に対応するフ
    ラグ文字を同シート上に設定することにより、セル結合
    またはセルの色分けのフラグ指定を行い、さらに表計算
    ソフトウエアに具備されているマクロ定義機能を利用し
    て、シート上に設定されたセルデータを自動処理するマ
    クロを定義し、これを利用して、セルの結合指定を意味
    するフラグ文字で構成されるテキストデータおよびセル
    の背景色指定を意味するフラグ文字で構成されるテキス
    トデータまたはそれらを合成したテキストデータを作成
    する表組み指定方法。
  8. 【請求項8】請求項7に記載の表組み指定方法を実現す
    るマクロを備えた表計算ソフトウエアを備えた請求項6
    に記載の編集レイアウト装置。
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