JP4334987B2 - 領域指定機能およびデータ切り出し機能を備えたdtp編集装置 - Google Patents

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Description

本発明は全てデジタルデータで制作された印刷製版データについて、領域指定機能およびデータ切り出し機能を備えたDTP編集装置に関する。
DTPの普及により印刷製版をすべてデジタルデータで進行することが普通に行なわれるようになってきた。一方でWWW技術を利用してインターネットで業務を進めることも珍しくなくなってきた。そのような背景からフルデジタル工程で制作した印刷メディア(紙媒体)用の印刷製版データをWebページやCD−ROMの内容として再利用することの必要性が増している。特に、商品カタログ等の完成した印刷製版データについては、商品スペックを表示した小区画部分毎にデータを切り出して、CD−ROMやインターネットで公開するなど、印刷媒体と同じ体裁で他メディアへ再利用したいことがある。また、そのような再利用に備えて、商品単位毎に印刷製版データを分割して保存管理することがある。
商品スペックを表示した小区画部分(これを「商品小組」または単に「小組」と呼ぶ)を複数配置してチラシやカタログの一面を構成するレイアウトは商業印刷物でよく用いられる。こうして編集された商品小組は、顧客にアピールすべき商品の情報を必要十分にコンパクトにまとめたコンテンツデータであるため、一度作成すれば、利用価値が高い。したがって、商品小組を効率的に作成することに主眼を置いた編集レイアウト装置や、編集データから商品小組部分を切り出して商品小組ファイルとする手段を備えたレイアウトデザイン装置が提案されている(例えば特許文献1)。
特許2000−20578号公報
特許文献1のレイアウトデザイン装置では、一度作成した商品小組を再利用することを狙いとした前記商品小組ファイルを作成する手段は、版面上のどの領域を占めるかについてあらかじめ版面上に定義されたブロックに対応づけて配置された各商品小組のデータをそれぞれファイル出力する構成をとるので、そのようなレイアウトデザイン方法をとらないレイアウト装置で作成された編集データには利用できない。
一般の市販DTPソフトウエアを用いて作成された印刷製版データは、DTP編集ソフトウエアのネイティヴデータの形態をとる。すなわち、DTP編集ソフトウエア固有の体系により定義された文字フォントや図形要素、画像等のオブジェクトの集合である。したがって、商品カタログ等の完成した印刷製版データから、商品小組毎にデータを切り出して、商品単位で印刷製版データを管理する場合は、文字図形等のオブジェクトから、商品小組に該当する部分であるか否かを、どのようなDTP編集ソフトウエアであってもそのネイティヴデータに必ず保持しているような基本的な属性を手がかりにして判断する方法をとる必要がある。そして、紙媒体に再利用する場合は、データ形式はDTP編集ソフトウエアのネイティヴデータのままでよい。
さらに、そのように切り出したデータをWebページやCD−ROMの内容として再利用するには、それらのネイティブデータの一部を画素データの集まりとしての画像データとして扱うか、またはPDF(登録商標)データとして再利用するということになる。前者の場合、従来は、印刷製版データをRIP処理(ラスター化)し、画像データとした後に、画像編集ソフトウエアを用いて商品単位の範囲を指定し、切り出した画像を新規データとして保存することで処理する方法がとられていた
図11は、この工程を模式的に説明した図である。DTP編集ソフトウエアにより編集し完成したDTPドキュメントは、実態はDTP編集ソフトウエアのネイティヴデータである。(DTP編集ソフトウエアで作成されたファイルをしばしばDTPドキュメントという。)このDTPドキュメントは、PostScript(登録商標、以下「PS」と記す)形式で出力して、RIP処理を実行するプログラム(一般にソフトウエアRIPと呼称される)にかけてビットマップ画像データとする。このビットマップ画像データのファイル形式としてはTiff形式などが使用されることが多い。このTiff形式画像データをPhotoshop(登録商標)などの画像編集ソフトで開いて、再利用する部分ごとに手作業で切り出しし、これを新規画像ファイルとして保存する。従って、従来工程では、RIP処理後はすべて手作業で行なうことになる。
図11に示した従来工程では、RIP処理後は、画像編集ソフトの起動、切り出し範囲の選択および指定、新規画像ファイルとしての保存など、すべて手作業で行なうことになるため、処理能力の面で限界があった。本発明はこのような従来工程の問題を考慮してなされたものであって、DTPドキュメントをデジタル製版データの再利用をより効率的に行なうためのDTP編集装置を提供することを課題とする。
請求項1に記載の発明は、DTP編集ソフトウエアにより編集作成されたデータファイルから、版面上に設定された領域を基準としてオブジェクトを切り出す装置であって、版面上の領域ごとに位置情報と切り出しモードを記録した領域設定テーブルと、前記領域設定テーブルに記録された版面上の領域の切り出しモードに応じて、前記版面上の領域を基準とする位置関係に基づいて、前記データファイルに記述されているオブジェクトを抽出して、抽出処理の基準となった版面上の領域ごとに別の出力ファイルとして出力する出力手段と、抽出したオブジェクトに含まれる文字組版データから設定条件に従って抽出したキーコード文字列を、前記出力ファイルのファイル名の一部又は全部とする手段と、を備え、前記切り出しモードは、(1)設定した版面上の領域に完全に含まれるオブジェクトだけを抽出するモード(2)設定した版面上の領域と重なりのあるオブジェクトをすべて抽出するモード(3)設定した版面上の領域に完全に含まれるオブジェクトと、設定した版面上の領域と重なりのあるオブジェクトについて、その重なり部分を切り取って抽出するモードのいずれかであることを特徴とするDTP編集装置である。
版面とは、DTP編集ソフトウエアにより編集作成されたデータにおいて定義される座標系上に設定された印刷データの有効領域である。商品カタログ等のDTPデータに対して、前記領域指定手段により商品スペックを表示する部分ごとにそれらを囲む領域を設定すれば、商品ごとに分割されたデータファイルが自動的に得られる。
前記領域指定手段が指定する版面上の領域は、DTP編集ソフトウエアにより編集作成されたデータを切り出すために指定するのであるから、版面上の領域を特定する図形に対して、編集データがその領域内に位置するかどうかの判定基準を決める必要がある。しかしながら、指定する領域は、通常、座標計算のしやすさ等から長方形などの単純な図形を採用するため、編集データを切り出す基準は一通りではなく、何通りか用意しておいたほうが利用者は操作がしやすい。このような考えから、請求項1に記載の発明は、抽出基準として上記(1)のモード(完全包囲モード)、同(2)のモード(図形基準モード)、同(3)のモード(ボックス基準モード)を設けたものである。
請求項1に記載の発明は、抽出したオブジェクトに含まれる文字組版データから設定条件に従って抽出したキーコード文字列を、前記出力ファイルのファイル名の一部又は全部とする手段を備えている。 請求項1に記載のDTP編集装置によれば、例えば、商品カタログのDTP編集データを処理する場合では、それぞれの商品スペックのテキストデータの中から商品型番を表す文字列を抽出して、それをファイル名とする出力ファイルを出力できるので、後処理をスムーズに進めることができる。
請求項4に記載の発明は、出力ファイルがEPSファイルであることを特徴とする請求項1に記載のDTP編集装置である。DTP編集ソフトウエアのネイティヴデータ形式で出力ファイルを作成しても、他の処理プログラムではファイルを開けないので意味がない。出力ファイルの格納されたデータは、後の様々な再利用を可能とするために、画像処理ソフトウエアで扱えたり、RIP処理ソフトウエアが読込める形式である必要がある。そのためにはEPSファイル(Encapsulated Postscript File)の形式で出力するのが最も都合がよい。
請求項5に記載の発明は、請求項1から請求項4のいずれかに記載のDTP編集装置として、コンピュータを機能させるためのプログラムである。DTP編集装置として、コンピュータを機能させるためのプログラムは、DTP編集ソフトウエアにプラグインとして組み込んで使用するプログラムを含むものであり、DTP編集ソフトウエアにプラグインとして組み込んで使用するプログラムとは、DTP編集ソフトウエアのメニューコマンドから呼び出されるプログラムであって、DTP編集ソフトウエアが起動中に扱うコンピュータ資源の一部を共有して扱うことができるコンピュータプログラムのことである。
本発明のDTP編集装置を用いれば、印刷製版データからの領域指定作業、ならびにデータ切り出し作業を簡易に一括で行うことが可能となるので、従来の作業方法に比べて、この作業を極めて簡単に行うことができ顕著な効果を奏することができる。具体的には、本発明のDTP編集装置を用いれば、図15に示すような処理工程を実現することができる。すなわち、作業者は、DTP編集装置上で、DTPドキュメントに対して一括領域指定およびこの領域指定に従った一括切り出しを行い、結果を商品小組ごとのEPSファイルとして得る。そして得られた各EPSファイルをRIP処理すれば、商品小組データをTiff画像データで得ることができる。図15に示した処理工程では、個々のEPSファイルを読込んで画像データに変換する処理は、バッチ処理化することができるので、従来方法と比べて処理能率が格段に向上する。
図1は本発明の一実施形態であるDTP編集装置1の構成を示すブロック図である。10は、グラフィックディスプレイ11、キーボードおよびマウス12、ハードディスク20が接続されたコンピュータ本体である。コンピュータ本体10には、編集レイアウトソフトウエア100、ボックス属性設定手段110、領域設定手段120、データ切り出し手段130が備えられている。
ボックス属性設定手段110、領域設定手段120、データ切り出し手段130は、それぞれ、編集レイアウトソフト100に組込まれたソフトウエアモジュールの形でコンピュータ本体10にインストールされており、編集レイアウトソフト100のメニューから呼出されることにより動作する。編集レイアウトソフト100のメニューから呼出されると、ボックス属性設定手段110、領域設定手段120、データ切り出し手段130は、編集レイアウトソフト100が使用中のコンピュータ資源の一部を共有する。すなわち、編集レイアウトソフト100が開いているファイルや、一時的に格納しているデータのうちの一部にアクセスし、内容を参照し、更新することができる。
201は印刷製版データファイルである。印刷製版データファイル201は切り出し処理の切り出し対象となるデータである。202は抽出領域設定ファイルである。抽出領域設定ファイル202の役割については後述する。これらはいずれもハードディスク20に記録されている。300は切り出しを行った結果作成される切り出しデータファイルである。やはりハードディスク20に記録されることになる。
図2は本発明の装置による印刷製版データからの領域設定ならびにデータ切り出しの作業フローを示す流れ図である。以下この流れに沿って説明してゆく。
まずステップS1で、一括で領域を指定する場合の、ボックスの属性を決定する。ボックスの属性には、領域設定ボックスの見た目(色、枠線の太さ)の設定と、領域設定ボックスの切り出しモードの設定の2種類がある。
切り出しモードにはモード1:完全包囲、モード2:図形基準、モード3:ボックス基準の3種類がある。図5は、この3種類のモードを説明する図である。完全包囲モードは、領域設定用ボックスが定める矩形の領域の内部に位置する(矩形領域に完全に包囲されている)オブジェクトが切り出し対象となる。これに対し、図形基準モードでは、領域設定用ボックスが定める矩形の領域と重なりを有するオブジェクトはすべて切り出し対象となる。また、ボックス基準モードでは、オブジェクト単位で切り出すのではなく、領域設定用ボックスが定める矩形の領域内に存在する図形データの矩形内におさまる部分のみが切り出し対象となる。
図3は、ステップS1で使用する領域設定ボックスの属性設定ダイアログボックス300である。301は切り出しモードを指定するスイッチである。302はモード1の切り出しモードで使用される領域設定ボックスの見た目(矩形の枠線の幅、枠線の色)を指定するインターフェイスである。303はモード2の切り出しモードで使用される領域設定ボックスの見た目(矩形の枠線の幅、枠線の色)を指定するインターフェイスである。304はモード3の切り出しモードで使用される領域設定ボックスの見た目(矩形の枠線の幅、枠線の色)を指定するインターフェイスである。305はグループ領域指定ボックスの見た目(矩形の枠線の幅、枠線の色)を指定するインターフェイスである。グループ領域指定ボックスは、オブジェクトのグループ化を指定するときに使用する。
図4は、ボックス作成時のサイズの増減を指定するダイアログボックス400である。切り出し領域を設定する矩形(ユーザボックスと呼ぶ)の自動生成時に、設定した上、下、左、右のサイズ分、もしくは上下、左右の割合分、拡大または縮小してユーザボックスを作成する。
図2のフローに戻る。ボックスの属性をステップS1で設定した後は、キーコードを設定する(S2)。キーコードとは、切り出したデータを画像ファイルとして自動保存する場合のファイル名を決定するためのキーとなるデータのことである。通常、切り出されるオブジェクトは特定の商品のスペックが組版されたデータである場合が多いため、商品型番や商品名をファイル名とすれば後の作業がしやすい。そこで、文字組版されたデータから商品型番や商品名を抽出できるように指定する。具体的には、抽出したオブジェクトに含まれる文字組版データから、文字数(何文字以上何文字以下)、文字種(英字か数字か漢字かなど)、書体、文字サイズ、文字の色、文字飾りの指定に合致した部分をキーコードとして抽出する。図6は、キーコードを設定するダイアログボックス600である。キーコード設定をすると、領域設定ボックスを対象データが表示されている版面上の特定の位置に作成した時に、ボックスの切り出しモードに対応して切り出し対象となる文字組版データおよびその属性を検査して、該当する文字列を特定して、キーコードを抽出する。キーコードは1種類とは限らない。2種類抽出してそれらをつなぎ合わせて1つのキーコードとすることもできる。図7はキーコードの書き出し設定を行なうダイアログボックス700である。書き出し設定をすると、領域設定用ボックス作成時に、キーコード1とキーコード2をつなげたコードをキーコードとしてボックス内に書き出す。尚、キーコードを抽出する際の抽出条件の設定内容については、同一出願人より出願されている特開2000−29875号公報に詳細に記載されている。
ステップS1〜S2の後、ステップS3で、領域設定用ボックスを作成する。作成する方法は個別作成、もしくは一括作成の二つがある。個別作成の場合は、編集レイアウトソフト100の画面上に現れる図8のメニュー上で、下端の3つのメニューアイコン801,802,803を指定し、印刷製版データ上に領域設定用ボックスの作成を行う。メニューアイコンに表示されている数字がそれぞれの切り出しのモードを示している。801〜803のメニューアイコンを選択することによって現れる領域設定用ボックスにより設定された領域に対して、図5に示した3つのモードの関係によって、切り出されるオブジェクトが指定される。
一括の場合は、表示されている製版データに対してある領域を指定する。すると指定された領域内に位置するグループ化されているオブジェクトがすべて選択され、それぞれのグループ化オブジェクトの単位で、個別に領域設定用ボックスにより切り出したいオブジェクトを選択した状態と同じ状態となる。オブジェクトのグループ化は、DTP編集作業の段階で編集作業の一環として行なってもよいし、図2のフローチャートに示すように、事前にステップS5,S6において行なってもよい。すなわち、ステップS5で、図8のメニューの最下端のグループ設定用アイコン804を指定し、印刷製版データ上にグループ設定用ボックスを表示させる。次に、ステップS6で、グループ設定用ボックスで選択されるオブジェクトを1つのグループとする。
図9は、モードの一括変更を指定するダイアログボックスである。印刷製版データ上に作成済みの領域設定用ボックスのモードを一括で変更することができる。また、グループ設定用ボックス、領域設定用ボックスを作成後、ボックスの表示、非表示を切替えることができる。これにより、印刷製版データ上の、グループ化、または領域設定から漏れてしまったオブジェクトを簡単に発見することができる。
図10は、領域設定用ボックスの一括削除を指定するダイアログボックス920である。一括削除を実行すると印刷製版データ上に作成済みの領域設定用ボックスを、指定した範囲(選択、ページ指定、全ページ)で削除することができる。また、あわせてステップS4で作成したグループ設定用ボックスも削除することができる。
図2のフローに戻る。ステップS3の後、ステップS4で領域設定用ボックスに基づき、データの切り出しを実行する。切り出しデータのファイル名は、ステップS2で設定したキーコードを使用して作成する。キーコードがない場合は、元の印刷製版データのファイル名と連番によりファイル名を作成する。また、領域設定ファイルとして作成した領域の情報をテキストデータとして保存することができる。
次に、領域設定手段120をどのように実現できるかを説明する。図13は、領域設定手段120の動作を説明するフローチャートである。領域設定手段120はコマンドメニュー800から、801〜804のコマンドアイコンを選択することによって呼び出される。まず、ボックス属性設定テーブルの内容を参照して(S40)、どのメニューアイコンにより呼び出されたか、にしたがって、枠線の太さと色を決める(S42)。そして、作業者が対角の2点をポイントする座標をボックス位置の情報として受付ける(S44)。この時ボックス枠をS42で確認した色、枠線の太さで表示する。次にボックスを特定するボックスIDを割り当てる(S46)。ボックスID、ボックス属性(抽出属性又はグループボックスの区別)、版面座標に換算した位置情報を、表示中のボックスの情報として領域設定テーブルに記録する(S48)。引き続きボックスを設定する場合はS44にもどる。作業者はステップS44〜S48を繰り返して、必要なだけ領域設定を行なうことができる。領域設定結果は、切り出し手段130も参照できる記憶領域である領域設定テーブルに、ボックスID,ボックス属性、位置情報を1つのボックスの記録として、設定した領域数分記録される。図14は領域設定テーブルの一例を概念的に示したものである。実際には、図14の内容を数値データで記録してもよい。
領域設定テーブルは、それ自体を領域設定ファイル202として保存しておくことができる。商品カタログ等でページレイアウトが定形のものを処理する場合には、一度使用した領域設定テーブルを領域設定ファイル202に保存して流用可能としておけば、他のページを処理するときに領域設定ファイル202を呼び出すことにより領域設定を行なう手間を省くことができ作業の効率化が図れる。
次にデータ切り出し手段130がどのように実現できるかを説明する。図12は、データ切り出し手段130の動作を説明するフローチャートである。以下 データ切り出し手段130の動作を説明する。
まずボックスIDのカウンタを1とする(S10)。次にボックスIDで示されるボックスの抽出属性、位置情報を、図14に示した領域設定テーブルの該当するボックスIDの箇所を参照して取得する(S12)。このとき、該当するボックスIDがなく取得できなかった場合は、すべてのボックスIDについて処理が終了したとして切り出し処理を終了する(S14)。
次に、ボックスの抽出属性、位置情報を取得できた場合は、抽出属性をチェックして、グループボックスである場合はステップS30に飛ぶ。そうでない場合はステップS18に進む(S16)。以下ステップS18に進んだ場合を先に説明する。まず、ボックスIDで示されるボックスの抽出属性(モード1、モード2またはモード3のいずれか)、およびボックスIDで示されるボックスの位置情報に基づいて製版データ中のオブジェクトの位置属性を調べて、切り出しに該当するオブジェクトを選択する(S18)。このステップにおける切り出しの判断については図5に説明したとおりである。次に、設定されているキーコード情報に基づき、切り出したオブジェクトの中のテキストデータオブジェクトを検査して、キーコードを作成する(S20)。そしてキーコードからファイル名を生成して、選択したオブジェクトデータを内容とし、キーコードから作成された文字列をファイル名とするEPSファイルを作成する(S22)。ボックスIDをインクリメントして、ステップS12に戻る(S24)。
ステップS30にジャンプした場合は、ボックスIDで示されるボックスの領域内に包含されるオブジェクトのグループを探索する(S30)。そのようなグループが1つ見つけられた場合は、設定されているキーコード情報に基づき、発見したグループに属するオブジェクトの中のテキストデータオブジェクトを検査して、キーコードを作成する(S32)。そしてキーコードからファイル名を生成して、発見したグループに属するオブジェクトデータを内容とし、キーコードから作成された文字列をファイル名とするEPSファイルを作成する(S34)。ボックスIDで示されるボックスの領域内に包含される他のオブジェクトのグループがあればステップS30に戻る、他のグループがなければ、すべてのグループについてグループごとに出力EPSファイルを出力できたとしてステップS24に進む。
結局切り出し処理手段130は、領域設定テーブルに記録されているボックスごとに、それがモード1〜3の属性を持つ場合は、S18〜S22の手順で、該当するオブジェクトを1つのEPSファイルにして書き出し、グループボックスの場合は、S30〜S36の手順で、ボックスに包含される個々のグループに属するオブジェクトの単位で、それぞれEPSファイルにして切り出しデータファイル300として書き出す。このようにして、切り出し処理が実現される。
ボックス属性設定手段110は、ダイアログボックス300,400,600,700、900,920を、編集レイアウトソフト100のプルダウンメニュー等から呼び出して、ダイアログボックスの指定に従って領域設定ボックスの属性およびキーコード設定を行う働きをする。編集レイアウトソフト100のプラグインソフトウエア作成規約に従って作成すればよい。
以上、本発明の最良の実施形態にかかるDTP編集装置を説明した。本発明のDTP編集装置を用いれば、図15に示すような処理工程を実現することができる。すなわち、作業者は、DTP編集装置上で、DTPドキュメントに対して一括領域指定およびこの領域指定に従った一括切り出しを行い、結果を商品小組ごとのEPSファイルとして得る。そして得られた各EPSファイルをRIP処理すれば、商品小組データをTiff画像データで得ることができる。図15に示した処理工程では、個々のEPSファイルを読込んで画像データに変換する処理は、バッチ処理化することができるので、従来方法と比べて処理能率が格段に向上する。
尚、上記実施形態では、編集レイアウトソフトが先にあり、プラグインソフトを付加してDTP編集装置1を構成するものとして説明したが、本発明の趣旨は必ずしもそのような形態に限定されるものではない。
本発明の一実施形態であるDTP編集装置1の構成を示すブロック図である。 本発明の装置による印刷製版データからの領域設定ならびにデータ切り出しの作業フローを示す流れ図である。 ステップS1で使用する領域設定ボックスの属性設定ダイアログボックス300である。 ボックス作成時のサイズの増減を指定するダイアログボックス400である。 切り出しモードを説明する図である。 キーコードを設定するダイアログボックス600である。 キーコードの書き出し設定を行なうダイアログボックス700である。 編集レイアウトソフト100の画面上に現れるメニューアイコンである。 モードの一括変更を指定するダイアログボックスである。 領域設定用ボックスの一括削除を指定するダイアログボックス920である。 従来工程の説明図である。 データ切り出し手段130の動作を説明するフローチャートである。 領域設定手段120の動作を説明するフローチャートである。 領域設定テーブルの一例を概念的に示したものである 本発明の一実施形態であるDTP編集装置1を利用した工程の説明図である。
符号の説明
1 DTP編集装置
10 コンピュータ本体
11 モニタディスプレイ
12 キーボード
20 ハードディスク
100 編集レイアウトソフト
110 ボックス属性設定手段
120 領域設定手段
130 データ切り出し手段
201 印刷製版データ
202 領域設定ファイル
300 切り出しデータ

Claims (5)

  1. DTP編集ソフトウエアにより編集作成されたデータファイルから、版面上に設定された領域を基準としてオブジェクトを切り出す装置であって、
    版面上の領域ごとに位置情報と切り出しモードを記録した領域設定テーブルと、
    前記領域設定テーブルに記録された版面上の領域の切り出しモードに応じて、前記版面上の領域を基準とする位置関係に基づいて、前記データファイルに記述されているオブジェクトを抽出して、抽出処理の基準となった版面上の領域ごとに別の出力ファイルとして出力する出力手段と、
    抽出したオブジェクトに含まれる文字組版データから設定条件に従って抽出したキーコード文字列を、前記出力ファイルのファイル名の一部又は全部とする手段と、を備え、
    前記切り出しモードは、
    (1)設定した版面上の領域に完全に含まれるオブジェクトだけを抽出するモード
    (2)設定した版面上の領域と重なりのあるオブジェクトをすべて抽出するモード
    (3)設定した版面上の領域に完全に含まれるオブジェクトと、設定した版面上の領域と重なりのあるオブジェクトについて、その重なり部分を切り取って抽出するモード
    のいずれかであることを特徴とするDTP編集装置。
  2. 前記領域設定テーブルは、抽出属性として、前記切り出しモードに加えてグループボックスを位置情報に対応付けて記録したものであり、
    前記出力手段は、前記領域設定テーブルの抽出属性が、前記(1)〜(3)のいずれかのモードである場合、抽出したオブジェクトを1つのファイルに出力し、前記領域設定テーブルの抽出属性が前記グループボックスである場合、当該グループボックスに含まれるオブジェクト単位でファイルに出力することを特徴とする請求項1に記載のDTP編集装置。
  3. 前記設定領域ごとの位置と切り出しモードを指定して領域設定テーブルとして登録する領域設定手段をさらに有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のDTP編集装置。
  4. 出力されるファイルがEPSファイルであることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載のDTP編集装置 。
  5. 請求項1から請求項4のいずれかに記載のDTP編集装置として、コンピュータを機能させるためのプログラム。
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