JP2002342242A - 電子メール書体加工装置 - Google Patents

電子メール書体加工装置

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JP2002342242A
JP2002342242A JP2001145395A JP2001145395A JP2002342242A JP 2002342242 A JP2002342242 A JP 2002342242A JP 2001145395 A JP2001145395 A JP 2001145395A JP 2001145395 A JP2001145395 A JP 2001145395A JP 2002342242 A JP2002342242 A JP 2002342242A
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JP2001145395A
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Koichi Hashimoto
浩一 橋本
Yasuhiro Yamazaki
康弘 山崎
Kyokukyo Haku
旭強 白
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Riso Kagaku Corp
Original Assignee
Riso Kagaku Corp
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    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
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    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一般的に使用されている電子メール送受信端
末間において、送信側での特別な操作を要求することな
く、送信者の個性を反映した書体の電子メールの送受信
を実現する。 【解決手段】 登録ユーザの個性を反映したユーザ書体
フォントを予めフォント・データ記憶手段26に記憶さ
せておき、登録ユーザからの電子メールを受信したとき
に、認証手段25による認証処理を行った上で、電子メ
ールの本文の書体を本文書体加工手段27においてユー
ザ書体フォントを用いて加工し、電子メールの受信者宛
に送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子メールの本文
のデータを、この電子メール送信者の個性を反映した書
体で加工して、電子メール受信側で閲覧できるようにし
た電子メール書体加工装置に関する。
【0002】
【従来の技術】インターネットに代表される双方向の電
子ネットワークが普及するに伴って、個人間の情報伝達
手段として、電子メールが広く使われるようになってき
ている。電子メールを送受信する手段としては、これま
で、ワークステーションやパーソナルコンピュータ等が
主として使われてきたが、近年では、PDA(Personal
Data Assistant)と呼ばれる携帯型の情報処理端末や、
携帯電話機、家庭内の固定電話機、家庭用ゲーム機、テ
レビジョン受像機等、様々なハードウェアにもメーラー
と呼ばれる電子メール送受信用プログラムが搭載され、
電子メールを送受信する端末として使用できるようにな
っている。
【0003】電子メールとして送信される本文の情報
は、通常、本文を構成する文字の文字コードである。そ
して、受信側の端末でこの文字コードに対応する文字画
像を表示することにより、受信者が受信した電子メール
の本文を読むことができるようになっている。そのた
め、電子メールを送受信する端末には、文字コードとそ
の文字コードに対応する文字画像データの組み合わせか
らなるフォントが搭載されている。
【0004】ところで、受信側の端末においてメーラー
が電子メールの本文を表示するために使用するフォント
は通常一種類であり、受信側の端末に表示される電子メ
ールの本文の書体は、画一的なものとなっているのが現
状である。
【0005】電子メールの本文の内容が業務上のもので
あったり、儀礼的なものである場合は、本文の書体が画
一的なものでも特に不満は生じないが、例えば、近い関
係にある人へのメッセージ等を送信する場合には、自分
の個性を反映させた電子メールを送信したいと考える人
が多い。このような人は、現状では、差出人名にニック
・ネームを入れたり、特殊記号を組み合わせて署名欄に
気の利いたデザインを施すといったような工夫を凝らし
て電子メールの送信を行っているが、直筆の手紙のよう
に、電子メールの本文の書体も自らの個性を反映させた
ものとできれば、より満足のいく電子メールを送信する
ことができる。
【0006】また、電子メールの受信者にとっても、直
筆の手紙を受け取ったときのように、電子メールの本文
の書体を一瞥しただけで、電子メールの送信者が識別で
きるようになれば便利である。
【0007】以上のようなニーズに対応したものとし
て、電子メール形態のグリーティングカード文書を送信
者の個性を反映したパーソナルフォントで作成できるよ
うにしたフォントサービスシステムが、特開2000−
330545号公報にて開示されている。
【0008】この特開2000−330545号公報に
て開示されるフォントサービスシステムでは、クライア
ント端末と、パーソナルフォントのサービスを行うパー
ソナルフォントサーバと、メールの転送を行うメールサ
ーバと、グリーティングカードサービスを行うグリーテ
ィングサーバとがネットワークを介して相互に接続され
た構成となっている。そして、パーソナルフォントサー
バが、手書き文字をクライアント端末から読み込み、手
書き文字の個性パラメータを抽出してサービスする個性
パラメータ抽出サービス手段と、システムが標準的に持
っている標準フォントと個性パラメータ抽出サービス手
段により抽出した個性パラメータ辞書よりパーソナルフ
ォントを生成するプログラムをサービスするパーソナル
フォント生成プログラムサービス手段と、クライアント
からの要望に対して以上のようなサービスをネットワー
ク上で管理するネットワーク管理手段とを備え、グリー
ティングサーバが、印刷文書と個人IDと郵送アドレス
をクライアント端末より入力し、パーソナルフォントサ
ーバから、個性パラメータ辞書とパーソナルフォント生
成プログラムのサービスを受け、さらに、クライアント
からの転送要求を受けてグリーティングカード文書をパ
ーソナルフォント生成プログラムで変換してメールサー
バに転送するようになっている。
【0009】以上のようなフォントサービスシステムに
よれば、ユーザは自らの個性を反映した書体で受信者に
グリーティングカードを送信することが可能となる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開2
000−330545号公報において開示されるフォン
トサービスシステムは、電子メール送信側のクライアン
ト端末で作成された標準書式の電子メールを、送信側で
の特別な操作を要求することなく、特別な機能を持たな
い電子メール受信側のクライアント端末において、送信
者の個性を反映した書体で表示できるようにはなってい
ない。すなわち、このフォントサービスシステムにおい
ては、電子メール送信側のクライアント端末で作成され
る文書中には文字フォントの指示を記載し、そこに、パ
ーソナルフォントを呼び出す旨を記載しなければなら
ず、また、メール受信側のクライアント端末がパーソナ
ルフォントを展開するための機能を備えている必要があ
る。
【0011】このため、送信者の個性を反映した書体の
電子メールを送信するための操作が煩雑なものとなり、
また、このような電子メールを受信するための特別な端
末を用意する必要があり、コストが嵩むといった問題が
ある。
【0012】本発明は、以上のような従来の実状に鑑み
て創案されたものであって、一般的に使用されている電
子メール送受信端末間において、送信側での特別な操作
を要求することなく、送信者の個性を反映した書体の電
子メールの送受信を実現する電子メール書体加工装置を
提供することを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、電子メール送信側端末及び電子メール受信側端末と
情報伝送手段を介して相互に接続される電子メール書体
加工装置であって、予め登録されたユーザの識別子を記
憶する登録ユーザ識別子記憶手段と、前記登録されたユ
ーザの個性を反映したユーザ書体フォントを各登録ユー
ザ毎に記憶するユーザ書体フォント記憶手段と、前記電
子メール送信側端末から送信された電子メールを受信す
る受信手段と、前記登録ユーザ識別子記憶手段を参照
し、前記受信手段により受信された電子メールを構成す
るデータに前記登録されたユーザの識別子が含まれてい
るかどうかを判断する認証手段と、前記認証手段により
前記登録されたユーザの識別子が含まれていると判断さ
れた電子メールの本文の書体を、前記ユーザ書体フォン
ト記憶手段に記憶されたユーザ書体フォントを用いて加
工して、文字画像データを作成する書体加工手段とを備
えることを特徴とするものである。
【0014】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載の電子メール書体加工装置において、前記登録ユ
ーザ識別子記憶手段が、前記登録ユーザの識別子として
登録ユーザの電子メール・アドレスを記憶することを特
徴とするものである。
【0015】また、請求項3に記載の発明は、請求項1
又は2に記載の電子メール書体加工装置において、前記
認証手段により前記登録されたユーザの識別子が含まれ
ていると判断された電子メールの本文を構成するデータ
を、前記書体加工手段により作成された文字画像データ
に置換するデータ置換手段と、前記データ置換手段によ
り本文を構成するデータが前記文字画像データに置換さ
れた電子メールを、前記電子メール受信側端末に転送す
る転送手段とを更に備えることを特徴とするものであ
る。
【0016】また、請求項4に記載の発明は、請求項1
又は2に記載の電子メール書体加工装置において、前記
書体加工手段により作成された文字画像データをウェブ
・ページとして公開する文字画像データ公開手段と、前
記認証手段により前記登録されたユーザの識別子が含ま
れていると判断された電子メールの本文を構成するデー
タを、前記ウェブ・ページにアクセスするためのアクセ
ス情報に置換するアクセス情報データ置換手段と、前記
アクセス情報データ置換手段により本文を構成するデー
タが前記アクセス情報に置換された電子メールを、前記
電子メール受信側端末に転送する転送手段とを更に備え
ることを特徴とするものである。
【0017】また、請求項5に記載の発明は、請求項1
乃至4の何れかに記載の電子メール書体加工装置におい
て、前記登録ユーザ毎に、各宛先の電子メール・アドレ
スと、各宛先に送信する電子メールの本文の書体を加工
するか否かを指定する指定子とが対応付けられて記され
た宛先別加工可否対応表を記憶する対応表記憶手段と、
前記対応表記憶手段に記憶された宛先別加工可否対応表
を参照して、前記認証手段により前記登録されたユーザ
の識別子が含まれていると判断された電子メールの本文
の書体を加工するか否かを各宛先毎に判断する加工可否
判別手段とを更に備えることを特徴とするものである。
【0018】また、請求項6に記載の発明は、請求項1
乃至5の何れかに記載の電子メール書体加工装置におい
て、前記登録ユーザ毎に当該電子メール書体加工装置内
におけるアドレスが割り当てられ、前記受信手段が、こ
の登録ユーザ毎に割り当てられたアドレス宛に送信され
た電子メールを受信するようになされており、前記受信
手段により受信された電子メールを構成するデータの中
から、実際の宛先の電子メール・アドレスを抽出するア
ドレス抽出手段と、前記受信手段により受信された電子
メールの宛先アドレスを実際の宛先の電子メール・アド
レスに書き換えるアドレス書換手段とを更に備えること
を特徴とするものである。
【0019】本発明に係る電子メール書体加工装置で
は、電子メール送信側端末から情報伝送手段を介して送
信された電子メールが、受信手段によって受信されるこ
とになる。そして、認証手段により、受信された電子メ
ールの認証処理が行われる。この認証処理は、受信され
た電子メールを構成するデータに、事前に登録されたユ
ーザ(登録ユーザ)の識別子が含まれているかどうかを
判断することで行われる。登録ユーザの識別子として
は、具体的には、例えば登録ユーザの電子メール・アド
レスが用いられ、この登録ユーザの識別子は、登録ユー
ザ識別子記憶手段に記憶されるようになっている。
【0020】認証手段により、受信された電子メールを
構成するデータに登録ユーザの識別子が含まれていると
判断されると、その電子メールの本文の書体が、書体加
工手段によってユーザ書体フォントを用いて加工され
て、文字画像データが作成される。ユーザ書体フォント
は、登録ユーザの個性を反映したフォントであり、文字
コードデータを例えば登録ユーザの直筆に倣った文字画
像データに変換するものである。そして、このユーザ書
体フォントは、各登録ユーザ毎に、ユーザ書体フォント
記憶手段に予め記憶されるようになっている。
【0021】書体加工手段により作成された文字画像デ
ータは、例えば、データ置換手段によって、登録ユーザ
の識別子が含まれていると判断された電子メールの本文
を構成するデータと置換される。すなわち、このデータ
置換手段による置換処理が行われることにより、登録ユ
ーザの識別子が含まれていると判断された電子メールの
本文が、その登録ユーザの個性を反映したユーザ書体フ
ォントの文字画像で構成されることになる。
【0022】そして、本文を構成するデータが文字画像
データに置換された電子メールが、転送手段により、電
子メール受信側端末に情報伝送手段を介して転送される
ことになる。
【0023】また、本発明に係る電子メール書体加工装
置では、書体加工手段により作成された文字画像データ
を、文字画像データ公開手段においてウェブ・ページと
して公開するようにしてもよい。
【0024】この場合、アクセス情報データ置換手段
が、登録ユーザの識別子が含まれていると判断された電
子メールの本文を構成するデータを、ウェブ・ページに
アクセスするためのアクセス情報、具体的には、例えば
このウェブ・ページのURL(Uniform Resource Locat
or)に置換する。そして、転送手段は、本文を構成する
データがウェブ・ページにアクセスするためのアクセス
情報に置換された電子メールを、情報伝送手段を介して
電子メール受信側端末に転送する。電子メール受信側端
末では、アクセス情報を用いてウェブ・ページにアクセ
スすることで文字画像データを閲覧することができる。
【0025】また、本発明に係る電子メール書体加工装
置では、電子メールの本文の書体を加工するか否かを、
この電子メールの宛先毎に判断するようにしてもよい。
【0026】この場合、宛先別加工可否対応表が、対応
表記憶手段に予め記憶されることになる。宛先別加工可
否対応表は、登録ユーザ毎に、各宛先の電子メール・ア
ドレスと、各宛先に送信する電子メールの本文の書体を
加工するか否かを指定する指定子とが対応付けられて記
されたものである。そして、加工可否判別手段によっ
て、この宛先別加工可否対応表が参照され、認証手段に
より登録されたユーザの識別子が含まれていると判断さ
れた電子メールの本文の書体を加工するか否かが各宛先
毎に判断される。
【0027】また、本発明に係る電子メール書体加工装
置では、登録ユーザ毎に当該電子メール書体加工装置内
におけるアドレスが割り当てられ、受信手段が、この登
録ユーザ毎に割り当てられたアドレス宛に送信された電
子メールを受信するようになされていてもよい。
【0028】この場合、実際の電子メールの宛先、すな
わち、電子メール受信側端末の電子メール・アドレス
は、受信手段により受信された電子メールを構成するデ
ータの特定の位置に書き込まれている。
【0029】そして、受信手段により受信された電子メ
ール、すなわち、登録ユーザ毎に割り当てられた当該電
子メール書体加工装置内におけるアドレス宛に送信され
た電子メールを構成するデータの中から、実際の宛先の
電子メール・アドレスがアドレス抽出手段によって抽出
され、アドレス書換手段によって、受信手段により受信
された電子メールの宛先アドレスが、アドレス抽出手段
により抽出された実際の宛先の電子メール・アドレスに
書き換えられることになる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0031】(第1の実施形態)本発明に係る電子メー
ル書体加工装置は、例えば、図1に示すような電子メー
ル配信システム1における電子メール書体加工サーバ1
0として用いられる。
【0032】この図1に示す電子メール配信システム1
は、情報伝送手段であるインターネット2を介して、電
子メール送信側クライアント端末3、送信側メール・サ
ーバ4、電子メール受信側クライアント端末5、受信側
メール・サーバ6及び本発明を適用した電子メール書体
加工サーバ10が相互に接続されてなるものである。な
お、ここでは、送信側メール・サーバ4、受信側メール
・サーバ6及び本発明を適用した電子メール書体加工サ
ーバ10が個別のハードウェアで実現されている例につ
いて説明するが、これら各サーバは、物理的に1つのハ
ードウェア上で、各サーバ機能に対応するソフトウェア
によって実現されるようになっていてもよい。
【0033】電子メール送信側クライアント端末3とし
ては、例えば、パーソナルコンピュータ(以下、パソコ
ンと略称する。)が用いられる。この電子メール送信側
クライアント端末3は、電子メールの本文を編集する機
能と、送信側メール・サーバ4と通信して作成された電
子メールを送信する機能とを有している。また、電子メ
ール送信側クライアント端末3には、電子メールを送信
側メール・サーバ4に送信するために必要な情報、具体
的には、送信側メール・サーバ4のIPアドレスや、ユ
ーザが送信側メール・サーバ4にログインするためのア
カウント名、認証パスワード等が記憶されている。
【0034】電子メールの送信者は、この電子メール送
信側クライアント端末3を使用して、電子メールの本文
を編集し、送信する。この電子メール送信者による操作
は、一般に電子メールを送信する場合と何ら変わらな
い。すなわち、電子メールの送信者は、電子メール配信
システム1を利用するにあたり、電子メール送信側クラ
イアント端末3で特別な操作をする必要はない。また、
電子メール送信側クライアント端末3に記憶されている
データ、及び、電子メール送信側クライアント端末3の
備える機能は、一般に電子メールの送受信を行う端末に
標準的に備えられているものである。したがって、電子
メール送信側クライアント端末3に特別なソフトウェア
をインストールしたりする必要はない。
【0035】なお、電子メール送信側クライアント端末
3としては、パソコンのほかに、電子メール送信機能を
持つ他の端末、例えば、PDA(Personal Data Assist
ant)や、携帯電話機、家庭内の固定電話機、家庭用ゲ
ーム機、テレビジョン受像機等を使用することもでき
る。
【0036】送信側メール・サーバ4は、電子メール送
信側クライアント端末3から送信されてきた電子メール
を受信する機能と、受信した電子メールを、その電子メ
ールの宛先、或いは、電子メール書体加工サーバ10の
何れかに送信する機能とを有している。また、送信側メ
ール・サーバ4には、当該送信側メール・サーバ4によ
る電子メール送信サービスを受けるユーザとして登録さ
れたユーザ(電子メール送信者)のアカウント名及び認
証パスワードや、この電子メール送信者が電子メール書
体加工サーバ10による書体加工サービスを受けるユー
ザとして登録されているか否かを示すフラグ等が記憶さ
れている。
【0037】この送信側メール・サーバ4は、電子メー
ルの送信サービスを行う一般的なメール・サーバと同様
な機能を有するものであり、一般的なメール・サーバと
異なるのは、電子メール送信者が電子メール書体加工サ
ーバ10による書体加工サービスを受けるユーザとして
登録されているか否かを示すフラグを記憶している点で
ある。
【0038】電子メール受信側クライアント端末5とし
ては、例えば、電子メール送信側クライアント端末3と
同様、パソコンが用いられる。この電子メール受信側ク
ライアント端末5は、受信側メール・サーバ6と通信し
て電子メールを受信する機能と、受信した電子メールの
内容を電子メール受信者に閲覧させる機能とを有してい
る。また、電子メール受信側クライアント端末5には、
受信側メール・サーバ6から電子メールを受信するため
に必要な情報、具体的には、受信側メール・サーバ6の
IPアドレスや、電子メール受信者が受信側メール・サ
ーバ6にログインするためのアカウント名、認証パスワ
ード等が記憶されている。
【0039】電子メールの受信者は、この電子メール受
信側クライアント端末5を使用して、電子メールを受信
し、その内容を画面に表示して閲覧する。この電子メー
ル受信者による操作は、一般に電子メールを受信する場
合と何ら変わらない。すなわち、電子メールの受信者
は、電子メール配信システム1を利用するにあたり、電
子メール受信側クライアント端末5で特別な操作をする
必要はない。また、電子メール受信側クライアント端末
5に記憶されているデータ、及び、電子メール受信側ク
ライアント端末5の備える機能は、一般に電子メールの
送受信を行う端末に標準的に備えられているものであ
る。したがって、電子メール受信側クライアント端末5
に特別なソフトウェアをインストールしたりする必要は
ない。
【0040】なお、電子メール受信側クライアント端末
5としては、電子メール送信側クライアント端末3と同
様、パソコンのほかに、電子メール受信機能を持つ他の
端末、例えば、PDAや、携帯電話機、家庭内の固定電
話機、家庭用ゲーム機、テレビジョン受像機等を使用す
ることもできる。
【0041】受信側メール・サーバ6は、一般のメール
・サーバ、或いは、電子メール書体加工サーバ10から
送信されてきた電子メールを受信する機能と、受信した
電子メールを電子メール受信側クライアント端末5に送
信する機能とを有している。また、受信側メール・サー
バ6には、当該受信側メール・サーバ6による電子メー
ル受信サービスを受けるユーザとして登録されたユーザ
(電子メール受信者)のアカウント名及び認証パスワー
ド等が記憶されている。
【0042】この受信側メール・サーバ6は、電子メー
ルの受信サービスを行う一般的なメール・サーバと同様
な機能を有しており、また、この受信側メール・サーバ
6には、電子メールの受信サービスを行う一般的なメー
ル・サーバと同様なデータが記憶されている。
【0043】本発明を適用した電子メール書体加工サー
バ10は、送信側メール・サーバ4から送信されてきた
電子メールを受信する機能と、受信した電子メールの本
文に加工処理を施し、元の本文を加工された本文に置換
する機能と、加工処理により得られた電子メールを宛先
に対応する受信側メール・サーバ6に送信する機能とを
有している。また、電子メール書体加工サーバ10に
は、当該電子メール書体加工サーバ10による書体加工
サービスを受けるユーザとして登録されている電子メー
ル送信者(登録ユーザ)が使用する送信側メール・サー
バ4を特定するためのドメイン名やIPアドレス等の情
報、当該電子メール書体加工サーバ10による書体加工
サービスを受けるユーザとして登録されている登録ユー
ザを識別するための情報(識別子)、具体的には、例え
ばその登録ユーザの電子メール・アドレス等が記憶され
ている。
【0044】この電子メール書体加工サーバ10の具体
的なハードウェア構成は、例えば、図2に示すようにな
っている。すなわち、この電子メール書体加工サーバ1
0は、CPU(Central Processing Unit)11と、R
OM(Read Only Memory)12と、RAM(Random Acc
ess Memory)13と、ハードディスク14と、ネットワ
ーク・インターフェース15とを備え、これらがバス1
6によって相互に接続された構造となっている。
【0045】この電子メール書体加工サーバ10では、
CPU11がRAM13をワークエリアとして利用し
て、ROM12に格納された制御プログラム、ハードデ
ィスク14に格納された書体加工プログラムや通信プロ
グラム等を実行することによって、図3に機能ブロック
図で示すような各種の機能が実現されるようになってい
る。すなわち、この電子メール書体加工サーバ10は、
CPU11が以上のようなプログラムを実行すること
で、SMTP制御手段21としての機能と、TCP/I
P制御手段22としての機能と、登録送信側メール・サ
ーバ識別子記憶手段23としての機能と、登録ユーザ識
別子記憶手段24としての機能と、認証手段25として
の機能と、フォント・データ記憶手段26としての機能
と、本文書体加工手段27としての機能とをそれぞれ有
することになる。
【0046】SMTP制御手段21は、インターネット
2を利用した電子メールの送受信を実現するための通信
プロトコルであるSMTP(Simple Mail Transfer Pro
tocol)に則った電子メールの送受信を制御するもので
ある。SMTPは、TCP/IP(Transmission Contr
ol Protocol/Internet Protocol)のアプリケーション
プロトコルの1つで、送信側のメール・システムと受信
側のメール・システムとがどのように対話をするかを指
定し、電子メールを転送するために交換する制御メッセ
ージのフォーマットを定めている。このSMTPは、送
信側メール・サーバ4及び受信側メール・サーバ6に標
準的に実装されており、電子メール書体加工サーバ10
におけるSMTP制御手段21は、これらの間でのSM
TPに則った電子メールの送受信を制御する。
【0047】TCP/IP制御手段22は、SMTP制
御手段21と連働して、インターネット2を利用した電
子メールの送受信を制御するものである。すなわち、S
MTPはTCP/IPの上位の階層で動作するので、電
子メール書体加工サーバ10では、送信側メール・サー
バ4から送信された電子メールが、TCP/IPを制御
するためのTCP/IP制御手段22を介してSMTP
制御手段21に入力され、本文書体加工手段27におい
て本文の書体が加工された電子メールが、SMTP制御
手段21、TCP/IP制御手段22を介して、電子メ
ールの宛先に対応する受信側メール・サーバ6に送信さ
れるようになっている。
【0048】登録送信側メール・サーバ識別子記憶手段
23は、電子メール配信システム1を構成する送信側メ
ール・サーバ4の識別子を記憶するものである。すなわ
ち、送信側メール・サーバ4では、上述したように、電
子メール送信者のアカウント毎に、この電子メール送信
者が電子メール書体加工サーバ10による書体加工サー
ビスを受けるユーザとして登録されているか否かを示す
フラグが記憶されており、このように、電子メール書体
加工サーバ10に電子メールを送信する準備がなされた
送信側メール・サーバ4は登録され、その識別子が、電
子メール書体加工サーバ10の登録送信側メール・サー
バ識別子記憶手段23に記憶されるようになっている。
【0049】登録ユーザ識別子記憶手段24は、電子メ
ール書体加工サーバ10による書体加工サービスを受け
るユーザの識別子を記憶するものである。すなわち、電
子メール書体加工サーバ10による書体加工サービスを
受けるユーザは予め登録され(登録ユーザ)、例えばそ
の登録ユーザの電子メール・アドレス等が、登録ユーザ
を示す識別子として、電子メール書体加工サーバ10の
登録ユーザ識別子記憶手段24に記憶されるようになっ
ている。登録ユーザの識別子としては、電子メール・ア
ドレス以外にも、登録ユーザに個別のID番号等、登録
ユーザを識別できるものであればどのようなものであっ
てもよいが、電子メール・アドレスを登録ユーザの識別
子とした場合には、登録ユーザは電子メール書体加工サ
ーバ10の認証を得るための識別子を電子メールに書き
込む必要がない点で有利である。
【0050】認証手段25は、登録送信側メール・サー
バ識別子記憶手段23に記憶された送信側メール・サー
バ4の識別子と、登録ユーザ識別子記憶手段24に記憶
された登録ユーザの識別子とにより、認証処理を行うも
のである。具体的には、認証手段25は、TCP/IP
制御手段22、SMTP制御手段21を介して受信され
た電子メールを構成するデータに、登録送信側メール・
サーバ識別子記憶手段23に記憶された送信側メール・
サーバ4の識別子と、登録ユーザ識別子記憶手段24に
記憶された登録ユーザの識別子とが含まれているかどう
かによって、受信された電子メールが電子メール書体加
工サーバ10による書体加工サービスの対象となる電子
メールかどうかを判断する。電子メール書体加工サーバ
10では、認証手段25において、送信側メール・サー
バ4の識別子による認証を行うことで、登録されていな
い送信側メール・サーバから不正に送信されてくる電子
メールを排除することができ、また、登録ユーザの識別
子による認証を行うことで、登録されていないユーザか
ら送信されてくる電子メールに対しては書体加工のサー
ビスを行うことなく受信側メール・サーバ6に転送する
ことができる。
【0051】フォント・データ記憶手段26は、登録ユ
ーザの個性を反映したフォントであるユーザ書体フォン
トのデータを記憶するものである。このユーザ書体フォ
ントのデータは、予め登録された各登録ユーザ毎に、フ
ォント・データ記憶手段26に記憶されている。このユ
ーザ書体フォントとして、登録ユーザが自ら手書きによ
り作成したフォントを使用すれば、登録ユーザは電子メ
ールの本文の書体を手書きの書体に置換して送信するこ
とができる。
【0052】なお、フォント・データ記憶手段26にユ
ーザ書体フォントを記憶させる処理は、例えばユーザの
登録と同時に行うようにすればよい。具体的には、例え
ば、電子メール書体加工サーバ10が、ウェブ・ページ
形式のユーザ登録ページを公開する。そして、ユーザ
は、電子メール送信側クライアント端末3に標準的に搭
載されているウェブ・ブラウザを使用してこのユーザ登
録ページにアクセスし、このユーザ登録ページにユーザ
名や電子メール・アドレス等の所定の情報を書き込むこ
とで、電子メール書体加工サーバ10による書体加工サ
ービスを受けるためのユーザ登録を行う。このとき、ユ
ーザは、このユーザ登録ページから、自分の個性を反映
したフォントであるユーザ書体フォントのデータを、H
TTP(Hypertext Transfer Protocol)やFTP(Fil
e Transfer Protocol)等の通信プロトコルに則って電
子メール書体加工サーバ10へと送信する。そして、電
子メール書体加工サーバ10が、ユーザ登録ページに書
き込まれた電子メール・アドレス等をユーザ識別子とし
て特定し、ユーザから送信されたユーザ書体フォントを
ユーザ識別子と対応付けてフォント・データ記憶手段2
6に格納する。
【0053】また、ユーザの登録を電子メールにより受
け付けるようにした場合には、ユーザは、自分の個性を
反映したフォントであるユーザ書体フォントのデータ
を、この電子メールの添付ファイルとして書体加工サー
バ10に送信すればよい。この場合、電子メール書体加
工サーバ10では、電子メールに書き込まれた情報をも
とにユーザの登録を行い、例えば、送信元アドレスであ
るユーザの電子メール・アドレスがユーザ識別子として
特定する。そして、添付ファイルで添付されたユーザ書
体フォントをユーザ識別子と対応付けてフォント・デー
タ記憶手段26に格納する。なお、詳細を後述するよう
に、電子メール書体加工サーバ10内におけるユーザ・
アドレスがユーザに割り当てられ、ユーザがこの電子メ
ール書体加工サーバ10内におけるユーザ・アドレス宛
に電子メールを送信する場合には、電子メール書体加工
サーバ10が、宛先アドレスであるユーザ・アドレスを
ユーザ識別子として特定し、添付ファイルで添付された
ユーザ書体フォントをこのユーザ識別子と対応付けてフ
ォント・データ記憶手段26に格納するようにすればよ
い。
【0054】また、ユーザの登録をユーザ手書きの登録
用紙にて受け付けるようにした場合には、ユーザは、こ
の登録用紙に登録に必要な所定の事項を書き込むと共
に、例えば直筆のサンプル文字等を書き込んで、電子メ
ール書体加工サーバ10を運営するサービス業者に郵送
する。サービス業者側では、ユーザからの登録用紙を受
け取ると、登録用紙に書き込まれた情報をもとに電子メ
ール書体加工サーバ10におけるユーザ登録の処理を行
い、また、登録用紙に書き込まれたサンプル文字をもと
にユーザ書体フォントを作成して、ユーザ識別子と対応
付けて電子メール書体加工サーバ10のフォント・デー
タ記憶手段26に記憶させる処理を行う。この場合に
は、電子メール書体加工サーバ10を運営するサービス
業者側でユーザ書体フォントが作成され、作成されたユ
ーザ書体フォントがユーザ識別子と対応付けられてフォ
ント・データ記憶手段26に記憶されることになるの
で、ユーザは予めユーザ書体フォントを作成しておく必
要がない。
【0055】また、ユーザ登録が完了した後にユーザ書
体フォントをフォント・データ記憶手段26に記憶させ
る処理を行う場合には、例えば、ユーザが、ユーザ書体
フォントのデータをメモリカード等の可搬型メモリに格
納して電子メール書体加工サーバ10を運営するサービ
ス業者に郵送し、サービス業者側が、郵送された可搬型
メモリからユーザ書体フォントのデータを読み出して、
ユーザ識別子と対応付けて電子メール書体加工サーバ1
0のフォント・データ記憶手段26に記憶させる処理を
行うようにしてもよい。
【0056】本文書体加工手段27は、認証手段25に
よって電子メール書体加工サーバ10による書体加工サ
ービスの対象となると判断された電子メールの本文を、
フォント・データ記憶手段26に記憶されたユーザ書体
フォントに対応する書体の文字画像データに加工するも
のである。文字画像データの形式はビットマップであっ
てもよいし、汎用的に使用されているページ記述言語で
あってもよい。
【0057】ここで、本文書体加工手段27について、
更に詳細に説明する。
【0058】本文書体加工手段27は、図4に示すよう
に、ユーザ書体フォント選択手段31と、電子メールヘ
ッダ・本文分離手段32と、文字画像データ生成手段3
3と、文字画像データエンコード手段34と、マークア
ップ言語本文生成手段35と、電子メール生成手段36
とを有している。
【0059】ユーザ書体フォント選択手段31は、認証
手段25によって電子メール書体加工サーバ10による
書体加工サービスの対象となると判断された電子メール
に含まれている登録ユーザの識別子を認識し、フォント
・データ記憶手段26に記憶されたユーザ書体フォント
の中から、認識した登録ユーザの識別子に対応するユー
ザ書体フォントを選択する。このユーザ書体フォント選
択手段により選択されたユーザ書体フォントのデータ
は、文字画像データ生成手段33へと送られることにな
る。
【0060】電子メールヘッダ・本文分離手段32は、
認証手段25によって電子メール書体加工サーバ10に
よる書体加工サービスの対象となると判断された電子メ
ールのヘッダ部分と本文部分とを切り離す処理を行う。
なお、電子メールのデータ構造については、詳細を後述
する。
【0061】文字画像データ生成手段33は、電子メー
ルヘッダ・本文分離手段32によりヘッダ部分から切り
離された電子メールの本文部分を、ユーザ書体フォント
選択手段31により選択されたユーザ書体フォントでラ
スタライズして、例えばビットマップデータ等の文字画
像データを生成する。
【0062】文字画像データエンコード手段34は、文
字画像データ生成手段33により生成された文字画像デ
ータのデータ構造を、電子メールに適したデータ構造に
変換する。すなわち、文字画像データ生成手段33によ
り生成された文字画像データはバイナリ形式であるの
で、文字画像データエンコード手段34では、この文字
画像データを、例えば、Base64等のエンコード方式を
用いて、バイナリ形式からASCII形式に変換する。
【0063】マークアップ言語本文生成手段35は、文
字画像データエンコード手段34によりASCII形式
に変換された文字画像データに、電子メール受信側クラ
イアント端末5で電子メール本文を構成する文字画像デ
ータを表示する際のデザインを指定するためのHTML
タグ等を追加する。
【0064】電子メール生成手段36は、電子メール本
文を構成するHTMLデータ、すなわちHTMLタグが
付加された文字画像データに、電子メールヘッダ・本文
分離手段32で分離した電子メールヘッダ(Form,To,Su
bjectなど)を付加する。これにより、認証手段25に
よって電子メール書体加工サーバ10による書体加工サ
ービスの対象となると判断された電子メールの本文を構
成するデータが、登録ユーザの個性を反映したユーザ書
体フォントでラスタライズされた文字画像データに置換
された送信メールが作成されることになる。そして、こ
の電子メール生成手段36において作成された送信メー
ルは、SMTP制御手段21、TCP/IP制御手段2
2を介して、電子メールの宛先に対応する受信側メール
・サーバ6に送信されることになる。
【0065】ここで、電子メール配信システム1におい
て送受信される電子メールのデータ構造について説明す
る。
【0066】電子メール配信システム1において送受信
される電子メールは、図5(A)及び図5(B)に示す
ように、ヘッダと本文の2つの部分で構成されている。
これらヘッダと本文は、空行(改行コード0x0D 0x0A)
によって分離されている。
【0067】ヘッダは、電子メールの先頭から最初の空
行までのテキスト行からなり、電子メールを送信する際
に必要な情報が書き込まれている。具体的には、ヘッダ
は、「From」行と、「To」行と、「Subject」行と、「D
ate」行と、「Message-ID」行とで構成されている。
【0068】「From」行には、当該電子メールの送信者
を示す情報が記載され、例えば、送信者の電子メール・
アドレスが指定され、また、かっこ内にユーザ名が指定
される。なお、送信者の電子メール・アドレスを登録ユ
ーザの識別子とする場合には、この「From」行にて指定
される電子メール・アドレス、すなわち、図5(A)で
示す例では、「[email protected]」が登録ユーザの識別子と
なる。
【0069】「To」行では、当該電子メールの宛先の電
子メール・アドレスが指定される。複数の宛先を指定す
る場合には、各宛先の電子メール・アドレスがカンマに
よって区切られる。
【0070】「Subject」行には、当該電子メールの件
名が記載される。
【0071】「Date」行には、当該電子メールが送信さ
れた日時が記載される。
【0072】「Message-ID」行には、通し番号等を用い
て作成された当該電子メールに個別のIDが記載され
る。この個別のIDは、発信日時や、当該電子メールを
送信した電子メール送信側クライアント端末3の名称等
も用いて、世界で唯一のIDとなるように生成される。
【0073】以上のようなヘッダ内における各行は、改
行コード(0x0D 0x0A)によって区切られている。な
お、ここでは、0x0D 0x0A(〈CR〉〈LF〉)を改行
コードとして使用するシステムの例について説明してい
るが、システムによっては〈LF〉のみ、又は〈CR〉
のみを改行コードとして使用する場合がある。
【0074】以上のようなデータ構造の電子メールを作
成する際、電子メール送信側クライアント端末3には、
例えば図6に示すような画面が表示されることになる。
この図6の画面において、上部は電子メールのヘッダを
示しており、下部は本文を示している。
【0075】この電子メール送信側クライアント端末3
に表示される画面では、「To」の欄にて当該電子メール
の宛先の電子メール・アドレスが指定され、「From」の
欄にて当該電子メールの送信者の電子メール・アドレス
が指定され、「Subject」の欄にて当該電子メールの件
名が指定される。そして、この電子メール送信側クライ
アント端末3に表示される画面では、本文の欄に、例え
ば、「本日13時より打ち合わせ」といったようなメッ
セージを示す本文が、電子メール送信側クライアント端
末3に搭載された標準フォントを用いた標準的な書体で
書き込まれることになる。
【0076】一方、以上のような電子メールを電子メー
ル書体加工サーバ10経由で受信した電子メール受信側
クライアント端末5には、例えば図7に示すような画面
が表示されることになる。この図7の画面において、上
部は電子メールのヘッダを示しており、下部は本文を示
している。
【0077】この電子メール受信側クライアント端末5
に表示される画面では、ヘッダの欄には電子メール送信
側クライアント端末3に表示される画面と同じ内容が表
示されている。そして、この電子メール受信側クライア
ント端末5に表示される画面では、本文の欄に、例え
ば、「本日13時より打ち合わせ」といったようなメッ
セージを示す本文が、電子メール送信者(登録ユーザ)
の個性を反映した書体の文字画像データとして表示され
ることになる。
【0078】次に、以上のように構成される電子メール
配信システム1における処理の流れについて、図8乃至
図10を参照して説明する。なお、図8は電子メール送
信側クライアント端末3及び送信側メール・サーバ4に
おける処理の流れを示し、図9は送信側メール・サーバ
4、電子メール書体加工サーバ10及び受信側メール・
サーバ6における処理の流れを示し、図10は受信側メ
ール・サーバ6及び電子メール受信側クライアント端末
5における処理の流れを示している。
【0079】電子メール配信システム1により電子メー
ルの送受信を行う場合、まず、図8に示すように、ステ
ップS1−1において、電子メール送信側クライアント
端末3の所定の入力画面に、宛先の電子メール・アドレ
ス、送信者の電子メール・アドレス、電子メールの本文
が入力される。
【0080】これら所定事項の入力が終了すると、次
に、ステップS1−2において、電子メール送信側クラ
イアント端末3から、送信側メール・サーバ4にログイ
ンするためのアカウント名、認証パスワードが、インタ
ーネット2を介して送信側メール・サーバ4に送信され
る。
【0081】電子メール送信側クライアント端末3から
送信されたアカウント名、認証パスワードは、ステップ
S2−1において、送信側メール・サーバ4に受信され
る。そして、電子メール送信側クライアント端末3から
のアカウント名、認証パスワードが送信側メール・サー
バ4により受信されると、ステップS2−2において、
アカウントの認証が行われ、電子メールの送信者が、当
該送信側メール・サーバ4による電子メール送信サービ
スを受けるユーザとして登録されたユーザであるかどう
かが確認され、ステップS2−3において、この認証の
結果がインターネット2を介して電子メール送信側クラ
イアント端末3に送信される。
【0082】送信側メール・サーバ4から送信された認
証結果は、ステップS1−3において、電子メール送信
側クライアント端末3に受信される。そして、電子メー
ル送信側クライアント端末3では、ステップS1−4に
おいて、電子メール送信者が送信側メール・サーバ4に
よる電子メール送信サービスを受けるユーザとして認証
されたかどうかが判断され、認証されたと判断されたと
きは、ステップS1−5において、電子メール送信者に
より作成された電子メールが、インターネット2を介し
て送信側メール・サーバ4に送信され、電子メール送信
側クライアント端末3における処理が終了する。
【0083】一方、ステップS1−4において、電子メ
ール送信者が送信側メール・サーバ4による電子メール
送信サービスを受けるユーザとして認証されないと判断
されたときは、送信側メール・サーバ4に電子メールが
送信されることなく、電子メール送信側クライアント端
末3における処理が終了する。
【0084】また、送信側メール・サーバ4では、ステ
ップS2−4において、電子メール送信者が当該送信側
メール・サーバ4による電子メール送信サービスを受け
るユーザとして認証されたかどうかが判断され、認証さ
れたと判断されたときは、ステップS2−5において、
電子メール送信側クライアント端末3から送信された電
子メールが受信される。
【0085】一方、ステップS2−4において、電子メ
ール送信者が送信側メール・サーバ4による電子メール
送信サービスを受けるユーザとして認証されないと判断
されたときは、電子メールが受信されることなく、送信
側メール・サーバ4における処理が終了する。
【0086】電子メール送信側クライアント端末3から
送信された電子メールが送信側メール・サーバ4により
受信されると、図9に示すように、ステップS2−6に
おいて、送信側メール・サーバ4に予め記憶されたフラ
グによる認証が行われ、電子メールの送信者が、電子メ
ール書体加工サーバ10による書体加工サービスを受け
るユーザとして登録されているか否かが確認される。
【0087】そして、ステップS2−7において、電子
メールの送信者が電子メール書体加工サーバ10による
書体加工サービスを受けるユーザとして認証されたかど
うかが判断され、認証されたと判断されたときは、ステ
ップS2−8において、電子メール送信側クライアント
端末3から受信した電子メールがインターネット2を介
して電子メール書体加工サーバ10に送信され、送信側
メール・サーバ4における処理が終了する。
【0088】一方、ステップS2−7において、電子メ
ールの送信者が電子メール書体加工サーバ10による書
体加工サービスを受けるユーザとして認証されないと判
断されたときは、ステップS2−9において、電子メー
ル送信側クライアント端末3から受信した電子メール
が、インターネット2を介して、この電子メールの宛先
に対応する受信側メール・サーバ6に送信され、送信側
メール・サーバ4における処理が終了する。
【0089】ステップS2−8において送信側メール・
サーバ4から送信された電子メールは、ステップS3−
1において、TCP/IP制御手段22及びSMTP制
御手段21による制御に応じて、電子メール書体加工サ
ーバ10のネットワーク・インターフェース15により
受信される。そして、電子メール書体加工サーバ10で
は、送信側メール・サーバ4から送信された電子メール
を受信すると、S3−2において、認証手段25により
登録送信側メール・サーバ識別子記憶手段23が参照さ
れて、この登録送信側メール・サーバ識別子記憶手段2
3に記憶された登録送信側メール・サーバの識別子によ
る認証が行われ、送信側メール・サーバ4が電子メール
書体加工サーバ10による書体加工サービスの対象とな
るメール・サーバ(登録送信側メール・サーバ)として
登録されているか否かが確認される。
【0090】そして、ステップS3−3において、送信
側メール・サーバ4が登録送信側メール・サーバとして
認証されたかどうかが判断され、認証されたと判断され
たときは、ステップS3−4において、認証手段25に
より登録ユーザ識別子記憶手段24が参照されて、この
登録ユーザ識別子記憶手段24に記憶された登録ユーザ
の識別子による認証が行われ、電子メールの送信者が電
子メール書体加工サーバ10による書体加工サービスを
受けるユーザ(登録ユーザ)として登録されているか否
かが確認される。
【0091】そして、ステップS3−5において、電子
メールの送信者が登録ユーザとして認証されたかどうか
が判断され、認証されたと判断されたときは、ステップ
S3−6において、本文書体加工手段27により、受信
した電子メールの本文の書体が、フォント・データ記憶
手段26に記憶された、登録ユーザの個性を反映したユ
ーザ書体フォントに対応する書体に加工される。
【0092】具体的には、電子メールの送信者が登録ユ
ーザとして認証されると、まず、ユーザ書体フォント選
択手段31により、受信した電子メールに含まれている
登録ユーザの識別子が認識され、フォント・データ記憶
手段26に記憶されたユーザ書体フォントの中から、認
識した登録ユーザの識別子に対応するユーザ書体フォン
トが選択される。また、電子メールヘッダ・本文分離手
段32により、受信した電子メールのヘッダ部分と本文
部分とが切り離される。
【0093】そして、文字画像データ生成手段33によ
り、受信した電子メールの本文部分が、ユーザ書体フォ
ント選択手段31により選択されたユーザ書体フォント
でラスタライズされ、例えばビットマップデータ等の文
字画像データが生成される。
【0094】次に、文字画像データエンコード手段34
により、文字画像データ生成手段33により生成された
バイナリ形式の文字画像データが、例えば、Base64等
のエンコード方式を用いてASCII形式に変換され
る。
【0095】次に、マークアップ言語本文生成手段35
により、文字画像データエンコード手段34によりAS
CII形式に変換された文字画像データにHTMLタグ
等が追加され、電子メール生成手段36により、電子メ
ール本文を構成するHTMLデータに、電子メールヘッ
ダ・本文分離手段32で分離した電子メールヘッダが付
加される。
【0096】以上の本文書体加工手段27における一連
の処理により、受信した電子メールの本文の書体が、登
録ユーザの個性を反映したユーザ書体フォントに対応す
る書体に加工されることになる。
【0097】電子メールの本文の書体がユーザ書体フォ
ントに対応する書体に加工されると、次に、ステップS
3−7において、この本文の書体がユーザ書体フォント
に対応する書体に加工された電子メールが、インターネ
ット2を介して、この電子メールの宛先に対応する受信
側メール・サーバ6に送信され、電子メール書体加工サ
ーバ10における処理が終了する。
【0098】また、上記ステップS3−3において、送
信側メール・サーバ4が登録送信側メール・サーバとし
て認証されないと判断されたとき、及び、上記ステップ
S3−5において、電子メールの送信者が登録ユーザと
して認証されないと判断されたときは、本文書体加工手
段27による電子メールの本文書体の加工処理が行われ
ることなく、ステップS3−7において、この電子メー
ルが、インターネット2を介して、その宛先に対応する
受信側メール・サーバ6に送信されて、電子メール書体
加工サーバ10における処理が終了する。
【0099】ステップS3−7において電子メール書体
加工サーバ10から送信された電子メールは、ステップ
S4−1において、受信側メール・サーバ6に受信され
る。
【0100】電子メール書体加工サーバ10から送信さ
れた電子メールが受信側メール・サーバ6により受信さ
れると、図10に示すように、ステップS5−1におい
て、電子メール受信側クライアント端末5から、電子メ
ール受信要求や、当該電子メール受信側クライアント端
末5が受信側メール・サーバ6にログインするためのア
カウント名、認証パスワードが、インターネット2を介
して受信側メール・サーバ6に送信される。
【0101】電子メール受信側クライアント端末5から
送信された電子メール受信要求、アカウント名、認証パ
スワードは、ステップS4−2において、受信側メール
・サーバ6に受信される。そして、電子メール受信側ク
ライアント端末5からの電子メール受信要求、アカウン
ト名、認証パスワードが受信側メール・サーバ6により
受信されると、ステップS4−3において、アカウント
の認証が行われ、電子メールの受信者が、当該受信側メ
ール・サーバ6による電子メール受信サービスを受ける
ユーザとして登録されたユーザであるかどうかが確認さ
れ、ステップS4−4において、この認証の結果がイン
ターネット2を介して電子メール受信側クライアント端
末5に送信される。
【0102】受信側メール・サーバ6から送信された認
証結果は、ステップS5−2において、電子メール受信
側クライアント端末5に受信される。そして、電子メー
ル受信側クライアント端末5では、ステップS5−3に
おいて、電子メール受信者が受信側メール・サーバ6に
よる電子メール受信サービスを受けるユーザとして認証
されたかどうかが判断される。
【0103】また、受信側メール・サーバ6では、ステ
ップS4−5において、電子メール受信者が当該受信側
メール・サーバ6による電子メール受信サービスを受け
るユーザとして認証されたかどうかが判断され、認証さ
れたと判断されたときは、ステップS4−6において、
電子メール書体加工サーバ10により本文の書体が送信
者の個性を反映したユーザ書体フォントに対応する書体
に加工され電子メールが、インターネット2を介して電
子メール受信側クライアント端末5に送信され、受信側
メール・サーバ6における処理が終了する。
【0104】一方、ステップS4−5において、電子メ
ール受信者が受信側メール・サーバ6による電子メール
受信サービスを受けるユーザとして認証されないと判断
されたときは、電子メール受信側クライアント端末5に
電子メールが送信されることなく、受信側メール・サー
バ6における処理が終了する。
【0105】また、電子メール受信側クライアント端末
5では、ステップS5−3において、電子メール受信者
が受信側メール・サーバ6による電子メール受信サービ
スを受けるユーザとして認証されたと判断されたとき
は、ステップS5−4において、受信側メール・サーバ
6から送信された電子メール、すなわち、電子メール書
体加工サーバ10により本文の書体が送信者の個性を反
映したユーザ書体フォントに対応する書体に加工され電
子メールが受信され、電子メール受信側クライアント端
末5における処理が終了する。
【0106】一方、ステップS5−3において、電子メ
ール受信者が受信側メール・サーバ6による電子メール
受信サービスを受けるユーザとして認証されないと判断
されたときは、受信側メール・サーバ6からの電子メー
ルが受信されることなく、電子メール受信側クライアン
ト端末5における処理が終了する。
【0107】以上のように、この電子メール配信システ
ム1においては、本発明を適用した電子メール書体加工
サーバ10が、電子メールの送受信を行う一般的な端末
(電子メール送信側クライアント端末3)から送信側メ
ール・サーバ4経由で送信された電子メールを受信し
て、その電子メールの本文を、送信者(登録ユーザ)の
個性を反映したユーザ書体フォントを用いて画像化し
て、受信側メール・サーバ6経由で電子メールの送受信
を行う一般的な端末(電子メール受信側クライアント端
末5)に転送し、受信者がこの電子メール本文の画像を
閲覧できるようにしているので、電子メールの送受信を
行う端末として特別なハードウェアを用いたり、電子メ
ールの送受信を行う端末に特別なソフトウェアやユーザ
書体フォントをインストールしたりすることなく、電子
メール送信者の個性を反映したユーザ書体フォントで表
現された電子メールの送受信を適切に行うことができ
る。
【0108】したがって、電子メールの送信者は、いつ
でも、どこからでも、特別な操作を行うことなく、自ら
の個性を反映した書体の電子メールを送信することがで
き、電子メールの受信者は、特別な操作を行うことな
く、送信者の個性が反映された書体の電子メールを閲覧
することができる。
【0109】(第2の実施形態)次に、本発明を適用し
た第2の実施形態について説明する。
【0110】この第2の実施形態の電子メール書体加工
サーバ10は、第1の実施形態で説明した電子メール書
体加工サーバ10と同様のハードウェア構成(図2参
照)を有し、CPU11がRAM13をワークエリアと
して利用して、ROM12に格納された制御プログラ
ム、ハードディスク14に格納された書体加工プログラ
ムや通信プログラム等を実行することによって、図11
に機能ブロック図で示すような各種の機能が実現される
ようになっている。すなわち、この電子メール書体加工
サーバ10では、CPU11が以上のようなプログラム
を実行することで、第1の実施形態で説明した電子メー
ル書体加工サーバ10におけるSMTP制御手段21、
TCP/IP制御手段22、登録送信側メール・サーバ
識別子記憶手段23、登録ユーザ識別子記憶手段24、
認証手段25、フォント・データ記憶手段26、本文書
体加工手段27に加えて、対応表記憶手段28としての
機能と、加工可否判別手段29としての機能を有するこ
とになる。
【0111】対応表記憶手段28は、電子メール書体加
工サーバ10による書体加工サービスを受けるユーザと
して登録された登録ユーザ毎に、各宛先の電子メール・
アドレスと、各宛先に送信する電子メールの本文の書体
を加工するか否かを指定する指定子とが対応付けられて
記された宛先別加工可否対応表、例えば図12に示すよ
うな宛先別加工可否対応表を記憶するものである。すな
わち、この電子メール書体加工サーバ10では、各登録
ユーザ毎に複数の宛先(電子メール・アドレス)が登録
されており、これら複数の宛先毎に、当該電子メール書
体加工サーバ10により本文の書体を加工した電子メー
ルを送信するか、或いは、本文の書体を加工することな
く、そのまま電子メールを転送するかが指定され、宛先
別加工可否対応表として対応表記憶手段28に記憶され
るようになっている。
【0112】加工可否判別手段29は、対応表記憶手段
28に記憶された宛先別加工可否対応表を参照して、認
証手段25により認証された電子メール、すなわち、登
録ユーザからの電子メールの宛先が、電子メール本文の
書体を加工して送信する宛先として指定されているか否
かを判断するものである。この加工可否判別手段29に
よって、宛先が本文の書体を加工して転送するものとし
て指定されていると判断された電子メールは、本文書体
加工手段27に供給されて、本文の書体が加工された上
で宛先に送信されることになる。一方、この加工可否判
別手段29によって、宛先が本文の書体の加工を必要と
しないものとして指定されていると判断された電子メー
ルは、本文の書体が加工されることなく、そのまま宛先
に転送されることになる。
【0113】電子メール配信システム1に以上のような
電子メール書体加工サーバ10を用いた場合には、電子
メール書体加工サーバ10において、登録ユーザからの
電子メールの本文の書体を加工するか否かが、その電子
メールの宛先毎に判断されるので、登録ユーザ(電子メ
ールの送信者)側での煩雑な操作を不要としながら、近
い関係にある宛先や、くだけた内容の電子メールを送る
宛先にのみ、ユーザ書体フォントを用いて本文が表現さ
れた電子メールを送信することができる。
【0114】(第3の実施形態)次に、本発明を適用し
た第3の実施形態について説明する。
【0115】第1の実施形態及び第2の実施形態では、
送信側メール・サーバ4から受信側メール・サーバ6ま
で電子メールを転送する間に、対象となる電子メールが
本発明を適用した電子メール書体加工サーバ10を必ず
通過するようにルーティングを行うようになっており、
この場合、電子メール送信側クライアント端末3から送
信される電子メールの転送先を、送信側メール・サーバ
4において、電子メール書体加工サーバ10に設定する
ことが要求され、送信側メール・サーバ4に特別な付加
機能を持たせることが必要となる。
【0116】第3の実施形態では、送信側メール・サー
バ4に特別な付加機能を持たせることなく、一般的に利
用されているメール・サーバを用いて、本発明を適用し
た電子メール書体加工サーバ10による書体加工サービ
スを実現する例について説明する。
【0117】この例においては、電子メール書体加工サ
ーバ10による書体加工サービスを受けるユーザとして
登録された登録ユーザ毎に、電子メール書体加工サーバ
10内におけるユーザ・アドレスが割り当てられてい
る。そして、電子メール送信者(登録ユーザ)は、電子
メール送信側クライアント端末3から電子メールを送信
する際に、実際の宛先となる受信者の電子メール・アド
レスを直接指定せずに、電子メール書体加工サーバ10
内に割り当てられた自分のユーザ・アドレス宛に電子メ
ールを送信する。実際の宛先となる受信者の電子メール
・アドレスは、送信する電子メールのヘッダ中の件名
(Subject)又は本文中に指定する。本文中に指定する
場合は、本文の先頭などの特定の位置に記述するか、特
定文字列の後に記述するように、予めそのフォーマット
を定めておくようにする。
【0118】以上のように作成された電子メールは、電
子メール送信側クライアント端末3から送信側メール・
サーバ4へ送信される。送信側メール・サーバ4では、
電子メールの宛先として指定されたアドレス、すなわ
ち、電子メール書体加工サーバ10内に割り当てられた
送信者(登録ユーザ)のユーザ・アドレス宛に電子メー
ルを転送する。これは、通常のメール・サーバが備えて
いる標準的な機能である。
【0119】この例において、電子メール書体加工サー
バ10では、送信側メール・サーバ4から送信される電
子メールのヘッダ中の「To」行に、登録ユーザに割り当
てられた当該電子メール書体加工サーバ10内における
ユーザ・アドレスが指定されている場合にのみ、その電
子メールを受信して、本文の書体を加工する処理を行
う。また、電子メール書体加工サーバ10は、受信した
電子メールのヘッダ中の件名(Subject)又は本文中に
指定された電子メール・アドレス、すわなち、実際の宛
先である受信者の電子メール・アドレスを抽出して、電
子メールの宛先を受信者の電子メール・アドレスに書き
換える処理を行う。そして、電子メール書体加工サーバ
10は、以上のような処理を行った電子メールを受信側
メール・サーバ6に送信する。
【0120】この例においては、電子メール書体加工サ
ーバ10のサービスを受けて電子メールの本文の書体を
加工するかどうかの選択は、電子メールの送信者が、電
子メールの宛先に、電子メール書体加工サーバ10内に
割り当てられた自分のユーザ・アドレスを指定するかど
うかで行う。電子メールの送信者が、本文の書体を加工
することを望まない場合には、一般的に電子メールを送
信する場合と同様に、電子メールの宛先に、実際の宛先
である受信者の電子メール・アドレスを指定すればよ
い。この場合、送信側メール・サーバ4は、電子メール
送信側クライアント端末3からの電子メールを、その宛
先として指定されたアドレスに応じて、受信側メール・
サーバ6又は電子メール書体加工サーバ10へ送るだけ
なので、特別な付加機能を必要としない。
【0121】ここで、以上のような電子メール配信シス
テム1に用いられる電子メール書体加工サーバ10につ
いて、図13を参照して更に詳しく説明する。なお、図
13は、電子メール書体加工サーバ10における本文書
体加工手段27の機能ブロック図を示している。
【0122】この電子メール書体加工サーバ10では、
本文書体加工手段27が、ユーザ書体フォント選択手段
31、電子メールヘッダ・本文分離手段32、文字画像
データ生成手段33、文字画像データエンコード手段3
4、マークアップ言語本文生成手段35、電子メール生
成手段36に加えて、電子メール・アドレス抽出手段3
7と、宛先電子メール・アドレス書換手段38とを有す
るようになっている。すなわち、この電子メール書体加
工サーバ10は、本文書体加工手段27が電子メール・
アドレス抽出手段37と、宛先電子メール・アドレス書
換手段38とを有することを特徴としており、その他の
構成については、上述した第1の実施形態及び第2の実
施形態で説明した電子メール書体加工サーバ10と同様
とされている。なお、この例においては、電子メール書
体加工サーバ10内に登録ユーザ毎に割り当てられたユ
ーザ・アドレスを、その登録ユーザの識別子とすること
が望ましい。このように、登録ユーザ毎に割り当てられ
たユーザ・アドレスを登録ユーザの識別子として用いる
ようにすれば、登録ユーザは電子メール書体加工サーバ
10の認証を得るための識別子を電子メールに別途書き
込む必要がない。
【0123】電子メール・アドレス抽出手段37は、認
証手段25によって電子メール書体加工サーバ10によ
る書体加工サービスの対象となると判断された電子メー
ルから、そのヘッダ中の件名(Subject)又は本文中に
指定された電子メール・アドレス、すわなち、実際の宛
先である受信者の電子メール・アドレスを抽出する処理
を行う。
【0124】宛先電子メール・アドレス書換手段38
は、電子メールの宛先(ヘッダ中の「To」行)を、登録
ユーザに割り当てられた電子メール書体加工サーバ10
内におけるユーザ・アドレスから、電子メール・アドレ
ス抽出手段37により抽出された実際の宛先である受信
者の電子メール・アドレスに書き換える処理を行う。
【0125】この電子メール書体加工サーバ10では、
送信側メール・サーバ4から当該電子メール書体加工サ
ーバ10内におけるユーザ・アドレス宛に送信された電
子メールが受信され、この電子メールの送信者が登録ユ
ーザとして認証されると、ユーザ書体フォント選択手段
31により、フォント・データ記憶手段26に記憶され
たユーザ書体フォントの中から、登録ユーザの識別子に
対応するユーザ書体フォントが選択されると共に、電子
メールヘッダ・本文分離手段32により、受信した電子
メールのヘッダ部分と本文部分とが切り離される。ま
た、電子メール・アドレス抽出手段37により、受信し
た電子メールから、そのヘッダ中の件名(Subject)又
は本文中に指定された電子メール・アドレス、すわな
ち、実際の宛先である受信者の電子メール・アドレスが
抽出される。
【0126】電子メールヘッダ・本文分離手段32によ
り分離された電子メールの本文部分は、文字画像データ
生成手段33により、ユーザ書体フォント選択手段31
により選択されたユーザ書体フォントでラスタライズさ
れて文字画像データが生成される。また、文字画像デー
タエンコード手段34により、バイナリ形式の文字画像
データがASCII形式に変換される。また、マークア
ップ言語本文生成手段35により、ASCII形式に変
換された文字画像データにHTMLタグ等が追加され
る。
【0127】一方、電子メールヘッダ・本文分離手段3
2により分離された電子メールのヘッダ部分の「To」行
は、宛先電子メール・アドレス書換手段38により、登
録ユーザに割り当てられた電子メール書体加工サーバ1
0内におけるユーザ・アドレスから、電子メール・アド
レス抽出手段37により抽出された実際の宛先である受
信者の電子メール・アドレスに書き換えられる。
【0128】そして、電子メール生成手段36により、
電子メール本文を構成するHTMLデータに、宛先電子
メール・アドレス書換手段38により「To」行(宛先)
が書き換えられたヘッダ部分が付加されて、実際の宛先
である受信者宛の電子メールが生成される。そして、こ
の電子メールが、インターネット2を介して、この電子
メールの宛先に対応する受信側メール・サーバ6に送信
されることになる。
【0129】この例においては、登録ユーザが電子メー
ルを作成する際、電子メール送信側クライアント端末3
には、例えば図14に示すような画面が表示されること
になる。この図14の画面において、上部は電子メール
のヘッダを示しており、下部は本文を示している。
【0130】この電子メール送信側クライアント端末3
に表示される画面では、「To」の欄にて電子メール書体
加工サーバ10内における送信者(登録ユーザ)のユー
ザ・アドレスが指定され、「From」の欄にて送信者(登
録ユーザ)の電子メール・アドレスが指定され、「Subj
ect」の欄にて、実際の宛先である受信者の電子メール
・アドレス及び当該電子メールの件名が指定されること
になる。また、本文の欄には、例えば、「本日13時よ
り打ち合わせ」といったようなメッセージを示す本文
が、電子メール送信側クライアント端末3に搭載された
標準フォントを用いた標準的な書体で書き込まれること
になる。
【0131】一方、以上のような電子メールを電子メー
ル書体加工サーバ10経由で受信した電子メール受信側
クライアント端末5には、例えば図15に示すような画
面が表示されることになる。この図15の画面におい
て、上部は電子メールのヘッダを示しており、下部は本
文を示している。
【0132】この電子メール受信側クライアント端末5
に表示される画面では、「To」の欄にて実際の宛先であ
る受信者の電子メール・アドレスが指定され、「From」
の欄にて送信者の電子メール・アドレスが指定され、
「Subject」の欄にて当該電子メールの件名が指定され
ている。また、本文の欄には、例えば、「本日13時よ
り打ち合わせ」といったようなメッセージを示す本文
が、電子メール送信者(登録ユーザ)の個性を反映した
書体の文字画像データとして表示されることになる。
【0133】以上説明した本例の電子メール配信システ
ム1を利用して電子メールの送信を行う場合、電子メー
ルの送信者は、まず、電子メール書体加工サーバ10に
よる書体加工サービスを受けるユーザ(登録ユーザ)と
して登録し、電子メール書体加工サーバ10内における
ユーザ・アドレス、具体的には、例えば図14に示した
例では、「[email protected]」を取得する。
このユーザ登録は、1回のみ行えばよい。
【0134】そして、電子メール書体加工サーバ10に
よる書体加工サービスを受けるユーザとして登録した登
録ユーザが電子メールを送信する際は、送信する電子メ
ールのヘッダ中の「To」の欄に、電子メール書体加工サ
ーバ10内における自分のユーザ・アドレス、例えば
[email protected]」を指定する。また、実
際の宛先である受信者の電子メール・アドレスは、送信
する電子メールのヘッダ中の「Subject」の欄又は本文
中に予め定められたフォーマットで指定する。例えば図
14に示した例では、送信する電子メールのヘッダ中の
「Subject」の欄に、実際の宛先である受信者の電子メ
ール・アドレスが「To:[email protected]」と指定されて
いる。
【0135】このように作成された電子メールは、ヘッ
ダ中の「To」の欄で指定されているアドレスに応じて、
送信側メール・サーバ4から電子メール書体加工サーバ
10宛に送られる。電子メール書体加工サーバ10で
は、「[email protected]」宛の電子メールを
受信して、例えば、ヘッダ中の「To」の欄に指定されて
いるユーザ・アドレス「[email protected]
を登録ユーザの識別子として認識し、この電子メールの
本文の書体を、登録ユーザの個性を反映したユーザ書体
フォントを用いて加工処理する。また、ヘッダ中の「Su
bject」の欄又は本文中に指定されている受信者の電子
メール・アドレス「[email protected]」を抽出して、ヘッダ
中の「To」の欄を「[email protected]」から
[email protected]」に書き換える処理を行う。そして、本
文の書体がユーザ書体フォントを用いて加工された電子
メールを受信側メールサーバ6に送信する。
【0136】以上説明したように、本例の電子メール配
信システム1では、各登録ユーザ毎に電子メール書体加
工サーバ10内にけるユーザ・アドレスが割り当てら
れ、電子メール書体加工サーバ10がこのユーザ・アド
レス宛に送信された電子メールを受信して本文の書体を
加工し、この電子メールの宛先を実際の宛先である受信
者の電子メール・アドレスに書き換えて受信側メール・
サーバ6に送信するようにしているので、電子メール送
受側クライアント端末3、電子メール受信側クライアン
ト端末5、受信側メール・サーバ6として、この種の端
末やメール・サーバとして一般的に利用されているもの
が利用可能であることは勿論のこと、送信側メール・サ
ーバ4にも特別な付加機能を持たせる必要がなく、一般
的に利用されているメール・サーバを利用することが可
能となる。
【0137】また、この電子メール配信システム1で
は、登録ユーザが電子メールを送信する際に宛先に指定
する登録ユーザのユーザ・アドレスが、電子メール書体
加工サーバ10によって受信者の電子メール・アドレス
に書き換えられるので、電子メール受信者には登録ユー
ザのユーザ・アドレスは公開されない。したがって、例
えば、このユーザ・アドレスを登録ユーザの識別子とし
て用いた場合でも、登録してないユーザによる電子メー
ル書体加工サーバ10の不正使用を未然に防止すること
ができる。なお、ユーザ・アドレスを登録ユーザの識別
子として用いる場合には、電子メール書体加工サーバ1
0に登録した他の登録ユーザによるユーザ書体フォント
の不正使用を防止するために、ユーザ・アドレスとし
て、例えば「[email protected]」のように、
他人が容易に思いつかないようなアドレスを使用するこ
とが望ましい。
【0138】(第4の実施形態)次に、本発明を適用し
た第4の実施形態について説明する。
【0139】第1乃至第3の実施形態では、電子メール
書体加工サーバ10において本文の書体が加工された電
子メール、すなわち、本文のテキストデータがユーザ書
体フォントを用いた文字画像データに置き換えられた電
子メールが、受信側メール・サーバ6を介して電子メー
ル受信側クライアント端末5に送信されるようになって
いるが、この第4の実施形態では、電子メール書体加工
サーバ10においてユーザ書体フォントを用いて作成さ
れた電子メール本文の文字画像データが、ウェブ・ペー
ジとして公開され、電子メールの受信者がこのウェブ・
ページにアクセスすることで、ユーザ書体フォントを用
いて作成された電子メール本文の文字画像データを閲覧
できるようにしている。
【0140】この第4の実施形態では、電子メールの受
信者に対しては、文字画像データが公開されているウェ
ブ・ページにアクセスするためのURLが記された電子
メールが送信されることになる。そして、電子メールの
受信者は、電子メール受信側クライアント端末5に標準
的に搭載されているウェブ・ブラウザを使用して、この
URLをもとにこのウェブ・ページにアクセスし、電子
メール本文の文字画像データを閲覧する。
【0141】この第4の実施形態において、電子メール
の送信者が電子メールを送信する手順は、第3の実施形
態で説明した手順と同様である。また、電子メール書体
加工サーバ10は、第3の実施形態における電子メール
書体加工サーバ10と同様に、受信した電子メールの本
文の書体をユーザ書体フォントを用いて加工する処理を
施す。
【0142】第4の実施形態における電子メール書体加
工サーバ10は、受信した電子メールの本文の書体をユ
ーザ書体フォントを用いて加工することで得られた文字
画像データを保存して、ウェブ・ページ形式として公開
するようにしている。また、この電子メール書体加工サ
ーバ10は、受信した電子メールの本文を、文字画像デ
ータを公開するウェブ・ページのURLに置き換えて、
URLが記されたテキスト形式の電子メールを、受信側
メール・サーバ6を介して電子メール受信側クライアン
ト端末5に送信するようにしている。なお、ウェブ・ペ
ージの公開は、電子メール書体加工サーバ10自身が行
うようにしてもよいし、別のウェブ・サーバに文字画像
データを転送し、そのウェブ・サーバにおいて公開され
るようにしてもよい。
【0143】ここで、以上のような電子メール配信シス
テム1に用いられる電子メール書体加工サーバ10につ
いて、図16を参照して更に詳しく説明する。なお、図
16は、電子メール書体加工サーバ10における本文書
体加工手段27の機能ブロック図を示している。
【0144】この電子メール書体加工サーバ10では、
本文書体加工手段27が、第3の実施形態における電子
メール書体加工サーバ10の本文書体加工手段27が有
する文字画像データエンコード手段34及びマークアッ
プ言語本文生成手段35に代えて、文字画像データ記憶
手段39とウェブ・アドレス生成手段40とを有し、電
子メール生成手段36が、本文の内容を文字画像データ
を公開するウェブ・ページのURLに置き換えた電子メ
ールを生成するようになっていることを特徴としてお
り、その他の構成については、第3の実施形態の電子メ
ール書体加工サーバ10と同様とされている。
【0145】文字画像データ記憶手段39は、文字画像
データ生成手段33により生成されたビットマップデー
タ等の文字画像データ、すなわち、電子メールの本文部
分をユーザ書体フォントでラスタライズすることで得ら
れた文字画像データを保存して、この文字画像データを
ウェブ・ページとして公開するための処理を行う。
【0146】ウェブ・アドレス生成手段40は、文字画
像データ生成手段33により生成された文字画像データ
を公開するウェブ・ページのURLを生成する。
【0147】電子メール生成手段36は、電子メールヘ
ッダ・本文分離手段32により分離された電子メールの
本文を、ウェブ・アドレス生成手段40により生成され
たウェブ・ページのURL、すわなち、文字画像データ
生成手段33により生成された文字画像データが公開さ
れるウェブ・ページのURLに置き換えて、電子メール
の受信者に送信する電子メールを生成する。
【0148】この電子メール書体加工サーバ10では、
送信側メール・サーバ4から当該電子メール書体加工サ
ーバ10内におけるユーザ・アドレス宛に送信された電
子メールが受信され、この電子メールの送信者が登録ユ
ーザとして認証されると、ユーザ書体フォント選択手段
31により、フォント・データ記憶手段26に記憶され
たユーザ書体フォントの中から、登録ユーザの識別子に
対応するユーザ書体フォントが選択されると共に、電子
メールヘッダ・本文分離手段32により、受信した電子
メールのヘッダ部分と本文部分とが切り離される。ま
た、電子メール・アドレス抽出手段37により、受信し
た電子メールから、そのヘッダ中の件名(Subject)又
は本文中に指定された電子メール・アドレス、すわな
ち、実際の宛先である受信者の電子メール・アドレスが
抽出される。
【0149】電子メールヘッダ・本文分離手段32によ
り分離された電子メールの本文部分は、文字画像データ
生成手段33により、ユーザ書体フォント選択手段31
により選択されたユーザ書体フォントでラスタライズさ
れて文字画像データが生成される。この文字画像データ
生成手段33により生成された文字画像データは、文字
画像データ記憶手段39に保存され、この文字画像デー
タ記憶手段39において、ウェブ・ページとして公開す
るための処理が行われる。
【0150】また、ウェブ・アドレス生成手段40によ
り、文字画像データを公開するウェブ・ページのURL
が生成され、電子メール生成手段36において、電子メ
ールヘッダ・本文分離手段32により分離された電子メ
ールの本文部分が、このウェブ・ページのURLに置き
換えられる。
【0151】一方、電子メールヘッダ・本文分離手段3
2により分離された電子メールのヘッダ部分の「To」行
は、宛先電子メール・アドレス書換手段38により、登
録ユーザに割り当てられた電子メール書体加工サーバ1
0内におけるユーザ・アドレスから、電子メール・アド
レス抽出手段37により抽出された実際の宛先である受
信者の電子メール・アドレスに書き換えられる。
【0152】そして、電子メール生成手段36により、
電子メール本文を構成するデータ、すなわち、文字画像
データが公開されるウェブ・ページのURLに、宛先電
子メール・アドレス書換手段38により「To」行(宛
先)が書き換えられたヘッダ部分が付加されて、実際の
宛先である受信者宛の電子メールが生成される。そし
て、この電子メールが、インターネット2を介して、こ
の電子メールの宛先に対応する受信側メール・サーバ6
に送信されることになる。
【0153】電子メールの受信者は、受信側メール・サ
ーバ6を介して送信される電子メールを電子メール受信
側クライアント端末5により受信して、その本文に記載
されているURLを確認し、そのURLをもとにしてウ
ェブ・ページにアクセスすることで、このウェブ・ペー
ジに公開されている文字画像データ、すなわち、送信者
からのメッセージが送信者のユーザ書体フォントにより
表現されている文字画像データを閲覧することができ
る。
【0154】この例においては、登録ユーザが電子メー
ルを作成する際、電子メール送信側クライアント端末3
には、例えば図17に示すような画面が表示されること
になる。この図17の画面において、上部は電子メール
のヘッダを示しており、下部は本文を示している。
【0155】この電子メール送信側クライアント端末3
に表示される画面では、「To」の欄にて電子メール書体
加工サーバ10内における送信者(登録ユーザ)のユー
ザ・アドレスが指定され、「From」の欄にて送信者(登
録ユーザ)の電子メール・アドレスが指定され、「Subj
ect」の欄にて、実際の宛先である受信者の電子メール
・アドレス及び当該電子メールの件名が指定されること
になる。また、本文の欄には、例えば、「本日13時よ
り打ち合わせ」といったようなメッセージを示す本文
が、電子メール送信側クライアント端末3に搭載された
標準フォントを用いた標準的な書体で書き込まれること
になる。
【0156】一方、以上のような電子メールを電子メー
ル書体加工サーバ10経由で受信した電子メール受信側
クライアント端末5には、例えば図18に示すような画
面が表示されることになる。この図18の画面におい
て、上部は電子メールのヘッダを示しており、下部は本
文を示している。
【0157】この電子メール受信側クライアント端末5
に表示される画面では、「To」の欄にて実際の宛先であ
る受信者の電子メール・アドレスが指定され、「From」
の欄にて送信者の電子メール・アドレスが指定され、
「Subject」の欄にて当該電子メールの件名が指定され
ている。また、本文の欄には、本文の内容をユーザ書体
フォントを用いてラスタライズして得られた文字画像デ
ータが公開されているウェブ・ページのURLが表示さ
れることになる。
【0158】また、ウェブ・ブラウザを使用してウェブ
・ページにアクセスしたときは、図19に示すように、
ウェブ・ページにて公開されている文字画像データ、す
なわち、電子メール送信者からの「本日13時より打ち
合わせ」といったようなメッセージを電子メール送信者
(登録ユーザ)の個性を反映した書体で表現した文字画
像データが表示されることになる。
【0159】以上説明した本例の電子メール配信システ
ム1を利用して電子メールの送信を行う場合、電子メー
ルの送信者は、第3の実施形態と同様な手順で電子メー
ルの送信を行う。
【0160】電子メール書体加工サーバ10では、例え
ば、受信した電子メールのヘッダ中の「To」の欄に指定
されているユーザ・アドレス「hash_9ab03n2@kakou-sv.
klm」を登録ユーザの識別子として認識し、この電子メ
ールの本文の書体を、登録ユーザの個性を反映したユー
ザ書体フォントを用いて加工処理する。そして、この加
工処理により生成された文字画像データが、ウェブ・ア
ドレス生成手段により生成されたURL、例えば「htt
p://www.kakou-sv.klm/20010306001hash」にウェブ・ペ
ージとして公開される。
【0161】また、電子メール書体加工サーバ10は、
受信した電子メールの本文のデータを、ウェブ・アドレ
ス生成手段により取得されたURLに置き換えると共
に、受信した電子メールのヘッダ中の「Subject」の欄
又は本文中に指定されている受信者の電子メール・アド
レス「[email protected]」を抽出して、ヘッダ中の「To」の
欄を「[email protected]」から「[email protected]
e」に書き換える処理を行う。そして、文字画像データ
が公開されているウェブ・ページのURL「http://ww
w.kakou-sv.klm/20010306001hash」が記載された電子メ
ールを、受信側メールサーバ6に送信する。
【0162】なお、文字画像データが公開されるウェブ
・ページのURLは、電子メールの本文をユーザ書体フ
ォントで表現した文字画像データが一意に特定できるよ
うに作成されればよく、例えば、日時、シリアル番号、
ユーザ名等が組み合わされて作成される。また、秘匿性
を高めるために、ランダムなURLが作成されるように
してもよい。ウェブ・ページの公開に関しては、パスワ
ードによるユーザ認証などを行って、秘匿性を高めるよ
うにしてもよい。
【0163】以上説明したように、本例の電子メール配
信システム1では、電子メール書体加工サーバ10が、
電子メールの本文の内容をユーザ書体フォントを用いて
ラスタライズして文字画像データを生成し、この文字画
像データをウェブ・ページとして公開するようにし、電
子メール受信側クライアント端末5には、ウェブ・ペー
ジのURL(テキスト形式)を送るようにしている。し
たがって、電子メール受信側クライアント端末5として
は、簡単なテキスト形式の電子メールを受信する機能を
有していればよく、多様な端末が電子メール受信側クラ
イアント端末5として利用可能となる。例えば、携帯電
話機においては、電子メールの送受信を行う際に、添付
ファイルが削除されるものや、電子メール一通あたりの
制限を受けるもの等があるが、本例の電子メール配信シ
ステム1においては、このような携帯電話機も電子メー
ル受信側クライアント端末5として利用可能である。
【0164】
【発明の効果】本発明に係る電子メール書体加工装置に
よれば、一般的な電子メール送受信端末を使用して電子
メールの送信者から送信された電子メールの本文が、自
動的に電子メール送信者の個性を反映した書体により画
像化されて、電子メール受信者に配信され、または、ウ
ェブ・ページとして公開されるので、この電子メール書
体加工装置を用いた電子メール配信システムを利用して
電子メールを送信することで、電子メールの送信者は、
電子メール送受信端末に特別な機能を持たせることな
く、また、特別な操作を行うことなく、自らの個性を反
映させた電子メールを送ることができる。また、電子メ
ールの受信者は、電子メール送受信端末に特別な機能を
持たせることなく、また、特別な操作を行うことなく、
一般的な電子メール送受信端末を使用して、電子メール
送信者の個性を反映した書体の電子メール本文を閲覧す
ることが可能となる。
【0165】また、この電子メール書体加工装置による
書体加工処理を受けるユーザとして登録された登録ユー
ザを識別するための識別子として、登録ユーザの電子メ
ール・アドレスを用いるようにした場合には、登録ユー
ザは電子メール書体加工装置の認証を得るための特別な
コード・データを電子メールに入れる必要がなく、操作
が更に簡便なものとなる。
【0166】また、この電子メール書体加工装置に、電
子メールの宛先毎に書体加工処理を行うか否かを指定す
る宛先別加工可否対応表を記憶させておき、この宛先別
加工可否対応表を参照して、電子メールの本文の書体を
加工するか否かを宛先毎に判断するようにすれば、電子
メールの送信者側での煩雑な操作を不要としながら、近
い関係にある宛先や、くだけた内容の電子メールを送る
宛先にのみ、送信者の個性を反映した書体の電子メール
を送信することができる。
【0167】また、この電子メール書体加工装置による
書体加工処理を受けるユーザとして登録された登録ユー
ザ毎に、この電子メール書体加工装置内におけるアドレ
スを割り当てておき、電子メールの送信者が電子メール
書体加工装置内における自分のアドレス宛に電子メール
を送信し、電子メール書体加工装置が、受信した電子メ
ールから実際の宛先となる受信者の電子メール・アドレ
スを抽出して、書体加工処理を行った電子メールを受信
者宛に送信するようにすれば、電子メール送受信用のメ
ール・サーバとしても、一般的に利用されているメール
・サーバを、特別な付加機能を持たせることなく利用す
ることが可能となる。
【0168】また、この場合には、電子メールの宛先と
して記載された電子メール書体加工装置内における登録
ユーザのアドレスが、電子メール書体加工装置により電
子メールの受信者の電子メール・アドレスに書き換えら
れるので、電子メール受信者には電子メール書体加工装
置内における登録ユーザのアドレスは公開されない。し
たがって、電子メール書体加工装置内における登録ユー
ザのアドレスを登録ユーザを識別するための識別子とし
て用いた場合であっても、登録ユーザ以外の第三者によ
る電子メール書体加工装置の不正使用を未然に防止する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した電子メール書体加工サーバを
用いた電子メール配信システムのシステム構成図であ
る。
【図2】前記電子メール書体加工サーバのハードウェア
構成を示す図である。
【図3】前記電子メール書体加工サーバの機能ブロック
図である。
【図4】前記電子メール書体加工サーバの本文書体加工
手段を詳細に示す機能ブロック図である。
【図5】前記電子メール配信システムにおいて送受信さ
れる電子メールのデータ構造を示す図である。
【図6】電子メールを作成する際に、電子メール送信側
クライアント端末に表示される画面の一例を示す図であ
る。
【図7】電子メールを受信した際に、電子メール受信側
クライアント端末に表示される画面の一例を示す図であ
る。
【図8】前記電子メール配信システムにおける処理を示
す図であり、電子メール送信側クライアント端末におけ
る処理と、送信側メール・サーバにおける処理とを合わ
せて示すフローチャートである。
【図9】前記電子メール配信システムにおける処理を示
す図であり、送信側メール・サーバにおける処理と、電
子メール書体加工サーバにおける処理と、受信側メール
・サーバにおける処理とを合わせて示すフローチャート
である。
【図10】前記電子メール配信システムにおける処理を
示す図であり、受信側メール・サーバにおける処理と、
電子メール受信側クライアント端末における処理とを合
わせて示すフローチャートである。
【図11】本発明を適用した他の電子メール書体加工サ
ーバの機能ブロック図である。
【図12】前記他の電子メール書体加工サーバの対応表
記憶手段に記憶される宛先別加工可否対応表の一例を示
す図である。
【図13】本発明を適用した更に他の電子メール書体加
工サーバの本文書体加工手段を詳細に示す機能ブロック
図である。
【図14】電子メールを作成する際に、電子メール送信
側クライアント端末に表示される画面の一例を示す図で
ある。
【図15】電子メールを受信した際に、電子メール受信
側クライアント端末に表示される画面の一例を示す図で
ある。
【図16】本発明を適用した更に他の電子メール書体加
工サーバの本文書体加工手段を詳細に示す機能ブロック
図である。
【図17】電子メールを作成する際に、電子メール送信
側クライアント端末に表示される画面の一例を示す図で
ある。
【図18】電子メールを受信した際に、電子メール受信
側クライアント端末に表示される画面の一例を示す図で
ある。
【図19】ウェブ・ページにアクセスした際に、ウェブ
・ブラウザ上で表示される画面の一例を示す図である。
【符号の説明】
1 電子メール配信システム 2 インターネット 3 電子メール送信側クライアント端末 4 送信側メール・サーバ 5 電子メール受信側クライアント端末 6 受信側メール・サーバ 10 電子メール書体加工サーバ 11 CPU 15 ネットワーク・インターフェース 21 SMTP制御手段 22 TCP/IP制御手段 23 登録送信側メール・サーバ識別子記憶手段 24 登録ユーザ識別子記憶手段 25 認証手段 26 フォント・データ記憶手段 27 本文書体加工手段 28 対応表記憶手段 29 加工可否判別手段 31 ユーザ書体フォント選択手段 32 電子メールヘッダ・本文分離手段 33 文字画像データ生成手段 34 文字画像データエンコード手段 35 マークアップ言語本文生成手段 36 電子メール生成手段 37 電子メール・アドレス抽出手段 38 宛先電子メール・アドレス書換手段 39 文字画像データ記憶手段 40 ウェブ・アドレス生成手段
フロントページの続き (72)発明者 白 旭強 東京都港区新橋2丁目20番15号 理想科学 工業株式会社内 Fターム(参考) 5K030 GA18 HA06 HC01 KA01 KA06 KA07

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子メール送信側端末及び電子メール受
    信側端末と情報伝送手段を介して相互に接続される電子
    メール書体加工装置であって、 予め登録されたユーザの識別子を記憶する登録ユーザ識
    別子記憶手段と、 前記登録されたユーザの個性を反映したユーザ書体フォ
    ントを各登録ユーザ毎に記憶するユーザ書体フォント記
    憶手段と、 前記電子メール送信側端末から送信された電子メールを
    受信する受信手段と、 前記登録ユーザ識別子記憶手段を参照し、前記受信手段
    により受信された電子メールを構成するデータに前記登
    録されたユーザの識別子が含まれているかどうかを判断
    する認証手段と、 前記認証手段により前記登録されたユーザの識別子が含
    まれていると判断された電子メールの本文の書体を、前
    記ユーザ書体フォント記憶手段に記憶されたユーザ書体
    フォントを用いて加工して、文字画像データを作成する
    書体加工手段とを備えることを特徴とする電子メール書
    体加工装置。
  2. 【請求項2】 前記登録ユーザ識別子記憶手段は、前記
    登録ユーザの識別子として登録ユーザの電子メール・ア
    ドレスを記憶することを特徴とする請求項1に記載の電
    子メール書体加工装置。
  3. 【請求項3】 前記認証手段により前記登録されたユー
    ザの識別子が含まれていると判断された電子メールの本
    文を構成するデータを、前記書体加工手段により作成さ
    れた文字画像データに置換するデータ置換手段と、 前記データ置換手段により本文を構成するデータが前記
    文字画像データに置換された電子メールを、前記電子メ
    ール受信側端末に転送する転送手段とを更に備えること
    を特徴とする請求項1又は2に記載の電子メール書体加
    工装置。
  4. 【請求項4】 前記書体加工手段により作成された文字
    画像データをウェブ・ページとして公開する文字画像デ
    ータ公開手段と、 前記認証手段により前記登録されたユーザの識別子が含
    まれていると判断された電子メールの本文を構成するデ
    ータを、前記ウェブ・ページにアクセスするためのアク
    セス情報に置換するアクセス情報データ置換手段と、 前記アクセス情報データ置換手段により本文を構成する
    データが前記アクセス情報に置換された電子メールを、
    前記電子メール受信側端末に転送する転送手段とを更に
    備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の電子メ
    ール書体加工装置。
  5. 【請求項5】 前記登録ユーザ毎に、各宛先の電子メー
    ル・アドレスと、各宛先に送信する電子メールの本文の
    書体を加工するか否かを指定する指定子とが対応付けら
    れて記された宛先別加工可否対応表を記憶する対応表記
    憶手段と、 前記対応表記憶手段に記憶された宛先別加工可否対応表
    を参照して、前記認証手段により前記登録されたユーザ
    の識別子が含まれていると判断された電子メールの本文
    の書体を加工するか否かを各宛先毎に判断する加工可否
    判別手段とを更に備えることを特徴とする請求項1乃至
    4の何れかに記載の電子メール書体加工装置。
  6. 【請求項6】 前記登録ユーザ毎に当該電子メール書体
    加工装置内におけるアドレスが割り当てられ、前記受信
    手段が、この登録ユーザ毎に割り当てられたアドレス宛
    に送信された電子メールを受信するようになされてお
    り、 前記受信手段により受信された電子メールを構成するデ
    ータの中から、実際の宛先の電子メール・アドレスを抽
    出するアドレス抽出手段と、 前記受信手段により受信された電子メールの宛先アドレ
    スを実際の宛先の電子メール・アドレスに書き換えるア
    ドレス書換手段とを更に備えることを特徴とする請求項
    1乃至5の何れかに記載の電子メール書体加工装置。
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