JP2002340092A - 原動機のフライホイール装置 - Google Patents
原動機のフライホイール装置Info
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Abstract
質量を効果的に付加することができる原動機のフライホ
イール装置を提供する。 【解決手段】 フライホイール装置1は、環状凸部11
bを有し、クランクシャフト2aに同心状に取り付けら
れたドライブプレート11と、環状凹部12aを有し、
環状凹部12aがドライブプレート11の環状凸部11
bに嵌合することによりドライブプレート11に同心状
に取り付けられ、エンジン2のトルクをそのトルク変動
を低減した状態で入力軸31に伝達するためのマスリン
グ12と、を備える。
Description
いられるトーショナル・バイブレーション・ダンパ付き
のフライホイールなどの、原動機のトルクを、その変動
を低減しかつねじり振動を減衰させた状態で伝達する原
動機のフライホイール装置に関する。
て、例えば実公昭57−12273号公報に記載された
ものが知られている。このフライホイール装置は、フラ
イホイール本体とトーショナル・バイブレーション・ダ
ンパ(以下「トーショナルダンパ」という)とを一体に
組み立てたものであり、エンジンとクラッチの間に設け
られている。フライホイール本体は、円板状の基部と、
基部の外周端からクラッチ側に突出する突出部とを有し
ている。この基部の中央部には、エンジンのクランクシ
ャフトが取り付けられており、基部のクラッチ側の面の
中央部には、クラッチ入力軸を回転自在に支持する軸受
が嵌め込まれている。
スプライン結合されたハブと、このハブから半径方向の
外方に延びるフランジ部を挟持した状態で互いに一体に
固定された2つのプレートと、これらの2つのプレート
間に収容されたねじり振動減衰用のコイルばねおよびグ
リースなどで構成されている。また、一方のプレートの
半径方向の外端部は、複数のボルトを介して、フライホ
イール本体の突出部に固定されている。以上の構成によ
り、エンジンのトルクは、フライホイール本体およびト
ーショナルダンパを介して、クラッチ入力軸に伝達され
る。その際に、フライホイール本体によりトルク変動が
低減されるとともに、トーショナルダンパによりねじり
振動が減衰する。
ール装置によれば、軸受がフライホイール本体に嵌め込
まれているため、その分の厚みをフライホイール本体の
中央部に確保する必要があるとともに、トーショナルダ
ンパの一方のプレートが、クラッチ側に突出する突出部
に固定されているため、装置全体の軸線方向のサイズが
大きくなるという問題がある。
れたもので、軸線方向のサイズをコンパクト化でき、慣
性質量を効果的に付加することができる原動機のフライ
ホイール装置を提供することを目的とする。
に、請求項1に係る発明は、原動機((例えば実施形態
における(以下、この項において同じ)エンジン2)の
出力軸(クランクシャフト2a)と被駆動軸(入力軸3
1)の間に設けられた原動機(エンジン2)のフライホ
イール装置1であって、半径方向の外側部に嵌合部(環
状凸部11b)を有し、出力軸(クランクシャフト2
a)に同心状に取り付けられたプレート(ドライブプレ
ート11)と、嵌合部(環状凹部12a)を有し、嵌合
部(環状凹部12a)がプレート(ドライブプレート1
1)の嵌合部(環状凸部11b)に嵌合することにより
プレート(ドライブプレート11)に同心状に取り付け
られ、原動機(エンジン2)のトルクをそのトルク変動
を低減した状態で被駆動軸(入力軸31)に伝達するた
めのリング状の慣性質量部材(マスリング12)と、を
備えることを特徴とする。
ば、慣性質量部材により、原動機のトルクは、そのトル
ク変動が低減された状態で被駆動軸に伝達される。ま
た、プレートが出力軸に同心状に取り付けられ、リング
状の慣性質量部材は、その嵌合部がプレートの半径方向
の外側部の嵌合部に嵌合することにより、プレートに同
心状に取り付けられている。このように、慣性質量部材
の嵌合部とプレートの嵌合部を互いに嵌合させるだけ
で、慣性質量部材が出力軸に対して心出しされるので、
フライホイール装置を出力軸に取り付ける際に、慣性質
量部材の心出し作業を精度よく容易に行うことができ
る。さらに、リング状の慣性質量部材が、プレートの半
径方向の外側部に取り付けられているので、慣性質量を
効果的に付加することができるとともに、装置全体の軸
線方向のサイズをコンパクトにすることができる。それ
により、慣性質量部材およびプレートを合わせた重量の
軽量化と、トルク変動を低減するための慣性質量および
慣性モーメントの確保とを適切なバランスで達成でき
る。また、従来のフライホイール本体に相当する部材
が、慣性質量部材およびプレートにより分割構成されて
いるので、従来のフライホイール本体と比べて、これら
の部材の配置の自由度を高めることができる。
原動機(エンジン2)のフライホイール装置1におい
て、慣性質量部材(マスリング12)の嵌合部(環状凹
部)よりも半径方向の内側の部分と被駆動軸(入力軸3
1)との間に連結された連結部(ばねホルダプレート1
3)と、連結部(ばねホルダプレート13)に設けら
れ、原動機(エンジン2)のトルクをそのねじり振動を
減衰させた状態で被駆動軸(入力軸31)に伝達するた
めの減衰部材(第1〜第3コイルばね18a〜18c)
と、をさらに備えることを特徴とする。
ば、原動機のトルクは、プレート、慣性質量部材、連結
部および減衰部材を介して、減衰部材によりねじり振動
が減衰した状態で、被駆動軸に伝達される。また、この
減衰部材は、慣性質量部材の嵌合部よりも半径方向の内
側の部分に連結された連結部に設けられているので、嵌
合部および減衰部材が軸線方向に並ぶことがなく、装置
全体の軸線方向のサイズをさらにコンパクトにすること
ができる。さらに、慣性質量部材の嵌合部が連結部およ
び減衰部材よりも外側に配置されているので、連結部お
よび減衰部材の構成や形状などの影響を受けたり、これ
らに邪魔されたりすることなく、嵌合部を単純に構成す
ることができる。
原動機(エンジン2)のフライホイール装置1におい
て、減衰部材は、コイルばね18a〜18cで構成さ
れ、連結部(ばねホルダプレート13)は、互いの間に
形成したばね室にコイルばね18a〜18cを収容する
一対のばねホルダプレート13,13を備えることを特
徴とする。
ば、コイルばねという比較的、簡易で入手の容易な部品
により、原動機のトルクが被駆動軸に伝達される際のね
じり振動を減衰できる。また、一対のばねホルダプレー
トの間に形成したばね室内にコイルばねを収容するとい
う比較的、単純な構成により、請求項3の作用を得るこ
とができる。
明の一実施形態に係る原動機のフライホイール装置1に
ついて説明する。図1は、本実施形態のフライホイール
装置を適用した車両駆動系の概略構成を示している。同
図に示すように、この車両駆動系6では、原動機として
のエンジン2は、フライホイール装置1、自動変速機3
および差動ギヤ機構4などを介して駆動輪5,5に連結
されており、これによりエンジン2のトルクが駆動輪
5,5に伝達される。
と自動変速機3の間に設けられており、エンジン2のト
ルクを、そのトルク変動を低減するとともにねじり振動
を減衰させた状態で、自動変速機3に伝達する。図2お
よび図3に示すように、フライホイール装置1は、ドラ
イブプレート11、マスリング12、一対のばねホルダ
プレート13,13、ドリブンプレート14およびボス
15などで構成されている。
製の円板であり、その中央部が開口している。この開口
の周辺部は、複数のボルト11a(2つのみ図示)を介
してエンジン2のクランクシャフト2aの先端部に固定
されており、これにより、ドライブプレート11は、ク
ランクシャフト2aに同心状に取り付けられている。ま
た、ドライブプレート11の外側寄りの部分には、環状
凸部11bが同心状に連続的に形成されている。この環
状凸部11b(嵌合部)は、マスリング12側に突出し
ているとともに、マスリング12の後述する環状凹部1
2aに嵌合している。
外端部は、6つのボルト11c(1つのみ図示)を介し
てマスリング12に固定されている。ドライブプレート
11とマスリング12との間には、リングギヤ11dが
設けられている。このリングギヤ11dは、エンジン始
動時に図示しないスタータにより回転駆動されるもので
あり、ボルト11cで共締めされている。
を切削加工することによりリング状に形成されており、
エンジン2のトルク変動を低減するのに必要な慣性質量
を備えている。このマスリング12のドライブプレート
11側の面の所定位置には、環状凹部12a(嵌合部)
が同心状に連続的に形成されており、この環状凹部12
aおよび上記環状凸部11bは互いに嵌合している。こ
れにより、マスリング12は、ドライブプレート11を
介して、クランクシャフト2aに対して心出しされた状
態でこれに取り付けられている。
部には、互いに対向する一対のばねホルダプレート1
3,13の半径方向の外側端部が取り付けられている。
両ばねホルダプレート13,13(連結部)は、互いに
同一の形状およびサイズを有し、金属板(例えば鋼板)
のプレス加工により作製されている。これにより、同じ
プレス型を用いて製造することができ、コストを削減す
ることができる。
つのリベット16によって行われており、各リベット1
6は、マスリング12のリベット孔12cおよびばねホ
ルダプレート13,13のリベット孔13a,13a
(図4参照)に通され、先端部がかしめられている。こ
れにより、各ばねホルダプレート13はマスリング12
に堅固に固定されている。また、リベット孔12cは、
マスリング12の内端から半径方向の外側に所定距離、
離れた位置に形成されており、これにより、マスリング
12の回転に対する強度が確保されている。
孔12cよりも内側の部分には、2つの環状溝が形成さ
れており、これらの環状溝にはそれぞれ、Oリング1
7,17が嵌め込まれている。これらのOリング17,
17がリベット孔12cよりも内側の部分に配置されて
いることにより、マスリング12とばねホルダプレート
13,13との間が液密状態に保持されるとともに、後
述するグリース室が液密状態に保持されている。
3には、4つのばね室部13b,13b,13d,13
dが、ばねホルダプレート13の周方向に90゜間隔で
交互に配置されている。一対の対応する大ばね室部13
b,13bによって、大ばね室が構成されており、この
大ばね室には、第1コイルばね18a(減衰部材)と、
その内側の第2コイルばね18a(減衰部材)とが収容
されている。
び外周面が一対の大ばね室部13b,13bの壁に当接
した状態で、ばねホルダプレート13,13に保持され
ている。また、第2コイルばね18bは、第1コイルば
ね18aよりも短く、非圧縮状態においては、両端部が
大ばね室部13bの壁との間に所定の間隔を存した状態
で、大ばね室に収容されている。
外側端部13cは、内側端部よりも絞りの度合が小さく
なっている(図5参照)。これは、以下の理由による。
すなわち、このばねホルダプレート13では、第1コイ
ルばね18aを収容するために、大ばね室部13bの絞
りの度合が他の部分よりも大きくなっている。これに加
えて、ばねホルダプレート13の外周端部は、内周寄り
の部分と比べて軸線方向の外側に位置しているととも
に、この外周端部の付近に大ばね室部13bが配置され
ている。このため、大ばね室部13bの外側端部13c
を内側端部と同様の軸線方向の位置まで絞り加工しよう
とすると、その絞り度合が極めて大きくなることで加工
が難しいとともに、この部分の強度を確保するのが困難
になる。このため、本実施形態では、外側端部13cを
上記のように形成することにより、大ばね室部13bの
絞り加工の容易性と、外側端部13cの強度とを確保し
ている。
13dによって、小ばね室が構成されており、この小ば
ね室には、第3コイルばね18cが収容されている。各
第3コイルばね18c(減衰部材)は、その両端部およ
び外周面が一対の小ばね室部13d,13dの壁に当接
した状態で、ばねホルダプレート13,13に保持され
ている。
a〜18cは、ばねホルダプレート13,13に保持さ
れており、これは次の理由による。すなわち、仮にドリ
ブンプレート14で第1〜第3コイルばね18a〜18
cを保持した場合、クランクシャフト2aの回転に伴う
第1〜第3コイルばね18a〜18cの圧縮および伸張
の開始・終了位置を規定するために、ばね室13b,1
3dよりも大きな室を、プレスの絞り加工によりばねホ
ルダプレート13に形成しなければならない。そのた
め、ばねホルダプレート13の加工がより難しくなると
ともに、製造コストの増大を招いてしまう。したがっ
て、このフライホイール装置1では、上記目的のため、
後述する第1および第3コイルばね用孔14a,14b
をドリブンプレート14に形成することで、製造コスト
の削減を図っている。
向の内側端部には、軸線方向の外方に突出するフランジ
部13eが形成されている。このフランジ部13eとボ
ス15との間には、オイルシール19が設けられてお
り、これにより、フランジ部13eとボス15との間が
液密状態に保持されている。
ホルダプレート13,13およびボス15によって、グ
リース室が形成されている。このグリース室は、オイル
シール19および前記Oリング17により、液密状態に
保持されており、このグリース室には、グリースが満杯
ではない所定の割合(例えばグリース室容積の公称値の
50%)で充填されている。このようにする理由は、グ
リースをグリース室内に満杯に充填すると、プレス加工
によるグリース室容積のばらつきによりグリースが漏れ
てしまうおそれがあるのでこれを回避するとともに、こ
れに加えて以下のような機能を、グリースを満杯に充填
した場合と遜色なく得られためである。
ン2のトルクがフライホイール装置1を介して自動変速
機3に伝達される際、粘性抵抗として作用することによ
り、ねじり振動を低減する機能を有し、また、前述した
第1〜第3コイルばね18a〜18cおよびドリブンプ
レート14などの動作時に発生する騒音を低減する機能
を有する。
初期摩耗に対する耐久性を確保するためのリップグリー
スとして、オイルシール19のフランジ部13eとの接
触面に予め塗られている。また、このグリースと同一の
グリースが、後述するフリクションディスク20,21
の接触面にも塗られている。このようにフリクションデ
ィスク20,21用のグリースを、グリース室に充填し
たグリースと共通化することにより、フリクションディ
スク20,21の接触面における動摩擦特性の変化を回
避することができる。
31の一端部に同軸に固定されている。この入力軸31
(被駆動軸)は、図示しない軸受により、クランクシャ
フト2aに対して心出しされた状態で、回転自在に支持
されている。
リブンプレート14が溶接により一体にかつ同軸に固定
されている。このドリブンプレート14には、一対の第
1コイルばね用孔14a,14a、および一対の第3コ
イルばね用孔14b,14bが形成されている。前述し
た第1コイルばね18aは、その両端部が第1コイルば
ね用孔14aの縁部に当接した状態で、第1コイルばね
用孔14a内に配置されている。この第1コイルばね用
孔14aにより、クランクシャフト2aの入力軸31に
対する相対的な回転開始に伴って、第1コイルばね18
aおよび第2コイルばね18bが縮み始める角度位置が
規定される。
は、フライホイール装置1の非作動状態(停止状態)で
は、両端部が第3コイルばね用孔14bの両縁部に当接
することなく、これらとの間に所定の間隔を存した状態
で、第3コイルばね用孔14b内に配置されている。こ
の第3コイルばね用孔14bにより、クランクシャフト
2aの回転開始に伴って、第3コイルばね18cが縮み
始める角度位置が規定される。
は、可撓性を有し、その半径方向の内側端部とドリブン
プレート14との間に、2枚のフリクションディスク2
0,21を挟持している。このように、ばねホルダプレ
ート13,13の付勢力のみで、フリクションディスク
20,21をドリブンプレート14との間に挟持できる
ので、従来のような皿ばねなどが不要になる分、コスト
を削減することができる。
はいずれも、その動摩擦抵抗によってねじり振動を抑制
するためのものであり、後述するように、特に自動変速
機3へのエンジン2のトルク伝達開始時のねじり振動の
抑制を主要な目的とするものである。2つのフリクショ
ンディスク20,21は、ほぼ同様に構成されているの
で、以下、フリクションディスク20を例にとって説明
する。
スク20は、円環状の薄い合成樹脂板で構成されてお
り、その表裏面には、多数の環状溝20aが同心状に形
成されている。これらの環状溝20aは、表裏面の一方
の隣り合う各2つの環状溝20a,20aの間に、表裏
面の他方の環状溝20aが位置するように、互い違いに
配置されている(図7(c)参照)。
ョンディスク20に作用するばねホルダプレート13の
荷重の変化に対する、フリクションディスク20を介し
てホルダプレート13からドリブンプレート14に伝達
されるフリクショントルクの変動の割合を小さくするこ
とができる。その結果、フリクションディスク20に作
用する荷重がばらつく場合でも、フリクショントルクの
ばらつきを抑制できる。また、環状溝20aがフリクシ
ョンディスク20の表裏面間で互い違いに配置されてい
ることにより、薄い合成樹脂板から成るフリクションデ
ィスク20の耐久性を維持しながら、上記フリクション
トルクのばらつき抑制効果を得ることができる。フリク
ションディスク20は以上のように構成されており、フ
リクションディスク21もこれと同様に構成されてい
る。
ように3種類の第1〜第3コイルばね18a〜18cを
備えていることにより、図6に一例を示す静ねじり特性
を有する。同図は、ばねホルダプレート13をドリブン
プレート14に対して相対的に回転させた場合におけ
る、両者間の相対的な回転角度degと、ばねホルダプ
レート13を回転させるのに必要なトルクTqとの関係
を示す特性曲線である。同図に示すように、加速側およ
び減速側の特性は、正負が逆であることを除けば互いに
同じであるので、以下、加速側の特性曲線を例にとって
説明する。
は、回転角度degが大きいほど、より大きい値になる
とともに、トルクTqの傾きが3段階に変化する特性を
示す。すなわち、クランクシャフト2aの回転角度de
gが0≦deg<deg1の範囲内にある第1段階で
は、2つの第1コイルばね18a,18aの付勢力が作
用することで、トルクTqは0≦Tq<Tq1の範囲に
なる。この第1段階でのトルクTqの傾きは、第2段階
および第3段階のでのトルクTqの傾きよりも小さく設
定されており、これは以下の理由による。
て、車両の発進時、フォワードクラッチ33またはリバ
ースブレーキ34が接続されたときには、エンジン2の
クランクシャフト2aがフライホイール装置1を介して
自動変速機3に接続されるため、フライホイール装置1
の下流側の慣性質量が大きくなることで、エンジン2か
ら自動変速機3または駆動輪5,5までの回転振動系の
共振周波数が低くなる一方、共振域では、その振幅が増
大する。そのため、この共振周波数がエンジン2のアイ
ドル回転数域にあると、回転振動系の共振により振幅の
大きい振動が発生し、車両の商品性が低下する。特に、
この発進時の回転振動系の共振は、運転者に不快感を与
えやすいため、最優先で解消すべきである。したがっ
て、これを解消するために、フリクションディスク2
0,21の動摩擦抵抗、グリースの粘性抵抗および第1
コイルばね18aの付勢力はそれぞれ、発進クラッチ3
9がOFF状態で図示しないアクセルペダルが踏まれて
いないときには、エンジン2から発進クラッチ39まで
の回転振動系の共振周波数がアイドル回転数域よりも高
い値になり、発進クラッチ39がON状態でアクセルペ
ダルが踏まれていないときには、エンジン2から駆動輪
5,5までの共振周波数がアイドル回転数域よりも低い
値になるように予め適切に設定されている。それに合わ
せて、第1コイルばね18aは、上記のようにトルクT
qの傾きが小さくなるように設定されている。
egがdeg1≦deg<deg2の範囲内にある第2
段階では、2つの第1コイルばね18a,18aおよび
2つの第2コイルばね18b,18bの付勢力が作用す
るようになり、それにより、トルクTqはTq1≦Tq
<Tq2の範囲内になる。また、トルクTqの傾きは、
上記第1段階の範囲内でのトルクTqの傾きよりも大き
くなる。また、この場合のトルクTqの傾きは、車重お
よびエンジントルクで決まる、車両走行中に発生する車
室内の振動や騒音を低減できるように設定されている。
degがdeg2≦deg≦deg3の範囲内にある第
3段階では、6つの第1〜第3コイルばね18a〜18
cの付勢力により、トルクTqの付勢力が作用するよう
になり、それにより、トルクTqはTq2≦Tq≦Tq
3の範囲内の値になる。この第3段階の範囲内でのトル
クTqの傾きは、上記第1段階および上記第2段階の範
囲内でのトルクTqの傾きよりも大きく設定されてい
る。
の無段変速機であり、前後進切換機構30、メインシャ
フト35、ドライブプーリ36、ドリブンプーリ37、
カウンタシャフト38および発進クラッチ39などで構
成されている。
ル装置1のボス15に連結された前記入力軸31と、こ
の入力軸31に取り付けられた遊星歯車装置32などを
備えている。遊星歯車装置32は、シングルプラネタリ
ピニオンギヤ・タイプのものであり、ダブルプラネタリ
ピニオンギヤ・タイプのものと比べて、噛み合うギヤの
数が少ないことで、作動時に発生する騒音が小さいとい
う特性を備えている。また、遊星歯車装置32は、サン
ギヤ32a、複数(例えば4つ)のシングルプラネタリ
ピニオンギヤ32b、リングギヤ32cおよびプラネタ
リキャリア32dなどで構成されている。
軸に取り付けられており、入力軸31のサンギヤ32a
よりも下流側の端部は、フォワードクラッチ33を介し
てリングギヤ32cに接続されている。このフォワード
クラッチ33は、図示しない制御装置によりONされた
ときに、入力軸31と遊星歯車装置32のリングギヤ3
2cとを接続し、OFFされたときに遮断する。また、
プラネタリキャリア32dには、リバースブレーキ34
が連結されている。このリバースブレーキ34は、制御
装置によりONされたときにプラネタリキャリア32d
をロックする。
フト35に同軸に固定されている。また、複数のプラネ
タリピニオンギヤ32bは、プラネタリキャリア32d
に回転自在に取り付けられており、サンギヤ32aとリ
ングギヤ32cの間に配置され、これらと常に噛み合っ
ている。
0では、リバースブレーキ34がOFF状態のままで、
フォワードクラッチ33がONされたときには、入力軸
31とメインシャフト35が直結され、入力軸31の回
転がそのままメインシャフト35に伝達される。車両の
前進時には、このようにメインシャフト35が入力軸3
1と同方向に回転する。一方、フォワードクラッチ33
がOFF状態のままで、リバースブレーキ34がONさ
れたときには、プラネタリキャリア32dがロックされ
ることにより、入力軸31の回転は、サンギヤ32a、
複数のプラネタリピニオンギヤ32bおよびリングギヤ
32cを介して、メインシャフト35に逆回転状態で伝
達される。車両の後進時には、このようにメインシャフ
ト35が入力軸31と逆方向に回転する。
フト35上に同軸に取り付けられており、これと一体に
回転する。また、ドリブンプーリ37は、カウンタシャ
フト38上に同軸に取り付けられており、これと一体に
回転する。両プーリ36,37の間には、金属ベルト3
6aが巻きかけられている。図示しないが、プーリ幅可
変機構が両プーリ36,37に連結されている。このプ
ーリ幅可変機構は、両プーリ36,37の幅をそれぞれ
変化させることにより、メインシャフト35とカウンタ
シャフト38との間の回転速度比を無段階に変化させ、
それにより、変速動作が無段階に行われる。
ャフト38上に同軸かつ回転自在に設けられたアイドル
ギヤ38aと、カウンタシャフト38の一端部とを接続
・遮断するものであり、制御装置によりONされたとき
に、アイドルギヤ38aとカウンタシャフト38を接続
する。
フト40の大ギヤ40aに噛み合っている。このアイド
ルシャフト40上には、大ギヤ40aおよび小ギヤ40
bがアイドルシャフト40と同軸でかつ一体に設けられ
ている。この小ギヤ40bは、差動ギヤ機構4のギヤ4
aに噛み合っている。以上の構成により、発進クラッチ
39がONされたときに、ドリブンプーリ37の回転が
駆動輪5,5に伝達される。
6の動作について説明する。まず、アクセルペダルが踏
まれておらず、エンジン2がアイドル運転中で車両が停
止状態にあるとともに、図示しない変速レバーがニュー
トラルレンジまたはパーキングレンジにあるときには、
フォワードクラッチ33、リバースブレーキ34および
発進クラッチ39がいずれもOFF状態に保持される。
それにより、エンジン2のトルクは、フライホイール装
置1を介して、自動変速機3の入力軸31に伝達される
とともに、遊星歯車装置32のギヤ間の若干の回転抵抗
により、遊星歯車装置32を介して、ドライブプーリ3
7側にも若干、伝達される。
じり振動が減衰するとともにトルク変動が低減される。
特に、フライホイール装置1のフリクションディスク2
0,21の動摩擦抵抗、グリースの粘性抵抗および第1
コイルばね18aの付勢力の前述した設定により、発進
クラッチ39がOFF状態のときの、エンジン2から発
進クラッチ39部分までの回転振動系では、その共振周
波数がアイドル回転数域よりも高い値になるので、アク
セルペダルが踏まれていない状態のエンジン2のアイド
ル運転域での共振が回避される。これにより、車両の商
品性を良好に保つことができる。
ーがドライブレンジに操作されると、リバースブレーキ
34がOFF状態のままで、フォワードクラッチ33が
ONされ、入力軸31とメインシャフト35を接続す
る。これにより、エンジン2のトルクは、フライホイー
ル装置1、入力軸31、メインシャフト35、ドライブ
プーリ36およびドリブンプーリ37などを介して、発
進クラッチ39に伝達される。
39に伝達された際、アクセルペダルが踏まれていない
ときには、発進クラッチ39は、その締結力がクリープ
トルク用の小さな値になるように制御される。その結
果、エンジントルクが、クリープトルクとして低減され
た状態で駆動輪5,5に伝達される。その際、フライホ
イール装置1により、上記と同様に、ねじり振動が減衰
するとともにトルク変動が低減される。特に、フライホ
イール装置1のフリクションディスク20,21の動摩
擦抵抗、グリースの粘性抵抗および第1コイルばね18
aの付勢力の前述した設定により、発進クラッチ39が
ONされたときの、エンジン2から駆動輪5,5までの
回転振動系では、その共振周波数がアイドル回転数域よ
りも低い値になるので、エンジン2のアイドル運転域で
の共振が回避される。
には、発進クラッチ39は、その締結力が漸増するよう
に制御される。その結果、車両がスムーズに発進すると
ともに、車速の上昇に伴い、プーリ幅可変機構により、
ドライブプーリ36およびドリブンプーリ37の幅が可
変駆動されることで、自動変速機3のギヤレシオが高速
側に無段階に変化する。そして、車両走行中の駆動輪
5,5へのトルク伝達の際には、フライホイール装置1
の前述した第2段階の静ねじり特性により、車内の振動
や騒音が低減される。
状態において、運転者により変速レバーがリバースレン
ジに操作されると、フォワードクラッチ33がOFF状
態のままで、リバースブレーキ34がONされ、プラネ
タリキャリア32dをロックする。これにより、入力軸
31のトルクは、遊星歯車装置32のサンギヤ32a、
プラネタリピニオンギヤ32bおよびリングギヤ32c
を介して、メインシャフト35に逆回転状態で伝達され
る。その際、サンギヤ32a、プラネタリピニオンギヤ
32bおよびリングギヤ32cが互いに異なる速度で回
転するため、変速レバーがドライブレンジに操作された
ときよりも、ギヤ同士の歯打ち音が発生しやすい。この
歯打ち音も、フライホイール装置1によりトルク変動を
低減することで、低減することができる。
ル装置1によれば、マスリング12の環状凹部12aを
ドライブプレート11の環状凸部11bに嵌合させるだ
けで、マスリング12がクランクシャフト2aに対して
心出しされるので、フライホイール装置1をクランクシ
ャフト2aに取り付ける際、マスリング12の心出しを
精度よく容易に行うことができる。特に、マスリング1
2が鋳鉄製なので、心出し用の環状凹部12aを切削加
工により容易にかつ精度良く形成することができるとと
もに、比重が比較的、大きいことにより、必要な慣性質
量を容易に確保することができる。
る部材が、マスリング12およびドライブプレート11
により分割構成されているので、従来のフライホイール
本体と比べて、両者の配置の自由度を高めることができ
る。また、マスリング12がドライブプレート11の外
周側に取り付けられているので、マスリング12および
ドライブプレート11を合わせた重量の軽量化と、トル
ク変動を低減するための慣性質量および慣性モーメント
の確保とを適切なバランスで達成できる。また、従来の
ような軸受をドライブプレート11に設ける必要がない
ので、その分、部品点数を削減できる。
8cを収容する大小のばね室13b,13dが、マスリ
ング12の環状凹部12aよりも半径方向の内側に設け
られているので、環状凹部12aおよび大小のばね室1
3b,13dが軸線方向に並ぶことがなく、装置全体の
軸線方向のサイズをコンパクトにすることができる。
の鋳鉄に限らず、慣性質量を容易に確保できかつ加工の
容易なものであればよい。また、マスリング12をドラ
イブプレート11に嵌合させるための構成は、実施形態
の環状凹部12aおよび環状凸部11bに限らず、両者
を嵌合させることでマスリング12をクランクシャフト
2aに対して心出しできるものであればよい。
原動機のフライホイール装置によれば、慣性質量部材の
嵌合部とプレートの嵌合部を互いに嵌合させるだけで、
慣性質量部材が出力軸に対して心出しされるので、フラ
イホイール装置を出力軸に取り付ける際に、慣性質量部
材の心出し作業を精度よく容易に行うことができる。さ
らに、リング状の慣性質量部材が、プレートの半径方向
の外側部に取り付けられているので、慣性質量を効果的
に付加することができるとともに、装置全体の軸線方向
のサイズをコンパクトにすることができる。それによ
り、慣性質量部材およびプレートを合わせた重量の軽量
化と、トルク変動を低減するための慣性質量および慣性
モーメントの確保とを適切なバランスで達成できる。ま
た、従来のフライホイール本体に相当する部材が、慣性
質量部材およびプレートにより分割構成されているの
で、従来のフライホイール本体と比べて、これらの部材
の配置の自由度を高めることができる。
置によれば、嵌合部および減衰部材が軸線方向に並ぶこ
とがなく、装置全体の軸線方向のサイズをさらにコンパ
クトにすることができる。さらに、慣性質量部材の嵌合
部が連結部および減衰部材よりも外側に配置されている
ので、連結部および減衰部材の構成や形状などの影響を
受けたり、これらに邪魔されたりすることなく、嵌合部
を単純に構成することができる。
置によれば、コイルばねという比較的、簡易で入手の容
易な部品により、原動機のトルクが被駆動軸に伝達され
る際のねじり振動を減衰できる。また、一対のばねホル
ダプレートの間に形成したばね室内にコイルばねを収容
するという比較的、単純な構成により、請求項3の効果
を得ることができる。
を適用した車両駆動系の概略構成を示す図である。
である。
すグラフである。
断面図と(c)その一部を拡大した断面図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 原動機の出力軸と被駆動軸の間に設けら
れた原動機のフライホイール装置であって、 半径方向の外側部に嵌合部を有し、前記出力軸に同心状
に取り付けられたプレートと、 嵌合部を有し、当該嵌合部が前記プレートの前記嵌合部
に嵌合することにより前記プレートに同心状に取り付け
られ、前記原動機のトルクをそのトルク変動を低減した
状態で前記被駆動軸に伝達するためのリング状の慣性質
量部材と、 を備えることを特徴とする原動機のフライホイール装
置。 - 【請求項2】 前記慣性質量部材の前記嵌合部よりも半
径方向の内側の部分と前記被駆動軸との間に連結された
連結部と、 当該連結部に設けられ、前記原動機のトルクをそのねじ
り振動を減衰させた状態で前記被駆動軸に伝達するため
の減衰部材と、 をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の原動
機のフライホイール装置。 - 【請求項3】 前記減衰部材は、コイルばねで構成さ
れ、 前記連結部は、互いの間に形成したばね室に前記コイル
ばねを収容する一対のばねホルダプレートを備えること
を特徴とする請求項2に記載の原動機のフライホイール
装置。
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