JP2002339054A - 耐高面圧部材およびその製造方法 - Google Patents
耐高面圧部材およびその製造方法Info
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Abstract
した場合でも、部材中の残留水素を低減することがで
き、遅れ破壊や水素脆化による曲げ疲労強度や転動疲労
強度の低下を防止することができる耐高面圧部材と、こ
のような耐高面圧部材の製造方法を提供する。 【解決手段】 ガス浸炭またはガス浸炭窒化処理によっ
て、表面C量を0.6〜1.5%に富化した後、減圧下
においてAc1変態温度以下の温度に保持して水素を低
減し、続いてAc1変態温度以上に加熱保持した後、急
冷して焼入れする。
Description
転動体のように、高い面疲労強度を必要とする動力伝達
部品として適用される部材に係わり、とくに準高温から
高温までの環境(100〜300℃程度)において高面
圧下で使用するのに好適な耐高面圧部材およびこのよう
な耐高面圧部材の製造方法に関するものである。
達部材において耐面疲労強度を高める方法としては、例
えば、準高温から高温においても分解しにくい炭化物、
例えばFe3C(セメンタイト)を積極的に析出させて
硬度を高めることにより焼き戻し軟化抵抗性の向上を図
る過共析浸炭法や高濃度浸炭法がある。また、特願平1
1−206552号公報には、セメンタイトを析出させ
た鋼に比べて耐面疲労強度に優れるM23C6型炭化物
を析出させた部材が提案されている。
しては、C3H8(プロパン)ガスなどを原料とした変
性ガスを利用した雰囲気熱処理法(ガス浸炭法)が多く
用いられている。
2(水素)が発生し、処理中に部材内に侵入する。この
ような水素は、浸炭後の焼き戻し処理によりかなり低減
させることができるが、十分に低減しなかった場合には
遅れ破壊が生じたり、曲げ疲労強度や靭性などを低下さ
せたりすることがある。特に最近、高面圧を受ける転動
部品においては、水素の存在により転動疲労寿命が大き
く低下する懸念があることが判ってきており、しかも上
述したような炭化物は水素を吸着し易いことが知られて
いるので、変性ガスによる浸炭処理部材においては、水
素を低減することが必要となる。
材を焼き戻し温度以下にて数十時間保持するベーキング
と呼ばれる方法があるが、長時間の処理が必要なために
生産効率が低下し、コストアップ要因となる。保持温度
を上げれば時間を短縮できるが、温度を上げすぎると部
材が軟化してしまう恐れがある。一方、浸炭処理中にお
ける水素の侵入が極めて少ない浸炭方法としては、例え
ば特開平11−117059号公報に記載された真空浸
炭法があるが、装置が比較的高価であるばかりでなく、
オーステナイト結晶粒界に粗大な炭化物が生成し易く、
転動疲労強度や曲げ疲労強度を低下させてしまう可能性
があるという問題があり、このような問題の解消が従来
の動力伝達部材における課題となっていた。
高めた従来の動力伝達部材における上記課題に着目して
なされたものであって、変性ガスによる浸炭処理や浸炭
窒化処理を施した場合でも、部材中の残留水素を低減す
ることができ、遅れ破壊や水素脆化による曲げ疲労強度
や転動疲労強度の低下を防止することができる耐高面圧
部材と、このような耐高面圧部材の製造方法を提供する
ことを目的としている。
る耐高面圧部材は、ガス浸炭またはガス浸炭窒化処理に
よる表面C量が0.6〜1.5%であって、100℃か
ら900℃までの加熱により放出される全水素量が0.
2ppm以下である構成としたことを特徴としており、
請求項3に係わる耐高面圧部材は、Cr:1.2〜3.
2%、Mo:0.25〜2.0%を含有すると共に、ガ
ス浸炭またはガス浸炭窒化処理による表面C量が0.6
〜1.5%である機械構造用鋼からなり、少なくともC
rを含む平均粒径0.3μm以下のM23C6型炭化物
が基地に分散しており、100℃から900℃までの加
熱により放出される全水素量が0.2ppm以下である
構成としたことを特徴としており、耐高面圧部材におけ
るこのような構成を上記した従来の課題を解決するため
の手段としている。
部材の製造方法においては、表面C量を0.6〜1.5
%に富化するガス浸炭またはガス浸炭窒化処理の後、減
圧下においてAc1変態温度以下の温度に保持し、引き
続きAc1変態温度以上に加熱保持した後、急冷する構
成とし、本発明の請求項4に係わる耐高面圧部材の製造
方法においては、Cr:1.2〜3.2%、Mo:0.
25〜2.0%を含有する機械構造用鋼に、表面C量を
0.6〜1.5%に富化するガス浸炭またはガス浸炭窒
化処理を施した後、減圧下において500〜650℃の
温度範囲における昇温速度が0.2〜30℃/minと
なる速度で加熱して600〜750℃の温度に昇温し、
引き続き減圧下において当該温度に恒温保持したのち、
Ac1変態温度以上、かつT(℃)=675+120・
Si(%)−27・Ni(%)+30・Cr(%)+2
15・Mo(%)−400・V(%)以下の温度に加熱
保持して、急冷する構成としており、耐高面圧部材の製
造方法におけるこのような構成を上記した課題を解決す
るための手段としたことを特徴としている。
においては、設備費が比較的安価で、しかも浸炭濃度の
制御性が良好なガス浸炭あるいはガス浸炭窒化により、
表面C量が0.6〜1.5%に富化されているので、製
造コストが低くなると共に、粗大な炭化物が生成しにく
く、しかも高い硬度が得られ、高面圧下においても優れ
た面疲労強度を示すものとなる。また、当該部材を10
0℃から900℃まで加熱した際に放出される全水素量
が0.2ppm以下となっているので、高硬度材で懸念
される水素脆化が防止されることになる。
製造方法は、上記耐高面圧部材の製造に好適なものであ
って、ガス浸炭またはガス浸炭窒化処理によって表面C
量を0.6〜1.5%に富化した後、減圧下においてA
c1変態温度以下の温度に保持し、引き続いてAc1変
態温度以上に加熱保持したのち、急冷するようにしてい
る。すなわち、強靭なマルテンサイトあるいはベイナイ
ト組織を得るために行うAc1変態温度以上の温度から
急冷する焼入れ工程に先立って、水素を低減させる保持
工程を行うようにしているので、したがって従来技術で
あるベーキングよりも高温で処理しても、硬度が低下す
ることがなく、水素の低減処理が効率的に行われる。
度がAc1変態温度以下であることから、オーステナイ
ト結晶粒の粗大化や、結晶粒界の炭化物のみが成長する
ことによる粗大炭化物生成の恐れがなく、優れた面疲労
強度を示すことになる。
おいては、同様にガス浸炭あるいはガス浸炭窒化によっ
て表面C量が0.6〜1.5%に富化されていると共
に、全水素量が0.2ppm以下となっているのに加え
て、Cr:1.2〜3.2%、Mo:0.25〜2.0
%を含有し、少なくともCrを含む平均粒径0.3μm
以下のM23C6型炭化物が基地に分散している。すな
わち、CrおよびMoを含有することによってM23C
6型炭化物が析出し易く、準高温から高温下においても
優れた転動疲労強度が確保される。なお、M23C6型
炭化物は、他の炭化物よりも微細に分散させ易く、転動
疲労強度向上に有効である。
っているので、水素がM23C6型炭化物に吸着するこ
とから懸念される水素脆化に対して優れたものとなる。
製造方法は、上記耐高面圧部材の製造に好適なものであ
って、Cr:1.2〜3.2%、Mo:0.25〜2.
0%を含有する機械構造用鋼に、表面C量を0.6〜
1.5%に富化するガス浸炭またはガス浸炭窒化処理を
施した部材を減圧下において600〜750℃で恒温保
持するようにしているので、この間に水素が低減される
と共に、M23C6型炭化物が均一に析出することにな
る。また、当該恒温保持温度に昇温するに際して、M
23C6型炭化物の核が生成する500〜650℃の温
度範囲を0.2〜15℃/minの昇温速度で加熱する
ようにしているので、M23C6型炭化物の核がより多
く生成することから、M23C6型炭化物がより緻密か
つ均一に析出することになる。
引き続いて、Ac1変態温度以上、T(℃)=675+
120・Si(%)−27・Ni(%)+30・Cr
(%)+215・Mo(%)−400・V(%)以下の
温度に保持したのち、急冷することで、均一析出させた
M23C6型炭化物が過剰に再固溶されることなく分断
され、微細化すると共に、基地がマルテンサイトまたは
ベイナイト組織となり、転動疲労強度が大幅に向上する
ことになる。
由について説明する。なお、本発明において、各成分含
有量は、すべて質量パーセントを意味する。
ことができない。逆に1.5%を超えると、M3C型の
炭化物が、特にオーステナイト結晶粒界に粗大に析出し
易くなり、優れた面疲労強度が得難くなることによる。
高い鋼では、水素脆化によって転動疲労寿命が低下する
恐れがあることによる。
態温度以下の温度に減圧下で保持水素を低減させる工程
の保持温度をAc1変態温度以上にするとオーステナイ
ト結晶粒界に粗大な炭化物が析出し易くなるため好まし
くない。また減圧は水素を効率的に除くと共に、脱炭を
防止できることによる。
マルテンサイトまたはベイナイト組織とすることができ
ず、十分な硬度が得られなくなることによる。
め、1.2%以上の添加が望ましいが、多すぎるとコス
ト増や切削性を低下させるので、3.2%以下とするこ
とが望ましい。
0.25%以上の添加が望ましいが、多すぎると同様に
コスト増や切削性を低下させるので、2.0%以下とす
ることが望ましい。
以下 平均粒径が0.3μmを超えると、均一な組織を得るの
に時間がかかりコスト増大を招き、さらには大きすぎる
と転動疲労寿命が低下してしまう傾向があることによ
る。
炭化物の成長が著しく遅くなるためにコスト増を招き、
750℃を超えるとM23C6型炭化物の形成にCが消
費されるためM23C6型炭化物が成長できず硬度を確
保できなくなる可能性があることによる。
℃/min 0.2℃/minより小さいと、処理時間が著しく長く
なってコスト増を招き、30℃/minを超えると、M
23C6型炭化物の核が十分に析出せず、炭化物を均一
かつ微細に析出させることが難しくなることによる。
(℃)=675+120・Si(%)−27・Ni
(%)+30・Cr(%)+215・Mo(%)−40
0・V(%)以下 Ac1変態温より低いと焼入れ後に基地をマルテンサイ
トまたはベイナイト組織とすることができず、T(℃)
よりも高い温度に保持されるとM23C6型炭化物が固
溶してしまうことによる。
説明する。
これを焼きならしした後、図1に示すガス浸炭処理を行
った。なお浸炭処理後のC濃度は、浸炭時の浸炭ガス組
成により調整した。その後、100Paの減圧雰囲気中
で、図2および表2に示すいずれかの条件にて熱処理を
行った。ただし比較例の一部である熱処理記号ニおよび
ホについては減圧雰囲気中での恒温保持を行うことな
く、焼き戻しの後、300℃および120℃に5時間保
持した。
にて表面硬度及び表面C量、析出炭化物、水素量を測定
した。表面硬度の測定はビッカース硬度計を用い、表面
C量の測定は発光分光分析で行った。析出炭化物はレプ
リカ法による電子線回折像から構造を同定するととも
に、走査型電子顕微鏡による組織写真の画像解析により
平均粒径及び面積率を求めた。水素量は100℃から9
00℃まで加熱した際の水素放出曲線から全水素量を求
めた。またこれと別に試験片表面を研摩して図3に示す
スラスト試験片とした後、以下条件によるスラスト転動
疲労試験を実施し、剥離までの寿命としてワイブルの破
壊確率50%(L50)を調べた。なお一部の試験片
(試料記号13〜15)には水素をチャージして転動寿
命への影響を調べた。
は水素が検出されず、転動寿命が最も優れていることが
確認された。これに対して試料7では表面C濃度が高す
ぎるためにM3C型炭化物が結晶粒界に析出し、転動寿
命が低下している。逆に試料8ではC濃度が低すぎて十
分な硬度が得られないため、転動寿命が短い結果となっ
た。また、保持温度がAc1変態温度よりも高い試料5
ではM23C6型炭化物が析出しない上に、結晶粒界の
M3C型炭化物が保持中に成長し、転動寿命が実施例1
〜4に比べ低いため、パワーの低い自動車用途などに適
する。また、昇温速度の速い試料6ではM23C6型炭
化物の核生成が不十分なため、実施例1〜4に比べ炭化
物の析出にむらがあり、転動寿命が低下する傾向があり
パワーの低い自動車用に適する。さらに、試料9では恒
温保持処理が施されていないために、M23C6型炭化
物が析出していない上、硬度が低下してしまい、転動寿
命が低下している。同様に恒温保持処理が施されておら
ず、しかも焼き戻し後の加熱温度が低い試料10〜12
では、M23C6型炭化物が析出していない上、水素量
が十分に低減できていないために、転動寿命が短い結果
となった。
様の条件により得られた試験片に水素をチャージした試
料13〜15では、水素量が増すにしたがって転動寿命
が低下することが確認された。
高面圧部材は、ガス浸炭あるいはガス浸炭窒化による表
面C量が0.6〜1.5%であると共に、100℃から
900℃までの加熱により放出される全水素量が0.2
ppm以下のものであるから、設備コストが安価で、浸
炭濃度制御の容易なガス浸炭あるいはガス浸炭窒化によ
る部材の利点を備え、しかも水素の悪影響を受けること
がなく、安価で面疲労強度および転動疲労寿命に優れた
ものとなる。このとき、所定量のCrおよびMoを含む
素材鋼を用いることにより、平均粒径が0.3μm以下
の微細なM23C 6型炭化物を基地に均一に分散析出さ
せることができ、転動疲労強度をより確実に向上させる
ことができるという優れた効果がもたらされる。
方法においては、ガス浸炭またはガス浸炭窒化処理によ
って表面C量を0.6〜1.5%に富化した後、減圧下
においてAc1変態温度以下の温度に保持し、引き続い
てAc1変態温度以上に加熱保持したのち、急冷するよ
うにしている。すなわち、焼入れに先立って、水素低減
処理を減圧下で行うようにしているので、より高温で処
理することができ、部材の硬度を低下させることなく高
能率に水素を低減させることができ、水素脆化を防止し
て、面疲労強度および転動疲労寿命に優れた耐高面圧部
材を安価に得ることができるという極めて優れた効果が
もたらされる。このとき、Cr:1.2〜3.2%、M
o:0.25〜2.0%を含有する機械構造用鋼にガス
浸炭またはガス浸炭窒化処理を施し、600〜750℃
の恒温保持温度に昇温するに際して、500〜650℃
の温度範囲を0.2〜30℃/minの昇温速度で加熱
し、その後Ac1変態温度以上、かつT(℃)(=67
5+120・Si(%)−27・Ni(%)+30・C
r(%)+215・Mo(%)−400・V(%))以
下に保持した後、急冷するようにしているので、微細な
M23C6型炭化物をむらなく均一に分散析出させるこ
とができ、水素脆性を生じることがなく、面疲労強度お
よび転動疲労寿命にさらに優れた耐高面圧部材を得るこ
とができるという極めて優れた効果がもたらされる。
び処理条件を示す図である。
び処理条件を示す図である。
るのに用いたスラスト試験片の形状を示す図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 ガス浸炭またはガス浸炭窒化処理による
表面C量が0.6〜1.5%であって、100℃から9
00℃までの加熱により放出される全水素量が0.2p
pm以下であることを特徴とする耐高面圧部材。 - 【請求項2】 表面C量を0.6〜1.5%に富化する
ガス浸炭またはガス浸炭窒化処理の後、減圧下において
Ac1変態温度以下の温度に保持し、引き続きAc1変
態温度以上に加熱保持した後、急冷することを特徴とす
る耐高面圧部材の製造方法。 - 【請求項3】 Cr:1.2〜3.2%、Mo:0.2
5〜2.0%を含有すると共に、ガス浸炭またはガス浸
炭窒化処理による表面C量が0.6〜1.5%である機
械構造用鋼からなり、少なくともCrを含む平均粒径
0.3μm以下のM23C6型炭化物が基地に分散して
おり、100℃から900℃までの加熱により放出され
る全水素量が0.2ppm以下であることを特徴とする
耐高面圧部材。 - 【請求項4】 Cr:1.2〜3.2%、Mo:0.2
5〜2.0%を含有する機械構造用鋼に、表面C量を
0.6〜1.5%に富化するガス浸炭またはガス浸炭窒
化処理を施した後、減圧下において500〜650℃の
温度範囲における昇温速度が0.2〜30℃/minと
なる速度で加熱して600〜750℃の温度に昇温し、
引き続き減圧下において当該温度に恒温保持したのち、
Ac1変態温度以上、かつT(℃)=675+120・
Si(%)−27・Ni(%)+30・Cr(%)+2
15・Mo(%)−400・V(%)以下の温度に加熱
保持して、急冷することを特徴とする耐高面圧部材の製
造方法。
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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