JP2002330528A - 電源分配ボックス - Google Patents

電源分配ボックス

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JP2002330528A
JP2002330528A JP2001132937A JP2001132937A JP2002330528A JP 2002330528 A JP2002330528 A JP 2002330528A JP 2001132937 A JP2001132937 A JP 2001132937A JP 2001132937 A JP2001132937 A JP 2001132937A JP 2002330528 A JP2002330528 A JP 2002330528A
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box
electric wire
distribution box
power
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JP2001132937A
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Takeshi Yomura
猛 余村
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リレーボックスの温度が上昇してしまうのを
抑制することができる電源分配ボックスを提供する。 【解決手段】 電源分配ボックス11は、電源線16a
を介してバッテリー101に電気的に直接接続されてい
る。また、電源分配ボックス11は、第1の電線16b
を介してリレーボックス103に電気的に接続されてい
る。さらに、電源分配ボックス11は、第2の電線16
cを介してPTCヒータ104に電気的に接続されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用電源分配回
路を構成する電源分配ボックスに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、バッテリーからの電流を各負
荷に分配するために、様々な回路が用いられている。
【0003】例えば、図8に示す従来の車両用電源分配
回路51は、バッテリー53、ジャンクションブロック
56、リレーボックス54及びPTCヒータ55を備え
ている。リレーボックス54には、電源を分配させるた
めの機能が持たされている。リレーボックス54は、電
源線58を介してバッテリー53に接続されている。リ
レーボックス54にはヒュージブルリンクが搭載されて
いる。リレーボックス54は、バッテリー53から入力
された電流をヒュージブルリンクを介して電線55a,
56aに分配させるようになっている。その結果、PT
Cヒータ55及びジャンクションブロック56に対して
給電が行われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、図8に示す
車両用電源分配回路51では、リレーボックス54から
負荷としてのPTCヒータ55に大電流が分配されるよ
うになっていた。そのため、ヒュージブルリンクが発熱
して過熱状態になってしまう可能性があった。その結
果、リレーボックス54内の温度が上昇し過ぎてしまう
ことにより、リレーボックス54が規格を満足できなく
なってしまうという問題があった。
【0005】本発明は上記の課題に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、リレーボックスの温度が上昇して
しまうのを抑制することができる電源分配ボックスを提
供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1に記載の発明では、電源線を介してバッ
テリーに電気的に直接接続されるとともに、負荷である
リレーボックスに対して第1の電線を介して電気的に接
続され、且つ大電流が流れる負荷に対して第2の電線を
介して電気的に接続されることを要旨とする。
【0007】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載の発明において、前記第2の電線の先端に設けられた
コネクタが嵌合されるコネクタハウジングと、同コネク
タハウジング内に一部が突出するバスバーとを備え、前
記バスバーには、前記第1の電線の先端に設けられた電
源接続端子がボルトを締結することによって固定される
とともに、前記電源線の先端に設けられた電源接続端子
がボルトを締結することによって固定されることを要旨
とする。
【0008】以下、本発明の「作用」について説明す
る。請求項1に記載の発明によると、電源分配ボックス
はバッテリーに直接接続されるため、バッテリーからの
電流はリレーボックスよりも前に電源分配ボックスに入
力される。リレーボックスには、電源分配ボックスで分
配された電流が入力されるため、リレーボックスに対し
て大電流が流れなくなる。よって、リレーボックス内に
設けられたヒュージブルリンクが発熱して過熱状態にな
ってしまうのが防止される。
【0009】また、電流は、電源分配ボックスから第1
の電線及び第2の電線に流れるようになっている。そし
て、リレーボックスは、大電流が流れる負荷に接続され
る第2の電源とは別の第1の電線を介して電源分配ボッ
クスに接続されている。そのため、大電流がリレーボッ
クスに流れてしまうのをより確実に防止することができ
る。従って、リレーボックスの温度が上昇してしまうの
を抑制することができる。
【0010】また、電源分配ボックスはリレーボックス
とは別体になっている。そのため、リレーボックスに電
流を分配するための構造を設ける必要がなくなり、電気
接続箱を作製するためのコストを低減させることができ
る。その上、車両が電流を分配する必要のない仕様であ
っても、電源分配ボックスを省略するだけで簡単に対応
させることができる。
【0011】さらに、電源分配ボックスが電源線を介し
てバッテリーに接続されるため、電源分配ボックスをバ
ッテリーから離間した状態に配置することができる。請
求項2に記載の発明によると、バスバーはコネクタハウ
ジング内に一部が突出している。そのため、コネクタハ
ウジング内に突出する部分を構成する部材と、バスバー
とを別に設ける必要がない。また、電源接続端子は、ボ
ルトを締結させることによって直接バスバーに固定され
るようになっている。ゆえに、電源分配ボックスを構成
する部品点数が削減される。よって、電源分配ボックス
の構造を簡略化することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した車両用
電源分配回路の一実施形態を図1〜図7に基づき詳細に
説明する。
【0013】図1に示すように、車両用電源分配回路1
00はバッテリー101を備えている。バッテリー10
1の−側端子105には、アース用電線106が接続さ
れている。また、バッテリー101の+側端子102に
は、電源線16aが接続されている。
【0014】また、図1に示すように、車両用電源分配
回路100は、第1分岐回路111と第2分岐回路11
2とを備えている。第1分岐回路111は、負荷として
のジャンクションブロック107及び負荷であるリレー
ボックス103を備えている。ジャンクションブロック
107及びリレーボックス103は、電線108によっ
て電気的に接続されている。尚、このリレーボックス1
03からはヒュージブルリンクが省略されている。ま
た、第2分岐回路112は、負荷としてのPTCヒータ
104を備えている。PTCヒータ104には、ジャン
クションブロック107及びリレーボックス103より
も大電流が流れるようになっている。
【0015】図1に示すように、バッテリー101と、
第1分岐回路111及び第2分岐回路112との間に
は、電源分配ボックス11が配設されている。具体的に
は、電源分配ボックス11は、バッテリー101と、リ
レーボックス103及びPTCヒータ104との間に配
設されている。尚、電源分配ボックス11からはヒュー
ズが省略されている。電源分配ボックス11は、電源線
16aを介してバッテリー101の+側端子102に電
気的に直接接続されている。また、電源分配ボックス1
1は、第1の電線16bを介してリレーボックス103
に電気的に接続されている。さらに、電源分配ボックス
11は、第2の電線16cを介してPTCヒータ104
に電気的に接続されている。本実施形態において、電源
分配ボックス11はリレーボックス103とは別体をな
している。電源分配ボックス11は、バッテリー101
からの電流を第1分岐回路111の第1の電線16bに
分配させるようになっている。その結果、リレーボック
ス103及びジャンクションブロック107に対して給
電が行われる。また、電源分配ボックス11は、バッテ
リー101からの電流を第2分岐回路112の第2の電
線16cに分配させるようになっている。その結果、P
TCヒータ104に対して給電が行われる。
【0016】次に、電源分配ボックス11の構成を説明
する。図2及び図6に示すように、電源分配ボックス1
1を構成するボックス本体12の側面12dには、ブラ
ケット嵌合部71が設けられている。ブラケット嵌合部
71には嵌合孔72が設けられている。嵌合孔72の内
側面には、舌片状の嵌合片73が一体形成されている。
嵌合片73の側面12dと向かい合う面には、嵌合突起
74が突設されている。嵌合孔72内には、車両に設け
られたブラケット81がボックス本体12の側面12e
側から挿通されるようになっている。このとき、嵌合片
73は、ブラケット81に押圧されることによって側面
12dとは反対側に撓むようになっている。そして、ブ
ラケット81に設けられた被嵌合孔82が嵌合突起74
に嵌合するようになっている。その結果、電源分配ボッ
クス11が車両に対して直接取り付けられる。
【0017】図2及び図3に示すように、ボックス本体
12の上面12bには、貫通孔44が複数箇所(本実施
形態において5箇所)に設けられている。各貫通孔44
内にはランス44aが設けられている。また、ボックス
本体12の上面12bには、防水リブ45が複数箇所
(本実施形態において5箇所)に設けられている。各防
水リブ45は、各貫通孔44の開口端縁を包囲するよう
になっている。また、ボックス本体12の上面12bに
は水溜まり部41が設けられている。水溜まり部41
は、上面12bにある水を溜めておくためのものであ
る。水溜まり部41を区画する壁部41aには、切欠部
42が形成されている。切欠部42はボックス本体12
の外部に開口している。切欠部42は、水溜まり部41
においてボックス本体12の側面12e側に配設されて
いる。切欠部42は、水溜まり部41に溜まった水をボ
ックス本体12の外部に排出するためのものである。本
実施形態において、切欠部42の深さは、水溜まり部4
1の深さと同一の大きさになっている。
【0018】また、ボックス本体12の側面12d,1
2f,12gには、嵌合部としてのオスロック19が設
けられている。各オスロック19は、側面12d,12
f,12gの下端部に設けられている。各オスロック1
9は鉤状をなしている。また、ボックス本体12の側面
12d,12fには、仮係止部としてのセミロック34
が設けられている。各セミロック34には、側面12
d,12fの下端部に設けられている。各セミロック3
4は、側面12d,12fに設けられた各オスロック1
9よりも側面12a側に配設されている。
【0019】図2に示すように、ボックス本体12の上
部には、カバー24を構成する上面カバー部21が第1
のヒンジ22を介して接続されている。上面カバー部2
1は、第1のヒンジ22を介して図7に示す矢印F1方
向に回動可能になっている。そのため、上面カバー部2
1は、ボックス本体12の上面12bを覆うようになっ
ている。図2に示すように、上面カバー部21の両側部
には第1壁21aが形成されている。各第1壁21aの
内側面は、上面カバー部21が上面12bを覆ったとき
に、ボックス本体12の外側面に当接するようになって
いる。一方の第1壁21aには案内板46が設けられて
いる。案内板46の一辺は、略弧状に形成されている。
このとき、案内板46は前記壁部41aの外側面に当接
して、カバー24を案内するようになっている。そし
て、案内板46は、前記切欠部42の大部分を覆うよう
になっている。
【0020】また、上面カバー部21には、カバー24
を構成する側面カバー部23が接続されている。上面カ
バー部21及び側面カバー部23は、互いに直交した状
態に接続されている。上面カバー部21と側面カバー部
23との接続部分は、上面カバー部21において第1の
ヒンジ22が接続される部分とは反対側に位置してい
る。側面カバー部23は、上面カバー部21が矢印F1
方向に回動したときに、ボックス本体12の側面12a
を覆うようになっている。また、側面カバー部23の両
側部には第2壁23aが形成されている。各第2壁23
aは、各第1壁21aに直交した状態に接続されてい
る。各第2壁23aの内側面は、側面カバー部23が側
面12aを覆ったときに、ボックス本体12の外側面に
当接するようになっている。各第2壁23aの一端には
被係止部33が設けられている。換言すると、各被係止
部33は、側面カバー部23の先端部両側方に設けられ
ている。各被係止部33は、側面カバー部23がボック
ス本体12の側面12aを覆ったときに前記各セミロッ
ク34に仮係止されるようになっている。
【0021】また、側面カバー部23の先端には、カバ
ー24を構成する底面カバー部25が第2のヒンジ26
を介して接続されている。底面カバー部25は、第2の
ヒンジ26を介して図7に示す矢印F2方向に回動可能
になっている。そのため、底面カバー部25は、ボック
ス本体12の下面12cを覆うようになっている。図2
に示すように、側面カバー部23と底面カバー部25と
の接続部分は、側面カバー部23において上面カバー部
21に接続される部分とは反対側に位置している。底面
カバー部25には、略U字状をなす電線挿通部25aが
2箇所に切欠形成されている。底面カバー部25がボッ
クス本体12の下面12cを覆ったとき、各電線挿通部
25aには前記電源線16a及び前記第1の電線16b
が挿通されるようになっている。また、底面カバー部2
5の外周縁には、被嵌合部としてのメスロック27が3
箇所に設けられている。各メスロック27は、底面カバ
ー部25の先端と底面カバー部25の両側部にそれぞれ
設けられている。各メスロック27は略U字状をなし、
底面カバー部25がボックス本体12の下面12cを覆
ったときに前記各オスロック19に嵌合されるようにな
っている。それにより、底面カバー部25がボックス本
体12に固定される。
【0022】図2及び図5に示すように、ボックス本体
12には、コネクタハウジング20が設けられている。
コネクタハウジング20は、ボックス本体12の下面1
2cにおいて開口している。コネクタハウジング20の
開口方向は、嵌合孔72に前記ブラケット81が挿通さ
れる方向と直交している。コネクタハウジング20に
は、図示しないコネクタが嵌合されるようになってい
る。コネクタには、前記第2分岐回路112の前記第2
の電線16cの先端部分が接続されるようになってい
る。第2の電線16cは、ブラケット81の挿通方向と
は直交する方向に延出されている。
【0023】また、図4及び図5に示すように、ボック
ス本体12の側面12aには、端子収容部13が設けら
れている。端子収容部13にはバスバー15が収容され
ている。図4に示すように、バスバー15は、導電性金
属板を略L字状に折り曲げることによって形成されてい
る。バスバー15は、前記各ランス44aに係合するこ
とによってボックス本体12に固定されるようになって
いる。バスバー15は、コネクタ接続部15b及び端子
接続部15aを備えている。コネクタ接続部15bは前
記コネクタハウジング20内に突出するようになってい
る。コネクタ接続部15bにはコネクタが外嵌されるよ
うになっている。また、端子接続部15aは端子収容部
13内に配設されている。端子接続部15aには、図5
に示すボルト挿通孔31が2箇所に設けられている。
【0024】図2及び図5に示すように、バスバー15
には電源接続端子14が2箇所に取り付けられるように
なっている。各電源接続端子14は、導電性金属板を折
り曲げることによって形成されている。各電源接続端子
14は、圧着部32及びボルト挿通孔32aを備えてい
る。各圧着部32には、前記電源線16a及び前記第1
の電線16bの先端部分が接続されている。電源線16
a及び第1の電線16bは、ボックス本体12の下面1
2c側から延出されている。電源線16a及び第1の電
線16bは、前記コネクタに接続された第2の電線16
cと同一方向に延出されている。電源線16a及び第1
の電線16bは、前記ブラケット81の挿通方向とは直
交する方向に延出されている。また、各ボルト挿通孔3
2aは、バスバー15に設けられたボルト挿通孔31に
対応するようになっている。そのため、各電源接続端子
14をバスバー15に重ね合わせると、各ボルト挿通孔
31,32aにボルト17が挿通可能になる。そして、
各ボルト17をボックス本体12内に埋設されたナット
18に締結させることにより、各電源接続端子14がバ
スバー15に固定される。
【0025】次に、バッテリー101からの電流を各負
荷に分配する方法を説明する。まず、バッテリー101
からの電流が、電源線16aを介して電源分配ボックス
11内に給電される。そして、この電流は、電源接続端
子14及びバスバー15を介して第1の電線16b及び
第2の電線16cに分配される。その結果、電流が第1
の電線16bを介して第1分岐回路111のリレーボッ
クス103に給電された後、ジャンクションブロック1
07に給電される。それとともに、第1分岐回路111
に給電された電流よりも大電流が、第2分岐回路112
のPTCヒータ104に給電される。その結果、PTC
ヒータ104が作動される。
【0026】従って、本実施形態によれば以下のような
効果を得ることができる。 (1)電源分配ボックス11は電源線16aを介してバ
ッテリー101に直接接続されるため、バッテリー10
1からの電流はリレーボックス103よりも前に電源分
配ボックス11に入力される。そして、バッテリー10
1からの電流は、電源分配ボックス11で分配される。
その結果、リレーボックス103及びPTCヒータ10
4には、それぞれ電源分配ボックス11で分配された電
流が入力されるようになる。そのため、リレーボックス
103に対して大電流が流れてしまうのが防止される。
よって、リレーボックス103内に設けられたヒュージ
ブルリンクが発熱して過熱状態になってしまうのが防止
される。従って、リレーボックス103の温度が上昇し
てしまうのを抑制することができる。
【0027】また、電源分配ボックス11はリレーボッ
クス103とは別体になっている。そのため、リレーボ
ックス103に電流を分配するための構造を設ける必要
がなくなり、リレーボックス103を作製するためのコ
ストを低減させることができる。その上、車両が電流を
分配する必要のない仕様であっても、電源分配ボックス
11を省略するだけで簡単に対応させることができる。
【0028】さらに、電源分配ボックス11が電源線1
6aを介してバッテリー101に接続される。この電源
線16aは自由に曲がるため、電源分配ボックス11の
位置や向きを自由に設定することができる。即ち、電源
分配ボックス11をバッテリー101から離間した状態
に配置することができる。
【0029】(2)電流は、電源分配ボックス11から
第1の電線16b及び第2の電線16cに流れるように
なっている。そして、リレーボックス103は、同リレ
ーボックス103よりも大電流が流れるPTCヒータ1
04に接続された第2の電線16cとは別の第1の電線
16bを介して電源分配ボックス11に接続されてい
る。そのため、電流が電源分配ボックス11に入力され
ると、電流は第1の電線16bと第2の電線16cに確
実に分配される。よって、大電流がリレーボックス10
3に流れてしまうのをより確実に防止することができ
る。ゆえに、リレーボックス103の温度が上昇してし
まうのをより確実に抑制することができる。
【0030】(3)バスバー15はコネクタハウジング
20内に一部が突出している。そのため、コネクタハウ
ジング20内に突出する部分を構成する部材と、バスバ
ー15とを別に設ける必要がない。また、電源接続端子
14は、ボルト17を締結させることによって直接バス
バー15に固定されるようになっている。ゆえに、電源
分配ボックス11を構成する部品点数が削減される。よ
って、電源分配ボックス11の構造を簡略化することが
できる。
【0031】(4)PTCヒータ104を取り外すため
にコネクタハウジング20からコネクタを取り外して
も、電源線16aと第1の電線16bとが電源接続端子
14及びバスバー15を介して電気的に接続されたまま
の状態に維持される。ゆえに、リレーボックス103及
びジャンクションブロック107の導電状態が維持され
る。そのため、車両がPTCヒータ104を必要としな
い仕様であっても簡単に対応させることができる。
【0032】なお、本発明の実施形態は以下のように変
更してもよい。 ・電源線16a及び第1の電線16bを、電源接続端子
14に接続する代わりにコネクタに接続し、各コネクタ
を対応するコネクタハウジング20に嵌合させるように
してもよい。また、第2の電線16cをコネクタに接続
する代わりに電源接続端子14に接続し、その電源接続
端子14をバスバー15に固定するようにしてもよい。
【0033】・前記実施形態において、電源接続端子1
4を省略して、電源線16a及び第1の電線16bをバ
スバー15に直接ハンダ付けすることにより、電源線1
6a及び第1の電線16bをバスバー15に固定するよ
うにしてもよい。
【0034】・前記実施形態では、電源接続端子14
は、ボルト17を締結することによってバスバー15に
固定されていた。その代わりに、電源接続端子14を、
リベット等の他の部材を用いてバスバー15に固定する
ようにしてもよいし、溶接を行うことによってバスバー
15に固定してもよい。
【0035】次に、上記実施形態及び別例によって把握
される技術的思想を以下に列挙する。 (1)請求項1または2において、大電流が流れる前記
負荷はPTCヒータであることを特徴とする電源分配ボ
ックス。
【0036】(2)ヒュージブルリンクが設けられず、
電源線を介してバッテリーに電気的に直接接続されると
ともに、リレーボックスに対して第1の電線を介して電
気的に接続され、且つ大電流が流れる負荷に対して第2
の電線を介して電気的に接続されることを特徴とする電
源分配ボックス。
【0037】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1に記載の
発明によれば、リレーボックスの温度が上昇してしまう
のを抑制することができる。また、リレーボックスを作
製するためのコストを低減させることができる。
【0038】請求項2に記載の発明によれば、電源分配
ボックスの構造を簡略化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施形態における車両用電源分配回路の回
路図。
【図2】 電源分配ボックスを示す全体斜視図。
【図3】 電源分配ボックスの上面図。
【図4】 電源分配ボックスの裏面図。
【図5】 図4のA−A線断面図。
【図6】 電源分配ボックスの側面図。
【図7】 カバーがボックス本体に取り付けられる前後
の状態を示す側面図。
【図8】 従来技術における車両用電源分配回路の回路
図。
【符号の説明】
11…電源分配ボックス、14…電源接続端子、15…
バスバー、16a…電源線、16b…第1の電線、16
c…第2の電線、17…ボルト、20…コネクタハウジ
ング、100…車両用電源分配回路、101…バッテリ
ー、103…リレーボックス、104…負荷としてのP
TCヒータ、107…負荷としてのジャンクションブロ
ック。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電源線を介してバッテリーに電気的に直接
    接続されるとともに、負荷であるリレーボックスに対し
    て第1の電線を介して電気的に接続され、且つ大電流が
    流れる負荷に対して第2の電線を介して電気的に接続さ
    れることを特徴とする電源分配ボックス。
  2. 【請求項2】前記第2の電線の先端に設けられたコネク
    タが嵌合されるコネクタハウジングと、同コネクタハウ
    ジング内に一部が突出するバスバーとを備え、前記バス
    バーには、前記第1の電線の先端に設けられた電源接続
    端子がボルトを締結することによって固定されるととも
    に、前記電源線の先端に設けられた電源接続端子がボル
    トを締結することによって固定されることを特徴とする
    請求項1に記載の電源分配ボックス。
JP2001132937A 2001-04-27 2001-04-27 電源分配ボックス Pending JP2002330528A (ja)

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JP2020170633A (ja) * 2019-04-03 2020-10-15 矢崎総業株式会社 コネクタハウジング、及び、コネクタハウジング付き電線

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