JP2000069648A - ジョイントコネクタ付電気接続箱におけるジョイント吸収用バスバーの固定構造 - Google Patents

ジョイントコネクタ付電気接続箱におけるジョイント吸収用バスバーの固定構造

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JP2000069648A
JP2000069648A JP10232916A JP23291698A JP2000069648A JP 2000069648 A JP2000069648 A JP 2000069648A JP 10232916 A JP10232916 A JP 10232916A JP 23291698 A JP23291698 A JP 23291698A JP 2000069648 A JP2000069648 A JP 2000069648A
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bus bar
absorbing
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Tomohiro Sugiura
智宏 杉浦
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ジョイントコネクタ付電気接続箱におけるジ
ョイント吸収用バスバーの確実な固定を成し得る固定構
造を提供する。 【解決手段】 ジョイント吸収用バスバー31とケーシ
ング23の一壁に形成されたキャビティ30(図2参
照)とを有するジョイントコネクタ33(図3参照)を
備えたリレーボックス21のジョイント吸収用バスバー
31に対する固定構造は、キャビティ30(図2参照)
とケーシング23に搭載されるCU27との間に、基板
部31aの端部が当接可能となるジョイント吸収用バス
バー31の挿着部32を形成し、その挿着部32とCU
27とでジョイント吸収用バスバー31を固定する構造
を採用している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ジョイント吸収用
バスバーを有するジョイントコネクタを設けた電気接続
箱のジョイント吸収用バスバーの固定の際に、電気接続
箱に搭載される搭載部品を用いたジョイント吸収用バス
バーの固定構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4中の引用符号1は従来より用いられ
ているジョイントコネクタ付の電気接続箱を示してい
る。その電気接続箱1は、メインカバー2及び図示しな
いアンダーカバー内に配線板3(図5参照)を収容して
成り、メインカバー2は複数のヒューズ4に対するヒュ
ーズ用キャビティ5と図示しないワイヤーハーネスの端
末に設けられるコネクタを接続するための複数のコネク
タ用キャビティ6とを備えている。
【0003】また、メインカバー2には、複数本の電線
間の短絡或いは1個の電源からの複数の負荷配線を取り
出すためのジョイント吸収用バスバー7、7とキャビテ
ィ8とから成るジョイントコネクタ9が設けられてい
る。
【0004】ジョイント吸収用バスバー7、7は、図5
に示される如く、それぞれ基板部10に複数の雄端子1
1を所定間隔で櫛歯状に連成しており、メインカバー2
の内外にわたって形成されたキャビティ8の底壁12
(図6参照)の端子挿入部13に複数の雄端子11を外
方に突出させるようメインカバー2の内側から外側に向
けて挿着されるようになっている。
【0005】一方、配線板3は、所望のパターンを有す
る複数のバスバー14(図5においては1つのみ図示)
と絶縁基板15、15′とを重ね合わせて構成されてお
り、キャビティ8の下方に位置する部分にはジョイント
吸収用バスバー7、7に対する支持用のリブ16、16
がバスバー14に沿って設けられている。
【0006】そして、キャビティ8にジョイント吸収用
バスバー7、7を挿着してメインカバー2を図示しない
アンダーカバーに係合させると、ジョイント吸収用バス
バー7、7の各基板部10、10は、図6に示される如
く、配線板3のリブ16、16に支持され、そのジョイ
ント吸収用バスバー7、7の脱落が防止される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術にあって
は、図6に示されるように、ジョイント吸収用バスバー
7、7をメインカバー2の内側から外側に向けて挿着
し、そのジョイント吸収用バスバー7、7を配線板3の
リブ16、16で支持するような固定構造になってい
る。そして、接続相手側となるコネクタ17をジョイン
トコネクタ9に接続すると、その接続相手側のコネクタ
17の図示しない雌端子によって、ジョイント吸収用バ
スバー7、7の複数の雄端子11の先端に矢線Pで示さ
れる圧縮力が加わることになる。
【0008】ところが、その圧縮力が過大に雄端子11
にかかると、各基板部10、10がリブ16、16を押
しつぶして外れ落ち、最悪の場合には、バスバー14と
接触する恐れがある。
【0009】この対策としては、上述した端子挿入部1
3を逆方向、即ちキャビティ8の底壁12にメインカバ
ー2の外側から内側に向けて凹状に凹ませた有底の端子
挿入部を形成し、その凹んだ内部側壁にランスロック等
の端子係止手段を設けてジョイント吸収用バスバー7、
7をメインカバー2の外側から圧入する固定構造が考え
られる。
【0010】このような固定構造であれば、前記端子挿
入部の底がストッパとなり、さらには、端子係止手段が
ジョイント吸収用バスバー7、7を固定するので、上述
のような事態を引き起こすことはない。
【0011】しかし、接続されたコネクタを非常に大き
な力、即ち勢いよく取り外した場合には、その離脱力に
対して端子係止手段が負け、ジョイント吸収用バスバー
が前記端子挿入部から抜けてしまう可能性がある。
【0012】従って、上述のことから、ジョイント吸収
用バスバーの固定構造に対する改善の余地があると言わ
ざるを得ない。
【0013】本発明は、上述した事情に鑑み、ジョイン
トコネクタ付電気接続箱におけるジョイント吸収用バス
バーの確実な固定を成し得る固定構造を提供することを
課題とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
なされた請求項1記載の本発明のジョイントコネクタ付
電気接続箱におけるジョイント吸収用バスバーの固定構
造は、複数の端子を基板部の一側に形成したジョイント
吸収用バスバーと、電気接続箱を構成するケーシングの
一壁に形成されたキャビティとを有するジョイントコネ
クタを備えた前記電気接続箱の前記ジョイント吸収用バ
スバーに対する固定構造であって、前記キャビティと前
記ケーシングの前記一壁に対向する他壁に搭載される搭
載部品との間に、前記基板部の前記一側に対する他側が
前記搭載部品に当接可能となる前記ジョイント吸収用バ
スバーの挿着部を形成し、該挿着部と前記搭載部品とで
前記ジョイント吸収用バスバーを固定することを特徴と
している。
【0015】上記構成において、ジョイント吸収用バス
バーの固定構造は、複数の端子を基板部の一側に形成し
たジョイント吸収用バスバーと、電気接続箱を構成する
ケーシングの一壁に形成されたキャビティとを有するジ
ョイントコネクタを備えた電気接続箱のジョイント吸収
用バスバーに対する固定構造であって、キャビティとケ
ーシングの一壁に対向する他壁に搭載される搭載部品と
の間に、基板部の一側に対する他側が搭載部品に当接可
能となるジョイント吸収用バスバーの挿着部を形成し、
その挿着部と搭載部品とでジョイント吸収用バスバーを
固定する構造を採用している。このような固定構造を採
用し、ジョイントコネクタに相手側コネクタが嵌合する
と、ジョイント吸収用バスバーの端子に相手側コネクタ
からの力がかかり、その力を挿着部及び搭載部品で受け
ることになる。そして、特に搭載部品によりジョイント
吸収用バスバーの移動が規制され、相手側コネクタとジ
ョイント吸収用バスバーとの接続が正常に行われる。ま
た、搭載部品がケーシングに搭載される前に相手側コネ
クタがジョイントコネクタに嵌合し、仮にジョイント吸
収用バスバーが前記力によって挿着部の所定位置から移
動してしまったりしても、その後搭載される搭載部品に
ジョイント吸収用バスバーの基板部の前記他側が当接す
ることになるので、ジョイント吸収用バスバーが前記所
定位置に押し戻され、上述同様、相手側コネクタとジョ
イント吸収用バスバーとの接続が正常に行われることに
なる。従って、ジョイントコネクタ付電気接続箱におけ
るジョイント吸収用バスバーの確実な固定を成し得る固
定構造を提供することができる。
【0016】請求項2記載の本発明のジョイントコネク
タ付電気接続箱におけるジョイント吸収用バスバーの固
定構造は、請求項1に記載のジョイントコネクタ付電気
接続箱におけるジョイント吸収用バスバーの固定構造に
おいて、前記キャビティの底壁が前記ジョイント吸収用
バスバーの挿着の際の前記一側に対するストッパとなる
よう前記挿着部を構成することを特徴としている。
【0017】上記構成において、キャビティの底壁がジ
ョイント吸収用バスバーの挿着の際の前記一側に対する
ストッパとなるよう挿着部を構成している。このような
構成にすることで、ジョイントコネクタに嵌合した相手
側コネクタを、仮に勢いよく取り外したとしても、ジョ
イント吸収用バスバーの前記一側が底壁によって動きを
規制されることになり、外れてしまうことはない。従っ
て、ジョイントコネクタ付電気接続箱におけるジョイン
ト吸収用バスバーの確実な固定を成し得る固定構造を提
供することができる。
【0018】請求項3記載の本発明のジョイントコネク
タ付電気接続箱におけるジョイント吸収用バスバーの固
定構造は、請求項1又は請求項2に記載のジョイントコ
ネクタ付電気接続箱におけるジョイント吸収用バスバー
の固定構造において、前記挿着部を前記ケーシングの前
記他壁に一体に形成することを特徴としている。
【0019】上記構成において、挿着部をケーシングの
前記他壁に一体に形成している。搭載部品は、上述の如
く、ケーシングに搭載されるので、そのケーシングに挿
着部を一体に形成することは搭載部品との位置ズレを防
ぐことになる。従って、ジョイントコネクタ付電気接続
箱におけるジョイント吸収用バスバーの確実な固定を成
し得る固定構造を提供することができる。
【0020】請求項4記載の本発明のジョイントコネク
タ付電気接続箱におけるジョイント吸収用バスバーの固
定構造は、請求項1ないし請求項3いずれか記載のジョ
イントコネクタ付電気接続箱におけるジョイント吸収用
バスバーの固定構造において、前記搭載部品に、前記ジ
ョイントコネクタと嵌合する相手側コネクタの嵌合方向
と同じ方向の動きを規制するロック手段を設けることを
特徴としている。
【0021】上記構成において、搭載部品に、ジョイン
トコネクタと嵌合する相手側コネクタの嵌合方向と同じ
方向の動きを規制するロック手段を設けている。従っ
て、ジョイント吸収用バスバーを介して受ける相手側コ
ネクタからの前記力に対して、より対抗することができ
るようになるため、ジョイントコネクタ付電気接続箱に
おけるジョイント吸収用バスバーの確実な固定を成し得
る固定構造を提供することができる。
【0022】請求項5記載の本発明のジョイントコネク
タ付電気接続箱におけるジョイント吸収用バスバーの固
定構造は、請求項1ないし請求項4いずれか記載のジョ
イントコネクタ付電気接続箱におけるジョイント吸収用
バスバーの固定構造において、前記搭載部品は少なくと
も前記ジョイント吸収用バスバーの前記他側が当接する
だけの平面を有する電子ユニットであることを特徴とし
ている。
【0023】上記構成において、搭載部品は少なくとも
ジョイント吸収用バスバーの前記他側が当接するだけの
平面を有する電子ユニットである。電子ユニットは一般
的に電気接続箱に対する占有部分大きく、また、ケーシ
ングに対する当接面も他の搭載部品に比べて十分に広
い。しかし、その当接面の殆どはケーシングと当接する
だけであることから、ジョイント吸収用バスバーをその
当接面に当接させるようにすることは、これまで使わな
かった部分を有効に利用することになる。また、電子ユ
ニットの自重をジョイント吸収用バスバーの固定に利用
することにもなる。従って、ジョイントコネクタ付電気
接続箱におけるジョイント吸収用バスバーの確実な固定
を成し得る固定構造を提供することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の一
実施の形態を説明する。図1は本発明のジョイントコネ
クタ付電気接続箱におけるジョイント吸収用バスバーの
固定構造の一実施の形態を示すリレーボックスの斜視図
である。また、図2は図1の挿着部の断面図を示してい
る。尚、上記の如く、ジョイントコネクタ付電気接続箱
の一例としてジョイントコネクタを備えたリレーボック
ス(これに限るものではない)を用い、このリレーボッ
クスにおけるジョイント吸収用バスバーの固定構造につ
いて以下で説明することにする。
【0025】先ず、図1を参照しながら構成を説明す
る。引用符号21は車両のエンジンルームに搭載される
リレーボックスを示しており、そのリレーボックス21
は、箱本体22と図示しない上下カバーとを備えて構成
されている。
【0026】上記箱本体22は、絶縁性の合成樹脂材料
から成るケーシング23を有しており、そのケーシング
23の上壁23a(図1に付される符号を正規に見た場
合の上下方向に対する上方側を上壁23aとする。ま
た、特許請求の範囲に記載した他壁に相当する。)の図
1に対して奥側部分には、図示しないリレーに対するキ
ャビティ24、図示しないヒューズに対するキャビティ
25、及び図示しないヒュージブルリンクに対するキャ
ビティ26がそれぞれ複数形成されている。
【0027】また、上壁23aの前記奥側部分に対する
手前側部分には、略直方体状のケーシング27aにより
図示しない複数の回路を内部に収容したコントロール・
ユニット27(以下、単にCUと略記する。また、特許
請求の範囲に記載した搭載部品及び電子ユニットに相当
する。)を搭載するための搭載部28が形成されてい
る。
【0028】さらにまた、搭載部28の逆側になるケー
シング23の下壁23b(特許請求の範囲に記載した一
壁に相当)には、ロッキングアーム29a(図3参照)
を有する(相手側)コネクタ29のハウジング29bを
嵌合するためのキャビティ30(図2参照)が形成され
ている。
【0029】上記CU27は、既知構成であるので詳し
い説明は省略するが、ケーシング27aの長手方向とな
る両側壁には、図1に示される如くの形状に形成された
係合部27b、27b(一方のみ図示。特許請求の範囲
に記載したロック手段に相当。)が設けられており、下
壁27c(図1に付される符号を正規に見た場合の上下
方向に対する下側を下壁27cとする。また、平面状に
形成されている。)には、搭載部28との電気的接続が
なされるコネクタ27d、27dが形成されている。
【0030】上記搭載部28には、CU27の下壁27
cが当接する当接面28aと、上記コネクタ27d、2
7dが挿着、保持されるコネクタ28b、28bとが形
成されており、そのコネクタ28b、28b間には、上
記コネクタ29の図示しない端子と電気的な接続がなさ
れるジョイント吸収用バスバー31、31を圧入、挿着
するための挿着部32、32が二列に並んで形成されて
いる。
【0031】また、搭載部28には、CU27の係合部
27b、27b(一方のみ図示)と係合する略爪状の係
止突起28c、28cが凹部28d、28dに設けられ
ている。
【0032】上記ジョイント吸収用バスバー31は、良
導電性金属板からプレス加工により製造されたものであ
って、平面視略長方形状の基板部31aを有しており、
その基板部31aには、一側に平面視略タブ形状に形成
された複数(図1においては3つ。この数に限定される
ものではない。)の雄端子31b(特許請求の範囲に記
載した端子に相当)が所定間隔で櫛歯状に形成されてい
る。
【0033】尚、ジョイント吸収用バスバー31と上記
キャビティ30(図2参照)とでジョイントコネクタ3
3を構成している(図3参照)。
【0034】上記挿着部32は、図2に示される如く、
上記ジョイント吸収用バスバー31の基板部31aが挿
着される基板収容部32aと、各雄端子31bがそれぞ
れ挿通される3つの端子挿通孔32bとを備えて構成さ
れており、上壁23aとキャビティ30との間、言い換
えればCU27(図1参照)とキャビティ30とに挟ま
れる位置に挿着部32が設けられている。
【0035】また、挿着部32は、上記ジョイント吸収
用バスバー31を上壁23a側から挿着できるように、
その上壁23aを開口して基板収容部32aを形成して
おり(上壁23aと別体で形成することも可能)、キャ
ビティ30の底壁30aが基板部31aの前記一側に対
するストッパの役目を果たすようになっている。
【0036】尚、図1に示される引用符号34は、前記
図示しない上カバーに対する係合部、35は同じく前記
図示しない下カバーに対する係合部を示している。さら
にまた、36、37は図示しないエンジンルームに取り
付けるための取付フランジを示している。
【0037】上記構成において、ジョイント吸収用バス
バー31の固定構造は、図3に示される如く、ジョイン
ト吸収用バスバー31を挿着部32へ圧入してジョイン
トコネクタ33を構成するとともに、基板部31aの前
記一側に対向する他側をCU27の下壁27cに当接可
能としてコネクタ29の嵌合方向と同じ方向の動きを規
制することにより、ジョイント吸収用バスバー31を固
定する構造になっている。
【0038】以下、図3を参照しながら、その作用につ
いて説明する。先ず、ジョイントコネクタ33にコネク
タ29が嵌合すると、ジョイント吸収用バスバー31の
雄端子31bにコネクタ29からの力がかかり、その力
を挿着部32及びCU27で受ける。そして、特にCU
27によりジョイント吸収用バスバー31の移動が規制
され、コネクタ29とジョイント吸収用バスバー31と
の正常な接続が行われる。
【0039】尚、CU27がケーシング23(図1参
照)に搭載される前に、コネクタ29がジョイントコネ
クタ33に嵌合し、仮にジョイント吸収用バスバー31
が前記力によって挿着部32の所定位置から移動してし
まったりしても、その後搭載されるCU27の下壁27
cにジョイント吸収用バスバー31の基板部31aの前
記他側が当接することになるので、ジョイント吸収用バ
スバー31が前記所定位置に押し戻され、上述同様、コ
ネクタ29とジョイント吸収用バスバー31との正常な
接続が行われる。
【0040】以上、図1ないし図3を参照しながら説明
したように、ジョイント吸収用バスバー31の確実な固
定を成し得る固定構造を提供することができることにな
る。
【0041】また、キャビティ30の底壁30aがジョ
イント吸収用バスバー31の挿着の際の前記一側に対す
るストッパとなっているので、ジョイントコネクタ33
に嵌合したコネクタ29を、仮に勢いよく取り外したと
しても、ジョイント吸収用バスバー31の前記一側が底
壁30aによって動きを規制されることになり、外れて
しまうことはない。
【0042】さらにまた、挿着部32をケーシング23
に一体に形成しているので、CU27との位置ズレを起
こすことはなく、ジョイント吸収用バスバー31を常に
安定した状態で固定することができる。
【0043】また、CU27は、係合部27b、27b
(図1参照、一方のみ図示)の係合によって強固に固定
されているので、ジョイント吸収用バスバー31を介し
て受けるコネクタ29からの前記力に対して、より対抗
することができ、CU27が動いてしまうことはない。
【0044】さらに、ジョイント吸収用バスバー31を
CU27に当接させるようにすることは、これまで使わ
なかった下壁27cを有効に利用することになる。ま
た、その自重をジョイント吸収用バスバー31の固定に
利用することにもなる。
【0045】尚、上述のような固定構造にすれば、ジョ
イント吸収用バスバー31に対するランスロック(不図
示)を挿着部32に設けなくとも十分な固定が実現で
き、製造性の面でも貢献することになる。
【0046】その他、本発明は本発明の主旨を変えない
範囲で種々変更実施可能なことは勿論である。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載さ
れた本発明によれば、ジョイント吸収用バスバーの固定
構造は、複数の端子を基板部の一側に形成したジョイン
ト吸収用バスバーと、電気接続箱を構成するケーシング
の一壁に形成されたキャビティとを有するジョイントコ
ネクタを備えた電気接続箱のジョイント吸収用バスバー
に対する固定構造であって、キャビティとケーシングの
一壁に対向する他壁に搭載される搭載部品との間に、基
板部の一側に対する他側が搭載部品に当接可能となるジ
ョイント吸収用バスバーの挿着部を形成し、その挿着部
と搭載部品とでジョイント吸収用バスバーを固定する構
造を採用している。このような固定構造を採用し、ジョ
イントコネクタに相手側コネクタが嵌合すると、ジョイ
ント吸収用バスバーの端子に相手側コネクタからの力が
かかり、その力を挿着部及び搭載部品で受けることにな
る。そして、特に搭載部品によりジョイント吸収用バス
バーの移動が規制され、相手側コネクタとジョイント吸
収用バスバーとの接続が正常に行われる。また、搭載部
品がケーシングに搭載される前に相手側コネクタがジョ
イントコネクタに嵌合し、仮にジョイント吸収用バスバ
ーが前記力によって挿着部の所定位置から移動してしま
ったりしても、その後搭載される搭載部品にジョイント
吸収用バスバーの基板部の前記他側が当接することにな
るので、ジョイント吸収用バスバーが前記所定位置に押
し戻され、上述同様、相手側コネクタとジョイント吸収
用バスバーとの接続が正常に行われることになる。従っ
て、ジョイントコネクタ付電気接続箱におけるジョイン
ト吸収用バスバーの確実な固定を成し得る固定構造を提
供することができるという効果を奏する。
【0048】請求項2に記載された本発明によれば、キ
ャビティの底壁がジョイント吸収用バスバーの挿着の際
の前記一側に対するストッパとなるよう挿着部を構成し
ている。このような構成にすることで、ジョイントコネ
クタに嵌合した相手側コネクタを、仮に勢いよく取り外
したとしても、ジョイント吸収用バスバーの前記一側が
底壁によって動きを規制されることになり、外れてしま
うことはない。従って、ジョイントコネクタ付電気接続
箱におけるジョイント吸収用バスバーの確実な固定を成
し得る固定構造を提供することができるという効果を奏
する。
【0049】請求項3に記載された本発明によれば、挿
着部をケーシングの前記他壁に一体に形成している。搭
載部品は、上述の如く、ケーシングに搭載されるので、
そのケーシングに挿着部を一体に形成することは搭載部
品との位置ズレを防ぐことになる。従って、ジョイント
コネクタ付電気接続箱におけるジョイント吸収用バスバ
ーの確実な固定を成し得る固定構造を提供することがで
きるという効果を奏する。
【0050】請求項4に記載された本発明によれば、搭
載部品に、ジョイントコネクタと嵌合する相手側コネク
タの嵌合方向と同じ方向の動きを規制するロック手段を
設けている。従って、ジョイント吸収用バスバーを介し
て受ける相手側コネクタからの前記力に対して、より対
抗することができるようになるため、ジョイントコネク
タ付電気接続箱におけるジョイント吸収用バスバーの確
実な固定を成し得る固定構造を提供することができると
いう効果を奏する。
【0051】請求項5に記載された本発明によれば、搭
載部品は少なくともジョイント吸収用バスバーの前記他
側が当接するだけの平面を有する電子ユニットである。
電子ユニットは一般的に電気接続箱に対する占有部分大
きく、また、ケーシングに対する当接面も他の搭載部品
に比べて十分に広い。しかし、その当接面の殆どはケー
シングと当接するだけであることから、ジョイント吸収
用バスバーをその当接面に当接させるようにすること
は、これまで使わなかった部分を有効に利用することに
なる。また、電子ユニットの自重をジョイント吸収用バ
スバーの固定に利用することにもなる。従って、ジョイ
ントコネクタ付電気接続箱におけるジョイント吸収用バ
スバーの確実な固定を成し得る固定構造を提供すること
ができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるジョイントコネクタ付電気接続箱
におけるジョイント吸収用バスバーの固定構造の一実施
の形態を示すリレーボックスの斜視図である。
【図2】図1の挿着部の断面図である。
【図3】図1の挿着部の断面部分を用いてジョイント吸
収用バスバーの固定構造の作用を説明する説明図であ
る。
【図4】従来例の電気接続箱の平面図である。
【図5】図4のジョイントコネクタ部分の分解斜視図で
ある。
【図6】図4のA−A線断面図である。
【符号の説明】
21 リレーボックス(電気接続箱) 22 箱本体 23 ケーシング 27 コントロール・ユニット(搭載部品、電子
ユニット) 30 キャビティ 31 ジョイント吸収用バスバー 32 挿着部 33 ジョイントコネクタ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の端子を基板部の一側に形成したジ
    ョイント吸収用バスバーと、電気接続箱を構成するケー
    シングの一壁に形成されたキャビティとを有するジョイ
    ントコネクタを備えた前記電気接続箱の前記ジョイント
    吸収用バスバーに対する固定構造であって、 前記キャビティと前記ケーシングの前記一壁に対向する
    他壁に搭載される搭載部品との間に、前記基板部の前記
    一側に対する他側が前記搭載部品に当接可能となる前記
    ジョイント吸収用バスバーの挿着部を形成し、 該挿着部と前記搭載部品とで前記ジョイント吸収用バス
    バーを固定することを特徴とするジョイントコネクタ付
    電気接続箱におけるジョイント吸収用バスバーの固定構
    造。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のジョイントコネクタ付
    電気接続箱におけるジョイント吸収用バスバーの固定構
    造において、 前記キャビティの底壁が前記ジョイント吸収用バスバー
    の挿着の際の前記一側に対するストッパとなるよう前記
    挿着部を構成することを特徴とするジョイントコネクタ
    付電気接続箱におけるジョイント吸収用バスバーの固定
    構造。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載のジョイン
    トコネクタ付電気接続箱におけるジョイント吸収用バス
    バーの固定構造において、 前記挿着部を前記ケーシングの前記他壁に一体に形成す
    ることを特徴とするジョイントコネクタ付電気接続箱に
    おけるジョイント吸収用バスバーの固定構造。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし請求項3いずれか記載の
    ジョイントコネクタ付電気接続箱におけるジョイント吸
    収用バスバーの固定構造において、 前記搭載部品に、前記ジョイントコネクタと嵌合する相
    手側コネクタの嵌合方向と同じ方向の動きを規制するロ
    ック手段を設けることを特徴とするジョイントコネクタ
    付電気接続箱におけるジョイント吸収用バスバーの固定
    構造。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし請求項4いずれか記載の
    ジョイントコネクタ付電気接続箱におけるジョイント吸
    収用バスバーの固定構造において、 前記搭載部品は少なくとも前記ジョイント吸収用バスバ
    ーの前記他側が当接するだけの平面を有する電子ユニッ
    トであることを特徴とするジョイントコネクタ付電気接
    続箱におけるジョイント吸収用バスバーの固定構造。
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