JP2002327622A - 内燃機関のピストン - Google Patents

内燃機関のピストン

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JP2002327622A
JP2002327622A JP2001132526A JP2001132526A JP2002327622A JP 2002327622 A JP2002327622 A JP 2002327622A JP 2001132526 A JP2001132526 A JP 2001132526A JP 2001132526 A JP2001132526 A JP 2001132526A JP 2002327622 A JP2002327622 A JP 2002327622A
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piston
combustion engine
internal combustion
ignition plug
cylinder
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Eiji Okamura
英司 岡村
Seiichi Sue
誠一 末
Hidehiko Koyashiki
秀彦 小屋敷
Kazumitsu Kobayashi
一光 小林
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Unisia Jecs Corp
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    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B23/00Other engines characterised by special shape or construction of combustion chambers to improve operation
    • F02B23/08Other engines characterised by special shape or construction of combustion chambers to improve operation with positive ignition
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B31/00Modifying induction systems for imparting a rotation to the charge in the cylinder
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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    • F02FCYLINDERS, PISTONS OR CASINGS, FOR COMBUSTION ENGINES; ARRANGEMENTS OF SEALINGS IN COMBUSTION ENGINES
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    • F02F1/24Cylinder heads
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    • F02F3/26Pistons  having combustion chamber in piston head
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高速回転域でも良好な燃焼作用が得られる内
燃機関のピストンを提供する。 【解決手段】 ピストン本体2が収容されたシリンダ1
aの開口部を覆うシリンダヘッド4の内壁面4aに、シ
リンダヘッド4に設けられた点火プラグ5を挟んで対向
するよう吸気弁6と排気弁7を開閉自在に設けた内燃機
関のピストンであって、ピストン本体2の冠面2aに、
吸気弁6の開放とともにシリンダ1a内に吸入された混
合気を、旋回させながら点火プラグ5へ直接向かわせる
凹部2bを形成したもので、吸気弁6の開放とともにシ
リンダ1a内に吸入された混合気が点火プラグ5へ達す
るまでの旋回距離を短縮することができるため、混合気
が点火プラグ5に達する前に点火プラグ5が点火されて
しまうことがなく、これによって内燃機関の高速回転域
でも、良好な燃焼作用が得られるようになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は燃焼室に吸入された
混合気が、旋回されながら点火プラグへ達するまでの旋
回距離を短縮した内燃機関のピストンに関する。
【0002】
【従来の技術】従来シリンダ内にピストンが摺動自在に
収容された内燃機関にあっては、シリンダヘッドに設け
られた吸気ポートよりシリンダ内の燃焼室に吸入された
混合気は、燃焼室内で旋回されながら点火プラグ付近へ
と達した後、点火プラグにより点火されて燃焼されるよ
うになっている。
【0003】また燃焼室内に吸入された混合気が効率よ
く燃焼されるよう、予めピストンの冠面に、吸気弁と対応
するようほぼ楕円状の凹部を形成して、これら凹部によ
り混合気を燃焼室の軸方向に旋回させるようにした内燃
機関のピストンが、例えば特開平9−317555号公
報などで提案されている。
【0004】前記公報の内燃機関のピストンは、シリン
ダヘッドに設けられた一対の吸気弁と対応するようピス
トンの冠面にほぼ楕円状の凹部を形成して、吸気弁回り
に形成される開口より吸入された混合気に、互いに並列
して流動する水平軸回りの一対の旋回流を形成するよう
にしたもので、旋回流により凹部内の付着燃料が良好に
除去されるため、デポジットの形成を阻止できるなどの
効果を有している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし前記公報の内燃
機関のピストンのように、冠面にほぼ楕円状の凹部を形
成して、これら凹部により水平軸回りの一対の旋回流を
形成するようにしたものでは、複数の吸気ポートより燃
焼室内に吸入された混合気は、シリンダヘッドの内壁面
に沿って排気弁側へと進行し、さらにシリンダ内面に沿
ってピストン冠面に達した後、ピストン冠面に形成され
た凹部により再びシリンダヘッドの内壁面側へ旋回さ
れ、シリンダヘッドに設けられた点火プラグに到達する
ようになっている。
【0006】このため吸気ポートより吸入されて点火プ
ラグへ達するまでの旋回距離が長いことから、内燃機関
の高速回転域では、混合気が点火プラグに達する前に点
火プラグが点火されてしまうことがあり、良好な燃焼作
用が得られないなどの問題があった。
【0007】本発明はかかる従来の問題点を改善するた
めになされたもので、燃焼室内に吸入された混合気が旋
回しながら点火プラグへ達するまでの旋回距離を短縮し
た内燃機関のピストンを提供して、高速回転域でも良好
な燃焼作用が得られるようにすることを目的とするもの
である。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
本発明の内燃機関のピストンは、ピストン本体が収容さ
れたシリンダの開口部を覆うシリンダヘッドの内壁面
に、シリンダヘッドに設けられた点火プラグを挟んで対
向するよう吸気弁と排気弁を開閉自在に設けた内燃機関
のピストンであって、ピストン本体の冠面に、吸気弁の
開放とともにシリンダ内に吸入された混合気を、旋回さ
せながら点火プラグへ直接向かわせる凹部を形成したも
のである。
【0009】前記構成により、吸気弁の開放とともにシ
リンダ内の燃焼室に吸入された混合気は、ピストン冠面
に形成された凹部により旋回流となって点火プラグへ直
接向かうため、吸気弁より吸入されてから点火プラグへ
達するまでの旋回距離を短縮することができ、これによ
って混合気が点火プラグに達する前に点火プラグが点火
されてしまうことがなくなるため、内燃機関の高速回転
域でも良好な燃焼作用が得られるようになる。
【0010】前記目的を達成するため本発明の内燃機関
のピストンは、凹部を点火プラグの下方付近から排気弁
の下方にかけて形成すると共に、凹部の底面に、凹部に
達した旋回流を点火プラグへ直接向かわせる傾斜面を形
成したものである。
【0011】前記構成により、凹部に達した混合気のほ
とんどが、凹部底面の傾斜面に案内されて点火プラグ方
向へ直接向かい、点火プラグを超えて吸気弁側へ旋回さ
れる旋回流が低減されるため、さらに良好な燃焼作用が
得られるようになる。
【0012】前記目的を達成するため本発明の内燃機関
のピストンは、凹部に吸気弁より吸入された混合気を直
接受けた部分から、ピストンの周方向へ旋回させる延出
部を形成し、かつ延出部の先端に、旋回流を点火プラグ
へ向かわせる傾斜面を形成したものである。
【0013】前記構成により、点火プラグの下方付近よ
り排気弁側に形成された傾斜面と、延出部に形成された
傾斜面の協同作用により旋回流を点火プラグまでもって
行くことができるため、凹部内より混合気が漏れること
がなく、これによって凹部に達した旋回流を無駄なく、
かつ確実に点火プラグへ向かわせることができるように
なる。
【0014】前記目的を達成するため本発明の内燃機関
のピストンは、延出部の外周部に、旋回流の主流より副
流を分岐させる分岐路を形成したものである。
【0015】前記構成により、延出部に達した旋回流が
延出部以外のところへ漏れるのを分岐路が阻止するた
め、凹部に達した旋回流を無駄なく、かつ確実に点火プ
ラグへ向かわせることができるようになる。
【0016】前記目的を達成するため本発明の内燃機関
のピストンは、延出部及び/または分岐路を、入口側が
広くかつ出口が順次狭くなるよう形成したものである。
【0017】前記構成により、混合気を延出部及び/ま
たは分岐路内に収集しやすくなると同時に流速を上げる
ことができるため、分岐路により分岐された副流は、速
度を上げながら点火プラグへ達するようになり、これに
よって主流より遅れて点火プラグへ達することが少な
い。
【0018】前記目的を達成するため本発明の内燃機関
のピストンは、ピストン本体が収容されたシリンダの開
口部を覆うシリンダヘッドの内壁面に、シリンダヘッド
に設けられた点火プラグを挟んで対向するよう吸気弁と
排気弁を開閉自在に設けた内燃機関のピストンであっ
て、ピストン本体の冠面に、吸気弁の開放とともにシリ
ンダ内に吸入された混合気を、旋回させながら点火プラ
グへ直接向かわせる平面ほぼC字形の凹部を形成したも
のである。
【0019】前記構成により、吸気弁の開放とともにシ
リンダ内の燃焼室に吸入された混合気が、旋回流となっ
て点火プラグへ達するまでの旋回距離を短縮することが
できるため、混合気が点火プラグに達する前に点火プラ
グが点火されてしまうことがなく、これによって内燃機
関の高速回転域でも、良好な燃焼作用が得られるように
なる。
【0020】また凹部の外周円に沿って進行する旋回流
が、中央付近に発生する旋回流を包み込むようにして点
火プラグへと向かわせるため、凹部に達した旋回流を無
駄なく、かつ確実に点火プラグへ向かわせることができ
るようになる。
【0021】前記目的を達成するため本発明の内燃機関
のピストンは、C字形凹部の開放端部を、ほぼ直線状に
向かい合うよう屈曲させたものである。
【0022】前記構成により、旋回流が凹部から外側へ
流出するのを極力抑制することができるため、混合気を
確実に点火プラグへ直接向かわせることができる。
【0023】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面を参照
して詳述する。
【0024】図1はシリンダヘッド側より見たピストン
冠面の平面図、図2は図1のA−A線に沿う断面図であ
る。
【0025】内燃機関のシリンダブロック1内には、複
数のシリンダ1aが形成されていて、これらシリンダ1
a内にピストン本体2が摺動自在に収容されている。
【0026】シリンダブロック1の上面には、シリンダ
1a内に形成された燃焼室3の開口部を閉鎖するようシ
リンダヘッド4が設けられており、シリンダヘッド4の
燃焼室3と合致する内壁面4aは、頂部に点火プラグ5
が着脱自在に取付けられたほぼ逆V字形のテーパ面とな
っている。
【0027】またシリンダヘッド4内のテーパ面の一方
には、一対の吸気ポート4bが形成され、他方には一対
の排気ポート4cが点火プラグ5を挟んで対向するよう
形成されていて、吸気ポート4bの燃焼室3側開口部に
吸気弁6が、そして排気ポート4cの燃焼室3側開口部
に排気弁7がそれぞれ開閉自在に設けられている。
【0028】これら吸排気弁6,7は図示しないカムに
より開閉されるようになっていて、吸気弁6の開放とと
もに吸気ポート4bより燃焼室3内に空気と液体燃料の
混合気が吸入されると共に、排気弁7の開放とともに燃
焼後の排ガスが排気ポート4cへ排出されるようになっ
ている。
【0029】一方シリンダ1a内に収容されたピストン
本体2の冠面2aには、吸気弁6の開放とともに吸気ポ
ート4bより燃焼室3内に吸入された混合気を、点火プ
ラグ5方向へ直接旋回させる凹部2bが形成されてい
る。
【0030】前記凹部2bは吸気ポート4bより吸入さ
れた混合気が旋回されながら点火プラグ5へ達するまで
の旋回距離を短縮するため、図1に示すように平面ほぼ
C字形に形成されている。
【0031】すなわちC字形に形成された凹部2bの開
放端2cが吸気弁6の下方に位置するようになってい
て、開放端2cはほぼ直線状に向かい合うように屈曲さ
れており、凹部2bの外周円はピストン本体2の外周面
とほぼ同心円に形成され、内周円は点火プラグ5の周囲
を囲むように形成されている。
【0032】そして凹部2bの底面は、シリンダヘッド
4の内壁面4aの排気弁7側のテーパ面に沿って旋回さ
れながら凹部2bに到達した旋回流が、点火プラグ5方
向へ直接向かうように円弧状の傾斜面に形成されてい
る。
【0033】次に前記構成された燃焼機関のピストンの
作用を説明すると、燃焼機関の運転とともに回転される
カムにより吸気弁6が開放されると、吸気ポート4bよ
りシリンダ1a内の燃焼室3に混合気が吸入される。
【0034】吸気ポート4bより燃焼室3内に吸入され
た混合気の旋回流8は、図2に示すようシリンダヘッド
4の内壁面4aに沿って排気弁7側へ進行した後、ピス
トン本体2の冠面2aに形成されたほぼC字形の凹部2
b内に到達する。
【0035】その後旋回流8は、図1に示すように凹部
2bの外周円に沿って開放端2c側へと進行すると同時
に、一部が凹部2bの底面に案内されて小さく旋回され
ながら点火プラグ5へ直接向うようになると共に、凹部
2bの両端部2cは、ほぼ直線状に向かい合うように屈
曲されているため、旋回流8は吸気ポート側へ流出する
のが抑制されて点火プラグ5へ直接向かうようになる。
【0036】これによって吸気ポート4bより燃焼室3
内に吸入された混合気の旋回流は、凹部2bの外周に沿
って開放端2c側へ進行し、ピストン本体2の冠面2a
に形成された凹部2bの底面に案内されて小さく旋回さ
れながら点火プラグ5へ向かう旋回流を包み込むように
し、かつ両開放端2cにより直接点火プラグ5へよう旋
回された旋回流と干渉することもなく、直接点火プラグ
5へ到達するため、旋回流8の旋回距離が大幅に短縮さ
れ、その結果混合気が点火プラグ5に達する前に点火プ
ラグ5が点火されてしまうことがないため、高速回転域
でも良好な燃焼作用が得られるようになる。
【0037】一方図3ないし図10はピストン本体2の
冠面2aに形成された凹部2bの変形例を示すもので、
次にこれら変形例について説明する。
【0038】図3及び図4に示す変形例は、ピストン本
体2の冠面2aにほぼ繭形の凹部2bを形成したもの
で、凹部2bの外周円はピストン本体2の外周面とほぼ
同心円となっており、内周円はピストン本体2の中心付
近で小さく湾曲された構成となっている。
【0039】そして前記構成により、吸気ポート4bよ
り燃焼室3内に吸入された混合気が旋回流8となって凹
部2bに達したところで、図3及び図4に示すように外
周円と内周面を結ぶ曲線2dに沿って旋回流8が直接点
火プラグ5へ向うようになるため、前記実施の形態と同
様に、旋回流8の旋回距離を短縮することができると共
に、この変形例によれば、外周側へ流出しようとする旋
回流を確実に点火プラグ5へ向かわせることができ
る。。
【0040】図5及び図6に示す変形例は、ピストン本
体2の冠面2aにほぼ蛤形の凹部2bを形成したもの
で、凹部2bの外周円はピストン本体2の外周面とほぼ
同心円となっていると共に、外周円の両端がピストン本
体2の中心に向う曲線2eに連接された構成となってい
る。
【0041】そして前記構成により、吸気ポート4bよ
り燃焼室3内に吸入された混合気が旋回流8となって凹
部2bに達したところで、図5及び図6に示すように外
周円と中心を結ぶ曲線2eに沿って旋回流8が直接点火
プラグ5へ向うようになるため、前記実施の形態と同様
に、旋回流8の旋回距離を短縮することができる。
【0042】図7及び図8に示す変形例は、ピストン本
体2の冠面2aに形成されたほぼ繭形の凹部2bに、外
周円に沿って分岐路2fを形成したもので、凹部2bの
外周円はピストン本体2の外周面とほぼ同心円となって
おり、内周円はピストン本体2の中心付近で小さく湾曲
された構成となっている。
【0043】そして前記構成により、吸気ポート4bよ
り燃焼室3内に吸入された混合気が旋回流8となって凹
部2bに達したところで、外周円と内周円を結ぶ曲線2
dに沿って旋回流8の主流8aが直接点火プラグ5へ向
うと同時に、外周側に流出した混合気が分岐路2fによ
り主流8aより分岐された副流8bがシリンダヘッド4
の内壁面4aに沿って点火プラグ5方向へ旋回されるた
め、前記実施の形態と同様に、旋回流8の旋回距離を短
縮することができる。
【0044】図9及び図10に示す変形例は、図7及び
図8に示す変形例で説明した分岐路2fの入口側の幅を
広くして、より多くの副流8bが主流8aより分岐され
るようにしたもので、前記実施の形態と同様に、旋回流
8の旋回距離を短縮することができると共に、分岐路2
fにより分岐された副流8bは、速度を上げながら点火
プラグ5へ達するため、主流8aより遅れて点火プラグ
5へ達することが少ない。
【0045】なお図7及び図9に示す変形例では、凹部
2bの外周部に分岐路2fを一対設けたが、複数対設け
ても勿論よい。
【0046】また前記実施の形態では、C字形に形成し
た凹部2bの開放端2cの幅をほぼ等しくしたが、先端
側へ向かって順次狭くなるように形成してもよく、この
場合旋回流の流速を上げることができる。
【0047】
【発明の効果】本発明は以上詳述したように、ピストン
本体が収容されたシリンダの開口部を覆うシリンダヘッ
ドの内壁面に、シリンダヘッドに設けられた点火プラグ
を挟んで対向するよう吸気弁と排気弁を開閉自在に設け
た内燃機関のピストンであって、ピストン本体の冠面
に、吸気弁の開放とともにシリンダ内に吸入された混合
気を、旋回させながら点火プラグへ直接向かわせる凹部
を形成したことから、吸気弁の開放とともにシリンダ内
の燃焼室に吸入された混合気は、ピストン冠面に形成さ
れた凹部により旋回流となって点火プラグへ直接向かう
ため、吸気弁より吸入されてから点火プラグへ達するま
での旋回距離を短縮することができ、これによって混合
気が点火プラグに達する前に点火プラグが点火されてし
まうことがなくなるため、内燃機関の高速回転域でも良
好な燃焼作用が得られるようになる。
【0048】また凹部を点火プラグの下方付近から排気
弁の下方にかけて形成すると共に、凹部の底面に、凹部
に達した旋回流を点火プラグへ直接向かわせる傾斜面を
形成したことから、凹部に達した混合気のほとんどが、
凹部底面の傾斜面に案内されて点火プラグ方向へ直接向
かい、点火プラグを超えて吸気弁側へ旋回される旋回流
が低減されるため、さらに良好な燃焼作用が得られると
共に、凹部に吸気弁より吸入された混合気を直接受けた
部分から、ピストンの周方向へ旋回させる延出部を形成
し、かつ延出部の先端に、旋回流を点火プラグへ向かわ
せる傾斜面を形成したことから、点火プラグの下方付近
より排気弁側に形成された傾斜面と、延出部に形成され
た傾斜面の協同作用により旋回流を点火プラグまでもっ
て行くことができるため、凹部内より混合気が漏れるこ
とがなく、これによって凹部に達した旋回流を無駄な
く、かつ確実に点火プラグへ向かわせることができるよ
うになる。
【0049】さらに延出部の外周部に、旋回流の主流よ
り副流を分岐させる分岐路を形成したことから、延出部
に達した旋回流が延出部以外のところへ漏れるのを分岐
路が阻止するため、凹部に達した旋回流を無駄なく、か
つ確実に点火プラグへ向かわせることができると共に、
延出部及び/または分岐路を、入口側が広くかつ出口が
順次狭くなるよう形成したことから、混合気を延出部及
び/または分岐路内い収集しやすくなると同時に流速を
上げることができるため、分岐路により分岐された副流
は、速度を上げながら点火プラグへ達するようになり、
これによって主流より遅れて点火プラグへ達することが
少ない。
【0050】またピストン本体が収容されたシリンダの
開口部を覆うシリンダヘッドの内壁面に、シリンダヘッ
ドに設けられた点火プラグを挟んで対向するよう吸気弁
と排気弁を開閉自在に設けた内燃機関のピストンであっ
て、ピストン本体の冠面に、吸気弁の開放とともにシリ
ンダ内に吸入された混合気を、旋回させながら点火プラ
グへ直接向かわせる平面ほぼC字形の凹部を形成したこ
とから、吸気弁の開放とともにシリンダ内の燃焼室に吸
入された混合気が、旋回流となって点火プラグへ達する
までの旋回距離を短縮することができるため、混合気が
点火プラグに達する前に点火プラグが点火されてしまう
ことがなく、これによって内燃機関の高速回転域でも、
良好な燃焼作用が得られるようになると共に、凹部の外
周円に沿って進行する旋回流が、中央付近に発生する旋
回流を包み込むようにして点火プラグへと向かわせるた
め、凹部に達した旋回流を無駄なく、かつ確実に点火プ
ラグへ向かわせることができるようになる。
【0051】さらにC字形凹部の開放端部を、ほぼ直線
状に向かい合うよう屈曲させたことから、旋回流が凹部
から外側へ流出するのを極力抑制することができるた
め、混合気を確実に点火プラグへ直接向かわせることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態になる内燃機関のピストン
を示す平面図である。
【図2】(イ)は図1のA−A線に沿う断面図である。
(ロ)は図1のB−B線に沿う断面図である。
【図3】本発明の実施の形態になる内燃機関のピストン
の変形例を示す平面図である。
【図4】図3のC−C線に沿う断面図である。
【図5】本発明の実施の形態になる内燃機関のピストン
の変形例を示す平面図である。
【図6】図5のD−D線に沿う断面図である。
【図7】本発明の実施の形態になる内燃機関のピストン
の変形例を示す平面図である。
【図8】図7のE−E線に沿う断面図である。
【図9】本発明の実施の形態になる内燃機関のピストン
の変形例を示す平面図である。
【図10】図9のF−F線に沿う断面図である。
【符号の説明】
1a シリンダ 2 ピストン 2a 冠面 2b 凹部 2f 分岐路 4 シリンダヘッド 4a 内壁面 5 点火プラグ 6 吸気弁 7 排気弁 8 旋回流
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小屋敷 秀彦 神奈川県厚木市恩名1370番地 株式会社ユ ニシアジェックス内 (72)発明者 小林 一光 神奈川県厚木市恩名1370番地 株式会社ユ ニシアジェックス内 Fターム(参考) 3G023 AA07 AB03 AC01 AD07 AD09

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ピストン本体が収容されたシリンダの開
    口部を覆うシリンダヘッドの内壁面に、前記シリンダヘ
    ッドに設けられた点火プラグを挟んで対向するよう吸気
    弁と排気弁を開閉自在に設けた内燃機関のピストンであ
    って、前記ピストン本体の冠面に、前記吸気弁の開放と
    ともに前記シリンダ内に吸入された混合気を、旋回させ
    ながら前記点火プラグへ直接向かわせる凹部を形成した
    ことを特徴とする内燃機関のピストン。
  2. 【請求項2】 前記凹部を、前記点火プラグの下方付近
    から前記排気弁の下方にかけて形成すると共に、前記凹
    部の底面に、前記凹部に達した旋回流を前記点火プラグ
    へ直接向かわせる傾斜面を形成してなる請求項1に記載
    の内燃機関のピストン。
  3. 【請求項3】 前記凹部に、前記吸気弁より吸入された
    混合気を直接受けた部分から、前記ピストンの周方向へ
    旋回させる延出部を形成し、かつ前記延出部の先端に、
    混合気を前記点火プラグへ向かわせる傾斜面を形成して
    なる請求項2に記載の内燃機関のピストン。
  4. 【請求項4】 前記延出部の外周部に、旋回流の主流よ
    り副流を分岐させる分岐路を形成してなる請求項3に記
    載の内燃機関のピストン。
  5. 【請求項5】 前記延出部及び/または前記分岐路を、
    入口側が広くかつ出口が順次狭くなるよう形成してなる
    請求項4に記載の内燃機関のピストン。
  6. 【請求項6】 ピストン本体が収容されたシリンダの開
    口部を覆うシリンダヘッドの内壁面に、前記シリンダヘ
    ッドに設けられた点火プラグを挟んで対向するよう吸気
    弁と排気弁を開閉自在に設けた内燃機関のピストンであ
    って、前記ピストン本体の冠面に、前記吸気弁の開放と
    ともに前記シリンダ内に吸入された混合気を、旋回させ
    ながら前記点火プラグへ直接向かわせる平面ほぼC字形
    の凹部を形成したことを特徴とする内燃機関のピスト
    ン。
  7. 【請求項7】 前記C字形凹部の開放端部を、ほぼ直線
    状に向かい合うよう屈曲させてなる請求項6に記載の内
    燃機関のピストン。
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