JP2002302242A - 樹脂容器搬送システム - Google Patents

樹脂容器搬送システム

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JP2002302242A JP2001101371A JP2001101371A JP2002302242A JP 2002302242 A JP2002302242 A JP 2002302242A JP 2001101371 A JP2001101371 A JP 2001101371A JP 2001101371 A JP2001101371 A JP 2001101371A JP 2002302242 A JP2002302242 A JP 2002302242A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】機械が長時間停止したために熱によって変形し
た樹脂容器10を確実にリジェクトする。 【解決手段】無菌チャンバー14内に設置された乾燥機
8に、エア搬送コンベヤ2によりフランジ10bの下面
側を支持されて搬送された樹脂容器10が、入口ホイー
ル24を介して搬入される。乾燥機には、スプリングに
よって互いに引き付けられた一対のアーム間に容器を挟
持する弾性把持手段11が設けられ、樹脂容器はこの弾
性把持手段によって把持されて回転搬送される間に乾燥
された後、出口ホイール26を介してエア搬送コンベヤ
2に排出される。出口ホイールの上流側に、前記フラン
ジよりも上部を把持する開閉把持手段130を備えたリ
ジェクトホイール28を設けて、変形した樹脂容器を乾
燥機から取り出す。リジェクトホイールよりも下流側
に、乾燥機の容器搬送経路内に出没可能なリジェクトア
ーム46を設ける。リジェクトホイールが掴めなかった
樹脂容器をリジェクトアームによって排出シュート30
内に落下させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は樹脂容器搬送システ
ムに係り、特に、樹脂容器の首部に形成されたフランジ
を基準にして搬送する、いわゆるネック搬送を行う樹脂
容器搬送システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、液体を充填する容器として樹脂製
のPETボトル等が広く用いられている。このような樹
脂製の容器は、軽量できわめて不安定なため、通常のコ
ンベヤ等によって高速搬送することが困難なので、容器
の首部に形成されたフランジ部を下面側から支持し、ま
たは、開閉式のグリッパにより首部を把持して搬送する
ネック搬送が行われている。
【0003】前記ネック搬送による樹脂容器搬送システ
ムでは、容器の首部に形成されたフランジの高さを基準
にして保持搬送しているので、異なるサイズの容器に兼
用する場合にも、各容器処理装置や搬送コンベヤ、搬送
ホイール等の高さを調整する必要がなく、兼用性に優れ
ている。
【0004】ところで、容器を連続的に搬送しつつ処理
を行う容器搬送システムでは、処理装置が故障したり停
止した場合に、その処理装置内から容器を払い出さなけ
ればならないため、容器搬送ラインの途中にリジェクト
装置を設けて容器をリジェクトできるようにしている。
【0005】前記のようなネック搬送を行う容器搬送シ
ステムで、搬送経路の途中から容器をリジェクトする場
合に、リジェクト位置でグリッパを開いて把持していた
容器を離し、この容器を回転テーブル上に落下させて排
出するようにした構成が従来から知られている(特公昭
56−52256号公報参照)。
【0006】しかしながら、前記公報に記載された従来
の構成のように、容器を直接搬送コンベヤや回転テーブ
ル等の上に下ろして排出する構成では、コンベヤ高さの
調整等をしない限りサイズの異なる容器に対応すること
は不可能であり、各種容器に兼用する容器搬送システム
には適用することができないという問題があった。
【0007】そこで、本発明の発明者は、樹脂容器をネ
ック搬送によって搬送する容器搬送システムにおいて、
容器の搬送経路から容器をリジェクトする場合にも、容
器の首部を保持または支持して受け渡しを行うことによ
り、サイズの異なる各種容器に兼用することを可能にし
た容器搬送システムを発明し、すでに出願した(特願2
000ー119935号)。
【0008】前記出願に開示された発明に係る容器搬送
システムは、弾性力によって容器を把持する弾性把持手
段が回転体の外周に円周方向等間隔で設けられた容器処
理装置のリジェクト位置に、開閉動作によって容器を把
持解放可能な開閉把持手段が回転体の外周に円周方向等
間隔で設けられたリジェクト機構が設置されており、リ
ジェクト時には、前記リジェクト位置で開閉把持手段を
閉じることにより容器を把持して、前記容器処理装置の
弾性把持手段から取り出しリジェクトするようになって
いる。そして、取り出した容器は、そのフランジ部下面
側を支持する一対の平行な支持部材からなるガイド手段
(排出シュート)に引き渡して排出するようになってい
る。
【0009】前記のようなリジェクト装置を備えた容器
搬送システムとして、例えば、無菌チャンバー内でPE
Tボトル等の樹脂容器をリンサーでリンスし、乾燥機で
乾燥させた後、無菌チャンバー内から排出して、充填装
置等の次の工程に送るようにした樹脂容器の処理ライン
が知られている。このような無菌チャンバー内で容器の
処理を行う容器処理ラインでは、機械がトラブル等で停
止した場合でも、チャンバー内の圧力バランスが崩れる
ことを防止するため、乾燥エアを止めないようにしてい
るので、機械が長時間停止した場合には、すでに乾燥機
等の処理装置内に導入されている容器は、熱により変形
してしまう。そこで、機械が所定時間以上停止した場合
には、前記リジェクト装置によって搬送経路の途中から
一定区間の容器を連続して外部に排出するようにしてい
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところが、ラインの停
止が長時間におよぶと、PETボトル等の樹脂容器は肉
厚の薄い胴体部分だけではなく、ネック搬送を行う首部
まで大きく変形してしまう場合がある。このように首部
が大きく変形してしまうと、前述の開閉把持手段等の容
器グリッパによって容器を掴むことができなくなってし
まうためリジェクト装置によって排出することができな
い。リジェクト装置によって排出できなかった容器はそ
のまま正常ラインを搬送されてしまうので、機械を停止
させて人手により除去しなければならないという問題が
生じる。
【0011】本発明は、前記課題を解決するためになさ
れたもので、容器を把持して排出するリジェクト装置に
よって排出できない容器を、その搬送経路から確実に排
出することができるリジェクト手段を備えた樹脂容器搬
送システムを提供することを目的とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明に係る樹脂容器搬
送システムは、弾性力によって樹脂容器を把持する弾性
把持手段を円周方向等間隔に設け、これら弾性把持手段
によって前記樹脂容器に形成されたフランジの上または
下を把持して搬送する回転式搬送手段と、開閉動作によ
って樹脂容器を把持解放可能な開閉把持手段を円周方向
等間隔に設けた回転式のリジェクト手段とを備えたもの
であって、前記樹脂容器の搬送経路上における前記リジ
ェクト手段の下流側に、この搬送経路上に出没可能なリ
ジェクトアームを配置するとともに、リジェクト信号が
入力された際、前記リジェクト手段が前記回転搬送手段
から取り出さなかった樹脂容器をリジェクトアームによ
って搬送経路外へ取り出すようにしたことを特徴とする
ものである。
【0013】本発明に係る樹脂容器搬送システムでは、
樹脂容器をリジェクトする際に、回転式リジェクト手段
によって樹脂容器を把持して取り出すが、変形のひどい
樹脂容器の場合には、回転式リジェクト手段の開閉把持
手段がその樹脂容器を把持できない場合がある。このよ
うな場合には、不良の樹脂容器が、回転搬送手段の弾性
把持手段によって把持されたままリジェクト位置を通過
して下流側へ送られてしまう。そこで、リジェクト位置
の下流側にリジェクトアームを設け、回転式リジェクト
手段が掴めなかった容器をこのリジェクトアームによっ
て確実に排出する。
【0014】また、請求項2に記載の発明は、前記リジ
ェクトアームが、前記リジェクト手段によって樹脂容器
を取り出すことによって生じた搬送経路の空間内に突出
されることを特徴とするものである。
【0015】樹脂容器をリジェクトする際に、リジェク
トアームを直ちに容器の搬送経路内に入れると、回転搬
送手段の弾性把持手段に把持されている容器に干渉して
しまうので、請求項2に記載の発明では、回転式リジェ
クト手段によって樹脂容器が取り出されてできた空間内
に、リジェクトアームを突出させるようにした。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面に示す実施の形態によ
り本発明を説明する。図1は本発明の一実施の形態に係
る樹脂容器搬送システムの概略構成を示す平面図であ
る。この樹脂容器搬送システムは、PETボトル等の樹
脂容器をエア搬送コンベヤ2によって搬送し、処理室4
内に設置されたリンサ6および乾燥機8に順次搬入し、
それぞれ処理を行った後再びエア搬送コンベヤ2に引き
渡して、図示しない次の工程に送るようになっている。
なお、この樹脂容器搬送システムによって搬送される容
器10は、後に説明する図4に示すように、樹脂製のP
ETボトルであり、その首部10aの外周にフランジ1
0bが形成され、このフランジ10bの高さを基準とし
てネック搬送が行われる。また、前記リンサ6および乾
燥機8が設置された処理室4は開放された通常の室であ
り大気圧になっている。
【0017】前記処理室4内には、リンサ用の無菌チャ
ンバー12および乾燥機用の無菌チャンバー14が連続
して設けられ、これら各チャンバー12、14内にそれ
ぞれ樹脂容器10の洗浄を行うリンサ6と、洗浄後の樹
脂容器10を乾燥させる乾燥機8とが設けられている。
前記エア搬送コンベヤ2は処理室4の上流側に連結され
ている無菌チャンバー16内を通ってこの処理室4内に
入り、さらに、前記リンサ用チャンバー12、乾燥機用
チャンバー14内を通り、さらに処理室4の下流側に連
結されている無菌チャンバー18内を通って、下流側の
次の工程に接続されている。
【0018】前記リンサ用無菌チャンバー12内に設置
されているリンサ6には、前記エア搬送コンベヤ2によ
って搬送されてきた樹脂容器10が、入口ホイール20
を介して導入される。リンサ6内に導入された樹脂容器
10は、図示しないグリッパによって保持されて回転搬
送される間に洗浄され、水切りが行われた後、出口ホイ
ール22を介して排出され再びエア搬送コンベヤ2に引
き渡される。
【0019】リンサ6においてリンスが終了した樹脂容
器10は、エア搬送コンベヤ2によって搬送されて次の
乾燥機用無菌チャンバー14内に入り、第2入口ホイー
ル24を介して乾燥機8内に搬入される。第2入口ホイ
ール24は、図示はしないが、一対のグリップ部材の一
方または双方を揺動させて開閉する開閉把持手段が、そ
の外周側に円周方向等間隔で設けられており、エア搬送
コンベヤ2によってフランジ10bの下面側を支持され
て搬送されてきた樹脂容器10の、フランジ10bより
も上部を把持して取り出し、乾燥機8に引き渡す。
【0020】乾燥機8には、ばね等の弾性力によって一
対のアームを常時引き付けておき、これら両アーム間に
容器10の首部10aを挟み込んで保持する弾性把持手
段11が、円周方向等間隔で設けられており、前記第2
入口ホイール24の開閉把持手段から引き渡された樹脂
容器10を把持して搬送する。この乾燥機8が設けられ
ている無菌チャンバー14内には、加熱された乾燥エア
が供給されており、前記リンサ6で洗浄された樹脂容器
10は、乾燥機8の弾性把持手段11によって首部10
aを把持されて回転搬送される間に乾燥される。
【0021】この弾性把持手段11の構成について図5
により説明する。回転体の外周部に二本の垂直な支点軸
94,94が固定されている。これら各支点軸94,9
4には、それぞれアーム96,96の基部がベアリング
を介して回転自在に支持されている。これら両アーム9
6,96は、引っ張りコイルばね98によって互いに接
近する方向に常時引き付けられている。
【0022】両アーム96,96の先端部には、容器1
0の首部10aをこれら両アーム96,96間に挿入し
やすいようにテーパ状に切り欠いた切欠き部96a,9
6aが形成されており、さらに、これら先端の切欠き部
96a,96aに続いて、容器10の首部10aの外径
にほぼ一致する内径を有する円弧状部96b,96bが
設けられている。これら両アーム96,96、引っ張り
コイルばね98および支点軸94,94等によって容器
10を弾性的に把持する弾性把持手段11が構成されて
いる。
【0023】なお、前記両アーム96,96のやや上方
には、弾性把持手段11によって把持された容器10の
首部10aに当接してその姿勢を安定させるネック支持
プレート100が設けられている。このネック支持プレ
ート100の前面側には、容器10の首部10aの外径
とほぼ一致する内径の円弧状凹部100aが形成されて
いる。
【0024】乾燥機8で乾燥された樹脂容器10は、第
2の出口ホイール26を介して前記エア搬送コンベヤ2
に引き渡され、次の工程に送られる。この第2出口ホイ
ール26にも第2入口ホイール24と同様の開閉把持手
段が円周方向等間隔で設けられており、乾燥機8の弾性
把持手段11によって把持されている樹脂容器10を、
開閉する把持手段によって掴んで取り出し、エア搬送コ
ンベヤ2に引き渡す。
【0025】前記乾燥機8の第2出口ホイール26より
もやや上流側に、リジェクトホイール(リジェクト手
段)28が設けられている。このリジェクトホイール2
8にも円周方向等間隔で開閉把持手段が設けられてお
り、前記第2入口ホイール24および第2出口ホイール
26の開閉把持手段と同様に、一対のアームを閉じたと
きに容器10を掴み、アームを開放したときに容器10
を解放するようになっているが、リジェクトホイール2
8の開閉把持手段はロック手段等により開放した状態の
ままでロックすることができるようになっている。この
リジェクトホイール28の開閉把持手段は、通常の生産
運転が行われているときには、ロックされて開放した状
態のままリジェクト位置R(乾燥機8とリジェクトホイ
ール28とが接する位置)を通過し、トラブル等により
機械が停止した後乾燥機8内に滞留していた樹脂容器1
0をリジェクトするときには、ロックを解除されて開閉
可能な状態になり、リジェクト位置Rで樹脂容器10を
把持して乾燥機8の弾性把持手段11から取り出すよう
になっている。
【0026】前記構成の開閉把持手段を備えたリジェク
トホイール28について図6ないし図8により説明す
る。リジェクトホイール28の回転体128は、中央の
回転軸138の上端に固定された回転プレート140を
備えており、この回転プレート140の外周部に、円周
方向等間隔で複数の開閉把持手段130が設けられてい
る。各開閉把持手段130は、開閉する一対のアーム1
42a,142bからなるグリッパ142を有してい
る。このグリッパ142は、回転体128の回転プレー
ト140を上下に貫通して回転可能に支持された垂直な
支持軸144の上部に固定されて、この支持軸144と
ともに回転する可動アーム142aと、回転プレート1
40を貫通する固定軸146(図8参照)の上端に固定
された固定アーム142bとを有している。
【0027】前記垂直な支持軸144の上端にレバー1
48の一端が連結されている。このレバー(以下、上方
レバー148と呼ぶ)の他端と、回転プレート140の
内周寄りに固定されたピン150との間には、引っ張り
コイルばね152が取り付けられて、前記上方レバー1
48を常時引きつけており、上方レバー148と同じ支
持軸144に固定されている可動アーム142aを、固
定アーム142bに接近する方向、つまりグリッパ14
2の両アーム142a,142bが閉じる方向に付勢し
ている。
【0028】回転テーブル140を貫通する前記支持軸
144の下端には、別のレバー(以下、下方レバー15
4と呼ぶ)の一端が固定されており、この下方レバー1
54は、前記可動アーム142aおよび上方レバー14
8と一体的に回転する。下方レバー154の他端部の下
面側には第1のカムローラ156が、そして、上面側に
は第2のカムローラ158がそれぞれ取り付けられてい
る。
【0029】前記回転プレート140の下方の、回転軸
138の外周には小径の固定プレート60が配置されて
おり、この固定プレート60上に二個所の開閉カム6
2、64が固定されている。一方の開閉カム62(以
下、第1開閉カムと呼ぶ)は、容器10をリジェクトす
る際に前記乾燥機8から容器10を取り出すためにグリ
ッパ142を開閉するもので、乾燥機8とリジェクトホ
イール28とが対向するリジェクト位置R付近に設けら
れている。また、他方の開閉カム64(以下、第2開閉
カムと呼ぶ)は、開閉把持手段130が把持している容
器10を、後に説明する排出シュート30内に落下させ
るために開閉するもので、リジェクトホイール28と排
出シュート30とが重なり合う位置(排出位置D)に設
けられている。
【0030】前記第1および第2開閉カム62、64
は、全体として円弧状をしており、そのカム面66、6
8が前記第1のカムローラ156に対応する高さに位置
している(図6参照)。そして、カム面66、68の中
央が山部66a、68aすなわち、回転体128の外周
側に向けて突出し、その両側(上流側と下流側)が前記
山部66a、68aよりも低い谷部66b、68b、6
6c、68cを構成している。前記第1のカムローラ1
56が谷部66b、68b、66c、68cに係合して
いるときには、上方レバー148が引っ張りコイルばね
152に引き付けられているので、可動アーム142a
が固定アーム142bに接近して前記グリッパ142が
閉じている。そして、第1のカムローラ156が山部6
6a、68aに係合すると、下方レバー154が回転体
128の外周側に振られて垂直な支持軸144および可
動アーム142aが回転してグリッパ142を開放す
る。
【0031】前記回転プレート140の、各グリッパ1
42が設けられている位置よりも内周側に、くの字状の
ロックレバー70が設けられている。このロックレバー
70は、中央の屈曲部70aが、回転プレート140を
上下に貫通して回転可能に支持されている取り付け軸7
2の下端に固定され、この屈曲部70aを中心に往復揺
動できるようになっている。ロックレバー70の回転体
128の内周側に位置する端部は、引っ張りコイルばね
74によって常時引き付けられており、通常は図8中で
時計回り方向に回転した状態になっている(同図に実線
で示し、符号70(70A)を付したロックレバー参照
)。
【0032】このロックレバー70の外周側の端部の先
端面には、前記下方レバー154の上部に設けられた第
2カムローラ158に係合してこの下方レバー154の
移動を規制するロック部70bが設けられている。前述
のように、ロックレバー70の内周側の端部が引っ張り
コイルばね74に引かれている状態では、ロック部70
bが第2のカムローラ158から外れており、下方レバ
ー154はロックレバー70に規制されず前記開閉カム
62の形状に応じて揺動する。また、ロックレバー70
を、引っ張りコイルばね74に抗して強制的に図8の反
時計回り方向に回動させると(同図に二点鎖線で示し、
符号70(70B)を付したロックレバー参照 )、ロ
ック部70bが第2のカムローラ158に係合し、下方
レバー154の内周側端部を回転体128の外周方向へ
押し出した状態でロックするようになっている(ロック
レバー70のロック部70bが下方レバー154をロッ
クした状態は、図8の上部に符号154(154B)を
付した下方レバー参照)。
【0033】前記のように、ロックレバー70のロック
部70bが、下方レバー154の第2カムローラ158
に係合していない状態では、下方レバー154は自由に
揺動できるようになっており、前記第1および第2の開
閉カム62、64によって揺動されてグリッパ142が
開閉する。これが乾燥機8から容器10を取り出して排
出するリジェクト時の状態である。また、ロックレバー
70のロック部70bが第2カムローラ158に係合し
て、下方レバー154をロックした状態では、開閉カム
62、64に関わりなくグリッパ142が開放した状態
を維持する。この状態が容器10をリジェクトしない通
常の生産運転時の状態である。
【0034】第1開閉カム62の内周側には、前記グリ
ッパ142を前記カム面66、68の形状に従って開閉
させるリジェクト時の状態と、開放した状態のままに維
持する通常運転時の状態とに切り換える切り換えカム7
6が設けられている。この切り換えカム76は、前記固
定プレート60を上下に貫通し、ベアリング78によっ
て回転自在に支持された作動軸80の上端に取り付けら
れている。この作動軸80の下端には、作動レバー82
の一端が固定され、この作動レバー82の他端には、エ
アシリンダ84のピストンロッド86が連結されてい
る。
【0035】切り換えカム76は、前記作動軸80に固
定されている入口側(上流側)の幅が広く、出口側(下
流側)の幅が狭い通路状のカム面76aを有しており、
前記ロックレバー70の内部端の下部側に設けられた切
り換え用カムローラ88が、この通路状カム面76a内
を通過するようになっている。エアシリンダ84の作動
によりピストンロッド86が伸張しているときには、切
り換えカム76が図8に実線で示す位置にあり、このカ
ム面76aを通過する切り換え用カムローラ88を内周
側に引き付けて、下方レバー154のロックを外した状
態にする。また、エアシリンダ84のピストンロッド8
6が収縮した状態では、切り換えカム76が図8に二点
鎖線で示す位置に移動し、通路状カム面76aを通過す
るカムローラ88を外周側に押し出して、ロックレバー
70のロック部70bを下方レバー154の第2カムロ
ーラ158に係合させることにより下方レバー154を
ロックさせる。
【0036】リジェクトホイール28の側部下方には排
出シュート30が設けられており、リジェクトホイール
28の開閉把持手段によって乾燥機8から取り出された
樹脂容器10は、この排出シュート30上に落とされて
排出される。図2および図3に示すように、リジェクト
ホイール28と排出シュート30とが重なり合う位置D
(排出位置)には、固定のリジェクトガイド32が設け
られており、リジェクトホイール28の開閉把持手段1
30によって取り出された樹脂容器10は、この排出位
置Dで開閉把持手段130が開放するとともに、リジェ
クトガイド32に係合することにより強制的に排出シュ
ート30上に落とされる。
【0037】前記排出シュート30は、リジェクトホイ
ール28から落下する樹脂容器10を受け取る前記排出
位置D付近までの上流部30aが水平に近い緩やかな傾
斜部で、排出位置Dから下流側の部分30bが勾配の大
きい急傾斜部になっており、底面と両側壁から構成され
るU字状の空間内に樹脂容器10を受け入れて、前記急
傾斜部30bを滑らせることにより樹脂容器10を排出
する。この排出シュート30の上流端は前記乾燥機8の
弾性把持手段11による樹脂容器10の搬送経路の下方
まで延びており、この上流端には、下流側を向けてエア
を吹き出すノズル34が設けられており、落下した樹脂
容器10を下流側に向けて吹き飛ばすようになってい
る。さらに、前記急傾斜部30bの上方には、樹脂容器
10がこの排出シュート30内から飛び出すことを防止
する飛びはね防止用レール35が取り付けられている。
【0038】排出シュート30の上流側の緩やかな傾斜
部30aおよび下流側の急傾斜部30bの上部は、前記
乾燥機用無菌チャンバー14内に配置されており、急傾
斜部30bの下部側はこの無菌チャンバー14から外部
に延びている。排出シュート30のこの無菌チャンバー
14から外部に延びている部分が、排出シュート30用
の別の無菌チャンバー36に囲まれている。排出シュー
ト用無菌チャンバー36には、このチャンバー36の外
部から隔離した状態のまま排出シュート30に接触でき
るようにグローブ38が取り付けられている。
【0039】排出シュート30の下流端は無菌チャンバ
ー36の端部壁36aの近くまで延びており、この端部
壁36aには、開閉可能な扉40が設けられている。こ
の扉40は、ロータリアクチュエータ42によって回転
されて開閉するようになっており、前記排出シュート3
0によって排出されてきた樹脂容器10は、この扉40
を開放して取り出される。さらに、この開閉扉40の周
囲にはカバー44が取り付けられている。また、排出シ
ュート用無菌チャンバー36の側壁には、給排気を行う
ための接続口36b、36cが設けられている。
【0040】前記乾燥機8の、リジェクトホイール28
よりも下流側で出口ホイール26よりも上流側に、この
リジェクトホイール28によって排出することができな
かった樹脂容器10をリジェクトするリジェクトアーム
46が設けられている。このリジェクトアームは、図4
に示すように、ほぼくの字状に折り曲げられた一対のア
ーム46a、46bからなっており、これら両アーム4
6a、46bが乾燥機用チャンバー14の側壁14aに
ベアリング47、49を介して回転自在に支持された水
平軸48に取り付けられて回動できるようになってい
る。なお、乾燥機用無菌チャンバー14の側壁14aを
貫通している水平軸48の、チャンバー内部側と外部側
にオイルシール50、52が嵌着されてこの無菌チャン
バー14の内外の気密を保持している。
【0041】前記水平軸48の、乾燥機用無菌チャンバ
ー14の外部側に突出している端部は、回転レバー54
を介してリジェクトアーム回転用シリンダ56のピスト
ンロッド56aに連結されており、回転用シリンダ56
の作動によって水平軸48が回転され、前記リジェクト
アーム46が上下に回動する。リジェクトアーム46
は、下方に回動したときには、乾燥機8の弾性把持手段
11に把持されて搬送されている樹脂容器10に干渉し
ない位置に退避し(図4の二点鎖線参照)、上方に回動
したときには、樹脂容器10の搬送経路内に突出して樹
脂容器10の胴体部10cに係合可能な状態になり(図
4の実線参照)、乾燥機8内を搬送されている樹脂容器
10を弾性把持手段11から取り出すことができるよう
になっている。
【0042】この実施の形態では、通常の生産運転時に
は、リジェクトアーム46は下方に退避しており、容器
処理ラインが一定時間停止した後、滞留していた樹脂容
器10をリジェクトするためのリジェクト信号が入力さ
れると、所定時間経過後に、リジェクトアーム回転用シ
リンダ56が作動して、リジェクトアーム46(46
a、46b)が上方へ向けて回動し、乾燥機8内の樹脂
容器10の搬送経路内に突出する。
【0043】前記構成の樹脂容器搬送システムの作動に
ついて説明する。エア搬送コンベヤ2によって、フラン
ジ10bの下面側を支持されて搬送されてきた樹脂容器
10は、無菌チャンバー12内のリンサ6に入口ホイー
ル20を介して供給される。リンサ6内で洗浄された樹
脂容器10は、出口ホイール22を介して前記エア搬送
コンベヤ2に引き渡される。エア搬送コンベヤ2に支持
された樹脂容器10は、次の無菌チャンバー14内に設
置されている乾燥機8に第2入口ホイール24を介して
供給される。第2入口ホイール24は開閉して樹脂容器
10を把持する開閉把持手段を有しており、この開閉把
持手段によって樹脂容器10を把持して乾燥機8に引き
渡す。
【0044】乾燥機8は、スプリング等の弾性力によっ
て樹脂容器10を挟む弾性把持部材11を備えており、
引き渡された樹脂容器10は一本ずつこの弾性把持部材
11に把持されて搬送される。この実施の形態では、第
2入口ホイール24の開閉把持手段は樹脂容器10のフ
ランジ10bの上方を把持し、乾燥機8の弾性把持手段
11は樹脂容器10の首部10aのフランジ10bより
も下側を把持するようになっている。
【0045】通常の生産運転時は、リジェクトホイール
28の開閉把持手段130が常に開放した状態になるよ
うにロックされているので、乾燥機8の弾性把持手段1
1に把持されている樹脂容器10は、そのままリジェク
ト位置Rを通過し、第2出口ホイール26を介してエア
搬送コンベヤ2に引き渡される。そして、このエア搬送
コンベヤ2に支持されて処理室4から搬出されて次の工
程に送られる。
【0046】この容器処理ラインが故障等により一定時
間以上停止した場合には、乾燥機用無菌チャンバー14
内のリジェクトホイール28より下流に搬入されている
樹脂容器10が熱によって変形してしまうため製品とし
て使用できないので、乾燥機8のリジェクトホイール2
8より下流の弾性把持手段11に把持されている樹脂容
器10を、リジェクトホイール28によってすべてリジ
ェクトする。樹脂容器10のリジェクトを開始するリジ
ェクト信号が入力されると、リジェクトホイール28の
開閉把持手段130が開閉できるようにロックが外さ
れ、回転体128の回転に伴って所定の位置で開閉する
ようになる。つまり、リジェクト位置Rに到達するまで
は開閉把持手段130の両アーム142a、142bは
開放しており、リジェクト位置Rに接近するに従って乾
燥機8の弾性把持手段11によって把持されている樹脂
容器10が、この両アーム142a、142b間に挿入
され、そのときに両アーム142a、142bが開閉カ
ム62によって閉じてその樹脂容器10を把持する。そ
の後、乾燥機8とリジェクトホイール28が回転して、
ともに樹脂容器10を把持している乾燥機8の弾性把持
手段11とリジェクトホイール28の開閉把持手段13
0とが次第に離れていくと、樹脂容器10は乾燥機8の
弾性把持手段11から取り出されて、リジェクトホイー
ル28の開閉把持手段130に保持される。
【0047】リジェクトホイール28の開閉把持手段1
30に保持されている樹脂容器10が排出シュート30
の上方(排出位置D)に来ると、開閉把持手段130が
開放するとともに、固定のリジェクトガイド32によっ
て排出シュート30上に落とされる。この排出シュート
30の上流端にはエア吹き出しノズル34が設けられて
おり、樹脂容器20は排出シュート30の急傾斜部30
b方向に吹き飛ばされて排出シュート30内を滑落して
いく。また、排出シュート30の急傾斜部30bの上部
には、飛び出し防止用レール35が設けられており、吹
き飛ばされた樹脂容器10が排出シュート30から飛び
出さないようになっている。
【0048】リジェクトを開始するリジェクト信号が入
力された後、所定の時間経過後に、リジェクトアーム回
転用シリンダ56が作動し、樹脂容器10の搬送経路か
ら外れた位置に後退していたリジェクトアーム46が上
方に回動して搬送経路内に突出する。リジェクト信号の
入力後直ちにリジェクトアーム46を回転させると、乾
燥機8内を搬送されている樹脂容器10に衝突してしま
うが、リジェクトホイール28の近くに位置していた樹
脂容器10は変形が少ないため、前記のようにリジェク
トホイール28の開閉把持手段130によって確実に把
持されて排出されるので(図2中に符号10Aで示す樹
脂容器参照)、一定時間経過するとリジェクトホイール
28の下流側に空間Sができ、この空間S内にリジェク
トアーム46が進入することができる(図2参照)。
【0049】前述のように樹脂容器10は長時間停止し
て加熱された状態が続くと、胴部10cだけでなく首部
10aまで大きく変形してしまう場合がある。このよう
な樹脂容器10は、リジェクトホイール28の開閉把持
手段130によって掴むことが出来ないので、乾燥機8
の弾性把持手段11に把持されてそのままリジェクトホ
イール28の下流側に搬送されてきてしまうが、リジェ
クトアーム46がその搬送経路内に突出しているので、
樹脂容器10は弾性把持手段11から強制的に取り出さ
れて排出シュート30内に落下する。排出シュート30
内に落下した樹脂容器10はエア吹き出しノズル34に
飛ばされて排出シュート30を滑り落ちて排出される。
【0050】このように本実施例装置では、リジェクト
ホイール28の下流側にリジェクトアーム46を設けた
ので、長時間加熱されることにより首部10aまで著し
く変形をした樹脂容器10が、リジェクトホイール28
のリジェクトミスによりリジェクト位置Rを通過してし
まった場合でも、リジェクトアーム46によって必ずリ
ジェクトされるので、不良容器10を連続でリジェクト
でき、不良容器10が容器処理ライン内を搬送されてし
まうことがなく、また、この不良容器10を人手によっ
て除去する必要もない。
【0051】しかも、リジェクトされた樹脂容器10を
受け取って排出する排出シュート30が、前記出願(特
願2000ー119935号)に記載されたようなフラ
ンジの下面を支持して搬送するネック支持タイプではな
く、かご状の排出シュート30内に落下させて排出する
構成なので、首部10aが変形した樹脂容器10でも確
実に滑らせて排出することができる。
【0052】排出シュート30内を下流端まで滑り落ち
てきた樹脂容器10は、開閉扉40を開けて外部に取り
出される。また、排出シュート30の下流側の急傾斜部
30b内で詰まる等のトラブルがあった場合には、グロ
ーブ38を使って無菌状態を維持したままアクセスして
トラブルを解消することができる。なお、前記実施の形
態では、乾燥機8の弾性把持手段11が樹脂容器10の
フランジ10bの下側を把持し、リジェクトホイール2
8の開閉把持手段130がフランジ10bの上側を掴む
ようにしているが、逆に、弾性把持手段11がフランジ
10bの上側を掴み、開閉把持手段130がフランジ1
0bの下側を掴むようにしても良い。
【0053】また、前記実施の形態では、リジェクト信
号が入力され、所定時間経過した後に、リジェクトアー
ム46を樹脂容器10の搬送経路内に突出させるように
したが、センサによって搬送経路内の空間Sを検出して
リジェクトアーム46を突出させるようにしても良い。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、弾
性力によって樹脂容器を把持する弾性把持手段を円周方
向等間隔に設け、これら弾性把持手段によって前記樹脂
容器に形成されたフランジの上または下を把持して搬送
する回転式搬送手段と、開閉動作によって樹脂容器を把
持解放可能な開閉把持手段を円周方向等間隔に設けた回
転式のリジェクト手段とを備えた樹脂容器搬送システム
において、前記樹脂容器の搬送経路上における前記リジ
ェクト手段の下流側に、この搬送経路上に出没可能なリ
ジェクトアームを配置するとともに、リジェクト信号が
入力された際、前記リジェクト手段が前記回転搬送手段
から取り出さなかった樹脂容器をリジェクトアームによ
って搬送経路外へ取り出すようにしたことにより、回転
式リジェクト手段によってリジェクトされなかった樹脂
容器も、リジェクトアームによって排出するので、リジ
ェクトしたい一定量の樹脂容器を連続でしかも確実に排
出することができ、誤って容器処理ライン内を搬送され
てしまうおそれがなく、また、変形した容器を人手によ
って除去する必要がなくなる。
【0055】また、請求項2に記載の発明は、前記リジ
ェクトアームを、前記リジェクト手段によって樹脂容器
を取り出すことによって生じた搬送経路の空間内に突出
させるようにしたので、回転式搬送手段の弾性把持手段
によって把持されて搬送されている樹脂容器に干渉する
ことなく、搬送経路内に突出させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る樹脂容器搬送シス
テムの全体の構成を簡略化して示す平面図である。
【図2】前記樹脂容器搬送システムの要部(変形した容
器をリジェクトする部分)を拡大して示す平面図であ
る。
【図3】図2の正面図である。
【図4】前記樹脂容器搬送システムのリジェクトアーム
を示す正面図である。
【図5】弾性把持手段の一例を示す平面図である。
【図6】前記樹脂容器搬送システムに設けられたリジェ
クト手段の要部の縦断面図である。
【図7】前記リジェクト手段の平面図である。
【図8】図3の要部の拡大図である。
【符号の説明】
R リジェクト位置 S 搬送経路の空間 8 回転式搬送手段(乾燥機) 10 樹脂容器 10b フランジ 11 弾性把持手段 28 回転式リジェクト手段(リジェクトホイール) 46 リジェクトアーム

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弾性力によって樹脂容器を把持する弾性
    把持手段を円周方向等間隔に設け、これら弾性把持手段
    によって前記樹脂容器に形成されたフランジの上または
    下を把持して搬送する回転式搬送手段と、開閉動作によ
    って樹脂容器を把持解放可能な開閉把持手段を円周方向
    等間隔に設けた回転式のリジェクト手段とを備えた樹脂
    容器搬送システムにおいて、 前記樹脂容器の搬送経路上における前記リジェクト手段
    の下流側に、この搬送経路上に出没可能なリジェクトア
    ームを配置するとともに、 リジェクト信号が入力された際、前記リジェクト手段が
    前記回転搬送手段から取り出さなかった樹脂容器をリジ
    ェクトアームによって搬送経路外へ取り出すことを特徴
    とする樹脂容器搬送システム。
  2. 【請求項2】 前記リジェクトアームは、前記リジェク
    ト手段によって樹脂容器を取り出すことによって生じた
    搬送経路の空間内に突出させることを特徴とする請求項
    1に記載の樹脂容器搬送システム。
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