JP2002286492A - 携帯型ナビゲーション装置 - Google Patents
携帯型ナビゲーション装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 現在位置の高さ情報としてユーザーにとって
有用なものを表示すると共に、使い勝手を良くする。 【解決手段】 本発明の携帯型ナビゲーション装置にお
いては、事前に基準高さを指定しておき、現在位置の高
さ情報を表示部３に表示するときに、現在位置の絶対高
さを基準高さに対する相対高さに変換し、この変換した
相対高さを表示部に表示するように構成した。この厚生
の場合、基準高さとして、例えば建物がある地面の高さ
を指定すれば、相対高さとして、地面からの高さが表示
されるようになるから、現在位置の高さ情報として、ユ
ーザーにとって有用なものが表示される。
有用なものを表示すると共に、使い勝手を良くする。 【解決手段】 本発明の携帯型ナビゲーション装置にお
いては、事前に基準高さを指定しておき、現在位置の高
さ情報を表示部３に表示するときに、現在位置の絶対高
さを基準高さに対する相対高さに変換し、この変換した
相対高さを表示部に表示するように構成した。この厚生
の場合、基準高さとして、例えば建物がある地面の高さ
を指定すれば、相対高さとして、地面からの高さが表示
されるようになるから、現在位置の高さ情報として、ユ
ーザーにとって有用なものが表示される。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、現在位置を検知す
る位置検知手段と、現在位置の絶対高さの情報を取得す
る高さ情報取得手段とを備えた携帯型ナビゲーション装
置に関する。
る位置検知手段と、現在位置の絶対高さの情報を取得す
る高さ情報取得手段とを備えた携帯型ナビゲーション装
置に関する。
【０００２】
【従来の技術】携帯型ナビゲーション装置の一例とし
て、気圧計を内蔵し、この気圧計により現在位置の絶対
高さである例えば標高を検出し、この検出した標高の情
報をディスプレイに表示するように構成されたものがあ
る。この携帯型ナビゲーション装置を、例えば登山にお
いて使用した場合、ディスプレイに表示された現在位置
の標高と、地図に記載されている等高線とを比較するこ
とが可能となることから、便利である。
て、気圧計を内蔵し、この気圧計により現在位置の絶対
高さである例えば標高を検出し、この検出した標高の情
報をディスプレイに表示するように構成されたものがあ
る。この携帯型ナビゲーション装置を、例えば登山にお
いて使用した場合、ディスプレイに表示された現在位置
の標高と、地図に記載されている等高線とを比較するこ
とが可能となることから、便利である。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ここで、上記従来構成
の携帯型ナビゲーション装置を、例えばデパート等の建
物の中で使用した場合について考えてみる。この場合、
建物内の例えば上層階にいるときに、上記携帯型ナビゲ
ーション装置を使用して、そのディスプレイに現在位置
の標高を表示させたとする。しかし、ディスプレイに表
示された現在位置の標高は、絶対的な値（海抜××ｍと
いう値）であるから、建物の内部ではほとんど役に立た
ない。これに対して、建物がある地面（１階）から××
ｍという値や、建物内の××階という数値などがディス
プレイに表示されたとしたら、ユーザーにとって有用な
ものになると期待できる。
の携帯型ナビゲーション装置を、例えばデパート等の建
物の中で使用した場合について考えてみる。この場合、
建物内の例えば上層階にいるときに、上記携帯型ナビゲ
ーション装置を使用して、そのディスプレイに現在位置
の標高を表示させたとする。しかし、ディスプレイに表
示された現在位置の標高は、絶対的な値（海抜××ｍと
いう値）であるから、建物の内部ではほとんど役に立た
ない。これに対して、建物がある地面（１階）から××
ｍという値や、建物内の××階という数値などがディス
プレイに表示されたとしたら、ユーザーにとって有用な
ものになると期待できる。
【０００４】そこで、本発明の目的は、現在位置の高さ
情報として有用なものを表示することができ、使い勝手
を向上させることができる携帯型ナビゲーション装置を
提供することにある。
情報として有用なものを表示することができ、使い勝手
を向上させることができる携帯型ナビゲーション装置を
提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】請求項１の発明によれ
ば、現在位置の高さ情報を表示部に表示するときに、現
在位置の絶対高さを基準高さに対する相対高さに変換
し、この変換した相対高さを表示部に表示するように構
成した。この場合、基準高さとして、例えば建物が建っ
ている地面の高さを指定すれば、相対高さとして、地面
からの高さが表示されるようになるから、現在位置の高
さ情報としてユーザーにとって有用なものが表示され
る。
ば、現在位置の高さ情報を表示部に表示するときに、現
在位置の絶対高さを基準高さに対する相対高さに変換
し、この変換した相対高さを表示部に表示するように構
成した。この場合、基準高さとして、例えば建物が建っ
ている地面の高さを指定すれば、相対高さとして、地面
からの高さが表示されるようになるから、現在位置の高
さ情報としてユーザーにとって有用なものが表示され
る。
【０００６】請求項２の発明によれば、現在位置が建物
の内部であるときには、現在位置の相対高さとして、建
物の階数を表示するように構成したので、ユーザーは、
現在位置が建物の内部の何階であるかが即座にわかるよ
うになる。この場合、請求項３の発明のように、高さ情
報取得手段を気圧計で構成したり、請求項４の発明のよ
うに、高さ情報取得手段をＧＰＳ受信機で構成したりす
ることが好ましい構成である。
の内部であるときには、現在位置の相対高さとして、建
物の階数を表示するように構成したので、ユーザーは、
現在位置が建物の内部の何階であるかが即座にわかるよ
うになる。この場合、請求項３の発明のように、高さ情
報取得手段を気圧計で構成したり、請求項４の発明のよ
うに、高さ情報取得手段をＧＰＳ受信機で構成したりす
ることが好ましい構成である。
【０００７】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第１の実施例につ
いて、図１ないし図３を参照しながら説明する。まず、
図２は、本実施例の携帯型ナビゲーション装置１の電気
的構成を示すブロック図である。この図２に示すよう
に、携帯型ナビゲーション装置１は、ＣＰＵ２と、表示
部３と、操作部４と、外部インターフェイス５と、メモ
リ６と、地図データ部７と、ＧＰＳ部８と、ＡＭ・ＦＭ
ラジオ受信部９と、ＴＶ受信部１０、高さ測定部１１と
を備えて構成されている。
いて、図１ないし図３を参照しながら説明する。まず、
図２は、本実施例の携帯型ナビゲーション装置１の電気
的構成を示すブロック図である。この図２に示すよう
に、携帯型ナビゲーション装置１は、ＣＰＵ２と、表示
部３と、操作部４と、外部インターフェイス５と、メモ
リ６と、地図データ部７と、ＧＰＳ部８と、ＡＭ・ＦＭ
ラジオ受信部９と、ＴＶ受信部１０、高さ測定部１１と
を備えて構成されている。
【０００８】ＣＰＵ２は、携帯型ナビゲーション装置１
全体を制御する機能を有するものである。表示部３は、
例えば液晶ディスプレイからなり、ＣＰＵ２から入力し
た表示指令に応じた表示情報、例えば地図データや文字
等の情報を表示することが可能なように構成されている
（図１参照）。この場合、ＣＰＵ２が表示制御手段を構
成している。
全体を制御する機能を有するものである。表示部３は、
例えば液晶ディスプレイからなり、ＣＰＵ２から入力し
た表示指令に応じた表示情報、例えば地図データや文字
等の情報を表示することが可能なように構成されている
（図１参照）。この場合、ＣＰＵ２が表示制御手段を構
成している。
【０００９】操作部４は、各種のキーを設けて構成され
ており、いずれかのキーが操作されたことを検知する
と、そのキー操作信号をＣＰＵ２に出力するように構成
されている。ＣＰＵ２は、操作部４からキー操作信号を
入力すると、入力したキー操作信号を解読し、解読結果
に基づいて所定の処理（例えばロケーション機能やルー
ト探索機能等のナビゲーション機能）を実行するように
構成されている。
ており、いずれかのキーが操作されたことを検知する
と、そのキー操作信号をＣＰＵ２に出力するように構成
されている。ＣＰＵ２は、操作部４からキー操作信号を
入力すると、入力したキー操作信号を解読し、解読結果
に基づいて所定の処理（例えばロケーション機能やルー
ト探索機能等のナビゲーション機能）を実行するように
構成されている。
【００１０】外部インターフェイス５には、例えば携帯
電話機１２を接続することが可能になっている。この場
合、ＣＰＵ２は、外部インターフェイス５及び携帯電話
機１２（即ち、電話網）を介してインターネット１３に
アクセスすることが可能なように構成されている。これ
により、携帯型ナビゲーション装置１は、インターネッ
ト１３を通じて、例えば地図データベースを備えてなる
サーバとの間で電話通信回線を確立し、該サーバから地
図データ（高さ情報等が含まれている地図データ）を取
得することが可能な構成となっている。
電話機１２を接続することが可能になっている。この場
合、ＣＰＵ２は、外部インターフェイス５及び携帯電話
機１２（即ち、電話網）を介してインターネット１３に
アクセスすることが可能なように構成されている。これ
により、携帯型ナビゲーション装置１は、インターネッ
ト１３を通じて、例えば地図データベースを備えてなる
サーバとの間で電話通信回線を確立し、該サーバから地
図データ（高さ情報等が含まれている地図データ）を取
得することが可能な構成となっている。
【００１１】メモリ６は、ＲＯＭやＲＡＭ等から構成さ
れており、このメモリ６には、ナビゲーション装置１全
体を制御する制御プログラム、即ち、ロケーション機能
やルート探索機能等のナビゲーション機能を実現するプ
ログラムや、種々のデータ等が記憶されている。
れており、このメモリ６には、ナビゲーション装置１全
体を制御する制御プログラム、即ち、ロケーション機能
やルート探索機能等のナビゲーション機能を実現するプ
ログラムや、種々のデータ等が記憶されている。
【００１２】地図データ部７は、ＤＶＤ−ＲＯＭやＣＤ
−ＲＯＭ等の記録媒体を読み取る読取装置で構成されて
おり、該記録媒体には、地図データやマップマッチング
用データ等の各種データが記憶されている。上記地図デ
ータ部７は、ＣＰＵ２から読出指令を入力すると、入力
した読出指令に応じた地図データをＣＰＵ２に出力する
ように構成されている。即ち、地図データ部７は、地図
データを取得するための装置である。そして、上記読出
された地図データには、高さ情報（例えば標高等の絶対
高さのデータ）が含まれている。尚、本実施例の携帯型
ナビゲーション装置１は、上述したように、インターネ
ット１３を通じて高さ情報を含む地図データを取得可能
である。
−ＲＯＭ等の記録媒体を読み取る読取装置で構成されて
おり、該記録媒体には、地図データやマップマッチング
用データ等の各種データが記憶されている。上記地図デ
ータ部７は、ＣＰＵ２から読出指令を入力すると、入力
した読出指令に応じた地図データをＣＰＵ２に出力する
ように構成されている。即ち、地図データ部７は、地図
データを取得するための装置である。そして、上記読出
された地図データには、高さ情報（例えば標高等の絶対
高さのデータ）が含まれている。尚、本実施例の携帯型
ナビゲーション装置１は、上述したように、インターネ
ット１３を通じて高さ情報を含む地図データを取得可能
である。
【００１３】また、ＧＰＳ部８は、ＧＰＳ受信機で構成
されており、ＣＰＵ２から測位指令を受けると、ＧＰＳ
衛星から受信したＧＰＳ電波を復調処理してＧＰＳデー
タを取得し、このＧＰＳデータを所定のアルゴリズムに
従って演算し、測位を行うことによって携帯型ナビゲー
ション装置１の位置を示す位置データを取得し、これを
ＣＰＵ２に出力するように構成されている。即ち、ＧＰ
Ｓ部８は、位置検知手段を構成している。
されており、ＣＰＵ２から測位指令を受けると、ＧＰＳ
衛星から受信したＧＰＳ電波を復調処理してＧＰＳデー
タを取得し、このＧＰＳデータを所定のアルゴリズムに
従って演算し、測位を行うことによって携帯型ナビゲー
ション装置１の位置を示す位置データを取得し、これを
ＣＰＵ２に出力するように構成されている。即ち、ＧＰ
Ｓ部８は、位置検知手段を構成している。
【００１４】更に、携帯型ナビゲーション装置１は、Ａ
Ｍ・ＦＭラジオ受信部９やＴＶ受信部１０を通してＡＭ
・ＦＭラジオ放送やＴＶ放送を受信することが可能なよ
うに構成されている。これにより、携帯型ナビゲーショ
ン装置１は、ＡＭ・ＦＭラジオ放送やＴＶ放送から種々
の情報を取得することが可能になっている。尚、ＡＭ・
ＦＭラジオ放送やＴＶ放送には、大きな放送局からの放
送の他に、小さなローカル局（建物の中だけが対象とい
う程度のミニ局も含む）からの放送も含まれている。こ
の場合、上記種々の情報の中には、基準高さの情報や、
建物の階数表示を行うための補正値（補正データ）等が
適宜含まれている。
Ｍ・ＦＭラジオ受信部９やＴＶ受信部１０を通してＡＭ
・ＦＭラジオ放送やＴＶ放送を受信することが可能なよ
うに構成されている。これにより、携帯型ナビゲーショ
ン装置１は、ＡＭ・ＦＭラジオ放送やＴＶ放送から種々
の情報を取得することが可能になっている。尚、ＡＭ・
ＦＭラジオ放送やＴＶ放送には、大きな放送局からの放
送の他に、小さなローカル局（建物の中だけが対象とい
う程度のミニ局も含む）からの放送も含まれている。こ
の場合、上記種々の情報の中には、基準高さの情報や、
建物の階数表示を行うための補正値（補正データ）等が
適宜含まれている。
【００１５】また、高さ測定部１１は、例えば気圧計で
構成されており、ＣＰＵ２から測定指令を受けると、現
在位置の気圧を測定することにより現在位置の高さを測
定し、この測定した高さ信号をＣＰＵ２へ出力するよう
に構成されている。この場合、上記高さ測定部１１が高
さ情報取得手段を構成している。
構成されており、ＣＰＵ２から測定指令を受けると、現
在位置の気圧を測定することにより現在位置の高さを測
定し、この測定した高さ信号をＣＰＵ２へ出力するよう
に構成されている。この場合、上記高さ測定部１１が高
さ情報取得手段を構成している。
【００１６】次に、上記構成の作用を図３のフローチャ
ートも参照して説明する。尚、図３のフローチャート
は、ＣＰＵ２の制御（メモリ６に記憶されているプログ
ラムの制御）の中の、現在位置の高さ情報を表示部３に
表示する制御部分の内容を示している。
ートも参照して説明する。尚、図３のフローチャート
は、ＣＰＵ２の制御（メモリ６に記憶されているプログ
ラムの制御）の中の、現在位置の高さ情報を表示部３に
表示する制御部分の内容を示している。
【００１７】この場合、ユーザーは、事前に、例えば建
物の前に立ったときや、建物の１階の入口に入ったとき
などに、操作部４を操作することによって、例えば建物
が立っている地面の標高や建物の１階の床面の標高等を
高さ測定部１１によって測定すると共に、この測定した
高さのデータを基準高さの情報として指定し且つメモリ
６に記憶しておく。
物の前に立ったときや、建物の１階の入口に入ったとき
などに、操作部４を操作することによって、例えば建物
が立っている地面の標高や建物の１階の床面の標高等を
高さ測定部１１によって測定すると共に、この測定した
高さのデータを基準高さの情報として指定し且つメモリ
６に記憶しておく。
【００１８】尚、上記地面の標高のデータとして、地図
データ部７から読み込んだ地図データに含まれている高
さ情報である標高のデータの中の例えば建物の前に立っ
たときの位置の標高のデータを用いても良い。また、建
物内に設置されたローカル放送局が、その建物用の基準
高さの情報（例えば１階の床面の標高のデータ等）を放
送して出力している場合には、その放送に含まれる基準
高さの情報を受信して取得しておくように構成しても良
い。また、基準高さ情報は、ＧＰＳで側位する場合、建
物の中に入って、ＧＰＳ受信ができなくなったときに
は、最後のＧＰＳ受信情報から自動的に演算して求めて
も良い。
データ部７から読み込んだ地図データに含まれている高
さ情報である標高のデータの中の例えば建物の前に立っ
たときの位置の標高のデータを用いても良い。また、建
物内に設置されたローカル放送局が、その建物用の基準
高さの情報（例えば１階の床面の標高のデータ等）を放
送して出力している場合には、その放送に含まれる基準
高さの情報を受信して取得しておくように構成しても良
い。また、基準高さ情報は、ＧＰＳで側位する場合、建
物の中に入って、ＧＰＳ受信ができなくなったときに
は、最後のＧＰＳ受信情報から自動的に演算して求めて
も良い。
【００１９】さて、ユーザーが建物内の上層階へ移動し
た後、ユーザーが携帯型ナビゲーション装置１の操作部
４の操作キーを操作して、現在位置の高さ情報を表示さ
せる機能を動作させると、図３の制御が開始され、ま
ず、ステップＳ１の処理が実行される。このステップＳ
１においては、ＣＰＵ２は、高さ測定部１１によって現
在位置の高さを測定する。続いて、ステップＳ２へ進
み、ＣＰＵ２は、メモリ６内に記憶されている基準高さ
の情報（例えば、建物が立っている１階の床面の標高の
データ）を読み出して取得するように構成されている。
た後、ユーザーが携帯型ナビゲーション装置１の操作部
４の操作キーを操作して、現在位置の高さ情報を表示さ
せる機能を動作させると、図３の制御が開始され、ま
ず、ステップＳ１の処理が実行される。このステップＳ
１においては、ＣＰＵ２は、高さ測定部１１によって現
在位置の高さを測定する。続いて、ステップＳ２へ進
み、ＣＰＵ２は、メモリ６内に記憶されている基準高さ
の情報（例えば、建物が立っている１階の床面の標高の
データ）を読み出して取得するように構成されている。
【００２０】そして、ステップＳ３へ進み、ＣＰＵ２
は、現在位置の絶対高さを基準高さに対する相対高さに
変換する演算を実行し、現在位置の相対高さの情報を求
めるように構成されている。本実施例の場合、絶対高さ
から基準高さを減算した結果を、相対高さとしており、
例えば、絶対高さが「２００ｍ」で、基準高さが「１９
０ｍ」であれば、相対高さは「１０ｍ」となる。
は、現在位置の絶対高さを基準高さに対する相対高さに
変換する演算を実行し、現在位置の相対高さの情報を求
めるように構成されている。本実施例の場合、絶対高さ
から基準高さを減算した結果を、相対高さとしており、
例えば、絶対高さが「２００ｍ」で、基準高さが「１９
０ｍ」であれば、相対高さは「１０ｍ」となる。
【００２１】次いで、ステップＳ４へ進み、ＣＰＵ２
は、の表示態様を補正するか否かを判断する。ここで、
補正する場合、例えば建物の階数の表示に補正すること
が予め設定されている場合には、ステップＳ４にて「Ｙ
ＥＳ」へ進み、ステップＳ５へ進む。
は、の表示態様を補正するか否かを判断する。ここで、
補正する場合、例えば建物の階数の表示に補正すること
が予め設定されている場合には、ステップＳ４にて「Ｙ
ＥＳ」へ進み、ステップＳ５へ進む。
【００２２】このステップＳ５においては、ＣＰＵ２
は、相対高さのデータを建物の階数の表示に補正するた
めの補正値を取得する。この場合、補正値を、地図デー
タの中に、建物に付随するデータとして予め記憶させて
おくように構成することが好ましく、このように構成す
れば、地図データから上記補正値を取得することができ
る。尚、上記補正値を、建物の中のローカル放送局から
放送するように構成しても良い。また、上記補正値を、
操作部４を操作することによって手入力するように構成
しても良い。ここで、補正値の一例として、１階の床面
に対する各階の床面の高さのデータ等が考えられる。も
ちろん、他のデータでも良い。
は、相対高さのデータを建物の階数の表示に補正するた
めの補正値を取得する。この場合、補正値を、地図デー
タの中に、建物に付随するデータとして予め記憶させて
おくように構成することが好ましく、このように構成す
れば、地図データから上記補正値を取得することができ
る。尚、上記補正値を、建物の中のローカル放送局から
放送するように構成しても良い。また、上記補正値を、
操作部４を操作することによって手入力するように構成
しても良い。ここで、補正値の一例として、１階の床面
に対する各階の床面の高さのデータ等が考えられる。も
ちろん、他のデータでも良い。
【００２３】続いて、ステップＳ６へ進み、ＣＰＵ２
は、上記補正値に基づいて相対高さのデータを建物の階
数の表示に補正する。そして、ステップＳ７へ進み、Ｃ
ＰＵ２は、現在位置の高さ情報として、例えば絶対高さ
と、基準高さと、相対高さと、補正高さとを表示部３に
表示するように構成されている。図１に、表示部３の表
示態様の一例を示す。上記図１の表示態様の場合、現在
位置の周辺の地図も一緒に表示しており、現在位置を例
えば星印で示している。
は、上記補正値に基づいて相対高さのデータを建物の階
数の表示に補正する。そして、ステップＳ７へ進み、Ｃ
ＰＵ２は、現在位置の高さ情報として、例えば絶対高さ
と、基準高さと、相対高さと、補正高さとを表示部３に
表示するように構成されている。図１に、表示部３の表
示態様の一例を示す。上記図１の表示態様の場合、現在
位置の周辺の地図も一緒に表示しており、現在位置を例
えば星印で示している。
【００２４】一方、ステップＳ４において、補正しない
場合には、「ＮＯ」へ進み、ステップＳ７へ進み、表示
部３に、相対高さの情報、即ち、建物の１階の床面から
の高さをそのまま表示する、即ち、階数（補正高さ）を
表示しないように構成されている。
場合には、「ＮＯ」へ進み、ステップＳ７へ進み、表示
部３に、相対高さの情報、即ち、建物の１階の床面から
の高さをそのまま表示する、即ち、階数（補正高さ）を
表示しないように構成されている。
【００２５】このような構成の本実施例によれば、現在
位置の高さ情報を表示部３に表示するときに、現在位置
の絶対高さを基準高さに対する相対高さに変換し、この
変換した相対高さを表示部３に表示するように構成し
た。この構成の場合、基準高さとして、例えば建物の１
階の床面の高さを指定したので、相対高さとして、１階
からの高さが表示されるようになるから、現在位置の高
さ情報としてユーザーにとって有用なものが表示され
る。
位置の高さ情報を表示部３に表示するときに、現在位置
の絶対高さを基準高さに対する相対高さに変換し、この
変換した相対高さを表示部３に表示するように構成し
た。この構成の場合、基準高さとして、例えば建物の１
階の床面の高さを指定したので、相対高さとして、１階
からの高さが表示されるようになるから、現在位置の高
さ情報としてユーザーにとって有用なものが表示され
る。
【００２６】特に、本実施例では、現在位置が建物の内
部であるときには、現在位置の相対高さとして、建物の
階数を表示するように構成したので、ユーザーは、現在
位置が建物の内部の何階であるかが即座にわかるように
なり、例えばデパートのフロア案内（情報）の自動表示
（処理）に応用することができる。
部であるときには、現在位置の相対高さとして、建物の
階数を表示するように構成したので、ユーザーは、現在
位置が建物の内部の何階であるかが即座にわかるように
なり、例えばデパートのフロア案内（情報）の自動表示
（処理）に応用することができる。
【００２７】尚、上記実施例では、携帯型ナビゲーショ
ン装置１の本体の内部に、ＡＭ・ＦＭラジオ受信部９及
びＴＶ受信部１０を設ける構成としたが、これに代え
て、ＡＭ・ＦＭラジオ受信部及びＴＶ受信部を内蔵しな
いように構成しても良い。また、上記実施例では、携帯
型ナビゲーション装置１をインターネット１３に接続す
るに際して、携帯電話機１２を介在させるように構成し
たが、これに限られるものではなく、ＰＨＳ端末等の他
の無線通信端末を介在させる構成としても良いし、ま
た、無線通信部を携帯型ナビゲーション装置１に内蔵す
るように構成しても良い。
ン装置１の本体の内部に、ＡＭ・ＦＭラジオ受信部９及
びＴＶ受信部１０を設ける構成としたが、これに代え
て、ＡＭ・ＦＭラジオ受信部及びＴＶ受信部を内蔵しな
いように構成しても良い。また、上記実施例では、携帯
型ナビゲーション装置１をインターネット１３に接続す
るに際して、携帯電話機１２を介在させるように構成し
たが、これに限られるものではなく、ＰＨＳ端末等の他
の無線通信端末を介在させる構成としても良いし、ま
た、無線通信部を携帯型ナビゲーション装置１に内蔵す
るように構成しても良い。
【００２８】更に、上記実施例では、現在位置の絶対高
さの情報を取得する高さ情報取得手段を、気圧計からな
る高さ測定部１１で構成したが、これに限られるもので
はなく、例えばＧＰＳ部８で構成しても良い。この場
合、ＧＰＳ衛星から送信されるＧＰＳ電波（ＧＰＳ情
報）には、絶対高さ（標高）を演算して求めることがで
きる情報が含まれていることから、ＧＰＳ電波を受信す
ることにより、現在位置の絶対高さ（標高）を演算する
ことができるのである。
さの情報を取得する高さ情報取得手段を、気圧計からな
る高さ測定部１１で構成したが、これに限られるもので
はなく、例えばＧＰＳ部８で構成しても良い。この場
合、ＧＰＳ衛星から送信されるＧＰＳ電波（ＧＰＳ情
報）には、絶対高さ（標高）を演算して求めることがで
きる情報が含まれていることから、ＧＰＳ電波を受信す
ることにより、現在位置の絶対高さ（標高）を演算する
ことができるのである。
【００２９】図４は、本発明の第２の実施例を示すもの
である。この第２の実施例では、現在位置の絶対高さの
情報を取得する高さ情報取得手段を、無線受信装置とＧ
ＰＳ受信部とで構成している。上記無線受信装置は、ト
ランシーバ機能を持つＰＨＳ端末や、ＡＭ・ＦＭラジオ
受信部や、ＴＶ受信部等で構成することが可能である。
である。この第２の実施例では、現在位置の絶対高さの
情報を取得する高さ情報取得手段を、無線受信装置とＧ
ＰＳ受信部とで構成している。上記無線受信装置は、ト
ランシーバ機能を持つＰＨＳ端末や、ＡＭ・ＦＭラジオ
受信部や、ＴＶ受信部等で構成することが可能である。
【００３０】また、建物の内部においては、図４に示す
ように、建物１４の各階に、ＧＰＳアンテナ１５とＧＰ
Ｓ情報中継装置１６と送信装置１７が配設されている。
ＧＰＳ情報中継装置１６は、ＧＰＳ衛星１８から送信さ
れるＧＰＳ電波（ＧＰＳ情報）をＧＰＳアンテナ１５を
介して受信すると共に、この受信したＧＰＳ情報を建物
１４の各階の内部に送信装置１７を介して送信するよう
に構成されている。
ように、建物１４の各階に、ＧＰＳアンテナ１５とＧＰ
Ｓ情報中継装置１６と送信装置１７が配設されている。
ＧＰＳ情報中継装置１６は、ＧＰＳ衛星１８から送信さ
れるＧＰＳ電波（ＧＰＳ情報）をＧＰＳアンテナ１５を
介して受信すると共に、この受信したＧＰＳ情報を建物
１４の各階の内部に送信装置１７を介して送信するよう
に構成されている。
【００３１】この構成の場合、送信装置１７から送信さ
れる電波信号は、携帯型ナビゲーション装置１の無線受
信装置が受信可能な電波信号である。これにより、建物
１４の各階にいるユーザーは、携帯型ナビゲーション装
置１によってＧＰＳ情報を受信することができ、従っ
て、そのＧＰＳ情報に基づいて建物１４の各階の絶対高
さ（例えば標高）を検知することができる構成となって
いる。
れる電波信号は、携帯型ナビゲーション装置１の無線受
信装置が受信可能な電波信号である。これにより、建物
１４の各階にいるユーザーは、携帯型ナビゲーション装
置１によってＧＰＳ情報を受信することができ、従っ
て、そのＧＰＳ情報に基づいて建物１４の各階の絶対高
さ（例えば標高）を検知することができる構成となって
いる。
【００３２】そして、ユーザーは、事前に、例えば建物
１４の前に立ったときや、建物の１階の入口に入ったと
きなどに、操作部４を操作することによって、例えば建
物１４が建っている地面の標高や、建物の１階の床面の
標高等を、ＧＰＳ受信部８によってＧＰＳ情報を受信す
ることに基づいて検出すると共に、この検出した高さの
データを基準高さの情報として指定し且つメモリ６に記
憶しておくように構成されている。
１４の前に立ったときや、建物の１階の入口に入ったと
きなどに、操作部４を操作することによって、例えば建
物１４が建っている地面の標高や、建物の１階の床面の
標高等を、ＧＰＳ受信部８によってＧＰＳ情報を受信す
ることに基づいて検出すると共に、この検出した高さの
データを基準高さの情報として指定し且つメモリ６に記
憶しておくように構成されている。
【００３３】さて、ユーザーが建物１４内の上層階へ移
動した後、ユーザーが携帯型ナビゲーション装置１の操
作部４の操作キーを操作して、現在位置の高さ情報を表
示させる機能を動作させると、メモリ６に記憶しておい
た基準高さと、携帯型ナビゲーション装置１の無線受信
装置により受信したＧＰＳ情報（現在位置の絶対高さの
情報）とに基づいて、現在位置の相対高さ（並びに補正
高さ）が求められると共に、その相対高さ（並びに補正
高さ）が表示部３に表示されるように構成されている。
動した後、ユーザーが携帯型ナビゲーション装置１の操
作部４の操作キーを操作して、現在位置の高さ情報を表
示させる機能を動作させると、メモリ６に記憶しておい
た基準高さと、携帯型ナビゲーション装置１の無線受信
装置により受信したＧＰＳ情報（現在位置の絶対高さの
情報）とに基づいて、現在位置の相対高さ（並びに補正
高さ）が求められると共に、その相対高さ（並びに補正
高さ）が表示部３に表示されるように構成されている。
【００３４】尚、上述した以外の第２の実施例の構成
は、第１の実施例の構成と同じ構成となっている。従っ
て、第２の実施例においても、第１の実施例とほぼ同じ
作用効果を得ることができる。
は、第１の実施例の構成と同じ構成となっている。従っ
て、第２の実施例においても、第１の実施例とほぼ同じ
作用効果を得ることができる。
【００３５】また、上記第２の実施例では、ＧＰＳ情報
を、ＧＰＳアンテナ１５、ＧＰＳ情報中継装置１６及び
送信装置１７によって建物１４の各階の内部に送信する
ように構成したが、これに限られるものではなく、各階
の高さの情報（例えば標高）を含んだ情報を建物１４の
各階の内部に送信するように構成しても良い。このよう
に構成すると、携帯型ナビゲーション装置１は、各階の
高さの情報を正確に取得することができる。
を、ＧＰＳアンテナ１５、ＧＰＳ情報中継装置１６及び
送信装置１７によって建物１４の各階の内部に送信する
ように構成したが、これに限られるものではなく、各階
の高さの情報（例えば標高）を含んだ情報を建物１４の
各階の内部に送信するように構成しても良い。このよう
に構成すると、携帯型ナビゲーション装置１は、各階の
高さの情報を正確に取得することができる。
【図１】本発明の第１の実施例を示すものであり、表示
部の表示態様の一例を示す図
部の表示態様の一例を示す図
【図２】携帯型ナビゲーション装置のブロック図
【図３】フローチャート
【図４】本発明の第２の実施例を示すものであり、建物
側の電気的構成を概略的に示す図
側の電気的構成を概略的に示す図
１は携帯型ナビゲーション装置、２はＣＰＵ（表示制御
手段）、３は表示部、４は操作部（指定手段）、６はメ
モリ、７は地図データ部、８はＧＰＳ部（位置検知手
段）、１１は高さ測定部（高さ情報取得手段）、１２は
携帯電話機、１３はインターネット、１４は建物、１５
はＧＰＳアンテナ、１６はＧＰＳ情報中継装置、１７は
送信装置を示す。
手段）、３は表示部、４は操作部（指定手段）、６はメ
モリ、７は地図データ部、８はＧＰＳ部（位置検知手
段）、１１は高さ測定部（高さ情報取得手段）、１２は
携帯電話機、１３はインターネット、１４は建物、１５
はＧＰＳアンテナ、１６はＧＰＳ情報中継装置、１７は
送信装置を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ｇ０９Ｂ 29/10 Ｇ０９Ｂ 29/10 Ａ Ｆターム(参考） 2C032 HB02 HB22 HB23 HB25 HC11 HC27 HD03 HD04 2F029 AA07 AB07 AC03 AC14 5B019 HE18 HG30 JA10 5J062 AA01 AA03 AA08 BB05 CC07 DD12 HH07
Claims (4)
- 【請求項１】 現在位置を検知する位置検知手段と、現
在位置の絶対高さの情報を取得する高さ情報取得手段と
を備えてなる携帯型ナビゲーション装置において、 基準高さを指定する指定手段と、 現在位置の高さ情報を表示部に表示するときに、現在位
置の絶対高さを前記基準高さに対する相対高さに変換
し、この変換した相対高さを前記表示部に表示する表示
制御手段とを備えたことを特徴とする携帯型ナビゲーシ
ョン装置。 - 【請求項２】 前記表示制御手段は、現在位置が建物の
内部であるときには、現在位置の相対高さとして、建物
の階数を表示するように構成されていることを特徴とす
る請求項１記載の携帯型ナビゲーション装置。 - 【請求項３】 前記高さ情報取得手段は、気圧計で構成
されていることを特徴とする請求項１または２記載の携
帯型ナビゲーション装置。 - 【請求項４】 前記高さ情報取得手段は、ＧＰＳ受信機
で構成されていることを特徴とする請求項１または２記
載の携帯型ナビゲーション装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001087443A JP2002286492A (ja) | 2001-03-26 | 2001-03-26 | 携帯型ナビゲーション装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001087443A JP2002286492A (ja) | 2001-03-26 | 2001-03-26 | 携帯型ナビゲーション装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002286492A true JP2002286492A (ja) | 2002-10-03 |
Family
ID=18942688
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001087443A Pending JP2002286492A (ja) | 2001-03-26 | 2001-03-26 | 携帯型ナビゲーション装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002286492A (ja) |
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2001
- 2001-03-26 JP JP2001087443A patent/JP2002286492A/ja active Pending
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