JP2001136568A - 移動通信機および通信システム - Google Patents

移動通信機および通信システム

Info

Publication number
JP2001136568A
JP2001136568A JP31951399A JP31951399A JP2001136568A JP 2001136568 A JP2001136568 A JP 2001136568A JP 31951399 A JP31951399 A JP 31951399A JP 31951399 A JP31951399 A JP 31951399A JP 2001136568 A JP2001136568 A JP 2001136568A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
weather
atmospheric pressure
display
gps satellite
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP31951399A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshihiro Nagata
伊弘 永田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP31951399A priority Critical patent/JP2001136568A/ja
Publication of JP2001136568A publication Critical patent/JP2001136568A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Telephone Function (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 局地的な気象予報を正確に行うことを可能と
する携帯電話機を提供する。 【解決手段】 携帯電話機1は、GPS衛星2から送信
されたGPS衛星信号に基づいて位置データおよび時刻
データを生成すると共に、気圧を測定して気圧データを
生成し、気象予報センター6に送信する。気象予報セン
ター6は、携帯電話機1から送信された位置データ、時
刻データおよび気圧データを解析して気象データを生成
し、気象予報を行う。携帯電話機1が移動することか
ら、従来のものとは異なって、気圧データを獲得する位
置が固定されることはなく、局地的な気象予報を正確に
行うことが可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、時刻データ、位置
データおよび気圧データを解析して気象データを生成す
る気象データ生成手段を備えてなる通信システム内にお
いて使用される移動通信機および上記移動通信機を備え
てなる通信システムに関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】気象予報システムは、
例えば気圧を測定する気圧計を複数の箇所に固定して設
置し、気象予報センターにおいて、各気圧計が測定した
気圧データを収集し、収集した気圧データと、各気圧計
の位置を示す位置データと、時刻データとを解析するこ
とにより、気象予報を行うようになっている。
【0003】さて、この場合、気象予報を対象とするエ
リアの大きさや、気象予報の精度の高さは、気圧計が設
置されている状態に依存することになる。すなわち、気
圧計が設置されているエリアが広ければ、その分、気象
予報を対象とするエリアは広くなり、また、気圧計が設
置されている箇所が多ければ、その分、多くの箇所の気
圧データを獲得できることから、気象予報の精度は高ま
るものである。
【0004】ところで、気圧計が固定されて設置されて
いると、隣同士の位置関係にある2つの気圧計の間のエ
リアでは、気圧データを獲得できないので、気象予報の
精度が劣ることは否めない。このような事情から、従来
の気象予報システムでは、比較的狭いエリアを対象とす
る気象予報、つまり、局地的な気象予報を正確に行うこ
とが困難であるという問題がある。
【0005】本発明は、上記した事情に鑑みてなされた
ものであり、その目的は、局地的な気象予報を正確に行
うことを可能とする移動通信機および上記移動通信機を
備えてなる通信システムを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の移動通信
機によれば、位置データ生成手段は、GPS衛星から送
信されて受信したGPS衛星信号に基づいて自己の位置
を示す位置データを生成し、気圧データ生成手段は、自
己の周辺の気圧を示す気圧データを生成する。また、制
御手段は、位置データ生成手段が生成した位置データお
よび気圧データ生成手段が生成した気圧データを通信手
段により気象データ生成手段に送信させる。そして、気
象データ生成手段は、時刻データ、位置データおよび気
圧データを解析して気象データを生成する。
【0007】すなわち、このものによれば、気象データ
生成手段は、自己が保持している時刻データ、移動通信
機から送信された位置データおよび気圧データを解析し
て気象データを生成するようになるので、この場合、移
動通信機が移動することから、従来のものとは異なっ
て、気圧データを獲得する位置が固定されることはな
く、これにより、局地的な気象予報を正確に行うことが
できる。
【0008】請求項2記載の移動通信機によれば、時刻
データ生成手段は、GPS衛星から送信されて受信した
GPS衛星信号に基づいて時刻データを生成し、また、
制御手段は、時刻データ生成手段が生成した時刻データ
を通信手段により気象データ生成手段に送信させる。
【0009】すなわち、このものによれば、気象データ
生成手段は、自己が保持している時刻データではなく、
移動通信機から送信された時刻データを解析して気象デ
ータを生成するようになるので、この場合、GPS衛星
信号に基づいて生成された時刻データの精度が比較的高
いという事情から、気象予報をより正確に行うことがで
きる。
【0010】請求項3記載の移動通信機によれば、制御
手段は、位置データ、気圧データ或いは時刻データを表
示手段に表示させる。すなわち、このものによれば、位
置データ、気圧データ或いは時刻データを表示手段に表
示するようになるので、ユーザは、位置データ、気圧デ
ータ或いは時刻データを認識することができる。
【0011】請求項4記載の移動通信機によれば、制御
手段は、気象データ生成手段が生成した気象データを通
信手段により受信させ、受信させた気象データを表示手
段に表示させる。すなわち、このものによれば、気象デ
ータ生成手段が生成した気象データを表示手段に表示す
るようになるので、ユーザは、気象データを認識するこ
とができる。
【0012】請求項5記載の移動通信機によれば、制御
手段は、地図を示す地図データに、気象データを重ねて
表示手段に表示させる。すなわち、このものによれば、
地図を示す地図データに、気象データを重ねて表示手段
に表示するようになるので、ユーザは、地図データと気
象データとを関連付けて、気象データを認識することが
できる。
【0013】請求項6記載の移動通信機によれば、制御
手段は、地図を示す地図データに、気象データおよび位
置データを重ねて表示手段に表示させる。すなわち、こ
のものによれば、地図を示す地図データに、気象データ
および位置データを重ねて表示手段に表示するようにな
るので、ユーザは、地図データと気象データおよび位置
データとを関連付けて、気象データを認識することがで
きる上に、自己の位置をも認識することができる。
【0014】請求項7記載の通信システムによれば、局
地的な気象予報を正確に行うことができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明を携帯電話機に適用
した一実施例について、図面を参照して説明する。ま
ず、図1は、通信システムの全体の構成を概略的に示し
ている。移動通信機としての携帯電話機1は、GPS受
信機を内蔵しており、複数(図1では、4機)のGPS
衛星2の各々からGPS衛星信号を受信することが可能
になっている。そして、携帯電話機1は、少なくとも4
機のGPS衛星2の各々からGPS衛星信号を受信する
と、受信したGPS衛星信号に格納されている各種のパ
ラメータを演算して、位置を示す位置データおよび時刻
データを生成する。また、携帯電話機1は、気圧計を内
蔵しており、周囲の気圧を測定して気圧データを生成す
る。
【0016】そして、携帯電話機1は、基地局3を含ん
で構築されてなる通信網4に接続することにより、通信
事業者5を通じて気象予報センター6(本発明でいう気
象データ生成手段)との間で通信回線を確立することが
可能であり、気象予報センター6との間で通信回線を確
立している状況では、上記位置データ、時刻データおよ
び気圧データを気象予報センター6に送信することが可
能である。
【0017】気象予報センター6は、携帯電話機1から
位置データ、時刻データおよび気圧データを受信する
と、受信した位置データ、時刻データおよび気圧データ
を解析して気象データを生成し、気象予報を行う。ま
た、気象予報センター6は、携帯電話機1との間で通信
回線を確立している状況では、上記気象データを携帯電
話機1に送信することが可能である。
【0018】尚、この場合、図1では、携帯電話機を1
機のみ示しているが、多数あっても良く、また、基地局
を1局のみ示しているが、多数あっても良いものであ
る。
【0019】図2は、携帯電話機1の電気的な構成を機
能ブロック図として示している。携帯電話機1におい
て、制御回路7(本発明でいう制御手段)は、マイクロ
コンピュータを主体として構成されており、無線回路8
(本発明でいう通信手段)、音声入出力回路9、キー操
作識別回路10、ディスプレイ制御回路11、LED制
御回路12、GPS受信回路13(本発明でいう位置デ
ータ生成手段、時刻データ生成手段)および気圧測定回
路14(本発明でいう気圧データ生成手段)の各回路な
らびにメモリ15を接続している。
【0020】この構成において、電話機としての機能に
ついて説明すると、マイクロホン16は、外部から送話
音声を入力すると、入力した送話音声を音声信号から電
気信号に変換して送信信号を生成し、音声入出力回路9
は、マイクロホン16から送信信号を入力すると、入力
した送信信号を音声処理し、無線回路8は、音声入出力
回路9から制御回路7を通じて送信信号を入力すると、
入力した送信信号を無線処理してアンテナ17に出力
し、そして、アンテナ17は、無線回路8から送信信号
を入力すると、入力した送信信号を所定の通信周波数帯
域(例えば800MHz帯域)の送信電波として送信す
る。
【0021】また、無線回路8は、アンテナ17が所定
の通信周波数帯域(例えば800MHz帯域)の電波を
受信電波として受信し、それに応じて、アンテナ17か
ら受信電波を入力すると、入力した受信電波を無線処理
して受信信号を生成し、音声入出力回路9は、無線回路
8から制御回路7を通じて受信信号を入力すると、入力
した受信信号を音声処理し、そして、レシーバ18は、
音声入出力回路9から受信信号を入力すると、入力した
受信信号を電気信号から音声信号に変換して受話音声を
生成し、生成した受話音声を外部に出力する。
【0022】キー操作識別回路10は、ユーザがキーを
操作したときに、キーパッド19からキー操作信号を入
力すると、入力したキー操作信号を識別し、ユーザが操
作したキーを示すキー操作識別信号を制御回路7に出力
し、制御回路7は、キー操作識別回路10からキー操作
識別信号を入力すると、入力したキー操作識別信号を解
読する。
【0023】ディスプレイ制御回路11は、制御回路7
から表示指令を入力すると、入力した表示指令に応じて
表示情報をディスプレイ20(本発明でいう表示手段)
に表示させ、また、LED制御回路12は、制御回路7
から点滅指令を入力すると、入力した点滅指令に応じて
LED21を点滅させる。
【0024】また、GPS受信回路13は、アンテナ2
2がGPS衛星2から送信されたGPS衛星信号を受信
電波として受信し、それに応じて、アンテナ22から受
信電波を入力すると、入力した受信電波を解析して自己
の位置を示す位置データを生成すると共に、時刻データ
を生成し、生成した位置データおよび時刻データを制御
回路7に出力する。制御回路7は、GPS受信回路13
から位置データおよび時刻データを入力すると、入力し
た位置データおよび時刻データをメモリ15に格納す
る。
【0025】さらに、気圧測定回路14は、周囲の気圧
を測定して気圧データを生成し、生成した気圧データを
制御回路7に出力する。制御回路7は、気圧測定回路1
4から気圧データを入力すると、入力した気圧データを
メモリ15に格納する。
【0026】次に、上記した構成の作用について、図3
ないし図11も参照して説明する。まず、図3は、携帯
電話機1が気象予報センター6に位置データ、時刻デー
タおよび気圧データを送信する際に、携帯電話機1にお
ける制御回路7が実行する制御内容をフローチャートに
して示している。
【0027】携帯電話機1において、制御回路7は、カ
ウンタNを「N=0」として初期化する(ステップS
1)。次いで、制御回路7は、気圧を測定する間隔(時
間間隔)を設定するために、気圧測定間隔タイマのタイ
マ値を所定値にセットし(ステップS2)、気圧測定間
隔タイマによる計時を開始する。
【0028】さて、タイマがダウンカウンタ方式の場合
を例にして説明すると、制御回路7は、タイマ値が
「0」になると、ステップS3において「NO」と判定
し、気圧測定回路14による気圧の測定を行う(ステッ
プS4)。そして、制御回路7は、気圧測定回路14か
ら気圧データPを入力すると、入力した気圧データP
をメモリ15に格納し、また、このとき、自己が保持
している時計用ICが示す時刻データtをメモリ15
に格納する(ステップS5)。次いで、制御回路7は、
位置(現在地)および時刻を測定可能であるか否かを判
定する(ステップS6)。
【0029】さて、ここで、制御回路7は、GPS衛星
2から送信されたGPS衛星信号を受信するに際して、
受信状態が良好な環境にあり、少なくとも4個のGPS
衛星2から送信されたGPS衛星信号を受信することが
可能であり、位置および時刻を測定することが可能であ
れば、ステップS6において「YES」と判定し、GP
S受信回路13による位置および時刻の測定を行う(ス
テップS7)。そして、制御回路7は、GPS受信回路
13から位置データLおよび時刻データTを入力す
ると、入力した位置データLおよび時刻データT
メモリ15に格納する(ステップS8)。
【0030】そして、制御回路7は、気象予報センター
6から送信要求を受信しているか否かを判定し(ステッ
プS9)、送信要求を受信していなければ、ステップ9
において「NO」と判定し、カウンタNを「N=N+
1」としてインクリメントし(ステップS10)、上記
したステップS2の処理に戻る。
【0031】一方、制御回路7は、GPS衛星2から送
信されたGPS衛星信号を受信するに際して、受信状態
が劣悪な環境にあり、少なくとも4個のGPS衛星2か
らGPS衛星信号を受信することが不可能であり、位置
および時刻を測定することが不可能であれば、ステップ
S6において「NO」と判定し、位置データLおよび
時刻データTとして、測定不可能であることを示す
「NULL」をメモリ15に格納する(ステップS1
1)。
【0032】このような処理を実行することにより、制
御回路7は、メモリ15において、図4に示すように、
カウンタNをパラメータとして、気圧測定回路14によ
り測定した気圧データP、自己が保持している時計用
ICが示す時刻データt、GPS受信回路13により
測定した位置データLおよび時刻データTを要素と
するテーブルを作成する。
【0033】そして、制御回路7は、気象予報センター
6から送信要求を受信すれば、ステップS9において
「YES」と判定し、メモリ15に格納している最新の
位置データL、時刻データTおよび当該最新の位置
データL、時刻データTに対応する気圧データP
を気象予報センター6に送信させる(ステップS1
2)。
【0034】具体的には、制御回路7は、図4において
は、「N=3」の時点における気圧データPとして
「1010.7hPa」、位置データLとして「北緯
034度55分44秒、東経138度29分58秒、高
度38メートル」、時刻データTとして「23時15
分38秒」を気象予報センター6に送信させる。
【0035】これにより、気象予報センター6は、携帯
電話機1から送信された位置データL、時刻データT
および気圧データPを受信することが可能になり、
受信した位置データL、時刻データTおよび気圧デ
ータPを解析して気象データを生成し、気象予報を行
うことが可能になる。
【0036】尚、この場合、制御回路7は、キー操作識
別回路10からキー操作識別信号を入力し、位置データ
、時刻データTおよび気圧データPを表示する
特定のキーの操作が行われたことを検出すると、ディス
プレイ制御回路11に表示指令を出力し、図5に示すよ
うに、測定した位置データL、時刻データTおよび
気圧データPをディスプレイ20に表示させる。
【0037】さて、以上は、携帯電話機1が気象予報セ
ンター6に位置データL、時刻データTおよび気圧
データPを送信し、気象予報センター6が携帯電話機
1から送信された位置データL、時刻データTおよ
び気圧データPを解析して気象データを生成し、気象
予報を行う場合を説明したものであるが、次に、気象予
報センター6が気象データを携帯電話機1に送信し、携
帯電話機1が気象予報センター6から送信された気象デ
ータを表示する場合を説明する。
【0038】図6は、携帯電話機1が気象予報センター
6に気象データ要求をメールにより送信する際に、携帯
電話機1における制御回路7が実行する制御内容をフロ
ーチャートにして示しており、図7は、それに応じて、
気象予報センター6が携帯電話機1に気象データ応答を
メールにより送信する際に、気象予報センター6が実行
する制御内容をフローチャートにして示している。
【0039】携帯電話機1において、制御回路7は、キ
ー操作識別回路10からキー操作識別信号を入力し、気
象データ要求を示すメールを作成する特定のキーの操作
が行われたことを検出すると、ステップS21において
「YES」と判定し、キーの操作に応じて、気象データ
要求を示すメールを作成する(ステップS22)。ここ
で、気象データ要求を示すメールには、例えば「愛知県
××地方、10月10日」というように、地域や日時を
指定する内容が記述されている。
【0040】次いで、制御回路7は、キー操作識別回路
10からキー操作識別信号を入力し、気象データ要求を
示すメールを送信する特定のキーの操作が行われたこと
を検出すると、ステップS23において「YES」と判
定し、作成した気象データ要求を示すメールを気象予報
センター6に送信させる(ステップS24)。以上の処
理により、携帯電話機1は、気象データ要求を示すメー
ルを気象予報センター6に送信する。
【0041】さて、気象予報センター6は、このように
して携帯電話機1から送信された気象データ要求を示す
メールを受信すると、ステップS31において「YE
S」と判定し、受信した気象データ要求を示すメールに
記述されている内容を解読する(ステップS32)。
【0042】次いで、気象予報センター6は、解読した
結果に基づいて該当する地域や日時の気象データを読出
し(ステップS33)、読出した気象データを記述した
気象データ応答を示すメールを作成し(ステップS3
4)、作成した気象データ応答を示すメールを送信する
(ステップS35)。以上の処理により、気象予報セン
ター6は、携帯電話機1から気象データ要求を示すメー
ルを受信したことを受けて、気象データ応答を示すメー
ルを携帯電話機1に送信する。
【0043】そして、携帯電話機1において、制御回路
7は、このようにして気象予報センター6から送信され
た気象データ応答を示すメールを受信すると、ステップ
S25において「YES」と判定し、ディスプレイ制御
回路11に表示指令を出力し、図8に示すように、受信
した気象データ応答を示すメールに記述されている内容
として、例えば天気および降水確率などをディスプレイ
20に表示させる(ステップS26)。
【0044】これにより、携帯電話機1は、気象予報セ
ンター6に気象データ要求を示すメールを送信すること
により、気象予報センター6から気象データ応答を示す
メールを受信することが可能になり、受信した気象デー
タ応答を示すメールに記述されている内容をディスプレ
イ20に表示することが可能になる。
【0045】ところで、携帯電話機1は、上記したよう
にGPS機能を有しており、自己が存在する位置を検出
することができることから、気象予報センター6が生成
した気象データと、自己が存在する位置を示す位置デー
タとを関連付けて表示することも可能であり、以下、携
帯電話機1が地図データと気象予報センター6から送信
された気象データおよび自己が存在する位置を示す位置
データLとを関連付けて表示する場合を説明する。
【0046】図9は、携帯電話機1が気象予報センター
6に気象データ要求を送信する際に、携帯電話機1にお
ける制御回路7が実行する制御内容をフローチャートに
して示しており、図10は、それに応じて、気象予報セ
ンター6から携帯電話機1に気象データ応答を送信する
際に、気象予報センター6が実行する制御内容をフロー
チャートにして示している。
【0047】携帯電話機1において、制御回路7は、キ
ー操作識別回路10からキー操作識別信号を入力し、地
図データを表示する特定のキーの操作が行われたことを
検出すると、ステップS41において「YES」と判定
し、ディスプレイ制御回路11に表示指令を出力し、指
定された地域の地図データをディスプレイ20に表示さ
せる(ステップS42)。ここで、携帯電話機1は、通
信網4のデータベースから所定の地図データをダウンロ
ードしたり、或いはあらかじめ所定の地図データをメモ
リ15に格納しておくことにより、必要な地図データを
獲得することができる。
【0048】次いで、制御回路7は、気象データ要求を
送信する特定のキーの操作が行われたことを検出する
と、ステップS43において「YES」と判定し、気象
データ要求を気象予報センター6に送信させる(ステッ
プS44)。
【0049】さて、気象予報センター6は、このように
して携帯電話機1から送信された気象データ要求を受信
すると、ステップS51において「YES」と判定し、
受信した気象データ要求の内容を解読する(ステップS
52)。
【0050】次いで、気象予報センター6は、解読した
結果に基づいて該当する地域や日時の気象データを読出
し(ステップS53)、読出した気象データを記述した
気象データ応答を作成し(ステップS54)、作成した
気象データ応答を送信する(ステップS55)。
【0051】そして、携帯電話機1において、制御回路
7は、このようにして気象予報センター6から送信され
た気象データ応答を受信すると、ステップS45におい
て「YES」と判定し、ディスプレイ制御回路11に表
示指令を出力し、図11に示すように、地図データに、
受信した気象データ応答に記述されている内容を重ねて
ディスプレイ20に表示させる(ステップS46)。ま
た、このとき、制御回路7は、地図データに、自己の位
置を示す位置データLをも重ねてディスプレイ20に
表示させる(ステップS47)。尚、図11では、
「×」にて示す部分は、自己の位置を示すものであり、
斜線を付して示している部分は、天気が例えば「曇り」
であることを示しているものである。
【0052】一方、制御回路7は、気象予報センター6
から気象データ応答を受信することがなく、タイムアウ
トになると、ステップS45において「NO」と判定
し、ステップS48において「YES」と判定し、ディ
スプレイ制御回路11に表示指令を出力し、「受信不
可」であることをディスプレイ20に表示させる(ステ
ップS49)。そして、制御回路7は、再送要求がある
か否かを判定し(ステップS50)、再送要求があれ
ば、ステップS50において「YES」と判定し、上記
したステップS44に戻る。
【0053】これにより、携帯電話機1は、地図データ
をディスプレイ20に表示した上で、気象予報センター
6に気象データ要求を送信することにより、気象予報セ
ンター6から気象データ応答を受信し、地図データ上
に、受信した気象データを重ねてディスプレイ20に表
示することが可能になり、また、自己の位置を示す位置
データLをも重ねてディスプレイ20に表示すること
が可能になる。
【0054】ところで、以上に説明した構成において
は、1機の携帯電話機1から位置データL、時刻デー
タTおよび気圧データPを気象予報センター6に送
信することに限らず、複数の携帯電話機1から位置デー
タL、時刻データTおよび気圧データPを気象予
報センター6に送信するように構成することも可能であ
り、このように構成すれば、気象予報センター6は、極
めて多くの位置データL 、時刻データTおよび気圧
データPを獲得することができ、それら極めて多くの
位置データL、時刻データTおよび気圧データP
を解析して気象予報を行うようになるので、その分、気
象予報の精度を高めることが可能になる。
【0055】また、携帯電話機1から位置データL
時刻データTおよび気圧データP を送信する間隔を
短くすれば、気象予報センター6は、極めて多くの位置
データL、時刻データTおよび気圧データPを獲
得することができ、それら極めて多くの位置データ
、時刻データTおよび気圧データPを解析して
気象予報を行うようになるので、その分、気象予報の精
度を高めることが可能になる。
【0056】また、携帯電話機1から気象予報センター
6に位置データL、時刻データT および気圧データ
を定期的に送信することも可能であり、また、気象
予報センター6から携帯電話機1に気象データを定期的
に送信することも可能である。
【0057】以上に説明したように本実施例によれば、
携帯電話機1において、GPS衛星2から送信されたG
PS衛星信号に基づいて位置データLおよび時刻デー
タT を生成すると共に、気圧を測定して気圧データP
を生成し、気象予報センター6において、携帯電話機
1から送信された位置データL、時刻データTおよ
び気圧データPを解析して気象データを生成し、気象
予報を行うように構成したので、この場合、携帯電話機
1が移動することから、従来のものとは異なって、気圧
データPを獲得する位置が固定されることはなく、こ
れにより、局地的な気象予報を正確に行うことができ
る。
【0058】また、気象予報センター6において、携帯
電話機1が保持している時計用ICが示す時刻データt
ではなく、携帯電話機1がGPS衛星信号に基づいて
生成した時刻データTを解析して気象データを生成
し、気象予報を行うように構成したので、GPS衛星信
号に基づいて生成された時刻データTの精度が比較的
高いという事情から、気象予報をより正確に行うことが
できる。
【0059】また、携帯電話機1において、位置データ
、気圧データP或いは時刻データTをディスプ
レイ20に表示するように構成したので、ユーザは、位
置データL、気圧データP或いは時刻データT
認識することができ、さらに、気象予報センター6が生
成した気象データをも表示するように構成したので、ユ
ーザは、気象データをも認識することができる。
【0060】また、携帯電話機1において、地図を示す
地図データに、気象データを重ねてディスプレイ20に
表示するように構成したので、ユーザは、地図データと
気象データとを関連付けて、気象データを認識すること
ができ、さらには、地図を示す地図データに、気象デー
タのみでなく、位置データLをも重ねてディスプレイ
20に表示するように構成したので、ユーザは、自己の
位置をも認識することができる。
【0061】本発明は、上記した実施例にのみ限定され
るものでなく、次のように変形または拡張することがで
きる。移動通信機は、携帯電話機に限らず、自動車電話
機や、簡易型の携帯電話機(PHS:Personal Handyph
one System)などの他のものであっても良い。携帯電話
機1から気象予報センター6に位置データL、気圧デ
ータP或いは時刻データTを送信するトリガとして
は、時刻や時間に限らず、特定のキーの操作であっても
良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の全体の構成を概略的に示す
【図2】電気的な構成を示す機能ブロック図
【図3】携帯電話機における制御内容を示すフローチャ
ート(その1)
【図4】気圧データ、時刻データおよび位置データを示
す図
【図5】ディスプレイの表示を示す図(その1)
【図6】携帯電話機における制御内容を示すフローチャ
ート(その2)
【図7】気象予報センターにおける制御内容を示すフロ
ーチャート(その1)
【図8】ディスプレイの表示を示す図(その2)
【図9】携帯電話機における制御内容を示すフローチャ
ート(その3)
【図10】気象予報センターにおける制御内容を示すフ
ローチャート(その2)
【図11】ディスプレイの表示を示す図(その3)
【符号の説明】
図面中、1は携帯電話機(移動通信機)、2はGPS衛
星、6は気象予報センター(気象データ生成手段)、7
は制御回路(制御手段)、8は無線回路(通信手段)、
13はGPS受信回路(位置データ生成手段、時刻デー
タ生成手段)、14は気圧測定回路(気圧データ生成手
段)、20はディスプレイ(表示手段)ある。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 時刻データ、位置データおよび気圧デー
    タを解析して気象データを生成する気象データ生成手段
    を備えてなる通信システム内において使用される移動通
    信機において、 前記気象データ生成手段との間で通信する通信手段と、 GPS衛星が送信したGPS衛星信号を受信し、受信し
    たGPS衛星信号に基づいて自己の位置を示す位置デー
    タを生成する位置データ生成手段と、 自己の周辺の気圧を示す気圧データを生成する気圧デー
    タ生成手段と、 前記位置データ生成手段が生成した位置データおよび前
    記気圧データ生成手段が生成した気圧データを前記通信
    手段により前記気象データ生成手段に送信させる制御手
    段とを備えたことを特徴とする移動通信機。
  2. 【請求項2】 GPS衛星が送信したGPS衛星信号を
    受信し、受信したGPS衛星信号に基づいて時刻データ
    を生成する時刻データ生成手段を備え、 前記制御手段は、前記時刻データ生成手段が生成した時
    刻データを前記通信手段により前記気象データ生成手段
    に送信させることを特徴とする請求項1記載の移動通信
    機。
  3. 【請求項3】 表示手段を備え、 前記制御手段は、前記位置データ、前記気圧データ或い
    は前記時刻データを前記表示手段に表示させることを特
    徴とする請求項1または2記載の移動通信機。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、前記気象データ生成手
    段が生成した気象データを前記通信手段により受信さ
    せ、受信させた気象データを前記表示手段に表示させる
    ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の
    移動通信機。
  5. 【請求項5】 前記制御手段は、地図を示す地図データ
    に、前記気象データを重ねて前記表示手段に表示させる
    ことを特徴とする請求項4記載の移動通信機。
  6. 【請求項6】 前記制御手段は、地図を示す地図データ
    に、前記気象データおよび前記位置データを重ねて前記
    表示手段に表示させることを特徴とする請求項4記載の
    移動通信機。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし6のいずれかに記載の移
    動通信機と、 時刻データ、位置データおよび気圧データを解析して気
    象データを生成する気象データ生成手段とを備えてなる
    ことを特徴とする通信システム。
JP31951399A 1999-11-10 1999-11-10 移動通信機および通信システム Pending JP2001136568A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31951399A JP2001136568A (ja) 1999-11-10 1999-11-10 移動通信機および通信システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31951399A JP2001136568A (ja) 1999-11-10 1999-11-10 移動通信機および通信システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001136568A true JP2001136568A (ja) 2001-05-18

Family

ID=18111074

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31951399A Pending JP2001136568A (ja) 1999-11-10 1999-11-10 移動通信機および通信システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001136568A (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030041657A (ko) * 2001-11-21 2003-05-27 에스케이텔레텍주식회사 이동통신 단말기를 이용한 지역별 기상정보 자동제공방법
KR20030056556A (ko) * 2001-12-28 2003-07-04 에스케이텔레텍주식회사 이동통신단말기를 이용한 기상 예측 시스템 및 방법
JP2003329779A (ja) * 2002-05-13 2003-11-19 Nec Corp 携帯電話装置を利用した気象情報収集システム
KR20040022313A (ko) * 2002-09-05 2004-03-12 엘지전자 주식회사 휴대폰의 날씨정보 표시 방법
WO2006080795A1 (en) * 2005-01-26 2006-08-03 Asia Pacific Satellite Industries Co., Ltd. Apparatus and method for satellite communication installed in terrestrial portable phone and similar ground terminal
US7171307B2 (en) 2004-04-06 2007-01-30 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Mobile portable terminal, communication host apparatus, and weather forecasting system
JP2007085755A (ja) * 2005-09-20 2007-04-05 Kddi Corp 気象データ配信装置および局域気象データ配信システムならびに同システムにおける気象データ推定方法
KR100835140B1 (ko) * 2007-04-23 2008-06-04 주식회사 셀런 디지털 기기의 기상정보 제공 장치 및 방법
JP2011257279A (ja) * 2010-06-09 2011-12-22 Hazama Corp 突発的局地豪雨予測方法及び装置
CN110460714A (zh) * 2018-05-08 2019-11-15 蒲金标 基于移动电子装置的天气观测方法及***

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030041657A (ko) * 2001-11-21 2003-05-27 에스케이텔레텍주식회사 이동통신 단말기를 이용한 지역별 기상정보 자동제공방법
KR20030056556A (ko) * 2001-12-28 2003-07-04 에스케이텔레텍주식회사 이동통신단말기를 이용한 기상 예측 시스템 및 방법
JP2003329779A (ja) * 2002-05-13 2003-11-19 Nec Corp 携帯電話装置を利用した気象情報収集システム
KR20040022313A (ko) * 2002-09-05 2004-03-12 엘지전자 주식회사 휴대폰의 날씨정보 표시 방법
US7171307B2 (en) 2004-04-06 2007-01-30 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Mobile portable terminal, communication host apparatus, and weather forecasting system
JP2008526161A (ja) * 2005-01-26 2008-07-17 アジア パシフィック サテライト インダストリーズ カンパニー リミテッド 地上携帯端末内に内装されて衛星通信ができる衛星通信装置及び方法
WO2006080795A1 (en) * 2005-01-26 2006-08-03 Asia Pacific Satellite Industries Co., Ltd. Apparatus and method for satellite communication installed in terrestrial portable phone and similar ground terminal
JP4688884B2 (ja) * 2005-01-26 2011-05-25 アジア パシフィック サテライト インダストリーズ カンパニー リミテッド 地上携帯端末内に内装されて衛星通信ができる衛星通信装置及び方法
JP2007085755A (ja) * 2005-09-20 2007-04-05 Kddi Corp 気象データ配信装置および局域気象データ配信システムならびに同システムにおける気象データ推定方法
JP4633588B2 (ja) * 2005-09-20 2011-02-16 Kddi株式会社 気象データ配信装置および局域気象データ配信システムならびに同システムにおける気象データ推定方法
KR100835140B1 (ko) * 2007-04-23 2008-06-04 주식회사 셀런 디지털 기기의 기상정보 제공 장치 및 방법
JP2011257279A (ja) * 2010-06-09 2011-12-22 Hazama Corp 突発的局地豪雨予測方法及び装置
CN110460714A (zh) * 2018-05-08 2019-11-15 蒲金标 基于移动电子装置的天气观测方法及***

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH11112695A (ja) 緊急通報システム
JP2000155163A (ja) 測位システム、測位方法、測位装置
JP2006109355A (ja) 移動通信端末および位置情報利用方法
CN102823227A (zh) 移动终端和移动终端的控制方法
JP2001136568A (ja) 移動通信機および通信システム
JP2002286492A (ja) 携帯型ナビゲーション装置
KR20110083223A (ko) Wps 정보 활용을 위한 위치 정보 수집 방법과 위치 정보의 수집을 위한 이동통신 단말기
CN109936817B (zh) 一种定位方法及终端设备
CN110234068B (zh) 一种定位方法及终端设备
JPH05297107A (ja) ナビゲーションシステム
JPH09304501A (ja) 携帯無線機の測位システム
US20050037748A1 (en) Measuring terminal, service device and request terminal
JP2005286864A (ja) 移動通信端末、位置測位サーバ、位置測位システム、及び位置測位方法
JP3420714B2 (ja) 位置情報発信装置,位置情報受信端末および位置情報ホスト、ならびに、これらを用いた位置情報通信システム
JPH0968566A (ja) 位置情報サービスシステム
RU39434U1 (ru) Персональный навигационный терминал связи (варианты)
JPH0836044A (ja) 携帯電話システムを利用したgps装置
JP3847039B2 (ja) Gps受信機および携帯端末
JP2012008633A (ja) 警報システム
JPH11339170A (ja) 自動位置情報通知システム
KR100445996B1 (ko) 인터넷을 이용한 교통정보의 생성/제공시스템 및 그생성/제공방법
JP3077089U (ja) 方向探知装置
KR20010090626A (ko) 특정영역을 인식하여 휴대폰의 작동모드변환방식과 이를이용한 이동통신기기
JP2005181051A (ja) 衛星選択方法、移動端末、情報サーバおよび情報送信システム
KR100524678B1 (ko) 이동통신단말기의 위치알람방법

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20051228

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20071109

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071120

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080318