JP2002284186A - 自立性詰替え容器 - Google Patents
自立性詰替え容器Info
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Abstract
底部を開いて自立するようにした自立性詰替え容器にお
いて、内容物の充填で底部が開き易く安定して自立し、
かつ他の容器へ注ぎ易い自立性詰替え容器の提供にあ
る。 【解決手段】2枚の側壁フィルム10と1枚のガゼット
折りされた側壁フィルム11の周縁でシールされている
自立性詰替え容器1において、前記下縁シール部14、
14aが、中央に頂点Pをもつ略2等辺逆山形を形成
し、前記ガゼット折りされた側壁フィルム11の下縁シ
ール部14aに切抜き部30を刻設し、側壁フィルム1
0の上部コーナーの非シール部18をカットする切断指
定線22を設けた自立性詰替え容器1とするものであ
る。
Description
立性詰替え容器に関するものであり、さらに詳細には、
シャンプーなどのトイレタリー品等液体を収納し、その
液体を他の容器等に詰め替えするための自立性詰替え容
器に関する。
折り込み、両側縁部および上下縁部をシールし、底部を
開いて自立するようにした自立性容器(袋)が知られ、
上部に開口部を設けて、例えば液体洗剤やシャンプー等
トイレタリー品や飲料等を収納し、他の容器等に詰め替
えたりする自立性詰替え容器(袋)として広く普及して
いる。
−72848号公報に開示されているように、筒形状に
形成された可撓性シートの側面に、軸方向に沿って合掌
シール部が形成され、この合掌シール部を略中央折れ線
として上記筒形状シートをガゼット折りし、このガゼッ
ト折り部を備えた筒形状シートの上下および両端部をシ
ールして上端シール部および下端シール部が形成された
構成の自立性包装体がある。
来の自立性包装体の技術においては、内容物を充填した
際に、三角形状の底型を形成して自立性を付与するが、
その底型の形成がしにくく不安定で、かつ細長の三角形
状になるため倒れ易いなどの問題があった。さらに上端
の注ぎ口には、合掌シール部が4本も集中しているの
で、詰め替えられる容器(例えばディスペンサー付ボト
ル等)の口元に挿入し難いという問題があった。
するものであり、その課題とするところは、可撓性のフ
ィルムを特定の形状に折り込み、両側縁部および上下縁
部をシールし、底部を開いて自立するようにした自立性
詰替え容器において、内容物を充填するとき底部が開い
て自立し易く、その自立が安定していて、かつ他の容器
への詰替えに際し注ぎ易い自立性詰替え容器を提供する
ことにある。
を達成するために、まず請求項1の発明では、最内にシ
ーラント層を有する2枚の側壁フィルムと1枚の縦方向
にガゼット折りされた側壁フィルムでなり、それぞれの
両側縁と上下縁のシーラント層面でシールされている自
立性詰替え容器において、前記下縁シール部が、中央に
頂点を有し、その角度が40〜160°の略2等辺逆山
形を形成していることを特徴とする自立性詰替え容器と
したものである。
ルムの下縁シール部が中央に頂点を有し、その角度が4
0〜160°の略2等辺逆山形を形成しているので、内
容物を充填すると底部が開いて正三角形に近く、最も安
定した広い底部を形成し、よって安定して自立していて
倒れることのない自立性詰替え容器とすることができ
る。
方向にガゼット折りされた側壁フィルムの2等辺でなる
下縁シール部とそれらシール部にシールされた2枚の側
壁フィルムの下縁シール部に切抜き部を刻設したことを
特徴とする請求項1記載の自立性詰替え容器としたもの
である。
ガゼット折りされた側壁フィルムの下縁シール部のそれ
ぞれに切抜き部を設けることによって、内容物を充填し
て底部が開くとき、その切抜き部が支点となっていずれ
か一方の下縁シール部が曲がり易くなるので、すなわち
底部が開いて自立し易くなる自立性詰替え容器とするこ
とができる。
壁フィルムと1枚の縦方向にガゼット折りされた側壁フ
ィルムの上縁シール部と側縁シール部が交差するコーナ
ーをカットするような斜めシール部を設け、前記2枚の
側壁フィルムがシールされている上縁シール部と側縁シ
ール部でなるコーナーの非シール部をカットするような
切断指定線を設けたことを特徴とする請求項1または2
記載の自立性詰替え容器としたものである。
フィルムの一方の上部コーナーをカットするような斜め
シール部を設けることによってこの斜めシール部を把手
とすることができ、もう一方の上部コーナーの非シール
部をカットする切断指定線を設けることによって、この
切断指定線に従って切断された注ぎ口は、合掌シール部
が3本でなるので、詰め替えられる他の容器等の口元に
挿入し易く、注ぎ易くする自立性詰替え容器とすること
ができる。
ル部に把手穴を穿設したことを特徴とする請求項3記載
の自立性詰替え容器としたものである。
斜めシール部に把手穴を設けることによって、より把手
をより持ち易くして他の容器等へ注ぎ易くする自立性詰
替え容器とすることすることができる。
側壁フィルムの上縁シール部が、中央に頂点をもつ2等
辺山形を形成し、その頂点下部の非シール部をカットす
るような切断指定線を注ぎ口のサイズに応じた位置に設
けたことを特徴とする請求項1または2記載の自立性詰
替え容器としたものである。
ルムの上縁シール部の形状を中央に頂点をもつ2等辺山
形とし、その頂点下部の非シール部をカットするような
切断指定線を、注ぎ口の(注がれる容器の口元に挿入し
易い)サイズに応じた位置に設けることによって、切断
開口された注ぎ口が、注がれる他の容器への詰替えに際
し注ぎ易い自立性詰替え容器とすることができる。
用いて説明する。本発明は、例えば図1の斜視図に示す
ような、可撓性を有する2枚の側壁フィルム(10)と
ガゼット折りされた側壁フィルム(11)の周縁がシー
ルされて、シャンプー等液体内容物が充填されると底部
(30)が開いて自立するようになる自立性詰替え容器
(1)に関するものであり、その液体内容物を上部に切
断等で設けられた注ぎ口(20)より他の容器等に詰め
替えたり移し替えたりするようにした自立性詰替え容器
(1)に関するものである。
斜視図に示すように、例えば2枚の側壁フィルム(1
0)と1枚の縦方向にガゼット折りされた側壁フィルム
(11)とでなり、それぞれの両側縁と下縁のシーラン
ト層面でシールされて側縁シール部(12)と下縁シー
ル部(14、14a)を形成し、その下縁シール部(1
4、14a)が、中央に頂点(P)を有し、その角度
(α)が40〜160°、最も好ましくは120°の2
等辺逆山形を形成している自立性詰替え容器(1)であ
る。すなわちその特徴とするところは、ガゼット折りさ
れた側壁フィルム(11)の側辺(11a)から中折れ
線(11b)までの距離(W)と、側壁フィルム(1
0)の側辺(12a)から頂点(P)より垂直に延びる
中央線までの距離(X)即ち側壁フィルム(10)の幅
の1/2が等しくなる自立性詰替え容器(1)である。
4a)等とすることによって、この自立性詰替え容器
(1)に内容物を充填すると、図1または図4の底面図
に示すように、底部(30)が開いて正三角形で最も安
定して広い面積の底形状となるので、安定して自立して
いて倒れることのない自立性詰替え容器(1)とするこ
とができる。
が40°に満たないと、内容物の重みで下縁シール部
(14、14a)が曲がり難くなるので自立し難くな
り、逆に160°を越えると下縁シール部(14、14
a)が形成されなくなるので好ましくない。よってその
角度が120°とするのが最も安定して底部(30)を
形成し易くするものである。
に示すように、縦方向にガゼット折りされた側壁フィル
ム(11)の2等辺でなる下縁シール部(14a)とそ
れらシール部(14a)にシールされた2枚の側壁フィ
ルム(10)の下縁シール部に切抜き部(30)を刻設
した自立性詰替え容器(1)とするものである。
(14a)に切抜き部(30)を設けた自立性詰替え容
器(1)とすることによって、この容器に内容物を充填
すると底部が開くが、このとき、図4の底面図に示すよ
うに、ガゼット折りされた側壁フィルム(11)の2つ
の下縁シール部(14a)に刻設された切抜き部(3
0)の内の一方の切抜き部(30)が支点となって、そ
の切抜き部(30)のある下縁シール部(14a)が曲
がり易くなり、すなわち底部が開き易くなり安定して自
立する自立性詰替え容器(1)とすることができる。
示すように、例えば2枚の側壁フィルム(10)と1枚
のガゼット折りされた側壁フィルム(11)の上縁シー
ル部(16)と側縁シール部(12)が交差する左側の
コーナーをカットするような斜めシール部(32)を設
け、さらにこの斜めシール部(32)に把手穴(34)
を穿設し、前記2枚の側壁フィルム(10)がシールさ
れている上縁シール部(16)と側縁シール部(12)
でなる右側コーナーの非シール部(18)を斜めにカッ
トするような切断指定線(22)を設けた自立性詰替え
容器(1)とするものである。
ール部(32)を設け、さらにその斜めシール部(3
2)に把手穴(34)を設けることによって、図3
(b)の斜視図に示すように、内容物を充填すると底部
(30)が開き、この斜めシール部(32)にある把手
穴(34)を持って、この自立性詰替え容器(1)を傾
けて対峙する右側コーナーの切断指定線(22)を切断
して得た注ぎ口(20)から注ぎ易くし、且つ図3
(a)に示す対峙する上部右側コーナーの非シール部
(18)をカットする切断指定線(22)を設けること
によって、図3(b)に示すように、この切断指定線に
従って切断された注ぎ口(20)は、合掌シール部が3
本でなるので、詰め替えられる他の容器等の口元に挿入
し易くなり、より注ぎ易くする自立性詰替え容器(1)
とするものである。
すように、例えば側壁フィルム(10)の上縁シール部
(16)が、中央に頂点(Q)をもつ2等辺山形の形状
を形成し、その頂点下部の非シール部(18)をカット
するような切断指定線(22)を注ぎ口のサイズに応じ
た位置に設けた自立性詰替え容器(1)とするものであ
る。
状を、120°程度の角度(β)を持った2等辺山形と
し、その頂点下部の非シール部(18)をカットするよ
うな切断指定線(22)を、注ぎ口の(注がれる容器の
口元に挿入し易い)サイズに応じた位置に設けることに
よって、切断開口された注ぎ口(図示せず)が、注がれ
る他の容器へ注ぎ易い自立性詰替え容器(1)ともので
ある。
一定にしておいて、注がれる容器の口元サイズに応じた
角度(β)とすることもできる。
(1)を構成する可撓性の側壁フィルム(10、11)
の材料などについて以下に説明する。例えば図5の側断
面図に示すように、少なくとも最内層にはヒートシール
性に優れる直鎖低密度ポリエチレン(LLDPE)、低
密度ポリエチレン(LDPE)、無延伸ポリプロピレン
フィルム(CPP)でなるシーラント層(50)を配す
る必要があり、以下内容物にもよっても異なるが、その
上の中間層(52)として、例えば厚さ7μm程度のア
ルミニウム箔や厚さ12μm程度のポリエチレンテレフ
タレートフィルムにAl2 O3 やSiO2 等無機酸化物
を蒸着した透明なセラミック蒸着フィルムでなるバリア
層を配し、最外層には表面強度を上げたり印刷を施した
りする印刷基材層(54)として、例えばポリエチレン
テレフタレート(PET)、延伸ナイロン(ONy)、
ポリエチレン(PE)フィルムなどを積層するのが一般
的である。この構成のうち、例えばバリア性をそれほど
要求されない容器の場合は、前記の中間層(52)であ
るバリア層を省略してもよい。
(22)としては、印刷にてハサミ等で切断するように
指定するか、あるいは炭酸ガスレーザー等で側壁フィル
ムのシーラント層を貫通しない程度に表面層等にハーフ
カット溝を施してもよい。
示す如き効果がある。即ち、最内にシーラント層を有す
る2枚の側壁フィルムと1枚の縦方向にガゼット折りさ
れた側壁フィルムの両側縁と上下縁のシーラント層面で
シールされている自立性詰替え容器において、前記各側
壁フィルムの下縁シール部が中央に頂点を有し、その角
度が40°から160°の範囲の略2等辺逆山形を形成
しているので、内容物を充填すると底部が開いて広く安
定した略正三角形を形成し、よって安定して自立するよ
うになり倒れることのない自立性詰替え容器とすること
ができる。
ムの下縁シール部に切抜き部を設けることによって、内
容物の充填で底部が開くとき、その切抜き部が支点とな
っていずれか一方の下縁シール部が曲がり易くなり、す
なわち底部が開いて自立し易くすることができる。
部コーナーをカットするような斜めシール部を設け、さ
らにその斜めシール部に把手穴を穿設することによっ
て、液体内容物を注ぐときにこの斜めシール部をあるい
は把手穴を手で持ちやすくし、もう一方の上部コーナー
の非シール部をカットする切断指定線を設けることによ
って、この切断指定線に従って切断された注ぎ口は、従
来は4本であった合掌シール部が3本でなるので、詰め
替えられる他の容器等の口元に挿入し易く、注ぎ易くす
る自立性詰替え容器とすることができる。
ール部の形状を、中央に頂点をもつ2等辺山形とし、そ
の頂点下部の非シール部をカットするような切断指定線
を、注ぎ口の(注がれる容器の口元に挿入し易い)サイ
ズに応じた位置に設けることによって、切断開口された
注ぎ口が、注がれる他の容器へ注ぎ易い自立性詰替え容
器とすることができる。即ち注ぎ口のサイズが自由に選
定できる自立性詰替え容器とすることができる。
るいは調味料や飲料等を収納し、その液体内容物を他の
容器等へ詰め替えたり、移し替えたりするための自立性
詰替え容器として、優れた実用上の効果を発揮する。
た一実施の形態を説明するための斜視図である。
実施の形態を説明するための斜視図である。
の一実施の形態を説明する図であり、(a)は、内容物
充填前の斜視図であり、(b)は、内容物充填後の斜視
図である。
面から見た底面図である。
ルムの一実施の形態を側断面で表した説明図である。
の一実施の形態を正面で表した説明図である。
ル部 16‥‥上縁シール部 18‥‥非シール部 20‥‥注ぎ口 22‥‥切断指定線 30‥‥底部 32‥‥斜めシール部 34‥‥把手穴 50‥‥シーラント層 52‥‥中間層 54‥‥印刷基材層 P‥‥逆山形の頂点 Q‥‥山形の頂点 W‥‥ガゼット折りされた側壁フィルムの側辺と中折れ
線との距離 X‥‥側壁フィルムの側辺とその中央線との距離 α‥‥逆山形の角度 β‥‥山形の角度
Claims (5)
- 【請求項1】最内にシーラント層を有する2枚の側壁フ
ィルムと1枚の縦方向にガゼット折りされた側壁フィル
ムでなり、それぞれの両側縁と上下縁のシーラント層面
でシールされている自立性詰替え容器において、前記下
縁シール部が、中央に頂点を有し、その角度が40〜1
60°の略2等辺逆山形を形成していることを特徴とす
る自立性詰替え容器。 - 【請求項2】前記1枚の縦方向にガゼット折りされた側
壁フィルムの2等辺でなる下縁シール部とそれらシール
部にシールされた2枚の側壁フィルムの下縁シール部に
切抜き部を刻設したことを特徴とする請求項1記載の自
立性詰替え容器。 - 【請求項3】前記2枚の側壁フィルムと1枚の縦方向に
ガゼット折りされた側壁フィルムの上縁シール部と側縁
シール部が交差するコーナーをカットするような斜めシ
ール部を設け、前記2枚の側壁フィルムがシールされて
いる上縁シール部と側縁シール部でなるコーナーの非シ
ール部をカットするような切断指定線を設けたことを特
徴とする請求項1または2記載の自立性詰替え容器。 - 【請求項4】前記斜めシール部に把手穴を穿設したこと
を特徴とする請求項3記載の自立性詰替え容器。 - 【請求項5】前記各側壁フィルムの上縁シール部が、中
央に頂点をもつ2等辺山形を形成し、その頂点下部の非
シール部をカットするような切断指定線を注ぎ口のサイ
ズに応じた位置に設けたことを特徴とする請求項1また
は2記載の自立性詰替え容器。
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JP2001089403A JP3997717B2 (ja) | 2001-03-27 | 2001-03-27 | 自立性詰替え容器 |
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- 2001-03-27 JP JP2001089403A patent/JP3997717B2/ja not_active Expired - Fee Related
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