JP2002276891A - パイロット式スチームトラップ - Google Patents
パイロット式スチームトラップInfo
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Abstract
しないようにする。 【解決手段】 入口4と出口6を連通する主弁口18を
開閉する主弁体24と、主弁体24に連結された圧力応
動部材としてのピストン26と、ピストン26で気密的
に仕切られた第1圧力室29及び第2圧力室31と、入
口4側と第1圧力室29を連通するパイロット通路14
と、パイロット通路14の入口4側端を開閉するパイロ
ット弁としてのフロート13と、第2圧力室31を出口
6側に連通する第1オリフィス32と、主弁体24の閉
弁位置で第1オリフィス32よりも大きな通過面積で第
2圧力室31に連通し主弁体24の開弁方向への変位に
従って第2圧力室31への通過面積が減少して出口6側
に連通し主弁体24の閉弁方向への変位に従って出口6
側への通過面積が減少して第2圧力室31に連通する第
2オリフィス25と、を具備する。
Description
する復水を自動的に排出するスチームトラップに関し、
特にパイロット弁の開閉によって圧力応動部材を駆動
し、圧力応動部材に連結した主弁体で入口と出口を連通
する主弁口を開閉するようにしたパイロット式スチーム
トラップに関する。
は、入口と出口を連通する主弁口を開閉する主弁体と、
主弁体に連結された圧力応動部材と、圧力応動部材の受
圧変位壁で気密的に仕切られた圧力室及び出口室と、入
口側と圧力室を連通するパイロット通路と、パイロット
通路の入口側端を開閉するパイロット弁と、圧力室と出
口室を連通するオリフィスと、を具備したものである。
この一例が特開昭55−112490号公報に示されて
いる。
は、パイロット弁の開閉によって圧力室の圧力が急激に
変化するために、主弁体が急激に開弁あるいは閉弁方向
に変位し、入口側または出口側に流体の急激な流れや遮
断が生じてウォータハンマを起こしたり、急激な開閉に
よる衝撃によって主弁体や圧力応動部材が破損する問題
があった。
急激に開弁あるいは閉弁方向に変位しないようにするこ
とである。
するために講じた本発明の技術的手段は、入口と出口を
連通する主弁口を開閉する主弁体と、主弁体に連結され
た圧力応動部材と、圧力応動部材の受圧変位壁で気密的
に仕切られた第1圧力室及び第2圧力室と、入口側と第
1圧力室を連通するパイロット通路と、パイロット通路
の入口側端を開閉するパイロット弁と、第2圧力室を出
口側に連通する第1オリフィスと、主弁体の閉弁位置で
第1オリフィスよりも大きな通過面積で第2圧力室に連
通し主弁体の開弁方向への変位に従って第2圧力室への
通過面積が減少して出口側に連通し主弁体の閉弁方向へ
の変位に従って出口側への通過面積が減少して第2圧力
室に連通する第2オリフィスと、を具備したパイロット
式スチームトラップにある。
開弁すると、入口側の圧力がパイロット通路を通して第
1圧力室に導入されると共に第2オリフィスを通して第
2圧力室に導入され、第1圧力室及び第2圧力室の圧力
が上昇する。第2圧力室は第2オリフィスよりも通過面
積の小さな第1オリフィスを通して出口側に連通してい
るので、第1圧力室よりも緩やかに圧力上昇する。その
ため、圧力応動部材が第1圧力室の圧力によって第2圧
力室の圧力に抗して主弁体を緩やかに開弁方向に変位せ
しめる。
イロット通路と出口側を連通すると、第2圧力室の圧力
が第1オリフィスを通して出口側に抜けて低下する。そ
して、パイロット弁が閉弁すると、第1圧力室の圧力が
第2オリフィスを通して出口側に抜けて低下し、主弁体
が閉弁方向に変位する。このとき、主弁体の変位に従っ
て出口側への第2オリフィスの通過面積が減少するの
で、第1圧力室の圧力が緩やかに低下し、主弁体が緩や
かに開弁方向に変位する。
明する(図1乃至図3参照)。本体1に蓋部材2をボル
トで締結してケーシングを形成する。ケーシングの内部
は仕切壁3で、入口4の連通する復水溜り室5と出口6
の連通する出口通路7に隔てる。入口4は復水溜り室5
の上部に開口し、スクリーン8及び通孔9を開けたフロ
ートカバー10を介して連通する。出口通路7の内周壁
に出口6に向けて開口する排出孔11を有する管部材1
2を取り付ける。管部材12は出口通路7が排出流体に
よって浸食されることを防止するために耐浸食性を有す
るステンレス鋼で作る。
空球形のフロート13を自由状態で配置する。フロート
13は復水溜り室5の液位に従って浮上降下し、その外
表面で下記のパイロット通路14の復水溜り室5側端を
開閉する。フロート13はパイロット通路14を閉じた
位置でフロート座15に当接する。
壁3を貫通して先端が復水溜り室5に突出する弁座16
を挿入し、本体1にねじ結合する弁座保持部材17で弁
座16を固定する。弁座16は軸方向の中心に貫通した
主弁口18と通路19と通孔20及び通孔38を有す
る。弁座16と本体1の仕切壁3の間に気密保持用のO
リング21を設ける。弁座16は外面に一体に突出した
凸部22を有し、本体1は弁座16の凸部22が嵌る凹
部23を有する。弁座16の凸部22を本体1の凹部2
3に嵌め合わせることにより、通孔20を出口通路7に
向ける。弁座16の通路19内に主弁体24を配置す
る。主弁体24は軸方向の中心に貫通したパイロット通
路14と、パイロット通路14から分岐しパイロット通
路14よりも通過面積の小さな第2オリフィス25を有
する。
としてのピストン26をスナップリング27で固定し、
ピストン26の外周に弁座16の内周壁を気密的に摺動
するピストンリング28を嵌め込む。ピストン26と弁
座保持部材17との間に第1圧力室29を形成する。弁
座16に壁部材30を圧入固定して第1圧力室29の反
対側に第2圧力室31を形成し、主弁体24の外周と壁
部材30の内周との間に第1オリフィス32を形成す
る。第1オリフィス32は主弁体24の閉弁位置におけ
る第2オリフィス25の第2圧力室31への通過面積よ
りも小さな通過面積に形成する。第2オリフィス25は
主弁体24の開弁方向への変位に従って第2圧力室31
への通過面積が減少して出口6側に連通し主弁体24の
閉弁方向への変位に従って出口6側への通過面積が減少
して第2圧力室31に連通する。
34を間に保持ガイド35を挟んでねじ結合する。保持
ガイド35に係止するバネ36で温度応動素子37を保
持ガイド35に係止する。温度応動素子37はほぼ円板
状の密閉体カプセルで図示はしていないが内部に薄板ダ
イヤフラムと熱膨張収縮液を充填して形成する。排気弁
口33は蓋部材に形成した排気通路39から管部材12
の排出孔11を通して出口6に連通する。
は次の通りである。蒸気と復水及び空気が入口4から復
水溜り室5に流入し、蒸気と空気が上部に復水が下部に
分離して溜まる。復水溜り室5内の温度が高い場合、温
度応動素子37は膨張して排気弁口33を閉じる。
って浮上降下し、その外表面でパイロット通路14の復
水溜り室5側端を開閉する。主弁体24の閉弁時にパイ
ロット通路14が開かれると、入口4側の圧力がパイロ
ット通路14を通して第1圧力室26に導入されると共
にパイロット通路14から第2オリフィス25を通して
第2圧力室28に導入され、第1圧力室29及び第2圧
力室31の圧力が上昇する。第2圧力室31は第2オリ
フィス25よりも通過面積の小さな第1オリフィス32
を通して出口6側に連通しているので、第1圧力室29
よりも緩やかに圧力上昇する。そのため、ピストン26
が第1圧力室29の圧力によって第2圧力室31の圧力
に抗して主弁体24を緩やかに開弁方向に変位せしめて
主弁口18を開き、復水溜り室5内の復水を主弁口18
から出口6へ排出する。
25がパイロット通路14と出口6側を連通すると、第
2圧力室31の圧力が第1オリフィス32を通して出口
4側に抜けて低下する。そして、復水の排出によってフ
ロート13が降下してパイロット通路14を閉じると、
第1圧力室29の圧力が第2オリフィス25を通して出
口6側に抜けて低下し、主弁体24が閉弁方向に変位す
る。このとき、主弁体22の変位に従って出口6側への
第2オリフィス25の通過面積が減少するので、第1圧
力室29が緩やかに圧力低下し、主弁体24が緩やかに
開弁方向に変位する。
応動素子37は収縮して排気弁口33を開き、復水溜り
室5内の復水や空気を排気弁口33から出口6へ排出す
る。フロート13は上記と同様に復水溜り室5内の液位
に従って浮上降下してパイロット通路14を開閉し、こ
のフロート13によるパイロット通路の開閉によって主
弁体24が主弁口18を開閉する。
急激に開弁あるいは閉弁方向に変位しないので、入口側
または出口側でのウォータハンマの発生を防止すること
ができ、主弁体や圧力応動部材の破損を防止することが
できるという優れた効果を生じる。
例の断面図。
Claims (1)
- 【請求項1】 入口と出口を連通する主弁口を開閉する
主弁体と、主弁体に連結された圧力応動部材と、圧力応
動部材の受圧変位壁で気密的に仕切られた第1圧力室及
び第2圧力室と、入口側と第1圧力室を連通するパイロ
ット通路と、パイロット通路の入口側端を開閉するパイ
ロット弁と、第2圧力室を出口側に連通する第1オリフ
ィスと、主弁体の閉弁位置で第1オリフィスよりも大き
な通過面積で第2圧力室に連通し主弁体の開弁方向への
変位に従って第2圧力室への通過面積が減少して出口側
に連通し主弁体の閉弁方向への変位に従って出口側への
通過面積が減少して第2圧力室に連通する第2オリフィ
スと、を具備したパイロット式スチームトラップ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001074772A JP4643039B2 (ja) | 2001-03-15 | 2001-03-15 | パイロット式スチームトラップ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2001074772A JP4643039B2 (ja) | 2001-03-15 | 2001-03-15 | パイロット式スチームトラップ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002276891A true JP2002276891A (ja) | 2002-09-25 |
JP4643039B2 JP4643039B2 (ja) | 2011-03-02 |
Family
ID=18931973
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001074772A Expired - Fee Related JP4643039B2 (ja) | 2001-03-15 | 2001-03-15 | パイロット式スチームトラップ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4643039B2 (ja) |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4729722U (ja) * | 1971-04-22 | 1972-12-05 | ||
JPS532727A (en) * | 1976-06-29 | 1978-01-11 | Tlv Co Ltd | Pilot system steam trap |
JPS5391428A (en) * | 1977-01-21 | 1978-08-11 | Tlv Co Ltd | Pilot type trap |
JPH0385797U (ja) * | 1989-12-15 | 1991-08-29 |
-
2001
- 2001-03-15 JP JP2001074772A patent/JP4643039B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (4)
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JPH0385797U (ja) * | 1989-12-15 | 1991-08-29 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP4643039B2 (ja) | 2011-03-02 |
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