JP2002275126A - ヒドロキシアルキル(メタ)アクリレートの製造方法 - Google Patents

ヒドロキシアルキル(メタ)アクリレートの製造方法

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JP2002275126A
JP2002275126A JP2001392416A JP2001392416A JP2002275126A JP 2002275126 A JP2002275126 A JP 2002275126A JP 2001392416 A JP2001392416 A JP 2001392416A JP 2001392416 A JP2001392416 A JP 2001392416A JP 2002275126 A JP2002275126 A JP 2002275126A
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meth
acrylic acid
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hydroxyalkyl
acrylate
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JP2001392416A
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Hajime Matsumoto
初 松本
Tetsuya Kajiwara
徹也 梶原
Yukihiro Yoneda
幸弘 米田
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Nippon Shokubai Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 (メタ)アクリル酸とアルキレンオキシドを
反応させてヒドロキシアルキル(メタ)アクリレートを
製造するにあたり、未反応(メタ)アクリル酸を効率的
に回収し、反応原料として循環再利用することができ
る、新規なヒドロキシアルキル(メタ)アクリレートの
製造方法を提供する。 【解決手段】 (メタ)アクリル酸とアルキレンオキシ
ドとを反応させてヒドロキシアルキル(メタ)アクリレ
ートを製造する方法において、前記反応液を蒸留するこ
とにより未反応(メタ)アクリル酸を回収し、前記反応
の原料として循環再利用することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、(メタ)アクリル
酸とアルキレンオキシドを反応させてヒドロキシアルキ
ル(メタ)アクリレートを製造する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】(メタ)アクリル酸とアルキレンオキシ
ドを反応させてヒドロキシアルキル(メタ)アクリレー
トを製造するプロセスにおいて、副生物としてアルキレ
ングリコールジ(メタ)アクリレート(以下、ジエステ
ルと称す)やジアルキレングリコールモノ(メタ)アク
リレートが生成してしまう問題が知られている。そこ
で、これら副生物を低減するための検討がなされ、その
結果、(メタ)アクリル酸転化率を100%未満に抑え
ることにより、上記副生物の生成が抑制されることが報
告されている(特公昭47−14087号公報、特開昭
51−26810号公報、特公平5−30822号公
報)。
【0003】一方で、精製、分離が困難な(メタ)アク
リル酸が製品に混入することを抑制するために、(メ
タ)アクリル酸転化率をできるだけ100%に近づける
必要があることも知られている(特開平10−3303
20号公報)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】反応生成物中へのジエ
ステルやジアルキレングリコールモノ(メタ)アクリレ
ートの混入がある程度許容できるような場合であれば、
(メタ)アクリル酸転化率をあまり低くする必要もな
く、反応液中に残存する未反応(メタ)アクリル酸もわ
ずかであり、製品中に混入しても許容できる範囲内であ
れば特に問題はなかった。一方、ジエステルやジアルキ
レングリコールモノ(メタ)アクリレートの副生を十分
に抑制しようとする場合、上記方法によれば(メタ)ア
クリル酸転化率の抑制も十分に行う必要がある。この場
合、(メタ)アクリル酸転化率の大きな抑制により未反
応(メタ)アクリル酸が反応液中に比較的多量に残存す
ることになり、生産性、経済性を考えた場合、未反応
(メタ)アクリル酸を分離、回収することが必要とな
り、反応原料として再利用できればさらに好ましい。と
ころが、(メタ)アクリル酸はヒドロキシアルキル(メ
タ)アクリレートとの親和性が強く、相対揮発度が小さ
く、さらに単独で、あるいは混合溶液で重合し易いた
め、従来においては、未反応(メタ)アクリル酸の分
離、回収、再利用に関する技術は完成されていなかっ
た。
【0005】なお、未反応アルキレンオキシドも反応液
中に残存するが、この未反応アルキレンオキシドの分
離、回収に関する技術としては、放散によって分離し、
溶剤等への吸収により回収する方法が開示されている
(特開平10−330320号公報、特開平11−24
0853号公報、特願2000−22692号公報、特
願2000−32340号公報)。したがって、本発明
が解決しようとする課題は、(メタ)アクリル酸とアル
キレンオキシドを反応させてヒドロキシアルキル(メ
タ)アクリレートを製造するにあたり、未反応(メタ)
アクリル酸を効率的に回収し、反応原料として循環再利
用することができる、新規なヒドロキシアルキル(メ
タ)アクリレートの製造方法を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者は上記課題を解
決すべく鋭意検討した。その結果、(メタ)アクリル酸
とアルキレンオキシドとの反応液を蒸留することによっ
て未反応(メタ)アクリル酸を回収し、循環再利用する
新規なヒドロキシアルキル(メタ)アクリレートの製造
プロセスが確立できることを見いだした。すなわち、本
発明に係るヒドロキシアルキル(メタ)アクリレートの
製造方法は、(メタ)アクリル酸とアルキレンオキシド
とを反応させてヒドロキシアルキル(メタ)アクリレー
トを製造する方法において、前記反応液を蒸留すること
により未反応(メタ)アクリル酸を回収し、前記反応の
原料として循環再利用することを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】まず、本発明の製造方法におけ
る、(メタ)アクリル酸とアルキレンオキシドとの付加
反応について説明する。上記(メタ)アクリル酸とアル
キレンオキシドとの反応における原料の仕込み量は、
(メタ)アクリル酸1モルに対して、アルキレンオキシ
ドが0.5モル以上が好ましい範囲であり、より好まし
くは0.8〜5.0モル、さらに好ましくは0.9〜
3.0モル、さらにより好ましくは1.0〜2.0モル
である。アルキレンオキシドの仕込み量が0.5モル未
満の場合には、反応率が低下し、副生成物が増加するの
で好ましくない。また、アルキレンオキシドの仕込み量
が多すぎると、特に、5モルを超えると、経済的に好ま
しくない。
【0008】本発明において用いることが出来る(メ
タ)アクリル酸とは、アクリル酸とメタクリル酸を意味
する。本発明において用いることが出来るアルキレンオ
キシドは、好ましくは炭素数2〜6、より好ましくは炭
素数2〜4のアルキレンオキシドであり、例えば、エチ
レンオキシド、プロピレンオキシド、ブチレンオキシド
が挙げられ、好ましくはエチレンオキシド、プロピレン
オキシドであり、特に好ましくはエチレンオキシドであ
る。本発明において、(メタ)アクリル酸とアルキレン
オキシドとの反応は、この種の反応に一般的に用いられ
ている方法に従って行うことができ、一般に触媒の存在
下で行う。
【0009】例えば、バッチ式で反応を行う場合、(メ
タ)アクリル酸中に液状のアルキレンオキシドを導入し
て行われる。溶媒中に(メタ)アクリル酸を溶解させて
からアルキレンオキシドを導入してもよい。この際、ア
ルキレンオキシドは、一括して、あるいは連続的にまた
は間欠的に添加してもよい。そして連続的または間欠的
に添加する場合、この種の反応においてよく行われるよ
うに、アルキレンオキシド導入後も反応を継続させて、
いわゆる熟成を行い、反応を完結させることもできる。
また、(メタ)アクリル酸も初期に一度に仕込む必要は
必ずしもなく、いくつかに分割して投入することもでき
る。
【0010】また、連続式で反応を行う場合には、(メ
タ)アクリル酸と液状のアルキレンオキシドを管型、槽
型などの反応器内に連続的に投入し、連続的に反応液を
反応器から抜き出して行われる。この際、触媒は、原料
とともに連続的に供給し、反応液とともに連続的に抜き
出してもよいし、管型などの反応器の場合には、固体触
媒を反応器内に充填して使用する、いわゆる固定床形式
で使用してもよい。また、槽型の反応器の場合には、固
体触媒を反応器内で反応液とともに流動させて使用す
る、いわゆる流動床形式で使用してもよい。また、これ
ら連続反応の場合には、反応液の一部を循環させる形態
をとってもよい。
【0011】原料(メタ)アクリル酸と原料アルキレン
オキシドの反応器への投入については、それぞれ別々の
投入ラインから投入してもよいし、反応器へ投入する前
に、配管、又は、ラインミキサー、ミキシングタンクな
どで予め混合してから投入してもよい。また、反応器出
口液を反応器入口へ循環させる場合には、この液を原料
(メタ)アクリル酸、原料アルキレンオキシドと混合し
てから反応器へ投入してもよい。さらに、本発明のよう
に未反応の(メタ)アクリル酸を回収再利用する場合
や、未反応のアルキレンオキシドを回収再利用する場合
には、これらの液を原料(メタ)アクリル酸、原料アル
キレンオキシドと混合してから反応器へ投入してもよ
い。しかし、(メタ)アクリル酸とアルキレンオキシド
を別々の投入ラインから反応液中に投入した場合、(メ
タ)アクリル酸の投入口付近では反応液中のモル比が
(メタ)アクリル酸過剰率が高くなるので、好ましく
は、反応器へ投入する前に、それぞれの原料を配管など
で予め混合してから投入するのがよい。
【0012】反応温度は、通常、40〜130℃の範囲
で行うことが好ましく、より好ましくは50〜100℃
の範囲である。反応温度が40℃よりも低ければ、反応
の進行が遅くなって実用レベルから離れてしまい、一
方、反応温度が130℃よりも高ければ、副生成物が多
くなったり、原料である(メタ)アクリル酸や生成物で
あるヒドロキシアルキル(メタ)アクリレートの重合等
が起こるので好ましくない。また、この反応において反
応を温和に進行させることなどを目的として、溶媒中で
反応を行ってもよい。溶媒としては、トルエン、キシレ
ン、ヘプタン、オクタンなどの一般的なものを用いるこ
とができる。反応時の系内圧力は、使用する原料の種類
や混合比にもよるが、一般には加圧下で行われる。
【0013】また、反応の際には、一般に用いられてい
る重合防止剤を使用することができる。重合防止剤とし
ては、例えば、ハイドロキノン、メチルハイドロキノ
ン、tert−ブチルハイドロキノン、2,6−ジ−t
ert−ブチルハイドロキノン、2,5−ジ−tert
−ブチルハイドロキノン、2,4−ジメチル−6−te
rt−ブチルフェノール、ハイドロキノンモノメチルエ
ーテル等のフェノール化合物;N−イソプロピル−N’
−フェニル−パラ−フェニレンジアミン、N−(1,3
−ジメチルブチル)−N’−フェニル−パラ−フェニレ
ンジアミン、N−(1−メチルヘプチル)−N’−フェ
ニル−パラ−フェニレンジアミン、N,N’−ジフェニ
ル−パラ−フェニレンジアミン、N,N’−ジ−2−ナ
フチル−パラ−フェニレンジアミン等のパラフェニレン
ジアミン類;チオジフェニルアミン、フェノチアジン等
のアミン化合物;ジブチルジチオカルバミン酸銅、ジエ
チルジチオカルバミン酸銅、ジメチルジチオカルバミン
酸銅等のジアルキルジチオカルバミン酸銅塩類;ニトロ
ソジフェニルアミン、亜硝酸イソアミル、N−ニトロソ
−シクロヘキシルヒドロキシルアミン、N−ニトロソ−
N−フェニル−N−ヒドロキシルアミン又はその塩等の
ニトロソ化合物;2,2,4,4−テトラメチルアゼチ
ジン−1−オキシル、2,2−ジメチル−4,4−ジプ
ロピルアゼチジン−1−オキシル、2,2,5,5−テ
トラメチルピロリジン−1−オキシル、2,2,5,5
−テトラメチル−3−オキソピロリジン−1−オキシ
ル、2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−1−オ
キシル、4−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチ
ルピペリジン−1−オキシル、6−アザ−7,7−ジメ
チル−スピロ(4,5)デカン−6−オキシル、2,
2,6,6−テトラメチル−4−アセトキシピペリジン
−1−オキシル、2,2,6,6−テトラメチル−4−
ベンゾイルオキシピペリジン−1−オキシル等のN−オ
キシル化合物などが例示される。重合防止剤の添加量
は、(メタ)アクリル酸に対して0.0001〜1重量
%が好ましく、より好ましくは0.001〜0.5重量
%である。
【0014】反応に用いる触媒については特に制限はな
く、この種の反応に一般に用いられている触媒を使用す
ることができる。具体的には、鉄粉、塩化第二鉄、ギ酸
鉄、酢酸第二鉄、アクリル酸鉄、メタクリル酸鉄などの
鉄化合物、重クロム酸ソーダ、塩化クロム、アセチルア
セトンクロム、ギ酸クロム、酢酸クロム、アクリル酸ク
ロム、メタクリル酸クロム、ジブチルジチオカルバミン
酸クロムなどのクロム化合物、トリアルキルアミン類、
4級アンモニウム基を持つイオン交換樹脂などのアミン
類などから選ばれる1種または2種以上を挙げることが
できるが、中でも、塩基性樹脂を触媒として使用するこ
とが好ましい。この塩基性樹脂とは、塩基性官能基を有
する、反応液に不溶の高分子化合物(例えば、分子量1
000以上の化合物)であり、例えば、3級アミン化合
物、4級アンモニウム塩、ピリジンなどの環状アミン化
合物、スルフィド類などの塩基性官能基を有する高分子
化合物であり、好ましくは塩基性アニオン交換樹脂、特
に塩基性官能基としてアミノ基を有する塩基性アニオン
交換樹脂が好ましい。また、前述の鉄化合物やクロム化
合物などと併用してもよい。
【0015】上記の本発明の実施に用いる触媒の量は特
に限定されないが、不均一触媒でバッチ反応の場合に
は、原料(メタ)アクリル酸に対して5〜50重量%の
範囲で用いることが普通である。特に好ましくは、10
〜30重量%の範囲で用いる。また、連続反応の場合
で、槽型反応器などで流動床形式で使用する場合は、反
応液の体積に対して、通常5〜90vol%、好ましく
は10〜80vol%、さらに好ましくは20〜80v
ol%の範囲で用いる。また、管型反応器などで固定床
形式で使用する場合には、液空間速度(LHSV:
-1)で好ましくは0.05〜15、より好ましくは
0.2〜8の範囲で反応原料を含んだ液を通液する。一
方、均一触媒の場合には、原料(メタ)アクリル酸に対
して、0.05〜10重量%の範囲で用いることが普通
であり、特に好ましくは0.1〜3重量%の範囲で用い
る。
【0016】次に、本発明に係るヒドロキシアルキル
(メタ)アクリレートの製造方法の特徴である、未反応
(メタ)アクリル酸の回収、循環再利用について説明す
る。本発明に係るヒドロキシアルキル(メタ)アクリレ
ートの製造方法は、(メタ)アクリル酸とアルキレンオ
キシドとを反応させてヒドロキシアルキル(メタ)アク
リレートを製造する方法において、前記反応液を蒸留す
ることにより未反応(メタ)アクリル酸を回収し、前記
反応の原料として循環再利用することを特徴とする。従
来、未反応アルキレンオキシドの分離、回収に関する技
術としては、放散によって分離し、溶剤等への吸収によ
り回収する方法が開示されている(特開平10−330
320号公報、特開平11−240853号公報、特願
2000−22692号公報、特願2000−3234
0号公報)が、一方、(メタ)アクリル酸はヒドロキシ
アルキル(メタ)アクリレートとの親和性が強く、相対
揮発度が小さく、さらに単独で、あるいは混合溶液で重
合し易いため、従来においては、未反応(メタ)アクリ
ル酸の分離、回収、再利用に関する技術は完成されてい
なかった。本発明は、従来実施困難であった未反応(メ
タ)アクリル酸の分離、回収、再利用を、特定操作を行
うことによって実現可能としたものである。
【0017】本発明における反応液の蒸留は、好ましく
は、1〜40hPaの操作圧力下で行う。上記圧力が1
hPaより低いと、蒸留塔頂の(メタ)アクリル酸含有
蒸気の飽和温度が低くなり、この蒸気を凝縮器に通して
冷却水で凝縮、回収することが困難となる。また、上記
圧力が40hPaを超えると、蒸留塔内、特に、蒸留塔
底部の温度が高くなり、蒸留操作中に塔内で重合、閉塞
が起こり、操作を停止することになるため好ましくな
い。1〜40hPaの操作圧力下で、ハイドロキノン等
のフェノール化合物、N,N’−ジ−2−ナフチル−パ
ラ−フェニルジアミン等のパラフェニルジアミン類、フ
ェノチアジン等のアミン化合物、ジメチルジチオカルバ
ミン酸銅等のジアルキルジチオカルバミン酸銅塩類、N
−ニトロソ−N−フェニル−N−ヒドロキシアミンまた
はその塩等のニトロソ化合物、4−ヒドロキシ−2,
2,6,6−テトラメチルピペリジン−1−オキシル等
のN−オキシル化合物等のN−オキシル化合物等の、先
に反応のところで示した重合防止剤と酸素の存在下で蒸
留を行えば、重合を起こすことなく、効率良く(メタ)
アクリル酸を分離、回収、再利用することが可能とな
る。中でも、N−オキシル化合物と共に上記の重合防止
剤群から選ばれる1種以上の化合物を併用すれば、著し
い重合防止効果が得られる。
【0018】本発明における反応液の蒸留は、反応がバ
ッチ式で行われる場合、バッチ式でも連続式でもよい。
蒸留の留出液を反応原料として回収、再利用する場合
は、蒸留の方式がいずれの場合でも留出液用の中間タン
クが必要となる。本発明における反応液の蒸留は、反応
が連続的に行われる場合も、バッチ式でも連続式でもよ
いが、バッチ式で蒸留する場合は蒸留供給用および留出
液用のタンクが必要となるため、連続式が好ましい。本
発明における反応液の蒸留は、精留塔を用いて行うこと
が好ましく、特に、棚段塔および/または充填塔を用い
て行うことが好ましい。これら精留塔を用いることによ
り、比較的少ない留出量となり、また、留出液中のヒド
ロキシアルキル(メタ)アクリレート濃度も比較的低い
ので、これを反応に循環再利用しても反応収率の低下は
わずかなものとなる。また、反応装置の容量も比較的小
さくなるので好ましい。
【0019】フラッシュ蒸留装置でも、留出量を増やせ
ば反応液から未反応(メタ)アクリル酸を分離すること
は可能ではあるが、留出液中の(メタ)アクリル酸濃度
は低くなり、一方でヒドロキシアルキル(メタ)アクリ
レート濃度は高くなる。そして、この比較的多量で、か
つ、ヒドロキシアルキル(メタ)アクリレート濃度の高
い留出液を反応に循環再利用すると、反応装置内のヒド
ロキシアルキル(メタ)アクリレート濃度が高くなり、
原料濃度が低くなるために反応速度が低下する。これに
より、ジエステルやジアルキレングリコールモノ(メ
タ)アクリレートの生成が増加し、反応収率が悪化す
る。さらに、反応速度の低下のために反応時間が長くな
る。また、反応装置の容量も比較的大きくなってしま
う。
【0020】本発明に係る製造方法においては、反応液
中の(メタ)アクリル酸濃度が0.1〜20重量%であ
ることが好ましい。反応液中の(メタ)アクリル酸濃度
が20重量%を超えると、反応液から(メタ)アクリル
酸を分離するために蒸留塔、好ましくは、精留塔の必要
段数または必要充填高さを大きくする必要があるが、こ
の時、塔底の圧力が高くなり、従って温度も高くなるた
めに、塔内で重合が引き起こされるおそれがあるため好
ましくない。また、反応液中の(メタ)アクリル酸濃度
が0.1重量%より低いと、反応でジエステル、ジアル
キレングリコールモノ(メタ)アクリレートなどの副生
物が急激に生成するために好ましくない。
【0021】本発明に係るヒドロキシアルキル(メタ)
アクリレートの製造方法においては、(メタ)アクリル
酸とアルキレンオキシドとの反応液を蒸留することによ
り未反応(メタ)アクリル酸を回収し、前記反応の原料
として循環再利用することを特徴とするが、その際、未
反応(メタ)アクリル酸と共にアルキレンオキシド分離
工程で分離しきれなかった未反応アルキレンオキシドを
も回収し、循環再利用することも可能である。すなわ
ち、上述の蒸留操作において、蒸留塔への供給液中に含
まれる未反応アルキレンオキシドは、塔頂へと分離さ
れ、凝縮器を経てその一部が留出液に溶解して回収する
ことが可能となる。
【0022】本発明に係るヒドロキシアルキル(メタ)
アクリレートの製造方法において、反応液の蒸留により
得られた留出液(未反応(メタ)アクリル酸を含んでい
る)は、バッチ式で反応を行う場合と、連続式で反応、
蒸留を行う場合とで、以下のように異なった態様で循環
再利用される。バッチ式で反応を行う場合には、一旦留
出液用の中間タンクに貯められる。充填塔や棚段塔、多
孔板塔などの精留塔で反応液の蒸留を行う場合、蒸留中
はこの中間タンク内の液が還流液として精留塔に供給さ
れる。残りの留出液は次のバッチ反応が行われる際に反
応器に供給され、反応原料として再利用される。反応器
への供給方法は反応前に一括で仕込んでもよいし、反応
中に連続的に、または間欠的に投入してもよい。また、
未反応アルキレンオキシドを吸収により回収、再利用す
る場合には、この留出液を吸収液として使用した後に反
応器に供給してもよい。
【0023】連続式で反応を行う場合、留出液は一旦留
出液用の中間タンクに貯められてもよいし、直接移送ポ
ンプに連続的に導入されてもよい。充填塔や棚段塔、多
孔板塔などの精留塔で反応液の蒸留を行う場合、留出液
の一部は精留塔の還流液として精留塔に供給され、残り
の一部は反応器に供給され、反応原料として再利用され
る。反応器への供給方法は原料(メタ)アクリル酸、原
料アルキレンオキシドと混合してから投入してもよい
し、別々の投入ラインから投入してもよい。また、未反
応アルキレンオキシドを吸収により回収、再利用する場
合には、この留出液を吸収液として使用した後に反応器
に供給してもよい。
【0024】本発明の製造方法においては、得られた粗
ヒドロキシアルキルエステルについて、必要に応じ、さ
らに精製を行ってもよい。精製方法としては、特に限定
されないが、例えば、蒸留による精製が挙げられる。よ
り具体的には、例えば、汎用のフラッシュ蒸留装置や、
蒸留塔、充填塔や泡鐘塔、多孔板塔などの精留塔などを
用いる蒸留が挙げられるが、特にこれらに限定されな
い。また、蒸留精製に他の精製手段を併用してもよい。
【0025】
【実施例】以下に本発明の実施例と比較例を具体的に説
明するが、本発明は下記実施例に限定されるものではな
い。 [実施例1]攪拌翼を有するオートクレーブに触媒とし
てアニオン交換樹脂(三菱化学(株)製、DIAION
PA316)を480ml仕込み、エチレンオキシド
を229g/h、ハイドロキノンモノメチルエーテル
1.0重量%を含有したアクリル酸を260g/hの速
度で連続的に投入し、反応温度70℃、反応時間4.1
時間でヒドロキシエチルアクリレートの製造反応を行っ
た。オートクレーブ内は重合防止のために酸素濃度3モ
ル%に保った。反応時の圧力は約4200hPaであっ
た。
【0026】この反応液を塔径32mm、充填高さ30
cmの充填塔に塔頂から連続的に供給し、塔底から重合
防止のために酸素濃度3モル%に調製した窒素ガスを7
2g/hで供給して未反応エチレンオキシドを放散分離
した。さらに、放散塔底の液を塔径50mm、段数7段
の棚段塔の3段目に連続的に供給し、操作圧力7.0h
Pa、塔頂温度74℃、還流比1.5、留出率25%の
条件で精留を行った。還流にはハイドロキノンモノメチ
ルエーテルをその還流中濃度が0.1重量%になるよう
に添加した。塔底からは重合防止のために空気を0.6
g/hで供給した。この留出液を140g/hでオート
クレーブに連続的に再供給した。
【0027】この一連の操作を9時間連続的に行い、定
常到達後、オートクレーブ出口の反応液を分析した結
果、アクリル酸の転化率は90.0%、未反応アクリル
酸4.6重量%、未反応エチレンオキシド11.2重量
%であった。同様に棚段塔底の液を分析した結果、アク
リル酸濃度は0.055重量%であった。これは未反応
アクリル酸回収効率99.0%に相当する。棚段塔頂留
出液を分析すると、アクリル酸濃度20.7重量%、エ
チレンオキシド濃度610ppmであった。エチレンオ
キシド回収効率は6%に相当する。なお、このとき棚段
塔底温度は105℃となったが、棚段塔内で重合が発生
することはなく、安定に操作することができた。
【0028】[実施例2]棚段塔の操作圧力を40hP
aにした以外は実施例1と同様の操作を行った。9時間
連続操作後、棚段塔底の液を分析した結果、アクリル酸
濃度は0.055重量%であった。これは未反応アクリ
ル酸回収効率99.0%に相当する。なお、このとき棚
段塔底温度は125℃となったが、棚段塔内で重合が発
生することはなく、安定に操作することができた。 [実施例3]棚段塔の操作圧力を1hPaにした以外は
実施例1と同様の操作を行った。9時間連続操作後、棚
段塔底の液を分析した結果、アクリル酸濃度は0.05
5重量%であった。これは未反応アクリル酸回収効率9
9.0%に相当する。なお、このとき棚段塔頂温度は4
5℃となり、また冷却水入口温度は30℃であったが、
凝縮器の下流に設置した約−20℃に保たれた(氷+食
塩)トラップに溜まった凝縮液は6gであった。これは
留出中の未凝縮ロス0.5%に相当する。
【0029】[比較例1]棚段塔の操作圧力を50hP
aにした以外は実施例1と同様の操作を行った。9時間
連続操作後、棚段塔底の液を分析した結果、アクリル酸
濃度は0.071重量%であった。これは未反応アクリ
ル酸回収効率98.7%に相当する。なお、このとき棚
段塔底温度は138℃となり、棚段塔停止後、塔を解体
してみると、棚段上および塔底部に重合物が合わせて約
15g発生していた。 [比較例2]棚段塔の操作圧力を0.5hPaにした以
外は実施例1と同様の操作を行った。9時間連続操作
後、棚段塔底の液を分析した結果、アクリル酸濃度は
0.055重量%であった。これは未反応アクリル酸回
収効率99.0%に相当する。なお、このとき棚段塔頂
温度は35℃となり、また冷却水入口温度は30℃であ
ったが、凝縮器の下流に設置した約−20℃に保たれた
(氷+食塩)トラップに溜まった凝縮液は15gであっ
た。これは留出中の未凝縮ロス12.1%に相当する。
【0030】
【発明の効果】本発明によれば、(メタ)アクリル酸と
アルキレンオキシドを反応させてヒドロキシアルキル
(メタ)アクリレートを製造するにあたり、未反応(メ
タ)アクリル酸を効率的に回収し、反応原料として循環
再利用することができる、新規なヒドロキシアルキル
(メタ)アクリレートの製造方法を提供することができ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 米田 幸弘 大阪市中央区高麗橋4丁目1番1号 株式 会社日本触媒内 Fターム(参考) 4H006 AA02 AC48 AD11 AD41 BC52 BD33 BD52 BD60 BD80 BN10

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(メタ)アクリル酸とアルキレンオキシド
    とを反応させてヒドロキシアルキル(メタ)アクリレー
    トを製造する方法において、 前記反応液を蒸留することにより未反応(メタ)アクリ
    ル酸を回収し、前記反応の原料として循環再利用するこ
    とを特徴とする、ヒドロキシアルキル(メタ)アクリレ
    ートの製造方法。
  2. 【請求項2】未反応(メタ)アクリル酸と共に未反応ア
    ルキレンオキシドをも回収し、循環再利用する、請求項
    1に記載のヒドロキシアルキル(メタ)アクリレートの
    製造方法。
  3. 【請求項3】反応液から先ず未反応アルキレンオキシド
    を分離し、その後、蒸留により未反応(メタ)アクリル
    酸を回収する、請求項1または2に記載のヒドロキシア
    ルキル(メタ)アクリレートの製造方法。
  4. 【請求項4】前記蒸留を1〜40hPaの操作圧力下で
    行う、請求項1から3までのいずれかに記載のヒドロキ
    シアルキル(メタ)アクリレートの製造方法。
  5. 【請求項5】前記蒸留を、棚段塔および/または充填塔
    を用いて行う、請求項1から4までのいずれかに記載の
    ヒドロキシアルキル(メタ)アクリレートの製造方法。
  6. 【請求項6】前記蒸留を、重合防止剤として、N−オキ
    シル化合物と共に、フェノール化合物、パラフェニルジ
    アミン類、アミン化合物、ジアルキルジチオカルバミン
    酸銅塩類、ニトロソ化合物からなる群から選ばれる1種
    以上の化合物を併用して行う、請求項1から5までのい
    ずれかに記載のヒドロキシアルキル(メタ)アクリレー
    トの製造方法。
  7. 【請求項7】前記反応液中の(メタ)アクリル酸濃度が
    0.1〜20重量%である、請求項1から6までのいず
    れかに記載のヒドロキシアルキル(メタ)アクリレート
    の製造方法。
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