JPS6127944A - 2−ヒドロキシアルキル(メタ)アクリレ−トの蒸留方法 - Google Patents

2−ヒドロキシアルキル(メタ)アクリレ−トの蒸留方法

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JPS6127944A
JPS6127944A JP14678884A JP14678884A JPS6127944A JP S6127944 A JPS6127944 A JP S6127944A JP 14678884 A JP14678884 A JP 14678884A JP 14678884 A JP14678884 A JP 14678884A JP S6127944 A JPS6127944 A JP S6127944A
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JP
Japan
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reaction solution
distilling
reaction
absorption spectrum
alkylene oxide
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JP14678884A
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English (en)
Inventor
Yoshihiko Kanbara
芳彦 神原
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Mitsui Toatsu Chemicals Inc
Original Assignee
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、2−ヒドロキシアルキル(メタ)アクリレ
ートの蒸留方法に関するものである。
従来の技術 (メタ)アクリル酸とアルキレンオキサイドから3価の
クロム化合物を触媒として2−ヒドロキシアルキル(メ
タ)アクリレートを製造する方法は公知である(特公昭
46−37805号、特公昭45−8970号、特開昭
57−42657号など)。これらの方法において、触
媒としては6価のクロム化合物が優れており、反応速度
が速(ジエステル等の不純物生成が少なく選択性が良い
しかしながら、この様な優れた特性を持つ反面、6価の
クロム化合物を触媒とすると、反応後に蒸留精製する際
非常に重合しやすい。この課題を解決する為、反応中お
よび反応終了時において反応液中に含まれるアルキレン
オキサイドのモル濃度がクロム化合物のモル濃度の6倍
ビ越えて存在させながら反応を実施する方法が提案され
ている(特開昭57−42657号)。
特開昭57−42657号公報記載の方法は、反応の全
期間中、アルキレンオキサイドの使用量を必要以上に大
過剰に添加するものであり、プロセス経済上効率的では
ない。また、過剰のアルキレンオキサイド乞反応終了時
に残存させると、続く蒸留工程に先立ってストリッピン
グする必要があり、操作が煩雑である上、場合によって
は重合を引起す恐れがある。
この様な過剰なアルキレンオキサイドを添加せずども蒸
留精製時に重合を防止する技術の確立は、なお重要な解
決課題として残されている。
問題点を解決するための手段 本発明者は、前記問題点を解決するため鋭意研究を行い
、本発明を完成するに至ったものである。
すなわち、本発明の2−ヒドロキシアルキル(メタ)ア
クリレートの蒸留方法は、アクリル酸又はメ゛タクリル
酸とアルキレンオキサイドとを3価のクロム化合物を触
媒として反応させて得た2−ヒドロキシアルキル(メタ
)アクリレートの反応液乞蒸留するにあたり、該反応液
の可視吸収スペクトルで500 nm以上の波長域にお
ける最大吸光度を示す波長が575皿よりも大きな波長
である反応液を蒸留することを特徴とするものである。
特開昭57−42657号公報記載の発明では、蒸留精
製時の重合を防止するためには、反応中及び反応終了時
の反応液中のアルキレンオキサイドのモル濃度をクロム
化合物のモル濃度の3倍を越えて存在せしめなければな
らないとされているにもかかわらず、本発明の方法によ
れば、これ以下のアルキレンオキサイドのモル濃度でも
蒸留精製時の重合を防止しうろことは驚くべきことであ
る。
本発明の方法において蒸留する反応液は、通常、次の方
法により製造される。
すなわち、この方法において使用するアルキレンオキサ
イドは、エチレンオキサイド、プロピレンオキサイド等
の狭義のアルキレンオキサイドのほかに、エピクロルヒ
ドリン等のオキシラン化合物を含むものである。
使用する触媒としては、6価のクロム化合物で、例えば
、塩化クロム、臭化クロムなどのクロムのハロゲン化合
物、ギ酸クロム、酢酸クロム、(メタ)アクリル酸クロ
ムなどの飽和又は不飽和脂肪酸のクロム化合物、安息香
酸クロム等の芳香族カルボン酸のクロム化合物、アジピ
ン酸クロム等の多価カルボ/酸のクロム化合物、酸化ク
ロム等のクロム酸化物などが使用される。
これらの触媒は、(メタ)アクリル酸に対して通常0.
01〜5重量%、好ましくは0.1〜1.0重量%の割
合で使用される。
また通常、重合禁止剤を併用することが多い。
この場合重合禁止剤としては、例えば、フェノチアジン
、N、N’−ジー2−ナフチル−p−フ二二レンジアミ
ン、ヒドロキノン、パラ−メトキシフェノール等が使用
される。禁止剤濃度は(メタ)アクリル酸に対して通常
0.01〜1重量%、好ましくは0.03〜0.3重量
%添加される。
これらの原料や反応剤を用い一般的には次の様な態様で
反応を実施する。
原料(メタ)アクリル酸を、加熱及び冷却手段と攪拌装
置を備えた容器に液状で供給し、触媒と、重合禁止剤を
粉末状又は(メタ)アクリル酸等の適当な液体に溶解又
は懸濁させて投入、混合する。
ついで、反応容器内空間を不活性気体で置換し、液温を
60〜120℃、好ましくは70〜100℃に昇温し、
アルキレンオキサイドをガス状又は液状で反応器に供給
する。・反応が始まると液温か上昇を始めるので冷却を
行ない反応温度を所定温度範囲に保つ。反応容器の適当
な場所から連続的又は間げつ的にサンプリングを行ない
、反応液の吸収スペクトルを測定する。反応液の色相は
、反応の進行により変化するが、その色相はクロム化合
物の種類、重合禁止剤の種類、それらの濃度により肉眼
では明瞭に区別することができない場合が多い。
しかし、吸収スペクトルの測定によれば、色相の変化を
簡易にして確実に把握することができる。
吸収スペクトルの測定は、通常の方法でよい。
例えば、次のように行なうことができる。
サンプリングした反応液の所定量を、ガラス製又は石英
製10′Xセルに入れ、自記分光光度計(例えば島津U
U−240)にて、400 nmから720nmノ可視
吸収スペクトルを測定する。
この際、試料液を空気中に長くおくと空気酸化の影響を
受けるので、試料採取後素早く測定する□のが望ましい
あるいは、N2雰囲気下で測定するのが更に望ましい。
こうして得られた吸収スペクトルの最大吸光度を示す波
長は、反応の進行により連続的又は断続的に変化する、
例えば、塩化クロムを触媒として用いたときには、反応
開始時は500 nm以上の可視光域で最大吸光度を示
す波長(λmax )は580〜600 nmであるが
、完全に反応を終了させるとλmaxは570〜575
 nmに変化する。酢酸クロムを用いた場合も反応を完
全に終了させるとλmaxは、570〜575 nmと
なる。
こうして測定した反応混合物のλmaxが575nmに
至る前に反応を終了する。
本発明の方法では上記のような方法で得られた反応液、
すなわち該反応液の可視吸収スペクトルで500 nm
以上における最大吸光度を示す波長が575 nmより
も大きい波長である反応液を蒸留する。
上記のような本発明の方法に用いる2−ヒドロキシアル
キル(メタ)アクリレートを主成分とする反応液では、
前記反応終了時において反応液中に含まれるアルキレン
オキサイドのモル濃度はクロム化合物のモル濃度の3倍
以下、通常は1.5倍以下とすることが出来る。
蒸留はフラスコ、コンデンサー、受器、真空装置等を組
合わせた一般的な減圧蒸留装置を用いて、単蒸留型式で
行えばよい。圧力は0.1〜10 torr。
好ましくは01〜t5torrである。
発明の効果 本発明の方法によれば、2−ヒドロキシアルキル(メタ
)アクリレート主成分とする反応液の蒸留精製を反応液
中に過剰のアルキレンオキサイドを存在させる必要がな
く、蒸留精製時の重合トラブルを防止できる。
実施例 以下、本発明の方法を実施例により具体的に説明する。
実施例−1 下記の方法で製造したλmaxが582 nm、メタク
フィード終了後、90℃に昇温した。フィード終了2時
間後に吸収スペクトルを測定したところ、λmax=5
B2nmであった。
残存MAA濃度は0.3%であり、残存EO濃度は20
0 ppm 、 EO/Cr モル比は0.29であっ
た。
ここでEOを新たに802フイードして(EO/Crモ
ル比−2,84に相当)更に90℃で加熱、熟成した。
再フィード1時間後、反応液を約1Kp抜き出し反応液
(1)とした。
更に1時間経て同様に反応液を約IKg抜き出し反応液
(2)とした。
実施例6および比較例2 下記のように製造した(3)λmaxが580 nmと
(4)λmax カ572 nmである/2−ヒドロキ
シエチルメタクリレ−)Y主成分として含有する反応液
のそれぞれ1恥を5 torrの減圧で単蒸留した。結
果を第2表に示す。
第2表 蒸留した反応液は次のように製造した。
実施例2の製造法において、塩化第2クロムを酢酸第2
クロム(水塩)176Fにかえたほかは同様に行なった
EOフィード終了2時間後に反応液の吸収スペクトルを
測定したところ、λmax=592nm、残存MAA濃
度は0.25%であった。残存EO濃度は150ppm
E O/ Cr モル比=0.22であった。
ついで同様にEOを802再フイードして(EO/Cr
モル比=2.77に相当)、同様に1時間及び2時間後
の反応液をそれぞれ反応液(3)および(4)とした。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1)アクリル酸又はメタクリル酸とアルキレンオキサイ
    ドとを3価のクロム化合物を触媒として反応させて得た
    2−ヒドロキシアルキル(メタ)アクリレートを主成分
    とする反応液を蒸留するにあたり、該反応液の可視吸収
    スペクトルで500nm以上の波長域における最大吸光
    度を示す波長が575nmよりも大きな波長である反応
    液を蒸留することを特徴とする2−ヒドロキシアルキル
    (メタ)アクリレートの蒸留方法。
JP14678884A 1984-07-17 1984-07-17 2−ヒドロキシアルキル(メタ)アクリレ−トの蒸留方法 Pending JPS6127944A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002275126A (ja) * 2001-01-10 2002-09-25 Nippon Shokubai Co Ltd ヒドロキシアルキル(メタ)アクリレートの製造方法

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