JP2002273608A - 内径加工用工具 - Google Patents

内径加工用工具

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JP2002273608A
JP2002273608A JP2001079540A JP2001079540A JP2002273608A JP 2002273608 A JP2002273608 A JP 2002273608A JP 2001079540 A JP2001079540 A JP 2001079540A JP 2001079540 A JP2001079540 A JP 2001079540A JP 2002273608 A JP2002273608 A JP 2002273608A
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JP
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chip
tip
shank
restraining
inner diameter
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JP2001079540A
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Hiroshi Shimomura
博 下村
Tomoyoshi Sakamoto
知良 坂本
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Mitsubishi Materials Corp
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Mitsubishi Materials Corp
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    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23BTURNING; BORING
    • B23B29/00Holders for non-rotary cutting tools; Boring bars or boring heads; Accessories for tool holders
    • B23B29/03Boring heads
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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    • B23B29/00Holders for non-rotary cutting tools; Boring bars or boring heads; Accessories for tool holders
    • B23B29/04Tool holders for a single cutting tool
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23BTURNING; BORING
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    • B23B2270/08Clamping mechanisms; Provisions for clamping
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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Cutting Tools, Boring Holders, And Turrets (AREA)
  • Milling Processes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 チップの着脱を容易にするとともにチップの
取付剛性を高く保つ。 【解決手段】 チップ取付部15に形成された互いに相
対向する第一及び第二チップ拘束面16,17を、シャ
ンク長手方向に沿う凸V状に形成する。チップ20の上
下面23,24を第一及び第二チップ拘束面16,17
に対応した凹V状に形成する。クランプボルト19を締
め込むことによって、第一チップ拘束面16を第二チッ
プ拘束面17に近づく方向に弾性変形させて、チップ2
0をシャンク11に押圧固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ワークの内径加
工、例えばボーリング,溝入れ,ねじ切り等に用いられ
る内径加工用工具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の内径加工用工具として
は、特開平11−277309号公報に開示されている
ようなものが知られている。このような内径加工用工具
は、長尺状のホルダーの先端部に形成されたチップポケ
ットに、切刃稜を有する小径棒状部を備えたスローアウ
ェイチップ(以下、チップと称する)の平板状基部が、
その平板状基部を貫通する固定用ボルトによって固定さ
れるとともに、平板状基部の側面がチップポケットのチ
ップ座面から屹立する2つの壁面によって位置決めされ
ているものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような内径加工用工具においては、チップの着脱を行う
のにチップの平板状基部を貫通する固定用ボルトを抜き
取る必要があり、チップの着脱に大きな手間がかかって
いた。しかも、チップの平板状基部の側面がチップ座面
から屹立する2つの壁面によって位置決めされているこ
とから、チップポケットの形状とチップの平板状基部の
形状にわずかにでも差異が生じていると、チップの取付
剛性が低下してしまい、切削加工の際に受ける力、とく
に平板状基部と平行かつホルダー長手方向に直交する方
向から受ける力によって、チップのがたつきが生じやす
くなり、刃先位置精度の低下を招いてしまう。
【0004】なお、チップの取付剛性を高める工夫とし
て、特開2000−71113号公報に開示されている
ように、セットボルトを用いて平板状基部の側面を押圧
するものもあるが、このような内径加工用工具において
も、固定用ボルトを完全に抜き取らなければ、チップの
着脱を行うことができないという問題は解消できず、し
かも、セットボルトを用いることから、部品数が増加し
て、その操作性が悪化してしまっていた。
【0005】また、チップの着脱の容易化を狙ったもの
に、特開2000−246515号公報に開示されてい
るような内径加工用工具があるが、チップの上面に形成
された斜面をクランプねじの頭部によって押圧すること
でチップのホルダへの固定を行うために、チップとクラ
ンプボルトとの接触が点あるいは線接触となり、チップ
の取付剛性が劣るという問題が残ってしまう。
【0006】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
で、チップの着脱が容易で、かつ、チップの取付剛性が
高い切削工具を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決して、
このような目的を達成するために、本発明は、シャンク
の先端部に互いに相対向する一対のチップ拘束面が形成
され、クランプ手段によって前記シャンクの先端部を押
圧することにより、前記一対のチップ拘束面が互いに近
づく方向に接近して、該一対のチップ拘束面に当接させ
られたスローアウェイチップの上下面を押圧固定すると
ともに、前記スローアウェイチップが切刃を備えた略棒
状の突き出しをシャンクの先端側に突出させてなる内径
加工用工具であって、前記一対のチップ拘束面は、それ
ぞれシャンク長手方向に沿う凸V状あるいは凹V状をな
すとともに、前記スローアウェイチップの上下面は、前
記一対のチップ拘束面にそれぞれ接触可能な凹V状ある
いは凸V状をなすことを特徴とする。
【0008】このような構成としたことにより、凸V状
あるいは凹V状をなすチップ拘束面と、これに対応する
ような形状に形成されたチップの上下面とが噛み合うよ
うにして、チップをシャンクに押圧固定するので、チッ
プの取付剛性を高く保つことができる。さらに、チップ
拘束面がシャンク長手方向に沿うような凸V状あるいは
凹V状に形成されていることから、切削加工の際に、シ
ャンク長手方向に交差する方向から受ける力に対して、
とくに強固な剛性を発揮することができる。しかも、ク
ランプ手段によるクランプをわずかに緩めて、チップ拘
束面がチップの上下面を押圧する力を弱めるだけで、容
易にチップの着脱を行うことができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を添付し
た図面を参照しながら説明する。図1は本実施形態によ
る内径加工用工具の上面図、図2は同内径加工用工具の
側面図、図3は同内径加工用工具の先端面図である。ま
た、図4は同内径加工用工具に装着されるチップの上面
図、図5は同チップの側面図、図6は同チップの先端面
図である。
【0010】本実施形態による内径加工用工具10は、
図1乃至図3に示すように、略四角柱状をなすシャンク
11を有しており、その先端部11Aはシャンク11の
基端側部分から傾斜面11Bを経て厚み方向(図2及び
図3における上下方向)の上方側に張り出して肉厚とな
っている。そして、シャンク11の先端面11Eから基
端側に向けてシャンク11の上下面と平行に、傾斜面1
1Bに近接する位置までスリット12が切り込まれてお
り、シャンク11の先端部11Aが上下に2分されてい
るような状態となっている。
【0011】この2分されたシャンク11の先端部11
Aにおいて、スリット12の上方側に位置する先端部1
1Aが第一チップ拘束部13とされ、下方側に位置する
先端部11Aが第二チップ拘束部14とされており、第
一チップ拘束部13は、スリット12がシャンク11の
傾斜面11Bに近接する位置まで切り込まれているため
に、基端側の付け根部分が肉薄となり、この肉薄となっ
た部分を支点として第二チップ拘束部14側に近づく方
向に弾性変形可能とされている。
【0012】また、シャンク11の先端部11Aには、
後述するチップ20を装着するためのチップ取付部15
が、シャンク11の先端面11E及び一の側面11Cに
開口するとともにスリット12と連通するようにシャン
ク長手方向に沿ってシャンク11の先端部11Aを切り
欠いて形成されており、そのシャンク長手方向の長さは
スリット12よりも短くなるように設定されている。
【0013】このチップ取付部15は、シャンク11の
一の側面11Cと同じ側を向く壁面15Aと、チップ2
0が装着されるときにチップ本体21の基端面21Bが
当接させられて位置決めが行われるシャンク先端側を向
く底面15Bと、上下方向(厚み方向)で互いに相対向
する第一及び第二チップ拘束面16,17とによって構
成される。また、シャンク11の一の側面11Cと同じ
側を向く壁面15Aにスリット12が開口しているた
め、スリット12の上方側に位置する第一チップ拘束部
13に第一チップ拘束面16が形成されるとともに、ス
リット12の下方側に位置する第二チップ拘束部14に
第二チップ拘束面17が形成されている。
【0014】ここで、第一チップ拘束部13に形成され
た第一チップ拘束面16は、2つの平坦な壁面16A、
16Aによって構成されており、これら壁面16A,1
6A同士の交差稜線がシャンク長手方向に沿って延びて
いて、第一チップ拘束面16がシャンク長手方向に沿う
凸V状をなしている。すなわち、シャンク長手方向に直
交する断面視で、第一チップ拘束面16の断面形状が、
その第一チップ拘束面16の幅方向において略中央側に
向かうにしたがい漸次下方側に突出するような凸V字型
をなしている。さらに、第一チップ拘束面16における
壁面16A,16A同士の交差稜線部分には面取り16
Bが施されている。
【0015】また、第二チップ拘束部14に形成された
第二チップ拘束面17も2つの壁面17A,17Aによ
って構成されて、シャンク長手方向に沿う凸V状をなす
とともに、壁面17A,17A同士の交差稜線部分には
面取り17Bが施されており、第一チップ拘束面16と
同様の形状に形成されている。さらに、チップ取付部1
5の底面15Bにおける上方側及び下方側には、それぞ
れシャンク11の幅方向に沿ってぬすみ穴15C,15
Cが形成されている。
【0016】そして、シャンク11の先端部11Aに
は、上記第一及び第二チップ拘束面16,17と連通し
ないようにシャンク11の他の側面11D側寄りの位置
に、シャンク11の先端部11Aの厚み方向に貫通する
クランプ孔18が設けられており、このクランプ孔18
にクランプボルト19を螺合させて締め付けることによ
って、クランプボルト19の頭部19Aが第一チップ拘
束部13を押圧して、第一チップ拘束部13が第二チッ
プ拘束部14に近づく方向に弾性変形させられる、すな
わち、第一チップ拘束部13に形成された第一チップ拘
束面16と、第二チップ拘束部14に形成された第二チ
ップ拘束面17とが互いに近づく方向に弾性変形させら
れて、これら第一及び第二チップ拘束面16,17に当
接させられるように装着されたチップ20の上面23及
び下面24を押圧することになる。
【0017】一方、このようなチップ取付部15に装着
されるチップ20は、図4乃至図6に示すように、略角
柱状をなすチップ本体21と、このチップ本体21の長
手方向に沿ってチップ本体21の先端側から突出する突
き出し22とを有している。このチップ本体21の上面
23は、2つの平坦な壁面23A,23Aによって構成
されており、これら壁面23A,23A同士の交差稜線
がチップ長手方向に沿って延びることにより、チップ長
手方向に沿う凹V状をなしている。すなわち、チップ長
手方向に直交する断面視で、上面23の断面形状が、そ
の上面23の幅方向において略中央側に向かうにしたが
い漸次下方に凹むような凹V字型をなしていて、上述し
た第一チップ拘束面16に対応する形状とされている。
さらに、上面23における壁面23A,23Aと、チッ
プ本体21の側面21A,21Aとのそれぞれの交差稜
線部分には面取り23B,23Bが施されている。
【0018】また、チップ本体21の下面24も2つの
壁面24A,24Aによって構成されて、チップ長手方
向に沿う凹V状をなすとともに、下面24における壁面
24A,24Aと、チップ本体21の側面21A,21
Aとのそれぞれの交差稜線部分には面取り24B,24
Bが施されており、上面23と同様の形状に形成されて
いる。これにより、下面24は、上述した第二チップ拘
束面17に対応する形状とされる。なお、このとき、上
面23を構成する2つの平坦な壁面23A,23Aがな
す狭角θ、及び下面24を構成する2つの平坦な壁面2
4A,24Aがなす狭角θは90゜〜150゜の範囲に
設定されるのが好ましい。
【0019】また、チップ本体21の長手方向に沿って
先端側に突出している略丸棒状の突き出し22の先端に
は、チップ本体21の上面23側を向くすくい面25が
形成されるとともに、このすくい面25の先端側稜線部
分に切刃26がチップ本体21の側面21Aよりも外側
に突出するように設けられている。
【0020】そして、チップ20のシャンク11への装
着は次のようにして行われるまず、チップ20を、その
基端面21Bがチップ取付部15の底面15Bに当接す
るまでチップ取付部15に挿入し、チップ本体21の上
面23と第一チップ拘束面16とが当接し、かつチップ
本体21の下面24と第二チップ拘束面17とが当接す
る状態とする。次に、クランプボルト19を締め付ける
ことにより、クランプボルト19の頭部19Aで第一チ
ップ拘束部13を押圧して、第一チップ拘束面16を第
二チップ拘束面17側に近づく方向に弾性変形させる。
【0021】これにより、チップ本体20の上面23及
び下面24がそれぞれ第一チップ拘束面16,第二チッ
プ拘束面17に面接触で押圧され、チップ20がシャン
ク11に押圧固定される。このとき、図3に示すよう
に、第一チップ拘束面16を構成する壁面16A,16
Aが、それぞれ壁面16A,16Aに直交する向きに押
圧する力Xをチップ本体21の上面23を構成する壁面
23A,23Aにそれぞれ作用させ、さらに、第二チッ
プ拘束面17を構成する壁面17A,17Aも、それぞ
れ壁面17A,17Aに直交する向きに押圧する力Yを
チップ本体21の下面24を構成する壁面24A,24
Aにそれぞれ作用させた状態となっている。
【0022】このようにしてチップ20が装着された内
径加工用工具10は、シャンク11の先端側に突出して
いるチップ20の突き出し22において、その先端に位
置する切刃26を、シャンク11の一の側面11Cから
外側に突出させていて、例えば、図7に示すように、突
き出し22をワーク100の内周面101に挿入すると
ともに、切刃26によってボーリング加工を施してい
く。
【0023】上記のような構成とされた内径加工用工具
10によれば、シャンク11に取り付けられるチップ本
体21の上下面23,24を押圧する第一及び第二チッ
プ拘束面16,17がそれぞれシャンク長手方向に沿う
凸V状をなしているために、第一チップ拘束面16とチ
ップ本体21の上面23とが噛み合うとともに、第二チ
ップ拘束面17とチップ本体21の下面24とが噛み合
うようにそれぞれ面接触しつつ押圧固定するので、チッ
プ20の取付剛性を高く保つことができ、刃先位置精度
を良好に保つことができる。
【0024】さらに、第一及び第二チップ拘束面16,
17がシャンク長手方向に沿うような凸V状に形成され
ていることから、切削加工の際に、シャンク長手方向に
交差する方向から受ける力に対して、とくに強固な剛性
を発揮することができる。しかも、クランプボルト19
によるチップ拘束部13のクランプをわずかに緩めて、
第一及び第二チップ拘束面16,17がチップ本体21
の上下面23,24を押圧する力を弱めるだけで、クラ
ンプボルト19を抜き取らずとも容易にチップ20の着
脱を行うことができ、作業効率の向上を図ることができ
る。
【0025】なお、上述した内径加工用工具10では、
チップ本体21の上下面23,24と、第一及び第二チ
ップ拘束面16,17とが互いに面接触している状態と
なっているが、これに限定されることなく、面接触でな
くともチップ20を押圧固定することは可能であって、
このような内径加工用工具でも上述したような効果を奏
することができる。例えば、図8(a)に示すように、
チップ本体21の上下面23,24を構成する壁面23
A,23A,24A,24Aのうちチップ本体21の側
面21A,21A側に位置する部分のみが、第一及び第
二チップ拘束面16,17と接触している状態でもよい
し、図8(b)に示すように、チップ本体21の上下面
23,24を構成する壁面23A,23A,24A,2
4Aのうち、それら壁面23A,23A同士,壁面24
A,24A同士の交差稜線付近のみが、第一及び第二チ
ップ拘束面16,17と接触している状態でもよいし、
さらには、図8(c)に示すように、チップ本体21の
上面23を構成する壁面23A,23Aのうちチップ本
体21の側面21A,21A側に位置する部分のみが、
第一チップ拘束面16と接触し、かつ、下面24を構成
する壁面24A,24Aのうち、それら壁面24A,2
4A同士の交差稜線付近のみが、第二チップ拘束面17
と接触しているような状態であってもよい。
【0026】次に、シャンク11に装着されるチップの
変形例として、チップ本体の上面及び下面に逃げが形成
されたチップを図9乃至図11に示すが、上述したチッ
プ20と同様の部分には同一の符号を用いてその説明を
省略する。この変形例によるチップ30は、そのチップ
本体21の上面23及び下面24において、その先端側
及び基端側部分を除き、所定深さaで一段薄くなるよう
にそれぞれ逃げ面23C,24Cを形成したものであ
る。
【0027】このような上面23及び下面24に逃げ面
23C,24Cが形成されたチップ30を用いた内径加
工用工具においては、上述した実施形態と同様の効果を
奏するが、とくに上面23及び下面24におけるチップ
先端側及び基端側のみが第一及び第二チップ拘束面1
6,17によって押圧されることになるので、そのチッ
プ本体21の上面23及び下面24を、第一及び第二チ
ップ拘束面16,17と正確に同一の形状に加工しなく
ても、強固にチップを固定することが可能となり、チッ
プの加工精度を厳密に管理する必要がない。
【0028】なお、本実施形態においては、第一及び第
二チップ拘束面16,17をシャンク長手方向に沿う凸
V状に形成し、これに対応するチップ本体21の上面2
3及び下面24を凹V状に形成したが、これに限定され
ることなく、例えば、図12(a)に示すように、チッ
プ本体21の上面23を凹V状、かつ下面24を凸V状
としたり、図12(b)に示すように、チップ本体21
の上面23を凸V状、かつ下面24を凹V状としたり、
さらに、図12(c)に示すように、チップ本体21の
上面23及び下面24をともに凸V状として、それぞ
れ、これら上面23及び下面24に対応するような形状
を有する第一及び第二チップ拘束面16,17を有する
ような内径加工用工具を用いたとしても、上述した本発
明による効果を何の遜色もなく奏することができる。
【0029】また、本実施形態においては、ボーリング
加工用の内径加工用工具10について説明したが、他の
内径加工に用いられる内径加工用工具に本発明が適用さ
れてもよい。例えば、図13に示されるような、溝入れ
加工用の内径加工用工具40や、図14に示されるねじ
切り加工用の内径加工用工具50に適用されていてもよ
い。
【0030】
【発明の効果】本発明によれば、凸V状あるいは凹V状
をなすチップ拘束面と、これに対応するような形状に形
成されたチップの上下面とが噛み合うようにして、チッ
プがシャンクに押圧固定されるので、チップの取付剛性
を高く保ち、刃先位置精度を良好に保つことができる。
さらに、チップ拘束面がシャンク長手方向に沿うような
凸V状あるいは凹V状に形成されているために、切削加
工の際に、シャンク長手方向に交差する方向から受ける
力に対して、とくに強固な剛性を発揮することができ
る。しかも、クランプ手段によるクランプをわずかに緩
めて、チップ拘束面がチップの上下面を押圧する力を弱
めるだけで、容易にチップの着脱を行うことができて、
作業効率を上げることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施形態による内径加工用工具を示す上
面図である。
【図2】 本実施形態による内径加工用工具を示す側
面図である。
【図3】 本実施形態による内径加工用工具を示す先
端面図である。
【図4】 本実施形態による内径加工用工具に装着さ
れるチップの上面図である。
【図5】 本実施形態による内径加工用工具に装着さ
れるチップの側面図である。
【図6】 本実施形態による内径加工用工具に装着さ
れるチップの先端面図である。
【図7】 本実施形態による内径加工用工具を用いて
ボーリング加工を施している様子を示す説明図である。
【図8】 (a)〜(c)は、本実施形態による内径
加工用工具にチップを装着した状態の変形例を示す先端
面図である。
【図9】 本実施形態による内径加工用工具に装着さ
れるチップの変形例を示す上面図である。
【図10】 本実施形態による内径加工用工具に装着
されるチップの変形例を示す側面図である。
【図11】 本実施形態による内径加工用工具に装着
されるチップの変形例を示す先端面図である。
【図12】 (a)〜(c)は、本実施形態による内
径加工用工具に装着されるチップの上面及び下面の変形
例を示す先端面図である。
【図13】 本発明を溝入れ加工用の内径加工用工具
に適用した場合を示す説明図である。
【図14】 本発明をねじ切り加工用の内径加工用工
具に適用した場合を示す説明図である。
【符号の説明】
10,40,50 内径加工用工具 11 シャンク 11A 先端部 12 スリット 13 第一チップ拘束部 14 第二チップ拘束部 15 チップ取付部 16 第一チップ拘束面 17 第二チップ拘束面 19 クランプボルト 20,30 チップ 21 チップ本体 22 突き出し 23 上面 24 下面

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シャンクの先端部に互いに相対向する
    一対のチップ拘束面が形成され、クランプ手段によって
    前記シャンクの先端部を押圧することにより、前記一対
    のチップ拘束面が互いに近づく方向に接近して、該一対
    のチップ拘束面に当接させられたスローアウェイチップ
    の上下面を押圧固定するとともに、前記スローアウェイ
    チップが切刃を備えた略棒状の突き出しをシャンクの先
    端側に突出させてなる内径加工用工具であって、 前記一対のチップ拘束面は、それぞれシャンク長手方向
    に沿う凸V状あるいは凹V状をなすとともに、前記スロ
    ーアウェイチップの上下面は、前記一対のチップ拘束面
    にそれぞれ接触可能な凹V状あるいは凸V状をなすこと
    を特徴とする内径加工用工具。
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