JP2002281313A - 画像処理装置及び当該装置を備える画像形成装置 - Google Patents

画像処理装置及び当該装置を備える画像形成装置

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JP2002281313A
JP2002281313A JP2001073596A JP2001073596A JP2002281313A JP 2002281313 A JP2002281313 A JP 2002281313A JP 2001073596 A JP2001073596 A JP 2001073596A JP 2001073596 A JP2001073596 A JP 2001073596A JP 2002281313 A JP2002281313 A JP 2002281313A
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Takamoto Nabeshima
孝元 鍋島
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 網点領域内に描かれた画像のエッジがより鮮
鋭に見えるようにすることを可能ならしめる画像処理装
置を提供すること。 【解決手段】 対象画素が網点領域内の画素であって、
文字画像等の画像のエッジを構成するエッジ画素に隣接
する画素であると判定されると、当該対象画素のデータ
に対して各スムージングフィルタ481〜488を用い
て平滑化処理を行い、その内、当該エッジ画素のデータ
が参照されずに平滑化処理が行われたフィルタにより平
滑化処理されたデータを、当該対象画素の平滑化処理後
のデータとして出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像処理装置に関
し、特にデジタル画像データに基づいて画像を形成する
画像形成装置において画質の劣化を抑制する技術に関す
る。
【0002】
【従来の技術】デジタル画像データに基づいて画像を形
成する画像形成装置では、例えば文字画像や網点画像な
ど、画像の種類に応じて、該当部分の画素に対して各種
の画像処理を行うことにより、画質の向上を図ることが
行われている。より具体的には、網点領域と判定された
画素については、モアレの発生を防止するために平滑化
処理(スムージング処理)を行い、エッジ領域と判定さ
れた画素については、エッジ強調処理を行うのが一般的
である。
【0003】スムージング処理の方法としては、スムー
ジング処理の対象となる画素(以下、「対象画素」とい
う。)を中心とした、例えば3画素*3画素からなるフ
ィルタを設定し、当該フィルタに含まれる各画素の濃度
値について重み付け加算による移動平均を行うことによ
って滑らかな再現画像のデータを作成する方法が従来か
ら知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
画像処理装置を用いると、網点領域内に描かれた文字画
像については、当該文字画像のエッジが鮮鋭に見えない
場合が生じるという問題がある。すなわち、従来は網点
領域と判定された全ての画素について、各画素を対象画
素として同一のフィルタを用いてスムージング処理して
おり、そのため3画素*3画素のフィルタを用いた場
合、例えば図15に示す画像において、画素901を対
象画素とすると、周辺画素8個の中に文字画像領域の3
つの画素(902、903、904)が含まれることに
なる。一方、対象画素を画素905とすると、周辺画素
に文字画像領域の画素は全く含まれない、すなわち網点
領域の画素だけということになる。
【0005】一般に、文字画像は、濃度が非常に高い画
素が連続して存在しており、網点領域は、濃度の高い画
素(図15で斜線を引いた画素)が濃度の低い画素(斜
線を引いていない画素)中に孤立して存在している場合
が多い。そのため同一のフィルタを用いて濃度値を演算
すると、周辺画素に文字画像領域の画素が含まれる画素
901の濃度値は、周辺画素が網点領域だけの画素90
2に比べて高くなってしまう。つまり、図15の画素9
03、901、905について見ると、その順に濃度が
段々下がっていくことになり、結果的に文字画像のエッ
ジ部から網点領域に掛けての濃度勾配がゆるくなって、
エッジが鮮鋭に見えない、いいかえればぼやけて見える
場合が生じることになる。
【0006】上記のような問題は、網点領域内に描かれ
た画像に限られず、例えば写真画像などの濃度平坦領域
に文字等の画像が描かれている場合に、当該濃度平坦領
域をより滑らかに再現するために当該領域についてスム
ージング処理を施す際にも生じ得る。本発明は、かかる
問題点に鑑みてなされたものであって、網点領域等に描
かれた文字画像等のエッジがより鮮鋭に見えるように処
理することにより、画質の劣化を抑制できる画像処理装
置、及び当該画像処理装置を用いた画像形成装置を提供
することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る画像処理装置は、対象画素を含む所定
の範囲内に存する画素のデータに重み付けを行い、重み
付けされた画素のデータに基づいて当該対象画素のデー
タを平滑化する平滑化手段を備える画像処理装置であっ
て、前記対象画素を含む所定の範囲内の各画素につい
て、文字画像領域内に存する画素であるか否かを判定す
る文字画像領域判定手段を備え、前記平滑化手段は、対
象画素が文字画像領域内でないと判定され、かつ前記所
定の範囲内に文字画像領域内と判定された画素が存する
場合に、当該画素に対する重み付け量を、当該画素が文
字画像領域内でないとした場合における重み付け量より
も小さくすることを特徴とする。
【0008】また、網点領域内に存する画素であるか否
かを判定する網点領域判定手段を備え、前記平滑化手段
は、対象画素が網点領域内と判定された場合には、前記
文字画像領域内と判定された画素に対する重み付け量
を、当該画素が網点領域内とした場合における重み付け
量よりも小さくすることを特徴とする。また、前記文字
画像領域内と判定された画素のデータに対する重み付け
量がゼロであることを特徴とする。
【0009】ここで、「重み付け量がゼロ」とは、重み
付け量がゼロとされた画素のデータが重み付けされると
きの処理において参照されなくなることを意味する。ま
た、前記所定の範囲内の、対象画素に対して所定の位置
関係にある画素に対する重み付け量がゼロとなる構成の
フィルタを複数種類備え、前記平滑化手段は、前記複数
種類のフィルタの内、文字画像領域内と判定された画素
に対する重み付け量がゼロとなるように構成されたフィ
ルタを利用して平滑化を行うことを特徴とする。
【0010】また、本発明は、画像処理装置により平滑
化されたデータに基づいて画像を形成する画像形成装置
であって、当該画像処理装置として、上記本発明に係る
画像処理装置を備えることを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る画像処理装置
及び画像形成装置の実施の形態について、図面を参照し
ながら説明する。 (1)画像形成装置の全体構成 図1は、画像形成装置の一例としてのフルカラー複写機
(以下、単に「複写機」という。)1の全体構成を示す
概略断面図である。
【0012】複写機1は、画像読取部200で原稿を読
み取って得たデジタル画像データを用いて画像形成部3
00で画像を形成するものであって、画像読取部200
の上部には自動原稿送り装置100が設けられている。
通常は、自動原稿送り装置100により画像読み取り位
置に搬送された原稿を画像読取部200で読み取り、得
られた画像データを画像形成部300に転送し、画像形
成部300において記録シート上に画像を形成する。も
っとも、外部インターフェース207によってパーソナ
ル・コンピュータ(PC)等の外部機器との接続が可能
である。これによって、画像読取部200で読み取って
得た画像データを外部機器に出力するスキャナ機能や、
外部機器から入力された画像データを用いて画像形成部
300で画像を形成するプリンタ機能を実現することが
できる。
【0013】自動原稿送り装置100は、原稿トレイ1
01にセットされた原稿を画像読取部200の画像読み
取り位置に搬送し、原稿の読み取りを行った後に原稿を
原稿排出トレイ103上に排出する。原稿の搬送動作
は、図示しない操作パネルからの指示に従って行われ、
原稿の排出動作は画像読取部200からの読み取り終了
信号に従って行われる。複数枚の原稿がセットされてい
る場合には、これらの制御信号が連続的に発生され、原
稿の搬送、読み取り、排出の各動作が順次実行される。
【0014】画像読取部200では、原稿ガラス208
上に載置された原稿を露光ランプ201で照射し、3枚
のミラー2021〜2023を含むミラー群202、及
びレンズ203を介して反射光をCCDセンサ204上
に結像させる。露光ランプ201及び第1ミラー202
1は、スキャンモータ209により、複写倍率に応じた
速度Vで矢印A方向に駆動され、これによって、原稿ガ
ラス208上の原稿を全面にわたって走査する。露光ラ
ンプ201及び第1ミラー2021のスキャンにともな
い、第2ミラー2022及び第3ミラー2023は、速
度V/2で同じく矢印A方向に移動する。露光ランプ2
01の位置は、ホーム位置からの移動量、即ちスキャン
モータ209のステップ数とスキャンホームセンサ21
0の検出信号とにより算出され、制御される。
【0015】CCDセンサ204に入射した原稿の反射
光は、CCDセンサ204内で電気信号に変換され、画
像処理部205において、アナログ処理、AD変換、及
びデジタル画像処理等が行われ、外部インターフェース
207や画像形成部300に送られる。原稿ガラス20
8上の原稿読み取り位置とは別に、白色のシェーディン
グ補正板206が配置されており、原稿上の画像情報の
読み取りに先立って、シェーディング補正用の補正デー
タの作成のために、このシェーディング補正板を読み取
る。
【0016】次に、画像形成部300について説明す
る。まず、露光及びイメージングについて説明する。画
像読取部200又は外部インターフェース207から送
られてきた画像データは、C(シアン)、M(マゼン
タ)、Y(イエロー)、K(ブラック)の各色の印字用
データに変換され、図示しない各露光ヘッドの制御部に
送られる。各露光ヘッド制御部では、送られてきた画像
データの画素値に応じてレーザを発光させる。そして、
射出されたレーザ光をポリゴンミラー301により1次
元走査し、各イメージングユニット302C、302
M、302Y、302K内の感光体表面を露光する。
【0017】各イメージングユニット302C〜302
K内には、感光体を中心として電子写真プロセスを行う
ために必要なエレメントが配置されており、C、M、
Y、K用の各感光体が時計回りに回転することにより、
電子写真プロセスが連続的に行われる。画像形成に必要
な各イメージングユニット302C〜302Kは、各色
ごとに一体化され、本体に着脱自在な構造となってい
る。各イメージングユニット302C〜302K内の感
光体表面に、前記した露光によって形成された潜像は、
各色の現像器により現像される。現像により形成された
感光体表面のトナー像は、用紙搬送ベルト304内に感
光体と対向して配置された転写チャージャ303C〜3
03Kにより、用紙搬送ベルト304上を搬送される記
録シートに転写される。
【0018】次に、記録シートの給紙、搬送、及び定着
について説明する。転写される側の記録シートは以下の
順序で転写位置に供給され、その上に画像が形成され
る。給紙カセット310a〜310cの中には様々なサ
イズの記録シートがセットされており、所望のサイズの
記録シートが各給紙カセット310a〜310cに取り
付けられている給紙ローラ312a〜312cにより搬
送路へ供給される。
【0019】搬送路へ供給された記録シートは、搬送ロ
ーラ対313により用紙搬送ベルト304上に送られ
る。ここでは、タイミングセンサ306により、用紙搬
送ベルト304上の基準マークを検出し、搬送される記
録シートの搬送タイミング合わせが行われる。また、イ
メージングユニット302C〜302Kの記録シート搬
送方向最下流には、レジスト補正センサ312が主走査
方向に沿って3個配置されており、用紙搬送ベルト30
4上にレジストパターンを形成した際に、このセンサ3
12によってC、M、Y、Kの各色の画像の主走査方向
及び副走査方向の色ずれ量を検出し、プリントイメージ
制御部(PIC部)での描画位置補正と画像歪み補正を
行うことによって、記録シート上の色ずれを防止してい
る。そして、転写された記録シート上のトナー像は、定
着ローラ対307により加熱溶融されて記録シート上に
定着された後、排紙トレイ311上に排出される。
【0020】なお、両面コピーの場合には、記録シート
裏面への画像形成のため、定着ローラ対307によりト
ナー像が定着された記録シートは用紙反転ユニット30
9により反転され、両面ユニット308により導かれる
ことにより、再度搬送径路に給紙される。なお、用紙搬
送ベルト304は、ベルト待避ローラ305の上下の移
動により、C、M、Yの各イメージングユニット302
C、302M、302Yから待避でき、用紙搬送ベルト
304と各色の感光体との間を非接触状態にすることが
できる。即ち、モノクロ画像の形成時には、各イメージ
ングユニット302C、302M、302Yの駆動を停
止することができるため、感光体その他の摩耗を防止す
ることができる。
【0021】(2)画像処理部205の構成 次に、画像読取部200に設けられる画像処理部205
の信号処理の内容について説明する。図2及び図3は、
画像処理部205の構成を示す機能ブロック図である。
図2に示されるCCDセンサ204は、原稿面からの反
射光の強さに応じて、原稿画像をR、G、Bの各色に分
解した電気信号に変換する。CCDセンサ204の読み
取り解像度は、400dpi、600dpi、800d
pi、1200dpiなどに切り替えることができる。
AD変換部401は、基準駆動パルス生成部411から
出力されるタイミング信号に基づいて、CCDセンサ2
04から出力されるアナログ信号をR、G、Bの各色情
報ごとに8ビットつまり256階調のデジタルデータに
変換する。
【0022】シェーディング補正部402では、R、
G、Bの各色の画像データの主走査方向の光量むらをな
くすための補正を行う。シェーディング補正のために
は、各色ごとに独立して、シェーディング補正板206
を読み取って得たデータを、内部のシェーディングメモ
リに基準データとして格納しておく。具体的には、原稿
の走査時に、基準データを逆数変換して画像データと乗
算を行うことによって補正を行うことができる。
【0023】ライン間補正部403では、R、G、Bの
各センサチップのスキャン方向の読み取り位置を合わせ
るために、スキャン速度に応じて、内部のフィールドメ
モリを用いて各色の画像データをライン単位でディレイ
制御する。光学レンズによって生じる色収差現象によっ
て、主走査側の原稿端部側ほどR、G、Bの各色の読み
取り位相差が大きくなる。この影響によって、単なる色
ずれ以外に後述するACS判定などで誤判別を引き起こ
す恐れがある。そこで、色収差補正部404では、R、
G、Bの位相差を彩度情報に基づいて補正する。
【0024】変倍・移動制御部406では、R、G、B
の各色の画像データごとに、変倍用ラインメモリを2個
用いて、1ラインごとに入出力を交互動作させ、そのラ
イト・リードタイミングを独立して制御することで主走
査方向の変倍・移動処理を行う。即ち、メモリへの書き
込み時のデータを間引くことにより縮小を、メモリから
の読み出し時にデータの水増しを行うことにより拡大を
行う。なお、この制御において、変倍率に応じて縮小側
ではメモリの書き込み前に、拡大側ではメモリの読み出
し後に、それぞれ補間処理を行い、画像欠損やガタツキ
を防止している。このブロック上の制御とスキャン制御
とを組合せて、拡大と縮小とだけでなく、センタリン
グ、イメージリピート、綴じ代縮小などの処理を行う。
【0025】ヒストグラム生成部412及び自動カラー
選択(ACS)判定部413では、原稿をコピーする動
作に先立ち、予備スキャンして得られたR、G、B各色
の画像データから明度データを作成し、そのヒストグラ
ムをメモリ上に作成する一方、彩度データによって1ド
ットごとにカラードットか否かを判定し、原稿上で51
2ドット四方のメッシュごとのカラードット数をメモリ
上に作成する。この結果に基づいて、コピー下地レベル
自動制御(AE処理)及びカラーコピー動作かモノクロ
コピー動作かの自動カラー選択(ACS処理)を行う。
【0026】ラインバッファ部414では、画像読取部
200で読み取ったR、G、Bの各色の画像データを1
ライン分記憶できるメモリを有し、AD変換部401で
のCCDセンサ204の自動感度補正や自動クランプ補
正のための画像解析用に画像データのモニタが行えるよ
うになっている。HVC変換部421では、データセレ
クタ422を介して入力されたR、G、Bの各色のデー
タから、3*3の行列演算によって、明度(Vデータ)
及び色差信号(Cr、Cbデータ)に一旦変換する。
【0027】次に、AE処理部423において、先に述
べた下地レベル制御値に基づいてVデータを補正し、操
作パネル上で設定された彩度レベル及び色相レベルに応
じてCr、Cbデータの補正を行う。その後、逆HVC
変換部424において、3*3の逆行列演算を行い、
R、G、Bの各色のデータに再変換する。図3に示され
る色補正部430では、LOG補正部431でR、G、
Bの各色のデータを濃度データ(DR、DG、DBデー
タ)に変換後、墨量抽出部432において、DR、D
G、DBデータの最小色レベルを原稿下色成分として検
出し、同時に、R、G、Bの各色の最大色と最小色の階
調レベル差を原稿彩度データとして検出する。
【0028】DR、DG、DBデータは、マスキング演
算部433で3*6の非線型行列演算処理されて、プリ
ンタの各色トナーにマッチングした色データ(C、M、
Y、Kデータ)に変換される。下地除去・墨加刷処理部
(UCR・BP処理部)434は、先に述べた原稿下色
成分(Min(R,G,B))に対して、原稿彩度デー
タに応じたUCR・BP係数を算出し、乗算処理によっ
てUCR・BP量を決定し、マスキング演算後のC、
M、Yデータから下色除去量(UCR)を差分して、
C、M、YデータとKデータを算出する。また、モノク
ロデータ生成部435で、R、G、Bの各色のデータか
ら明度成分を作成し、LOG補正してブラックデータ
(DVデータ)を出力する。最後に、色データ選択部4
36でカラーコピー用画像であるC、M、Y、Kデータ
とモノクロコピー用画像であるDVデータ(C、M、Y
は白)を選択する。
【0029】領域判別部440は、データセレクタ42
2を介して入力されるR、G、Bの各色の画像データに
基づいて、各画素について、文字画像、罫線などの線画
など背景画像との濃度差(強度差)が比較的大きいエッ
ジ部を有する画像(以下、総称して「文字画像」とい
う。)のエッジ領域の画素であるか否か、網点領域に存
在する画素であるか否か等を判別し、判別結果を示す領
域判別信号S10〜S13を出力する。領域判別部44
0の詳細な構成については後述する。
【0030】画像補正部460は、色補正部430から
のC、M、Y、Kの各データに対して、第1のスムージ
ング処理、第2のスムージング処理およびエッジ強調処
理を施し、領域判別部440から出力される領域判別信
号に基づいて、第1のスムージング処理を施したもの
を出力する、第2のスムージング処理を施したものを
出力する、エッジ強調処理を施したものを出力する、
いずれの処理も施さないで出力する、の内のいずれか
を選択し、当該選択した補正処理が施されたものをプリ
ントイメージ制御I/F(インターフェース)465に
転送する。
【0031】ここで、第1のスムージング処理は、網点
画像に対して従来から施されている平滑化処理であり、
第2のスムージング処理は、本発明の特徴的な処理であ
って、第1のスムージング処理で用いられるスムージン
グフィルタとは異なる構成のフィルタを用いて平滑化処
理するものである。第1と第2のスムージング処理のス
ムージングフィルタの構成、およびどのような領域判別
信号が出力された場合に、どの補正処理を施したものを
出力するかについては後に詳細に説明する。また、画像
補正部460は、C、M、Y、Kのデータを、図2に示
すデータセレクタ466を介して画像インターフェース
部467に送る。
【0032】画像インターフェース部467は、外部装
置と画像データの入出力を行う部分である。画像インタ
ーフェース部467によって、R、G、Bの各色のデー
タの同時入出力、及びC、M、Y、Kのデータの順次入
出力が可能である。外部機器側は、複写機1のスキャナ
機能やプリンタ機能を利用することができる。 (3)領域判別部440の構成 図4は、領域判別部440の構成を示す図である。
【0033】領域判別部440は、R、G、Bの各色の
データから、領域判別の対象画素(以下、単に「対象画
素」ともいう。)が、どのような領域に存在するものか
を判別し、領域判別信号S10〜S13を画像補正部4
60に出力する。領域判別部440は、明度/彩度検出
部441、網点検出部444、エッジ検出部447、お
よびエッジ周辺領域検出部448を有しており、各部の
出力を以後の論理回路で処理することにより、領域判別
信号S10〜S13を出力している。以下、各部の処理
内容について詳細に説明する。
【0034】明度/彩度検出部441は、R、G、B各
色のデータ(反射光データ)をLab変換し、彩度デー
タ及び明度(L)データS1を生成する。本実施の形態
では、彩度データに関する詳細な説明は省略する。網点
検出部444は、孤立点検出部442と孤立点カウント
部443からなり、孤立点検出部442は、まず、対象
画素を中心とした所定の大きさ、例えば5画素*5画素
のウィンドウを設定し、明度/彩度検出部441から送
られてくる当該対象画素とその周辺画素の明度(L)デ
ータS1を比較し、その比較結果に基づき、当該対象画
素が孤立点に該当するか否かを判定し、その判定結果を
示す信号S2を出力する。
【0035】孤立点カウント部443は、対象画素を中
心とした所定の大きさのウィンドウを設定し、孤立点検
出部442の出力信号S2に基づいて、当該ウィンドウ
内の孤立点、ここでは黒孤立点(明度の高い画素を背景
として明度の低い画素が孤立して存在する場合の孤立
点)の数をカウントする。カウントされた黒孤立点の数
を予め設定された閾値REF1と比較し、孤立点の数が
閾値REF1よりも多い場合に領域判別信号S10をハ
イとし、それ以外の場合にS10をローとする。S10
がハイであった場合、当該対象画素は網点領域内の画素
であることを示す。なお、この網点検出部444の構成
については、例えば特開2000−59616号公報に
詳しい。
【0036】一方、エッジ検出部447は、エッジ量算
出部445とエッジカウント部446からなり、エッジ
量算出部445は、対象画素を中心とした所定の大きさ
のウィンドウを設定し、明度/彩度検出部441にて生
成された明度(L)データS1から、1次微分又は2次
微分によりエッジ量を算出する。そして、算出されたエ
ッジ量を予め設定されている所定の閾値REF2と比較
し、エッジ量がREF2より大きければ、当該対象画素
を文字画像のエッジ領域(以下、「文字エッジ領域」と
いう。)内の画素と判断して出力信号(エッジ信号)S
3をハイとし、それ以外の場合はエッジ領域内ではない
としてエッジ信号S3をローとする。
【0037】エッジカウント部446は、対象画素を中
心とした所定の大きさ、例えば5画素*5画素のウィン
ドウを設定し、エッジ量算出部445からのエッジ信号
S3に基づいて、当該ウィンドウ内に存在する文字エッ
ジ領域内と判断された画素の数をカウントする。そし
て、カウントされた結果の値が所定の閾値REF3より
多いか否かを判断し、多いと判断した場合に当該対象画
素を文字エッジ領域の画素と決定して出力信号S13を
ハイとし、多くないと判断した場合は、文字エッジ領域
の画素でないと決定して領域判別信号S13をローとす
る(以下、文字エッジ領域の画素と決定された画素を
「エッジ画素」という。)。
【0038】このようにウインドウ内に存在するエッジ
画素の数をカウントして所定の閾値REF3より多いか
否かを判断するのは、次の理由による。すなわち、文字
エッジ領域では、エッジ画素が連続して存在している可
能性が高いはずであり、そうであれば、当該ウインドウ
内には、エッジ画素が所定数以上含まれているはずであ
る。したがって、カウントされた結果の値が上記閾値R
EF3以下である場合には、文字エッジ領域に該当しな
い可能性が高いこと、また文字画像に接している網点領
域内の画素に該当する可能性もあることから、可能な限
り誤判別を防止することが好ましいからである。連続す
る可能性が高いことを考慮して、文字エッジ領域の画素
か否かを決定する条件に、さらに連続するエッジ画素の
数が所定値以上であるか否かを判断するという条件を加
えるようにすれば、より正確な判別を実現できる。
【0039】また、本実施の形態では、網点領域内に存
在する文字画像のエッジ領域(以下、「網点中文字エッ
ジ領域」という。)をより判断しやすくするため、無地
(白地)に文字画像が存在する場合における文字エッジ
領域を判断するために通常用いられる閾値よりも、上記
REF2の値を小さくしている。これは、網点中文字エ
ッジ領域においては、網点の下地に文字のエッジが存在
するため、無地に存在する場合に比べてエッジ量が低め
になることから、閾値を小さく設定してエッジを検出し
やすくすることが好ましいからである。
【0040】エッジ周辺領域検出部448は、対象画素
を中心とした所定の大きさ、本実施の形態では縦3画素
*横3画素の大きさのウィンドウを設定し、当該ウイン
ドウ内の対象画素以外の他の画素の中に、エッジ画素が
存在するか否かを判断し、存在すると判断した場合は、
当該対象画素を、エッジ画素の周辺の領域(以下、「エ
ッジ周辺領域」という。)に存在する画素(以下、「エ
ッジ周辺画素」という。)であると判定し、出力信号S
21をハイとする。一方、エッジ画素が存在しないと判
断した場合は、S21をローとする。このエッジ周辺領
域検出部448の動作を図5を用いて具体的に説明す
る。
【0041】図5は、網点領域内に存在する文字画像の
エッジの一部を縦5画素*横5画素の範囲に分解して示
した模式図である。ここでは、V11、V21・・V5
1およびV12、V22・・V52の10画素が、文字
画像領域の画素であり、エッジ画素と判定され、それ以
外の他の15画素が、網点領域に属する画素であるとし
て説明する。
【0042】このような画像において、例えば対象画素
をV33とした場合、縦3画素*横3画素の大きさのウ
ィンドウ内に3つのエッジ画素V22、V32、V42
が存在するので、V33は、エッジ周辺画素であると判
定される。一方で、V34を対象画素とすると、当該ウ
インドウ内にはエッジ画素が一つも存在しなくなるの
で、エッジ周辺画素ではないと判定されることになる。
これより、同図の画像において網点領域内の画素の内、
エッジ周辺画素と判定されるのは、V13、V23・・
V53が対象画素になった場合となる。
【0043】図4に戻って、AND回路449は、領域
判別信号S10及びS13の双方がハイであるときに、
領域判別信号S11をハイとする。すなわち、S11が
ハイである場合に、対象画素は、網点画像中に存在する
文字画像のエッジ画素であると判定されることとなる。
AND回路451は、出力信号S21およびS22(S
13がインバータ450で反転された信号)の双方がハ
イであるときに、領域判別信号S12をハイとする。す
なわち、S12がハイである場合に、対象画素は、エッ
ジ周辺画素であると判定されることになる。なお、S2
1とS22の信号の論理和をとるようにしたのは、次の
理由による。すなわち、エッジ周辺領域検出部448に
おいて、エッジ周辺画素であると判定された画素であっ
ても、例えば図5の構成においては、3画素*3画素の
ウインドウを用いると、エッジ画素として判定されたV
32を対象画素としたとき、当該V32がエッジ周辺画
素としても判定されることになってしまい、結果的にエ
ッジ周辺画素とエッジ画素とを区別することができない
場合が生じるからである。そこで、本実施の形態では、
論理和をとって、対象画素がエッジ画素と判定されずエ
ッジ周辺画素として判定された場合に、領域判別信号S
12がハイになるように構成することで、エッジ画素と
エッジ周辺画素とを区別するようにしている。
【0044】(4)画像補正部460の処理内容 図6は、画像補正部460の構成を示す図である。同図
に示すように、画像補正部460は、スムージング処理
部461、462、エッジ強調処理部463およびセレ
クタ464からなる。画像補正部460には、色補正部
430からのC、M、Y、Kの各濃度データが入力さ
れ、当該データはそのままセレクタ464の0、1、
2、3、7番端子に入力されると共に、スムージング処
理部461、462、エッジ強調処理部463に入力さ
れる。
【0045】スムージング処理部461は、網点画像を
スムージング処理するのに従来から用いられている公知
のスムージング用のフィルタ、例えば図7に示すような
縦3画素*横3画素のフィルタを用いて、周辺画素の濃
度値の重み付け加算による移動平均を行って対象画素の
濃度データにスムージング処理を施し、セレクタ464
へ送出する。上記「第1のスムージング処理」は、この
スムージング処理部461において行われるスムージン
グ処理のことである。
【0046】一方、スムージング処理部462は、当該
対象画素の濃度データに対して一のフィルタだけではな
く、複数、ここでは8個のフィルタ(図9参照)を用い
て別々にスムージング処理を施し、その中から所定の条
件を満たす一のフィルタを用いてスムージング処理され
たものをセレクタ464へ送出する。上記「第2のスム
ージング処理」は、本スムージング処理部462におい
て行われるスムージング処理のことである。スムージン
グ処理部462の構成については、後述する。
【0047】エッジ強調処理部463は、エッジ強調処
理するのに従来から用いられている公知のフィルタを用
いて、当該対象画素の濃度データにエッジ強調処理を施
し、セレクタ464へ送出する。セレクタ464は、領
域判別部440から送られてくる領域判別信号S10、
S11、S12のハイ/ローの組み合わせによって、入
力端子0〜7に入力される信号の内、いずれの信号を一
の出力端子から出力するかを選択し、選択した信号をプ
リントイメージ制御I/F465へ出力させるものであ
る。
【0048】下記の(表1)は、セレクタ464による
処理内容をまとめたものである。
【0049】
【表1】
【0050】上記(表1)に示したように、本実施の形
態の画像補正部460は、対象画素が網点領域内の画素
であってエッジ周辺領域以外の領域に存在する画素と判
定された場合(領域判別信号S10がハイ、S11がロ
ー、S12がローの場合)、入力端子4番に入力されて
いる信号を出力する。すなわち、スムージング処理部4
61による第1のスムージング処理が施されたデータを
出力することになる。
【0051】一方、対象画素が網点領域内におけるエッ
ジ周辺領域(以下、「網点中文字エッジ周辺領域」とい
う。)に存在する画素と判定された場合(領域判別信号
S10がハイ、S11がロー、S12がハイの場合)、
入力端子5番に入力されている信号を出力する。すなわ
ち、スムージング処理部462による第2のスムージン
グ処理が施されたデータが出力されることになる。
【0052】また、対象画素が網点中文字エッジ領域内
の画素と判定された場合(領域判別信号S10がハイ、
S11がハイ、S12がローの場合)、入力端子6番に
入力されている信号を出力する。すなわち、エッジ強調
処理部463によるエッジ強調処理が施されたデータが
出力されることになる。なお、上記以外の領域の画素、
例えば網点領域内でもなく文字エッジ領域内でもない画
素などについては、本実施の形態では、何も処理を行わ
ずそのまま(スルーさせて)出力する。
【0053】すなわち、本実施の形態では、各画素それ
ぞれについてその濃度データにスムージング処理部46
1による第1のスムージング処理、スムージング処理部
462による第2のスムージング処理、およびエッジ強
調処理部463によるエッジ強調処理が施されるが、各
処理部により施された3つの濃度データおよび何も処理
されない濃度データの内、プリントイメージ制御I/F
465へ送られるのは、領域判別部440からの信号S
10〜S12に基づいてセレクタ464により選択され
たものだけとなる。
【0054】図8は、スムージング処理部462の構成
を示す図である。同図に示すように、スムージング処理
部462は、ラインバッファ470、フィルタ処理部4
71〜478、方向検出回路479およびセレクタ48
0からなる。ラインバッファ470は、フィルタ処理部
471〜478におけるフィルタ処理に必要なライン分
のデータを一時的に蓄積する。
【0055】フィルタ処理部471は、図9に示す3画
素*3画素のスムージングフィルタ481を用い、周辺
画素の濃度値の重み付け加算による移動平均を行って対
象画素の濃度をスムージング処理し、スムージング処理
された濃度データを出力する回路である。具体的には、
縦3画素*横3画素のマトリクスで構成される画像の場
合、その画像のi行目、j列目(1≦i≦3、1≦j≦
3)の画素Vijの濃度データをDijとし、同様にス
ムージングフィルタ481のi行目、j列目の画素の係
数をKijとしたときに、対象画素V22の濃度データ
D22を、 D22=Σ(Dij*Kij)/Σ(Kij)・・・(式1) に基づいて演算し、平滑化するものである。例えば、図
5に示す画像において対象画素をV33としたときに、
フィルタ481を用いると、V33の濃度データD33
は、D33=(D23*2+D24*2+D33*4+
D34*2+D43*2+D44*2)/(2+2+4
+2+2+2)となる。
【0056】同様に、フィルタ処理部472〜478
は、スムージングフィルタ482〜488を用いて平滑
化した濃度データをそれぞれ出力する。これにより、一
のデータに対して8個のスムージング処理されたデータ
が生成されてセレクタ480へ出力されることになる。
なお、各スムージングフィルタ481〜488は、対象
画素となる中心画素の周囲にフィルタリングするときの
係数(重み付け量)が「0」となる画素を3つ含んでお
り、対象画素からみて上、下、左、右および右上、右
下、左下、左上の8つの方向にそれぞれ重み付けされる
方向が変わるように、当該係数「0」の位置が設定され
ている。このような構成にした理由については、後述す
る。
【0057】次に、方向検出回路479の構成を図10
を用いて説明する。図10に示すように、方向検出回路
479は、ラインバッファ490、フィルタ処理部49
1〜498、MAX選択回路499からなり、エッジ画
素が連続することにより形成される列(以下、「エッジ
画素列」という。)が対象画素に対してどの方向に位置
しているかを検出する。
【0058】ラインバッファ490は、フィルタ処理部
491〜498におけるフィルタ処理に必要なライン分
のデータを一時的に蓄積する。フィルタ処理部491
は、図11に示す縦5画素*横5画素のフィルタ501
を用い、対象画素の濃度データについてフィルタリング
を行う。同様に、フィルタ処理部492〜498は、フ
ィルタ502〜508を用いてフィルタリングを行う。
フィルタリングによる演算の方法は、上記スムージング
フィルタ481等と同様である。すなわち、上記変数
i、jの範囲がそれぞれ1≦i≦5、1≦j≦5にな
り、対象画素をV33としたときに、その濃度データD
33は、D33=Σ(Dij*Kij)/Σ(Kij)
となる。
【0059】ここで、各フィルタ501〜508は、エ
ッジ画素列が対象画素に接している場合において、その
エッジ画素列と、係数「1」となる画素列とが一致した
ときにフィルタリングされたときの演算値が最も大きく
なるように、係数「1」の画素の位置が設定されてい
る。したがって、例えば図5に示す画像において、対象
画素をV33としたときに、フィルタ処理部491〜4
98により処理が行われると、フィルタ501を用いた
ときの演算値が最も大きくなる。同様に、対象画素がV
23である場合にも、フィルタ501を用いたときの演
算値が最も大きくなる。また、対象画素V33に対し、
仮にエッジ画素がV14、V23、V32、V41であ
る場合には、V14、V23、V32、V41の各画素
と同じ位置関係になる画素に係数「1」が設定されるフ
ィルタ507を用いたときの演算値が最も大きくなる。
【0060】すなわち、対象画素がエッジ画素列に接し
ている場合には、各フィルタ処理部491〜498にお
いて演算された値の内、その値が最も大きくなるフィル
タ処理部のフィルタに設定された係数「1」の画素列
が、実質的に対象画素に対するエッジ画素列の位置を表
わしていることになる。以下、フィルタ501〜508
における係数「1」の各画素列を、対象画素に対するエ
ッジ画素列の位置を表わしたものとして、各エッジ画素
列の対象画素に対する位置を、フィルタ501・・・5
08の順に第1・・・第8の位置ということにする。
【0061】MAX選択回路499は、フィルタ処理部
491〜498からの出力値の内、その値が最大となる
フィルタ処理部がどれであるかを判断し、その判断結果
から対象画素に対するエッジ画素列の位置を特定し、そ
の位置を示す信号、例えば第1の位置であれば「1」、
第2の位置であれば「2」・・第8の位置であれば
「8」を示す信号を3ビットの信号にしてセレクタ48
0へ出力する。
【0062】図8に戻って、セレクタ480は、方向検
出回路479からの信号を受信し、その信号が例えば
「1」、すなわち対象画素に対するエッジ画素列の位置
が第1の位置である場合には、フィルタ処理部471か
らの信号を選択してセレクタ464へ出力する。また
「2」であればフィルタ処理部472からの信号を選択
し、同様に「3」・・・「8」であれば、フィルタ処理
部473・・・478からの信号を選択してセレクタ4
64へ出力する。
【0063】すなわち、セレクタ480は、スムージン
グフィルタ471〜478の内、方向検出回路479に
より対象画素に対してエッジ画素列と特定された位置に
係数「0」の画素が位置するフィルタを用いてスムージ
ング処理されたデータを選択することになる。このよう
な構成にしたのは、網点中文字エッジ周辺領域に属する
画素を対象画素としてスムージング処理を施す場合に
は、当該対象画素に隣接する網点中文字エッジ領域に属
する画素の濃度データを参照しないようにして、エッジ
が従来よりも強調されるようにするためである。
【0064】すなわち、例えば、スムージングフィルタ
481であれば、対象画素に隣接する左、左上、左下に
位置する各画素に対応する係数が「0」になっている。
したがって、図5に示す画像において、各画素V11〜
V55のスムージング処理する前の濃度データが、例え
ば図12に示すようになっており(数値が高い程、濃度
が高いことを示す。)、画素V33(斜線を引いた画
素)が網点中文字エッジ周辺領域内の画素であり、画素
V22、V32、V42が網点中文字エッジ領域内の画
素であると判定された場合、V33を対象画素としたと
き、このスムージングフィルタ481を用いると、網点
中文字エッジ領域内の画素V22、V32、V42の濃
度データ「255」が全く参照されず、上記式よりス
ムージング後の濃度データD33は、「72.9」にな
る。
【0065】これに対し、従来は、網点領域の画素につ
いては、エッジ周辺領域の画素であってもなくても一様
に、例えば図7に示すようなスムージングフィルタを用
いているので、V33を対象画素としたとき、3つの画
素V22、V32、V42の濃度データも演算結果に反
映されてしまい、上記式よりスムージング後の濃度デ
ータD33は、スムージングフィルタ481を用いる場
合よりも大きくなり「128」となる。
【0066】すなわち、本実施の形態のスムージングフ
ィルタ481を用いれば、画素V33のスムージング後
の濃度データD33は、隣接する網点中文字エッジ領域
の画素V32との濃度差が従来よりも大きくなる。画素
V32との濃度差が大きくなるということは、その分エ
ッジが強調されたことと同じことがいえるので、文字画
像を見たときにそのエッジが従来よりも鮮鋭に見えると
いう効果を奏することになる。
【0067】このことは、他の網点中文字エッジ周辺領
域内の画素についても同じことである。例えば、V23
が対象画素のときには、本実施の形態では、上述したよ
うに方向検出回路479によりエッジ画素列が第1の位
置を示す信号がセレクタ480へ送られるので、スムー
ジングフィルタ481が用いられてスムージングされた
データが出力されることになる。この場合、上記式よ
り、網点中文字エッジ領域内の画素V12、V22、V
32の濃度データが参照されないことになり、V33の
ときと同じくスムージング後の濃度データD23は「7
2.9」となる。一方、従来では、各画素V12、V2
2、V32の濃度データが参照されて「128」とな
る。
【0068】図13は、図5に示す各画素V11〜V5
5のスムージングする前の濃度データが図12に示す場
合において、網点中文字エッジ領域の画素の濃度データ
を参照しない本発明の場合と、参照する従来の場合と
で、網点領域内のV23、V33、V43およびV2
4、V34、V44について、それぞれを対象画素とし
たときのスムージング後の濃度データを具体的に示した
図である。
【0069】図13(a)は、従来の場合を示してお
り、図13(b)は、本発明の場合を示している。な
お、図13(b)では、画素V24、V34、V44に
ついては、従来のスムージングフィルタを用いてフィル
タリングしたときの濃度データを示している。これは、
本実施の形態では、上述の図6のところで説明したよう
に、対象画素が網点領域内の画素であってエッジ周辺画
素以外の画素である場合、スムージング処理部461に
よる第1のスムージング処理が施されたデータがセレク
タ464から出力されることになるからである。
【0070】図14(a)は、図12に示す各画素の濃
度値を棒グラフで表わした図であり、図14(b)は、
図13(a)に示す各画素のスムージング後の濃度値を
棒グラフで表わした図であり、図14(c)は、図13
(b)に示す各画素のスムージング後の濃度値を棒グラ
フで表わした図である。図13(a)と(b)および図
14(b)と(c)より、網点中文字エッジ周辺領域内
の画素V23、V33、V43の濃度データD23、D
33、D43を従来の場合と本発明の場合を比べると明
らかなように、本発明の方が従来よりも低くなると共
に、網点領域内の隣接する画素V24、V34、V44
の濃度とほぼ等しくなっている。すなわち、網点中文字
エッジ領域の画素との濃度差が大きくなった分、エッジ
がよりシャープ(鮮鋭)に見えるようになると共に、網
点領域内においては隣接する画素V24、V34、V4
4との濃度差が従来よりも小さくなるので、より平滑化
されて見えるようになるという効果を得られる。
【0071】(5)変形例 (5−1)上記実施の形態では、第2のスムージング処
理におけるスムージングフィルタ481〜488とし
て、縦3画素*横3画素の大きさのものを用いたが、ス
ムージングフィルタのサイズ(大きさ)は、これに限ら
れず、画像の解像度やスムージング処理の強度などを考
慮して決定される。例えば、縦5画素*横5画素の大き
さの場合、係数「0」の位置は、スムージングフィルタ
481に対するフィルタであれば、中央の画素V33か
ら左側に位置するV11・・V51およびV12・・V
52の10個となり、また、スムージングフィルタ48
8に対するフィルタであれば、V25、V34、V4
3、V52、V35、V44、V53、V45、V5
4、V55の10個となる。すなわち、上記実施の形態
と同様に、エッジ画素の濃度データが参照されない位置
に「0」が設定されることになる。
【0072】なお、スムージングフィルタ481〜48
8を縦5画素*横5画素の大きさにしても、エッジ周辺
領域検出部448においてエッジ周辺画素を検出するの
に用いるウインドウの大きさが縦3画素*横3画素の大
きさのままであれば、当該縦5画素*横5画素のスムー
ジングフィルタは、エッジ画素に隣接する画素(図5で
は、V13、V23・・V53)が対象画素になったと
きにだけ用いられることになる。
【0073】スムージングフィルタ481〜488を縦
5画素*横5画素の大きさにするのに合わせて、上記ウ
インドウの大きさを縦5画素*横5画素の大きさに広げ
ることもできる。この場合、ウインドウが大きくなった
分、エッジ周辺領域も広くなり、エッジ画素の周囲を取
り囲む2画素分の幅の範囲、例えば図5ではV13、V
23・・V53に加えてV14、V24・・V54もエ
ッジ周辺画素として判定されることになる。したがっ
て、これらの画素が対象画素になった場合、当該画素に
対しては、縦5画素*横5画素の大きさのスムージング
フィルタによる第2のスムージング処理が施されること
になる。
【0074】上記したように、縦5画素*横5画素の大
きさになったスムージングフィルタも、縦3画素*横3
画素の場合と同様にエッジ画素の濃度データを参照しな
いように係数「0」の位置が設定されるので、エッジ周
辺画素と判定された各画素が対象画素になったときの濃
度値は、他の網点領域の画素とほぼ同じ濃度値となるよ
うに平滑化処理されることになる。
【0075】また、スムージングフィルタ481〜48
8に設定される「0」以外の係数については、上記の値
に限られることはなく、解像度等を考慮して決定され
る。 (5−2)上記実施の形態では、エッジ周辺画素が対象
画素の場合、エッジ画素の濃度を参照しないようにして
平滑化処理するため、各スムージングフィルタ481〜
488は、8個の周辺画素の内、3つの画素の係数が
「0」となるように設定されたが、当該係数は「0」に
限られない。エッジをさらに強調する場合には、当該3
つの画素の係数を例えば「−1」に設定したり、あるい
は網点領域内における各画素の濃度のさらなる平滑化を
図るために、当該3つの画素の係数を例えば「0.1」
に設定した方が画質の点から都合がよい場合もあり得る
からである。また、3つの画素の係数を異なるように設
定してもよい。
【0076】すなわち、網点領域にある画素を対象画素
としてスムージング処理する際に、当該対象画素を含む
3画素*3画素の範囲内に存在する画素の中に、エッジ
画素と判定された画素がある場合、当該エッジ画素に対
する係数(重み付け量)を、当該エッジ画素が網点領域
内の画素であると判定された場合における係数よりも小
さくして演算するようにすれば、少なくとも従来よりは
エッジを強調できるという効果を得ることができる。
【0077】なお、スムージングフィルタのサイズを大
きくした場合に、例えばエッジ周辺領域内の、エッジ画
素に隣接する画素を対象画素とすると、当該フィルタに
よりフィルタリングされる範囲内には、文字画像のベタ
部分が含まれることもある。このような場合には、当該
範囲内における画素について、文字画像(エッジ画素を
含む。)領域に属する画素であるか否かを判定するよう
に構成し、当該範囲内に文字画像領域内と判定された画
素がある場合に、当該画素に対する係数を、当該画素が
網点領域内の画素であると判定された場合における係数
よりも小さくするようにすれば、上記同様の効果を得ら
れることになる。
【0078】ここで、文字画像領域内の画素であるか否
かの判断は、文字エッジ領域については、上記エッジ検
出部447で行える。ベタ領域については、例えば判断
対象の画素がエッジ画素でなく、かつ孤立点でなく、さ
らにその画素およびその画素を中心とした所定の範囲内
に属する全画素の濃度が所定の濃度(例えば、プリント
されるべき用紙の地肌の濃度)よりも高い場合を条件と
して行うことができる。
【0079】(5−3)上記実施の形態では、網点画像
内に文字画像が描かれている場合について説明したが、
本発明は、この場合に限られず、例えば濃度変化の少な
い濃度平坦領域内に文字画像が描かれている場合にも適
用できる。濃度平坦領域は、通常、画像を滑らかにする
ために当該領域内における各画素についてスムージング
処理が施されており、この場合にも本発明を適用すれば
文字画像のエッジを実質的に強調することができるから
である。すなわち、本発明は、網点画像や濃度平坦領域
などのスムージング処理の対象となる領域内に文字画像
が描かれている場合全般に適用でき、対象画素について
スムージング処理する場合に、その周辺画素に文字画像
領域内と判定された画素が存する場合、当該画素に対す
る重み付け量を、当該画素が文字画像領域内の画素でな
い、すなわち網点領域等のスムージング処理対象の画素
であるとした場合における重み付け量よりも小さくすれ
ば上記エッジ強調の効果を得られることになる。なお、
濃度平坦領域に適用する場合、上記網点検出部444に
代わりに対象画素が濃度平坦領域に存するか否かを判断
する濃度平坦領域判断部が領域判別部440に配置され
る。濃度平坦領域であるか否かの判断は、特開平9−2
38261号公報などに詳細が記載されているので、こ
こでの説明は省略する。
【0080】(5−4)上記実施の形態では、各画素の
濃度データに各スムージングフィルタ481〜488に
よる重み付けがなされたが、例えば各画素のR、G、B
色による明度データに重み付けを行い、そのデータに基
づいてC、M、Y、K色の濃度データを求めるようにす
ることもできる。 (5−5)上記実施の形態の画像補正部460では、一
の画素の濃度データについて、スムージング処理部46
1、462、エッジ強調処理部463による各処理を並
行して行い、領域判別部440による判別結果に基づい
て出力すべきデータを選択するようにしたが、例えば領
域判別部440による判別結果に基づいて、動作させる
べき処理部を選択するようにしてもよい。このことは、
スムージング処理部462におけるフィルタ処理部47
1〜478によるスムージング処理においても同様であ
る。すなわち、方向検出回路479からの検出結果に基
づいて、動作させるべきフィルタ処理部を選択するよう
にしてもよい。
【0081】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る画像処理装
置によれば、対象画素が文字画像領域内でないと判定さ
れ、対象画素を含む所定の範囲内に文字画像領域内と判
定された画素が存在する場合、当該画素に対する重み付
け量を、当該画素が文字画像領域内でないとした場合に
おける重み付け量よりも小さくするので、当該対象画素
の平滑化処理後における濃度が従来よりも低くなって、
エッジが従来よりも強調されて見えるようになり、もっ
て画質の劣化を抑制することができるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】複写機1の全体構成を示す概略断面図である。
【図2】画像処理部205の構成を示す機能ブロック図
である。
【図3】画像処理部205の構成を示す機能ブロック図
である。
【図4】領域判別部440の構成を示す図である。
【図5】網点領域内に存在する文字画像のエッジの一部
を5画素*5画素の範囲に分解して示した模式図であ
る。
【図6】画像補正部460の構成を示す図である。
【図7】従来のスムージングフィルタの構成例を示す図
である。
【図8】スムージング処理部462の構成を示す図であ
る。
【図9】スムージング処理部462で用いられる3画素
*3画素のスムージングフィルタ481〜488の構成
例を示す図である。
【図10】方向検出回路479の構成を示す図である。
【図11】方向検出回路479において用いられるフィ
ルタ501〜508の構成例を示す図である。
【図12】図5に示す各画素V11〜V55のスムージ
ング処理する前の濃度データを示す図である。
【図13】(a)は、図5に示す各画素V11〜V55
のスムージングする前の濃度データが図12に示す場合
において、網点領域内の各画素を従来のスムージングフ
ィルタを用いて平滑化処理したときの濃度値を示す図で
あり、(b)は、本発明のスムージングフィルタを用い
たときの濃度値を示す図である。
【図14】(a)は、図12に示す各画素の濃度値を棒
グラフで表わした図であり、(b)は、図13(a)に
示す各画素のスムージング後の濃度値を棒グラフで表わ
した図であり、(c)は、図13(b)に示す各画素の
スムージング後の濃度値を棒グラフで表わした図であ
る。
【図15】従来のスムージング処理を説明するために用
いる画像の一部を5画素*5画素の範囲に分解して示し
た図である。
【符号の説明】
200 画像読取部 205 画像処理部 440 領域判別部 441 明度/彩度検出部 442 孤立点検出部 443 孤立点カウント部 444 網点検出部 445 エッジ量算出部 446 エッジカウント部 447 エッジ検出部 448 エッジ周辺領域検出部 460 画像補正部 461、462 スムージング処理部 463 エッジ強調処理部 464、480 セレクタ 471〜478、491〜498 フィルタ処理部 479 方向検出回路 481〜488 スムージングフィルタ 499 MAX選択回路 501〜508 フィルタ
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 1/40 H04N 1/40 F Fターム(参考) 2C062 AA24 2C262 AA24 AB13 BB01 BC13 DA03 DA11 EA04 EA07 EA08 5B057 AA11 BA02 CA01 CA02 CA07 CA08 CA12 CA16 CB01 CB02 CB07 CB08 CB12 CB16 CC01 CE03 CE05 CE06 CH08 5C077 LL19 MP01 MP02 MP06 MP08 PP02 PP03 PP27 PP28 PP47 PP68 PQ12 SS02 TT06 5L096 AA02 AA03 AA06 DA01 EA06 FA43 FA44 GA02 GA03 GA17

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対象画素を含む所定の範囲内に存する画
    素のデータに重み付けを行い、重み付けされた画素のデ
    ータに基づいて当該対象画素のデータを平滑化する平滑
    化手段を備える画像処理装置であって、 前記対象画素を含む所定の範囲内の各画素について、文
    字画像領域内に存する画素であるか否かを判定する文字
    画像領域判定手段を備え、 前記平滑化手段は、対象画素が文字画像領域内でないと
    判定され、かつ前記所定の範囲内に文字画像領域内と判
    定された画素が存する場合に、当該画素に対する重み付
    け量を、当該画素が文字画像領域内でないとした場合に
    おける重み付け量よりも小さくすることを特徴とする画
    像処理装置。
  2. 【請求項2】 網点領域内に存する画素であるか否かを
    判定する網点領域判定手段を備え、 前記平滑化手段は、対象画素が網点領域内と判定された
    場合には、前記文字画像領域内と判定された画素に対す
    る重み付け量を、当該画素が網点領域内とした場合にお
    ける重み付け量よりも小さくすることを特徴とする請求
    項1に記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記文字画像領域内と判定された画素の
    データに対する重み付け量がゼロであることを特徴とす
    る請求項1もしくは2に記載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】 前記所定の範囲内の、対象画素に対して
    所定の位置関係にある画素に対する重み付け量がゼロと
    なる構成のフィルタを複数種類備え、 前記平滑化手段は、前記複数種類のフィルタの内、文字
    画像領域内と判定された画素に対する重み付け量がゼロ
    となるように構成されたフィルタを利用して平滑化を行
    うことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載
    の画像処理装置。
  5. 【請求項5】 画像処理装置により平滑化されたデータ
    に基づいて画像を形成する画像形成装置であって、 前記画像処理装置として、請求項1ないし4のいずれか
    に記載の画像処理装置を備えることを特徴とする画像形
    成装置。
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