JP3988355B2 - 画像処理装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、入力された画像を変倍して、その変倍後の画像を出力する画像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】
最近、入力された画像を変倍して、その変倍後の画像の濃度値や彩度値を変更して出力することのできる画像処理装置が提案されている。例えば、特開平10−98629号公報には、入力された画像を縮小し、その縮小後の画像の濃度値や彩度値を少しずつ変更した複数個のモニタ画像を出力する技術が開示されている。これにより、ユーザがそれらのモニタ画像の中から所望の画質のものを選択できる。
【0003】
しかしながら、色彩には、同じ色でも面積の大小によって明度が異なって見える面積効果と呼ばれる現象がある。一般的に、色彩の面積効果によれば、同じ色でも面積が大きくなると明度は高く見え、逆に面積が小さくなると明度は低く見える、と言われている。例えば、部屋のリフォームを希望しているユーザが、小さいカラーサンプルを見て壁紙の色を選択した場合、部屋のリフォーム後に、忠実に再現された実際の壁紙の色が上記カラーサンプルの色よりも明るく見えて、違和感を覚えることがある。このような問題は、従来の画像処理装置が色彩の面積効果を考慮していないことに起因して生じている。
【0004】
そこで、この発明の目的は、色彩の面積効果を補償できる画像処理装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1に記載の画像処理装置は、入力された画像を変倍して、その変倍後の画像を出力する画像処理装置において、入力画像と出力画像との間の色彩の面積効果を補償するように、上記変倍前または変倍後の画像データの明度値をその変倍の倍率に応じて補正する明度補正手段を有し、上記明度補正手段は、上記変倍が拡大であるとき、上記入力画像の明度値が大きいほど、上記画像データの明度値を大きく減少させる補正を行う一方、上記変倍が縮小であるとき、上記入力画像の明度値が大きいほど、上記画像データの明度値を大きく増加させる補正を行うことを特徴とする。
【0006】
この請求項1の画像処理装置では、明度補正手段が、入力画像と出力画像との間の色彩の面積効果を補償するように、変倍前または変倍後の画像データの明度値をその変倍の倍率に応じて補正する。したがって、入力画像と出力画像との間の色彩の面積効果が補償される。この結果、入力画像と出力画像は色彩について同じ印象をユーザに与える。したがって、ユーザが違和感を覚えることがない。
【0008】
一般的に、色彩の面積効果によれば、同じ色でも面積が大きくなると明度は高く見え、逆に面積が小さくなると明度は低く見える、と言われている。そこで、この画像処理装置では、上記明度補正手段は、上記変倍が拡大であるとき上記画像データの明度値を減少させる補正を行う一方、上記変倍が縮小であるとき上記画像データの明度値を増加させる補正を行う。したがって、入力画像と出力画像との間の色彩の面積効果が適正に補償される。
【0010】
さらに、経験則から、入力画像が肌色のように明度値の高いものであれば、人の目が敏感であるから色彩の面積効果が大きく、逆に入力画像が明度値の低いものであれば色彩の面積効果が小さい、と感じられる。そこで、この画像処理装置では、上記明度補正手段は、上記入力画像の明度値に応じて、上記画像データの明度値に対する補正量を変える。具体的には、上記変倍が拡大であるとき、上記入力画像の明度値が大きいほど、上記画像データの明度値を大きく減少させる補正を行う一方、上記変倍が縮小であるとき、上記入力画像の明度値が大きいほど、上記画像データの明度値を大きく増加させる補正を行う。これにより、入力画像と出力画像との間の色彩の面積効果が適正に補償される。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、この発明を図示の実施の形態により詳細に説明する。
【0012】
図1は、この発明を適用したカラーデジタル複写機の全体構成を示している。この複写機は、1スキャンで4色同時カラー出力を行うタイプのものであり、自動原稿送り装置100と画像読取装置200とプリンタ装置300から構成されている。通常は自動原稿送り装置100により画像読み取り位量に搬送された原稿を画像読取装置200で読み取り、読み取られた画像データをプリンタ装置300に転送し、画像を形成できるようになっている(複写機能)。また、インターフェイス207を介して外部機器との接続が可能になっている。これにより、画像読取装置200で読み取った画像データを外部機器に出力でき(画像読み取り機能)、逆に外部機器から受け取った画像データをプリンタ装置300に送ることにより、画像を形成できる(プリンタ機能)。
【0013】
次に、自動原稿送り装置100について説明する。自動原稿送り装置100は、原稿セットトレイ101にセットされた原稿を画像読取装置200の画像読み取り位置に搬送し、画像読み取り終了後に原稿排出トレイ103上に排出する。
【0014】
原稿搬送の動作は操作パネル500(図2参照)からの指令に従って行い、原稿排出の動作は画像読取装置200からの読み取り終了信号に基づいて行う。複数枚の原稿がセットされている場合には、これらの制御信号が連続的に発生され、原稿搬送、読み取り、原稿排出の動作が効率よく行われる。
【0015】
次に、画像読取装置200について説明する。露光ランプ201により照射された原稿ガラス208上の原稿の反射光は、3枚のミラー群202a,202b,202cによりレンズ203に導かれCCDセンサ204に結像する。露光ランプ201と第1ミラー202aがスキャナモータ209により矢印の方向へ倍率に応じた速度Vで移動することにより、原稿ガラス208上の原稿を全面にわたって走査することができる。また露光ランプ201と第1ミラー202aの移動に伴い、第2ミラー202bと第3ミラー202cは速度V/2で同方向ヘ移動される。露光ランプ201の位置はスキャナホームセンサ210とホーム位置からの移動量(モータのステップ数)により算出され、制御される。CCDセンサ204に入射した原稿の反射光はこのセンサ内で電気信号に光電変換される。得られた電気信号は、画像処理回路205によってアナログ処理、A/D変換、デジタル画像処理を施された後、インターフェイス部207とプリンタ装置300へ送られる。なお、原稿上の画像情報の読み取りに先立ちシェーディング補正用の補正データを作成するために、原稿ガラス208の下面に原稿読み取り位置とは別に設けられた図示しない白色のシェーデイング補正板が読み取られる。
【0016】
次に、タンデム構成のプリンタ装置300について説明する。
【0017】
まず、露光とイメージングについて説明する。画像読取装置200またはインターフェイス207から送られてきた画像データは、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)の印字用データに変換され、各イメージングユニット302c、302m、302y、302kを制御するための制御部(図示せず)に並行して送られる。各制御部では送られてきた画像データに応じてレーザを発光させて、その光をポリゴンミラー301により1次元走査し、各イメージングユニット302c、302m、302y、302k内の感光体を露光する。イメージングユニット302c、302m、302y、302kは、用紙搬送ベルト304の用紙搬送方向にそって縦に1列に並んで配置されている。各イメージングユニット内部には感光体を中心に電子写真プロセスを行うために必要なエレメントが配置されている。C,M,Y,K用の各感光体が時計回りに回転することにより各画像形成プロセスが並列に行われる。また、これらの画像形成に必要なイメージングユニット302c、302m、302y、302kは各画像形成プロセスごとに一体化され、本体に着脱自在な構成になっている。各イメージングユニット内の感光体上の潜像は各色現像器により現像されてトナー像になる。そして、各感光体上のトナー像は用紙搬送ベルト304内に上述の各感光体と対向して設置された転写チャージャ303c、303m、303y、303kにより、用紙搬送ベルト304上の用紙に転写される。
【0018】
次に、給紙/搬送/定着について説明する。給紙カセット群310a、310b、310cの中には様々なサイズの用紙がセットされている。いずれかの給紙カセット310a、310b、310cの中の用紙がその給紙カセットに取付けられている給紙ローラ312によって搬送路へ供給される。搬送路へ供給された用紙は搬送ローラ対313によって用紙搬送ベルト304へ送られる。ここではタイミングセンサ306によって、用紙搬送ベルト304上の基準マークを検出し、搬送される用紙の搬送タイミング合わせが行われる。また、イメージングユニットの最下流には、3個のレジスト補正センサ314が、ベルト304の搬送方向と垂直な方向(主走査方向に)に一列に配置されている。用紙搬送ベルト304上のレジストパターンを形成した際、このセンサによってC,M,Y,K画像の主・副走査方向の色ずれ量を検出し、プリントイメージング制御部(PIC部)での描画位置補正と画像歪み補正を行うことによって、用紙上のC,M,Y,K画像の色ずれを防止している。そして、転写された用紙上のトナー像は定着ローラ対307によって加熱溶融されて用紙上に定着される。片面コピーの場合は、その用紙(プリント)は排紙トレイ311へ排出される。
【0019】
また両面コピーの場合には、その用紙は用紙反転ユニット309によって表裏が反転された状態で、両面ユニット308に導かれる。そして、裏面の画像形成のため、この両面ユニットからその用紙が再給紙される。なお、用紙搬送ベルト304はベルト退避ローラ305の挙動により、C,M,Yの各イメージングユニットから退避でき、用紙搬送ベルト304と感光体を非接触状態にできる。モノクロ画像形成時にはC,M,Yの各イメージングユニットの駆動を停止できるので、感光体や周辺プロセスの摩耗を削減できる。
【0020】
次に、図2と図3を参照しながら画像読取装置200の信号処理系について説明する。この画像読取装置200は全体として、操作パネル500を通したユーザの操作・設定に基づいて、CPU(中央演算処理装置)1の制御によって動作するようになっている。
【0021】
CCDセンサ204は、原稿からの反射光を光電変換して、R(レッド),G(グリーン),B(ブルー)の各色分解情報であるアナログ信号を出力する。A/D変換部(A/D変換器を有する)401は、CCDセンサ204が出力したアナログ信号(400dpiの画像データ)を、基準駆動パルス生成部411から転送されるタイミング信号に基づいて、R,G,Bの色情報毎に8ビット(256階調)のデジタルデータに変換する。
【0022】
シェーディング補正部402は、R,G,Bデータの主走査方向の光量ムラをなくすため、各R,G,B毎に独立して、原稿読み取りに先立ってシェーディング補正用白色板209を読み取ったデータを内部のシェーディングメモリに基準データとして格納しておき、原稿走査時に逆数変換し、原稿情報の読み取りデータと乗算して、シェーディング補正を行う。
【0023】
ライン間補正部403は、R,G,Bの各センサチップのスキャン方向の読み取り位置を合わせるためにスキャン速度(副走査倍率に依存)に応じて、内部のフィールドメモリを用いて、各色データをライン単位でディレイ制御する。
【0024】
光学レンズによって生じる色収差現象によって、主走査側の原稿端部側ほどR,G,Bの読み取り位相差が大きくなる。この影響によって、単なる色ずれ以外に後述する自動カラー判定(ACS)や黒文字判別で誤判定を引き起こす。そこで色収差補正部404は、R,G,Bの位相差を彩度情報に基づいて補正する。
【0025】
変倍・移動処理部405は、R,G,Bデータ毎に変倍用ラインメモリを2個用いて、1ライン毎に入出力を交互動作させ、そのライト・リードタイミングを独立して制御することで主走査方向の変倍・移動処理を行う。すなわち、メモリ書き込み時にデータを間引くことで縮小を行い、メモリ読み出し時にデータを水増しして拡大を行っている。この制御において、変倍率に応じて縮小側ではメモリ書き込み前に、拡大側ではメモリ読み出し後に補間処理を行い、画像欠損やガタツキを防止している。このブロック上の制御とスキャン制櫛を組み合わせて、拡大と縮小だけでなく、センタリング・イメージリピート・拡大速写・綴じ代縮小などを行う。
【0026】
ヒストグラム生成部412および自動カラー判定(ACS)部413は、原稿をコピーする動作に先立ち、予備スキャンして得られたR,G,Bデータから明度データ生成をして、そのヒストグラムをメモリ(ヒストグラムメモリ)上に作成する一方、彩度データによって1ドット毎にカラードットか否かを判定し、原稿上512ドット角のメッシュ毎にカラードット数をメモリ(ACSメモリ)上に作成する。この結果に基づいて、コピー下地レベル自動制御(AE処理)およびカラーコピー動作かモノクロコピー動作かの自動カラー判定(ACS処理)をする。
【0027】
ラインバッファ部414は、この画像読取装置200で読み取られたR,G,Bデータを1ライン分記憶できるメモリを有し、A/D変換部401でのCCDセンサの自動感度補正や自動クランプ補正のための画像解析用に画像データのモニタを行う。
【0028】
また、紙幣認識部415は、原稿ガラス208上に紙幣などの有価証券が積載されコピー動作した場合に正常なコピー画像ができないように、R,G,Bデータの領域切り出しを随時行い、パターンマッチングによって紙幣か否かを判断する。紙幣と判断した場合すぐに、CPU1がプリントイメージング制御部側に対して黒べた塗りつぶし信号(−PNT="L")を出力して、プリントイメージング制御部側でKデータを黒べたに切替えて正常コピーを禁止する。
【0029】
HVC変換部422では、データセレクタ421を介して入力されたR,G,Bデータを、3×3の行列演算によって、明度(Vデータ)および色差信号(Cr、Cbデータ)に一旦変換する。
【0030】
次に、AE処理部423は、前記した下地レベル制御値に基づいてVデータを補正するとともに、操作パネル500上で設定された彩度レベルおよび色相レベルに応じてCr、Cbデータを補正する。また、操作パネル500上で画質モニタモード(後述する)が選択されている場合は、明度補正処理部471が明度補正テーブル472を参照して、画質モニタ用に出力すべき画像の倍率に応じて明度値(Vデータ)を補正する。この後、逆HVC変換部424によって3×3の逆行列演算を行って、VデータおよびCr、CbデータをR,G,Bデータに再変換する。
【0031】
図3中に示す色補正部430では、LOG補正部431が各R,G,Bデータを濃度データ(DR,DG,DBデータ)に変換後、墨抽出部432がDR,DG,DBデータの最小色レベルを原稿下色成分として検出し、同時にR,G,Bデータの最大色と最小色の階調レベル差を原稿彩度データとして検出する。さらに、マスキング演算部433は、3×6の非線型行列演算処理を行って、上記DR,DG,DBデータをプリンタ装置のカラートナーにマッチングした色データ(C,M,Y,Kデータ)に変換する。下色除去・墨加刷処理部(UCR・BP処理部)434は、前述した原稿下色成分(Min(R,G,B))に対して、原稿彩度データに応じたUCR・BP係数を算出して、乗算処理によってUCR・BP量を決定し、マスキング演算後のC,M,Yデータから下色除去量(UCR量)を差分して、C,M,Yデータを算出し、BP量=Kデータを算出する。また、モノクロデータ生成部435は、R,G,Bデータから明度成分を作成し、LOG補正してブラックデータ(DVデータ)として出力する。この後、色データ選択部436が、カラーコピー用画像であるC,M,Y,Kデータとモノクロコピー用画像であるDVデータ(C,M,Yは白)を選択する。
【0032】
領域判別部441は、データセレクタ442を介して入力されたR,G,Bデータから最小色(Min(R,G,B))と、最大色と最小色との差(Max(R,G,B)−Min(R,G,B))とを検出し、黒文字判別・色文字判別・網点判別などを行う。また、黒文字判別時の文字エッジ補正を行い、判別結果とともに文字エッジ再生部451に転送する。同時にプリントイメージング制御部側およびプリントヘッド制御部側に対して、階調再現方法を切り替えるための属性信号を作成して転送する。
【0033】
文字エッジ再生部451は、上記領域判別結果に基づいて、色補正部430からのC,M,Y,Kデータに対して、各判別領域に適した補正処理(エッジ強調・スムージング・文字エッジ除去)を行う。また、シャープネス・ガンマ・カラーバランス調整部452は、操作パネル上で指定されたシャープネス・カラーバランス・ガンマレベルに応じてC,M,Y,Kデータの画像補正を行い、階調再現属性信号−LIMOSをプリントイメージ制御インターフェース453に転送する。また、C,M,Y,Kデータを、図2中に示すデータセレクタ461を介して画像インタフェース部462へ送る。
【0034】
詳しくは、階調再現属性信号−LIMOSは、後段でのプリントイメージング制御部内の階調再現処理およびプリントヘッド制御部での階調再現周期を自動的に切り替える目的で、C,M,Y,Kの画像データとともに転送される。この階調再現属性信号−LIMOSは、エッジ処理をすべき領域(非網点領域かつ文字エッジ領域かつ文字内部側のエッジ領域)において"L"レベルとなり、解像度を優先した文字がたつきのない階調再現処理を指示する。プリントイメージング制御部での階調再現処理では、通常多値誤差拡散と呼ばれる擬似256階調処理を行うが、−LIMOS="L"に相当する文字エッジ部では、単純量子化処理を行い、エッジのがたつきを防止する。また、プリントヘッド制御部では、通常45°方向のスクリーン角に設定された2ドットパルス幅変調再現を行うが、−LIMOS="L"に相当する領域では、解像度を優先した1ドットパルス幅変調再現を行う。なお、文字エッジ部内の内側エッジに対して処理を切り替えることで、文字エッジ境界部で、プリントヘッド制御部の階調再現周期が切り替わるため、それによる濃度ジャンプ(ガンマ特性の違いによる)が目立ちにくくなる。
【0035】
画像インターフェイス部462は、外部I/F(インターフェィス)207を介して外部装置との間で画像入出力を行う。その画像入出力動作としては、R、G,Bデータの同時入出力とC,M,Y,Kデータの面順次入出力が可能である。これにより、外部装置は、このカラー複写機を利用してスキャナ機能やプリンタ機能を持つことができる。
【0036】
図4(a)は、このカラー複写機100の本体上部に設けられた操作パネル500を示している。この操作パネル500は、LCD(液晶表示素子)上に感圧透明導電フィルムを積層して構成され、各種の画面やメッセージを表示するタッチパネル502と、プリント枚数や変倍率等の数値を入力するためのテンキー503と、このテンキー503によって入力されたプリント枚数を“1”に戻したり、入力された変倍率をクリアするためのクリアキー504と、プリント動作を開始させるための開始キー505と、連続プリント動作を中断させるためのストップキー506と、設定された複写条件をすべて解除して初期状態に戻すためのパネルリセットキー507とを備えている。タッチパネル502には、プリント濃度の設定状態を表す濃度表示部502aと、変倍率の設定状態を表す倍率表示部502bと、プリント用紙のサイズを表す用紙サイズ表示部502cが設けられている。
【0037】
さて、このカラー複写機100では、ユーザがカラーコピーの条件を設定する過程で、図4(a)中に示すように「オート濃度」モードが選択されているとき、タッチパネル402にはモニタ画像を出力することを指示するための「画質モニタ」キー501が表示される。ユーザがこの「画質モニタ」キー501を押すと、CPU1が図5に示す画質モニタモードの処理を実行する。すなわち、
▲1▼ 画質モニタモードが選択されると(S1)、まず原稿ガラス208上に載置されている原稿のサイズを原稿サイズ検出センサ211の出力に基づいて判別する(S2)。
【0038】
▲2▼ 次に、現在選択されている用紙サイズを判別する(S3)。この例では図4(a)中に示すように、用紙サイズとして「A4縦」が選択されているものとする(なお、「縦」とは用紙の長手方向が搬送方向と一致していることを意味する。)。
【0039】
▲3▼ 次に、図4(b)中に示すように、ユーザに希望するモニタ画像の数を入力させるために、タッチパネル402に「モニタ画像数を選んでください(2)(4)(8)」と表示するとともに、倍率表示部502bに「AUTO(自動)」を表示する(S4)。ここで「AUTO(自動)」と表示する理由は、1枚の用紙の中にすべてのモニタ画像を収めるために、図7に示すように、モニタ画像数が2、4、8と多くなるにつれて変倍率を×70%、×50%、×25%と次第に小さくするからである。
【0040】
▲4▼ 次に、CPU1は、入力されたモニタ画像数に応じて変倍率を演算して設定する(S5)。この例ではユーザがモニタ画像数として8を入力したものとする。モニタ画像数が8であれば、変倍率は自動的に×25%に設定される。
【0041】
▲5▼ 次に、CPU1は、図2中に示した明度補正処理部471を制御して明度補正処理を行う(S6)。具体的には図6に示すように、CPU1の制御に応じて明度補正処理部471が明度補正テーブル472を参照して(S11)、モニタ画像の倍率(ステップS5で設定された変倍率)と入力された原稿画像の明度値(Vデータ)に応じてその明度値を補正する(S12)。分かるように、CPU1、明度補正処理部471および明度補正テーブル472が明度補正手段として働く。
【0042】
ここで明度補正テーブル472は、図8中に示すように、入力された原稿画像の明度値がV≧50のときに用いられる勾配の大きい補正線Aと、20≦V≦49のときに用いられる勾配の緩やかな補正線Bと、V<19のときに用いられる勾配を有しない平坦な補正線Cとを有している。図8における横軸はステップS5で設定された変倍率、縦軸はその変倍率に応じて定められる明度増減量(すなわち補正量)をそれぞれ表している。原点Oは、変倍を行わず、明度値を補正しないことに対応する点である。明度補正処理部471は、入力された原稿画像の明度値に応じて補正線A,B,Cのいずれか一つを選択し、選択した補正線を用いて変倍率に対応する明度増減量を求め、その明度増減量だけ原稿画像の明度値を補正する。例えば、原稿画像の明度値がV=60であれば補正線Aを選択し、このとき変倍率が×25%であれば、補正線Aを用いて変倍率×25%に対応する明度増減量+10を求める。そして、もとの明度値60をその明度増減量+10だけ増加させて70にする。また、原稿画像の明度値がV=30であれば補正線Bを選択し、このとき変倍率が×25%であれば、補正線Bを用いて変倍率×25%に対応する明度増減量+5を求める。そして、もとの明度値30をその明度増減量+5だけ増加させて35にする。補正線Cが選択されたときは、補正線Cが平坦であるから明度値は増減されない。なお、このような明度値の補正は画素ごとに行われる。
【0043】
変倍が拡大であるとき明度値を減少させる補正を行う一方、変倍が縮小であるとき明度値を増加させる補正を行う理由は、色彩の面積効果によれば、同じ色でも面積が大きくなると明度は高く見え、逆に面積が小さくなると明度は低く見えるから、それを補償するためである。また、入力された原稿画像の明度値が高ければ、明度値に対する補正量を大きくし、逆に、入力された原稿画像の明度値が低ければ、上記画像データの明度値に対する補正量を小さくする理由は、入力画像が肌色のように明度値の高いものであれば色彩の面積効果が大きく、逆に入力画像が明度値の低いものであれば色彩の面積効果が小さいことが経験的に言えるから、それを補償するためである。
【0044】
▲6▼ 次に、図5中のステップS7へ進んで、CPU1は画質モニタ処理を行う(S7)。詳しくは、上記明度補正処理によって得られた明度値をV0とし、この明度値V0を一定量(例えば2)だけ減少した明度値(V0−2)を求める。次に、明度値V0を同じ量だけ増加した明度値(V0+2)を求める。次に、明度値(V0−2)を同じ量だけ減少した明度値(V0−4)を求める。次に、明度値(V0+2)を同じ量だけ増加した明度値(V0+4)を求める。このようにして低い側、高い側へ一定量ずつ減少、増加させてゆき、入力されたモニタ画像数分の明度値を求める。そして、それらの明度値を持つモニタ画像を1ページ内に明度順に並べて配置した態様の画像データを作成する。モニタ画像を1ページ内に明度順に並べる理由は、ユーザが好みのモニタ画像を選択し易くするためである。
【0045】
例えば図9(a)に示すような原稿画像20(明度値はV=30で一様で、原稿サイズはA4縦サイズとする。)が入力され、モニタ画像数として8が入力されたとする。この場合、作成される画像データ(出力画像)のイメージは、例えば図9(b)に示すように、8個のモニタ画像21,22,…,28が明度順に1ページ内に並べて配置されたものになる。なお、図9では明度値が高いものほど斜線の密度が疎に、明度値が低いものほど斜線の密度が密に描かれている。この例では、モニタ画像24が上記明度補正処理によって得られた明度値V0=35のものであり、その明度値V0は原稿画像20の明度値V=30よりも高い値に補正されている。しかし、色彩の面積効果によって、モニタ画像24がユーザに与える印象は原稿画像20がユーザに与える印象と一致しているはずである。モニタ画像24よりも明るいモニタ画像23、22、21の明度はそれぞれ順に(V0+2)=37、(V0+4)=39、(V0+6)=41に設定され、モニタ画像24よりも暗いモニタ画像25,26,27,28の明度はそれぞれ順に(V0−2)=33、(V0−4)=31、(V0−6)=29、(V0−8)=27に設定されている。なお、この例ではモニタ画像を4行2列に配置しているが、1ページ内に明度順に配置すれば良く、例えば2行4列に配置しても良い。
【0046】
▲7▼ そのような画像データが作成されると、図4(c)に示すように、タッチパネル502には「スタートキーを押してください」と表示される。ユーザがスタートキー505を押すと、CPU1はプリンタ装置300を制御して、上記画像データを用いたプリント処理を行う(S8)。上の例では、8個のモニタ画像が形成された1枚のプリントが排紙トレイ311上に排出される。
【0047】
ユーザは、8個のモニタ画像の中から好みの画質を持つモニタ画像を選択し、その好みのモニタ画像を操作パネル400を通して指定する。これとともに、本来の出力画像形成に用いられるべき用紙サイズ、変倍率その他のコピー条件を選択する。設定されたコピー条件で、CPU1はプリンタ装置300を制御してプリント処理を行う。
【0048】
例えば、図9(b)中に示したモニタ画像24(明度値35に相当)が指定され、用紙サイズとして「A4縦」、変倍率×100%が選択されたとする。この条件では、プリント処理によって原稿画像20が忠実に再現される。色彩の面積効果によって、再現された出力画像(明度値30に相当)がユーザに与える印象はモニタ画像24(明度値35に相当)がユーザに与えた印象と一致するはずである。
【0049】
また、モニタ画像24よりも一つ明るいモニタ画像23(明度値37に相当)が指定され、用紙サイズとしてA4縦、変倍率×100%が選択されたとする。この条件では、プリント処理によって原稿画像20よりも明るい画像(明度値32に略相当)が出力される。この場合も同様に、出力画像(明度値32に略相当)がユーザに与える印象はモニタ画像23(明度値37に相当)がユーザに与えた印象と一致するはずである。
【0050】
また、モニタ画像24(明度値35に相当)が指定され、用紙サイズとして「A3縦」、変倍率×141%が選択されたとする。この場合、画像データの明度値を、明度補正処理部471が図8中の補正線Bを使って、変倍率×141%に応じて略(−1)だけ補正するのが望ましい。このようにした場合、プリント処理によって原稿画像20(明度値30に相当)よりも暗い画像(明度値29に略相当)が出力される。しかし、色彩の面積効果によって、出力画像(明度値29に略相当)がユーザに与える印象は、原稿画像20(明度値30に相当)やモニタ画像24(明度値35に相当)がユーザに与えた印象と一致するはずである。このように、この発明は画質モニタモードだけでなく、本来のコピーモードにおける変倍時にも好ましく適用される。
【0051】
なお、この実施形態では明度データを補正する場合について述べたが、LOG補正部431による反射率−濃度変換(Log変換)後の濃度データを補正するようにしても良い。ただし、その場合、補正による濃度値の増減の向きは、明度値を増減する向きとは反対になる。具体的には、変倍が拡大であるとき画像データの濃度値を増加させる補正を行う一方、変倍が縮小であるとき画像データの濃度値を減少させる補正を行う。
【0052】
また、この実施形態では、デジタルカラー複写機100が原稿画像を変倍してコピー出力するものとしたが、これに限られるものではない。例えば、この発明は、パソコン上で作成された画像データをプリントアウトするプリンタにも適用される。また、パソコン上で作成された画像データをパソコン上で変倍してディスプレイ画面に出力する場合にも適用される。その他、この発明はOHP(オーバ・ヘッド・プロジェクタ)などにも広く適用される。
【0053】
【発明の効果】
以上より明らかなように、請求項1の画像処理装置によれば、入力画像と出力画像との間の色彩の面積効果を適正に補償できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明を適用した一実施形態のデジタルカラー複写機の断面構造を示す図である。
【図2】 上記複写機の構成要素である画像読取装置の信号処理系のブロック図である。
【図3】 上記複写機の構成要素である画像読取装置の信号処理系のブロック図である。
【図4】 上記複写機の操作パネルの構成および画像モニターモードにおける表示内容を示す図である。
【図5】 画像モニターモードにおける処理のフローを示す図である。
【図6】 図5中に示す明度補正処理のフローを示す図である。
【図7】 モニタ画像数と変倍率との対応を示す図である。
【図8】 明度補正テーブルにおける補正線を示す図である。
【図9】 原稿画像とそれに基づいて作成されたモニタ画像を示す図である。
【符号の説明】
100 デジタルカラー複写機
200 画像読取装置
300 プリンタ装置
471 明度補正処理部
472 明度補正テーブル
500 操作パネル

Claims (1)

  1. 入力された画像を変倍して、その変倍後の画像を出力する画像処理装置において、
    入力画像と出力画像との間の色彩の面積効果を補償するように、上記変倍前または変倍後の画像データの明度値をその変倍の倍率に応じて補正する明度補正手段を有し、
    上記明度補正手段は、上記変倍が拡大であるとき、上記入力画像の明度値が大きいほど、上記画像データの明度値を大きく減少させる補正を行う一方、上記変倍が縮小であるとき、上記入力画像の明度値が大きいほど、上記画像データの明度値を大きく増加させる補正を行うことを特徴とする画像処理装置。
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