JP2002270674A - 搬出装置 - Google Patents
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Abstract
出する場合において、板状物が水平に収容されていない
場合にも板状物を損傷させることなく搬出し、全体の作
業を滞りなく行う。 【解決手段】 カセット30内に収容された板状物を搬
出する搬出装置10において、板状物を吸引保持する保
持部11と、保持部11をカセット内に挿入する屈曲ア
ーム16とを少なくとも備え、保持部11は、板状物を
支持する第一の支持部20と第二の支持部21とを有
し、第一の支持部20及び第二の支持部21には、カセ
ット30内に収容された板状物を検出する第一の検出セ
ンサー24及び第二の検出センサー25をそれぞれ配設
し、板状物が水平に収容されていない場合にはその状態
を検出し、適宜保持部11を屈曲アーム16の進退方向
を回転中心として回転させることにより確実に板状物を
保持して搬出する。
Description
された半導体ウェーハ等の板状物を搬出する搬出装置に
関する。
された半導体ウェーハの裏面は、例えば図4に示す研削
装置40を用いて研削され所定の厚さとなる。
ーハを収容するカセット30及び研削後の半導体ウェー
ハを収容する31と、カセット30からの半導体ウェー
ハの搬出またはカセット31への半導体ウェーハの搬入
を行う搬出装置41と、半導体ウェーハを一定の位置に
位置合わせする中心合わせテーブル42と、半導体ウェ
ーハWを搬送する第一の搬送手段43及び第二の搬送手
段44と、上部に半導体ウェーハを吸引保持する4つの
チャックテーブル45、46、47、48を備えたター
ンテーブル49と、各チャックテーブルに保持された半
導体ウェーハWを研削する研削手段50、60と、研削
後の半導体ウェーハを洗浄する洗浄手段61とを備えて
いる。
前の半導体ウェーハW1、W2、・・・が複数収容され
ており、図4に示した搬出装置41によって1枚ずつピ
ックアップされて中心合わせテーブル42に載置され
る。そして中心合わせテーブル42において半導体ウェ
ーハWの位置合わせが行われた後、第一の搬送手段43
に吸着されると共に第一の搬送手段43が旋回動するこ
とによってチャックテーブル45の位置と同じ位置に位
置付けられたチャックテーブル46に半導体ウェーハW
が載置される。
示の例の場合は90度)回転してチャックテーブル46
に保持された半導体ウェーハWが研削手段50の直下に
位置付けられる。
ており、垂直方向に配設されたガイドレール52にガイ
ドされてスライド部51がパルスモータ53に駆動され
上下動するのに伴って研削手段50も上下動する構成と
なっている。
4と連結され垂直方向に配設されたスピンドル55の先
端にマウンタ56を介して研削ホイール57が装着され
ており、研削ホイール57の下部には粗研削用の研削砥
石58が固着されている。そして、駆動源54に駆動さ
れてスピンドル55が回転することにより研削砥石58
が回転しながら研削手段50が下降し、回転する研削砥
石58が半導体ウェーハWの裏面に接触して当該裏面が
研削される。
前にチャックテーブル46が位置していた位置にはチャ
ックテーブル45が自動的に位置付けられる。そして、
カセット30から次に研削する半導体ウェーハが搬出さ
れて中心合わせテーブル42に載置され、位置合わせが
なされた後、第一の搬送手段43によってチャックテー
ブル45に搬送されて載置される。
ウェーハWは、粗研削の後はターンテーブル49が所要
角度回転することにより研削手段60の直下に位置付け
られ、研削手段60の研削ホイール59に配設された仕
上げ研削用の研削砥石61の作用を受けて裏面が仕上げ
研削される。一方、チャックテーブル45に保持された
半導体ウェーハは研削手段50の直下に位置付けられ、
ここで研削手段50の作用を受けて粗研削が行われる。
ウェーハが取り出され、各チャックテーブルに半導体ウ
ェーハが吸引保持されると共にターンテーブル49が間
欠回転しながら研削手段50、60の作用を受けること
により次々と半導体ウェーハの裏面が研削されていく。
ーハは、第二の搬送手段44によって洗浄手段62に搬
送され、洗浄が行われた後、搬出装置41によってカセ
ット31に収容される。こうして研削後の半導体ウェー
ハWはすべてカセット31に収容される。
セット30の内部の両側には半導体ウェーハW1、W
2、・・・の端部を支持する支持溝32が複数形成され
ており、両側の対峙する支持溝32同士はそれぞれが同
じ高さに位置し、当該同じ高さにある2つの支持溝32
によって支持されるように半導体ウェーハW1、W2、
・・・をそれぞれ収容すると、個々の半導体ウェーハW
1、W2、・・・は図5のように水平な状態で支持され
る。そして、すべての半導体ウェーハWが水平な状態で
収容されていれば、カセット30からの搬出もスムーズ
かつ安全に行うことができる。
ように半導体ウェーハW1、W2が高さの異なる支持溝
に支持され水平になっていない状態で収容されることが
あり、このような状態の半導体ウェーハW1、W2を搬
出しようとすると、端部が支持溝32に接触して損傷す
ることがある。また、搬出の際に端部が引っかかる等し
て研削装置40における一連の作業が中断し、生産性が
低下することもある。
板状物を搬出する場合においては、板状物が水平に収容
されていない場合にも板状物を損傷させることなく搬出
し、全体の作業を滞りなく行うことに課題を有してい
る。
の具体的手段として本発明は、カセット内に収容された
板状物を搬出する搬出装置であって、板状物を吸引保持
する保持部と、保持部をカセット内に挿入する屈曲アー
ムとを少なくとも備え、保持部は、板状物を支持する第
一の支持部と第二の支持部とを有し、第一の支持部及び
第二の支持部には、カセット内に収容された板状物を検
出する第一の板状物検出センサー及び第二の板状物検出
センサーがそれぞれ配設される搬出装置を提供する。
ムの進退方向を回転中心として所要角度回転可能に構成
され、一方の板状物検出センサーが板状物を検出し他方
の板状物検出センサーが板状物を検出しない場合は、他
方の板状物検出センサーが板状物を検出するまで保持部
を回転させること、カセット内に挿入された保持部がカ
セットに対して相対的に上昇し、双方の板状物検出セン
サーが板状物の存在を確認してから板状物を吸引保持
し、カセット内から板状物を搬出すること、第一の板状
物検出センサー及び第二の板状物検出センサーは、静電
容量の変化によって板状物の存在を検出する静電検出セ
ンサーであることを付加的要件とする。
第一の支持部と第二の支持部にそれぞれ板状物検出セン
サーを配設し、双方の板状物検出センサーにより板状物
の存在を検出できるようにしたため、板状物が水平でな
い状態でカセット内に収容されている場合にはそれを確
認することができる。
転中心として所要角度回転可能であり、板状物が水平で
ない状態でカセット内に収容されていて一方の板状物検
出センサーでのみしか板状物の存在を検出できない場合
は保持部を回転させることにより保持部が板状物と平行
になるようにしてからその板状物を保持してカセットか
ら搬出することができるため、板状物が水平でない状態
でカセット内に収容されている場合でも円滑に搬出を行
うことができる。
センサーを用いた場合には、誤認識がなくなり、板状物
の検出を確実に行うことができる。
示す搬出装置10を例に挙げて説明する。この搬出装置
10は、板状物を保持する保持部11と、保持部11を
進退方向であるX軸方向を中心として回転駆動する回転
駆動部12と、第一アーム13及び第二アーム14とこ
れらを連結すると共に第一アーム13を旋回動させる第
一アーム旋回動手段15とからなる屈曲アーム16と、
第二アーム14を旋回動させる第二アーム旋回動手段1
7と、屈曲アーム16を上下方向に駆動する上下動手段
18とから構成される。
から第一の支持部20と第二の支持部21とが同方向に
突出した構成となっており、第一の支持部20及び第二
の支持部21の表面には、板状物を吸引保持する第一の
吸引部22及び第二の吸引部23を備えると共に、第一
の板状物検出センサー24及び第二の板状物検出センサ
ー25を備えている。
転駆動部12の内部に備えたパルスモータに連結されて
おり、そのパルスモータに駆動されることによりX軸方
向を回転中心として回転可能となっている。
第一アーム旋回動手段15に駆動されて第一アーム13
が旋回動すると共に第二アーム旋回動手段17に駆動さ
れて第二アーム14が旋回動し、更に上下動手段18に
よる屈曲アーム16の上下動により所望の位置、高さに
位置付けることができる。
板状物検出センサー25としては、例えば板状物の接近
によって静電容量が変化し、その変化に基づいて板状物
の存在を検出する静電検出センサーを用いることができ
る。また、フォトカプラ等の発光素子と受光素子との組
からなるフォトセンサーを用いることもできるが、この
場合は板状物の表面輝度または散乱光によって誤認識が
生じることがあるため、このような問題がなく確実に板
状物の存在を検出することができる静電検出センサーを
用いるのが望ましい。
を搬出する際は、最下位にある半導体ウェーハから順次
搬出していき最後に最上位にある半導体ウェーハを搬出
するが、カセット30内の所望の半導体ウェーハを搬出
する場合もあるので、所望の半導体ウェーハを搬出する
場合について説明する。まず、図2(A)に示すよう
に、図1に示した上下動手段18の駆動により保持部1
1を搬出しようとする半導体ウェーハW1より少し低い
位置に水平な状態で位置付ける。
示した第一アーム旋回動手段15及び第二アーム旋回動
手段17によって第一アーム13及び第二アーム14を
旋回動させることにより保持部11を+X方向に移動さ
せ、半導体ウェーハWの下方に進入させる。
11を上昇させることにより第一の板状物検出センサー
24と第二の板状物検出センサー25とが半導体ウェー
ハW1の存在を検出する。このとき、第一の板状物検出
センサー24と第二の板状物検出センサー25とが同時
に半導体ウェーハW1の存在を検出したときは、半導体
ウェーハW1が水平に収容されている場合である。
24と第二の板状物検出センサー25とが同時に半導体
ウェーハW1の存在を確認したときは、図2(C)に示
すように、更に保持部11を若干上昇させることにより
保持部11の上に半導体ウェーハWを載置する。そして
次に第一の吸引部22及び第二の吸引部23によって半
導体ウェーハW1を吸引保持し、図2(D)に示すよう
に、第一アーム13及び第二アーム14を−X方向に退
避させることにより保持部11と共に半導体ウェーハW
を搬出する。
二の板状物検出センサー25とが同時に半導体ウェーハ
Wの存在を確認できなかったときは、図3(A)のよう
に半導体ウェーハW1が水平でない状態で収容されてい
る場合である。この場合は、第一の板状物検出センサー
24により半導体ウェーハW1の存在が確認された段階
で保持部11の上昇を止め、垂直回転駆動部12の駆動
により保持部11を屈曲アーム16の進退方向であるX
軸方向を回転中心として、双方の板状物検出センサーに
より半導体ウェーハW1の存在を確認できるまで、即ち
図3(B)に示すように保持部11と半導体ウェーハW
とが平行になるまで第二の板状物検出センサー25が上
昇する方向に回転させる。
び第二の板状物検出センサー25が半導体ウェーハW1
の存在を確認したときに保持部11の回転を止め、図3
(C)に示すように保持部11を上昇させて半導体ウェ
ーハW1を載置すると共に、半導体ウェーハWを吸引保
持し、第一アーム13及び第二アーム14を−X方向に
退避させることにより半導体ウェーハWを搬出する。
状態で収容されている場合においても、第一の板状物検
出センサー24及び第二の板状物検出センサー25を用
いてそのような状態で収容されていることを確認し、保
持部11を回転させながら保持部11が半導体ウェーハ
と平行になった状態で当該半導体ウェーハを確実に吸引
保持して搬出することができる。
部がカセットの支持溝に接触して損傷したり、搬出作業
が中断して生産性が低下したりすることがない。
26を接続しておけば、第一の板状物検出センサー24
または第二の板状物検出センサー25のそれぞれによる
半導体ウェーハWの存在の有無の判断の結果について
は、モニター26に表示させることができる。例えば、
第一の板状物検出センサー24と第二の板状物検出セン
サー25との判断結果が同じ場合は「OK」と表示し、
判断結果が異なる場合は「NG」と表示すれば、半導体
ウェーハが水平に収容されているかどうかをオペレータ
が容易に知ることができる。「NG」の場合には警告音
を発したりするようにしてオペレータに確実に知らせる
ようにすることが望ましい。
ェーハを搬出する場合を例に挙げて説明したが、半導体
ウェーハ以外の板状物についても本発明を適用できる。
装置によれば、第一の支持部と第二の支持部にそれぞれ
板状物検出センサーを配設し、双方の板状物検出センサ
ーにより板状物の存在を検出できるようにしたため、板
状物が水平でない状態でカセット内に収容されている場
合にはそれを確認することができ、板状物を損傷させる
ことがない。
転中心として所要角度回転可能であり、板状物が水平で
ない状態でカセット内に収容されていて一方の板状物検
出センサーでのみしか板状物の存在を検出できない場合
は保持部を回転させることにより保持部が板状物と平行
になるようにしてからその板状物を保持してカセットか
ら搬出することができるため、板状物が水平でない状態
でカセット内に収容されている場合でも円滑に搬出を行
うことができ、生産性を阻害しない。
センサーを用いた場合には、誤認識がなくなり、板状物
の検出を確実に行うことができるため、信頼性が高くな
る。
す斜視図である。
ハを搬出する手順を示す説明図である。
に収容された半導体ウェーハを搬出する手順を示す説明
図である。
置を示す斜視図である。
された状態を示す正面図である。
収容された状態を示す正面図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 カセット内に収容された板状物を搬出す
る搬出装置であって、 板状物を吸引保持する保持部と、該保持部をカセット内
に挿入する屈曲アームとを少なくとも備え、 該保持部は、板状物を支持する第一の支持部と第二の支
持部とを有し、該第一の支持部及び該第二の支持部に
は、該カセット内に収容された板状物を検出する第一の
板状物検出センサー及び第二の板状物検出センサーがそ
れぞれ配設される搬出装置。 - 【請求項2】 保持部は、屈曲アームの進退方向を回転
中心として所要角度回転可能に構成され、一方の板状物
検出センサーが板状物を検出し他方の板状物検出センサ
ーが該板状物を検出しない場合は、該他方の板状物検出
センサーが該板状物を検出するまで該保持部を回転させ
る請求項1に記載の搬出装置。 - 【請求項3】 カセット内に挿入された保持部は、カセ
ットに対して相対的に上昇し、双方の板状物検出センサ
ーが板状物の存在を確認してから該板状物を吸引保持
し、該カセット内から該板状物を搬出する請求項1また
は2に記載の搬出装置。 - 【請求項4】 第一の板状物検出センサー及び第二の板
状物検出センサーは、静電容量の変化によって板状物の
存在を検出する静電検出センサーである請求項1乃至3
に記載の搬出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001072086A JP2002270674A (ja) | 2001-03-14 | 2001-03-14 | 搬出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002270674A true JP2002270674A (ja) | 2002-09-20 |
Family
ID=18929716
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001072086A Pending JP2002270674A (ja) | 2001-03-14 | 2001-03-14 | 搬出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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