JP2002265151A - 長手物体の巻き取り装置 - Google Patents

長手物体の巻き取り装置

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JP2002265151A JP2001067511A JP2001067511A JP2002265151A JP 2002265151 A JP2002265151 A JP 2002265151A JP 2001067511 A JP2001067511 A JP 2001067511A JP 2001067511 A JP2001067511 A JP 2001067511A JP 2002265151 A JP2002265151 A JP 2002265151A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ワイヤ等の長手物体を簡単な構成で安定的に
巻き取ることが困難であった。 【解決手段】 キャプスタン3によってワイヤ1を所定
速度で送り出し、巻枠8をモータ9で回転してワイヤ1
を巻枠8に巻き取る。ダンサー兼張力検出器7を設け
る。張力を一定に保つためのサーボループを設ける。ワ
イヤの張力の変動範囲を判定し、張力の変動が大きくな
った時にサーボループの時定数を小さくする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ワイヤや帯状物体
等の長手物体の巻き取り装置に関する。
【0002】
【従来の技術】伸線機、撚り線機等におけるワイヤを巻
き取り装置は、例えば特公平7−12884号公報に開
示されているようにワイヤ供給側回転体(例えばキャプ
スタン)と、ワイヤ巻き取り側回転体(巻枠)と、供給
側回転体を駆動するモ−タと、巻き取り側回転体を駆動
するためのモ−タと、張力調整及び張力検出機能を有す
るダンサ−(dancer)とを備えている。巻き取り側のモ
−タは、供給側モ−タの回転情報に基づいた速度指令に
基づいて制御される。また、ワイヤの張力を一定に保つ
ために、ダンサ−から得られた張力検出信号とダンサ−
の基準位置を示す基準値との誤差信号即ち偏差信号を作
成し、これによって、速度指令を補正する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記公報に開示されて
いる方式を採用すると、理想的には一定張力でワイヤを
巻き取ることができる。しかし、巻枠に対するワイヤの
巻きむらが大きくなった時、又は巻き取り開始時や巻き
取り終了時の過渡的駆動時においてダンサ−が大きく変
位し、巻き取りを安定的に継続できない場合がある。
【0004】そこで、本発明の目的は、長手物体の巻き
取りを比較的簡単な構成で安定的に進めることができる
巻取り装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決し、上記
目的を達成するための本発明は、線状又は帯状の長手物
体を供給側回転体を使用して供給するための長手物体供
給手段と、前記長手物体を巻き取るための巻き取り回転
体と、前記巻き取り回転体を回転するための巻き取り側
モ−タと、前記長手物体の張力を検出するための張力検
出手段と、前記巻き取り側モ−タを制御するために前記
張力検出手段に接続された制御手段と、前記制御手段と
前記巻き取り側モ−タとの間に接続された駆動手段とか
ら成り、 前記制御手段は、張力の基準値を示す張力基
準値発生手段と、前記張力検出手段で検出された張力の
検出値と前記張力の基準値との差を示す誤差信号を形成
する誤差信号形成手段と、前記張力検出値が前記張力の
基準値よりも所定値だけ小さい第1の張力値と前記張力
の基準値よりも所定置だけ大きい第2の張力値との間に
あるか否かを判定する張力レベル判定手段と、前記誤差
信号形成手段の出力に基づいて前記長手物体の張力を前
記基準値に保つための操作量を作成して前記駆動装置に
供給するものであって、前記張力レベル判定手段の出力
が前記第1の張力値と前記第2の張力値との間にあるこ
とを示していることに応答して第1の時定数となり、前
記張力レベル判定手段の出力が前記第1の張力値と前記
第2の張力値との間にないことを示していることに応答
して前記第1の時定数よりも小さい第2の時定数となる
ように形成されている操作量作成手段とを有しているこ
とを特徴とする巻き取り装置に係わるものである。
【0006】なお、請求項2に示すように、前記制御手
段は、更に、前記張力検出値が、前記第1の張力値より
も小さく設定された第3の張力値よりも小さいか否かを
判定する手段と、前記張力検出値が前記第2の張力値よ
りも大きく設定された第4の張力値よりも大きいか否か
を判定する手段と、前記張力検出値が前記第3の張力値
よりも小さいことを示す判定結果が得られた時には、張
力を高めるための一定の操作量を発生し、前記張力検出
値が前記第4の張力値よりも大きいことを示す判定結果
が得られた時には張力を低めるための一定の操作量を発
生する手段とを有していることが望ましい。また、請求
項3に示すように、更に、前記巻き取り側モ−タの速度
指令値を供給する手段と、前記操作量作成手段(33)
で形成された操作量に前記速度指令値を加算又は減算す
る演算器(35)とを有していることが望ましい。ま
た、請求項4に示すように、前記速度指令値を供給する
手段は、前記供給側回転体の回転に同期した速度指令値
を発生するものであることが望ましい。また、請求項5
に示すように、前記張力基準値発生手段は、巻き取り時
間の経過と共に、張力が徐々に大きくなるように前記張
力の基準値を徐々に変化させるように構成することがで
きる。また、請求項6に示すように、前記張力検出手段
は、前記供給側回転体と前記巻取り側回転体との間で前
記長手物体に接触して前記長手物体に張力を付与する加
圧体と、前記加圧体を鉛直方向に移動自在に案内する案
内手段と、前記加圧体の鉛直方向の位置に基づいて検知
された張力検出信号を出力するセンサとから成ることが
望ましい。
【0007】
【発明の効果】各請求項の発明によれば、張力基準値に
対する張力検出値の偏差が第1の張力値と第2の張力値
との間に収まらない時には、時定数が小さい値に切換え
られる。これにより、サ−ボの応答速度が速くなり、張
力を第1及び第2の張力値の間に迅速に戻すことが可能
になり、長手物体の切断が防止される。また、張力の異
常変動による巻き取り側モ−タの過電流や過電圧を防止
することができる。また、請求項2の発明によれば、張
力検出値が第3の張力値よりも小さくなった時、及び張
力検出値が第4の張力値よりも大きくなった時には、操
作量が一定値に固定される。このため、長手物体が切断
した時等の異常時において操作量の大幅な変動が発生せ
ず、巻き取りモ−タの過電流、過電圧を防止することが
できる。また、請求項3の発明によれば、張力検出値に
よるフィ−ドバック制御と速度指令による制御との両方
で巻き取り側モ−タを制御できるので、制御の安定性を
向上又は多様化を図ることができる。また、請求項4の
発明によれば、供給側回転体と巻き取り側回転体とを同
期させて安定的な巻き取りを行うことができる。また、
請求項5の発明によれば、張力が徐々に高くなるように
制御されるために、巻き緩みの少ない巻き取りを行うこ
とができる。また、請求項6の発明によれば、張力調整
と張力検出とを簡単な構成で達成することができる。
【0008】
【実施形態】次に、図1〜図7を参照して本発明の実施
形態を説明する。
【0009】
【第1の実施形態】図1に示す本発明の第1の実施形態
に従う伸線機における巻き取り装置は、長手物体として
の金属ワイヤ1と、このワイヤ1を供給するための供給
側の巻枠2と、供給側回転体としてのキャプスタン3
と、キャプスタン3に結合されたモータ4と、このモー
タ4の駆動装置としてのインバータ5と、ダイス部即ち
伸線部6と、ダンサー兼張力検出器7と、巻き取り側回
転体としての巻枠8と、巻き取り側巻枠8に結合された
巻き取り側モータ9と、このモータ9の駆動装置として
のインバータ10と、ワイヤ1の通路に配置された複数
のローラ11〜18と、トラバーサ19と、供給側イン
バータ5の制御手段20と、巻き取り側インバータ10
の制御手段21とを備えている。
【0010】ワイヤ1は、伸線部6よりも供給側で例え
ば直径1cmの大径スチールワイヤ1aであり、伸線部
6よりも巻き取り側で直径1mmの小径スチールワイヤ
1bである。ワイヤ1が巻き回された供給側巻枠2は、
回転自在に支持され、必要に応じて供給側モータ(図示
せず)によってワイヤ1を送り出すように回転される。
キャプスタン3はモータ4によって駆動され、ワイヤ1
を送り出す。キャプスタン3によってワイヤ1を供給側
巻枠2から引き出し且つこれを送り出すために、ワイヤ
1をキャプスタン3にα状に巻き付けるか、又は点線で
示すピンチローラ3aにワイヤ1を介してキャプスタン
3を転接させる。モータ4は例えば誘導電動機等の交流
モータである。この具体例では、キャプスタン3とモー
タ4とインバータ5でワイヤ1の供給手段が構成されて
いる。
【0011】モータ4に接続されたインバータ5は、直
流電源5aの直流電圧を例えば50Hzの正弦波交流電
圧に変換するものである。キャプスタン3を定速回転さ
せると、ワイヤ1は一定線速度で送り出される。供給側
インバータ制御手段20はインバータ5の周波数を制御
するための周波数指令foを発生するものであり、ワイ
ヤ1の巻き取り開始時にはインバータ5の出力周波数を
徐々に高め、定常巻き取り時にはインバータ5の出力周
波数を一定に保ち、巻き取り終了時にはインバータ5の
出力周波数を徐々に低下させるようにインバータ5を制
御する。モータ4の回転速度はインバータ5の出力周波
数に比例する。この具体例では供給側インバータ制御手
段20がライン22によって巻き取り側インバータ制御
手段21に接続されている。このライン22は巻き取り
側モータ9の速度指令値供給手段として機能する。
【0012】伸線部6は一般にダイス部と呼ばれる周知
のものであり、大径ワイヤ1aを小径ワイヤ1bに加工
する。この伸線部6は供給側巻枠2とキャプスタン3と
の間に配置されている。
【0013】ダンサー兼張力検出器7は、ワイヤ1bに
接触しているダンサ−としての円柱状の加圧体7aと、
この加圧体7aの鉛直方向の位置を電気信号に変換する
張力センサ7bと、案内手段7cと、引張りばね7dと
からなり、キャプスタン3と巻き取り側巻枠8との間に
配置されている。なお、ワイヤ1bは、対のロ−ラ1
6、17間において逆U字状に屈曲され、加圧体7aの
上側に接触している。加圧体7aの軸は、案内手段7c
としての支持板23の鉛直方向に伸びるスリット24に
挿入されているので、加圧体7aはスリット24の範囲
において上下動可能である。ワイヤ1bに張力を与える
ために、加圧体7aは引張りばね7dによって常に上方
向に偏倚されている。ワイヤ1bの張力が強くなると、
ダンサー即ち加圧体7aは下方に移動し、逆に張力が弱
くなると、加圧体7aは上方に移動する。この具体例で
は、最適張力の時にスリット24の中間に加圧体7aが
位置するようにばね7dの強さが調整されている。
【0014】加圧体7aに連動する位置センサとも呼ぶ
ことができる張力センサ7bは図2に示すように例えば
可変抵抗器25と可動接触子26とローパスフィルタ2
7とから成り、加圧体7aの位置に比例した電圧Vt を
張力検出電圧として出力する。可変抵抗器25は電源端
子28とグランドとの間に接続され、可動接触子26は
加圧体7aの位置に比例して変位し、図3に示す周期の
短い振動を伴なった位置検出信号即ち張力検出信号Vp
を出力する。ローパスフィルタ27は、可変抵抗器25
の出力信号Vp から高い周波数成分を除去して図3
(A)で破線で示す平滑化された張力検出信号Vt を出
力する。なお、この具体例では張力検出信号Vtがワイ
ヤ1bの張力に反比例した値を有し、ワイヤ1bの張力
が大きくなるに従って張力検出値Vtが低下する。ロー
パスフィルタ27の時定数は制御遅れを小さくするため
に例えば20〜30msのよに極めて短く設定される。
【0015】巻き取り側巻枠8は、半径Rの円柱状巻き
付け部分を有し、回転自在に支持されている。巻枠8に
結合されたモータ9は例えば誘導電動機等の交流モータ
であり、インバータ10に接続されている。モータ駆動
装置としてのインバータ10は直流電源10aの直流電
圧を交流電圧に変換するものであって、モータ9に供給
する交流電圧の周波数を変えることができるように構成
されている。巻き取り側巻枠8の近くに周知のトラバー
サ(traverser)19が配置されている。トラバーサ1
9は巻枠8にワイヤ1bを均等に巻くために巻枠8の軸
方向における一方の端から他方の端及びこの逆にワイヤ
1bを移動させるものである。
【0016】インバータ10に接続された制御手段21
は、インバータ10の出力電圧と周波数を制御してモー
タ9及び巻枠8の回転速度を制御するものであり、速度
指令値供給手段としてのライン22と張力センサ7bと
に接続されている。この制御手段21は、供給側インバ
ータ5に同期したライン22の速度指令f0 と張力セン
サ7bから得られる張力検出値Vt とに基づいてインバ
ータ10の出力周波数f10 を決定する。
【0017】巻き取り側制御手段21は、図2に概略的
に示すように、張力基準値発生手段としての基準電圧源
30と、誤差信号又は偏差信号形成手段としての誤差増
幅器31と、張力レベル判定手段32と、補正値作成手
段とも呼ぶことができる操作量作成手段33と、係数乗
算器34と、演算器35とから成る。
【0018】基準電圧源30は、加圧体7aの中心位置
又はホームポジションに一致している張力基準値を示す
基準電圧Vr を発生する。誤差増幅器31の一方の入力
端子は張力センサ7bに接続され、他方の入力端子は基
準電圧源30に接続されている。従って、誤差増幅器3
1は、張力検出値Vt と基準電圧Vr との誤差信号ΔV
t =Vt −Vr を発生する。
【0019】張力レベル判定手段32は図3(A)に示
す張力検出値Vt と第1、第2、第3及び第4の張力値
Vt1、Vt2、Vt3、Vt4との関係を判定するものであっ
て、第1、第2、第3及び第4のコンパレータ36、3
7、38、39と、第1、第2、第3及び第4の張力値
発生手段としての第1、第2、第3及び第4の比較基準
電圧源40、41、42、43と、ANDゲート44
と、第1及び第2のNOT回路45、46とから成る。
第1、第2及び第4のコンパレータ36、37、39の
正入力端子と第3のコンバータ38の負入力端子は誤差
増幅器31に接続されている。第1の比較基準電圧源4
0は、図3(A)のVt1−Vr =−V1 に相当する第1
の比較基準電圧を発生する。第1のコンパレータ36の
負入力端子は第1の比較基準電圧源40に接続されてい
るので、第1のコンパレータ36は第1の比較基準電圧
−V1 よりも誤差信号ΔVt が高い時に高レベルの出力
を発生し、逆にΔVt が−V1 よりも低い時に低レベル
の出力を発生する。同様に第2、第3及び第4の比較基
準電圧源41、42、43はVt2−Vr =+V1 、Vt3
−Vr =−V2 、Vt4−Vr =+V2 に相当する第2、
第3及び第4の比較基準電圧を発生する。第2及び第4
のコンパレータ37、39の負入力端子は第2及び第4
の比較基準電圧源41、43にそれぞれ接続されている
ので、それぞれの正入力端子の電圧が負入力端子の電圧
よりも高い時に高レベルの出力を発生し、逆に正入力端
子の電圧が負入力端子の電圧よりも低い時に低レベルの
出力を発生する。また、第3のコンパレータ38の正入
力端子は第3の比較基準電圧源42に接続されているの
で、張力検出値Vt が第3の比較基準電圧−V2 よりも
低くなった時に高レベルの出力を発生する。上述から明
らかなように、第1のコンパレータ36は、張力検出値
Vt が図3(A)に示す第1の張力値Vt1よりも高いか
否かを判定する。第2のコンパレータ37は、張力検出
値Vt が第2の張力値Vt2よりも高いか否かを判定す
る。また、第3のコンパレータ38は張力検出値Vt が
第3の張力値Vt3よりも高いか否かを判定する。また、
第4のコンパレータ39は張力検出値Vt が第4の張力
値Vt4よりも高いか否かを判定する。張力検出値Vt が
第1の張力値Vt1と第2の張力値Vt2との間の第1の領
域Z1 収まっているか否かを判定するためにANDゲー
ト44の一方の入力端子が第1のコンパレータ36に接
続され、他方の入力端子が第1のNOT回路45を介し
て第2のコンパレータ37に接続されている。従って、
第1のコンパレータ36の出力が高レベル、第2のコン
パレータ37の出力が低レベルの時にはANDゲート4
4の出力が高レベルとなり、張力検出値Vt が第1の領
域Z1 に収まっていることが判定される。ANDゲート
44に接続されたNOT回路46は張力検出値Vt が第
1の領域Z1 から外れている時に高レベル出力を発生す
る。
【0020】第1の操作量作成手段33は、補正値作成
手段とも呼ぶことができるものであり、誤差増幅器31
の出力に所定の処理を施して第1の操作量faを出力す
る。この第1の操作量作成手段33はサーボループにお
ける応答速度を張力検出値Vt の大小に関連して切換え
るために、第1、第2及び第3のスイッチ47、48、
49と、積分回路50と、比例積分回路51と、保持回
路52とを有している。
【0021】第1の時定数回路としての積分回路50は
第1のスイッチ47を介して誤差増幅器31に接続され
ている。第1のスイッチ47は、ANDゲート44の高
レベル出力でオン制御され、張力検出値Vt が図3
(A)のt0 〜t1 期間に示すようにVt1〜Vt2の間の
第1の領域Z1 に収まっている時にオンになる。従っ
て、積分回路50は図3(B)のt0 〜t1 期間に示す
ように第1の時定数τ1 を有して誤差信号ΔVt を積分
して第1の操作量faを出力する。なお、積分回路50
は、誤差信号△Vtの積分値に比例した周波数値を第1
の操作量faとして出力する。
【0022】第2の時定数回路としての比例積分回路
(PI回路)51は、第2のスイッチ48を介して誤差
増幅器31に接続されている。第2のスイッチ48はN
OT回路46の高レベル出力でオン制御され、張力検出
値Vt が図3(A)のt1 〜t3 期間に示すようにVt1
〜Vt2の第1の領域Z1 から逸脱した時にオンになる。
従って、比例積分回路51は、図3(B)のt1 〜t3
期間に第2の時定数τ2を有して誤差信号ΔVe を比例
積分処理して第1の操作量faを出力する。なお、比例
積分回路51は、誤差信号△Veの比例積分値に比例し
た周波数値を第1の操作量faとして出力する。比例積
分回路51の第2の時定数τ2 は積分回路50の第1の
時定数τ1 よりも小さく設定されているので、サーボル
ープに比例積分回路51が接続されている時の応答速度
は、サーボループに積分回路50が接続されている時の
応答速度よりも速い。従って、図3(C)のt1 〜t2
期間に示すように第1の操作量fa は図3(A)の張力
検出値Vt の変化に迅速に応答する。
【0023】比例積分回路51と演算器35との間に第
3のスイッチ49と保持回路52が接続されている。第
3のスイッチ49は第3及び第4のコンパレータ38、
39の出力によって制御される。第3及び第4のコンパ
レータ38、39の出力の両方が低レベルの時には第3
のスイッチ49の第1の接点aがオン、第2の接点bが
オフになり、比例積分回路51が演算器35に接続され
る。第3及び第4のコンパレータ38、39の出力のい
ずれか一方が高レベルの時には第1の接点aがオフ、第
2の接点bがオンになり、比例積分回路51が保持回路
52に接続され、保持回路52の出力が演算器35に送
られる。保持回路52は第3のスイッチ49を介して比
例積分回路51に接続されており、張力検出値Vt が図
3のt2〜t3 期間に示すように第4の張力検出値Vt4
よりも大きくなった時、及び第3の張力検出値Vt3より
も小さくなった時に、比例積分回路51の出力を抽出し
て保持し、一定の第1の操作量を演算器35に送る。な
お、保持回路52は、第3のスイッチ49の接点bがオ
フになった時に保持内容を消去するように形成されてい
る。
【0024】係数乗算器34は供給側モータ4の回転速
度又は供給側インバータ5の出力電圧に比例した周波数
指令値foに所定の係数Kを乗算した値fb=Kfoを
第2の操作量fbとして出力する。この第2の操作量f
b を巻き取り側モータ9の回転速度指令値と呼ぶこと
もできるものであって、第1の操作量fa よりも大き
な値を有する。なお、K=1として、fb=foとする
ことができる。演算器35は、この具体例では加算器で
あって、第2の操作量fbに 第1の操作量fa を加算
し、fc =fb+fa から成る操作量を出力する。張
力検出値Vt が基準張力を示す基準電圧Vr よりも高い
時には第1の操作量faは正になり、演算器35から出
力される操作量fcは第2の操作量fb よりも大きく
なり、巻き取り側モータ9は加速制御される。これとは
逆に、張力検出値Vt が基準張力を示す基準電圧Vr よ
りも低い時には第1の操作量fa が負になり、演算器3
5から出力される操作量fc は第2の操作量fb よりも
小さくなり、巻き取り側モータ9は減速制御される。
【0025】演算器35の出力は図1のインバータ10
に送られる。インバータ10は、周知の直流−交流変換
回路とこの変換回路の制御回路とから成る。インバータ
10の制御回路は、図2の演算器35から供給された周
波数指令から成る操作量fcに比例した出力周波数を得
るようにインバ−タ10を制御する。また、インバ−タ
10はこの出力電圧が出力周波数に比例して変化するよ
うに構成されている。インバータ10に接続された巻き
取り側モータ9の回転速度はインバータ10の出力周波
数に比例する。
【0026】図4はワイヤ1bの巻き取り開始から終了
までの供給側モータ4と巻き取り側モータ9の回転速度
F1 、F2 を概略的に示す。図4のt0 で供給側インバ
ータ5の出力周波数を徐々に高めてt1 で供給側モータ
4を所定回転速度にする。図4(B)に示す巻き取り側
モータ9の回転速度F2 は図4(A)の供給側モータ4
の回転速度F1 に比例的関係を有して所定速度Fs まで
立上り、その後、巻枠8に対するワイヤ1bの巻き取り
量即ち巻径の増大に応じて徐々に低下する。t2 時点で
ワイヤ1bの巻き取りを終了させる時には、供給側モー
タ4の速度F1を徐々に下げると共に、巻き取り側モー
タ9の速度F2 も巻き終り速度Fe から徐々に下げる。
【0027】ワイヤ1bの巻き取りは、ワイヤ1bの張
力をフィードバックして進められるので、ワイヤ1bの
張力をほぼ一定に保つことができる。ところで、常に理
想的にワイヤ1bの巻き取りが進行するとは限らない。
ワイヤ1bの巻き取り開始時、巻き取り終了時、及び巻
枠8に対するワイヤ1bの巻きむら等によってワイヤ1
bの張力が異常に上昇すること又は異常に低下すること
がある。もし、図2の比較的長い時定数が積分回路50
のみが常に接続されていると、張力の急激な変化に追従
して操作量fc を変えることができず、ワイヤ1bが切
断する恐れがある。これに対して、図2に示す具体例で
は、張力検出値Vt が第1の張力値Vt1から第2の張力
値Vt2までの第1の領域Z1 から逸脱すると、サーボル
ープに比例積分回路51が接続される。比例積分回路5
1は積分回路50よりも小さい時定数τ2 を有している
ので、操作量fc がワイヤ1bの張力変化に迅速に応
答して張力を基準値に戻す動作が生じ、ワイヤ1bの断
線を防ぐことができる。
【0028】もし、張力検出値Vtが図3の第4の張力
値Vt4以上、又は第3の張力値Vt3以下に急激に変化し
た時に、これに対応する操作量fa を発生させると、張
力が基準値Vr を大幅にオーバーシュート又はアンダー
シュートする恐れがある。また、ワイヤ1bが断線した
時に、巻き取り側インバータ10の出力周波数を急激に
大幅に変化させると、インバータ10が過電流又は過電
圧によって停止状態になることがある。そこで、図2に
示す具体例では、張力検出値Vt が第3の張力値Vt3以
下又は第4の張力値Vt4以上になると、第1の操作量f
a が図3(C)に示すように下限値Lmin 又は上限値
Lmax に保持される。即ち、張力検出値Vt が第3の張
力値Vt3以下になった時又は第4の張力値Vt4以上にな
った時の比例積分回路51の出力が保持回路52で保持
され、これが第3のスイッチ49を介して第1の操作量
fa として出力される。従って、第1の操作量fa の
大幅な変化が防止され、ワイヤ1bの切断が防止され
る。また、インバータ10の過電流又は過電圧を防ぐこ
とができる。
【0029】
【第2の実施形態】次に、第2の実施形態の巻き取り装
置を説明する。第2の実施形態の巻き取り装置は、図1
及び図2の制御手段21を図5の制御手段21aに変形
し、この他は図1と同一に形成したものである。
【0030】図5の第2の実施形態の制御手段21a
は、図2の制御手段21の張力基準電圧源30、第1、
第2、第3及び第4の比較基準電圧源40、41、4
2、43を、可変張力基準電圧源30′、第1、第2、
第3及び第4の比較基準電圧源40′、41′、4
2′、43′に変形し、この他は図2と同一に構成した
ものである。可変張力基準電圧源30aは、図6に示す
ようにワイヤの巻き始め時間t1 から巻き終り時間t2
に向って徐々に低下する基準電圧Vr ′を発生する。こ
れにより、図1のワイヤ1bの張力を徐々に上昇させる
操作量fc が発生し、ワイヤ1bの張力は張力基準電圧
Vr ′に反比例的に上昇する。時間の経過と共にワイヤ
1bの張力を増大させると、巻き緩みの少ない巻き取り
が可能になる。第2の実施形態の第1、第2、第3及び
第4の比較基準電圧源40′、41′、42′、43′
は、 −V1 ′=Vt1′−Vr ′ +V1 ′=Vt2′−Vr ′ −V2 ′=Vt3′−Vr ′ +V2 ′=Vt4′−Vr ′ を発生する。上記式のVt1′、Vt2′、Vt3′、Vt4′
は、図3(A)で一定値に固定されているVt1、Vt2、
Vt3、Vt4を時間の経過と共に基準電圧Vr ′と同じ傾
きで低下させたものである。
【0031】第2の実施形態においても張力検出値Vt
が急激に変化すると、第2のスイッチ48がオンにな
り、第1の実施形態と同様な効果が得られる。
【0032】
【第3の実施形態】第3の実施形態の巻き取り装置は、
図1及び図2の制御手段21を図7の制御手段21bに
変形し、この他は図1と同一に形成したものである。
【0033】図7の制御手段21bは、図2の第1〜第
4のコンパレータ36〜39の接続箇所及び第1〜第4
の比較基準電圧源40〜43を変え、この他は図2と同
一に形成したものである。従って、図7において図2と
同一の部分には同一の符号を付してその説明を省略す
る。図7の第1、第2及び第4のコンパレータ36、3
7、39の正入力端子及び第3のコンパレータ38の負
入力端子は張力センサ7bに接続されている。第1〜第
4のコンパレータ36〜39に接続されている第1、第
2、第3及び第4の比較基準電圧源40a、41a、4
2a、43aは、図3(A)のVt1、Vt2、Vt3、Vt4
を発生する。
【0034】上述のように張力センサ7bの出力を第1
〜第4のコンパレータに直接に接続しても図2の場合と
同様な張力レベルの判定を行うことができる。従って、
第3の実施形態によっても第1の実施形態と同一の効果
が得られる。
【0035】
【変形例】本発明は上述の実施形態に限定されるもので
なく、例えば次の変形が可能なものである。 (1) 積分回路50の代りに比例積分回路又は比例回
路を設けることができる。また、比例積分回路51の代
りに比例回路又は積分回路を設けることができる。即
ち、第1のスイッチ47によって選択される一方の回路
50の時定数τ1が第2のスイッチ48によって選択さ
れる他方の回路51の時定数τ2 よりも大きいような関
係を有していれば、2つの回路50、51はどのような
回路であってもよい。 (2) 第3のスイッチ49及び保持回路52を省くこ
とができる。また、第3のスイッチ49の動作を使用者
が選択的に禁止することができる。 (3) 張力検出値Vt が第3の張力値Vt3又は第4の
張力値Vt4になったことを示す第3及び第4のコンパレ
ータ38、39の出力によって巻き取り動作を停止させ
る回路を設けることができる。 (4) 制御手段21、21a、21bの一部又は全部
をディジタル回路で形成することができる。 (5) 供給側制御手段20から速度指令値をライン2
2によって巻き取り側制御手段21に送る代りに、巻き
取り側制御手段21の中に速度指令値発生手段を設ける
ことができる。また、速度指令値が常に一定で良い場合
には、演算器35を省き、第1の操作量fa をそのまま
操作量fc とすることができる。 (6) ワイヤ1bの供給速度が時間経過と共に変化す
る場合にも本発明を適用することができる。 (7) 本発明を撚り線機及び給線機等にも適用するこ
とができる。 (8) 加圧体7aを図1とは逆にワイヤ1bの上側に
配置し、ワイヤ1bの張力が大きい時に図2の張力検出
値Vtが大きくなるようにダンサ−兼張力検出器7を変
形することができる。この場合には、図2、図5、及び
図7の演算器35をfc=fb−faを求める減算器と
する。 (9) 図2、図5及び図7においては、係数乗算器3
4、演算器35、積分回路50及び比例積分回路51が
周波数を示す操作量を出力するが、この代りに、インバ
−タ10の周波数又はモ−タ9の回転速度に比例した電
圧値を操作量として出力するように構成することができ
る。この場合には、インバ−タ10の中に電圧/周波数
変換回路即ち電圧を周波数に変換するための例えば電圧
制御発振器(VCO)を設け、このVCOからインバ−
タ10の周波数を示す信号を得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態の巻き取り装置を示すブロック図であ
る。
【図2】図1の張力センサ及び制御手段を概略的に示す
ブロック図である。
【図3】張力検出値、サーボループの時定数、操作量を
概略的に示す図である。
【図4】図1のキャプスタンモータ及び巻き取り側モー
タの回転速度を示す図である。
【図5】第2の実施形態の張力センサ及び制御手段を示
すブロック図である。
【図6】第2の実施形態の基準値の変化を示す図であ
る。
【図7】第3の実施形態の張力センサ及び制御手段を示
すブロック図である。
【符号の説明】
1 ワイヤ 3 キャプスタン 7 ダンサー兼張力検出器 8 巻枠 9 モータ 10 インバータ 21 制御手段 32 張力レベル判定手段 33 操作量作成手段 34 係数乗算器 35 演算器
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成14年4月5日(2002.4.5)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0002
【補正方法】変更
【補正内容】
【0002】
【従来の技術】伸線機、撚り線機等におけるワイヤ
き取り装置は、例えば特公平7−12884号公報に開
示されているようにワイヤ供給側回転体(例えばキャプ
スタン)と、ワイヤ巻き取り側回転体(巻枠)と、供給
側回転体を駆動するモ−タと、巻き取り側回転体を駆動
するためのモ−タと、張力調整及び張力検出機能を有す
るダンサ−(dancer)とを備えている。巻き取り側のモ
−タは、供給側モ−タの回転情報に基づいた速度指令に
基づいて制御される。また、ワイヤの張力を一定に保つ
ために、ダンサ−から得られた張力検出信号とダンサ−
の基準位置を示す基準値との誤差信号即ち偏差信号を作
成し、これによって、速度指令を補正する。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 線状又は帯状の長手物体を供給側回転体
    を使用して供給するための長手物体供給手段と、 前記長手物体を巻き取るための巻き取り回転体と、 前記巻き取り回転体を回転するための巻き取り側モ−タ
    と、 前記長手物体の張力を検出するための張力検出手段と、 前記巻き取り側モ−タを制御するために前記張力検出手
    段に接続された制御手段と、 前記制御手段と前記巻き取り側モ−タとの間に接続され
    た駆動手段とから成り、 前記制御手段は、 張力の基準値を示す張力基準値発生手段と、 前記張力検出手段で検出された張力の検出値と前記張力
    の基準値との差を示す誤差信号を形成する誤差信号形成
    手段と、 前記張力検出値が前記張力の基準値よりも所定値だけ小
    さい第1の張力値と前記張力の基準値よりも所定置だけ
    大きい第2の張力値との間にあるか否かを判定する張力
    レベル判定手段と、 前記誤差信号形成手段の出力に基づいて前記長手物体の
    張力を前記基準値に保つための操作量を作成して前記駆
    動装置に供給するものであって、前記張力レベル判定手
    段の出力が前記第1の張力値と前記第2の張力値との間
    にあることを示していることに応答して第1の時定数と
    なり、前記張力レベル判定手段の出力が前記第1の張力
    値と前記第2の張力値との間にないことを示しているこ
    とに応答して前記第1の時定数よりも小さい第2の時定
    数となるように形成されている操作量作成手段とを有し
    ていることを特徴とする巻き取り装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、更に、前記張力検出値
    が、前記第1の張力値よりも小さく設定された第3の張
    力値よりも小さいか否かを判定する手段と、 前記張力検出値が前記第2の張力値よりも大きく設定さ
    れた第4の張力値よりも大きいか否かを判定する手段
    と、 前記張力検出値が前記第3の張力値よりも小さいことを
    示す判定結果が得られた時には、張力を高めるための一
    定の操作量を発生し、前記張力検出値が前記第4の張力
    値よりも大きいことを示す判定結果が得られた時には張
    力を低めるための一定の操作量を発生する手段とを有し
    ていることを特徴とする請求項1記載の巻き取り装置。
  3. 【請求項3】 更に、前記巻き取り側モ−タの速度指令
    値を供給する手段と、前記操作量作成手段(33)で形
    成された操作量に前記速度指令値を加算又は減算する演
    算器(35)とを有していることを特徴とする請求項1
    記載の巻き取り装置。
  4. 【請求項4】 前記速度指令値を供給する手段は、前記
    供給側回転体の回転に同期した速度指令値を発生するも
    のである請求項3記載の巻き取り装置。
  5. 【請求項5】 前記張力基準値発生手段は、巻き取り時
    間の経過と共に、張力が徐々に大きくなるように前記張
    力の基準値を徐々に変化させるものである請求項1記載
    の巻き取り装置。
  6. 【請求項6】 前記張力検出手段は、前記供給側回転体
    と前記巻取り側回転体との間で前記長手物体に接触して
    前記長手物体に張力を付与する加圧体と、前記加圧体を
    鉛直方向に移動自在に案内する案内手段と、前記加圧体
    の鉛直方向の位置に基づいて検知された張力検出信号を
    出力するセンサとから成ることを特徴とする請求項1又
    は2又は3記載の巻き取り装置。
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