JP2002255239A - 二重容器 - Google Patents

二重容器

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JP2002255239A
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Kazuo Suzuki
一男 鈴木
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Yoshino Kogyosho Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外容器と内容器からなる二重容器につき、そ
の材料の使用量を低減して容器の軽量化とともに省資源
化を図る。 【解決手段】 蓋体と係合して密封する口部を有する外
容器とこの外容器の内側に配置される内容器とを備えた
二重容器として、内容器を、その本体部分が減容可能な
薄肉材にて形成し、外容器の口部にて嵌合する補強リン
グを介して外容器に保持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、外容器の内側に内
容器を備える二重容器に関し、該容器を構成する材料の
使用量を低減して容器の軽量化、省資源化を有利に達成
しようとするものである。
【0002】
【従来の技術】外容器と内容器を組み合わせた二重容器
は、クリーム状の内容物を入れた、とくに化粧料用の容
器等としてこの分野において幅広く使用されている。
【0003】この種の容器は、外容器を透明あるいは半
透明とし内容器に色彩を施すことによって容器全体とし
ての質感や美観を高めることができ、他の商品との商品
との識別化を図る上にも有効であり、また、内容器をレ
フィル容器とすることが可能であることから、外容器の
再利用を図という点からは究めて有効な構造である。
【0004】ところで、かかる容器は、単一の構成部材
からなる一重の容器に比較して使用材料の量が多くなる
のが避けられず、省資源化は困難である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、容器
を構成する材料の使用量を極力抑えることができる新規
な二重容器を提案するところにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、蓋体と係合し
て密封する口部を有する外容器とこの外容器の内側に配
置される内容器とを備えた二重容器であって、前記内容
器はその本体部分を減容可能とする薄肉材からなり、該
内容器を外容器の口部にて嵌合する補強リングを介して
外容器に保持してなる、ことを特徴とする二重容器であ
る。
【0007】上記の構成になる二重容器において、内容
器は、単層あるいはバリア層を有する積層構造の何れも
選択可能であり、さらにはその母材に対してバリア材を
ブレンドしたものとすることもできる。
【0008】また、内容器は、その母材に対してバリア
材をブンレンドしたベース層とバリア材の単味からなる
保護層を重ね合わせた少なくとも二層の積層構造とする
こともでき、保護層を形成するバリヤ材若しくは母材に
ブレンドされるバリア材は、非晶質ポリエステル樹脂、
ポリエチレンナフタレート樹脂、エチレン−ビニルアル
コール共重合樹脂、ナイロンおよび環状オレフィンコポ
リマーの中から選ばれる少なくとも1種にて構成するこ
とができる。
【0009】内容器については、その開口を塞ぐシール
部材を配置したレフィル容器として外容器の再使用を行
うことができるものとする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明をより
具体的に説明する。図1は本発明に従う二重容器の外観
を、蓋体および内容器の取り外し状態で示したものであ
り、また、図2は、組み込み状態における断面をそれぞ
れ示したものである。
【0011】図において1は外容器、2は外容器1の口
部1aにねじ係合する例で示した蓋体、3は外容器1の
内側に配置される内容器(薄肉の減容可能な容器)、4
は外容器1の口部1aにて嵌合する補強リングである。
【0012】補強リング4はインジェクション成形にて
成形され、その突端部分で内容器2とアンダーカットC
によって係合するとともに、内容器2の胴部に形成され
た位置決め用の凹部2aに適合しており、該補強リング
4が外容器1の口部1aにて嵌合することによって内容
器3を外容器1の内側で保持し、内容器の口元形状維持
をサポートしている。
【0013】二重容器の内容器は通常、インジェクショ
ン成形若しくはインジェクションブロー成形にて作製さ
れており、その厚さが1.2mm程度であるが、本発明に
従う容器においては、内容器3に関してその厚さを0.
3〜0.5mm程度として、容器の構成に際して使用する
材料の使用量を著しく軽減する。
【0014】内容器3はその開口部分にアルミシート等
を適用して密封することにより詰め替え用の容器(レフ
ィル容器)とすることができるが、容器の肉厚が薄い
と、酸素や炭酸ガス等が透過しやすくなり、内容物の品
質に影響を与えることも懸念される。
【0015】このような場合には、内容器3は図3に示
すように、予め、バリア材bを母材に対してブレンドし
たものを用いるのがよく、また、図4に示すように、バ
リア材を中間に介在させた積層構造(例えばPP/EV
OH/PP等)、若しくはバリア材をブレンドしたもの
をベース層5としこのベース層5にバリア材の単味から
なる保護層を重ね合わせた2層以上の積層構造とする。
更には、ベース層と保護層との間に変性ポリオレフィン
等の接着性樹脂層やリサイクル材料層を介在させること
も可能である。
【0016】内容器3は、上記のような構成になるシー
トを作製してこれを真空成形等のシートフォーミングに
よって得ることができる。
【0017】容器は内外の容器ともにポリプロピレン樹
脂等が適用できるが、これに限ることなく例えばポリエ
チレンテレフタレート等、使用する材料に関しては本発
明ではとくに限定されない。
【0018】保護層を形成するバリヤ材若しくは母材に
ブレンドされるバリア材としては、非晶質ポリエステル
樹脂、ポリエチレンナフタレート樹脂、エチレン−ビニ
ルアルコール共重合樹脂、ナイロンあるいは環状オレフ
ィンコポリマーを使用することができるが、本発明では
これにのみ、限定されるものではく、要求される性能、
酸素、炭酸ガス等ガスの違いに応じたバリヤ性を確保す
る場合や吸湿を避ける必要がある場合等の各性能に応じ
て適宜に変更することができる。
【0019】補強リング4は内外の容器と同様の素材を
インジェクション成形等によって作製し得るものであ
り、内容器3へのセットに関しては後工程で行われる
か、又は、内容器3を金型にインサートして一体化する
よう成形することも可能であり、この場合、製造工程の
簡素化を図れる利点がある。
【0020】
【発明の効果】本発明によれば、二重容器の内容器に使
用される材料の使用量を従来と比較して格段に減量する
ことができ、さらには、肉厚の薄さに起因する内容物の
品質に影響を与えるようなガスの透過に対してはバリア
材をブレンド若しくは積層することによりカバーするこ
とが可能であり、容器の軽量化、材料の省資源化が可能
になると共に、使用し終った内容器は潰して廃棄するこ
とが可能となる。
【0021】また、本発明によれば、内容器が薄肉であ
り、これを透明あるいは半透明とする材料で構成すると
ともに、外容器についても同様の材料で構成すること
で、内容物が透けて見えるようになり、外からの残量の
確認が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に従う二重容器の外観を示した図であ
る。
【図2】 本発明に従う二重容器の断面を示した図であ
る。
【図3】 内容器の要部を拡大して示した図である。
【図4】 内容器の要部を拡大して示した図である。
【符号の説明】
1 外容器 1a 口部 2 蓋体 2a 凹部 3 内容器 4 補強リング 5 ベース層 6 保護層 b バリア材

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蓋体と係合して密封する口部を有する外
    容器とこの外容器の内側に配置される内容器とを備えた
    二重容器であって、 前記内容器はその本体部分を減容可能とする薄肉材から
    なり、 該内容器を外容器の口部にて嵌合する補強リングを介し
    て外容器に保持してなる、ことを特徴とする二重容器。
  2. 【請求項2】 内容器が、単層で構成されたものであ
    る、請求項1記載の容器。
  3. 【請求項3】 内容器が、ベース層とバリア材の単味か
    らなる保護層を重ね合せた少なくとも二層の積層構造か
    らなるものである、請求項1記載の容器。
  4. 【請求項4】 内容器が、母材に対してバリア材をブレ
    ンドしたものである、請求項2記載の容器。
  5. 【請求項5】 内容器のベース層が、その母材に対して
    バリア材をブレンドしたものである、請求項3記載の容
    器。
  6. 【請求項6】 バリア材が、非晶質ポリエステル樹脂、
    ポリエチレンナフタレート樹脂、エチレン−ビニルアル
    コール共重合樹脂、ナイロンおよび環状オレフィンコポ
    リマーの中から選ばれる少なくとも1種よりなる、請求
    項3〜5の何れかに記載の二重容器。
  7. 【請求項7】 内容器が、レフィル容器である、請求項
    1〜6の何れかに記載の二重容器。
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JP2009518245A (ja) * 2005-12-05 2009-05-07 グリーンボトル リミテッド 内部の袋を備える容器
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