JP2002251953A - マルチヒューズホルダー - Google Patents
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Abstract
置を簡単に製造してヒューズ装着装置の製造コストを低
減する。コンタクトの製造コストを下げ、コンタクトの
こじりを防止する。 【解決手段】前後の幅広の壁111、112及び左右の
幅狭の壁113、114によりヒューズ200のブレー
ド端子220及び少なくとも一部の本体210を収容す
る収容室115が形成されたホルダーハウジング110
が等ピッチで複数並び、隣接するホルダーハウジングが
連結部120を介して連結されてなるホルダーハウジン
グ群hと、各ホルダーハウジングに2個ずつ設けられ、
中間部131がホルダーハウジングに固定され、一端
に、収容室の内方に延びてブレード端子に嵌合する接続
部132が設けられ、他端に、ホルダーハウジングの外
方へ延びてプリント配線板300に半田付け等される脚
部133が設けられたコンタクト130とを備えたマル
チヒューズホルダーH。
Description
端子が突き出てたブレードタイプのヒューズが装着され
るヒューズホルダーの技術分野に属する。
ヒューズ装着装置として、合成樹脂製のブロックと、ブ
ロックの収容室に下方から挿入してブロックのランスに
係止する接続用端子とを備えたものが知られている。こ
のヒューズ装着装置を使用する場合、接続用端子に電線
を接続し、この接続用端子をブロックの収容室に挿入し
てランスに係止し、ブロックの収容室にヒューズを上方
から差し込み、ヒューズのブレード端子を接続用端子に
嵌合して接続する(例えば、特開平6−150806号
公報を参照)。
に複数のヒューズを装着する場合、ヒューズの使用個数
を異なえるたびにブロックを新たに設計しなくてはなら
ない。これではその都度、ブロックの型を製造すること
になり、ヒューズ装着装置の製造コストが高くつく。
たものであり、その目的とするところは、ホルダーハウ
ジングにコンタクトを組み合わせたヒューズホルダーを
複数連結したマルチヒューズホルダーを提案し、このマ
ルチヒューズホルダーを用いて必要個数のヒューズホル
ダーをプリント配線板に実装し、このプリント配線板を
ケーシング等に収納してヒューズ装着装置を製造するこ
とにより、ヒューズの使用個数がいくつであってもヒュ
ーズ装着装置を簡単に製造できるようにして、ヒューズ
装着装置の製造コストを低減することにある。更に、コ
ンタクトをフォーク形として製造コストを下げ、このコ
ンタクトをホルダーハウジングで支持することで、こじ
りを防止してヒューズ装着装置の性能保証を実現するこ
とも目的とする。
め、請求項1は、本体からブレード端子が突き出たブレ
ードタイプのヒューズが複数装着されるマルチヒューズ
ホルダーであって、前後に設けられた幅広の壁及び左右
に設けられた幅狭の壁により頂部側から挿入されたヒュ
ーズのブレード端子及び少なくとも一部の本体を収容す
る収容室が形成されたホルダーハウジングが等ピッチで
複数並び、隣接する2個のホルダーハウジングが壁の一
部に一体的に形成された連結部を介して連結されてなる
ホルダーハウジング群と、各ホルダーハウジングに2個
ずつ設けられ、中間部がホルダーハウジングに固定さ
れ、一端に、収容室の内方に延びてブレード端子に嵌合
する接続部が設けられ、他端に、ホルダーハウジングの
外方へ延びてプリント配線板に半田付け又はプレスフィ
ットされる脚部が設けられたコンタクトとを備えたこと
を特徴としている。
ハウジングにヒューズを装着すると、ブレード端子及び
少なくとも一部の本体が各ホルダーハウジングの収容室
に収容され、ブレード端子がコンタクトの接続部に嵌合
する。単数又は複数のマルチヒューズホルダーをプリン
ト配線板上に配置し、或いはマルチヒューズホルダーを
分割して得た単数又は複数のヒューズホルダーをプリン
ト配線板上に配置する。コンタクトの脚部をプリント配
線板に半田付け又はプレスフィットすると、ヒューズを
装着した必要個数の単数又は複数のヒューズホルダーが
プリント配線板に実装される。プリント配線板のパター
ンに電線等の導電部を接続すれば、導電部にヒューズが
電気的に接続される。プリント配線板をケーシング等に
収納すればヒューズ装着装置が製造される。このマルチ
ヒューズホルダーを用いれば、ヒューズの使用個数がい
くつであっても、ブロックを新たに設計することなくヒ
ューズ装着装置を簡単に製造することができるので、製
造コストが低減される。なお、ヒューズ装着装置を製造
する場合、単数又は複数のマルチヒューズホルダー或い
は単数又は複数のヒューズホルダーをプリント配線板に
実装してから、ヒューズを各ヒューズホルダーに装着し
てもよい。
求項1のマルチヒューズホルダーにおいて、コンタクト
の接続部がホルダーハウジングの前壁及び後壁に向かっ
て拡開可能なフォーク形に形成され、接続部と前壁及び
後壁との間の隙間が、接続部の変形を許容し且つ過変形
を規制するように設定されている。
形であるので、先端に巻きバネが付いたコンタクト等を
用いる場合に較べて製造コストが安くなる。その場合、
コンタクトの接続部が変形したときにホルダーハウジン
グの前壁及び後壁により過変形が規制されるので、接続
部がブレード端子によりこじられることが防止される。
求項1又は2のマルチヒューズホルダーにおいて、連結
部が、隣接する2個のホルダーハウジングのピッチを保
持し且つ人力により破断できる程度の強度を有してい
る。
くはねじる等の行為により連結部が破断され、又は刃物
等の手動治具を用いて連結部が破断されるので、マルチ
ヒューズホルダーを容易に分割することができる。しか
も、連結部が隣接する2個のホルダーハウジングのピッ
チを保持するので、各ヒューズホルダーのプリント配線
板等への実装が正確に行われる。
求項1ないし請求項3のうちいずれか1項のマルチヒュ
ーズホルダーにおいて、連結部が壁の複数箇所に設けら
れている。
を向上させるには好適である。
求項1ないし請求項3のうちいずれか1項のマルチヒュ
ーズホルダーにおいて、連結部が壁の一箇所にのみ設け
られている。
部を破断するには好適である。
求項1ないし請求項5のうちいずれか1項のマルチヒュ
ーズホルダーにおいて、ホルダーハウジング群が12個
のホルダーハウジングを連結してなる。
ーを分割すれば、ヒューズの使用個数が12個、6個、
4個、3個、2個、1個の場合に端数を出すことなくマ
ルチヒューズホルダーを使い切ることができる。
求項1ないし6のうちいずれか1項のマルチヒューズホ
ルダーにおいて、コンタクトの中間部がホルダーハウジ
ングの壁の間に圧入されている。
ーハウジングを別々に成形して組み合わせる製造方法の
なかでは、作業が簡単である。
求項1ないし6のうちいずれか1項のマルチヒューズホ
ルダーにおいて、ホルダーハウジングがコンタクトの中
間部を鋳ぐるんでいる。
ハウジングとの相対位置が精度良く決まる。
求項1ないし6のうちいずれか1項のマルチヒューズホ
ルダーにおいて、コンタクトの中間部がインサートに鋳
ぐるまれ、このインサートがホルダーハウジングの壁の
間に嵌入している。
成形とインサートの鋳ぐるみ成形とが別々に行われるの
で、それぞれに最適な条件で成形することができる。
請求項9のマルチヒューズホルダーにおいて、二つのイ
ンサートが連結されている。
サートをホルダーハウジングに嵌入する作業が一回で済
む。
請求項9又は10のマルチヒューズホルダーにおいて、
インサートが、ホルダーハウジングよりも耐熱性に優れ
た材料で形成されている。
けても、ホルダーハウジングの耐熱性は問題とならない
から、ホルダーハウジングを安価な材料で形成すること
が可能となる。
請求項1ないし11のうちいずれか1項のマルチヒュー
ズホルダーにおいて、コンタクトの脚部が二股に形成さ
れている。
配線板への接続箇所が二箇所になるので、接続不良が生
じにくい。
請求項1ないし12のうちいずれか1項のマルチヒュー
ズホルダーにおいて、コンタクトの脚部に突出部が形成
されている。
トの脚部をプリント配線板に仮止めする場合、コンタク
トの脚部をプリント配線板の孔に嵌合すると、突出部で
大きな嵌合力が得られるので、仮止めが確実に行われ
る。
請求項1ないし13のうちいずれか1項のマルチヒュー
ズホルダーにおいて、ホルダーハウジングの底部に、底
面視で前壁と後壁との間をこれらの壁と略平行に通る線
を介して非対称な位置に二つのボスが設けられている。
に対応する孔を形成しておけば、ヒューズホルダーをプ
リント配線板に実装するときに、向きを間違えて実装す
ることが防止される。
請求項1ないし14のうちいずれか1項のマルチヒュー
ズホルダーにおいて、ホルダーハウジングがヒューズの
本体と同色である。
適なヒューズを簡単に識別することができる。
ズホルダーの実施の形態を説明する。このマルチヒュー
ズホルダーに装着されるヒューズは、図13及び図14
並びに図27及び図28に示すように、本体210から
二本のブレード端子220が突き出たブレードタイプの
ヒューズ200である。このヒューズ200は規格化さ
れており、図13及び図14に示した大きめのヒューズ
200はマキシタイプといわれ、図27及び図28に示
した小さめのヒューズ200はミニタイプといわれてい
る。
ューズホルダーHを示す。このマルチヒューズホルダー
Hにはマキシタイプのヒューズ200が複数装着され
る。このマルチヒューズホルダーHは、絶縁体よりなる
ホルダーハウジング110が複数並んで連結されてなる
ホルダーハウジング群hと、導電体よりなり各ホルダー
ハウジング110に2個ずつ設けられたコンタクト13
0とを備えている。
ハウジング110は、前後に幅広の壁111、112が
設けられると共に、左右に幅狭の壁113、114が設
けられている。これら前壁111、後壁112、左壁1
13及び右壁114の内方には、ホルダーハウジング1
10の頂部110aから底部110bまで連通する収容
室115が形成されている。ここでいう前後左右は相対
的な位置関係を示すために便宜上用いたものである。従
ってヒューズホルダー100が実装されるプリント配線
板300、プリント配線板が収納されるケーシング等が
向く方向とは無関係である。ヒューズ200をホルダー
ハウジング110の頂部側から挿入すると、ヒューズ2
00のブレード端子220及び少なくとも一部の本体2
10が収容室115に収容される。ホルダーハウジング
110は頂部110aと底部110bとの間から頂部1
10aまでがブレード端子220の配列方向に張り出し
ている。この張り出し部の内部にある横壁110cによ
りヒューズ200の本体210を受け止める。
ジング110を等ピッチで複数並べ、隣接する2個のホ
ルダーハウジング110を連結部120を介して連結す
ることで形成されている。連結部120はホルダーハウ
ジング110の壁の一部に一体的に形成されている。こ
の実施形態の場合、隣接する2個のホルダーハウジング
110が、一方のホルダーハウジング110の前壁11
1と他方のホルダーハウジング110の後壁112とが
対向するようにホルダーハウジング110を等ピッチで
複数並べている。各ホルダーハウジング110の前壁1
11の一部に連結部120が一体的に形成され、後壁1
12の一部に連結部120が一体的に形成されている。
そして、前壁111の連結部120は前側のホルダーハ
ウジング110の後壁112に一体的に形成され、後壁
111の連結部120は後側のホルダーハウジング11
0の前壁111に一体的に形成されている。ホルダーハ
ウジング群hの両端にあるホルダーハウジング110の
開放されている前壁111又は後壁112には連結部1
20が設けられていない。連結部120は、例えばホル
ダーハウジング群hを成形するときに、ホルダーハウジ
ング110と同時に成形することにより形成される。連
結部120は、隣接する2個のホルダーハウジング11
0のピッチを保持し且つ人力により破断できる程度の強
度を有している。2個のホルダーハウジング110のピ
ッチを保持できる程度の強度とは、例えばホルダーハウ
ジング110をプリント配線板300に実装するとき、
ホルダーハウジング110にヒューズ200を抜き差し
するとき、搬送するときなどに破断しないでピッチを保
持できる程度の強度である。人力により破断できる程度
の強度とは、人の手で引っ張る若しくはねじる等の行為
により破断でき、又は刃物等の手動治具を用いて破断で
きる程度の強度である。連結部120は前壁111及び
後壁112の複数箇所に設けられている。例えば頂部1
10aの左右に各1箇所と、底部110bの左右に各1
箇所の合計4箇所に設けられている。ホルダーハウジン
グ群hは、12個のホルダーハウジング110を連結し
てなる。なお、本発明は連結部120を設ける部位を前
壁111及び後壁112に限定するものではない。本発
明は、連結部120を左壁113及び右壁114に設け
た実施形態、これらを組み合わせた実施形態を含む。
ブレード端子220の延びる方向と平行にリブ211が
形成されている。ホルダーハウジング110の左壁11
3及び右壁114の頂部には、ヒューズ200の本体2
10のリブ211に嵌合するU字形の支持部116が設
けられている。ホルダーハウジング110の左壁113
及び右壁114には、ブレード端子220の側縁221
を嵌合するスリット117が設けられている。
には、二つのボス118、119が設けられている。こ
のボス118、119は、底面視で前壁111と後壁1
12との間をこれらの壁と略平行に通る線Lを介して非
対称な位置に設けられている。
ダーハウジング110の底部110bに固定されてい
る。コンタクト130の一端には、収容室115の内方
に延びるフォーク形の接続部132が設けられている。
この接続部132は、略U字形に形成されており、二本
の分岐部132aが前壁111及び後壁112に向かっ
て拡開してブレード端子220に所定の接触圧でもって
嵌合するようになっている。コンタクト130の他端に
は、ホルダーハウジング110の外方へ延びる脚部13
3が設けられている。この脚部133はプリント配線板
300に半田付け又はプレスフィットされる。
ダーハウジング110の底部110bの壁111、11
2の間に圧入されている。
形成されている。すなわち、先端が二本に分岐してい
る。
0の前壁111及び後壁112との間の隙間tが、接続
部132の変形を許容し且つ過変形を規制するように設
定されている。すなわち、接続部132の二本の分岐部
132aがブレード端子220に適正に押されて前壁1
11及び後壁112に向かって拡開したときに、この拡
開が妨げられないように隙間tが確保されている。ま
た、二本の分岐部132aがブレード端子220に、こ
じられて過変形しようとしたときに、これを受け止めて
過変形することを防ぐように隙間tが確保されている。
ないし図14に示すように、このマルチヒューズホルダ
ーHの各ホルダーハウジング110にヒューズ200を
装着すると、ブレード端子220及び少なくとも一部の
本体210が各ホルダーハウジング110の収容室11
5に収容され、ブレード端子220がコンタクト130
の接続部132に嵌合する。単数又は複数のマルチヒュ
ーズホルダーHをプリント配線板300の上に配置し、
或いはマルチヒューズホルダーHを分割して得た単数又
は複数のヒューズホルダー100をプリント配線板30
0の上に配置する。コンタクト130の脚部133をプ
リント配線板300に半田付け又はプレスフィットする
と、ヒューズ200を装着した必要個数の単数又は複数
のヒューズホルダー100がプリント配線板300に実
装される。プリント配線板300のパターンに電線等の
導電部を接続すれば、導電部にヒューズ200が電気的
に接続される。プリント配線板300をケーシング等に
収納すればヒューズ装着装置が製造される。このマルチ
ヒューズホルダーHを用いれば、ヒューズ200の使用
個数がいくつであっても、ブロックを新たに設計するこ
となくヒューズ装着装置を簡単に製造することができる
ので、製造コストが低減される。なお、ヒューズ装着装
置を製造する場合、単数又は複数のマルチヒューズホル
ダーH或いは単数又は複数のヒューズホルダー100を
プリント配線板300に実装してから、ヒューズ200
を各ヒューズホルダー100に装着してもよい。
するものではなく、例えば接続部を巻きバネで形成し、
これによってコンタクトのブレード端子への接触圧力を
確保するようにした実施形態を含む。そのなかで上記第
1実施形態の場合、コンタクト130の接続部132を
前壁111及び後壁112に向かって拡開可能なフォー
ク形に形成し、ホルダーハウジング110の前壁111
及び後壁112との間の隙間tが、接続部132の変形
を許容し且つ過変形を規制するように設定した。このよ
うにすれば、コンタクト130がフォーク形であるの
で、先端に巻きバネが付いたコンタクト等を用いる場合
に較べて製造コストが安くなる。その場合、コンタクト
130の接続部132が変形したときにホルダーハウジ
ング110の前壁111及び後壁112により過変形が
規制されるので、接続部132がブレード端子220に
よりこじられることが防止される。
のではない。そのなかで上記第1実施形態の場合、連結
部120が、隣接する2個のホルダーハウジング110
のピッチを保持し且つ人力により破断できる程度の強度
を有している。このようにすれば、人の手で引っ張る若
しくはねじる等の行為により連結部120が破断され、
又は刃物等の手動治具を用いて連結部120が破断され
るので、マルチヒューズホルダーHを容易に分割するこ
とができる。しかも、連結部120が隣接する2個のホ
ルダーハウジング110のピッチを保持するので、各ヒ
ューズホルダー110のプリント配線板300への実装
が正確に行われる。
111及び後壁112の複数箇所に設けた。このように
すれば、連結部120の、ねじり強度が向上するので、
製造段階又は使用段階で、ねじり力を受ける状況では好
適である。
ホルダーハウジングの個数を限定するものではない。そ
のなかで第1実施形態の場合、ホルダーハウジング群h
が12個のホルダーハウジング110を連結してなる。
このようにすれば、マルチヒューズホルダーHを分割す
れば、ヒューズ200の使用個数が12個、6個、4
個、3個、2個、1個の場合に端数を出すことなくマル
チヒューズホルダーHを使い切ることができ、無駄が生
じにくい。
設けない実施形態を含む。そのなかで第1実施形態の場
合、ホルダーハウジング110の左壁113及び右壁1
14の頂部に支持部116を設けた。このようにすれ
ば、リブ211が支持部116に嵌合することで、ヒュ
ーズ200とヒューズホルダー100との相対位置が正
確に決まり、ブレード端子220が接続部132をこじ
ることが防止される。しかも、ヒューズ200がヒュー
ズホルダー100に、更にしっかりと保持される。
を設けない実施形態を含む。そのなかで第1実施形態の
場合、ホルダーハウジング110にスリット117を設
けた。このようにすれば、側縁221がスリット117
に嵌合することで、ヒューズ200とヒューズホルダー
100との相対位置が正確に決まり、ブレード端子22
0が接続部132をこじることが防止される。しかも、
ヒューズ200がヒューズホルダー100に、更にしっ
かりと保持される。
ハウジングに固定する構造を限定するものではない。そ
のなかで上記第1実施形態の場合、コンタクト130の
中間部131がホルダーハウジング110の底部110
bの壁111、112の間に圧入されている。このよう
にすれば、コンタクト130及びホルダーハウジング1
10を別々に成形して組み合わせる製造方法のなかで
は、作業が簡単である。
形状を限定しない。そのなかで上記第1実施形態の場
合、コンタクト130の脚部133を二股に形成した。
このようにすれば、コンタクト130のプリント配線板
300への接続箇所が二箇所になるので、接続不良が生
じにくい。
けない実施形態を含む。そのなかで上記第1実施形態の
場合、ホルダーハウジング110の底部110bに、底
面視で前壁111と後壁112との間を通る線Lを介し
て非対称な位置に二つのボス118、119を設けた。
このようにすれば、プリント配線板300にボス11
8、119に対応する孔を形成しておけば、ヒューズホ
ルダー100をプリント配線板300に実装するとき
に、向きを間違えて実装することが防止される。
態の説明として第1実施形態の説明をそのまま引用する
と共に同一部材には同一符号を付し、第1実施形態と構
成が異なる部分のみ説明する。
チヒューズホルダーH、及びそれを構成するヒューズホ
ルダー100を示す。このヒューズホルダー100には
ミニタイプのヒューズ200が装着される。第1実施形
態のヒューズホルダー100と異なるのは次の点であ
る。ヒューズ200にリブ211がないので、ホルダー
ハウジング110に支持部116を設けていない。コン
タクト130の脚部133が二股に形成されていない。
しかし、このようなミニタイプのヒューズ200が装着
されるヒューズホルダー100の実施形態には、コンタ
クト130の脚部133の形状を二股に形成する実施形
態を含む。
ヒューズホルダーHを構成するヒューズホルダーを示
す。第1実施形態に対して連結部120の構造が異な
る。第3実施形態では、連結部120が前壁111及び
後壁112の一箇所にのみ設けられている。例えば前壁
111及び後壁112のほぼ中央の1箇所に設けられて
いる。このようにすれば、隣接する2個のヒューズホル
ダー100を相対的にねじり、連結部120をねじり切
ることで、マルチヒューズホルダーHが治具を用いるこ
となく簡単に分割されるので、使用時の作業性がよい。
を示す。第1実施形態に対してコンタクト130のホル
ダーハウジング110への固定方法が異なる。第4実施
形態では、ホルダーハウジング110がコンタクト13
0の中間部131を鋳ぐるんでいる。鋳ぐるむとは、溶
融した状態で対象物の周囲に付いてから固まることをい
う。ヒューズホルダー100を製造する場合、ホルダー
ハウジング110の型にコンタクト130をセットして
から材料を充填してホルダーハウジング110を成形す
る。このようにすれば、コンタクト130とホルダーハ
ウジング110との相対位置が精度良く決まる。
ーズホルダーを示す。第1実施形態に対してコンタクト
130のホルダーハウジング110への固定方法が異な
る。第5実施形態では、コンタクト130の中間部13
1がインサート135に鋳ぐるまれ、このインサート1
35がホルダーハウジング110の底部110bの壁1
11〜114の間に嵌入している。このようにすれば、
ホルダーハウジング110の成形とインサート135の
鋳ぐるみ成形とが別々に行われるので、それぞれに最適
な条件で成形することができる。
ズホルダーを示す。第5実施形態に較べて異なるのはイ
ンサートの形態であり、各コンタクト130に対応する
二つのインサート135がブリッジ136を介して連結
されている。このようにすれば、コンタクト130付き
のインサート135をホルダーハウジング110に嵌入
する作業が一回で済む。
定していない。しかし、インサート135をホルダーハ
ウジング110と同様よりも耐熱性に優れた材料で形成
すれば、半田付けによる熱を受けても、ホルダーハウジ
ング110の耐熱性は問題とならないから、ホルダーハ
ウジング110を安価な材料で形成することが可能とな
る。
ズホルダーを示す。この実施形態では、コンタクト13
0の脚部133に突出部133aが形成されている。こ
の突出部133aはクリンチとも称する。突出部133
aは、図37に示したように、脚部133を側方へV字
形に曲げることで形成してもよいし、図38に示したよ
うに、側方へ突出させて形成してもよい。このようにす
れば、半田付け前にコンタクト130の脚部133をプ
リント配線板300に仮止めする場合、コンタクト13
0の脚部133をプリント配線板300の孔に嵌合する
と、突出部133aで大きな嵌合力が得られるので、仮
止めが確実に行われる。
色を限定していない。しかし。ホルダーハウジング11
0をヒューズ200の本体210と同色にすれば、ヒュ
ーズホルダー100に最適なヒューズ200を簡単に識
別することができる。
合わせた実施形態を含む。
宜分割して又はそのままでプリント配線板に実装し、こ
のプリント配線板をケーシング等に収納してヒューズ装
着装置を製造すれば、ヒューズの使用個数がいくつであ
ってもヒューズ装着装置を簡単に製造でき、ヒューズ装
着装置の製造コストを低減することができる。
ホルダーの製造コストを低減すると共に、こじりを防止
してヒューズ装着装置の性能保証を高レベルで実現する
ことができる。
ホルダーを人力で容易に分割することができる。しか
も、ホルダーハウジングのピッチが保持されるので、各
ヒューズホルダーのプリント配線板等への実装を正確に
行うことができる。
り強度を向上するので、製造段階又は使用段階で、ねじ
り力を受ける状況では好適である。
切ることで、マルチヒューズホルダーを治具を用いるこ
となく簡単に分割することができる。
ホルダーを分割すれば、ヒューズの使用個数が12個、
6個、4個、3個、2個、1個の場合に端数を出すこと
なくマルチヒューズホルダーを使い切ることができる。
ホルダーを作業性よく製造することができる。
ルダーハウジングとの相対位置を精度良く決めることが
できる。
ングの成形とインサートの鋳ぐるみ成形とが別々に行わ
れるので、それぞれに最適な条件で成形することができ
る。
きのインサートをホルダーハウジングに嵌入する作業が
一回で済み、組み付け作業性を向上させることができ
る。
る熱を受けても、ホルダーハウジングの耐熱性は問題と
ならないから、ホルダーハウジングを安価な材料で形成
することが可能となる。
プリント配線板への接続箇所が二箇所になるので、ヒュ
ーズホルダーとプリント配線板との間の接続不良を防止
することができる。
コンタクトの脚部をプリント配線板に仮止めする場合、
コンタクトの脚部をプリント配線板の孔に嵌合すると、
突出部で大きな嵌合力が得られるので、仮止めを確実に
行うことができる。
板にボスに対応する孔を形成しておけば、ヒューズホル
ダーをプリント配線板に実装するときに、向きを間違え
て実装することを防止することができる。
ダーに最適なヒューズを簡単に識別することができる。
側からみた斜視図である。
図である。
図である。
図である。
割されたヒューズホルダーの頂部側からみた斜視図であ
る。
割されたヒューズホルダーの底部側からみた斜視図であ
る。
割されたヒューズホルダーの正面図である。
割されたヒューズホルダーの平面図である。
割されたヒューズホルダーの底面図である。
分割されたヒューズホルダーの左壁及び右壁を切断して
みた断面図である。
分割されたヒューズホルダーの前壁及び後壁を切断して
みた断面図である。
ルチヒューズホルダーの頂部側からみた斜視図である。
ルチヒューズホルダーから分割されたヒューズホルダー
の左壁及び右壁を切断してみた断面図である。
ルチヒューズホルダーから分割されたヒューズホルダー
の前壁及び後壁を切断してみた断面図である。
部側からみた斜視図である。
面図である。
面図である。
面図である。
分割されたヒューズホルダーの頂部側からみた斜視図で
ある。
分割されたヒューズホルダーの底部側からみた斜視図で
ある。
分割されたヒューズホルダーの正面図である。
分割されたヒューズホルダーの平面図である。
分割されたヒューズホルダーの底面図である。
分割されたヒューズホルダーの左壁及び右壁を切断して
みた断面図である。
分割されたヒューズホルダーの前壁及び後壁を切断して
みた断面図である。
ルチヒューズホルダーの頂部側からみた斜視図である。
ルチヒューズホルダーから分割されたヒューズホルダー
の左壁及び右壁を切断してみた断面図である。
ルチヒューズホルダーから分割されたヒューズホルダー
の前壁及び後壁を切断してみた断面図である。
分割されたヒューズホルダーの頂部側からみた斜視図で
ある。
分割されたヒューズホルダーの底部側からみた斜視図で
ある。
分割されたヒューズホルダーの前壁及び後壁を切断して
みた断面図である。
分割されたヒューズホルダーの左壁及び右壁を切断して
みた断面図である。
分割されたヒューズホルダーの底面図である。
分割されたヒューズホルダーの前壁及び後壁を切断して
みた断面図である。
分割されたヒューズホルダーの左壁及び右壁を切断して
みた断面図である。
分割されたヒューズホルダーの底面図である。
ンタクトの脚部を示す拡大図である。
ンタクトの脚部の変形例を示す拡大図である。
通る線
Claims (15)
- 【請求項1】 本体からブレード端子が突き出たブレー
ドタイプのヒューズが複数装着されるマルチヒューズホ
ルダーであって、前後に設けられた幅広の壁及び左右に
設けられた幅狭の壁により頂部側から挿入されたヒュー
ズのブレード端子及び少なくとも一部の本体を収容する
収容室が形成されたホルダーハウジングが等ピッチで複
数並び、隣接する2個のホルダーハウジングが壁の一部
に一体的に形成された連結部を介して連結されてなるホ
ルダーハウジング群と、各ホルダーハウジングに2個ず
つ設けられ、中間部がホルダーハウジングに固定され、
一端に、収容室の内方に延びてブレード端子に嵌合する
接続部が設けられ、他端に、ホルダーハウジングの外方
へ延びてプリント配線板に半田付け又はプレスフィット
される脚部が設けられたコンタクトとを備えたことを特
徴とするマルチヒューズホルダー。 - 【請求項2】 コンタクトの接続部がホルダーハウジン
グの前壁及び後壁に向かって拡開可能なフォーク形に形
成され、接続部と前壁及び後壁との間の隙間が、接続部
の変形を許容し且つ過変形を規制するように設定されて
いる請求項1記載のヒューズホルダー。 - 【請求項3】 連結部が、隣接する2個のホルダーハウ
ジングのピッチを保持し且つ人力により破断できる程度
の強度を有している請求項1又は2記載のマルチヒュー
ズホルダー。 - 【請求項4】 連結部が壁の複数箇所に設けられている
請求項1ないし3のうちいずれか1項に記載のマルチヒ
ューズホルダー。 - 【請求項5】 連結部が壁の一箇所にのみ設けられてい
る請求項1ないし3のうちいずれか1項に記載のマルチ
ヒューズホルダー。 - 【請求項6】 ホルダーハウジング群が12個のホルダ
ーハウジングを連結してなる請求項1ないし5のうちい
ずれか1項に記載のマルチヒューズホルダー。 - 【請求項7】 コンタクトの中間部がホルダーハウジン
グの壁の間に圧入されている請求項1ないし6のうちい
ずれか1項に記載のマルチヒューズホルダー。 - 【請求項8】 ホルダーハウジングがコンタクトの中間
部を鋳ぐるんでいる請求項1ないし6のうちいずれか1
項に記載のマルチヒューズホルダー。 - 【請求項9】 コンタクトの中間部がインサートに鋳ぐ
るまれ、このインサートがホルダーハウジングの壁の間
に嵌入している請求項1ないし6のうちいずれか1項に
記載のマルチヒューズホルダー。 - 【請求項10】 二つのインサートが連結されている請
求項9記載のマルチヒューズホルダー。 - 【請求項11】 インサートが、ホルダーハウジングよ
りも耐熱性に優れた材料で形成されている請求項9又は
10記載のマルチヒューズホルダー。 - 【請求項12】 コンタクトの脚部が二股に形成されて
いる請求項1ないし11のうちいずれか1項に記載のマ
ルチヒューズホルダー。 - 【請求項13】 コンタクトの脚部に突出部が形成され
ている請求項1ないし12のうちいずれか1項に記載の
マルチヒューズホルダー。 - 【請求項14】 ホルダーハウジングの底部に、底面視
で前壁と後壁との間をこれらの壁と略平行に通る線を介
して非対称な位置に二つのボスが設けられている請求項
1ないし13のうちいずれか1項に記載のマルチヒュー
ズホルダー。 - 【請求項15】 ホルダーハウジングがヒューズの本体
と同色である請求項1ないし14のうちいずれか1項に
記載のマルチヒューズホルダー。
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