JP2002245442A - 像サーチ装置 - Google Patents

像サーチ装置

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JP2002245442A
JP2002245442A JP2001345580A JP2001345580A JP2002245442A JP 2002245442 A JP2002245442 A JP 2002245442A JP 2001345580 A JP2001345580 A JP 2001345580A JP 2001345580 A JP2001345580 A JP 2001345580A JP 2002245442 A JP2002245442 A JP 2002245442A
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Japan
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image
optical system
imaging
optical axis
lens
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Application number
JP2001345580A
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English (en)
Inventor
Kazushige Tanaka
千成 田中
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Pentax Corp
Original Assignee
Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 他方のモニタに表示されている観察対象領域
の範囲を一方のモニタ上に表示されている像内で示すこ
とができる像サーチ装置を、提供する。 【解決手段】内視鏡装置1は、硬性内視鏡10内部の対
物光学系による像を第1CCDカメラ40の撮像面上に
再結像させる第1再結像レンズ、及び、対物光学系によ
る像の一部を第2CCDカメラ30の撮像面上に再結像
させる第2再結像光学系26を、有する。第1モニタ3
は、第2CCDカメラ30の撮像領域の位置及び範囲を
示す四角形枠Mが画像合成装置28によって合成された
第1CCDカメラ40による画像を、表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、対物光学系により
形成される像のうち任意の領域を観察者に観察させるた
めの像サーチ装置に、関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、医療に用いられるある種の内視
鏡装置には、内視鏡内部の対物光学系により形成される
広角な像を一方のモニタ上に表示するとともに、その広
角な像内の一部領域を拡大して他方のモニタ上に表示
し、当該拡大表示される領域を前記広角な像内で任意に
移動可能にすることによって、広角な像内で観察対象領
域をサーチする像サーチ装置が、組み込まれている。こ
のような像サーチ装置が組み込まれた内視鏡装置を利用
すれば、施術者は、一方のモニタに出力された映像によ
って患者の体腔内を広範囲に観察すると同時に、他方の
モニタに出力された映像によって処置箇所を拡大観察す
ることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
像サーチ装置は、一方のモニタに出力された広角像の中
においてどの部分が拡大されて他方のモニタに出力され
ているかを示す手段が備えられていなかった。そのた
め、施術者は、手術中に両方のモニタを見比べるなどし
て広角像の中から拡大されている像に対応する範囲をい
ちいち判別しなければならなかったので、余計な負担を
強いられていた。また、このような確認作業により手術
が長時間に亘って行われることになるために、施術者の
術中での疲労度が増す一方、患者の体力を著しく低下さ
せる危険性もあった。
【0004】以上に説明した像サーチ装置は、内視鏡以
外にも、例えば、監視カメラに組み込まれ得る。その場
合には、遠隔操作によって、拡大表示される領域が移動
されることになる。従って、その場合においても、拡大
表示領域を移動させる操作を行うオペレータは、広角像
を見ながら、拡大表示されている領域の位置を判別しな
ければならかった。よって、拡大して観察すべき監視目
標物を探し出すのに時間が掛かってしまうので、目標物
を見失う危険が大きかった。
【0005】本発明は、上述したような問題点に鑑みて
なされたものであり、対物光学系によって撮像面上に形
成されて一方のモニタ上に表示される像の中から、他方
のモニタ上に表示される観察対象領域を任意にサーチさ
せることが可能な像サーチ装置において、他方のモニタ
に表示されている観察対象領域の範囲を一方のモニタ上
に表示されている像内で示すことを、課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに構成された本発明は、第1撮影光学系と、前記第1
撮影光学系を介して所定範囲の視野の像を撮像して第1
画像信号を出力する第1撮像デバイスと、少なくとも一
枚のレンズを含み、前記所定範囲の視野中の少なくとも
一部の像を形成する第2撮影光学系と、前記第2撮影光
学系を介して、前記像を撮像して第2画像信号を出力す
る第2撮像デバイスと、前記第2撮影光学系中のレンズ
の光軸と前記第2撮像デバイスとを相対的にシフトさせ
ることによって、前記第2撮影光学系を介して前記第2
撮像デバイスによって像が撮像される範囲を、前記所定
範囲の視野内で移動させるシフト装置と、前記シフト装
置によってシフトされた前記レンズの光軸と前記第2撮
像デバイスとのシフト量に基づいて、前記第1画像信号
に対して、前記第1撮像デバイスによって撮像される像
内における前記第2撮像デバイスによって撮像される像
に相当する範囲を示す指標を表示させるための画像信号
を合成する処理を施す画像合成装置と、この画像合成装
置による処理が施された前記第1画像信号に基づいて画
像を表示する第1表示装置と、前記第2画像信号に基づ
いて画像を表示する第2表示装置とを、備えたことを特
徴とする。
【0007】このように構成されると、シフト装置によ
って、第2撮影光学系中のレンズの光軸と前記第2撮像
デバイスとが相対的にシフトされると、第2撮像デバイ
スによって撮像される範囲が、第1撮像デバイスによっ
て像が撮像される視野の範囲内で移動される。これによ
り、第2の表示装置には、第1撮像デバイスによって像
が撮像される視野の範囲内でサーチされる画像が、表示
される。このとき、画像合成装置は、シフト装置による
シフト量に基づいて、前記第2撮像デバイスによって撮
像される像に相当する範囲を示す指標を表示させるため
の画像信号を、第1画像信号に合成する。これによっ
て、第1の表示装置には、指標が合成された上記視野の
画像が、表示される。このため、施術者は、第1の表示
装置に表示された画像の中の指標を見れば、直ちに、第
2の表示装置に表示されている画像に相当する範囲を、
確認することができる。
【0008】なお、本発明による像サーチ装置は、硬性
内視鏡や軟性内視鏡に組み込まれても良いし、監視カメ
ラに組み込まれても良い。
【0009】また、シフト装置は、第2撮像デバイスを
固定した状態で第2撮影光学系中のレンズの光軸をシフ
トさせても良いし、光軸を固定した状態で第2撮像デバ
イスを光軸に直交する面内で移動させても良い。更に、
前者の場合には、レンズ自体をシフトさせても良いし、
光軸を偏向又はシフトさせる素子が用いられても良い。
このような素子としては、像反転プリズム又はそれと等
価な機能を有する反射鏡が、採用され得る。具体的に
は、ダハ面を有するペシャンプリズムやアッベプリズ
ム,第1型ポロプリズム,第2型ポロプリズムや、これ
らのプリズムの反射面と等価な位置に配置された複数の
ミラーが、採用され得る。つまり、4面以上の反射面を
有する像反射光学系が、光軸シフト光学素子として、採
用され得る。
【0010】第1撮影光学系及び第2撮影光学系は、互
いに平行な光軸を有する独立した光学系として構成され
ても良い。また、第1撮影光学系及び第2撮影光学系
は、夫々、対物光学系及び再結像光学系から構成されて
いも良い。この場合、対物光学系が、第1撮影光学系及
び第2の撮影光学系との間で共用され、対物光学系以降
の光路が、分岐素子によって分岐されても良い。
【0011】この再結像光学系は、光軸方向に移動する
ことによって再結像光学系自体の倍率を変化させる変倍
レンズを含んでいても良い。この場合には、変倍レンズ
が移動すると、再結像光学系自体の倍率が変化するの
で、前記第1撮像デバイスによって撮像される像内にお
ける前記第2撮像デバイスによって撮像される像に相当
する範囲が拡大又は縮小する。従って、画像合成装置
は、変倍レンズの位置に基づいて、指標の大きさを変化
させることが望ましい。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施の形態を説明する。
【0013】
【実施形態1】第1実施形態は、本発明による像サーチ
装置を内視鏡装置1に組み込んだものである。図1に示
されるように、第1実施形態による内視鏡装置1は、患
者の腹壁に嵌め込まれたトラカール等を介して体腔内に
挿入される硬性内視鏡10と,この硬性内視鏡10が取
り付けられる像分離装置20と,この像分離装置20の
内部に組み込まれる光学系によりリレーされる像を撮像
する撮像デバイスとしての第1及び第2のCCDカメラ
40,30と、これら第1及び第2のCCDカメラ4
0,30に夫々接続された第1及び第2のモニタ3,2
とを、有する。
【0014】第1及び第2CCDカメラ40,30は、
一般的な固体撮像素子(CCD)を利用した動画撮影用
のカメラであり、撮像面に入射する光束を画像信号とし
ての電気信号に変換して、その画像信号に適宜処理を施
し、夫々に接続された第1及び第2のモニタ3,2へ出
力する。
【0015】硬性内視鏡10は、体腔内の像を形成して
リレーするための対物光学系と,体腔内を照明するため
に図示せぬ光源装置からの照明光を先端部へ導く図示せ
ぬライトガイドとを、直線状の管の内部に有している。
対物光学系は、対物レンズ群11と複数のリレーレンズ
12とから構成されている。対物レンズ群11は、広い
範囲(例えば、120°以上の画角)の視野の像を形成
可能なレトロフォーカス型の対物レンズとして、構成さ
れている。この対物レンズ群11により形成される体腔
内部の像は、結像面11iに結像する。この結像面11
i上の像は、各リレーレンズ12により夫々の結像面1
2iに順次結像されてリレーされ、最終のリレーレンズ
12の結像面12iに結像される。
【0016】像分離装置20は、その内部に、半透明鏡
21,折り返しミラー22,ペシャンプリズム24,フ
ォーカスレンズ25,第1乃至第3レンズ群26a〜2
6cからなる第2再結像光学系26,及び、第1再結像
光学系23を、有している。分岐素子としての半透明鏡
21は、硬性内視鏡10内部の対物光学系からの光束の
光路上に配置され、この光束の一部を反射し、残りの光
束を透過させる。この半透明鏡21により反射される光
束の光路上には、折り返しミラー22が配置されてい
る。従って、半透明鏡21によって折り曲げられる対物
光学系の光軸Axは、折り返しミラー22によって更にク
ランク状に折り曲げられ、第1再結像光学系23を同軸
に通過して、像分離装置20に取り付けられた第1CC
Dカメラ40の撮像領域の中心を垂直に貫く。
【0017】以上のように配置されているために、半透
明鏡21によって反射された光束は、折り返しミラー2
2によって反射され、第1再結像光学系23を透過し、
第1CCDカメラ40の撮像面に入射する。この第1C
CDカメラ40は、第1再結像光学系23によりリレー
された硬性内視鏡10内の対物光学系(対物レンズ群1
1及び複数のリレーレンズ12)による像を撮像する
と、画像信号(第1画像信号)を出力する。硬性内視鏡
10内の対物光学系,半透明鏡21,折り返しミラー2
2,第1再結像光学系23が、第1撮影光学系に相当す
る。
【0018】一方、半透明鏡21を透過する光束の光路
上では、光軸シフト光学素子及び像反転光学系としての
ペシャンプリズム24が、対物光学系の光軸Axに直交す
るX方向とこのX方向及び光軸Axに直交するY方向とに
平行移動可能に保持されている。図2は、このペシャン
プリズム24の斜視図である。図1及び図2に示すよう
に、ペシャンプリズム24は、三角柱の一側面にこの側
面から突出するダハ面241f,241gが(その稜線
241hが底面と平行な状態で)形成されたのと等価な
形状を有するダハプリズム241と、このダハプリズム
241におけるダハ面241f,241g以外の一側面
241dに対してその一側面242bが平行に近接する
ように配置された四角柱状の補助プリズム242とか
ら、構成されている。このペシャンプリズム24の半透
明鏡21を通過した対物光学系の光軸Axは、補助プリズ
ム242の一側面242aからその内部に垂直に入り、
この側面242aに隣接する2つの側面242b,24
2cの内面によって2回折り曲げられ、補助プリズム2
42の側面242bとダハプリズム241の側面241
dとを垂直に通過する。その後、光軸Axは、ダハプリズ
ム241内で側面241eとダハ面241f,241g
と側面241dの内面によって各々折り曲げられ、側面
241eから外部へ垂直に(補助プリズム242に入る
前の光軸Axと平行な方向に)出る。なお、ペシャンプリ
ズム24に入る前の光軸Axの延長線は、像分離装置20
に取り付けられた第2CCDカメラ30の撮像領域の中
心を垂直に貫いている。ペシャンプリズム24に入る前
の光軸Axがペシャンプリズム24から出た後の光軸Axと
同軸になるペシャンプリズム24の位置を、以下、初期
位置という。
【0019】フォーカスレンズ25は、初期位置にある
ペシャンプリズム24から出た後の対物光学系の光軸Ax
と同軸に、配置されている。このフォーカスレンズ25
は、その光軸に沿って移動可能に保持されている。この
フォーカスレンズ25の駆動源としては、DCサーボモ
ータやステッピングモータ等を有する図示せぬフォーカ
シング用アクチュエータが用いられる。
【0020】第2再結像光学系26の第1乃至第3レン
ズ群26a〜26cも、初期位置にあるペシャンプリズ
ム24から出た後の光軸Axに対して同軸となるように、
フォーカスレンズ25と第2CCDカメラ30との間に
配置されている。第2再結像光学系26を構成する第3
レンズ群26cは、固定されているが、変倍レンズとし
ての第1及び第2レンズ群26a,26bは、ズーム鏡
筒260によって、それらの光軸に沿って移動可能に保
持されている。ズーム鏡筒260を構成する図示せぬカ
ム環が光軸周りに回転することにより、カム環に形成さ
れている各カム溝に係合したカムフォロワを一体に有す
るこれら第1及び第2レンズ群26a,26bが光軸方
向に移動される。これにより、第2再結像光学系26の
倍率は、任意に調整される。カム環の駆動源としては、
DCサーボモータやステッピングモータ等を有する図示
せぬズーミング用アクチュエータが用いられる。硬性内
視鏡10内の対物光学系,半透明鏡21,ペシャンプリ
ズム24,フォーカスレンズ25及び第2再結像光学系
26が、第2撮影光学系に相当する。
【0021】以上のように配置されているために、半透
明鏡21を透過した光束は、ペシャンプリズム24を介
してフォーカスレンズ25と第2再結像光学系26とを
順次透過し、第2CCDカメラ30の撮像面に入射す
る。このとき、ペシャンプリズム24は、硬性内視鏡1
0内の対物光学系(対物レンズ群11及び複数のリレー
レンズ12)により形成される像を倒立させ、第2再結
像光学系26は、ペシャンプリズム24により倒立され
た対物光学系による像の一部領域を所定の倍率に拡大し
て、第2CCDカメラ30の撮像面上に再結像させる。
そして、第2CCDカメラ30は、この第2再結像光学
系26による像を撮像して、画像信号(第2画像信号)
を出力する。この画像信号に基づいて、その像が第2モ
ニタ2に映し出される。
【0022】なお、ペシャンプリズム24は、移動機構
27によって駆動されるXYステージ27aにより、X
Y面内で移動される。この移動機構27は、例えばDC
サーボモータやステッピングモータ等からなる駆動用ア
クチュエータ及びこの駆動用アクチュエータの駆動力を
伝達するギア機構を、Xステージ及びYステージの各々
について有し、各ステージを独立に駆動する(視野移動
手段に相当する)。また、この移動機構27は、十字方
向に可到なジョイスティックを有する図示せぬ操作装置
に接続されている。そして、この図示せぬ操作装置のジ
ョイスティックが作業者によって操作されることによ
り、そのジョイスティックの倒し込み量及び倒し込み方
向に応じた信号が移動機構27に通知され、その通知を
受けた移動機構27がXステージ及びYステージをジョ
イスティックの操作量及び操作方向に応じて駆動し、移
動機構27によって駆動されるXYステージ27aがペ
シャンプリズム24をXY面内で移動する。なお、上記
の図示せぬ操作装置は、回転可能に保持されたトラック
ボールが操作者によって回転されることによりそのトラ
ックボールの回転量及び回転方向に応じた信号を出力す
るタイプのものであっても良いし、X方向に対応するレ
バーとY方向に対応するレバーとを備えて各レバーの倒
し込み量に応じた信号を出力するタイプのものであって
も良い。これらXYステージ27a及び移動機構27
が、移動装置に相当する。
【0023】このペシャンプリズム24が初期位置から
XY面内で移動された際には、ペシャンプリズム24か
ら出た対物光学系の光軸Axが、第2再結像光学系26の
光軸に対してシフトされる。図2には、対物光学系の光
軸Axがペシャンプリズム24によってシフトされる様子
も示されている。この図2に示すように、ペシャンプリ
ズム24を通過する前後の光軸Axが互いに同軸となる初
期位置から、入射端面としての側面24aに対して光軸
AxをX方向における正の方(図2では左方)へ距離wだ
け移動させた場合、射出端面としての側面24eに対し
ては光軸AxはX方向における負の方に距離wだけ移動す
る。これは、一定位置にある対物光学系の光軸Axに対し
てペシャンプリズム24をX方向における負の方(図2
では右方)に距離wだけ移動させた場合に相当し、ペシ
ャンプリズム24から出た後の対物光学系の光軸Ax’
は、ペシャンプリズム24に入る前の光軸Ax’に対し
て、距離2wだけX方向における負の向きにシフトされ
る。逆に、ペシャンプリズム24をX方向における正の
方へ移動した場合には、対物光学系の光軸Axは、X方向
における正の向きに、ペシャンプリズム24の移動量の
2倍の量だけシフトされる。また、このペシャンプリズ
ム24をY方向(図2では上下方向)に移動したときに
も同様に、ペシャンプリズム24から出た後の対物光学
系の光軸Ax”は、ペシャンプリズム24に入る前の光軸
Ax”に対して、ペシャンプリズム24が移動された向き
に、ペシャンプリズム24の移動量の2倍の量だけシフ
トされる。
【0024】このようにしてペシャンプリズム24がX
Y面内でシフトされると、ペシャンプリズム24から出
た後の対物光学系の光軸Ax”が、第2再結像光学系26
の光軸Bxを含む直線上からシフトされる。このときの様
子も図1に示されている。ペシャンプリズム24から出
た後の対物光学系の光軸Axと第2再結像光学系26の光
軸Bxとが同軸となるペシャンプリズム24の初期位置に
おいては、対物光学系の光軸上を進む光線は、ペシャン
プリズム24から射出された後でも、第2再結像光学系
26の光軸Bx上を進行し、第1のCCDカメラ30の撮
像面の中心に入射する。この状態から、図3に示すよう
に、ペシャンプリズム24がXY面内で移動されると、
ペシャンプリズム24から出た後の光軸Axは、第2再結
像光学系26の光軸Bxからシフトされる。従って、対物
光学系の光軸Ax上を進む光線は、ペシャンプリズム24
から射出された後は、第2再結像光学系26の光軸Bxか
らシフトした状態で第2再結像光学系26に入射し、第
2CCDカメラ30の撮像面の中心からシフトした位置
に入射する。
【0025】このように、ペシャンプリズム24が初期
位置にある時に第2再結像光学系26の光軸Bx上を進行
して第2CCDカメラ30の撮像面の中心に達していた
光線が、ペシャンプリズム24がXY面内でシフトされ
ることによって、この撮像面における光軸Bxが貫く箇所
からずれるので、第2CCDカメラ30が撮像する像の
範囲がシフトする。即ち、ペシャンプリズム24,XY
ステージ27a及び移動機構27が、シフト装置に相当
する。
【0026】なお、硬性内視鏡10の対物光学系は、そ
の対物レンズ群11が広角な視野を有するとともに、対
物レンズ群11による像を各リレーレンズ12でリレー
する構成となっているために、大きな像面湾曲を持つ。
そのため、上述したようにペシャンプリズム24をXY
面内で移動させることによって、対物光学系によって形
成される像の像面を第2再結像光学系26の視野に対し
てXY方向にシフトさせた場合、第2再結像光学系26
の光軸Bx上において、第2CCDカメラ30の撮像面と
共役な点に対して像が移動する。これにより、第2CC
Dカメラ30の映像には多少ピンぼけが生じることがあ
る。これに対しては、対物光学系の光軸Axが第2再結像
光学系26の光軸Bxからシフトした量に応じて、光軸Bx
上において、対物光学系の像面に対して第2再結像光学
系26に関して撮像面と等価な面が合致するように、図
示せぬフォーカシング制御回路が、移動機構27と同期
して上記フォーカシングアクチュエータを駆動すれば良
い。
【0027】像分離装置20は、更に、第1CCDカメ
ラ40によって撮像される像内における第2CCDカメ
ラ30による撮像領域に対応する範囲を示す指標を表示
させるための画像信号を第1CCDカメラ40から出力
された画像信号(第1画像信号)に合成する画像合成装
置28と,第2再結像光学系26の第1及び第2レンズ
群26a,26bの位置を検出して画像合成装置28に
通知する位置検出器29とを、備えている。
【0028】位置検出器29は、図示せぬズーミング用
アクチュエータにより第2再結像光学系26の光軸に沿
って移動される第1及び第2レンズ群26a,26bの
位置を、検出する。具体的には、これら第1及び第2レ
ンズ群26a,26bを保持するズーム鏡筒260のカ
ム環の回転位置を、エンコーダによって読み取り、読み
取ったカム環の回転位置を示す情報を、第1及び第2レ
ンズ群26a,26bの位置情報(ズーム位置情報)と
して、画像合成装置28に通知する。
【0029】図3は、画像合成装置28の概略構成を示
したブロック図である。この図3に示すように、画像合
成装置28は、バスBを介して互いに接続されたCPU
28a,RAM28b,第1インターフェース回路28
c,第2インターフェース回路28d,第1I/Oポー
ト28e,第2I/Oポート28f,及び、ROM28
gから、構成されている。
【0030】CPU28aは、各ハードウエア28b〜
28gを統合的に制御する中央処理装置である。RAM
28bは、このCPU28aが読み出した各種のプログ
ラムをキャッシュするとともに、CPU28aによる作
業領域が展開されるランダムアクセスメモリである。第
1インターフェース回路28cは、第1CCDカメラ4
0からの画像信号の受信を司る。第2インターフェース
回路28dは、第1モニタ50への画像信号の送信を司
る。第1I/Oポート28eは、CPU28aからの命
令に従って、Xステージ及びYステージの移動量(即
ち、光軸Axのシフト量)を示す情報(Xステージ移動量
情報,Yステージ移動量情報)を移動機構27から受信
する。第2I/Oポート28fは、CPU28aからの
命令に従って、位置検出器29からのズーム位置情報
を、受信する。
【0031】ROM28gは、データや各種のプログラ
ムが格納される記憶媒体である。このROM28gに格
納されるプログラムには、画像合成プログラムが含まれ
ている。この画像合成プログラムは、CPU28aに対
し、図4のフローチャートによって表される画像合成処
理を実行させる。この画像合成処理は、CPU28aが
第1インターフェース回路28cを介して第1CCDカ
メラ40からの画像信号を受信することによって、開始
される。
【0032】スタートして最初のS101では、CPU
28aは、移動機構27からのXステージ移動量情報及
びYステージ移動量情報を、第1のI/Oポート28e
を介して受信する。
【0033】次のS102では、CPU28aは、Xス
テージ移動量情報及びYステージ移動量情報が夫々表す
各ステージの駆動量に基づいて、RAM28b上に記憶
している各ステージの位置を更新し、第1CCDカメラ
40により生成された画像信号に基づいて第1モニタ3
上に表示される画像の領域を表すものとして定義された
平面座標における第2再結像光学系26の光軸Bxに対応
した位置を示す座標値を、Xステージ移動量情報及びY
ステージ移動量情報に基づいて算出する。これは、第2
再結像光学系26の光軸Bxの位置が、XYステージ27
aによって移動されるペシャンプリズム24のXY平面
内での位置に依存することに、因る。
【0034】次のS103では、CPU28aは、位置
検出器29からのズーム位置情報を、第2I/Oポート
28fを介して受信する。
【0035】次のS104では、CPU28aは、ズー
ム位置情報に基づいて、第2再結像光学系26の倍率を
算出する。
【0036】次のS105では、CPU28aは、S1
04にて算出された倍率に対応した大きさ(=上記平面
座標の大きさ×第1再結像光学系23の倍率/第2再結
像光学系26の倍率)を有するとともに上記平面座標と
相似な長方形状の領域を、S102にて算出された座標
値を中心として、上記平面座標上に設定する。
【0037】次のS106では、CPU28aは、S1
05にて設定された長方形状の領域を囲む白い四角形枠
(図1のM)を表示するための画像信号を、生成する。
なお、上記平面座標中における上記長方形状の領域は、
第1CCDカメラ40からの画像信号に基づいて第1モ
ニタ3上に表示される画像中における、第2CCDカメ
ラ30からの画像信号に基づいて第2モニタ2上に表示
される画像に相当する領域の形状及び位置を、表してい
る。従って、この長方形状の領域及び四角形枠Mのサイ
ズは、図5に示すように、第2再結像光学系26の焦点
距離(倍率)が変更されることに伴って、変化する。
【0038】次のS107では、CPU28aは、第1
のインターフェース回路28cを介して受信した第1C
CDカメラ40からの画像信号に、S106にて生成し
た四角形枠Mを表示するための画像信号を合成する。
【0039】次のS108では、CPU28aは、S1
07にて四角枠を表すための画像信号が合成された画像
信号を、第2のインターフェース回路28dを介して第
1モニタ3に出力し、画像合成処理を終了する。S10
8が実行されることにより、第1モニタ3上には、第1
CCDカメラ40によって撮像された硬性内視鏡10の
対物光学系による像の上に、第2CCDカメラ30によ
って撮像されて第2モニタ2上に表示される画像に相当
する領域を示す四角形枠がスーパーインポーズされた画
像が、表示される。
【0040】以上に示した画像合成処理は、CPU28
aが第1インターフェース回路28cを介して第1CC
Dカメラ40からの画像信号を受信する毎に実行され
る。この画像合成処理が繰り返し行われることにより、
第1モニタ3上で表示される画像内において、四角形枠
Mが、ペシャンプリズム24の移動に同期しながら連続
的に移動するとともに、第1及び第2レンズ群26a,
26bの移動に同期しながら拡大又は縮小する。
【0041】以上に示したように、本実施形態の内視鏡
装置1によれば、硬性内視鏡10内の対物光学系により
形成される像を第1モニタ3上に表示すると同時にこの
対物光学系による像を第2再結像光学系26の視野に対
して相対的にシフトさせることによってこの像内からサ
ーチされた観察対象領域を第2モニタ2上に表示する場
合に、第1モニタ3上に表示される映像中において、第
2CCDカメラ30による撮像対象領域が、四角形枠M
によって示される。従って、第1モニタ3上に表示され
た像中における第2モニタ2上に表示されている観察対
象領域の範囲が、一目瞭然となる。
【0042】
【実施形態2】第2実施形態は、本発明による像サーチ
装置を監視カメラ60に組み込んだものである。図6に
示されるように、第2実施形態による監視カメラ60
は、第1実施形態における像分離装置20に相当する本
体62と、この本体62の前面にマウントされたレンズ
鏡筒61と、本体の後面に夫々マウントされた撮像デバ
イスとしての第1及び第2CCDカメラ40,30と
を、有する。図1と図6とを見比べれば明らかなよう
に、第2実施形態による監視カメラ60内の構成は、第
1実施形態による内視鏡装置1とほぼ共通する。従っ
て、以下においては、監視カメラ60の構成のうち、第
1実施形態による内視鏡装置1と共通する構成について
は、共通する参照番号を付す代わりに、その説明を省略
する。
【0043】レンズ鏡筒61は、その内部に、120°
程度の画角を有する広角レンズである対物光学系65
を、保持している。この対物光学系65により、監視対
象空間の像が形成される。
【0044】本体62は、その内部に、アッベプリズム
63,折り返しミラー64,折り返しミラー22,フォ
ーカスレンズ25,第2再結像光学系26、及び、第1
再結像光学系23を、有している。
【0045】光軸シフト素子及び像反転光学系としての
アッベプリズム63は、対物光学系65の光軸Axに直交
するX方向とこのX方向及び光軸Axに直交するY方向と
に平行移動可能に保持されている。図7は、このアッベ
プリズム63の斜視図である。図6及び図7に示すよう
に、アッベプリズム63は、入射端面63dに直交して
その内部に入ってきた対物光学系65の光軸Axを120
°の角度で折り曲げる第1反射面63a,第1反射面6
3aによって折り曲げられた光軸Axを更に折り曲げるた
めに入射面63dを通過する際の光軸Axの方向と平行な
稜線を有するダハ面として形成された第2反射面63
b,及び、第2反射面63bによって折り曲げられた光
軸Axを120°の角度で折り曲げて入射面63dを通過
する際の光軸Axの方向と平行にする第3反射面63c
を、基本的構成として有している。なお、このアッベプ
リズム63は、製造の簡略化のために、第3反射面63
cの延長面によって、第1反射面63aを含む第1プリ
ズム631と第2反射面63bを含む第2プリズム63
2とに分割されている。さらに、第1プリズム631
は、第1反射面63aが部分反射面として形成され、こ
の第1反射面63aに三角プリズム633が貼り付けら
れることによって、ビームスプリッタ(分岐素子)とし
て構成されている。
【0046】本実施形態では、対物光学系65の光軸Ax
に対して、フォーカスレンズ25及び第2再結像光学系
26の光軸が、X方向(図8における上下方向)へ平行
にシフトしている。アッベプリズム63によって折り曲
げられた対物光学系65の光軸Axをフォーカスレンズ2
5及び第2再結像光学系26の光軸に一致させるアッベ
プリズム63の位置を、以下、初期位置という。
【0047】以上のように配置されているために、対物
光学系65を透過した光束は、アッベプリズム63,フ
ォーカスレンズ25及び第2再結像光学系26を順次透
過し、第2CCDカメラ30の撮像面に入射する。この
とき、アッベプリズム63は、対物光学系65により形
成される像を倒立させ、第2再結像光学系26は、アッ
ベプリズム63により倒立された対物光学系65による
像の一部領域を所定の倍率に拡大して、第2CCDカメ
ラ30の撮像面上に再結像させる。そして、この第2再
結像光学系26による像は、第2CCDカメラ30によ
って撮像され、この第2CCDカメラ30に接続される
第2モニタ2に映し出される。
【0048】アッベプリズム63の全体は、移動機構2
7によって駆動されるXYステージ27aにより、XY
面内で移動される。アッベプリズム63が初期位置から
XY方向に移動された際には、アッベプリズム63から
導出される対物光学系65の光軸Axが、アッベプリズム
63が移動された向きへ、アッベプリズム63の移動量
の2倍の量だけ、第2再結像光学系26の光軸にからシ
フトされる。図8は、アッベプリズム63が初期状態か
ら若干ズレた状態において、第1モニタ3に映し出され
た映像中の一部領域が所定倍率で拡大されて第2モニタ
2に映し出されている例を、示している。図8におい
て、第1モニタ3の映像中の四角形の破線枠で囲った範
囲が、初期状態での第2CCDカメラ30の撮影領域を
示す。
【0049】折り返しミラー64は、アッベプリズム6
3の第1反射面63aを透過した光束の光路上に配置さ
れており、この第1反射面63aを通過した対物光学系
65の光軸Axを90°折り曲げる。この折り返しミラー
64により反射される光束の光路上には、更に、折り返
しミラー22が配置されている。従って、第1反射面6
3aを通過した対物光学系65の光軸Axは、折り返しミ
ラー22によってクランク状に折り曲げられ、第1再結
像光学系23を同軸に通過して、第1CCDカメラ40
の撮像領域の中心を垂直に貫く。
【0050】以上のように配置されているために、第1
反射面63aを通過した光束は、二つの折り返しミラー
64,22によって反射され、第1再結像光学系23を
透過し、第1CCDカメラ40の撮像面に入射する。こ
の第1CCDカメラ40は、第1再結像光学系23によ
りリレーされた対物光学系65による像を撮像し、第1
CCDカメラ40に接続される第1モニタ3には、その
像が映し出される。
【0051】この第1モニタ3上に表示される映像(監
視カメラ60による監視対象空間全域の像)上には、移
動機構27,位置検出器29及び画像合成装置28が第
1実施形態にて説明した通りに動作することにより、第
2モニタ2上に表示されている映像に相当する領域を示
す四角形枠Mがスーパーインポーズされている。従っ
て、第1モニタ3上に表示された像中における第2モニ
タ2上に表示されている観察対象領域の範囲が、一目瞭
然となる。
【0052】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれ
ば、対物光学系によって撮像面上に形成されて一方のモ
ニタ上に表示される像の中から、他方のモニタ上に表示
される観察対象領域を任意にサーチさせることが可能で
あり、かつ、一方のモニタ上に表示されている像内に、
他方のモニタに表示されている観察対象領域の範囲を示
す指標が合成される。従って、観察者は、一方のモニタ
に出力された広角な視野での画像の中において示される
指標を見れば、直ちに、他方のモニタに出力されている
位置及び範囲を確認することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態である内視鏡装置の光
学構成及び内部構成を概略的に示す説明図である。
【図2】 第1実施形態に用いられるペシャンプリズム
の拡大斜視図である。
【図3】 内視鏡装置における画像合成装置の概略構成
を示すブロック図である。
【図4】 画像合成装置により実行される画像合成処理
の内容を示すフローチャートである。
【図5】 第1及び第2のモニタ上に夫々表示される画
像の例である。
【図6】 本発明の第2実施形態である監視カメラの光
学構成及び内部構成を概略的に示す説明図である。
【図7】 第2実施形態に用いられるアッベプリズムの
拡大斜視図である。
【符号の説明】
1 内視鏡装置 2,3 モニタ 10 硬性内視鏡 11 対物レンズ群 12 リレーレンズ 23 第1結像光学系 24 ペシャンプリズム 25 フォーカスレンズ 26 第2結像光学系 27 移動機構 27a XYステージ 28 画像合成装置 28a CPU 28b RAM 28g ROM 29 位置検出器 30,40 CCDカメラ 60 監視カメラ 63 アッベプリズム 65 対物光学系
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G02B 7/10 G02B 7/10 Z 5B057 15/163 15/163 5C054 17/08 17/08 Z 23/24 23/24 B Z 23/26 23/26 C G03B 5/06 G03B 5/06 15/00 15/00 L S G06T 3/00 300 G06T 3/00 300 H04N 7/18 H04N 7/18 K M Fターム(参考) 2H040 BA00 BA03 CA22 CA23 CA24 CA25 CA28 DA02 DA51 GA02 GA10 GA12 2H044 DA02 DB02 2H087 KA10 LA03 LA27 MA12 PA02 PA04 PA06 PA11 PA17 PB02 PB04 PB06 PB11 QA01 QA02 QA07 QA14 QA18 QA21 QA22 QA25 QA34 QA41 QA42 QA46 RA44 SA23 SA27 SA29 SA32 SA63 SA64 SB02 SB12 SB22 SB32 TA01 4C061 FF40 NN01 WW13 5B047 AA17 BB06 BC04 BC16 CA12 5B057 AA07 BA02 BA15 CA12 CA16 CE08 DA04 DB02 5C054 CE08 DA08 EH01 FE17 HA12 HA18

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1撮影光学系と、 前記第1撮影光学系を介して所定範囲の視野の像を撮像
    して第1画像信号を出力する第1撮像デバイスと、 少なくとも一枚のレンズを含み、前記所定範囲の視野中
    の少なくとも一部の像を形成する第2撮影光学系と、 前記第2撮影光学系を介して、前記像を撮像して第2画
    像信号を出力する第2撮像デバイスと、 前記第2撮影光学系中のレンズの光軸と前記第2撮像デ
    バイスとを相対的にシフトさせることによって、前記第
    2撮影光学系を介して前記第2撮像デバイスによって像
    が撮像される範囲を、前記所定範囲の視野内で移動させ
    るシフト装置と、 前記シフト装置によってシフトされた前記レンズの光軸
    と前記第2撮像デバイスとのシフト量に基づいて、前記
    第1画像信号に対して、前記第1撮像デバイスによって
    撮像される像内における前記第2撮像デバイスによって
    撮像される像に相当する範囲を示す指標を表示させるた
    めの画像信号を合成する処理を施す画像合成装置と、 この画像合成装置による処理が施された前記第1画像信
    号に基づいて画像を表示する第1表示装置と、 前記第2画像信号に基づいて画像を表示する第2表示装
    置とを備えたことを特徴とする像サーチ装置。
  2. 【請求項2】前記シフト装置は、前記レンズの光軸に直
    交する面内で移動することによって当該レンズの光軸を
    シフトさせる光軸シフト光学素子と、この光軸シフト光
    学素子を移動させる移動装置とを、有することを特徴と
    する特許請求の範囲第1項記載の像サーチ装置。
  3. 【請求項3】前記光軸シフト光学素子は、少なくとも4
    つの反射面を有する像反転光学系であることを特徴とす
    る特許請求の範囲第2項記載の像サーチ装置。
  4. 【請求項4】前記第1撮影光学系及び前記第2撮影光学
    系は、その光軸が前記シフト装置によって前記第2撮像
    デバイスに対して相対的にシフトされるレンズを含む対
    物光学系と、この対物光学系からの光束を分岐する分岐
    素子とを、共有しており、 前記第2撮影光学系は、前記分岐素子によって分岐され
    た光束の光路における後方に、前記対物光学系によって
    形成された像の少なくとも一部をリレーする再結像光学
    系を有することを特徴とする特許請求の範囲第1項記載
    の像サーチ装置。
  5. 【請求項5】前記再結像光学系は、その光軸方向に移動
    することによって前記再結像光学系自体の倍率を変化さ
    せる変倍レンズを含み、 前記画像合成装置は、前記変倍レンズの位置に基づい
    て、前記第1撮像デバイスによって撮像される像内にお
    ける前記第2撮像デバイスによって撮像される像に相当
    する範囲の大きさを算出して、算出された大きさの範囲
    を示す指標を表示させるための画像信号を生成すること
    を特徴とする特許請求の範囲第4項記載の像サーチ装
    置。
  6. 【請求項6】前記対物光学系は、内視鏡に組み込まれて
    いることを特徴とする特許請求の範囲第4項記載の像サ
    ーチ装置。
  7. 【請求項7】前記対物光学系は、監視カメラに組み込ま
    れていることを特徴とする特許請求の範囲第4項記載の
    像サーチ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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