JP2002208477A - 発光装置 - Google Patents

発光装置

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JP2002208477A
JP2002208477A JP2001345439A JP2001345439A JP2002208477A JP 2002208477 A JP2002208477 A JP 2002208477A JP 2001345439 A JP2001345439 A JP 2001345439A JP 2001345439 A JP2001345439 A JP 2001345439A JP 2002208477 A JP2002208477 A JP 2002208477A
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舜平 山崎
Yasuyuki Arai
康行 荒井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】画素部は熱応力が加えられることになり、画素
部を形成する各層に熱応力が働き、その力が大きいとク
ラック(ひび割れ)が発生するという不良をもたらす。
本発明は、このような応力を緩和することが可能な画素
構造を提供することを目的とする。 【解決手段】アクティブマトリクス駆動方式の発光装置
において、薄膜トランジスタの上層には、窒化珪素また
は酸化窒化珪素から成る第3絶縁層と、前記第3絶縁層
上と炭素を主成分とする第4絶縁層との間に、陽極と、
有機化合物から成る層と、アルカリ金属を含む陰極とを
有する発光素子が形成され、当該発光素子は、絶縁材料
から成る逆テーパー状の隔壁層の間に形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電場を加えること
で発生するルミネッセンス(エレクトロルミネッセン
ス:Electro Luminescence)が得られる発光体及びそれ
を用いた発光装置に関する。特に本発明は、発光体に有
機化合物を用いた発光装置に関する。エレクトロルミネ
ッセンスには蛍光と燐光とが含まれ、本発明はいずれか
一方、またはその両者による光の放出を応用した発光装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶を用いた表示装置は、その代表的な
形態としてバックライトまたはフロントライトが用いら
れ、その光により画像を表示する仕組である。液晶表示
装置は様々な電子装置における画像表示手段として採用
されているが、視野角が狭いといった構造上に欠点を有
している。それに対し、エレクトロルミネセンスが得ら
れる発光体を用いた表示装置は視野角が広く、視認性も
優れることから次世代の表示装置として注目されてい
る。
【0003】発光体に有機化合物を用いた発光素子(以
下、有機発光素子という)の構造は、陰極と陽極との間
に有機化合物で形成される正孔注入層、正孔輸送層、発
光層、電子輸送層、電子注入層などを適宣組み合わせた
構造となっている。ここでは、正孔注入層と正孔輸送層
とを区別して表記しているが、これらは正孔輸送性(正
孔移動度)が特に重要な特性である意味において同じで
ある。便宜上区別するために、正孔注入層は陽極に接す
る側の層であり、発光層に接する側の層は正孔輸送層と
呼んでいる。また、陰極に接する層を電子注入層と呼
び、発光層に接する側の層を電子輸送層と呼んでいる。
発光層は電子輸送層を兼ねる場合もあり、発光性電子輸
送層とも呼ばれる。これらの層を組み合わせて形成され
る発光素子は整流特性を示し、ダイオードと同様な構造
となっている。
【0004】その発光機構は、陰極から注入された電子
と、陽極から注入された正孔が発光体で成る層(発光
層)で再結合して励起子を形成し、その励起子が基底状
態に戻る時に光を放出する現象として考えられている。
励起状態には一重項状態からの発光(蛍光)と三重項状
態からの発光(燐光)とがある。輝度は数千〜数万cd
/m2におよぶことから、原理的に表示装置などへの応
用が可能であると考えられている。しかし、その一方で
種々の劣化現象が存在し、実用化を妨げる問題として残
っている。
【0005】有機化合物から成る発光体、或いは有機発
光素子の劣化の要因として、(1)有機化合物の化学的
な劣化(励起状態を経由)、(2)駆動時の発熱による
有機化合物の溶融、(3)マクロな欠陥に由来する絶縁
破壊(4)電極または電極/有機層界面の劣化、(5)
有機化合物の非晶質構造における不安定性に起因する劣
化、の5種類が考えられている。
【0006】上記(1)〜(3)は有機発光素子を駆動
することにより劣化するものである。発熱は素子内の電
流がジュール熱に変換されることにより必然的に発生す
る。有機化合物の融点またはガラス転移温度が低いと溶
融することが考えられる。また、ピンホールや引っ掻き
傷の存在によりその部分に電界が集中して絶縁破壊が起
こる。(4)と(5)は室温で保存しても劣化が進行す
る。(4)はダークスポットとして知られ、陰極の酸化
や水分との反応が原因である。(5)は有機発光素子に
用いる有機化合物はいずれも非晶質材料であり、長期保
存や経時変化、発熱により結晶化し、非晶質構造を安定
に保存できるものは殆どないと考えられている。
【0007】ダークスポットは封止技術の向上によりか
なり抑制されてきたが、実際の劣化は上記の要因が複合
して発生するものであり、統一的に理解するのは困難な
状況にある。典型的な封止技術は、基板上に形成された
有機発光素子を封止材で密閉し、その空間に乾燥剤を設
ける方法として知られている。しかし、定電圧を持続的
に印加すると有機発光素子に流れる電流の低下と共に発
光輝度が低下する現象は、有機化合物の物性に由来する
ものであると考えられている。
【0008】有機発光素子を形成するための有機化合物
は、低分子系有機化合物と高分子系有機化合物の両者が
知られている。低分子系有機化合物の一例は、正孔注入
層として銅フタロシアニン(CuPc)芳香族アミン系
材料であるα−NPD(4,4'-ビス-[N-(ナフチル)-N-フ
ェニル-アミノ]ビフェニル)やMTDATA(4,4',4"-
トリス(N-3-メチルフェニル-N-フェニル-アミノ)トリフ
ェニルアミン)、発光層としてトリス−8−キノリノラ
トアルミニウム錯体(Alq3)などが知られている。
高分子有機発光材料では、ポリアニリンやポリチオフェ
ン誘導体(PEDOT)などが知られている。
【0009】材料の多様性という観点からは、蒸着法で
作製される低分子系有機化合物は高分子系有機系材料と
比較して格段の多様性があるとされている。しかし、い
ずれにしても純粋に基本構成単位のみからできている有
機化合物は希であり、異種の結合、不純物が製造過程で
混入し、また顔料など種々の添加剤が加えられているこ
ともある。また、これらの材料の中には水分により劣化
する材料、酸化されやすい材料などが含まれている。水
分や酸素などは大気中から容易に混入可能であり取り扱
いには注意を要している。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】有機化合物が光劣化を
受けると、化学結合は二重結合、酸素を含んだ構造(−
OH、−OOH、>C=O、−COOHなど)に変化す
ることが知られている。従って、酸素を含む雰囲気中に
有機化合物を置いた場合、または有機合物中に酸素やH
2Oを不純物として含む場合には、結合状態が変化して
劣化が促進すると考えられる。
【0011】半導体技術の分野では、ダイオードに見ら
れるように半導体接合を有する半導体素子において、酸
素を起因とする不純物は禁制帯中に局在準位を形成し、
接合リークやキャリアのライフタイムを低下させる要因
となり、半導体素子の特性を著しく低下させることが知
られている。
【0012】酸素分子は、分子軌道の最高被占有準位
(HOMO)が縮重しているので、基底状態で三重項状
態の特異な分子である。通常、三重項から一重項の励起
過程は禁制遷移(スピン禁制)となるため起こりにく
く、そのため一重項状態の酸素分子は発生しない。しか
しながら、酸素分子の周囲に一重項状態よりも高いエネ
ルギー状態の三重項状励起状態の分子(3M*)が存在す
ると、以下のようなエネルギー移動が起こることによ
り、一重項状態の酸素分子が発生する反応を導くことが
できる。
【0013】
【式1】
【0014】有機発光素子の発光層における分子の励起
状態の内75%は三重項状態であると言われている。従
って、有機発光素子内に酸素分子が混入している場合、
式1のエネルギー移動により一重項状態の酸素分子が発
生し得る。一重項励起状態の酸素分子はイオン的(電荷
に偏りがある)性質を有するため、有機化合物に生じて
いる電荷の偏りと反応する可能性が考えられる。
【0015】例えば、バソキュプロイン(以下、BCP
と記している)においてメチル基は電子供与性であるた
め共役環に直接結合している炭素は正に帯電する。下記
化1で示すようにイオン的性質を有する一重項酸素が正
に帯電する酸素分子があると反応して、下記化2で示す
ようにカルボン酸と水素ができる可能性がある。その結
果、電子輸送性が低下することが予想される。
【0016】
【化1】
【0017】
【化2】
【0018】本発明者はこのような考察を基にして、有
機発光素子及びそれを用いた有機発光装置において、有
機化合物中に含まれる酸素やH2Oなどの不純物が輝度
の低下等、種々の劣化を起こす不純物であることを見出
した。
【0019】陰極と陽極との間に有機化合物から成る層
を有する有機発光素子、及び当該有機発光素子を用いて
構成される発光装置においては、輝度の低下、ダークス
ポットなどの電極材料の劣化をもたらす酸素濃度を低減
することが必要となる。
【0020】有機発光素子を用いた好適な応用例は、当
該有機発光素子で画素部を形成したアクティブマトリク
ス駆動方式の発光装置である。各画素には能動素子とし
て薄膜トランジスタ(以下、TFTと記す)が設けられ
ている。しかし、半導体膜を用いて形成されるTFTは
アルカリ金属の汚染によりしきい値電圧などの特性値が
変動することが知られている。本発明は、陰極に仕事関
数の小さなアルカリ金属を用いる有機発光素子とTFT
とを組み合わせて画素部を形成するための適した構造が
要求される。
【0021】有機発光素子とTFTを組み合わせて画素
部を形成するアクティブマトリクス駆動方式の発光装置
は、珪素を主成分とする半導体材料、珪素を成分とする
無機絶縁材料又は有機絶縁材料を適宣組み合わせて構成
している。有機発光素子の外部量子効率は依然50%に
満たないので、注入されたキャリアの多くは熱に変換
し、発光素子を加熱する。その結果、発光素子には熱応
力が加わり、画素を形成する各層に熱応力が働き、その
力が大きいとクラック(ひび割れ)が発生するという不
良が発生する。
【0022】上記問題点を鑑み、本発明は、発光装置に
おける化学的及び物理的な要因による劣化を防ぎ、信頼
性の向上を図ることを目的とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】本発明は発光装置の劣化
を防止するために、有機発光素子を形成する有機化合物
中に含まれる酸素、H2Oなどの酸素を含む不純物を低
減することを特徴としている。勿論、酸素、水素などは
有機化合物の構成元素として含まれているが、本発明に
おいて有機化合物に対する不純物とは、本来の分子構造
に含まれない外因性の不純物をいう。こうした不純物は
原子状、分子状、遊離基、オリゴマーとして有機化合物
中に存在していると考えられる。
【0024】さらに、本発明は、アクティブマトリクス
駆動をする発光装置において、ナトリウム、カリウムな
どのアルカリ金属がTFTを汚染してしきい値電圧の変
動などを防ぐための構造を設ける。
【0025】本発明はかかる不純物を除去し、正孔注入
層、正孔輸送層、発光層、電子輸送層、電子注入層など
有機発光素子を形成するために用いられる有機化合物か
から成る層に含まれる当該不純物濃度を、その平均濃度
において5×1019/cm3以下、好ましくは1×10
19/cm3以下に低減する。特に、発光層及びその近傍
の酸素濃度を低減することが要求される。
【0026】有機発光素子が1000Cd/cm2の輝
度で発光するとき、それを光子に換算すると1016個/
sec・cm2の放出量に相当する。有機発光素子の量
子効率を1%と仮定すると、必要な電流密度は100m
A/cm2が要求される。非晶質半導体を用いた太陽電
池やフォトダイオードなど半導体素子を基にした経験則
に従えば、この程度の電流が流れる素子において良好な
特性を得るためには、欠陥準位密度を1016個/cm3
以下にする必要がある。その値を実現するたには、欠陥
準位を形成する悪性の不純物元素の濃度を上記の様に5
×1019/cm3以下、好ましくは1×1019/cm3
下に低減する必要がある。
【0027】有機発光素子を形成する有機化合物の不純
物を低減するために、それを形成するための製造装置は
以下の構成を備える。
【0028】低分子系有機化合物からなる層を形成する
ための蒸着装置では、反応室内部の壁面を電解研磨によ
り鏡面化し、ガスの放出量を低減する。反応室の材質は
ステンレス鋼またはアルミニウムを用いる。内壁からの
ガス放出を防ぐという目的においては反応室の外側には
ヒーターを設けてベーキング処理を行う。ベーキング処
理によりガス放出はかなり低減できるが、蒸着時には逆
に冷媒で冷却することが好ましい。排気系はターボ分子
ポンプとドライポンプを用い、排気系からの油蒸気の逆
拡散を防止する。また、残留するH2Oを除去するため
にクライオポンプを併設しても良い。
【0029】蒸発源は抵抗加熱型を基本とするが、クヌ
ーセンセルを用いても良い。蒸着用材料は反応室に付随
するロードロック式の交換室から搬入する。こうして、
蒸着用材料の装着時に反応室の大気開放を極力さける。
蒸発源は有機物材料が主であるが、蒸着前に反応室内部
で昇華精製を行う。その他にも、帯域精製法(ゾーンリ
ファイニング)を適用しても良い。
【0030】反応室に導入する基板の前処理は、加熱に
よるガス放出処理やアルゴンを用いたプラズマ処理を行
い、基板から放出される不純物を極力低減する。アクテ
ィブマトリクス駆動する発光装置では、有機発光素子を
形成する基板には予めTFTが形成されている。当該基
板の構成要素として、有機樹脂材料を用いた絶縁層など
が適宣用いられている場合には、その部材からのガス放
出を低減させておく必要がある。また、反応室に導入す
る窒素ガスやアルゴンガスは供給口で精製する。
【0031】一方、高分子系有機化合物から成る層を形
成する場合には、重合度の制御を完全に行うことができ
ないので分子量に幅が生じてしまい融点が一義的に決ま
らない場合がある。その場合には透析法や高速液体クロ
マトグラフィ法が適している。特に透析法ではイオン性
不純物を効率良く取り除くには電気透析法が適してい
る。
【0032】こうして形成される有機発光素子で画素部
を形成し、当該画素の各画素を能動素子により制御する
アクティブマトリクス駆動方式では、その構造の一形態
として、基板上に半導体膜、ゲート絶縁膜、ゲート電極
を有するTFTが形成され、その上層に有機発光素子が
形成されている。用いる基板の代表例はガラス基板であ
り、バリウムホウケイ酸ガラスやアルミノホウケイ酸ガ
ラスには微量のアルカリ金属が含まれている。半導体膜
は下層側のガラス基板と上層側の有機発光素子からのア
ルカリ金属による汚染を防止するために、窒化珪素、酸
化窒化珪素で被覆する。
【0033】一方、平坦化した表面に形成することが望
ましい有機発光素子は、ポリイミドやアクリルなど有機
樹脂材料から成る平坦化膜上に形成する。しかし、この
ような有機樹脂材料は吸湿性がある。酸素やH2Oで劣
化する有機発光素子はガスバリア性のある窒化珪素、酸
化窒化珪素、ダイアモンドライクカーボン(DLC)で
被覆する。
【0034】図12は本発明のアクティブマトリクス駆
動方式の発光装置における概念を説明する図である。発
光装置1200の構成要素として、TFT1201と有
機発光素子1202が同一の基板に形成されている。T
FT1201の構成要素は半導体膜、ゲート絶縁膜、ゲ
ート電極などであり、含まれる元素として珪素、水素、
酸素、窒素、その他ゲート電極を形成する金属などがあ
る。一方有機発光素子1202は有機化合物材料の主た
る構成要素の炭素の他に、リチウムなどのアルカリ金属
が元素として含まれている。
【0035】TFT1201の下層側(ガラス基板12
03側)には、ブロッキング層として窒化珪素または酸
化窒化珪素1205が形成されている。その反対の上層
側には保護膜として酸化窒化珪素1206が形成されて
いる。一方、有機発光素子1202の下層側には保護膜
として窒化珪素または酸化窒化珪素1207が形成され
ている。この保護膜としては、その他に酸化アルミニウ
ム、窒化アルミニウム、酸化窒化アルミニウムなどを適
用することもできる。特に適した保護膜は、スパッタリ
ング法で作製される窒化珪素膜である。上層側には保護
膜としてDLC膜1208が形成される。
【0036】そして、TFTと有機発光素子の間には有
機樹脂層間絶縁膜1204が形成され、一体化されてい
る。TFT1201が最も嫌うナトリウムなどのアルカ
リ金属は、窒化珪素または酸化窒化珪素1205または
酸化窒化珪素1206でブロッキングしている。一方、
有機発光素子1202は酸素やH2Oを最も嫌うため、
それをブロッキングするために窒化珪素または酸化窒化
珪素1207及びDLC膜1208が形成されている。
また、これらは有機発光素子1202が有するアルカリ
金属元素を外に出さないための機能も有している。
【0037】このようにTFTと有機発光素子を組み合
わせて構成される発光装置は、不純物汚染に対する相反
する性質を満足させるために、酸素、H2Oに対するブ
ロッキング性を有する絶縁膜を巧みに組み合わせて形成
する。
【0038】上記構成要素を基本として、陽極と有機化
合物層とアルカリ金属を含む陰極とを有する発光素子は
絶縁材料から成る隔壁層の間に形成する。隔壁層の形態
は、上部が基板と平行な方向に突出する形状(いわゆ
る、オーバーハング形状)とし、有機発光素子の有機化
合物層と陰極層が接しない構造とする。
【0039】発光素子を形成する有機化合物材料の精製
及び成膜時の不純物混入を防ぎ、有機化合物層を高純度
化することにより、輝度の低下や陰極層の劣化を防止す
ることができる。また、発光素子とTFTとの間に窒化
珪素、酸化窒化珪素まどから成る無機絶縁層を設けるこ
とにより、陰極層を形成するアルカリ金属元素が、TF
Tを構成する半導体膜へ拡散するのを防ぐことができ
る。発光素子においては、隔壁層をオーバーハング形状
とし、有機発光素子の有機化合物層と陰極層が接しない
構造とすることにより、熱応力で発光装置を構成する各
層に当該応力が働き、クラックなどの物理的損傷が発生
することを防止することができる。そして、このような
作用により、発光装置の信頼性を向上させることができ
る。
【0040】尚、本明細書において発光装置とは、上記
発光体を用いた装置全般を指して言う。また、陽極と陰
極の間に前記発光体を含む層を有する素子(以下、発光
素子と呼ぶ)にTAB(Tape Automated Bonding)テー
プ若しくはTCP(Tape Carrier Package)が取り付け
られたモジュール、TABテープやTCPの先にプリン
ト配線基板が設けられたモジュール、または、発光素子
が形成されている基板にCOG(Chip On Glass)方式
によりICが実装されたモジュールも全て発光装置の範
疇に含むものとする。
【0041】また、本明細書でいう不純物元素としての
酸素濃度は、二次イオン質量分析法(SIMS)で測定
される最低濃度を指していう。
【0042】
【発明の実施の形態】[実施の形態1]有機化合物に含ま
れる酸素、H2Oなどの不純物濃度を低減することが可
能な有機発光素子製造装置の一例について図1を用いて
説明する。図1は、有機化合物から成る層や陰極の形成
及び封止を行う装置を示している。搬送室101は、ロ
ード室104、前処理室105、中間室106、成膜室
107〜109とゲート100a〜100fを介して連
結されている。前処理室105は被処理基板のガス放出
処理及び、表面改質を目的として設けられ、真空中での
加熱処理や不活性ガスを用いたプラズマ処理が可能とな
っている。
【0043】成膜室107、108は蒸着法により主に
低分子の有機化合物からなる被膜を形成するための処理
室であり、成膜室109はアルカリ金属を含む陰極を蒸
着法により成膜するための処理室となっている。成膜室
107〜109には蒸発源に蒸着用材料を装填する材料
交換室112〜114がゲート100h〜100jを介
して接続されている。材料交換室112〜114は、成
膜室107〜109を大気開放することなく蒸着用材料
を充填するために用いる。
【0044】最初、被膜を堆積する基板103はロード
室104に装着され、搬送室101にある搬送機構
(A)102により前処理室や各反応室に移動する。ロ
ード室104、搬送室101、前処理室105、中間室
106、成膜室107〜109、材料交換室112〜1
14は排気手段により減圧状態に保たれている。排気手
段は大気圧から1Pa程度をオイルフリーのドライポン
プで真空排気し、それ以上の圧力は磁気浮上型のターボ
分子ポンプまたは複合分子ポンプにより真空排気する。
反応室にはH2Oを除去するためにクライオポンプを併
設しても良い。こうして排気手段からの油蒸気の逆拡散
を防止する。
【0045】これら真空排気される部屋の内壁面は、電
解研磨により鏡面処理し、表面積を減らしてガス放出を
防いでいる。材質はステンレス鋼またはアルミニウムを
用いる。内壁からのガス放出を低減するという目的にお
いては反応室の外側にはヒーターを設けてベーキング処
理を行うことが望ましい。ベーキング処理によりガス放
出はかなり低減できる。さらにガス放出による不純物汚
染を防止するには、蒸着時に冷媒を用いて冷却すると良
い。こうして、1×10-6Paまでの真空度を実現す
る。
【0046】中間室106はスピナー111が備えられ
た塗布室110とゲート110gを介して接続されてい
る。塗布室110では主に高分子材料から成る有機化合
物の被膜をスピンコート法で形成するための処理室であ
り大気圧でこの処理は行われる。そのため、基板の搬出
と搬入は中間室106を介して行い、基板が移動する側
の部屋と同じ圧力に調節することにより行う。塗布室に
供給する高分子系有機材料は、透析法、電気透析法、高
速液体クロマトグラフで精製して供給する。精製は供給
口で行う。
【0047】反応室に導入する基板の前処理は、前処理
室105において加熱によるガス放出処理とアルゴンプ
ラズマによる表面処理を行い、基板から放出される不純
物を極力低減する。特に基板に有機樹脂材料から成る層
間絶縁膜または、パターンが形成されている場合には、
当該有機樹脂材料が吸蔵しているH2Oなどが、減圧下
で放出されるため、反応室内部を汚染してしまう。その
ために、前処理室105で基板を加熱してガス放出処理
を行い、或いはプラズマ処理を行い表面を緻密化するこ
とでガス放出量を低減させる。ここで、反応室に導入す
る窒素ガスやアルゴンガスは、ゲッター材を用いた精製
手段で精製する。
【0048】蒸着法は抵抗加熱型であるが、高精度に温
度制御し、蒸発量を制御するためにクヌーセンセルを用
いても良い。蒸着用材料は反応室に付随する専用の材料
交換室から導入する。こうして、反応室の大気開放を極
力さける。成膜室を大気開放することにより、内壁には
2Oをはじめ様々なガスが吸着し、これが真空排気を
することにより再度放出される。吸着したガスの放出が
収まり真空度が平衡値に安定するまでの時間は、数十〜
数百時間を要する。そのために成膜室の壁をベーキング
処理してその時間を短縮させている。しかし、繰り返し
大気開放することは効率的な手法ではないので、図1に
示すように専用の材料交換室を設けることが望ましい。
蒸発源は有機物材料が主であるが、蒸着前に反応室内部
で昇華精製を行う。また、ゾーン精製法を適用しても良
い。
【0049】一方、ロード室104で区切られた封止室
115は、陰極の形成まで終了した基板を大気に曝すこ
となく封止材で封止するための加工を行う。封止材は紫
外線硬化樹脂で固定する場合には、紫外線照射機構11
6を用いる。受渡室117には搬送機構(B)118が
設けられ、封止室115で封止まで終了した基板を保存
しておく。
【0050】図2は搬送室101、前処理室105、成
膜室107の詳細な構成を説明する図である。搬送室1
01には搬送手段102と、排気手段として複合分子ポ
ンプ207aとドライポンプ208aが設けられてい
る。前処理室105と成膜室107はそれぞれゲート1
00b、100dで連結されている。前処理室105に
は、高周波電源216が接続された高周波電極201が
設けられ、基板103は基板加熱手段104a、104
bが備えられた対向電極に保持される。基板103に吸
着した水分などの不純物は、基板兼加熱手段により50
〜120℃程度に真空中で加熱することにより脱離させ
ることができる。前処理室105に接続するガス導入手
段はシリンダー216a、流量調節器216b、ゲッタ
ー材などによる精製器203から成っている。
【0051】プラズマによる表面処理はヘリウム、アル
ゴン、クリプトン、ネオンなどの不活性ガス、または不
活性ガスと水素を混合したガスを精製器203により精
製し、高周波電力を印加してプラズマ化した雰囲気中に
基板を曝すことにより行う。用いるガスの純度はC
4、CO、CO2、H2O、O2の濃度のそれぞれが2p
pm以下、好ましくは1ppm以下とすることが望まし
い。
【0052】排気手段は、磁気浮上型の複合分子ポンプ
207bとドライポンプ208bにより行う。表面処理
時における前処理室105内の圧力制御は排気手段に備
えられた制御弁により排気速度をコントロールして行
う。
【0053】成膜室107は蒸発源211、吸着板21
2、シャッター218、シャドーマスク217が備えら
れている。基板103はシャドーマスク217上に備え
られている。シャッター218は開閉式に、蒸着時に開
く。蒸発源211及び吸着板212は温度が制御される
ものであり、加熱手段213c、213dとそれぞれ接
続している。排気系はターボ分子ポンプ207cとドラ
イポンプ208cであり、さらにクライオポンプ209
を加えて、成膜室内の残留水分を除去することを可能と
している。反応室は加熱手段215a、215bにより
ベーキング処理を行い成膜室の内壁からのガス放出量を
低減することが可能となっている。ベーキング処理は5
0〜120℃程度に反応室を加熱しながらタープ分子ポ
ンプまたはクライオポンプが接続された排気系で真空排
気をする。その後、反応室を室温または、冷媒により液
体窒素温度程度にまで冷却することにより1×10-6
a程度まで真空排気することを可能としている。
【0054】ゲート100hで区切られた材料交換室1
12には蒸発源210、211が備えられて、加熱手段
213a、213bにより温度が制御される仕組みとな
っている。排気系には、ターボ分子ポンプ207dとド
ライポンプ208dを用いる。蒸発源211は材料交換
室112と成膜室107との間を移動可能であり、供給
する蒸着用材料の精製を行う手段として用いる。
【0055】蒸着用材料の精製方法に限定はないが、成
膜装置内においてその場で行うには昇華精製法を採用す
ることが好ましい。勿論、その他にもゾーン精製法を行
っても良い。図3と図4は図2で説明する成膜装置内で
昇華精製を行う方法を説明する図である。
【0056】有機発光素子を形成するための有機化合物
は酸素やH2Oによって劣化しやすいものが多い。特に
低分子系有機化合物はその傾向が強い。従って、当初十
分に精製され高純度化されているとしても、その後の取
り扱いにより容易に酸素やH2Oを取り込んでしまう可
能性がある。前述の如く、有機化合物に取り込まれた酸
素は、分子の結合状態を変化させてしまう悪性の不純物
と考えられる。それが有機発光素子の経時変化をもたら
し特性を劣化させる原因となる。
【0057】図3は有機化合物材料の昇華精製の概念を
説明する図である。本来目的とする有機化合物をM2と
し、ある一定圧力下での蒸気圧は温度T1とT2の間に
あるものとする。T1以下の蒸気圧を有するものはM1
とし、H2Oなどの不純物がそれに該当する。また、T
2以上に高い蒸気圧を有するM3は、遷移金属、有機金
属などの不純物がそれに該当する。
【0058】このように、蒸気圧の異なるM1、M2、
M3を含む材料を図4(A)に示すように、第1蒸発源
210に入れT2よりも低い温度で加熱する。第1蒸発
源から昇華する材料はM1とM2であり、この時その上
方に第2蒸発源211を設けておきT1よりも低い温度
に保持しておくと、そこに吸着させることができる。次
に、図4(B)に示すように第2蒸発源211をT1の
温度に加熱するとM1が昇華し、吸着板212に吸着す
る。第2蒸発源211にはM1とM3が除去され、M2
が残る。その後、図4(C)に示すように第2蒸発源2
11をT2程度の温度に加熱して基板上に有機化合物の
層を形成する。
【0059】図4で示す昇華精製の工程は、図2で説明
した成膜装置の材料交換室112と成膜室107内で行
うことができる。成膜室内の清浄度は、内壁の鏡面仕上
げやターボ分子ポンプやクライオポンプで排気すること
により高められているので、基板上に蒸着された有機化
合物中の酸素濃度は5×1019/cm3以下、好適には
1×1019/cm3以下に低減させることができる。
【0060】[実施の形態2]実施の形態1において示す
成膜装置を用いて作製される有機発光素子は、その構造
に限定される事項はない。有機発光素子は透光性の導電
膜から成る陽極と、アルカリ金属を含む陰極と、その間
に有機化合物から成る層をもって形成される。有機化合
物から成る層は一層または複数の層から成っている。各
層はその目的と機能により、正孔注入層、正孔輸送層、
発光層、電子輸送層、電子注入層などと区別して呼ばれ
ている。これらは、低分子系有機化合物材料または、高
分子系有機化合物材料のいずれか、或いは、両者を適宣
組み合わせて形成することが可能である。
【0061】正孔注入層や正孔輸送層は、正孔の輸送特
性に優れる有機化合物材料が選択され、代表的にはフタ
ロシアニン系や芳香族アミン系の材料が採用される。ま
た、電子注入層には電子輸送性の優れる金属錯体などが
用いられている。
【0062】図5に有機発光素子の構造の一例を示す。
図5(A)は低分子有機化合物による有機発光素子の一
例であり、酸化インジウム・スズ(ITO)で形成され
る陽極300、銅フタロシアニン(CuPc)で形成さ
れる正孔注入層301、芳香族アミン系材料であるMT
DATA及びα−NPDで形成される正孔輸送層30
2、303、トリス−8−キノリノラトアルミニウム錯
体(Alq3)で形成される電子注入層兼発光層30
4、イッテルビウム(Yb)から成る陰極305が積層
されている。Alq3は一重項励起状態からの発光(蛍
光)を可能としている。
【0063】輝度を高めるには三重項励起状態からの発
光(燐光)を利用することが好ましい。図5(B)にそ
のような素子構造の一例を示す。ITOで形成される陽
極310、フタロシアニン系材料であるCuPcで形成
される正孔注入層311、芳香族アミン系材料であるα
−NPDで形成される正孔輸送層312上にカルバゾー
ル系のCBP+Ir(ppy)3を用いて発光層313
を形成している。さらにバソキュプロイン(BCP)を用
いて正孔ブロック層314を形成し、Alq3による電
子注入層315が形成された構造を有している。
【0064】上記二つの構造は低分子系有機化合物を用
いた例であるが、高分子系有機化合物と低分子系有機化
合物を組み合わせた有機発光素子を実現することができ
る。図5(C)はその一例であり、高分子系有機化合物
のポリチオフェン誘導体(PEDOT)により正孔注入層
321を形成し、α−NPDによる正孔輸送層322、
CBP+Ir(ppy)3による発光層323、BCP
による正孔ブロック層324、Alq3による電子注入
層325が形成されている。正孔注入層をPEDOTに
変えることにより、正孔注入特性が改善され、発光効率
を向上させることができる。
【0065】発光層としてカルバゾール系のCBP+I
r(ppy)3は三重項励起状態からの発光(燐光)を
得ることができる有機化合物である。トリプレット化合
物は、としては以下の論文に記載の有機化合物が代表的
な材料として挙げられる。(1)T.Tsutsui, C.Adachi,
S.Saito, Photochemical Processes in Organized Mol
ecular Systems, ed.K.Honda, (Elsevier Sci.Pub., To
kyo,1991) p.437.(2)M.A.Baldo, D.F.O'Brien, Y.Yo
u, A.Shoustikov, S.Sibley, M.E.Thompson, S.R.Forre
st, Nature 395 (1998) p.151.この論文には次の式で示
される有機化合物が開示されている。(3)M.A.Baldo,
S.Lamansky, P.E.Burrrows, M.E.Thompson, S.R.Forre
st, Appl.Phys.Lett.,75 (1999) p.4.(4)T.Tsutsui,
M.-J.Yang, M.Yahiro, K.Nakamura, T.Watanabe, T.ts
uji, Y.Fukuda, T.Wakimoto, S.Mayaguchi, Jpn.Appl.P
hys., 38 (12B) (1999) L1502.
【0066】また、上記論文に記載された発光性材料だ
けでなく、次の分子式で表される発光性材料(具体的に
は金属錯体もしくは有機化合物)を用いることが可能で
あると考えている。
【0067】
【化3】
【0068】
【化4】
【0069】上記分子式において、Mは周期表の8〜1
0族に属する元素、Etはエチル基である。上記論文で
は、白金、イリジウムが用いられている。また、本発明
者はニッケル、コバルトもしくはパラジウムは、白金や
イリジウムに比べて安価であるため、表示装置の製造コ
ストを低減する上で好ましいと考えている。特に、ニッ
ケルは錯体を形成しやすいため生産性も高く好ましいと
考えられる。いずれにしても、三重項励起状態かからの
発光(燐光)は、一重項励起状態からの発光(蛍光)よ
りも発光効率が高く、同じ発光輝度を得るにも動作電圧
(有機発光素子を発光させるに要する電圧)を低くする
ことが可能である。
【0070】フタロシアニン系のCuPc、芳香族アミ
ン系のα−NPD、MTDATA、カルバゾール系のC
BPなどはいずれも分子に酸素が含まれない有機化合物
である。このような有機化合物中に酸素またはH2Oが
混入することにより、化1と化2を用いて説明したよう
な結合状態の変化が起こり、正孔輸送特性や発光特性を
劣化させる。このような有機化合物の層の形成におい
て、実施の形態1において図1〜3を用いて説明した成
膜装置及び成膜方法を採用する。そのことにより、発光
素子中の酸素濃度を1×1019/cm3以下、或いは、
フタロシアニン系または芳香族アミン系の正孔注入層ま
たは正孔輸送層、カルバゾール系発光層を有する有機発
光素子において、正孔注入層または正孔輸送層及びその
近傍の酸素濃度を1×1019/cm3以下にすることが
できる。
【0071】[実施の形態3]図6はアクティブマトリク
ス駆動方式の発光装置の構造を示す一例である。TFT
は画素部とその周辺に各種の機能回路に設けられる。T
FTはチャネル形成領域を形成する半導体膜の材質は、
非晶質珪素または多結晶珪素が選択可能であるが、本発
明はどちらを採用しても構わない。
【0072】基板601はガラス基板または有機樹脂基
板を採用する。有機樹脂材料はガラス材料と比較して軽
量であり、発光装置自体の軽量化に有効に作用する。発
光装置を作製する上で適用できるものとしては、ポリイ
ミド、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエ
チレンナフタレート(PEN)、ポリエーテルサルフォ
ン(PES)、アラミドなどの有機樹脂材料を用いるこ
とができる。ガラス基板は無アルカリガラスと呼ばれ
る、バリウムホウケイ酸ガラスやアルミノホウケイ酸ガ
ラスを用いることが望ましい。ガラス基板の厚さは0.
5〜1.1mmのものが採用されるが、軽量化を目的と
すると厚さは薄くする必要がある。また、さらに軽量化
を図るには比重が2.37g/ccと小さいものを採用
することが望ましい。
【0073】図6では駆動回路部650にnチャネル型
TFT652とpチャネル型TFT653が形成され、
画素部651にはスイッチング用TFT654、電流制
御用TFT655が形成されている様子を示している。
これらのTFTは、窒化珪素または酸化窒化珪素(Si
xyで表される)から成る第1絶縁層602上に半導
体膜603〜606、ゲート絶縁膜607、ゲート電極
608〜611などを用いて形成している。
【0074】ゲート電極の上層には、窒化珪素、酸化窒
化珪素からなる第2絶縁層618が形成され、保護膜と
して用いている。さらに平坦化膜として、ポリイミドま
たはアクリルなど有機樹脂材料から成る第1層間絶縁膜
619を形成している。
【0075】駆動回路部650の回路構成は、ゲート信
号側駆動回路とデータ信号側駆動回路とで異なるがここ
では省略する。nチャネル型TFT652及びpチャネ
ル型TFT653には配線612、613が接続し、こ
れらのTFTを用いてシフトレジスタやラッチ回路、バ
ッファ回路などを形成している。
【0076】画素部651では、データ配線614がス
イッチング用TFT654のソース側に接続し、ドレイ
ン側の配線615は電流制御用TFT655のゲート電
極611と接続している。また、電流制御用TFT65
5のソース側は電源供給配線617と接続し、ドレイン
側の電極616が発光素子の陽極と接続している。
【0077】これらの配線上には窒化珪素などの有機絶
縁材料から成る第2の層間絶縁膜627を形成してい
る。有機樹脂材料は吸湿性があり、H2Oを吸蔵する性
質を持っている。そのH2Oが再放出されると有機化合
物に酸素を供給し、有機発光素子を劣化させる原因とな
るので、H2Oの吸蔵及び再放出を防ぐために、第2の
層間絶縁膜627の上に窒化珪素または酸化窒化珪素か
ら成る第3絶縁膜620を形成する。或いは、第2の層
間絶縁膜627を省略して、第3絶縁膜620の一層の
みでこの層を形成することも可能である。
【0078】また、第3絶縁膜620は、酸化アルミニ
ウム、窒化アルミニウム、酸化窒化アルミニウムなどを
適用することもできる。これらは、酸化アルミニウム又
は窒化アルミニウムをターゲットとしたスパッタリング
法により被膜を形成することができる。
【0079】有機発光素子656は第3絶縁膜620上
に形成し、ITO(酸化インジウム・スズ)などの透明
導電性材料で形成する陽極621、正孔注入層、正孔輸
送層、発光層などを有する有機化合物層623、MgA
gやLiFなどのアルカリ金属またはアルカリ土類金属
などの材料を用いて形成する陰極624とから成ってい
る。有機化合物層623の詳細な構造は任意なものとす
るが、その一例は実施の形態2において図5で示されて
いる。
【0080】有機化合物層623や陰極624はウエッ
ト処理(薬液によるエッチングや水洗などの処理)を行
うことができないので、陽極621に合わせて、有機絶
縁膜619上に感光性樹脂材料で形成される隔壁層62
2を設ける。隔壁層622は陽極621の端部を被覆す
るように形成する。具体的には、隔壁層622はネガ型
のレジストを塗布し、ベーク後に1〜2μm程度の厚さ
となるように形成する。その後、所定のパターンを設け
たフォトマスクを用い紫外線を照射して露光する。透過
率の悪いネガ型のレジスト材料を用いると、膜の厚さ方
向で感光される割合が変化し、これを現像すると図6で
示すようにパターンの端部を逆テーパー型の形状とする
ことができる。勿論、このような隔壁層は、感光性のポ
リイミドなどを用いて形成することも可能である。
【0081】図8は有機発光素子を形成する部分の詳細
図を示している。隔壁層622の端部を逆テーパー型に
形成した後、蒸着法を用いて有機化合物層623と陰極
層624を形成すると、陽極621と接する隔壁層62
2の底部に回り込ませることなく形成することができ
る。蒸着法では蒸発源からの蒸発材料が指向性をもって
基板に付着するので、逆テーパー型の形状を有する隔壁
層622の頂部と底部の段差により、陽極621上に図
8で示す状態で有機化合物層と陰極層を形成することが
できる。
【0082】また、図9は画素部の構造を説明する上面
図であり、G−G'線の断面構造が図8に対応してい
る。陽極621は各画素に設けられたTFTに対応し
て、個別に分離して形成している。隔壁層622は陽極
621の端部を覆うように、かつ複数の画素に渡ってス
トライプ状に形成している。点線で囲んだ領域690の
内側に有機化合物層を蒸着により形成する。有機化合物
層は逆テーパー型の隔壁層622により図8で示すよう
に形成される。陰極624も同様に形成されるが、隔壁
層622が形成される外側の領域、即ち画素部の外側で
連結されるように形成する。
【0083】陰極624は、仕事関数の小さいマグネシ
ウム(Mg)、リチウム(Li)若しくはカルシウム
(Ca)を含む材料を用いる。好ましくはMgAg(M
gとAgをMg:Ag=10:1で混合した材料)でな
る電極を用いれば良い。他にもMgAgAl、LiA
l、LiFAl、マグネシウム、マグネシウム合金又は
マグネシウム化合物を適用することもできる。さらにそ
の上層には、窒化珪素または、DLC膜で第4絶縁膜6
25を2〜30nm、好ましくは5〜10nmの厚さで
形成する。DLC膜はプラズマCVD法で形成可能であ
り、100℃以下の温度で形成しても、被覆性良く隔壁
層622の端部を覆って形成することができる。DLC
膜の内部応力は、酸素や窒素を微量に混入させることで
緩和することが可能であり、保護膜として用いることが
可能である。そして、DLC膜は酸素をはじめ、CO、
CO2、H2Oなどのガスバリア性が高いことが知られて
いる。第4絶縁膜625は、陰極624を形成した後、
大気解放しないで連続的に形成することが望ましい。陰
極624と有機化合物層623との界面状態は有機発光
素子の発光効率に大きく影響するからである。
【0084】このように、隔壁層622に接することな
く有機化合物層623、陰極層624を形成し有機発光
素子を形成することで熱応力によるクラックの発生を防
ぐことが可能となる。また、有機発光素子は酸素やH2
Oを最も嫌うため、それをブロッキングするために窒化
珪素または酸化窒化珪素及びDLC膜625が形成され
ている。また、これらは有機発光素子が有するアルカリ
金属元素を外に出さないための機能も有している。
【0085】図6ではスイッチング用TFT654をマ
ルチゲート構造とし、電流制御用TFT655にはゲー
ト電極とオーバーラップする低濃度ドレイン(LDD)
を設けている。多結晶珪素を用いたTFTは、高い動作
速度を示すが故にホットキャリア注入などの劣化も起こ
りやすい。そのため、図6のように、画素内において機
能に応じて構造の異なるTFT(オフ電流の十分に低い
スイッチング用TFTと、ホットキャリア注入に強い電
流制御用TFT)を形成することは、高い信頼性を有
し、且つ、良好な画像表示が可能な(動作性能の高い)
表示装置を作製する上で非常に有効である。
【0086】図6で示すように、TFT654、655
を形成する半導体膜の下層側(基板601側)には、第
1絶縁膜602が形成されている。その反対の上層側に
は第2絶縁膜618が形成されている。一方、有機発光
素子656の下層側には第3絶縁膜620が形成されて
いる。上層側には第4絶縁膜625が形成される。そし
て、その両者の間には有機絶縁膜619が形成され、一
体化されている。TFT654、655のキラー不純物
となるナトリウムなどのアルカリ金属は、汚染源として
基板601や有機発光素子656が考えられるが、第1
絶縁膜602と第2絶縁膜618で囲むことによりブロ
ッキングしている。一方、有機発光素子656は酸素や
2Oを最も嫌うため、それをブロッキングするために
第3絶縁膜620、第4絶縁膜625が形成されてい
る。これらは有機発光素子656が有するアルカリ金属
元素を外に出さないための機能も有している。
【0087】図6で示すような構造の有機発光装置にお
いて、効率的な作製方法の一例は、第3絶縁膜620、
ITOに代表される透明導電膜で作製される陽極621
をスパッタリング法により連続成膜する工程を採用でき
る。有機絶縁膜619の表面に著しいダメージを与える
ことなく、緻密な窒化珪素膜または酸化窒化珪素膜を形
成するにはスパッタリング法は適している。
【0088】以上のように、TFTと有機発光装置を組
み合わせて画素部を形成し、発光装置を完成させること
ができる。このような発光装置はTFTを用いて駆動回
路を同一基板上に形成することもできる。図6または図
7で示すように、TFTの主要構成要素である半導体
膜、ゲート絶縁膜及びゲート電極は、その下層側及び上
層側を窒化珪素または酸化窒化珪素から成るブロッキン
グ層と保護膜により囲むことにより、アルカリ金属や有
機物の汚染を防ぐ構造を有している。一方有機発光素子
はアルカリ金属を一部に含み、窒化珪素または酸化窒化
珪素から成る保護膜と、窒化珪素または炭素を主成分と
する絶縁膜から成るガスバリア層とで囲まれ、外部から
酸素やH2Oが浸入することを防ぐ構造を有している。
【0089】このように、本発明は不純物に対する特性
の異なる素子を組合せ、お互いが干渉することなく発光
装置を完成させることができる。さらに応力による影響
を排除して信頼性を向上させることができる。
【0090】[実施の形態4]実施の形態3ではトップゲ
ート型のTFT構造で説明したが、勿論ボトムゲート型
或いは逆スタガ型のTFTを適用することも可能であ
る。図7は画素部751に逆スタガ型のTFTにより、
スイッチング用TFT754、電流制御用TFT755
を形成している。基板701上にはモリブデンまたはタ
ンタルなどで形成されるゲート電極702、703と配
線704を設け、その上にゲート絶縁膜として機能する
第1絶縁膜705を形成している。第1絶縁膜705は
100〜200nmの厚さで酸化珪素または窒化珪素な
どを用いて形成する。
【0091】半導体膜706、707にはチャネル形成
領域の他ソース又はドレイン領域、LDD領域が形成さ
れている。これらの領域を形成し、またチャネル形成領
域を保護する都合上、絶縁膜708、709が設けられ
ている。第2絶縁膜710は窒化珪素または酸化窒化珪
素で形成し、半導体膜がアルカリ金属や有機物などによ
り汚染されないように設ける。さらに、ポリイミドなど
の有機樹脂材料から成る第1層間絶縁膜711を形成す
る。そして、コンタクトホールを形成した後、配線71
3〜716を形成し、第2層間絶縁膜719を形成す
る。第2層間絶縁膜719も同様に、ポリイミドなどの
有機樹脂材料で形成する。その上には窒化珪素または酸
化珪素から成る第3絶縁膜712を形成する。配線71
3〜716は第3絶縁膜712上に形成している。
【0092】有機発光素子756の陽極717は第3絶
縁膜712上に形成され、その後ポリイミドにより隔壁
層718を形成する。隔壁層718の表面はアルゴンに
よるプラズマ前処理を行い緻密化を行っても良いが、図
7で示すように窒化珪素膜から成る絶縁膜719を形成
してガス放出防止処理をしても良い。有機化合物層72
0、陰極721、第4絶縁膜の構成も実施の形態2と同
様であり、こうして逆スタガ型のTFTを用いて発光装
置を完成させることができる。
【0093】また、逆スタガ型のTFTを用いて駆動回
路を同一基板上に形成することもできる。図7で示すよ
うに、TFTの主要構成要素である半導体膜は、その下
層側及び上層側を窒化珪素または酸化窒化珪素から成る
第1絶縁膜と第2絶縁膜で囲むことにより、アルカリ金
属や有機物の汚染を防ぐ構造を有している。一方有機発
光素子はアルカリ金属を一部に含み、第3絶縁膜712
と第4絶縁膜757とにより、外部から酸素やH2Oが
浸入することを防ぐ構造を有している。このように、逆
スタガ型のTFTを用いても、不純物に対する特性の異
なる素子を組合せ、お互いが干渉することなく発光装置
を形成する技術を提供している。
【0094】[実施の形態5]実施の形態3または4で形
成される有機発光素子を封止する構造を図に示す。図1
0はTFTを用いて駆動回路408と画素部409が形
成された素子基板401と、封止基板402とがシール
材405で固定されている状態を示している。素子基板
401と封止基板402との間の封止領域内には有機発
光素子403が形成され、乾燥剤407は駆動回路40
8上または、シール材405が形成された近傍に設けら
れている。有機発光素子403は隔壁層412によって
挟まれたところに形成している。
【0095】封止基板にはポリイミド、ポリエチレンテ
レフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレート
(PEN)、ポリエーテルサルフォン(PES)、アラ
ミドなどの有機樹脂材料を用いる。基板の厚さは30〜
120μm程度のものを採用し可撓性を持たせることも
可能である。端部にガスバリア層としDLC膜(第4絶
縁膜)408を形成している。但し、DLC膜は外部入
力端子404には形成されていない。シール材にはエポ
キシ系接着剤が用いられる。DLC膜408をシール材
405に沿って、かつ、素子基板401と封止基板40
2の端部に沿って形成することで、この部分から浸透す
るH2Oを防ぐことができる。
【0096】図11はこのような表示装置の外観を示す
図である。画像を表示する方向は有機発光素子の構成に
よって異なるが、ここでは上方に光が放射して表示が成
される。図11で示す構成は、TFTを用いて駆動回路
部408及び画素部409が形成された素子基板401
と封止基板402がシール材405により貼り合わされ
ている。画素部409には隔壁層412が形成されてい
る。素子基板401の端には、入力端子404が設けら
れこの部分でFPC(Flexible Print Circuit)が接続さ
れる。入力端子404には外部回路から画像データ信号
や各種タイミング信号及び電源を入力する端子が500
μmピッチで設けられている。そして、配線410で駆
動回路部と接続されている。また、必要に応じてCP
U、メモリーなどを形成したICチップ411がCOG
(Chip on Glass)法などにより素子基板401に実装
されていても良い。
【0097】端部にはDLC膜が形成されシール部分か
ら水蒸気や酸素などが浸入し、有機発光素子が劣化する
ことを防いでいる。素子基板401や封止基板402に
有機樹脂材料を用いる場合には、入力端子部を省く全面
にDLC膜が形成されていても良い。DLC膜を成膜す
るとき、入力端子部はマスキングテープやシャドーマス
クを用いて、予め被覆しておけば良い。
【0098】以上のようにして、実施の形態3または4
で形成される有機発光素子を封止して発光装置を形成す
ることができる。TFT及び有機発光素子はいずれも絶
縁膜で囲まれ、外部から不純物が浸入しない構造となっ
ている。さらに封止材を用いて素子基板と貼り合わせ、
その端部をDLCで覆うことにより気密性が向上し、発
光装置の劣化を防止することができる。
【0099】[実施の形態6]本発明は様々な電子装置に
用いられている表示媒体に適用が可能である。このよう
な電子装置には、携帯情報端末(電子手帳、モバイルコ
ンピュータ、携帯電話等)、ビデオカメラ、デジタルカ
メラ、パーソナルコンピュータ、テレビ受像器、携帯電
話等が挙げられる。それらの一例を図13に示す。
【0100】図13(A)は本発明の発光装置を適用して
テレビ受像器を完成させる一例であり、筐体3001、
支持台3002、表示部3003等により構成されてい
る。本発明を表示部3003に適用してテレビ受像器を
完成させることができる。
【0101】図13(B)は本発明の発光装置を適用して
ビデオカメラを完成させた一例であり、本体3011、
表示部3012、音声入力部3013、操作スイッチ3
014、バッテリー3015、受像部3016等により
構成されている。本発明の発光装置を表示部3012に
適用してビデオカメラを完成させることができる。
【0102】図13(C)は本発明の発光装置を適用して
ノート型のパーソナルコンピュータを完成させた一例で
あり、本体3021、筐体3022、表示部3023、
キーボード3024等により構成されている。本発明の
発光装置を表示部3023に適用してノート型のパーソ
ナルコンピュータを完成させることができる。
【0103】図13(D)は本発明の発光装置を適用して
PDA(Personal Digital Assistant)を完成させた一例
であり、本体3031、スタイラス3032、表示部3
033、操作ボタン3034、外部インターフェイス3
035等により構成されている。本発明の発光装置を表
示部3033に適用してPDAを完成させることができ
る。
【0104】図13(E)は本発明の発光装置を適用して
音響再生装置を完成させた一例であり、具体的には車載
用のオーディオ装置であり、本体3041、表示部30
42、操作スイッチ3043、3044等により構成さ
れている。本発明の表示装置を表示部3042に適用し
て音響再生装置を完成させることができる。
【0105】図13(F)は本発明の発光装置を適用して
デジタルカメラを完成させた一例であり、本体305
1、表示部(A)3052、接眼部3053、操作スイッ
チ3054、表示部(B)3055、バッテリー3056
等により構成されている。本発明の発光装置を表示部
(A)3052および表示部(B)3055に適用してデジ
タルカメラを完成させることができる。
【0106】図13(G)は本発明の発光装置を適用して
携帯電話を完成させた一例であり、本体3061、音声
出力部3062、音声入力部3063、表示部306
4、操作スイッチ3065、アンテナ3066等により
構成されている。本発明の発光装置を表示部3064に
適用して携帯電話を完成させることができる。
【0107】なお、ここで例示する電子装置はごく一例
であり、これらの用途に限定するものではないことを付
記する。
【0108】
【発明の効果】以上説明したように、本発明を用いるこ
とにより、有機発光素子の応力による劣化を防ぐことが
可能となる。また、本発明は、TFTの主要構成要素で
ある半導体膜、ゲート絶縁膜及びゲート電極は、その下
層側及び上層側を窒化珪素または酸化窒化珪素から成る
第1絶縁層と第2絶縁層により囲むことにより、アルカ
リ金属や有機物の汚染を防ぐ構造を有している。一方有
機発光素子はアルカリ金属を一部に含み、窒化珪素また
は酸化窒化珪素から成る第3絶縁層と、炭素を主成分と
する絶縁膜から成る第4絶縁層とで囲まれ、外部から酸
素やH2Oが浸入することを防ぐ構造を実現する。そし
て、不純物に対する特性の異なる素子を組合せ、お互い
が干渉することなく発光装置を完成させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の成膜装置の構成を説明する図。
【図2】 本発明の成膜装置の構成を説明する図。
【図3】 有機化合物材料に含まれる不純物とその蒸気
圧の関係を説明する図。
【図4】 成膜装置内で昇華精製を行う方法を説明する
図。
【図5】 有機発光素子の構造を説明する図。
【図6】 画素部及び駆動回路部を備えた有機発光装置
の構造を説明する部分断面図。
【図7】 有機発光装置の画素部の構造を説明する断面
図。
【図8】 有機発光装置の画素部の構造を説明する断面
図。
【図9】 有機発光装置の画素部の構造を説明する上面
図。
【図10】 有機発光装置の構造を説明する断面図。
【図11】 有機発光装置の外観を説明する斜視図。
【図12】 本発明の発光装置の概念を説明する図。
【図13】 本発明の発光装置を適用した電子装置を例
示する図。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H05B 33/22 H05B 33/22 Z Fターム(参考) 3K007 AB11 AB18 BA06 BB05 BB07 CB01 DA01 DB03 EA00 EB00 5C094 AA31 AA33 AA38 AA43 BA03 BA27 CA19 DA09 DA13 EA04 EA05 EB02 FA02 FB01 FB02 FB12 FB14 FB15 FB20 GB10

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】窒化珪素または酸化窒化珪素から成る第1
    絶縁層と、酸化窒化珪素から成る第2絶縁層との間に、
    珪素を主成分とする半導体層と、ゲート絶縁膜と、ゲー
    ト電極とを有する薄膜トランジスタが形成され、前記薄
    膜トランジスタの上層には、窒化珪素または酸化窒化珪
    素から成る第3絶縁層と、炭素を主成分とする第4絶縁
    層と、前記第3絶縁層と第4絶縁層との間に、陽極と、
    有機化合物層と、アルカリ金属を含む陰極とを有する発
    光素子が形成され、当該発光素子は、絶縁材料から成る
    隔壁層の間に形成されていることを特徴とする発光装
    置。
  2. 【請求項2】窒化珪素または酸化窒化珪素から成る第1
    絶縁層と、酸化窒化珪素から成る第2絶縁層との間に、
    珪素を主成分とする半導体層と、ゲート絶縁膜と、ゲー
    ト電極とを有する薄膜トランジスタが形成され、前記薄
    膜トランジスタの上層には、窒化珪素または酸化窒化珪
    素から成る第3絶縁層と、炭素を主成分とする第4絶縁
    層と、前記第3絶縁層と第4絶縁層との間に、陽極と、
    有機化合物層と、アルカリ金属を含む陰極とを有する発
    光素子が形成され、当該発光素子は、絶縁材料から成
    り、上部が基板と平行な方向に突出する形状の隔壁層の
    間に形成されていることを特徴とする発光装置。
  3. 【請求項3】窒化珪素または酸化窒化珪素から成る第1
    絶縁層と、酸化窒化珪素から成る第2絶縁層との間に、
    珪素を主成分とする半導体層と、ゲート絶縁膜と、ゲー
    ト電極とを有する薄膜トランジスタが形成され、前記薄
    膜トランジスタの上層には、窒化珪素または酸化窒化珪
    素から成る第3絶縁層と、炭素を主成分とする第4絶縁
    層と、前記第3絶縁層上と第4絶縁層との間に、陽極
    と、有機化合物層と、アルカリ金属を含む陰極とを有す
    る発光素子が形成され、前記発光素子は絶縁材料から成
    る隔壁層の間に形成され、前記有機化合物層と前記陰極
    とは、前記隔壁層に接することなく設けられていること
    を特徴とする発光装置。
  4. 【請求項4】窒化珪素または酸化窒化珪素から成る第1
    絶縁層と、酸化窒化珪素から成る第2絶縁層との間に、
    珪素を主成分とする半導体層と、ゲート絶縁膜と、ゲー
    ト電極とを有する薄膜トランジスタが形成され、前記薄
    膜トランジスタの上層には、窒化珪素または酸化窒化珪
    素から成る第3絶縁層と、炭素を主成分とする第4絶縁
    層と、前記第3絶縁層上と第4絶縁層との間に、陽極
    と、有機化合物層と、アルカリ金属を含む陰極とを有す
    る発光素子が形成され、前記発光素子は絶縁材料から成
    り、上部が基板と平行な方向に突出する形状の隔壁層の
    間に形成され、前記有機化合物層と前記陰極とは、前記
    隔壁層に接することなく設けられていることを特徴とす
    る発光装置。
  5. 【請求項5】請求項1乃至請求項4のいずれか一におい
    て、第4絶縁層はダイアモンドライクカーボンからなる
    層であることを特徴とする発光装置。
  6. 【請求項6】請求項1乃至請求項4のいずれか一におい
    て、第2絶縁層と第3絶縁層との間には、有機樹脂層が
    設けられていることを特徴とする発光装置。
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