JP2002196427A - 露光装置および画像形成装置 - Google Patents

露光装置および画像形成装置

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JP2002196427A
JP2002196427A JP2000390606A JP2000390606A JP2002196427A JP 2002196427 A JP2002196427 A JP 2002196427A JP 2000390606 A JP2000390606 A JP 2000390606A JP 2000390606 A JP2000390606 A JP 2000390606A JP 2002196427 A JP2002196427 A JP 2002196427A
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led
temperature
unit
image forming
forming apparatus
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Yoshihide Hoshino
嘉秀 星野
Tsutomu Yoneyama
努 米山
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 LEDユニットの温度上昇に伴う波長変動を
抑制し、光量も安定した画像形成を行うことが出来る露
光装置および該露光装置を備えた画像形成装置を提供す
る。 【解決手段】 複数の発光ダイオードが集合してなるL
EDユニットを用いて、感光材料に露光し、カラー画像
を形成する画像形成装置において、前記LEDユニット
のうち、温度によって起こる波長変動が最も大きいLE
Dユニットのみが温度調整手段を有することを特徴とす
る露光装置および該露光装置を備えた画像形成装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、感光材料に複数の
LED素子が集合してなるLEDユニットを複数有する
露光装置および該露光装置を備えた画像形成装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】感光材料に画像情報を照射露光して書き
込む画像形成装置では、感光材料に照射露光する露光装
置の光源としては、半導体レーザが汎用されている。そ
して、半導体レーザでは、出力光を測定し、光量が一定
になるよう光源部にフィードバックするフィードバック
制御を行なっていた。
【0003】前述した従来の技術では、光源として半導
体レーザを用いているため、光量の安定化制御を行なう
ことができるが、コストが高いという問題があった。そ
こで、コストの安い発光ダイオード(LED)を光源と
して用いることが考えられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらLED素
子は、半導体レーザのようなフィードバック制御が出来
ない。また、環境温度の上昇に伴ってビームの波長がシ
フトしやすく、結果として感光材料の感光波長域からズ
レて画像濃度変動が起こる問題が発生しやすいことがわ
かった。特に、複数種のLED素子を用いて、カラー画
像を書き込む場合には、色バランスの劣化が問題とな
る。
【0005】また、LED素子は、半導体レーザに比し
て輝度(光量)が低いため、同じ濃度を得るためには長
時間露光を行う必要があるが、それに伴う書き込み速度
の鈍化を補うためにLED素子を多数束ねて多チャンネ
ル化することが好ましい。しかし、多チャンネル化のた
めにLED素子を多数束ねることは、さらにLEDユニ
ットの温度上昇を招くこととなってしまう。
【0006】このような画像形成装置を用いてカラー画
像を形成するには、露光装置内に複数のLED素子が集
合してなるLEDユニットを複数配設する必要がある
が、全部のLEDユニットに温度を調整する機構を設け
ると、コスト高になるだけでなく、効率的に波長変動の
問題を抑制できてないことがわかった。
【0007】本発明の目的は、LEDユニットから射出
されるビームの環境温度による波長変動を抑制し、光量
も安定した画像形成を行うことが出来る露光装置および
該露光装置を備えた画像形成装置を提供することであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、以
下の構成により達成された。
【0009】1.複数のLED素子が集合してなるLE
Dユニットを複数有し、前記複数のLEDユニットから
射出されるビームを感光材料に照射露光する露光装置に
おいて、前記複数のLEDユニットのうち、環境温度に
よる波長変動が最も大きいLEDユニットのみが温度調
整手段を有することを特徴とする露光装置。
【0010】2.前記温度調整手段を有するLEDユニ
ットから射出されるビームのピーク波長が600nm以
上であることを特徴とする上記1に記載の露光装置。
【0011】3.前記温度調整手段が、ペルチェ素子で
あることを特徴とする上記1または2に記載の露光装
置。
【0012】4.前記温度調整手段を有するLEDユニ
ットは、10以上のLED素子の集合体であって、前記
LED素子は2次元に配列していることを特徴とする上
記1〜3のいずれか1項に記載の露光装置。
【0013】5.前記温度調整手段は、前記温度調整手
段を有するLEDユニットから射出されるビームの波長
変動を1nm以下に抑えるよう温度調整することを特徴
とする上記1〜4のいずれか1項に記載の露光装置。
【0014】6.前記温度調整手段による調整温度が3
0℃以下であることを特徴とする上記5に記載の露光装
置。
【0015】7.複数のLED素子が集合してなるLE
Dユニットを複数有し、前記複数のLEDユニットから
射出されるビームを感光材料に照射露光してカラー画像
を形成する画像形成装置において、前記複数のLEDユ
ニットのうち、環境温度による前記感光材料の対応する
感光層の濃度変動が最も大きいLEDユニットのみが温
度調整手段を有することを特徴とする画像形成装置。
【0016】8.複数のLED素子が集合してなるLE
Dユニットを複数有し、前記複数のLEDユニットから
射出されるビームを感光材料に照射露光してカラー画像
を形成する画像形成装置において、前記複数のLEDユ
ニットのうち、環境温度による波長変動が最も大きいL
EDユニットのみが温度調整手段を有することを特徴と
する画像形成装置。
【0017】9.前記温度調整手段を有するLEDユニ
ットから射出されるビームのピーク波長が600nm以
上であることを特徴とする上記8に記載の画像形成装
置。
【0018】10.前記温度調整手段が、ペルチェ素子
であることを特徴とする上記8または9に記載の画像形
成装置。
【0019】11.前記温度調整手段を有するLEDユ
ニットは、10以上のLED素子の集合体であって、2
次元に配列していることを特徴とする上記8〜10のい
ずれか1項に記載の画像形成装置。
【0020】12.前記温度調整手段は、前記温度調整
手段を有するLEDユニットから射出されるビームの波
長変動を1nm以下に抑えるよう温度調整することを特
徴とする上記8〜11のいずれか1項に記載の画像形成
装置。
【0021】13.前記温度調整手段による調整温度が
30℃以下であることを特徴とする上記12に記載の画
像形成装置。
【0022】14.複数のLED素子が集合してなるL
EDユニットを複数有し、前記複数のLEDユニットか
ら射出されるビームを感光材料に照射露光する露光装置
において、前記複数のLEDユニットのうち、環境温度
による前記感光材料の対応する感光層の濃度変動が最も
大きいLEDユニットのみが温度調整手段を有すること
を特徴とする露光装置。
【0023】15.複数のLED素子が集合してなるL
EDユニットを複数有し、前記複数のLEDユニットか
ら射出されるビームを感光材料に照射露光し、カラー画
像を形成する画像形成装置において、前記複数のLED
ユニットのうち、環境温度による前記感光材料の対応す
る感光層の濃度変動が最も大きいLEDユニットのみが
温度調整手段を有することを特徴とする画像形成装置。
【0024】本発明者らは、複数のLED素子を束ねた
LEDユニットを、青色光を射出するLEDユニット
(B)、緑色光を射出するLEDユニット(G)、赤色
光を射出するLEDユニット(R)の3種配設した露光
装置を用い、温度上昇による波長変動について鋭意研究
したところ、以下の知見が得られた。
【0025】即ち、ピーク波長600nm以上の赤色光
を射出するLEDユニット(R)が最も環境温度の上昇
による波長変動が大きく、ひいては、対応する感光材料
の感光層の濃度変動が大きいという知見である。
【0026】図1、図2および図3は、各LEDユニッ
ト(B、G、R)の環境温度(=LED素子のリード線
に温度計を接触させて計測したもの)と、各LEDユニ
ットから射出されるビームのピーク波長との関係を示す
グラフである。それぞれ駆動電流が10mA、20mA
または30mAの場合をプロットしてある。このグラフ
から明らかなように、LEDユニット(R)から射出さ
れるビームは波長変動が最も大きく、特に環境温度が3
0℃を越えると、1nm以上の変動が観察された。尚、
赤色光を射出するLEDユニット(R)のLED素子
は、GaAlAs(ガリウム・アルミニウム・ヒ素)系
のものを使用している。一方、LEDユニット(G)と
LEDユニット(B)においては、環境温度の上昇にか
かわらず0.2〜0.3nm程度の波長変動であり、ほ
とんど画質への影響はないことがわかった。
【0027】また、光量についても、環境温度の上昇に
ともなって低下する傾向があることが判明したが、やは
り赤色光を射出するLEDユニット(R)の光量低下が
最も大きく、一方、LEDユニット(G)とLEDユニ
ット(B)においては、影響が少ないことがわかった。
【0028】つまり、最も温度変化による波長変動が大
きい赤色光を射出するLEDユニット(R)のみにペル
チェ素子等の温度調整手段を備えることで、波長変動に
よる悪影響を効率的に回避できることがわかった。
【0029】一番波長変動の大きいLEDユニットのみ
に温度調整手段を設ければ良いという知見は、コスト的
にも、冷却効率の上でも大変有効である。
【0030】すなわち、全部のLEDユニットに温度調
整手段を設けても期待したほどの波長変動の抑制が出来
なかった理由は、該温度調整手段から排出される熱によ
ってLEDユニット(R)の冷却効率が下がるためであ
ると推定される。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施の形態を説明するが、本発明はこれに限定される
ものではない。
【0032】本実施の形態においては、本発明の露光装
置を備えた画像形成装置としてカラープルーフ作成装置
を例に挙げる。
【0033】カラープルーフ作成装置は、印刷物の仕上
がりを事前に確認する校正物を得るための装置である。
具体的には、カラー印刷物を作成するにあたって、原稿
フィルムの段階で色校正(カラープルーフ)を行う際、
Y版、M版、C版および墨版に色分解された各分解網原
稿フィルムを使って校正物を作成し、本番の印刷版を作
成する前に、原稿フィルムのレイアウト、色、文字等に
誤りがないかを検査し、印刷物の仕上がりを事前に確認
することが一般的に行われており、かかる校正物を作成
する装置をカラープルーフ作成装置と言う。
【0034】カラープルーフ作成装置は、網点画像デー
タ生成手段と網点画像記録手段とから校正されており、
網点画像データ生成手段から網点画像データを生成して
出力し、網点画像記録手段はこの網点画像データを基に
記録材上に画像を直接記録する。
【0035】図4はカラープルーフ作成装置の内部構成
を示す概略図である。露光ユニットの内部は、概略、下
記構成を備える。
【0036】21a、21bの一対のローラ21および
所定長に感光材料Pを切断するためのカッタ22が、感
光材料Pの感光面を外側にして巻かれたロール状で収納
するマガジン8の装填部7の直下に設けられている。
【0037】ドラム給排紙ローラ23は前記ローラ21
の下側に設けられ、ドラム31に対して接離可能であ
る。ドラム31に感光材料Pを給紙するときは、ドラム
31へ押圧され、露光するときは、ドラム31から離れ
る。
【0038】マガジン8の引き出し口80から、ドラム
給排紙ローラ23に至るまでの感光材料Pの搬送路は、
略垂直下方に延びている。
【0039】ドラム31は図示しない駆動装置により回
転可能となっており、感光材料Pを感光面を外側にし
て、ドラム表面に吸着して固定し、露光時はマルチビー
ムで主走査できるようになっている。
【0040】ドラム31に対向して配置してあるのは露
光装置としての光学ユニット32であり、光学ユニット
32は副走査部40によりドラム軸と平行に移動するよ
うになっている。
【0041】また、光学ユニット32は、デジタル信号
を受けてドラム31上の記録材料Pにマルチビームによ
り画像を露光する。
【0042】露光ユニット内における排紙部50は、位
置可変の剥離ガイド51を有し、画像の露光書き込みが
終了した記録材料Pを、ドラム31から剥離して現像処
理ユニット4側に送り込む。
【0043】アキュムレータ部60は、記録材料Pを一
時的に蓄積する。これにより、露光ユニット内での記録
材Pの搬送速度よりも現像処理ユニット4内での搬送速
度が遅く、その速度差による不都合が生じないように、
整合を計るための場所である。
【0044】一方、現像処理ユニット4の内部は、概
略、下記構成を備える。即ち、露光ユニット3側から送
り込まれてくる画像を露光された記録材料Pに一様な露
光を行う第2露光部41、発色現像処理部42、漂白定
着処理部43、安定化処理部44および乾燥部45を備
える。
【0045】第2露光部41における露光は発色現像処
理液中に記録材料Pがある状態で行われるものであり、
図における第2露光部41および発色現像処理部42は
実質1つの処理漕からなっていて、その内の浅い処理部
を第2露光部41としてある。
【0046】第2露光部41は、使用される感光材料P
が内部潜像型ダイレクトポジ感光材料である場合に必要
であって、化学カブリ型ダイレクトポジ感光材料を用い
る場合は不要である。
【0047】本実施の形態では、上述の現像処理ユニッ
トの構成としたが、露光書き込み後の感光材料Pの処理
方法は、感光材料Pの種類に応じて適宜公知の方法によ
り画像の顕像化を行うものであれば特に限定はない。
【0048】次に、図5を用いて、ドラム31および露
光装置としての光学ユニット32及びその周辺について
説明する。
【0049】ドラム31には軸部31a、31bが設け
られており、ドラム31の軸部31a、31bは、軸受
け33a、33bを介して支持台34a、34bに回転
可能に軸支してある。
【0050】ドラム31の一方の軸部31aには駆動プ
ーリ35aを設けてあり、当該駆動プーリは、ドラム回
転モータM6の出力プーリ35bとベルト36を介して
動力的に連結している。
【0051】ドラム31の軸上であって、前記プーリを
配設して有る位置よりも更に外側には、ロータリーエン
コーダ37を付設してあり、これから出力される回転パ
ルスを、ドラム回転に同期した画素クロック制御に用い
る。
【0052】ドラム31の他方の軸部31bは、吸引ブ
ロアAの動作によりドラム内部が減圧され、感光材料P
をその表面上に吸着保持出来る。
【0053】また、ドラム31は、軸部31a側に面が
塞がった円筒形状であり、他方の円筒内面円板状の保持
板31dにより回転自在に保持されていて、周面から内
部に貫通する孔を除いて、ドラム31内部に外気が漏れ
ないような構造になっている。そして、この保持板31
dに設けられた孔から、ドラム31の内部を減圧する減
圧ポンプとしての吸引ブロアAが管を介して接続されて
いる。そして、吸引ブロアAが作動することにより、ド
ラム31内部が減圧される。
【0054】光学ユニット32は、移動ベルト340上
に固定してあり、一対のガイドレール341、342に
案内されてドラム軸と平行(副走査方向)に移動出来る
ようになっている。
【0055】移動ベルト340は一対のプーリ343、
344に掛け渡され、一方のプーリ344は副走査モー
タM7の出力軸345に連結されて駆動力を得る。
【0056】光学ユニット32は、図6に示すように構
成されている。青(B)、緑(G)、赤(R)のLED
ユニット101、102、103は、複数のLED素子
(発光ダイオード素子)の集合体である。各LEDユニ
ットの各LED素子から射出された各ビームは、シリン
ドリカルレンズや平行光用レンズを経て、平行ビームに
変換される。LEDユニットについては後述する。
【0057】尚、各LEDユニット101、102、1
03から射出されるビームは、LED素子の数に対応し
たマルチビームであるが、図面においては簡便のため、
各1本の線としてLb、Lg、Lrで表した。
【0058】ビームLbは、ミラーM1で反射され、ダ
イクロイックミラーDM2でビームLgと、さらにダイ
クロイックミラーDM3でレーザビームLrと一体とな
って、縮小光学系104へと入射し、縮小された状態で
感光材料Pの露光面EPに照射されるようになってい
る。
【0059】ビームLgは、ダイクロイックミラーDM
2で反射されてビームLbと一体となり、さらにダイク
ロイックミラーDM3でビームLrと一体となって、縮
小光学系104へ入射する。
【0060】ビームLrは、ダイクロイックミラーDM
3で反射されてビームLbおよびLgと一体となり、縮
小光学系104へ入射する。
【0061】図7は、赤色光を射出するLEDユニット
(R)を示す図である。図7(a)はビームの射出面側
(正面側)から見た斜視模式図、図7(b)は、側断面
図である。
【0062】図中、参照符号の401はLEDホルダ、
402はLED素子、402LはLED素子のリード
線、403はLED素子402からビームを射出させる
ためのLED駆動回路、404はデジタル画像信号を出
力する画像信号出力基板、408はLED駆動回路40
3に電気エネルギーを供給する電源、405はペルチェ
素子、406はペルチェ素子405を駆動するペルチェ
素子駆動回路、407はペルチェ素子駆動回路406に
電気エネルギーを供給する電源、Sはリード線402L
に接触して環境温度を検知する温度センサ、409は温
度センサSからの検知温度情報をペルチェ素子駆動回路
406にフィードバックする制御手段である。
【0063】LEDホルダ401は、多数のLED素子
402を2次元に配列するように、各LED素子を保持
する枠体である。複数のLED素子402は、ビームピ
ッチを可能な限り狭くとれるように、図7(a)のごと
く千鳥に配列されている。書き込み速度を高めるために
LED素子の数は、10以上とすることが好ましい。
【0064】LEDホルダ401の上面には、温度調整
手段としてのペルチェ素子405が貼付され、LEDユ
ニット(R)の環境温度を一定範囲内で維持する機構に
なっている。
【0065】各LED素子402のリード線402L
は、LED駆動回路403に接続し、さらにLED駆動
回路403は、画像信号出力基板404と電源408に
接続している。画像信号出力基板404からLED駆動
回路403へ画像データに応じたデジタル画像信号を送
り、LED駆動回路403はリード線402Lを介して
LED素子402を発光させる。
【0066】ペルチェ素子405は、ペルチェ素子駆動
回路406に接続し、制御手段409からの制御信号に
応じてペルチェ素子を駆動する。尚、ペルチェ素子の駆
動は、温度センサSからのフィードバック制御をせず
に、電源投入時は常時駆動させ常時冷却の形態としても
構わない。
【0067】複数のLED素子402のうち、少なくと
も一つのLED素子のリード線402Lには温度センサ
Sを接触させ、制御手段409は、温度センサSから得
た検知温度情報に基づきペルチェ素子駆動回路406を
フィードバック制御する。予め決められた温度(例えば
30℃)を越えたことを温度センサSが検知したら、ペ
ルチェ素子駆動回路406をONにするよう制御手段4
09の設定を行えばよい。温度センサSおよび制御手段
409を設けるLED素子は、環境温度として扱うのに
適した場所、すなわち最も温度上昇しやすく、波長変動
が起こりやすい場所のLED素子に設けることが好まし
い。
【0068】尚、緑色光を射出するLEDユニット
(G)、青色光を射出するLEDユニット(B)は、上
記説明した赤色光を射出するLEDユニット(R)のペ
ルチェ素子およびその関連部材を除いた構成である。
【0069】上記、図4〜7に示した本発明の画像形成
装置を使用し、温度調整手段を働かせたところ、赤色L
EDユニットの環境温度(調整温度)を低コストで30
℃以下に維持でき、結果として波長変動を1nm以下に
抑制することができた。また、光量も安定させることが
できた。結果として、画像濃度変動を抑制することがで
きた。
【0070】
【発明の効果】LEDユニットの温度上昇に伴う波長変
動を抑制し、光量も安定した画像形成を行うことが出来
る露光装置および該露光装置を備えた画像形成装置を提
供することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】赤色LEDの環境温度と、ピーク波長との関係
を示すグラフである。
【図2】緑色LEDの環境温度と、ピーク波長との関係
を示すグラフである。
【図3】青色LEDの環境温度と、ピーク波長との関係
を示すグラフである。
【図4】カラープルーフ作成装置(画像形成装置)の内
部構成を示す概略図である。
【図5】光学ユニット(露光装置)及びその周辺につい
て説明する図である。
【図6】光学ユニットの構成を示す模式図である。
【図7】赤色光を射出するLEDユニット(R)の構成
を示す図である。
【符号の説明】
1 カラープルーフ作成装置 3 露光ユニット 4 現像処理ユニット 7 装填部 8 マガジン 9 カバー 21 ローラ 31 ドラム 40 副走査部 50 排紙部 60 アキュムレータ部 101、102、103 LEDユニット 104 縮小光学系 M1 ミラー DM2、DM3 ダイクロイックミラー EP 露光面

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のLED素子が集合してなるLED
    ユニットを複数有し、前記複数のLEDユニットから射
    出されるビームを感光材料に照射露光する露光装置にお
    いて、前記複数のLEDユニットのうち、環境温度によ
    る波長変動が最も大きいLEDユニットのみが温度調整
    手段を有することを特徴とする露光装置。
  2. 【請求項2】 前記温度調整手段を有するLEDユニッ
    トから射出されるビームのピーク波長が600nm以上
    であることを特徴とする請求項1に記載の露光装置。
  3. 【請求項3】 前記温度調整手段が、ペルチェ素子であ
    ることを特徴とする請求項1または2に記載の露光装
    置。
  4. 【請求項4】 前記温度調整手段を有するLEDユニッ
    トは、10以上のLED素子の集合体であって、前記L
    ED素子は2次元に配列していることを特徴とする請求
    項1〜3のいずれか1項に記載の露光装置。
  5. 【請求項5】 前記温度調整手段は、前記温度調整手段
    を有するLEDユニットから射出されるビームの波長変
    動を1nm以下に抑えるよう温度調整することを特徴と
    する請求項1〜4のいずれか1項に記載の露光装置。
  6. 【請求項6】 前記温度調整手段による調整温度が30
    ℃以下であることを特徴とする請求項5に記載の露光装
    置。
  7. 【請求項7】 複数のLED素子が集合してなるLED
    ユニットを複数有し、前記複数のLEDユニットから射
    出されるビームを感光材料に照射露光してカラー画像を
    形成する画像形成装置において、前記複数のLEDユニ
    ットのうち、環境温度による前記感光材料の対応する感
    光層の濃度変動が最も大きいLEDユニットのみが温度
    調整手段を有することを特徴とする画像形成装置。
  8. 【請求項8】 複数のLED素子が集合してなるLED
    ユニットを複数有し、前記複数のLEDユニットから射
    出されるビームを感光材料に照射露光してカラー画像を
    形成する画像形成装置において、前記複数のLEDユニ
    ットのうち、環境温度による波長変動が最も大きいLE
    Dユニットのみが温度調整手段を有することを特徴とす
    る画像形成装置。
  9. 【請求項9】 前記温度調整手段を有するLEDユニッ
    トから射出されるビームのピーク波長が600nm以上
    であることを特徴とする請求項8に記載の画像形成装
    置。
  10. 【請求項10】 前記温度調整手段が、ペルチェ素子で
    あることを特徴とする請求項8または9に記載の画像形
    成装置。
  11. 【請求項11】 前記温度調整手段を有するLEDユニ
    ットは、10以上のLED素子の集合体であって、2次
    元に配列していることを特徴とする請求項8〜10のい
    ずれか1項に記載の画像形成装置。
  12. 【請求項12】 前記温度調整手段は、前記温度調整手
    段を有するLEDユニットから射出されるビームの波長
    変動を1nm以下に抑えるよう温度調整することを特徴
    とする請求項8〜11のいずれか1項に記載の画像形成
    装置。
  13. 【請求項13】 前記温度調整手段による調整温度が3
    0℃以下であることを特徴とする請求項12に記載の画
    像形成装置。
  14. 【請求項14】 複数のLED素子が集合してなるLE
    Dユニットを複数有し、前記複数のLEDユニットから
    射出されるビームを感光材料に照射露光する露光装置に
    おいて、前記複数のLEDユニットのうち、環境温度に
    よる前記感光材料の対応する感光層の濃度変動が最も大
    きいLEDユニットのみが温度調整手段を有することを
    特徴とする露光装置。
  15. 【請求項15】 複数のLED素子が集合してなるLE
    Dユニットを複数有し、前記複数のLEDユニットから
    射出されるビームを感光材料に照射露光し、カラー画像
    を形成する画像形成装置において、前記複数のLEDユ
    ニットのうち、環境温度による前記感光材料の対応する
    感光層の濃度変動が最も大きいLEDユニットのみが温
    度調整手段を有することを特徴とする画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7384151B2 (en) 2004-03-10 2008-06-10 Seiko Epson Corporation Projector
JP2016019001A (ja) * 2014-07-08 2016-02-01 エルジー イノテック カンパニー リミテッド 発光素子パッケージ

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US7384151B2 (en) 2004-03-10 2008-06-10 Seiko Epson Corporation Projector
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