JP2002287066A - 光ビーム遮断装置 - Google Patents

光ビーム遮断装置

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JP2002287066A
JP2002287066A JP2001090938A JP2001090938A JP2002287066A JP 2002287066 A JP2002287066 A JP 2002287066A JP 2001090938 A JP2001090938 A JP 2001090938A JP 2001090938 A JP2001090938 A JP 2001090938A JP 2002287066 A JP2002287066 A JP 2002287066A
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light beam
photosensitive material
scanning device
blocking
shutter
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JP2001090938A
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Naohito Yamada
尚人 山田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】光ビーム走査装置とは分離して設置可能にする
と共に、感光材料に対する露光停止時に光ビーム走査装
置から出射された光ビームを感光材料の手前で遮断可能
とし、かつ光ビーム走査装置への振動伝達を防止する。 【解決手段】 光ビーム走査装置の下方に設置される光
ビーム遮断装置100には、支持フレーム128に搭載
されたステッピングモータ及びステッピングモータ等を
冷却するための冷却ファンが設けられている。光ビーム
走査装置から出射されるレーザビームの主走査方向に沿
って細長いプレート状とされたシャッタ部材147は、
ステッピングモータからの駆動力により感光材料に対す
る露光停止時にはレーザビームを遮断する遮断位置に揺
動し、また感光材料に対する露光時にはレーザビームの
光路から退避する退避位置に揺動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ビーム走査装置
により画像情報に応じて変調された光ビームを発生し、
この光ビームにより感光材料を露光して感光材料に画像
を形成する画像記録装置等に適用され、感光材料に対す
る露光停止時に光ビーム走査装置と感光材料との間で光
ビームを遮断する光ビーム遮断装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、デジタル露光を利用するデジタル
フォトプリンタ(以下、「フォトプリンタ」という。)
が実用化されている。このフォトプリンタでは、光ビー
ム走査装置によりデジタル画像データに応じて変調した
光ビームを主走査方向へ偏向しつつ、この光ビームによ
り副走査方向へ搬送される感光材料を走査露光して画像
(潜像)を形成した後、この感光材料を現像部へ搬送し
て現像処理を施しプリント(写真)として出力する。こ
のようなフォトプリンタには、感光材料に対する焼付処
理及び現像処理を長時間に亘って連続的に行うために、
長尺帯状の感光材料がロール状に巻き取られたロール紙
を用いるものがあり、このロール紙を感光材料として用
いるフォトプリンタでは、マガジン内から引き出された
ロール紙を所定の搬送経路に沿って搬送しつつ、露光、
現像、乾燥等の処理を行い、現像部の出口付近に設けら
れたカッタによりロール紙を1コマ毎に切断して写真プ
リントとする。また、このようなフォトプリンタに用い
られる光ビーム走査装置には、光ビームを出力するLD
(Laser Diode)等の光源と、この光源から出力させた
光ビームを偏向して感光材料上で主走査させる主走査手
段と、光源から出力された光ビームを画像信号に基づい
て変調する外部変調器とが設けられているものがある。
【0003】上記フォトプリンタでは、画像をそれぞれ
担持する複数の画像信号が待ち時間をおくことなく次々
と供給されれば、感光材料の搬送を停止することなく、
次々と画像を記録することが可能である。しかし、ある
画像を記録し終えた時点で、次に記録すべき画像を担持
する画像信号が直ちに供給されないことも当然あり得る
もので、そのような場合は一般に、感光材料を無駄に消
費しないように、感光材料の搬送が一時的に停止され
る。ところが、光ビームの変調を外部変調器によって行
なう場合に感光材料を停止したままの状態にすると、感
光材料の画像記録済みの領域やその近くにカブリが生じ
ることがある。つまり、外部変調器を用いる場合、一般
に記録光源は点灯し放しにされ、またAOM(音響光学
光変調器)等の光変調器の消光比は1:1000程度で
あって、点灯し放しにされた記録光源からの光ビームを
完全に遮断することは不可能であるため、一定位置に停
止している感光材料に光ビームが照射されることにな
る。そしてこの光ビームは微弱ではあるものの、感光材
料が停止している間その一定部分に照射され続けるか
ら、感光材料におけるカブリが生じてしまう。このよう
な感光材料のカブリは、感光材料の搬送制御方法に応じ
て余白領域のみならず画像領域にも生じるので、プリン
トされた写真画像を著しく低下させてしまう。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のフォトプリンタ
等の画像記録装置に用いられる光ビーム走査装置には、
上記のような感光材料のカブリを防止するため内部に光
ビームに対する機械的シャッタ機構が設けられたものが
あり、このような光ビーム走査装置は、例えば、特開平
9−121269号公報に開示されている。しかし、機
械的シャッタ機構からは不可避的に振動が発生し、この
振動が光源や主走査手段へ伝達されると画質低下の原因
となる。このため、光ビーム走査装置にはシャッタ機構
からの振動伝達を遮断するための振動遮断構造が必要と
なるが、このような振動遮断構造は、装置内部の狭い空
間内に配置されるために構造が複雑になってしまう。
【0005】また、予めシート状とされた感光材料(シ
ート紙)に画像を形成するフォトプリンタでは、光ビー
ム走査装置による露光停止時にはシート紙を露光位置の
上流側へ保持しておけるので、光ビーム走査装置にカブ
リを防止するためのシャッタ機構を設ける必要がない。
しかし、このようなシャッタ機構を内蔵しない光ビーム
走査装置は、そのままでは長尺状の感光材料(ロール
紙)へ画像を形成するフォトプリンタに適用できず、大
幅な改造が必要になる。このため、シート材へ画像形成
するフォトプリンタとロール紙へ画像形成するフォトプ
リンタでは、光ビーム走査装置を共通化できず、装置の
コスト低下を促進できないことの一因になっていた。
【0006】本発明の目的は、上記事実を考慮して、光
ビーム走査装置とは分離して設置可能とされ、感光材料
に対する露光停止時に光ビーム走査装置から出射された
光ビームを感光材料の手前で遮断でき、かつ光ビーム走
査装置への振動伝達を防止できる光ビーム遮断装置を提
供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の光ビーム遮断装
置によれば、先ず、シャッタ駆動部が、感光材料に対す
る露光時にシャッタ部材を光ビーム走査装置から出射さ
れる光ビームの光路上から退避する開放位置へ移動さ
せ、かつ感光材料に対する露光停止時にシャッタ部材を
光ビーム走査装置から出射される光ビームの光路を遮る
遮断位置へ移動させることにより、感光材料に対する露
光時には、光ビーム走査装置から出射される光ビームが
シャッタ部材により遮られることなく感光材料へ入射
し、この光ビームにより感光材料を露光でき、また感光
材料に対する露光停止時には、光ビーム走査装置から光
ビームが出射されても、この光ビームが遮断位置にある
シャッタ部材により遮られるので、感光材料のカブリを
確実に防止できる。
【0008】また振動遮断手段が、起振力の発生源とな
り得るシャッタ部材及びシャッタ駆動部がそれぞれ搭載
されたシャーシ部材から光ビーム走査装置への振動伝達
を遮断することにより、シャーシ部材からの振動影響に
より光ビームが感光材料に対してブレて、この光ビーム
のブレによる画質低下を抑制できる。
【0009】ここで、振動遮断手段は、光ビーム走査装
置及びシャーシ部材が共通の支持構造体により支持され
ている場合には、例えば、シャーシ部材と支持構造体と
の間及び光ビーム走査装置と支持構造体との間の少なく
とも一方に介在する防振ゴム等の振動吸収体により構成
でき、また光ビーム走査装置及びシャーシ部材が物理的
に分離された支持構造体によりそれぞれ支持されている
場合には、これら複数の支持構造体の間に防振ゴム等の
振動吸収体を介在させて構成するようにしても良い。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態に係る光
ビーム遮断装置が適用されたデジタルフォトプリンタを
図面に基づいて説明する。
【0011】(実施形態の構成)図1には本発明の実施
形態に係る光ビーム遮断装置を備えたデジタルフォトプ
リンタが示されている。このデジタルフォトプリンタ
(以下、単に「フォトプリンタ」という。)10は、主
にフィルムスキャナ及びイメージプロセッサからなる画
像入力機とレーザプリンタ及びフィルムプロッセサから
なる画像出力機とを備えたフィルム画像の入出力システ
ム、所謂、デジタルミニラボにおける画像出力機として
利用されるもので、フィルムスキャナにより写真フィル
ムのコマ領域から読み取られた画像情報に応じて変調さ
れた光ビームにより感光材料22を走査露光して潜像を
形成し、この感光材料22に対する現像処理を行ってフ
ィルムの画像が記録された写真プリントを出力する。こ
のフォトプリンタ10は、図1に示されるようにレーザ
プリンタ部12、プロセッサ部14、ドライヤ部16、
プリント排出部18、及び制御基板や電源等が収納され
てなる電装部20を有している。
【0012】レーザプリンタ部12には、図2に示され
るようにロール状に巻き取られた感光材料22を収納し
たマガジン24が着脱可能に装填されるマガジン装填部
26が設けられると共に、このマガジン装填部26から
感光材料22を引き出し、この感光材料22を所定の搬
送経路に沿って搬送する供給搬送部28、副走査搬送部
30及び搬出搬送部32が搬送方向上流側から順に設け
られている。これらの搬送部28,30,32のうち搬
送部28,30は、感光材料22を順次、下流側の搬送
部へ受け渡し、最も下流側の搬出搬送部32は、潜像が
形成された感光材料22をレーザプリンタ部12からプ
ロセッサ部14へ送り出す。
【0013】先ず、レーザプリンタ部12における供給
搬送部28について説明する。図2に示されるように、
供給搬送部28にはマガジン24から感光材料22を引
き出すフィードローラ対36が設けられ、このフィード
ローラ対36の下流側には、感光材料22をその厚さ方
向に沿って撓ませて感光材料22に第1ループ部L1を
形成する第1ループ形成部38が設けられている。この
第1ループ形成部38の下流側には、感光材料22に画
像位置情報を記録するためのパンチャー40が設けられ
ている。
【0014】パンチャー40は、後述するプリント排出
部18において行われる感光材料22の切断のため、或
いは露光やバックプリントのためプリント一枚毎の位置
情報(いわゆるコマ情報)や、例えば24枚、36枚等
のフィルム一本分等の適宜設定された単位枚数毎の位置
情報(いわゆるソート情報)等の画像位置情報に対応す
るパンチ穴を感光材料22に穿孔する。ここで、パンチ
ャー40はその作動時に感光材料22を一時的に停止さ
せるが、パンチャー40の上流側にループ部L1が形成
されていることから、パンチャー40による感光材料2
2の速度変動が吸収される。
【0015】またパンチャー40の下流側には、搬送ロ
ーラ42とこの搬送ローラ42のローラ面に圧接するよ
うに3本のロール45により張設された無端状の搬送ベ
ルト44が設けられ、この搬送ローラ42及び搬送ベル
ト44により感光材料22の搬送経路が略直角に曲げら
れ、感光材料22の下流側への搬送が継続される。また
搬送ローラ42と副走査搬送部30との間には、第1ル
ープ形成部38と同様に、感光材料22に第2ループ部
L2を形成する第2ループ形成部46が設けられてい
る。
【0016】ここで、第2ループ形成部46は、感光材
料22の搬送開始時に副走査搬送部30の上流側で感光
材料22に第2ループ部L2を形成し、これを露光完了
まで維持する。これにより、供給搬送部28における感
光材料22の搬送速度と副走査搬送部30における感光
材料22の搬送速度が異なる場合でも、第2ループ部L
2によりそれらの搬送速度の差が吸収されるので、供給
搬送部28における感光材料22の張力が副走査搬送部
30における感光材料22に伝えられなくなる。さらに
第2ループ部L2により供給搬送部28の振動が感光材
料22を通して副走査搬送部30へ伝達され難くなる。
【0017】次に、供給搬送部28の下流側に配置され
た副走査搬送部30について説明する。副走査搬送部3
0の入口側には、図2に示されるように一対のガイド部
材48,50が配置されており、これらのガイド部材4
8,50間には、感光材料22をレーザビームBによる
露光位置へ案内するためのスリット状の搬送路が構成さ
れている。ガイド部材48,50には、感光材料22の
搬送方向に沿って上流側にレジストローラ対53が、下
流側にレジストローラ対54がそれぞれ配置されてい
る。またガイド部材48,50の下流側には、搬送方向
に沿って上流側から順にニップローラ対55及びニップ
ローラ対56が配置されている。
【0018】一方、副走査搬送部30の上方には、感光
材料22を露光するための光ビーム走査装置96が設け
られている。光ビーム走査装置96は、イメージプロセ
ッサ(図示省略)から入力するデジタル画像データに応
じて変調された3原色のレーザビームBを主走査方向に
偏向しつつ、このレーザビームBによりニップローラ対
55,56により搬送される感光材料22を走査する。
【0019】ここで、副走査搬送部30におけるニップ
ローラ対55とニップローラ対56との搬送方向(副走
査方向)に沿った間隔は十分狭くなっており、光ビーム
走査装置96は、レーザビームBを主走査方向に偏向し
つつニップローラ対55,56間における感光材料22
に照射する。このとき、ニップローラ対55,56は、
ステッピングモータ(図示省略)からのトルクにより回
転し、このステッピングモータは、感光材料22に対す
る露光走査時に光ビーム走査装置96の1走査完了のタ
イミングに同期して、副走査方向に沿った画素密度に対
応する量だけ回転する。これにより、感光材料22はレ
ーザビームBにより二次元的に走査露光されて潜像が形
成される。
【0020】また、副走査搬送部30と光ビーム走査装
置96との間には、図2に示されるように光ビーム遮断
装置100が配置されており、この光ビーム遮断装置1
00は、感光材料22に対する露光停止時にレーザビー
ムBによる感光材料22の露光を防止するためのもので
ある。なお、光ビーム走査装置96及び光ビーム遮断装
置100の詳細構造については後述する。
【0021】次に、副走査搬送部30の下流側に配置さ
れた搬出搬送部32について説明する。搬出搬送部32
の上流側には、図2に示されるように感光材料22に第
3ループ部L3を形成する第3ループ形成部58が設け
られている。ここで、第3ループ形成部58は、副走査
搬送部30の下流側で感光材料22に第3ループ部L3
を形成し、これを感光材料22に対する露光完了まで維
持する。これにより、搬出搬送部32における感光材料
22の搬送速度と副走査搬送部30における感光材料2
2の搬送速度が異なる場合でも、第3ループ部L3によ
り搬送速度の差が吸収されるので、供給搬送部28にお
ける感光材料22の張力が副走査搬送部30における感
光材料22に伝えられなくなる。
【0022】第3ループ形成部58の下流側には、図2
に示されるように搬送ローラ対60及び搬送ローラ対6
2が配置されると共に、これらの搬送ローラ対60,6
2により張設された感光材料22の裏面に接するように
バックプリンタ64が設けられている。このバックプリ
ンタ64は原稿フィルムの撮影日や感光材料22への記
録日等の各種データを感光材料22におけるコマ領域の
裏面に印字する。
【0023】搬送ローラ対62の下流側には、第1カッ
タ66およびリザーバ68が設けられている。第1カッ
タ66は、通常の作動状態では使用されず、例えば、露
光操作を終了した後に、リザーバ68におけるループ格
納部70内から第4ループ部L4を構成する感光材料2
2を排出する際に感光材料22をループ格納部70の上
流側で切断する。またリザーバ68は、光ビーム走査装
置96による感光材料22に対する露光開始後、プロセ
ッサ部14による感光材料22の現像処理開始前に、露
光済みの感光材料22をループ状としてループ格納部7
0内に貯え、感光材料22に対するレーザプリンタ部1
2の露光速度とプロセッサ部14の現像速度との差を吸
収するためのものである。
【0024】リザーバ68の下流側には、搬送方向上流
側から順に搬送ローラ対74、第2カッタ76及び第5
ループ形成部78が設けられている。第2カッタ76
は、感光材料22の搬送トラブル等の際に感光材料22
を切断するためのもので、例えば、リザーバ68に収容
される感光材料22の量が所定量以下になった場合や、
プロセッサ部14等でトラブルが発生した際に、この第
2カッタ76で感光材料22を切断することにより、リ
ザーバ68におけるループ格納部70に格納される露光
済の感光材料22への悪影響や、プロセッサ部14に感
光材料22が不要に引っ張られ、搬送部28,30,3
2が損傷することを防止できる。
【0025】第5ループ形成部78は、第2カッタ76
の作動時に感光材料22が一時停止することから、この
第2カッタ76の作動時にプロセッサ部14によって感
光材料22が不要に引っ張られ損傷するのを防止するも
のである。また第5ループ形成部78の下流側には、比
較的大径の搬出ローラ80とこの搬出ローラ80のロー
ラ面に接する2個のニップローラ82,84が設けられ
ており、これらのローラ80,82,84により感光材
料22は、レーザプリンタ部12内からプロセッサ部1
4へ送り出される。
【0026】プロセッサ部14には、図1に示されるよ
うに感光材料22の搬送経路に沿って現像槽86、定着
槽88、水洗槽90が順に配置されている。プロセッサ
部14では、感光材料22が現像槽86内の現像液及び
定着槽88内の定着液に順次浸漬されて現像及び定着処
理された後、水洗槽90内の水により現像液及び定着液
が水洗される。水洗完了後に、感光材料22はドライヤ
部16へ送られ、ドライヤ部16により熱風乾燥され、
ドライヤ部16からプリント排出部18へ搬送される。
【0027】プリント排出部18は、図1に示されるよ
うにドライヤ部16の上側に配置されたプリントカッタ
92及び、プロセッサ部14の上側に配置されたソータ
ユニット94を有している。ドライヤ部16からプリン
ト排出部18へ搬送された感光材料22は、プリントカ
ッタ92によりプリント毎に切断され、プリントカッタ
92からソータユニット94へ排出される。ソータユニ
ット94には複数のプリント受入部95が設けられてお
り、ソータユニット94は、プリントカッタ92から排
出されたプリントを自動的に仕分けして所定の受入部9
5へ格納する。
【0028】次に、光ビーム走査装置96及び光ビーム
遮断装置100の構成について説明する。光ビーム走査
装置96には、図3に示されるように外装部として光学
箱102が設けられている。光学箱102は、外部から
の塵埃侵入が防止される防塵構造とされており、光学箱
102内には、レーザビームBの光源であるレーザ光源
104、レーザ光源104により出力されるレーザビー
ムBを偏向させるポリゴンミラー106及びポリゴンモ
ータ107、レーザビームBを変調するAOM(音響光
学光変調器)等の光変調器108、fθレンズ110、
シリンドリカルレンズ112、折返しミラー114,1
16等が配置されている。
【0029】また光学箱102は、図3に示されるよう
にレーザプリンタ部12における本体フレーム部118
に取り付けられ、この本体フレーム部118により支持
されている。この本体フレーム部118は、光ビーム走
査装置96以外にもレーザプリンタ部12を構成する他
のユニット、例えば、副走査搬送部30、リザーバ68
等を支持する構造体とされている。このため、光ビーム
走査装置96は、防振ゴム120を介して本体フレーム
部118上にマウントされており、この防振ゴム120
により他のユニットからの振動が本体フレーム部118
を介して伝達されることが防止されている。
【0030】フォトプリンタ10には、図3に示される
ようにレーザプリンタ部12全体を制御するための制御
回路122が設けられており、レーザ光源104、ポリ
ゴンモータ107及びニップローラ対55,56を回転
させるスティピングモータ(図示省略)は、それぞれ制
御回路122により駆動制御される。また光変調器10
8は、画像入力機(図示省略)からの画像信号Sを受け
る変調器駆動回路124により駆動され、レーザ光源1
04から出射されたレーザビームBをこの画像信号Sに
従って変調する。
【0031】光ビーム走査装置96では、変調されたレ
ーザビームBをポリゴンミラー106により偏向する。
このレーザビームBは、光学箱102に設けられた窓部
126を通して外部へ出射されて感光材料22上を主走
査する。これと共に、ニップローラ対55,56により
感光材料22が一定の速度で搬送され、レーザビームB
による副走査がなされる。このようにして感光材料22
は、変調されているレーザビームBによって2次元的に
走査露光されるので、この感光材料22には画像信号S
が担持している連続調画像が潜像として形成される。こ
の後、感光材料22は、前述したようにレーザプリンタ
部12からプロセッサ部14へ送られて現像処理を受け
潜像が顕像化され写真プリントとされる。
【0032】上記した光ビーム走査装置96には、レー
ザビームBを遮断してレーザビームBが光学箱102か
ら漏洩することを防止するためのシャッタ機構が内蔵さ
れていない。一方、光ビーム走査装置96は、レーザ光
源104としてR(赤),G(緑),B(青)の3色の
レーザにそれぞれ対応する3個のレーザ光源(図3には
1個のレーザ光源104のみを示す。)を備えている。
【0033】ここで、Rのレーザ光源104としては、
例えば、LD(Laser Diode)が用いられ、G及びBの
レーザ光源104としてはSHG(Second Harmonic Ge
neraTion)が用いられる。このSHGレーザは、第2
高調波を利用しているため光ビームの出力が安定するま
でにある程度時間がかかる。このことから、フォトプリ
ンタ10の作動時には、レーザ光源104には、感光材
料22へ潜像を形成していない時でもベース出力に対応
する最低限の駆動電流が供給されており、短時間で出力
を安定させることを可能としている。従って、感光材料
22へ潜像を形成していない時でも、G及びBのレーザ
光源104からは、潜像の白色領域に対応するレーザ強
度であるW(白)レベル以下の微弱レベルのレーザビー
ムBが出力される。この微弱レベルのレーザビームB
は、副走査速度で搬送されている感光材料22へ照射さ
れてもカブリを生じさせないが、停止している感光材料
22の特定領域に継続して照射されるとカブリ発生の原
因となる。
【0034】フォトプリンタ10には、上記感光材料2
2のカブリを防止するため、光ビーム走査装置96の下
方に光ビーム遮断装置100が設置されている。この光
ビーム遮断装置100には、図5及び図6に示されるよ
うにステンレス板等の金属板を屈曲して成形された支持
フレーム128が設けられている。この支持フレーム1
28には、主走査方向に沿った両端部にそれぞれ互いに
平行となるように屈曲された側板部130,132が形
成されており、一方(図5の右側)の側板部130に
は、他方の側板部132へ面した内側面にステッピング
モータ134がビスにより締結固定され、また他方の側
板部132には、一方の側板部130へ面した内側面に
冷却ファン136がビスにより締結固定されている。こ
の冷却ファン136の送風口には、高さ方向へ細長いス
リット上の開口部が形成された整流板138が設けられ
ており、この整流板138は、冷却ファン136により
発生した気流を整流してステッピングモータ134へ吹
き付けると共に、この気流を光ビーム走査装置96と感
光材料22との間におけるレーザビームBの光路を含む
空間内に循環させる。これにより、ステッピングモータ
134が空冷されて加熱することが防止される共に、光
ビーム走査装置96と感光材料22との間におけるレー
ザビームBの光路を含む空間内の雰囲気温度が均一化さ
れる。
【0035】また、一対の側板部130,132の一端
部には、互いに同軸的となるように軸受140が取り付
けられており、この軸受140により丸棒状の支軸14
2が回転可能に軸支されている。この支軸142の軸心
は主走査方向と平行とされている。支軸142には、図
5に示されるように側板部132の僅かに内側となる部
位にストッパ板144が固着されており、このストッパ
板144は支軸142が回転可能となる角度を所定の範
囲内に制限している。
【0036】支軸142には、側板部130の内側であ
って軸方向における対称的な一対の部位にそれぞれ他の
部分より大径とされた連結部146が設けられている。
これら一対の連結部146には、感光材料22へ潜像を
形成しない時に光ビーム走査装置96と感光材料22と
の間でレーザビームBを遮断するためのシャッタ部材1
47が連結されている。ここで、シャッタ部材147に
は、主走査方向に沿って細長いプレート状とされた遮断
部148が設けられている。この遮断部148は、その
短手方向に沿って上方へ開いた略V字状となるように屈
曲されている。またシャッタ部材147には、その短手
方向における片側の端面部から支軸142側へ延出する
一対のステー部150が形成されており、これら一対の
ステー部150は、その先端側が一対の連結部146に
ビスにより締結固定されている。これにより、シャッタ
部材147は支軸142に連結され支軸142を中心と
して揺動可能に支持される。
【0037】シャッタ部材147は、ストッパ板144
により回転範囲が制限された支軸142を中心として図
3に示される開放位置と図4に示される遮断位置との間
で揺動可能とされており、開放位置にあるストッパ板1
44は、図3に示されるように遮断部148を光ビーム
走査装置96から出射されるレーザビームBの光路上か
ら退避させ、また遮断位置にあるストッパ板144は、
図4に示されるように光ビーム走査装置96から出射さ
れる遮断部148によりレーザビームBを遮る。
【0038】また図5及び図6に示されるように、シャ
ッタ部材147を支持する支軸142の一端部には従動
側プーリ152が同軸的に固定され、またステッピング
モータ134の駆動軸135には駆動側プーリ154が
同軸的に固定され、これらのプーリ152,154は樹
脂製のタイミングベルト156により連結されている。
これにより、ステッピングモータ134は、その作動時
にトルクを駆動側プーリ154、タイミングベルト15
6及び従動側プーリ152を介して支軸142へ伝達
し、シャッタ部材147を開放位置及び遮断位置の何れ
かに揺動させる。
【0039】シャッタ部材147には、図5に示される
ように一方(図5では左側)のステー部150に支軸1
42の径方向に沿って延出するストライカ片158が屈
曲形成されている。一方、支持フレーム128には、一
対の側板部130,132間の底板部129上にストラ
イカ片158に対応する位置センサ160が設置されて
いる。この位置センサ160は磁気センサにより構成さ
れており、ストライカ片158により磁路が遮られると
オンして検出信号を制御回路122(図3参照)へ出力
する。ここで、ストライカ片158は、シャッタ部材1
47が図5の実線で示すように開放位置に揺動すると位
置センサ160をオンさせるように設けられている。
【0040】また制御回路122は、位置センサ160
から検出信号が入力するとシャッタ部材147が開放位
置にあると判断する。またフォトプリンタ10には、装
置メンテナンス等を行うサービスマンに対する操作部及
び情報表示部としてキーボード及びディスプレイ部(図
示省略)が設けられており、これらのキーボード及びデ
ィスプレイ部に対して所定の操作を行うことにより、制
御回路122に対してシャッタ部材147の開放位置か
ら遮断位置までの揺動量を任意の値に設定可能とされて
いる。制御回路122は、設定されたシャッタ部材14
7の揺動量に対応する駆動パルス数を算出し、開放位置
にあるシャッタ部材147を遮断位置へ移動させる際に
は、ステッピングモータ134へ駆動パルスを算出値だ
け出力する。これにより、シャッタ部材147は、開放
位置を原点位置として制御回路122に設定されている
揺動量だけ精度良く揺動して停止する。
【0041】上記のように制御回路122に設定される
シャッタ部材147の開放位置から遮断位置までの揺動
量を任意の値に設定可能にしたことにより、開放位置か
ら遮断位置へ移動したシャッタ部材147により光ビー
ム走査装置96から出射されるレーザビームBを確実に
遮断されるようにシャッタ部材147の揺動量を調整可
能になる。またフォトプリンタ10に適用される光ビー
ム走査装置96の機種変更等があった場合にも、その光
ビーム走査装置96に対応させてシャッタ部材147の
揺動量を簡単に調整できるようになる。
【0042】光ビーム遮断装置100における支持フレ
ーム128は、光ビーム走査装置96が上面側に取り付
けられた本体フレーム部118の下面側に複数のビスに
より締結固定され、この本体フレーム部118により支
持されている。光ビーム遮断装置100では、支持フレ
ーム128に搭載されたステッピングモータ134の作
動時には、ステッピングモータ134自体から振動が発
生すると共にシャッタ部材147の加減速に伴う慣性力
が起振力となり、さらに冷却ファン136からも振動が
発生する。これらの振動又は起振力は、支持フレーム1
28を介して本体フレーム部118へ伝達されて本体フ
レーム部118を振動させる。但し、光ビーム走査装置
96は、防振ゴム120を介して本体フレーム部118
にマウントされ、この防振ゴム120により光ビーム遮
断装置100からの振動が遮断されている。
【0043】(実施形態の作用)次に、上記のような構
成された本実施形態に係る光ビーム遮断装置100を備
えたフォトプリンタ10の作用について説明する。フォ
トプリンタ10では、複数の連続調画像の各々を担持し
ている画像信号Sが次々と供給されれば、長尺のシート
状感光材料22にはそれらの画像が感光材料の長手方向
に連ねて次々と記録される。勿論その場合は、感光材料
22の定速搬送を停止する必要はない。
【0044】一方、ある画像を記録し終えた時点で、次
に記録すべき画像を担持する画像信号Sが直ちに供給さ
れない場合は、感光材料22を無駄に消費しないよう
に、感光材料22の搬送が停止される。以下、このよう
な場合における感光材料22の搬送動作を図7及び図8
に基づいて説明する。
【0045】図8(A)は、感光材料22の搬送が停止
される際の搬送速度Vの変化を、時間を追って示すもの
である。まず1つの画像を記録しているとき、搬送速度
Vは一定のV0に保たれている。そして、この画像の記
録が時間T0に終了した後、時間T1において、例え
ば、変調器駆動回路124から、次に記録すべき画像を
示す画像信号Sが入力されていないことを示す信号Qが
制御回路122に入力されると、制御回路122はニッ
プローラ対55,56に制動をかけて停止させ、次いで
ニップローラ対55,56をそれまでの回転方向と逆の
方向に回転駆動させる。
【0046】この際、駆動系の慣性があるため、感光材
料22の搬送速度VはV0から徐々に低下し、時間T2
で0(ゼロ)となり、そこから逆向きとなって次第に増
大し、所定の−V0に達する。制御回路122はこの速
度−V0での感光材料22の逆送りを所定時間続行さ
せ、時間T3になるとこの逆送りを停止させる。そこで
感光材料22は惰性によって多少逆送りされた後、時間
T4において完全に停止する。
【0047】ここまでの感光材料22の搬送動作を図7
(A)〜(B)に示す。図7において、感光材料22の
上に記したハッチング付きの四辺形が記録画像Pを示
し、矢印AはレーザビームBによって主走査がなされる
主走査位置を示している。同7(A)は、画像Pの記録
がちょうど終了した時点の感光材料22の位置を示して
いる。また図7(B)と(C)とはそれぞれ、上記の時
間T2、T4における感光材料22の位置を示している。
ここに示されている通り感光材料22は、記録済みの画
像Pの一部が主走査位置よりも副走査方向に沿って上流
側に戻ったところで停止する。
【0048】その後変調器駆動回路124から、次に記
録すべき画像を示す画像信号Sが入力されたことを示す
信号Rが制御回路122に入力されると、制御回路12
2はニップローラ対55,56を正転方向(感光材料2
2を副走査のために搬送する方向)に回転駆動させる。
【0049】図8の時間T5はニップローラ対55,5
6による感光材料22の搬送が再開された時間である。
そこから搬送速度Vは次第に増大して、若干の時間内に
所定のV0に達し、以後感光材料22はこの速度V0で
定速搬送されるようになる。この定速搬送状態に入った
後、時間T6において光変調器108によるレーザビー
ムBの変調が開始される。なおレーザ光源104は、こ
こまで停止させることなく連続駆動されている。また、
ポリゴンミラー106もここまで駆動し続けているの
で、前述と同様にしてレーザビームBの主走査および副
走査がなされ、次の画像が感光材料22に露光記録され
る。
【0050】このように感光材料22への画像記録は、
該感光材料22の搬送が再開された時点から少しの時間
(T6−T5)が経過してから始められるので、この画
像は図7(C)ので2点鎖線で示す領域に記録されるよ
うになる。制御回路122によって以上のようにニップ
ローラ対55,56の駆動を制御すれば、連続的に複数
画像が形成される場合と同様に、2画像を僅かの距離
(図3中の符号Lにより示される距離:例えば、3mm
程度)の余白を置いて、相近接する状態で記録すること
が可能となる。
【0051】一方、光ビーム遮断装置100は、ステッ
ピングモータ134が制御回路122から入力する駆動
パルスにより駆動され、シャッタ部材147が図8
(B)に示されるように位置制御される。すなわち、シ
ャッタ部材147は、感光材料22に画像記録がなされ
る間は開放位置(レーザビームBを遮断しない位置)に
保持される。そして、1つの画像の記録が終了した後の
時間T1において、制御回路122がニップローラ対5
5,56を逆転駆動させる場合は、制御回路122がそ
れと同時にステッピングモータ134を作動させてシャ
ッタ部材147を開放位置から遮断位置(レーザビーム
Bを遮断する位置)へ揺動させる。図8(B)のハッチ
ングされた領域D1は、シャッタ部材147が開放位置
から遮断位置へ揺動する期間を示しており、この短い移
行期間を経てシャッタ部材147は遮断位置に停止す
る。
【0052】そして、感光材料22の副走査方向への搬
送が再開された時間T5から短い所定時間が経過する
と、制御回路122はステッピングモータ134を作動
させて、シャッタ部材147を開放位置へ復帰させる。
図8(B)のハッチングされた領域D2は、シャッタ部
材147が遮断位置から開放位置に復帰するまでの期間
を示しており、画像記録が再開される時間T6におい
て、シャッタ部材147は開放位置に停止した状態とな
っている。したがって、時間T6から始められる画像記
録は、シャッタ部材147によってレーザビームBが遮
断されるようなことなく、正常に行なわれ得る。
【0053】1つの画像記録が終了した後、画像信号S
が供給されない状態になると、光変調器108は当然レ
ーザビームBを遮断する状態にされるが、先に述べたよ
うにAOM等の光変調器108の消光比は1:1000
程度であるので、連続駆動しているレーザ光源104が
発するレーザビームBを完全に遮断することは不可能で
ある。しかしここで、1つの画像記録が終了してから次
の画像記録が再開されるまでの間、上述のようにシャッ
タ部材147が遮断位置とされてレーザビームBが遮断
されるので、光変調器108から漏れ出た微弱なレーザ
ビームBはこのシャッタ部材147によって遮断され
る。この結果、この微弱なレーザビームBは感光材料2
2に到達せず、該感光材料22にカブリを生じさせるこ
とがなくなる。
【0054】また光ビーム遮断装置100の支持フレー
ム128に搭載された冷却ファン136は、気流をステ
ッピングモータ134へ吹き付けてステッピングモータ
134の加熱を防止すると共に、気流を光ビーム走査装
置96と感光材料22との間におけるレーザビームBの
光路を含む空間内に循環させて、この空間内の雰囲気温
度が均一化する。これにより、レーザビームBが通過す
る空間内の空気密度が一様となり、空気密度が不均一と
なった空間内をレーザビームBが通過する際に生じるゆ
らぎ現象が防止され、ゆらぎ現象による写真プリントの
画質低下を効果的に防止できる。
【0055】以上説明した本実施形態に係る光ビーム遮
断装置100によれば、先ず、ステッピングモータ13
4が感光材料22に対する露光時にシャッタ部材147
を開放位置へ移動させ、かつ感光材料22に対する露光
停止時にシャッタ部材を光ビーム走査装置96から出射
されるレーザビームBの光路を遮る遮断位置へ移動させ
ることにより、感光材料22に対する画像形成時には光
ビーム走査装置96から出射されるレーザビームBがシ
ャッタ部材147により遮られることなく感光材料22
へ入射し、このレーザビームBにより感光材料22を露
光して潜像を記録でき、また感光材料22に対する露光
停止時には光ビーム走査装置96から微弱なレーザビー
ムBが出射されても、このレーザビームBが遮断位置に
あるシャッタ部材147により確実に遮られるので、感
光材料22におけるカブリ発生を確実に防止できる。
【0056】またフォトプリンタ10では、光ビーム走
査装置96が防振ゴム120を介して本体フレーム部1
18にマウントされ、この防振ゴム120により本体フ
レーム部118に直接的にマウントされた光ビーム遮断
装置100から光ビーム走査装置96への振動伝達が遮
断されるので、光ビーム遮断装置100からの振動によ
りレーザビームBが感光材料22に対してブレて、この
光ビームのブレによる画質低下を抑制できる。また光ビ
ーム遮断装置100では、シャッタ部材147が主走査
方向に沿って細長いプレート状に形成され、その幅方向
一端部に連結された支軸142を中心として遮断位置と
開放位置との間で揺動可能に支持されていることによ
り、シャッタ部材147を直線的に主走査方向又は副走
査方向へ移動させてレーザビームBに対する遮断位置と
開放位置との間を移動可能とする場合と比較し、シャッ
タ部材147を設置するために必要となるスペースを小
さくでき、かつ光ビーム遮断装置100自体の構造を簡
略化できる。
【0057】また本実施形態に係る光ビーム遮断装置1
00によれば、光ビーム走査装置96自体にはレーザビ
ームBに対するシャッタ機構が不要になることから、シ
ャッタ機構を具備しない光ビーム走査装置96を長尺状
の感光材料22へ画像を形成するフォトプリンタ10へ
使用可能とすることができので、予めシート状とされた
感光材料(シート紙)に画像を形成するフォトプリンタ
で使用されている光ビーム走査装置を殆ど改造等するこ
となく、ロール紙へ画像形成するフォトプリンタ10へ
流用可能とするので、フォトプリンタ10のコスト低下
を促進できるようになる。
【0058】なお、光ビーム走査装置96では、レーザ
光源104が出力されるレーザビームBを外部変調器で
ある光変調器108により画像情報に応じて変調してい
たが、レーザ光源としてLD(Laser Diode)等を用い
て、このようなレーザ光源から出力されるレーザビーム
Bの強度を直接変調するようにした場合でも、本実施形
態に係る光ビーム遮断装置100を適用できることは言
うまでもない。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように本発明の光ビーム遮
断装置によれば、光ビーム走査装置とは分離して設置可
能になると共に、感光材料に対する露光停止時に光ビー
ム走査装置から出射された光ビームを感光材料の手前で
遮断でき、かつ光ビーム走査装置への振動伝達を防止で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態に係る光ビーム遮断装置が
適用されるフォトプリンタの構成を示す側面図である。
【図2】 図1に示されるフォトプリンタにおけるレー
ザプリンタ部の構成を示す側面断面図である。
【図3】 図2に示されるレーザプリンタ部における光
ビーム走査装置、光ビーム遮断装置及び制御部の構成を
示す側面図であり、光ビーム遮断装置のシャッタ部材が
開放位置にある状態を示している。
【図4】 図2に示されるレーザプリンタ部における光
ビーム走査装置、光ビーム遮断装置及び制御部の構成を
示す側面図であり、光ビーム遮断装置のシャッタ部材が
遮断位置にある状態を示している。
【図5】 本発明の実施形態に係る光ビーム遮断装置の
構成を示す斜視図である。
【図6】 本発明の実施形態に係る光ビーム遮断装置の
構成を示す平面図である。
【図7】 図2に示されるレーザプリンタ部による感光
材料の搬送動作と画像領域との関係を示す感光材料の平
面図である。
【図8】 図2に示されるレーザプリンタ部による感光
材料の搬送動作とシャッタ部材の開閉状態との関係を示
すタイミングチャーとである。
【符号の説明】
10 フォトプリンタ 12 レーザプリンタ部 22 感光材料 30 副走査搬送部 55 ニップローラ対 56 ニップローラ対 96 光ビーム走査装置 100 光ビーム遮断装置 104 レーザ光源(光ビーム走査装置) 106 ポリゴンミラー(光ビーム走査装置) 107 ポリゴンモータ(光ビーム走査装置) 108 光変調器(光ビーム走査装置) 110 fθレンズ(光ビーム走査装置) 112 シリンドリカルレンズ(光ビーム走査装置) 118 本体フレーム部(支持構造体) 120 防振ゴム(振動遮断手段) 122 制御回路 124 変調器駆動回路 128 支持フレーム 134 ステッピングモータ(シャッタ駆動部) 136 冷却ファン 147 シャッタ部材 160 位置センサ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ビームを出射する光ビーム走査装置と
    該光ビーム走査装置から出射された光ビームにより露光
    される感光材料との間に配置され、光ビーム走査装置か
    ら出射される光ビームの光路を遮る遮断位置と光ビーム
    走査装置から出射される光ビームの光路上から退避する
    開放位置との間で移動可能に支持されたシャッタ部材
    と、 光ビーム走査装置による感光材料に対する露光時に前記
    シャッタ部材を前記開放位置へ移動させ、かつ感光材料
    に対する露光停止時に前記シャッタ部材を前記遮断位置
    に移動させるシャッタ駆動部と、 前記シャッタ部材及び前記シャッタ駆動部がそれぞれ搭
    載されたシャーシ部材と、 前記シャーシ部材から光ビーム走査装置への振動伝達を
    遮断する振動遮断手段と、 を有することを特徴とする光ビーム遮断装置。
  2. 【請求項2】 前記振動遮断手段は、光ビーム走査装置
    及び前記シャーシ部材が支持される支持構造体と光ビー
    ム走査装置及びシャーシ部材の少なくとも一方との間に
    介在する防振ゴムを有することを特徴とする請求項1記
    載の光ビーム遮断装置。
  3. 【請求項3】 前記シャッタ部材は、光ビーム走査装置
    による光ビームの偏向方向である主走査方向に沿って細
    長い板状に形成され、その幅方向一端部に設けられた支
    軸を中心として前記遮断位置と前記開放位置との間で揺
    動可能に支持されていることを特徴とする請求項1又は
    2記載の光ビーム遮断装置。
  4. 【請求項4】 前記シャーシ部材には、気流を発生させ
    該気流により前記シャッタ駆動部を冷却すると共に光ビ
    ーム走査装置から出射される光ビームの光路を含む空間
    内の温度変化を抑制する冷却ファンが搭載されているこ
    とを特徴とする請求項1、2又は3記載の光ビーム遮断
    装置。
  5. 【請求項5】 前記遮断位置及び前記開放位置の一方に
    ある前記シャッタ部材を検出する位置センサと、 前記位置センサにより検出された前記シャッタ部材が前
    記遮断位置及び前記開放位置の他方に達するまでのシャ
    ッタ部材の移動量を設定する設定手段と、 前記シャッタ部材の前記遮断位置及び前記開放位置の一
    方から他方への移動時に前記設定手段により設定された
    前記シャッタ移動量だけシャッタ部材が移動するように
    前記シャッタ駆動部を制御するシャッタ制御手段と、 を有することを特徴とする請求項1、2、3又は4記載
    の光ビーム遮断装置。
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