JP2004330740A - 画像記録方法及び画像記録装置 - Google Patents

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雅幸 村岡
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Abstract

【課題】複数のチャンネルを有する光源に光量低下または発光不能が発生したときでも、使用可能な光源のチャンネルにより露光動作を可能とする画像記録方法及び画像記録装置を提供する。
【解決手段】この画像記録方法は、波長の異なる複数の色を発光するチャンネルを複数有する光源からの光を感光材料に対し走査しながら露光し画像記録を行う際に、光源の光量をチャンネル毎に検出し光量が所定の光量以下となるか否かを監視し、光源の光量が所定の光量以下となりチャンネルに異常が発生したことを検出したとき、光源の使用可能なチャンネル数に応じて副走査速度を変えて露光を行うことで、露光動作が可能となり、露光を継続できる。
【選択図】 図7

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、波長の異なる複数の色を発光するチャンネルを複数有する光源で感光材料を感光させて画像記録を行う画像記録方法及び画像記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
印刷製版工程では最終的な印刷作業を行う前に、印刷出力対象の絵柄、色調、文章、文字等の確認を行うためにプルーフ(校正用サンプル)を作成するのが一般的である。このプルーフ作成のための画像データを画像記録装置に送り、画像記録装置の露光部でドラムの周囲に巻き付けた銀塩カラー感光材料からなる感光紙に対し、入力した画像データに基づいて複数のチャンネルを有する光源で露光を行い、その後、ドラムから感光紙を剥離し搬送し現像部で現像処理を行いカラープルーフとして出力する(下記特許文献1参照)。
【0003】
従来、光源の複数のチャンネルの内で光量低下や光源切れが発生した場合は、光源異常と判断してエラー情報を通知し、以降の露光動作を不可能としていた。このため、画像記録装置内の光源の修理が完了するまでは装置を使用することができずに装置の使用効率が減り、生産性が低下してしまう。
【0004】
【特許文献1】
特開2000−352813公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記従来技術の問題に鑑み、複数のチャンネルを有する光源に光量低下または発光不能が発生したときでも、使用可能な光源のチャンネルにより露光動作を可能とする画像記録方法及び画像記録装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明による画像記録方法は、波長の異なる複数の色を発光するチャンネルを複数有する光源からの光を感光材料に対し走査しながら露光し画像記録を行う画像記録方法であって、前記光源の光量を前記チャンネル毎に検出し前記光量が所定の光量以下となるか否かを監視するステップと、前記光源の光量が所定の光量以下となりチャンネルに異常が発生したことを検出したとき、前記光源の使用可能なチャンネル数に応じて副走査速度を変えて露光を行うステップと、を含むことを特徴とする。
【0007】
この画像記録方法によれば、光源の各チャンネルの発光光量を監視し、光源の発光不能を含む光量低下を検出すると、使用可能な複数のチャンネルを選択し、この選択したチャンネル数に応じて副走査速度を遅くすることで露光動作が可能となり、露光を継続することができる。
【0008】
上記画像記録方法において前記異常が発生したチャンネルの左右いずれか使用可能なチャンネル数の多い側を選択し使用することで、より効率的に露光を行うことができる。
【0009】
また、前記複数のチャンネル数を半分に減らし、異常が発生していない側を使用することで、露光の制御がし易くなる。
【0010】
また、前記複数色の内の異常が発生していない色についてもチャンネル数を減らすことが好ましい。また、前記異常を検出する光量値を設定することが好ましい。
【0011】
また、前記異常を検出したき、エラー情報を通知し、露光を継続するようにできる。または、前記異常を検出したき、エラー情報を通知し、露光中止か露光継続かを選択するようにできる。
【0012】
本発明による画像記録装置は、波長の異なる複数の色を発光するチャンネルを複数有する光源と、前記光源の光量を検出する光量検出手段と、を備え、前記光源からの光を感光材料に対し走査しながら露光し画像記録を行う画像記録装置であって、前記光量検出手段により前記光源の光量を前記チャンネル毎に検出し前記光量が所定の光量以下となるか否かを監視し、前記光源の光量が所定の光量以下となりチャンネルに異常が発生したことを検出したとき、前記光源の使用可能なチャンネル数に応じて副走査速度を変えて露光を行うことを特徴とする。
【0013】
この画像記録装置によれば、光源の各チャンネルの発光光量を監視し、光源の発光不能を含む光量低下を検出すると、使用可能な複数のチャンネルを選択し、この選択したチャンネル数に応じて副走査速度を遅くすることで露光動作が可能となり、露光を継続することができる。
【0014】
上記画像記録装置において前記異常が発生したチャンネルの左右いずれか使用可能なチャンネル数の多い側を選択し使用することで、より効率的に露光を行うことができる。
【0015】
また、前記複数のチャンネル数を半分に減らし、異常が発生していない側を使用することで、露光の制御がし易くなる。
【0016】
また、前記複数色の内の異常が発生していない色についてもチャンネル数を減らすことが好ましい。また、前記異常を検出する光量値を設定することが好ましい。
【0017】
また、前記異常を検出したき、エラー情報を例えば装置の表示に表示することで通知し、露光を継続するようにできる。または、前記異常を検出したき、エラー情報を通知し、露光中止か露光継続かを選択するようにできる。また、前記光源が発光ダイオードから構成されることが好ましい。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明による実施の形態について図面を用いて説明する。図1は本実施の形態による画像記録装置全体の外観を示す斜視図である。図2は図1の画像記録装置の内部を正面側から見た図である。図3は図2の画像記録装置のドラム及び光学ユニットを上部から見た要部平面図である。
【0019】
図1、図2に示すように、本実施の形態による画像記録装置1は、印刷出力対象の絵柄、色調、文章、文字等の確認を行うためのカラープルーフ(校正用サンプル)を作成するものであって、銀塩カラー感光材料(以下、単に「感光材料」ともいう。)に露光し画像を形成する露光部11と、露光された感光材料を現像する現像部21と、を備える。
【0020】
露光部11は、前面からメンテナンスできるように開閉可能な前面パネル5と、各種情報の表示とタッチパネルからなり装置全体の操作のために入力可能な表示部2と、内部にロール状の銀塩カラー感光材料である感光紙を収容したカートリッジ13を給紙カバー3,4の開放後に装填可能な装填部12,12’と、を備える。図1では装填部12,12’にカートリッジ13を装填する前、装填した後の状態を示している。
【0021】
現像部21は、メンテナンスのために開閉可能な上面パネル6と、前面には、現像処理液等の補充等のために開閉可能に設けられた補給パネル7と、を備える。
【0022】
図2に示すように、画像記録装置1の露光部11は、内部にロール状に巻かれたシート状感光材料である感光紙を収納した専用のカートリッジ13を装填し収容する装填部12,12’と、装填部12,12’に装填されたカートリッジ13から感光紙を給送する搬送ローラ対40,41,42等からなる給送部14と、給送部14から給送された感光紙Sを外周面に真空吸引し保持しながら主走査のために回転方向Rに回転するドラム10と、ドラム10上の感光紙に対しLED光やレーザ光等の光ビームを露光する光学ユニット16と、光学ユニット16を副走査のために副走査方向(図1の紙面垂直方向)H(図3)に搬送する副走査部17と、画像記録後のドラム10上の感光紙を剥離する剥離部材15と、を備える。露光後の感光紙は出口19及び接続部19aを通して現像部21へと搬送される。
【0023】
図2の画像記録装置1は、更に、搬送ローラ対42の下流側に配置されドラム10に向けて送られる感光紙の搬送に従い従動回転する従動ローラ31と、感光紙をドラム10との間で搬送する従動ローラ31と、ドラム10上から剥離部材15で剥離された感光紙をドラム10と従動ローラ31とで搬送するときに感光紙をガイドするアキュームガイド部材18と、アキュームガイド部材18で送られてきた感光紙を出口19へと更に搬送する搬送ローラ対32と、搬送ローラ対32に達した感光紙をアキュームするためにアキュームガイド部材18の一部が開放されることで形成されるアキュームレート部30と、搬送ローラ対32の下流側近傍に配置された感光紙の先端を検出する検出センサ33と、を備える。
【0024】
また、搬送ローラ対42の下流側近傍に配置された比較的幅狭の従動ローラ43は記録紙の移動とともに従動回転し、この従動ローラ43と同軸にロータリエンコーダ(図示省略)が連結されている。このロータリエンコーダが従動ローラ43とともに回転し回転量を測定することで搬送ローラ対42を通過して回転ドラム10に巻き付けられた感光紙の長さを求めることができる。また、下流側の搬送ローラ対32は、ワンウェイクラッチ構造を有し、感光紙の下流側への送り出し方向への回転が自在となっている。
【0025】
図2の搬送ローラ対40,41の下流側近傍には感光紙を切断するカット部10aがそれぞれ配置されており、各カット部10aはモータ(図示省略)により回転駆動されるロータリカッタを有し、上述の感光紙の長さ測定に基づいて感光紙を所定長さに切断する。
【0026】
図2の現像部21は、露光部11から送られた露光後の感光紙について湿式現像を行うもので、感光紙の現像処理を行う現像部23と、定着処理を行う定着部24と、安定処理を行う安定部25と、乾燥処理を行う乾燥部26と、乾燥された感光紙を搬送ローラ対27a等で外部に排出する排出部27と、を備える。
【0027】
図3のように、画像記録装置1のドラム10は、回転軸部14’の回転軸14a及び回転軸部18の回転軸15aが軸受33a、33bを介して支持台34a、34bに回転可能に軸支されている。ドラム10の一方の回転軸15aには、駆動プーリ35aが設けられ、この駆動プーリ35aはドラム駆動用パルスモータM6の出力プーリ35bとベルト36により連結され、ドラム駆動用パルスモータM6の駆動によりドラム10が回転する。また、ドラム10の回転軸15aには、ロータリーエンコーダ37が設けられ、回転のためのパルス信号を出力してドラムの回転に同期した画素クロック制御に用いる。
【0028】
ドラム10の他方の回転軸14aは吸引ブロアP1に連結されている。ドラム10の表面には吸着孔31cが回転軸方向に直線状に延びて多数形成されており、吸引ブロアP1の駆動によりドラム10の内部が減圧されて感光紙がドラム10の表面に吸着される。
【0029】
光学ユニット16は、副走査部17によりドラム軸と平行に移動可能に構成され、ドラム10に吸着された感光紙に光ビームで露光して画像の書き込みを行う。図3に示すように、光学ユニット16には、異なる3波長の光源としてLEDユニット320、LEDユニット321、LEDユニット322が配置されている。各LEDユニット320,321,322はそれぞれ32チャンネル分の基板上に配置された発光ダイオード(LED)を備え、各LEDユニット320,321,322からの光ビームは、ミラー325、326、327を介して、集光レンズ331からドラム10上の感光紙に画像を露光する。露光シャッタ332は露光ソレノイド333により開閉することで、露光開始/終了時に光路の開閉を行なう。
【0030】
また、複数のLEDユニット320,321,322は、例えば、それぞれ波長450nm程度のB(ブルー)、波長540nm程度のG(グリーン)、波長650nm程度のR(レッド)の各色を発光するように構成でき、各LEDユニットにより銀塩カラー感光材料を露光したとき、BによりY(イエロー)、RによりM(マゼンダ)、GによりC(シアン)がそれぞれ発色するようになる。
【0031】
光学ユニット16は、移動ベルト340に固定され、一対のガイドレール341、342に案内されてドラム軸と平行方向の副走査方向H及びその反対の方向H’に移動可能に設けられている。移動ベルト340は一対のプーリ343、344に掛け渡され、一方のプーリ344は副走査モータM7の出力軸345に連結され、副走査モータM7の駆動により光学ユニット16がドラム軸と平行に副走査方向H、その反対の方向H’に移動する。
【0032】
また、図3のように、回転ドラム10の外周面のドラム軸と平行の延長上位置にはフォトダイオード等の受光素子からなる測光部57が配置されており、図3のホームポジションの位置の光学ユニット16が方向H’に若干移動し各LEDユニット320〜322からの光ビームが測光部57に入射することで、各チャンネルの各LEDの光ビームの光量を測定できるようになっている。
【0033】
図3に示すように、吸引ブロアP1は空気吸引ポンプにより吸引連結管51を通してドラム10内を吸引し、露光部11による露光開始前にドラム10内を負圧にし感光紙を外周面に吸着する。
【0034】
次に、各LEDユニット320〜322及び測光部57について更に図4,図5を参照して説明する。図4は図3の複数のLEDユニット320〜322により構成される32チャンネル分の光源からの光ビームが並んだ状態を示す平面図である。図5は図4の32チャンネルの光源からの光ビームのスポットが測光部の受光面上に並んだ状態を示す平面図である。
【0035】
複数のLEDユニット320〜322は、各32チャンネル分のLEDから光ビームが図3の集光レンズ331から出射すると、図4のように左端のチャンネル59aから右端のチャンネル59eまでの32チャンネル分の光ビーム59がドラム10上の感光紙を同時に照射し、このとき、各チャンネル59a〜59eから波長の異なるB、G、Rの複数の光ビームが出射できるようになっている。なお、図4のように、光源の各チャンネル59a〜59eは副走査方向Hにほぼ平行に並んでいるが、副走査方向Hに対し傾斜するように並べてもよい。
【0036】
複数のLEDユニット320〜322からの各光ビームが測光部57に照射できる位置に図4の光学ニット16が移動すると、図5のように測光部57の受光面58内に32チャンネル分の光ビーム59が照射されるようになっている。各LEDユニット320〜322の各LEDを駆動し、図4の例えば左端のチャンネル59aから順々に発光させることで、各チャンネル59a〜59eの光ビームの光量を測定でき、発光不能を含む一定光量以下のチャンネルを検出できる。
【0037】
図6に図1〜図5の画像記録装置1の露光部11における画像データの流れ及び画像記録装置1の制御系のブロック図を示す。
【0038】
図4に示すように、図1〜図3の画像記録装置1は、カラープルーフを作成するために外部の画像処理装置であるRIP(Raster Image Processor)49でラスターデータから網点画像データを作成し、この網点画像データがRIP49から露光部11に転送されるようになっている。
【0039】
露光部11は、図6のように、外部のRIP49からの網点画像データが入力する画像データI/F部52と、画像データI/F部52からの網点画像データをいったん記憶し随時出力するハードディスク記憶装置等からなるデータバッファ53と、データバッファ53からの網点画像データに基づいて感光紙に対する露光のための露光データを作成するルックアップテーブル54と、ルックアップテーブル54からの露光データのデジタル信号をアナログ信号に変換するB、G、Rの各LEDユニット320〜322に対応した複数のD/A変換部55a,55b,55cと、D/A変換部55a〜55cからの各アナログ信号により各LEDユニット320〜322の各LEDを直接にアナログ変調しドライブする複数のドライバ56a,56b,56cと、を備える。
【0040】
図4の制御部50は、中央演算処理装置(CPU)等から構成され、画像データI/F部52、データバッファ53、ルックアップテーブル54、表示部2及び他の装置部分を制御する。
【0041】
また、制御部50は、各チャンネル59a〜59eからの光ビームを測光部57で受光して各チャンネル毎に測定した光量に基づいて予め設定した閾値を基準にして発光不能を含む光量低下を生じたチャンネルを検出し、例えば、図4のように光量低下または発光不能の異常のチャンネル59bを検出すると、異常のチャンネル59b(左端から13番目のチャンネル)を基準にして左右どちら側のチャンネル数が多いかを判断し、使用可能なチャンネル数の多い側Aのチャンネル59c〜59eの使用を決定する。
【0042】
制御部50は、32チャンネルから例えば19チャンネルにチャンネル数が減った分だけ光学ユニット16の図3の副走査方向Hの副走査速度を遅く設定し、その遅くした副走査速度で光学ユニット16が副走査するように副走査モータM7を制御する。また、制御部50は表示部2に光源の異常チャンネル発生に関するエラー情報を表示させる。
【0043】
次に、図1乃至図6の画像記録装置1における動作について図7のフローチャートを参照して説明する。
【0044】
まず、外部のRIP49から網点画像データが入力すると、制御部50は装填部12または12’から感光紙を搬送ローラ対40〜42等でドラム10に向けて搬送する(S01)。そして、カット部10aで所定長さに切断した感光紙をドラム10に巻き付け吸引ブロアP1を作動して吸引により保持する。
【0045】
一方、図3のホームポジションの位置にある光学ユニット16が測光部57に移動し、測光部57で図4の各チャンネル59a〜59eの光量を測光し(S02)、その結果、図4のように光量低下(または発光不能)を生じた異常のチャンネル59bを検出すると(S03)、使用可能なチャンネル数の多い側Aのチャンネル59c〜59eの使用を決定するとともに(S04)、表示部2に異常チャンネル発生のエラー情報を表示する(S05)。
【0046】
そして、図6の制御部50が図4のように32チャンネルから19チャンネルにチャンネル数が減った分だけ光学ユニット16の副走査速度を遅く設定し(S06)、この遅くした副走査速度で副走査モータM7により光学ユニット16の図3の副走査方向Hへの副走査を開始するとともに(S07)、ドラム10を主走査方向(回転方向R)に回転させ、光学ユニット16からの光ビームで感光紙の露光を開始する(S08)。
【0047】
上述の露光が終了すると(S09)、光学ユニット16の副走査移動を停止してから、光学ユニット16を方向H’に移動させホームポジションに移動させる(S10)。一方、露光により感光した感光紙をドラム10から剥離部材15で剥離し、搬送ローラ対32等で出口19へと搬送し(S11)、現像部21に接続部19aから送り、感光紙の現像処理を行ってから(S12)、排出部28へと排出する(S13)。
【0048】
以上のように、本実施の形態による画像記録装置によれば、露光部11の露光前に測光部57の光量検出により、LEDユニット320〜322の各LEDの光量低下(または発光不能)を生じた異常チャンネルの発生を検出すると、エラー情報を通知するとともに異常となったチャンネルの左右いずれか使用可能なチャンネル数の多い側を選択して、選択したチャンネル数に応じて光学ユニット16の副走査速度を下げて露光動作を継続するので、装置が使用不能となることなく露光動作が可能となる。このため、画像記録装置の使用を停止しなくともよいので、生産性の低下を一定限度に留めることが可能となる。
【0049】
なお、図7では、図4の異常のチャンネル59bを検出したとき使用可能なチャンネル数の多い側Aのチャンネル59c〜59eを使用するように制御したが、使用するチャンネル数を半分に減らし、例えば図4のように異常が発生していない半分の側Bのチャンネル59d〜59eを使用するように制御してもよい。このように32チャンネルの半分の16チャンネルを使用することで露光の制御がし易くなる。
【0050】
次に、図1乃至図6の画像記録装置1における別の動作について図8のフローチャートを参照して説明する。図8の動作は異常チャンネルの発生を検出したとき、露光を行うか否かを判断するようにしたものである。
【0051】
図7と同様に、外部から網点画像データが入力すると感光紙をドラム10に向けて搬送し(S21)、所定長さに切断した感光紙をドラム10に巻き付けて吸引により保持する一方、測光部57で図4の各チャンネル59a〜59eの光量を測光し(S22)、その結果、図4のように光量低下(または発光不能)を生じた異常のチャンネル59bを検出すると(S23)、表示部2に異常チャンネル発生のエラー情報を表示し(S24)、露光を行うか否かを判断する(S15)。この判断は、制御部50が異常を生じたチャンネルの位置や数に基づいて行うようにしてよいが、表示部2のエラー通知によりユーザが判断し、装置を操作するようにしてもよい。
【0052】
露光を行う場合、図4のように使用可能なチャンネル数の多い側Aのチャンネル59c〜59eの使用を決定し(S26)、図4のように32チャンネルから19チャンネルにチャンネル数が減った分だけ光学ユニット16の副走査速度を遅く設定し(S27)、この遅くした副走査速度で光学ユニット16の図3の副走査方向Hへの副走査を開始するとともに(S28)、ドラム10を主走査方向(回転方向R)に回転させ、光学ユニット16からの光ビームで感光紙の露光を開始する(S29)。
【0053】
上述の露光が終了すると(S30)、光学ユニット16の副走査移動を停止してから、光学ユニット16を方向H’に移動させホームポジションに移動させる(S31)。一方、露光により感光した感光紙をドラム10から剥離し出口19へと搬送し(S32)、現像部21に送り感光紙の現像処理を行ってから(S33)、排出部28へと排出する(S34)。
【0054】
また、ステップS25で露光を行わないと判断した場合は、ドラム10まで搬送した感光紙を更に搬送し現像処理してから排出するか、または、そのまま装置の作動を停止するようにしてもよい。
【0055】
以上のように本発明を実施の形態により説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、本発明の技術的思想の範囲内で各種の変形が可能である。例えば、本発明による画像記録装置はカラープルーフの作成以外にも適用できることは勿論である。
【0056】
また、光源のチャンネル数は、32チャンネルとして説明したが、本発明はこれに限定されず、16チャンネルや64チャンネル、128チャンネルのように、適宜増減することができる。
【0057】
また、図4では光源のチャンネル1個が異常となった場合について説明したが、複数のチャンネルが異常となった場合でも同様にして制御して露光を行うことができ、または、図8のように露光を行うか否かを判断するように制御できる。
【0058】
また、本実施の形態では、光源のチャンネル毎の光量測光を露光開始前に行い、異常チャンネルを検出するようにしているが、例えば各波長毎に複数回の露光を行うために副走査移動が反復されるような場合には、露光動作中に光学ユニットがホームポジションに戻るたびに測光を行うように制御してもよい。
【0059】
【発明の効果】
本発明の画像記録方法及び画像記録装置によれば、複数のチャンネルを有する光源に光量低下または発光不能が発生したときでも、使用可能な光源のチャンネルにより露光動作が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態による画像記録装置全体の外観を示す斜視図である。
【図2】図1の画像記録装置の内部を正面側から見た図である。
【図3】図2の画像記録装置のドラム及び光学ユニットを上部から見た要部平面図である。
【図4】図3の複数のLEDユニット320〜322により構成される32チャンネル分の光源からの光ビームが並んだ状態を示す平面図である。
【図5】図4の32チャンネルの光源からの光ビームのスポットが測光部の受光面上に並んだ状態を示す平面図である。
【図6】図1〜図3の画像記録装置1の露光部11における画像データの流れ及び画像記録装置1の制御系を示す図である。
【図7】図1乃至図6の画像記録装置1における動作を説明するためのフローチャートである。
【図8】図1乃至図6の画像記録装置1における別の動作を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
1・・・画像記録装置
2・・・表示部
10・・・回転ドラム
16・・・光学ユニット
50・・・制御部
57・・・測光部(光量測定手段)
59・・・32チャンネル分の光ビーム
59a〜59e・・・チャンネル
320,321,322・・・LEDユニット
S・・・感光紙(銀塩カラー感光材料)

Claims (15)

  1. 波長の異なる複数の色を発光するチャンネルを複数有する光源からの光を感光材料に対し走査しながら露光し画像記録を行う画像記録方法であって、
    前記光源の光量を前記チャンネル毎に検出し前記光量が所定の光量以下となるか否かを監視するステップと、
    前記光源の光量が所定の光量以下となりチャンネルに異常が発生したことを検出したとき、前記光源の使用可能なチャンネル数に応じて副走査速度を変えて露光を行うステップと、を含むことを特徴とする画像記録方法。
  2. 前記異常が発生したチャンネルの左右いずれか使用可能なチャンネル数の多い側を選択し使用することを特徴とする請求項1に記載の画像記録方法。
  3. 前記複数のチャンネル数を半分に減らし、異常が発生していない側を使用することを特徴とする請求項1に記載の画像記録方法。
  4. 前記複数色の内の異常が発生していない色についてもチャンネル数を減らすことを特徴とする請求項1,2または3に記載の画像記録方法。
  5. 前記異常を検出する光量値を設定することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像記録方法。
  6. 前記異常を検出したき、エラー情報を通知し、露光を継続することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像記録方法。
  7. 前記異常を検出したき、エラー情報を通知し、露光中止か露光継続かを選択することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像記録方法。
  8. 波長の異なる複数の色を発光するチャンネルを複数有する光源と、前記光源の光量を検出する光量検出手段と、を備え、前記光源からの光を感光材料に対し走査しながら露光し画像記録を行う画像記録装置であって、
    前記光量検出手段により前記光源の光量を前記チャンネル毎に検出し前記光量が所定の光量以下となるか否かを監視し、前記光源の光量が所定の光量以下となりチャンネルに異常が発生したことを検出したとき、前記光源の使用可能なチャンネル数に応じて副走査速度を変えて露光を行うことを特徴とする画像記録装置。
  9. 前記異常が発生したチャンネルの左右いずれか使用可能なチャンネル数の多い側を選択し使用することを特徴とする請求項8に記載の画像記録装置。
  10. 前記複数のチャンネル数を半分に減らし、異常が発生していない側を使用することを特徴とする請求項8に記載の画像記録装置。
  11. 前記複数色の内の異常が発生していない色についてもチャンネル数を減らすことを特徴とする請求項8,9または10に記載の画像記録装置。
  12. 前記光量検出手段が前記異常を検出する光量値を設定することを特徴とする請求項8乃至11のいずれか1項に記載の画像記録装置。
  13. 前記異常を検出したき、エラー情報を通知し、露光を継続することを特徴とする請求項8乃至12のいずれか1項に記載の画像記録装置。
  14. 前記異常を検出したき、エラー情報を通知し、露光中止か露光継続かを選択することを特徴とする請求項8乃至12のいずれか1項に記載の画像記録装置。
  15. 前記光源が発光ダイオードから構成されることを特徴とする請求項8乃至14のいずれか1項に記載の画像記録装置。
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