JP2008209687A - レーザ出力調整方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】感光媒体に形成される画像の分解能を向上させる。
【解決手段】まず、画像が形成される印画紙の種類を決定し、その印画紙の発色特性に基づいて、その印画紙において全ての濃度の画像を形成するために必要となるレーザ光の強度Pを決定する。そして、同期センサで検出されるレーザ光の強度が上記の強度Pになるように、赤色LDの可変抵抗の抵抗値を変更する。
【選択図】図5

Description

本発明は、レーザ光を用いて露光を行うことで感光媒体上に画像を形成する露光装置におけるレーザ出力調整方法に関するものである。
近年、いわゆるデジタル露光方式を採用した写真処理装置が広く用いられるようになってきている。かかるデジタル露光方式では、デジタル画像データに基づいて変調された光によって印画紙を露光することによって画像を形成することができる。従って、レーザ光源から出射されたレーザ光は、レンズ、反射鏡及び音響光学変調器(AOM)等の複数の光学部品を経て露光位置に配置された印画紙に導かれる。ここで、高品質の画像を得るためには、印画紙に導かれるレーザ光は所定の強度を有していることが必要である。
従って、レーザ光源の出力の調整は、印画紙に導かれるレーザ光の強度が所定の強度以上になるように行われるが、印画紙に導かれるまでにレーザ光が通過する光学部品等での減衰などを考慮すると、レーザ光源の出力はその分だけ大きくしておく必要がある。そして、従来は、レーザ光源単体においてレーザ出力の調整が行われた後で、その調整後のレーザ光源が写真処理装置に搭載されていたために、例えば複数の光学部品のばらつき、印画紙の感度ばらつき及び現像液等の発色ばらつきなどの種々のばらつきを考慮しなければならず、レーザ光源の出力は必要以上に大きくなる傾向がある。
特開平11−237568号公報
しかしながら、レーザ光源の出力があまりに大きくなると、AOMにおいて所定の階調数で変調した場合に、十分なダイナミックレンジが得られなくなるという問題が発生する。つまり、レーザ光源の出力が大きくなるに伴って1階調に対応したステップ値が大きくなり、印画紙に形成される画像の分解能が低下してしまう。このように、従来はレーザ光源単体においてレーザ出力の調整が行われていたために、レーザ出力の調整は複数の光学部品のばらつきを考慮した上で行う必要があり、それが原因で印画紙に形成される画像の分解能の低下を避けることができなかった。
そこで、本発明の主な目的は、感光媒体に形成される画像の分解能を向上させることが可能となるレーザ出力調整方法を提供することである。
課題を解決するための手段および発明の効果
本発明のレーザ出力調整方法は、レーザ光源と、前記レーザ光源から出射されたレーザ光を感光媒体に導くための複数の光学部品とを備えた露光装置におけるレーザ出力調整方法であって、前記レーザ光源から出射され且つ前記複数の光学部品を経て露光位置に到達したレーザ光の強度を検知し、その検知されたレーザ光の強度に基づいて前記レーザ光源の出力を調整することを特徴としている。
この構成によると、レーザ光源から出射され、その後、複数の光学部品を経て露光位置に到達したレーザ光の強度に基づいてレーザ光源の出力が調整されるので、複数の光学部品のばらつきを別途考慮する必要がなくなる。そのため、感光媒体の露光処理以降の処理に関連したばらつき(例えば感光媒体の感度ばらつき及び現像液等の発色ばらつき)だけを考慮した上でレーザ光源のレーザ出力を調整できるので、レーザ光源におけるレーザ出力を比較的小さく抑えることができる。従って、十分なダイナミックレンジを得ることができ、感光媒体に形成される画像の分解能を向上させることが可能となる。
本発明のレーザ出力調整方法では、前記露光装置は、感光媒体上においてレーザ光を一方向に走査する走査光学素子と、前記走査光学素子により感光媒体上において走査されるレーザ光の変調タイミングを制御するための同期センサとを備えており、前記レーザ光源から出射され且つ前記走査光学素子で走査されるレーザ光の強度を前記同期センサにより検知し、その検知されたレーザ光の強度に基づいて前記レーザ光源の出力を調整してもよい。
この構成によると、レーザ光源から出射され、その後、走査光学素子で走査されるレーザ光の強度が同期センサにより検知される。従って、レーザ出力を調整を行う場合に、画像が形成される際にレーザ光の変調タイミングを制御するための利用される同期センサによってレーザ光の強度が検知されるので、レーザ光の強度を検知する検知手段をレーザ出力調整用に別途設ける必要がない。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。図1は、本発明の実施の形態に係るレーザ出力調整方法が利用可能な写真処理装置の概略構成を示す図である。
図1に示す写真処理装置1は、レーザビームによるデジタル走査露光方式が採用された写真処理装置であって、画像入力部20と、プリンタ部30と、プロセッサ部40と、仕上げ処理部50とを具備している。また、写真処理装置1には、ペーパーマガジン31、32が装填されており、それらに収納されている長尺の感光媒体である印画紙2は、図1において1点鎖線で示した経路18に沿って、後述するカッター34まで搬送される。そして、カッター34で幅方向に沿って所定長さに切断された印画紙2は、経路18に沿って、プリンタ部30からプロセッサ部40を経て仕上げ処理部50へと搬送される。
画像入力部20では、フィルムの各コマに記録されたアナログ画像の読み取り処理及び読み取られた画像データに対するディジタル変換処理、またはフラッシュメモリ等の画像記憶装置に記録されたディジタル画像の読み取り処理などの各種処理が行われる。プリンタ部30では、主に印画紙2に対してディジタル画像データに基づく露光処理が施される。プロセッサ部40では、露光済みの印画紙2に対して現像、漂白定着、安定化などの処理が施される。仕上げ処理部50では、プロセッサ部40から排出された画像が顕在化した印画紙2に対して乾燥処理が施され、さらに乾燥して排出口19から排出された印画紙2がオーダーごとに仕分けられる。
画像入力部20は、フィルムが装着されるフィルム装着ユニット21と、スキャニング時にフィルムを照射する光源が収納されたスキャナ光源ユニット22と、フラッシュメモリ等の画像記憶装置からのディジタル画像が入力される入力端子(図示せず)とを具備している。フィルム装着ユニット21の下方にはフィルム画像を撮像するためのCCDなどの撮像素子(図示せず)が配置されている。撮像素子から出力される画像信号は、A/Dコンバータ(図示せず)でデジタル変換された後に、後述する画像制御装置100に供給される。
プリンタ部30は、巻回された長尺の印画紙2をそれぞれ収納しており且つ選択的に使用される2つのペーパーマガジン31、32と、ペーパーマガジン31、32から印画紙2を引き出すアドバンスユニット33と、ペーパーマガジン31、32から引き出された所定幅を有する印画紙2を幅方向に沿ってプリントサイズに応じた所望の長さに切断するカッター34と、印画紙2の感光乳剤層が形成されていない面(裏面)に所望の文字を印字するための印字ユニット35と、所望の長さに切断された印画紙2を露光位置の前段にまで2〜3列で並列搬送するチャッカ36と、印画紙2に露光処理を施すための露光ユニット3と、印画紙2を搬送するための複数のローラ対37と、ローラ対37を駆動するためのモータ38とを有している。なお、複数のローラ対37は、切断された印画紙2が脱落しないように、印画紙2が切断される可能性のある最も短い長さよりも短い間隔で配置されている。
プロセッサ部40は、プリンタ部30から供給された印画紙2に対して現像、漂白定着、安定化の各処理を施すための処理槽41a〜41fと、処理槽41a〜41fに蓄えられた処理液の廃液および補充液のタンク42a〜42dと、印画紙2を搬送するための複数のローラ対43と、ローラ対43を駆動するためのモータ(図示せず)とを具備している。
仕上げ処理部50は、プロセッサ部40から排出された印画紙2を迅速に乾燥させるためのヒータ51と、排出口19から排出された印画紙2を図1の紙面垂直方向に搬送するためのベルトコンベア52と、印画紙2を搬送するための複数のローラ対53と、ローラ対53を駆動するためのモータ(図示せず)とを具備している。なお、複数のローラ対43、53も、複数のローラ対37と同様に、切断された印画紙2が脱落しないように、印画紙2が切断される可能性のある最も短い長さよりも短い間隔で配置されている。
また、図1に示す写真処理装置1は、その各部の動作を制御する制御ユニット10と、写真処理装置1に関する様々な情報を表示してオペレータに告知するディスプレイ23および写真処理装置1に対する入力操作を行うためのキーボード24を含むパーソナルコンピュータ(パソコン)25とを具備している。なお、制御ユニット10には、後で詳述するように、主に露光ユニット3により露光される画像に対応する画像データについての制御を行う画像制御装置100(図3参照)が含まれている。
次に、本実施の形態の写真処理装置1に含まれる露光ユニット3の詳細な構成について説明する。図2は、図1に示す写真処理装置に含まれる露光ユニットの概略構成を示す図である。
露光ユニット3は、図2に示すように、筐体70内に、青色LD(Laser Diode)71B、緑色SHG(Second Harmonic Generation)レーザユニット71Gおよび赤色LD71Rを備えている。青色LD71B、緑色SHGレーザユニット71Gおよび赤色LD71Rは、それぞれ青色成分、緑色成分、赤色成分の波長の微小径光線のレーザビームを出射可能なものである。
緑色SHGレーザユニット71Gの内部には、図示はしないが、YAGレーザなどの固体レーザおよび固体レーザから出射されたレーザビームから緑色成分のレーザビームに対応する第2次高調波を取り出す第2次高調波生成部などから構成される波長可変部などが設けられており、この第2次高調波成分のレーザビームが出射されることになる。なお、本実施の形態の構成では、基本のレーザビームを出射する手段として固体レーザを用いているが、これに限定されるものではなく、例えばLDを用いることも可能である。
一方、青色LD71Bおよび赤色LD71Rは、それぞれ青色成分および赤色成分のレーザビームを直接出射することが可能である。また、青色LD71Bおよび赤色LD71Rの出射側には、それぞれ、それから出射された青色レーザビームおよび赤色レーザビームを整形し、次のAOM73BおよびAOM73Rの光入射口に導くためのレンズ群72B、72Rがそれぞれ配置されている。なお、青色LD71Bおよび赤色LD71Rの代わりに、緑色SHGレーザユニット71Gと同様に構成された青色SHGレーザユニットおよび赤色SHGレーザユニットを用いることも可能である。また、青色LD71Bおよび赤色LD71Rに対してAOM73BおよびAOM73Rを設けずに、青色LD71Bおよび赤色LD71Rからの出力自体を直接変調させることによって、レーザビームの強度変調を行う構成としてもよい。
青色LD71B、緑色SHGレーザユニット71Gおよび赤色LD71Rから出射されたレーザビームは、音響光学変調素子(AOM:Acousto−Optic Modulator )73B、73G、73Rの光入射口に導かれて、各レーザビームを画像データに応じて変調された後で、調光部74B、74G、74Rにおいて各レーザビームの光量が調整される。このように、本実施の形態では、青色LD71B、緑色SHGレーザユニット71Gおよび赤色LD71Rと、AOM73B、73G、73Rとは、それぞれ対となって光源として機能する。
なお、AOM73B、73G、73Rは、音波により透明媒質中に作り出された屈折率分布が位相回折格子として働くことによる回折現象、いわゆる音響光学回折を利用した光変調器であり、印加する超音波の強度を変えることによって回折された光の強度を変調するものである。従って、AOM73B、73G、73Rには、AOMドライバ83B、83G、83R(図3参照)がそれぞれ接続されており、これらのAOMドライバ83B、83G、83Rから、画像データに応じて振幅が変調された高周波信号が入力される。すると、音響光学媒質内に上記高周波信号に応じた超音波が伝搬され、この音響光学媒質内をレーザビームが透過すると、音響光学効果が作用することによって回折が生じ、高周波信号の振幅に応じた強度のレーザビームが回折光としてAOM73B、73G、73Rから出射される。
また、調光部74B、74G、74Rは、例えばNDフィルタや、大きさの異なる複数の開口部が設けられた回転板などによって構成される。半導体レーザや固体レーザなどの発光素子は、安定した状態で発光を行うことのできる光量の範囲が決まっているので、この調光部74B、74G、74Rによる光量の調整によって、印画紙の発色特性に応じて広いダイナミックレンジとなるような光量範囲で露光を行うことが可能となる。
そして、調光部74B、74G、74Rから出射された各レーザビームは、ダイクロイックミラー75B、75Gまたはミラー75Rによって反射ミラー76に向かう方向に反射される。ここで、ダイクロイックミラー75B、75Gは、それぞれ青色成分または緑色成分の波長のレーザビームのみを反射し、それ以外の波長の光を透過する性質を有している。一方、ミラー75Rは、入射した光のうち、赤色成分の光を反射させるミラーであればどのようなものを用いてもよい。本実施の形態では、赤色成分の波長のみからなる赤色レーザビームがミラー75Rに入射するので、ミラー75Rとして、入射した光を全反射させるミラーを用いている。
従って、ミラー75Rにおいて反射され、ダイクロイックミラー75G、75Bを透過した赤色のレーザビームおよびダイクロイックミラー75Gにおいて反射された緑色のレーザビームは、ダイクロイックミラー75Bを透過して反射ミラー76に到達する。すなわち、ダイクロイックミラー75Bから反射ミラー76に向けて進む青レーザビームは、画像データに応じて変調された赤色成分、緑色成分、青色成分のレーザビームから構成される合成レーザビームとなる。
上記合成レーザビームは、反射ミラー76に反射されて、シリンドリカルレンズ77を通過した後、ポリゴンミラー78に到達する。ここで、シリンドリカルレンズ77は、反射ミラー76において反射された合成レーザビームを、副走査方向においてポリゴンミラー78の反射面上に集光させるレンズである。シリンドリカルレンズ77は、ポリゴンミラー78の反射面に面倒れ誤差(反射面の法線方向が正常な主走査面からずれる誤差)が生じている場合の補正(面倒れ補正)を行うためのものである。
ポリゴンミラー78は、複数の反射面が正多角形を形成するように設けられた回転体であり、ポリゴンドライバ78aによって回転駆動される。反射ミラー76からシリンドリカルレンズ77を介して照射される合成レーザビームは、ポリゴンミラー78の1つの反射面で反射されて印画紙2の方向に進行する。そして、ポリゴンミラー78における合成レーザビームの反射方向は、ポリゴンミラー78の回転に応じて主走査方向に移動する。そして、ポリゴンミラー78の回転によって1つの反射面における合成レーザビームの反射が終わると、その反射面に隣り合う反射面に合成レーザビームの照射が移り、同じ範囲で主走査方向にレーザビームの反射方向が移動する。このように、1つの反射面で1つの走査ラインが走査され、隣り合う反射面で次の走査ラインが走査されることになるので、副走査方向に隣合う走査ライン同士の間のタイムラグを極めて小さくすることが可能となっている。
ポリゴンミラー78から印画紙2に向かう光路上には、fθレンズ79が配置されている。fθレンズ79は、ポリゴンミラー78から印画紙2に照射される合成レーザビームによる走査面の両端近傍での像の歪みを補正するための光学系であり、複数のレンズから構成されている。この走査面の両端近傍での像の歪みは、ポリゴンミラー78から印画紙2に到る光路の長さが異なることによって生じるものである。
また、ポリゴンミラー78から印画紙2に到る合成レーザビームの主走査範囲の外側には、ミラー80および同期センサ81が設けられている。ミラー80は、ポリゴンミラー78から見て、主走査の開始点となる方向のすぐ外側となる位置に配置されている。つまり、ポリゴンミラー78における1つの反射面から反射される合成レーザビームは、まずミラー80に当たり、その直後から印画紙2上に対して主走査方向の露光が行われる。
ここで、ミラー80の反射面の方向は、ポリゴンミラー78からの合成レーザビームが同期センサ81に向かう方向に反射されるようになっている。また、ポリゴンミラー78からミラー80を介して同期センサ81に到る光路の長さは、ポリゴンミラー78から印画紙2上における主走査の開始点に到る光路の長さとほぼ等しくなっている。従って、レーザ光源から出射された後で、ポリゴンミラー78で走査され、同期センサ81により検知されるレーザ光の強度は、レーザ光源から出射された後で、ポリゴンミラー78で走査され、感光媒体上の露光位置に到達するレーザ光の強度とは、ほぼ同じになると考えられる。また、同期センサ81は、光を検出可能なセンサであり、ポリゴンミラー78からミラー80を介して受光したレーザビームによって、青色LD71B、緑色SHGレーザユニット71Gおよび赤色LD71Rから出射されるレーザビームの変調タイミングの調整を行うために利用される。
また、図3は、赤色LD71Rの概略構成を示している。赤色LD71Rでは、定電流源から一定の電流が流されており、トランジスタを制御することによって、トランジスタ側の可変抵抗Raに流れる電流と、LDに流れる電流との比率が変更できる構成になっている。従って、上記の可変抵抗Raの抵抗値を変更することで、LDの出力調整を行うことができる。また、青色LD71Bの構成は、赤色LD71Rの構成と同様である。
次に、本実施の形態に係るレーザ出力調整方法について、図4及び図5を参照して説明する。ここでは、赤色LD71Rのレーザ出力調整方法を説明する。図4は、印画紙の発色特性の一例を示す図である。図5は、本実施の形態に係るレーザ出力調整方法の動作手順を示すフローチャートである。
まず、画像が形成される印画紙の種類が決定される(ステップS1)。すると、決定された印画紙の発色特性に基づいて、その印画紙において全ての濃度の画像を形成するために必要となるレーザ光の強度が決定される(ステップS2)。つまり、図4に示す発色特性を有する印画紙では、全ての濃度の画像を形成するために必要となるレーザ光の強度は強度Pである。
そのため、同期センサ81で検知されるレーザ光の強度が上記の強度Pになるように、赤色LD71Rの可変抵抗Raの抵抗値が変更される(ステップS3)。ここで、同期センサ81が強度Pのレーザ光を受光するように調整された場合には、印画紙を露光する際のレーザ光の強度は0〜Pの範囲で変更可能と考えられる。このように、同期センサ81で検知されるレーザ光の強度が上記の強度Pになるように、赤色LD71Rの可変抵抗Raの抵抗値に変更することで、赤色LD71Rのレーザ出力の調整が終了する。
なお、従来は、レーザ光源単体においてレーザ出力の調整が行われていたために、レーザ出力の調整は複数の光学部品のばらつきを考慮した上で行う必要があったために、図4に示す発色特性を有する印画紙では、全ての濃度の画像を形成するためには、レーザ光源から出力されるレーザ光の強度が強度Pよりも大きい強度P’になるようにレーザ出力の調整が行われていた。その結果、感光媒体に形成される画像の分解能が低下するという問題が発生していた。これに対し、図4から分かるように、本発明では、全ての濃度の画像を形成するために必要な強度Pとほぼ同じ強度に基づいてレーザ出力の調整を行うことで、レーザ光源におけるレーザ出力を比較的小さく抑えることができる。
ここでは、画像が形成される印画紙として1種類だけが決定される場合を説明しているが、画像が形成される印画紙として複数種類の印画紙が決定されてもよく、この場合には、複数種類の印画紙のうちで全ての濃度の画像を形成するために必要となるレーザ光の強度が最も大きい印画紙の発色特性に基づいて、赤色LD71Rの可変抵抗Raの抵抗値を変更することで、レーザ出力の調整が行われるのが好ましい。この場合には、複数種類の印画紙の全てにおいて全ての濃度の画像を形成することができる。
以上説明したように、本実施の形態のレーザ出力調整方法では、レーザ光源から出射され、その後、複数の光学部品を経て同期センサ81に到達したレーザ光の強度に基づいてレーザ光源の出力が調整されるので、複数の光学部品のばらつきを別途考慮する必要がなくなる。そのため、印画紙の露光処理以降の処理に関連したばらつき(例えば印画紙の感度ばらつき及び現像液等の発色ばらつき)だけを考慮した上でレーザ光源のレーザ出力を調整できるので、レーザ光源におけるレーザ出力を比較的小さく抑えることができる。従って、十分なダイナミックレンジを得ることができ、印画紙に形成される画像の分解能を向上させることが可能となる。
以上、本発明の好適な一実施の形態について説明したが、本発明は上述の実施の形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した限りにおいて様々な設計変更が可能なものである。例えば、上述の実施の形態では、同期センサ81で検知されるレーザ光の強度に基づいてレーザ出力の調整が行われているが、同期センサ81以外に、レーザ光の強度を検知する検知手段がレーザ出力調整用に別途設けられてもよい。
本発明の実施の形態に係るレーザ出力調整方法が利用可能な写真処理装置の概略構成を示す図である。 図1に示す写真処理装置に含まれる露光ユニットの概略構成を示す図である。 赤色LDの概略構成を示す図である。 印画紙の発色特性の一例を示す図である。 本実施の形態に係るレーザ出力調整方法の動作手順を示すフローチャートである。
符号の説明
1 写真処理装置
71R 赤色LD
71B 青色LD
72R レンズ群
72B レンズ群
76 反射ミラー
77 シリンドリカルレンズ
78 ポリゴンミラー
81 同期センサ

Claims (2)

  1. レーザ光源と、前記レーザ光源から出射されたレーザ光を感光媒体に導くための複数の光学部品とを備えた露光装置におけるレーザ出力調整方法であって、
    前記レーザ光源から出射され且つ前記複数の光学部品を経て露光位置に到達したレーザ光の強度を検知し、その検知されたレーザ光の強度に基づいて前記レーザ光源の出力を調整することを特徴とするレーザ出力調整方法。
  2. 前記露光装置は、感光媒体上においてレーザ光を一方向に走査する走査光学素子と、前記走査光学素子により感光媒体上において走査されるレーザ光の変調タイミングを制御するための同期センサとを備えており、
    前記レーザ光源から出射され且つ前記走査光学素子で走査されるレーザ光の強度を前記同期センサにより検知し、その検知されたレーザ光の強度に基づいて前記レーザ光源の出力を調整することを特徴とする請求項1に記載のレーザ出力調整方法。




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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015096977A (ja) * 2015-01-28 2015-05-21 株式会社リコー レーザ駆動装置、光走査装置並びに画像形成装置

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