JP2002195018A - Pcvシステム用チェックバルブの取付構造とそのチェックバルブの取付構造に使用する弾性リング - Google Patents
Pcvシステム用チェックバルブの取付構造とそのチェックバルブの取付構造に使用する弾性リングInfo
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- JP2002195018A JP2002195018A JP2000395005A JP2000395005A JP2002195018A JP 2002195018 A JP2002195018 A JP 2002195018A JP 2000395005 A JP2000395005 A JP 2000395005A JP 2000395005 A JP2000395005 A JP 2000395005A JP 2002195018 A JP2002195018 A JP 2002195018A
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Abstract
この取付穴にチェックバルブを取り付けるものにおい
て、この取付部の寸法精度が悪い場合やヘッドカバーの
板厚が薄い場合でも、この取付部のシール性を確保して
チェックバルブを所定位置に取付け可能にする。 【解決手段】 バルブ収納部16の外周に弾性リング2
4を備え、該弾性リング24の外周面には、前記ヘッド
カバー23の取付穴23aの内面に圧接する弾性突部2
4aを、周方向に適宜間隔を有して複数個突設する。前
記バルブ収納部16の上部には側方へ突出する膨出部1
7を設けて該膨出部17における前記ヘッドカバー23
の外面と対向する面に弾性材からなるシール部24cを
設ける。
Description
(Positive Crankcase Ventiration)システムに使用さ
れるチェックバルブの取付構造と、そのチェックバルブ
の取付構造に使用する弾性リングに関する。
縮行程及び燃焼行程時に燃焼室内からピストンとシリン
ダ壁の隙間を通ってクランクケース内に漏れるブローバ
イガスを燃焼室に還元して燃焼させるためのシステムで
ある。ブローバイガスは、多量のHCを含んでいるた
め、これをそのまま大気中に放出すると大気汚染の原因
になるので、これを放出しないようにする必要がある。
示している。エンジン101のケースであるヘッドカバ
ー102には、PCVバルブ103とベンチレーション
バルブ104の2つのチェックバルブが設けられてい
る。PCVバルブ103は、一端をスロットルバルブ1
05の下流側に接続されたホース106に接続され、ベ
ンチレーションバルブ104は、一端をスロットルバル
ブ105の上流側に接続されたホース107に接続され
ている。
ら漏れたブローバイガスが、開口したPCVバルブ10
3を通ってスロットルバルブ105の下流側に供給され
るとともに、新気がベンチレーションバルブ104を通
ってヘッドカバー102内に流入して換気を行う。エン
ジンの高負荷時には、PCVバルブ103のみが開いて
ブローバイガスを燃焼室に還元する。
ンチレーションバルブとして、従来図8に示すような構
造のものが、例えば特開平8−270429号公報に開
示されている。
10は、樹脂製の本体部111の装着部112における
上部に係止突起113を設けるとともに下部に弾性変形
可能な係止爪114を形成し、その挿着部112をヘッ
ドカバー115に形成した取付穴116に挿通して、係
止部113と係止爪114をヘッドカバー115の内外
面に係止させることによりベンチレーションバルブ11
0をヘッドカバー115に装着するようになっている。
周面にはOリング117が備えられて、装着部112と
ヘッドカバー115との間をシールしている。また、ベ
ンチレーションバルブ110内には、ボール118が備
えられ、エンジンの高負荷時にはこのボール118が上
動して通路を遮断するようになっている。
ては、硬質の樹脂で形成されたベンチレーションバルブ
110における装着部112の外径と金属製のヘッドカ
バー115に形成した取付穴116の内径とを略同一径
に形成してガタつきなく装着する構成であるため、これ
らの径の寸法公差を小さくする必要がある。しかし、ヘ
ッドカバー115の取付穴116を切削加工やプレス加
工で形成したり、ベンチレーションバルブ110を樹脂
成形する場合において、その製作方法によっては前記の
寸法精度が悪くなり、装着部112がガタついたり装着
部112が取付穴116に挿入できない問題がある。ま
た、このようなことから、寸法公差を大きくすることも
できない。
ブにおける装着部112の外周面にOリング117を備
えるものにおいては、ヘッドカバーの軽量化を図るため
にそのヘッドカバーの厚みが薄く形成される場合には、
Oリング117のシール性の確保が困難になる問題があ
る。
CVシステムにおけるチェックバルブと、そのチェック
バルブの取付構造に使用する弾性リングを提供すること
を目的とするものである。なお、ここでチェックバルブ
とは、前記のPCVバルブ及びベンチレーションバルブ
の双方を含む意味である。
めに、請求項1記載の第1の発明は、エンジンのヘッド
カバーに取り付けられるPCVシステム用チェックバル
ブであって、該チェックバルブに前記ヘッドカバーの取
付穴に挿通する筒状のバルブ収納部を設け、該バルブ収
納部にはスナップフィット構造でヘッドカバーの内面に
係止する係止片を設け、前記バルブ収納部の外周には前
記取付穴に圧着する弾性リングを備え、チェックバルブ
と前記ヘッドカバーの外面との間にはシール部を設けた
ことを特徴とするPCVシステム用チェックバルブの取
付構造である。
るバルブ収納部をヘッドカバーの取付穴へ挿入すること
で係止片がスナップフィットでヘッドカバーの内面に係
止し、該係止部とシール部とでヘッドカバーを挟持して
チェックバルブがヘッドカバーに取り付けられる。
性リングが取付穴の内面に圧接して、チェックバルブが
取付穴に同軸で取り付けられる。また、弾性リングの外
径を、取付穴の内径の設定値より若干大きく形成してお
くことにより、取付穴の内径が設定値より小さい場合は
弾性リングが縮小して取付穴に圧接し、取付穴の内径が
設定値より大きい場合は弾性リングが、前記取付穴の設
定値より小さい場合よりも膨出して取付穴に圧接する。
そのため、取付穴やバルブ収納部の寸法精度が悪い場合
や寸法公差が大きい場合にも、チェックバルブを取付穴
に同軸に取り付けることができる。
ッドカバーの内外間のシールは、ヘッドカバーの外面に
おいてシール部により行われる。
ヘッドカバーに取り付けられるPCVシステム用チェッ
クバルブであって、チェックバルブにおける前記ヘッド
カバーの取付穴に挿通される側に、前記取付穴より小径
の筒状のバルブ収納部を設け、該バルブ収納部の下端に
はスナップフィット構造でヘッドカバーの内面に係止す
る係止片を設け、前記バルブ収納部の外周に弾性リング
を備え、該弾性リングの外周面には、前記取付穴の内面
に接触する弾性突部を、周方向に適宜間隔を有して複数
個突設し、前記バルブ収納部の上部には外方へ突出する
膨出部を設けて該膨出部における前記ヘッドカバーの外
面と対向する面に弾性材からなるシール部を設け、前記
バルブ収納部をヘッドカバーの取付穴に貫挿することに
より前記係止片がヘッドカバーの内面に係止し、前記弾
性突部が前記取付穴の内面に圧接し、前記シール部がヘ
ッドカバーの外面に密着するようにしたことを特徴とす
るものである。
るバルブ収納部をヘッドカバーの取付穴へ挿入すること
で係止片がスナップフィットでヘッドカバーの内面に係
止し、該係止部とシール部とでヘッドカバーを挟持して
チェックバルブがヘッドカバーに取り付けられる。
た弾性突部が取付穴の内面に圧接して、チェックバルブ
が取付穴に同軸で取り付けられる。また、弾性突部の突
出長を、取付穴の内径の設定値より若干長く形成してお
くことにより、取付穴の内径が設定値より小さい場合は
弾性突部が縮小して取付穴に圧接し、取付穴の内径が設
定値より大きい場合は弾性突部が、前記取付穴の設定値
より小さい場合よりも膨出して取付穴に圧接する。その
ため、取付穴やバルブ収納部の寸法精度が悪い場合や寸
法公差が大きい場合にも、チェックバルブを取付穴に同
軸に取り付けることができる。
ッドカバーの内外間のシールは、ヘッドカバーの外面に
おいてシール部により行われる。
発明において、前記弾性突部と前記シール部とを、前記
の弾性リングに一体に成形したものである。
同時成形できるとともに弾性リングをバルブ収納部に嵌
装することにより、前記の弾性突部とシール部が同時に
装着される。
は第2又は第3の発明において、前記シール部を、前記
ヘッドカバーの外面に密着する平面に形成したものであ
る。
広くなり、シール性が高められる。
至4のいずれかの発明において、前記弾性リングの内周
面に、前記バルブ収納部の外面に圧接する内側弾性突部
を周方向に適宜間隔を有して複数設けたものである。
ても前記第1の発明における弾性突部と同様の作用が行
われる。
チェックバルブの取付構造に使用する弾性リングで、筒
状部と、その一端に外側方へ屈曲した鍔状のシール形成
部とを弾性材で一体形成し、その筒状部をチェックバル
ブのバルブ収納部の外周面に嵌合することを特徴とする
PCVシステム用チェックバルブの取付構造に使用する
弾性リングである。
発明において、前記筒状部の外周面に弾性突部を一体形
成したものである。
は7の発明において、前記シール形成部に、その全周に
わたる環状のシール部を一体形成し、該シール部のシー
ル面を平面に形成したものである。
は8の発明において、前記筒状部の内周面にも弾性突部
を周方向に適宜間隔を有して複数設けたものである。
いて本発明の実施の形態について説明する。
適用した例であるが、本発明はベンチレーションバルブ
にも適用できるため、以下これらを含む意味でチェック
バルブという。
は曲がり管で形成され、その一方を配管接続部3とし、
他方を首部4とし、更に首部4の先部に第2ケース連結
部5が外側方へ膨出して形成されている。前記配管接続
部3と首部4内には、これらを連通する通路6,7が形
成されている。これら、配管接続部3と首部4と第2ケ
ース連結部5は樹脂により一体成形されている。前記首
部4の通路7内にはストッパースプリング8が配置され
ている。
上壁10とにより下方が開口する収納室11が形成され
ている。前記上壁10の内面には、その外周部に位置し
て第1溝12が形成され、前記通路7の開口部の外周に
位置して第2溝13が形成されている。そして、前記第
2溝13内にはシート14が嵌合配置され、該シート1
4の中央部にはバルブ挿通穴14aが形成されている。
5は、筒状のバルブ収納部16と、該バルブ収納部16
の上部を外側方へ膨出して形成した膨出部17と、バル
ブ収納部16の下端に形成した係止片18とからなり、
これらは樹脂により一体成形されている。前記膨出部1
7の外周径は前記第1ケース2における周壁9内に略一
ぱいに嵌合する径に設定され、膨出部17の上面側に
は、前記第1ケース2における第1溝12に嵌合する溶
着用突部19と、前記シート14の下面に当接するシー
ル用突部20が夫々突設している。更に、膨出部17の
下面外周部には段部21が形成されている。
断面形状が、バルブ収納部16の下端から外側へ折曲す
るとともに、バルブ収納部16の軸方向に略沿って上方
へ所定長延び、その先端を自由端にして形成され、かつ
図2及び図3に示すように周方向に短い幅の舌片状に形
成されている。また、該係止片18は、バルブ収納部1
6の外周面との間に所定の空隙22が生じるように形成
されており、係止片18がバルブ収納部16の径方向に
弾性変形可能なスナップフィット構造になっている。そ
して、該係止片18がスナップフィットにより後述する
ヘッドカバー23の内面に係止できるようになってい
る。
バルブ収納部16の周方向において180度離間して2
個形成されている。この係止片18は実施例のように2
個に限定するものではなく、2個以上(複数)適宜間隔
を有して設けてもよい。
がバルブ収納部16の軸芯側へ近づく、すなわち下方が
縮径するテーパ面18aに形成され、かつ、該テーパ面
18aの下端は曲面18bでバルブ収納部16へ連続し
ている。
部18cが形成され、かつ該係止段部18cの外側は曲
面18dに形成されている。更に、該係止段部18cの
位置は、第1ケース2と第2ケース15を図1に示すよ
うに組み付けた状態において、係止段部18cと第2ケ
ース連結部5の下端5aとの間隔D1 が、チェックバル
ブ1を取り付ける部分のヘッドカバー23の板厚D2 よ
りも若干長くなるように設定されている。
ち、前記係止段部18cより上部には、前記ヘッドカバ
ー23の取付穴23aの内面に係止する係止部18e,
18eが一体に形成されている。更に、該両係止部18
e,18eの外面間距離Lは、該両係止部18e,18
eを取付穴23aに嵌合しない状態において、取付穴2
3aの設定内径よりも若干長く設定されている。
16の外周には、アクリルゴム或いは水添加NBRなど
の弾性材からなる弾性リング24が密着的に備えられて
いる。該弾性リング24の筒状部24fの下端は、前記
係止片18の上端に干渉しない位置に設定されている。
の外周面には径方向へ突出する弾性突部24aが一体成
形されており、該弾性突部24aは、弾性リング24の
周方向に適宜間隔(等間隔)を有して複数個配設されて
いる。該弾性突部24aは、図の実施例では図5に示す
ように、横断面が略半円状に形成され、かつ、図1に示
すように、縦方向長が突出長よりも長く形成されてい
る。また、該弾性突部24aは周方向に等間隔に6個形
成されている。該弾性突部24aの突出長は、これらの
弾性突部24aの各頂点を結ぶ仮想円の直径が、ヘッド
カバー23に形成した取付穴23aの設定内径より若干
大径になるように設定されている。
直交的に屈曲してなるシール形成部24bが一体形成さ
ている。該シール形成部24bは弾性リング24の全周
にわたって鍔状に形成されている。更に、該シール形成
部24bの下側外周部にはシール部24cが全周にわた
って環状に形成されている。図1に示す実施例では、該
シール部24cがシール形成部24bより下方へ突出
し、かつ、その下面が、前記ヘッドカバー23の外面に
密着する平面に形成されている。更に、シール形成部2
4bの上側外周部には突部24dが形成され、該突部2
4dが前記段部21に係合しており、膨出部17の加圧
力が前記シール部24cに伝達されるようになってい
る。
5が形成され、第2ケース15内には、前記入口25と
前記通路7に連通するバルブ収納室26が形成されてい
る。該バルブ収納室26内には、上方にテーパ部を有す
るバルブ27が昇降可能に備えられているとともに、該
バルブ27がコイルスプリングからなる付勢手段28に
より図の下方へ付勢されており、エンジンの高負荷時に
入口25から高圧のブローバイガスが流入するとバルブ
27が付勢手段28の付勢力に抗して図の上方へ移動
し、バルブ27とシート14とで形成される環状通路面
積を制御するようになっている。
て説明する。
天地を逆にした姿勢、すなわち収納室11の開口側を上
向きにした姿勢において、通路7内にストッパースプリ
ング8を挿入し、次でシート14を第2溝13に嵌合設
置する。また、第2ケース15を図1に示す姿勢、すな
わち膨出部17を上にした姿勢において、バルブ収納室
26内にバルブ27とコイルスプリング28を順次収納
する。
姿勢、すなわち、前記収納室11の開口側を下向きにし
た姿勢に戻して、前記のバルブ27及びコイルスプリン
グ28を収納した第2ケース15の膨出部17を第1ケ
ース2の収納室11内へ入れるとともに、溶着用突部1
9を第1溝12に嵌入し、その後、この嵌合部において
超音波溶着等などで溶着して、第1ケース2と第2ケー
ス15を結合する。Wはその溶着部を示す。
筒状部24fを係止片18側から圧入する。この弾性リ
ング24が弾性材料で形成されているとともに、前記係
止片18も弾性によって径方向へ変位可能であるため、
弾性リング24は圧入でき、また圧入された弾性リング
24は図1に示す位置に定着する。この弾性リング24
の筒状部24fに弾性突部24aを形成することなく、
筒状部24fの外面24gが取付穴23aに直接圧着す
るようにしてもよいが、前記のように弾性突部24aを
設けると圧入が容易である。
クバルブ1のヘッドカバー23への取り付けについて説
明する。
ブ1を、その係止片18側からヘッドカバー23に形成
された取付穴23aへ押し込む。この押し込み時におい
ては、係止片18の下端に曲面18bが形成され、か
つ、ヘッドカバー23の取付穴23aの上端周面にテー
パ面23bが形成されていることにより、取付穴23a
への挿入が容易に行える。
し込まれると、係止片18は、そのテーパ面18aによ
って第2ケース15の軸芯側へ変形移動して取付穴23
a内を通過し、図1に示すように、係止片18の係止段
部18cが、ヘッドカバー23の内面(裏面)に達する
と係止片18はスナップフィットにより外側へ復元移動
してその係止段部18cがヘッドカバー23の内面に係
止し、チェックバルブ1がヘッドカバー23に取り付け
られる。この取り付け後においては、弾性リング24の
シール部24cがヘッドカバー23の外面(表面)に圧
着するように設定されているため、該シール部24cに
より、ヘッドカバー23内と外部とが気密的にシールさ
れ、ヘッドカバー23内のブローバイガスがヘッドカバ
ー23外へ漏れることを阻止する。
れているため、そのシール面が広くなり、そのシール性
が一層高められる。
周に形成した複数個の弾性突部24aが、ヘッドカバー
23における取付穴23aの周面に圧接し、取付穴23
aに対する第2ケース15の調芯作用がなされ、チェッ
クバルブ1が取付穴23aと同軸に配置される。
3aの内径の寸法公差を大きくしても、チェックバルブ
1の取付穴23aへの挿入時に、その取付穴23aの径
に対応して弾性突部24aが弾性的に拡縮するため、チ
ェックバルブ1を取付穴23aに挿入できるとともに挿
入後において弾性突部24aが取付穴23aに接触して
チェックバルブ1の調芯作用がなされる。
バー23に取り付けた後において、チェックバルブ1の
修理或いは交換を行うためにチェックバルブ1をヘッド
カバー23により取り外す場合には、ヘッドカバー23
より外部に露出した部分のチェックバルブ1を治具等に
より外部へ強く引き上げると、取付穴23aの下端縁に
より係止片18が内側へ押し曲げられて取付穴23a内
を通過し、チェックバルブ1を取り外すことができる。
また、係止片18における係止段部18cの外部に曲面
18dを形成したので、係止片18の内側への誘導が良
好に行われ、取り外しが良好に行える上に、係止片18
が外側に変形して折損することを防止できる。また、仮
に係止片18が取り外しの際にその根元部で破損して
も、その係止片18が内側へ誘導されて取り外されるた
め、係止片18が折れてヘッドカバー23内へ落下する
ことを防止できる。
例を示すもので、前記の弾性リング24の筒状部24f
における内周面にも前記外側の弾性突部24aと同様の
内側弾性突部24eを、周方向に適宜間隔を有して複数
個一体に形成したものである。また、該内側弾性突部2
4eは2個ずつ近接して配置され、各2個ずつの内側弾
性突部24eの中間部に位置して前記外側の弾性突部2
4aが1個配置されている。
4eを形成することにより、この内側弾性突部24eと
前記外側の弾性突部24aとによってヘッドカバー23
におる取付穴23aの内径の寸法公差が大きい場合にも
チェックバルブ1を取付穴23aに対し、ガタつきな
く、かつ同軸に取り付けることができる。
4a,24eとシール部24cを1個の弾性リング24
に一体に形成したが、これらを別体に形成してもよい。
実施例のように1個の弾性リング24に一体に形成する
と、弾性突部24a,24eとシール部24cの成形及
び装着作業が容易になる。
く、曲面であってもよい。実施例のように平面に形成す
るとシール面が広くなり、シール性を高めることができ
る。
けるPCVバルブに適用した例であるが、本発明をPC
Vシステムにおけるベンチレーションバルブに適用する
こともできる。
ヘッドカバーの取付穴やバルブ収納部の寸法精度が悪い
場合や寸法公差が大きい場合にもチェックバルブをヘッ
ドカバーの取付穴に同軸に容易に取り付けることがで
き、部品製造及び取付け作業の容易化を図ることができ
る。更にヘッドカバーの内外間のシール機能を取付穴部
にもたせるこなくヘッドカバーの外面部でシールするよ
うにしたので、ヘッドカバーの板厚が薄くても、チェッ
クバルブの取付部でのブローバイガスの漏れを確実に防
止することができる。
突部とシール部の製造が容易で、かつその装着作業も容
易になる。
のシール部でのシール性を高めることができる。
製造及び取付け作業の容易化を一層高めることができ
る。
1に記載の発明に適用してその効果を得ることができ
る。
2及び3に記載の発明に適用してその効果を得ることが
できる。
4に記載の発明に適用してその効果を得ることができ
る。
5に記載の発明に適用してその効果を得ることができ
る。
図。
図。
底面図。
テムを示す図。
図。
Claims (9)
- 【請求項1】 エンジンのヘッドカバーに取り付けられ
るPCVシステム用チェックバルブであって、該チェッ
クバルブに前記ヘッドカバーの取付穴に挿通する筒状の
バルブ収納部を設け、該バルブ収納部にはスナップフィ
ット構造でヘッドカバーの内面に係止する係止片を設
け、前記バルブ収納部の外周には前記取付穴に圧着する
弾性リングを備え、チェックバルブと前記ヘッドカバー
の外面との間にはシール部を設けたことを特徴とするP
CVシステム用チェックバルブの取付構造。 - 【請求項2】 エンジンのヘッドカバーに取り付けられ
るPCVシステム用チェックバルブであって、チェック
バルブにおける前記ヘッドカバーの取付穴に挿通される
側に、前記取付穴より小径の筒状のバルブ収納部を設
け、該バルブ収納部の下端にはスナップフィット構造で
ヘッドカバーの内面に係止する係止片を設け、前記バル
ブ収納部の外周に弾性リングを備え、該弾性リングの外
周面には、前記取付穴の内面に接触する弾性突部を、周
方向に適宜間隔を有して複数個突設し、前記バルブ収納
部の上部には外方へ突出する膨出部を設けて該膨出部に
おける前記ヘッドカバーの外面と対向する面に弾性材か
らなるシール部を設け、前記バルブ収納部をヘッドカバ
ーの取付穴に貫挿することにより前記係止片がヘッドカ
バーの内面に係止し、前記弾性突部が前記取付穴の内面
に圧接し、前記シール部がヘッドカバーの外面に密着す
るようにしたことを特徴とするPCVシステム用チェッ
クバルブの取付構造。 - 【請求項3】 前記弾性突部と前記シール部とを、前記
の弾性リングに一体に成形した請求項2記載のPCVシ
ステム用チェックバルブの取付構造。 - 【請求項4】 前記シール部を、前記ヘッドカバーの外
面に密着する平面に形成した請求項1又は2又は3記載
のPCVシステム用チェックバルブの取付構造。 - 【請求項5】 前記弾性リングの内周面に、前記バルブ
収納部の外面に圧接する内側弾性突部を周方向に適宜間
隔を有して複数設けた請求項2乃至4のいずれかに記載
のPCVシステム用チェックバルブの取付構造。 - 【請求項6】 筒状部と、その一端に外側方へ屈曲した
鍔状のシール形成部とを弾性材で一体形成し、その筒状
部をチェックバルブのバルブ収納部の外周面に嵌合する
ことを特徴とするPCVシステム用チェックバルブの取
付構造に使用する弾性リング。 - 【請求項7】 前記筒状部の外周面に弾性突部を一体形
成した請求項6記載のPCVシステム用チェックバルブ
の取付構造に使用する弾性リング。 - 【請求項8】 前記シール形成部に、その全周にわたる
環状のシール部を一体形成し、該シール部のシール面を
平面に形成した請求項6又は7記載のPCVシステム用
チェックバルブの取付構造に使用する弾性リング。 - 【請求項9】 前記筒状部の内周面にも弾性突部を周方
向に適宜間隔を有して複数設けた請求項7又は8記載の
PCVシステム用チェックバルブの取付構造に使用する
弾性リング。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000395005A JP3864046B2 (ja) | 2000-12-26 | 2000-12-26 | Pcvシステム用チェックバルブの取付構造とそのチェックバルブの取付構造に使用する弾性リング |
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---|---|---|---|
JP2000395005A JP3864046B2 (ja) | 2000-12-26 | 2000-12-26 | Pcvシステム用チェックバルブの取付構造とそのチェックバルブの取付構造に使用する弾性リング |
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