JP2009019740A - 密封装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】取付孔と、その内周に配置された一対のチューブとの間に設けられる密封装置において、寸法精度に起因する取付部の損傷や、前記取付孔及びチューブとの間に隙間が発生するのを防止する。
【解決手段】ゴム状弾性材料からなりハウジング100の取付孔100aに圧入される取付部11と、この取付部11に開設された一対の開口部11a,11aに形成され、前記取付孔100aの内周に配置された一対のチューブ101,101に密接される一対のシールリップ12,12とを備え、前記取付部11に、前記各開口部11a,11aの外周に位置して、一対の補強体13,13が互いに離間して埋設され、両補強体13,13の間に、ゴム状弾性材料からなる前記取付部11の一部11cが介在する。
【選択図】図3

Description

本発明は、取付孔と、その内周に配置された一対のチューブとの間に設けられる密封装置であって、例えば内燃機関におけるシリンダヘッドカバーとプラグチューブとの間を密封するために用いられるものに関する。
内燃機関の点火システムには、一対の点火プラグ(ツインプラグ)を用いるものがあり、この場合は、シリンダヘッドカバーに開設された取付孔には、それぞれ点火プラグが挿入された一対のプラグチューブが並んで配置される。そして、このような一対のプラグチューブと、シリンダヘッドカバーに開設された取付孔との間を密封する従来の密封装置としては、下記の特許文献1に記載のものが知られている。
WO2006/033197
図11は、上記特許文献に記載された従来の密封装置を示す取付状態の断面図、図12は、従来の密封装置を示す平面図である。すなわち、内燃機関のシリンダヘッドカバー100には、開口形状が長円状の取付孔100aが開設されており、この取付孔100aに、それぞれ不図示の点火プラグが挿入された一対のプラグチューブ101,101が並んで配置されている。そして、前記取付孔100aと、各プラグチューブ101,101との間を密封する密封装置200は、ゴム状弾性材料で成形されたものであって、前記取付孔100aに密嵌され金属製の補強環201が埋設された長円状の取付部202と、各プラグチューブ101,101の外周面に密接される一対のシールリップ203,203とを有する。
しかしながら、従来の密封装置200によると、補強環201は、取付孔100aの開口形状と相似の長円状に成形されているが、取付孔100a及び補強環201は、双方の寸法精度が低く、したがって密封装置200を装着する際に、取付部202を取付孔100aに圧入する過程で、取付部202のゴムの一部がむしり取られて損傷したり、あるいは逆に、取付孔100aとの間に隙間が生じてしまうおそれがある。
本発明は、以上のような点に鑑みてなされたものであって、その技術的課題は、取付孔と、その内周に配置された一対のチューブとの間に設けられる密封装置において、寸法のバラツキに起因する取付部の損傷や、前記取付孔との間に隙間が発生するのを防止することにある。
上述した技術的課題を有効に解決するための手段として、本発明に係る密封装置は、ゴム状弾性材料からなりハウジングの取付孔に圧入される取付部と、この取付部に開設された一対の開口部に形成され、前記取付孔の内周に配置された一対のチューブに密接される一対のシールリップとを備え、前記取付部に、前記各開口部の外周に位置して、一対の補強体が互いに離間して埋設され、両補強体の間に、ゴム状弾性材料からなる前記取付部の一部が介在するものである。
上記構成によれば、取付部を補強する補強体が、前記取付部における一対の開口部の外周にそれぞれ別個に埋設されているので、両補強体の間に介在するゴム状弾性材料からなる取付部の一部が弾性変形可能である。このため、ハウジングの取付孔への装着に際して、取付孔の寸法のバラツキが、前記取付部の一部の弾性変形によって吸収される。
上記構成において好ましくは、補強体を、各開口部の外周に沿って延びる円環状とし、あるいは、取付部の外郭に沿って延びる長円状の環状体をその長軸方向中間位置で分割した形状とする。
本発明に係る密封装置によれば、取付部に埋設された一対の補強体の間の、ゴム状弾性材料からなる取付部の一部が弾性変形することによって、取付孔の寸法のバラツキを吸収するので、装着過程での取付部の損傷や、取付孔との間で隙間が発生するのを有効に防止することができる。
以下、本発明に係る密封装置の好ましい実施の形態について、図面を参照しながら説明する。まず図1は、本発明に係る密封装置の第一の形態を示す平面図、図2は、図1におけるII−II断面図、図3は、装着状態の断面図、図4は、第一の形態における補強体を示すもので、(A)は平面図、(B)は(A)におけるB−B断面図である。
まず図3において、参照符号100は、内燃機関のシリンダヘッドカバーで、このシリンダヘッドカバー100には、開口形状が長円状の取付孔100aが開設されており、この取付孔100aの内側に、それぞれ不図示の点火プラグが挿入された一対のプラグチューブ101,101の上端部が並んで配置されている。なお、シリンダヘッドカバー100は、請求項1に記載されたハウジングに相当し、プラグチューブ101は、請求項1に記載されたチューブに相当する。
そして、密封装置1は、シリンダヘッドカバー100の取付孔100aと、各プラグチューブ101,101の外周面との間を密封するものであって、図1及び図2に示されるように、ゴム状弾性材料からなる取付部11と、この取付部11に開設された一対の開口部11a,11aの各外周を基部12b,12bとして延びる一対のシールリップ12,12とを備え、取付部11には、前記一対の開口部11a,11aのそれぞれの外周に位置して、一対の補強体13,13が、互いに離間して埋設され、両補強体13,13の間には、ゴム状弾性材料からなる前記取付部11の一部11cが介在している。
詳しくは、密封装置1における取付部11は、シリンダヘッドカバー100の取付孔100aの開口形状に対応して、図1に示される平面形状が長円状に形成されており、その外周面には、取付孔100aの内周面と密接されるシール突部11bが周方向へ連続して形成されている。
シールリップ12は、それぞれ、取付部11の開口部11aの外周から下方へ向けて、先端(下端)側で僅かに小径となるような円錐筒状に延び、その先端内周面12aが、図3に示されるように、各プラグチューブ101の上部外周面に密接されるようになっている。また、シールリップ12の先端外周には、それぞれエキステンションスプリング14が埋め込まれることによって、プラグチューブ101の外周面に対する緊迫力が確保されている。
補強体13は、金属からなるものであって、取付部11の開口部11aの外周に沿って延びる円環状に形成され、図4に示されるように、円筒部13aと、その上端から外周側へ展開した鍔部13bとからなる。図2に示されるように、円筒部13aは取付部11の開口部11aの外周に埋設され、鍔部13bは取付部11の上面に露出している。
上記構成を備える第一の形態の密封装置1は、図3に示されるシリンダヘッドカバー100の取付孔100aに対して、その外側(上方)から圧入することによって、取付部11の外周面のシール突部11bが取付孔100aの内周面に密嵌した状態に組み付けられ、補強体13の鍔部13bがシリンダヘッドカバー100の上面に衝合することによって位置決めされる。また、シールリップ12,12の先端内周面12aが、その内周に挿入された各プラグチューブ101の上部外周面に密接される。
ここで、密封装置1の未装着状態では、平面形状が長円形状をなす取付部11の長軸方向の寸法Lは、長円形状をなす取付孔100aの長軸方向の寸法Lよりも僅かに大きくなっている。このため、密封装置1の取付部11を取付孔100aへ圧入する過程では、取付部11に埋設された一対の補強体13,13の間で、ゴム状弾性材料からなる取付部11の一部11cが適宜圧縮を受け、その圧縮量は寸法L,Lの公差によって変化する。したがって、寸法L,Lの公差は、前記取付部11の一部11cの圧縮変形によって吸収されるので、取付部11のゴムの一部が、取付孔100aへの圧入過程でむしり取られて損傷したり、あるいは逆に、取付孔100aとの間に隙間が生じてしまうようなことがない。
図5は、第一の形態における取付部の形状変更例を示す平面図である。すなわち、この図5に示される例では、取付部11の平面形状を、長円の長軸方向中間部分11d,11dを凹ませた形状としており、したがって、上述のように取付部11を取付孔100aへ圧入する過程で、補強体13,13の間の、取付部11の一部11cの伸縮によって、寸法L,Lのバラツキの吸収が一層容易に行われるようにすることができる。また、図1のように、取付部11の平面形状が長円状をなす場合、成形時に、補強体13,13の間でのゴムのヒケによって寸法のバラツキが大きくなりやすいのに対し、図5のように、長円の長軸方向中間部分11d,11dを抉った形状として円形シール部を大きくすることによって、成形時のヒケによる寸法バラツキが抑制され、安定したシール性を得ることができる。
図6及び図7は、それぞれ第一の形態におけるシールリップ及び補強体の形状変更例を示す断面図である。
このうち図6に示される密封装置1は、シールリップ12,12が取付部11における開口部11a,11aの下端外周部をそれぞれ基部12bとして上向きに形成されており、また、一対の補強体13,13は、取付部11に完全に埋設されていて、それぞれ取付部11の開口部11aの外周に沿って延びる円環状に形成され、円筒部13cと、その下端から内周側へ延びる鍔部13dとからなる。そして、この例も、一対の補強体13,13の間で、ゴム状弾性材料からなる取付部11の一部11cが、弾性変形可能となっているものである。
一方、図7に示される密封装置1は、シールリップ12,12が、取付部11における開口部11a,11aの上端外周部をそれぞれ基部12bとして、そこから中間筒部12dが下向きに延び、その下端から内周側へかつ上向きに折り返された形状に形成され、すなわちS字形の断面形状をなしている。また、一対の補強体13,13は、取付部11に完全に埋設されていて、それぞれ取付部11の開口部11aの外周に沿って延びる円環状に形成され、円筒部13eと、その下端から内周側へ延びる鍔部13fとからなる。そして、この例も、一対の補強体13,13の間で、ゴム状弾性材料からなる取付部11の一部11cが、弾性変形可能となっているものである。
次に、図8は、本発明に係る密封装置の第二の形態を示す平面図、図9は、図8におけるIX−IX断面図、図10は、第二の形態における補強体を示すもので、(A)は平面図、(B)は(A)におけるB−B断面図である。この第二の形態において、先に説明した第一の形態と異なるところは、補強体の形状にある。
この密封装置1において、取付部11に埋設された補強体13,13は、それぞれ平面形状がU字形をなすものであって、すなわち取付部11の外郭に沿って延びる長円状の環状体をその長軸方向中間位置で分割した形状を呈し、図10に示されるように、側壁部13gと、その上端から外周側へ展開した鍔部13hとからなる。そして、この補強体13,13の湾曲部13Aと反対側の端部13B同士は、前記長軸方向へ互いに対向しており、図8及び図9に示されるように、側壁部13gは取付部11の開口部11aの外周に埋設され、鍔部13hは取付部11の上面に露出している。その他の部分は、先に説明した図2及び図3と同様に構成されている。
したがって、第二の形態による密封装置1も、基本的に、第一の形態と同様の作用・効果を実現し得るものである。
また、シールリップ12,12や補強体13,13が、先に説明した図6あるいは図7のような断面形状のものについても、補強体13,13の平面形状を図10のようなU字形とすることができる。
本発明に係る密封装置の第一の形態を示す平面図である。 図1におけるII−II断面図である。 本発明に係る密封装置の第一の形態を示す装着状態の断面図である。 本発明の第一の形態における補強体を示すもので、(A)は平面図、(B)は(A)におけるB−B断面図である。 本発明の第一の形態における取付部の形状変更例を示す平面図である。 本発明の第一の形態におけるシールリップ及び補強体の形状変更例を示す断面図である。 本発明の第一の形態におけるシールリップ及び補強体の他の形状変更例を示す断面図である。 本発明に係る密封装置の第二の形態を示す平面図である。 図8におけるIX−IX断面図である。 第二の形態における補強体を示すもので、(A)は平面図、(B)は(A)におけるB−B断面図である。 従来の密封装置を示す取付状態の断面図である。 従来の密封装置を示す平面図である。
符号の説明
1 密封装置
11 取付部
11a 開口部
11c 取付部の一部
12 シールリップ
12b 基部
13 補強体
14 エキステンションスプリング
100 シリンダヘッドカバー(ハウジング)
100a 取付孔
101 プラグチューブ(チューブ)

Claims (3)

  1. ゴム状弾性材料からなりハウジングの取付孔に圧入される取付部と、この取付部に開設された一対の開口部に形成され、前記取付孔の内周に配置された一対のチューブに密接される一対のシールリップとを備え、前記取付部に、前記各開口部の外周に位置して、一対の補強体が互いに離間して埋設され、両補強体の間に、ゴム状弾性材料からなる前記取付部の一部が介在することを特徴とする密封装置。
  2. 補強体が、各開口部の外周に沿って延びる円環状であることを特徴とする請求項1に記載された密封装置。
  3. 補強体が、取付部の外郭に沿って延びる長円状の環状体をその長軸方向中間位置で分割した形状であることを特徴とする請求項1に記載された密封装置。
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DE112011102032T5 (de) 2010-06-15 2013-04-04 Uchiyama Manufacturing Corp. Ringförmige elastische Dichtung
JP2014090019A (ja) * 2012-10-29 2014-05-15 Denso Corp 電力変換装置

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