JP2002194915A - 駐車場 - Google Patents

駐車場

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JP2002194915A
JP2002194915A JP2000392529A JP2000392529A JP2002194915A JP 2002194915 A JP2002194915 A JP 2002194915A JP 2000392529 A JP2000392529 A JP 2000392529A JP 2000392529 A JP2000392529 A JP 2000392529A JP 2002194915 A JP2002194915 A JP 2002194915A
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JP2000392529A
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Rokusaburo Aso
六三郎 麻生
Naoki Takahashi
直樹 高橋
Hiroshi Suda
浩史 須田
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Fuj Hensokuki Co Ltd
Original Assignee
Fuj Hensokuki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】自動車7を入出させる入庫室2及び出庫室
3と、自動車7を格納する格納室6とのほかに、駐車以
外の各種業務を目的とする特別室15,16,17を備
えている。入庫室2の発券装置20が自動車7の入庫時
に識別カードを発行すると、入庫室2から自動車7を格
納室6に移換するように駆動制御される。特別室16,
17の搬出判別装置26が識別カードを判別すると、格
納室6から自動車7を特別室16,17に移換するよう
に駆動制御される。特別室16,17の搬入判別装置2
5が識別カードを判別すると、特別室16,17から自
動車7を格納室6に移換するように駆動制御される。出
庫室3の搬出判別装置21が識別カードを判別すると、
格納室6から自動車7を出庫室3に移換するように駆動
制御される。 【効果】自動車7の利用者は駐車以外に特別室15,1
6,17も円滑に有効利用でき、駐車場の利用者にとっ
て大変便利になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は駐車場に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
大型スーパーなどに設置された駐車場は、買い物などに
は便利であるが、本来の目的である駐車以外の目的では
利用されていないので、利用者の利便性の向上やスペー
スの有効利用の点で未だ不十分であった。
【0003】本発明は、例えば自動車業界で設置された
駐車場において駐車以外の各種業務を目的とする特別室
を有効利用できるようにして利用者の利便性を高めるこ
とを目的にしている。
【0004】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】後記実施
形態の図面(図1〜6)の符号を援用して本発明を説明
する。 * 請求項1の発明 この発明にかかる駐車場は、下記のように構成されてい
る。
【0005】この駐車場は、自動車(7)を入出させる
入出庫室(2,3)と、自動車(7)を格納する格納室
(6)とのほかに、下記の特別室(15,16,17)
のうち少なくともいずれかの特別室(15,16,1
7)を備えている。特別室(15)は、自動車(7)の
展示と販売とのうち少なくともいずれか一方を行なう。
特別室(16)は、自動車(7)の修理を行なう。特別
室(17)は、自動車(7)のオプション部品の展示と
自動車(7)に対するオプション部品の取付けとのうち
少なくともいずれか一方を行なう。搬送室(5)におい
て自動車(7)を入出庫室(2,3)と格納室(6)と
の間及び格納室(6)と特別室(15,16,17)と
の間で移換し得る搬送台(9)を設けている。そのほ
か、搬送室(5)において自動車(7)を入出庫室
(2,3)と特別室(15,16,17)との間で移換
し得るようにしてもよい。
【0006】自動車(7)の利用者は、本来の目的であ
る駐車以外に、自動車(7)の関連業務を行なう特別室
(15,16,17)も有効利用することができるとと
もに、特別室(15,16,17)の利用に伴う自動車
(7)の移換も容易に行なうことができる。従って、本
発明では、駐車場の利用者にとって大変便利になる。
【0007】* 請求項2の発明 この発明にかかる駐車場は、下記のように構成されてい
る。この駐車場は、自動車(7)を入出させる入出庫室
(2,3)と、自動車(7)を格納する格納室(6)
と、この入出庫室(2,3)と格納室(6)との間で自
動車(7)を移換し得る搬送台(9)を有する搬送室
(5)とを備えた駐車棟(1)のほかに、駐車以外の各
種業務を目的とする特別室(例えば請求項1の発明で示
した各特別室15,16,17)をこの駐車棟(1)の
外側で搬送室(5)に隣接して備えている。この駐車棟
(1)の搬送室(5)において自動車(7)を格納室
(6)と特別室(15,16,17)との間で移換し得
る搬送台(9)を設けている。そのほか、搬送室(5)
において自動車(7)を入出庫室(2,3)と特別室
(15,16,17)との間で移換し得るようにしても
よい。
【0008】搬送室(5)と特別室(15,16,1
7)との間で自動車(7)を直接搬出及び搬入させるこ
とができる。従って、この発明では、請求項1の発明の
効果に加え、自動車(7)の移換を迅速に行なうことが
できる。 * 請求項3の発明 この発明にかかる駐車場は、下記のように構成されてい
る。
【0009】この駐車場は、自動車(7)を入出させる
入出庫室(2,3)と、自動車(7)を格納する格納室
(6)とのほかに、駐車以外の各種業務を目的とする特
別室(15,16,17)を備えている。搬送室(5)
において自動車(7)を入出庫室(2,3)と格納室
(6)との間及び格納室(6)と特別室(15,16,
17)との間で移換し得る搬送台(9)を設けている。
【0010】前記入出庫室(2,3)には入出庫室
(2,3)への特定自動車(7)の入庫時にこの特定自
動車(7)を識別する識別記号が記憶された識別カード
(38)を発行する発券装置(20)を設けている。こ
の発券装置(20)により識別カード(38)が発行さ
れた場合に、入出庫室(2,3)から前記特定自動車
(7)を特定格納室(6)に移換するように前記搬送台
(9)を駆動制御する。
【0011】前記特別室(15,16,17)には前記
識別カード(38)で記憶した特定自動車(7)の識別
記号を判別し得る搬出判別装置(26)を設けている。
この搬出判別装置(26)が識別カード(38)の識別
記号を判別した場合に、前記特定自動車(7)が駐車さ
れた特定格納室(6)からこの特定自動車(7)をこの
特別室(15,16,17)に移換するように前記搬送
台(9)を駆動制御する。
【0012】前記特別室(15,16,17)には前記
識別カード(38)で記憶した特定自動車(7)の識別
記号を判別し得る搬入判別装置(25)を設けている。
この搬入判別装置(25)が識別カード(38)の識別
記号を判別した場合に、この特別室(15,16,1
7)から前記特定自動車(7)を特定格納室(6)に移
換するように前記搬送台(9)を駆動制御する。
【0013】前記入出庫室(2,3)には前記識別カー
ド(38)で記憶した特定自動車(7)の識別記号を判
別し得る搬出判別装置(21)を設けている。この搬出
判別装置(21)が識別カード(38)の識別記号を判
別した場合に、前記特定自動車(7)が駐車された特定
格納室(6)からこの特定自動車(7)をこの入出庫室
(2,3)に移換するように前記搬送台(9)を駆動制
御する。
【0014】自動車(7)の利用者は、本来の目的であ
る駐車以外に、特別室(15,16,17)も有効利用
することができるとともに、特別室(15,16,1
7)の利用に伴う自動車(7)の移換も容易に行なうこ
とができる。従って、本発明では、駐車場の利用者にと
って大変便利になる。さらに、本発明では、自動車
(7)の利用者が識別カード(38)を利用して特別室
(15,16,17)をより一層円滑に有効利用するこ
とができる。
【0015】* 請求項4の発明 この発明は、請求項3の発明を前提として下記のように
構成されている。前記入出庫室(2,3)及び特別室
(15,16,17)においては、それぞれ、入出庫室
(2,3)と格納室(6)と特別室(15,16,1
7)とを表示する画面(D2 ,D3 ,D6 ,D15
16,D17)のほかに、格納室(6)のうち特定格納室
(6)の画面(D6 )並びに特別室(16,17)の画
面(D16,D17)に前記識別カード(38)の識別記号
を表示して前記特定自動車(7)の現在位置を表示する
画面を有する表示装置(22,27)を備えている。そ
のほか、入出庫室(2,3)の画面(D2 ,D3 )に前
記識別カード(38)の識別記号を表示してもよい。従
って、この発明では、自動車(7)の利用者が自動車
(7)の現在位置を容易に知ることができる。
【0016】* 請求項5の発明 この発明は、請求項4の発明を前提として下記のように
構成されている。前記入出庫室(2,3)の表示装置
(22)及び特別室(15,16,17)の表示装置
(27)は、それぞれ、前記識別カード(38)の識別
記号を表示して前記特定自動車(7)の移動予定位置を
表示する画面(例えば識別記号の点滅)を有している。
従って、この発明では、自動車(7)の利用者が自動車
(7)の動きを容易に知ることができる。
【0017】* 他の技術的思想 ・ 第6の発明 この発明は、請求項4または請求項5の発明を前提とし
て下記のように構成されている。
【0018】前記入出庫室(2,3)にある発券装置
(20)、搬出判別装置(21)及び表示装置(22)
は、一つの操作盤(19)にまとめられて設けられてい
る。前記特別室(15,16,17)にある搬入判別装
置(25)、搬出判別装置(26)及び表示装置(2
7)は、一つの操作盤(24)にまとめられて設けられ
ている。従って、自動車(7)の利用者は、自動車
(7)の現在位置や自動車(7)の動きの把握と、識別
カード(38)の操作とを一つの操作盤(22,24)
で容易に行なうことができる。
【0019】・ 第7の発明 この発明は、第6の発明を前提として下記のように構成
されている。前記入出庫室(2,3)にある操作盤(1
9)は、入出庫室(2,3)から特定自動車(7)を特
定格納室(6)に移換するように搬送台(9)を駆動制
御する入庫動作を開始させる入庫操作スイッチ(23
a)と、特定自動車(7)が駐車された特定格納室
(6)から特定自動車(7)を入出庫室(2,3)に移
換するように搬送台(9)を駆動制御する出庫動作を開
始させる出庫操作スイッチ(23b)とを有している。
前記特別室(15,16,17)にある操作盤(24)
は、特別室(15,16,17)から特定自動車(7)
を特定格納室(6)に移換するように搬送台(9)を駆
動制御する搬入動作を開始させる搬入操作スイッチ(2
8a)と、特定自動車(7)が駐車された特定格納室
(6)から特定自動車(7)を特別室(15,16,1
7)に移換するように搬送台(9)を駆動制御する搬出
動作を開始させる搬出操作スイッチ(28b)とを有し
ている。
【0020】この発明では、前記各操作スイッチ(23
a,23b,28a,28b)を人(例えば自動車7の
利用者や特別室15,16,17の係員など)が操作し
ない限り、自動車(7)は不用意に動作しなくなる。
【0021】・ 第8の発明 この発明は、請求項3または請求項4または請求項5の
発明、または第6の発明または第7の発明を前提として
下記のように構成されている。
【0022】前記識別カード(38)の表面には、識別
カード(38)に記憶された特定自動車(7)の識別記
号が視認可能に表示されている。従って、自動車(7)
の利用者は、識別記号の確認を容易に行なうことができ
る。
【0023】・ 第9の発明 この発明は、請求項1から請求項5のうちいずれかの請
求項の発明、または第6の発明または第7の発明または
第8の発明を前提として下記のように構成されている。
【0024】前記入出庫室(2,3)及び特別室(1
5,16,17)には開閉可能な仕切り(4,18)を
設けた。従って、人(例えば自動車7の利用者や特別室
15,16,17の係員など)は入出庫室(2,3)や
特別室(15,16,17)で搬送室(5)へ不用意に
入り込むことができなくなる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態にかか
る駐車場を図面を参照して説明する。この駐車場におい
て駐車棟1は、図1及び図2で概略的に示すように、地
上一階の中央にある入庫室2と、地下三階の中央にある
出庫室3とを備えている。この入庫室2は、内側にある
移換室2aと、開閉可能な仕切り4を介してその外側に
ある入口室2bとを含む。この出庫室3は、内側にある
移換室3aと、開閉可能な仕切り4を介してその外側に
ある出口室3bとを含む。なお、この入庫室2と出庫室
3とを含めた全体を入出庫室と称するが、この入庫室2
を出庫室として兼用するとともにこの出庫室3を入庫室
として兼用したり、この入庫室2と出庫室3とのうちい
ずれかを省略して一つの入出庫室としてもよい。また、
この駐車棟1は、前記入庫室2の移換室2aや出庫室3
の移換室3aから地上または地下の各階に延びる昇降搬
送室5と、これらの移換室2a,3a(昇降搬送室を兼
用)及び昇降搬送室5の左右両側に隣接して各階ごとに
設けられた格納室6とを備えている。この入庫室2の入
口室2bやこの出庫室3の出口室3bから自動車7が出
し入れされる。自動車7の入出方向を前後方向Xとし、
この前後方向Xに対し直交する水平方向を左右方向Yと
する。
【0026】昇降リフト8において昇降搬送台9は、前
記入庫室2の移換室2aや出庫室3の移換室3a及び昇
降搬送室5の前後左右の四隅部分で地下三階から最上階
まで立設された各ガイドレール10に沿って昇降可能に
支持され、最上階の天井に設置されたウインチ11の各
ワイヤ12により各ガイドレール10で吊下されてい
る。この昇降搬送台9の左右両側には図示しない櫛歯状
移換部材が設けられている。昇降リフト8においてウイ
ンチ11の各ワイヤ12が昇降すると、昇降搬送台9は
前記両移換室2a,3a及び各階の昇降搬送室5で停止
する。各階において移換室2a,3a及び昇降搬送室5
と左右両格納室6との間では、図示しない櫛歯状移換部
材を有する左右両横行台13が左右方向Yへ移動可能に
支持されている。
【0027】前記駐車棟1は会社ビル14(隣接棟)の
外側でこれに隣接して建造されている。この会社ビル1
4内においては、自動車7の展示と販売とを行なう特別
室15が地上一階に、自動車7の修理を行なう特別室1
6が地上二階に、自動車7のオプション部品の展示と自
動車7に対するオプション部品の取付けとを行なう特別
室17が地上三階にそれぞれ設置されている。それらの
特別室15,16,17は、いずれも、駐車以外の各種
業務例えば自動車関連業務を目的とするものであって、
この駐車棟1の外側で入庫室2の移換室2aや昇降搬送
室5に対し、開閉可能な仕切り18を介して隣接してい
る。
【0028】前記入庫室2の入口室2bや出庫室3の出
口室3bには一つの操作盤19が設けられている。この
操作盤19においては、それぞれ、図3(a)に示すよ
うに、発券装置20と搬出判別装置21と表示装置22
と操作装置23(入庫操作スイッチ23a、出庫操作ス
イッチ23b、スタートスイッチ23c)とがまとめら
れて設けられている。前記各特別室15,16,17に
は一つの操作盤24が設けられている。この操作盤24
においては、それぞれ、図3(b)に示すように、搬入
判別装置25と搬出判別装置26と表示装置27と操作
装置28(搬入操作スイッチ28a、搬出操作スイッチ
28b、スタートスイッチ28c)とがまとめられて設
けられている。
【0029】図4に示すコントローラ29において出力
側には、出力装置として、前記昇降リフト8のウインチ
11や、前記操作盤19の発券装置20及び表示装置2
2や、前記操作盤24の表示装置27のほかに、前記入
庫室2及び出庫室3の仕切り4並びに前記各特別室1
5,16,17の仕切り18を開閉動させる開閉駆動モ
ータ30や、前記各横行台13を往復移動させる横行駆
動モータ31などが接続されている。また、コントロー
ラ29において入力側には、入力装置として、前記操作
盤19の搬出判別装置21及び操作装置23や、前記操
作盤24の搬入判別装置25、搬出判別装置26及び操
作装置28のほかに、前記入庫室2の入口室2bに配置
された入口センサ32や、前記入庫室2の移換室2aに
配置された入室センサ33や、前記各格納室6に配置さ
れた格納センサ34や、前記出庫室3の移換室3aに配
置された出室センサ35や、前記出庫室3の出口室3b
に配置された出口センサ36や、前記各特別室15,1
6,17に配置された入出センサ37などが接続されて
いる。このコントローラ29は、これらの入力装置から
の信号に基づきこれらの出力装置を下記のように駆動制
御して、特定自動車7を管理する。
【0030】自動車7が入庫室2の入口室2bで停止す
ると、入口センサ32がこの自動車7を検出する。その
検出信号に基づき、コントローラ29は、入庫予定の自
動車7の存在を確認する(図5のステップS1)ととも
に、開閉駆動モータ30により仕切り4を開動させる。
利用者(自動車7の運転者)は、この自動車7を入庫室
2の移換室2aへ運転し、この移換室2aで待機してい
る昇降搬送台9及び横行台13に自動車7を載せて停止
させる。自動車7が入庫室2の移換室2aで停止する
と、入室センサ33がこの自動車7を検出する。その検
出信号に基づき、コントローラ29は、入庫予定の自動
車7の存在を再度確認する(図5のステップS2)とと
もに、図3(a)に示す操作盤19で発券装置20の発
券口20aから識別カード38を発行する(図5のステ
ップS3)。利用者(自動車7の運転者や同乗者)は入
庫室2の移換室2aから入口室2bに出てこの識別カー
ド38を受け取る。この識別カード38にはこの自動車
7を特定して識別する識別記号(特定数字)が記憶され
ているとともにこの識別カード38の表面にはこの識別
記号が視認できるように表示されている。この識別カー
ド38については、磁気カードなど、上記機能を持つ記
憶装置であればよく、記憶装置の種類や形態は限定され
ない。
【0031】前記各操作盤19,24の表示装置22,
27においては、入庫室2と出庫室3と昇降搬送室5と
各格納室6と各特別室15,16,17とをそれぞれ表
示する画面D2 ,D3 ,D5 ,D6 ,D15,D16,D17
を有し、入庫室2の画面D2には前記識別カード38の
識別記号(特定数字)が表示されて特定自動車7の現在
位置が表示されるとともに、各格納室6の画面D6 のう
ちこの特定自動車7の移動予定位置となる格納室6の画
面D6 でこの識別記号(特定数字)が点滅表示される。
【0032】利用者が操作盤19で操作装置23の入庫
操作スイッチ23aを押した後にスタートスイッチ23
cも押すと(図5のステップS4)、その検出信号に基
づき、コントローラ29は、開閉駆動モータ30により
仕切り4を閉動させるとともに、予め設定された入庫制
御プログラムに従って、昇降リフト8のウインチ11や
横行駆動モータ31を駆動制御して入庫動作を行なう
(図5のステップS5)。この入庫動作時、前記特定自
動車7は、昇降搬送台9により入庫室2の移換室2aか
ら入庫階まで運ばれ、その入庫階で昇降搬送台9から横
行台13に移し換えられて特定格納室6に格納される。
この特定自動車7がこの特定格納室6に格納されると、
格納センサ34がこの特定自動車7を検出する。その検
出信号に基づき、コントローラ29は、自動車7の入庫
完了を確認する(図5のステップS6)。前記各操作盤
19,24の表示装置22,27においては、この特定
格納室6の画面D6 でこの特定自動車7の識別記号(特
定数字)が点滅表示から現在位置表示に変更されるとと
もに、入庫室2の画面D2 でこの特定自動車7の識別記
号(特定数字)が消される。
【0033】入庫室2の入口室2bにいる利用者が、自
動車7の展示と販売とを行なう特別室15など、会社ビ
ル14内の施設や、会社ビル14外の施設を利用する場
合、この利用者の特定自動車7は前述したように特定格
納室6に格納されたままの状態である。この利用者が用
事を済ませて入庫室2の入口室2bに戻り、前記操作盤
19の搬出判別装置21のカード挿入口21aに識別カ
ード38を差し込むと、前記各操作盤19,24の表示
装置22,27においては、この利用者の特定自動車7
が格納されている特定格納室6の画面D6 で識別記号
(特定数字)が表示されていることに加えて、この特定
自動車7の移動予定位置となる出庫室3の画面D3 でこ
の識別記号(特定数字)が点滅表示される。
【0034】利用者が操作盤19で操作装置23の出庫
操作スイッチ23bを押した後にスタートスイッチ23
cも押すと(図5のステップS7)、その検出信号に基
づき、コントローラ29は、予め設定された出庫制御プ
ログラムに従って、昇降リフト8のウインチ11や横行
駆動モータ31を駆動制御して出庫動作を行なう(図5
のS8)とともに、開閉駆動モータ30により仕切り4
を開動させる。この出庫動作時、前記特定自動車7は、
昇降搬送台9により入庫階から出庫室3の移換室3aま
で運ばれ、その移換室3aで昇降搬送台9及び横行台1
3に載せられて停止する。この特定自動車7を出室セン
サ35が検出する。その検出信号に基づき、コントロー
ラ29は、出庫予定の自動車7を確認する(図5のステ
ップS9)。前記各操作盤19,24の表示装置22,
27においては、出庫室3の画面D3 でこの特定自動車
7の識別記号(特定数字)が点滅表示から現在位置表示
に変更されるとともに、特定格納室6の画面D6 でこの
特定自動車7の識別記号(特定数字)が消される。利用
者(自動車7の運転者)は、この特定自動車7を出庫室
3の移換室3aから出口室3bへ運転して駐車場を出
る。この特定自動車7を出口センサ36が検出する。そ
の検出信号に基づき、コントローラ29は、自動車7の
出庫完了を確認する(図5のステップS10)。前記各
操作盤19,24の表示装置22,27においては、出
庫室3の画面D3 でこの特定自動車7の識別記号(特定
数字)が消される。
【0035】入庫室2の入口室2bにいる利用者が、自
動車7の修理を行なう特別室16や、自動車7のオプシ
ョン部品の展示と自動車7に対するオプション部品の取
付けとを行なう特別室17を利用する場合には、この利
用者がこれらの特別室16,17に行って特別室16,
17の係員と打ち合わせる。その結果、格納室6からの
自動車7の搬出を必要とする場合、前記識別カード38
をこの係員に預けて待機または外出する。
【0036】この係員が前記操作盤24の搬出判別装置
26のカード挿入口26aに識別カード38を差し込む
と、前記各操作盤19,24の表示装置22,27にお
いては、この利用者の特定自動車7が格納されている特
定格納室6の画面D6 で識別記号(特定数字)が表示さ
れていることに加えて、この特定自動車7の移動予定位
置となる特別室16,17の画面D16,D17でこの識別
記号(特定数字)が点滅表示される。
【0037】係員が操作盤24で操作装置28の搬出操
作スイッチ28bを押した後にスタートスイッチ28c
も押すと(図6のステップS11)、その検出信号に基
づき、コントローラ29は、予め設定された搬出制御プ
ログラムに従って、昇降リフト8のウインチ11や横行
駆動モータ31を駆動制御して搬出動作を行なう(図6
のステップS12)とともに、開閉駆動モータ30によ
り仕切り18を開動させる。この搬出動作時、前記特定
自動車7は、昇降搬送台9により入庫階から、特別室1
6,17に隣接する昇降搬送室5まで運ばれ、待機して
いる横行台13と昇降搬送台9とに載せられる。この特
定自動車7を係員が特別室16,17へ運転する。この
特定自動車7を入出センサ37が検出する。その検出信
号に基づき、コントローラ29は、自動車7の搬出完了
を確認する(図6のステップS13)とともに、開閉駆
動モータ30により仕切り18を閉動させる。前記各操
作盤19,24の表示装置22,27においては、特別
室16,17の画面D16,D17でこの特定自動車7の識
別記号(特定数字)が点滅表示から現在位置表示に変更
されるとともに、特定格納室6の画面D6 でこの特定自
動車7の識別記号(特定数字)が消される。特別室1
6,17の画面D16,D17に表示される特定自動車7の
識別記号(特定数字)については、一つでも複数でもよ
く、複数の場合には順次並んで表示される。係員は利用
者の要望に応じてこの特定自動車7を処理する。
【0038】係員が、利用者との間で費用等について精
算した後、前記操作盤24の搬入判別装置25のカード
挿入口25aに識別カード38を差し込むと、開閉駆動
モータ30により仕切り18が開動するとともに、前記
各操作盤19,24の表示装置22,27においては、
特別室16,17の画面D16,D17で特定自動車7の識
別記号(特定数字)が表示されていることに加えて、こ
の特定自動車7の移動予定位置となる特定格納室6の画
面D6 でこの識別記号(特定数字)が点滅表示される。
なお、移動予定位置となる特定格納室6は、特別室1
6,17への搬出前の特定格納室6と同じであっても異
なっていてもよい。
【0039】係員は、処理後の特定自動車7を特別室1
6,17から昇降搬送室5へ運転し、待機している横行
台13及び昇降搬送台9に載せる。係員が特別室16,
17に戻って操作盤24で操作装置28の搬入操作スイ
ッチ28aを押した後にスタートスイッチ28cも押す
と(図6のステップS14)、その検出信号に基づき、
コントローラ29は、開閉駆動モータ30により仕切り
18を閉動させるとともに、予め設定された搬入制御プ
ログラムに従って、昇降リフト8のウインチ11や横行
駆動モータ31を駆動制御して搬入動作を行なう(図6
のステップS15)。この搬入動作時、前記特定自動車
7は、昇降搬送台9により昇降搬送室5から特定格納室
6まで運ばれる。この特定自動車7を格納センサ34が
検出する。その検出信号に基づき、コントローラ29
は、自動車7の搬入完了を確認する(図5のステップS
6)。前記各操作盤19,24の表示装置22,27に
おいては、特定格納室6の画面D6 でこの特定自動車7
の識別記号(特定数字)が点滅表示から現在位置表示に
変更されるとともに、特別室16,17の画面D16,D
17でこの特定自動車7の識別記号(特定数字)が消され
る。
【0040】前述したように自動車7の展示と販売とを
行なう特別室15では、他の特別室16,17と異な
り、通常は自動車7の搬入や搬出を行わないが、展示自
動車の交換時には他の特別室16,17と同様にして展
示自動車の搬入や搬出が行われる。
【0041】前述した実施形態では、自動車7が常に格
納室6を介して入庫室2及び出庫室3と特別室16,1
7との間で移動するが、自動車7を格納室6を通らずに
入庫室2及び出庫室3と特別室16,17との間で移換
し得るようにしてもよい。また、特別室15,16,1
7を格納室6に隣接して設けてもよく、この場合には自
動車7が格納室6を介して昇降搬送室5と特別室15,
16,17との間で搬出及び搬入される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施形態にかかる駐車場を正面側から見た
概略断面図である。
【図2】 図1のA−A線部分断面図である。
【図3】 操作盤を示す正面図である。
【図4】 電気ブロック回路図である。
【図5】 フローチャートである。
【図6】 フローチャートである。
【符号の説明】
1…駐車棟、2…入庫室、3…出庫室、5…昇降搬送
室、6…格納室、7…自動車、9…昇降搬送台、15,
16,17…特別室、20…発券装置、21…搬出判別
装置、22…表示装置、25…搬入判別装置、26…搬
出判別装置、27…表示装置、38…識別カード、
2 ,D3 ,D6 ,D15,D16,D17…画面。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車を入出させる入出庫室と、自動車
    を格納する格納室とのほかに、 自動車の展示と販売とのうち少なくともいずれか一方を
    行なう特別室と、 自動車の修理を行なう特別室と、 自動車のオプション部品の展示と自動車に対するオプシ
    ョン部品の取付けとのうち少なくともいずれか一方を行
    なう特別室とのうち、少なくともいずれかの特別室を備
    え、 搬送室において自動車を入出庫室と格納室との間及び格
    納室と特別室との間で移換し得る搬送台を設けたことを
    特徴とする駐車場。
  2. 【請求項2】 自動車を入出させる入出庫室と、自動車
    を格納する格納室と、この入出庫室と格納室との間で自
    動車を移換し得る搬送台を有する搬送室とを備えた駐車
    棟のほかに、駐車以外の各種業務を目的とする特別室を
    この駐車棟の外側で搬送室に隣接して備え、この駐車棟
    の搬送室において自動車を格納室と特別室との間で移換
    し得る搬送台を設けたことを特徴とする駐車場。
  3. 【請求項3】 自動車を入出させる入出庫室と、自動車
    を格納する格納室とのほかに、駐車以外の各種業務を目
    的とする特別室を備え、搬送室において自動車を入出庫
    室と格納室との間及び格納室と特別室との間で移換し得
    る搬送台を設け、 前記入出庫室には入出庫室への特定自動車の入庫時にこ
    の特定自動車を識別する識別記号が記憶された識別カー
    ドを発行する発券装置を設け、この発券装置により識別
    カードが発行された場合に、入出庫室から前記特定自動
    車を特定格納室に移換するように前記搬送台を駆動制御
    し、 前記特別室には前記識別カードで記憶した特定自動車の
    識別記号を判別し得る搬出判別装置を設け、この搬出判
    別装置が識別カードの識別記号を判別した場合に、前記
    特定自動車が駐車された特定格納室からこの特定自動車
    をこの特別室に移換するように前記搬送台を駆動制御
    し、 前記特別室には前記識別カードで記憶した特定自動車の
    識別記号を判別し得る搬入判別装置を設け、この搬入判
    別装置が識別カードの識別記号を判別した場合に、この
    特別室から前記特定自動車を特定格納室に移換するよう
    に前記搬送台を駆動制御し、 前記入出庫室には前記識別カードで記憶した特定自動車
    の識別記号を判別し得る搬出判別装置を設け、この搬出
    判別装置が識別カードの識別記号を判別した場合に、前
    記特定自動車が駐車された特定格納室からこの特定自動
    車をこの入出庫室に移換するように前記搬送台を駆動制
    御したことを特徴とする駐車場。
  4. 【請求項4】 前記入出庫室及び特別室においては、そ
    れぞれ、入出庫室と格納室と特別室とを表示する画面の
    ほかに、格納室のうち特定格納室の画面並びに特別室の
    画面に前記識別カードの識別記号を表示して前記特定自
    動車の現在位置を表示する画面を有する表示装置を備え
    たことを特徴とする請求項3に記載の駐車場。
  5. 【請求項5】 前記入出庫室の表示装置及び特別室の表
    示装置は、それぞれ、前記識別カードの識別記号を表示
    して前記特定自動車の移動予定位置を表示する画面を有
    することを特徴とする請求項4に記載の駐車場。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103243950A (zh) * 2013-05-14 2013-08-14 潍坊大洋自动泊车设备有限公司 一种智能无人看守立体车库
JP6481068B1 (ja) * 2018-05-21 2019-03-13 富士変速機株式会社 駐車装置
JP2020130441A (ja) * 2019-02-15 2020-08-31 日本電気株式会社 処理システム及び処理方法

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