JP2002192023A - スプレー塗装装置 - Google Patents

スプレー塗装装置

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JP2002192023A
JP2002192023A JP2000393917A JP2000393917A JP2002192023A JP 2002192023 A JP2002192023 A JP 2002192023A JP 2000393917 A JP2000393917 A JP 2000393917A JP 2000393917 A JP2000393917 A JP 2000393917A JP 2002192023 A JP2002192023 A JP 2002192023A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】多数のスプレーガンを一つのマニホールドに並
列に接続した場合に、それぞれのスプレーガンに均一な
空気圧力が加わるようにすることを課題とする。 【解決手段】多数のスプレーガン１を有するスプレー塗
装装置において、前記スプレーガン１に供給される圧縮
空気が、前記スプレーガン１に沿って配置されたマニホ
ールド２から供給するようにされ、該マニホールド２に
圧縮空気を供給する空気供給管３が、先端がＹ字状に分
岐する分岐管３ｂで複数に均等分岐され、該分岐した先
端が前記マニホールド２の長さ方向の均等位置に接続さ
れるようにされ、さらに、これら各分岐管３ｂの、前記
マニホールド２に対する連通開口の軸線が、各スプレー
ガン１への連通開口に対し一直線に連通しないよう前記
マニホールド２の軸線を中心とした回転偏角θを有して
開口されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明はスプレー塗装装置
に関する。
【０００２】
【従来の技術】繊維補強セメント製外壁材の塗装装置と
してスプレーガンを用いた塗装方式が広く知られてい
る。
【０００３】ところで、このスプレーガンを用いた塗装
方式において、多数のスプレーガンを外壁材の移送方向
に対して直交する方向に配列し、板材の移送と共に適宜
スプレーから制御信号に基づき間欠的ないしは連続的に
塗料を噴射して外壁材表面に着色塗装することが行われ
る場合がある。
【０００４】上記のスプレー塗装装置は、多数のスプレ
ーガンに塗料噴出用の圧縮空気を供給する必要がある。
この圧縮空気を供給する手段として、従来、図４に示す
ように多数のスプレーガン１…１をマニホールド２に連
通し、給気管３で高圧空気を供給することにより圧縮空
気を供給する場合があった。
【０００５】しかし、このように一本の給気管３で圧縮
空気を供給した場合、マニホールド２の奥方に位置する
スプレーガン１ほど空気の噴出圧が矢印で示すように高
く、給気管３に近づくほど低くなる傾向があり、均一な
噴出圧となし難い欠点があった。
【０００６】一方、このような欠点を解消する接合方式
として、図５に示すように給気管３を次々とＹ字状に分
岐させ、いくつかに分岐させた末端３ｃ…を均等分配の
状態にマニホールド２に接合し、スプレーガン１…１に
対する圧力を均一にすることが行われる場合がある。
【０００７】この場合、給気管の末端３ｃ…が均一分散
状にマニホールドに開通しているので、スプレーガンに
対し均一な加圧力が作用し、この点では都合が良いが、
分岐された管３ａの軸線３ｄが、図６に示すように、取
付け条件によってスプレーガン１…１の空気取入口５の
軸線５ａと一直線に並ぶようなことがあると、矢印で示
すように、そのスプレーガン１だけに高圧空気が送ら
れ、他のスプレーガンの吹き出し圧力が下がって均一な
吹き出し圧としにくくなる場合があった。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、上記問題
を解消し、多数のスプレーガンを一つのマニホールドに
並列に接続した場合に、それぞれのスプレーガンに均一
な空気圧力が加わるようにすることを課題としたもので
ある。
【０００９】
【課題を解決するための手段】即ち、請求項１のスプレ
ー塗装装置は、多数のスプレーガンを有するスプレー塗
装装置において、前記スプレーガンに供給される圧縮空
気が、前記スプレーガンに沿って配置されたマニホール
ドから供給するようにされ、該マニホールドに圧縮空気
を供給する空気供給管が、先端がＹ字状に分岐する分岐
管で複数に均等分岐され、該分岐した先端が前記マニホ
ールドの長さ方向の均等位置に接続されるようにされ、
さらに、これら各分岐管の、前記マニホールドに対する
連通開口の軸線が、各スプレーガンへの連通開口に対し
一直線に連通しないよう前記マニホールドの軸線を中心
とした回転偏角を有して開口されているものである。
【００１０】ここに回転偏角とは、スプレーガンの連通
開口の軸線と分岐管の軸線とがマニホールドの軸線に直
交する面内で張る角を言う。この発明の構成によれば、
空気給気管がＹ字状に分岐するので、空気圧が均等に分
配され、従って、マニホールドに対する分岐管からの空
気供給圧が偏ることがない。また、この分岐管のマニホ
ールドに対する開口軸線の方向が、スプレーガンの連通
開口と回転偏角を有した状態とされているので、たまた
ま両軸線がマニホールドの軸線に対し直交する面に対し
同一面内となっても、そのスプレーガンのみに、圧縮空
気が集中的に流通することがない。
【００１１】従って、この発明のスプレー塗装装置によ
れば、均一な塗装が可能となる。
【００１２】
【発明の実施の形態】次に、この発明の実施の形態を説
明する。図１は、実施の形態であるスプレー塗装装置の
正面図、図２は図１の側面図である。
【００１３】図１、図２において、１…１は多数配列さ
れたスプレーガンを示し、例えば、外壁材１０が移送さ
れる搬送コンベヤ１１上に、その移送方向に直交する方
向に基枠１２によって一列に支持されている。
【００１４】そして、塗装は各スプレーガン１…１の連
続的または間欠的な噴射によって行われるようにされて
いる。上記各スプレーガン１…１への圧縮空気の給送
は、多数のスプレーガン１…１を並列に貫通させた一本
のマニホールド２を介して行われる。
【００１５】そして、このマニホールド２に空気を供給
する空気供給管３は、図１に明示されているように元管
３ａからＹ字状に分岐され、その分岐管３ｂの先端がさ
らにＹ字状に分岐されるといったように分岐され、各分
岐管３ｃ先端がマニホールド２に対し軸方向均等位置に
なるように接続されている。
【００１６】さらに、このマニホールド２に対する空気
供給管３ｃ…の接続方向が、図３に示すように各スプレ
ーガン１…１への連通軸線１ａに対し一直線に連通しな
いよう前記マニホールドの軸線２ａを中心とした回転偏
角θを有して開口されている従って、図３に示すように
仮にスプレーガン１…１への連通軸線１ａと空気供給管
３ｃの軸線３ｄとが、マニホールドの軸線２ａに直交す
る面（図の紙面）と同一面にあっても、直接空気が流通
してしまうことがなく、特定のスプレーガンだけの圧力
が高くなってしまうことがない。
【００１７】従って、全スプレーに加わるマニホールド
２からの空気圧力が均一化され、均一な塗装が可能とな
る。
【００１８】
【発明の効果】この発明は、以上のように構成されてい
るので、スプレーガンで外壁材を塗装する場合、各スプ
レーガンからの噴射圧力は均一化されるので、塗装が均
一な条件で実施でき、美しい塗装面が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図１】スプレー塗装装置の正面図である。
【図２】図１の装置の側面図である。
【図３】マニホールド部の要部拡大断面図である。
【図４】従来のスプレー塗装装置のマニホールド部の平
面図である。
【図５】他の従来例のマニホールド部の平面図である。
【図６】図５の側面図である。
【符号の説明】
１ スプレーガン １ａ スプレーガンの連通軸線 ２ マニホールド ２ａ マニホールドの軸線 ３ 空気供給管 ３ｂ、３ｃ 分岐管 ３ｄ 空気供給管の軸線 １０ 外壁材 １１ 搬送コンベヤ θ 回転偏角

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】多数のスプレーガンを有するスプレー塗装
    装置において、前記スプレーガンに供給される圧縮空気
    が、前記スプレーガンに沿って配置されたマニホールド
    から供給するようにされ、該マニホールドに圧縮空気を
    供給する空気供給管が、先端がＹ字状に分岐する分岐管
    で複数に均等分岐され、該分岐した先端が前記マニホー
    ルドの長さ方向の均等位置に接続されるようにされ、さ
    らに、これら各分岐管の、前記マニホールドに対する連
    通開口の軸線が、各スプレーガンへの連通開口に対し一
    直線に連通しないよう前記マニホールドの軸線を中心と
    した回転偏角を有して開口されているスプレー塗装装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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