JP2002188292A - 柱セットアップジャッキ - Google Patents

柱セットアップジャッキ

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JP2002188292A
JP2002188292A JP2000385481A JP2000385481A JP2002188292A JP 2002188292 A JP2002188292 A JP 2002188292A JP 2000385481 A JP2000385481 A JP 2000385481A JP 2000385481 A JP2000385481 A JP 2000385481A JP 2002188292 A JP2002188292 A JP 2002188292A
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Shiyuuzo Hiwaki
就三 樋脇
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  • Conveying And Assembling Of Building Elements In Situ (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】スプライスプレートをボルトで締結することに
より、エレクションピースを仮止めしているため、簡単
かつ単独で鋼管柱毎の建ち調整ができない。 【解決手段】エレクションピースを連結せしめる環状の
ロックアーム1と、該ロックアーム1に着脱自在にセッ
トされる鉛直調整手段2とを備える。ロックアーム1
は、互いに連通した無端環状のロックスリット4,4
と、該ロックスリット4,4の中心部位に連設されたジ
ャッキ取付孔5と、左右両端からエレクションピースに
向けて進退自在に螺合される横押しボルト6及びセット
ボルト7とを備える。鉛直調整手段2は、主ジャッキ2
aに閉回路で接続されたネジポンプ2bと、該ネジポン
プ2bに組み付けされた回動ネジ2cと、ロックアーム
1のジャッキ取付孔5に着脱自在に差し込まれる油圧ジ
ャッキ部2dと、該油圧ジャッキ部2dに昇降自在に内
設されたシリンダロッド2eとを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鉄骨構造又は鋼管
コンクリート構造における鋼管柱毎に単独の建ち調整
(柱目違いの調整及び柱垂直精度の確保)が簡単にでき
る有用な柱セットアップジャッキ(治具)に関し、延い
ては、建方作業人員の低減と連結作業の能率化を図るこ
とができる柱セットアップジャッキに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、斯かる鋼管柱の接合方法として
は、例えば、角形鋼管柱の接合すべき端部に、柱長手方
向に沿ったプレートを溶接し、上下に接する鋼管柱間を
このプレートの両面に添え付けたスプライスプレートを
ボルトで締結することにより、エレクションピースを形
成して仮止めし、次いで、鋼管間を溶接した後、前記プ
レートは、柱表面から10mm前後離れた位置からガス
バーナーで切断している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の接合方法にあっては、スプライスプレートをボ
ルトで締結することにより、エレクションピースを仮止
めしているため、鋼管柱毎の単独の建ち調整(柱目違い
の調整及び柱垂直精度の確保)を簡単に行うことができ
ず、また、鋼管間を溶接した後、全スプライスプレート
をバーナーで切断しなければならないため、施工性が悪
く、柱を火熱で損傷させてしまったり、粉塵、煙が発生
してしまうなどの問題を有する。
【0004】しかも、従来の接合方法では、柱の表面に
切断したスプライスプレートの切断跡が凸部として残存
してしまうため、仕上げ工事や耐火被覆工事の障害とな
ってしまうといった問題を有すると共に、切断されたプ
レートが廃材となって再使用できないことから、そのま
ま廃棄されているのが現状であり、産業廃棄物としての
社会問題にもなっている。
【0005】本発明はこのような従来の問題点に鑑みて
なされたもので、柱毎に単独の建ち調整ができるなど施
工性に優れると共に、建方作業人員の低減と連結作業の
能率化を図ることができる有用な柱セットアップジャッ
キを提供することを目的としたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の如き従来の問題点
を解決し、所期の目的を達成するため本発明の要旨とす
る構成は、鋼管柱の接合すべき部分に突設されたエレク
ションピースを着脱自在に連結せしめる環状のロックア
ームと、該ロックアームに着脱自在にセットされる主ジ
ャッキ等の鉛直調整手段とを備えてなる柱セットアップ
ジャッキに存する。
【0007】また、前記ロックアームは、左右両端から
エレクションピースに向けて進退自在に螺合される横押
しボルト及び/又はセットボルトを備えるのが良い。
【0008】更に、前記ロックアームは、上下一対のエ
レクションピースを嵌合するためのロックスリットと、
該ロックスリットの中心部位に連設されたジャッキ取付
孔とを備えるのが良い。
【0009】また、前記主ジャッキは、エレクションピ
ースの間隔に合わせて、高さの異なるヘッドキャップを
油圧ジャッキ部のシリンダロッドに取り付けるのが良
い。
【0010】更に、前記主ジャッキは、閉回路で接続さ
れたネジポンプと、該ネジポンプに組み付けされた回動
ネジとを備えてなり、回動ネジを操作することによりネ
ジポンプ内の油を油圧ジャッキ部に送給してシリンダロ
ッドを昇降せしめて前記エレクションピースを押圧変位
するのが良い。
【0011】このように構成される本発明の柱セットア
ップジャッキは、鋼管柱の接合すべき部分に突設された
エレクションピースを着脱自在に連結せしめる環状のロ
ックアームと、該ロックアームに着脱自在にセットされ
る主ジャッキ等の鉛直調整手段とを備えてなることによ
って、鉛直調整手段に先んじてロックアームのみを単独
でエレクションピースに取り付けし得ることとなる。
【0012】また、前記ロックアームが、左右両端から
エレクションピースに向けて進退自在に螺合される横押
しボルト及び/又はセットボルトを備えてなることによ
り、前記横押しボルトで吊込柱を動かし柱目違いの調整
が可能となると共に、セットボルトで主ジャッキを着脱
自在に固定し得ることとなる。
【0013】更に、前記ロックアームは、上下一対のエ
レクションピースを嵌合するためのロックスリットと、
該ロックスリットの中心部位に連設されたジャッキ取付
孔とを備えることによって、ロックアームをエレクショ
ンピースに嵌めた後、主ジャッキの油圧ジャッキ部をジ
ャッキ取付孔に組み付けるだけで、ロックアーム間に主
ジャッキを上手くセットし得ることとなる。
【0014】また、前記主ジャッキは、油圧ジャッキ部
をロックアームのジャッキ取付孔に差し込み、ロックア
ームの両側に螺合されたセットボルトを締め付けて固定
すれば、ロックアームと主ジャッキとが一体的にセット
されることとなる。
【0015】更に、前記主ジャッキは、エレクションピ
ースの間隔に合わせて、高さの異なるヘッドキャップを
油圧ジャッキ部のシリンダロッドに取り付けることによ
って、エレクションピースへの無駄な間隔を無くし得る
と共に、シリンダロッドのストロークを最小にし、その
分、エレクションピースへの作動が早く行えることとな
る。
【0016】また、前記主ジャッキは、閉回路で接続さ
れたネジポンプと、該ネジポンプに組み付けされた回動
ネジとを備えてなり、回動ネジを操作することによりネ
ジポンプ内の油を油圧ジャッキ部に送給してシリンダロ
ッドを昇降せしめて前記エレクションピースを押圧変位
することによって、前記横押しボルトで吊込柱を動かし
柱目違いの調整が可能となると共に、前記油圧ジャッキ
部のシリンダロッドで柱垂直精度を確保し得ることとな
る。
【0017】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係る柱セットアッ
プジャッキの実施の一例を図面を参照しながら説明す
る。図中Aは、本発明に係る柱セットアップジャッキで
あり、この柱セットアップジャッキAは、図1乃至図4
に示すように、後述するエレクションピース3,3を連
結せしめる環状のロックアーム1と、該ロックアーム1
に着脱自在にセットされる鉛直調整手段2とを備えてい
る。
【0018】ロックアーム1は、図5に示すように、鋼
管柱の接合すべき部分に突設されたエレクションピース
3,3を着脱自在に嵌合する無端環状のロックスリット
4,4と、該ロックスリット4,4の中心部位に連設さ
れたジャッキ取付孔5とを備えている。
【0019】また、このロックアーム1は、左右両端か
らエレクションピース3,3に向けて進退自在に螺合さ
れる横押しボルト6とセットボルト7とを備えている。
【0020】横押しボルト6は、ロックアーム1の左右
両端からエレクションピース3に向けて進退自在に螺合
されており、回すだけでエレクションピース3が左右方
向へと移動し、柱目違いの調整を行うことができる。
【0021】セットボルト7は、前記ジャッキ取付孔5
の両端側に位置するものであり、後述する油圧ジャッキ
部2dを締め付け固定するものである。
【0022】また、下位のロックアーム1には、図4乃
至図5に示すように、エレクションピース3の下端側に
当接する座体8が上下動自在に螺合されている。
【0023】一方、鉛直調整手段2は、例えば、ネジ式
の油圧ジャッキからなり、主ジャッキ2aに閉回路で接
続されたネジポンプ2bと、該ネジポンプ2bに組み付
けされた回動ネジ2cと、該回動ネジ2cに連動すべく
ネジポンプ2bに内設された油圧シリンダ(図示せず)
と、ロックアーム1のジャッキ取付孔5に差し込まれる
油圧ジャッキ部2dと、該油圧ジャッキ部2dに昇降自
在に内設されたシリンダロッド2eとを備えている。
【0024】また、主ジャッキ2aには、図示はしない
が、例えば、φ50×16mmストロークの油圧シリン
ダを、ネジポンプ2bにはφ25×60mmストローク
の油圧シリンダをそれぞれ使用している。
【0025】また、ネジポンプ2bの回動ネジ2cを回
動操作するためには、腕長500mm以上のレンチ(図
示せず)を使用するのが良い。
【0026】従って、この鉛直調整手段2は、回動ネジ
2cの回動操作で前記ネジポンプ2b内の油を主ジャッ
キ2a内に送給してロッド2eを強制的に昇降させるこ
とにより、小さな力で前記エレクションピース3を押圧
変位させることができる(図7参照)。
【0027】更に、主ジャッキ2は、油圧ジャッキ部2
dのシリンダロッド2eに着脱自在に付設されるヘッド
キャップ9,9…を備えている。このヘッドキャップ
9,9は、図5に示すように、エレクションピース3,
3の間隔に合わせて、例えば、間隔110mm用9a、
125mm用9b、130mm用9c等々の如く高さの
異なるものが用意されている。
【0028】従って、仮令、エレクションピース3,3
間に必要以上の無駄な間隔が生じていたとしても、この
へッドキャップ9,9を取り付けることによって、斯か
るロス間隔が省けるため、シリンダロッド2eの摺動ス
トロークが最小限になり、その分、エレクションピース
3,3への作動が早く行える。
【0029】一方、エレクションピース3,3は、図7
に示すように、鋼管柱の所定位置に、換言すれば、既設
柱10と吊込柱11との接合すべき部分の長手方向に相
対向して突設されている。大きさとしては、例えば、厚
寸19mm×長寸140mm×幅寸105mmのものを
使用し、柱側面から70mmを作用点とし、脚長14m
m以上の全周開先溶接で柱に突設するのが良い。
【0030】このように構成される本実施例の柱セット
アップジャッキAは、鉛直調整手段2の油圧ジャッキ部
2dをロックアーム1のジャッキ取付孔5に差し込んで
同油圧ジャッキ部2dをセットボルト7,7で締め付け
て固定する(図8参照)。その際、エレクションピース
3,3間に無駄な隙間が生じるようであれば、それに応
じたへッドキャップ9を選択してピストンロッド2dの
上に取り付ける。
【0031】次いで、環状のロックアーム1のロックス
リット4,4を、相対向する既設柱10と吊込柱11と
のエレクションピース3,3に掛止した後、建入を行
い、各エレクションピース3の下端側に座体8を当接す
べく締結することにより、既設柱10と吊込柱11とを
固定する(図1参照)。
【0032】次いで、吊込柱11の吊りワイヤ(図示せ
ず)を外し、前記横押しボルト2でエレクションピース
3,3を水平方向に押圧して吊込柱11を動かし、柱目
違いの調整をする。
【0033】次いで、回動ネジ2cを腕長レンチ(図示
せず)を使用して回すことにより、図4及び図9に示す
ように、ネジポンプ2b内の油が主ジャッキ2aに送給
されピストンロッド2eを強制的に昇降させ、前記ヘッ
ドキャップ9を介してエレクションピース3を垂直方向
に押圧変位させ、柱垂直精度を確保した状態で鋼管柱間
を仮止め固定する。
【0034】次いで、柱間に梁を入れて固定し、再度、
柱垂直精度を確認調整した後、柱セットアップジャッキ
間の本溶接を行うものであり、本溶接完了後は、主ジャ
ッキ2a、ロックアーム1の順で同柱セットアップジャ
ッキを取り外すのである。
【0035】このように本発明の柱セットアップジャッ
キによる接合方法では、小さな力でより簡単かつ円滑に
前記エレクションピース3を上下動でき、柱垂直精度の
確保を短時間で行うことができるなど、作業条件が大幅
に改善されると共に、一日の施工量が増やせるため、よ
り工期の短縮化が可能になる。また、ロックアーム1と
鉛直調整手段2とが簡単に着脱できるので、へッドキャ
ップ9の変換にも頗る便利であることは云うまでもな
い。
【0036】尚、本発明の柱セットアップジャッキは、
本実施例に限定されることなく、本発明の目的の範囲内
で自由に設計変更できるものであり、本発明はそれらの
全てを包摂するものである。
【0037】例えば、本実施例では、予め、鉛直調整手
段2の油圧ジャッキ部2dをロックアーム1のジャッキ
取付孔5に締め付け固定した状態で、エレクションピー
ス3,3に掛止しているが、これに限定されることな
く、先にロックスリット4,4をエレクションピース
3,3に掛止した後に、鉛直調整手段2の油圧ジャッキ
部2dをロックアーム1のジャッキ取付孔5に固定して
も良い。
【0038】また、本実施例では、エレクションピース
3,3を直接的に鋼管柱に固着させているが、これに限
定されることなく、図10乃至図11に示すように、基
端側に複数のネジ孔3a1 ,3a1 …を有する取付プレ
ート3aを介して鋼管柱に取り付けしても良いものであ
り、また、好ましくは、別体の取付ベース3bを介して
鋼管柱に取り付けても良い。
【0039】因に、この取付ベース3bとしては、例え
ば、図10(a)に示すように、少なくとも一以上のネジ
孔3b1 ,3b1 …を有する鋼板が挙げられ、鋼管柱の
壁面に溶接して固定される。
【0040】従って、取付プレート3aは、既設柱10
と吊込柱11との接合すべき部分の長手方向に相対向し
て溶接された取付ベース3bのネジ孔3b1 ,3b1
に各ネジ孔3a1 ,3a1 …を整合せしめた状態で、両
者のガタをなくすべくタップネジで締結されるのであ
る。
【0041】尚、取付ベース3bを使用する場合は、エ
レクションピース3を取り外した後に残存する同取付ベ
ース3bを目隠し処理することで、最終の仕上げ工事
や、耐火被覆工事を美麗にすることができるものであ
る。
【0042】また、各エレクションピース3,3は、タ
ップネジ…を外して鋼管柱より取り外すことにより、次
の鋼管柱へと運び再使用することができるため、従来の
エレクションピースの如くバーナーで切断する手間が省
けると共に、エレクションピース3を無駄にすることが
なく何回も再使用できるため、施工性、安全性に優れ、
コスト的にも頗る有利になることは云うまでもない。
【0043】
【発明の効果】本発明の柱セットアップジャッキは、鋼
管柱の接合すべき部分に突設されたエレクションピース
を着脱自在に連結せしめる環状のロックアームと、該ロ
ックアームに着脱自在にセットされる主ジャッキ等の鉛
直調整手段とを備えてなることによって、鉛直調整手段
に先んじてロックアームのみを単独でエレクションピー
スに取り付けできるといった効果を奏する。
【0044】また、前記ロックアームが、左右両端から
エレクションピースに向けて進退自在に螺合される横押
しボルト及び/又はセットボルトを備えてなることによ
り、前記横押しボルトで吊込柱を動かし柱目違いの調整
ができると共に、セットボルトで主ジャッキ等の鉛直調
整手段のみを着脱自在に固定できるため、柱毎に単独の
建ち調整(柱目違いの調整及び柱垂直精度の確保)が簡
単にできる他、建ち調整後は、鉛直調整手段を取り外し
た状態で、換言すれば、エレクションピースをロックア
ームで堅固に連結保持できるため、鋼管柱間の仮止め固
定及び溶接に役立てるといった効果を奏する。
【0045】更に、前記ロックアームは、上下一対のエ
レクションピースを嵌合するためのロックスリットと、
該ロックスリットの中心部位に連設されたジャッキ取付
孔とを備えることによって、ロックアームをエレクショ
ンピースに嵌めた後、主ジャッキの油圧ジャッキ部をジ
ャッキ取付孔に組み付けるだけで、ロックアーム間に主
ジャッキを上手くセットできるといった効果を奏する。
【0046】また、前記主ジャッキは、エレクションピ
ースの間隔に合わせて、高さの異なるヘッドキャップを
油圧ジャッキ部のシリンダロッドに取り付けることによ
って、エレクションピースへの無駄な間隔を無くすこと
ができる共に、シリンダロッドのストロークを最小に
し、その分、エレクションピースへの作動が早く行える
ため、小さな力でより簡単かつ円滑に前記エレクション
ピースを上下動でき、柱垂直精度の確保を短時間で行う
ことができるなど、作業条件が大幅に改善されるといっ
た効果を奏する。
【0047】更に、前記主ジャッキは、閉回路で接続さ
れたネジポンプと、該ネジポンプに組み付けされた回動
ネジとを備えてなり、回動ネジを操作することによりネ
ジポンプ内の油を油圧ジャッキ部に送給してシリンダロ
ッドを昇降せしめて前記エレクションピースを押圧変位
することによって、前記横押しボルトで吊込柱を動かし
柱目違いの調整が可能となると共に、前記油圧ジャッキ
部のシリンダロッドで柱垂直精度を確保できるため、柱
毎に単独の建ち調整ができるなど施工性に優れ、建方作
業人員の低減と連結作業の能率化を図ることができると
いった効果を奏するといった効果を奏する。
【0048】また、ネジポンプの回動ネジをレンチで回
すだけの小さな力で、簡単かつ円滑に前記エレクション
ピースを上下動できるため、柱垂直精度の確保を短時間
で行えると共に、一日の施工量が増やせるため、より工
期の短縮化が可能になるといった効果を奏するものであ
る。
【0049】このように本発明は、柱毎に単独の建ち調
整(柱目違いの調整及び柱垂直精度の確保)が簡単にで
きると共に、従来のエレクションピースの如きバーナー
切断を一切不要とするため、施工性、安全性に優れ、ま
た、構成が単純であるため、大量生産に適し、価格も低
廉なものとして需要者に供給できる等、本発明を実施す
ることはその実益的価値が甚だ大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る柱セットアップジャッキの使用状
態を示す説明図である。
【図2】同柱セットアップジャッキの使用状態を示す正
面図である。
【図3】同柱セットアップジャッキとエレクションピー
スとの取り付けを示す説明図である。
【図4】同柱セットアップジャッキの使用状態を示す側
面図である。
【図5】同柱セットアップジャッキの組立分解斜視図で
ある。
【図6】同柱セットアップジャッキのヘッドキャップを
示す説明図である。
【図7】同柱セットアップジャッキと鋼管柱(既設柱と
吊込柱)との取付分解斜視図である。
【図8】同柱セットアップジャッキを構成するロックア
ームと鉛直調整手段との組み付けを示す説明図である。
【図9】同柱セットアップジャッキの柱垂直動作を示す
説明図である。
【図10】図10(a)は本実施例で使用するエレクショ
ンピースの取付ベースを示す斜視図、図10(b)は同エ
レクションピースの斜視図である。
【図11】取付ベースを介してエレクションピースを取
り付けた状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 ロックアーム 2 鉛直調整手段 2a 主ジャッキ 2b ネジポンプ 2c 回動ネジ 2d 油圧ジャッキ部 2e シリンダロッド 3 エレクションピース 3a 取付プレート 3a1 ネジ孔 3b 取付ベース 3b1 ネジ孔 4 ロックスリット 5 ジャッキ取付孔 6 横押しボルト 7 セットボルト 8 座体 9 ヘッドキャップ 9a 110mm用 9b 125mm用 9c 130mm用 10 既設柱 11 吊込柱

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】鋼管柱の接合すべき部分に突設されたエレ
    クションピースを着脱自在に連結せしめる環状のロック
    アームと、該ロックアームに着脱自在にセットされる主
    ジャッキ等の鉛直調整手段とを備えてなることを特徴と
    する柱セットアップジャッキ。
  2. 【請求項2】前記ロックアームは、左右両端からエレク
    ションピースに向けて進退自在に螺合される横押しボル
    ト及び/又はセットボルトを備えてなることを特徴とす
    る請求項1に記載の柱セットアップジャッキ。
  3. 【請求項3】前記ロックアームは、上下一対のエレクシ
    ョンピースを嵌合するためのロックスリットと、該ロッ
    クスリットの中心部位に連設されたジャッキ取付孔とを
    備えてなることを特徴とする請求項1又は2に記載の柱
    セットアップジャッキ。
  4. 【請求項4】前記主ジャッキは、エレクションピースの
    間隔に合わせて、高さの異なるヘッドキャップを油圧ジ
    ャッキ部のシリンダロッドに取り付けてなることを特徴
    とする請求項1に記載の柱セットアップジャッキ。
  5. 【請求項5】前記主ジャッキは、閉回路で接続されたネ
    ジポンプと、該ネジポンプに組み付けされた回動ネジと
    を備えてなり、回動ネジを操作することによりネジポン
    プ内の油を油圧ジャッキ部に送給してシリンダロッドを
    昇降せしめて前記エレクションピースを押圧変位するこ
    とを特徴とする請求項1又は4に記載の柱セットアップ
    ジャッキ。
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