JP2002185783A - 画像読み取り装置を搭載した記録装置及び画像補正方法 - Google Patents

画像読み取り装置を搭載した記録装置及び画像補正方法

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JP2002185783A
JP2002185783A JP2000385272A JP2000385272A JP2002185783A JP 2002185783 A JP2002185783 A JP 2002185783A JP 2000385272 A JP2000385272 A JP 2000385272A JP 2000385272 A JP2000385272 A JP 2000385272A JP 2002185783 A JP2002185783 A JP 2002185783A
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Tetsuto Ikeda
哲人 池田
Fumihiro Gotou
史博 後藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 各種補正を行う際の補正データを取得するた
めの補正用画像の読み取りにおいて、その補正用画像エ
リア内の平均濃度を高速にしかも精度良く取得可能とす
る画像読み取り装置を搭載した記録装置及び画像補正方
法の提供。 【解決手段】 画像読み取り手段106をキャリッジ1
01上に搭載した記録装置であって、前記画像読み取り
手段106は連続する読み取り動作時間中に画像の濃度
に対応する出力を積分する機能を有し、前記積分処理に
応じて、補正するデータを生成する第1及び第2の二つ
の補正手段からなることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像記録における
記録濃度のむらを補正する画像形成装置等の画像読み取
り装置を搭載した記録装置及び画像補正方法に関する。
【0002】詳しくは補正値を決定するための方法に関
する、特に複数のノズルを配列してなるインクジェット
記録ヘッドを使用した画像形成装置や、複数の感熱体を
配列してなる熱転写記録ヘッドを使用した画像形成装置
に対して有効なものである。
【0003】
【従来の技術】現在、記録方法としては、例えば、熱エ
ネルギーによりインクリボンのインクを紙などの被記録
媒体に転写させる熱転写方式、飛翔させた液滴を紙など
の被記録媒体に付着させて記録を行うインクジェット記
録方式などが知られている。
【0004】これらの中でもインクジェット記録方式
は、低騒音、低ランニングコスト、装置の小型化、カラ
ー化の実現が容易などの理由から、プリンタや複写機な
どに広く利用されている。
【0005】このようなインクジェット記録方式を用い
た記録装置は、記録速度を向上させるために、複数の記
録素子が集積配列された記録ヘッドを用いることが一般
的である。その記録素子としては、例えば、インクを吐
出させるノズルやインク吐出口などが含まれる。
【0006】このようなインクジェット記録装置におい
て、記録ヘッドが主走査方向に走査するシリアルスキャ
ン方式の場合は、画質低下の要因の1つとして、主走査
方向に沿ってすじ状に現れる記録むら(以下、「すじむ
ら」ともいう)が挙げられる。
【0007】すじむらは、周期的に現れる場合が多く、
その場合には非常に目立ちやすい。例えば、インクの吐
出口が複数設けられた所謂マルチノズルタイプの記録ヘ
ッドにおいて、それぞれの吐出口からインクを吐出する
ために、それぞれの吐出口に連通するインク流路中に位
置する発熱ヒータ(電気熱変換体)の発熱エネルギーを
利用するものの場合には、次のようなすじむらの発生原
因が挙げられる。即ち、ノズル単位における発熱ヒータ
や吐出口の大きさの製造時のばらつきに起因するインク
の吐出量や吐出方向のばらつき、シリアルスキャン方式
の場合における被記録媒体の搬送量(紙送り量)と記録
幅とのずれ、記録時間のずれに応じて生じるインクの濃
度変化の差、被記録媒体上におけるインクの移動などが
すじむらの発生原因となる。
【0008】従来より、このようなすじむらをなくし
て、高画質化を図る方法が種々提案されている。
【0009】その方法の1つとしては、記録ヘッドの複
数回の走査によって、被記録媒体上の1つの記録領域に
対する記録を完成させる分割記録方法(マルチパス記録
方法)がある。このような分割記録の方法は、すじやむ
らを消すのに非常に有効である。
【0010】しかし、その効果を充分に上げるために
は、1つの記録領域に対する記録ヘッドの走査回数、す
なわち分割数を増やさなければならず、記録ヘッドの1
回の走査毎に完成される記録領域が小さくなり、スルー
プットの低下を招くことになる。
【0011】このような分割記録の方法を用いずに、す
じむらの発生を抑える他の方法としては、例えば、特開
平5−69545号公報に記載されているようなヘッド
シェーディング方法がある。この方法は図5に示すよう
な順序で実施される。
【0012】まず、記録ヘッドを用いて予め設定された
補正値決定用のテストパターンを被記録媒体上に記録し
(ステップS11)、その記録されたテストパターンの
記録濃度をスキャナーによって読み取る(ステップS1
2)。その読み取り画像を適当に位置補正をした後、そ
の画像の濃度をカラム方向(主走査方向)に平均化して
から(ステップS13)、記録ヘッドのノズル毎に対応
するラスターに割り付ける(ステップS14)。記録濃
度の変化は、ノズル毎におけるインク吐出量や吐出方向
のずれ、または被記録媒体上におけるインクのにじみな
どによって生じる。次のステップS15においては、ス
テップS14にてラスター毎に割り付けられた濃度デー
タから、ノズル毎の記録濃度の補正値を計算し決定す
る。
【0013】そして、その補正値に基づいて、ノズル毎
の画像データを補正する(ステップS16)。
【0014】具体的には、ノズル毎のγテーブルを変更
したり、ノズル毎の駆動テーブルを変更して、インクの
吐出量などを変える。このような補正値に基づく画像デ
ータの補正により、補正無しの状態において濃く記録さ
れるラスターについては、それが薄くなるように補正さ
れ、また、補正無しの状態において薄く記録されるラス
ターについては、それが濃くなるように補正されて、記
録濃度のむらが低減される。特に、ノズル毎の出力γテ
ーブルを変更して、元画像データの濃度そのものを変え
て補正する方法は、記録濃度むらの補正に極めて有効で
ある。
【0015】更に、特開平5−69545号公報には、
入力階調も考慮して、低濃度の記録領域に関しては補正
せず、高濃度の記録領域に関しては補正することによ
り、全階調レベルにおいて、すじやむらのない画像を記
録する方法も記載されている。
【0016】また画質低下の他の要因として、複数ヘッ
ドを用いて画像形成を行う上での問題点が挙げられる。
具体的には、複数ヘッドを有するプリント装置におい
て、複数のヘッド間でドットの着弾位置のズレを生じて
しまった場合の問題である。
【0017】画像プリントを行う場合、何種類かの色を
組み合わせて画像形成を行うことが多く、最も多いの
は、イエロー、マゼンタ、シアンの3原色に更にブラッ
クを加えた4色を用いるのが一般的である。これらの色
をプリントするための複数のプリントヘッドを用いる場
合において、プリントヘッド間で着弾位置のズレがある
と、ずれ量にもよるが異なる色同士が同じ画素にプリン
トされると色ズレを起こしてしまう。例えば、青の画像
を形成するのにマゼンタおよびシアンを用いるが、両色
のドットが重なっている部分では青になるものの、重な
っていない部分では青にはならずそれぞれの単独の色味
が現れるという色ズレを生じてしまう。これが一部分で
起きても目立つことはないが、この現象が走査方向に連
続して発生してしまうと、ある特定の幅のバンド状の色
ズレとなり不均一な画像になってしまう。更に、同じ色
の画像でそれに隣接する領域において、ドットの着弾位
置のズレがないと、隣接する画像領域間で均一感や発色
が異なり、画像として違和感のあるものになってしま
う。また、この色のズレは、普通紙ではさほど目立つこ
とはないが、コート紙等の発色の良い記録媒体を用いる
場合に目立ってしまうことがある。
【0018】また、異なる色を隣接する画素にプリント
する場合、ドットの着弾位置のズレがあるとその部分に
隙間すなわちインクにより覆われない領域が生じてしま
い、記録媒体の地が直接見えてしまうことがある。記録
媒体は一般的に白地のものが多いので、この現象は「白
抜け」と呼ばれることが多い。この現象はコントラスト
の強い画像で目立ちやすく、有彩色をバックグラウンド
として黒画像を形成する場合等では黒色と有彩色との間
にインクのない白い隙間が存在することになり、白と黒
との間のコントラストが強いためよりはっきりと目立っ
てしまうことがある。
【0019】以上のような問題の発生を抑制するために
は、前述のドットアライメントを行うのが有効である。
この方法については、具体的には本出願者の特開平11
−291553号公報にて提案している。
【0020】また、その中では、プリントの高速化技術
として、双方向プリント方法についても述べてある。具
体的には複数のプリント素子を有するプリントヘッドに
おいてプリント素子数の増加やプリントヘッドの走査速
度の向上等を図ることも考えられているが、プリントヘ
ッドの往復双方向のプリント走査を行うことも1つの有
効な方法である。プリント装置では通常、給紙・排紙等
の時間が有るため単純な比例関係にはならないが、双方
向プリントは片方向プリントに比べて約2倍のプリント
速度を得ることができる。
【0021】しかしながら双方向プリントに対しては以
下のような問題を引き起こしてしまう。
【0022】まず、プリントヘッドの主走査方向に垂直
な方向の罫線(縦罫線)をプリントする場合、往路でプ
リントする罫線と復路でプリントする罫線との間で位置
が合わずに罫線が直線にならずに段差が生じてしまう。
これは所謂「罫線ズレ」と称されているものであるが、
一般的なユーザが認識する最も一般的な画像の乱れであ
ると言える。罫線は黒色で形成される場合が多いので、
一般的にモノクローム画像を形成する際の問題として認
識されていたが、カラー画像でも同様の現象は起こるの
である。
【0023】また、高画質化のためにマルチ走査プリン
トを併用した場合、双方向プリントで着弾位置が合わな
くても、マルチ走査プリントの効果として画素レベルで
のズレは余り目立たないが、マクロ的に見れば画像全体
が不均一に見え、ユーザによっては不快な模様として認
識してしまうこともある。これを一般的にテキスチャー
と呼んでいるが、微妙な着弾位置のズレがある特定の周
期で画像上に現れることで発生してしまうのである。モ
ノクローム画像等のコントラストが強い画像において目
立ち易く、また、コート紙等の高濃度プリントが可能な
記録媒体等に対して中間調プリントを行う場合に目立つ
ことがある。
【0024】以上述べたように、特開平11−2915
53号公報はプリント装置におけるプリントヘッドの往
復走査間でのプリント位置合わせや複数のプリントヘッ
ド間のプリント位置合わせ方法に対し、簡易かつ精度高
く行うプリント位置合わせ方法を提供するものである。
【0025】その方法を簡単に説明するならば、ヘッド
の往復走査または複数ヘッドによる相補的プリントにお
いて、基準となるドット(往走査または一方のヘッドに
よる形成ドット)に対して、プリント開始タイミングを
所定量づつずらした複数のパターンをプリントする。こ
れらパターンは、そのプリントにより形成されるドット
によるエリアファクタがずらしに応じて変化するものと
する。この複数のパターンを平均的な濃度として光学的
に読み取る。
【0026】読み取った平均濃度が最も高い部分に対応
するタイミングをプリント位置合わせ条件として設定す
るといったものである。
【0027】
【発明が解決しようとする課題】上述の従来例では、以
上の様な補正動作を記録装置内にて自動で、しかも精度
良く行うものであり、ユーザにとっては非常に有効なも
のである。しかしながら、上術の従来例においては、補
正を行うためのデータを取得するために補正用画像を記
録し、その記録された画像の濃度を読み取るというステ
ップが必ず必要となる。
【0028】ここで数多くの補正用画像の読み取りを必
要とする場合、その読み取り動作に多くの時間が費やさ
れ、延いては全体の調整時間を長くしてしまうという課
題があった。
【0029】一方、画像濃度の読み取りにおいて、読み
取りの対象となる補正用画像はある有限の面積を有して
おり、その全てのエリアにおいて均一な濃度であること
は稀である。また、ミクロ的に画像を見た場合、画像は
全て単一ドットで形成されているため、画像濃度を読み
取る際は、原理的に有限のエリア内の平均データを取得
する必要がある。その読み取りデータの精度を上げるた
めの手法として、従来、同一画像エリアからの読み取り
動作を、読み取り場所をエリア内で変更しながら複数回
行い、取得した複数の画像濃度データを平均化する手法
が取られていた。その場合、実際の読み取り動作は、読
むべき補正用画像の数よりもはるかに多い回数行うこと
になるため、一層読み取り動作(平均画像濃度取得)に
多くの時間がかかってしまう結果となっていた。
【0030】本発明は、上述の事情に鑑みて成されたも
ので、各種補正を行う際の補正データを取得するための
補正用画像の読み取りにおいて、その補正用画像エリア
内の平均濃度を高速にしかも精度良く取得可能とする画
像読み取り装置を搭載した記録装置及び画像補正方法を
提供することを目的とする。
【0031】
【課題を解決するための手段】本発明は、下記構成を備
えることにより上記課題を解決できるものである。
【0032】(1)画像読み取り手段をキャリッジ上に
搭載した記録装置であって、前記画像読み取り手段は連
続する読み取り動作時間中に画像の濃度に対応する出力
を積分処理する機能を有し、前記積分処理に応じて、画
像を補正する為のデータを生成する第1及び第2の二つ
の補正手段を備えることを特徴とする画像読み取り装置
を搭載した記録装置。
【0033】(2)第1の補正手段は、前記画像読み取
り手段で読み取った画像データから画像を補正する機能
を有し、記録装置に装着された記録ヘッドの特性に応じ
て前記読み取って得られた画像データに基づいて元画像
データの濃度むらを補正することを特徴とする前項
(1)記載の画像読み取り装置を搭載した記録装置。
【0034】(3)第2の補正手段は、前記画像読み取
り手段で読み取った画像データから画像を補正する機能
を有し、記録装置に装着された記録ヘッドの特性に応じ
て前記読み取って得られた画像データに基づいて画像デ
ータの記録位置を補正することを特徴とする前項(1)
記載の画像読み取り装置を搭載した記録装置。
【0035】(4)前記画像読み取り手段は、CCDイ
メージセンサであることを特徴とする前項(1)記載の
画像読み取り装置を搭載した記録装置。
【0036】(5)前記画像読み取り手段は、MOSイ
メージセンサであることを特徴とする前項(1)記載の
画像読み取り装置を搭載した記録装置。
【0037】(6)前記画像読み取り手段は、CMOS
イメージセンサであることを特徴とする前項(1)記載
の画像読み取り装置を搭載した記録装置。
【0038】(7)画像読み取り手段をキャリッジ上に
搭載した記録装置の画像補正方法であって、前記画像読
み取り手段は連続する読み取り動作時間中に画像の濃度
に対応する出力を積分する機能を有し、前記積分処理に
応じて画像を補正する為のデータを生成する第1及び第
2の二つの補正手段を備え、記録装置に装着された記録
ヘッドの特性に応じて、画像読み取り手段で読取って得
られた画像データに基づいて元画像データの濃度むらを
補正するステップと、記録装置に装着された記録ヘッド
の特性に応じて、画像読み取り手段で読取って得られた
画像データに基づいて画像データの記録位置を補正する
ステップとを含むことを特徴とする画像補正方法。
【0039】即ち、課題を解決するために、画像読み取
り手段に、連続する読み取り動作時間中画像の濃度に対
応する出力を積分する機能を付加し、更に前記画像読み
取り手段により、補正用画像の所定の領域内を連続する
読み取り動作中にスキャン処理することで、補正用画像
エリア内の平均濃度(厳密には積算濃度であり、平均濃
度が必要な場合にはスキャン時間で除することで求まる
が、スキャン時間を一定にすることで等価的に平均濃度
となる)を取得する構成とした。
【0040】これにより、補正用画像エリア内の濃度デ
ータを連続的に取りこむことが可能で、従来の複数点の
サンプリングデータによる平均値に比べ、高精度、且つ
高速にそのデータを取得可能とするものである。
【0041】
【発明の実施の形態】以下に本発明に係る実施の形態を
説明する。
【0042】図1は、本発明に係る記録装置の構成を示
す模式的説明図、図2は、本発明に係る記録装置内の読
み取り手段の要部構成を示す説明図、図3は、従来方式
による補正用画像の平均濃度データ読み取り方法を示す
説明図、図4は、本発明に係る補正用画像の平均濃度デ
ータ読み取り方法を示す説明図、図5は、従来の補正値
決定方法を示すフローチャートである。
【0043】図1において、101は画像記録ヘッドを
搭載するためのキャリッジであり、このキャリッジ10
1上に筐体が別なる複数の画像記録ヘッド102、10
3、104、105が搭載されている。この複数の異な
る画像記録ヘッドは、例えば、カラー画像を記録する際
の複数色の画像記録用ヘッド(ブラック画像記録用ヘッ
ド、イエロー画像記録用ヘッド、マゼンタ画像記録用ヘ
ッド、シアン画像記録用ヘッドなど)である。また、前
記キャリッジ101には記録媒体114上に記録された
画像を読みとるための画像読み取り手段106が取り付
けられている。
【0044】画像記録ヘッド102〜105を搭載した
キャリッジ101は、モータ107を駆動源としてプー
リー108で支持されたベルト109により、ガイドレ
ール110をガイドに左右(主走査方向)に往復動作を
行う構成となっている。これにより、前記画像読み取り
手段106を記録媒体114に対して主走査方向に移動
させることが可能である。
【0045】また、モータ112を駆動源としてギア1
13を介して回転する搬送ローラ111により、記録媒
体114が上下方向(副走査方向)に搬送される構成と
なっている。これにより、画像読み取り手段106を記
録媒体114に対して副走査方向に移動させることが可
能である。
【0046】図2において、201は画像読み取り手段
であり、本実施例では光学式反射型イメージセンサを示
す。このセンサは内部に発光部202及び受光部203
を配備しており、発光部203より記録媒体205上に
記録された各種画像補正や記録位置補正のためのテスト
パターンとなる補正用画像206に対して前記発光部2
02より光を照射し、その画像濃度に応じた反射光量を
前記受光部203で受ける。
【0047】従って、受光部で203では画像濃度に応
じた出力が発生し、その出力は積分手段204により時
間積分されていき、最終的にはこの積分出力が前記画像
読み取り手段201から出力される構成になっている。
【0048】次に図3及び図4に基づいて、従来の補正
用画像の平均濃度データの読み取り方法と本発明に係る
補正用画像の平均濃度データの読み取り方法の説明をす
る。
【0049】図3において、従来は補正用画像の平均濃
度を求めるため、図3中のa〜oで示す位置に読み取り
センサを移動させ、それぞれの位置でのセンサ出力を読
み取り、その平均値を求めることで補正用画像の平均濃
度データの読み取りを行っていた。この場合、読み取る
位置を細かくずらしながら、より多くのサンプルデータ
を取らないと平均濃度に誤差が生じてしまうため、読み
取り及び読み取りデータの平均化処理に多くの時間を費
やしていた。
【0050】これに対して図4は本発明の読み取り方法
であるが、読み取りセンサ自体に積分手段を配備してい
るため、図4中のA→Bに向かってセンサをスキャンさ
せながらその出力を順次積分することにより、A−B間
の連続した濃度に応じた出力の総和を得ることが可能に
なる。ここで平均濃度が必要な場合にはスキャン時間で
除することで求められるが、補正用画像濃度の相対比較
を行う場合が殆どで、スキャン時間を一定にすることで
等価的に平均濃度データとして扱うことが可能である。
このように、補正用画像エリア内を連続してスキャン処
理し、その濃度を得ることが可能なため本来の補正用画
像の平均濃度に、より近いデータを一度の読み取り動作
で得ることが可能となる。
【0051】図4の本発明に係る実施形態では補正用画
像エリア内を直線にスキャンさせる場合について示し、
左が、図1における主走査及び副走査を組み合わせるこ
とにより、補正用画像エリア内を任意にスキャン可能で
あることは言うまでもない。
【0052】また、本発明の読み取り手段としては、具
体的にはCCDイメージセンサやMOSイメージセン
サ、またはCMOSイメージセンサが、センサ内に光電
変換された電荷を蓄積(積分)する機能を有しているた
め、最も適したセンサであると言えるが、通常のフォト
センサの出力をアナログ積分器で積分する事でも実現可
能である。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、補
正用画像エリア内の濃度データを連続的に取りこむこと
が可能で、従来の複数点のサンプリングデータによる平
均値に比べ、高精度でかつ高速にそのデータを取得可能
となる。従って、各種画像補正や記録位置補正におい
て、その調整に要する時間を短縮可能で、更に従来より
も調整精度の向上を図ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る記録装置の構成を示す模式的説
明図
【図2】 本発明に係る記録装置内の読み取り手段の要
部構成を示す説明図
【図3】 従来方式による補正用画像の平均濃度データ
読み取り方法を示す説明図
【図4】 本発明に係る補正用画像の平均濃度データ読
み取り方法を示す説明図
【図5】 従来の補正値決定方法を示すフローチャート
【符号の説明】
101 キャリッジ 102,103,104,105 画像記録ヘッド 106,201 画像読み取り手段 107 モータ 108 プーリー 109 ベルト 110 ガイドレール 111 搬送ローラ 112 モータ 113 ギア 114,205 画像記録媒体 202 発光部 203 受光部 204 積分手段 206 補正用画像(テストパターン)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 1/407 H04N 1/40 101E Fターム(参考) 2C056 EA04 EB27 EB42 EC07 EC37 EC42 EC75 EC79 FA10 HA58 2C066 AA03 BC03 BC04 BC16 CZ05 5C072 AA05 BA03 BA04 EA05 EA06 KA01 MA01 QA14 RA18 SA04 UA01 XA04 5C074 AA09 AA10 BB16 CC03 CC25 CC26 DD01 EE04 FF15 GG01 GG19 5C077 LL04 LL11 LL18 LL19 MM03 MM04 MM27 PP06 PP46 PP48 PP74 PQ12 PQ18 SS01 TT04 TT05

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像読み取り手段をキャリッジ上に搭載
    した記録装置であって、前記画像読み取り手段は連続す
    る読み取り動作時間中に画像の濃度に対応する出力を積
    分処理する機能を有し、前記積分処理に応じて、画像を
    補正する為のデータを生成する第1及び第2の二つの補
    正手段を備えることを特徴とする画像読み取り装置を搭
    載した記録装置。
  2. 【請求項2】 第1の補正手段は、前記画像読み取り手
    段で読み取った画像データから画像を補正する機能を有
    し、記録装置に装着された記録ヘッドの特性に応じて前
    記読み取って得られた画像データに基づいて元画像デー
    タの濃度むらを補正することを特徴とする請求項1記載
    の画像読み取り装置を搭載した記録装置。
  3. 【請求項3】 第2の補正手段は、前記画像読み取り手
    段で読み取った画像データから画像を補正する機能を有
    し、記録装置に装着された記録ヘッドの特性に応じて前
    記読み取って得られた画像データに基づいて画像データ
    の記録位置を補正することを特徴とする請求項1記載の
    画像読み取り装置を搭載した記録装置。
  4. 【請求項4】 前記画像読み取り手段は、CCDイメー
    ジセンサであることを特徴とする請求項1記載の画像読
    み取り装置を搭載した記録装置。
  5. 【請求項5】 前記画像読み取り手段は、MOSイメー
    ジセンサであることを特徴とする請求項1記載の画像読
    み取り装置を搭載した記録装置。
  6. 【請求項6】 前記画像読み取り手段は、CMOSイメ
    ージセンサであることを特徴とする請求項1記載の画像
    読み取り装置を搭載した記録装置。
  7. 【請求項7】 画像読み取り手段をキャリッジ上に搭載
    した記録装置の画像補正方法であって、前記画像読み取
    り手段は連続する読み取り動作時間中に画像の濃度に対
    応する出力を積分する機能を有し、前記積分処理に応じ
    て画像を補正する為のデータを生成する第1及び第2の
    二つの補正手段を備え、 記録装置に装着された記録ヘッドの特性に応じて、画像
    読み取り手段で読取って得られた画像データに基づいて
    元画像データの濃度むらを補正するステップと、 記録装置に装着された記録ヘッドの特性に応じて、画像
    読み取り手段で読取って得られた画像データに基づいて
    画像データの記録位置を補正するステップとを含むこと
    を特徴とする画像補正方法。
JP2000385272A 2000-12-19 2000-12-19 画像読み取り装置を搭載した記録装置及び画像補正方法 Withdrawn JP2002185783A (ja)

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