JP2002185738A - ファクシミリ通信方法 - Google Patents

ファクシミリ通信方法

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JP2002185738A
JP2002185738A JP2000378228A JP2000378228A JP2002185738A JP 2002185738 A JP2002185738 A JP 2002185738A JP 2000378228 A JP2000378228 A JP 2000378228A JP 2000378228 A JP2000378228 A JP 2000378228A JP 2002185738 A JP2002185738 A JP 2002185738A
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Tsutomu Sasaki
勉 佐々木
Wataru Uchida
渡 内田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 移動体通信システム同士が公衆電話網を経由
してファクシミリ通信を中継する際の中継用のファクシ
ミリ伝送制御手順に関し、勧告T.30に準拠した手順を用
いた場合、送信とその応答の間に無線回線上でデータ誤
りが発生した場合、その再送制御に起因する伝送遅延に
より通信が破綻してしまう可能性がある。 【解決手段】 勧告T.30で規定されるNSF及びNSS
の各信号を用いて通信相手を識別し、通信相手が本発明
の伝送制御手順が可能であれば、独自の伝送制御手順で
通信を行う。そうでなければ、標準のT.30に準拠した通
信を行う。独自の伝送制御手順では、送受信間において
NSF及びNSSの交換が実施された以降、当該通信で
用いられるすべてのバイナリコード信号について、この
信号に付加されるプリアンブルの時間幅が予め定められ
た時間に短縮される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はフィクシミリ通信方
法に関し、特にITU−T勧告T30に準拠し、非標準
機能信号NSF(以下NSFと略す)と非標準機能設定
信号NSS(以下NSSと略す)とを用いて実行される
非標準のファクシミリ通信方法に関するものである。さ
らに詳しくは、無線回線を介しての移動体端末からのフ
ァクシミリ情報を、異なる場所に設置された移動体通信
制御装置同士が公衆電話網等を経由して中継する際の中
継用のファクシミリ伝送制御手順に関するものである。
【0002】
【従来の技術】このようなファクシミリ通信システム例
が図1に概略ブロックとして示されており、この図1は
本発明が適用される概略システム構成と同一のために、
この図1を参照して従来技術を説明するものとする。
【0003】図1において、ファクシミリ端末1〜4
は、ITU−T勧告T.4及び勧告T.30に従って標
準化されたファクシミリ端末であり、移動端末5〜7、
多重化された無線回線、移動体通信制御装置8、9、公
衆電話網10を介して相互にファクシミリ通信を行うも
のである。
【0004】移動端末5はファクシミリ端末1を移動体
通信制御装置8に接続するものであり、ファクシミリ端
末1との間でアナログ信号のファクシミリ伝送制御手順
信号及び画信号の送受信を行い、ファクシミリ端末1か
ら送信されてきたアナログのこれら信号をディジタルコ
ード化して無線信号に変換し、多重化された無線回線を
介して移動体通信制御装置8に送信し、また、移動体通
信制御装置8から送信されてくる無線信号のディジタル
コード化されたファクシミリ伝送制御手順信号及び画信
号を受信し、それら信号をアナログ信号に変換してファ
クシミリ端末1に送信する。移動体端末6及び7につい
ても上記と同様の動作を行う。
【0005】移動体通信制御装置8は公衆電話網10を
介してファクシミリ端末4及び移動体通信制御装置9と
接続されており、移動端末5と多重化された無線回線を
介してディジタルのファクシミリ通信を行うと共に、公
衆電話網10を介してファクシミリ端末4との間でアナ
ログのファクシミリ通信を行うものである。移動体通信
制御装置9についても上記と同様の動作を行う。
【0006】この移動体通信制御装置8において、無線
通信装置81は、多重化された無線回線を介して移動端
末5から送信されてくる無線信号のディジタルコード化
されたファクシミリ伝送制御手順信号及び画信号を受信
し、それらの信号を通信制御装置82に送信する。ま
た、通信制御装置82から送出されるディジタルコード
化されたファクシミリ伝送制御手順信号及び画信号を受
信し、それら信号を無線信号に変換して多重化された無
線回線を介して移動端末5に送信する。
【0007】通信制御装置82はファクシミリ端末4
と、中継回線84及び公衆電話網10を介して接続され
ており、ファクシミリ端末4との間でアナログ信号のフ
ァクシミリ伝送制御手順信号及び画信号の送受信を行
う。通信制御装置82はファクシミリ端末4から送信さ
れてくるアナログ信号のファクシミリ伝送制御手順信号
及び画信号をディジタルコード化信号に変換して無線通
信装置81に送出する。また、無線通信装置81から送
出されるディジタルコード化されたファクシミリ伝送制
御手順信号及び画信号を勧告T.4及び勧告T.30で
規定されるアナログ信号に変換してファクシミリ端末4
に送信する。
【0008】ファクシミリ端末同士の接続形態は3つあ
る。第1の接続形態は、ファクシミリ端末1及び4が移
動端末5、移動体通信制御装置8、公衆電話網10を経
由して接続される形態である。第2の接続形態は、ファ
クシミリ端末1と3が移動端末5と7、移動体通信制御
装置8と9、公衆電話網10を経由して接続される形態
である。第3の接続形態は、ファクシミリ端末1と2が
移動端末5と6、移動体通信制御装置8、公衆電話網1
0を経由して接続される形態である。
【0009】第3の接続形態の場合、ファクシミリ端末
1と2はそれぞれ通信制御装置82と83に接続され、
中継回線84と85が公衆電話網10を経由して接続さ
れるものとなる。このような中継線の折り返し接続の形
態は、図1に示すように、移動体通信制御装置8の外の
別のネットワーク(この例では公衆電話網10)で折り
返す場合と、移動体通信制御装置8の中で折り返される
場合の2通りの方法がある。
【0010】第1の接続形態においては、通信制御装置
82とファクシミリ端末4との間のファクシミリ伝送制
御手順は勧告T.30に準拠したものでなければならな
い。第2の接続形態及び第3の接続形態においては、中
継回線を通る中継用のファクシミリ伝送制御手順として
は、特に標準として規定された勧告は存在せず、一般的
には勧告T.30に準拠した手順が用いられている。し
かしながら、このような接続形態においては、無線回線
を含む移動体通信制御装置内で、送信とその応答の間に
誤り再送制御などの影響による遅延が存在するため、勧
告T.30に準拠したものをそのまま使用した場合、通
信が破綻してしまう可能性がある。
【0011】なお、本発明はこの問題を解決するための
中継用のファクシミリ伝送制御手順を提案するものであ
り、第2の接続形態及び第3の接続形態において、中継
回線を通る中継用のファクシミリ伝送制御手順に関する
ものである。
【0012】次に、図8を用いて、従来の移動体通信制
御装置における前記第2及び第3の接続形態における中
継用のファクシミリ伝送制御手順について説明する。図
8は移動体通信制御装置間の中継用のファクシミリ伝送
制御手順として勧告T.30に準拠した手順を用いた場
合の通信シーケンスを示す図である。
【0013】送信端末(この場合ファクシミリ端末1)
及び受信端末(この場合ファクシミリ端末3)間の、無
線回線を含む移動体通信制御装置8,9及び公衆電話網
10を経由した通信回線が接続された後、送信端末は、
呼び出し信号CNG(以下CNGトーンと略す)を送出
し、受信端末は被呼端末識別信号CED(以下CEDト
ーンと略す)を送信する。
【0014】CNGトーン及びCEDトーンは移動体通
信制御装置8及び9において中継され、それぞれ受信端
末及び送信端末に送信される。これらのトーンについて
は、移動体通信制御装置8及び9の内部ではそのまま中
継されるのではなく、両装置8,9内の通信制御装置8
2及び92で当該トーンを検出したことを示すディジタ
ル信号に変換されて装置内を中継される。受信端末はC
EDトーンに引き続きフレームに構成されたNSF、C
SI、DISを送出する。
【0015】なお、これ等NSF、CSI、DISは上
記勧告に規定された信号であり、図13に、これ等信号
を含む他の信号名を、フルスペル及び機能と共に示して
いる。
【0016】DISは、受信端末が有する全機能、即
ち、ファクシミリグループ番号、送受機能、端末定数な
どを送信端末に知らせるものである。尚、回線接続から
送信端末によるDISの受信までは、T1時間内に行わ
れなければならない。送信端末は、NSF、CSI、D
ISの受信後、NSS、TSI、DCSを受信端末側に
送信し、DCSを用いてDISで示された機能の中から
選択した機能を指定する。なお、回線接続から受信端末
によるDCSの受信までは、T1時間内に行われなけれ
ばならない。
【0017】送信端末は、DCSを送出した後、トレー
ニングチェック信号TCFを送信し、画信号(ファクシ
ミリメッセージ信号)を受信する相手先がDCSで選択
された伝送速度で通信ができるかどうかをチェックす
る。
【0018】移動体通信制御装置8は、TCFについて
はシステム内を通過させず、NSS、TSI、DCSの
み中継する。移動体通信制御装置9は、受信端末にDC
Sを送信後、TCFを生成して受信端末に送信する。受
信端末は、TCFを正常に受信し、メッセージを受信す
る準備が完了すると、メッセージ送出を開始してもよい
ことを示す応答信号であるCFRを送出する。
【0019】移動体通信制御装置8は、送信端末が送信
するTCFを正常に受信し、且つ受信端末からのCFR
を受信した場合に、送信端末にCFRを送信する。尚、
送信端末によるTCFの送信からCFRの受信までは、
T4時間内に行われなければならない。送信端末はT4
時間内にCFRを受信しない場合、NSS、TSI、D
CSを再送する。CFRの再送回数は2回までとし、2
回目の再送即ちCFRの3回目送信後、T4時間以内に
CFRを受信しない場合、DCNを送信して当該通信を
中断する。
【0020】送信端末は、CFRを受信してからT2時
間以内に、勧告T.4に従った画信号を送信する。そし
て、送信端末は、画信号の送信が完了すると、EOPを
送出して画信号のページ終了と他の送信ドキュメントの
ないことを通知する。受信端末は画信号受信後、T2時
間の間EOPを待ち、T2時間以内の間にEOPを受信
しない場合、回線を切断する。
【0021】受信端末は、T2時間以内にEOPを受信
すると、EOPの肯定応答で、画信号が完全に受信され
たことを示すMCFを送信端末に送出する。尚、送信端
末によるEOPの送信からMCFの受信までは、T4時
間内に行われなければならない。送信端末はT4時間以
内にMCFを受信しない場合、EOPを再送する。EO
Pの再送回数は2回までとし、2回目の再送即ちMCF
の3回目送信後、T4時間以内にMCFを受信しない場
合、DCNを送信して当該通信を中断する。
【0022】送信端末は、MCFを受信すると、DCN
を受信端末に送信し、回線を切断する。尚、受信端末に
よるMCFの送信からDCNの受信までは、T2時間内
に行われる。
【0023】このように、勧告T.30に従った伝送制
御手順でのファクシミリ通信では、上記したように、命
令信号送信から応答信号受信までに厳密な時間的制約
(T1〜T4)を要求すると同時に、これら時間的制約
に違反する場合には、命令信号を再送信することで、伝
送路上で発生するデータ誤りや回線の瞬断による手順信
号の消失等の通信障害に対処するものとなっている。
【0024】図9はバイナリコード信号による手順制御
信号のフォーマットを示す。この図9では、NSF,C
SI,DISについて示しているが、他の手順制御信号
についても同様である。図9において、当該フォーマッ
トはプリアンブルとバイナリコードで表示された制御信
号とからなっている。バイナリコードは、本図では、N
SF,CSI,DISの各フレームからなり、DISフ
レームはフレームの開始及び終了を示すフラグシーケン
ス(F)と、アドレスフィールド(A)と、制御フィー
ルド(C)と、ファクシミリ制御フィールド(FCF)
と、ファクシミリ情報フィールド(FIF)と、フレー
ムチェックシーケンス(FCS)とを含んでいる。
【0025】ここで注意すべきことは、各制御信号の頭
には必ずフラグパターンにより構成される、図9に示し
たプリアンブルが約1秒間付加されていることである。
例えば、CFRフレームの送出時間は約0.2秒である
のに対し、プリアンブルが約1秒間付加される。一連の
ファクシミリ伝送制御手順シーケンスの中で、これ等プ
リアンブル送信に費やされる時間は、例えば、図8に示
されるシーケンスでは、8個の手順信号に対して、6個
のプリアンブルが付加されていることから(図9参
照)、約6秒が費やされることになる。これを短縮する
ことも、トータルでの伝送制御手順時間を短縮する上で
の課題である。
【0026】
【発明が解決しようとする課題】無線回線を使用してフ
ァクシミリ通信を行う移動体通信制御装置において、異
なる場所に設置された移動体通信制御装置同士が公衆電
話網を経由してファクシミリ通信を中継する際の中継用
のファクシミリ伝送制御手順に関し、勧告T.30に準
拠した手順を用いた場合、無線回線を含む移動体通信制
御装置内で、送信とその応答の間に、無線回線上でデー
タ誤りが発生した場合の再送制御に起因する伝送遅延に
より通信が破綻してしまう可能性があるという問題があ
る。その問題について説明する。
【0027】図10は、ファクシミリ伝送制御手順のフ
ェーズB(図8参照)において、伝送遅延の影響によ
り、受信端末3が送信するCFRが、送信端末1に対し
て時間遅れを伴って中継され、その結果、送信端末1と
受信端末3において、フェーズCの開始時間が大幅にず
れてしまう様子を示すものである。
【0028】図11は図10に示す送信端末1と受信端
末3におけるフェーズC開始時間のずれにより、最終的
に送信端末1のフェーズDにおいて勧告T.30で規定
される時間条件が満足されなくなる様子を示す図であ
る。図12は、勧告T.30で規定される手順信号の時
間的な長さが持つ問題について説明するものである。
【0029】図10に示すように、送信端末1が送信す
るNSS,TSI,DCSが受信端末3に遅延時間を含
んで到達し、受信端末3がそれらの信号を受信後にCF
Rを送信した時点で、移動体通信制御装置8ではTCF
送信後すでにT4時間(3秒)が経過していることで、
NSS,TSI,DCS,TCFの1回目の再送を実施
している場合が有り得る。この時、移動体通信制御装置
9は、移動体通信制御装置8からのこれらの信号を受信
中の状態にあり、受信端末3から受信したCFRを移動
体通信制御装置8に送信することができない。移動体通
信制御装置8からのこれらの信号を受信し終わった時点
でCFRを送信し、移動端末5は送信端末1にCFRを
送信しようとする。
【0030】この時点で、送信端末1ではすでにNS
S,TSI、DCS,TCFの2回目の再送に入ってい
る場合が有り得、この場合、移動端末5は送信端末1か
らのこの2回目の再送を受信し終わってから送信端末1
に対してCFRを送信する。送信端末1はCFR受信
後、画信号の送信を行う。この時、移動体通信制御装置
8では、移動体通信制御装置9に対してNSS,TS
I、DCS,TCFの2回目の再送を行っている場合が
有り得る。これは、移動体通信制御装置9においては、
CFR送信後、T2時間以内に画信号が受信されない場
合、通信を中断してしまうからであり、これを避ける目
的でこれらの信号の再送を行うものである。
【0031】図10の例の場合には、移動体通信制御装
置8は移動体通信制御装置9からCFRを受信してから
4秒以内に画信号の送信準備ができていない場合、NS
S,TSI、DCS,TCFを再送している。従って、
移動体通信制御装置8では、この時点で移動端末5から
画信号を受信しているが、これらの信号の2回目の再送
信中であるので、この再送が終了してから移動体通信制
御装置9への画信号送信を行うことになる。
【0032】移動端末7においても、受信端末3からC
FR受信後、4秒以内に画信号の送出準備ができない場
合、受信端末3に対してNSS,TSI,DCS,TC
Fを再送するため、移動体通信制御装置9からの画信号
受信時に、これらの信号の2回目の再送を行っている場
合が有り得る。この場合にも、移動端末7は、これらの
信号の再送が終了してから、受信端末3に対する画信号
の送信を開始する。
【0033】このように、送信端末1及び受信端末3の
フェーズC開始時間において大幅な時間的ずれが発生し
うる可能性がある。どの程度の時間遅れが発生するか
は、伝送経路上の各ノードでの処理時間による遅れや、
無線回線上でのデータ誤りによる再送制御による遅れの
程度によるが、実際に測定した状況(無線回線上のデー
タ誤りは発生させないで)においては、送信端末1が画
信号を送信してから移動体通信制御装置8が画信号の送
信を開始するまで約4秒、受信端末3が画信号受信を開
始するまで約8秒程度であることが確認された。
【0034】次に、図11を用いて、フェーズC開始時
間のずれがフェーズDでの伝送制御手順時間に及ぼす影
響を説明する。送信端末1では画信号の送信が完了する
とEOPを送信するが、移動体通信制御装置8では、図
10で説明したフェーズC開始時間の遅れのため、まだ
画信号の送信中の状態にあり、このフェーズC開始時間
の遅れ分の時間経過後、画信号送信を終了し、EOPを
送信する。
【0035】受信端末3は、画信号及びそれに続くEO
Pを受信後、MCFを送信し、移動体通信制御装置8は
このMCFを受信すると、これを送信端末1側に送信す
るが、この時、送信端末1ではEOPの2回目の再送即
ちEOPの3回目送信を完了している場合が有り得、こ
の場合、送信端末1が送信する3回目のEOPに対して
かろうじてMCFの応答が間に合うことになる。このよ
うな状況においては、無線回線上でのデータ誤りによる
再送制御に起因する伝送遅延が加わった場合には、送信
端末1が送信する3回目のEOPに対してMCF応答が
間に合わず、通信異常となってしまう可能性が高いもの
となっている。
【0036】次に、図12について説明する。勧告T.
30で規定される手順信号には、約1秒ほどの幅があ
り、そのため伝送経路上の各ノードでそれを受信し、次
の区間に中継するために伝送遅延が発生する。また、こ
の伝送遅延により、手順信号の再送シーケンスが行われ
るため、さらなる時間遅れが発生し、通信が破綻する可
能性がある。その例を図12を用いて説明する。図12
では、手順信号としてMPSとMCFを例にとって説明
する。
【0037】図12に示すように、送信端末1がMPS
を送信すると、移動端末5はそれを受信し終わってから
移動体通信制御装置8に送信する。MPSは約1秒の時
間幅を有するため、移動端末5でこの信号を中継する場
合、約1秒の遅延が発生する。このような状況は、移動
体通信制御装置8と9、移動体端末7において同様であ
る。
【0038】このMPSが無線回線上の伝送遅延を伴っ
て受信端末3で受信されると、受信端末3は、このMP
Sを受信し、それに対する応答としてMCFを返送する
が、この時、移動体通信制御装置8では、移動体通信制
御装置9に対してMPS送信後、T4時間以内に応答が
返らないため、MPSの再送を行っている場合が有り得
る。このため、移動体通信制御装置9は、受信端末3側
からMCFを受信しているにもかかわらず、MCFを送
信できず、MPS受信終了後にMCFを送信することに
なる。移動体通信制御装置8ではMPS再送終了後にM
CFを受信し、これを移動端末5に送信する。この時、
送信端末1では、MPSの2回目の再送即ち3回目送信
に入っている場合が有り得る。このため、移動端末5
は、この3回目のMPSに対してその応答であるMCF
を返送する。
【0039】このような状況においては、無線回線上で
のデータ誤りによる再送制御に起因する伝送遅延が加わ
った場合には、送信端末1が送信する3回目のMPSに
対してMCF応答が間に合わず、通信異常となってしま
う可能性が高いものとなっている。
【0040】本発明は従来の上記事情に鑑みてなされた
ものであって、その目的とするところは、無線回線を使
用してファクシミリ通信を行う移動体通信制御装置にお
いて、異なる場所に設置された移動体通信制御装置同士
が公衆電話網を経由してファクシミリ通信を中継する際
の中継用のファクシミリ伝送制御手順に関し、勧告T.
30に準拠した手順を用いた場合、無線回線を含む移動
体通信制御装置内で、送信とその応答の間に、無線回線
上でデータ誤りが発生した場合の再送制御に起因する伝
送遅延により通信が破綻してしまう欠点を除去し、制御
手順に要する時間の短縮された新規な制御手順を提供す
ることにある。
【0041】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、ITU
−T勧告T30に準拠し、非標準機能信号NSF(以下
NSFと略す)と非標準機能設定信号NSS(以下NS
Sと略す)とを用いて実行される非標準のファクシミリ
通信方法であって、前記NSFとNSSに独自伝送手順
能力情報を付加し、送信側において前記独自伝送手順能
力情報を含む前記NSFを検出した時には、前記独自伝
送手順能力情報を含んだ前記NSSを送信し、受信側で
前記NSSを検出後は、送受信間で独自伝送手順を実行
することを特徴とするファクシミリ通信方法が得られ
る。
【0042】そして、前記独自伝送手順において、送信
側については、受信側が送信する前記独自伝送手順能力
情報を含む前記NSFが送信側で正しく識別された以
降、また、受信側については、送信側が送信する前記独
自伝送手順能力情報を含む前記NSSが受信側で正しく
識別された以降は、当該ファクシミリ通信手順で使用さ
れる全てのバイナリコード信号について、前記バイナリ
コード信号に付加されるプリアンブル信号の送出時間
が、前記勧告で規定される時間に比較して、予め定めら
れた時間に短縮されることを特徴とする。
【0043】また、前記独自伝送手順において、受信側
が送信する前記独自伝送手順能力情報を含む前記NF
S、被呼端末識別信号CSI(以下CSIと略す)、デ
ィジタル識別信号DIS(以下DISと略す)が送信側
で正しく識別され、それらの信号に対して送信側が反送
する前記独自伝送手順能力情報を含む前記NSS、送信
加入者識別信号TSI(以下TSIと略す)、ディジタ
ル命令信号DCS(以下DCSと略す)、トレーニング
チェック信号TCF(以下TCFと略す)が受信側で正
しく識別された後、受信側ではこれらの信号を正しく検
出したこと、及び受信準備確認信号CFR(以下CFR
と略す)を送信する準備中であること、並びに送信側と
受信側間の通信が継続中であることを、送信側に通知す
る目的で、第1の独自信号を予め定められた第1の再送
間隔で繰り返し送信し、前記CFRの送信準備が完了す
ると、前記第1の独自信号が送信中であればその送信終
了後、送信中でなければ直ちに前記CFRを送信し、前
記CFRの送信準備が予め定められた第1の待ち時間以
内に終了しない場合には、切断命令DCN(以下DCN
と略す)を送信することを特徴とする。
【0044】また、前記第1の独自信号の前記第1の再
送間隔は、標準のファクシミリ伝送手順でのバイナリコ
ード信号の再送の間隔に比して十分に短いことを特徴と
し、更に、前期独自伝送手順において、送信側で前記T
CF送信後は、送信側において前記CFR信号を待つ
が、前記TCF送信後、予め定められた第2の待ち時間
以内に何も受信しなかった場合、前記NSS、TSI、
DCS、TCFを再送し、前記NSS、TSI、DC
S、TCFの再送回数は2回までとし、2回目の再送、
即ち前記NSS、TSI、DCS、TCFの3回目送信
後の前記第2の待ち時間以内に何も受信しない場合には
前記DCNを送信し、前記TCF送信後の前記第2の待
ち時間以内に前記第1の独自信号を受信した場合には、
さらに前記CFR又は前記第1の独自信号を前記第2の
待ち時間の間待ち、前記第1の独自信号を受信後の前記
第2の待ち時間以内に何も受信しない場合には前記DC
Nを送信し、前記TCF送信後の前記第2の待ち時間以
内又は前記第1の独自信号受信後の前記第2の待ち時間
以内に前記CFRを受信した場合には、前記CFRを正
しく検出したこと、及び画データ送信の準備中であるこ
と、更に送信側と受信側間の通信が継続中であることを
受信側に通知する目的で第2の独自信号を予め定められ
た第2の再送間隔で繰り返し送信し、前記画データの送
信準備が完了すると、前記第2の独自信号が送信中であ
ればその送信終了後、送信中でなければ直ちに前記画デ
ータを送信し、前記CFR受信後予め定められた前記第
1の待ち時間以内に前記画データの送信準備が完了しな
かった場合には、前記DCNを送信することを特徴とす
る。
【0045】また、前記第2の独自信号の前記第2の再
送間隔は、標準のファクシミリ伝送手順でのバイナリコ
ード信号の再送の間隔に比して十分に短いことを特徴と
し、更に、前記独自伝送手順において、受信側で前記C
FR送信後は受信側において前記画データを待つが、前
記CFR送信後予め定められた第4の待ち時間以内に前
記第2の独自信号を受信した場合には、さらに前記画デ
ータ又は前記第2の独自信号を前記前記第4の待ち時間
の間待ち、前記CFR送信後の前記第4の待ち時間以内
に何も受信しない場合には、前記第4の待ち時間経過後
に前記CFRを再送信し、前記CFRの再送回数は2回
までとし、2回目の再送後,即ち前記CFRの3回目送
信後の前記第4の待ち時間以内に前記第2の独自信号又
は画データを受信しない場合には前記DCNを送信し、
前記CFR送信後、前記第4の待ち時間以内に前記第2
の独自信号を受信した後の前記第4の待ち時間以内に前
記第2の独自信号又は前記画データを受信しない場合に
は前記DCNを送信することを特徴とする。
【0046】また、前記独自伝送手順において、送信側
では前記画データ送信後、ポストメッセージ信号を送信
するが、受信側では前記画データ受信後に前記ポストメ
ッセージ信号を受信すると、前記画データ及びポストメ
ッセージ信号を正しく検出したこと、及びメッセージ確
認信号MCF(以下MCFと略す)の送信準備中である
こと、及び送信側と受信側間の通信が継続中であること
を送信側に通知する目的で前記第1の独自信号を前記第
1の再送間隔で繰り返し送信し、前記MCFの送信準備
が完了すると、前記第1の独自信号が送信中であればそ
の送信終了後、送信中でなければ直ちに前記MCFを送
信することを特徴とする。
【0047】更に、前記独自伝送手順において、送信側
では前記ポストメッセージ信号送信後、前記MCF又は
第1の独自信号を第2の待ち時間の間待つが、前記ポス
トメッセージ信号送出後、前記第2の待ち時間以内に何
も受信しなかった場合には前記ポストメッセージ信号を
再送し、前記ポストメッセージ信号の再送回数は2回ま
でとし、2回目の再送後即ち前記ポストメッセージ信号
の3回目送信後の前記第2の待ち時間以内に前記MCF
を受信しない場合には前記DCNを送信するものとし、
前記ポストメッセージ信号がマルチページ信号MPS
(以下MPSと略す)の場合は、前記MPS送信後の前
記第2の待ち時間以内に前記第1の独自信号を受信した
場合、さらに前記第1の独自信号又は前記MCFを前記
第2の待ち時間の間待ち、前記第1の独自信号受信後の
前記第2の待ち時間以内に何も受信しない場合には前記
DCNを送信し、前記ポストメッセージ信号が手順終了
信号EOP(以下EOPと略す)又はメッセージ終了信
号EOM(以下EOMと略す)の場合は前記EOP又は
前記EOM送信後の前記第2の待ち時間以内に前記第1
の独自信号を受信した場合、さらに前記第1の独自信号
又は前記MCFを前記第4の待ち時間の間待ち、前記第
1の独自信号受信後の前記第4の待ち時間以内に何も受
信しない場合には前記DCNを送信することを特徴とす
る。
【0048】また、前記独自伝送手順において、前記ポ
ストメッセージ信号が前記EOPの場合、受信側で前記
MCFを送信し、送信側でこれを受信した以降は前記勧
告に準拠したフェーズD手順、即ち受信側では前記MC
F送信後、前記DCNを前記第2の待ち時間の間待ち、
前記DCN待ちの間、再度前記EOPを受信した場合、
前記MCFを再送し、送信側では前記MCF受信後、前
記DCNを送信することを特徴とする。
【0049】また、前記独自伝送手順において、前記ポ
ストメッセージ信号が前記MPSの場合、送信側は前記
MCF受信後、前記MCFを正しく検出したこと、及び
画データ送信の準備中であること、及び送信側と受信側
間の通信が継続中であることを受信側に通知する目的で
前記第2の独自信号を前記第2の再送間隔で繰り返し送
信し、前記画データの送信準備が完了すると、前記第2
の独自信号が送信中であればその送信終了後、送信中で
なければ直ちに前記画データを送信し、前記MCF受信
後、前記第1の待ち時間以内に前記画データの送信準備
が完了しなかった場合には前記DCNを送信することを
特徴とする。
【0050】また、前記独自伝送手順において、前記ポ
ストメッセージ信号が前記MPSの場合、前記MCF送
信後、受信側では前記画データを待つが、前記MCF送
信後の前記第4の待ち時間以内に前記第2の独自信号を
受信した場合には、さらに前記第4の待ち時間の間、前
記画データ又は前記第2の独自信号を待ち、前記MCF
送信後の前記第4の待ち時間以内に前記第2の独自信号
又は前記画データを受信しない場合には再度前記MCF
を再送し、前記MCFの再送回数は2回までとし、2回
目の再送即ち前記MCFの3回目送信後の前記第4の待
ち時間以内に前記第2の独自信号又は前記画データを受
信しない場合には前記DCNを送信し、前記MCF送信
後の前記第4の待ち時間以内に前記第2の独自信号を受
信した後、前記第4の待ち時間以内に前記第2の独自信
号又は前記画データを受信しない場合には前記DCNを
送信することを特徴とする。
【0051】また、前記独自伝送手順において、前記ポ
ストメッセージ信号が前記EOMの場合、受信側では前
記MCF送信後、前記NSF、CSI、DISの送信準
備を行い、準備完了後これらの信号を送信するが、前記
NSF、CSI、DIS送信前に、前記MCF送信後、
予め定められた第3の待ち時間以内に再度前記EOMを
受信した場合には再度前記MCFを送信し、前記MCF
送信後、予め定められた前記第3の待ち時間以内に前記
NSF、CSI、DISの送信準備が完了しない場合に
は前記DCNを送信し、送信側では前記MCFを受信
後、前記第1の待ち時間の間、前記NSF、CSI、D
ISを待ち、前記第1の待ち時間以内にこれらを受信し
ない場合、前記DCNを送信することを特徴とする。
【0052】本発明の作用を述べる。異なる場所に設置
された移動体通信システム同士が公衆電話網を経由して
ファクシミリ通信を中継する際の中継用のファクシミリ
伝送制御手順に関し、勧告T.30で規定されるNSF
及びNSSの各信号を用いて通信相手を識別し、通信相
手が本発明の伝送制御手順が可能であれば、本発明の独
自の伝送制御手順で通信を行う。そうでなければ、標準
のT.30に準拠した通信を行う。
【0053】本発明の独自の伝送制御手順では、送受信
間においてNSF及びNSSの交換が実施された以降、
当該通信で用いられるすべてのバイナリコード信号につ
いて、この信号に付加されるプリアンブルの時間幅が、
予め定められた時間に短縮される。本発明の独自の伝送
制御手順では、基本的に、送信側で命令等の送信を行っ
た場合、応答側において、この命令等を正しく受信した
こと、また所定の応答信号等の送信準備中であることを
意味する独自信号1又は2を、所定の応答信号等が送信
可能になるまで、予め定められた再送間隔1または2で
送信し、送信側では命令等に対する応答信号等が、勧告
T.30で規定された時間を経過して受信されない場合
でも、独自信号1又は2が受信されている間は、命令等
の再送は行わず、所定の応答信号等を待つことで、命令
等の再送による遅延時間の発生を抑制する。
【0054】独自信号1については、受信側において、
TCF受信後のCFR返送までの間、及びMPS等のポ
ストメッセージ信号受信後のMCF返送までの間送信す
る。独自信号2については、送信側において、CFR受
信後、画信号を送信するまでの間、及びMPS送信後の
MCF受信後、画信号を送信するまでの間送信する。独
自信号1及び2の時間幅及び再送間隔1及び2は、標準
の伝送制御手順でのバイナリコード信号の時間幅及び再
送間隔に比して十分に短い。バイナリコード信号に付加
される、図9に示したようなプリアンブルを短縮するこ
とで、バイナリコード信号の全体の時間幅を短縮して、
伝送経路内の各ノードで発生する信号中継時の遅延を抑
制する。
【0055】勧告T.30では、命令等の送信に対する
所定の応答信号等が、規定の時間以内に返送されない場
合、命令等を再送するが、移動体通信制御装置を経由し
てこれらの信号を中継する場合、システム内の各ノード
において、この命令等の信号と、応答信号等の衝突が発
生する場合が有り得る。即ち、あるノードにおいて、送
信側からの再送された命令等の信号の受信と、受信側か
らの応答の受信が重複して行われる場合であり、この場
合、双方の信号の受信完了を待ってから、これらの信号
の中継送信が実施される。このように、命令等の再送を
行った場合、衝突による遅延が発生する。これを防止す
るため、命令等の受信側では命令等を受信し、これを正
しく検出した場合、それに対する応答等を準備し送信す
るまでの間、第1の自信号または第2の独自信号を予め
定められた第1再送間隔または第2の送信間隔で送信
し、命令等の送信側では命令等に対する所定の応答が所
定の時間以内に返らない場合でも、第1または第2の独
自信号を受信している間は命令等の再送は行わないこと
で、この遅延を抑制する。なお、命令等の信号と第1ま
たは第2の独自信号との衝突は発生しうるが、第1及び
第2の独自信号の時間幅が十分に短いため、衝突による
遅延を最小限に抑制するものとなっている。
【0056】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照しつつ本発明
の実施の形態につき詳述する。図1は本発明の実施の形
態が適用される概略システム構成図であり、全体的構成
はすでに述べたので、ここでは省略する。図2,3に本
発明の伝送制御手順において正常に通信が行われた場合
の通信シーケンスを示す。
【0057】回線接続後、受信端末3はNSF、CS
I、DISを送信し、移動体通信制御装置9は、NSF
に独自伝送手順能力情報を付加して、これらの信号を移
動体通信制御装置8に中継する。独自伝送手順能力情報
は、NSFのファクシミリ情報フィールドFIF中に、
ユニークに設定される。
【0058】移動体通信制御装置9が送信するNSF、
CSI、DISに対しては図9に示した形式でプリアン
ブルが付加される。このプリアンブルは勧告T.30の
規定どおり、約1秒の時間幅を持つ。これは、移動体通
信制御装置8が本発明の伝送制御手順をサポートしてい
ない場合を考慮したものであり、サポートしていない場
合に当該プリアンブルを短縮した場合、通信異常になる
可能性があるためである。
【0059】移動体通信制御装置8はこれらの信号を受
信し、NSF中の独自伝送手順能力情報を検出し、対向
する移動体通信制御装置9本が件発明の独自伝送手順能
力を有することを認識する。移動体通信制御装置8はN
SFに含まれる独自伝送手順能力情報を削除した上で送
信端末1側に送信する。
【0060】送信端末1はこれらの信号を受信後、NS
S,TSI,DCS,TCFを送信する。TCFについ
ては移動端末5〜移動体通信制御装置8間で中継されな
い。移動体通信制御装置8はNSS,TSI,DCSを
受信すると、NSSに独自伝送手順能力情報を付加し、
さらにNSS,TSI,DCSの信号列の先頭に付加さ
れるプリアンブルを短縮して送信し、さらにTCFを生
成して送信する。独自伝送手順能力情報は、NSSのフ
ァクシミリ情報フィールドFIF中に、ユニークに設定
される。
【0061】短縮されたプリアンブルの時間幅は、本実
施例の場合、調整可能であり、移動体通信制御装置8に
おいて予めシステムのオペレータが指定した時間幅に設
定される。例えば300msの時間幅に設定される。
【0062】移動体通信制御装置9はこれらの信号を受
信し、NSS中の独自伝送手順能力情報を検出し、対向
する移動体通信制御装置8が本発明の独自伝送手順能力
を有することを認識する。
【0063】移動体通信制御装置9はNSSに含まれる
独自伝送手順能力情報を削除した上で受信端末3側に、
これらの信号を送信する。TCFについては移動体通信
制御装置9〜移動端末7間で中継しない。これ以降、移
動体通信制御装置8及び9の間では、本発明の独自の伝
送制御手順が実行されるとともに、当該通信において用
いられる全てのバイナリコード信号のプリアンブルが短
縮化される。
【0064】移動端末7は受信端末3に対してNSS,
TSI,DCSを中継し、さらにTCFを生成して送信
し、受信端末3はこれらの信号を受信するとCFRを返
送する。移動体通信制御装置9は移動体通信制御装置8
からTCF受信後、受信端末3側からCFRを受信する
まで、移動体通信制御装置8に対して、独自信号1を予
め定められた再送周期1で送信する。
【0065】本実施例では、独自信号1として、勧告
T.30で規定されるバイナリコード信号のうち、受信
不可信号RNRを用い、また再送周期1は200msに
設定されている。このRNRについては、勧告T.30
で規定されるRNR信号の使われ方に一致しないが、こ
こでは前記独自信号1としての機能を持たせている。即
ち、ここでは移動体通信制御装置9においてTCFを受
信し、CFR送信準備中であること、及び移動体通信制
御装置8及び9の間の通信が継続中であることを示す機
能を持つものとなっている。また、当該通信において
は、NSF及びNSSに付加された独自伝送手順能力情
報により、双方の移動体通信制御装置において、本発明
の独自伝送制御手順(TUT−T勧告に準拠しない独自
の手順)が用いられていることを認識しているため、手
順制御上の矛盾は発生しない。
【0066】独自信号1としては、勧告T.30で規定
された基本フォーマットが用いられ、且つ必要以上にそ
の時間幅が長くなければ、どのような信号を定義するか
は任意である。
【0067】移動体通信制御装置9はCFRを受信する
と、独自信号1の送信を停止し、移動体通信制御装置8
に向けてCFRを送信し、移動体通信制御装置8はこれ
を受信し、送信端末1側に対して送信する。移動端末5
は、CFRを送信端末1に対して送信しようとするが、
この時、送信端末1は、NSS,TSI,DCS,TC
Fの1回目の再送信を行っている場合がある。この場
合、移動端末5はこれらの信号を受信し終わってから、
送信端末1に対してCFRを送信する。
【0068】移動体通信制御装置8は移動体通信制御装
置9からCFRを受信すると、独自信号2を再送周期2
で移動体通信制御装置9に送信する。本実施例では、独
自信号2として、勧告T.30で規定されるバイナリコ
ード信号のうち、命令再送信号CRPを用い、また再送
周期2は200msに設定されている。
【0069】このCRPについては、勧告T.30で規
定されるCRP信号の使われ方に一致しないが、ここで
は前記独自信号2としての機能を持たせている。即ち、
ここでは移動体通信制御装置8においてCFRを受信
し、画信号送信準備中であること、及び移動体通信制御
装置8及び9の間の通信が継続中であることを示す機能
を持つものとなっている。また、当該通信においては、
NSF及びNSSに付加された独自伝送手順能力情報に
より、双方の移動体通信制御装置において、本件発明の
独自伝送制御手順が用いられていることを認識している
ため、手順制御上の矛盾は発生しない。
【0070】独自信号2としては、勧告T.30で規定
された基本フォーマットが用いられ、且つ必要以上にそ
の時間幅が長くなければ、どのような信号を定義するか
は任意である。
【0071】送信端末1はCFRを受信すると、画信号
の送信を開始する。移動体通信制御装置8は送信端末1
側からの画信号を受信すると、独自信号2の送信を停止
し、移動体通信制御装置9に対して画信号を送信する。
移動体通信制御装置9は移動体通信制御装置8からの画
信号を移動端末7に送信する。この時、移動端末7で
は、受信端末3からCFR受信後4秒経過しても画信号
送信ができない状態にあったことから、NSS、CS
I,DCS,TCFの1回目の再送に入っている場合が
有り得る。この場合、移動端末7はこれらの信号の送信
が終了してから、受信端末3に対して画信号の送信を開
始する。
【0072】送信端末1が画信号の送信が完了すると、
EOPを送信する。移動体通信制御装置8及び9はこの
EOPを受信端末3側に中継する。受信端末3はEOP
を受信すると、MCFで応答し、移動体通信制御装置9
及び8を中継して、送信端末1側に送信される。この
時、送信端末1では、EOPの1回目の再送に入ってい
る場合があり、このEOPに応答する形で送信端末1に
対してMCFが伝達される。
【0073】次に、移動体通信制御装置9と移動体通信
制御装置8との間の伝送制御手順について、通信異常時
の動作を含め、その詳細を説明する。ここでは記述を簡
単にするため、移動体通信制御装置9を受信側、移動体
通信制御装置8を送信側と略称する。
【0074】先ず、受信側の動作について説明する。図
4は、送信側が受信側に対してTCF送信後、受信側が
独自信号1を返送する様子を示す。受信側では、送信側
からのTCF受信後、75ms経過後、独自信号1を送
信側に送信する。独自信号1の時間幅は、本例の場合、
独自信号1に付加されるプリアンブルを含んで約500
ms程度に抑制される。また、独自信号1は予め定めら
れた再送間隔1、本例では200msの送信間隔で送信
される。受信側では、CFR送信準備完了したところ
で、プリアンブルに続けてCFRを送信側に送信する。
【0075】受信側で独自信号1を送信側に送出後、予
め定められた待ち時間1(本例では35sec)以上が
経過しても、CFRの送信準備が完了しない場合、送信
側にDCNを送信して通信を中断する。
【0076】受信側で送信側にCFRを送信後、予め定
められた待ち時間4(本例では1.5sec)以内に送
信側から独自信号2を受信した場合、さらに待ち時間4
の間、送信側からの画信号又は独自信号2を待つ。この
間に送信側から何も受信しない場合、送信側にDCNを
送信し、通信を中断する。
【0077】受信側から送信側にCFRを送信後、待ち
時間4の間に送信側から独自信号2又は画信号を受信し
ない場合、送信側に対してCFRを再送する。これは、
受信側が送信した最初のCFRを、送信側でプリアンブ
ルとして誤認識してしまった事態を想定したものであ
る。即ち、送信側ではCFRを認識していないため、独
自信号1又はCFRを待っている状態にある。
【0078】CFRの再送は2回までとし、2回目の再
送後、待ち時間4以内に独自信号2又は画信号を受信し
ない場合、送信側にDCNを送信し、通信を中断する。
受信側から送信側にCFR送信後、待ち時間4以内に送
信側から異常な信号(データ誤りのある信号)を受信し
た場合、さらに待ち時間4の間、独自信号2又は画信号
を待つ。この間に送信側から何も受信しない場合、送信
側にDCNを送信し、通信を中断する。
【0079】受信側で、送信側からのポストメッセージ
を受信した場合、ポストメッセージ受信から75ms経
過後、送信側に対するMCFの送信準備が完了していな
い場合、送信側に対してプリアンブル及び独自信号1を
再送間隔1で送信する。受信側は、MCF送信の準備が
完了すると、送信側に対してプリアンブルに続けてMC
Fを送信する。この様子を図5に示す。
【0080】受信側で、送信側からポストメッセージと
してEOPを受信し、送信側にMCFを返送した後、送
信側からのDCNを待ち時間2(本件では3sec)の
間待つ。待ち時間2以内にDCNを受信しない場合、回
線を切断する。また、待ち時間2以内に再度EOPを受
信した場合にはMCFを返送する。
【0081】受信側で、送信側からポストメッセージと
してMPSを受信し、MCFを送信側に返送した後、待
ち時間4以内に送信側から独自信号2を受信した場合、
さらに待ち時間4の間送信側からの独自信号2又は画信
号を待つ。この間に送信側から何も受信しない場合、送
信側にDCNを送信し通信を中断する。
【0082】受信側で、送信側からポストメッセージと
してMPSを受信し、送信側にMCFを返送した後、待
ち時間4以内に送信側から独自信号2又は画信号を受信
しない場合、送信側に対してMCFを再送する。これ
は、送信側で最初のMCFを回線上のデータ誤り等のた
めにプリアンブルとして誤認識してしまった事態を想定
したものである。即ち、送信側ではMCFを認識してい
ないため、独自信号1又はMCFを待っている状態にあ
る。
【0083】MCFの再送は2回までとし、2回目の再
送後、待ち時間4以内に独自信号2又は画信号を受信し
ない場合、送信側にDCNを送信し通信を中断する。
【0084】受信側で、送信側からポストメッセージと
してMPSを受信し、送信側にMCFを返送した後、待
ち時間4以内に送信側からデータ誤りのある信号を受信
した場合、さらに待ち時間4の間、送信側からの独自信
号2又は画信号を待つ。この間に送信側から何も受信し
ない場合、DCNを送信し通信を中断する。
【0085】受信側で、送信側からポストメッセージと
してEOMを受信し、送信側にMCFを返送した後、受
信側では待ち時間3(本件では6sec)の間NSF,
CSI,DISの送信準備が完了するのを待つ。この間
に、受信側で再度送信側からのEOMを受信した場合、
送信側に対してMCFを返送する。
【0086】待ち時間3以内にNSF,CSI,DIS
の送信準備が完了すれば、これらの信号を送信側に送信
する。待ち時間3以内にこれらの信号の送信準備が完了
しない場合、回線を切断し通信を中断する。
【0087】次に、送信側の動作について説明する。送
信側では、受信側に対してTCF送信後、待ち時間2
(本件では3sec)以内に受信側から何も受信しなか
った場合、受信側に対し、NSS,TSI,DCS,T
CFを再送する。これらの信号の再送は2回までとし、
2回目の再送後、待ち時間2以内に受信側から何も受信
しない場合、受信側にDCNを送信し通信を中断する。
【0088】受信側に対してTCF送信後、待ち時間2
以内に受信側から独自信号1を受信した場合、さらに受
信側からのCFRを待ち時間2の間待つ。受信側に対し
てTCF送信後、受信側からの独自信号1又はCFRを
待っている時に、プリアンブルのみ又はデータ誤りのあ
る信号を受信し、その後さらに待ち時間2以内に受信側
から何も受信しない場合、受信側にDCNを送信して通
信を中断する。これは、受信側が送信したCFRを、回
線上のデータ誤り等のために送信側でプリアンブル又は
エラーフレームとして誤認識してしまった事態を想定し
たものである。即ち、受信側では送信側にCFRを送信
し、送信側からの独自信号2又は画信号を待ち時間4の
間待つが、この間何も受信しない場合CFRを再送す
る。このCFRが回線上のデータ誤り等のため、送信側
で受信できなかった場合を想定したものである。
【0089】送信側は、受信側から独自信号1受信後、
待ち時間2以内に受信側からCFRを受信すると、75
ms経過後、受信側に独自信号2を送信する。独自信号
2の時間幅は、本例の場合、独自信号2に付加されるプ
リアンブルを含んで約500ms程度に抑制される。ま
た、独自信号2は予め定められた再送間隔2,本例では
200msの再送間隔で送信される。送信側では、画信
号の送信準備が完了すると、受信側に画信号を送信す
る。この様子を図6に示す。
【0090】送信側では、受信側からCFRを受信した
後、待ち時間1経過しても、画信号の送信準備が完了し
ない場合、受信側にDCNを送信して通信を中断する。
送信側では、受信側に対する画信号送信が終了した後、
受信側に対してポストメッセージ信号を送信し、受信側
からのMCFを待ち時間2の間待つ。この間、受信側か
ら何も受信しない場合、ポストメッセージ信号を再送す
る。再送は2回までとし、2回目の再送後、待ち時間2
以内にMCFを受信しない場合、受信側にDCNを送信
し通信を中断する。
【0091】送信側で、受信側に対してポストメッセー
ジ信号としてMPSを送信後、待ち時間2の間、受信側
からの独自信号1又はMCFを待つが、待ち時間2以内
に受信側から独自信号1を受信した場合、さらに受信側
からの独自信号1又はMCFを待ち時間2の間待つ。こ
の間、受信側から何も受信しなかった場合、受信側にD
CNを送信して通信を中断する。
【0092】これは、受信側が送信したMCFを、回線
上のデータ誤り等のために送信側でプリアンブルのみと
して誤認識してしまった事態を想定したものである。即
ち、受信側では送信側にMCFを送信し、送信側からの
独自信号2又は画信号を待っている状況にある。この
間、送信側から何も受信しない場合MCFを再送する。
このMCFが回線上のデータ誤り等のため、送信側で受
信できなかった場合を想定したものである。
【0093】送信側で、受信側に対してポストメッセー
ジ信号としてEOP又はEOMを送信後、待ち時間2以
内に受信側から独自信号1を受信した場合、さらに受信
側からの独自信号1又はMCFを待ち時間4の間待つ。
この待ち時間4以内に受信側から何も受信しなかった場
合、受信側にEOP又はEOMを再送する。
【0094】これは、受信側が送信したMCFを、回線
上のデータ誤り等のために送信側でプリアンブルのみと
して誤認識してしまった事態を想定したものである。即
ち、受信側では送信側にMCFを送信し、送信側からの
独自信号2又は画信号を待っている状況にある。この間
何も受信しない場合、MCFを再送する。このMCFが
回線上のデータ誤り等のため、送信側で受信できなかっ
た場合を想定したものである。
【0095】送信側では、受信側からMCFを受信する
と、送信側が受信側に送信するポストメッセージ信号の
種類により、下記の動作を行う。ポストメッセージがE
OPの場合、受信側からのMCFを受信後、受信側に対
してDCNを送信して通信を終了する。
【0096】ポストメッセージがEOMの場合、受信側
からのMCFを受信後、待ち時間1の間、受信側からの
NSF,CSI,DISを待つ。これらの信号を受信す
ると、既に説明したフ伝送制御手順のフェーズBに戻
り、同様の動作を繰り返す。待ち時間1以内にこれらの
信号を受信しない場合、受信側にDCNを送信し、通信
を中断する。
【0097】ポストメッセージ信号がMPSの場合、受
信側からのMCFを受信後、75ms経過後、受信側に
独自信号2を送信する。独自信号2は、受信側に対して
再送間隔2で再送される。送信側は、画信号の送信準備
が完了すると、受信側に対して画信号を送信する。この
様子を図7に示す。
【0098】ポストメッセージ信号がMPSの場合で、
受信側からのMCFを受信後、待ち時間1以内に画信号
の送信準備が完了しない場合、受信側にDCNを送信
し、通信を中断する。
【0099】
【発明の効果】本発明によれば、NSF及びNSSに付
加される独自伝送手順能力信号を送受双方で認識した以
降は、本件発明の独自の伝送制御手順を実行し、その中
では、当該通信で使用される全てのバイナリコード信号
に付加されるプリアンブルの送出時間を短縮したり、独
自信号1及び独自信号2を導入し、送信側においては、
受信側が送信する独自信号1を受信中は、命令等の送信
に対する応答等が返らなくても、命令等の再送は行わ
ず、また、受信側においても、送信側が送信する独自信
号2を受信中は、応答等の再送は行わないようにする独
自の伝送制御手順を用いることで、勧告T.30に準拠
した伝送制御手順を用いた場合に問題となる伝送経路中
の各ノードにおける手順信号同士の衝突による伝送遅延
を抑制し、これにより、無線回線を使用してファクシミ
リ通信を行う移動体通信制御装置において、異なる場所
に設置された移動体通信制御装置同士で安定したファク
シミリ通信を中継することを可能ならしめるという効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例が適用されるファクシミリ通信
システムの概略ブロック図である。
【図2】本発明の伝送制御手順において、正常に通信が
行われた場合の通信シーケンスを示す。
【図3】本発明の伝送制御手順において、正常に通信が
行われた場合の通信シーケンスの1例を示す。
【図4】本発明の実施例の伝送制御手順における通信シ
ーケンスの1例を示す。
【図5】本発明の実施例の伝送制御手順における通信シ
ーケンスの他の例を示す。
【図6】本発明の実施例の伝送制御手順における通信シ
ーケンスの更に他の例を示す。
【図7】本発明の実施例の伝送制御手順における通信シ
ーケンスの別の例を示す。
【図8】ITU−T勧告T.30に準拠した伝送制御手
順を示す通信シーケンスの1例を示す。
【図9】バイナリコード信号のフォーマットの1例を示
す。
【図10】移動体通信制御装置間における中継用のファ
クシミリ伝送制御手順として、勧告T.30に準拠した
手順を用いた場合、フェーズC開始時間に大幅な遅延が
発生する場合の1例について示す。
【図11】移動体通信制御装置間における中継用のファ
クシミリ伝送制御手順として、勧告T.30に準拠した
手順を用いた場合、フェーズC開始時間に大幅な遅延が
発生した場合の、フェーズDに対する影響の1例を示
す。
【図12】伝送制御手順信号の時間幅の影響により、伝
送経路上の各ノードにおいて手順信号の中継遅延が発生
する場合の1例を示す。
【図13】ITU−T勧告T.30に準拠した信号名を
説明するための図である。
【符号の説明】
1〜4 G3ファクシミリ端末 5〜7 移動端末 8,9 移動体通信制御装置 10 公衆回線網 81,91 無線通信装置 82,83,92,93 通信制御装置

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ITU−T勧告T30に準拠し、非標準
    機能信号NSF(以下NSFと略す)と非標準機能設定
    信号NSS(以下NSSと略す)とを用いて実行される
    非標準のファクシミリ通信方法であって、前記NSFと
    NSSに独自伝送手順能力情報を付加し、送信側におい
    て前記独自伝送手順能力情報を含む前記NSFを検出し
    た時には、前記独自伝送手順能力情報を含んだ前記NS
    Sを送信し、受信側で前記NSSを検出後は、送受信間
    で独自伝送手順を実行することを特徴とするファクシミ
    リ通信方法。
  2. 【請求項2】 前記独自伝送手順において、送信側につ
    いては、受信側が送信する前記独自伝送手順能力情報を
    含む前記NSFが送信側で正しく識別された以降、ま
    た、受信側については、送信側が送信する前記独自伝送
    手順能力情報を含む前記NSSが受信側で正しく識別さ
    れた以降は、当該ファクシミリ通信手順で使用される全
    てのバイナリコード信号について、前記バイナリコード
    信号に付加されるプリアンブル信号の送出時間が、前記
    勧告で規定される時間に比較して、予め定められた時間
    に短縮されることを特徴とする請求項1記載のファクシ
    ミリ通信方法。
  3. 【請求項3】 前記独自伝送手順において、受信側が送
    信する前記独自伝送手順能力情報を含む前記NFS、被
    呼端末識別信号CSI(以下CSIと略す)、ディジタ
    ル識別信号DIS(以下DISと略す)が送信側で正し
    く識別され、それらの信号に対して送信側が反送する前
    記独自伝送手順能力情報を含む前記NSS、送信加入者
    識別信号TSI(以下TSIと略す)、ディジタル命令
    信号DCS(以下DCSと略す)、トレーニングチェッ
    ク信号TCF(以下TCFと略す)が受信側で正しく識
    別された後、受信側ではこれらの信号を正しく検出した
    こと、及び受信準備確認信号CFR(以下CFRと略
    す)を送信する準備中であること、並びに送信側と受信
    側間の通信が継続中であることを、送信側に通知する目
    的で、第1の独自信号を予め定められた第1の再送間隔
    で繰り返し送信し、前記CFRの送信準備が完了する
    と、前記第1の独自信号が送信中であればその送信終了
    後、送信中でなければ直ちに前記CFRを送信し、前記
    CFRの送信準備が予め定められた第1の待ち時間以内
    に終了しない場合には、切断命令DCN(以下DCNと
    略す)を送信することを特徴とする請求項2記載のファ
    クシミリ通信方法。
  4. 【請求項4】 前記第1の独自信号の前記第1の再送間
    隔は、標準のファクシミリ伝送手順でのバイナリコード
    信号の再送の間隔に比して十分に短いことを特徴とする
    請求項3記載のファクシミリ通信方法。
  5. 【請求項5】 前記独自伝送手順において、送信側で前
    記TCF送信後は、送信側において前記CFR信号を待
    つが、前記TCF送信後、予め定められた第2の待ち時
    間以内に何も受信しなかった場合、前記NSS、TS
    I、DCS、TCFを再送し、前記NSS、TSI、D
    CS、TCFの再送回数は2回までとし、2回目の再
    送、即ち前記NSS、TSI、DCS、TCFの3回目
    送信後の前記第2の待ち時間以内に何も受信しない場合
    には前記DCNを送信し、前記TCF送信後の前記第2
    の待ち時間以内に前記第1の独自信号を受信した場合に
    は、さらに前記CFR又は前記第1の独自信号を前記第
    2の待ち時間の間待ち、前記第1の独自信号を受信後の
    前記第2の待ち時間以内に何も受信しない場合には前記
    DCNを送信し、前記TCF送信後の前記第2の待ち時
    間以内又は前記第1の独自信号受信後の前記第2の待ち
    時間以内に前記CFRを受信した場合には、前記CFR
    を正しく検出したこと、及び画データ送信の準備中であ
    ること、更に送信側と受信側間の通信が継続中であるこ
    とを受信側に通知する目的で第2の独自信号を予め定め
    られた第2の再送間隔で繰り返し送信し、前記画データ
    の送信準備が完了すると、前記第2の独自信号が送信中
    であればその送信終了後、送信中でなければ直ちに前記
    画データを送信し、前記CFR受信後予め定められた前
    記第1の待ち時間以内に前記画データの送信準備が完了
    しなかった場合には、前記DCNを送信することを特徴
    とする請求項4記載のファクシミリ通信方法。
  6. 【請求項6】 前記第2の独自信号の前記第2の再送間
    隔は、標準のファクシミリ伝送手順でのバイナリコード
    信号の再送の間隔に比して十分に短いことを特徴とする
    請求項5記載のファクシミリ通信方法。
  7. 【請求項7】 前記独自伝送手順において、受信側で前
    記CFR送信後は受信側において前記画データを待つ
    が、前記CFR送信後予め定められた第4の待ち時間以
    内に前記第2の独自信号を受信した場合には、さらに前
    記画データ又は前記第2の独自信号を前記前記第4の待
    ち時間の間待ち、前記CFR送信後の前記第4の待ち時
    間以内に何も受信しない場合には、前記第4の待ち時間
    経過後に前記CFRを再送信し、前記CFRの再送回数
    は2回までとし、2回目の再送後,即ち前記CFRの3
    回目送信後の前記第4の待ち時間以内に前記第2の独自
    信号又は画データを受信しない場合には前記DCNを送
    信し、前記CFR送信後、前記第4の待ち時間以内に前
    記第2の独自信号を受信した後の前記第4の待ち時間以
    内に前記第2の独自信号又は前記画データを受信しない
    場合には前記DCNを送信することを特徴とする請求項
    6記載のファクシミリ通信方法。
  8. 【請求項8】 前記独自伝送手順において、送信側では
    前記画データ送信後、ポストメッセージ信号を送信する
    が、受信側では前記画データ受信後に前記ポストメッセ
    ージ信号を受信すると、前記画データ及びポストメッセ
    ージ信号を正しく検出したこと、及びメッセージ確認信
    号MCF(以下MCFと略す)の送信準備中であるこ
    と、及び送信側と受信側間の通信が継続中であることを
    送信側に通知する目的で前記第1の独自信号を前記第1
    の再送間隔で繰り返し送信し、前記MCFの送信準備が
    完了すると、前記第1の独自信号が送信中であればその
    送信終了後、送信中でなければ直ちに前記MCFを送信
    することを特徴とする請求項7記載のファクシミリ通信
    方法。
  9. 【請求項9】 前記独自伝送手順において、送信側では
    前記ポストメッセージ信号送信後、前記MCF又は第1
    の独自信号を第2の待ち時間の間待つが、前記ポストメ
    ッセージ信号送出後、前記第2の待ち時間以内に何も受
    信しなかった場合には前記ポストメッセージ信号を再送
    し、前記ポストメッセージ信号の再送回数は2回までと
    し、2回目の再送後即ち前記ポストメッセージ信号の3
    回目送信後の前記第2の待ち時間以内に前記MCFを受
    信しない場合には前記DCNを送信するものとし、前記
    ポストメッセージ信号がマルチページ信号MPS(以下
    MPSと略す)の場合は、前記MPS送信後の前記第2
    の待ち時間以内に前記第1の独自信号を受信した場合、
    さらに前記第1の独自信号又は前記MCFを前記第2の
    待ち時間の間待ち、前記第1の独自信号受信後の前記第
    2の待ち時間以内に何も受信しない場合には前記DCN
    を送信し、前記ポストメッセージ信号が手順終了信号E
    OP(以下EOPと略す)又はメッセージ終了信号EO
    M(以下EOMと略す)の場合は前記EOP又は前記E
    OM送信後の前記第2の待ち時間以内に前記第1の独自
    信号を受信した場合、さらに前記第1の独自信号又は前
    記MCFを前記第4の待ち時間の間待ち、前記第1の独
    自信号受信後の前記第4の待ち時間以内に何も受信しな
    い場合には前記DCNを送信することを特徴とする請求
    項8記載のファクシミリ通信方法。
  10. 【請求項10】 前記独自伝送手順において、前記ポス
    トメッセージ信号が前記EOPの場合、受信側で前記M
    CFを送信し、送信側でこれを受信した以降は前記勧告
    に準拠したフェーズD手順、即ち受信側では前記MCF
    送信後、前記DCNを前記第2の待ち時間の間待ち、前
    記DCN待ちの間、再度前記EOPを受信した場合、前
    記MCFを再送し、送信側では前記MCF受信後、前記
    DCNを送信することを特徴とする請求項9記載のファ
    クシミリ通信方法。
  11. 【請求項11】 前記独自伝送手順において、前記ポス
    トメッセージ信号が前記MPSの場合、送信側は前記M
    CF受信後、前記MCFを正しく検出したこと、及び画
    データ送信の準備中であること、及び送信側と受信側間
    の通信が継続中であることを受信側に通知する目的で前
    記第2の独自信号を前記第2の再送間隔で繰り返し送信
    し、前記画データの送信準備が完了すると、前記第2の
    独自信号が送信中であればその送信終了後、送信中でな
    ければ直ちに前記画データを送信し、前記MCF受信
    後、前記第1の待ち時間以内に前記画データの送信準備
    が完了しなかった場合には前記DCNを送信することを
    特徴とする請求項10記載のファクシミリ通信方法。
  12. 【請求項12】 前記独自伝送手順において、前記ポス
    トメッセージ信号が前記MPSの場合、前記MCF送信
    後、受信側では前記画データを待つが、前記MCF送信
    後の前記第4の待ち時間以内に前記第2の独自信号を受
    信した場合には、さらに前記第4の待ち時間の間、前記
    画データ又は前記第2の独自信号を待ち、前記MCF送
    信後の前記第4の待ち時間以内に前記第2の独自信号又
    は前記画データを受信しない場合には再度前記MCFを
    再送し、前記MCFの再送回数は2回までとし、2回目
    の再送即ち前記MCFの3回目送信後の前記第4の待ち
    時間以内に前記第2の独自信号又は前記画データを受信
    しない場合には前記DCNを送信し、前記MCF送信後
    の前記第4の待ち時間以内に前記第2の独自信号を受信
    した後、前記第4の待ち時間以内に前記第2の独自信号
    又は前記画データを受信しない場合には前記DCNを送
    信することを特徴とする請求項11記載のファクシミリ
    通信方法。
  13. 【請求項13】 前記独自伝送手順において、前記ポス
    トメッセージ信号が前記EOMの場合、受信側では前記
    MCF送信後、前記NSF、CSI、DISの送信準備
    を行い、準備完了後これらの信号を送信するが、前記N
    SF、CSI、DIS送信前に、前記MCF送信後、予
    め定められた第3の待ち時間以内に再度前記EOMを受
    信した場合には再度前記MCFを送信し、前記MCF送
    信後、予め定められた前記第3の待ち時間以内に前記N
    SF、CSI、DISの送信準備が完了しない場合には
    前記DCNを送信し、送信側では前記MCFを受信後、
    前記第1の待ち時間の間、前記NSF、CSI、DIS
    を待ち、前記第1の待ち時間以内にこれらを受信しない
    場合、前記DCNを送信することを特徴とする請求項1
    2記載のファクシミリ通信方法。
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