JP2002166841A - 操舵装置 - Google Patents
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- JP2002166841A JP2002166841A JP2000365530A JP2000365530A JP2002166841A JP 2002166841 A JP2002166841 A JP 2002166841A JP 2000365530 A JP2000365530 A JP 2000365530A JP 2000365530 A JP2000365530 A JP 2000365530A JP 2002166841 A JP2002166841 A JP 2002166841A
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- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
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- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
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Abstract
操舵装置において、制御量に制限がある場合であって
も、できるだけ広範囲のステアリングレシオ制御が可能
であること。 【解決手段】 操舵装置10は、ステアリングハンドル
21に連結したピニオン31と転舵車輪27,27に連
結したラック軸33とからなるラックアンドピニオン機
構25を、ハウジング35に収納し、このハウジング3
5を車体57に対し車幅方向へ移動させることによって
も転舵車輪27,27を操舵することができるようにし
たものである。ラックアンドピニオン機構25は、ピニ
オン31に対するラック32のギヤ比を、ステアリング
ハンドル21が中立位置にあるときに小さく、操舵角が
大きくなるにつれて大きくなるように、バリアブルレシ
オ形式にしたものである。
Description
操作から独立して、転舵車輪の転舵角を制御することが
できるようにした操舵装置に関する。
や風向きなどの外的要因は頻繁に変化する。種々の外的
要因により車両の走行状態や操舵状態は急激に変化し得
る。このような変化に対し、運転者はハンドル操作によ
って安定した走行状態を維持しなければならない。例え
ば、高速走行中の車両の側面に向って吹く横風は、車両
の直進を妨げようとする。このような外的要因に対し、
運転者はハンドル操作によって直進走行を維持しなけれ
ばならず、面倒である。この点を踏まえて近年、車両の
走行状態や操舵状態に応じて運転者の操縦を支援するこ
とにより、操縦安定性や車両の運動性能をより高めるよ
うにした操舵装置の開発が進んでいる。この種の操舵装
置としては、例えば特許第2501606号公報「操舵
装置」が知られている。以下、この従来の技術について
説明する。
1に基づき作成した説明図である。なお、各構成要素の
名称や符号については適宜変更した。従来の操舵装置3
00は、車体301に左右2個のリンク302,302
を介してギヤハウジング303を車幅方向(図の左右方
向)へスイング可能に連結するとともに、車体301に
左右2個の弾性部材304,304を介してギヤハウジ
ング303を車幅方向及び径方向に変位可能に支持した
というものである。さらに操舵装置300は、車体30
1に弾性部材305を介してアクチュエータ306を支
持し、アクチュエータ306の駆動用ロッド307にL
字状のアーム308の一端を連結し、アーム308の他
端をギヤハウジング303に固定したというものであ
る。
オン機構311を収納したものである。ラックアンドピ
ニオン機構311は、ステアリングハンドル312にス
テアリングシャフト313及び軸継手314,314を
介して連結したピニオン315と、転舵車輪316,3
16にタイロッド317,317を介して連結したラッ
ク軸318とからなる。
グハンドル312を操舵することにより、ラックアンド
ピニオン機構311を介して転舵車輪316,316を
転舵させることができる。しかも、アクチュエータ30
6の駆動用ロッド307を進退させ、アーム308を介
してギヤハウジング303を車幅方向へ移動させること
で、ラックアンドピニオン機構311を車幅方向へ移動
させることによっても、転舵車輪316,316を転舵
させることができる。
0は、運転者のハンドル操作によるラック軸318の移
動量S31に、アクチュエータ306によるラック軸3
18の移動量S32を合成したものになる(S30=S
31±S32)。このように、運転者のハンドル操作を
アクチュエータ306で支援することができる。そし
て、アクチュエータ306によりステアリングレシオの
範囲を制御することができる。「ステアリングレシオ」
とは、ステアリングハンドル312の操舵角(deg)を
転舵車輪316,316の転舵角(deg)で除算した値
のことであり、舵角比とも言う。なお、アクチュエータ
306による最大制御量、すなわちラック軸318の移
動量S32は、駆動用ロッド307のストロークやギヤ
ハウジング303の最大移動可能範囲によって決まる。
従って、ラック軸318の移動量S32には限界があ
る。
な操舵装置300のラックアンドピニオン機構311
は、ピニオンに対するラックのギヤ比が一定である。そ
の場合のステアリングレシオについて、図12〜図15
に基づき説明する。
の特性図(その1)である。(a)は、横軸をステアリ
ングハンドルの操舵角(deg)とし、縦軸をラックゲイ
ン(mm/回転)として表すラックゲイン特性図である。
「ステアリングハンドルの操舵角」は横軸の中央をステ
アリングハンドルの中立位置(操舵角=0deg)とし、
これよりも右側がステアリングハンドルを右回転した場
合を示し、左側がステアリングハンドルを左回転した場
合を示す。「ラックゲイン」とはピニオンが1回転(ス
テアリングハンドルが1回転)したときのラックの移動
距離(mm)のことであり、比ストロークとも言う。
(a)によれば、上述のようにピニオンに対するラック
のギヤ比が一定なので、ステアリングハンドルの操舵角
にかかわらず、ラックゲインは一定であることが判る。
操舵角(deg)とし、縦軸をステアリングレシオ(deg/d
eg)として表す、ステアリングレシオ特性図である。ス
テアリングレシオが小さいほど、ステアリングハンドル
の操舵角に対する転舵車輪の転舵角は大きい。ステアリ
ングレシオ特性曲線St1は、アクチュエータで制御し
ないとき、すなわち運転者のハンドル操作によるラック
軸の移動量だけに基づく曲線である。
に一定なので、(b)のステアリングレシオ特性曲線S
t1は、ステアリングハンドルが中立位置にあるときに
大きく、左右への操舵角が大きくなるにつれて小さくな
る湾曲した特性を有する。ステアリングハンドルが中立
位置にあるときのステアリングレシオはR2であり、ス
テアリングハンドルが最大操舵角θ12にあるときのス
テアリングレシオは上記R2よりも小さいR1である
(R1<R2)。
小さいときにはステアリングレシオが大きいので、転舵
車輪は緩やかに転舵、いわゆる「スロー転舵」する。ま
た、ステアリングハンドルの操舵角が大きくなるにつれ
てステアリングレシオが小さくなるので、転舵車輪は比
較的急速に転舵、いわゆる「クイック転舵」する。この
ようなステアリングレシオ特性になる理由を次の図13
及び図14で説明する。
の模式図であり、(a)は平面構成を示し、(b)は側
面構成を示す。なお、Frは運転者から見て前側、Rr
は運転者から見て後側を示す。(a)に示すように一般
的な操舵装置400は、ラックアンドピニオン機構40
1のラック軸402の先端に第1自在軸継手403を介
してタイロッド404の一端を連結し、タイロッド40
4の他端に第2自在軸継手405を介してナックルアー
ム406の一端を連結し、ナックルアーム406の他端
に転舵車輪407の転舵中心となるキングピン軸408
を連結したものである。
とにより、その操舵力をラックアンドピニオン機構40
1のピニオン401a並びにラック401bを介して、
ラック軸402、タイロッド404及びナックルアーム
406の経路で転舵車輪407に伝えることで、転舵車
輪407転舵させることができる。
てキングピン軸408を中心とした回転角である。タイ
ロッド404の三次元的な長さは不変である。しかし、
(a)に示す平面視においての、キングピン軸408か
ら第2自在軸継手405までの距離a1は、転舵車輪4
07が最大転舵角に近づくにつれて小さくなる。その理
由は次の通りである。(b)に示すように転舵車輪40
7を側面から見たときに、キングピン軸408は所定の
キャスタ角を有して後方へ傾き、また、キングピン軸4
08に対してナックルアーム406は垂直に後方へ延び
ている。ナックルアーム406はキングピン軸408を
中心にスイングする。この結果、転舵車輪407が最大
転舵角に近づくにつれて、ナックルアーム406の平面
投影長さ、すなわち距離a1は小さくなる。
イロッド及びナックルアーム回りの平面作用図である。
ラック軸402がスライドしたときに、点P1の位置に
ある第1自在軸継手403は一直線上でP1→P2→P
3→P4の順に変位する。P1・P2間の変位量x1、
P2・P3間の変位量x2及びP3・P4間の変位量x
3は同一である。これらの変位量x1,x2,x3はス
テアリングハンドル409(図13参照)の操舵角に比
例する。
アーム406はキングピン軸408を中心にスイング可
能である。ラック軸402がスライドしたときに、点Q
1にあるナックルアーム406はスイング軌跡上でQ1
→Q2→Q3→Q4の順に変位する。例えば、第1自在
軸継手403がP1からP2へ変位したときに、第2自
在軸継手405はQ1からQ2へスイング角α1だけ変
位する。同様に、P2からP3へ変位したときにQ2か
らQ3へスイング角α2だけ変位し、P3からP4へ変
位したときにQ3からQ4へスイング角α3だけ変位す
る。
2=x3であるにもかかわらず、第2自在軸継手405
のスイング角は、転舵車輪407が最大転舵角に近づく
につれてα1<α2<α3のように大きくなる。この結
果、ステアリングハンドル409(図13参照)の操舵
角が大きくなるにつれて、転舵車輪407(図13参
照)はクイック転舵することになる。このように、サス
ペンションジオメトリ(サスペンションリンクの幾何学
的な配置)によって、ステアリングレシオ特性は上記図
12(b)のようになる。なお、実際にはタイロッド4
06の平面視の長さも変化することになるが、その点に
ついては省略する。
図12(c)は、横軸をステアリングハンドルの操舵角
(deg)とし、縦軸をステアリングレシオ(deg/deg)と
して表す、ステアリングレシオ制御特性図であり、アク
チュエータでステアリングレシオの範囲を制御するとき
の、理想的なステアリングレシオ制御範囲A1の一例を
示す。理想的なステアリングレシオ制御範囲A1は、上
記図12(b)のステアリングレシオ特性曲線St1を
下限(クイック転舵側の制御限界)とし、制御上限ステ
アリングレシオ特性曲線St2を上限(スロー転舵側の
制御限界)とし、これらの曲線St1,ST2で囲んだ
制御レシオ幅B1の斜線にて示す制御領域である。
2は、アクチュエータで制御したときのラック軸の全移
動量に基づいた曲線であり、ステアリングレシオ特性曲
線St1から上方へ制御レシオ幅B1の範囲で制御し得
るものである。ステアリングレシオ制御範囲A1は、運
転者のハンドル操作によるラック軸の移動量S31から
アクチュエータによるラック軸の移動量S32を減算し
た、ラック軸の全移動量S30に応じて制御される範囲
である。これによれば、ステアリングレシオ特性曲線S
t1をクイック転舵側の制御基準とし、アクチュエータ
によって転舵車輪をスロー転舵するように制御できるこ
とが判る。以上の説明から明らかなように、「S30=
S31−S32」であるから、運転者のハンドル操作に
よるラック軸の移動量S31を増大させるときには、ア
クチュエータによるラック軸の移動量S32を減算する
ことになる。
は一般的な操舵装置の特性図(その2)である。(a)
は、横軸をステアリングハンドルの操舵角(deg)と
し、縦軸を転舵角制御量(deg)として表す、転舵角制
御特性図である。「ステアリングハンドルの操舵角」は
横軸の中央をステアリングハンドルの中立位置(操舵角
=0deg)とし、これよりも右側がステアリングハンド
ルを右回転した場合を示し、左側がステアリングハンド
ルを左回転した場合を示す。「転舵角制御量」は、アク
チュエータでラック軸を移動させることにより転舵車輪
の転舵角を制御するときの制御量を、転舵角で示したも
のである。
ギヤ比が一定なので、ラックゲインは常に一定である。
さらには、アクチュエータによってラック軸の移動量を
減少させる制御量には限界がある。(a)によれば、ス
テアリングハンドルの操舵角がθ11のときに転舵角制
御量が最大のC1であり、操舵角θ11からθ12まで
の範囲においては最大の転舵角制御量C1で一定である
ことを示す。従って、ステアリングハンドルの操舵角が
左θ11から右θ11までの範囲内でのみ、転舵車輪の
転舵角を制御することができる。
操舵角(deg)とし、縦軸をステアリングレシオ(deg/d
eg)として表す、ステアリングレシオ制御特性図であ
り、アクチュエータでステアリングレシオ範囲を制御す
るときの、実際のステアリングレシオ制御範囲A2を示
す。実際のステアリングレシオ制御範囲A2は、上記図
12(c)と同様にステアリングレシオ特性曲線St1
と制御上限ステアリングレシオ特性曲線St2とで囲ん
だ、斜線にて示す制御領域である。
する。(a)の転舵角制御特性曲線は、(b)における
ステアリングレシオを、ステアリングレシオ特性曲線S
t1の特性から制御上限ステアリングレシオ特性曲線S
t2の特性に変えるべく制御するための特性曲線であ
る。従って転舵角制御特性曲線の変化の度合いは、制御
上限ステアリングレシオ特性曲線St2に対応する。
〜+C1の範囲しかないので、操舵角θ11からθ12
までの範囲には対応しきれない。この結果、操舵角が左
θ12から右θ12までの全操舵範囲、いわゆるフル転
舵には対応できない。操舵角θ11からθ12までの範
囲においては、転舵角制御量が不足する分だけ、実際の
ステアリングレシオ制御範囲A2が狭まってしまう。す
なわち実際のステアリングレシオ制御範囲A2は左右の
白抜きの非制御域A3,A3分だけ、上記図12(c)
に示す理想的なステアリングレシオ制御範囲A1よりも
狭まる。これでは、実際のステアリングレシオ制御範囲
A2を理想的なステアリングレシオ制御範囲A1に近づ
けることはできない。
んだ制御レシオ幅B1を小さくすれば、転舵角制御量に
制限があってもフル転舵に対応できる。しかし、広範囲
のステアリングレシオを制御をすることができず、現実
的ではない。
オ(舵角比)を制御することができる操舵装置におい
て、制御量に制限がある場合であっても、ステアリング
レシオをできるだけ広範囲に制御することができる技術
を提供することにある。
に請求項1は、ステアリングハンドルに連結したピニオ
ンと転舵車輪に連結したラック軸とからなるラックアン
ドピニオン機構を、ハウジングに収納し、このハウジン
グを車体に対し車幅方向へ移動させることによっても転
舵車輪を操舵することができるようにした操舵装置にお
いて、ラックアンドピニオン機構が、ピニオンに対する
ラックのギヤ比を、ステアリングハンドルが中立位置に
あるときに小さく、操舵角が大きくなるにつれて大きく
なるように、バリアブルレシオ形式にしたことを特徴と
する。
ジングを、車体に対し車幅方向へ移動させることによっ
ても、転舵車輪を操舵することができる。ラック軸の軸
方向への全移動量は、運転者のハンドル操作によるラッ
ク軸の移動量にハウジングの移動量を合成したものにな
る。ハウジングの移動量に応じて転舵車輪の転舵角を制
御することにより、ステアリングレシオを制御すること
ができる。しかし、ハウジングの移動量には限りがある
ので、ステアリングレシオを制御できる範囲には制限が
ある。これに対し請求項1は、ピニオンに対するラック
のギヤ比を、ステアリングハンドルが中立位置にあると
きに小さく、操舵角が大きくなるにつれて大きくなるよ
うに、バリアブルレシオ形式にしたものである。操舵角
が大きくなるにつれて、ステアリングハンドル1回転当
りのラックの移動量が減少する。これに対応させて、操
舵角当りのハウジングの移動量の割合を減少させること
ができる。この結果、ハウジングの移動量に限りがあっ
ても、ステアリングレシオを広範囲に制御することがで
きる。
したピニオンと転舵車輪に連結したラック軸とからなる
ラックアンドピニオン機構を、ハウジングに収納し、ピ
ニオンをラック軸の軸方向へ変位させることによっても
転舵車輪を操舵することができるようにした操舵装置に
おいて、ラックアンドピニオン機構が、ピニオンに対す
るラックのギヤ比を、ステアリングハンドルが中立位置
にあるときに小さく、操舵角が大きくなるにつれて大き
くなるように、バリアブルレシオ形式にしたことを特徴
とする。
ラック軸の軸方向へ移動させることによっても、転舵車
輪を操舵することができる。ラック軸の軸方向への全移
動量は、運転者のハンドル操作によるラック軸の移動量
にピニオンの変位量を合成したものになる。ピニオンの
変位量に応じて転舵車輪の転舵角を制御することによ
り、ステアリングレシオを制御することができる。しか
し、ラック軸の軸方向へのピニオンの変位量には限りが
あるので、ステアリングレシオを制御できる範囲には制
限がある。これに対し請求項2は、ピニオンに対するラ
ックのギヤ比を、ステアリングハンドルが中立位置にあ
るときに小さく、操舵角が大きくなるにつれて大きくな
るように、バリアブルレシオ形式にしたものである。操
舵角が大きくなるにつれて、ステアリングハンドル1回
転当りのラックの移動量が減少する。これに対応させ
て、操舵角当りのピニオンの変位量の割合を減少させる
ことができる。この結果、ピニオンの変位量に限りがあ
っても、ステアリングレシオを広範囲に制御することが
できる。
基づいて以下に説明する。なお、「前」、「後」、
「左」、「右」、「上」、「下」は運転者から見た方向
に従う。また、図面は符号の向きに見るものとする。
〜図6に基づき説明する。図1は本発明に係る操舵装置
(第1実施例)の模式図である。第1実施例の操舵装置
10は、車両のステアリングハンドル21から転舵車輪
27,27に至るステアリング系20と、このステアリ
ング系20に補助トルクを加える補助トルク機構40
と、運転者のハンドル操作から独立して転舵車輪27,
27の転舵角を制御することができる補助操舵機構50
とからなる。この操舵装置10は、ラック軸33の両端
から操舵トルクを取り出すようにしたエンドテイクオフ
型操舵装置である。
ドル21にステアリングシャフト22及び自在軸継手機
構23を介してピニオン軸24を連結し、ピニオン軸2
4に第1ラックアンドピニオン機構25を連結し、第1
ラックアンドピニオン機構25に左右のタイロッド2
6,26を介して左右の転舵車輪27,27を連結した
ものである。28,28はナックルアームである。
ニオン軸24に設けた第1ピニオン31と、第1ピニオ
ン31に噛み合う第1ラック32を設けて車幅方向に延
びたラック軸33とからなり、ハウジング35に収納し
たものである。言い換えれば第1ラックアンドピニオン
機構25は、ステアリングハンドル21に連結した第1
ピニオン31と転舵車輪27,27に連結したラック軸
33とからなる。ハウジング35は、ピニオン軸24を
回転可能に且つ軸方向移動不能に取付けるとともに、ラ
ック軸33を軸方向(車幅方向)へスライド可能に取付
けたものであり、さらには、ラック軸33と同心で車幅
方向へ細長い収納部材である。
33の軸方向への第1ピニオン31の変位を許容するも
のである。言い換えると自在軸継手機構23は、ステア
リングハンドル21の回転トルクをピニオン軸24に伝
達するとともに、ピニオン軸24の軸方向には伸縮可能
な機構である。
ドル21で発生したステアリング系20の操舵トルクを
検出する操舵トルクセンサ41と、操舵トルクセンサ4
1の検出信号に基づき制御信号を発生する制御部42
と、制御信号に基づき操舵トルクに応じた補助トルクを
発生する電動機43と、電動機43に連結した第2ラッ
クアンドピニオン機構44とからなる。操舵トルクセン
サ41及び電動機43は、ハウジング35に取付けたも
のである。
動機43の出力軸43aに設けた第2ピニオン45と、
第2ピニオン45に噛み合う第2ラック46とからな
る。第2ラック46は、第1ラックアンドピニオン機構
25のラック軸33に設けたものである。すなわち、第
1ラックアンドピニオン機構25のラック軸33が、第
2ラックアンドピニオン機構44のラック軸を兼ねる。
がステアリングハンドル21を操舵することにより発生
した操舵トルクを、ピニオン軸24及び第1ラックアン
ドピニオン機構25を介して、ラック軸33に伝達する
ことができる。さらには、操舵トルクを操舵トルクセン
サ41で検出し、この検出信号に基づき制御部42で制
御信号を発生し、この制御信号に基づき操舵トルクに応
じた補助トルクを電動機43で発生し、第2ラックアン
ドピニオン機構44を介して、ラック軸33に伝達する
ことができる。従って、運転者の操舵トルクに電動機4
3の補助トルクを加えた複合トルクにより、ラック軸3
3、タイロッド26,26及びナックルアーム28,2
8を介して左右の転舵車輪27,27を転舵させること
ができる。
予め設定した所定の操舵条件に基づいてアクチュエータ
52を駆動することで、アクチュエータ52にてハウジ
ング35を車幅方向へ移動させるようにしたものであ
る。補助制御部51は例えば、ステアリングハンドル2
1の操舵角を検知する操舵角センサ53、車両の走行速
度を検知する車速センサ54、ハウジング35の変位量
を検知する変位量検知センサ55の各検知信号に応じて
アクチュエータ52を駆動制御する機能を有する。
0は、車体57にリンク機構60を介してハウジング3
5を車幅方向へ移動可能に支持し、アクチュエータ52
で駆動リンク64を介してリンク機構60をスイング駆
動することで、ハウジング35を車幅方向へ移動させる
ようにしたものである。以下、補助操舵機構50の構成
を詳しく説明する。
例)の構成図である。補助操舵機構50のリンク機構6
0は、車幅方向へスイング可能に車体57に連結した左
右2個のリンクアーム(第1・第2リンクアーム61
L,61R)である。詳しくはリンク機構60は、車体
57の支持台58,58に支軸59,59を介して第1
・第2リンクアーム61L,61Rの基部61a,61
aを車幅方向へスイング可能に連結し、第1・第2リン
クアーム61L,61Rをラック軸33の軸心33aに
直交する方向に延し、第1・第2リンクアーム61L,
61Rのスイング端61b,61bに連結ピン62,6
2を介してハウジング35を車幅方向へ移動可能に連結
したものである。
ジング35を連結する部位は、ラック軸33の近傍であ
る。具体的には、ラック軸33の軸心33aに直交する
位置に連結ピン62,62を配置した。このようなリン
ク機構60は、ハウジング35と車体57と2個のリン
クアーム61L,61Rとによって4節平行リンクをな
すことになる。
の出力軸52aに取付けた小ギヤ71と、小ギヤ71に
噛み合うべく支軸72に回転可能に取付けた大ギヤ73
と、小・大ギヤ71,73を収納したギヤケース74
と、からなるギヤ減速機構である。ギヤケース74は、
アクチュエータ52を結合した状態で車体57に取付け
たものである。
構60との間に介在した動力伝達機構70は、負荷側の
リンク機構60からの力によってアクチュエータ52が
駆動されることを阻止するセルフロック機能を有してい
る。「セルフロック機能」とは、入力側から出力側への
動力伝達を許容し、出力側から入力側への動力伝達を阻
止する機能のことを言う。具体的には、小・大ギヤ7
1,73にハイポイドギヤを採用した。ハイポイドギヤ
の組合せは、負荷側から駆動側への逆方向の動力伝達効
率(逆伝達効率)が一般に小さい。この逆伝達効率を更
に、負荷側のリンク機構60からの力でアクチュエータ
52が駆動されることを阻止するように設定した。停止
状態のアクチュエータ52が外力によって駆動されるこ
とはない。
うち1個(第1リンクアーム61L)はスイング端61
bを更に延長し、延びた先端部61cに駆動リンク64
を介してアクチュエータ52の出力部にスイング可能に
連結したものである。具体的には、図左の第1リンクア
ーム61Lは先端部61cに連結ピン63にて駆動リン
ク64の一端をスイング可能に連結したものである。駆
動リンク64の他端は、大ギヤ73のディスク73aに
且つ大ギヤ73の回転中心から所定距離だけ離れた位置
に、連結ピン75でスイング可能に連結したものであ
る。支軸59,59,72、連結ピン62,62,6
3,75は互いに平行である。
の作用を説明する。この図に示すように、第1,第2リ
ンクアーム61L,61Rはラック軸33に対し直交す
る方向に延びているときに、中立状態にある。操舵条件
に応じて、アクチュエータ52で動力伝達機構70の大
ギヤ73を図時計回りに所定角度だけ回転させると、駆
動リンク64は図左へ変位する。図左の第1リンクアー
ム61Lは駆動リンク64に押されて図左へスイングす
る。リンク機構60が4節平行リンクの役割を果たすの
で、図右の第2リンクアーム61Rも図左へスイングす
る。リンク機構60と共にハウジング35並びに第1ピ
ニオン31も、左へスイングしつつラック軸33の軸方
向左へ変位する。運転者がステアリングハンドル21を
握っているときには、第1ピニオン31は回転しない。
従って、ラック軸33はハウジング35と共に軸方向左
へ移動する。このようにして、転舵車輪27,27(図
1参照)を転舵することができる。
回転させると、リンク機構60と共にハウジング35、
第1ピニオン31並びにラック軸33も、この図に示す
中立位置に復帰する。一方、中立位置にある第1リンク
アーム61Lを図右へスイングさせることで、左スイン
グ時と同様にラック軸33を軸方向右へ移動させること
ができる。このように、運転者のハンドル操作から独立
して転舵車輪27,27の転舵角を制御することができ
る。
舵しつつ、操舵条件に応じてアクチュエータ52で動力
伝達機構70の大ギヤ73を回転させることができる。
ラック軸33の軸方向への全移動量S0は、運転者のハ
ンドル操作によるラック軸33の移動量S1に、アクチ
ュエータ52によるラック軸33の移動量S2を合成し
たものになる(S0=S1±S2)。従って、ラック軸
33の移動量を加算して転舵車輪27,27を大きく転
舵させたり、又はラック軸33の移動量を減算して小さ
く転舵させることができる。なお、アクチュエータ52
による最大制御量、すなわちラック軸33の移動量S2
はハウジング35、リンク機構60、駆動リンク64の
最大移動可能範囲によって決まる。従って、ラック軸3
3の移動量S2には限界がある。
オン機構(第1実施例)の拡大断面図であり、ピニオン
31とラック32とからなるラックアンドピニオン機構
25は、ラック32の歯のピッチを中央部よりも両端部
が小さくなるようにバリアブルレシオ形式にしたもので
ある。すなわち、ピニオン31に対するラック32のギ
ヤ比を、ステアリングハンドル21(図2参照)が中立
位置にあるときに小さく、操舵角が大きくなるにつれて
大きくなるように、バリアブルレシオ形式にした。ここ
で「バリアブルレシオ形式」とは、ピニオン31とラッ
ク32との噛み合わせ位置により両者のギヤ比が不均一
となる構成のものを言う。
33の中心Y1からピニオン31の中心Y2までの間の
距離Y3は、両者の噛み合わせ位置にかかわらず常に一
定である。そして、ラック32の歯は中央部側(この図
の左側)から両端部(この図の右側)へいくに従ってピ
ッチが小さくなるように設定し、これに伴い歯厚も小さ
くなるように設定したものである。
オン機構(第1実施例)のバリアブルレシオ形式を説明
する説明図であり、横軸をステアリングハンドル21の
操舵角(deg)とし、縦軸をラックゲイン(mm/回
転)として表す。そして、この図の上側にはステアリン
グハンドル21の操舵角とラック32の歯のピッチとの
関係を表している。「ステアリングハンドルの操舵角」
は横軸の中央をステアリングハンドル21の中立位置
(操舵角=0deg)とし、これよりも右側がステアリン
グハンドル21を右回転した場合を示し、左側がステア
リングハンドル21を左回転した場合を示す。「ラック
ゲイン」とはピニオン31が1回転(ステアリングハン
ドル21が1回転)したときのラック32の移動距離
(mm)のことであり、比ストロークとも言う。
チは、中央部よりも両端部が小さくなるように設定され
ている。すなわち、ステアリングハンドル21の操舵角
が左側θ1〜0〜右側θ1の範囲では、ラック32の歯
のピッチが大であり、ピニオン31に対するラック32
のギヤ比は小となる。この場合のラックゲインはG2m
m/回転である。また、ステアリングハンドル21の操
舵角が左側θ1〜左側θ2と右側θ1〜右側θ2の範囲
では、操舵角の増加に伴いラック32の歯のピッチが徐
々に減少し、ピニオン31に対するラック32のギヤ比
は徐々に大となる。このため、ラックゲインもG2mm
/回転からG1mm/回転まで徐々に減少する。さら
に、ステアリングハンドル21の操舵角が左側θ2以上
(左θ2〜左θ3)と右側θ2以上(右θ2〜右θ3)
の範囲では、ラック32の歯のピッチが小であり、ピニ
オン31に対するラック32のギヤ比は大となる。この
場合のラックゲインは上記G2よりも小さいG1mm/
回転である。
置の特性図(その1)である。(a)は、横軸をステア
リングハンドル21の操舵角(deg)とし、縦軸をラッ
クゲイン(mm/回転)として表すラックゲイン特性図で
ある。「ステアリングハンドルの操舵角」は横軸の中央
をステアリングハンドル21の中立位置(操舵角=0de
g)とし、これよりも右側がステアリングハンドル21
を右回転した場合を示し、左側がステアリングハンドル
21を左回転した場合を示す。
1の中立位置において、実線にて示す本発明のラックゲ
イン特性線のラックゲインが、想像線にて示す従来例の
ラックゲイン特性線と同じG2であることが判る。な
お、本発明のラックゲイン特性線は上記図4に示す特性
線と同一であり、従来例のラックゲイン特性線は上記図
12(a)に示す特性線と同一である。さらには、本発
明はバリアブルレシオ形式のラック32を採用したの
で、その分、ステアリングハンドル21の全操舵角範囲
が左θ3〜右θ3となり、従来よりも広い。
操舵角(deg)とし、縦軸をステアリングレシオ(deg/d
eg)として表す、ステアリングレシオ特性図である。
「ステアリングレシオ」とは、ステアリングハンドル2
1の操舵角(deg)を転舵車輪の転舵角(deg)で除算し
た値であり、舵角比とも言う。ステアリングレシオが小
さいほど、ステアリングハンドル21の操舵角に対する
転舵車輪の転舵角は大きい。従来例のステアリングレシ
オ特性曲線St1を想像線にて示し、本発明のステアリ
ングレシオ特性曲線St3を実線にて示す。ステアリン
グハンドル21が中立位置にあるときに、本発明のステ
アリングレシオ特性曲線St3のステアリングレシオ
は、従来例のステアリングレシオ特性曲線St1と同じ
R2である。
リングハンドル21の操舵角に応じてラックゲインが減
少する。従って(b)に示すように、本発明のステアリ
ングレシオ特性曲線St3は操舵角が大きくなるにつれ
て、従来例のステアリングレシオ特性曲線St1よりも
緩やかに湾曲した曲線になる。最大操舵角θ3のときに
本発明のステアリングレシオはR3であり、従来例のス
テアリングレシオR1よりも大きい。
置の特性図(その2)である。図(a)は、横軸をステ
アリングハンドルの操舵角(deg)とし、縦軸を転舵角
制御量(deg)として表す、転舵角制御特性図である。
「ステアリングハンドルの操舵角」は横軸の中央をステ
アリングハンドル21の中立位置(操舵角=0deg)と
し、これよりも右側がステアリングハンドル21を右回
転した場合を示し、左側がステアリングハンドル21を
左回転した場合を示す。「転舵角制御量」は、アクチュ
エータ52でラック軸33を移動させることにより転舵
車輪27,27の転舵角を制御するときの制御量を、転
舵角で示したものである。
の操舵角に応じてラックゲインは減少する。さらには、
アクチュエータ52によってラック軸33の移動量を減
少させる制御量には限界がある。しかし(a)によれ
ば、ステアリングハンドル21の最大操舵角θ3であっ
ても、転舵角制御量は最大値C1よりも小さいことが判
る。従って、ステアリングハンドル21の操舵角が左θ
3から右θ3までの全操舵範囲内で、転舵車輪27,2
7を転舵制御することができる。
操舵角(deg)とし、縦軸をステアリングレシオ(deg/d
eg)として表す、ステアリングレシオ制御特性図であ
り、アクチュエータ52でステアリングレシオ範囲を制
御するときの、本発明のステアリングレシオ制御範囲A
4を示す。本発明のステアリングレシオ制御範囲A4
は、上記図5(b)に示すステアリングレシオ特性曲線
St3を下限(クイック転舵側の制御限界)とし、上記
図12(c)に示す制御上限ステアリングレシオ特性曲
線St2を上限(スロー転舵側の制御限界)とし、これ
らの曲線St2,St3で囲んだ制御レシオ幅B1の斜
線にて示す制御領域である。
2は、アクチュエータ52で制御したときのラック軸3
3の全移動量に基づいた曲線であり、ステアリングレシ
オ特性曲線St3から上方へ制御レシオ幅B1の範囲で
制御し得るものである。ステアリングレシオ制御範囲A
4は、運転者のハンドル操作によるラック軸33の移動
量S1からアクチュエータ52によるラック軸33の移
動量S2を減算した、ラック軸の全移動量S0に応じて
制御される範囲である。これによれば、ステアリングレ
シオ特性曲線St3をクイック転舵側の制御基準とし、
アクチュエータ52によって転舵車輪27,27をスロ
ー転舵するように制御できることが判る。
1−S2」であるから、運転者のハンドル操作によるラ
ック軸33の移動量S1を増大させるときには、アクチ
ュエータ52によるラック軸33の移動量S2を減算す
ることになる。すなわち、運転者のハンドル操作による
ラック軸33の移動方向Z1に対して、アクチュエータ
52によるラック軸33の移動方向Z2(ハウジング3
5の移動方向Z2)は逆方向になる。
輪27,27からラック軸33へ作用する路面反力の方
向Z3は、移動方向Z1と逆方向であり、移動方向Z2
と同方向である。移動方向Z2が路面反力の方向Z3と
同方向なので、アクチュエータ52の負担は小さい。ア
クチュエータ52の消費電力を低減することができると
ともに、アクチュエータ52の応答性を高めることがで
きる。このことが、「ステアリングレシオ特性曲線St
3を制御基準特性とし、アクチュエータ52によってラ
ック軸33の移動量を減算することで、ステアリングレ
シオが大きくなるように制御する」理由である。
する。(a)の転舵角制御特性曲線は、(b)における
ステアリングレシオを、ステアリングレシオ特性曲線S
t3の特性から制御上限ステアリングレシオ特性曲線S
t2の特性に変えるべく制御するための特性曲線であ
る。従って転舵角制御特性曲線の変化の度合いは、制御
上限ステアリングレシオ特性曲線St2に対応する。
グハンドル21の最大操舵角θ3であっても、転舵角制
御量は最大値C1よりも小さい。従って、ステアリング
ハンドル21の操舵角が左θ3から右θ3までの全操舵
範囲内、いわゆるフル転舵に対応できる。従って、上記
図12(c)に示す理想的なステアリングレシオ制御範
囲A1に近づけることができる。このように本発明によ
れば、ステアリングレシオを制御するための転舵角制御
量に制限がある操舵装置10であるにもかかわらず、広
範囲のステアリングレシオ制御をすることができる。
を広範囲にわたって制御できる理由を、さらに詳しく述
べる。 (1)第1ピニオン31に対する第1ラック32のギヤ
比を、ステアリングハンドル21が中立位置にあるとき
に小さく、操舵角が大きくなるにつれて大きくなるよう
にした。この結果、図5(a)から判るように、ステア
リングハンドル21の操舵角を増したときのラックゲイ
ンは減少する。 (2)従って図5(b)から判るように、ステアリング
ハンドル21の操舵角を増したときのステアリングレシ
オが、従来よりも下がる(R1からR3に下がる)。
リングレシオ制御範囲の下限(クイック転舵側の制御限
界)を決定するための曲線が、従来のステアリングレシ
オ特性曲線St1から、緩やかに湾曲したステアリング
レシオ特性曲線St3に変わる。 (4)さらには、操舵角が大きくなるにつれて、ステア
リングハンドル21の1回転当りのラック軸33の移動
量が減少する。これに対応させて、操舵角当りのハウジ
ング35の移動量の割合を減少させることができる。す
なわち、図6(a)に示す転舵角制御特性曲線の変化の
度合いを緩やかにすることができる。 (5)従って図6(a),(b)から判るように限られ
た転舵角制御量であっても、すなわちハウジング35の
移動量に限りがあっても、左θ3から右θ3までの全操
舵角範囲に対応して、ステアリングレシオを広範囲に制
御することができる。
シオ特性曲線St1から本発明の緩やかに湾曲したステ
アリングレシオ特性曲線St3に変わった分、ステアリ
ングハンドル21の操舵角を増したときに、左右に白抜
きの非制御域A5,A5が生ずる。ステアリングレシオ
制御範囲A4は左右の非制御域A5,A5だけ狭まるこ
とになる。 (7)しかし、非制御域A5,A5の範囲は、ステアリ
ングハンドル21の操舵角が大きくなるにつれてステア
リングレシオが比較的小さくなり過ぎる、いわゆる転舵
車輪27,27がクイック転舵し過ぎる領域である。非
制御域A5,A5の範囲で転舵させる必要性は少ないの
で、使用しなくても差し支えない。 (8)以上の結果、本発明のステアリングレシオ制御範
囲A4を、上記図12(c)に示す理想的なステアリン
グレシオ制御範囲A1に近づけることができる。従っ
て、ステアリングレシオを広範囲にわたって制御でき
る。
図10に基づき説明する。なお、上記図1〜図6に示す
第1実施例の操舵装置10と同じ構成・作用については
同一符号を付し、その説明を省略する。
例)の模式図である。第2実施例の操舵装置200は、
上記ステアリング系20と上記補助トルク機構40と補
助操舵機構250とからなる。この操舵装置200は、
ラック軸33の両端から操舵トルクを取り出すようにし
たエンドテイクオフ型操舵装置である。補助操舵機構2
50は、運転者のハンドル操作から独立して転舵車輪2
7,27の転舵角を制御するものである。
上記図3及び図4に示す第1実施例のラックアンドピニ
オン機構25を採用したものである。第2実施例も、ピ
ニオンに31対するラック32のギヤ比を、ステアリン
グハンドル21が中立位置にあるときに小さく、操舵角
が大きくなるにつれて大きくなるように、バリアブルレ
シオ形式にしたことを特徴とする。従って、第2実施例
の操舵装置200は、上記図5及び図6に示す作用と同
等の作用をなす。
は、ラック軸33と同心で車幅方向へ細長い収納部材で
あって、ブラケット236及びハウジング支持台237
を介して車体238に取付けたものである。このような
ハウジング235は、(1)ラック軸33を車幅方向へ
スライド可能に取付けるようにして、第1ラックアンド
ピニオン機構25を収納し、さらに、(2)操舵トルク
センサ41及び電動機43を取付けたものである。
にて予め設定した所定の操舵条件に基づいてアクチュエ
ータ252を駆動することで、アクチュエータ252に
て第1ピニオン31をラック軸33の軸方向へ変位させ
るようにしたものである。補助制御部251は例えば、
ステアリングハンドル21の操舵角を検知する操舵角セ
ンサ253、車両の走行速度を検知する車速センサ25
4、第1ピニオン31の変位量を検知する変位量検知セ
ンサ255の各検知信号に応じてアクチュエータ252
を駆動制御する機能を有する。以下、補助操舵機構25
0の構成を詳しく説明する。
例)の補助操舵機構の斜視図である。補助操舵機構25
0は、ハウジング235にスイングアーム261の基部
262を支軸263にてラック軸33の軸方向へスイン
グ可能に連結し、スイングアーム261のスイング中間
部264に第1ピニオン31(すなわちピニオン軸2
4)を回転可能に支持し、スイングアーム261のスイ
ング先端部265に駆動リンク266並びに動力伝達機
構270を介してアクチュエータ252の出力部を連結
したものである。アクチュエータ252は電動機であ
る。
52の出力軸252aに取付けた小ギヤ271と、小ギ
ヤ271に噛み合うべく支軸272に回転可能に取付け
た大ギヤ273と、からなるギヤ減速機構である。
グアーム261との間に介在した動力伝達機構270
は、負荷側のスイングアーム261からの力によってア
クチュエータ252が駆動されることを阻止するセルフ
ロック機能を有している。具体的には、小・大ギヤ27
1,273にハイポイドギヤを採用した。ハイポイドギ
ヤの組合せは、負荷側から駆動側への逆方向の動力伝達
効率(逆伝達効率)が一般に小さい。この逆伝達効率を
更に、負荷側のスイングアーム261からの力でアクチ
ュエータ252が駆動されることを阻止するように設定
した。停止状態のアクチュエータ252が外力によって
駆動されることはない。
65は、駆動リンク266の一端を連結ピン267でス
イング可能に連結したものである。駆動リンク266の
他端は、大ギヤ273のディスク273aに且つ大ギヤ
273の回転中心から所定距離だけ離れた位置に、連結
ピン274でスイング可能に連結したものである。第1
ピニオン31、支軸263,272及び連結ピン26
7,274は互いに平行である。
施例)の平面断面図兼作用図であり、補助操舵機構25
0をハウジング235に収納するとともに、アクチュエ
ータ252をハウジング235に取付けたことを示す。
この図に示すように、スイングアーム261はラック軸
33に対し直交する方向に延びているときに中立状態に
ある。この中立状態において、アクチュエータ252で
動力伝達機構270を介してスイングアーム261をラ
ック軸33の軸方向へスイングさせることができる。補
助操舵機構250は例えば次の図10のように作動す
る。
実施例)の作用図である。操舵条件に応じて、アクチュ
エータ252で動力伝達機構270の大ギヤ273を図
時計回りに所定角度だけ回転させると、駆動リンク26
6は図左へ変位する。スイングアーム261は駆動リン
ク266に押されて図左へスイングする。スイングアー
ム261と共に第1ピニオン31も、左へスイングしつ
つラック軸33の軸方向左へ変位する。運転者がステア
リングハンドル21(図7参照)を握っているときに
は、第1ピニオン31は回転しない。従って、変位した
第1ピニオン31によってラック軸33は軸方向左へ移
動する。このようにして、転舵車輪27,27(図7参
照)を転舵することができる。
に回転させると、スイングアーム261並びに第1ピニ
オン31が中立位置に復帰して、ラック軸33を中立位
置に復帰させる。一方、中立位置にあるスイングアーム
261を図右へスイングさせることで、変位した第1ピ
ニオン31によってラック軸33を軸方向右へ移動させ
ることができる。このようにして、転舵車輪27,27
(図7参照)を転舵することができる。
7参照)を操舵しつつ、操舵条件に応じてアクチュエー
タ252で動力伝達機構270の大ギヤ273を回転さ
せることができる。ラック軸33の軸方向への全移動量
S10は、運転者のハンドル操作によるラック軸33の
移動量S11に、アクチュエータ252によるラック軸
33の移動量S12を合成したものになる(S10=S
11±S12)。従って、ラック軸33の移動量を加算
して転舵車輪27,27を大きく転舵させたり、又はラ
ック軸33の移動量を減算して小さく転舵させることが
できる。なお、スイングアーム261のスイング角が小
さいので、第1ピニオン31と第1ラック32との噛み
合い状態に影響はない。
す如く第2実施例の操舵装置200は、ハウジング23
5にラックアンドピニオン機構25を収納し、第1ピニ
オン31をラック軸33の軸方向へ変位させることによ
っても、転舵車輪27,27を操舵することができるの
で、第1ピニオン31の変位量に応じて転舵車輪27,
27の転舵角を制御することにより、ステアリングレシ
オを制御することができる。第1ピニオン31の変位量
には限りがあるので、転舵車輪27,27の転舵角を制
御する量(舵角比制御量)には制限がある。
ン31に対する第1ラック32のギヤ比を、ステアリン
グハンドル21が中立位置にあるときに小さく、操舵角
が大きくなるにつれて大きくなるように、バリアブルレ
シオ形式にすることで、操舵角が大きくなるにつれて、
ステアリングハンドル21の1回転当りの第1ラック3
2(ラック軸33)の移動量を減少させることができ
る。これに対応させて、操舵角当りの第1ピニオン31
の変位量の割合を減少させることができる。この結果、
第1ピニオン31の変位量に限りがあっても、ステアリ
ングレシオを広範囲に制御することができる。
補助トルク機構40の有無は任意である。また、アクチ
ュエータ52,252は電動機に限定されるものではな
く、例えば油圧モータ、リニアモータ、エアシリンダ、
電動シリンダ、油圧シリンダ、ソレノイドであってもよ
い。さらにまた、操舵装置10,200はエンドテイク
オフ形式操舵装置に限定されるものではなく、センタテ
イクオフ形式操舵装置であってもエンドテイクオフ形式
と同様の効果を発揮することができる。
セルフロック機能を有してアクチュエータ52,252
の動力を負荷側に伝達するものであればよい。例えばア
クチュエータ52,252に取付けたウォームと負荷側
のウォームホイールの組合せからなるウォームギヤ機構
であってもよい。その場合の逆伝達効率も、負荷側から
の力によってアクチュエータ52,252が駆動される
ことを阻止するように設定すればよい。また、請求項2
の操舵装置は、第1ピニオン31(ピニオン)をラック
軸33の軸方向へ変位可能にハウジング235に取付け
たものであればよく、例えば、ラック軸33の軸方向へ
第1ピニオン31が平行移動するようにしてもよい。
する。請求項1は、ラックアンドピニオン機構を収納し
たハウジングを、車体に対し車幅方向へ移動させること
によっても、転舵車輪を操舵することができるので、ハ
ウジングの移動量に応じて転舵車輪の転舵角を制御する
ことにより、ステアリングレシオ(舵角比)を制御する
ことができる。ハウジングの移動量には限りがあるの
で、転舵車輪の転舵角を制御する量(舵角比制御量)に
は制限がある。これに対し請求項1は、ピニオンに対す
るラックのギヤ比を、ステアリングハンドルが中立位置
にあるときに小さく、操舵角が大きくなるにつれて大き
くなるように、バリアブルレシオ形式にすることで、操
舵角が大きくなるにつれて、ステアリングハンドル1回
転当りのラックの移動量を減少させることができる。こ
れに対応させて、操舵角当りのハウジングの移動量の割
合を減少させることができる。この結果、ハウジングの
移動量に限りがあっても、ステアリングレシオを広範囲
に制御することができる。
ニオン機構を収納し、ピニオンをラック軸の軸方向へ変
位させることによっても、転舵車輪を操舵することがで
きるので、ピニオンの変位量に応じて転舵車輪の転舵角
を制御することにより、ステアリングレシオ(舵角比)
を制御することができる。ピニオンの変位量には限りが
あるので、転舵車輪の転舵角を制御する量(舵角比制御
量)には制限がある。これに対し請求項2は、ピニオン
に対するラックのギヤ比を、ステアリングハンドルが中
立位置にあるときに小さく、操舵角が大きくなるにつれ
て大きくなるように、バリアブルレシオ形式にすること
で、操舵角が大きくなるにつれて、ステアリングハンド
ル1回転当りのラックの移動量を減少させることができ
る。これに対応させて、操舵角当りのピニオンの変位量
の割合を減少させることができる。この結果、ピニオン
の変位量に限りがあっても、ステアリングレシオを広範
囲に制御することができる。
(第1実施例)の拡大断面図
(第1実施例)のバリアブルレシオ形式を説明する説明
図
舵機構の斜視図
面断面図兼作用図
作用図
作成した説明図
びナックルアーム回りの平面作用図
ル、24…ピニオン軸、25…ラックアンドピニオン機
構(第1ラックアンドピニオン機構)、27…転舵車
輪、31…ピニオン(第1ピニオン)、32…ラック
(第1ラック)、33…ラック軸、35,235…ハウ
ジング、50,250…補助操舵機構、52,252…
アクチュエータ、57,238…車体、261…スイン
グアーム。
Claims (2)
- 【請求項1】 ステアリングハンドルに連結したピニオ
ンと転舵車輪に連結したラック軸とからなるラックアン
ドピニオン機構を、ハウジングに収納し、このハウジン
グを車体に対し車幅方向へ移動させることによっても前
記転舵車輪を操舵することができるようにした操舵装置
において、 前記ラックアンドピニオン機構は、ピニオンに対するラ
ックのギヤ比を、前記ステアリングハンドルが中立位置
にあるときに小さく、操舵角が大きくなるにつれて大き
くなるように、バリアブルレシオ形式にしたことを特徴
とする操舵装置。 - 【請求項2】 ステアリングハンドルに連結したピニオ
ンと転舵車輪に連結したラック軸とからなるラックアン
ドピニオン機構を、ハウジングに収納し、前記ピニオン
を前記ラック軸の軸方向へ変位させることによっても前
記転舵車輪を操舵することができるようにした操舵装置
において、 前記ラックアンドピニオン機構は、ピニオンに対するラ
ックのギヤ比を、前記ステアリングハンドルが中立位置
にあるときに小さく、操舵角が大きくなるにつれて大き
くなるように、バリアブルレシオ形式にしたことを特徴
とする操舵装置。
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